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2021/11/30

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  • 「朝は食パン1枚、昼はなし」…外食もコンビニも〈贅沢〉となった

    食料品に日用品、光熱費と生活に欠かせないあらゆるものの値上げが止まりません。物価高の現状をどのように凌げばよいのでしょうか。 不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが調査した「物価高対策として実践していること」についてのアンケート結果をもとに、今日本で暮らす私たちが直面する「物価高」との向き合い方の現状を見ていきます。 物価の高騰が止まらず、賃金の上昇が追い付かない現状。節約して凌がなければ、と考えている人も多いのではないでしょうか。 不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが、10代から60代以上までの480人を対象に「日本の物価」についてのアンケー…

  • 退職後「不幸になる人」と「幸せになる人」の決定的な差

    近年、日本では、「FIRE」(Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職))や「定年後」をテーマとした本がブームとなっていますが、米国でも同様の現象が起きていると聞いています。 なぜ今、「退職」が関心を集めているのでしょうか。 それはとても面白い質問ですね。その理由は主に2つあると思います。 1つは、人々の寿命が伸び、退職してから寿命を迎えるまでの年数が20~30年と長くなったこと。世界各国で人口の高齢化が進展する中、人生の3ステージ「教育→仕事→引退」の「引退期間」をどう過ごせばいいのかについて、人々の関心が高まっているのではないでしょう…

  • 『アベノミクス』は本当に成功だったのか?

    アベノミクス「第3の矢」の構造改革も、すべてがうまくいったわけではありませんでした。 もともと安倍元首相は「日本を世界で最もビジネスしやすい国にする」と言っていたのですが、むしろ逆向きの政策も一部で実施されていました。 かつての民主党政権時代は「産業の6重苦」と言われていました。 「異常な円高」「法人税の高さ」「経済連携協定の遅れ」「労働規制の厳しさ」「電気料金の高さ」「環境規制」の6つが企業活動の重しになっていたのです。 「異常な円高」はアベノミクスで解消されました。 「法人税の高さ」も、一応ドイツ並みには下げました。「経済連携協定の遅れ」については、TPPをはじめ、EPAや、RCEPを推進…

  • タワマン価格が「一気に暴落」する日はくるのか

    大方の予想を超えて、際限なく値上がりを続けているタワマンですが、ここまで高騰すると購入できる人も限られてきます。 多くの日本人にとってローンを組んでも手が届かない価格にまで達した物件を、はたして誰が買っているのでしょうか。 世帯年収が2000万円前後の「パワーカップル」に代わって増えているのが、世帯年収3000万円前後の「パワーファミリー」です。 夫婦どちらかが一流企業の役員や管理職であることが多く、子どもがいてすでに持ち家もある点でパワーカップルと異なります。 この10年で都心の不動産は大きく値上がりしているので、5000万円のマンションが1億円になっていてもおかしくありません。 それを売っ…

  • 30代で「FIRE」も、現実は…「また働きに出る人」が続出するワケ

    経済的自立を果たし、早期退職をしたとしても、理想のFIRE生活を送れる人は少ないようです。 実際には、FIREを卒業し、再び働かざるを得ない人も。なぜそのようなことが起こるのでしょうか? FIREの落とし穴について紹介します。 一部の若い人たちのあいだでは、なるべく早く仕事を辞めて、残りの長い人生を金融資産だけで食べていくライフスタイルが注目されるようになりました。 「Financial Independence(経済的自立)、Retire Early(早期退職)」の頭文字を取って、「FIRE(ファイヤー)」と呼ばれています。 会社や仕事にしばられることなく、自分のやりたいことに時間を使って生…

  • 気になる相手の本性を見抜くコツ

    「人の本質を見抜くコツ」について紹介していきます。 誰しも、相手のことをもっと理解したいと思うもの。でも、これは人を判断するためではなく、より良い関係を築くためのヒントとして活用してみてください。 1.小さな約束を守る人は信用できる 「5分後に戻ってきます」「明日持ってきます」みたいなちょっとした約束、守れていますか?実は、こういった小さな約束こそ、その人の信頼性を表すバロメーターです。 大きな約束は意識して守れても、小さな約束は無意識に甘えが出てくるもの。日常の些細な約束に現れる誠実さは、信じて間違いありません。 2.先延ばしするのはやりたくないから 「忙しくて」「時間がなくて」という理由の…

  • 「トランプ復活後」の未来 円安から円高への転換で「日本は国際競争力が低下し、輸出が減少する」

    トランプ勝利を受け、円安ドル高、米国株の大幅高など次期政権の政策を考慮に入れた「トランプ・トレード」の動きが注目されています。 特に為替については、これからしばらく円安ドル高に動くでしょうが、こうした取引が一巡すると、円高ドル安に転じると見ています。ドル高(円安)が先行するのは、『すべての輸入品に関税をかける』というトランプ氏の公約が先に意識されるから。 アメリカ国内のインフレ率は低下傾向にありますが、輸入関税導入による物価高への影響が意識されると、インフレを再び加速させる可能性がある。足元のインフレ率の低下の流れを相殺するような形になって、ドル高(円安)を誘うのです。 ただ、この流れはあくま…

  • 「長寿の国」なのに幸福度はダントツの世界51位…消化試合のように人生を生きる「不幸な日本人」が失ったもの

    「世界幸福度ランキング」において、フィンランドは2018年~2024年の7年連続1位に輝きました。このランキングの幸福度の評価は、各国・地域の人びとに、「自分にとって最高の人生を10」、「自分にとって最悪の人生を0」として、0から10までの11段階で自分の人生を評価してもらった結果です。 言い換えると、「どれだけ自分の人生に満足しているか」の指標になるものです。 気になる日本の2024年のランキングは51位。前年から4ランク下がっています。 ちなみに先進国で見ていくと、イギリスが20位、アメリカが23位、ドイツが24位、フランスが27位、イタリアが41位となっており、日本がいかに低いランクかわ…

  • 50代・60代で食べている人はヤバい!「お手軽・簡単・安い」のバッドフードが太らせる理由

    忙しい日々の中で「お手軽・簡単・安い」食品は確かに便利ですが、これらの食品ばかりを食べ続けることで、実は健康を害し、太りやすくなる要因にもなりがちです。 特に50代・60代では代謝が落ちているため、食生活が体型や健康に大きく影響します。今回は、なぜ「お手軽・簡単・安い」のバッドフード(よくない食べ物)が50代・60代の体に悪影響を及ぼしやすいのか、その理由を5つ解説します。 1. 【カロリーは高いのに、栄養が乏しい】 お手軽で安い食品には、カロリーが高い割に栄養が少ないものが多いです。例えば、インスタントラーメンやスナック菓子は手軽に食べられますが、体に良くない油が多く使われている割に、体に必…

  • アルツハイマー型認知症との関連でも注目される脳の毒「アミロイドβ」を排出を促すために日常生活でできること

    物忘れがひどくなった、怒りっぽくなったと感じるのは、脳に毒がたまりつつあるサインと考えましょう。 脳に老廃物・アミロイドβがたまっていくと、毒性を持ってきます。アミロイドβは睡眠中に多く排出されますが、睡眠の質の低下などで排出が追い付かずに蓄積されることで、記憶や感情をつかさどる部位が衰えることになります。 アミロイドβとは── 不健康な食生活やス卜レスなどにより、40代からアミロイドβが蓄積。 「アミロイドβ」は脳内で作られる老廃物。髄液などに排泄されず、蓄積すると脳の神経細胞を弱らせ、アルツハイマー型認知症の引き金になるとも考えられています。 アミロイドβが脳に溜まりすぎて症状が出る場合は…

  • なぜ日本では子どもが生まれなくなったのか…政府が「少子化」を止めるためにすべきこと

    外国人労働者の大量流入がない限り人口減少は確実にやってくる未来であり、短期的な解決は難しいのです。そうなれば、当面は人口減少を前提としたうえで新しい経済社会の仕組みを考えざるを得ません。 その一方で、より長期的な視点に立ったうえで日本経済を持続可能なものにするためにも、将来の出生率を上昇させていく施策は考えなければならないでしょう。 家族のあり方が多様化するなか、出生率低迷の背後にはさまざまな問題が存在しています。個人の自由意思で子どもを持ちたくないと考えている人がいれば、それは本人の意思として尊重されるべきです。 そのようにして考えれば、政府としてできることがあるとすれば、あくまで子どもを持…

  • 日本人の9割が足りていない風邪に勝つ栄養素 ビタミンCより重要度の高い栄養素

    猛暑の夏もついに過ぎ去り、急に寒くなってきました。秋から冬にかけては風邪やインフルエンザの季節の到来です。 風邪薬は予防にはならないし、過度に頼るのはおすすめしません。そもそもいわゆる「風邪薬」は疾患の原因になっているウイルスを退治するのではなく、発熱や頭痛などの症状を和らげるためのもので、「風邪自体の治療」の役には立たないからです。 発熱は体温を上げることで、免疫細胞を活性化し、私たち自身の自己治癒力を上げる仕組みなので、人為的に熱を下げるのはかえって治癒や回復を遅らせる可能性もあります。 また体が受け付けないときに無理に食べるのもどうかと思います。 それよりもまずは風邪・インフルエンザにか…

  • 人生100年時代、老後資金をどう備える?就職氷河期世代

    厚生労働省によると、2024年度の国民健康保険料の上限額は106万円で、2022年から3年連続で引き上げられたそうです。 自治体から保険料決定通知書を受け取った時、あまりの金額の高さに絶句します。 自営業者やフリーランスなどの個人事業主、零細企業には退職金がない。 ですから、税金の控除を受けて節税をしながら退職金を積み立て、将来のリタイア後に備えましょうという制度が2つあります。 ひとつは小規模企業共済です。ここに加入して掛金を支払えば、その支払った掛金全額が所得控除の対象となり、引退(退職、廃業)した際に払い戻されます。月々の掛金は1000円から7万円まで500円単位で自由に設定が可能で、満…

  • 日本に「すぐキレる高齢者」が蔓延する根本原因

    最初に、「老害」は社会の中でいかにして生み出されるのか、右脳と左脳の視点を通じて、そのメカニズムについて考えていきましょう。 まず、脳は一般に、環境脳と言える、環境からの情報処理を得意とする右脳と、自分脳と言える、自分自身の状況を言語で認識する左脳に分けられます。 従って「老害脳」も大きく2種類に分けることができます。社会や環境から影響を受ける「右脳老害」と、自分自身の状況認識が発端になる「左脳老害」です。 「右脳老害」は、環境や社会からの影響を受けやすく、周囲に同調することで生じる行動を指します。たとえば、組織内での悪しき慣習を無批判に受け入れる行為がこれに当たります。 一方、「左脳老害」は…

  • SNSに飛び交うインバウンド批判

    円安の影響もあり、日本に「インバウンド」の名の下、外国人観光客が殺到しています。 東京や大阪ではすれ違う人間の多くが外国人です。 かつて「お金を使ってくれてありがとう」的な風潮はあったものの、昨今、「外国人のせいで京都の混雑が過熱している!」「外国人のせいで東京の宿が高くなっている!」といった怨嗟の声がネット上で巻き起こっています。 とはいっても、このような意見をSNSなどに撒き散らすのはいかがなものでしょうか。人は移動の自由があるわけで、そこを批判するのはお門違いかもしれません。 米大リーグの試合を見ても、大谷翔平のことを見たい日本人が大勢球場に押しかけています。 それについて「アメリカ人の…

  • 日本人が見過ごす「精神科の闇」

    厚生労働省によると、国内の精神科患者数は入院と通院を合わせて614.8万人(2020年時点)となっており、日本人の20人に1人が精神科で治療を受けている計算です。 精神科のベッド数も、2022年10月1日時点で約32万床あり、世界で一番多いとされています。 一方、イタリアでは今から25年ほど前に根こそぎ葬られてしまった事実は、ほとんど知られていません。(※以前は精神病院という名称が一般的だったが、2006年に行政上使用される用語として、「精神科病院」と改正されたため、表記は精神科病院に統一します。 ただし、この呼び名の改革は精神科の醜い実態を隠す行為と考え、あえて精神病院という呼称を使い続けて…

  • 50歳以上のシニア人材が「リゾートバイト」を始めるワケ

    リゾートバイトというと、「夏休みなどの長期休みに大学生や若者がチャレンジするもの」というイメージがある人も多いかもしれませんが、近年はミドル・シニア世代の雇用が増えています。 では、なぜ50歳以上のシニア人材はあえて「リゾートバイト」を選んでいるのでしょうか? 株式会社ダイブが行ったアンケート調査結果をもとに、「リゾートバイト」を始めた理由」についてみていきましょう。 健康寿命の延伸や少子高齢化による年金の減少など、さまざまな理由から50代以上のシニア層が働く光景も珍しくなくなっています。 こうしたなか、シニア層がバイト先として「リゾート地」を選ぶケースが増えています。いったいなぜなのでしょう…

  • 日本の製造業が生き残り、資源循環型の経済を実現するためには

    国内製造業は、1990年代以降、円高によるコスト高や海外の安いものづくりとの厳しい競争にさらされてきました。それでも生き残ってきた国内企業は、逆境のなかで、実は競争力を高めてきました。 昨今では、環境が大きく変わり、円安が追い風にもなっています。貿易赤字が喧伝されていますが、これはエネルギー価格などが上がり、輸入額が膨らんでいるため。実際のところ日本の輸出額は過去最高で、製造業の輸出は好調です。 たとえば鉄鋼業は、1980年頃にピークを迎えたと言われていますが、量的には今も横ばいを続けています。生産している鉄の4~5割は輸出品となり、グローバル市場で高い競争力を保てているからです。 韓国や中国…

  • 関東人より関西人のほうが幸福で元気

    博報堂DYグループが実施した調査によると、幸福感、元気感ともに関西が関東を上回る結果でした。さらに詳細をみると、関西の方が関東以上に、単に本音で喋るだけではなく、それについて互いに共鳴して、そして行動までシェアすることが大事と感じている人が多いということが見えてきました。 これは、幸福感や元気感の質について比較するために、2022年8月に関東と関西エリアの働いている人を対象にアンケートを取ったものです。 興味深いのは、幸福感、元気感ともに関西が関東を上回るということです。 具体的には「日ごろから、あなたは幸せに暮らしていると思いますか?」という質問に対して、関西は82.5%がその通りと答えた一…

  • 「若者のディズニー離れ」言説から見る「若者の静かな排除」

    「論理の飛躍では?」と言われることを恐れながらも、この点で最近話題のトピックについても触れてみると、それが「若者のディズニー離れ」です。 大手テーマパークとして知られる東京ディズニーリゾートのチケット料が値上がりを繰り返し、日によっては1万円を越す日も現れました。 その結果として、他世代と比較してお金のない若者にとって行きにくい場所となり、「若者のディズニー離れ」が生じている……という言説です。 実際、データを見ていくと、オリエンタルランドが公開しているファクトブックを見ると、「大人(40歳以上)」の層が大きく増加しているのに対し、「中人」(12歳から17歳)「小人」(4歳から11歳)」は減少…

  • 「カフェすら座れない」「ディズニーも40代以上の利用者が急増」…。

    街にいるとき、ちょっとひとやすみ……というのが難しいです。カフェはどこも混んでいるし、ベンチは座りにくいのです。 その背景には、渋谷に集まってきたビジネスマンやインバウンド観光客向けの再開発が行われて都市が高級になったこと(ジェントリフィケーション)、さらに防犯意識の高まりから「排除アート」が増加したことなどがあります。 この結果、これまで渋谷が抱えてきた「若者」が知らず知らずのうちに街から「排除」されています。今回は、そんな「若者の排除」の現状、そしてその後に待っているかもしれない都市の風景を紹介します。 「渋谷のカフェどこも激混み問題」に関するニュースをよく聞きます。 例えば、集英社オンラ…

  • 不労所得で生活するにはいくら必要?

    4割の社会人が「労働時間を減らしたい」 社会人はいつだって大変です。働いていると、「なんで私が、こんなつまらない仕事をしなきゃいけないのだろう?」「残業ばかりで寿命が削られている気がする……」などなど、言いたくても言えない苦労がたくさんあります。 それもあり、心の奥では「働きたくないなぁ……」と考えている会社員の方が多いことでしょう。 お金がないから働く? お金がないから働く? マクロミルが実施した調査によると、4割の社会人が「労働時間を減らしたい」と回答したのだとか。 また、エン転職の調査によると、働く理由の第一は「収入を得るため」。「お金のために働く」という意識が強いみたいです。 つまり、…

  • 「FIRE(早期退職)で失敗する人」の特徴

    FIRE(早期退職)で失敗する人は、以下の2つのいずれかのパターンに当てはまると考えています。 ・FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する ・FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず失敗する 1つ目のパターンが「FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する」場合です。 一時期、SNSなどでは「FIRE卒業」というワードがバズっていました。早期退職してみたはいいものの、いざやってみるとお金が足りないことなどが、分かって復職することを「卒業」と表現するようです。 FIRE(早期退職)に強く憧れる人ほど、いささか決断が早すぎるように感じます。 退職が早すぎる失敗を犯す人は、老後資金が足りなくなるリスクが高…

  • 「10年後の未来」 給料が上昇する人・しない人を分けるものは?

    社会の変化のスピードが早い時代になりました。これまでの当たり前が当たり前ではなくなり、新しいやり方やルールが続々と登場しています。そうした変化を目の前にして、多くの人が不安を感じているのではないでしょうか。 たしかに世の中の変化は急激ですが、私は、そんなに悲観したもんじゃないよ、と伝えたいと思っています。 変化には必ず良い面と悪い面があります。例えば、AIが発達してなくなる職業が出てくる一方、AIを活用することで、労働力不足が解消されて、より便利で快適な生活が実現するかもしれない。 また、労働力不足についても、見方を変えれば働き手の希少性が高まったと考えることができます。実際、最低賃金の目安は…

  • 一体どこが「自己責任」なのか?社会から忘れられた悲しい存在「就職氷河期世代」

    帝国データバンクと東京商工リサーチがまとめた2024年上半期の企業倒産件数によれば、半期で5000件近くに上り、物価高に加えて求人難、人件費高騰などによる人手不足倒産も増えてきているとのことです。 企業もそうならないようにできる限り採用時の条件を良くしたり、シニア層の定年を延長したり待遇を改善したりして、なんとか人を繋ぎ止めようと必死になっています。 実際、新卒者の給与水準は年々改善されていますし、定年を迎えても雇用延長は当たり前、それどころか正社員の定年を70歳まで延ばして給与水準を維持する企業も出るようになりました。 こうした雇用環境の改善は働くものにとって喜ばしいことではあるのですが、若…

  • 氷河期世代、月収18万円は「自分の努力不足」…賃上げ期待し転職6回、変わらぬ現状、負い目感じる非正規・介護職46歳男性が抱える思い

    衆院選の公示が間近に迫った13日、男性は自家用車の運転席でスマートフォンの画面を目で追っていました。「65歳以下」「経験者歓迎」。自分の条件に当てはまる求人はあります。「でも今更…」。 正社員など条件のいい介護職を探して数カ月。転職を続けてきた経歴に自信を失い、恥ずかしさを消せない自分がいました。 卒業後に待っていた厳しい現実 北信地方の高校を卒業後、県外の介護福祉の専門学校に進み、訪問介護員(ホームヘルパー)の資格を取得しました。お年寄りからの温かい言葉に介護職のやりがいを感じていましたが、卒業後に待っていたのは厳しい現実でした。 就職できず、アルバイトで食いつなぐ バブルが弾け、日本が長い…

  • 運動は短時間でもカラダに良い!?毎日の「ゆるトレ」で健康を手に入れる!

    短時間でも脂肪は燃焼するのに時間がないから運動をしない 朗報です!短時間の運動でもすぐに脂肪が燃焼されることが、最新の研究でわかってきています。 前の定説は「30分以上運動を続けないと脂肪の燃焼が始まらない」でした。 30分以上やらないといけないのは、かなりハードルが上がります。しかし、本当は思い立って少しでも運動を始めたら、その効果があるのです。 気軽にトライしてみましょう。運動には大きく分けてジョギングやランニングなどの「有酸素運動」と、筋肉トレーニングなどの「無酸素運動」があります。 今回おすすめする運動は筋トレといってもマッチョな筋肉をつくるためではありません。 「ゆるトレ」でいきまし…

  • 悪口(陰口・不平・不満)を言わないほうがいい理由

    悪口を言わないほうがいい理由 1.人格を疑われます。 悪口を言っていると、「他に喋ることがないのか? 有益な話題ゼロか?」と思われてしまいます。「あちこちで悪口を言ってまわって、ひょっとすると私の悪口も、私のいないところで言っているのではないか?」と、目の前の人に思われてしまいます。 2.人が自分から離れていってしまいます。 世の中には、悪口を聞くのが好きな人もいますが、多くの人は、悪口を聞かされるのを嫌がります。よって悪口ばかりを言っていると、自分の周りから人が去っていってしまいます。その結果、どうなるかと言うと、群居欲や所属欲求が満たされなくなってしまう…ということです。 3.自分の心の奥…

  • 朝のコーヒーがもたらす「思いがけない」6つの利点

    昔から愛飲されてきたコーヒー。起源にはいくつもの説がありますが、豆を炒って飲むようになったのは13世紀からと言われています。 17世紀にヨーロッパでカフェ(コーヒーハウス)が開業して以来、世界へと広がっていきました。 コーヒーには苦味成分であるカフェインをはじめ、クロロゲン酸、ポリフェノール、オリゴ糖、タンニン、褐色色素、ニコチン酸(ナイアシン)などさまざまな成分が含まれています。 朝にコーヒーを飲むメリット カフェインには体内時計を動かす作用があります。体内時計とは脳と胃腸などの臓器に備わった機能で、1日の活動をコントロールしています。 この体内時計が整うことで消化や吸収の力が高まり、カラダ…

  • 投票したい政治家も、政党もないと絶望する必要はない

    民主主義が根づいた先進諸国では、選挙で国民が政治家を選ぶのが当たり前になっています。しかし、昔はそうではありませんでした。 たとえばヨーロッパでは、長きにわたって大衆は「偉い人に従っていれば幸せだ」というスタンスでおり、その偉い人とは宗教的指導者でした。宗教と政治が分かれたのは、ここ100年くらいのことなのです。 また、中国では今でも、中国共産党による一党独裁政権が続いています。 今後はさらに独裁色を強めていくとみられ、台湾をも支配下に置こうと圧力をかけるようになってきています。 僕は諸外国の反発があるため、実行に踏み切らないとみていますが、中国が台湾への軍事侵攻をする「台湾有事」のリスクが高…

  • 日本経済を衰退させた真犯人

    総選挙において、日本経済の衰退という本当に重要な経済問題は、論議の対象にならななかったのです。この背後にある政策の貧困こそが、日本の経済を30年間にわたって弱めてきた基本的な原因です。 衆議院選で、経済問題についてさまざまな論議が行われました。 自民党は地方創成プランを掲げ、野党からは、消費税の減税や見直しに関する提案が出された。また、さまざまな給付金などの提案がありました。 ただし、日本経済を長期的な観点で捉え、現在の衰退過程を変える政策は何か、といった議論はほとんどまったく行われなかったのです。 そもそも、日本経済が長期的な衰退過程にあり、このまま放置すれば、将来に大きな問題が生じるという…

  • <バブル世代>に比べ、企業規模は小さく福利厚生の悪い就職先が増えた<就職氷河期世代>。

    1990年代半ばから2000年代初頭に就職活動をした「就職氷河期世代」は、2024年時点で30代の終わりから50代前半にあたります。 今も多くの問題を抱えており、厚生労働省が様々な支援を続けています。 コロナ禍の経済活動への影響が落ち着いた今、改めて就職氷河期世代に目を向けなおすべきです。 東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターによる『働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査』(以下「社研パネル調査」と略記)を用いて就職先の企業規模や業種、就職後3年以内の離職率などの傾向を見ていきます。 本調査の対象者は1966~86年生まれにあたり、バブル世代から氷河期後期世代…

  • 「同調圧力」によって日本人サラリーマンが失う「大事なもの」

    従業員が自分の能力を100%発揮し、より生産性を高めることも可能となる「心理的安全性」。 国際社会では当たり前のように、心理的安全性が高い環境で仕事をしています。 一方で、日本の組織は心理的安全性が低いと指摘されています。 アメリカの社会は、一般的に「個人重視の社会性」を特徴とします。これは、個人の権利や自己実現、自己主張が重要視される社会的な価値観や文化的な傾向をあらわします。 このような社会が成り立つ理由としては、個人が自分の能力を最大限に発揮することで、自身の喜びにつながるとともに、個人が夢や目標を達成することの喜びにもつなげられるからです。 多様性と異質性を尊重する社会でもあり、それぞ…

  • 「株式投資はインフレ対策」楽観論に潜む“先入観のワナ”

    「NISAで株式投資を始めれば、40年後に退職するときには資産が増えていますよ」 疑う余地のなさそうなこの言葉には「先入観のワナ」が潜んでおり、株価変動の要因は、「企業の業績」と「投資家の需要」です。 まず、一つ目の「企業の業績」。これは日本全体の消費がどれだけ伸びるかに左右されます。 消費される金額は「消費量×物価」で決まります。 「株式投資はインフレ(物価高)対策になる」という先入観には、「全体の消費量が変わらない、もしくは増える」という前提が隠されています。 たとえ物価が上がっても、全体の消費量が減少すれば、企業の業績は悪化し、株式投資がインフレ対策として機能しない可能性があるのです。 …

  • 「マーガリンは体によくない」→ではなぜ日本で売られている?

    「マーガリンは体によくない」→ではなぜ日本で売られている? 人生100年時代は、健康こそ最大の資産です。 しかし40歳を越えると、がん、糖尿病、腎臓病といった病気を避けては通れません。国立がん研究センターによれば、40~49歳のがん患者数は、30~39歳と比べると3倍以上です(2020年)。 もちろん50代、60代と年齢を重ねるにつれ、がん患者数はどんどん増えていきます。 本連載は、毎日の食事から、大病を患ったあとのリハビリまで、病気の「予防」「早期発見」「再発予防」を学ぶものです。 ● マーガリンが体によくない理由 マーガリンが好きで、朝食でパンに塗る習慣がある人も多いでしょう。しかし、実は…

  • 「Fラン大学」の暴走が止まらない…! グレーな手段で補助金を受け取り、政治家とベッタリな大学も

    少子化が進む中、グレーな手段で学生を集めて国から補助金を受け取る一部Fランク大学の存在意義を問い直します。 中には法的にグレーだと認識しながらも、際どい手法で入学定員を満たしている大学もあります。 「うちの大学は近隣の日本語学校と組んで、卒業したばかりの外国人を数多く入学させています。彼らの大半は出稼ぎのため来日しているので、ほとんどは大学に通わず学生ビザを使って不法就労していると思われますが、定員を埋めてくれるのでむしろありがたい存在です」(都内のFランク私大に勤めているC氏) 2019年3月に報じられた東京福祉大学の問題も、根本は同じだと言えるでしょう。同大は2016~2018年度に1万2…

  • 金融庁に出向直後から不正取引か インサイダー疑いの裁判官

    金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた男性裁判官が、4月に金融庁に出向して間もなく、業務を通じて知った未公表情報を基に株取引を始め、監視委が調査を始める8月ごろまで繰り返していた疑いのあることが19日、関係者への取材で分かりました。 最高裁の徳岡治人事局長は同日、「裁判官であった者が金融庁への出向中にインサイダー取引の疑いで調査を受けていることは遺憾。事実関係の詳細を把握しておらず、これ以上は差し控えたい」とコメントを出しました。 関係者によると、裁判官は4月から金融庁企業開示課課長補佐として勤務。直後から8月ごろまで、職務で知った株式公開買い付け…

  • 腸活は極上睡眠にも効果あり!「脳と体を若返らせる睡眠」につながる食生活

    毎日、熟睡できていますか? 睡眠が大事とわかってはいても、年齢が上がるとともになかなか寝付けなかったり、途中覚醒してしまうことも...。熟睡の習慣のカギを握るのは、「オレキシン」「レプチン」「グレリン」といった神経伝達物質です。 いずれも摂食行動もコントロールするホルモンなので、睡眠と食事には大きなかかわりがあります。まずは食習慣を改善し、睡眠力を高めましょう。 脳と体が若返る!すぐに試したい食事のポイント9 空腹のまま就寝しない 空腹時は、空腹ホルモン「グレリン」がオレキシンを活性化させて「覚醒せよ」の指令が出るため、なかなか眠れなくなります。 就寝前に空腹を感じたら、適度に食べることは悪い…

  • 日本経済「失われた30年」の根本原因か…バブル崩壊後、勤勉な日本人が一斉に描き直した「人生設計」の恐るべき影響力

    事故や災害、あるいは株価の大暴落といった「万が一の事態」に遭遇したとき、人々が一斉に「合理的な行動」をとることで、さらに被害が拡大することがあります。残念ながらこれらは予想がむずかしく、被害の抑制も容易ではありません。 そして、この事象はときに、長期にわたって影響を及ぼすこともあるようです。経済評論家の塚崎公義氏が解説します。 年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額 みんなが合理的に行動すると、みんなが損をする理由 劇場火災の際、観客個人として合理的な行動は非常口に向かって走ることです。 しかし、全員が同じことをすると、非常口に大勢が殺到して悲惨な事態に陥ります。劇場支配人は「落…

  • 東京23区で子育ては超富裕層しかできません!

    ここ数年で円安によるインフレが進み、「勝ち組のなかの勝ち組」である大手商社の40~50代のエリート会社員でも、東京23区で余裕を持って子供を育てることが難しくなってきたようです。 大手商社の管理職である人も、中古マンションを10年ほど前に約7500万円で購入し、2人の子どもが私立中学校の受験合格を目指しているといいますが、「子どもの塾代を捻出するのが厳しくなり、妻にもアルバイトに出てもらっている」ようです。 日本は年収が1000万円を超えると、税負担がいっそう重くなります。年収が1300万円(配偶者と15歳以下の子供2人を扶養)だとすると、手取り額は概算で約910万円になる。所得税と社会保険料…

  • 老化が急激に進む時期は2度ある

    今年8月、「人には急激に老化が進む時期が2度ある」という内容の論文が世界的に注目を集めました。 米スタンフォード大学などの研究チームが発表したもので、健康な男女108人を数年間にわたって調べたところ、44歳と60歳のタイミングで急激な老化が生じていたというのです。 これは“血管”の観点からも納得のいく結果です。 平均的傾向として、44歳頃は、大動脈の動脈硬化が顕著に表れはじめる時期です。動脈硬化が生じると、全身の老化が加速し、病気も多発するようになります。 そして60歳頃には、毛細血管の数が20代の頃の6割程度まで減ってしまうことがわかっています。その結果、高血圧になりやすくなり、見た目もぐん…

  • FIREは若いうちから「自分を老人に擬態する」方法論

    たとえば、自分ひとりが生きていくには困らない程度のストック資産を形成して「FIRE」を達成した者は、現在の社会制度上は所得が乏しい「経済的弱者」としてカウントされ、公的支援の対象者として捕捉されます。 冗談のような話ですが、これは現在の社会支援の対象として引退世代(高齢者)を想定しているから生じる一種のバグです。 言ってしまえば「FIRE(志向)」とは若いうちから自分を老人に擬態して税や社会保障の負担から逃れつつ、あわよくば給付を受けることさえ可能にしてしまう、社会制度の抜け穴をつく、一種の「裏技」的な方法論なのです。 これからバリバリと世のため人のために汗を流してもらうことが期待されている働…

  • 独身者の「FIREして早期リタイヤ」はズルいのか…「自分の死後はどうでもいい世代」を生み出した日本の末路

    ロスジェネ世代が高齢者層になると、日本はどうなるのでしょうか。生涯未婚の単身高齢者層が急増することになり、リタイアに必要な資金的ハードルが低いため、FIRE志向を持つ者も増えるかもしれません。それは日本社会にとってはリスクですが、この世代を責めることもできないでしょう。 今までニートとか、派遣とか馬鹿にして笑い者にして、自己責任だの、甘えだの、クズだのゴミだのと叩いて、勝手に飢え死にさせとけとか残酷なことばかり吐き捨ててたけど、それらの行為の報いは全部自国、ひいては自分の企業、自分の生活に跳ね返ってくるんですよね。 それに国民はおろか、為政者すら気付いていません。 本来なら、「お願いしてでも」…

  • JA農協&農水省がいる限り「お米の値段」はどんどん上がる… スーパーにお米が戻っても手放しで喜べないワケ

    農林水産省は9月になれば新米(2024産米)が供給されるので、コメ不足は解消されるという見方をしていました。確かに新米は供給されましたが、値段は一向に下がりません。 農水大臣は「今後、新米が順次供給され、円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中で、一定の価格水準に落ち着いてくるものと考えています」と主張しています。 「需給バランスの中で」とは、供給が増えるから価格は低下すると言っているのです。しかし、実際にそうならないのは、「需給バランス」についての農林水産省の見方は間違っているからです。 コメ不足が起きた7月末の在庫は前年同月期より40万トン少ない82万トンと近年にない低水準となっていました…

  • 苦境にあった氷河期世代が互いに罵り合う悲哀 団塊の世代のように束になって発言ができない

    就職氷河期世代は政策的な手当や好景気の恩恵をほとんど受けることなく間もなく50代に差しかかろうとしています。 すでに、我々の苦労は世の中の多くから忘れ去られています。 それを如実に表す出来事が、今年3月28日夜の参議院本会議、2024年度予算案に対する反対討論で壇上に立った国民民主党の伊藤孝恵参議院議員が就職活動の頃のエピソードを語った時に起こりました。 「私が就職活動で100社もの会社に落ちた1997年…」と話し始めたら、議長席(? )で吹き出す声や、議場から「100社はむごい」とか「オレ全部受かった」とか、笑い声や話し声がいろいろ耳に入って来て動揺し、めちゃくちゃ噛んでしまう〉 笑い声や話…

  • 日本が落ちぶれたのは「変わり者」を排除したから?日本で“多様性”が浸透しない背景

    同じ種でもいろんなゲノム(遺伝情報)を有するものが存在していれば、それぞれちょっとずつタイプが違うので、環境が大きく変わったとしても、それに適応できるものが含まれる確率は高くなります。 自然環境が未来永劫変わらないなんてことはまずあり得ないのだから、長いタイムスケールで見た場合には、遺伝的多様性が高いほど、種として生き延びる可能性は高いということができます。 これは遺伝的多様性が低い単為生殖をする生物より、遺伝的多様性が高い有性生殖をする生物のほうが、圧倒的に種類数が多い理由です。 ところがこれは、「持続可能性」という観点の話で、短期的な繁栄という視点では、同じゲノム(遺伝情報)を持つクローン…

  • 東京は「金持ちと貧乏人の街」になりつつある…日本で格差がどんどん広がっている根本原因

    新自由主義の基本は、すべて市場原理に従うという考え方です。市場原理に従うことで所得格差は広がり、富める者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなっていく。新自由主義がもたらしたアメリカの様相を、言語学者チョムスキーは次のように語っています。 大多数の国民が、新自由主義の原理に従って、「市場にすべてを任せろ」「自由競争の原理に従え」と言われているのです。 こうして、アメリカ国民はお互いに競争させられるなかで、さまざまな権利を奪われ、社会保障を削られ、あるいは破壊され、もともと限界のあった医療制度さえ削られ、あるいは縮小させられているのです。 これらはすべて市場原理主義の結果です。 しかし、富裕層に…

  • 日本の未婚男性はなぜ、飛びぬけて死ぬのが早いのか?

    生涯未婚男性の死亡年齢の中央値は、男性全体の平均年齢81歳 と比べると飛びぬけて低いという厚生労働省の統計があります。 未婚男性は死ぬのが早いということです。令和4年版少子化社会対策白書によると、50歳時点で一度も結婚をしたことがない生涯未婚の割合が男性28・3%に達しました。 生涯未婚率が「50歳時点での未婚者」で計算されるのは、その年齢になったらもう生涯結婚することはないだろうとされているからです。 男性の生涯未婚率はまだまだ上昇して、2040年には29・5%に到達して、単身世帯の割合は40%に達すると予測されています。 2040年といえば、現在50歳の人々が前期高齢者になる年齢です。定年…

  • 多くの「日本人富裕層」がもつ「共通の悩み」

    どのようなタイプの富裕層でも共通の悩みが1つあります。それはやはり「どのように資産運用したらいいかわからない」という悩みです。 選べるからこそ難しい 富裕層は資産がたくさんあるので金融機関のどのようなサービスも受けることができます。しかし、選択肢がたくさんありすぎて逆にどれがいいか、自分に最適なサービスやアドバイザーを選ぶことが難しくなっています。 それは日本に存在する金融機関の数を見ればわかります。銀行は500行以上、証券会社は200社以上あるといわれています。富裕層はこの数多く存在する金融機関の中から一番自分に合ったサービスや金融商品を選ばなければなりません。 日本の富裕層の金融資産の大半…

  • 再開発で東京に「貧しい日本人」を排除する商業施設が増える

    多くの再開発が進行しているが、それらに「開放性」はあるのでしょうか? むしろ、その施設の多くは「富裕層」や「訪日観光客」しか見ていないのでは? とさえ感じられるのです。 例えば、顕著なのが渋谷で、現在100年に一度の大規模な再開発が進行中ですが、そこで誕生している多くのビルは、上層階はオフィスで関係者以外の立ち入りができず、低層階には高級なショップやレストランがぎっしり……というものです。 オフィスでない場合は、高級なホテルが入っている場合も多いのです。 実際、渋谷再開発を進める東急は、「渋谷をクリエイティブワーカーの聖地に」という掛け声のもと、渋谷をそれまでの若者の街から「オトナな街」にしよ…

  • 株価大暴落が起きても耐えられる投資基準

    投資を英語にすると、「インベスト(INVEST)」。 「ベスト(VEST)」に「入れる(IN)」という意味です。 つまり、世の中の成長を身につける。 いわば、「日常生活圏外から、いろんな視点や成長を呼びこむことができる引換券を自分のベストのポケットに入れる」というような意味合いですが、投資初心者にとっては、個別銘柄の投資先については未知の領域であるのが問題です。 だから「全体」や「平均」を買うインデックスファンドを買う。これは非常に合理的なことですが、盲点があることを前回述べました。インデックスファンドを買っている人の多くが、「価格(株価)」だけを見て、個々の企業の「価値」を見ていない、あるい…

  • 「おひとりさまFIRE」を夢見る人が気づいていない「意外な落とし穴」

    単身世帯の増加が続いています。1980年に約700万世帯だった単身世帯は、2000年には約1300万世帯となり、2020年には約2100万世帯と40年前の3倍にまで増加しています。 今後も単身世帯の増加は続くと予測されており、2035年のピークには約2450万世帯になる見込みである(国立社会保障・人口問題研究所の予測値)。 二人以上の世帯も含めた総世帯数に占める単身世帯の比率は、1980年に約20%だったのが、2050年には約45%まで上昇する予測となっており、21世紀後半は「全世帯の半分は単身世帯」という時代になる可能性が高いです。 こうした単身世帯増加の理由としては、(1)結婚の減少、(2…

  • 仕事は必要最低限「静かな退職」

    実際に辞めるわけではなく、必要最低限の仕事だけこなしてそれ以上は頑張らず、心の中で職場に対して距離を置く静かな退職。 言葉としては新しい表現ではあるものの、仕事を人生の中心に据える価値観とは一線を画したスタンスを選択する働き手は、近年になって突然現れたわけではなくずっと以前からいました。 ただ、職場は基本的に仕事に対して前向きであることを求めます。後ろ向きな人がいると、職場の士気が下がったり雰囲気が悪化したりしかねません。 「24時間戦えますか」という強烈なキャッチコピーが流行語になった猛烈サラリーマン時代と対極に位置する静かな退職。そんなスタンスの働き手を、職場や同僚たちはどのように受け止め…

  • 石破政権の経済政策、岸田路線継承も、『好循環』への高いハードル

    自民党総裁選挙は決選投票の末、石破茂元幹事長が勝利しました。 1日に発足する予定の石破新政権は、経済政策では岸田政権の路線を踏襲し、デフレ完全脱却をめざすとしていますが、『好循環』実現には高いハードルが待ち構えています。 総裁選の投票日が迫った25日、石破氏はわざわざ記者会見を開き、自らの経済政策について説明する場を設けました。 この中で石破氏は、「岸田総理が進めて来た『成長と分配の好循環』をさらに力強く確実なものにしていく」と、岸田路線継承を強調しました。 決選投票を睨んで、岸田総理や旧岸田派の支援を得ようという思惑が明白ですが、石破氏自身が岸田路線に違和感がないことの表れでしょう。 石破氏…

  • スーパーに行ったとき、値引き品を実際に購入している人の割合はどのくらいか?

    一般的に、スーパーでは夕方になると値引き商品が販売されますが、値引き商品を選ぶことに対して抵抗を感じる人もいるようです。 特に家族の間でこのような意見の違いがある場合、どれくらいの人が実際に値引き商品を積極的に利用しているのかが気になるでしょう。 値引き商品を購入する方の割合と、値引き商品を購入する理由としない理由、メリットについて解説します。 スーパーの値引き商品を購入することに迷いがある方は、ぜひ参考にしてください。 値引き商品を購入する割合 農林水産省が2020年に行った食品産業動態調査によると、全体で約6割~約7割の方がスーパーなどで値引き商品を購入していることが分かりました。 値引き…

  • どんな"勝ち組"でも威張れるのは65歳まで

    20代はすごい勝ち組だったのに年を取るほどに落ち目になる人と、若い頃はそうでもなかったけれども年を取るほどに人気が出る大器晩成型みたいな人もいます。 どっちがいいかというと、やっぱり後者じゃないかなと思います。 若い人たちも今すぐ売れたいとか、早く出世したいとか、あくせくするよりも、年を取ってから成功したほうが、その後の人生も長いから得だよと言ってあげたいです。 若い頃の特権というものもあります。今さえよければいいと思うのが若さでもあります。「そのときはそのとき」というように、年を取ったときのことなんかまず考えません。 当時の日本人の平均寿命は44歳くらいとされていますし、長生きできる人もそん…

  • 猛暑のニュースと「環境問題」を切り離す日本

    今年の夏も、猛暑や台風被害などの報道が「異常気象」の文脈で連日、大量投下されました。 しかし、それが現在進行中の気候変動の結果であることが、報道の中で強調されるケースは極めて少なく、明らかにバランスを欠いています。 そういったニュースアイテムを扱うテレビ番組に出演する際は、温暖化とその対策について極力触れようと心がけてきました。 しかし多くの場合、打ち合わせ段階から制作陣の反応は薄く、それどころか場合によっては温暖化懐疑論を語る識者やコメンテーターが存在感を発揮するような雰囲気になることすらあり、問題の根は深いという実感を持っています。 言うまでもなく、気候変動は全地球的な問題です。この9月に…

  • 年中売買を続けていると最終的に損をする?

    投資というと日々売り買いをしているイメージが強いですが、成功した投資家の多くはここぞという瞬間が訪れるまで売り買いを休み、待つという選択をしています。 「待つ」というのは消極的に見えて、ビジネスや人間関係においてとても大切なことです。 「誰かを非難したい衝動に駆られたら、手紙を書いて、二、三日置いてみる。そうすれば恐らくその手紙を出すことにはならないでしょう」はデール・カーネギーの言葉です。 今の時代、SNSなどで他人を非難したり、暴言を吐いて炎上する人が後を絶ちませんが、そんな時には「書くけれども送らずに待つ」ことで人は冷静になることができます。 講演の名手なども、大勢の聴衆を前にして気持ち…

  • 世襲は日本の政治を腐らせている理由の一つ

    小泉進次郎氏の総裁選支持率が激減しています。 他候補者との論争の中で、度重なる失言、討論能力不足が露呈し、政治家としての資質そのものに疑問を持たれたことが原因です。 小泉氏は総裁選立候補時の会見で労働法制緩和を訴えて国民から激しい批判に晒されました。 その後、彼は正社員の雇用促進と言い換える詭弁を弄し、自らの発言を誤魔化そうとしていますが、その信念の無さ、言葉の軽さは明らかです。 実際のところ、労働法制緩和については国民の間でも意見が割れている話題です。 したがって、異世界転生してチート生活を送ってきたかのような、親のコネ以外では働いたことがない世襲ボンボンが同発言を行ったことへの反発が強かっ…

  • 鬼の岸田、最後の政策「国民負担率を上乗せ」…何歳まで働かせるつもりなのか

    政府は9月13日の閣議で「高齢社会対策大綱」の改定を決定しました。6年ぶりに改訂された大綱は、窓口負担が3割の「現役並み所得」の判断基準について見直しの検討を進めると明記しました。 岸田首相は「すべての世代が『超高齢社会』の一員として希望が持てる未来を切り開けるよう着実に施策を実施してほしい」と指示しています。 高齢社会対策大綱の15ページには「持続可能な高齢者医療制度の運営」と記され、判断基準の見直しについて「年齢に関わりなく、能力に応じて支え合うという観点から、2028年度(令和10年度)までに実施について検討することとされていること等を踏まえ、現役世代の負担が増加することや、2022 年…

  • かつては“裏切り者扱い”も、出戻り社員「アルムナイ採用」が増えた切実な事情

    近年、アルムナイ採用を取り入れる日本企業が増えています。アルムナイ(alumni)とは「卒業生」の意味で、退職した元社員(アルムナイ)を再び採用することです。アルムナイ採用の現状と功罪を紹介します。 アルムナイ採用のやり方は企業によってまちまちですが、人事部門が退職したアルムナイをプールし、同窓会組織を作るなど関係を保ち、求人募集を出して採用します。 公式に制度化している場合も、人事部門担当者が非公式に実施している場合もあります。 かつて終身雇用や家族主義的経営が一般的だった時代に、会社を辞めた社員は“一族の裏切り者”で、“出戻り”はご法度でした。 どうして近年、多くの企業が積極的にアルムナイ…

  • 小泉進次郎氏、父・純一郎氏の“負の遺産”「100年安心」を謳った年金大改悪をさらに進めるのか?

    進次郎氏はかつて年金について【1】年金80歳受給開始、【2】富裕層は年金返上、【3】年金保険料は生涯支払う、【4】非正規社員からも厚生年金保険料を取る、の4つを柱とする年金改革を提唱しました。 そして総裁選の出馬会見ではさらに、「年収の壁を撤廃。働いている方には原則厚生年金が適用されるように制度を見直す」とぶち上げたのです。 低収入のパートなど第3号被保険者や非正規社員からも厚生年金保険料を取るといいます。 国民からすればまさに「年金大改悪」です。 こうした進次郎氏の年金、社会保障改革には“仕掛け人”がいます。 その1人が元財務官僚の村井英樹・官房副長官です。 進次郎氏は安倍政権時代の2016…

  • 平均寿命と健康寿命の差は約10年! 80代まで制限されることなく日常生活を送る秘訣

    健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。 一般的な言葉でいえば「健康な状態で過ごすことができる年数」を指します。寿命全体を考えたときに、体や精神が健康であり、日常の活動を自由に楽しむことができる期間ということです。 健康寿命を意識することは、長寿を追求するだけでなく、その長い人生を健康で満ち足りたものにするために重要な要素です。健康寿命を延ばすことは、個人の幸福感と生活の質を向上させ、社会全体にもポジティブな影響を与えることができます。 厚生労働省によると、2019年における我が国の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳であり、健康寿命…

  • FIRE願望の単身世帯増加が人手不足を加速させる?

    FIRE願望を持つ若者が増えているとされていますが、「単身世帯増と結びつくと人手不足が加速し、インフレ圧力になる」とのレポートが話題を呼んでいます。 FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立して早期リタイアすることを指します。 独り身を続けているとカネを稼ぐために「会社に滅私奉公」する意欲を失い、今後、中高年で働かない単身世帯が激増する可能性があります。 FIRE願望と人手不足を結びつけるというユニークな視点が話題を呼んでいます。なぜ、このテーマで書こうと思われたのでしょうか。 FIREしたい人間であることと、少子化を議論する…

  • 「氷河期世代の半数近くは保有資産500万円以下」ツケを背負わされた世代

    バブル崩壊後の1990年代後半から2000年代にかけて就職難で苦しんだ氷河期世代の不遇が続いています。 現在40~50代前半にあたり、他の世代に比べると同じ正社員でも賃金の伸びが鈍いのです。管理職の割合も下がっています。 このままだと将来、経済力の乏しい高齢層が膨らみ、社会保障の負担が想定以上に重くなりかねません。 バブル崩壊後の1990年代後半から2000年代にかけて社会に出た、いわゆる「就職氷河期世代」が、ここ最近の業界各社で行われている賃上げラッシュの恩恵からも外れてしまっているという残念な統計データが日経新聞の記事で示され、すぐさま内外からどよめきの声があがっていました。 言葉では言い…

  • 「親ガチャ」「出身地ガチャ」がハズレても、人生を大逆転できる真っ当な方法

    日本は今後、アメリカと同じとまでは言いませんが、間違いなく格差社会となっていきます。現在、学生や若手ビジネスパーソンである君たちは、壮年期を格差のまっただ中で送ることになるはずです。 しかし、この格差社会こそが文明を発展させ、暮らしを便利にしてきたであろうことは、認識しておくべきだと思います。 格差がある社会とは「自分で判断し行動する人物」、あるいは「能力がある人物」がきちんと評価されて多くの収入を得、いい待遇が得られる社会であると思います。 そしてイノベーションとは、こうした実力がある人たちが正当に評価される社会でこそ起こり得ます。 さらにいえば文明もまた、「より良い暮らしがしたい」と願えば…

  • コメが足りないのに、なぜ転作農家に補助金を出すのか?

    記録的な冷夏でコメが不作となり、タイ米を緊急輸入した「平成の米騒動」を思い出した人も多いのではないでしょうか。しかし、今回のコメ不足は不作が原因ではありません。背景には、日本の農政の不作為があります。 政府は、9月以降、新米の収穫が本格的に始まるので、米不足は解消するとアナウンスしていますが、話はそう簡単ではありません。 コメ不足は、農水省と農協がともに推進してきた、いわゆる「減反政策」による構造的な問題なのです。 主食用のコメ余りが問題となり、'70年からコメの作付面積を制限する減反政策が導入されました。 2018年に安倍(晋三)首相は廃止したと主張しましたが、これはウソで減反はいまも続いて…

  • 就職氷河期世代の悲惨物語を忘れた政治家たちの深刻

    ある議員のXでの投稿に氷河期世代から多くの声が寄せられています。そこに綴られていたのは、就職氷河期をまるで忘れたかのような議員たちの態度だったからです。 今も当時の深刻な就職難が傷になっている40〜50代前半は少なくありません。 しかし政治家たちにとって、これは人ごとなのでしょうか。 2024年3月、伊藤たかえ参議院議員(国民民主党)はXにこんな内容の投稿を行いました。予算に関する反対討論の中で、就職活動中のエピソードを語ったところ、議場から吹き出す声などが聞こえたのだといいます。 「令和6年度予算三案に関する反対討論で本会議登壇。 冒頭『私が就職活動で100社もの会社に落ちた1997年…』と…

  • 「秋分の日」この世とあの世の距離が近くなる!?

    「秋分」は、古代の中国で作られた季節を表す言葉「二十四節気(にじゅうしせっき)」の中のひとつです。 二十四節気は1年を24等分しそれぞれに季節を表す言葉をつけたもので、春夏秋冬それぞれに6つの節気があります。 秋分は秋の4番目の節気となり、「秋を分ける」と書く通り秋分の日が秋の中間地点となります。 秋分の日は9月22日だけを指し、節気としての秋分は、次の「寒露(かんろ)」を迎えるまでの9月22日~10月7日の期間です。 一年の中には、昼と夜の長さが同じになる日が2回ありますが、それが「秋分の日」と「春分の日(しゅんぶんのひ)」です。 ただ、9月22日の日の出はおよそ5時28分、日の入りは17時…

  • 「観光は金持ちのもの」でいいのか…日本で起きている「高すぎるテーマパーク」の襲来

    「若者のディズニー離れ」という言葉が、SNSをにぎわせています。 ディズニーリゾートのチケットが高すぎて、若者がディズニーリゾートに行けなくなっているというのです。 これについて、ディズニーリゾートが戦略的に「客層の選択」をしているように思いますが、これ自体はネガティブなことではなくても、危険な流れのように感じます。 なぜなら、ディズニーリゾートを含めたテーマパーク、もっといえば観光業全体で「量から質への転換に伴う客層の選択」が起こっているからです。 今回の「ディズニーの若者離れ」騒動から考えてほしいのは、オリエンタルランドの「量から質へ」の方向性は、ディズニーランドだけではなく、テーマパーク…

  • 個人向け国債・変動10を金利0.61%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?【2024年9月5日から募集開始】

    2024年9月5日から募集開始した個人向け国債・変動10(第174回債)の金利は、8月募集と同じく「0.61%」です。 今回は、個人向け国債・変動10を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのかの解説と、初めて購入する方向けの個人向け国債の購入手順をご紹介します。 個人向け国債・変動10を「金利0.61%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくらでしょうか? 個人向け国債・変動10(金利0.61%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。 【半年後にもらえる利息】 ・100万円×0.61%×1/2(半年間であるため)=3050円 実際は…

  • 日本で最高評価の「断熱窓」は海外では「違法レベルの低性能」という驚愕の事実

    知っている人の間では常識でも、多くの人が知らない事実というのは結構あるものです。日本の住宅性能、特に断熱・気密性能(冬暖かく、夏涼しく、省エネの家)は、先進国で、突出して性能が低いという事実もそのひとつです。 残念なことに、家を新築する、もしくは分譲住宅の購入を検討している多くの人は、この事実を認識していないようです。 このことを知った上で住まいづくりをするかどうかは、建てたあとの満足度に大きな差が生じます。 冬暖かく、夏涼しい家にするためには、断熱・気密性能が大切です。なかでも窓の断熱性能が極めて重要です。なぜなら、夏に流入する熱のうち74%、また冬に流出する熱の50%は、窓からなのです。 …

  • 世帯年収900万円・40代夫婦、戸建て購入から10年後“地獄のマイホーム生活”へ

    介護関係のお仕事をされているAさん夫妻。ご主人と奥様は同い年で現在48歳、共働きで世帯年収は900万円ほどです。 10年前、夫妻は比較的都市部にある家賃月15万円の賃貸マンションに長女と3人で暮らしていました。常々「いつかは家がほしいね」と話していた夫妻でしたが、次女が生まれて賃貸マンションが手狭になったのを機に、一戸建ての物件を探すことに。 いくつか物件を閲覧するなかで、少し郊外にはなるものの、ついに欲しいと思える新築の建売物件が出てきました。 ただ、その新築物件の金額は5,500万円。大きな金額であるため、購入できるのかどうか悩んでいたところ、誠実そうで笑顔が印象的な営業マンから「持ち家は…

  • 「年収年齢や学歴」が同レベル男女の結婚は増えた?

    人間は自分と似た相手に好意を持つと言われます。恋愛においても、趣味が同じであったり、好きな食べ物が一緒であるという点は重要です。 最近、婚活界隈では「同類婚が増えている」という話がよくされます。同類婚とは、年齢、学歴、職業、所得などが同じレベルの男女同士が結婚する形態を指します。 実態として同類婚が本当に増えているのかどうかを検証していきたいと思います。 まず、年齢から。人口動態調査の長期推移から、初婚夫婦の年の差の組み合わせを見ると、第2次ベビーブーム期にあたる1970年には、初婚の8割を「夫年上婚」が占めていました。 しかし、年々下降し続け、2022年には53.4%にまで激減しています。一…

  • 今どきの「50代」元気なさすぎ…は偶然か必然か? 自民党総裁選には候補者ゼロ

    自民党総裁選(27日投開票)は過去最多9人の乱戦となっています。 最年少は43歳の小泉進次郎元環境相、最年長は71歳の上川陽子外相。小林鷹之前経済安保相は49歳で、50代が一人もいません。 小池百合子は31年前、ミニスカにギプス姿で選挙戦に出ていました! 「たまたまでしょうが、サラリーマン社会の現状を見ているみたいで、チト寂しいですね」と、大手メーカーの50代人事担当者は苦笑します。 今の50代は、35年前に10代半ば~20代前半の青春時代を過ごしました。1989年の参院選で、当時の社会党の土井たか子委員長が“マドンナ旋風”を巻き起こした頃です。 今の50代のオジサンって中途半端なんです。 6…

  • 視聴率を見れば日本の景気の先行きがわかる「日曜日のテレビ番組」

    経済は、人びとが日々営む活動の結果です。そのため、景気動向は、経済指標や金融政策などだけでなく、こうした日常生活の行動を追うことからも捉えることができます。 人びとの生活時間とテレビの視聴率から現代社会の概観をつかんでみましょう。 まずは、日本に住んでいる人の生活時間を2021年の調査データをもとに確認してみます。一日のうち、最も多くの時間を費やしているのは「睡眠」で7時間54分です(5年前の前回調査より14分増)。 以下、「仕事」が3時間28分(同5分減)、「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」が2時間8分(同7分減)、「食事」が1時間39分(同1分減)、「休養・くつろぎ」が1時間57分(同20分増…

  • 働いたぶんだけ自分の懐に! ただし儲けが大きいぶんリスクも増える「個人タクシー」の実状

    個人タクシーは個人事業主として営業活動を行うため自由な働き方ができます。 日本独自の「おもてなし文化」タクシーの自動ドア! かつてのセダンタイプでは「開閉練習」をするほど熟練の技が必要でした。 個人タクシーは働いて得た分だけ収入にできますが、車両管理や体調管理も自己責任となるので安定的に稼ぎ続けるのは意外に難しいのです。 自由で儲かりそうに見える個人タクシーですが、街なかで見かけるタクシーには、タクシー会社のタクシー(法人タクシー)に乗ってタクシー業務をしているドライバーと、「個人」と書かれた個人タクシーで業務をしているドライバーがいます。 これらの違いとは何なのでしょうか。 法人タクシーと個…

  • 「解雇規制の見直し」という自民党総裁選公約

    9月6日には有力候補と目されている小泉進次郎氏が立候補の記者会見を開いたそうで、多くの報道がなされました。 その中で、総裁選の公約としてどうしても見逃せないものがありました。 小泉氏は6日の出馬会見で、大企業の解雇ルールを見直すことで人材の流動性を高めると強調。「不退転の覚悟で来年には国会に法案を提出する」とまで踏み込んだのです。 具体的には解雇が認められる要件を変更。企業は解雇に踏み切る前に希望退職者の募集や配置転換の努力をすることが義務付けられているが、これを大企業に限って撤廃し、代わりにリスキリングや再就職支援を課すとしました。 実際にどのような言い方をしているのか、調べてみますと、次の…

  • 「もう損したくない!」株価に二番底リスクで個人投資家が悲鳴、今夏の乱高下から学ぶ“備え”とは

    この夏はとにかく株価が不安定で、8月上旬には、米国の景気先行き不安などもあり、わが国をはじめ世界的に株価が暴落しました。その後、株価は回復しつつあるものの、足元で再び大幅安となる展開になっています。 米国の国債の流通利回りは低下し、外為市場でドル安・円高が進んみました。 そうした株価の動向に、動揺する個人投資家も多いでしょう。1月から新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、内外の株式で積極的に資金を運用する人は増えました。 年初以降、円安、株価上昇が続いたこともあり、株価の安定的な上昇が続くと考えた投資の初心者は多いはずですが、株価というものは基本的に長期間上がり続けることはななく、株式市場…

  • 年金財政検証“就職氷河期”団塊ジュニア世代に支援策は?

    「人生100年時代」と言われる今、年金は本当に老後の暮らしの頼りとなるのでしょうか。この先100年にわたって年金制度を維持できるのか、5年に1度の財政検証が行われました。 7月3日に公表された内容からは、就職氷河期を経験した、団塊ジュニア世代に支援策を講じる重要性も浮かび上がります。 ①「今後100年の公的年金制度の持続可能性は確保」その内容とは? 公的年金の「財政検証」とは 今回の財政検証の結果について林官房長官は「今後100年間の公的年金制度の持続可能性が確保されていることが改めて確認された」としました。 今回の財政検証の結果をどう評価すべきか。キーワードとなるのが「所得代替率」です。「所…

  • 兵庫パワハラ疑惑知事「記憶にない」「私も完璧でない」委員会もドン引き言い訳…「パワハラ指導を受けて育った記憶が抜けない」板挟み氷河期世代の憂鬱

    齋藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑が告発された問題で、県議会第4会派「ひょうご県民連合」が斎藤氏への不信任決議案提出の方針を固めたといいます。県議会調査委員会(百条委)で証人尋問を受け、8月30日、斎藤知事は、アンケートで指摘されたパワハラ言動の認識を聞かれると「記憶にない」「一つ一つ覚えていない」「私も完璧な人間ではない」などと回答しました。 齋藤知事はパワハラを受けて育った記憶が抜けないのではないでしょうか。 世間を賑わせることが多いニュースの一つに、中年男性によるパワハラ問題があります。 定期的に政治家や大企業の重役、プロスポーツの監督やコーチ、先輩たちによるパワハラが告発され、そのたびに…

  • 年収400万円を超えたら「中の上」…「稼ぐも地獄、稼げずも地獄」日本の現実

    日本社会の根底には、経済的不安が絶えず渦巻いています。『民間給与実態統計調査』(国税庁・令和4年)をもとに、日本人の給与額の現状を見ていきます。 人生100年時代となった今、60歳は「リタイアの年齢」ではなくなりました。2021年より高年齢者雇用安定法が改正され、70歳までの定年引上げや継続雇用制度の導入などが始まり、「生涯現役」の現実味がより一層増してきています。 老後資金2,000万円問題が取り沙汰されてからも久しく、国民全体の危機意識は高まっていると考えられますが、『民間給与実態統計調査』(国税庁・令和4年)を見ると、日本人の「働いてお金を稼ぐ現状」の悲惨な実態が明らかになりました。 ま…

  • 自己肯定感が高まるたった1つの方法

    ネットにはさまざまな「自己肯定感を高める方法」が紹介されています。例えば、自分自身の感情や状態を書き出す。成功体験を思い出す。仕事以外の趣味ややりたいことを見つける。肯定的な雰囲気のグループに所属するなど。 しかし、それらの方法を採ったところで自己肯定感が高まらなかった人の方が多いのではないでしょうか。 今回は、自己肯定感が高まるたった1つの方法について、哲学の見地から紹介したいと思います。 自己肯定感を高めるたった1つの方法、それは自己肯定感とは何かと問うことです。 自己肯定感という言葉はマーケティング用語という側面を持っています。つまり「雰囲気言葉」であり、それ自体はじつはさしたる意味を持…

  • 素人こそ不動産投資をするべき

    不動産も債権も株式も、「買うことでお金が入ってくる可能性がある」という仕組みは同じです。 それが家賃収入なのか利息なのか配当なのかという違いがあるだけです。 不動産投資が決められた家賃収入しか得られにくいのに対し、株式投資はキャピタルゲインも得られる可能性があることから、「不動産投資よりも株式投資のほうが儲かる」と言う人が一定数いらっしゃるようです。 それは一理あるかもしれませんが、私はキャピタルゲインを得られる可能性が高いということは、損失が出る可能性も高いと考えます。 投資の世界では、リターンを「収益」、リスクを「リターンの振れ幅の大きさ」と定義するようです。大きく儲かるかもしれないという…

  • 老後にお金を貯め込んで貧しくなる人と、お金を使って豊かになる人の「決定的な思考の違い」

    老後2000万円問題が話題になって以降、世間では老後の生活費を心配する声が後を絶ちません。しかし実は、統計によると60代以降で買い物が増えており、生活に余裕が出ているという傾向が見られるのです。 たとえば『総務省家計調査2023年』によると、年代別に見ても50代は6%以上も減少しているのに60代の減少率は1%台と低く70代はむしろ増加していて、消費の内容からは楽しみながら買い物をしているということがわかります。 「老後不安」のイメージとは裏腹に、なぜ高齢者にそんな生活ができるのでしょうか。詳しく見てみましょう。 まず、60代になると子どもの授業料などの教育費がうんと減ります。年代別でも『総務省…

  • 「精神的に追い詰められている人」によく見られる特徴とは

    猛烈に忙しい時や、心に重くのしかかるようなお悩みがあった時など、「今、精神的に追い詰められているな」と感じたことはありませんか? そういった状況の時、人はどのような行動をとるのでしょうか。 追い詰められた状況から脱する解決策も紹介します。 「精神的に追い詰められている人」によくあるのですが、たとえばこのような状態が挙げられます。 独り言が増える 突然叫んでしまう 幻聴が聞こえる 頻繁にひどく考え込む など 精神的に追い詰められてしまうと、周囲がおかしいと感じる行動をとったり、一見普通の人がとらないような行動をとったりすることがあります。 なぜ、このような行動をしてしまうのか 精神的に追い詰めら…

  • 〈株価暴落〉を受け止めて、今こそするべき「原点回帰」とは

    8月5日の日本株の下落、日経平均株価は、1987年のブラックマンデー超えの史上1位の下落幅を記録しました。 為替市場も大きく変動し、急激な円高による日本経済への大きな混乱から「経験したことのない打撃が追い打ちをかける」という情報に、重い時間をすごした人も多いのではないでしょうか。 連鎖する金融危機の可能性 8月5日の大暴落から、翌日の日経平均株価は、大幅反発(史上最大の上げ幅)となり、危機が終わったという楽観ムードが漂っているとも感じます。 しかし、さらなる株価下落が連鎖する可能性も否定できない現状です。 今回、日銀の利上げ発言・米国の雇用統計の発表のタイミングがもう少し空いていれば、ここまで…

  • FIRE達成者が直面する現実

    「FIRE」が一時期話題となりましたが、経済的自立を達成して早期退職したからといって、必ずしも全員が幸せになれるわけではありません。 「一度FIREをしたけど、卒業した」という人も多くいます。FIREが可能だと見積もっていたはずなのに、なぜ再び仕事に戻ることになってしまうのでしょうか? ここ数年、FIREという言葉が流行り、FIREを目指す人が増えてきました。FIREとは、経済的自立(Financial Independent)と早期リタイア(Retire Early)を意味します。そして、パッシブ収入がアクティブ収入を上回った時点で、FIREが可能というわけです。 しかし、2023年あたりか…

  • 恐怖に襲われた新NISAデビュー組がいま絶対にしてはいけないNG行動

    NISAが大きく制度変更された1月以降、日本株は上昇傾向が続き、7月11日には日経平均株価が史上最高値の4万2224円まで上昇しました。 しかし8月2日金曜日には2000円以上の下落で3万6000円を割り込み、1日での下げ幅は1987年、世界的に株価が大暴落した「ブラックマンデー」に次ぐ大きさになりました。史上最高値から約3週間で6300円超の値下がりです。 週明けの5日にはさらに下落し、パニック売りも誘発して、終値は4451円安と過去最大の下げ幅を記録しました。 NISAを利用している場合、こうした状況のときにはどのような投資行動をとればいいでしょうか。今後の投資をどうするか、また今保有して…

  • 「空腹」こそ最強のクスリ

    NHKが2016年に実施した 「食生活に関する世論調査」によると、「平日の1日に平均何食とるか」という質問に対し、「3食」と答えた人がもっとも多く、 81%を占めていました。 年齢別にみると、16 ~ 29歳では一日平均3食とる人が男女ともに 70%程度にとどまっているのに対し、 60代は 85%以上、 70歳以上になると90 %を超えており、高齢層 ほど「一日3食」を守っている人が多いことがわかります。 「一日3食」という習慣は、私たちの生活に、これほどまでに深く浸透しているわけですが、ここで私はあえて、声を大にしてお伝えします。 「一日3食が理想的である」という考え方には、確固たる裏付けは…

  • 一生お金に困らない人の特徴

    「実は一生お金に困らない人の特徴」について、紹介します。お金の悩みって一生尽きないですよね。 実は、お金との付き合い方が、人生の豊かさに直結します。お金に愛される人の特徴を見ていきましょう。 1.人のためにお金を使う 節約ばかりする人より、人のためにお金を使える人の方がお金に愛されます。それが巡り巡って、自分に返ってくるんですね。 例えば、困っている友人に1万円貸したことが、将来の大きなビジネスチャンスにつながるかもしれません。人脈作りや社会貢献が、長期的には自分の利益にもなるんですね。 2.お金の使い方は満足度で決める 値段だけでなく、使って得られる満足感を重視します。高くても本当に欲しいも…

  • 外の暑さと冷房の冷え。胃腸のダメージを4つの生活習慣で回復

    屋外に出ると、猛暑で汗びっしょりになるのに、屋内や電車内では、寒いくらいの冷房にさらされます。 寒暖差に加えて、つい冷たい物を摂りがちな夏の生活習慣が胃腸にダメージを与えます。弱った内臓をいたわる方法を紹介します。 胃腸の調子を整える4つの生活術 1)姿勢を正す 内臓を圧迫する猫背の姿勢は、胃もたれや胸やけ、胃酸が食道に逆流して炎症を起こす逆流性食道炎の原因にもなるそう。 「胆のうや胆のう管も圧迫するため、腸内環境を良好に保つ胆汁酸の流れが悪くなり、腸の吸収力低下や悪玉菌の増加にもつながります」(澤田先生。以下同) 立つときも座るときも、背筋を伸ばすよう心がけましょう。 2)自律神経を整える …

  • 人々に「差別の心」が生まれる社会心理学的な理由

    差別は絶対にしてはいけませんが、そうはいっても差別の心が強くなるかどうかは、経済状況によって変わるという事実も知っておかなければなりません。 もし世界中のすべての国で貧困がなくなれば、おそらくは差別もなくなるでしょう。 「金持ち喧嘩せず」という言葉もありますが、みんなが豊かになれるのなら、差別もなくなるだろうと予想できます。 そもそも、なぜ差別が生まれるのかというと、私たちは自分の貧しい境遇の責任を、他の人になすりつけることによって心理的な安寧を図ろうとするからです。 「私がこんなに安月給なのは、あいつらのせいだ」と思えば、自分の貧しさを正当化できます。 米国エモリー大学のエミリー・ビアンキは…

  • これから生き残れる人?終わっていく人?

    加速化するデジタル・テクノロジー革新とグローバル化の中で、「本心では多様化に反対で、変わりたくない、変えてはいけないと変化に抗う国家・政府」と「生き残るためには急速に変わらざるをえないことを理解し、価値を創出するための多様化組織への痛みを伴う変身を始める合理的な企業」の間に、「リスク・テイクの判断を迫られ、変わらなければいけないと思いつつ、頭と体が動かない・動かしたくない個人」が存在しています。 それが、いまの日本の現実です。 この構図の中でパワー(実質的支配力と権威)は、国家から企業と個人にシフトしています。このパワーシフトの中で、グローバル社会でも生き残れる「最新」の日本人=「日本人3.0…

  • 「意識高い系」ほど注意が必要...搾取ビジネスに狙われる

    搾取ビジネスにハマってしまう人が「情報弱者」と「意識高い系」に多く、両者とも裏を取ることが少ないです。この両者について、両極端な人たちと思われたかもしれませんが、じつは両者には共通点があります。 まず、世間的に「情報弱者」とされる対象の特徴は次の通りです。 ①ちゃんと調べない ②見聞きしたことを疑わない ③入手する情報が偏っている ④すぐによさそうな話に飛びつく 次に、意識高い系とされる対象の特徴は次の通りです。 ①勉強量が膨大 ②得た知識をすぐに披露する ③セミナーや勉強会、オンラインサロンなどに積極的に参加 ④向上心がある 「全然、違うじゃないか」と思われたかもしれませんが、よく見比べてく…

  • 投資で成功する唯一の方法

    一代で富裕層になった方の多くはリスクの許容度がかなり高く、リスクへの耐性がある方が多いと感じます。例えば、融資などは最大限引き出して投資をするなどです。 当然、損をする時は大きくなりますが、儲かる時も大きいのであまり気にしない方もいます楽観的でリスクを取る方が多いのですが、普通の人がいきなり大きなリスクをとると大失敗するので、日常から小さなリスクを取る訓練を重ねることをお勧めします。 例えば、会議の際には必ず挨拶と発言をするなど。先ほどの富裕層の女性は壇上に立ってパフォーマンスをする機会があると、真っ先に手を上げるタイプでした。こうしたことを繰り返すと、試行回数が増えます。 旅行の行き先を選ぶ…

  • 部下の「辞めます」で優秀な上司も降格になる時代

    今、多くの企業が人手不足に悩み、現場が回らず、事業縮小、あるいは廃業する事例が増えており、人手不足が原因の倒産は過去最多を更新しています。 人手不足の原因は、人が採れないことと、人が辞めることです。 この点、少子化などの影響により、採用が難しくなっている以上、まずは離職を防ぐことが求められます。 ただ、その意識を持てていない上司は複数の部下を辞めさせ、会社を衰退に導いています。それにより、部下の離職の原因となった上司に対する会社の対応が変わりつつあります。 「彼は、仕事はできる人間なんです。でも、今、これだけ人が足りてない中で人を辞めさせるようなことをされたら、厳しく対応せざるを得ないです」 …

  • 定年後、一番しんどい思いするのは団塊ジュニア世代

    昨今の少子高齢化、人手不足を背景に定年退職の年齢を引き上げる企業が増加し、シニアに頼らざるを得なくなっている日本です。しかし、実際の求人では働ける職種は限られており、中高年が直面するリアルな課題になりつつありますが、いったい何が起きているのでしょうか。 少子高齢化と人材不足 2023年12月にマンパワーグループが発表した「2024 Global Talent Shortage」によると、世界的に人材不足が広がっています。 日本の組織の85%が人材不足で、この割合は調査した国の中で1番高く、世界平均の75%と比較してもより大きく顕在化している課題だと言えます。 ここからは、この人材不足と中高年の…

  • 他者からの承認を求めることは人生にとって薬にも毒にもなる

    他人に褒められたり感謝されたり、「誰かの役に立った」と実感できたとき。そんな瞬間も、ドーパミンは分泌されます。 心理学的に言うと、「承認欲求が満たされた」と表現します。 「承認欲求」(esteem needs)とは、「他人から認められたい、尊敬されたい」と願う気持ちのことです。 アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー氏が提唱した「マズローの欲求5段階説」(Maslow's hierarchy of needs)では、5つの欲求(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求)のうち「4番目の欲求」に位置付けられています。 衣食足りて、高度に文明化された現代では、物質的な欲…

  • 学生が新卒一括採用にこだわる会社を忌避する理由

    大手企業の中でも、新卒一括採用より中途採用の数を増やすケースが見られるなど、新卒一括採用という慣習が足元で大きく崩れ始めています。 そこで、毎年50人以上を新卒一括採用している大手企業の人事部門関係者32人にヒアリングを実施。 新卒一括採用のメリットからです。 近年の人手不足を受けて、新卒一括採用は人材獲得手段として有効だとする意見が数多く聞かれました。 いま製造現場やIT部門など多くの部署で人手不足が深刻で、『とにかく人を回してくれ』という要望が人事部門に届いています。スキル・経験よりもまず要員を充足する必要があり、大人数を採用できる新卒一括採用はますます重要になっています。 近年、当社では…

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