前書き
こんにちは。りょう(R.K.)と申します。BPL大好きで全タイトル全対戦見ています。BPL S3 IIDXのドラフト会議が開かれましたが、皆さんご視聴されましたでしょうか!?まだ見ていない方はぜひ見てくださいね。
大興奮で視聴していたのですが、昨日ベッドの中で「各チームから見えていた景色はどうだったのか?その指名に至るロジックは?」と気になってしまい、今回の記事の執筆に至りました。この記事で特定の選手の実について批評する意図はありませんので、前もって宣言しておきます。
ドラフト開始前
各チームの中で、「誰を継続契約するか」は決定していたはずです。そこから整理しましょう。
①全員キープ、②一部入れ替え、③KKM*チャレンジの3方針に分かれた。特筆すべきはAPINA VRAMeSで、Season1,Season2と安定した成績を残しているNIKE.選手をまさかのリリース。レギュラーステージ・セミファイナルが☆11以下を重要視していることを踏まえると、明らかにファイナルを想定した采配と読み取れる。(レギュラーステージはコストの関係・クォーター以降のポストシーズンは同一選手が連続して2戦連続で出場することはできない)
ドラフト開始直後・チーム編成担当が見た景色
ドラフト開始時には、継続契約選手を除いた選手リストが見えていたはず。1巡目指名が継続契約選手ではない SUPERNOVA Tohoku、TAITO STATION Tradzに見えていた景色を再現した。(BPL S2で1巡目指名の選手を赤色としています)
各チーム編成担当は1巡目選手をリリース状況をこの時点で知ることになり、選手の取り合いに参加するチーム数の予測がこの時点で可能だったと思われる。更に言うと、SUPERNOVA Tohoku、TAITO STATION Tradzは1巡目指名を実質2チームで行うことがわかったはず。
結果はこちら。TAITO STATION TradzがKKM*選手を指名。SUPERNOVA TohokuがTATSU選手の指名となった。(私見:KKM*選手は低難易度から高難易度までカバーできる選手だと捉えています。この時点であえてKKM*チャレンジをせずにTATSU選手の獲得に踏み切った意図が掴めていません。確かに2巡目指名はAPINA VRAMeS, SILK HATが加わり4チーム重複指名→抽選になる可能性がありますが、現段階でのチャレンジに対するリスクは何だったのか?あるとしたら前シーズンでの実績有無でしょうか。)
2巡目指名
残っている選手を整理する。(注目箇所を整理するためにBPL S2で1巡目指名の選手を赤色、2巡目指名の選手を水色とした。)2巡目指名はSUPERNOVA Tohoku、TAITO STATION Tradz、APINA VRAMeS、SILK HATで重複が発生する可能性があった。
結果はこちら。各チームの方針は①☆12対応可能選手(ファイナル用ダブルエース)の指名…APINA VRAMeS&TAITO STATION Tradz②1巡目指名選手との相性…SILK HAT③レギュラーステージ絶対抜ける…SUPERNOVA Tohoku 以上3つに方針が分かれる結果となった。APINA VRAMeS視点で言うと、TAITO STATION TradzのRIOO選手指名は濃厚・SILK HATは単発寄りプレイヤー指名濃厚であり、WELLOW選手・RIOO選手どちらを競合して取りに行くか?という選択肢になったと思われる。(結果として、独自路線を進んだSUPERNOVA Tohokuによって抽選は回避される形となった)
3巡目指名
ここからはウェーバー方式。(Season 2での最終順位下位から指名開始)選手リストはこちら。
3巡目指名順は、選手リストから継続指名濃厚であるチームと予測できたチームは「?」を付けている。
①☆12対応可能選手(ダブルエース)の指名…GAME PANIC&SILK HAT②1巡目指名選手との相性…TAITO STATION Tradz&SUPERNOVA Tohoku③将来性…APINA VRAMeS この方針に分かれたと考察。着目したいのはエース2人目の指名順がAPINA VRAMeS&TAITO STATION Tradzは2巡目、GAME PANIC&SILK HATは3巡目であること。TAKA.S選手&LICHT選手はWELLOW選手&RIOO選手に対してどのような戦いを繰り広げるのか。注目しています。
4巡目指名
逆ウェーバー方式での指名(Season 3での最終順位上位から指名開始・3巡目の逆)で行われた。選手リストを下図に示す。重要箇所にフォーカスできるようにSeason2 プロ選手を赤色で表示した。
結果はこちら、4巡目は指名順に見ていく。
ROUND1…MAKO-G選手を呼び戻すかどうか…残っている選手でBPLS2選手中レギュラーステージで最も勝ち数を稼いでいるのはFRIP選手(3-3-2)or46選手(4-6-0)。結果として選択されたNAGACH選手に課せられるのはそれ以上の成績となる。
SUPERNOVA Tohoku→3順目までで足りない要素は何か?新規参入のTAKWAN選手を唯一の発狂担当とするのは心許なかったのではないか?未指名の高難易度を得意とする選手が多かったことから、指名候補が一番多かったのはこのチームではないか?と思うが、シーズン2の実績から計算できる46選手が選ばれたのは納得できる。
GAME PANIC→TAKA.S選手の獲得に成功したことで、4巡目は先鋒戦に集中できたと思われる。過去の実績からFRIP選手獲得に動いたのは納得の流れ。
APINA VRAMeS→最終的にKENTAN選手を指名しているので、4巡目指名の狙いは先鋒戦であるとの前提で論を勧める。その前提で残りメンバーを見ると、過去のチームへの貢献や経験値からKENTAN選手指名は必然とも思える。新加入選手が1名居る中で、これ以上不確定要素を増やしたくなかったか。
TAITO STATION Tradz→レギュラーステージでの先鋒戦・ポストシーズンの☆11を意識した人選と思える。(正規譜面での熟練度・店舗大会での実績を考慮したか)
SILK HAT→☆12以外の比率が高い中、先鋒戦要因が必要。NORI選手復帰の線もあったが、VELVET選手との得意傾向の噛み合いを踏まえてKIDO.選手指名となったと考える。
惜しくも指名漏れとなった選手
結果として以下の選手が指名されない結果となりました。私なりに傾向を読み取ってみました。
高難易度型プレイヤー…各チームがダブルエースを確保しに動いた3順目指名時に明暗が別れた形になった。
低難易度型プレイヤー…今回指名されたプレイヤーを見ると、指名理由は①過去シーズンでの戦歴が良い②高難易度・低難易度のハイブリッド③チーム編成上のバランス に分かれていると感じた。
総評・提案・個人的な期待
総評:1点特化型プレイヤーが新規参入する際の難しさを感じた。非公式大会での自己アピールでは、周りから周知されている得意分野以外をあえて投げる…ということが求められる時代なのかもしれない。。(恐ろしい)また、プロ経験のある選手の復帰も叶わなかった。KEEL選手・RKS-32選手共に大会での実績を残しているし、RKS-32選手に至ってはKKM*選手に対する勝利も記憶に新しい。(これ以上何を求めるというのか)プロの狭き門を強く感じるドラフト会議となった。
提案:現ルールでは 高難易度型2名+低難易度型2名 になるのが自然だと思われる。(最終的な結果を見れば、継続契約が多数のチームも含めてその構図が完成している・その構成にしようとしているのは明らかだろう)選手としての登録可能人数を5人にすれば更にチームの特色が付かないだろうか?
個人的な期待:BPLがプロ野球のように楽しまれるスポーツになってほしい。その観点で言うと、「チームの名物選手」が必要と考えている。(僕は阪神ファンで小さいころから鳥谷選手がとても好きでした)そのためにも、1名以上のキープは必須としたほうが応援しやすいのでは…と思ったり。企業側からしても獲得したファンを固定化できるし、悪くない話だと思うのですが…。どうでしょうか。
りょう/R.K. (@naru_TKG)