bongokidの音楽コラム
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ONE DOWN,ONE UP LIVE at the HALF NOTE / ジョン・コルトレーン

1965年は61年に始動した至高のカルテットの末期。
コルトレーンと、エルビン・ジョーンズ(Dr.)やマッコイ・タイナー(piano)との音楽的方向性の相違が表面化してきた、とされる時期だ。

で、「ワン・ダウン、ワン・アップ」という曲。コルトレーンとエルビン、二人だけのインプロビゼーション・バトルがある。
コルトレーンの息子曰く、「親父の生涯最高の演奏だ」。

ハーフノートのコルトレーン・カルテット_c0033501_0481565.jpg今では考えられないくらいの狭いステージ・スペース。至近距離で向かい合ってプレイしている写真が残っている。

おそらく、お互いに葛藤があったと想像できる。
《もういっしょにやってられない。決別もそう遠くない。》

これは、大喧嘩のような、かみ合わない主張をぶつけ合う討論のような、いや、お互いを認め合った上での、高い次元での調和のような・・・、

壮絶で鬼気迫るものがある。

魂を揺さぶられる演奏だ。
# by bongokid | 2006-05-12 00:56 | CD

と言ったら大げさかもしれないが、3つか4つのコードで延々と繰り返す心地よさがある。
乗ってきたらいつまでも続きそうなかんじ。
他にもあるだろうけど、ふと頭に浮かんだ。

ヘイ・ジュード(ビートルズ)
キャン・アイ・プット・ユー・オン(エルトン・ジョン)
スウェイ(ローリング・ストーンズ)
悪魔を憐れむ歌(ローリング・ストーンズ)
ドゥ・ユー・フィール・ライク・ウィ・ドゥ(ピーター・フランプトン)
ステイ・ウィズ・ミー(フェイセズ)
フリー・バード(レーナード・スキナード)
レット・ザ・サンシャイン・イン(フィフス・ディメンション)
人間なんて(吉田拓郎)
# by bongokid | 2006-04-27 00:27 | Column

ブルース・スプリングスティーンのファンサイトのリンク集の中に、スプリングスティーンの古い友人でニュージャージーを拠点に長年活躍しているサウスサイド・ジョニーのサイトがあった。行ってみると、相変わらず地道にパブやライブハウスや学校のイベントなどに出演しているらしい。
で、彼のスケジュールの中に「B.B. King Blues Club & Grill」というのを見つけてクリック。
おそらくBBキングが経営しているクラブだろうが、ライブスケジュールを見るとブルースバンドが意外と少ない。
しかも、キース・エマーソンだのカール・パーマーだのリック・ウェイクマンなんてのもある。ラヴィン・スプーンフルもいるし、モントローズもいるし、アイス・キューブパブリック・エネミーもいる。
ムチャクチャだな、こりゃ。お!「名前のない馬」のアメリカもいるし、ジェファーソン・エアプレインもいるし、ロビン・トロワーもいるし、デイブ・メイソンもいるし、ジェームス・ブラウンもいるし、チャック・ベリーも・・・キリがないぞ。

どのバンドもオリジナルメンバーはほとんどいないだろう。
みんな、ジーサマになっても、昔の栄光を背負い、こうやってクラブ回りで楽しく?生活しているのね。ご苦労様です。まぁ日本でもあるけどね。

あとは、ビートルズやなんやらのトリビュート・バンドも数多く出演している。
そして、アッタアッタ!ブルース・スプリングスティーンのトリビュート・バンド!音源も公開されていて、ボーン・トゥ・ランのコピーを聴けた♪(つまらなかったけど笑)
で、彼らのサイトがあるようでリンクをたどってみた。 
トップページに「プライベートパーティに出張営業いたします!ご連絡ください」なんてある。需要があるのかぁ~!(笑)

まぁ、これだけでもお腹いっぱいだが、アメリカにはこのようなシチュエーションが数え切れないくらいあるのだろう。
以前、「プラターズ」が全米に5組あって、同時にライブをやっていた~なんて笑い話もあったな。だれがオリジナルメンバーかわからないしなぁ。。。

よく言えば、ショービジネスの本場で根っこが太いということだが、言い方を換えれば、懐かしの演歌歌手を町の公民館で観るようなもので、ロックンロール/ブルースの本場アメリカならではの田舎臭さがプンプン臭うのだ。
# by bongokid | 2006-04-23 23:54 | Column

とにかく買うだけ買ってあとでゆっくりと…_c0033501_2133972.jpgしばらく更新していませんでした。別名義でやっている作・編曲に没頭していて音楽を楽しむ余裕がありません。そんな中でも、迷わず購入したのは下記の数々。未だに未聴多し。

■「不滅の男/エンケン対日本武道館」の映画(DVD)
大昔からの大ファンです。エンケン(遠藤賢司)は絶対的な孤独の中で魂を猛爆発!
音楽を超えた音楽。もうこれ以上の崇高な自作自演は世の中にないかもしれない。大げさでなくそう思う。

■「にゃあ!」 / 遠藤賢司(CD・未聴)

■「ロック画報15 特集=遠藤賢司デビュー35周年(付録CD付)
エンケンファンのバイブルですね。2004年に発行されたもの。

■「The CELLAA DOOR CESSION 1970 / MILES DAVIS」(CD)

■「LIVE AT THE HALF NOTE 1965 / JOHN COLTRANE」(CD)

■「MORPH THE CAT」 / DONALD FAGEN(CD・)

■「晩餐」 / フード・ブレイン(CD)
陳信輝、柳田ヒロ、加部正義、つのだひろによる1970年の録音。
数年前のリイシュー時、うっかり買いそびれて手に入らなかった。
# by bongokid | 2006-04-10 21:34 | Column

本格的にJAZZを聴き始めたのは20代後半になってからで、比較的遅かった。ROCKで失われつつあったなにかをJAZZに求めたのかな。
誤解を承知であえて言うなら、JAZZはマイルスとコルトレーン、これで十分だ。
この二人のJAZZさえあれば、他のJAZZはいらないくらいだ。
さんざん聴いてきたが、まだまだ消化できないでいる。一生かかっても無理かもしれないが、これからも聴き続けていくだろう。

マイルスとコルトレーン_c0033501_21383887.jpgアマゾンのマーケットプレイスで、マイルスの
「The Complete IN A SILENT WAY Sessions /Original recording remastered/Box set」
が通常価格より2000円も安く売られていたので、衝動買いした。

それと、
「Miles Davis /The Cellar Door Sessins 1970」
という6枚組のライブ盤が発売されたようで、興味津々。

コルトレーンは
One Down One Up: Live at the Half Note」という1965年の録音が発売されたらしい。

全部買う!
# by bongokid | 2006-02-23 21:40 | CD