前回までの記事で、用語説明とECMOシステム構成について説明してきました。 本記事では、ECMOの基本となるV-A ECMOの説明と導入基準について説明していきたいと思います。 前回の記事はこちら↓ 前回までの概略 ーPCPSからECMOへ
臨床工学技士(CE)や医療従事者に向けたブログ「CEじゃーなる」を運営。 循環器・呼吸器・人工透析・内視鏡を軸に掲載していきます。 【保有資格]臨床工学技士・ME1種2種・透析技術認定士・心血管インターベンション技師(ITE)
V-A ECMO の概要と導入基準 —Cardiac ECMOとは—
前回までの記事で、用語説明とECMOシステム構成について説明してきました。 本記事では、ECMOの基本となるV-A ECMOの説明と導入基準について説明していきたいと思います。 前回の記事はこちら↓ 前回までの概略 ーPCPSからECMOへ
前回のECMO①では、簡単なECMOの説明とECMO、PCPS、ECPRなどの用語に関しての説明をしました。 本記事では、ECMOのシステム構成とECMOの周辺機器、それぞれの役割について説明していきます。 前回の記事はこちら↓ ECMOシ
前回のECMO①では、簡単なECMOの説明とECMO、PCPS、ECPRなどの用語に関しての説明をしました。 本記事では、ECMOのシステム構成とECMOの周辺機器、それぞれの役割について説明していきます。 前回の記事はこちら↓ ECMOシ
体外式膜型人工肺(ECMO)の基本 ーPCPS・ECPRとは何が違う?ー
さて、タイトルに「ECMO」という文字が見えますね。 救命救急センターを設置している急性期病院にお勤めの方からすると、聞きたくないワードかもしれません。しかし、我々臨床工学技士(CE)としては是非とも習得しておきたい業務の一つとなります。
体外式膜型人工肺(ECMO)の基本 ーPCPS・ECPRとは何が違う?ー
さて、タイトルに「ECMO」という文字が見えますね。 救命救急センターを設置している急性期病院にお勤めの方からすると、聞きたくないワードかもしれません。しかし、我々臨床工学技士(CE)としては是非とも習得しておきたい業務の一つとなります。
BLSとACLSの違いとは? 救命処置に関連する略語を分かりやすく解説
心肺停止(Cardiopulmonary Arrest, CPA)が発生したとき、迅速かつ適切な救命措置を取ることが命を救う鍵となります。本記事では、CPAとは何か、そしてBLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)の役割と実践方法につ
BLSとACLSの違いとは? 救命処置に関連する略語を分かりやすく解説
心肺停止(Cardiopulmonary Arrest, CPA)が発生したとき、迅速かつ適切な救命措置を取ることが命を救う鍵となります。本記事では、CPAとは何か、そしてBLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)の役割と実践方法につ
内視鏡と生検・ピロリ菌検査について【上部消化管内視鏡検査③】
ここまでに、上部消化管内視鏡検査の概要、上部用スコープ、そして上部検査の流れについて説明してきました。 本記事では、医療従事者に向けて「生検やピロリ菌検査のポイント」について説明しようと思います。 私達内視鏡に関わる看護師や内視鏡技師(臨床
本記事ではFUJIFILMの内視鏡における特殊光観察について説明したいと思います。 「特殊光観察」や「白色光(WLI:white Light imaging)」などの前提知識や、OLYMPUSのNBI、TXiなどといった観察モードについては
本記事では「内視鏡の特殊光観察」について説明したいと思います。 今回はOLYMPUSのNBI、TXiなどといった観察モードについてそれぞれ詳しく説明していきます。 特殊光観察について 特殊光観察とは 解りやすく「特殊光観察」としていますが、
前回は、上部消化管内視鏡検査の概要と、上部用スコープの説明をしました。 本記事では、上部消化管内視鏡検査の流れと介助のポイントを解説していきたいと思います。 スコープのセッティングやデバイス準備はもちろん大切ですが、"検査の流れの把握"と"
本記事では、上部消化管内視鏡検査について説明していきます。 上部消化管内視鏡検査とは何なのか、上部消化管内視鏡ではどのようなスコープが使用されているのかについて説明したいと思います。 以前に「内視鏡室での臨床工学技士の業務と役割」で大雑把に
この度2024年10月4日〜10月5日に京都で行われた「日本透析アクセス医学会」に参加しました。 その中で JSTB合同 新たな資格、「VA日常管理指導士」とは? という興味深い講演を聴講することができましたので、この新しい資格についていち
さて、Moegiは新人教育や実習生指導に力を入れており、技士長からもお墨付きをいただいている程度には新人指導スキルがあると自負しております。 2024年度からは、更なる新人教育担当だけではなく、看護師向けの勉強会なども依頼をされるなど資料作
JETSTREAM ― 大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療 ― 【安全に施行するコツ編】
前々回の記事では、大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療方法として新たに登場した、アテローム切除アブレーション式血管形成術用カテーテル「JETSTREAM」の概要と適正使用指針について解説していきました。 そして前回の記事ではJEATS
JETSTREAM ― 大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療 ― 【デバイス概要編】
前回の記事では、大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療方法として新たに登場した、アテローム切除アブレーション式血管形成術用カテーテル「JETSTREAM」の概要と適正使用指針について解説していきました。 JETSTREAMの【適正使用指
JETSTREAM ― 大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療 ― 【適正使用指針編】
本記事では、2023年8月より販売されることになった「JETSTREAM Atherectomy System(ジェットストリーム アテレクトミー システム)」について紹介していきたいと思います。 施設基準や医師要件などがあり、最新デバイス
【PAD】透析患者を脅かす下肢虚血—LEAD・CLTIとは?—
今回は内容的に循環器領域にweightが大きいのですが、血液浄化領域にも関わっている「下肢虚血」をテーマにしたいと思います。 今や国民病とも言える糖尿病(DM:diabetes mellitus, 以下、DMとする)ですが、DMの合併症であ
この記事は以前に執筆した「レオカーナとは ASO/CLI治療の新たな可能性」の続編記事となります。編集部の施設での事例を踏まえて、「レオカーナ」での治療を行うための必要物品や治療の手順に触れている他、個人的な使用感や本音についても可能な限り
【臨床工学技士】ICT分野の国家資格取得における奨励金制度について
タイトルの通りですが、日本臨床工学技士会(以下日臨工とする)が2024年5月28日にe-プリバドにて「【予告】ICT分野の国家資格取得における奨励金制度について」という表題で、奨励金制度が開始されることが発表されました。 元々、奨励金制度が
POBA/BMS/DESについて— ステントを留置する意義 —
前回の記事ではDESが登場するまでの心臓カテーテルの歴史について説明しました。 本記事では、表題の通りPOBA、BMS、DESそれぞれの特徴や違いを説明します。 つまりは「何のためにステントを留置するか」というところをフォーカスにします。
心臓カテーテルに関わらず、近年の「カテーテル」技術の発展は目を見張るものがあります。 『カテーテル治療』は脳、心臓、泌尿器、消火器など様々な領域で使用されていますが、"カテーテル"と聞くと、大半の方が心臓カテーテルを最初に浮かべるでしょう。
この記事では「心血管インターベンション技師(ITE)制度」について解説しようと思います。私Moegiも取得している資格ですが、申請に必要な書類など一体どのようにしたら取得できるのか解説していきます。 心カテ業務に従事されている方で、ITEの
今回は臨床工学技士や看護師が内視鏡業務を担当する上で役に立つと思われる知識として、大腸にフォーカスしてまとめたいと思います。 思い付く限りで紹介し、可能な限り部位ごとに分類できれば良いですが、思い付き順で執筆していますので、多少の分類できて
この記事では透析業務に初めて関わる臨床工学技士や看護師向けに、血液浄化(アフェレシスは除く)の簡単な原理や治療モード、患者さんに合わせた治療計画とはどういった例があるのかを解説したいと思います。 血液浄化のモードに関する記事なんて、そこら中
【2024年最新】臨床工学技士国家試験の合格率は?今後の見通しは?
2024年3月末時点での最新の臨床工学技士国家試験の合格率、および過去6年の推移をまとめております。単にデータを羅列するだけでなく、現役臨床工学技士の主観的な意見や感想、今後の予想を述べております。 合格発表についての詳細は、厚生労働省ホー
この記事では、臨床工学技士(CE/ME)を目指す養成校の学生が持っていると役立つと思われるおすすめの参考書を紹介しております。主な概要として定番の教材から、科目別強化に適した教材、新進気鋭の新教材まで、「学内学習・臨床実習・ME2種・ME1
【体験談】第1種ME技術実力検定試験 — ME1種合格への道 —
以前当サイトでは第1種ME技術実力検定試験(ME1種)の概要と新傾向の問題について取り上げていました。 本記事では、第25回から出題傾向が変わったため、学生と臨床で働いている人とでの違いや、私がME1種合格へ辿り着いた体験談を執筆します。
今回のテーマは「冠動脈」です。 IVUSやらOCT、FFRなど取り上げたいのですが、心カテ業務に入るからこそ、まずは「キホンのキ」です。 心カテ業務だけではなく、実習前の学習に、医療従事者の基本知識として冠動脈については知っておいて損は無い
【臨床工学技士国試直前対策】RAA系・ACE阻害薬・陰性荷電膜
タイトルの通りですが、いよいよ来月に迫った臨床工学技士国家試験の直前対策の記事となります。 内容としては当サイトでこれまで扱った、あるいはこれから扱うであろう血液浄化の知識の中で、特に毎年3月に行われる臨床工学技士国家試験に頻出の内容につい
HDF vs HDの新たなRCT ーCONVINCE trial(2023)ー
この記事は、高効率血液透析(high - flux HD)と高用量血液透析濾過(high-dose HDF)の違いによる腎不全患者の生命予後に関する大規模ランダム化比較試験(RCT)、CONVINCE trialの結果を日本語に翻訳して紹介
本記事では、カテーテル業務中に先生が話されている略語、英語など、よく耳にするものをピックアップして解説していきます。 SNSにて「カテーテルと内視鏡業務での略語」ついて触れましたがそれなりの方の目に届いたようです。 Moegi Twitte
臨床工学技士の賞与(ボーナス)はどのくらい? 2023年アンケート結果
CE(ME)の冬のボーナスをアンケートしてみました 2023年冬の賞与(ボーナス)の支給が始まる12月8日にX(Twitter)上にて「臨床工学技士(CE/ME)」の「賞与」についてアンケート調査をしてみました。 私の調べた限り、SNS、今
第1種ME技術実力検定試験 — 合格率や取得のメリットは? —
CEの皆様はME1種を試験を受けた経験はありますでしょうか? ME2種は国試合格するための指標として、大半の方が養成校時代で取得されていることでしょう。 「ME2種」ということは「ME1種」があるわけですが、これがまたとても取得難度の高い資
本記事では、第2種ME実力検定試験(以下、ME2種)の合格へ向けた対策の解説をしたいと思います。 X上でも、CE養成校の学生さんが、ME2種やME1種の受験を報告されているので、CEじゃーなるとしても国試や試験対策のコンテンツは出そうと構想
この記事では、臨床工学技士(CE/ME)が持っていると役立つと思われる一般的な資格を紹介しております。(※この一般的な資格というのは、認定士などの専門資格を除く、国家資格所持や実務経験を問われない、一般の方でもおおよそ受験可能なメジャーな資
今回はTwitter(X)CE界隈で盛り上がっていた問題をプチ解説したいとおもいます。 透析後半の血圧上昇した場合の対応を求める問題について解説 血液透析開始時の血圧が130mmHgであった患者が、透析4時間経過時より180mmHgへ血圧上
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Mg2+」です どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Mg2+」です どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Cl-」ですが、どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Cl-」ですが、どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回の心電図に関わるテーマは「活動電位」です。 うーん・・・参考書の活動電位やらイオン流入出のページを見ただけで本を閉じたくなるようなところです。というわけで、今回は非常に眠たくなるような内容です。 執筆するにあたって、持っている参考書を何
今回は、心臓の電気軸のお話です。「左軸偏位」やら「右軸偏位」といったものです。もちろん、「〇〇偏位だから□□だね」という風に決め打ちはできないのですが、病態を考える手助けにはなりそうですね。 学生時代には、ほぼ触れることなないでしょう。それ
心電図 ― 苦手を克服し、臨床へ活かす ―「判読のための基礎知識」
心電図に関する長期化シリーズを執筆することにしました。 循環器の業務に携わるにあたって・・・いや、循環器領域に関わらず全ての領域で、そして、医療従事者には必須なのが、「心電図」です。日本人の死因原因第2位は心疾患です。異常な心電図は早期発見
心電図 ― 苦手を克服し、臨床へ活かす ―「判読のための基礎知識」
心電図に関する長期化シリーズを執筆することにしました。 循環器の業務に携わるにあたって・・・いや、循環器領域に関わらず全ての領域で、そして、医療従事者には必須なのが、「心電図」です。日本人の死因原因第2位は心疾患です。異常な心電図は早期発見
今回は、急性期血液浄化と慢性期血液浄化はどう違うの?といった疑問を解決する短い記事となります。 学生さんはもち…
経皮的僧帽弁接合不全修復術「MitraClip(マイトラクリップ)」を紹介
今回の最新医療シリーズでは、カテーテルによる心臓の手術である「MitraClip」についてご紹介しようと思いま…
前回は臨床工学技士養成校に通う学生さん向けた、臨床実習についての記事を取り上げました。今回は、TwitterのCE達の間でも話題になっている「実習指導」についてお話ししたいと考えています。「臨床工学技士学校養成所指定規則」が定められているの
本記事は「内視鏡スコープ(構造や種類、以下スペックと表記)」についての内容です。消化管内視鏡業務において、スコープのスペック把握は基本となります。スコープの鉗子口径や先端径、アングルの湾曲角などのスペック表を共有したいと思います。内視鏡の市
臨床に役立つ浸透圧、電解質濃度計算【mol/L, mOsm/L, mEq/L】
本記事では「浸透圧及び電解質濃度計算」について簡単な例題、臨床での使用例を踏まえながら分かりやすく解説します。きっかけとしては質問箱にてミオテクターのK+濃度補正の質問がありMoegiが返答しました。Moegiいつかこう言う国試対策のような
内視鏡室での臨床工学技士の業務と役割【タスクシフトを踏まえて】
[シリーズ 内視鏡CE 基礎講座]今回のテーマは、「内視鏡室での臨床工学技士(CE)の役割」について記事にします。前回の記事では内視鏡についての簡単な説明をとりあげました。今回の記事では、内視鏡室でどのような業務があるかを解説をしていきます
お待たせしました、新シリーズです。その名も「内視鏡CE 基礎講座」です。「内視鏡CE」とはなっていますが、CEに関わらず、看護師、放射線技師、検査技師なども関わりがあると思われます。是非とも参考にしていただきたいです。【内視鏡の記事について
臨床工学技士 臨床実習を乗り切るために ー予習・復習のPointー
前回の記事(臨床工学技士 臨床実習に向けた心構えとレポートの書き方例)では社会人としての振る舞いやレポートの書き方など、医療人でなくても必要な一般的に気を付ける点を述べました。では、実習を上手いこと乗り切るにはどうしたら良いかを考えたいと思
本記事は、臨床工学技士(CE)の臨床実習へ向けた準備/対策すべきことをまとめた記事となります。事前準備の内容は臨床工学技士の範囲ですが、実習に対しての心構えや姿勢というのは、臨床工学技士養成校の学生さんだけではなく、看護師、放射線技師、PT
【WordPress】データベースを誤って除去してしまったお話(復旧作業の備忘録)ーConoha WING編ー
ブログ運営に関わる記事で、今回はトラブル解決編の話題を簡単に取り上げます。ブログテーマとは全く違うテーマなのですが、こういうトラブル解決系のノウハウはなんとかネットに残しておきたいなという感じで執筆しております。実は本日ブログの方を編集して
ー統計データ、給付金、出生後手続き編ー前回の記事で、育児休業の制度や育児に関わる休暇について解説しました。今回の記事では、育児・育休関連事項をまとめていき、育児・介護休業制度等に関する事項や育休中の手当や出産後にすべき手続きなどに触れたいと
さて、今回の題材を「育休」とさせていただいているのは、私Moegiは数ヶ月の「育児休業」を妻のサポートと大切な時期を我が子と過ごすために取得しました。何故「育休」をテーマとしたかというと、念のため申し上げますが、私は「男性」です。昔に比べれ
前回はIMPELLAの循環補助における「生命予後」についての文献をまとめて紹介しました。今回はIMLELLAの循環補助による「循環動態」へどのような示唆が出ているかの文献を紹介したいと思います。この記事では、「IMPELLAの文献は英語ばか
本記事ではTAVI(Trancecatheter Aortic Valve Implantation)「経カテーテル大動脈弁置換術」についての要約をまとめております。
Twitterでプチバズリした透析初心者?向けの問題を記事化しました。除水量や静脈圧や液圧が表示されたコンソールの画面だけであなたはこの問題をどう考えますか。
国家試験対策と銘打ちましたが、臨床工学技士養成校最終学年においてやっておきたいこと全般をまとめた記事になります。 国試まで残り数ヶ月の際の勉強法や、就職のことにも少し触れています。 国試を迎える前の学生にもおすすめの記事です。
今回は国家試験の直前対策についてご紹介したいと考えます。臨床工学技士 国家試験対策はどうしてた?— Moegi編 —筆者Moegiと相方は国試対策をどのようにしていたかは別記事でそれぞれ執筆しております。是非、そちらもご参考にしていただけれ
今年度の臨床工学技士国家試験受験者の皆様のお手元にはそろそろ国家試験受験案内と願書が届いている頃ではないでしょうか。養成校の皆様は学校で配られると思いますが、国試浪人などの方々は請求を忘れないようにお気をつけてください。請求先は公益財団法人
臨床工学技士 国家試験対策はどうしてた?— Moegi編 —
今回は筆者達が臨床工学技士国家試験対策をどのようにしていたかをご紹介したいと思います。国試対策は個々に合った方法でないと効果ありませんので、筆者Moegiの国試対策方法は、数ある方法の1つとして参考にしていただきたいと思います。ただし、本記
今回はIMPELLAに関する臨床データを紹介したいと思います。IMPELLAは日本に導入されて2022年10月の時点でちょうど5年が経過します。逆にいうとまだ5年しか経過していないため、やはり文献を調べる方も多々いらっしゃるかと思います。こ
今回のテーマは、IMPELLAカテーテル本体についての説明です。カテーテルの構造やサイズなどスペック的なお話となるので内容的にはCEや医師向けかもしれません。しかし、IMPELLAを扱う上では基礎事項となりますので循環器病棟やICUの看護師
IMPELLAの簡易的な説明についてはこちらをご参照ください。今回のテーマは「IMPELLAによる治療目標と効果」です。IMPELLAが循環動態にどのように影響を及ぼすのかを解説していきたいと思います。基本的にはABIOMED社提供の「IM
IMPELLA(インペラ)はABIOMED社が販売しており、その正式名称を「IMPELLA補助循環用ポンプカテーテル」といい、日本で唯一の経皮的左心室補助循環デバイスとなります。この記事ではIMPELLAの簡単な紹介を行なっております。
そもそもカテーテル検査や治療とは一体どんなことをする、どんな患者さんを対象とした検査・治療なのでしょうか。 この記事ではカテーテル業務に携わる臨床工学技士や看護師、コメディカルに関する導入として、頻出の略語や各業務の概略に触れていきます。
今回のテーマは前回に引き続き「呼吸機能検査」パート2です。前回は基準値などを紹介しましたが、今回は検査法や各検査項目の説明となります。それなりに国家試験に出題されます。コンパクトにまとめており、内容がハードになるため呼吸療法認定士の出題範囲
WordPress初心者がブログ開設から数ヶ月でしたことまとめ
サイト運営数ヶ月で、苦労したことや対応したことのまとめ記事です。ブログを運営している、してみたいと思う皆様の参考になれば幸いです。
今回のテーマは、「ガス運搬と酸素解離曲線」です。酸素解離曲線は呼吸不全を考える上でとても大切な内容で、また呼吸療法を理解するための基礎の内容となります。この記事ではガス運搬の特性と合わせて学んでいきます。
この記事ではアルブミン置換液の組成の設定、及びFFPの単位数の計算について解説します。 「何をどれだけオーダーすればいいの?」「FFPは何単位オーダーすればいいの?」といった疑問に対応できるようにすることを目標とします。
この記事を読まれる前に、「血漿交換療法 Part1 ― PEの基本知識 ―」を先に読まれることをお勧めします。Part1ではPEの基礎知識と置換液について解説しました。今回は、「置換液の量は?」といったところを解説します。ただし、条件設定は
血漿交換療法とは、生体にとって病因物質となっている不必要な成分を除去するための治療です。「血漿交換」広義の意味では血漿と血漿以外とを分離し、二重濾過法、血漿吸着法等により有害物質等を除去する療法を行う療法と定義されています。
この記事は筆者自身の実体験を踏まえた上で、就職や転職、そして生き方に悩む全ての皆様に何かしら参考になるであろう事柄について取り上げております。
今回の呼吸療法のテーマは「呼吸不全」です。この記事では呼吸不全の定義や呼吸不全の原因などを解説したいと思います。呼吸不全のテーマは何記事かに渡っての解説になるかと思います。呼吸器疾患の基礎になり、呼吸療法の土台になるはずです。筆者の記事では
今回のテーマは「呼吸中枢と調節」です。正直今回はとても眠くなるような内容です(苦笑)長期シリーズ化しそうなこの呼吸療法シリーズですが、候補のテーマがありすぎて困っています。早く、「人工呼吸器をして」と思っている方々は多いと思いますが(筆者も
今回のテーマは「呼吸機能検査」です。呼吸療法に必要な肺活量などの正常値などを解説したいと思います。略記号や数値が非常に多く覚えるのが大変ですが頑張りましょう。筆者の記事では、何度も繰り返し調べて欲しい、反復して覚えて欲しいという思いから、略
Forrester分類と心不全についての記事となります。 【キーワード】「Forrester分類(フォレスター分類)」「Frank-Starlingの法則」「肺うっ血」「末梢循環不全」
右心カテーテル検査 ー スワンガンツカテーテルで得られる二次情報まとめ【後編】
スワンガンツカテーテルで得られる2次情報まとめとなります。 【キーワード】心係数(CI)1回拍出量(SV)1回拍出量係数(SVI)体血管抵抗(SVR)肺血管抵抗(PVR)シャント率(Qp/Qs)
右心カテーテル検査 ― スワンガンツカテーテルで得られる一次情報まとめ【中編】
スワンガンツカテーテルで得られる一次情報のまとめとなります。 【キーワード】肺動脈楔入圧(PAWP)肺動脈圧(PAP)右心室圧(RVP)右心房圧(RAP)中心静脈圧(CVP)心拍出量(CO) 熱希釈法・Fick法・色素希釈法
右心カテーテル検査―スワンガンツカテーテルについて【前編】(仕組み・アプローチ)
この記事では右心カテーテル検査及びスワンガンツカテーテルに関わる内容について基礎から説明したいと思います。 ・右心カテーテル検査(RHC)とは ・右心カテで分かること ・カテーテルの構成 ・穿刺部位(アプローチ部位)
さて、今回の循環器シリーズのテーマは「心電図」です。循環器の業務に携わるにあたって・・・いや、生命維持装置を扱うCEだけではなく、医療従事者には必須なのが、そう「心電図」ですね。日本人の死因原因第2位は心疾患です。早期発見が命に関わるとても
先日共同編集者のMoegiが面白いツイートをしていました。厚生労働省より令和2年度病床機能報告というものが公表されていた様ですね。また令和2(2020)年医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告の概況と言うのが厚生労働省より2022/
循環器シリーズについてこの循環器シリーズは、学生さんはもちろんのこと、これから心臓カテーテル業務や人工心肺業務、集中治療業務を始めようとするCEを筆頭に、ICUや循環器病棟で勤務する看護師、アンギオ室を担当する放射線技師をターゲットとした循
初の国立大養成校誕生か?速報です。大分大学医学部に国立大初の臨床工学技士の受験資格を得られる学科の新設の検討がなされている様です。大分大学が2023年度に予定している学科新設と入学定員などの計画を発表しました。(4月19日の会見)大分大学に
この度は筆者の透析施設にて「レオカーナ」という最新の血液浄化器を使用する機会を得たため、自分自身の勉強も兼ねてまとめていきたいと思います。はじめに レオカーナの概略「レオカーナ」は令和2年8月に製造販売が承認された最新の血液浄化器です。吸着
今回のテーマは、ガス交換に関わる分圧という考えについて触れていきたいと思います。血液内にどれだけの酸素や二酸化炭素が存在しているかという話となります。やはり呼吸療法で必要な基礎となる内容です。筆者の記事では、何度も繰り返し調べて欲しい、反復
WordPress初心者が開設後一週間で困ったことと対応まとめ
はじめに本記事のテーマは、WordPressを始めて一週間の間に、筆者が実際に困ったこととその対応のまとめとなります。ブログで収益化を目指すならWordPressと意気揚々と始めたはいいものの、開設したあと何をすればいいのかわからない・・・
今回のテーマは「呼吸療法に必要な解剖生理」パート3です。以前のパート2で終える予定でしたが、いくらか不足している内容があったため追加パートです。筆者の記事では、何度も繰り返し調べて欲しい、反復して覚えて欲しいという思いから、略語などは1度だ
前記事に引き続き「呼吸療法に必要な解剖生理」のパート2を記載していきます。クドいようですが、解剖は医療従事者にとっては基礎の基礎なのでしっかり押さえるべきポイントとなります。ではいきましょう。呼吸器に関わる血管系肺循環はガス交換に関与する肺
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前回までの記事で、用語説明とECMOシステム構成について説明してきました。 本記事では、ECMOの基本となるV-A ECMOの説明と導入基準について説明していきたいと思います。 前回の記事はこちら↓ 前回までの概略 ーPCPSからECMOへ
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心肺停止(Cardiopulmonary Arrest, CPA)が発生したとき、迅速かつ適切な救命措置を取ることが命を救う鍵となります。本記事では、CPAとは何か、そしてBLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)の役割と実践方法につ
ここまでに、上部消化管内視鏡検査の概要、上部用スコープ、そして上部検査の流れについて説明してきました。 本記事では、医療従事者に向けて「生検やピロリ菌検査のポイント」について説明しようと思います。 私達内視鏡に関わる看護師や内視鏡技師(臨床
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本記事では、上部消化管内視鏡検査について説明していきます。 上部消化管内視鏡検査とは何なのか、上部消化管内視鏡ではどのようなスコープが使用されているのかについて説明したいと思います。 以前に「内視鏡室での臨床工学技士の業務と役割」で大雑把に
この度2024年10月4日〜10月5日に京都で行われた「日本透析アクセス医学会」に参加しました。 その中で JSTB合同 新たな資格、「VA日常管理指導士」とは? という興味深い講演を聴講することができましたので、この新しい資格についていち
さて、Moegiは新人教育や実習生指導に力を入れており、技士長からもお墨付きをいただいている程度には新人指導スキルがあると自負しております。 2024年度からは、更なる新人教育担当だけではなく、看護師向けの勉強会なども依頼をされるなど資料作
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前回の記事では、大腿膝窩動脈(FPA)高度石灰化病変の治療方法として新たに登場した、アテローム切除アブレーション式血管形成術用カテーテル「JETSTREAM」の概要と適正使用指針について解説していきました。 JETSTREAMの【適正使用指
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この記事は以前に執筆した「レオカーナとは ASO/CLI治療の新たな可能性」の続編記事となります。編集部の施設での事例を踏まえて、「レオカーナ」での治療を行うための必要物品や治療の手順に触れている他、個人的な使用感や本音についても可能な限り
タイトルの通りですが、日本臨床工学技士会(以下日臨工とする)が2024年5月28日にe-プリバドにて「【予告】ICT分野の国家資格取得における奨励金制度について」という表題で、奨励金制度が開始されることが発表されました。 元々、奨励金制度が
タイトルの通りですが、いよいよ来月に迫った臨床工学技士国家試験の直前対策の記事となります。 内容としては当サイトでこれまで扱った、あるいはこれから扱うであろう血液浄化の知識の中で、特に毎年3月に行われる臨床工学技士国家試験に頻出の内容につい
この記事は、高効率血液透析(high - flux HD)と高用量血液透析濾過(high-dose HDF)の違いによる腎不全患者の生命予後に関する大規模ランダム化比較試験(RCT)、CONVINCE trialの結果を日本語に翻訳して紹介
本記事では、カテーテル業務中に先生が話されている略語、英語など、よく耳にするものをピックアップして解説していきます。 SNSにて「カテーテルと内視鏡業務での略語」ついて触れましたがそれなりの方の目に届いたようです。 Moegi Twitte
CE(ME)の冬のボーナスをアンケートしてみました 2023年冬の賞与(ボーナス)の支給が始まる12月8日にX(Twitter)上にて「臨床工学技士(CE/ME)」の「賞与」についてアンケート調査をしてみました。 私の調べた限り、SNS、今
CEの皆様はME1種を試験を受けた経験はありますでしょうか? ME2種は国試合格するための指標として、大半の方が養成校時代で取得されていることでしょう。 「ME2種」ということは「ME1種」があるわけですが、これがまたとても取得難度の高い資
本記事では、第2種ME実力検定試験(以下、ME2種)の合格へ向けた対策の解説をしたいと思います。 X上でも、CE養成校の学生さんが、ME2種やME1種の受験を報告されているので、CEじゃーなるとしても国試や試験対策のコンテンツは出そうと構想
この記事では、臨床工学技士(CE/ME)が持っていると役立つと思われる一般的な資格を紹介しております。(※この一般的な資格というのは、認定士などの専門資格を除く、国家資格所持や実務経験を問われない、一般の方でもおおよそ受験可能なメジャーな資
今回はTwitter(X)CE界隈で盛り上がっていた問題をプチ解説したいとおもいます。 透析後半の血圧上昇した場合の対応を求める問題について解説 血液透析開始時の血圧が130mmHgであった患者が、透析4時間経過時より180mmHgへ血圧上
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Mg2+」です どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Mg2+」です どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Cl-」ですが、どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回は以前に公開させていただいた「活動電位」について、Na+、K+、Ca2+が主役として執筆させていただきました。 今回のテーマは「Cl-」ですが、どの参考書を読んでもCl-やMg2+について記載されているところをあまり見かけません。しかし
今回の心電図に関わるテーマは「活動電位」です。 うーん・・・参考書の活動電位やらイオン流入出のページを見ただけで本を閉じたくなるようなところです。というわけで、今回は非常に眠たくなるような内容です。 執筆するにあたって、持っている参考書を何
今回は、心臓の電気軸のお話です。「左軸偏位」やら「右軸偏位」といったものです。もちろん、「〇〇偏位だから□□だね」という風に決め打ちはできないのですが、病態を考える手助けにはなりそうですね。 学生時代には、ほぼ触れることなないでしょう。それ
心電図に関する長期化シリーズを執筆することにしました。 循環器の業務に携わるにあたって・・・いや、循環器領域に関わらず全ての領域で、そして、医療従事者には必須なのが、「心電図」です。日本人の死因原因第2位は心疾患です。異常な心電図は早期発見
心電図に関する長期化シリーズを執筆することにしました。 循環器の業務に携わるにあたって・・・いや、循環器領域に関わらず全ての領域で、そして、医療従事者には必須なのが、「心電図」です。日本人の死因原因第2位は心疾患です。異常な心電図は早期発見