2023年12月のかぜねこ花鳥風月館 新着記事 - にほんブログ村
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  • 年の瀬にヴォカリーズを聴いた海を想う

    数年前の12月の日曜日だったか。石垣島の東海岸をNHKFM「きらクラ」を聴きながら歩いているとき、あのアメリカのソプラノ歌手アンナ・モッフォが歌うラフマニノフの「ヴォカリーズ」がリクエスト曲として流された。なにものかに打ちのめされたように立ち止まって、遠い水平線を見ながら、暖かな12月の風に吹かれてこの歌を聴いた。それまであらゆる歌手や演奏でこの小曲を聴いてきたがアンナ・モッフォの歌うのが最良と思いながら、歌が終わってもMCたちの声がすぐには届いてこなかった。それほどの余韻を残した彼女の「ヴォカリーズ」だった。「この歌には海の風がよく似合う。」そういえば、「きらクラ」の後継番組「かけクラ」でも12月に入っ「ヴォカリーズ」が流されたが、キャスリーン・バトルの歌うものだったか、やはりアンナほどしっくりこなかっ...年の瀬にヴォカリーズを聴いた海を想う

  • コールドムーン・13回目の望月に凍えながら

    「コールドムーン」という言葉は、いかにも寒々しい。12月の、今年最後の満月をいうのだそうだ。正確に日27日の夜に昇ってくる月を「コールドムーン」として名残りの月を愛でるそうだ。添付のforbesJapanのHPによれば、朔望月(さくぼうげつ)すなわち月の年齢は29.5日であるから、暦によって1年で満月が12回ある年と13回ある年があり、今年2023年の「コールドムーン」は、13回目の月だ。13という数字もなにか寒々しいが、何やら得をしたような気分だ。その13回目の「コールドムーン」を愛でようと昨夜は9時頃までベランダに出てみたが、いまだ南東の空に現れなかったので、風邪気味なのと酒酔いもあって就寝。翌朝の4時過ぎに目覚めたので、震えながら外に出てみたら、西の空高く冷たい冷たい「コールドムーン」が虚空に輝いて...コールドムーン・13回目の望月に凍えながら

  • 年の瀬のモミの木の森で

    日曜日NHKFM「×(かける)クラッシック」で、ピアニスト館野泉さんの左手が奏でるシベリウスの「樅の木」が流れていた。この曲、シベリウスの作品で最もメランコリーな作品で、北欧というより日本的な愁いをたずさえた抒情曲だ。そんなメロディーを頭に巡らせながら、年の瀬の青葉の森を歩く。なかでも鈎取地区はモミの大木が多く、樹齢は二百年を優に超えているものもありそうな巨木が繁っている。冬のモミの森は、あるいは北欧のような雪を頂いた姿が似合うのだろう。当地では、先週積もった雪がすっかり消えている。広葉樹はすっかり葉を落とし、目に映るのはエバーグリーンのモミやマツたちだ。色を落とした広葉樹の木立にわずかだが、イイギリの真っ赤な実がいまだ房をたわわに垂れている。あまりおいしくないのか、カラたちはやってこないようだが、何でも...年の瀬のモミの木の森で

  • 野鳥たちの知能について

    買い物帰りに、一羽のカラスが道の真ん中にいて、向こうからやってくる車を避けようとピョンピョンと跳ねながら路肩に向かい、その場所に立ち止まって過ぎ去る車を見ているカラスくんに出会った。何をしているんだろうと見ていたら、路上に1個の黒いオニグルミの実が放置されていた。「はは~ん、またやってるな。」とすぐに状況を把握した。近所の森のカラスくんたちのこの行動は、これまでに何度か目撃している。カラスくんは、自分の力で割ることができないかたい殻をもったクルミの実をどこからかクチバシにくわえて来て、車が走ってくる路上にその実を放置し、車のタイヤの力を借りてクルミの殻を割ってもらおうとしているのだ。野鳥の知能は様々だというが、カラスは野鳥の中でもトップクラスだと言われ、ヒトにしたら7歳の子供程度だとのことであるが、はたし...野鳥たちの知能について

  • クリスマスソングを英語で歌おう

    この時季讃美歌もいいけど、クリスマスソングっていい歌多いよね。YouTubeからオルゴールやピアノのメドレーを選択して寝ながら聞けば、いい夢も見れるかもしれない。2年前から朝ドラの影響でラジオの基礎英語を聞いて朝を迎えることが日課になったが、今日の「基礎英語レベル2」のエンデイングで講師スタッフさんたちが「ホワイトクリスマス」を歌ってくれていた。なんて素敵な歌なんだろう「ホワイトクリスマス」って。歌詞がよく聞きとれなかったのでYouTubeを開いて「ホワイトクリスマス」と検索したら、出てくるわ出てくるわ、世界中のYouTuberさんたちが素敵な動画をアップしてくれている。下に貼り付けたYANNIEさんの動画で、まず歌詞の意味、発音を学んでからビングクロスビーになりきって歌ってみたり、ゴスペル調の演奏で歌い...クリスマスソングを英語で歌おう

  • 初積雪の朝

    主要な山岳は前年の雪どけ後に初の積雪があると「初冠雪」という神々しい言葉で表現されるが、平地では「初積雪」と、なんだかありがたくもない普通の言葉で報道される。それだけ、日本人は山に畏敬の念をもって暮らしてきたのか。わがアパートメンツの前庭も朝起きてみると真っ白な雪に覆われていた。植込みのサザンカの木にも3センチほど積もっただろうか、無防備な濃いピンク色のサザンカも花も寒そうに花びらをのぞかせていた。朝は氷点下の「冬日」だったそうだが、それでも真冬の花も葉も凍らないのであるからたくましい。12月にもなって、雪が降って、冬のスズメたちもさぞや食探しに苦労するのではないかとの「老婆心」から、昨年同様手のひらに少し玄米をにぎってベランダにまいたら丸々と太ったスズメたちが十数羽の集団でやって来てすぐに啄みを始め、も...初積雪の朝

  • ヤマケイ新年特別号、充実した百・二百名山地図帳で空想登山・・

    年末恒例といえば恒例、マンネリといえばマンネリになるのだが、本屋さんで昨日発売されたばかりの「山と渓谷2024新年特別号」を1430円(本体1300円)を購入してくる。ちなみに昨年の新年特別号は1320円(本体1200円)であるから、御多分に漏れずヤマケイも8%以上の値上げに・・・とちょっと購買をためらったが、2024年版は「日本百名山と日本二百名山」が特集であり、恒例となっている付録の地図帳が二百名山分も追加されているということで、雑誌は輪ゴムで括られているが、外から見た感じ前のものより分厚いので「この地図帳だけでも買う価値はあるかな」という気になりレジに向かった。案の定、家に帰って中身を点検したところ、付録の「日本百名山・二百名山地図帳2024」は192pと昨年の「日本百名山地図帳2023」の128p...ヤマケイ新年特別号、充実した百・二百名山地図帳で空想登山・・

  • 雲のヴェールとレンズの曇り ふたご座流星群撮影記

    2023年12月15日、午前2時起床。アラームを設定したわけでもないのに自然と目が覚める。ふたご座流星群の出現が極大の頃合いと分かっていても、天気予報は曇りを報じていたためあきらめ、昨夜は焼酎のお湯割りにより深い眠りについた。自然と目が覚めたのだが、まだ宵は残っていたし、寝ぼけてもいたが、とりあえず戸外の空を除くとまだ星が見えていた。昨日のタイムラプス設定では撮影時間8秒(F2.8/iso400)撮影間隔2秒としていたが、撮影時間を10秒に設定し、1時間撮影して見る。寒いので、室内で布団にもぐり本を読みながらタイムラプスのシャッター音を聞いて待つ。この時季は、室内に置いておいたカメラを冷たい戸外にさらすとレンズが曇ってしまうため、その防止用にレンズにバッテリーに接続したヒーターベルトを巻き付けるのだが、肝...雲のヴェールとレンズの曇りふたご座流星群撮影記

  • ふたご座流星群撮影は不発に終わり反省する

    本日12月14日夜半から明日15日未明までが流星が最も現れる極大日だと、三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」の報道を耳にしたので、本日0時から1時過ぎまで約1時間、わが家のベランダから南方上空にカメラのレンズを向け、いわゆる「タイムラプス」というアニメーション撮影手法により撮影を試みた。30分近く三脚の隣にいて、肉眼での観察も試みた。最大80個/1時間程度の流星が出現するとの触れ込みであり、期待していたが肉眼で観察できたのは30分間に2~3個と低迷した。さらば、タイプラプスはデジタルの力で何とかもっと多くの流星をとらえていてくれているのかな、と期待したが、これも辛うじて2個ばかり流星の姿を確認できただけであった。タイムプラスの時間設定は、8秒露出し、シャッターが切れた2秒後にまた露出が始まるという設定なの...ふたご座流星群撮影は不発に終わり反省する

  • 星を見て無常を感じながら、行く末を悲観する日曜日

    12月10日夜明け前、東南の空10度~20度間に、昨日とは異なり下からお月様、金星(ヴィーナス)、おとめ座の一等星スピカが輝く。お月様は二十七夜の三日月様。南から東に流れる同じ高さの雲に、時々隠れて輝きを失う。きのうからたった一日で、月の形も星たちの位置も雲の様子も異なっていて、夜空を眺めたら水の流れを眺めるような「万物流転」の思いにいたる。二十七夜の三日月様少し明るく写すと地球照が浮かびあがる地球照の三日月様とヴィーナスに流れる雲がからむ太陽系の二つの惑星にの位置関係は日ごと変化する地球から遠い金星がお月様を1日で追い抜くその理由をうまく説明できないのは小学生以下のレベルか日曜朝のルーテインは、朝6時に近くのコンビニに足を運び、毎日新聞を160円(税抜き)で買ってくる。毎日の日曜版はパズルやクロスワード...星を見て無常を感じながら、行く末を悲観する日曜日

  • おとめ座のスピカをみて南十字座を探した季節をなつかしむ

    2023年12月9日・朝5時、仙台の東南東の空に上からおとめ座の1等星スピカ、新月前二十六夜の細い月、そして-4.2の明るい惑星金星(ヴィーナス)が矢のように斜め並んでいる。お月様の地球照が現れて美しい。スピカといえば、石垣島滞在時には夏の宵と真冬の未明に水平線に現れる南十字座を探し当てる手がかりとなる一等星だった。スピカのやや斜め下方向に目をやると全天で一番小さな星座だという南十字座が姿を現す。真冬ならば、空が明るくなる前に観察できるのだが、すっかり姿を現すのは12月末から2月半ばころまでだったか。国立天文台の「今日のほしぞら」によれば、本日は朝6時にやっとベータ星の「ミモザ」が現れている程度だから半身を現しているが、今月末には全身を現すのだろう。ただし、南西諸島の真冬は曇り空が多いので、なかなか観察に...おとめ座のスピカをみて南十字座を探した季節をなつかしむ

  • 12月8日の月

    夜明け前の空に茜色の雲が漂っている。その上方に心細そうな二十五夜の月。今日12月8日は太平洋戦争(あの大戦は、まだ正式な名称が定まっていないとのことであるが)のパールハーバー奇襲(国際法違反か?)から82年目になるとか。テレビはほとんど放送しないし、新聞の見出しにもなかったが、かろうじてコラム「天声人語」で知った。それだけ戦争の記憶は風化しているということなのだろうが、オスプレイの原因不明の墜落事故があったばかりなのに、わが国の為政者が同機の飛行停止を米国に要求しなかった事実は、いまだ敗戦を引きずっているといえよう。あわせて当時の為政者と同じく、為政者が国民の人命財産を第一に考えていないことは、82年前のままなのだろう。12月8日の「大本営発表」は、記憶というよりも朝ドラに何度も教えられ、大事な青年が何度...12月8日の月

  • 串田孫一さんの「音の絵本」を残していてくれたひとに感謝します

    先日のNHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」にゲストで出ておられた山岳図書編集者神長幹雄さんのお話から、ひさしぶりに「ク・シ・ダ・マ・ゴ・イ・チ(串田孫一)」の名を聞いた。登山家・文学者・哲学者・詩人・随想家・山岳誌「アルプ」の創設者であり主幹・・あまりに広大で奥深くこの世界を見つめたひとであるので、いわば「近寄りがたい存在」であり、あまり熱心な読者とは言えなかったが、それでも学生時代に山に登っていた頃、本屋さんで、薄っぺらだけれども滋味豊かな「アルプ」を不定期に買い求めては読んでいた記憶があり、その中に串田さんの高邁な文章も必ず入ってのだろう。東京から離れる時、ほとんどの書物を処分したからだろうか、もう我が家には一冊の「アルプ」も残っていないので串田さんがどんな文章を書いていたのか忘れてしまったが、彼の文...串田孫一さんの「音の絵本」を残していてくれたひとに感謝します

  • みゆきさんのキーホルダー見つかる

    10日ほど前に青葉山を歩いて来て、午後家に着いた時、家のドアを開けようとしたら、いつも入れているザックのポケットにそのカギが見当たらなかった。ザックや衣類のポケットをくまなく探したが見当たらないので、青葉山に出かけた際にたどった道路、バス、山道のどこかで落としたに違いない。どこで落としたか分からないので、探しようがないものとあきらめた。あるいは山道のどこかであればどこかに雨ざらしで落ちているのかもしれないし、バスや一般道路であれば誰かが拾って拾得物センターや警察にとどけでがあるかもしれないと思ったが、落とし物の検索をかけても該当はなかった。よって、紛失したものとあきらめて、家にあった原本キーをもとに合鍵をつくった。ディンプルなので3000円もかかったのが残念といえば残念だったが、それ以上に悔いが残ったのは...みゆきさんのキーホルダー見つかる

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