父。鍵を失くす②(父。鍵を失くす①は、父の認知症が始まった。#38を参照)「家の鍵、落としちゃったんだ」「あちこち、ずっと探したんだけれど」「あの日は寒くて、身体中が痛くなっちゃって……」父は、哀しみと怒りを滲ませながら、吐き出すように語り...
映画界の片隅でマジメに生きる独身OL。父は認知症2年生。ときどき「視えちゃう」スピリチュアルの世界は、皆さんにも少しだけおすそ分けしたいんだ。
食・酒・旅が好き。幼い頃からスピリチュアル(目に見えない世界)との接点が強く、どうやら他人とは違う世界が視えているみたいだ。最近、一人暮らしの父の認知症が発覚。人生は大変だし、儚いし、切ないけれど、結構、面白い。挑む価値はある。
父。鍵を失くす②(父。鍵を失くす①は、父の認知症が始まった。#38を参照)「家の鍵、落としちゃったんだ」「あちこち、ずっと探したんだけれど」「あの日は寒くて、身体中が痛くなっちゃって……」父は、哀しみと怒りを滲ませながら、吐き出すように語り...
父。鍵を失くす① 「お父さんが元気ないんだよ」 姉から、突然、連絡が来た。いやいや、先日、会った時は、超元気だったけどな。 たまに、父の様子を見に行ってくれる父の孫たちも、「おじいちゃんの様子がおかしい」と、一様に心配しているとのこと。 姉
好きなことは仕事にしない方がいい? 映画業界の片隅で働くアタシは、なるべく劇場で新作を観るように心がけている。 同僚たちも同じ考えのようで、足繁く映画館へ通っている人も多い。 なので、新作映画の感想を語り合う機会も多いのだが、そのたびに、ア
郷に入っては郷に従え。 「すげぇ! 日本人は、皆、黒い服を着ているぞ!」 日本旅行中とおぼしき外国人グループが、大声で嗤っている。無遠慮に、聴衆にカメラを向けているのも、いただけない。 確かに、朝の通勤時間帯の東京・地下鉄の通路は、黒のスー
冥王星。 (山羊座の運命1については、第91柱『山羊座の運命』を参照) 山羊座のお仲間の皆さん。元気でやっているかね?15年もの長い間、山羊座に破壊と再生を促してきた「冥王星(めいおうせい)」が、2023年3月に、やっと、別室に移動し、それ
直撃。 一人暮らしの食費を検索すると、1ケ月の平均は、約4万円だそうだ。 アタシの毎月の食費の予算は、5万円。 ランチ代も含まれているし、食べることが大好きだから、まぁ、こんなもんでしょと思っていたけれど。 最近は、ずっと、6万円超えを叩き
覚悟。 現在、父は、「要支援1」。7段階ある要介護認定の中で、最も軽い状態である。 認知症と診断されてから約1年が経過したが、今のところ、車の運転を止めたことと、週に1回、リハビリを兼ねてデイサービスに通っていること以外は、これまでと変わら
持つ者、持たぬ者。 持っていないよりは、持っている方がいいと思っていた。 だけど、世の中、ただ、持っていればいいというわけではなさそうだ。 有り余る大金を持っていたって、使い方の貧しい人がいたり。 類(たぐい)まれなる美貌を持っていたって、
好意と悪意。 先日、同僚にこう云われた。 「まこチャン、〇〇さんのこと、嫌いだよね」うん、当たり。無神経な人や、鈍感過ぎる人は好きじゃないんだ。 だって、ほら。「あの人」は、陰でズルをしたり、人によって態度を変えたりするじゃあないか? アタ
日本とフランス。 女性が年齢を重ねると、日本では「おばさん」と呼ばれ、忌み嫌われるが、フランスでは「マダム」と呼ばれ、憧れの眼差しで見られる人も多いと聞く。 フランス映画を観ているとさ。 魅力的な「マダム」が、若い男性を虜(とりこ)にし、恋
一人暮らし。 ある日、地元(北関東)で暮らすアタシの友人が、キラキラした瞳で、アタシにこう云った。 「まこは、裸族(らぞく)だよね」 へ?何故、そう思うのだ? 東京で一人暮らしの人間は、全員、服を着ずに生活していると思っているのか?それとも
門扉。 比較的「まめ」だと思っていた父も、最近、腰が重くなった気がする。 今まで普通にこなしていた習慣も、面倒なのか、やらないことも増えたようだ。 そして、最近、気づいたのだが、父は、通りに面する「庭の門扉」を、開けっ放しにするようになった
再会。 今日は、大切な友人の命日だった。 亡くなってから1年が経過したが、キミの不在に、慣れそうもない。 数日前に、久しぶりに、その友人が夢枕に立ち、夢の中で一緒に食事をしたんだ。 相変わらずの食欲とわんぱくさで、ニコニコと食事を平らげてい
いくつに見える? 職場の女性が、ふいにアタシにこう尋ねてきた。 「ねぇ、私、いくつだと思う?」 60歳。そう答えそうになり、慌てて、口を噤(つぐ)む。 「いくつに見える?」と聞いてくる人は、大抵、自分は実際より若く見えると信じているからだ。
裸の王様。 幾多の転職を重ね、たくさんの「上司」に仕(つか)えた万年ヒラ社員のこのアタシ。ずっと感じているのだが、上司って偉いのか? 勿論、会社という組織の中では、意思決定をしたり、リーダーシップを発揮したり、人材育成をしたりする人が必要だ
夫婦別姓。 先日、このブログで、「夫婦別姓」について、個人的な意見を述べた。(詳細は、「夫婦別姓」反対派の主張がよくわからん。を参照) で。アタシの周囲の人たちは、どう考えているのか、尋ねてみたんだ。 結果。 男性陣は、「どちらでもいい」と
寿命。 最近、父の「手先の震え」が酷くなってきた。気付くと、細やかに、リズミカルに揺れている。 嗚呼。昔、近所のお爺ちゃんたちは、皆、そうだったなと、感慨深く思い出す。 医学的には、「本態性振戦(ほんたいせいしんせん)」と呼ばれ、老化と共に
時代錯誤? 衆議院選挙投票日が近くなり。最近、よく聞く「選択的夫婦別姓」という言葉。 正直云って、「夫婦別姓」反対派の主張がよくわからない。 「家族の絆」や「夫婦の一体感」が壊れる?苗字が違うと壊れるなんて、ぺらっぺらなんだな。子供が可哀そ
悪戯(いたずら)。 やられた。つい、油断しちまった。 「あの人」が、悪戯っ子のような表情をしていたことには、気づいていたんだ。だけど、まさかね。こんなことをするなんて。パソコンの「単語の登録」。仕事上、よく使う単語など、単語登録(辞書登録)
ザラリ。 悪気はないと思うけど。たまに、ザラッとした気持ちになる時がある。 狭い歩道を使いつくし、横一列で歩く人達。 レストランの隣の席で、キツい香水の匂いを放っている女性。 映画館のエンディングロールで、スマホを見つめて立ち上がる前席の輩
風水。 風水に於いて、家の中心は、非常に重要だ。 龍脈が強く作用し、運気に影響を与えるからだ。 家の中心に、トイレ、浴室、洗面所などの「水回り」がある場合は、大凶である。せっかく貯めたお金や人脈も、全て流されてしまうそうだ。 暖炉やキッチン
生きがい。 父が認知症と診断されてから、ちょうど1年が経過した。 アタシが見る限り、以前と比べても、認知機能に大きな変化は見られない。 父は、一人暮らしで、家事は、相変わらず、自分でしているし。家電の扱いや、日常生活は、ゆっくりではあるが、
四季? どこかに隠れていた秋が、ひょっこりと顔を出した。 最近の春と秋は短命だから、しっかりと秋に溺れたい。 せっかくの秋だもん。秋らしいことをしてみたい。 紅葉スポットに出かけたい。美術館なんかもいいよな。 秋の夜長に、読書もしたい。スポ
「繋ぎ」と「繋ぐ」 アタシは、「繋(つな)ぎ」という言葉が嫌いだ。 繋ぎの仕事。繋ぎの恋人。場繋ぎ。時間繋ぎ。 「本命」が現れるまでの、時間潰しみたい。「繋ぎ」には、そんな侮蔑(ぶべつ)の意味が込められているような気がしてならない。 だけど
はて。ブロガーの皆さんはどんなモチベーションで書き続けているのだろう?
教えてください。 コロナの時期に、ブログを始めてから、3年以上が経過した。 締切があるわけでもない。誰かに乞(こ)われているわけでもない。 なのに。アタシは、生業(なりわい)の仕事を続けながら、せっせと2日に1度はブログを更新している。 何
占い。 昔、占い師に云われたことがある。 「子がつく人には逆らうな」 へ? 何故ですかと問いただしたら、こんな回答が返ってきた。 「子がつく人は、性格がキツい。アナタでは負けてしまう」 これは、皆に共通する占ト(せんぼく)なのか?日本の女性
相続対策。 親が認知症になったら、初期段階で、やるべきこと。 ①家族全員で認知症について理解する②医療機関を受診する③介護認定を受ける④地域のサポートや介護サービスを利用する⑤預金や不動産などの財産を把握する⑥最適な相続対策を行う ふむ。①
自由。 いつものことだが。今週末も、煌びやかな予定はない。 決まっているのは、そう、宅配便の受け取りくらいだ。 あとは、掃除、洗濯、衣替え。だけど、すこぶる、ご機嫌なんだ。嗚呼。今週も仕事が忙しかった。 何もしなくていい週末。追われない、自
残業。 疲れたな。仕事終わりに、ぽつり云う。 観たかった映画も、間に合わない。ゆっくり食事を楽しむ時間もない。 決して、仕事が嫌いなわけじゃないけれど。忙し過ぎるよ。一人で抱える量じゃない。 「忙しい」という漢字は、「心を亡くす」と書くけれ
神の子。 知り合いの幼い子供が、こんなことを云って、周囲の大人をザワつかせたそうだ。 「人は、皆、色が違う」 「人には一人ずつ、違う神様がいる」おいおい。何か、視えているのか?鋭い感性を持っているもんだ。 そして、中には、過去世を話す子まで
死闘の日々。 思えば、ずっと、天パ(天然パーマ)との戦いの人生だった。 雨の日や湿気のある日は、髪がうねる。ラーメンの湯気だけで、前髪がヨレるんだ。 早起きして、綺麗にブローして出かけても、学校に到着する頃には、残念極
キャリアウーマン。 その日、電車は、思いのほか、空いていた。 ま、すぐ降りるしな。わざわざ座るほどでもない。 扉から少し離れた場所に、スックと立った。高めのヒールが、僅かに、もどかしい。 気付くと、アタシの背後に、二人の長身の若い男性が立っ
嗚呼、勘違い。 アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が、2023年9月に日本で承認された。そして、2例目となる新薬「ドナネマブ」は、2024年11月にも保険適用される見通しだ。 以前の薬は、認知症の症状を「一時的に軽くする効果」が期待できた
略して、『侍タイ(サムタイ)』。 最近、業界内でも、話題になっている映画『侍タイムスリッパー』。 幕末の武士が、現代の撮影所にタイムスリップした姿を描くコメディSF時代劇で、今年の8月に1館だけの上映で始まったいわゆるインディーズ映画なのだ
事件です。 近隣で、横領事件が発覚した。え? まさか、あの人が?青天の霹靂である。 盗人(ぬすっと)。 事件を起こしたのは、そんなイメージとは、かけ離れた人である。 いったい、何が、どうなっちまっているんだろう? 現在、調査中らしく、詳細は
善か?悪か? たまに、ちゃぶ台をひっくり返したくなる時がある。 ほら、今日も。そんな気持ちがムクムクと湧いてきた。 仕事だから、やるけどさ。出来て、当たり前だけどさ。 だけど、ホントは、当たり前じゃないと思うんだ。たまには、少しは、褒められ
誰しも無縁ではいられない。 父が認知症と診断されてから、そろそろ1年が経過する。 そんな中、情報収集をしていると、知らさせる厳しい現実。もう誰も、認知症と無縁のままでは生きられないのではないか? 高齢化に伴い、2025年には、日本の65歳以
ある霊能力者から聞いたご褒美の話。 前々回、お伝えした通り、人は、生まれる前に、自分への「課題」を選んで生まれ落ちてくるそうだ。 が、決して、苦しい「課題」ばかりを課せられるわけではない。前世で頑張った人には、来世で、「本人が望んだご褒美」
ある霊能力者から聞いたアタシの前世の話。 以前、プロの霊能力者に霊視して貰ったのだが、アタシは3度生まれ変わり、今生が4回目の人生らしい。 折角だから、アタシの前世を、キミにも少しだけ、覗かせてあげよう。他人の前世なんて、全く興味のない方は
ある霊能力者から聞いた話。 これから告げるのは、昔、アタシが、あるプロの霊能力者から聞いた話だ。 科学的根拠はないので、信じるか信じないかは、あなた次第。エンターテインメントの延長だと思って、ゆるりと聞いてくれ。 その霊能力者によると、人は
大掃除。 アタシの友人は、掃除が得意だ。いつ、誰が、友人宅を突然訪問しても、二人の息子さんが、まだ、小さかった時でさえ、「いつも綺麗」と、友人一同、皆、感嘆している。 本人は、「そんなことないよ」と謙遜しているが。よくよく聞いてみると、大掃
脳と身体と心と。 最近の父は、弱気な発言が多くなったような気がする。 「もう、いいかな」 「年末までは頑張るけど、それ以上は分からないぞ」 「後は、皆でなんとかしてくれ」 加齢や認知症の症状により、徐々に、日常生活が面倒臭くなってきたのだろ
それでもアタシはやってない。 朝の通勤時間帯。その日は、珍しく、電車は空いていた。 アタシは、扉から少し離れた場所に立ち、電車の揺れに、ゆるり、身を任せていた。 すると、車両の前方から後方へと、何かの「匂い」が漂い、そして、消えた。 クサい
夢で逢えたら。 既に他界したアタシの知り合い達は、しばしばアタシの夢枕に立つ。 単なる夢だし。ただの幻覚かもしれないのだが。 それでも、夢の中だけでも、故人と再会できるなんて、喜ばしいではないか。 そして、夢枕に立つ人達は、「神様ルール」に
サイン。 人は亡くなる時に、親しい人にだけ、挨拶に来るという。 夢に現れて、お別れを告げたり、互いにしか分からない「サイン」を出す人もいるようだ。 これは、霊感のあるなしに関わらず、相手が親しければ親しいほど、不思議なサインを受け取った人も
虫の知らせ。 アタシがまだ幼かった頃、両親は、共働きだった。 鍵っ子。姉とアタシは、周囲から、そう呼ばれていた。 だけど、全然、寂しくなかったよ。だって、姉とアタシと猫の「たま」は、いつも一緒だったもん。 あれから数年が経過し、そんなことは
立っている者は親でも使え。 数年前、アタシの姉は、義理の両親(旦那さんの父母)を立て続けに看取った。二人とも、程度の違いさえあるが、認知症だったそうだ。 最近、姉は、こんな事をポツリ云っていた。 「私が過保護にしたから、義理の両親はボケちゃ
パチンコ編 アタシは、基本、ギャンブルはやらない。 が、20代の頃、やむにやまれぬ事情で、1度だけ、パチンコに挑んだことがある。 その日、友人と二人、長野県の観光地に、1泊2日で訪れていた。 若き日の貧乏旅行だ。手持ち金は、帰りの電車賃を除
オートレース編 アタシは、基本、ギャンブルはやらない。 が、20代の頃、見聞を広げようと、1度だけ、オートレースに連れて行って貰ったことがある。 その日は、4名にて参戦。男性1名、女性3名。 男性は、無類のギャンブル好きだが、女性は全員、初
人生は魂の修行の場? スピリチュアルの世界では、辛いこと、哀しいこと、苦しいことは、「魂の修行」とよく云うけれど。 正直云えば。 アタシは、魂を磨きたいわけじゃない。ただ、幸せになりたいだけなんだ。 修行が足りない魂は、何度でも生まれ変わっ
連休明け。 今年は、有休も使い、怒涛の9連休をさせて貰った。 まずは、お盆で実家に帰省。知っているかね?北関東の墓参りは命がけだ。アタシが何度も仏(ほとけ)になりかけた。 そして、東京に戻ると同時に台風襲来。ベランダのあれこれを室内に移動。
信じるか信じないかはアナタしだい。 アタシの知り合いには、何故か、医療関係者が多い。なので、その人達から聞いた話を、こっそり教えてしんぜよう。 男性医師が選ぶ伴侶の特徴は3つあるという。(注:今回は「男性」医師が選んだ伴侶の特徴に限定) 特
まだらボケ。 父の認知症の種類は、「脳血管性認知症」。加えて、「アルツハイマー」も少し出ているそうだ。(認知症の種類については、父の認知症が始まった。#13を参照) 「脳血管性認知症」の特徴は、脳がダメージを受けた部分の機能は低下しているが
キュウリとナス。 アタシの実家の地域の「お盆」は、旧盆の8月13日から16日までの4日間。ご先祖様を自宅にお迎えして供養する大切な夏の風習だ。 今年も、本日13日に、提灯を吊り下げて、先祖の霊を迎えに行ったのだが、こころで、ははん。キミたち
変身。 アタシは、よく、知らない人から会釈をされる。声を掛けられるわけではなく、あくまでも「会釈」だけ。誰だっけ?アタシがその人のことを忘れちまっているだけなのか?あるいは、アタシがその人の知り合いに「似ている」だけかもしれないな。 そう云
1/fゆらぎ。 夏の風物詩、風鈴。その涼やかな音色と美しい風貌は、心に安らぎを運んでくれる。 が、アタシは、絶対、風鈴を買わないことにしている。以前、アパートの隣に住んでいた女性が、ベランダに風鈴を取り付けていたのだが。 ある日、それを放置
おまんら、何やねん! 中華店にランチに行こう。酢豚、チャーハン、エビチリ、担々麺。期待を膨らませながら、店専用のエレベーターに乗り込んだ。 すると、扉が閉まる直前に、見知らぬオヂさん4人組が乗り込んで来て、 小さなエレベーターはキッツキツ。
待ってるから。 父の認知症が発覚してから、約10カ月が経過した。 意外と云っては語弊(ごへい)があるが、今のところ父の心身に大きな変化はみられない。結構、ボケないものである。 父は、一人暮らしを続けている。車の免許は返却したものの、食事の支
単純な人。 あっちい。 洗濯物を干しただけで、汗びっしょり。もう、なんにもしたくない。 どうせ何の予定もない週末だから、後は、だらだらと過ごそうか? 汗を拭(ぬぐ)いに洗面所へ。ふと、見ると、よれよれのクマのスポンジが、目に入る。 あれ?
空を買いたい。 東京は、空が狭い。いや。ホントは、平等に広がっているのだけれどな。実に、哀しいが、殆ど見えないんだ。 どこを歩いていても、高層ビルが立ち並び、猫の額(ひたい)ほどしかない空が、辛うじて存在しているだけだ。 毎日、地下鉄で移動
果報は寝て待て。 新札が発行されてから、約1ヵ月。周囲の人々からは、続々と、新札ゲットの喜びの声が聞こえてきた。 が、アタシの元には、栄一(1万円)も、梅子(5千円)も、柴三郎(千円)も、誰も訪れてくれない。 ふ。貧乏人のトコロには、早々に
それ、年のせい? 奥歯に違和感があり。早速、かかりつけの歯科医院へと向かう。 先日、高い治療費を支払い、治したばかりの歯だ。「この、ヤブ医者め!」と詰め寄ろうと息巻いていたのだが。 イケメン歯科医に「どうしましたか?」と優しく問われ、つい、
使えるモノは何でも使え。 先日、実家に帰った時に、思いがけず、見てしまった。 父の寝室に、大量の大人用紙パンツ(おむつ)。 薄々、気付いてはいたのだが、実際に、目の当たりにすると、少しだけ、言葉を失っているアタシがいた。 こっそり姉に「父の
子供のひと言。怖い。 朝の通勤時間帯。普段は見かけない小学生が電車に乗り込んで来た。 低学年くらいかな?男子2名、女子1名。 夏休み、子供だけでお出かけみたい。わいわいと愉しそうだ。 電車内は少し混んでいて、たまに車体は大きく揺れる。 その
後悔先に立たず。 朝の通勤時間帯。電車内で、突然、人が倒れた。 アタシの後方からドンと音が聞こえ、振り返ると、50代くらいの男性が、床に倒れ込んでいたんだ。 男性は、うつ伏せのまま、動かない。周囲も、凍ったまま、誰も動かない。 長い長い10
愛されたければ愛しなさい。 アタシは、「小銭」をよく拾う。この4ヵ月で拾ったお金は、積もり積もって、合計572円。そう。「小銭」に愛される女である。勿論、大金を拾ったら、交番に届けるつもりだが。小銭の場合、綺麗に洗い、神社の賽銭箱に入れるこ
あの人、悪い人じゃないのだけれど? アタシの職場の「あの人」は、いつもアタシを苛立たせる。 全く悪気はないようだ。むしろ、自分は善良な人間と思っているに違いない。 ひと言多い。頓珍漢(トンチンカン)。不用意な言葉で、他人を傷つけているのに気
ボケる人。ボケない人。 ボケるか否かは、「遺伝」ではなく「生活習慣」。40代頃からの生活習慣が、認知症の発症に大きく関わると云われている。 食生活が乱れている人。運動や睡眠が不足している人。タバコ・アルコール多飲、高血圧、糖尿病、歯周病。心
初夏の風物詩。 アタシは、毎年、「夏の後半」は食欲が激減する。 そのせいか。そうなる前の「初夏」には、食欲が爆発しちまう。 アタシの初夏の風物詩である。 絶食状態になる前に、大量に食べることで脂肪を蓄えようとしているのかな。 熊の冬眠。生き
外出派? 家派? アタシの休みの過ごし方は、外出50:家50。 全部、「外出」だと疲れちゃう。一人の時間が欲しくなる。 全部、「家」だと寂しくて。何かしなきゃと焦り出す。 だから、どっちも欲しいんだ。半々が理想的なんだ。 だけど、最近、引き
この生命体はなんですか? アタシは、写真を撮られるのが嫌いだ。理由はシンプル。ブサイクな仕上がりに、ガッカリしちまうからだ。 勿論、ある程度の予想はしているよ。毎日、鏡は見ているもんな。 だけど。 先日、会社で行われた歓送迎会の写真が、一斉
夢の薬? 今年3月の健康診断で、高血圧を指摘され、(詳しくは、血圧180を叩き出した!を参照) 薬物治療をスタートし、約3カ月が経過した。(詳しくは、高血圧の治療をすることになった。うなだれている。を参照) で。ん?え?あれ?痩せている!ナ
認知症の親を持ったなら。 自分がその立場になり、初めて気付いたのだが、認知症の親を持つ人は、周囲にも多い。 「うちも、そうよ」 「うちは、地元で兄が面倒みてくれている」 「うちは、もう、施設に入って貰ったんだ」 そんな囁(ささや)きが、次々
お中元。 今年も、お中元の季節がやって来た。さぁ、日本橋・高島屋へお出かけだ。 年に2回、お中元とお歳暮の時期に、会社の仕事として手配に訪れるだけなのだが。 偽セレブ参上。素敵な時間を過ごさせてもらうんだ。 開店と同時に入店してさ。定員さん
ジャンヌダルク。 独りメシは、苦手だ。行きたい気持ちは満ち満ちているのだが、ビビりのアタシは、勇み足。なかなか勇気が出ないんだ。 昔。一人で外食をする女性が、まだ、奇異な目で見られていた時代。 友達もいない寂しい人。中には、そんな風に思う人
ご褒美をあげたい週末。 アタシは凡庸な人間だけれど。志だけは高いんだ。 自分に厳しく、人には優しく。それがアタシのモットーだ。 だから、「自分へのご褒美」をほいほい与える人を、苦々しい気持ちで見ていた。ちょっと、自分を甘やかし過ぎじゃない?
楽しい未来。 高温多湿のせいなのか?ねっとりした職場のせいなのか? 今週は、なんだか疲れちまったから。敢えて、楽しい未来を想像してみよう。 近い将来のアタシは、きっと、今より広い部屋に住んでいて。太陽もいっぱい浴びているんだ。 春と秋には温
認知症の進行速度。 父が認知症と診断されてから約8カ月が過ぎた。現状では、特に、大きな変化は見られない。 結論から云うと、認知症の進行速度は個人差があり、人それぞれだ。ゆっくりと変化することもあれば、一気に進むこともある。 父の場合は、比較
迷信? 「噂されると、くしゃみが出る」というジンクスを聞いたことはないか? くしゃみ1回なら、誰かに褒められ、くしゃみ2回なら、誰かに憎まれ、くしゃみ3回なら、誰かに見初められ、くしゃみ4回なら、ただの風邪。 勿論、科学的根拠などないが、昔
トラブルメーカー。 どんな会社(集団)にも、トラブルメーカーは存在する。きっとキミの周りにも、1人はいるに違いない。 アタシの会社の「あの人」も。 人の話を聞かない。自己主張ばかりする。自分の非を絶対に認めない。 気が利かないにもほどがある
伝えようか? 止めようか? 褒めるのは、簡単だ。本当にスゴいと思ったことを、そのまま素直に、相手に伝えればいいのだから。 だけど、相手の悪し様を伝えなければならない時は、難しい。本当のことを云うと、人は怒るからな。 伝えようか?止めようか?
STOP! 今まで、大きな事故も病気もなく、ここまでスクスクと育ってきたアタシだが。人生で、2度ほど、足を怪我したことがある。 全治2か月の筋挫傷(きんざしょう)。いわゆる肉離れだったのだが。 今、思い返してみても、何故、そんな重症の怪我を
要支援1の正体。 父の日で、実家に帰省。今夜は、父と晩酌だ。 父と杯を交わしながら、気になっていた「実家の洗濯物の異変」について探ってみることにした。 最近、タオルが茶色いし、父のTシャツも生乾き臭がするもんな。(詳細は、父の認知症が始まっ
色んな確率。 ジャンボ宝くじの1等が当たる確率は、2000万分の1だそうだ。つまり0.000005%。 ふむ。ほぼゼロじゃねぇか。 では、3000円で10枚セットを買って、6等3000円が当たる確率は?10.11%。つまり、10回に1回くら
バランス。 今日は、会社近くの人気ビストロ店でランチ。 ラッキー。並ばずに、すんなり入れたぞ。 この店のランチメニューは、日替わりで、1択だ。だけど、いつ訪れても、ハズレはナシナシなんだ。 今日は、チキンのワンプレートだが、添えられたスープ
OL井戸端会議。 OLの井戸端会議にて、たまに、飛び交うイニシャルトーク。 イニシャルトークとは、大きな声では憚(はばか)られる話を、実名ではなく、Tさん、S社、A社長など、イニシャル(頭文字)に置き換えて、少し遠回しに話すことである。 し
大型新人。 人事異動の季節である。 4月から6月にかけ、総会や組織改編が行われたせいか、気付くと、アタシの周りにも、新しい顔ぶれが加わり始めた。 新入社員。出向社員。転職してきた人。 栄転の人。飛ばされた人。定年後に天下りしてきた人。 まさ
はい。 アタシ達は、毎日、たくさんの「はい」を放ち、そしてまた、遭遇もしている。 上司からの指示に、「はい」。つまらないおやじギャグに、「はい?」 同僚からのランチのお誘いに、「はーい」。面倒くせぇアイツには、「はい、はい」。 鼻もちならな
父 vs 洗濯。 最近、実家の洗濯物に異変が起きている。 タオルは雑巾みたいに茶色いし。父のTシャツは、生乾き臭がするんだ。 父は、もともと洗濯が苦手なのは知っていたが。どうやら、最近、洗濯機を使っていないようなんだ。 何でもチョチョイと手
断捨離中。 最近、居住区の粗大ゴミ回収(有料)に申し込みをしたのだが。最短で1か月待ちだとさ。辟易(へきえき)している。 嗚呼、アタシは。壊れた電気スタンドと、あと1ヵ月、生活を共にしなければならないんだ。不要になった衣装ケースの角に、足の
どちらが上? アタシは、「あの人よりマシ」という考え方が大嫌いだ。勝手に人を見下して、優越感に浸っているように思えるからである。 しかし、先日、身につまされる出来事があった。まさか、自分にもこんな日が来るなんて、思いもしなかったんだ。 その
絶品ガトーショコラ。 『クロネコ ジャック』のガトーショコラを、たまたま、購入。旨すぎたので、勝手にオススメすることにした。(スイーツが苦手なキミは、スルーしてくれたまえ) 人が行きかう東京地下鉄・大手町駅構内。可愛い黒猫のイラストが見えた
褒められ下手? 本当に素敵だと思ったトコロを褒めただけなのに、全力で否定する人がいる。 正直。面倒くせぇ。 照れているのか、謙遜なのか。 「イヤ、イヤ、イヤーーッ。そんなことないです!」 もはや、拒絶レベルである。 こちらだって、感動したこ
お呼びでない? (第120柱『寒川神社に呼ばれた』① はこちら。) 寒川神社の真骨頂は、「ご祈祷を受けた人のみ入れる庭園」の存在である。神嶽山(かんたけやま)神苑。 本殿の奥に位置する御神域で、かつては禁足地だったが、2009年に満を持して
呼ばんといて。 イヤだ。本当は、行きたくないんだ。 だって、最近、人気占い師たちが、こぞって「寒川神社」を褒め奉(たてまつ)っているからさ。 TV や YouTube 見て飛んで来た、みたいなのと一緒にして欲しくないんだ。「影響されちゃって
おかっぱ女。 アタシが通うスーパーのレジ店員の方たちは、皆、とても感じが良い。 だけど、一人だけ、いつも不機嫌な女性がいるんだ。 語尾が強くて、態度が荒々しい。こちらから元気に挨拶しても、無言なんだ。 他の客も、不快に感じているようで、彼女
継続は力なり? 継続することの大切さは、イヤというほど知っている。 昔、放り出してしまった「あんなこと」や「こんなこと」も、深く後悔しているし、 逆に、続けられたことは、達成感や自信も得られたからな。だけど、どんなことでも、挫(くじ)けず、
欠かせないモノ。 最近。「結局、一番ウマいのは水だ」と思うようになった。汗ばむ季節や、風呂上りの冷たい水なんて、最高じゃあないか? 人の身体の半分は、水で出来ているという話は有名だが。 胎児で体重の約90パーセント、新生児で約75パーセント
捨てる神あれば、拾う神あり。 高血圧の治療のため、最近、病院から処方される降圧剤を飲み始めたので、 既に購入してしまった有名な某サプリメントが不要となっちまった。ふー。結構、高かったのだけれどな。 そこで、ちょいと調べてみると、未開封で、賞
遺産相続。 先日、実家に帰った際に、父が手書きのメモを差し出してきた。 「これ。見ておいて」 ん?何やら、口座番号や暗証番号などが書いてある。 どうやら、自身の認知症が進んでしまう前に、財産について、子供たちと情報を共有しておきたいらしい。
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父。鍵を失くす②(父。鍵を失くす①は、父の認知症が始まった。#38を参照)「家の鍵、落としちゃったんだ」「あちこち、ずっと探したんだけれど」「あの日は寒くて、身体中が痛くなっちゃって……」父は、哀しみと怒りを滲ませながら、吐き出すように語り...
父。鍵を失くす① 「お父さんが元気ないんだよ」 姉から、突然、連絡が来た。いやいや、先日、会った時は、超元気だったけどな。 たまに、父の様子を見に行ってくれる父の孫たちも、「おじいちゃんの様子がおかしい」と、一様に心配しているとのこと。 姉
好きなことは仕事にしない方がいい? 映画業界の片隅で働くアタシは、なるべく劇場で新作を観るように心がけている。 同僚たちも同じ考えのようで、足繁く映画館へ通っている人も多い。 なので、新作映画の感想を語り合う機会も多いのだが、そのたびに、ア
郷に入っては郷に従え。 「すげぇ! 日本人は、皆、黒い服を着ているぞ!」 日本旅行中とおぼしき外国人グループが、大声で嗤っている。無遠慮に、聴衆にカメラを向けているのも、いただけない。 確かに、朝の通勤時間帯の東京・地下鉄の通路は、黒のスー
冥王星。 (山羊座の運命1については、第91柱『山羊座の運命』を参照) 山羊座のお仲間の皆さん。元気でやっているかね?15年もの長い間、山羊座に破壊と再生を促してきた「冥王星(めいおうせい)」が、2023年3月に、やっと、別室に移動し、それ
直撃。 一人暮らしの食費を検索すると、1ケ月の平均は、約4万円だそうだ。 アタシの毎月の食費の予算は、5万円。 ランチ代も含まれているし、食べることが大好きだから、まぁ、こんなもんでしょと思っていたけれど。 最近は、ずっと、6万円超えを叩き
覚悟。 現在、父は、「要支援1」。7段階ある要介護認定の中で、最も軽い状態である。 認知症と診断されてから約1年が経過したが、今のところ、車の運転を止めたことと、週に1回、リハビリを兼ねてデイサービスに通っていること以外は、これまでと変わら
持つ者、持たぬ者。 持っていないよりは、持っている方がいいと思っていた。 だけど、世の中、ただ、持っていればいいというわけではなさそうだ。 有り余る大金を持っていたって、使い方の貧しい人がいたり。 類(たぐい)まれなる美貌を持っていたって、
好意と悪意。 先日、同僚にこう云われた。 「まこチャン、〇〇さんのこと、嫌いだよね」うん、当たり。無神経な人や、鈍感過ぎる人は好きじゃないんだ。 だって、ほら。「あの人」は、陰でズルをしたり、人によって態度を変えたりするじゃあないか? アタ
日本とフランス。 女性が年齢を重ねると、日本では「おばさん」と呼ばれ、忌み嫌われるが、フランスでは「マダム」と呼ばれ、憧れの眼差しで見られる人も多いと聞く。 フランス映画を観ているとさ。 魅力的な「マダム」が、若い男性を虜(とりこ)にし、恋
一人暮らし。 ある日、地元(北関東)で暮らすアタシの友人が、キラキラした瞳で、アタシにこう云った。 「まこは、裸族(らぞく)だよね」 へ?何故、そう思うのだ? 東京で一人暮らしの人間は、全員、服を着ずに生活していると思っているのか?それとも
門扉。 比較的「まめ」だと思っていた父も、最近、腰が重くなった気がする。 今まで普通にこなしていた習慣も、面倒なのか、やらないことも増えたようだ。 そして、最近、気づいたのだが、父は、通りに面する「庭の門扉」を、開けっ放しにするようになった
再会。 今日は、大切な友人の命日だった。 亡くなってから1年が経過したが、キミの不在に、慣れそうもない。 数日前に、久しぶりに、その友人が夢枕に立ち、夢の中で一緒に食事をしたんだ。 相変わらずの食欲とわんぱくさで、ニコニコと食事を平らげてい
いくつに見える? 職場の女性が、ふいにアタシにこう尋ねてきた。 「ねぇ、私、いくつだと思う?」 60歳。そう答えそうになり、慌てて、口を噤(つぐ)む。 「いくつに見える?」と聞いてくる人は、大抵、自分は実際より若く見えると信じているからだ。
裸の王様。 幾多の転職を重ね、たくさんの「上司」に仕(つか)えた万年ヒラ社員のこのアタシ。ずっと感じているのだが、上司って偉いのか? 勿論、会社という組織の中では、意思決定をしたり、リーダーシップを発揮したり、人材育成をしたりする人が必要だ
夫婦別姓。 先日、このブログで、「夫婦別姓」について、個人的な意見を述べた。(詳細は、「夫婦別姓」反対派の主張がよくわからん。を参照) で。アタシの周囲の人たちは、どう考えているのか、尋ねてみたんだ。 結果。 男性陣は、「どちらでもいい」と
寿命。 最近、父の「手先の震え」が酷くなってきた。気付くと、細やかに、リズミカルに揺れている。 嗚呼。昔、近所のお爺ちゃんたちは、皆、そうだったなと、感慨深く思い出す。 医学的には、「本態性振戦(ほんたいせいしんせん)」と呼ばれ、老化と共に
時代錯誤? 衆議院選挙投票日が近くなり。最近、よく聞く「選択的夫婦別姓」という言葉。 正直云って、「夫婦別姓」反対派の主張がよくわからない。 「家族の絆」や「夫婦の一体感」が壊れる?苗字が違うと壊れるなんて、ぺらっぺらなんだな。子供が可哀そ
悪戯(いたずら)。 やられた。つい、油断しちまった。 「あの人」が、悪戯っ子のような表情をしていたことには、気づいていたんだ。だけど、まさかね。こんなことをするなんて。パソコンの「単語の登録」。仕事上、よく使う単語など、単語登録(辞書登録)
ザラリ。 悪気はないと思うけど。たまに、ザラッとした気持ちになる時がある。 狭い歩道を使いつくし、横一列で歩く人達。 レストランの隣の席で、キツい香水の匂いを放っている女性。 映画館のエンディングロールで、スマホを見つめて立ち上がる前席の輩
そこに愛はあるんか? OL界隈での“あるある”として、「広報男子と営業男子には、安易に近づくな」という合言葉がある。 勿論、仕事上での交流は、積極的に行っていただいて結構なのだが。「満々の下心」を持って近づいてはいけない、という意味である。
手のひらが痒くなる。 スピリチュアルの世界では、手のひらが痒いのは、金運UPの予兆とされている。 手のひらにはチャクラがあり、これから「手に入れる」良い気を、事前にキャッチしているというのだ。 手のひらの痒みは、これから金運に恵まれるサイン
分かれ道。 「今まで、沢山の選択をしてきたわ」 「あの時、別の選択をしていたら、今とはきっと違う人生になっていたと思うの」 その女性(ひと)はため息をつきながら、遠くを見つめた。 感傷に浸っているところ、申し訳ないのだが。アタシは、心の中で
勤労感謝の日。 最近、仕事が忙し過ぎて、まるで、気にも留めていなかったのだが。 今日は、勤労感謝の日。1年の最後の祝日だとさ。 そんな大切な祝日を、11時間の睡眠と、溜まった洗濯物と、在宅仕事に追われ、ぽつり、過ごしちまったよ。何だか、侘(
何で結婚しないの? 独身生活も長くなると、しばしば投げかけられる質問がある。 「ねぇ、何で結婚しないの?」 正直、うぜぇ。結婚しないことに、何か理由をつけなきゃ、いけないのかね? 何か答えて、したり顔でアドバイスされるのも、煩わしいのだよ。
年末に向けての風物詩。 忙しぶって、申し訳ないのだが。 忙しい。超絶、忙しい。 今やっている仕事が落ち着いたら、あれもやろう、これもやろう、と考えているのだけれど。 落ち着いたらやろうなんて、絶対やらねぇよな。 だいいち、「どうしてもやりた
追悼。 ペコちゃんが、逝ってしまった。突然の出来事だった。 ペコちゃんは、仕事関係の友人で、育った環境も、年齢も全く違うけれど。(ペコちゃんについては「第61柱 私のあねご神様『目に見えないもの』」参照) お互い独身、酒好きということもあり
誰や? この世には、自分にそっくりな人が、自分を含めて3人いて、その人に出会うと死んでしまう、という都市伝説を聞いたことがある。 そう。ドッペルゲンガー現象である。 高校生の頃、地元で、友人から、「あんたにそっくりな人を見かけた」と云われた
ダジャレ。 「オレ、あんまり面白いこと言えないからなぁ」 少し照れながら、Tさんが云う。 いやいや、Tさん、大丈夫。面白さとか、期待してないんで。 Tさんは、アタシの担当しているイベントで、毎年、記録用写真を撮ってくれるベテラン・カメラマン
実家にて。 「ぎりぎりボケてるらしい」「この前までは、ぎりぎりボケてなかったんだけどな」元気を装っているのだろうか?そう云って、父は明るく笑った。 この三連休を利用して、実家に帰省してみたが、1か月半前に会った父と、今、目の前にいる父と、何
怒りと悲しみ。 最近、イヤなことがあった。配慮の足りない、言葉を吐き出す人がいるんだ。 その人は、往々にしてデリカシーに欠けているのだけれど、「自分は常識人」と公言していて、本人は、全く気付いていないようなんだ。 睨みたくもなるし、泣きたく
アタシの未来。 父の精密検査は、まだ終わっていない。ゆえに、治療方針も決まらないんだ。 この先、父は、アタシは、アタシ達家族は、どうなっていくのだろう? 正直。不安しかない。 あ”---。今、色々、想像したって仕方ない。 そもそも、色々考え
強風。 せっかく声をかけてくれた飲み会のお誘いも、断ってしまった。秋の行楽シーズンだというのに、外に出ることさえ渋っているんだ。 最近、色々あり過ぎて、でも、仕事は辟易(へきえき)するほど、忙しくて。 最低限、生きていく上で必要なこと以外は
誰かが死ぬまで空きません。 「100人、待ってるんですよ」 「誰かが死ぬまで空きません」 義理の両親の介護を経験したアタシの姉は、以前、公的施設関係者に入居を相談した際に、こんな恐ろしい言葉を、投げられたそうだ。 ぶるっ。背筋が凍るじゃない
映画『PERFECT DAYS』(ネタバレなし) 2023年12月22日公開・映画『PERFECT DAYS』。一足お先に鑑賞させて貰った。 東京・渋谷の公衆トイレで清掃員として働く男(役所広司)の何気ない日常を映し出すヒューマンドラマであ
認知症1年生。 「今度、病院でアレをやるんだ」アレ?優勝か?MRI検査。奇妙な筒の中に横たわり、脳や身体の中を撮影する例の「アレ」である。 父の場合、掛かりつけの病院で認知症の初期症状がみられると診断されたが、再度、専門医によるMRI検査を
入ってもいいですか? ほら。絶対、そうだ。 素敵な洋服屋の店先をウロウロしていても、「いらっしゃいませ~」と、明るくお店に招き入れて貰えないんだ。 銀座の高級ブランド店の入口に立つドアマンに至っては、1秒で目を逸らしやがったぞ。 招かれざる
惨敗。 19時00分。震える手で、父に電話をした。 4回、5回。いつものように、数回、呼び出し音が流れる。何だか、判決を言い渡されるのを待っている気分だ。 死刑?無期懲役? いやいや、紛れもなく冤罪だぞ。 6回目のコールで、父が電話に出た。
19時00分。 19時ジャスト。アタシから父に電話するタイミングは、いつもこの時間だ。 父の生活習慣を考えると、父が毎日欠かさず見ているNHKのニュースと天気予報が終わり、一番、電話をとりやすい状況にいるからだ。 しかし、アタシは、今日も残
映画『アントニオ猪木をさがして』(ネタバレなし) プロレスも好きじゃない。アントニオ猪木のことも、よくは知らない。 そんなアタシが猪木さんに興味を持つようになったのは、数年前、訪れたレストランで、偶然、彼に出会ってからだ。 猪木さんは、満席