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  • マイガチャポンドリーム 第五回

    高校生の頃。 こともあろうに自分の顔が、好きだった。 当時の私は、身の程知らずのウルトラナルシスト。 ベットの上で仰臥位になり、90度肩関節を屈曲し、それにより持ち上げられた鏡を覗き込んでは"うっとり"していた。 今の私がこの風景を客観的に見る事が出来たなら、3回転半してからの後ろ回し蹴りをお見舞いするであろう。 書いていて薄ら寒いのだが、ここを通らないと本題に入られないのだ。 そうやって、鏡を覗き込んでいると、顔の中に面白いパーツがある事を発見した。 それは、鼻。 眉間の辺りから隆起し、鼻すじとなる。 頂点でひろがり、くだりながら二つの穴に繋がって行く。 私の鼻は、 中心の部分が大きい。 団…

  • 苦手

    私は球技が苦手だ。 特に、バレーボールが。 ボールを持ってはいけない。 地面に落としてはいけない。 その上、 チームプレイだ。 自分のミスが直接、周りの迷惑に繋がってしまう。 体育の時間に、否応無くやらされた。 プレッシャーが容赦なく自分に降り注いで、まともに出来た試しが無かった。 サーブは届かないわ、トスを上げてもらい、ジャンプまでしたのに他の誰かが打つと思い遠慮してアタックしなかったり。 あんな授業の短時間でイップス発動。 もう二度と、関わるまいと思っていた。 それがなんと。 中学生になった娘がバレー部入部。 先輩が優しかったという理由だそうで。 そうなれば、私も応援する立場にいるわけで。…

  • 頑固者

    私は、きっと石頭だ。 他人から指摘された事はないけども。 頑固で融通が効かないのは、チャームポイントとしておこう。 これは、常識の閾値が狭いと言うのとニアリーイコールなのではないかと思う。 ウチの職場。 私が普段いる建屋には、トイレが無い。 なので、えっちらおっちら自転車を漕いで母屋へ行く。 また、寒くなって来ると、催す回数も増えるので、頻繁に行き来する様になる。 先日もそんな風に、トイレに行っては戻るを繰り返していると、 「とある」 違和感に襲われた。 往復するのは川の側にある道で、その間には雑木林。 車に乗っている連中がゴミを隠すのにもってこいなのか、飲み物のカンビンペットが散乱している有…

  • 隗より始めよ

    最近の私のブログについて思う。 くだけてきたなあ。 しょうもないな。 ありきたりやな。 これらの感想は、自身にとって良い傾向だ。 内容と言えば、バイクの修理や、ハンバーガーを食べた等。 些細で、他愛もない事を記事に出来ていると感じる。 ブログをはじめたての一昨年前は、考えに考え抜いて言葉を紡いでいた。 「の」の連続使用や同じ言い回しを極力避け、オチを用意し、読者様の顔色を伺っていた。 ある意味、 「作品」 最近のは、 「日記」 自由に、楽に、想いを綴れている。 今後は、もっと肩の力を抜いて、記事のハードルを低く設定し、何でも載せて見ようと考えている。 そう、私に足りないのは、 「混沌」 の時間…

  • 開拓者

    いつもの様に、三重県に出張。 今月は、なんと2回目。 という訳で、仕事終わりは 「いつもの様に」 スガキヤに。 … と言うのもいかがなものか。と。 あそこは、間違い無く私にとってのoasisである。 だが、行く度に、そこだけに入り浸るだけで良いのか。 そう、拠点は出来たのだ。 そこから、私の勢力圏を広げて行く必要がある。 何故なら、暫く出張は続くから。 —少し、刺激を入れなければ。 己がfrontier spiritを昂らせ、愛馬の自由を駈る。 着いた場所は、 「DREAM HILL.」(夢が丘) なんて素晴らしい地名。 そして、到着したお店の名前は、 「PLANT」 —じぇじぇ。 三重県のあ…

  • カケラ

    幼き頃よく母親に、電車で3駅先の所謂繁華街に連れて行ってもらった。 その目的の殆どが、私の散髪だったと記憶している。 何故その散髪屋さんでないといけなかったのか、理由は定かではない。 多分、私にピッタリの坊ちゃん刈りを、とても上手に仕上げてくれる理容師さんがそこには居たのだろう。 そんな用事も滞りなく終わり、後は大好きなショッピングセンター巡りとなる。 駅の周りには、ニチイ、ダイエー、百貨店が徒歩圏内にあった。 その中で。 ダイエーの出入り口の風景が、今でも私の頭の中に鮮明に残っているのだ。 外には買い物客の自転車がひしめき合い、軒先にはアーケードゲームが数台置いてある。 ゼビウス、ソンソン、…

  • 道具

    私は普通自動二輪免許を持っている。 取得したのは、ずいぶん昔。 それが、中免と言われていた時分だ。 もう30年も前の事になるのか。 それから何台かの出会いと別れを経て、 今の愛車、 PCX125に至る。 この子に巡り合ったのは、かれこれ10年前。 中古車にしては、走行距離も少なくかなり綺麗だった。 値段はそれ相応だったが、思い切って購入を決意。 それ以来、通勤や買い物等、普段の足として重宝している。 ただやはり、外見がだいぶヤレてきてしまっているのも否めない。 そこで今回は、このPCXちゃんを綺麗にしてみようかと考えた次第。 初回は、ココ。 シート。乗降時、ズボンと擦れてしまうところに細かい穴…

  • 劇場型

    休日の昼下がり。 妻と車でぶらぶらする。 特段行き先は決めない。 日常品など、必要な物を見つけては購入して回った。 そしてその日は、もう一つの狙いあった。 それは、某アイスクリーム屋さんに行く事。 昼から出発したのは、小腹が減るのを計算に入れていたから。 丁度よい塩梅で目的地へ到着。 幸い駐車場も空いていた。 喜び勇んで店内へ。 中は、二、三組のお客が並んでいるだけ。 コレなら待たずにすぐ手に入りそうだ。 実は、妻。 ここのアプリ会員。 誕生月になんと、タダクーポンが貰えちまうんだ。 今回は、それを使ってアイスをせしめる算段。 そして私。 別サイトでポイントを貯めており、それがアイスクーポンに…

  • 口福

    先日、出張に行ってき記。 使う高速は中央道。 のんびりと、急がず向かう。 前日に目的地へ到着し、泊まってから次の日仕事の、 所謂、前乗りである。 道中、色々なおやつを見つけては食べた。 富有柿ソフトに、 琵琶コーラ。 うん。なかなか。 名物に舌鼓を打ちつつ、移動する事五時間程。 場面は、長野県飯田市に移る。 取引先の方の案内の下着いた先は居酒屋様。 ここで、勧められるがまま腹一杯美味しい料理を頂戴つかまつった。 馬刺しに始まり、ジンギスや、お刺身。 どれもコレも美味しい。 夢中で食べて呑んで、幸せ時間を満喫した。 ふう。一息つき、ふと壁に目をやると、メニューに書かれていない特別なアレを、私は見…

  • 悪癖

    私には、交友関係を区切り区切りでリセットしてしまう癖がある。 それは、煩わしいからとか、面倒くさいからと言う訳ではない。 学校などのコミュニティが終了してしまってから、自分の様なくだらない者にわざわざ会いたい人間など居ないだろうと思っていたからだ。 そんな事で他人を、 「慮る」 ナルシズムの極致を体現していた。 しかし、人間も50年近くやっていると、なんだかそれも面白くなくなってきたのだ。 カッコつけて人生はネタだと言っている割に、自分が傷つかない安全地帯を、慎重に歩いているだけではないか。 くだらない。 どうせもう暫くしたら、土塊に帰るだけなのに。 そんな事を考えはじめていた矢先、何の気無し…

  • バスの揺れ方で人生の意味が分かった御方がいる。 聞いた当時、私は二十代前半。 そんな些細な事で、そこまで壮大な発見があるのかと、驚きと同時にとても羨ましい気持ちになった。 一度でもいい、そんな体験をして見たいと思っていた矢先。 …なんて、都合の良い話など無い。 それから、幾年月を経た、 つい先日。 ちょこちょこ行く三重県への出張帰り。 やはり、コレを食べねばならぬよな、と立ち寄る場所は、 「スガキヤ」 今回は奮発して特製ラーメンを食べよう。 なんたって、今月は私の誕生月なのだから。 いつもの様に、ぴいぴいなる物体を渡され出来上がりを待つ。 この時間も、とても良いな。 もう、家に帰るだけの私を、…

  • 兆し

    私は、歌う事が好きだ。 学生時代は、カラオケによく行った。 当時の十八番は、なんだったかな。 Mr.Childrenの 「光の射す方へ」 だったような。 ただ、ここ10年程は一回も。そう、一度たりとも行っていない。 一緒に行ってくれる友人も縁遠くなり、そして何より、最近の歌は本当に難しいのだ。 良い歌を見つけても、そのキーで歌えない。 試しに車の中でうたってみる。 独りの車内はいつも宛ら、レッスン場になっている。 高い音によしんば届いても、一曲歌い上げる前に喉が枯れてしまう。 こんな状態で、お披露目等出来る筈もなく。 昔の、声変わりする前の私は、何処までも高い声が出た。 いつだったか、音楽の先…

  • 性根

    私は、雑草を抜く。 それは、職場の空き地。 ずっと、継続して行っている。 何坪ぐらいだろうか。 元は社宅だった場所なので、まあまあ広い。 とても一人では手に負えないので、手強い草から順にひいていった。 ほおっておくと、草から木の幹のように逞しくなってしまうヤツや、気が付いたら服のあちこちにタネがひっついてしまうヤツ。 そう言った、目立った奴等から。 —駆逐してやる。 と、意気込み片っ端から引っこ抜いた。 そして、次の年。 よし。 ソイツ等の姿はない。 その代わり、背の低い草たちが所狭しと繁茂していた。 ああ、コヤツ等らは、 「二軍」 一軍の連中を私が根絶やしにしたからだろう。 ずっと、土の中で…

  • マイガシャポンドリーム 第3回

    私は、あまりしてこなかった様に思う。 集積所へのゴミ捨てに始まり、ご飯の支度や、色々な場所へのお使い等の、 「家の手伝い」 と言うヤツを。 ただ、 アレ一つを除いて。 母親が夕飯の準備をしている。 私は決死の覚悟でそこへ向かう。 下手をすれば命に関わると真剣に考えていた。 その名も、 「風呂の湯沸かし」だ。 団地に住んでいたあの頃。 我が家では、バランス釜と言うシステムでお風呂を沸かしていた。 うん。水は風呂桶に充分溜まっている。 さあ、ガスの元栓をひねろうか。 そして、上部のツマミを押しまわす。 ツマミは押し込んだまま、下部にあるハンドルを回し、「かちっ」と鳴らす。 ツマミはそのままで、20…

  • 悲喜劇

    —あんなに笑ってたのに。ほんまは怖かったんやな。 タワーオブテラーに乗った後、妻からの一言。 怖すぎたら、 笑うしかない。 皮肉にも、私の人生そのものだ。 中学時代、いじめられた経験がある。 笑顔、自信、信頼。失った物を挙げればキリがない。 その代わり、時を同じくして授かった能力があった。 それは、 「過敏性大腸炎」 と言う病。 お医者様に診断してもらった訳では無い。 しかし、症状から類推するにそうに違いないと私は思っている。 緊張やストレスなどで、お腹が痛くなる人が居る。 それと同じ様ではあるが、直接的な 「便意」 として現れるこの病気。 しかも、皆様経験がおありだろうが、厄介な下痢パターン…

  • 狼少年

    —またか。 私は、ショートメールを眺め呟いた。 —お客さまのクレジットカードにおいて、第三者による不正利用の可能性を検知したためカードのご利用をお止めしております。 その下には、URL。アルファベットの羅列の中、ご丁寧に私が使っている信販会社の文字も見受けられた。 新手、いや何処にでもあるフィッシング詐欺だろう。 まあ、引っかからないからどうでもいい。 なんて、思いながら数日後。 某フライドチキン屋さんでお会計。 最近は、セルフレジになっとるんだね。 なんて言いながらクレジットカードを挿入。 暫くすると、 「使えない」 の文字。 あれ。おかしいな。通信エラーかな。 もう一度挿入するも、同じ文言…

  • 名台詞

    ついつい、調子に乗ってやってしまった。 無駄遣い。 この台詞がいいたくて。 —戦いは数だよ兄貴! うむ。 ザクはやはり、量産型だな。

  • 推し

    私はやっと、クリアした。 そのゲームの名前は、 「真・女神転生Ⅴ」 ここにセーブデータがある。 見て頂きたいのは、時間。 何と、 121時間。 よくもまあ、飽き性の私がこんなにもやり続けられたものだ。 ファミリーコンピュータ用ソフト、女神転生が登場したのは1987年。 私の家にも、兄が誰かから借りたのか、少しの間置いてあった。 興味本意でプレイする。 暫くして、 —ダメだ。 私には合わない。 難しい言葉や情報が多すぎて、足りない私の頭では理解できなかった。 それから、様々な女神転生が発売されたが、私はスルーし続けた。 そして、時は流れ。 後輩に勧められてプレイしたのは、 ps2の 「真・女神転…

  • 新技

    「お土産選び」 これまた私の苦手な種目だ。 ラーメン屋にしろ、お土産にしろ、ご当地物が一種類。 そんな土地であれば、どんなに楽か。 現実は、そうもいかない。 数多の中から、珠玉の一つを選ぶ芸当は、いつまで経っても身につかない。 そして、今回の旅行。 一緒に行った先輩が、行く先々で探していた物があった。 ずっと見当たらず、最後に立ち寄ったサービスエリア。 そこに探し続けた、これがあった。 「至高の宴 特濃 うに醤油」 とても喜んで買っている姿を見て、私もつられて購入。 先輩曰く、 —卵かけご飯が美味いんだ。 よし、素直に実行してみる。 ほかほかご飯に卵ポッケをつけて、 卵乗せて、醤油イン。 混ぜ…

  • 得意の形

    —はて、前回は何時だったか。 妻に問うが覚えていない。 久方ぶりに、 「映画」 を見に行こうと、促された。 が、私の貧乏性が、また、性懲りもなく、疼き出す。 拘束時間2時間と、一人頭2000円近くの出費。 それよりも何よりも、その映画が面白いのか否か。 私の得意の形。 「斜の構え」 が、年と共に極まって来ているのが悪いのだが。 良い作品と巷で評判であったとしても、素直に楽しめるかどうか分かったものでは無い。寧ろ、アラを探そうとしないか。 いけない。 これも諍いが起こるルートに乗っている。 素直に、見に行こうと言えば良い。 ただ、もう一つの懸念。 妻に言われた映画は、 「ゴールデンカムイ」 私の…

  • ダビボウロク トーキョーディズニーリゾート

    —どこに行きたい? と妻が宣う。 時と共に子供達も大きくなって行く。 それにつれ、親と一緒に旅行なんて嫌だとなるかも知れない。 だから、泊まりがけで行けるのは、今しかないよね。 そう上手く言いくるめられたのかどうかは覚えていない。 しかし、妻のそんな鶴の一声で、旅行は決定的となった。 何処にしようか。 私は温泉とか、冬の幸を堪能したいと思ったのだが、 「家族皆」 そう言う文言が枕詞になると、我を通す訳にも行くまい。 前回は私のワガママで、名古屋に行かせて貰ったのだし。 皆が楽しめる場所はやはり、 トーキョーディズニーリゾートであろう。 3ヶ月前の10月に予約して、1月下旬、一泊二日のディズニー…

  • ナリ

    我がブログ、 「表と裏の高速回転」 も、めでたく2周年を迎えられた。 これだけ続けられたのも、ひとえに皆さまのお陰と感謝している。 ただ最近は、ブログに対する情熱も少し冷めてきているのも事実。 当初は自己満足出来れば良い、と思っていたのだけれど、どうしても近頃、 「人様の評価」 と言うのを、欲し始めた私。 自分としては、物凄く頑張って作った作品を発表する。 その熱量に対する反応が少ないと、強い無力感を感じてしまうのだ。 当たり前の事なのに。 素人が必死になった所でそうそう上手く行かない。行くはずがない。 知ってはいるが、上手く自分の感情をコントロール出来ない。 そして同時に、なんて私は欲の皮の…

  • マイガシャポンドリーム 第3回

    「夏休みの宿題」 小学生から中学生、高校生に至るまで。 全部もらさずきっちりやった記憶は、 一度たりとも無い。 休み最終日に慌てふためく風景が、漫画等で良く見受けられるが、私には存在しなかった。 先生達は、いずれ諦めると何処かで思っていたし事実、そうなった。 今現在、こんなちゃらんぽらんな人間が二児の父親になっているとは誰も思うまい。 「ヒキだけ男」 と、呼んで頂いて結構。 しかし、どんな題かは忘れてしまったが、小学生時分の工作らしき宿題だけは、気合が入った。 夏休みが終わると体育館に並べられる、各人趣向を凝らした作品達。 それらは、工作だけでは無く、書道や、絵画、自由研究等も所狭しとひしめい…

  • マイガシャポンドリーム 第2回

    人生は、 「ネタ」 だ。 いつからこんな事をメインテーマに生きて来たのか。 幼少期より、面白いが正義と考えてきた。 しかし、出力される答えは、 YESと周りが言えばNO。 NOと言えばYES。 こんなの、ただのつまらない天邪鬼でしかない。 知っているよ。 私は、オリジナルのアイデアが思い浮かばない凡人だと言う事を。 才能のある人間を横目に、悶々としながらも身体を捩らせ考えを巡らせてきた。 しょうもない案でも、誰もやっていない事が大切だった。 色を持たない人間。 アイデンティティの確立が、私の急務だった。 そして大学生の頃。 一つのアイデアが閃いた。 使うのは、 「風呂の栓」 勢い勇んでホームセ…

  • 2023

    ああ、忘れていた。 いや、覚えていた。 考えて、悩んで、結局作れなかった。 「歌」 やはり、難しかった。 今年の目標であったのに。 来年こそ、やってやる。 ただ、 一言。 申し訳ない。 そして、 皆様、 良いお年を。

  • マイガシャポンドリーム 第一回

    先日審査発表された、 「ガシャポンドリームコンテスト」 応募総数4000作品近く。 その中で、趣向を凝らした作品達が選ばれた。 残念ながら、私の手塩にかけたアイデア達は、選に漏れてしまった。 ただ、このままにしておくのは惜しい。 そこで、この場をお借りして、 「ボツネタ」 発表会を開催しようと思う。 タイトルに第一回と銘打ったのは、一つずつ紹介したいから。 作品に対する思い入れが、このブログの趣旨と合致するように思えたのだ。 まず最初に、一番私がガシャポンにして欲しかったアイデアをご紹介。 それは、 「なつかしのショッピングセンターピンバッジ」 私のノスタルジー源泉である、ショッピングセンター…

  • アクシュ

    ナア オヤジ アナタデショウ ワタシガ タイセツニシテイタ コゼニイレ ダマッテモッテイッタノハ ショウライ マゴガ ウマレタラ ソコカラ コヅカイヲ ワタスツモリダッタノニ サガシテモ サガシテモ ミツカリマセン ロクモンセンハ アトデ イレテクレルンデスヨ ワカッテマス シンパイショウハ オタガイサマダカラ シカタガナイノデ ソレハ カシテアゲマス マタイツカ トリニイクノデ チャント オイトイテ クダサイネ

  • 杵柄

    最近、ブログの更新が滞っている。 理由は簡単だ。 時間泥棒。 ソイツが、私の中で幅を利かせているのだ。 その正体は、 「F-ZERO 99」 ネット環境があり、ニンテンドーオンラインに加入していれば無料で楽しめるこのゲーム。 当時、スーパーファミコンのローンチソフトだったF-ZEROと、 「スーパーマリオワールド」 友人と相談し、片方ずつ購入し交換して楽しもうと言う事になった。 勿論発売日に手に入れ、それぞれプレイした。 結果、私はマリオのヨッシーよりも、F-ZEROの赤いマシンに熱狂した。 ストイックにタイムを縮める事がとても面白かったのだ。 スタートダッシュ後、後続の車に後ろから追突されス…

  • 誘惑

    友人と、大阪へ。 興味の無い友人をダシに使って申し訳ないと思うが、どうしても行ってみたかったのだ。 日本一を達成した後の阪神百貨店に。 嫌いな行列に並ぶのも今回ばかりは仕方ない。 土曜日の夕方、都会の喧騒を久しぶりに感じながらヨドバシカメラ駐車場から阪神百貨店へ。 事前に調べていたが、グッズ売り場は八階。二階より店に入ると下への矢印が。 何故か分からないがその通り誘導されてみた。 着いてみて納得。 外に行列を作り、直通エレベーターで八階へ行く仕組みになっていた。 幸いな事に、並んでいる人は多くなかった。 並んでいる最中、壁面に目をやるとこんなポスターが。 やはり、お目当てのピンバッジは売り切れ…

  • お味

    —そんな昔の事良く覚えているな。 殊に最近良く言われる。 私は懐古主義に入り浸り、失われた感情を呼び起こそうとしている。 マーガリンの雄、 「ラーマ」が終売するらしい。 そんな話を聞きつけ過去を振り返る。 自然と、このCMに行き着いた。 「ラーマ奥様インタビュー」 全国各地のマダム達にラーマを塗ったパン片を振る舞う。 その中で忘れられないフレーズが飛び出した。 youtu.be 「まったり」 そんな味の表現が存在するのか。 私も、周りも一様に衝撃を受けた。 そして今。 思いを共有するべく。 ラーマ購入。 CM同様トーストしていないパンに塗りたくって食べてみた。 まったり。 どこにある、その感じ…

  • 天命

    長かった。 ようやく、 報われた。 一番最初の感情は何故か、 安堵。 ほっとした。 本当に、ずっと応援していた。 言いようの無い、説明のつかない片思い。 自分にとって、 縁もゆかりもない対象に。 時に、浮かれ、 時に、自暴自棄になった。 一度は、もう、応援しないでおこうかと思ったのに。 独り勝手に振り回されて疲れ果て、皮肉屋にもバカにされ。 そんな、勝てない自分を重ねて悔しくなった。 でも良かった。本当に。 何故私は、ずっと好きなのか。 今、やっと分かった。 私の臀部に生まれつきある痣。 ずっと消えない痣。 これは、 きっと、 「猛虎斑」 我、天命を知る。 私は一生、虎党だ。 日本一、おめでと…

  • love telephone from …

    この間、仕事中に電話がかかってきた。 スマホのディスプレイを見ると、 「カナダ」 と表示。 最近私は歳のせいか、物忘れが激しい。ふと思った事を行動に移している最中に忘れてしまう。調べ物をして、スマホを触っている最中に忘れてしまう。トイレに行きたかったはずなのに冷蔵庫を開けている、等。 コレも自然の摂理と諦めてはいるが。 電話は鳴り続ける。 ああ、 「金田さん」 ね。勿論全く覚えていない。自分の記憶に全く自信がないので、暫く同調しながら糸をたぐって行こう。 そう思い、通話ボタンを押した。 いつもは、私が —もしもし と機先を制するのだが、今回は向こう様の出方を見ようと、黙っていた。 すると、聞こ…

  • 手のひらサイズの夢

    私はガチャガチャが好きだ。 友達と私、そしてそれぞれの母親の計4人。駅前の玩具屋さんの軒先で、ソレをやった後、家路に付く風景が浮かんだ。 きっとコレが一番古い記憶。 当時ハマっていたのは、キン肉マン消しゴム。 略してキン消し。 私も友達も、本編には出てこない殺虫剤を模した超人を甚く気に入っていた。 一緒にそれを、模写して遊んだなあ。 後、20円ガチャも大好きだった。10円玉を重ねて入れるタイプのヤツだ。 昔のガチャは、今とは違ってディスプレイに描かれた物が出てこない事が当たり前だった。 中には、どう遊んでいいのか全く見当もつかないヤツまでいた。 ほぼほぼハズレの中に、何かは思い出せないが、鉄で…

  • タビボウロク 愛知県 後編

    旅の目的。 ひつまぶしを食べること。 それが達成でき、お腹も心も満たされた私。 この後の予定は何にもかんがえていなかった。 でもね、やっぱり、見ておかないと。 その名も、名古屋城。 子供達同士で旅行のお土産交換をよくしているので、それも買わないといけないだろうし。 地下の駐車場に車を入れて歩いてすぐ、入り口に到着。 なに?入場料。天守閣に上らないのに?近くまで行くだけの為に? 一人500円也。 四人で2000円。 うーん、頭の中で数式が飛び交う。 旅の予算等は決めてはいないが、とても見たいかと言えば… —うん、辞めておこう。近くにお土産物屋さんあったし。ね。そっちでお金使おう。 説き伏せる前に…

  • タビボウロク 愛知県 前編

    —今行かんでいつ行くん? 妻の言葉が、私に突き刺さる。 今まで、 「いつか」 と言って誤魔化していた。 逆に、 知ってしまう事の怖さ。 それも勿論あった。 だが、もういい頃合いじゃないか。 美味しい物が美味しく食べられる内に。 そして9月某日。 我々は一路愛知県へ。 いつもなら、名阪国道で東へ向かうのだが、今回は初めて名神高速を使って見る事にした。 これが大当たり。 やはり、高速自動車国道だけの事はあり、車線も多くとても走りやすかった。 途中、数箇所サービスエリアに寄りながらも、無事愛知県へ。 何が目的なのか。 そう、私は食べたかったのだ。 本場名古屋の 「ひつまぶし」 を。 何回か、お邪魔し…

  • アレの次

    にやけるな まだだ 18年ぶりのアレは手中に収めた 次は 38年ぶりの ? 虎視眈々は継続だ そうは思ってはみたものの 顔がほころぶ はあ ついつい貰いに行ってしまった 次は最後の頂 辿りついたら叫ぶ言葉は考えている ♫そして輝く ウル虎ほー! HEY!♫

  • 超大作

    ズウウーン 構想 2年。 制作期間 1年。 製作費 7000円。 総監督 猫しり。 YouTubeデビュー作品。 ズウウーン necosiri the figure. 堂々完成。 youtube.com

  • 忘れられない風景。 頭上には、風にたなびく万国旗。校庭には、普段は使わない打ち付けるタイプの柵。ベランダにはアカシロアオキの得点板。ブランコは紐でぐるぐる巻きにされていた。見上げると、秋空は突き抜ける様に青く澄んでいる。 いつも見ている景色が、特別に変わる日。 私はそんな運動会が、大好きだった。 中でも、私が猛烈に憧れた物があった。それは、プログラムの最後に行われる選抜リレーの、アンカーのタスキでは無く、 長い鉢巻 だった。 それを見たのは、プログラムの中盤で行われる、応援合戦。 自分の組を鼓舞する演目だ。 その年、私の目の前に、今まで見たことの無い程の、キレのある所作をする応援団長が居た。ハ…

  • タビボウロク 滋賀県

    6月某日。快晴。 ドライブをしたい。と、衝動にかられた私は、家族を巻き込んで滋賀県に向かっていた。 出発時、適当にカーナビを操作し、しっかり確認しなかったからか、途中で高速道路を降りずに琵琶湖の東を走ってしまった。 今調べても、こちらの方が時間がかかるのに。 殺意の波動を助手席からひしひしと感じながらもハンドルを握る私。 途中、サービスエリアに寄りながら、行きたい場所、一箇所目に無事到着した。 それは、 メタセコイヤ並木。 永遠かと思う程の直線道に、同じ位の大きさのメタセコイヤが両脇にずらりと並んでいる。 そこを疾走する我々。 とても気持ちが良い。 ? コレなんかやで。 なんやろ。 オートマテ…

  • 虎視眈々

    まだだ まだその時では無いのだ 我々は じっと 「アレ」 を 虎視眈々と 見据えている 忘れまじ 一昨年 そして 2008年 騒ぎ過ぎてしまったからか 獲物は 手からするりと逃げていった トラぬ狸の皮算用 今まで幾度となく肩を落とした事か そうだ 我々は虎なのだ じりじりと音を立てず 息を殺し近づいていく そして今は ただの 「射程圏内」 にたどり着いたに過ぎない ついたり消えたりする数字など 「手品」 意味などあるものか 「アレ」 を口にするのは 本当に手に入れてからなのだ その時が来たら 関西の中心で叫ぶだろう 「トラホー」 と

  • 依頼

    はい、最後は関西にお住まいの猫しりさん、アラフィフのブロガーからのご依頼です。 局長始め探偵の皆様こんばんは。 毎回楽しく拝見させていただいております。 私は最近、ノスタルジーをテーマにブログを作成しています。 昔の事を思い出し、文章を作っていく作業は、私自身とても癒されます。毎日の生活にも良い影響をあたえてくれているように思えます。 特に幼少期の思い出は、胸が締め付けられる様な、何とも不思議な多幸感が得られるのです。 その中でも特に、祖父と過ごした時間。これが強烈に郷愁を呼び起してくれます。 母にとってはゲンコツが飛んでくる非常に怖い人だった様ですが、私には凄く優しい好々爺でした。 二人手を…

  • リライト

    —えぇ。本当にやめてくださいよぅ。 ああ、恥ずかったあ。 TV番組での一幕。 俳優さんでも、歌手でも何でも良い。 デビュー当時の映像が流れた後のコメント。 今と比べて未熟だからだろうか。 頬を赤らめ慌てている。 よく見るこのシーン。 残念ながら、私はこの感情が理解できない。 何故だろうと考えた。 うん、多分そう。 私はきっと、 成長していないのだろう。 今とあまり変化していない昔を見ても、恥ずかしくも違和感もない。 それは、ブログでも同じ。 いや、寧ろ始めた辺りの方が、作品としては完成されている。 熟考に熟考を重ね、言い回し一つにも細心の注意を払って作っていたから。 今は変に 「慣れ」 てしま…

  • 普遍性

    私は、月一万円のお小遣いを貰っている。 最近、困った事にお金を使う行為に、躊躇いが無くなって来ている。 「困った」 とは言ったものの、側から見れば何のことはない。 貰っている範疇で使っているだけ。 私には、家計を圧迫する程、道楽でお金を使う度胸など微塵もない。 しかし、今の私にとっては、浪費しているように見えている。 貧乏性が染み付いてしまっているのだろう。 この浪費グセが、私を何処に導いてくれるのか、興味深く、私を見守ろうと思う。 そして、今回購入したのは、 コレ。 はい。 G-SHOCKDW-5600E-1。 いつか、欲しいと思っていた。 私が時計に求めているのは、 「普遍性」 以前、オメ…

  • 用心

    今から八年前。 妻の実家近くに引っ越した。 のどかな雰囲気を感じられる大らかな土地。急行も止まる駅は、車で10分程。 最寄りの駅まで徒歩40分。 うん、まあまあの田舎だね。 そんな場所で。 私は引っ越してから職場を探す暴挙に出ていた。 成人してからだいぶ経つ良い大人が。 なんのプランも無い。 職場自体が少ないかもしれないのに。 まあ、なんとかなるだろう。 高を括っていた。 逆にそれが功を奏する。 本当になんとかなったのだ。 しかも、職場は家の近く。 単車で5分の場所。 —神様、ありがとうございます。 感謝しながら仕事をさせてもらっていた。 近い職場の良いところ。 昼休憩に、一旦家に帰る事が出来…

  • 怖いもの見たさ

    きっとそうだ。丁度20年前の事だ。 あの日は、暑くて寝苦しい夜だった様な。 「昼夜逆転」 とまではいかないが、当時私は24時に仕事を終え、朝は9時に起きる生活をしていた。 寝るのは大抵深夜の2時位。 それまでにご飯を食べ、風呂に入る。 就寝するまでの束の間のひととき。 とっ散らかった部屋の、ベットの横の地べた。 無造作に置かれたテレビを視聴する。 あの頃は、実験的な番組が数多くあり、深夜放送は本当に面白かった。 野心を抱く製作陣や、出演者。 少ない予算をものともせず、ギラギラと熱量を放っていた。 —私も少しは触発されないと。 今日も何か面白い番組はやってないかなあ。 独り言を言いながら電源を入…

  • 理由

    私には筋トレの習慣がある。 始めてから丸二年は経過した。 以前ブログにも書いた通り、私が使っているタニタの体組成計の筋肉スコアを0にまで上げると目標を立て、コツコツ続けている。 残念ながら今のところ、全然変わらない。いや寧ろ、体重と筋肉量が減っていってしまっている。 奇跡的に去年、筋肉スコアが0になった事があった。写真を撮りたくて、もう一度乗ると-1になってしまったが。 0を見たのはその一回のみ。 もう一度見たいと今もずっと努力している。 何故そこまで固執するのか。 それには幾つか理由がある。 一つ目は、以前ブログ記事にした。 糸を引く様なストレートが投げたい。 青空に吸い込まれていく様なノビ…

  • 7年ぶり4回目

    7月11日 AM6:20 私は忘れていた。 「奴」 の存在を。 最初は気にも留めなかった。 ただ、いつも時間いっぱいまで寝る私が、この違和感により起こされた。 嫌な予感が脳裏をよぎる。 「いつも」 と違うのは場所。 今までは、左だったのに。 右。 初めまして。 …そんな事はどうでも良い。 とりあえず職場に連絡だ。 —少し遅れます。 言った後、一階に降りた。 目的は冷蔵庫。あった。これがあれば。 いや、これしか無いと言った方がいいか。 これで我人生で通算4回目。 何がいけなかったのだろう。 原因を色々考える。 ううん。いやいや、御冗談を。 充分摂ってるよ。 待てよ。摂ってるのは、摂っているのだけ…

  • —さあ、やってまいりました。ここ、後楽園ホールは超満員札止め。 世紀の一戦を今か今かと待ち侘びております。 IWGPタッグのベルトは一体どちらの手に渡るのか。 こんな、辻よしなりさんの軽妙な実況で始まる、 「ワールドプロレスリング」 に、私は熱狂した。 時系列はかなり曖昧なのだが、活躍していたレスラーは、藤波辰爾選手や長州力選手がベテラン勢。 また、闘魂三銃士と呼ばれていた橋本真也選手、武藤敬司選手、蝶野正洋選手が若手でいたような。 多分番組は、土曜日の夕方に放送されていた様に思う。 そして、ある日の放送で。 いつもの様に視聴していると、 何だこれは。 誰だったか忘れてしまったが、ベテラン選手…

  • 壮大な物語

    私の名前はジョージ。 イングランド王国の航海士だ。 今、2度同じ場所への航海を終え、母国に向かっている。 何故、2度も同じ所に行ったのか。 理由は、初めての航海にある。 あの時は、南蛮貿易のポルトガル船に乗せてもらった。 エリザベス女王陛下の直々のお達しを受けたのだ。 —見聞を広めてきなさい。 そして、航海術を極めなさい。 さすれば、お前にナイトの称号を与えましょう。 当時、私は小さな漁村で漁師をしていた。 何故私に白羽の矢が立ったのかはわからない。 そして、平民にそんな称号を与える事など前例が無かった。 こんなチャンス滅多とない。 二つ返事で引き受けた。 そして、船は出航する。 希望峰を回っ…

  • 俯瞰

    去年の一月。 惑星 「私」 より発射された 「猫しり」 は、コチラの心配をよそにぐんぐん上昇していった。 みるみるうちに対流圏、成層圏を突き抜けて行く。 何処まで上がるかハラハラしていたが、気がつけば衛星軌道に器用に乗っかり、私の周りをクルクル回り始めた。 そして、遥か上空から私の様子をつぶさに報告してくれる様になった。 普段思い出さない昔の事。 自分では気付かない様な一面。 あの時の気持ち。 上から、落ち着いて客観的に私を見ていると、 なんだ。 私は、ちゃっかり人生を満喫しているではないか。 当時は慌てて焦ってすっ転んでばかり。 何一つ掴めていない。 と、思っていたのに。 悪い話も勿論ある。…

  • 先入観

    —ハンバーガー冷めるで。 —食べへんの? 私は、 机に突っ伏して項垂れている。 当時私は20歳位だったであろうか。 いっちょまえにデート中だ。 県庁所在地まで電車で30分。 そこから映画を見た。 ぶらぶら観光地を散策する。 池には亀が気持ちよさそうに甲羅干しをしていた。 知っている景色を一通り見て回ると、時間はお昼。 適当なお店を探すが、まあここでええやん。 皆様ご存知のハンバーガーショップへご入店。 デートなのでちとオシャレな方の。 注文し品物が届く迄の間、厠に行ってこようと席を立った。 ここだね。 ドアを開ける。 ふーん。 オシャレなお店には、小便器がないんだねえ。 と、 思った矢先、 個…

  • 大作

    私は幸せ者だ。 色々理由はあるが、その中の一つ。 あの、大作と共に歩めたから。 初めて買って貰ったテレビゲームは、 「大正義」 ファミリーコンピュータ。 以前記事にした、 「ワードモンスター」 の友人宅。 時、小学校二年生。そこで初めて見たマリオブラザーズに私は度肝を抜かれた。 こんな色鮮やかで滑らかに動くテレビゲームを今まで見た事が無かったからだ。 MSXやカセットビジョンとは明らかに一線を画す性能に私は一目惚れをした。 そして、興奮冷めやらぬまま家に帰り、兄弟三人分の誕生日やクリスマス、盆と正月その他諸々記念日をごてごてとひっくるめ、まとめあげ、おねだりして買って貰った。 ゲームセンターに…

  • 私は考えすぎる。 小さい頃から勘が悪く、物事の要点を見つけるのが下手だからだろう。 いちいち小さい事につまづいては、エネルギーを浪費する。 正直、私である事に疲れている。 —頑張れ。 私はこの言葉が、好きじゃなかった。 このフレーズが出てくるタイミングはかならずと言っていいほど、 「頑張って」いる時だから。 これ以上、回転数が上がらない。 私は、必死になってやっている。 それを見ているだろうに。 その上で、もう一段階ギアを上げろと言うのか。 素直だったあの当時、言われるがままに熱量を作り出そうとした。 それからのルートは勝手知ったるお決まりの道が続く。 オーバーヒートを起こした頭と心と身体は冷…

  • M→N

    12月31日、大晦日。 PM7:00 大阪上空。 ヘリコプターかドローンか分からない。ビル群をカメラが捉えている。 何処かで和太鼓を叩いている音が微かにきこえてきた。 しばらくすると、千葉繁さんのナレーションが始まる。 —時は戦国。世は乱世。 群雄割拠のこの時代。 C、R、W、色々あれども、待てど暮らせど、どこにも無い。 無いのなら 作ってしまえ 不如帰 ジャンル人数何でもござれ、決まっているのはただ一つ。 4分間の時間だけ。 己がお笑い魂をそこに叩き込み、天下統一を成し遂げろ。 ABCDEFGHIJKLときて、 Mの次には何が来る? 「N」 Nは、 NEWのN。 NEXTのN。 そしてそして…

  • マイペース

    またまた、三重県に出張。 今回は、そこから大阪に行く予定。 三重の仕事は昼で終わり、大阪に向かう。 時間はギリギリ。 でも行きたい。 間の奈良県で。 立ち寄ったソコは。 天下一品様。 そして、5月は私の誕生月。 なので大好きこってりラーメンの隣には、 チャハーン。 何と、チャハーン定食。 贅の極み。 どうしてこれだけ、私がありがたがるのかと言うと、うちの県に天下一品はたった 一店舗。 しかも、家から車で30分はゆうにかかる。高速道路を使っても、だ。 行こうにもなかなかラーメン一杯の為に行ける距離では無い。 少なく見積もっても5年振りの天一様。 何味とも形容し難いスープは、私の味覚の凹凸にピッタ…

  • ガンプラ FUN TO BUILD CONTEST 2023に応募してみた。

    どうも、猫しりです。 いつもとは違う文体で今回はやらせてください。 今までやりたいと言っていた、ガンプラの色塗り。 ようやく形になりましたので、ご報告いたします。 そして、初心者のくせに、コンテストに出す暴挙。 出したのは、 「シャア専用ザク」 戦国時代に、伝来したのは、鉄砲ではなく、 「モビルスーツ」 だったら。 それを、雑賀党鈴木氏の棟梁のである、 雑賀孫一が乗るとしたら。 こんなイメージを膨らまし、色を塗ってみました。 慣れない手でエアブラシを使って、ようやく完成にこぎ着けました。 所々黒が見えているのは、根来塗りの技法っぽくしたつもり。 実は、私には塗りのお師匠がいます。 これを見せた…

  • bottom

    教習指導員時代。 なりたての頃は空手の、 「百人組手」 の様に次から次へと迫ってくる教習をなんとかしのぐので精一杯だった。 指導要領に沿ってはいるものの、教えさせてもらいながら、 これでいいのか? 自分は出来ているのか? 不安で仕方なかった。 そんなある日。 社会学を専攻されている生徒さんとお話する機会があった。 —社会学ってどんな学問なん? —何でもです。 人が集まれば、社会です。 —へー。なんでもかいな。 広すぎやね。 と、その時は忙しさにかまけ、聞き流した。 あの時のなんて事ない会話。 ずっと引っかかっていた。 何故かこの一連の会話は、ボディブローの様に私の心を疲弊させて行く。 人間は一…

  • 茶番

    えー、道端に財布が落ちてある事は稀ですがありまさーな。 その時、天使と悪魔が出てきて言い合いになる、そんな経験お客さんにはないでしょうか。 天使が、 さっ、交番に届けましょう。 一方で悪魔が、 ネコババしようぜ。 だめです。良いじゃねーか。だめだったら。オメー叩くんじゃねえよ。叩いてません。ちょっと強く触っただけです。それを叩くっていうんだよ。 なんて、押し問答。 気がつけば煙幕の中で手や足が出てきてしっちゃかめっちゃかになる。なんて。 あっし、漫画の読みすぎなんでしょうかねえ。 話は変わって。ここに猫しりっていうケチな男がございます。 こいつの頭ん中には軸になる私ってやつがおります。 その他…

  • 構成。 文章で言えば、 起承転結。 序破急。 私の文章は、 こんな難しい事、微塵も考えていない。 いや、考えられない。 何故って。ポンコツだから。 辛うじて、 下手な歌。に例えられようか。 Aメロ、Bメロ、サビ。 フェードアウトで終わろうか、それとも、尻切れトンボでトンズラ。 未だにそんなレベルだ。 パフェ。 妻とお付き合いさせて貰っていた時、デート先として良くカフェに食べに行った。 妻は、普段は少食だが、甘い物は 別腹 と言わんばかりに、ビールジョッキサイズのパフェをたいらげていた。 私は側で、スプーンを持って妻のを 啄む程度。 一人前全部食べられる自信が無いのだ。 それでも、色々なパフェを…

  • もうそうへき

    —熱戦の続いた猫しり場所も、千秋楽、結びの一番を迎えました。 東の横綱、 「塩の富士」 そして、西の横綱、 「稀勢の砂糖」 このニ横綱の取組となります。 共に全勝でここまで来ました。 どちらが賜盃を手にするのか。 鬼気迫る仕切りが続いておりますが、向正面の驚安親方。 どうですかね、この大一番。 —そうですね。塩の富士は、不知火型の土俵入りが意味する通り、攻撃の力士です。方や、稀勢の砂糖は雲竜型です。攻防一体の取り口ですけども。 うーん。 まあ、始まってみないと分かりません。 すみませんが、私も今日は一観客ですよ。いい所から見させて貰ってます。ははは。 —ありがとうございました。 行事が軍配を返…

  • 原風景

    先日、ニュース番組のお天気コーナーで、 「夜桜」 中継をやっていた。 場所は、うん。 行ける距離だ。 さっそく後日。 仕事終わりに家族を誘い、行ってみた。 そこは「紀三井寺」 長く急な階段を登るだけの価値は、充分ある。 少し時期が遅かったかも。 葉桜になりかけていた。 それでも、 圧巻の景色だ。 散った花びらが水面に浮かぶ。 乙だ。 今まで昼の桜しか見てこなかった私。 その上、 ごりっごりの団子派。 花だけを愛でる。 こんな日が来ようとは。 嘘の様に心が動く。 体も。 確変が続いている間に色んな事を経験しよう。 後悔のない様に。 そして、今回撮った写真の中で一番フォトジェニックだったのは、 こ…

  • 反抗期

    この写真。 以前から作りたいと言っていた、プラモデル。 ようやく色をエアブラシで塗ってみたのだ。 よく見て頂くと、所々ハゲていて素地が見えてしまっている。 —まあ、後で塗り直したらよい。 この境地に至るまでどれだけの時間がかかったか。 エアブラシを購入したのは昨年の6月。 それを皮切りに色々な物を購入した。 ニッパー、塗料、ヤスリ、ピンセット、接着剤などなど。 準備は早いうちにできていた。 後は組むだけ。 塗るだけだ。 いや、その前に。 参考にと、見たYouTube。 これがいけなかった。 次々と見せつけられるプロの技。 合わせ目消し? 下塗り? マスキング? 完成したそれは正に工芸品の域。 …

  • 文豪気取り

    吾輩は今月、弐本の大作を書いた。 自分の中を探る行為といふのは、大分疲れるものだ。 一つのおもひでを様々な角度から切り取ろうと色々考へる。ああでもない、こうでも無いと思案にふける事は楽しひ。 その反面、やはり読者様がゐると言うプレツシヤアも感じてゐる。 さらに今回のふたつに至つては、はてな様に選んでもらへるよう、考へに考へ抜いた物である。 ふたつともきつちり一週間づつかかつて書き上げる事に成功せしめたが、頭を大出力にて、回転させてゐるとどうしても、糖が足りなくなつてくる。 その様な時、吾輩は大好物の チヨコレイト を食す。 最近はもつぱら、傍らに レイズン を置いてゐる。 これが丁度いいのだ。…

  • もしもの話

    —もし〜だったら? 雑談等でよく出てくる質問。 私はこう言う類のものが苦手だ。 理由は、真面目に考えてしまうから。 「くそ」がつく程に。 文章に無い様々な条件を自分の中で勝手に考え、思考が止まらなくなって行く。 ありもしない話に振り回され、最後は、私も相手も疲れ果ててしまう。結局何も残らない。 「気軽に」 そんな事は言われずとも分かっているのだが、性分なのですいません。変えられない。 一時が万事こんな調子だから、私は人に好かれにくいのかもしれない。 なので、今回は人との会話では無く、自分で自分に質問してみた。 —もし、過去に戻れるとしたらいつがいい? うん。私は、間違いなくこう答えるだろう。 …

  • 白昼夢

    気がつくと私は、300人位が入りそうな芝居小屋にポツンと居た。 薄暗く、もう何年も使用されていない様な場所。 客席の中央辺りにスポットライトが当たっている。 その光が、幾粒ものキラキラ光る埃を映し出していた。 —ここに座れと言うのか。 不思議に思いながらも、照らされている席に私は座った。 暫くすると開演のブザーがなり、次第に辺りが暗くなり始める。 ゆっくりと緞帳が上がり、舞台にピンスポットライトの丸が現れた。 浮かび上がる 「グルグル」回っている 男の姿。 必死に、全力で回転している。 腕と足をばたつかせ、暴れる様に。 あれではそう長くはもつまいと思った。 やはり、息が次第に荒くなり、疲れ果て…

  • 結実

    —いい所に連れて行ってやる。 私が小学校の中学年くらいの頃、兄から言われた言葉だ。 どこに連れて行かれるのだろう。 私は不安に駆られた。 兄は、危ない遊びに度々私を同行させた。 野犬が出るスポットに行こうとか、長い用水路のトンネルをくぐって、川に出る等。 今回も、どんな目に遭わされるのか。 気後れしながらも、兄と兄の友達の後をついて行く。 着いた場所は、我々が通う小学校だった。 良かった。 学校ならば、そこまでの危険はなかろう。 その日は休日で正門は勿論閉まっていた。 だが、裏門というのか、裏口は、そもそも扉が無かった。 そこから3人、コソコソ入って行く。 そこから最寄りの校舎の入り口付近で、…

  • 慣用句

    私は野球が好きだ。 ただ、残念なことに、見る専門。 私は球技が致命的に ヘタクソなのだ。 運動神経が0だとは思わないが、球の気持ちがどうしても分からない。 迫ってくるボールに、ドキドキが止まらない。いつも、悪いイメージがそのまま結果として現れる。 なので、球技ができる人はすべからく尊敬している。 と言うわけで、今回はベースボールの話。 私の友人で、運動神経がずば抜けて良いのが居た。中学校の同級生。 初めて交わした会話が、 —逆立ち何秒できる? だった。 その時既に私はメガネっ子で、見るからに運動音痴の姿をしていた。 こんな人間に、そんな高等なスキルが身についている訳がないだろうと思った記憶。 …

  • 何味

    高校演劇にも所謂 「大会」 があった。 地区大会から、県、地方、そして全国大会と、勝ち進んで?行くのだ。 結局、私が在籍していた間、地区大会すら突破できなかったが。 ただ、残念とか、悔しいとかは、感じた事が無かった。 何故なら、その時の皆がそうとは限らないが、少なくとも私自身は、演劇を「目的」としてではなく、 「手段」 と、捉えていたからだろう。 練習は頑張っていたつもりではあるが、結果に拘らず、皆と仲良く出来ればいい。 それくらいの意識。 そんな高校2年生時分。 普段は地区大会の上位2校が次の県大会に進む。その年は何があったか忘れたが、3番目の学校も県大会で舞台が踏めた。 我が演劇部がそれに…

  • 誘致

    新世界にてレトロゲームを楽しんでいると、お昼ご飯の時間をとうに過ぎてしまっていた。 さあ、どこにする? 実は私。もう既に決めていた。 都会にしか無い、ずっと憧れていたヤツだ。 無論うちの県には無い。 その名も、 バーガーキング。 注文したのは、 ダブルワッパーチーズ。 970円也。ちと値が張るが、次にいつ来られるか分からない。 煩悩の赴くまま指差した。 残念ながら、そこのお店には駐車場が無く、店内で食べるのは諦め持ち帰る事に。 さあ、どこで食べる? 大阪にきたら、 大阪城でしょう。 NHKの駐車場に車を停める。 大阪城公園にて、初ワッパー。 袋から出して膝の上に置く。 でかい。それ以上に、 重…

  • 答え

    土曜日、在阪の友人を愛車で迎えに行き、ある場所に向かった。 目的は、 「答え合わせ」 とでも言うべきか。 ノスタルジーをテーマにブログを書く様になって早一年。 どうも私は、レトロゲームに強く郷愁を感じているみたいだ。 うろ覚えの記憶を使って作成した記事達を読み返していると、どうしても本物に会いたい感情が沸々と沸いてきた。 名前を調べ、画像を調べ、あのゲームが置いてある場所を探した。 そして、発見。 場所は、そこまで遠くない。 天王寺の「新世界」だ。 新世界。 最初に行ったのは確か就学前か。 祖父に手を引かれながら、 —俺の手を離すなよ。 いつも優しい祖父が、自分の事を「俺」 そして、命令口調。…

  • メサイヤコンプレックス

    私は2chをよく見る。 ただ見ているだけ。 書き込みは、何か怖くて出来ない。 書かれている内容を読むのが楽しいのだ。 そう言うのを「ROM専」と言うらしい。 後、がっつり「板」という物に直接アクセスするわけではない。 「2nn」という、ニュースが並べられたサイトや、「2chのまとめのまとめ」で色々興味をそそられるネタを眺めている。 その中で。 「人生が捗る方法」 なるスレッドがあった。 どんな方法なのか、とても気になったので覗いてみる事にした。 内容はと言うと、「自己肯定感を高める」とか、「楽しむ」など、私も実践している内容が書かれていた。 そうだよね。ふんふん。 納得しながら読み進めて行くと…

  • 1周年

    1月30日で、 「表と裏の高速回転」 ブログが1周年を迎える事が出来た。 記念に何かお祝いをしなければいけないなあと考えていた。 たまたま昨日は出張で三重県にお邪魔していたので。 そうだ、アレを食べようと言う事に。 仕事終わりにそそくさと向かう。 うちの県には存在しない。 あの ラーメンだ。 ジャーン …少しお待ちを。 今度こそ、ジャーン。 スガキヤラーメン。 お祝いなので、 特製ラーメンを選びました。 510円也。 ? スプーン?の形が若干変わってる。 以前は端の方にフォークが付いていたような。まあいいや。 —いただきます。 月日の流れを感じながらしみじみ食べた。 相変わらずの和風豚骨の優し…

  • 捨てる神あれば拾う神あり

    我が演劇部には、所謂部室と呼ばれる場所が無かった。 何処かで誰かが、 —あっ、あれ部室に置いて来た。 というセリフを聞くと、羨ましい気持ちになった。 我々が練習する場所は専ら、 書道教室。 放課後空いている教室といえば、ここくらいだった。 そして、公演が近くなると体育館の舞台を使わせて貰う。 緞帳は上げないで、 こそこそ、 練習した。 いつか、自分達の部室が欲しい。 そんな事を夢見ていた。 そんなある日の放課後。 私はその時までしらなかったのだが、大道具などを入れている倉庫があるというのだ。 そこを掃除しろとの命を受け、現場へ急行した。 場所は自転車置き場の端っこ。 物置きが置いてあった。 へ…

  • 資格

    先日、スゥイートゥランドにてgetしたチョコレートを食べるときが来た。 ただ、それだけだ。 以前の記事で書いたのだが、 necosiri7.hatenablog.com 高級な物を食べる時に、私は考えすぎてしまうのだ。 心から楽しめない。 食べ物以外なら、出来る様になってきたのだが、どうしても、邪念が入り込む。 今回こそは。 しかし、またもや私は大きなミスを犯してしまった。 テラから家に帰って、チョコをテーブルに広げた際、 —元は取れてるよなぁ♪ なんて言いながら、つい、このチョコの 「価格」 を調べてしまったのだ。 何と、 691円。 二粒で。 一粒300円超…。 混乱し出す私にブルースが、…

  • テラ、へ。完結編

    昨日の記事の続き。 我々一行には、実はもう一つのミッションがあった。 不意の着陸を余儀なくされたラウ1星。 かなりの時間滞在してしまった。 そこに辿り着く事はできるのか。 我々は、チョコ界の神を採取でき、目的を忘れてしまいそうになりながらも衛星軌道に再び乗った。 その時、時刻は15時。 そこは、いつまでやっているのか。 無論、 調べていない。 いつもの私のチャームポイントだ。 開き直り漕ぎ続ける。 そうこう(走行)しているうちにも 「テラ」 が姿を現した。 駐輪場は?ここだ。 やった。まだ、 拝観時間内だ。 遂に我々は辿り着いたのだ。 なけなしのエネルギーを振り絞り、手を引き、尻を押し、二百段…

  • テラ、へ。

    成人の日の1月9日。 春かと思う程の陽気に誘われた結果、 サイクリング をしよう、という話になった。 娘は既に出かけた後だった為、参加者は私、妻、息子の3人。 走る順番は先頭から私、息子、妻。 —スピードは絶対に上げてはならない。 うずうずする心を必死で抑え、普段自動車で走る道を征く。 目標は、某古本屋さん。 そこなら息子は一緒に行ってもいいと宣ったから。 欲望の引力に引かれ、小惑星探査機はやぶさ並の出力で漕ぐ事20分。 目的地へ到着。 息子は30分程の滞在の間に、名探偵コナンを数冊採取出来た。 ここを、銀河の端と捉え、我々はまた衛星軌道に乗り、くるりと一周して家に帰るルート。 出発し、大通り…

  • 困惑のお正月

    あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願い致します。 書き初めから始まった2023年。 実はこのヘタ習字、 なんと、 私のノスタルジー発祥の地と言っても過言では無い、 「イズミヤ多田店」 で書かせて貰ったのだ。 今回の正月休み、両親が住む実家に帰省した。 その際、色々な口実を駆使し、なんとかかんとか、お店に行く事に成功したのだ。 —本当に懐かしい。 外見は少し変わってしまったが、数十年前のお正月、ここで福袋を手に入れる為に、家族で並んだなあ。 その中には縄跳びが入っていた。それだけは覚えている。 そして、店内で物色している際、店員さんにお声をかけられ、書き初めをさせて頂いた次第である…

  • 期待

    特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 私はギターを弾く事が、 「出来る」 と言って良いのだろうか。 何者でも無い私が、何者かになる為に、上記写真のZO-3を手に入れた。 何をやらせても中途半端で投げ出していたあの時。何とかこれだけはモノにしたいと、なけなしの貯金をはたき、購入したのは高1だったか。 それから三十年。今日、久しぶりに押し入れから登場して貰った。 眺めていると色々な思い出が蘇ってきた。 手汗が酷かった私。その為、すぐに弦が錆びて、切れてしまう。何度も張り替え練習を重ね、最初の難関である、Fコードも押さえられるようになった。 ただ、努力したのはここまで。 そこから…

  • なり、の幸せ

    今週のお題「ビフォーアフター」 今年の一月末より始めさせて頂いたブログも、ありがたいことに年の瀬を迎えられた。 私自身、良くここまで続けてこられたと自分を褒めてあげたい気分だ。 人生は、 「ネタ」 だ。 今までそれを私のメインテーマにして、遮二無二生きてきたつもりだ。 そして、五十歳が見えて来た現在、それは結構な数になった。 最初は、それらを独り占めしておこうかと考えていた。 私には、人より秀でている部分や、胸を張って言える経歴など無い。 故に、「ネタ」と言っても、世界を相手に戦ってきた訳でもなく、誰かの命を救った事も無い。そんな日常の小さな出来事を声高に語っている自分の姿が惨めに映るのでは無…

  • 物心がついた時からこの、赤いラジカセがあった。 所有者は六つ違いの姉。 それは、いつも机の端に置かれていた。 姉はそれでよくラジオ番組を聴いていた。一番覚えているのは日曜日の昼下がり。歌のベスト10番組。 —ぶーんぶーんべすとてん ぶんぶんべすとてん 印象的なジングルで始まるこの番組を私も横で、一緒に聴いたものだ。 私もこのラジカセを借りて、コロちゃんパックを聴いたり、テレビジョンの前に置いて直接歌を録音させて貰ったりもした。ついでに、 秘め事も。 たまーにだが、家に誰もいない時があった。 よし、今だ。 そっと押入れの中に、ラジカセを持って私は入って行く。 そして、おもむろに 「録音ボタン」 …

  • iPadとApple Pencil

    今週のお題「買ってよかった2022」 月一万円の小遣いシリーズ。 今年、一番買って良かった物は、やはりiPadとApple Pencilになるだろうか。 理由は二つ。 ひとつめは、 使い勝手が非常に良い。 以前私は、某タブレットをもっていた。某セールにて、3000円代と言う超破格値で購入する事に成功した代物だ。 ただ、やはり、値段相応のスペックだった。わかりきっていたのに、買ってしまった。 それに比べると当たり前だが、雲泥の差がある。 価格が約10倍なのだ。そりゃそうだ。 ぬるぬる滑らかに気持ちよく操作が出来る。はてなブログも編集しやすい。 妥協。 とりあえず、とか、安いから、と言う動機で今ま…

  • それだけの話

    ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。 [ マイク・マクマナス ]価格: 1650 円楽天で詳細を見る 今週のお題「人生変わった瞬間」 「適応障害」 10年程前の事。 心療内科を受診した際、私はそう診断された。 あの当時、私は普段よりしている、高速回転をさらに早く、レッドゾーンまで回し続けていた。 慣れない仕事や、家族、お金など、心配事が山の様に積み重なっていたのだ。 それは、複雑に絡み合った糸の様に、何処から解いて良いのか分からない程、どうしようもなくこじれていた。 回しても回しても、何処にも引っかからない。虚しい空転は続く。軋む心の音がどんどん大きくなってきた。 そして、遂に…

  • 一矢

    今週のお題「わたし○○部でした」 私は高校時代、 「演劇部」 に所属していた。 中学生の頃、TVの深夜枠でやっていた 「ムイミダス」 と言う番組。 古田新太さん、升穀さん、槍魔栗三助さん(生瀬勝久さん)等、今は押しも押されもせぬ大御所の俳優さんが多数出演していた。 そんな人達の、コントや、絵描き歌、シリアスなお芝居をされているのをみるにつけ、私は心底 「羨ましい。」 気持ちになった。 何と言うのだろうか。 ブラウン管の向こう側は、とにかく楽しそうだったのだ。 のびのび自分を曝け出し、自由に表現し、それが許される世界。 この人達は、鬱屈し、下を向く日々を過ごしている私の「対極」に間違いなく居た。…

  • 祝!ジブリパーク開園 ラピュタの島 友ヶ島に行ってきた。

    2022年11月1日。 愛知県長久手市にジブリパークが開園した。 もう、10年以上前になるか。 愛・地球博に出展していた 「めいとさつきの家」 に行きたかったが、予約が必要で涙を飲んだ記憶。 今度こそと思っているが、いかんせん距離がある。 なので今回は、近場にジブリを感じる事ができる素敵な島。 友ヶ島 に行ってきた記。 友ヶ島フェリー乗り場に着いたのは、10時半。駐車料金は700円。 当日なら出入り自由との事。 11時の船に乗ろうとしたがあいにく 満席だった。 前日のネット調べでは、次の便は13時だ。 マズイ。 と、思ったが、 今日は、30分後の11時半の便があると、駐車場の誘導員さんが教えて…

  • 新通貨

    仮想通貨。 なにやら「最近」のワード。 若人とは違う私の時間感覚からしたらの話だが。 株やFXと一緒なのだろう。 何も知らない者の感想だ。 知っている事と言えば、 ビットコインとか、イーサリアムとか、 パソコンのグラフィックボードを使って マイニング?するとか、 換金しにくい?とか、 結局よく分からないまま。 乱高下を繰り返している金融商品だと決めつけて本題へ。 小学校2年生の頃の私。 学校に行くのが面倒くさかった。 一番多い時で、月の半分くらい学校を休んだ事がある。 親には腹痛や、頭痛といった適当な理由をつけていた。 今思えば、良くあんな簡単に休ませてくれたと変に感心する。 たまに出席したと…

  • 「私、猫しりくんのファンなんです。」 三者面談での第一声。 ものすごく面食らったのを覚えている。 時あたかも中二。 多感な時期である。 私が虐められたのは、中一。 そこから進級時にクラス替えがあり、いじめグループとは違う組になった。 だが、心の傷跡はまだまだ癒えず、少し触れただけでも ひりひりずきずき していた。 これからは、目立たない様に、息をひそめ波風をたてず、生きて行こうと決めていた。 休み時間には、めっきり少なくなってしまった友人と、大学ノートに落書きをして遊ぶ。 それがない時は机に突っ伏して狸寝入りを決め込む。 周りの楽しげな声が聞きたくないのに耳に入ってくる。 もう、うんざりしてい…

  • スランプ

    …うーん。 語呂が悪いのだ。 しっくりこない。 なにがって? 今週のお題「わたしは○○ナー」 このブログのメインテーマである、 「ノスタルジー」 を何とかくっつけようと試みている。 ノスタルジーナー 郷愁ナー 懐かしいナー カルボナーラ … ノスタルジーラー 郷愁ラー 懐かしいラー コンシーラー … しょうもないダジャレしか浮かばない。 色々な所から引っ張って見よう。 ピアニスト。 ジーニスト。 ベストジーニスト。 草彅君、キムタク。 これは!! ノスタルジーニスト。 いいかも。 どうも、「ノスタルジーニスト」こと、猫しりです。 うん。これで行こう。 そして最終的に、今年の ベストノスタルジー…

  • ご報告

    この間 遂に、 読者様が 200人を超えました。 ここまで続けられたのも、 皆様のお陰です。 感謝の一言でございます。 ありがとうございます。 10年以上前になるでしょうか、私、一回ブログに挑戦した事がありました。 その時は、ある資格試験の勉強法など、受かるコツを、つらつら書いていこうと思ってました。 受かるにはこの参考書だ! 単語帳を作って暗記すべし! 過去問をするのを勿体ないと惜しむな! あれ? 2〜3記事書いたら、もう何も無くなったぞ。しかも、当たり前の事ばっかやん。 後、ただの自慢やん。嫌なヤツやん。 その資格も苦労してとった割に、結局有効活用出来ず。 ブログも自然消滅。 今度は同じ轍…

  • 猫しり滅裂

    先日、某家電量販店に行った。 目的はwifi無線LANルーター。 現在我が家には、ニンテンドーSwitchが何と、 3台。 もある。一人者の時には考えもしなかった。同ハードの多数所持など。 後、スマホが4台。パソコンが2台。 全てを同時接続する事はまず無いが、スプラトゥーンを二台接続するとどうしても通信状況が悪くなってしまう。 きっとルーターがボトルネックになってしまっているだろうと、某に来た次第である。 売り場に着くと、あるわあるわ、ルーターの種類が。山の如し。 —どれが良いの —わからない —調べてないの —コクリ 慌ててスマホを取り出し色々見てみるが、 よー分からん。 さんざん値段と数字…

  • 小噺

    王様。 王様よ。 いるんだろう? 入るよ。えー、よっこらせと。 昼日中まで、部屋ん中閉めっぱなしでおやすみたぁ、いいご身分だね。 王様だからいい? どんな身分でも、やっていい事といけない事位わかんだろう? 酒ってのはね、呑んでもいいけど呑まれるなってね。むかーしから言われてるんだよ。わかってるのかい。 …また、やっちまったんだってね。 酔っ払って、星を、星座を、壊して回ったと。 こうなったら、こうなるわな。 いつも通りにサ。 アンタんとこの小倅が、村中のいろんな物を巻き込んで回ってるよ。与作の嫁までひっつけちまって… アイツ泣いてるよ?ようやくできた嫁さんだよ? オイラだって被害者だ。ちょっと…

  • 最後の最後

    コンピュータプログラムに興味がある。 今までも、これからも。 最初にキーボードと言う物に触れたのはいつだったか。 ファミリーベーシック。 ファミコンの周辺機器なのだが、プログラムを作れる。 ぽこぽこぽこ、ぶーぶ。 こんな効果音と共に、テキストが出力され、コンピュータと対話している気分になった。 調べてみると、発売は1984年。 当時は、兄弟がテキスト片手にプログラムを作成し、マリオを動かしているのを目を爛々とさせ見ているだけだった。 プログラムを本格的にやってみたいと、友人からMSX2を5000円で譲ってもらったのは中学生の頃か。 同時期にゲームプログラムが掲載されている雑誌も購入。 何度も、…

  • センス

    他ブロガー様の記事を読んで色々勉強させて頂いております。 メダカを買うのが趣味な方。 猫ちゃんと暮らしている方。 実体験から、含蓄のあるお言葉を仰る方。 等々、記事を読む事で、私の知らない事、興味のある事を教えて頂いている様で、非常にありがたい。 そんな折、気になる単語を見つけた。 その内の幾つかを、調べてみた。 note。 基本的にはブログを作成するサイトのようだ。はてな様と違うのは、 有料記事を作成できる。 投げ銭ができる。 の二点。だろうか。 自分の記事に価値があるのならば、やってみたくもある。 Kindle。 自分で作った小説などを、売る事が出来る。 LINEスタンプ。 自分でLINE…

  • 進化

    家庭を持つ。 自分では無いが他人でも無い人達と同居している。 今でも何か不思議な感覚にとらわれる時がある。 価値観がそれぞれにあり、時には衝突し、迎合し、まるでそれは粘菌の様に形を変えながら何処かに向かっている。 向かっていて欲しい。 これは、私の願望。 …いやいや、今回はそんな大それた事を言いたいわけじゃなく。 食べ物の話。 一人者であったなら、きっと食べる機会が無かった。 そんな農作物に最近よく出会う。 キウイ。 半分に切ってスプーンで掬い、食する。 記憶では、小学校の給食で、食べたっきり。 濃い緑色の果肉は、 硬くてすっっぱーい!! という、イメージ。 記事を書いている今現在でも、唾液腺…

  • 散財

    先日、幼少期よりの夢であったエアブラシを購入した。 necosiri7.hatenablog.com それに伴い、かねてから考えていた楽しい作戦。それを実行に移すべく、準備を始めた。 …しまった。 買い過ぎた。 某家電量販店や某OFFに行く度に、ついつい買ってしまう。 私の中にいる 「買うボーイ」 と呼ばれる部分を、押さえつける事ができなかった。 いや違う、寧ろ今回は放置してみたのだ。 今まで私は、我慢が美徳であると信じて疑わなかった。 だが、心の中の、我慢の優先順位をたまに下げてあげる事も必要だと感じていた。 「楽しい」 感情を、お金で買ったって良いじゃ無いか。 自分で自分を認めて許す。 こ…

  • 充電

    今日は休日。 娘がどうしても、と言うので イズミヤ に行ってきた。 以前から私は necosiri7.hatenablog.com と necosiri7.hatenablog.com で イズミヤファンである事を公言している。 嬉しい気持ちを抑え、仕方ないなあ、と少し勿体ぶって連れていった。 到着したのは、11:30 やはり、ここはいつ来ても良い。 一通り買い物を終え、ゲームセンターに行った。 娘にせがまれ、ねだられ、クレーンゲームをする。やったのは確率機と呼ばれる筐体で、ある程度お金をかけないと取れない事は知っていた。 以前、3000円という大枚をはたき、ぬいぐるみを獲得した記憶。 あの時…

  • ドライブゲーム

    私の前職の内の一つで、 「教習指導員」 がある。 簡単に言うと、自動車教習所の教官だ。 私は、そう多く無いが、色々な職を転々とした。経緯などは後々語る機会があれば話そうと思っている。 普通自動車の実技や学科など、一通り教える事が出来るまでは在職していた。 その中で、私が苦労したのが、実技の一発目。正確には2時間目になるのだが、初めて生徒様が実車のハンドルを握る時間。教習コースの外周をぐるぐる回るだけ。 だけ。 だけ? ご冗談を。 この時間が、自動車教習所が楽しかったか、嫌だったか運命の分かれ目となる。と私個人の意見だが、断言する。 ほとんどの生徒様は、緊張している。 私はあの手この手でリラック…

  • 野球ゲーム

    私が人生で一番初めに買ってもらった電子ゲームは、腕時計だ。 大の阪神タイガースファンにも関わらず、宿命のライバルである(こっちが勝手に思っているだけであろうが…)読売ジャイアンツデザインを選んだのは、 それしかなかったから。 栄光のV9時代より後の世代だが、やはり巨人人気は根強く、野球中継も通常番組を押し退け全国放送していた。 TVCMも、 元気はつらつオロナミンC 選手達が躍動する姿は、非常にカッコ良かった。 かたや阪神は 1.2.サンガリア …今見れば、味があって良いが。 そんなこんなで、グッズにも差があったのだろう。 祖父のお見舞いに乗じて買ってもらったのは40年位前だろうか。 バンドは…

  • いとを菓子

    先日、妻の誕生日だった。 お祝いにケーキを買いに行く。 近所でも美味しいと言われている、大人気のお店。 丁度、誕生日がお店の長期休暇明けにあたり、売り切れてやしないか、ドキドキハラハラしながら、車を走らせた。 駐車場がいっぱいだったので、妻だけ店内へ。 運良く買えた様で良かった良かった。 家に帰り、ご開帳。 じゃじゃじゃーんじゃ。 フォトジェニックもへったくれもあったもんじゃ無い。 お店の方、すみません。 つまり、私は写真もヘタクソだ。 早速家族4人、誰のものと決めずに、フォークで突っついていく。 流石、大人気のケーキ屋さん。 一口食べると、 味の波状攻撃や〜 色々な味が私の中を駆け抜ける。 …

  • ご乱視ん

    今日は近眼のご紹介。 しかも、「ド」のオマケ付き。 もう、乱視もつけちゃう。 まだあります。(ええー) ひ、ぶ、ん、ショー。(わあ、会場大喝采) これだけつけて、お値段なんと! やめいやめい。 つまらん、もの凄くつまらん。 わあ、じゃねえわ。 つまらない「枕」じゃ。 本当に寝てしまうわい。 すやすや? ぐうの音も出やしねえ。 なんてな。 というわけで〜 私は近眼だ。 近眼とはもう30年以上。飛蚊症とは20年の付き合いになる。 たまーに、眼科に行き、視力検査をしてもらう。裸眼視力は、0.1以下なので、一番上が、 「わかりません」 なので、看護師様が、巨大ランドルト環が描かれたカードを背中で隠して…

  • 愛のキャッシュメモリ

    今週のお題「人生最大のピンチ」 私の一番最初の記憶は、上記の絵の様な場面だ。 昭和の古めかしい電灯を仰向けで眺めていた。 時折視界に入る、母親の顔。 寝かしつけられている最中なのだろう。 子守唄が聞こえている。 ねんねんころりよ、おころりよ。 こんな歌詞で始まる物悲しいメロディーと、常夜灯のオレンジが、今の私の郷愁を強烈に刺激する。 暫くして私は心地よく寝てしまう。 この記憶の次が、今回のテーマである、人生最大のピンチであろうか。 母親に手を引かれながら、 大丈夫、大丈夫。 と励まされているシーンから始まる。 最近になって母親に聞いたのだが、 私は当時、2歳。 言葉もまだおぼつかない。 見上げ…

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