1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったま ...
もっと早く読んでおくべきだったと思う作品はありますか?/バナナフィッシュ
1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったま ...
「源氏物語」を生んだ一条朝は、紫式部、清少納言、安倍晴明など、おなじみのスターが活躍した時代。藤原道長が権勢をふるった時代とも記憶されているが、一条天皇は傀儡の帝だったわけえなく、「叡哲欣明」と評された賢王であった。「源 ...
「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」。それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界の ...
世襲とか一票の格差とか 選挙のニュースなんて見ても分からないよ。だから初めから見ないよ。そんな人にお薦めなのが「政治と選挙のニュースが面白いほどわかる本」。さすがに池上節。解説はとても分かりやすいです。 世襲はありです ...
周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのか――三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される ...
第171回芥川賞受賞作。古くなった建外装修繕を専門とする新田テック建装に、内装リフォーム会社から転職して2年。会社の付き合いを極力避けてきた波多は同僚に誘われるまま六甲山登山に参加する。その後、社内登山グループは正式な ...
11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。 巨大 ...
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれた君主がいた。常にそばに控えるのはただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾も持たない小姓・兵庫。 だが、兵庫の口を経て伝わ ...
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。調停で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座 ...
100年に1作の傑作は本当? 世界5千万部のベストセラー/百年の孤独
蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長、いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、 ...
100億円の市場価値を持つ希少な土地に目をつけた地面師詐欺集団は、あらゆる手段を使って前代未聞の巨額詐欺を成功させようとするが…。出演:綾野剛、豊川悦司、北村一輝(ネットフリックス公式ホームページより) テレ ...
「図書館がなかったら、今の自分はなかった」。起業や芸術の支援、医療情報などが充実したニューヨーク公共図書館。地域密着の運営、独自のイベントや、ITを活用した情報提供はどのようにして可能なのか。個人の力を伸ばし、コミュニテ ...
昭和19年、南太平洋ニューブリテン島中部、部隊は壊滅的な打撃を受けたものの、ひとり生き延び、仲間の鈴木と合流することに成功する。そして断崖を通り抜け、道なき道を進み、敗走を続けた。敵に追われ、飢えや渇き、暑さに苦しみなが ...
「国家の経済政策は政財界の思惑や利害に左右されてはならない」という固い信念で通産行政を強引、着実に押し進め、次官への最短コースを疾走するミスター・通産省、風越信伍。高度成政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、通 ...
色に非ずー。終戦直後、黒人兵と結婚し、幼い子を連れてニューヨークに渡った笑子だが、待っていたのは貧民街ハアレムでに半地下生活だった。人種差別と偏見にあいながらも、「差別とは何か?」を問い続け、逞しく生き方を模索する。19 ...
秦と趙の全てを懸けた<馬陽の戦い>で、敵将を討った信(山﨑賢人)と仲間たちの前に突如として現れた、その存在が隠されていた趙国の総大将・龐煖(吉川晃司)。自らを<武神>と名乗る龐煖の圧倒的な力の前に、次々と命を落としてい ...
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕す ...
バルサのお家芸であるポゼッションサッカーに対応できず、劣勢に陥るエスペリオン。そんなチームを救ったのはエース・栗林。卓越したテクニックで流れを一気に引き戻す。エスペリオンに流れが傾く中、かねてから福田監督が仕込んでいた「 ...
嫌なニュースが多いけれど、世の中捨てたもんじゃない/それは誠
第169回芥川賞候補作に選ばれた、いま最も期待を集める作家の最新中編小説。修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、えも言われ ...
なぜ人は熊野に惹かれるのか? 熊野古道、熊野本宮大社、花の窟神社、那智の滝…。熊野にむき出しの宗教性を見る。日本の霊性を再生する。 熊野にはゆるぎないパワーがある! 釈「熊野はどこの系譜にも当てはまらない。本当にプリミテ ...
テレビは視聴者離れを憂い、綺羅星のようなライターを生み出してきたいくつもの雑誌が歴史的な使命を終えて、休刊という道を選びました。ニュースは金がかかる、という理由で潤沢な取材費を出せる媒体も減っていることは間違いありませ ...
なぜ何事もうまくいかないのか。奴隷でなく主人公になろう/人はなぜ物語を求めるのか
人の思考の枠組みの一つである「物語」とは何だろう?私たちは物語によって救われたり、苦しめられたりする。その仕組みを知れば、人生を苦しまずに生きられるかもしれない。物語は人生につける薬である。 ちくまプリマ―新書カバーより ...
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。ゆ ...
熊野御幸とは上皇(法皇)の熊野詣。白河・鳥羽・後白河・後鳥羽上皇の院政期が中心で、この四上皇の度数がとりわけ多い。全体で100度を数える。この作品は後鳥羽上皇の熊野御幸に随従した歌人、藤原定家の記録を、和歌山県出身の作家 ...
射撃スキルは抜群、でも美女にはめっぽう弱い超一流のスイーパー、冴羽獠。亡き相棒の妹に懇願され、しかたなくふたりでその死をめぐる真実を追い始める。 ネットフリックス公式サイトより マンガの実写化続々 近年はマンガが原作の ...
「すぐわかる」に頼るメディア、「即身につく」と謳うビジネス書、「4回泣ける映画」で4回泣く観客…。「どっち?」と問われ、「どっちでもねーよ!」と言いたくなる日々。納得と共感に溺れる社会で、与えられた選択肢を疑うための一冊 ...
平安遷都に始まる200年は激変の時代だった。律令国家は大きな政府から小さな政府へと変わったが、国家は豊かになった。その富はどこへ行ったのか。奈良時代の宮廷を支えた女官たちはどこへ行ったのか。新しく生まれた摂関家とは何か。 ...
主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例 ...
主人公・ミコトの職業は、死因究明のスペシャリストである解剖医。彼女が許せないことは、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を放置すること。不自然な死の裏側には、必ず突き止めるべき真実がある。偽装殺人・医療ミス・未知の症例 ...
薄汚れた壁で東西に引き裂かれたベルリン。リーマスは再びこの街を訪れた。任務失敗のため英国諜報部を追われた彼は、東側に多額の報酬を保証され、情報提供を承諾したのだ。だがすべては東ドイツ諜報部副長官ムントの失脚を計る英国の策 ...
月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添君のとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのにやる気のなさそうに見える山添君もまたパニ ...
山口二矢(おとや)は日比谷公会堂の舞台に駆け上がり、社会党委員長浅沼稲次郎の躰に向かって一直線に突進した…。右翼の黒幕に使嗾(しそう)されというのではない自立した17歳のテロリストと、ただ善良だったというだけではない人生 ...
過疎地から東京の高偏差値高校に主席入学した美津未。本人も気づかぬうちにみんなをほぐす彼女は天然のインフルエンサー。 岩倉美津未、今日から東京の高校生!入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえ ...
ジェンダーやLGBTってどうなのかと思っている方へ/作りたい女と食べたい女
料理が大好きだが、ひとり暮らしで少食のため、もっとたくさん作りたいと日頃から感じていた野本さん(比嘉愛未)。同じマンションに住む、豪快な食べっぷりの女性・春日さん(西野恵未)との交流が始まり、2人で料理を作って食べること ...
山際の真骨頂は劇的なスポーツドラマの再現だけではない。むしろヒーローになりそこねた選手たち、あるいはいまでいう脱力系のアンチ・ヒーローや、球界の裏方たちの物語ー 早世した作家による野球作品だけを集めた新たな傑作選。 角川 ...
大災害の混乱で離れ離れになった息子を捜す母親は、自分がすでに死者となっていること、そして今いる世界が、この世に未練を残した者たちが集まる特別な場所だということを知り…。 ネットフリックス公式サイトより 映画と ...
住んで、泣いて、記録した。東日本大震災直後に受けた内示の転勤先は宮城県南三陸町。瓦礫に埋もれた被災地でともに過ごしながら、人々の心の揺れを取材し続け、朝日新聞に連載された「南三陸日記」は大反響を呼んだ。開高健ノンフィク ...
ちょっとした着眼点の違いで、小説はもっと面白くなる。本書は「蹴りたい背中」「ゴールデンスランバー」など、現代の純文学やミステリー、古典などを題材に、作品をより深く楽しく味わうコツを、人気小説家が分かりやすく解説。小説を読 ...
母を作ってほしいんですーAIで、急逝した最愛の母を蘇らせた朔也。孤独で純粋な青年は、幸福の最中で<自由死>を願った母の「本心」を探ろうと、AIの<母>との対話を重ね、やがて思いがけない事実に直面する。格差が拡大し、メタ ...
舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。 日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために ...
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、 ...
人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した「走れメロス」など、安定した実生活のものとで多彩な芸術的開花を示した中期の代表的短編集。「富士には、月見草がよく似合う」とある一節によって有名な「富嶽百景」、著者が得 ...
やりたいことや目指したい道がないまま東京で一人暮らしをしている坂本香澄は、田舎暮らしへの憧れと人生のリスタートを切りたいという思いから奮起し、本土最南端の鹿児島県南大隅町の地域おこし協力隊に着任する。思い描いていた生活 ...
相手のことを否定しないー。褒めるよりも、肯定するよりも効果的な人間関係を劇的に変える方法です。部下、同僚、友人、恋人、家族、育児に効く。一番シンプルな心理的安全性の作り方。 本書カバーより 多様性を叫ぶほど増える否定 ...
約千年前に紫式部によって書かれた「源氏物語」は五十四帖からなる世界最古の長編物語。日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に蘇らせた。読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞の角田源氏。 河出文庫カバーより 光源氏 ...
私たちは、どれだけ世界のことを理解しているのか。ロシアのウクライナ侵攻、イギリスのEU離脱など、大勢の人が予測を外す出来事が続ている。尊敬するビョートル大帝を手本に領土拡大を目指すプーチン大統領。習近平総書記の野望は、毛 ...
2023年に印象に残った本、映画は?/ペスト、君は放課後インソムニア
名作はやっぱり名作 今年読んだ中で、印象に残ったのは「ペスト」(カミュ)です。もう70年以上前の作品で、何をいまさら感はありますが。そもそもカミュは知識としては知っていても、これまで読もうとは思ったことはありませんでし ...
私は体調の悪い時に美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善へ行くのも気が重い。ある日、檸檬を買った私はその香りや色に刺激され丸善の棚に檸檬を一つ置いてくる。現実に傷つき、病魔と闘いながら繊細な感受性を ...
魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのか分からず、人 “知る” 旅に出る。フェルン、シュタルクと “魂の眠る地(オレオール)”、今は魔王城がある場所を ...
彫刻に手で触れて、この世界の一部を感じ取る。 彫刻を抱擁する人が写し出された1枚の写真と出会った。彼はなぜ愛おしそうに彫刻に触れているのか、知りたいと思った。その人は、イタリア・マルケ州にあるオメロ美術館の館長・アルド・ ...
開業1年目にやるべきことが分かるから、不安なく1歩が踏み出せる。起業支援情報誌の編集者として、18年間でのべ3000人以上の個人事業主や起業家および予備軍を見てきた著者によるかゆいところに手が届くポイントが満載。食いっば ...
あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターのおれだった。マーケットのAtoZを叩き込まれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第3位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえ ...
世界一有名な探偵はやっぱりシャーロック・ホームズ/緋色の研究
従軍から帰国し、ロンドンで同居人を探していたワトスンが紹介された不思議な男。アフガニスタンに行っていましたねーー。初対面でそう言い当てられ、度肝を抜かれたその男こそ、怜悧な観察眼を備えたシャーロック・ホームズだった。若 ...
自分には何にも夢中になれるものがないーー。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短編集。これまで一度も本を読み通したことがない千春だった ...
佐賀の小さな写真館「ハレノヒ」が伝えるクリエイターが幸せになる働き方。雇われフォトグラファーから独立し、フリーランスの将来を憂い、チャレンジと挫折の中でみつけたローカル起業のノウハウ。安い家賃、少ないライバル、快適通勤。 ...
見出しも署名もない日経朝刊1面下の「春秋」は、社説のファミリーで批評精神が命。大上段に振りかぶらず、読者の目を引きやすい導入で、イキのいいネタを手早くーこの550字のコラムが生まれるまでを、筆者が執筆した「春秋」を引きな ...
「みんなの学校」は、大阪市住吉区にある公立小学校「大空小学校」の2012年度1年間を追ったドキュメンタリー映画。「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」が理念の学校。児童約220人のうち、特別支援の対象は30人 ...
スペインのクラブ、サバデルに移籍した若き日の福田。言葉の問題に直面し、はじめこそ試合に出る機会に恵まれなかったものの、福田ならではの方法で苦境を突破。試合で躍動し、チームの救世主となる。そして、ついに世界的クラブ、バルセ ...
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーはネズミの死がいをいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部を遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と書くこ ...
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるク ...
南方熊楠は、柳田国男とともに、日本の民俗学の草創者である。この二人は、学問の方法においても、その思想的出自と経歴においても、いたく対照的である。日本の学問のこれからの創造可能性を考えるために、この二つの巨峰を昇り比べるこ ...
「死にたか」と漏らす八十七歳の祖父の手助けを決意した健斗の意外な行動とは!? 新しい家族小説の誕生を告げた芥川賞受賞作。 文藝春秋ホームページより 世代間の争い 高齢者は優遇されている、若者は負担ばかり強いられている。 ...
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆ ...
過疎地から東京の高偏差値高校に主席入学した美津未。本人も気づかぬうちにみんなをほぐす彼女は天然のインフルエンサー。 岩倉美津未、今日から東京の高校生!入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえ ...
映画「キングダム3」が公開され、注目度が高まる中国史。キングダムって何が面白いの?中国史ってほかにどんなのがある?そんな疑問に答える3冊を紹介します。 時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸 ...
小津安二郎の遺作。小津作品の要素を多分に含んだ、集大成ともいえる作品。男手一つで育てた娘を嫁に出す父の気持ち、嫁に行く当の娘の心情を描き出す。仲の好い初老の紳士たち、うらぶれ老いた恩師とその娘、主人公の海軍時代の部下、戦 ...
人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、優秀な兄宮が廃嫡され、日嗣の御子の座についた若宮。世継ぎの后選びには大貴族の勢力争いが絡み、朝廷は一触即発の異常事態に陥る。そんな状況下で、若宮に仕えることになった少 ...
不眠で悩む男子高校生・ガンタは同じ悩みを抱えるイサキと出合い、放課後に学校の今は物置になっている天文台で、つかのまの眠りと、秘密を共有するという不思議な関係が始まる…… 読めば明るく笑えて、そして彼らと一緒に心地よい眠り ...
安土桃山時代、戦乱の世を駆け抜けた前田慶次を中心とした戦国の英雄たちの群像劇。天下人の豊臣秀吉や徳川家康はもちろん、真田幸村、伊達政宗から服部半蔵、風魔小太郎など多彩な人物が魅力的に描かれる。 主人公強すぎ問題 最近の ...
創刊130年超、日本最長寿雑誌『中央公論』。幅広い知識人、論客、各界のキーパーソンを迎え、政治、経済、国際情勢、教育、医療、科学、文化など、変化の激しい時代を生き抜くために最先端の「知」と歴史の教訓をお届けします. 中央 ...
子どもたちにとっての最高の歴史の授業を作ろう」と制作されたのが、この「戦国英雄編」です。戦国時代の魅力的な武将たちのヒューマンドラマに焦点を当てて作られています。これまで約4千人以上の子どもたちが、教室やオンラインで「戦 ...
84日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが。自然の脅威と峻厳さに ...
作品の舞台は治療法のない疫病「ペスト」に突如襲われ、封鎖されたアルジェリアの都市オラン。終わりなき災厄に見舞われたとき、人はそれにどう向き合うのか?ノーベル賞作家カミュの上質な文章と徹底したまなざしによって描かれる群像劇 ...
子どもを愛している。それでも、母でない人生を想う。社会に背負わされる重荷に苦しむ23人の切実な思い。「母になると望むことが何もできなくなる。私たちは、そのことと闘うためのシステムを作らなければなりません」「子どもへの責任 ...
健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動 ...
体は屈強だが、投げやりな性格の青年が相撲部屋に入門。力士になった彼はとがった振る舞いでファンを魅了しながら、伝統と格式を重んじる角界を揺るがしていく。 出演:一ノ瀬ワタル、染谷将太、忽那汐里 ネットフリックス公式サ ...
出版界の春の風物詩となった本屋大賞。今年20回の節目を迎えた。作家や評論家でなく、全国の書店員が「いちばん!売りたい本」を投票して選ぶ。当初は直木賞と比較された。アンチ直木賞的な立場だったからだ。「直木賞は、本当に取るべ ...
1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプの背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所 ...
人類が初めて月を歩いた春だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった叔父を失う。僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復 ...
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1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったま ...
「源氏物語」を生んだ一条朝は、紫式部、清少納言、安倍晴明など、おなじみのスターが活躍した時代。藤原道長が権勢をふるった時代とも記憶されているが、一条天皇は傀儡の帝だったわけえなく、「叡哲欣明」と評された賢王であった。「源 ...
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11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。 巨大 ...
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれた君主がいた。常にそばに控えるのはただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾も持たない小姓・兵庫。 だが、兵庫の口を経て伝わ ...
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。調停で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座 ...
蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族、その百年の物語。錬金術に魅了される家長、いとこでもある妻とその子供たち。そしてどこからか到来する文明の印……。目も眩むような不思議な出来事が延々と続くが、 ...
100億円の市場価値を持つ希少な土地に目をつけた地面師詐欺集団は、あらゆる手段を使って前代未聞の巨額詐欺を成功させようとするが…。出演:綾野剛、豊川悦司、北村一輝(ネットフリックス公式ホームページより) テレ ...
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昭和19年、南太平洋ニューブリテン島中部、部隊は壊滅的な打撃を受けたものの、ひとり生き延び、仲間の鈴木と合流することに成功する。そして断崖を通り抜け、道なき道を進み、敗走を続けた。敵に追われ、飢えや渇き、暑さに苦しみなが ...
「国家の経済政策は政財界の思惑や利害に左右されてはならない」という固い信念で通産行政を強引、着実に押し進め、次官への最短コースを疾走するミスター・通産省、風越信伍。高度成政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、通 ...
色に非ずー。終戦直後、黒人兵と結婚し、幼い子を連れてニューヨークに渡った笑子だが、待っていたのは貧民街ハアレムでに半地下生活だった。人種差別と偏見にあいながらも、「差別とは何か?」を問い続け、逞しく生き方を模索する。19 ...
秦と趙の全てを懸けた<馬陽の戦い>で、敵将を討った信(山﨑賢人)と仲間たちの前に突如として現れた、その存在が隠されていた趙国の総大将・龐煖(吉川晃司)。自らを<武神>と名乗る龐煖の圧倒的な力の前に、次々と命を落としてい ...
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕す ...
バルサのお家芸であるポゼッションサッカーに対応できず、劣勢に陥るエスペリオン。そんなチームを救ったのはエース・栗林。卓越したテクニックで流れを一気に引き戻す。エスペリオンに流れが傾く中、かねてから福田監督が仕込んでいた「 ...
第169回芥川賞候補作に選ばれた、いま最も期待を集める作家の最新中編小説。修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、えも言われ ...
なぜ人は熊野に惹かれるのか? 熊野古道、熊野本宮大社、花の窟神社、那智の滝…。熊野にむき出しの宗教性を見る。日本の霊性を再生する。 熊野にはゆるぎないパワーがある! 釈「熊野はどこの系譜にも当てはまらない。本当にプリミテ ...
佐賀の小さな写真館「ハレノヒ」が伝えるクリエイターが幸せになる働き方。雇われフォトグラファーから独立し、フリーランスの将来を憂い、チャレンジと挫折の中でみつけたローカル起業のノウハウ。安い家賃、少ないライバル、快適通勤。 ...
見出しも署名もない日経朝刊1面下の「春秋」は、社説のファミリーで批評精神が命。大上段に振りかぶらず、読者の目を引きやすい導入で、イキのいいネタを手早くーこの550字のコラムが生まれるまでを、筆者が執筆した「春秋」を引きな ...
「みんなの学校」は、大阪市住吉区にある公立小学校「大空小学校」の2012年度1年間を追ったドキュメンタリー映画。「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」が理念の学校。児童約220人のうち、特別支援の対象は30人 ...
スペインのクラブ、サバデルに移籍した若き日の福田。言葉の問題に直面し、はじめこそ試合に出る機会に恵まれなかったものの、福田ならではの方法で苦境を突破。試合で躍動し、チームの救世主となる。そして、ついに世界的クラブ、バルセ ...
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーはネズミの死がいをいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部を遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と書くこ ...
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるク ...
南方熊楠は、柳田国男とともに、日本の民俗学の草創者である。この二人は、学問の方法においても、その思想的出自と経歴においても、いたく対照的である。日本の学問のこれからの創造可能性を考えるために、この二つの巨峰を昇り比べるこ ...
「死にたか」と漏らす八十七歳の祖父の手助けを決意した健斗の意外な行動とは!? 新しい家族小説の誕生を告げた芥川賞受賞作。 文藝春秋ホームページより 世代間の争い 高齢者は優遇されている、若者は負担ばかり強いられている。 ...
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆ ...
過疎地から東京の高偏差値高校に主席入学した美津未。本人も気づかぬうちにみんなをほぐす彼女は天然のインフルエンサー。 岩倉美津未、今日から東京の高校生!入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえ ...
映画「キングダム3」が公開され、注目度が高まる中国史。キングダムって何が面白いの?中国史ってほかにどんなのがある?そんな疑問に答える3冊を紹介します。 時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸 ...
小津安二郎の遺作。小津作品の要素を多分に含んだ、集大成ともいえる作品。男手一つで育てた娘を嫁に出す父の気持ち、嫁に行く当の娘の心情を描き出す。仲の好い初老の紳士たち、うらぶれ老いた恩師とその娘、主人公の海軍時代の部下、戦 ...
人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、優秀な兄宮が廃嫡され、日嗣の御子の座についた若宮。世継ぎの后選びには大貴族の勢力争いが絡み、朝廷は一触即発の異常事態に陥る。そんな状況下で、若宮に仕えることになった少 ...
不眠で悩む男子高校生・ガンタは同じ悩みを抱えるイサキと出合い、放課後に学校の今は物置になっている天文台で、つかのまの眠りと、秘密を共有するという不思議な関係が始まる…… 読めば明るく笑えて、そして彼らと一緒に心地よい眠り ...
安土桃山時代、戦乱の世を駆け抜けた前田慶次を中心とした戦国の英雄たちの群像劇。天下人の豊臣秀吉や徳川家康はもちろん、真田幸村、伊達政宗から服部半蔵、風魔小太郎など多彩な人物が魅力的に描かれる。 主人公強すぎ問題 最近の ...
創刊130年超、日本最長寿雑誌『中央公論』。幅広い知識人、論客、各界のキーパーソンを迎え、政治、経済、国際情勢、教育、医療、科学、文化など、変化の激しい時代を生き抜くために最先端の「知」と歴史の教訓をお届けします. 中央 ...
子どもたちにとっての最高の歴史の授業を作ろう」と制作されたのが、この「戦国英雄編」です。戦国時代の魅力的な武将たちのヒューマンドラマに焦点を当てて作られています。これまで約4千人以上の子どもたちが、教室やオンラインで「戦 ...
84日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが。自然の脅威と峻厳さに ...
作品の舞台は治療法のない疫病「ペスト」に突如襲われ、封鎖されたアルジェリアの都市オラン。終わりなき災厄に見舞われたとき、人はそれにどう向き合うのか?ノーベル賞作家カミュの上質な文章と徹底したまなざしによって描かれる群像劇 ...
子どもを愛している。それでも、母でない人生を想う。社会に背負わされる重荷に苦しむ23人の切実な思い。「母になると望むことが何もできなくなる。私たちは、そのことと闘うためのシステムを作らなければなりません」「子どもへの責任 ...