雨の朝。イチョウもずいぶんと色づいてきました。 今月の『高尾山報』「法の水茎」は、写真の右の方に見える弘法大師の「修行大師像」をめぐるお話です。普濟寺の石像建立の由来についても書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」149(2024年11月号) もみぢ葉の流れざりせばたつた河 水の秋をば誰か知らまし (『古今集』坂上是則) (もみじ葉が散って、このように水に流れなかったならば、竜田川の「水の秋」を誰が知るだろうか) 紅葉の色づき具合はいかがでしょうか。夏を引きずった暑さが十月末まで続いたこともあり、秋色の訪れが少し遅れているようです。今年の冬の始め(立冬)は11月…