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2021/10/29

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  • 濃茶のことで今思うこと

    こんにちは。 急に寒くなって本当に体がついていかない。 毎日の仕事にいくのも億劫な時期がきた。 濃茶の事で今思う事をまとめたい。 濃茶はとにかく難しいの一言につきる。 お茶の量、湯温、湯の量、練る人の力量がビシッと決まらなければ美味い濃茶にはならない。 お茶の量と湯の量のバランスがとれていないとダメだ。 お茶の量に対して湯の量が多ければシャバシャバになり少なければ茶碗を上げてもいつまでたってもお茶が落ちてこないドロドロのお茶になる。 湯温が低いといくら練ってもお茶とお湯が分離してしまうし冷めた濃茶はとにかくまずい。 美味い濃茶は熱々で少しとろみがあり色はテカっと明るい色で少し艶っぽいきれいな緑…

  • 炉に変わり思う事

    こんにちは。 仕事の昼休みに書いてる。 季節は早くぼんやりしているうちに風炉の季節が終わり稽古場に行くと炉になっていたよ。なお2週間前から。 ブログを放置し過ぎだな。もう少し定期的に書いていきたいと思うものの日常生活に追い立てられて精一杯だ。 自分は風炉より炉の方が好きだ。 ここ数年特にそう思う。 炉になると四ヶ伝の点前も面倒くさくなるけど風情がとてもいい。 炭も大きくなるし灰をまいた景色もまたいい。 炭の音もパチパチするのもまたいい。 何よりあたたかみがある。 当たり前だけど昔は炭で火を起こしていた。 ファンヒーターのような表面的なあたたかさではなくじんわりくるあたたかさだ。 釜の湯が沸て松…

  • 各服点について思う事

    こんばんわんこそば。 盛岡に3回も行っているのにわんこそばは1回も食べた事がない私です。 いつも昼は冷麺を選び夜は飲みに行くのでいつか誰かとワイワイしながらわんこそばを食べたい今日このごろ。 さてコロナは流行っているけど昔みたいに大騒ぎになっていないのでお茶をできる世の中で。 コロナになる前は飲回しだったがコロナ中は各服点が主流になっていた。 この間、おば様に聞いたら今は飲回しに戻っているそうだ。違うおば様に聞いたら各服点もあるし飲回しもあるということで稽古場や茶会で色々な考えがありそうなっているのだろう。 俺は各服点のお茶は不味いと思っている。点てるお茶の量が少ないからお湯は冷めるしシャバシ…

  • どこまでいけばゴールになるのか

    こんばんは。 かなり放置気味なのは毎日に精一杯だから。 仕事がきついそんな中でも稽古には行っている。 それが自分のいい所で粋でイナセな男前。 さて、年数を重ねてるからお点前の順序を忘れたりする事があっても何となくそれなりにできるようになってきたと感じる。 それはとてもいい事なのだけれど、どこまでいけばゴールになるのかという事をふと考えてしまった。 茶道で飯を食うわけでもお小遣い稼ぎをするわけでもなく、いったい自分はどこに行くのかを漠然と感じてしまった。 お点前も何となくそれなりになっただけで、お点前がきれいかと言われると褒められないし上のお点前がそれなりにできるようになってもいったい何があるの…

  • 対価の価値について

    ずいぶん放置していた。 前の記事は春前で今は立夏が過ぎて初夏になる。 きつい年度末と初年度に突入してGWになったものの明日から仕事だ。 休みっていうのは一瞬で過ぎていくな。 今年は出かけようと思っていたのだけれど、週間天気予測の悪さと宿代の高騰と渋滞にめまいがして家でゴロゴロ何もしない連休になってしまった。 稽古代と対価の価値について色々思うところがあったので書く。 茶道をやっているなら稽古代または月謝を払っていると思う。 色々な人と知り合いになって教えている人や以前は教えていた人と会話することがあった。その時に思ったことは教えている内容と金額が釣り合っているのかなと。 前にも書いたけど、茶道…

  • 続 初釜と重ね茶碗と思想について

    こんばんはんこ 立春が過ぎさり暦ではもう春ですね。 春なのにお別れですか春なのに涙がこぼれますという年齢ではなくなったなというのが実感です。 春と言えば大規模異動のシーズン。 単純に考えて同じメンバーで4月は迎えられないだろうなと思う今日この頃。 自分が異動したら1から仕事を覚えなければいけないから大変だろうなと思うし誰かが異動したら仕事の割り当てが変わるからいやだな。 さて俗物にまみれた話は終わりにして本題に入ろう。 かなり日にちが経ったから記憶が少し曖昧で。 初釜で重ね茶碗をやったのだけれど、コロナ前は重ね茶碗は2つの茶碗を何人かで飲むというのが主流だった。濃茶全般がそうだった。 しかしコ…

  • 初釜やりました

    こんばんわんちは。 寒いのと体が痛いのとで大変な毎日を送っていますが私は元気です。 初釜をやりました。 初釜の内容にはあまり触れないから閲覧数稼ぎと言われないでほしいです。 すいません。許してください。 内容は華やかな写真でも撮ればよかったのですが身バレには注意したいんで写真はなしだ! 社中の人が見たら卒倒しそうなクソブログなので。 毎年初釜をやっているのだけれど、ただ座っているだけで何も見ていない木偶の坊だったから今年はしっかり見ようと努力した。 どうして日本の正月はめでたい事をうるさくしつこくやるのかが何となくわかった。 主菓子の菓子器は独楽だったし重ね茶碗だった。 これは俺の想像なのだけ…

  • 明けましたあけました

    こんばんは。 改めまして明けましておめでとうございます。 正月休みですっかり体がなまっているので仕事は慣れない感じがする。 今年は色々な事を書いていこうかなと思っている。 日々の稽古の事や色々な人の事。 茶道以外での内容も少し入れてみようかなと。 何より茶道人口が増えるにはどうしたらいいのか。 俺が考えても仕方ないのだけれど40過ぎても若手というのは複雑なのよ。 准教を取ったらと勧められたけどお金がないの! 先生は茶名までしか取れないから紹介料や取次料やらのお金もないし着ていく訪問着も持っていないの! 孤独な独り暮らしだからお金があると思われているけれどバブルの時代じゃないから日々の生活でカツ…

  • 送り干支を見て茶道を辞めるかどうかを選択する日が近づいていると感じた

    こんばんわんちは。 もうあと少しで年末だわ。 嫌な奴との忘年会は大嫌いだけど楽しい人とお酒を飲むのは大好きです。 毎年、騒がれる忘年会を参加するか否かの問題は自分が思うに 職場の環境がよくて会費は会社持ちなら年に一度は参加してもよいというのが結論です。 転職前は職場環境が最悪なのに会費は自腹なので金の無駄だったなと思う。 今の職場は環境が良くて会費は会社持ちなので喜んで参加しています。 さて本題。 俺も年を取ったなと思うけれど、同じように周りの人も同じ時間が流れて年をとっている。 俺の先生は俺より年が30歳以上離れている。 俺が入門したときは先生は60代で周りの人も70代だった。 それから干支…

  • あすか川

    こんばんは。 師走も半分。本当に早い。 昨日といい今日と暮らしてあすか川流れて早き月日なりけり これをちゃんと言えるまで10年以上かかりました。 12月といえばあすか川。 この茶杓の銘が一番好きだ。 無事も悪くはないけれど。 こればかりは感性だし知らない人に言っても通じない。 それでも大人になると誰でも1年が経つのは早いと感じる。 20代より30代、30代より40代。本当に早い。 今年もあと少し。 しっかり稽古をして来年は品がもう1ミリくらいでるといいなと思った。 あすか川を知ってから人生悪くないと思えるようになったよ。

  • ブログ名を変えました

    こんばんは。 ごきげんよう。私です。 さてブログ名を変えました。 変えた理由は最近のAIに自分のブログを検索したらAIからこの通り返された。 うん。 不満も疑問もあるしAIさんに文句はないの。 だけど自虐要素はないと思っていたのは本人だけで世の中的にはそうなんだろうなと反省。 ブログのタイトルは自分らしくて間違っていないのだけど、大人なんだから言い方に気をつけようと気にするくらいは大人になりました。 周りと比べると華やかではなく質実剛健なブログにしていきたいと決意を新たにしました。 そして全世界と若者に茶道の面白さや素敵さを伝えられるような先輩であるブログにしていきます(半分嘘) コンゴトモヨ…

  • 見ているつもりでも何も見ていないじゃぁないか

    こんばんワクワクワック。 「ごきげんよう」って挨拶を本当に使っている女子高があると言う真実を最近知った。世の中って知らないことだらけだなと思う今日この頃。 仕事も知らないことだらけで知識って重要だよなと改めて感じる日々です。 さて、「見ているつもりでも何も見ていない」というタイトル通り、そのままの話をするぞ。 茶道の稽古をしていると先生によって大なり小なり違うとは思うのだけれど、先生が稽古内容を考えてくれて、それを教わるというのが一般的だと思う。 先生は教えるメニューを考えているわけで先生の意図というか考えが稽古の中に入っているわけだ。 わかりやすく言うと夏に筒茶碗を使う稽古をしたり夏に霜柱の…

  • 茶道の先生の選び方(俺なりのまとめ)

    おはようございましゅ。 旅から帰って来る途中の新幹線で暇だならブログの更新。 前回、茶道の先生を簡単に変えられないという話を書いた。 前回と同様に茶道を始めたい人が読んてる可能性は1ミリもないだろうけど、どんな先生に習えばいいのかを聞いたり本を読んだりと俺なりに思ったことをもう少し書くとする。 こんな先生はいるかわからないけど。 俺が思う良い先生 ・ちゃんとしたお菓子を出してくれる先生 ・稽古に行くと掛け軸がいつも違う先生 ・道具や着物を買わせようとしない先生 ・免状を無理やり取らせようとしない先生 1つずつ独自の解釈をしていくぞ。 間違っていたら許して。 ちゃんとしたお菓子を出してくれる先生…

  • お茶の師匠は選べというお話

    放置気味のこのブログ。 仕事でいっぱいいっぱいでやっとこさで生きているので精一杯だから仕方ないね。 インフルにかかったりした時に一人暮らしの世知がなさを痛感。 この前、稽古に行ったら風炉から炉に変わっていて驚いた。 驚いたも何も11月だから炉に決まってんだろという話はNGだ。 今回のタイトルの「お茶と禅の師匠は選べ」という話について。 今から茶道を始めたいという人はこのブログを読むことは1ミリくらいの確率で読んでくれてると信じて書くよ。 参考になれば幸いです。 まず、茶道の業界はいまだに昭和初期の価値観の業界です。 これはtraditionalな世界なので仕方ないです。 変えようと思っても変わ…

  • お客に道具を出すという事

    こんばんわんこそば。 もう立秋。秋ですねぇ。 と言いたいところだが36℃で地下鉄を降りて地上に出ると心臓が痛いくらあ暑い。 早く涼しくなって欲しいっすよ。 そして帰る前にメールを開いたら帰れない案件を投げるのやめて・・ そんなこんなで泣き言から始まる我がブログ。 今日は聞いた話だから真偽はわからないが、本当だと思った気持ちを書く。 俺が基本的に稽古の時は稽古道具(とはいえ稽古道具でも俺の給料から見ると高いと思う)を使ってる。 俺みたいな下手くそがやると茶碗を落として割る、袱紗で茶杓を清める時に強く握って折る等の様々なリスクがあるので先生は有名な人が作った道具を稽古では出さない。 逆の立場なら当…

  • 道具とか着物とかさわっちゃうのォオ?

    こんばんわんちは。 今日もいつもの通り泣き言から始まります。 もう七夕ことしちせきの節句も終わり夏本番。 有給とって那智の火祭りに行こうか祇園祭に行こうか悩んでたけど、そもそも休みが取れないんじゃあ無理じゃないか。もう許せるぞオイ。 さて、今日の文句は着物と道具を勝手にベタベタ触るか否かを問いたい。 ちなみに俺は触らない派だ。 けど女性の着物にはとある部分(どこなのかわからない)に男性が手を入れやすい用に作られてる秘密の部分があると小耳に挟んだ事があり一度は手を入れてみたいと夢見る派ではある。 前に人の着物を「素敵な柄ね」と言いながら触る方がいたのよ。 しかも上のランクの人だから余計に驚いた。…

  • たった一言で茶事の雰囲気を変える

    こんばんワカメカツオタラちゃん(ちょっときつい) お茶はそこそこ美味いものを差し上げられるが、掛け軸が読めない、茶花を見てもわからない、知識も浅い、お点前が酷い、動きが雑ゥ!など割りと先生から褒められる事が少ない馬鹿弟子な自覚はあるのだけど、先生から久しぶりに褒められた(稽古を始めてから2度目) 後にも先にも先生から褒められたのは10年過ぎたあたりで毎週稽古にくるのは偉いと言われたのみ。 褒められたのが2回しかないとか書いてて悲しくなるな。泣いていいですか? 美人の胸で泣きたいので我こそは胸を貸してあげるという人、お待ちしてます。 と気持ち悪い内容はここまでにして本題に入ろう。 茶道と言えば一…

  • 茶道は座標の稽古

    こんにチワワよりダックスが好きな私です。 ごきげんよう。 今日は少し余裕があるので少し真面目に書く予定(真面目に書くと言っていない) 「座標」という表現は初心者がスマブラでトップランクにいけるのかというゲーム動画の解説で使われていた表現なのだけど茶道でもしっくりくると俺は思う。 稽古では畳の目で道具を置く場所を教わることが多い。 蓋置は3目3目に置くとか水差しは16目に置くとか。 江戸と京都の畳の大きさは違うと茶道を習うまでは知らなかったが畳1目は約1.5センチ。大きさ的には誤差だよ誤差と言えなくもないんだけれど、1目ずれて道具を置いたり自分が座ったりすると本当にやりにくくて仕方がない。 まだ…

  • 国家資格じゃないと思うんですけど

    こんばんは。 普通の挨拶なのは新しく異動した場所の仕事が慣れない上に高度過ぎて疲れがマキシマム。もうお手柔らかに頼むよー。休日も変なトラブルに巻き込まれて俺の体はボドボドだ。 俺は自他ともに品があまりないという評価だという認識はあるのだけれど、たまにお会いする方は本人は品があると思っているが、陰で品が無いと言われるのは何故だろうかという疑問について。まぁ今回も文句になってしまうけれど許して。 長年やっている茶歴の長い方は年功序列の世界で生きてきたから偉そうな人は基本偉そう。性格もあるのかもしれないけれど、それだけではない気がするのは俺だけだろうか。 茶道の免状は国家資格ではないから民間の資格の…

  • たまには昼の稽古にも行かないとな

    こんばんワンコ。 GWも後半に差し掛かり休日スタイルに慣れた体が月曜から仕事に行けるのかという五月病にかかりつつある今日この頃。 うちの稽古場は休日もやるという稽古場なので休みを利用して他の人が稽古してる時間に合わせて稽古に行ってきた。 いつもは俺一人で稽古だしお茶も自分で点てて自分で飲むから稽古は楽しいんだけど寂しい時もある。人間だもの。 先輩方はさすがの一言でした。ジョセフジョースターの年季が違うという感じで落ち着いているしゆったりしていていいと思った。 ただ、驚くほどビックリしたのが道具の拝見の時に聞く内容や順番などは頭の中にしっかり入っているのに、いざ口に出すとなると出てこない。 弟弟…

  • 襲いかかってくるマウンティングゴリラには覇王翔吼拳を使わざるを得ない

    こんばんわんこそば。 4月から新しい職場で気を遣うし新しい仕事もあるしホンマ疲れたわ(エセ関西人) 今回もいつものように文句から始まる記事なので批判は無しでお願いします。 俺はあまりお付き合いのお茶会に参加した事がない。 ありがたい事に皆さんいい人だから色々なお茶会に行こうよと誘ってくださる。 興味がないわけでもないのだけれど、お茶会に参加するのってお金がメチャクチャかかりません? 他の人の話を耳をダンボにして(死語)聞いてると大橋(どこかは知らん)や大徳寺に行っているみたいだ。 興味本位でおいくらと聞いたら俺にはマジかよ!という金額で氷河期世代の貧乏サラリーマンがまともにお付き合いをしていた…

  • スーパーの和菓子と老舗の和菓子

    こんばんワイン。 送別会ができる世の中になって良かった。 会社の飲み会は嫌な人は嫌だろうけれど、何も無くてハイさよならよというのは俺はやっぱり寂しいと思うから開催されて嬉しい。 最初にだけど、けなすつもりはないという事だけはハッキリと伝えたかった。 さて、「ポックン茶道をやっているのよ」と相手に伝えると大体の人から「和菓子って甘過ぎるよね」と言われる。 お茶をやっている今だからこそ「和菓子はそこまで甘くないぞ」と大胸筋を張って言えるのだけれど、やる前の自分も和菓子=甘過ぎだったなという意識だったなと思い出した。 俺も最初は和菓子=甘過ぎだったのに、何で今は甘くないと思えるようになったのかを冷静…

  • 思った以上に何にもできないの巻

    春爛漫。 桜が咲き始める時期になった。 ようやく過ごしやすい季節になってきた中でのお手伝い。 いつもはできないくせにそこそこできる風を装って偉そうに記事を書いている。 お点前の順番は何となくわかってはいるし、薄茶はお金を取れるレベルだと自負できるものの、その他は結構散々なもので10年選手とはいえ恥ずかしくなるような事ばかりだ。 その恥ずかしくなることが現実に起こってしまい参った。 茶名をもらうのは武道の黒帯と同じでスタートラインに立ったばかりということは先生から聞いていた。10年ひと昔という言葉があるくらいだから昔とは違うんだぞと自分自身に違いを見せつけようと思ったので水屋仕事のお手伝いをした…

  • tradition or innovation

    おこんにちは。 英語の練習がてら内容を全部英語で書いてみようと思ったけれど休日を全部使った挙句に疲労を月曜に持ち越す事に気が付いて題名だけ英語になった弱気な俺を許してください。 仕事や仕事先からよく聞くしうるさく言われるのはinnovation(革新)。茶道をやっていてよく聞くのがtraditoin(伝統)だ。 伝統と革新は対義語で俺は仕事と稽古では全く逆の事をやっている。 両方に触れる機会があるから伝統と革新の良さ悪さが少しわかる気がする。 茶道は伝統的な部分が強い業界だと思う。 伝統的であるという事は新しい事を受け入れにくいという部分がある。新しい事を受け入れると伝統も崩れていくものだろう…

  • 初釜事件簿 ファイル1(金田一少年の事件簿風)

    毎年恒例のイベントとはいえ人事異動は自分も人も動いて気が狂いそうになる・・・ 本日はサラリーマンの宿命の愚痴から開始します。 題名にはファイル1と書いてあるけれどファイル2はないです。 初釜なんて随分前の話だけれど先生から俺の所に情報がくるまでの時間差はあるからゆるして。 これは先生のお茶仲間で生徒さんを教えている先生からの話で、俺の所にくるまで間を挟んでのお話だから話半分のつもりでメモっとこう。 そこの先生の稽古場では毎年初釜をやっているみたいだ。 仮にAさんとする。 どこの稽古場でも生徒さんが一定数いたらやっているんじゃないかと推測。 Aさんの所も他の稽古場と同じように月謝制で稽古は月に2…

  • 節分過ぎたら立春で梅が咲いていたよ

    こんばんは。 近所の誰かの家で梅が咲いているのを見かけたら春が近いんだなと感じる。 ヒートテックの上下を着ても寒すぎてセーターにシャツにコートという重装備だが。 梅と言えば茶杓の銘が沢山あって覚えきれない。 花の兄、此花、飛梅、鶯宿梅。 最近知ったのが香雪というのもあるのだそうだ。 今だとネットで調べればすぐに出てくるのだけれど多すぎて覚えきれないし覚えられる頭も持っていない。 10年以上やって4つか。 我ながらよく覚えているなと思う。自分で褒めてあげたい。 実は若い頃は梅の花の良さが全くわからなかった。 小さいし桜のような艶やかさがないから咲いている事にも気が付いていなかった気がする。 茶道…

  • 偉い先生に習っているからといって町の先生を格下にみると「うわー」って思われる件について

    オッス。 寒い日が続いて身も心も財布も寒い毎日です(激寒前置き) 今日は若干の文句要素があるけど、あくまで一個人の見解なので大目に見てね。 先生を通じて色々な方にお会いする機会が多い。 色々な方のお話を聞いたりお点前を見ることができるし色々な人の人格を見る事も多い。 俺が氷河期世代のはぐれ者という部分が多いからそう感じてしまうのかもしれないのだが、お免状が同じランクでも業躰先生に付いている方が町の先生を下に見る場面を見るとカチンとくる。 俺の先生はいわゆる町の先生だ。 俺は町の先生の弟子だから更に軽く見られるし年齢も40代だが若い部類に入る。 業躰先生に習っている方が良かれと思って言ってくれて…

  • 名正客ぶりを見る

    明けましておめでとうございます(もう2月も近い) 今年最初のお茶時に参加したよ。 正客をした人の名正客ぶりを見て茶歴が長いとさすがだなと新年早々思った。 その方はとにかく上手に褒めるし聞く。 文字にすると本当に陳腐な感じなのだけれど、そうしか言えない。 たまに大先生クラスで正客に座る人で言葉はへりくだっているけれど「私、偉いんですけど何か?」みたいな臭いをプンプンさせている人も何人か見てきたから本当に上手に相手に花を持たせるような場の持たせ方っていうのは凄いなと思った。 もし自分が正客に座ることがあると仮定すると今の自分のレベルだとマニュアル通りの聞き方しかできないと思う。 お見事なお道具です…

  • 年が明けたのに送り干支の話

    明けました。 本年も内容がない雑記を書いていきたいと思います。 年が明けたのに書くネタは送り干支です。 本当に書く余裕がないくらい年末は本当にクタクタで帰ったらすぐ眠るくらいでした。 年が明ければ迎え干支、年が暮れれば送り干支。 多分、年明けの稽古はウサギの香合が出るのだろう。 話は戻して送り干支を迎えるたびに次にこの道具に会えるのは12年後なんだよなと思う。 それまでは何かのイベントで使われたりする事がある時に使われるだけで(例えばウサギなら9月のお月見とか餅つきの時とか)基本は見る事がないだろう。 写真の香合は虎の子は3匹いる内、1つ違う柄の子供がいて共食いしてしまうから川を渡る時に母親が…

  • オッス、こんばんは。 茶道のお茶室では必ず掛け軸が掛けられている。 偉いお坊さんが書いたものだからという理由で頭を下げるのかは俺にはわからないけれど稽古場や茶室に入った時は必ず最初に頭を下げる。 内容は禅語からきているから良い言葉ばかりだ。 しかし初見殺しで全く読めない。 一字読めたら自分を褒めてあげたいくらいだ。 うちの先生はほぼ毎回掛け軸を変えてくれる素敵な先生なので同じ掛け軸は1年に1回見るか見ないか。 先生に教えてもらって「ふーん」と思っても、次に見るのが1年後とかはザラなので、同じ軸を見ても1年後も先生に「これ、何て読むんですか?」と聞く事も多い。 それでも続けていれば一字ずつ読める…

  • 稽古をした分しか上達しない。茶道も同じだな

    こんばんワイン。 本日は少しオシャレな挨拶です。 当たり前だけど稽古した分しか上達しない。 茶歴もヒヨッコの自分でもそう感じる時があった。 俺の家の台所には茶筅が置いてある。 友達が家に来たときにお薄を飲みたいと言われたので一服点てたの。 その後、友達が「簡単そうだし、茶筅を使って点ててみたい」と言ったので 「茶杓で一尺半の抹茶を入れてお湯の量はこれくらいで手首のスナップを利かせて茶筅を振ると泡が立つから」と口頭で説明してやってもらった。 友達にご自服してもらったら一言「美味くない、味が違う。どうしてなんだろ?」と言っていた。 おかしいと言うけれど同じ抹茶、同じ温度のお湯、同じ道具を使っている…

  • 茶道をやる目的は人それぞれ

    どうして茶道を始めたのかと聞かれると全く持って理由はわからない。 四ヵ伝や台子も完全にはできないけれど70%くらいはできるようになった。 自分は別にお点前の順序を覚えたい訳ではない。 かといって茶室を作るお金も無いし道具すら揃える金も無い。 じゃあこれからどうするのかが今悩んでいる。 他の方を見ると色々な人がいて色々な道に進んでいるなと感じる。 例えば着物に走る人、業躰に弟子入りしてステータスを自慢する人、道具を取集する人、道具の勉強をする人、茶室を建てる人など色々な人がいる。 お茶時にたまに行って、その時に着物をきてお茶を飲むのが好きと言う方が多いようだ。 みんなで集まって茶室の空気を楽しむ…

  • 道具を買うと破産するけれど茶碗は必要

    一個前の記事の続きになる。 道具を買っていたら破産するのは必然で間違いないと思うけど、 どうしても必要な道具は茶碗だ。 別に高い物が必要という事ではない。 ただ、濃茶を飲むときは陶器製、お薄を飲むときは磁器製の物は必要だ。 知っている人も多い事だけれど、これには理由があって濃茶と薄茶では抹茶を点てる温度が違うから。 濃茶は100℃の熱湯で練らないで、ぬるま湯だとメチャクチャ不味い。 逆に薄茶は熱湯で点てると嫌な苦みが出るから60~70℃くらいが美味い。 陶器製の茶碗だと保温力があるから濃茶向きだし、磁器は熱伝導性が良いからお湯の温度を調整しやすい気がする。 いくら濃茶を練るのが上手な人でも磁器…

  • 茶道具を買いだすと値段が天井知らずになるわけ

    おひさしブリーフ。 最近、色々あって放置気味のメモブログ。 メモが溜まっているんだけど書くのが面倒になっていた。 タイトル通り茶道具を買うと値段が天井知らずになる理由を書く。 個人で台所で抹茶入れて茶筅振ってお薄を飲むという最低限の人権でお茶を飲むのであれば、激安の棗、茶碗、茶杓も全部で2000円くらいで揃う。茶筅もへんちくりんなのもなら500円くらいで買えるみたいですね。 じゃあ何で天井知らずになるのかというと、収集癖を刺激される人もいれば、お茶時でクソ安い道具を出すわけにはいかないなど色々理由はあると思う。 俺は収集癖もないし、お茶時も自分ではやらないから上の理由は少しわからない部分はある…

  • 中秋の名月の茶事の亭主をやったよ

    オッス。 先日、中秋の名月の茶事の亭主をやったよ。 いつものように画像は無しだ。 重陽の節句と中秋の名月の日付が近い時にお茶時をやれるなんて風雅でラッキーだね。 内容は初炭の所望をかけて、濃茶は荒目板の扱いをし、続き薄茶という内容。 あのー、亭主はほとんど何もしていないじゃないかというクレームが飛んできそうな感じです。 掛軸は「掬水月在手」(みずをきくすればつきはてにあり) お菓子は「着せ綿」でございました。 掛軸なんかはこの時期にピッタリだと思う。 人の解釈の仕方で内容が変わってくるのだろうが、俺は「月が欲しいと頑張って月を取ろうとしていたけれど、本物の惑星の月は手に入れられなかったが水に映…

  • 茶道をやると仕事ができるようになる理由(気のせいなら許してね)

    オッス、今日は重陽の節句だゾ。 こんな時に重陽の節句のキラキラした写真の載せたり重陽の節句の能書きを垂れ流ししないのは俺らしい。 前にも少し書いたかもしれないが、本日は茶道をやると仕事ができるようになる理由を書いちゃうぞ。 茶道をやると仕事ができるようになる(ような気がしている) 知り合いの知り合いが医者で茶道をやっている人がいて茶道をやる理由を聞いたところ「茶道はA→B→C→Dという順番で店を広げた後で仕舞う時はD→C→B→Aで仕舞うのが手術と同じで頭の体操に役に立つ」と言っていたらしい。 なるほど。手術の手順はわからないが、そういう側面から見ると茶道の稽古は確かにそうだよなと思う。 昔はや…

  • 茶道の一番の目的とは相手にお茶を差し上げる事

    オッス、秋めいて月が綺麗になってきましたね。 タイトルと通り俺の中での目的なので賛否両論はあるけれど 亭主はお招きしたお相手にお茶(濃茶とお薄)を差し上げる事が最大の目的だと思っている。 お客も濃茶とお薄を飲むためだけに予定を空けて着物を着てくるのだろうし。 もちろん、お道具を拝見したり亭主の趣向を感じるのも面白味ではあるのだけれど メインはお茶を飲みに来ていると思っている。 いい着物を着て上手なお点前を披露されても肝心の濃茶がヒスイだらけだったらガッカリする。何故ならお茶を飲みに来ているのであって自己満なお点前を見に来ているわけではないから。 腹の中ではウーン酷いと思っていても相手に恥をかか…

  • 茶道と所作について

    タイトル通り茶道をやっていたから出来るようになった、いわゆる所作について書いていくゾ。茶道をやって所作を褒めらたりする事が2年に1度はありますあります。褒められるのは嬉しいのだけれど、自分ではどこを褒められてるのかはイマイチ理解できなかった。 この間、先生に言われてなるほどと思ったことがある。 とある高級な焼物を売る店に焼物を見に行った事を先生に話したのよ。 徳利が6万〜30万の焼物屋だ。 俺は外出する時は腕時計をつけている。焼物を手にする時に無意識に腕時計を外してボケットに入れて焼物を手に取るという行動をとった。先生が言うには道具をガチャンと傷つけたらマズイと、意識はしてなくても習慣としてわ…

  • 茶道で使う着物についての愚痴

    茶道をやってると人に話すと大体の確率で「着物きてるの?お金持ちー」とよく言われる。 着物を着る=高い着物を着る余裕があるというのが一般の人の認識みたいだ。 あと1、2年前に着物欲しさで横領して捕まった人がいてニュースになったからだろうか。実際におば様達の着物を見てると値段は聞けないけど高いだろうなと素人目でもわかるから、本当の金持ちもいるのが現実だけど。着物が高いから着てる人は金持ちという認識を植え付けたのは、茶道より呉服屋の売り方が悪質過ぎるからだと個人的に思ってる。古着市に行く前に呉服屋に行ったんだけど接客が最悪だった。着物の素人の俺でも詐欺レベルで悪質だと思った。俺「予算10万円で茶道用…

  • 口伝である以上はね

    オッス、オッス。 題名の通り、茶道って一番下のお点前以外は口伝なんだよね。 四ヵ伝より上のお点前は先生から教わった事が全てなんだよね。 口伝である以上、正しい、正しくないとかは普通はわからないと思う。 youtubeでアップされている動画を見ても皆さんそれぞれ違う。 貶すわけではなくて、俺自身も何が本当に正解がわからないのよね。 動画を見ても唐物なんかバラバラ過ぎて本当に混乱してしまうよ。 口伝であるから正解が無いのは仕方が無いのだけれど 今の俺達の世代のように生きていくだけでギリギリな世代は お金を支払って正解かどうかわからないってどういう事?と思う世代だと思う。 先生がそこを右と言ったから…

  • お点前の上手さとは

    オッス、オッス。 お点前が上手な人と下手な人ってどんな違いがあるのかを先生に聞いたよ。 結論:その人自身が相手のお点前をどう感じるかは その人の感性による という全く解決になっていない回答が先生からの回答です。 10年続けてスタートラインの世界なので仕方がないとは思うんだけれど こういう抽象的な所が現代の新しい人が入ってきにくい理由の1つだと思うの。 そもそも感性がある人ってなかなかいないし、感性は沢山の物や事柄に触れて磨かれるものだと俺は思っているので表現するのは難しいのは理解できるんだけどね。 下手な人の具体例を教えてもらったら ・柄杓で水を汲むときにガボボって音をさせる人(肥溜めの汲み方…

  • 正客って難しい

    お久しブリーフ。 現実生活は余裕ないなぁと思って生活している。 この間、正客に任命されたのでメモ書き。 教室によっては正客や亭主ってなる事ができないらしいという情報がある。 俺の稽古場では順番でやるので、先日、正客の席に座りました。 寄り付きの掛物を聞いたり、本席の軸の読み上げをお願いしたりと マニュアル的な質問は先輩方のを見ているからぼんやりと出来たけれど 場の空気を読んだり、会話を上手に持っていったりということは出来ませんでした。 難しいし、こればかりは練習しかないよなと思った。 亭主の方が後炭を客についで欲しいと所望がかかり参った。 いつもはあーだこーだと言うおば様達も、この時ばかりは正…

  • 茶味と茶歴とランクとレベルと師事している先生と

    オッスオッス。 お茶時に参加したりして思う事は茶歴とランクとレベルはイコールではないという事を痛感する。 それに加えて大先生に師事いているからレベルが高いかと言われたら首を傾げてしまう。 何度も言って申し訳ないんだけれど俺もランクは大学で言う専任講師レベルの立場になる。 じゃあ大学の専任講師のレベルで教えられるかと問われたら答えは正直にNo。 大学の助教授の資格の位置にいる人でも俺よりグダグダなお点前の人はいるのが現実。 そんな人がオンラインで稽古をしたりしているからメチャクチャだよなぁ。 どうしてそんな事が現実に起こるかは簡単で資格の取得の為の試験がないから。 「資格を取る」というと、例えば…

  • 初亭主 ご指名頂きましました

    初亭主を務めましたよ。 えー。 私は茶歴が浅い人間だけれど突然、先生からのご指名ありがとうございます。 とはいえ道具組みは俺の先生が全部やってくれているので 初炭、濃茶、後炭、お薄をやるだけの簡単な仕事です。 正客、次客には大先生先輩方が座って頂きまして後ろからのプレッシャーをビンビンに感じて茶杓を持つ手が震えます。 正客の先生が色々、お道具の質問をしてくれるのですがお点前をしながら会話するって物凄く難しいですね・・ お点前の順番は何となく覚えているので何とかなるんだけれど会話だけは難しい。 気の利いた言葉や季節の話をさりげなく出来るって凄いな。 と内容が無いような内容になったのは緊張でほとん…

  • 茶道の先生のお時給を計算してみる

    オッスオッス。 たまには真面目な記事を書くゾ。 茶道の先生の時給はいくらになるかを計算してみる。 ガバガバな調べ方なので文句は無しでオナシャス! 2020年の平均年収は約450万円で時給換算するとが約2000円なのを参考まで。 稽古場を見ると月謝は月に5000~10000円くらいと幅広い。 仮に月謝を5000円として月の稽古の回数を2回としても1回の稽古代は2500円。 お茶の先生が掛かるざっくりとした諸経費一覧 ・お茶代(濃茶・薄茶) ・主菓子 お干菓子 ・冷暖房代 ・炭代(やらない所もある) ・道具関係(釜・茶杓・茶筅・茶巾・茶碗・仕服・掛け軸・花入れ・お炭の道具等) ・自分が教えた報酬 …

  • 違うそうじゃない 求めてるのはオンラインではないのではないはず

    先生の所が先生の知り合いから茶道オンライン教本をもらった。 本の内容を見てみるとお金をかけているのはハッキリとわかるんだね。 たださぁ。 お茶の世界ってオンラインで得る事ができる世界なのかなぁ。 オンライン茶事に参加費(見るだけ)5000円、見る+濃茶用のお菓子と抹茶8800円。 ギェピー!家に抹茶とお菓子送られてきても点てるのは自分という摩訶不思議。 オンラインってこれから習いたいと思う人に通じるのかなって事だよ。 俺は会社でテレワークもやっているからオンラインの良さと不便さを経験したことのない茶道の大先生達よりは理解している。 いやさぁ。 本を出してオンラインに進めようとする意気込みは理解…

  • おっさん、稽古中に細かい所に目に付くようになる

    寒い、寒いですよ。 大寒も終わり、もうすぐ立春だけど寒いよぉぉん。 俺は稽古を初めてから干支が一周するくらいほぼ毎週稽古に行っている。 先生も最初は細かい所は注意しなかったのよ。 最近は注意が沢山あるので、そういう所まで来たんだなと好意的に解釈。 茶道の所作は日常生活と共通することがほぼない。 袱紗さばいたり茶筅振ったりとか普通に生きていたらやらないし やらなくても普通に生きていけるからね。 俺は他の先生に付いたことがないので他の事は知らないけれど 俺が初心者の時にあーでもないこーでもないと言われたら嫌になって辞めたと思う。 昔は稽古が厳しかったとか言う人がいたら いつまで頭の中が昭和だオラァ…

  • 1月上旬の茶杓の銘

    今年2回目の稽古でも、まだ正月の銘の茶杓ダルォォ。 1月の茶杓の銘は俺は結構気に入っているのがある。 本物は持っていないけれど知識のアウトプットとして記録。 ・一声(ひとこえでいっせいではない) ・初音 ・ゆずり葉(楪←この漢字は読めない) ・薄氷 ・若水(酒米でも同じのあった気がする) と探せば色々あるけれど個人的に好きなのがゆずり葉。 響きが好きなのと前の葉っぱが新しい葉っぱのために落ちる(ゆずる)のも好きだし 弓弦とかけてあるのも何か好きだ。 ゆずり葉を調べてみると、年神様がゆずり葉の葉っぱでくるとか何かいいよな。 一声も鶴と鶯で使い分けているのがカブいていていいね。 いっせいは春に使う…

  • 初稽古 2022 明けましたよ

    2022年の初稽古に行ってきましたよ。 濃茶のお菓子は例年通り花びら餅。 花びら餅は牛皮も白味噌餡もゴボウも単品だとそれぞれ好きなんだけど 合体すると俺は少し苦手な味になるのはどうして・・ お薄のお菓子も例年通り干支せんべい。今回はトラの焼き印だった。 茶碗も重ね茶碗の島台の金と銀の重ね茶碗。 俺は勘違いしていて大海(茶入れ)と島台をごっちゃに覚えていたので 先生との会話がトンチンカンな会話になってのは正月ボケです。 島台を調べてざっくり言うと正月や婚礼のめでたい物のオンパレードの物を茶碗にした物。 金の茶碗の高台(茶碗の足の部分)が鶴の足に見立てて五本の爪?のような五角形になっていて銀の茶碗…

  • 何事も 笑ろうてしまえ 年の暮れ

    「何事も笑ろうてしまえ年の暮れ」と13代の宗家の円能斎が読んだ句。 師走という正月休み前はサラリーマンにとっては駆け足で過ぎ去って行く。 しかもバタバタで余裕がない日々で年末を迎える。 年の暮れくらい笑って過ごしたいゾ。 今日はクリスマスなのを忘れていたのは茶道をやっていたからだと思いたい。 だってこの時期の茶杓の銘は「無事」とか「飛鳥川」だから稽古に行くと気分は年末なのよ。 クリスマスの茶杓の銘なんて知らんもん。 たまには真面目に記録に残さなきゃと思う茶杓の銘があって 「福笑い」という銘をこの時期に付けてもOKという事。 福笑いは正月か2月のおたふくダルォォと思うのは正解だ。 茶杓の銘を聞か…

  • そういう世界ですから・・・

    茶道はお中元、初釜、お歳暮と季節ごとのご挨拶があり 季節ごとにお金をお包みしてご挨拶しなければいけない風習がある。 この時期だとお歳暮でございまする。 「えっ!今は令和の世ですよ?」と言われても、それは「サッカーでバット使っちゃいけないのは何故?」と聞いているのと同じレベルの会話になってしまいます。 秋は初釜がありお歳暮があり年が明けたら年明けのご挨拶があるので お金はジェットエンジンを積んだが如くに飛んでいくらしい。 稽古事、決まりごとの世界だから仕方ないけれど こういう所が入門のハードルをもう一段上げているのも事実なんだよなぁ。 俺が茶道をやってて仕事終わりに稽古に行くと他人に言うと男性も…

  • FAXの使い方なんて知るかよ

    今日は文句を書いちゃうぞ(少し怒っているので貶します♡) 先日、引っ越しをしたので茶道協会に住所変更したいがどうしたらいいのかの問い合わせの電話をしたんだ。 そしたら「住所変更するにはハガキかFAXでお願いします」と言われたので 俺は「メールでの変更をお願いできませんでしょうか」と言ったら無理とバッサリ。 あのさぁ、、、 今は令和だよ、、、 ハガキとか昭和かよ!FAXとか平成初期かよ! 俺は事務職になったのは4年前だからFAXの使い方とか知らねぇよ! と心の中で思ったけれど、そもそもFAXってどうやって使うんですか? というか昭和のままの体制で時代の流れに乗り遅れても全然平気なんですねぇ、、、…

  • 茶道が疲れた心に効く理由 俺論

    たまには役立つことを書くぞ。 現代人は疲れていると言われるのは何故かというと所説あるが 俺は「やらなければいけない明日の事」が多すぎると思っている。 昔は携帯電話なんて無かった訳だから家に帰れば酒飲んで終了だった気がするし 基本、家族がいる人への家電は無かったと記憶している。 しかし現在は電話を個人で持ち歩くため会社からからも気軽にかかってくるし メールに入っていたりするので疲れちゃーう。 明日の事で頭がいっぱいになったら疲れてしまい「今」を感じる事ができなくなる。 そして茶道は「今」を感じる稽古事だ。 シーンとした中で稽古をやっていると炭のパチパチっとした音やお湯が沸くとシュンシュンと音が出…

  • 中秋の名月

    秋といえばお月見。 中秋の名月は有名なので知っている人も多い。 日本人は月が好きな世界では珍しい民族らしい。 タロットカードで月は正位置も逆位置も微妙な意味だし。 秋の月は特別で毎月十三夜や十五夜もあるけれど 茶杓の銘でこの時期の秋の月は色々ある。 日が立てばだんだん月が出るのが遅くなるので 十六夜・・十五夜の後 立ち待ち月・・立って月を待つ 居待ち月・・座って月を待つ 寝待ち月・・横になって月を待つ 更待ち月・・夜更けの夜更けまで月を待つ 有明の月・・夜明けに月を見る とまあ色々ある。 これだけ月を見るために待つとか日本の昔の人は月が好きすぎだろうと思う。 けれど、ふと秋の夜の月を見ると何と…

  • 茶道で人生にプラスになった事

    茶道を始めて俺が変わったことをかくぞ 俺の生き方、カッコよくいうとスタイルは大雑把で早いが大好き。 ストレイト・クーガーのように速さ第一主義。 茶道をやる前の当時は若くどちらかというと立浪ジョージみたいな人間でした。 dic.pixiv.net クーガーのように抑える所を抑えていたら仕事でも一目置かれていただろう。 ただ雑なのはどうしても出てしまっていたから怒られることも多々あった。 茶道をやっていくと先生から細かい事を注意されたり自分で細かい事を意識していくようになる。 つまり細かい事に気が付いたりするような意識に自然となっていく。 そうすると稽古で重ねた意識が仕事や私生活の細かい所に気が付…

  • 抹茶とはなんぞ?

    「抹茶」と言えば茶葉を粉にしたものだろと言われるし正解だ。 ただ茶道で使われる「抹茶」は決まり事があって普通の抹茶とは違う。 楽天で抹茶を検索すると3400件は越える(楽天検索クオリティーはお察し)けど実際に茶道で使われるのは抹茶は「どこ産」ではなく「どこの店が茶葉を詰めたか」という事が決まり事。 どうして茶葉を詰めた店が重要かというと茶道用の抹茶は職人がブレンドしているからだ。農作物であるが故にに毎年の茶葉の出来にはバラツキがあるわけだが、職人が毎年技で味に誤差がないように仕上げているらしい。 これを見るとすげぇなぁと思うし日本人特有の職人気質と変態技の融合だと思うよ。 www.shunsh…

  • 茶道に向いている人・向いていない人はどんな人?

    題名の通り茶道を始めてから向いている向いていないを俺が感じたり気が付いた事を箇条書きにしてから解説すっぞ(俺の勝手な感想) <茶道に向いている人> 1 細く長く続けられる趣味が欲しい人(重要) 2 季節や自然が好きな人 3 お点前?そんなの知らねぇよ、それよりお菓子とお茶を味わいたいんだよという人 <茶道に向いていない人> 1 上昇志向が高く、すぐに結果を求める人 2 和菓子か抹茶が嫌いな人 3 小うるさいババアが嫌いな人 <向いている人の解説> 1 細く長く続けられる趣味が欲しい人 →茶道は「道」という漢字がついている事もあり練習してもすぐに上手くならない。 俺も3年、5年、10年単位で振り…

  • 始めたきっかけなんて大したことはない

    他人と比較するわけではないけれど 俺が茶道を始めたきっかけは本当に大したことがない理由で和菓子と抹茶が飲みたいから目の前で点てた抹茶を飲ませてくれるところに見学に行こうという理由だ。 フットワークが軽いのが持ち味だ。 30代前半の大人の理由としては雑すぎると今でも思うけど結果的にその時に動いて大正解だった。 そこから10年近く、仕事終わりに毎週のように稽古に行くわけだけれど、10年たっても楽しいと思えているから俺には向いている趣味だったのだろう。 友達や会社を含めて色々な人に話すと驚かれることも多いことより、興味はあるけど敷居が高いという理由で見学に行かないのはもったいないなと思う。 合う合わ…

  • 三千家と稽古場・教室の選び方

    俺も他の流派は詳しくないので三千家の歴史とか成り立ちはグーグル先生に聞いてくれ! 俺が知っている違いはこれくらいの知識しかないのは許してください。 表千家・武者小路千家 → 泡をあまり立てない 裏千家 → 泡を立てまくる どうしてもこの流派でやるんだという鉄の意志があるなら別だけど俺みたいに知識がゼロの人が大半だろうから稽古場や教室について解説するぞ。 教室については教室出身の人に聞いた話をもとにしているので勘弁です。 ここで言う稽古場と教室の違いは ・稽古場 → 先生に弟子入りをして稽古を習う ・教室 → 公民館とかでやっているカルチャー教室のようなもの <稽古場の良い所・悪い所> ・良い所…

  • 茶道をやっても品が少し足りない男の自己紹介

    初めまして。 私は40代の会社員です。 この日記では好きなものや感じたことを残していく自己満万歳日記です。 三千家のどれかに所属していて茶名までは取りましたがまだまだです。 趣味や楽しいことは世の中に星の数ほどあるからか、茶道をやっている人はかなり少ないと思う。 データを取ったわけではないけれど肌感覚ではご年配の人数が圧倒的で年齢が下になるに連れて人数が減っていくと感じています。 なんでそんなに人数が少ないかとかも考えられたらいいなと思います。 茶道はとても素晴らしい面とクソな面があり感じたこと(文句)を言います。 他の茶道系のブログの方と比べると品の部分が少なめで(無いとは言っていない)華や…

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波子さん
ブログタイトル
茶道を始めてから品が1ミリ出てきた男の日記
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