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2021/08/18

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  • 高校野球あれこれ 第206号

    センバツ大阪勢ゼロの衝撃止まず!やはり大阪桐蔭が勝たないと!かつてコールド負け→24連勝もあった! 近畿大会初戦で滋賀学園に敗れ、がっくり引き上げる大阪桐蔭の選手たち 98年ぶりの大阪勢センバツゼロの衝撃は止まない。「大阪2強」と称される大阪桐蔭と履正社は、昨年まで14年連続で、いずれか、または双方がセンバツに出ていた。その2強が近畿大会で初めて、揃って初戦敗退。これ以上の波乱があるだろうか。特に気になるのが、20年近く高校球界の頂点に君臨し、全国のチームから憧れとともに、目標にもされてきた大阪桐蔭の不振だ。昨夏の甲子園では、2回戦で小松大谷(石川)にわずか5安打と抑えられ、0-3で完敗した。…

  • 高校野球あれこれ 第205号

    近畿のセンバツ出場校にまつわる不思議! 「大阪枠」はなくなったけど、まだ残る「もう一つの謎」とは? 波紋を広げる大阪勢不在のセンバツ。しかし近畿にはまだ一つ、謎がある 衝撃の「98年ぶり大阪勢センバツゼロ」の発表から、10日近くが経った。センバツに深く関わる身からすれば、一抹の寂しさを禁じ得ない。ただ、発表直後の反応は概ね好意的で、「いい選考だった」という見方が予想以上に多かった。よく言われた「大阪枠」を否定した選考に、時代の流れを感じたファンが多かった証ではないかと思う。 23年前の近畿大会で大阪3校全滅 そもそも「大阪枠」の存在が言われたのは、22年前のこと。前年の秋、近畿大会で大阪3校が…

  • 高校野球あれこれ 第204号

    ここ10年「甲子園優勝投手」は活躍しているか センバツ組は苦戦、夏は成功の傾向も 3月18日に開幕するセンバツ高校野球の出場校32校が発表された。連覇を狙う健大高崎、昨年秋の明治神宮大会で優勝した横浜、激戦区の近畿を制した東洋大姫路などが有力校として挙げられる。甲子園大会と言えばやはり大きな話題となるが優勝投手だ。一時は“甲子園優勝投手はプロで大成しない”というジンクスがまことしやかに囁かれることもあったが、果たしてその後の活躍ぶりはどうなのだろうか。2015年から2024年までの10年間の優勝投手の現在地を探ってみた。 まず春のセンバツ優勝投手で最も活躍している選手といえば2016年に智弁学…

  • 高校野球あれこれ 第203号

    センバツ出場校発表 21世紀枠 校名 都道府県 出場回数 壱岐 長崎 初出場 横浜清陵 神奈川 初出場 北海道 校名 都道府県 出場回数 東海大札幌 北海道 10年ぶり7回目 東北 校名 都道府県 出場回数 聖光学院 福島 3年ぶり7回目 青森山田 青森 2年連続4回目 花巻東 岩手 3年ぶり5回目 関東 校名 都道府県 出場回数 横浜 神奈川 6年ぶり17回目 健大高崎 群馬 3年連続8回目 浦和実 埼玉 初出場 千葉黎明 千葉 初出場 山梨学院 山梨 4年連続8回目 東京 校名 都道府県 出場回数 二松学舎大付 東京 2年ぶり8回目 早稲田実 東京 8年ぶり22回目 東海 校名 都道府県 …

  • 高校野球あれこれ 第202号

    日本一早い来春センバツ優勝校予想! 本命・横浜を追う健大高崎、東洋大姫路 好投手が覇を競う熱戦は必至 「春はセンバツから」と言われるように、2025年1月24日にはセンバツ選考委員会が行われ、3月7日に組み合わせ抽選会が開催。3月18日に32校によって開幕し、3月30日に決勝戦が行われる予定です。 現状、優勝校にあがってくるのはどのチームでしょうか。全国の高校野球を取材するライターに聞いてみました。 「順当に行けば、横浜(神奈川)が優勝候補の筆頭でしょう。『センバツ前哨戦』ともいうべき明治神宮大会でも決勝戦で広島商業に4-3で競り勝ち、頂点に立ちました。原動力は1年生右腕の織田翔希投手です。1…

  • 高校野球あれこれ 第201号

    高校野球2025年の勢力図は「3強」の様相、それに続くのは? “センバツ絶望組”で期待持てる学校も 春のセンバツ高校野球は健大高崎(群馬)、夏の全国高校野球選手権は京都国際(京都)といずれも初優勝のチームが誕生した2024年の高校野球。大きなトピックスとしてはやはり低反発となった新基準の金属バットの導入が挙げられ、春、夏の甲子園ともにホームラン、長打が大幅に減少する結果となった。そんな中で、2025年の高校野球界をリードするチームはどこになるのだろうか。 まず真っ先に名前が挙がるのが横浜(神奈川)だ。センバツの前哨戦とも言える明治神宮大会では松坂大輔(元西武など)を擁した1997年以来、実に2…

  • 高校野球あれこれ 第200号

    [高校野球]甲子園。 47都道府県すべてと対戦して勝ち星があるのはどこ? この夏の甲子園では、大社(島根)が旋風を起こした。初戦でセンバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を下すなどで、ベスト8進出。実はこのジャイキリ、夏の甲子園で島根が兵庫から挙げた初めての白星でもあった。ほかにも、小松大谷が大阪桐蔭を破り、過去夏の甲子園で大阪に5連敗していた石川が、初勝利を記録している。 高校野球は、今週末から順次、秋季地区大会が始まる。来春センバツの出場がかかる大会だから、ここからが秋の本番だ。この地区大会、地区によってはリーダー的な県がある。たとえば東北の宮城、北信越の福井あたりで、福井なら、出場枠が2の北信越…

  • 高校野球あれこれ 第199号

    [高校野球]2024年のデキゴト 夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は、史上初のタイブレーク(以下TB)によるもの。高校野球特別規則の改正により、決勝でもTBを適用したのは2021年だから、まあ、史上初も当然か。そもそも決勝が延長にもつれるのは06年、駒大苫小牧(南北海道)と早稲田実(西東京)の引き分け再試合以来。延…

  • 高校野球あれこれ 第198号

    今年は改革元年?「新バット導入」で激変した24年の高校野球総括!勝敗を分けた特徴的傾向を徹底分析する 今年の高校野球は、センバツから導入となった「新基準低反発バット」(新バット)によって、戦い方が大きく変わった。まさに「改革元年」と言っていい。よほど芯でとらえない限り、外野を超えていく打球はまれで、飛距離は格段に落ちた。当然、投手が優位になる。実際、春夏とも、甲子園の覇者は投手力に秀でたチームだった。 センバツは「ダブルエース」のチームが決勝へ センバツ前の取材から、バントの重要性や、難しくなる外野手の守備などを指摘する指導者は多かった。ただ実戦経験が乏しかったため、最初の使用機会となるセンバ…

  • 高校野球あれこれ 第197号

    横浜「神宮V」で関東・東京が1枠増! 混迷極める“大阪枠”の行方は ◆ 大阪から出場校がなかったのは過去1回のみ…来春の選抜ではどうなる 横浜(関東・神奈川)が松坂大輔を擁した1997年以来、27年ぶり2度目の明治神宮大会優勝を果たした。 25日に行われた高校の部・決勝戦は、横浜と広島商(中国・広島)による伝統校対決。試合を優位に進めたのは後攻の横浜だった。初回に2点を挙げると、2回にも2点を追加し、ペースを掌握した。 ところが広島商は、3回途中から2番手でマウンドに上がった片岡虎士が粘投。横浜打線を封じ込め、流れを引き寄せると、広島商打線は7回に2点、最終回にも1点を奪い、1点差に詰め寄った…

  • 高校野球あれこれ 第196号

    「野球王国」大阪、来春選抜不出場の可能性も 98年ぶりの危機 来春の第97回選抜高校野球大会は、大阪勢が不在となるかもしれない。都道府県別で最多の優勝回数と勝利数を誇るが、出場校を選ぶ重要な判断材料になる今秋の近畿大会で出場3校がすべて早々に敗れたためだ。不在となれば98年ぶりの珍事となる。 今秋の近畿大会は、4日の決勝で東洋大姫路(兵庫)が5―1で智弁和歌山を破って優勝した。そのほかの4強は天理(奈良)と市和歌山で、大阪勢の姿はなかった。履正社(大阪1位)、大阪桐蔭(同2位)が1回戦で姿を消し、大阪学院大(同3位)は準々決勝で敗れた。 大阪学院大の辻盛英一監督は「無理でしょう。選抜はもう考え…

  • 高校野球あれこれ 第195号

    甲子園優勝経験が6校も!高校野球シーズンを締めくくる神宮大会には、超豪華メンバーが集結する シーズン最後の大一番!神宮大会は10校によって優勝が争われる 20日に開幕する明治神宮大会には、全国10地区の秋季大会優勝校が集結する。地区大会では波乱も多く、来春のセンバツには関東や九州から「甲子園デビュー」の学校もありそうだ。ただ、やはり地区の王者となると話は別で、名門や強豪が出揃った。まずはその出場校と、甲子園での最高成績をみてみよう。 北海道=東海大札幌(センバツ準優勝) 東北=聖光学院(福島=選手権4強) 関東=横浜(神奈川=センバツ優勝3、選手権優勝2) 東京=二松学舎大付(センバツ準優勝)…

  • 高校野球あれこれ 第194号

    [高校野球]気が早いですが……見えてきた来春センバツ出場校 2017年のセンバツ決勝は史上5回目の同一都府県対決 来春、第97回選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる、10地区の秋季大会がほぼ終わった。九州大会は優勝が沖縄尚学、準優勝がエナジックスポーツ。沖縄から10年ぶりの2校出場となることがほぼ確実だ。地区大会の結果と地域性などを考慮すると、一般枠での選考は無風が予想され、下記のようになりそうだ。 ■北海道(選考枠1) 優勝/◎東海大札幌 ■東北(3) 優勝/◎聖光学院(福島) 準優勝/◎青森山田(青森) 4強/○花巻東 ■関東・東京(6) 関東優勝/◎横浜(神奈川) 準優勝/◎健…

  • 高校野球あれこれ 第193号

    高校野球秋季近畿大会結果と 2025年センバツ出場校予想 東洋大姫路が智弁和歌山を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が5-1で智弁和歌山(和歌山1位)を下して17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は近畿から6校選出されるため、東洋大姫路の3年ぶり9回目のセンバツ出場は確実と見られる。 決勝は東洋大姫路が3回に4点を先制。4回にも1点ずつを取り合うと、プロ注目のエース阪下漣が1失点完投した。初戦で龍谷大平安(京都2位)を9-0(7回コールド)、準々決勝で大阪学院大高(大…

  • 高校野球あれこれ 第192号

    高校野球秋季関東大会結果と 2025年センバツ出場校予想 横浜が健大高崎を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は11月4日に決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が4-3で健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちして17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は関東から4校、東京との比較で1校選出されるため、横浜の6年ぶり17回目のセンバツ出場は確実と見られる。 決勝は健大高崎が1回に先制し、横浜が6回に追いつくと、7回にも2点ずつを取り合う白熱の大接戦。同点のまま突入したタイブレークの延長10回裏、健大高崎は先発マウンドからレフトに回…

  • 高校野球あれこれ 第191号

    来春センバツで「53年ぶりの珍事」起きるか!?複数選出の都道府県2つのみの可能性!【25年センバツへの道】 来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季地区大会は11月から、終盤戦に突入する。3日までに関東、東京、近畿、中国、四国、九州地区の決勝が行われ、7日の東京で全大会が終了する予定となっている。 ここまで、すでに秋季大会上位成績を収め、来年センバツ出場へ大きく前進しているのは、19校。そのうち、和歌山、沖縄では2校ずつが入った。和歌山は市和歌山と、智弁和歌山。沖縄はエナジックスポーツ、沖縄尚学。実は、もし、来年のセンバツ出場校で、同一都道府県からの複数校選出が、この2県のままと…

  • 高校野球あれこれ 第190号

    「大阪2強」が滋賀勢に連敗の衝撃!波乱の近畿大会は4強が決まり、センバツに大阪ゼロの危機? 大阪桐蔭が滋賀学園に逆転負けを喫し、6年連続のセンバツ出場が遠のいた 開幕戦で履正社(大阪1位)が、近畿大会初出場の滋賀短大付(滋賀2位)に1-4で敗れたのに続き、近畿大会3連覇中の大阪桐蔭(大阪2位)も、今夏甲子園8強の滋賀学園(滋賀1位)に2-3で逆転負け。6年連続のセンバツ出場が絶望的になった。「大阪2強」と称される両校が、揃って近畿大会の初戦で敗れるのは初めて。しかも相手がいずれも近畿で唯一、甲子園優勝経験のない滋賀代表とあって、これはもう衝撃としか言いようがない。 メンバー一新の滋賀学園に対し…

  • 高校野球あれこれ 第189号

    高校野球秋季東北大会結果と2025年センバツ出場校予想 聖光学院が青森山田を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東北大会は10月20日に決勝が行われ、聖光学院(福島1位)が3-2で青森山田(青森1位)を下して7年ぶり2回目の優勝を果たした。 97回目の春は東北から3校選出されるめ、聖光学院の3年ぶり7回目、青森山田の2年連続4回目のセンバツ出場は確実と見られる。 決勝は青森山田が初回に2点を先制したが、聖光学院は2回に同点に追いつくと、7回に1点を勝ち越し。先発マウンドに立った左腕・大嶋哲平が8回途中2失点に抑え、管野蓮に継投してリード…

  • 高校野球あれこれ 第188号

    「夏の甲子園」スカウト陣の評価を急上昇させた“3選手の実名” 今年の夏の甲子園は、京都国際が関東第一を2対1(延長10回タイブレーク)で破り、初優勝を飾った。高校生のドラフト候補には、最後の大きなアピールの場となった今大会。どんな選手がスカウト陣に評価されたのだろうか。 大会前は有力なドラフト候補が少ないと言われていたが 上位指名の可能性が高いのは、報徳学園の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜を筆頭に、東海大相模の198cm左腕・藤田琉生、花咲徳栄の大型ショート・石塚裕惺、健大高崎の強肩捕手・箱山遥人だ。 報徳学園と花咲徳栄は初戦で、健大高崎は2回戦で敗れたが、今朝丸と石塚、箱山は、それぞれの持ち…

  • 高校野球あれこれ 第187号

    [高校野球]甲子園。 47都道府県すべてと対戦して勝ち星があるのはどこ? この夏の甲子園では、大社(島根)が旋風を起こした。初戦でセンバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を下すなどで、ベスト8進出。実はこのジャイキリ、夏の甲子園で島根が兵庫から挙げた初めての白星でもあった。ほかにも、小松大谷が大阪桐蔭を破り、過去夏の甲子園で大阪に5連敗していた石川が、初勝利を記録している。 高校野球は、今週末から順次、秋季地区大会が始まる。来春センバツの出場がかかる大会だから、ここからが秋の本番だ。この地区大会、地区によってはリーダー的な県がある。たとえば東北の宮城、北信越の福井あたりで、福井なら、出場枠が2の北信越…

  • 高校野球あれこれ 第186号

    夏の甲子園ベストナイン ドラフト候補が揃う遊撃手で今大会最も輝いたのは… ピッチャーは右投手と左投手を1人ずつ選出 選抜優勝の健大高崎、準優勝の報徳学園など前評判の高かったチームの多くが大会序盤に姿を消し、例年以上に混戦という印象が強い今大会。ドラフト候補としての評価ではなく、あくまで今大会での活躍ぶり、インパクトを基準としてベストナインを選ぶと、以下の顔ぶれとなった。ピッチャーについては右投手と左投手を1人ずつ選出している。 右投手:坂井遼(関東第一3年) 左投手:藤田琉生(東海大相模3年) 捕手:熊谷俊乃介(関東第一3年) 一塁手:越後駿祐(関東第一2年) 二塁手:柴田元気(東海大相模2年…

  • 高校野球あれこれ 第185号

    「このチームで勝たれへんのかと…」甲子園、強打・大阪桐蔭“衝撃の完封負け”はなぜ起きた? 理想のフルスイングと現実との“ズレ” 目を逸らしてはいけない敗戦、と言えるかもしれない。 2度の春夏連覇を達成し、今大会も6年ぶりの夏の覇権を狙った強豪・大阪桐蔭が2回戦で敗れた。同校が夏の選手権で完封されたのは初めてだという事実が、この敗戦の衝撃を物語っている。 「選手たちとゲーム中も話しましたけれども、試合が終わって整理がついている部分もありますし、ついてない部分もある。冷静に振り返って話したいと思います」 大阪桐蔭・西谷浩一監督が、努めて冷静さを保とうとしていたのが印象的だった。敗因を矢継ぎ早に質問…

  • 高校野球あれこれ 第184号

    [高校野球]現役監督の甲子園勝利数ベスト3は西谷・馬淵・中井。4位は? 通算勝利数で現役10位のこの人はだれ? 「監督さんに40勝をプレゼントできました」 この夏の甲子園。広陵のエース・高尾響は、1失点完投で熊本工に競り勝ち、そういった。この勝利で広陵・中井哲之監督は、甲子園通算40勝。元常総学院などの木内幸男、大垣日大などを率い、先ごろ関商工の特別顧問に就任した阪口慶三に並び、歴代7位の勝利数となった。現役の監督では西谷浩一(大阪桐蔭)、馬淵史郎(明徳義塾)に続く第3位だ。 高校野球の監督が、甲子園で何勝しているか。尾藤公(箕島・和歌山)の35勝を蔦文也(池田・徳島)が抜き、その蔦の記録をP…

  • 高校野球あれこれ 第183号

    [高校野球]夏の甲子園、「令和」になってもっとも勝っている都道府県は? 高校野球はこれから、秋の都道府県大会が佳境。こちらは、ようやく夏の甲子園の結果を自分のデータベースに反映し終えたところだ。初出場の新潟産大付が白星を挙げ、新潟県が春夏通じて令和初勝利。まだ令和の勝ち星がないのは、宮崎県のみとなった。 令和6年。2020(令和2)年はコロナ禍で夏の選手権が中止になったため、令和になって行われた夏の甲子園は5回。ちょうど区切りがいいので、47都道府県(北海道は南北、東京は東西)の勝ち星をまとめてみた。勝利数1位はどこだと思いますか? まずは、36位以下から。○数字は順位、以下都道府県、勝ち-負…

  • 高校野球あれこれ 第182号

    夏の甲子園「朝夕二部制」は定着するか? 成果もあったが課題は山積! 4試合で導入すると終了時刻は? 今夏の甲子園では「朝夕二部制」が3日間、実施された。本格導入はあるか 関西では9月も中旬だというのに連日、35度を超える猛暑が続いている。実感としては「酷暑」が正しい。近年の夏の甲子園は、その酷暑との戦いでもある。さまざまな対策が講じられてきたが、今夏の話題は「朝夕二部制」の試験的導入だった。初日から3日間、暑い時間帯に試合を行わず、最終試合をナイター開催するというものだった。開会式のあった初日は、最終試合の終了時刻が午後9時36分だったが、従来の4試合での本格導入となると、同じような状況が頻出…

  • 高校野球あれこれ 第181号

    「低反発バット」で大きく変わった高校野球の勢力図! 本塁打激減→強豪敗退で甲子園に異変が起こった! 夏の甲子園は京都国際が関東一を破り、初優勝を果たした 夏の甲子園は京都国際が、京都勢として68年ぶりの選手権優勝を果たした。春の近畿大会で優勝していたとはいえ、レベルの高い近畿勢にあっては、大阪桐蔭や報徳学園(兵庫)、智弁和歌山の陰に隠れて、優勝を予想した人は多くなかったはずだ。これら強豪の早期敗退と京都国際の優勝は、今春から導入された「低反発バット」と密接に結びついていて、勢力図をも激変させた。 公式戦本塁打ゼロで優勝した京都国際 「今年は能力の高い選手がいない。公式戦本塁打もゼロ」とは、優勝…

  • 高校野球あれこれ 第180号

    大社も驚いた早実の「5人内野」シフト。 雌伏の時を過ごした名将はここまで準備していた ターニングポイントになった試合 8月17日行われた夏の甲子園3回戦。早稲田実業高(以下、早実)は大社高に延長11回タイブレークの末に敗れるも、その戦いぶりと、試合後の和泉実監督の振る舞いなどから「グッドルーザー」と称賛された。 今夏の西東京大会前、早実の評判は「そこまで」高くはなかった。昨秋はベスト4に進出しているが、春はベスト16で終わっていた。 攻撃陣はタレントが揃っていた。主将の宇野真仁朗(3年)は高校通算64本塁打で、うち「木製弾」が16発というプロ注目のスラッガー。3番を打つ186センチの大型遊撃手…

  • 高校野球あれこれ 第179号

    大阪桐蔭、健大高崎、報徳学園…優勝候補はなぜ敗れたのか? 上位進出校の勝利の秘訣は?見えてきた「高校野球の変化」 夏の甲子園もいよいよ準決勝を迎えた。勝ち残った4校、青森山田、関東一、京都国際、神村学園はいずれも優勝経験がない。 一方で、甲子園常連校、優勝経験校は苦しんだ。特に前評判も近年の実績も高かった5校、花咲徳栄・報徳学園・健大高崎・智辯和歌山・大阪桐蔭の早々の敗退は、高校野球の質が変わったことを如実に感じさせた。 この5校の敗退パターンを振り返ると、 ・先制点を取られたのが3チーム ・先制点を取ったが、逆転されたのが2チーム 名門5校は、なぜ敗れたのか。 焦って早打ち、チャンスをつぶし…

  • 高校野球あれこれ 第178号

    高校野球で「ジャイキリ」続出…なぜ今年は“おらが町のチーム”が勝てる? 石橋、大社、掛川西…「選手はほとんど地元出身」公立校が大健闘のワケ 歓喜に揺れる紫色のスタンドをめがけ、校歌を歌いあげた選手たちが勢いよく駆け出す。 32年ぶりの夏。島根の大社は初戦で優勝候補の報徳学園を倒す金星を挙げると、2回戦では長崎の創成館を撃破。実に107年ぶりとなる夏の甲子園2勝を挙げたのである。 「32年ぶりと言っても、私としては初出場のつもりで戦わせていただいてますんで」 そう謙虚に振舞う監督の石飛文太が、表情を引き締めてこの2勝を噛みしめる。 「島根県の指導者の方からたくさん連絡をいただきまして、こう言われ…

  • 高校野球あれこれ 第177号

    江川卓の作新学院を「5度目の正直」で破った銚子商 ターニングポイントはセンバツでの屈辱的大敗 銚子商野球部にとっても、土屋正勝にとっても転機となった試合がある。1973年センバツ大会の報徳学園(兵庫)戦だ。この大会は、作新学院(栃木)の江川卓が初めて甲子園に出場したことでも注目された。 【まさかの屈辱的大敗】 報徳学園との試合は大会5日目の第1試。下馬評では銚子商優位と思われていたが、序盤からまさかの大量リードを奪われた。先発の飯田三夫が1回2/3で降板。急遽、土屋がマウンドに上がったが、報徳学園の勢いは止められず、終わってみれば0対16の大敗。銚子商はこの大会まで春5回、夏6回、甲子園に出場…

  • 高校野球あれこれ 第176号

    因縁の甲子園「俺は仁村家にとって悪人やな」 9回2死からの奇跡…中日でも続いた友情 1979年夏の甲子園初戦、牛島和彦氏は仁村徹から起死回生の同点弾を放った 最後の夏で、まさに起死回生の一発だった。元中日、ロッテ投手の牛島和彦氏(野球評論家)は浪商(大阪)で投手としてだけではなく、5番打者としてもシュアな打撃で注目を集めたが、高校時代に「球場で放ったホームランは1本だけ」。それが飛び出したのが1979年夏の甲子園。上尾(埼玉)との1回戦で、0-2の9回表2死一塁から放った同点2ランだ。実はこの時「打席で、もう負けたと思っていた」と言う。そんな状況が一転。いったい何が起きたのか。 1979年選抜…

  • 高校野球あれこれ 第175号

    敬遠指示に吠えて“造反”… ベンチの監督に「黙って見とけ」 疲労困憊でも貫いた意地 1979年選抜決勝で敬遠指示に激怒…伝令の選手を怒鳴りつけた 甲子園のマウンドでベンチに向かって吠えた。1979年選抜大会で、牛島和彦投手(元中日、ロッテ)と香川伸行捕手(元南海)の黄金バッテリーを擁する浪商(大阪)は決勝に進出した。箕島(和歌山)に敗れて準優勝だったが、注目度は格段とアップした。そんな中、伝説になっているのが決勝の舞台で浪商・広瀬吉治監督から敬遠を指示された牛島氏が伝令の選手を怒鳴りつけて拒否したシーンだ。心境などを当事者が語った。 それは8回裏2死二塁、7-6で1点リードの箕島の攻撃中に起き…

  • 高校野球あれこれ 第174号

    最強打者の骨折で「甲子園は無理かも」 溢れた“悲観的”な声…突然回ってきた4番 牛島和彦氏は2年の秋季大会で準優勝も…近畿大会を前に香川伸行捕手が離脱 「甲子園出場は無理じゃないか」の声に発奮した。1978年の秋季近畿大会で牛島和彦投手(元中日、ロッテ、現・野球評論家)がエースの浪商は優勝し、2年連続での選抜出場をつかんだ。1回戦は興国に9-2(8回コールド)、準々決勝は東洋大姫路(兵庫)に6-5、準決勝は箕島(和歌山)に11-4(8回コールド)、決勝は尼崎北(兵庫)を7-3で下した。4番の香川伸行捕手(元南海)が怪我でスタメンから外れた中、浪商ナインの意地が爆発しての優勝でもあった。 当時の…

  • 高校野球あれこれ 第173号

    ブルペンで見届けた甲子園は「正解です」 視聴率50%超…伝説目撃に「僕は無理」 金石昭人氏はPL学園3年夏に背番号「10」でベンチ入りした 高校野球の歴史に伝説を作った。広島、日本ハム、巨人の3球団で20年間プレーし、通算72勝80セーブをマークした野球解説者の金石昭人氏は、PL学園(大阪)3年の夏に全国制覇を果たしたメンバーの一員だった。「僕は甲子園では1球も投げてないんですけど。あの大会は凄かった。“逆転のPL”で騒がれましたからね。決勝戦は視聴率が50%だったんでしょ」。謙虚に照れつつ、プレーバックした。 1978年。PL学園は西田真次投手(後に真二=元広島)、木戸克彦捕手(阪神プロスカ…

  • 高校野球あれこれ 第172号

    甲子園には関係ないけれど… 春の近畿優勝校は夏の甲子園鉄板か? 王者は7大会連続で夏の甲子園に! 春の地区対大会は甲子園に直結しない。とは言え、夏のシード権が懸かるだけでなく、好成績だったチームには勢いがつく。近畿の春の王者は、確実に夏の甲子園に出ているという、近年のデータもあるほどだ。 惜敗の智弁和歌山は秋の悔しさ晴らした? 春の近畿大会は、センバツ出場校と秋に不振だった名門が決勝で顔を合わせ、息詰まる熱戦を展開した。出場8校中、唯一のセンバツ出場校だった京都国際(タイトル写真は昨秋の近畿大会時)が、実力随一の智弁和歌山に9回、3-2でサヨナラ勝ちして、秋、春を通じて初の近畿王者に輝いた。智…

  • 高校野球あれこれ 第171号

    夏の甲子園「久々の出場を期待できる5校」 東京、大阪など激戦区で“古豪復活”の予感も 高校野球の春の地区大会は14日に開幕する東北大会を残しているが、22日には早くも北北海道、南北海道、沖縄で夏の地方大会が開幕し、甲子園出場をかけた戦いがスタートする。昨年は慶応(神奈川)が実に107年ぶりとなる優勝を果たして話題となったが、このようにかつての強豪校が躍進を果たすと甲子園が盛り上がることが多い。そこで今回は今年、夏の甲子園で久しぶりの出場が期待されるチームを5校ピックアップしてみたいと思う。 まず真っ先に名前が挙がるのが帝京(東東京)だ。春1回、夏2回の甲子園優勝を誇り、“東の横綱”と言われた強…

  • 高校野球あれこれ 第170号

    春に評価上げた「高校生のドラフト候補」 新たに浮上した選手、下級生には“来年の目玉”候補も 春季大会で浮上してきた選手について、下級生も含めてピックアップしてみたいと思う。 選手の中で評価を上げた印象を受けるのが小船翼(知徳・投手)と石塚裕惺(花咲徳栄・遊撃手)の2人だ。小船は3月30日に行われた地区予選の御殿場西戦では151キロをマークし、18奪三振で2失点完投。続く県大会初戦の浜松城北工戦では体調が万全ではなかったとのことだが、それでも県内公式戦の高校生歴代最速に並ぶ152キロを記録し、14奪三振で完封という圧巻の投球を見せている。198cm、110kgという日本人離れした体格でこれだけの…

  • 高校野球あれこれ 第169号

    王国・大阪の高校野球に“異変”? 大阪桐蔭&履正社が破れ他校が躍進、“二強時代”は変わるか 5月に入り、全国各地で行われている高校野球の春季大会も佳境を迎えている。直接甲子園出場には関わる大会ではなく、入学したばかりの1年生を試しているチームもあるが、夏のシード権にかかわってくる地域も多く、そういう意味では気の抜けない大会とも言えるだろう。 そんな中で話題となっているのが大阪だ。近年は大阪桐蔭と履正社が完全な二強となっており、過去10年間でこの2校以外に春夏の甲子園に出場したのは大阪偕星(2015年夏)、近大付(2018年夏)、金光大阪(2022年春)の3校しかない。しかも2018年夏は100…

  • 高校野球あれこれ 第168号

    春の近畿大会は、大阪桐蔭、報徳の実力ワンツーが不在! 昨秋の優勝校が全て敗退した近畿の夏はどうなる? 兵庫で開催される春の近畿大会。地元の須磨翔風は秋に続き、2位だった 春の近畿大会は、兵庫の明石トーカロ球場で今週末から開催される。地元・兵庫から3校、残る府県からは優勝校が出場し、計8校での優勝争いとなる。組み合わせは以下の通り。 A、社(兵庫1位)-天理(奈良) B、明石商(兵庫3位)-京都国際 C、須磨翔風(兵庫2位)-大阪学院大高 D、滋賀学園-智弁和歌山 準決勝 A-B、C-D 秋とは一変した顔ぶれに まず、センバツ出場校は京都国際の1校だけ。今季の近畿で実力双璧とみられるセンバツ準優…

  • 高校野球あれこれ 第167号

    異色の社長兼任監督率いる大院大高が大阪桐蔭、履正社を撃破! 2強時代に風穴あける春季大会Vの衝撃 新時代の幕開けか。 12日の春季高校野球大阪府大会決勝で、大阪学院大高が興国を4-1で下して初優勝。4回戦で履正社、準々決勝で大阪桐蔭と両横綱を撃破した勢いそのままに、大阪の頂点に立った。 「大阪桐蔭、履正社に勝ってプレッシャーになっていたが、一試合一試合強くなった。高校生の成長はすごい」とは、昨年3月に就任したばかりの辻盛英一監督(48)。異色の経歴の持ち主だ。 大阪市立大経済学部を卒業後、三井住友銀行からメットライフ生命を経て独立し、現在は自ら創業した法人専門の保険代理店「株式会社ライフメトリ…

  • 高校野球あれこれ 第166号

    大阪桐蔭が負けた! 近江もライバルに苦杯! 「黄金週間」に春の嵐か? 近畿で波乱が相次ぐ 近畿各地で相次いだ波乱! 大阪桐蔭が逆転負けで姿を消した 春の府県大会も終盤戦。「黄金週間」は各地で熱戦が繰り広げられ、波乱も相次いだ。前週の報徳学園(兵庫)に続いて衝撃的だったのが大阪桐蔭の敗退で、近江(滋賀)も決勝で敗れるなど、センバツ組の苦戦が続いている。 大阪桐蔭は失策絡みで逆転許す 大阪桐蔭は府大会の準々決勝で、大阪学院大高に1-2で敗れた。9回に失策絡みで逆転されての敗退となったが、今チームの課題が浮き彫りになっての敗戦で、夏に向けて険しい道のりが続きそうだ。センバツでも報徳に最終盤、失策絡み…

  • 高校野球あれこれ 第165号

    センバツ直近10大会の勝利数ランキング。横綱・大阪桐蔭をしのぐ勝率1位は? 2017年センバツは根尾昂が優勝投手 第96回選抜高校野球大会は、健大高崎が群馬県勢初めての優勝を飾った。準優勝の報徳学園(兵庫)は、これも大会史上初めて2年連続準優勝。大会通算40勝に到達し、高松商(香川)を抜いて7位となった。チーム別勝利数順位は以下がベスト20。表はチーム名、都道府県、勝敗、勝率、優勝回数の順。引き分けは除く。 1 東 邦(愛 知) 58-26 .690 5 中京大中京(愛知)58-27 .682 4 3 県岐阜商(岐 阜)48-26 .649 3 PL学園(大 阪) 48-17 .738 3 5…

  • 高校野球あれこれ 第164号

    [高校野球]センバツは低反発バットで投高打低。夏はどうなる? 健大高崎が群馬県勢として初めての優勝を飾った第96回選抜高校野球大会。終了から1カ月、自身の高校野球データベースを更新しながら、ふと考えた。低反発バットの導入で投高打低だったこのセンバツ、1試合に要する時間はどの程度だったのだろう。 「打低」が顕著だったのは、数字からも明らかだ。全31試合でホームランがわずか3本(うち1本はランニング本塁打)は、昨年の12本から大幅に減り、1976年に金属バットが導入されてから大会最少。二塁打、三塁打を加えた長打も81本で、これも76年以来最少だ。最多は17年の163本だから、半減以下ということにな…

  • 高校野球あれこれ 第163号

    センバツで評価を上げた野手10選 捕手の箱山に加え、外野手にもドラフト上位候補が揃う 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップ。投手編に続いて今回は野手編をお届けする。 箱山遥人(健大高崎/3年/捕手) 大会前から高校ナンバーワン捕手との呼び声が高かったが、攻守にわたる活躍でチームを優勝に導き、その評価を不動のものとしたと言える。 守備は地肩の強さだけでなく、フットワークやハンドリングも高レベル。打撃も長打力と確…

  • 高校野球あれこれ 第162号

    センバツで評価を上げた投手10選 ドラ1候補に躍り出た報徳学園・今朝丸が筆頭格 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても、投手、野手ともに楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップしたい。まずは投手編だ。 今朝丸裕喜(報徳学園/3年) 今大会、最も強いインパクトを残した投手が今朝丸だ。惜しくも優勝は逃したものの、先発した3試合は愛工大名電、大阪桐蔭、健大高崎の強力打線を相手に見事な投球を見せた。 187センチの長身で、大会前の練習試合では最速151キロを…

  • 高校野球あれこれ 第161号

    甲子園初制覇の健大高崎は昨夏王者・慶應と対照的な「丸刈り」で気合い表現 “昭和の根性論にもほどがある!”の快挙 春のセンバツ甲子園決勝で報徳学園(兵庫)を破り、群馬県勢として初めてセンバツを制した健大高崎。昨夏の甲子園では、優勝した慶應義塾(神奈川)が髪型自由のエンジョイ・ベースボールで話題をさらったが、健大高崎ナインはそれとは対照的な「丸刈り」のチームだ。 健大高崎では、大会期間中にもバリカンで頭を刈り、ホテルに備え付けのカミソリでスキンヘッドにする部員も多かった。決勝を前に3年生部員たちは改めて、頭を五厘の長さに丸めたという。その理由を箱山遥人主将が話した。 「(昨秋の県大会のシードを決め…

  • 高校野球あれこれ 第160号

    2年連続センバツ準優勝 報徳学園はなぜ「専用グラウンド」もないのに、名門校と渡り合えたのか? 「公立高校の方が立派な施設を持っています」 今年の選抜高校野球は3月31日、健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)を3対2で破り、春夏通じて初優勝を飾った。高校ナンバーワン捕手の呼び声高いキャプテンの箱山遥人を中心に力のある野手が揃い、佐藤龍月と石垣元気という左右の二枚看板が見事な投球を見せ、優勝にふさわしい戦いぶりだった。 1回戦が終了した時に、デイリー新潮に寄稿した「センバツ初戦突破! 健大高崎が誇る“司令塔”箱山遥人の凄み “機動破壊”から方針を転換」(3月22日配信)という記事の中で触れているが、…

  • 高校野球あれこれ 第159号

    “飛ばないバット”でも「長打は必要。悔しさ100%」報徳学園センバツ2年連続準V…“夏への宿題”は「ロースコアに持ち込めば」以上の力 最後までスタイルを貫き、頂点に手が届くところまで迫った。報徳学園は今センバツ、守備でも攻撃でも甲子園で勝つ見本を示した。昨年の決勝でもスタメン出場した3番・サードの西村大和選手は悔しさの中に、1年前とは違う手応えを感じていた。 「練習でも試合でも、チーム全体で球際に意識を持ってきました。投手が打たれて失点するのは仕方がありません。ミスでの失点や大量失点をしなくなったところはチームの成長だと思います」 大会本塁打“わずか3本”の中で示した球際の強さ 今大会から導入…

  • 高校野球あれこれ 第158号

    「やれば出来る」の初出場優勝・済美 センバツ・旋風の記憶[2004年] 上甲正典監督(写真は2013年) ♪「やれば出来る」は 魔法の合いことば 時の首相が所信表明演説で使ったこともある「やれば出来る」。2004年のセンバツで初出場優勝を遂げた、済美(愛媛)の校歌の一節だ。 02年4月。男女共学化と同時に野球部が創設された済美は、1988年のセンバツで同県の宇和島東を初出場優勝に導いた上甲正典監督を招へい。そこから丸2年でセンバツに出場すると、創部2年目として史上2校目のセンバツ初勝利を挙げ、ダルビッシュ有(現パドレス)が登板を回避した東北(宮城)との準々決勝では、高橋勇丞(元阪神)がそのダル…

  • 高校野球あれこれ 第157号

    優勝候補を次々に撃破した新湊フィーバー センバツ・旋風の記憶[1986年] リニューアル前の甲子園 こういうのを、旋風というのだろう。1986年センバツ。前年秋のチーム打率.291で、出場32チーム中最下位だった新湊(富山)が、次々と優勝候補を倒してベスト4まで進んだのだ。 率いたのは、檜物政義監督。仏壇漆塗りの「塗師」として生計を立てながら、母校の指導にあたっていた。こう振り返る。 「もともと力がないチームで、しかもあの年は大雪。練習不足は目に見えています。だから、ほかの高校はみんなウチと対戦したいんですよ。抽選会で、私たちの2列前に座っていたのが享栄(愛知)。対戦が決まると、彼らは立ち上が…

  • 高校野球あれこれ 第156号

    健大高崎、悲願の日本一へ 今度は甲子園で嬉し涙を流す 今年の健大高崎は主将の箱山(左端)をはじめ好選手が揃う。チームのまとまりもよく、初の全国制覇を果たすだけの力はある 2年連続7回目のセンバツ出場となる健大高崎。昨年は準優勝した報徳学園に初戦(2回戦)で敗れ、春夏を通じて初めて1勝もできずに甲子園を去ったが、今大会では優勝候補の一角という声も聞こえてくる。これまでの最高成績は2012年のベスト4。悲願である日本一を掴み取れるか。 気になるチームをフォローする 健大高崎 フォロー ※フォローすると試合の情報などを受け取ることができます。(Yahoo! JAPAN IDでログインが必要です)詳し…

  • 高校野球あれこれ 第155号

    神宮Vの星稜エース・佐宗が目指すのは全国制覇のみ 背番号1の偉大な先輩のように、「強さ」に磨きをかける 32年ぶりとなる神宮制覇の原動力となった星稜のエース、佐宗翼。センバツで目指すのはもちろん、悲願の全国制覇だ 星稜のエース・佐宗翼(2年)は、1年夏に甲子園のマウンドをすでに経験するなど名門のマウンドを守り続けてきた。今春はエースとして3度目の大舞台に臨む。昨秋は公式戦9試合に登板し、高い制球力でチームを明治神宮大会優勝まで押し上げた。甲子園でももちろん、悲願の全国優勝に向け最後まで腕を振り続ける。 気になるチームをフォローする 星稜 フォロー ※フォローすると試合の情報などを受け取ることが…

  • 高校野球あれこれ 第154号

    「超激戦ブロック」を勝ち抜けるか大阪桐蔭 4強最右翼は? 投手優位確実のセンバツを展望する! 大阪桐蔭は「投手王国」!しかし強豪揃い、過密日程の厳しい組み合わせに 開幕目前の第96回センバツは、5年ぶりに大会前甲子園練習が復活し、選手たちは憧れの甲子園で汗を流した。組み合わせ抽選の結果、強豪集中ブロックがあり、優勝争いは予断を許さない。16カードを4つに分けて、展望してみたい。(文中の学年は4月からの新学年) Aブロック 神宮王者の星稜中心も、力のあるチーム多数 八戸学院光星(青森)-関東一(東京) 田辺(和歌山)-星稜(石川) 近江(滋賀)-熊本国府 豊川(愛知)-阿南光(徳島) 神宮王者の…

  • 高校野球あれこれ 第153号

    意外! 池田の"さわやかイレブン"、実は12人いた?/センバツ・旋風の記憶[1974年] 蔦文也監督 いまから50年前の1974年、センバツ。バックネットに直接ぶつかる大暴投から、大会が始まっている。投げたのは、池田(徳島)のエース・山本智久。開会式直後の第1試合、投球練習の第1球を、意図的に大暴投したのだ。 池田といえば71年夏、初めて甲子園に出場し、春はこの年が初めてだった。率いるのは、蔦文也。のちに"山びこ打線"と呼ばれる強力打線を育て、83年夏、84年春と連覇した名物監督だ。無類の酒好き、独特の風貌。だが、少々のことには動じそうもないその蔦さんも、教え子のこの行動にはさすがにビックリし…

  • 高校野球あれこれ 第152号

    【センバツ出場32校紹介】創立173年目、史上最遅出場の耐久が、エース冷水中心に堅実な野球で快進撃狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【耐久(和歌山)=初出場】 さかのぼること江戸時代の1852年(嘉永5)に創立された耐久が、センバツ初出場を手にして、1905年の創部以来、初の甲子園出場を決めた。学校創立から173年目での甲子園出場は史上最も遅い出場となった。昨年秋の和歌山大会初戦で箕島に圧勝して勢いに乗り初優勝を飾ると、近畿大会で2勝を挙げて4強に入った。 耐…

  • 高校野球あれこれ 第151号

    【センバツ出場32校紹介】関東一1番飛田&4番高橋の打力に注目!技巧派左腕・畠中も安定 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【関東一(東京)=8年ぶり7度目】 関東一は多彩な勝ち方で昨年秋の東京を制した。都大会初戦で14安打12得点と打線が爆発すると、2回戦では終盤に突き放しての快勝。3回戦で1点差の接戦を制すると、準々決勝では7回に一挙7得点で3点差を逆転。準決勝では先行逃げ切り、決勝では中盤で逆転勝ちするなど、どんな状況でも勝ちに結びつけてきた。明治神宮大会でも2…

  • 高校野球あれこれ 第150号

    【センバツ出場32校紹介】櫻田が東北大会決勝でノーヒットノーラン、安定した投手力を誇る青森山田がセンバツ初勝利に挑む 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【青森山田(青森)=8年ぶり3度目】 青森山田は投手力を武器に昨年秋の東北大会を8年ぶりに制した。櫻田 朔投手(2年)が東北大会決勝の八戸学院光星(青森)相手にノーヒットノーランを達成したことに象徴されている。青森大会では2.08、東北大会では1.12のチーム防御率を誇った。明治神宮大会でも優勝した星稜に1点差で敗れ…

  • 高校野球あれこれ 第149号

    【センバツ出場32校紹介】昨年準V報徳学園が、強力投手陣を武器に22年ぶりの全国制覇狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【報徳学園(兵庫)=2年連続23度目】 名門の復活だ。昨年センバツで準優勝した報徳学園が、今センバツも切符をつかみ、昨年の借りを返す機会が巡ってきた。強力右腕2人を擁し、今年こそは頂点を奪うつもりだ。昨年秋の兵庫大会8試合での失点はわずか4。予選を含め県大会2回戦までは4試合連続完封勝ちを収め、県優勝まですべての試合で2点以下に抑えた。近畿大会…

  • 高校野球あれこれ 第148号

    【センバツ出場32校紹介】経験豊かな髙尾ー只石バッテリー擁する広陵が03年以来の優勝を狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【広陵(広島)=3年連続27度目】 過去、センバツでは優勝3回を誇る名門。昨年秋、広島を制すると、中国大会では史上初の3連覇を達成。22年秋から広島、中国大会で負けなしの強さを継続している。優勝を狙って臨んだ明治神宮大会は優勝した星稜(石川)に初戦で逆転負けを喫したが1点差の惜敗だった。投打にしっかりとした軸があり、今センバツでも優勝候補に挙…

  • 高校野球あれこれ 第147号

    【センバツ出場32校紹介】大阪桐蔭 史上初・秋の近畿3連覇を達成! エース平嶋、超1年生中野、主砲ラマルら逸材ズラリ! 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【大阪桐蔭(大阪)=5年連続15度目】 常勝軍団の大阪桐蔭は甲子園の常連。今年も投打に強力布陣を敷いての出場となる。秋の大阪を決勝で履正社に1点差勝利で5連覇すると、近畿大会では破壊力こそないが確実に得点を重ねて競り勝って、大会初の秋3連覇を達成した。明治神宮大会では初戦敗退を喫したが、近畿大会4試合では2試合の完…

  • 高校野球あれこれ 第146号

    センバツでまた「不可解選考」 東海地区の“逆転現象”に「理解できない」との声も…なぜ、選考過程を透明化しないのか? 過去には「国会」で取り上げられたことも 1月26日、第96回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場する32校が発表された。今大会から“選出枠”に変更点があった。「21世紀枠」は3校から2校に減り、「一般選考枠」は、東北地区と東海地区が2校から3校に増えた。さらに、中国地区と四国地区は、「両地区で計5校」から「各地区から2校ずつ」に変わった。選考委員会の結果は「21世紀枠」から発表され、別海(北海道)と田辺(和歌山)が選出。続いて、「一般選考枠」は北海道地区から順に発…

  • 高校野球あれこれ 第145号

    【センバツ】耐久&田辺の和歌山W公立校の旋風に期待! 智辯和歌山、市立和歌山以外の学校2校出場は32年ぶりの快挙! 今年のセンバツ出場校の中でも注目が集まるのは和歌山の2校。伝統校である田辺、耐久が同時出場したことだ。田辺は明治29年(1896年)に前身である田辺中が創立され、田辺中時代に2度の選抜に出場。昭和23年(1948年)4月に同校が創立された。 1996年夏に甲子園出場しており、今回の選抜は76年ぶり。現校名となってからは初の選抜出場となった。 一方の耐久は1852年(嘉永5年)に創立された長い歴史を誇る学校だが、初の甲子園出場となった。 和歌山県から智辯和歌山、市立和歌山の2校以外…

  • 高校野球あれこれ 第144号

    【高校野球】常に求めるのは「甲子園基準」 創志学園の門馬敬治監督が短期間で成果を残せた理由 技術以前の取り組み 当たり前のことを、当たり前にする。常に求めているのは「甲子園基準」。 創志学園高野球部のテーマだ。活動拠点の赤坂グラウンドは、緊迫感にあふれていた。極端な話、仮に明日、センバツ初戦が組まれても、心身ともスタンバイは十分にできている。 朝8時に練習スタート。定期試験後の12月9日以降、朝から夕方までの強化練習が年末まで20日間続き、疲労はピークだった。しかし、そんな言い訳は通用しない。新3年生25人、新2年生15人は、約90分に及ぶウォーミングアップ兼強化トレーニングを全力で消化。寒さ…

  • 高校野球あれこれ 第143号

    立浪和義がいたPL学園「野球部は解散だ」悲劇から最強チームに…桑田・清原3年時に入学、関係者明かす“タツの素顔”「批判される現状ですが…」 2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。 立浪和義とPL学園の同期生である野村弘樹(元横浜)は言う。 「タツほど正直で、真摯に野球と向き合ってきた男はいません。1年や2年で結果を残せるのなら誰も苦労しない。ここまでの2年間は土を耕し、種をまいてきて、岡林(勇希)のような若い芽がようやく…

  • 高校野球あれこれ 第142号

    どこよりも早い! 来春のセンバツ甲子園で注目したい逸材3名 ◆ アマチュア担当記者が推す来春センバツの注目選手 球春到来が遥か遠く感じる年の瀬とはいえ、高校球児は選抜出場を逆算した調整を進めている。 秋の日本一を決める11月の明治神宮大会高校の部では、星稜が32年ぶり3度目の優勝を果たした。 開幕時点では来秋ドラフト候補に挙がるような注目選手が少ない印象を受けていたものの、終わってみれば選抜での再会が楽しみな選手が数多くいた。 そこで今回は、来春の選抜出場を確実にしている明治神宮大会出場校から甲子園で注目したい選手を“どこよりも早く”を紹介したい。 ■ 豊川・モイセエフ・ニキータ/2年/外野手…

  • 高校野球あれこれ 第141号

    甲子園出場“3回だけ”の新興校から今年は「ドラフト指名3人」のナゼ《5年連続プロ輩出》京都国際高のナゾを追う「最初は部員を揃えるために…」 今年も甲子園常連の名門校・強豪校の主力選手がまさかの「指名漏れ」に泣いたプロ野球ドラフト会議。その一方で、甲子園出場はわずか3回だけの京都国際高からは、同時に3人の選手が育成指名され、これで指名は5年連続となる。なぜ、同高の選手はプロ球団から“選ばれる”のだろうか? その秘密を野球部の小牧憲継監督に聞いた。 08年 申成鉉(広島4位) 13年 曽根海成(ソフトバンク育成3位) 16年 清水陸哉(ソフトバンク育成5位) 19年 上野響平(日本ハム3位) 20…

  • 高校野球あれこれ 第140号

    「指名してくれたチームに恩返しする気持ちを持ち続けろ」“球団から必要とされる選手”に育つ花咲徳栄・岩井隆監督の教えとは 花咲徳栄高校は、2015年埼玉西武4位の愛斗から昨年の藤田大清(日本ハム育成ドラフト1位)まで、8年連続でドラフト指名選手を輩出しており、今年は9年連続の記録がかかっていた。 ただ、注目すべきはドラフト指名の連続記録だけではない。この間に指名を受けた9選手のうち8選手が今季、1軍の試合に出場しているのだ。2、3年もすれば戦力外になってしまう選手も少なくない中で、花咲徳栄の選手はなぜ「1軍に必要とされる選手」になれるのか。 前編記事『花咲徳栄「9年連続ドラフト指名」なるか…? …

  • 高校野球あれこれ 第139号

    九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 秋の九州王者となり、初のセンバツ出場をほぼ確実とした熊本国府。手堅いゲーム運びの裏側には、指揮官の苦い経験がある 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の大舞台も経験している。そんな山田監督が“やらかした”のは、三重と対戦した甲子園初戦のこ…

  • 高校野球あれこれ 第138号

    近畿大会3連覇の大阪桐蔭に、またも怪物級投手が出現! あのドラフト1位投手と同じ軌跡を辿る! 大阪桐蔭の189センチの大型右腕・森は、先輩の前田と同じ軌跡を描く 秋の近畿大会で、史上初の3連覇を達成した大阪桐蔭にまたも逸材が出現した。189センチの大型右腕・森陽樹(はるき・1年=タイトル写真)だ。初戦の高田商(奈良)との試合で3番手として登板すると、自己最速の151キロをマークした。 報徳との大一番でも151キロ 森の進化は止まらず、センバツを懸ける大一番となった報徳学園(兵庫)との準々決勝では、1点差に迫られた8回から登板すると、2回をパーフェクトに抑え、4つの三振を奪った。 報徳最後の打者…

  • 高校野球あれこれ 第137号

    来春も近畿は難航必至? 報徳、近江、履正社、須磨翔風が線上! 抜け出すのはどのチームか? 激戦が繰り広げられた近畿大会。大阪桐蔭と報徳は僅差の試合になった 神宮大会も終わり、高校野球はオフシーズンに入った。8日にはセンバツ21世紀枠の最終候補9校が発表される。同時に一般枠当落線上のチーム関係者は、やきもきしていることだろう。選考で、毎年のように難航するのが近畿地区。今回も線上は力のあるチームが多く、選出枠「6」を巡って議論百出が予想される。 当落線上は報徳、近江、履正社、須磨翔風 まずは、秋の近畿大会の結果をおさらいしておく。優勝は大阪桐蔭で、3連覇は近畿大会史上初めての快挙。続いて京都外大西…

  • 高校野球あれこれ 第136号

    「154キロ右腕」大阪桐蔭・平嶋のこれから 憧れの前田悠伍のように、日本一を目指せる投手へ 少しずつ経験と自信を積み重ねる大型右腕 186センチの大型右腕・平嶋は少しずつ経験と成長を重ねている ストレートの自己最速は何キロ? と尋ねられるたびに、大阪桐蔭の背番号1を背負う平嶋桂知(2年)は苦笑いを浮かべながら、申し訳なさそうにいつもこう返答していた。「154キロ…です。今年の夏(の大会)前の練習試合で出ました」 186センチ、84キロという体格から見ても、何か大きな期待を抱かずにいられない大型右腕だ。昨秋の近畿大会準決勝の龍谷大平安戦で4番手投手として公式戦デビューを果たすも、一死も取れずに降…

  • 高校野球あれこれ 第135号

    【日本ハム】ドラ1大学ナンバーワン左腕・細野晴希 即戦力ではなく1年目は「育成専念」のなぜ あくまで将来を見据えての「熟成」なのだろう。日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21=東洋大)が球団側から破格とも言える「長期育成プラン」を打ち出され注目されている。 大学ナンバー1左腕の呼び声が高い細野は17日に東洋大・白山キャンパス内で球団スカウトらと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高、年俸1300万円(金額は推定)で仮契約に合意した。 その後、会見に臨んだ細野は笑みを浮かべながら「これからプロの世界でやるんだという気持ちが強くなってきた。(球団側から)最終的にすごい選手になってもらいたいと…

  • 高校野球あれこれ 第134号

    球速120キロ未満→158キロ“ドラ1”へ 未来を見据えた指導…育成年代に必要な“見極め” 恩師が語る東洋大・細野晴希投手の中学時代…まずは“食べる努力”から 先月26日のドラフト会議で、日本ハムから1位指名を受けた東洋大・細野晴希投手。今ドラフト候補で最速の158キロを投じる左腕だが、東海大菅生中等部時代は体が小さく、球速も120キロに満たないピッチャーだったという。“ドラ1”の剛腕として名を馳せるようになるまでの過程には、本人の努力と共に、成長度合いに個人差が大きい中学年代における監督の“見極め”と、適切な指導があった。同中等部・軟式野球クラブの村上晋監督に話を聞いた。 小学2年で野球を始…

  • 高校野球あれこれ 第133号

    大阪桐蔭にビックリ出現“189cmのスーパー1年生”「2年後のドラフト目玉」「異次元のスケール」森陽樹とは何者か? 衝撃の1年生…森陽樹とは何者か? 今年の近畿大会で前田級の衝撃を与えた1年生がいた。前田級とはつまり、2年後のドラフトで主役になり得る逸材ということだ。 森陽樹――宮崎県延岡市出身の16歳である。初戦の高田商業(奈良)戦と準々決勝・報徳学園(兵庫)戦に登板し、とりわけ勝てば来春のセンバツ切符が当確となる報徳戦は4対3と1点差に迫られた8回からマウンドを任され、打者6人をパーフェクトに抑えて火消しに成功した。189cmの長身から投げ下ろすMAX151キロのボールは圧巻だ。 負けられ…

  • 高校野球あれこれ 第132号

    中国大会準Vの創志学園に感じた伸びしろ 名将が示した成長を促すための“引き出し” 創志学園は秋季中国大会準V、伸びしろは「ここ一番」の勝負強さ 創志学園・門馬敬治監督 高校野球の秋季中国大会は5日、岡山のマスカットスタジアムで決勝戦が行われ、広陵(広島)が創志学園(岡山)を2-1で下し、3年連続14回目の優勝を果たした。惜しくも敗れた創志学園の門馬敬治監督は、「点差以上にね、大きな差を感じた一戦でした」と振り返った。 【写真】まさかの結果に号泣…取材対応が難しいほど泣き崩れる主将 門馬監督は、神奈川の名門・東海大相模を春夏通算4度の甲子園優勝に導いた名将として知られる。春夏合わせ6回の甲子園出…

  • 高校野球あれこれ 第131号

    2023年プロ野球ドラフト会議特有の例年と変わった点について考察する 2023年のドラフト会議は例年といくつか相違点があったので、背景と個人的な考え含めて、考察していきたいと思う。 【独立リーグからの支配下指名が過去最多、2位指名2人という例年にない独立リーグ指名ラッシュはなぜ起きたのか】 2023年ドラフトにおいて、独立リーグからの指名は全体で23人(支配下6名、育成17名)と過去最高である。(2015年の12人指名が今までで一番多かったので、倍近く増加したことになる。) さらに、ドラフト2位で大谷輝龍(ロッテ)、椎葉剛(阪神)が指名されており、独立リーグの選手が上位指名されるのは石森大誠(…

  • 高校野球あれこれ 第130号

    大阪2強の明暗分かれる! 大阪桐蔭は安泰、履正社はセンバツ微妙に 近畿のセンバツ出場校はどこだ? 大阪桐蔭は宿敵・報徳を1点差で破り、5年連続のセンバツを確実にした 近畿大会は2週目に入り、4強が出揃った。近畿のセンバツ出場枠は「6」で、準決勝進出チームの選出は確実になった。大阪桐蔭(大阪1位)は、報徳学園(兵庫1位)を1点差で振り切って5年連続の出場を確実にしたが、ライバルの履正社(大阪2位)は、京都外大西(京都1位)にエースが打たれ準々決勝敗退。「大阪2強」の明暗が分かれた。 大阪桐蔭は報徳に追い上げられる 昨秋の近畿大会決勝カードで、今春センバツ準決勝でも当たった大阪桐蔭と報徳。秋は大阪…

  • 高校野球あれこれ 第129号

    【ドキュメント】あの夏、大谷翔平が甲子園を震撼させた「二本のライナー」帝京・伊藤拓郎、阿部健太郎が肌で感じた「怪物の片鱗」 右肘靭帯の損傷が発覚して以降もバッターとして活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平。2位に10本差をつけているホームランはもちろん、3差2位の打点、3位につける首位打者のタイトル獲得も可能性があり、三冠王の期待も抱かせている。そんな大谷が花巻東高校時代に夏の聖地で残した怪物の片鱗を、対峙した選手たちが明かす。 スライダーにバットを止めた大谷 大谷が甲子園デビューを果たしたのは2年生時の2011年の第93回全国高校野球選手権大会。191cmの長身から最速151km/hを投じる大谷…

  • 高校野球あれこれ 第128号

    佐々木麟太郎の米留学決断 「早熟化」も進むメジャー目指す新たな道となる可能性 高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した。進学先は未定だという。 ドラフト上位候補の佐々木麟太郎が、米国の大学への進学を決意した真意は、現時点では定かではない。ただ、将来的にメジャーを目指すうえで、NPBを経ない新たなパターンとなる可…

  • 高校野球あれこれ 第127号

    草野球から“奇跡の復活”、「元ドラ1」野中徹博が歩んだ「不屈の野球人生」 甲子園では球史に残る投手戦 昨オフも12球団で計129人が戦力外通告を受けた。近年は独立リーグなどでプレーを続け、NPB復帰をはたした例もあるが、それほど多くはない。そんな厳しい実力社会において、1度は現役を引退しながら、5年後にNPB復帰をはたし、通算10年目で初勝利を挙げた“不屈の男”がいる。 男の名は野中徹博。中京高(現・中京大中京)エース時代に春夏3度の甲子園に出場し、1982年は春夏ともにベスト4、翌83年夏は準々決勝の池田高戦で水野雄仁(元巨人)と球史に残る投手戦を繰り広げたことを覚えているファンも多いはずだ…

  • 高校野球あれこれ 第126号

    報徳学園・今朝丸が忘れられないマウンド 夏の苦い記憶から殻を破れるか 長身で器用、ドラ1候補に投げ勝つポテンシャル 報徳学園の今朝丸は今春のセンバツで4試合に登板して決勝進出に貢献した 報徳学園の今朝丸裕喜(2年)はセンバツで4試合に登板。春の県大会でエース番号を背負い、グングンと状態を上げた。だが、夏の大会中に思わぬ事態となり、結果がなかなか伴わなかった。 マウンドでは表情を崩さず、黙々とミットをめがけて腕を振る。1年秋からマウンドに立ち、スライダー、カットボールなどをうまく操って三振を奪い、当時からストレートは140キロ近いスピードを誇っていた。185cmという長身からも未知数のポテンシャ…

  • 高校野球あれこれ 第125号

    馬淵監督「12万8000人の高校球児の代表として世界大会に臨めるチーム」世界一の選手たち労う【U-18日本代表会見】 ■野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表 優勝記者会見 WBSC U‐18W杯の決勝で台湾を下し、悲願の初優勝を果たした野球のU‐18日本代表が11日に帰国し、会見した。 スモールベースボールを掲げ、決勝では3連続バントで逆転に成功した日本代表。チームを率いた馬淵史郎監督は「高校野球の代表が、ああいう野球をやれば世界的に通用するんだということを示せたということは本当に良かったと思う。3人のコーチの方々、アシスタントコーチ、選手の頑張りによってこういう結果になって本当に嬉しく思…

  • 高校野球あれこれ 第124号

    江川卓が「僕の高校時代より速い」と評した右腕は? 甲子園で剛腕披露も、プロで苦しんだ「未完の大器」たち 高校生投手の歴代最速は、2019年に大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)がマークした163キロ、甲子園大会では01年に日南学園・寺原隼人(元ソフトバンク、横浜など)が記録した158キロがトップ(いずれもスカウトのスピードガンが計測)。この両人をはじめ、ランキング上位の投手の多くがプロで活躍しているが、その一方で、プロでは“未完の大器”で終わった者も少なくない。 今から40年以上前、プロも顔負けの最速149キロをマークしたのが、秋田商の189センチ右腕・高山郁夫(元西武、広島など)だ。 1980年夏…

  • 高校野球あれこれ 第123号

    「サインばれているのかな」 仙台育英“じつは超不利だった”日程・相手…あの決勝前、須江航が初めて吐いた弱音「エネルギーが尽きてきました」 肌が弱いのだろう、日焼けで赤く腫れた顔がいつも以上に痛々しかった。 「そろそろエネルギーが尽きてきました。あと1試合ですけど、東北6県のみなさんや、宮城のみなさんは、明後日の2時、西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら、みなさんの気持ちを持って戦いたいと思います」 仙台育英の須江航は、決勝進出を決めた後のインタビューで、こう声を振り絞った。今大会、初めて吐いた「弱音」と言っていいかもしれない。 今まで見たどの監督とも違った 須江は今まで見たどの監督ともタイ…

  • 高校野球あれこれ 第122号

    真夏の甲子園を彩った球児たち 今大会最注目選手の花巻東・佐々木麟太郎は3割7分5厘の結果に 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。 ■佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年) ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7分5厘と結果を残すも、長打は出ず。敗れた準々決勝の仙台育英(宮城)戦は最後まで快音響かず、最後の打者となった ■東恩納蒼(沖縄尚学(沖縄)・投手・3年) ひがしおんな・あおい/初戦のいなべ総合(三…

  • 高校野球あれこれ 第121号

    「筑波山でなく富士山登る」 「目の前の3秒やりきる」…4強の土浦日大、躍進の理由 第105回全国高校野球選手権記念大会で、茨城県勢20年ぶりの4強入りを果たした土浦日大。この1年、選手や小菅勲監督は、全国で勝ち上がるための練習に本気で取り組み、それを着実に大舞台で披露した。 脅威の集中打 甲子園で1回に5得点以上の「ビッグイニング」を作り出したのは実に3度。チームの代名詞にもなった。専大松戸(千葉)戦では6点を追う展開で、三回に一挙5得点を挙げ、その後逆転。竜ヶ崎一や常総学院など長年県内の強豪校を率いてきた持丸修一監督は「あれだけ(バットを)振れるチームは初めてだ」と目を丸くした。 2番打者の…

  • 高校野球あれこれ 第120号

    ライバル校へ“禁断の移籍”で非難も 複数チームを甲子園に導いた高校野球の名将たち 開催中の夏の甲子園大会で、専大松戸・持丸修一監督が、8月12日の初戦(2回戦)で東海大甲府を下し、甲子園春夏通算8勝目を挙げた。持丸監督はこれまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸の計4校を春夏の甲子園に導いており、佐賀商、千葉商、印旛、柏陵を率いた蒲原弘幸監督と並ぶ大会最多記録になる。そして、この両監督以外にも、複数のチームで甲子園に出場した監督が多く存在する。 宮城県内の“二強”東北、仙台育英の両校で指揮をとったのが、竹田利秋監督だ。 和歌山県出身の竹田監督は、東北時代に春夏通算17回甲子園に出場。1972年…

  • 高校野球あれこれ 第119号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【MLB編】 甲子園で邂逅し、アメリカで再会した2人と、数々のドラマを生んだ稀代の右腕 大谷(現エンゼルス)は2年夏、3年春の2度、甲子園出場を果たした 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。最終回となる今回はMLB編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 連載:今を輝くプロ野…

  • 高校野球あれこれ 第118号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【日本ハム編】 甲子園でフィーバーを巻き起こした2人の主役 決勝で敗れたが、2018年夏の主役は吉田輝星だった 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は日本ハム編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする 日本ハム フォロー ※フォローすると試合の…

  • 高校野球あれこれ 第117号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【中日編】 夏の甲子園を制覇した“エース&守護神”、新4番は投手として春優勝 小笠原(中日)は”ダブルエース”の一人として2015年の夏を制した 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は中日編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする 中日 フォロ…

  • 高校野球あれこれ 第116号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ロッテ編】 2年春に全国制した左腕と甲子園にアーチを架けた男たち 最強世代の一人である藤原(ロッテ)は大舞台での勝負強さが光った 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はロッテ編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする ロッテ フォロー ※フォ…

  • 高校野球あれこれ 第115号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【広島編】 甲子園決勝で“謝罪”した「4番・エース」と逆転満塁弾を浴びた右腕 堂林は中京大中京の「4番・エース」として2009年夏の甲子園を制した 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は広島編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする 広島 フォ…

  • 高校野球あれこれ 第114号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【楽天編】 “伝説の決勝”演じた右腕と奪三振記録を打ち立てた左腕 2006年夏、延長再試合の決勝戦を戦った駒大苫小牧のエース・田中(楽天)。初々しい表情が印象的だ 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は楽天編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォロー…

  • 高校野球あれこれ 第113号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【巨人編】 1試合2発の和製大砲と、甲子園後に注目集めた次代エース 球界を代表するスラッガーに成長した岡本(巨人)は、3年春の甲子園で1試合2本塁打を放った 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は巨人編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする …

  • 高校野球あれこれ 第112号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【西武編】 圧巻の投球で頂点に立ったエース、野手でプロ入りした男も 西武の現エース・髙橋(西武)は2年夏の甲子園を圧倒的な投球で制した 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は西武編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする 西武 フォロー ※フォロ…

  • 高校野球あれこれ 第111号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【阪神編】 今季ブレイク中の右腕はセンバツ優勝投手だった 村上は智弁学園のエースとして2016年春の甲子園を制した 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回は阪神編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする 阪神 フォロー ※フォローすると試合の情報…

  • 高校野球あれこれ 第110号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ソフトバンク編】 小さな巨人とセンバツ優勝右腕、無念の暴投で夏を終えた男 球界を代表する遊撃手・今宮は高校時代から抜きんでた能力を見せつけていた 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はソフトバンク編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする ソ…

  • 高校野球あれこれ 第109号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【DeNA編】 センバツ優勝左腕と、大学で開花した2人の投手 2007年春の主役となった常葉菊川の田中。大阪桐蔭の中田との戦いも制した 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はDeNA編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする DeNA フォロー…

  • 高校野球あれこれ 第108号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【オリックス編】 コロナ禍に翻弄された怪物右腕とスラッガー、そしてWBC左腕 新型コロナウイルスの猛威が吹き荒れた2020年、山下は高校3年生だった 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はオリックス編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォローする オ…

  • 高校野球あれこれ 第107号

    今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ヤクルト編】 甲子園で“本盗&豪快弾”と決勝舞台に立った2人の投手 3年夏に甲子園に出場した山田は、豪快なホームランを放って能力の高さを見せた 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はヤクルト編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。 気になるチームをフォロ…

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