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王朝日記かげろう-蜻蛉日記漫画 https://noshikibunikki.com/

平安時代に書かれた、大好きな「蜻蛉日記」を勝手に漫画化。また、古典文学の中から、とんでもない、面白い、ぜひ知ってもらいたい話を、カジュアルな表現で、エッセイにしています。

野式部
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2024/06/13

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  • 今昔とんでも物語【62】前世とお経・前編

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、お経にまつわるお話です。憶えられない事に理由が欲しい心(14巻12話)雑なストーリー①・昔、あるお寺に若い僧がいました。仏門に入った日から大変熱心に仏教の勉強を続けて、お経も暗唱できるようになりました。しかし、何度おさらいしてもどうしても覚えられない文字が二文字だけありました。「おかしいなぁ。記憶力が悪いなら最初から全然覚えられないはずなのに…

  • 今昔とんでも物語【61】仙人と足

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、またも女人に弱い僧のお話です。白いふくらはぎに消えた修行(11巻24話)雑なストーリー①・昔、奈良のお寺で2人の僧が修行しておりました。1人が仙人になり空を飛んで行きました。そのうち、もう1人の僧も仙人となり空を飛んでおりました。しかし川の上を通った時、裾をまくり上げて洗濯している女の白いふくらはぎにドキッとした仙人はたちまち人間に戻り、空から

  • 今昔とんでも物語【60】僧と菩薩

    平安時代末期に編纂された説話集、「今昔物語」の中でも、特に心に残る「とんでもない」と思える話をご紹介していきたいと思います。今回も前回同様、女に弱い僧のお話です。鼻先人参の美女に釣られて猛勉強‼(17巻33話)雑なストーリー①・昔、地方の山で僧の修行をしている青年がおりました。勉強をしたい気持ちが無い訳ではないのですが、いまいち真面目になれませんでした。それでも学業成就の祈願に、近くはないお寺によく詣でていました。そのお寺を詣で

  • 今昔とんでも物語【59】聖者と弟子

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、僧の話としては最もセンセーショナルな話の1つです。師匠の尊い教え、あるいはセクハラ雑なストーリー①・昔、天竺にとても偉い、結構ご高齢な聖者がおりました。聖者の弟子の1人に、とても真面目で修行も頑張ってる者がおりました。聖者は折に触れその弟子に「お前は女に近づいたら大変な事になっちゃうから、絶対近づくなよ」と言っておりました。その言葉を、周りの弟

  • 今昔とんでも物語【58】犬の妻

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、恩を仇で返す迷い人のお話です。平安時代の里見八犬伝?(31巻15話)雑なストーリー①・昔、京に住む若い男が山に1人で遊びに行きました。しかし道に迷い日も落ちてきて途方に暮れていると、人の住んでいそうな場所があったので行ってみると小さい庵がありました。男は「助かった、今日はここに泊めてもらおう」と近づくと、中から若く美しい女が出て来たので男は増々

  • 今昔とんでも物語【57】産女の夜

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、恐ろしくも何だか切ないお話です。鬼退治四天王の肝試し(27巻43話)雑なストーリー①・昔、ある地方都市で侍が詰所に集まって、夜通しよもやま話などしておりました。その内に怪談話になりました。この近くの川を夜に渡ろうとすると「うぶめ」とゆう女の妖怪が出て、自分の抱いている赤ちゃんを抱けと言ってくるそうなのです。とても恐ろしいので今、あの橋を渡れるも

  • 今昔とんでも物語【56】炎の中の女

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、怪奇現象のお話です。謎のダイイングメッセージ?(31巻8話)雑なストーリー①・昔、内裏で貴人に仕えている、ある女房がおりました。その女は、キュートで性格も良かったので、誰からも好かれていました。夫はいないもののセフレの貴族の男が時々通っていました。雑なストーリー②・その女が内裏に出仕中の夕刻の事でした。係の者があかりに火を灯しますと、そ

  • 今昔とんでも物語【55】元カノに会って死んだ男

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、なんとも人間の業を感じるお話です。呼んどいでお経唱え続ける女!(31巻7話)雑なストーリー①・昔、京に貴族の男がおりました。その男には素敵な恋人がおりましたが、色々あって会う間隔が空いてしまいどんどん会いづらくなり、疎遠になってしまいました。お互い嫌いになったわけでもないので双方は残念に思っていました。そんなある日、男が牛車で恋人の家の

  • 今昔とんでも物語【54】噓泣きの女

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、色々勘繰りたくなるお話です。デビルマンも驚く地獄耳(29巻14話)雑なストーリー①・昔、ある天皇の御世の事です。ある夜、天皇が役人を呼びつけ言いました。「東南の方角から女の泣き声がするから調べてきてよ」と。役人は警備の者を従えて女の泣き声を探しに行きましたが、どうにも泣いている女は見つかりませんでした。雑なストーリー②・役人が戻り天皇に

  • 今昔とんでも物語【53】乳母が2人

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、屋敷で起こった怪奇事件です。平安時代の大岡裁き?(27巻29話)雑なストーリー①・昔、京に住む役人である貴族の館での出来事です。貴族の男が在宅している時に、乳母が屋敷の奥で幼い若君を遊ばせておりました。突然、奥から叫び声と子供の泣き声が聞こえて来たので、男は何事かと慌てて太刀を持って駆けつけました。雑なストーリー②・すると何と、全く同じ姿形の乳

  • 今昔とんでも物語【52】大納言の霊

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、不思議な霊のお話です。恐くない霊からの伝言(27巻11話)雑なストーリー①・昔、日本国中で咳の病気が蔓延していた時期の事でした。真夜中に料理の仕事をしている男が、家に帰ろうと職場の門を出ると、なんか高貴な身なりの男性が歩いて来ました。料理人がとりあえず頭を下げると、高貴な身なりの男が話しかけてきました。雑なストーリー②・「自分は昔からこの国で大

  • 今昔とんでも物語【51】鬼総決算

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介してきました。今回は、鬼にまつわる話のシリーズを続けるうち「そもそも鬼って何?」と思い始め、色々考えた事をお伝えする回にしたいと思います。色々な鬼が居るのです。その①はっきりと鬼「今昔物語」の中で、誰もが思い描く鬼の姿で登場するのが、20巻7話の「染殿の妃」の鬼だと思います。とある聖人が、除霊を依頼された人妻に愛欲の炎を燃やし、襲いかかり捕まりますが「俺は鬼に生まれ変わって

  • 今昔とんでも物語㊿「霊に会って死んだ男」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、何とも残念なお話です。(27巻21話)うっかり夫と嫉妬妻…雑なストーリー①・昔、ある地方都市に荘園があり、そこで泊まり込みの仕事をしていた男が、主から休暇をもらい、自分の家に帰ろうとしていました。その帰路の途中にある橋に、女が1人立っていました。怪しいので関わり合いになりたくないなと思っていたのに、声を掛けられてしまいます。女がどこに行くのかと

  • 今昔とんでも物語㊾「箱の中の鬼」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、またも、お化け屋敷のお話です。(27巻14話)小芝居の行方、途切れた結末雑なストーリー①・昔、京に行くため、東国から来た男がいました。その途中で、日も暮れて来たので、供の者達と、どこかに泊まろうと思いました。すると、人の住んでいない屋敷があったので、荒れ果てていましたが、なんとかそこに泊まる事にしました。雑なストーリー②・慣れない場所で、男が寝

  • 今昔とんでも物語㊽「鬼に吸われた妻」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、またも、お化け屋敷のお話です。扉の向こうから伸びる魔の手!雑なストーリー①・昔、お金で官職を買うために、東国から京に出て来た男がいました。「あたしも行く!」と、妻も、ついてきましたが、トリバゴの手違いで、泊まれる宿がありません。困っていると、ふと、人の住んでいない屋敷があり、知り合いが管理していると知って、頼んで泊まらせてもらう事にしました。お供の者達

  • 今昔とんでも物語㊼「消えた役人」

    平安時代末期に編纂された説話集、「今昔物語」には、沢山のお話があります。かなり自由な、その中でも、特に心に残る「とんでもない」と思える話をご紹介していきたいと思います。今回も、猟奇的なお話です。遅刻で助かった命雑なストーリー①・昔、京の役所では、朝早く始まる、役人たちのミーティングみたいのがありました。まだうす暗いので火を灯さないとならないほど、夜が明けてすぐくらいに来なければならないのです。雑なストーリー②・ある朝、ある役人の男が寝坊してし

  • 今昔とんでも物語㊻「鬼と女子」

    平安時代末期に編纂された説話集、「今昔物語」には、沢山のお話があります。かなり自由な、その中でも、特に心に残る「とんでもない」と思える話をご紹介していきたいと思います。今回は、あっとゆう間のお話です。死のナンパ雑なストーリー①・ある天皇の御世の事でした。内裏に勤める三人の女子が、松原と呼ばれる松がたくさん植えられている場所を、目的地に向かって歩いていました。月の明るい夜です。ふと、一本の松の木の影から男が出てきて、女子の1人の手を取りました。ぶっちゃ

  • 今昔とんでも物語㊺「宰相の新居」

    平安時代末期に編纂された説話集、「今昔物語」には、沢山のお話があります。かなり自由な、その中でも、特に心に残る「とんでもない」と思える話をご紹介していきたいと思います。今回は、ちょっぴり可愛い鬼が出てきます。(今昔物語27巻31話より)お化け屋敷の大家さん雑なストーリー①・昔、京に「宰相」とゆう偉い役職の人がいました。その人は博識で知恵があり、陰陽道もできる立派な人でした。その宰相が、ある時、ある屋敷を購入しましたが、そこはなんと、荒れ果ててお化けが

  • 今昔とんでも物語㊹「射られた鬼」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、善悪の判断の分かれるお話です。(今昔物語集27巻23話より)鬼と陰陽師と武士雑なストーリー①・昔、ある地方の屋敷で人が亡くなりました。死の穢れを払うため、家主が陰陽師を呼びました。すると陰陽師は「〇月〇日に鬼がここに来るから用心して」と言います。陰陽師が「鬼は人の姿でくる」と言うので、家中の者は恐れおののき、厳重な物忌み(身を慎み、外との交流を断つ風習

  • 今昔とんでも物語㊸「油瓶の鬼」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、謎めいて不思議なお話です。リベンジ瓶雑なストーリー①・昔、京に大変賢い大臣がいました。ある日、参内した大臣が自宅に帰ろうと牛車に乗っていると、道に小さな油瓶が踊り出て来ました。雑なストーリー②・「何じゃこれ、なんのもののけ?」と思いながら、瓶を見ていると、ある屋敷の前で止まり、閉まっている門の鍵穴から中に入ろうと、何度も飛び上がりました。そして

  • 今昔とんでも物語㊷「和バーバパパ」

    平安時代末期の説話集「今昔物語」の中から特に心に残る「とんでもない」話をご紹介していきます。今回は、恐怖ながら、ユニークな鬼のお話です。魔物も色々雑なストーリー①・ある夏の夜、武士の若者2人が刀を身に着けて、仕えてる屋敷で宿直当番みたいなのをしていました。屋敷の一番手前の部屋で、眠らずに他の人とかと話したりしていました。その奥の部屋で、位のある年上の偉そうな顔した役人の男が、控えていましたが、刀は持っていませんでした。おまけに眠り始めました。

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