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サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。

中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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2022/01/28

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  • 精巧殿古株

    40年ほど前に二和園さんで購入したツルビニカルプス属の「精巧殿」。いまだに覚えていますが、これを買うといったときに園主さんが発した言葉は「これは少し高いよ。」。確かに当時安サラリーマンだった私が買う苗は皆200円以下。この精巧殿は1000円でした。直径が2cm足らずの小さな苗でしたが、でも今から思えば良い買い物でした。苗の姿は単頭ではなく複雑なことになっています。順を追って説明しますと、まず赤ダニの被害に会...

  • 四頭の振武玉、さらに子を吹く

    実生8年生のエキノフォースロカクタス属(あるいはステノカクタス属)の振武玉。拗れた結果4頭に分離しました。まあ、我慢のできる変身です。うちの温室ではエキノフォースロカクタス属のサボテンは素直に育ってくれません。なにが原因かいまだによくわかりませんが、この振武玉はどちらかと言えばよい方向に拗れたものです。ふと根元を見ると子を二つ吹いていました。親株はこの一本のみですので、子株を吹いてきたことは大いに歓...

  • メロ達は大丈夫か?

    今年も押し詰まり、かなり寒くなってきました。温暖の地ここ横浜でも早朝の最低気温がマイナスとなる日も出てきました。昨年の冬からプチプチシートによる内張を止め、温室内最低気温は外気の最低気温とほぼ同一になっているものと思われます。そこで気になるのはメロカクタス属のサボテンたち。特に既に花座を形成している”成人株”の体調が気になるところです。<マタンザヌス> 実生10年生の小型メロ。元気そうです。<バイエン...

  • 菊水綴化苗接ぎ木半年目

    今日は今年の夏に袖ケ浦の台に接ぎ木した菊水綴化苗の様子についてです。まずは画像から。上の二苗は一直線状の綴れ、三番目の苗は双頭の球体上に「Y」字状の綴れが出ています。袖ケ浦の台と菊水の穂との相性はとても良いようで、これらの苗以外にも接いだ”正常な苗”も多くが活着して成長開始しています。気の早いこの苗は厳寒のこの時期に蕾を上げ始めています。当面の目標は綴れ苗の綴れ部両サイドにずらりと並ぶ開花の列です。...

  • タイムマシンに乗る太平丸類

    昨年の夏に実生した太平丸類の幼苗たち。皆健康に育っているが、いかんせんこの種類のサボテンは成長が遅いです。(最初の画像左下の4本のみ2023年夏の実生です。ニコリーx雷帝)ここまで育つと、もうほとんど落ちこぼれる苗は出てこなくなります。あとは成長の遅いことには目をつぶりひたすら育ててゆくのみ。とはいってもそこは人の心。早く先を見てみたくなるものです。そこでサボテン界のタイムマシンの登場。接ぎ木です。前...

  • アクセルとブレーキ:フラビスピナ実生接ぎ苗

    昨日に続き今年の夏に袖台に実生接ぎした苗の話題です。ユーベルマニア属の「フラビスピナ」。自家受粉しないため交配作業を行うのですが花が小さいためなかなか思ったように行きません。結果、毎年採れる種子は数粒前後。この虎の子の様な種子を実生して育てているのですが、成長が気が遠くなるほど遅いです。意を決して実生接ぎすることに決めました。大事な苗ですので慎重に気を入れて接ぎ木作業し、100%成功しました。私の接...

  • 期待の黒刺、しかしローマは一日にして成らず

    今年の夏に袖台に載せた黒王丸の幼苗たち。良い刺を出してきました。ギムノの黒刺鳳頭や、ディスコのギガンティアを思わせるような艶のある黒刺です。来年いっぱい肥培し、大きく育った球体にこの黒刺が載れば、めでたしめでたし、の気分で接ぎ降しできます。だがしかし100%その筋書き通りに出来たとしても、膨らんだ球体色は緑色のはず。それから先には、果てしない球体白色化への道が続きます。ほれぼれするような黒王丸への道...

  • 気が付くと子株がザクザクと…

    永年栽培している旧エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」大群生株。5年前の姿です。この頃は群生をあまり大きくしたくないため、出てくる子株をせっせと掻き落としていました。その後油断して子株を掻き落とすことを怠っていたところ…群生を構成していた大玉(直径10cm前後)の合間から直径1cmぐらいの子株が無数に噴き出してきました。両者の大きさの差が余りにも大きいので、このまま自然に任せてゆくと何とも不...

  • 地久丸世代交代

    ウイギンシア属の地久丸。実生10年生の二苗を維持しています。寒いこの時期のせいなのか、ややくたびれた感が見て取れます。ここ数年大きさは変わらない状態が続いているので、そろそろ世代交代の考える時期なのでしょう。幸い自家受粉しているのか毎年多くの種子を提供してくれています。その実生苗。順調に成長しています。実に地味なサボテンですが、あまり手がかからず栽培者にとりありがたい存在です。ご訪問くださりありが...

  • ユーベルマニアが開花、しかし…

    毎年厳寒のこの時期に開花するユーベルマニア属のサボテンたち。今年も開花を見せてくれています。<フラビスピナ> 実生9年生の自根苗たちです。種子を採るため毎年交配しています。黄色の小さな花を咲かせていますが、通常使用する綿棒はサイズが大きすぎるため、ピンセットで雄蕊を切り取り別の株の雌蕊に擦り付けています。<プセウドペクチニフェラ> 実生10年生の自根株です。自家受粉するので交配する必要はありません...

  • 長くなってきた恩塚ランポー玉

    兜丸は長年育てていても球体が縦長になることがないサボテンですが、同じアストロフィツム属でも、般若やランポー系のサボテンは年を取ると次第に縦長の球体に変化してゆきます。うちの実生10年生の恩塚ランポー玉たちも次々に縦長になってきています。実生10年生の自根株です。4稜の球体で気に入っていたのですが、いよいよ長くなってきたなという感じです。それほどは多くない3稜の恩塚ランポー玉です。実生10年生ですが、袖...

  • サボテンの実生苗(幼苗)を拡大撮影してみました

    18日の本ブログ「メセンの幼苗を拡大撮影してみました」に続き、本日はサボテンの実生苗を拡大撮影した画像を挙げてみます。<金赤竜(23年9月播種)> 今からこんな刺出して、将来どうするの?という感じです。<神仙玉(23年9月播種)> こちらは順当な刺の発達。金赤竜にも通じますが、球体の紫色は強刺サボテンの”蒙古斑”でしょうか?<黒王丸(23年10月播種)> 当代の人気種も発芽直後はこんなものです。<白...

  • 新天地実生10年生の植え替え

    1か月前のこのブログに登場した実生10年生の新天地を植え替えます。球体直径は15cmを超えています。実生10年生のサボテンとしてはかなり大きい。刺に気を付けながら恐る恐る抜き上げました。根張りはまあまあでした。これ以上あまり大きくなられては困るので、浅鉢に植え付けました。12月のこの時期、寒冷な気候のせいで植え替えても根の伸長が思わしくありません。したがって弱い性質の苗や大事な苗の植え替えは来春を待...

  • メセンの幼苗を拡大撮影してみました

    今年の秋も気まぐれにいろいろな種類のメセンの種を蒔きました。気温が高かったこともあり、総じて順調に育っています。それらの中から3種を選び、手持ちのデジカメ(オリンパスTG-4)の顕微鏡・深度合成モードで撮影してみました。<ブルゲリ> 大きさは径5mmほどです。小さなガラスの球のようなもの一つ一つが、細胞なのでしょうか。<ハンメリ> ブルゲリよりは一回り小柄です。小さな種殻を頭上に残しているのが滑稽です...

  • フェネストラリア「ファイアワース」咲く

    昨日の「モニラリア」に引き続きマイナーメセンのネタです。本日の主役はフェネストラリアの「ファイアワース」。2021年9月に実生した苗です。今朝、朝日を浴びた花が輝いているように見えましたので、思わずシャッターを切りました。オレンジ色の花の中心部が明るい黄色で、これが輝いて見える原因でした。ここ数年サボテン趣味が拡がって、リト・コノやいろいろなメセンにも手を伸ばしています。それぞれの植物により成長期...

  • モニラリア

    通称「ウサミミ」ちゃんの「モニラリア」。初冬のこの時期はウサミミが伸びてうどんのようなみかけになっています。この苗は2020年に実生した「碧光」です。既に多頭株に成長しています。この株は2018年に我が家にやってきた株です。既に10頭以上の大株に育っています。モニラリアは一年のうちこの時期が見ごろで、長く伸びた灰緑色のステム上のビーズが太陽光を反射して美しく輝きます。この後これらのステムは次第に枯れ込ん...

  • 冬は来ぬ:日ノ出丸が開花

    フェロカクタス属の「日の出丸」二苗が開花しています。これ等の苗は2013年春に札幌カクタスクラブさんから入手した種子を実生したもので、10年後の現在球体の直径は10cm程までに育っています。2年前から通風型栽培室に置いているためか、球体の成長は今一で棘だけが目立つ傾向が強くなってきました。この通風型栽培室、その名の通り冬季でも風が吹き抜ける構造なので冬季の最低温度は-3℃程に下がります。しかし昨年の冬の経験...

  • 亀甲ランポー/ヘキラン

    ノーマルなランポーやヘキラン(以下ヘキランを含めて単にランポーと記すことがあります。)の派生種として恩塚ランポー玉に人気がありますが、最近亀甲ランポーにも人気が集まりつつあるような気がしています。私としてはこれまであまり亀甲ランポーには注目してきませんでしたが、それでも温室内を見渡すといくつかの苗が目につきました。この苗は通常の「ヘキラン」実生苗の中から出てきたものです。純粋な亀甲ランポーにしては...

  • それなりに開花;白珠丸

    マミラリア属の「白珠丸」が花を咲かせています。画像の苗は購入してから30年以上経つ大群生株です。通常マミラリア属のサボテンの開花は球体をぐるりと囲む花輪のような群開を見せてくれますが、この白珠丸は例外。パラリパラリとやる気なさそうに、多くの場合は数頭に一輪、多くても一頭に二輪程度の開花です。それでも今年は”異常気候”のお蔭か、例年より花の密度が多いように感じます。植え替えよう、植え替えようとぐずぐずし...

  • 黒王丸 青リンゴ

    温室内での黒王丸を置いている一角の画像です。皆一応の大きさに育っていますが、手前側一列及び第二列左側の二苗は球体色の緑色が濃いことが分かります。まさによく言われる「青リンゴ」のよう。これ等の苗は昨年袖ケ浦の台から接ぎ降ろしたものです。他の苗の大半は2013年に実生した自根苗たちで、それなりに白っぽい球体色になっています。この白い色の成分は多分ワックスのようなものと想像しています。降雨の少ない地域に自生...

  • 強刺類のスパルタ教育

    最近あまりその名を聞かなくなったですねえ「スパルタ教育」。「スパルタ教育」とは、古代ギリシアのポリス・スパルタで行われていたとされる教育であって、極めて厳格かつ過酷な訓練を施すことが特徴であるとされています。パワハラ・セクハラとかまびすしい世の中にあっては、使いづらくなった教育方法ではあります。で、その「スパルタ教育」をサボテンに施しているのが本日のテーマであります。強刺類の幼苗を植替え後、通風型...

  • 本当に12月か

    前回12月4日のブログで12月に入っても旧ロゼオカクタス属牡丹類の開花が続いていることをお伝えしましたが、今日もその開花が続いていました。手前の二本のピンク花は袖台に載った竜角牡丹、奥の赤、ピンク、白色の花を咲かせているのは実生10年生の黒牡丹、姫牡丹の自根苗たちです。こうも数が揃うと、これは単なる狂い咲きではなく今年の異常気象の影響かという思いが強くなります。でも、牡丹さんたちよ、いつまでも浮かれてい...

  • 実生に年で初開花:アガベ牡丹

    2021年4月に実生したアリオカルプス属の「アガベ牡丹」が初開花しています。実生二年目の開花ということになります。これ等の苗は4月17日のブログで今年4月の植え替えを記事にしたものです。花牡丹等の大型の牡丹類の初開花は実生5年生以降となることが多いですが、小型の旧ロゼオカクタス属のサボテンは比較的初開花が早いです。その中でもこのアガベ牡丹の初開花は早いですね。一昨日のブログで登場したこれらの二年生...

  • 赤刺金冠竜

    通風型栽培室に入れて2年経つフェロカクタス属の「赤刺金冠竜」二苗です。頂いた種子を実生してから5年ほど経過していると思いますが、成長は大体予想通りです。通風型栽培室に入れたあたりから力強い棘が出始めました。やはり強刺類は湿度の高い温室内で育てるより、風通しの良い環境で育てるほうが棘の発達には良いようです。ただ、苗があまり小さなうちから風通しをよくし過ぎるとひね媚びた意地けた苗になりかねません。小さ...

  • ダラダラと続く牡丹類の開花

    もう疾うに終了しているであろうと思われた牡丹類の開花ラッシュ。現実には12月に入った現在でもまだダラダラ続いています。<亀甲牡丹ヒントニー> 実生10年生、自根苗。<黒牡丹> 実生10年生、自根苗。<白花姫牡丹> 実生10年生、自根苗。<アガベ牡丹> 実生10年生、自根苗。いずれも旧ロゼオカクタス属の小型の牡丹類です。花牡丹等の大型の牡丹類は既に咲き終わり現在開花の気配はありません。あとひと月足らずで酷寒の...

  • 存在感ある「グリーンウッディー」

    2014年に実生したコリファンタ属の「グリーンウッディー」。早朝の最低気温が5℃を切ってきたこの時期に開花しています。コリファンタ属のサボテンとしてはかなり大きな球体に大きな疣がごつごつと飛び出していて、浅い緑色の球体色とともに温室内ではかなりの存在感があります。花色はコリファンタらしい黄色で珍しくはありませんが、温室内では花の少ないこの時期、ありがたい存在です。実生10年近く経たこのサボテン、成...

  • 闘鷲玉 実生10年生

    2014年にヤフオクで種子を入手したギムノカリキウム属「闘鷲玉」。実生10年目の今、一本の苗のみ維持しております。見かけによらず育てるにあたり結構気難しい点のあるサボテンです。この闘鷲玉、ギムノカリキウム属のサボテンです。ギムノ一般にはあまり多くの日照を与える必要はないようですが、この闘鷲玉はギムノのなかでも「強刺サボテン」です。したがって通年強い日照を与えることを栽培の命題としています。具体的には、春...

  • 帝冠実生10年生

    2013年に実生したオブレゴニア属の「帝冠」。3本の苗を維持しています。一つ目の画像の苗は、普通タイプの帝冠自根苗です。球体の径は10cm程度です。疣が大きくはないゆえに多くの疣が重なり合い、年数を経た苗の貫禄のようなものをうかがわせます。二つ目の画像の苗は、大疣タイプの帝冠自根苗です。球体の径はこれも10cm程度。大きな疣が連なって魅力的なサボテンに仕上がっています。成長点上の綿毛が豊かで、ディスコ...

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