今日は朝から曇っていた。 カーテン越しの光もどんよりとしていて、時間の感覚がまるでない。 目を覚ましても、起き上がる理由が見つからない。 時計を見ればすでに10時を過ぎていたけれど、それすらどうでもよく思えた。 布団の中はぬくもりだけがあって、それだけが私をこの世界につなぎとめてくれているような気がした。 何もしていないのに疲れている。 頭も体も鉛のように重い。 スマホを手に取ってSNSを開いたけれど、誰かの幸せそうな投稿が目に入るだけで、心がずんと沈む。 誰かが楽しそうに笑っている姿が、まるで自分の惨めさを突きつけてくるように感じられて、そっとアプリを閉じた。 「なんで自分はこうなんだろう」…