この曲、プロデュースがストック・エイトキン&ウォーターマン(以下:SAW)だったんですね。どうりでです。もともとは1969年にオランダのロック・グループであるショッキング・ブルーがリリースしたもの。それを1980年代にバナナラマの手によってディスコ調にアレンジされたものが、大ヒットを飛ばしています。両者とも全米№1に輝いていますが、年間チャートではショッキング・ブルーが22位、バナナラマが30位でした。ちなみにこの曲...
Eagle Fly Free(イーグルス・フライ・フリー)/Halloween(ハロウィン)
本日、10月31日はハロウィンということでこのバンドを取り上げるのは、いささか単純すぎるでしょうか?しかもこの曲が収録されているのが、『守護神伝 -第二章-』といういかにも中途半端なアルバム。「どうせだったら第一章からやれよ」と、言いたくなる方もおられるかも。私がハロウィン初体験となった、『ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ(Pink Bubbles Go Ape)』購入後、たまたま購入してしまったのがこのアルバム『守護神伝 -第...
あまり注目はされていませんでしたが、昨日の10月28日は「ABCの日」だったそうです。これは昭和63(1988)年に、一般社団法人・日本ABC協会が制定したらしく、ここで言うABCとは、Audit Bureau of Circulations(部数公査機構)の略。その日本法人である日本ABC協会が誕生したのが10月28日ということだそうです。というわけで本日ご紹介するのは、少々フライング気味ではありますが、やっぱりABC。もちろんこれ、れっきとしたバンド名...
Wild Thing(恋はワイルド・シング)/Troggs(トロッグス)
映画『メジャーリーグ』のイメージでこの曲を聞くと、なんだか拍子抜けしてしまいます。それでもこの曲、全米№1に輝いているわけですから驚きです。1966年にこの曲、トロッグスという英国のバンドによって全米1位に輝いていますが、もともとはザ・ワイルド・ワンズというニューヨークのバンドがその前年の1965年にリリースした楽曲です。トロッグスはこの曲を、マネージャーであるラリー・ペイジ(Google創業者とは別人)の勧めで録...
Show Me(ショウ・ミー)/The Cover Girls(カバー・ガールズ)
この曲、日本では森川由加里さんのバージョンがあまりにも有名になってしまったため、もともとはカバー曲だったということを知らない人も多いのではないでしょうか。オリジナルは1987年にリリースされた、アメリカのガールズ・グループ、カバー・ガールズのデビューシングルです。そもそもそのカバー・ガールズ自体、その2年後に全米8位のヒット曲を出した以降、これといったヒット曲がないだけに日本での知名度も今ひとつです。も...
You Could Be Mine(ユー・クッド・ビー・マイン)/Guns N' Roses (ガンズ&ローゼズ)
ご存じ、1991年に公開された映画『ターミネーター2』の主題歌です。ガンズ&ローゼズと映画音楽って、そのつながりは意外と古く、彼らの出世作ともなった『スイート・チャイルド・オブ・マイン』も、もともとは映画の挿入歌でした。さらにいえば、その『T2』の前年に公開されたトム・クルーズ主演の映画『デイズ・オブ・サンダー』にも、彼らの楽曲『天国への扉』が挿入歌として起用されています。ちなみに、ジャッキー・チェン主演...
Cha Cha Cha(チャ・チャ・チャ)/Finzy Kontini(フィンツィ・コンティーニ)
フィンツィ・コンティーニってダンスユニットだったんですね。私は今まで、女性ソロシンガーの名称だとばかり思っていました。結成は1984年で、女性シンガーのクラウディア・コロンビとソングライターのブルーノ・ロセリーニの2人によって構成されたユニットです。日本で石井明美さんのカバーが大ヒットしていたころ、日本のテレビ番組で両者が共演。そのころはたしか、フィンツィ・コンティーニを女性ソロ・シンガーのように紹介...
Nothing's Gonna Stop Us Now(愛はとまらない)/Starship(スターシップ)
『愛が止まらない』の次が『愛はとまらない』。何だか紛らわしいですが、リリースされたのはこちらが先です。1987年にリリースされたこの曲は、当時公開された映画『マネキン』の主題歌となりました。主演は『セントエルモス・ファイヤー』や『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』などで人気を博していたアンドリュー・マッカーシー。そんな楽曲だからでしょうか、PVも当然、映画の場面が盛り込まれていると同時に、スターシ...
Turn It into Love(愛が止まらない)/Kylie Minogue(カイリー・ミノーグ)
貼り付けたYouTubeのコメント欄には、彼女の地元のオーストラリアで3週間1位を獲得しイギリスでも2位を記録したとあります。しかし、Wikipedia情報だとシングルカットは日本限定のみとのこと。一体どっちなんでしょう?ところでこの曲、皆さんご存じのとおり、言わずと知れた日本のアイドルデュオ・Winkの出世作『愛が止まらない』のオリジナル・バージョン。この曲がリリースされると、彼女たちはたちまちトップ・スターの仲間入り...
数年前、広瀬香美さんがとあるテレビ番組で、「男性だったらみんな、草野マサムネ君の声に憧れるよね」っておっしゃっていたことがありました。それを聞いて私は、「ああ、どおりで…」と納得したものです。2000年代に入ったあたりからでしょうか、日本のロックバンドの奏でる歌は、どういうわけかみんなスピッツに聞こえた時期がありました。いや、厳密にいうと日本のロックバンドのボーカリストが全員、草野マサムネさんを意識し...
Some Like It Hot(サム・ライク・イット・ホット)/The Power Station(パワー・ステーション)
パワー・ステーションは1985年に結成された、イギリスのロック・バンドです。もともとは、それそれ別々でソロ活動していたり、バンドで活動していたアーティストたちが集まって結成された、ほとんど即席のようなプロジェクト・チームです。きっかけはデュラン・デュランのギタリストであるアンディ・テイラーが、かねてから憧れていたロバート・パーマーに「一緒にやらないか」と声をかけたのがきっかけだったとか。これにより、集...
Get It On(ゲット・イット・オン)/T.Rex(T・レックス)
T-レックスとは、1970年代に活躍し、後世に最も影響を与えたイギリス出身のグラム・ロック・バンドです。。そして、そのバンドの中心的人物であり、ボーカリストも担当していた人物がマーク・ボラン(1947-1977)。T-レックスの
In The City(シティ・イン・シティ)/Madness(マッドネス)
日本では、この曲のインパクトがあまりにも強すぎたため、ほとんど一発屋のように思われがちです。しかし彼ら、マッドネスの結成は1976年(ロンドンにて)と意外に長く、83年には全米TOP10ヒットをリリースしています。そんな彼らの日本での代名詞となった『イン・ザ・シティ』は、結成から5年後の1981年にリリース。当時はCMソングとして起用され、話題になりました。そのCMというのは、私と同年代なら忘れもしないCM。この『イン・...
Bad City(バッド・シティ)/SHŌGUN(ショーグン)
今日9月21日は、松田優作さんの75回目のお誕生日なのだそうです。その松田さんの代表作の1つと言えば、ご存じ日テレ系列で放映されていた『探偵物語』。実はこの作品、放映当初は視聴率20%台をたたき出していたのですが、番組中盤あたりから10%前半にまで数字を落としてしまったそうなのです。それゆえこの作品、松田さんのファンの間ではちょっとマニアックな扱いを受けていたとか。ただし松田さんの死後、追悼企画としてこのドラ...
Moonlight Shadow(ムーンライト・シャドウ)/Mike Oldfield(マイク・オールドフィールド)
中秋の名月のこの時期、拙ブログでも月にまつわる、もしくは
The Party's Over (Hopeless in Love)(ブルー・スカイ・パーティー)/Journey(ジャーニー)
いくらファンとはいえ、この曲を取り上げるのはちょっとマニアックすぎるでしょうか?1981年、ジャーニーのキャリア自身初となるライブ・アルバム『『ライブ・エナジー』からのシングルカットと同時に、アルバムの中で唯一スタジオ録音された楽曲です。ちなみに、この曲も当時のジャーニーの新曲としてリリースされましたが、それ以外にも、このライブアルバムで初披露された曲が『ディクシー・ハイウェイ』。こちらはライブで演奏...
Born In The U.S.A.(ボーン・イン・ザ・U.S.A.)/Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)
ブルース・スプリングスティーンの通算7枚目のアルバム、『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』からのタイトルチューン。シングルは全米ヒットチャート9位でしたが、アルバムの方は84週連続でベスト10に入るなど、まさに記録的な大ヒットを飛ばしています。さらにこのアルバム、現在までに通算3000万枚を売り上げているというのですから、まさにマイケル・ジャクソンの『スリラー』なみのモンスター・アルバムです。ところでこの曲、聞いて...
You Can't Hurry Love(恋はあせらず)/Phil Collins(フィル・コリンズ)
80年代、もっとも多くの全米№1を記録したアーティストは、マイケル・ジャクソン、マドンナ、そしてホイットニー・ヒューストンでした。その数は7曲。中でもホイットニーは、7曲連続№1という、とんでも快挙を成し遂げています。そして、そんなマドンナやジャクソンらと並んで7曲もの全米№1を出したアーティストというのが、これがなんとフィル・コリンズ!しかも、彼がボーカリスト兼フロントマンとして在籍していたジェネシスの楽曲...
Somebody(サムバディ)/Bryan Adams(ブライアン・アダムス)
「誰かがそばにいて欲しいんだおまえのような大切な誰かを誰もが大切な誰かを求めてるのさ」この歌詞の内容を知ったのは、ちょうどコロナ禍の時でした。学生時代は、英語の歌詞の意味も分からずただただ「カッコいい」と思っていましたが、こうやってその意味を知ってしまうと、それを初めて知ったときの私たちを暗示しているようにも思えました。もちろんこの歌は、ストレートなラブ・ソングではあるのですが。カナダのロックシン...
(I Can't Get No)Satisfaction(サティスファクション)/The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
さて、ここまでくると、旧ブログからの読者の皆様なら少々お気づきになれらた方もおられるかと存じます。そうです、「なんでビートルズがあってローリング・ストーンズがないんだ」です。その理由は簡単で、ストーンズの曲はほとんど聞かないし知らないという、ファンが聞いたら激怒しそうな理由です。もっとも、こんなことを言い出せば、当ブログでさんざん話題に出ているマドンナとマイケル・ジャクソンの曲を、いまだに紹介して...
Hard to Say I'm Sorry(素直になれなくて)/Chicago(シカゴ)
この曲、『素直になれなくて』は、シカゴの代表曲のみならず、1980年代を代表するアダルト・コンテンポラリーの名バラードとなりました。正式には、続く『ゲット・アウェイ』も含めて1曲とカウントされるのですが、PVやラジオのオンエアなどではほとんどカットされるため、『素直になれなくて』で1トラックと認識している方がほとんどです。そんな『素直になれなくて』ですが、まれに洋楽カラオケなどでは『ゲット・アウェイ』まで...
近年、テレビを見ていると「平成世代が選ぶ昭和のヒット曲」といった類の企画をよく見かけます。ということは、その逆、つまり「昭和世代が選ぶ平成・令和のヒット曲」なる企画があれば、私は間違いなくこの曲、『secret base~君がくれたもの~』をナンバー1に挙げると思います。歌詞の内容がどこか切なくて、今聞いても時折うるっときてしまいます。そんなこの楽曲ですが、発売当初の平均年齢は15歳だったガールズ・バンド、ZONE...
Don't Stand So Close To Me(高校教師)/The Police(ポリス)
邦題が『高校教師』となっていますが、このタイトルだと、なんだかかつてはやった日本のドラマを連想させます。ただし、英語版のWikipediaによりますと「この曲は、教師が生徒に対して抱く欲望、恐怖、罪悪感の入り混じった感情と、その不適切な関係が他の大人に発覚したときの余波について描かれています。」とこのと。まさかとは思いますが、野島伸司さん、この曲からインスパイアを受けてあのドラマを作ったんじゃないんでしょ...
The One That You Love(シーサイド・ラブ)/Air Supply(エア・サプライ)
エア・サプライといえば、1980年に大ヒットした『ロスト・イン・ラブ』がデビュー曲と思われがちですが、実は彼らのレコード・デビューは1977年。結成はその2年前の1975年です。もともとオーストラリアで結成された彼れは、地元では人気の高ユニットでした。そんな彼らにとって、1980年こそがアメリカでのデビューであり、世界進出した年でもありました。彼らは、ラッセル・ヒッチコックの爽やかなハイトーン・ボイスから、日本で...
Dreadlock Holiday(トロピカル・ラブ)/10cc(10cc)
10ccは1960年代に、グレアム・グールドマン、エリック・スチュワート、ロル・クレーム、ケヴィン・ゴドレイの4人で結成された、イギリスのロックバンドです。 デビューは1972年ですが、それ以前からは、各々のメンバーが音楽活動を行っていました。 1970年代には彼らは全盛期を迎えますが、そんなさなかの76年にはケヴィン・ゴドレイとロル・クレームがバンドを脱退。 彼らはのちにゴドレイ&クレームとして、ミュージシャンのみ...
「ワラワラ、ワラワラワラワ…」 いや、最初にこの曲を聞いたとき、サビの部分が本当にそのように聞こえました。 それはともかく、この曲、1978年にジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョンのダブル主演で公開された映画『グリース』の挿入歌です。 当時はまだ『サタデー・ナイト・フィーバー』の余韻が残っていたころということもあって、映画以上にサントラ盤が大ヒットしたとか。 映画のほうでは、ラストになると...
Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑)/Olivia Newton-John(オリビア・ニュートン・ジョン)
8月8日は日本で言うところのオリビア・ニュートン・ジョンの3回忌です。 宗教上の理由から、お本来であればこういう表現は適切ではないのかもしれませんが、やはり、しばらく命日には彼女の曲を取り上げたいという思いもあって、今日いう表現を利用させていただいています。 さて、拙ブログでも彼女が亡くなってからたびたびオリビアの曲を取り上げております。 訃報が届いた時期の追悼記事には『フィジカル』を、一周忌には『...
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