高校生の頃。 こともあろうに自分の顔が、好きだった。 当時の私は、身の程知らずのウルトラナルシスト。 ベットの上で仰臥位になり、90度肩関節を屈曲し、それにより持ち上げられた鏡を覗き込んでは"うっとり"していた。 今の私がこの風景を客観的に見る事が出来たなら、3回転半してからの後ろ回し蹴りをお見舞いするであろう。 書いていて薄ら寒いのだが、ここを通らないと本題に入られないのだ。 そうやって、鏡を覗き込んでいると、顔の中に面白いパーツがある事を発見した。 それは、鼻。 眉間の辺りから隆起し、鼻すじとなる。 頂点でひろがり、くだりながら二つの穴に繋がって行く。 私の鼻は、 中心の部分が大きい。 団…