「西部邁 & 伊藤貫」の思想(YouTube) - にほんブログ村
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  • なぜ、「バイデンは中国に弱腰」で、「トランプはロシアに弱腰」なのか? 一極覇権戦略(グローバリスト)vs多極化戦略(ナショナリスト)! ミアシャイマー教授が解説

    youtu.be 国家戦略の違いの観点から両者を比較するとまた違うものが見えてくるのではないでしょうか?

  • なぜ、プーチンは「ウクライナは脅威」と考えたのか?(ウクライナ戦争は予防戦争) ミアシャイマー教授が解説

    youtu.be 「ウクライナ戦争の原因」の講演動画でミアシャイマー教授が話していた「ウクライナが実質的なNATОメンバーになっていたこと」を示す証拠

  • ウクライナ戦争の原因と今後を詳細解説!(ナレーション&全訳) ジョン・ミアシャイマー教授

    youtu.be 講演全訳にナレーションも付けました。 元動画 2022/06/16The causes and consequences of the Ukraine war A lecture by John J. Mearsheimerhttps://www.youtube.com/live/qciVozNtCDM?si=rVMEODrRufyTBCIH

  • 証拠を提示! ウクライナ軍は内部崩壊直前(精鋭エリート部隊・第三強襲旅団の裏切り、ウクライナ兵の士気) ミアシャイマー教授が暴露!

    新しい動画を公開しました。元動画は1か月前くらいに公開されたものです。

  • 「ナワリヌイ氏の死」の真相を世界のミアシャイマーが解き明かす!

    先日公開した動画のショートバージョンです。 ショート動画を見る人たちは、層が全く違うので作ってみました。 音楽を変更しています。

  • スウェーデンとフィンランドのNATО加盟とマクロンのNATО参戦発言でプーチンが核恫喝(ミアシャイマー教授が解説) #ウクライナ戦争

    youtu.b ミアシャイマーのプーチンへの評価は中立だと思います。 ここでミアシャイマーが話している欧州国の真の軍事力のことは、マスコミでは報道されないことではないでしょうか?

  • 「ナワリヌイ氏の死」の真相 ミアシャイマー教授が解説

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 ミアシャイマーらしい解説だと思います。

  • 「ヌーランド辞任とマクロンのNATО参戦発言」の真相 ミアシャイマー

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 ヌーランドは責任者のうちの一人というのがポイントだと思います。

  • ウクライナ(小国)がロシア(大国)に勝てる見込みはあるか?(超最新戦況分析) ミアシャイマー教授が解説 #ウクライナ戦争

    新しい動画を公開しました。 時事をテーマにした話でも、その中に、ミアシャイマーの論理性やネオリアリストとしての考え方が内包されていると思います。

  • John Mearsheimer on “An Offensive Realist’s View of China and Crimean Crisis” ミアシャイマー教授の日本講演の全訳

    2014年に行われた日本での講演(John Mearsheimer on “An Offensive Realist’s View of China and Crimean Crisis”)の全訳です。 これをベースにして、論文から引用や関連写真などを加えて動画にしたものがこちらです。 youtu.be

  • なぜ、自由民主主義のために、ウィキリークスのアサンジを解放しなければならないのか? ミアシャイマー教授が「アサンジ逮捕の不当性とその害悪、ジャーナリズムの存在理由」を詳細解説。Mearsheimer

    youtu.be 新しい動画を公開しました。イーロンマスクがこの動画について「聞くに値する」という内容のツイートをしました。 元動画はこちら↓John J Mearsheimer On behalf of Julian Assange youtu.be

  • ミアシャイマーが解説!「プーチン×タッカーカールソン」のインタビューの『本質的な意味②』 & なぜ二人は中傷されているのか? Mearsheimer Tucker Swanson

    新しい動画を公開しました。ミアシャイマーの発言は順番を入れ替えたり、同じ内容のものを同じ個所にまとめたりして、内容が伝わりやすいようにしました。

  • 論理的に考えれば、ウクライナを救う方法はこれしかない。ミアシャイマー教授が解説 #ウクライナ戦争

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 ミアシャイマーのシンプルですが説得力のある論理です。

  • 日本からのウクライナへの支援金は着服・横領されている。ウクライナへの支援が無意味である2つの理由をミアシャイマー教授が解説

    youtu.be EUからウクライナへの支援金の問題について話されていますが、EUを日本に置き換えて話を聞いても違和感が全くありません。

  • なぜ、ザルジニー総司令官解任でゼレンスキー政権は危機に陥るのか? ミアシャイマー教授が詳細解説 #ウクライナ戦争

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 2024.2.2のミアシャイマー教授の発言です。

  • ミアシャイマーが警告! 混乱する中東(フーシ派攻撃)とバイデンと第三次世界大戦

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 2/2の発言です。

  • ミアシャイマーが日本人に警告!「中国の台頭がなぜ日本の脅威になるのか? ウクライナ戦争が日本滅亡を引き起こす理由! 攻撃的リアリズムとは?」(全訳&ナレーション)

    youtu.be 新しい動画を公開しました。 ミアシャイマー教授は、これまで一度だけ来日したことがあります。 その時に行われた講演です。

  • ミアシャイマーの核戦略論(「核の傘は嘘」を論破! 米中戦争は核戦争になる!?) 講演(「大国と核戦力の優位性の追求」)の全訳&ナレーション

    新しく公開した動画です。 元動画は、16万回視聴くらいであまり伸びていないのですが、その理由は内容が難しめだからではないでしょうか? 核戦略論について知識がない人が見ても理解できないと思ったので、先制核使用の部分に、論文を参照にして説明を追加しました。 「核の傘は嘘」と言っている人たちがいますが、現実を見れば、「核の傘」を前提にして国際政治は動いています。 現実を説明できるのが正しい理論です。 「核の傘は嘘」の話の根拠となっているのは「核革命論」と呼ばれる理論ですが、ミアシャイマーはこの理論は間違いであることをこの講演の中で説明しています。 だから、「核の傘は嘘」という主張は、現実の国際政治と…

  • 全世界で3000万人が視聴! 「ウクライナ危機の原因とウクライナの未来」(ウクライナ戦争を予見/核の傘に依存する日本について/NATO東方拡大の本当の理由) ミアシャイマー講演(全訳&ナレーション)

    youtu.be 前回出した動画です。 元動画は、3000万回近く視聴されていますが、視聴回数の急増は、ウクライナ戦争以降で、その理由は、ミアシャイマーがウクライナ戦争の発生をこの動画で予見していたからなのでしょう。

  • ミアシャイマーが、以前から「ロシアはウクライナを征服しようとはしない」と言っていたことは、予測を外したことになるのか?

    ミアシャイマーについて、新しい記事を書きました。 ↓ nishibesusumu-itokan-no-shisou.tokyo

  • 「THE GREAT DELUSION WITH PROFESSOR JOHN MEARSHEIMER」(ミアシャイマーの講演の全訳&ナレーション付き動画) リベラル覇権主義(=NWO)について詳細解説

    2018年にテキサスA&M大学で行われたミアシャイマー教授の講演の全訳です。 nishibesusumu-itokan-no-shisou.tokyo 元動画はこちら この講演を日本語のナレーションと関連写真によって、忠実に再現した動画はこちら ↓ youtu.be YOUTUBEの規制に抵触する可能性がある発言は表現を変更しています。 この講演の内容は、アメリカの外交政策であるリベラル覇権主義を分析、批判するというものです。それは同時に、「何が米外交を動かしているのか?」や「NWO(ニューワールドオーダー)の実態」を説明する内容にもなっているので、資本家やネオコンが米外交を動かしていると主張…

  • 陰謀論者に利用されているミアシャイマー教授

    ミアシャイマー教授は、スティーブンウォルト教授と共著で、「イスラエルロビーとアメリカの外交政策」という本を書いています。 この本は、「アメリカの政治システムの中核には、ロビー団体(政治的な陳情団体)の政治活動があり、イスラエルロビーの政治的影響力は大きい。またイスラエルロビーの活動は合法で、その活動の目的はイスラエルの国益を実現するためである。とはいえ、イスラエルロビーが米国を乗っ取っている訳ではない。なぜなら、基本的に外国のロビー団体が米政府に勧めてくる政策というのは、他国と米国の国益の両方を満たす場合に、採用されるからだ。例えば、2003年のイラク戦争で、イスラエルロビーによるロビー活動は…

  • 最新のイスラエル・ハマス戦争分析(①自作自演説②民族浄化③ロビー団体vsバイデン 他) ミアシャイマー教授による解説 Mearsheimer (2023.11.30)

    新しい動画を公開しました。 今回からナレーションを一新しました。 一部内容を入れ忘れたので、概要欄に補足しておきました。 ロビー団体名をそのまま出すと良くないという説があるので、婉曲表現にしました。 民放の動画でもそのまま出しているところもあるのですが、この動画は批判的なので。 youtu.be 字幕が必要な方は、字幕機能をonにして下さい。2023年11月30日に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューをベースにして、その発言に忠実に製作しました。全ての発言を網羅しています。19時間かかりました。 自称国際政治の専門家や陰謀論者がミアシャイマー教授の発言を歪曲して、都合よく、陰謀論の補強材…

  • 「ノルドストリーム爆破事件の真相」ミアシャイマー教授が詳細解説(バイデンの失言他)

    日本も、欧州もアメリカに支配されているのはされているが、その一方で、その支配を望んでいるという側面も強い。いわゆる自発的対米従属というものです。 その理由は、安全保障が面倒だから。 現在の国際政治学にのベーシックテキストです。陰謀論の洗脳を解く特効薬にもなります(是非お試しください)。「国際政治の理論」(ケネスウォルツ)https://amzn.to/40XChEO ブログ↓https://uipkmwvubg9azym.hateblo.jp/entry/2023/11/19/083513 参照元https://www.youtube.com/watch?v=Wox26d4VNNk&list=…

  • ええっ(驚)! ロシアはウクライナとの友好を目的に侵攻した!? ミアシャイマー教授が「その証拠」を提示&論理的に解説。Mearsheimer #ウクライナ戦争

    この動画はインプレッションの急増が見られました。 YOUTUBEのアルゴリズムは理解しずらいです。 結局、出してみないと分からないです。 youtu.b ミアシャイマー教授のインタヴューや講演での発言に忠実に製作しました。この動画の続きはこちら↓米国がウクライナ戦争で、二度も和平の機会を潰した!米国の責任を追及する! ミアシャイマー Mearsheimerhttps://youtu.be/ZWe4Sag5oq4 現在の国際政治学にのベーシックテキストです。陰謀論の洗脳を解く特効薬にもなります(是非お試しください)。「国際政治の理論」(ケネスウォルツ)https://amzn.to/40XChE…

  • 米国がウクライナ戦争で、二度も和平の機会を潰した! ミアシャイマー Mearsheimer

    新しい動画を公開しました。 5~6本のミアシャイマーの動画を視聴した上で作りました。 この論点に関するミアシャイマーの発言を網羅したといってよいのではないかと思います。 youtu.be 自称国際政治の専門家や陰謀論者がミアシャイマー教授の発言を歪曲して、都合よく、陰謀論の補強材料として利用しているので、間違った解釈に誘導(洗脳)されないように気を付けて下さい。 ミアシャイマー教授の発言を直接確認してその真意を理解することが大切ではないでしょうか? ●ミアシャイマー教授関連の動画一覧 ガザで原爆投下の可能性・バイデンは能天気じいさん・ハマスの意外な資金源 他 (2023.11.23)ミアシャイ…

  • ガザで原爆投下の可能性・バイデンは能天気じいさん・ハマスの意外な資金源 他 (2023.11.23)ミアシャイマー教授の最新発言(イスラエル情勢分析)

    新しい動画を公開しました。 2023年11月23日に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューをベースにして、その発言に忠実に製作しました。 全ての発言を網羅しています。 12時間かかりました。 今回から新しいナレーションを使用しています。 youtu.be 元動画はこちら↓Prof. John J. Mearsheimer: Will Russia and China Intervene in Gaza?Judge Napolitano - Judging Freedomhttps://www.youtube.com/watch?v=4WbC-AR-QG0&list=PLLUI9wgMa4t…

  • (2023.11.18)ミアシャイマーの最新発言(米中会談・イスラエル・ウクライナ) 台湾侵攻の可能性、米中戦争発生の可能性、ノルドストリーム破壊の首謀者は? イスラエルでジェノサイドの怖れ 他

    新しい動画を公開しました。 2023年11月18日に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューをベースにして、その発言に忠実に製作しました。全ての発言を網羅しています。 元動画が30分くらいで、この動画は11分なので、手早く発言内容を把握したいという方には良いのではないでしょうか? 今回、作業を軽減するために、動画自体には字幕を入れないことにしました。 YOUTUBEの字幕機能には、誤字を修正した字幕を入れているので、必要な方は字幕をonにしてご視聴ください。 台湾侵攻については、軍事侵攻が起きる可能性の高いケースについて、ミアシャイマー教授の他の動画での発言も入れました。今回公開されたインタ…

  • ウクライナ戦争の本当の戦況に衝撃! ミアシャイマー教授が客観的に戦況分析(大本営発表を続けるマスコミ) 勝つのはどちらなのか? #ミアシャイマー

    新しい動画を公開しました。 youtu.be この動画は、先日公開した動画(「ウクライナは絶対に負ける」)の一部の内容をより詳細に説明し、更に、11/10のミアシャイマー教授の発言を加えたものです。 単に日本語字幕を付けただけの動画は、著作権の問題やYOUTUBEから警告されるという問題があるので、出せません(収益資格をはく奪されたり、アカウント停止になるリスクがあります)。今年の6月に、YOUTUBEから4割以上はオリジナルの内容にすべしという指針が出ています。 自称国際政治の専門家や陰謀論者がミアシャイマー教授の発言を歪曲して、都合よく、陰謀論の補強材料として利用しているので、間違った解釈…

  • (2023.11.10)ミアシャイマーの最新分析(イスラエル・ウクライナ) 米国とイギリスがウクライナ戦争の停戦を妨害した 他

    youtu.be 2023年11月10日に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューをベースにして、その発言に忠実に製作しました。 全ての発言を網羅しています。 元動画はこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=-iXyCui8MyM&list=PLLUI9wgMa4tjKxkqhiwnhLKSP2iRAzTT_&index=36&t=294s&pp=gAQBiAQB Prof. John Mearsheimer: Is diplomacy possible in Hamas/Israeli war? Judge Napolitano - Judging Fre…

  • ゼレンスキーの正体(英雄なのか?売国奴なのか?)、戦争が起きる仕組み他 ミアシャイマー(2023.10.28+2023.9.27) 西部邁

    2023年9月27日と2023年10月28日に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューをベースにして、その発言に忠実に製作しました。 ミアシャイマー教授のゼレンスキー大統領に対する評価は、一般に言われているものとは違います。ウクライナ戦争がなぜ起きたのかについても、掘り下げました。 他にシカゴ大学で行われたミアシャイマー教授の講演と、2014年にForeign affairs誌に掲載されたミアシャイマー教授の有名な論文からも引用しています。 9月27日のインタヴューについては、発言内容の要約をナレーションにしたものを元動画に被せる形にしました(ミアシャイマー教授のインタヴューが始まると視聴者…

  • ミアシャイマーが断言「ウクライナはロシアに絶対に負ける」その理由を論理的に詳細解説(F-16の供与も無意味)(日本の国際政治学者はデタラメばかり言っている)(2023.10/30) #ウクライナ戦争

    10/26と10/28に公開されたミアシャイマー教授へのインタヴューと、5/24と10/28に公開されたミアシャイマー教授の講演の中から、ウクライナ戦争の戦況に関する発言をまとめたものです。ミアシャイマー教授の発言を忠実に反映させて作りました。 youtu.be 製作に丸2日かかりましたが(30時間くらい)、1本作っても、広告収入は数百円にしかなりませんので、動画制作を続けてもらいたいという方はご支援をお願い致します。 単に日本語字幕を付けただけの動画は、著作権の問題やYOUTUBEから警告されるという問題があるので、出せません(収益資格をはく奪されたり、アカウント停止になるリスクがあります)…

  • イスラエルで露呈した米国の凋落と中露の台頭で日本危うし「ミアシャイマーによるイスラエル情勢最新分析」(2023.11.04) 第三次世界大戦のおそれ、分断統治・アパルトヘイト、バイデン 他 #ハマス

    新しい動画を公開しました。 youtu.be 11/4に公開されたミアシャイマー教授へのインタヴューをまとめたものです。 ミアシャイマー教授の発言を忠実に反映させて作りました ただし、一番最後の一文だけは私見です。アメリカが外交に失敗すると、同盟国は不安になると論文などで書いているので、一応ミアシャイマー教授の考え方には沿っているのではないかと思っています。この元動画でのミアシャイマー教授の発言のほとんどを網羅しています。引用元の番組では、ミアシャイマー教授に対する質問が論点ごとにまとまっていなかったので、この動画では論点ごとに並べ替えました。 構成は下記のようになっています。 ①テロの原因・…

  • イスラエルで泥沼にはまる米国を見てほくそ笑む中国とロシア(ミアシャイマー教授の発言まとめ 2023.10.28~10.30) 第三次世界大戦のおそれ、リベラルヘゲモニーの終焉 他 #ハマス

    新しい動画を公開しました。 youtu.be 10/28に公開されたミアシャイマー教授へのインタヴューと、10/30に公開されたミアシャイマー教授の講演で、イスラエルの戦争について言及した部分をまとめたものです。ミアシャイマー教授の発言を忠実に反映させて作りました。 ウォルト教授(ハーバード大学)の論文も動画中に引用しました。 講演の方の元動画は80万回再生まで行ってます。 製作に丸2日かかりましたが(30時間くらい)、1本作っても、広告収入は数百円にしかなりませんので、動画制作を続けてもらいたいという方はご支援をお願い致します。 単に日本語字幕を付けただけの動画は、著作権の問題やYOUTUB…

  • チャンネル名から伊藤貫氏の名前を外した理由

    チャンネル名から伊藤氏の名前を外すことになりました。 外した理由は二つあります。一つ目の理由は、伊藤氏の国際政治学のパラダイム(学派)と、このチャンネルが正しいと考えているパラダイムが違うからです。このチャンネルは国際政治学のネオリアリズム(攻撃的リアリズム・防御的リアリズム・新古典的リアリズム)という学派が正しいと考えていますが(※この3つのどれが正しいという決めつけはしていません)、伊藤氏のパラダイムは古典的リアリズムです。そして、このパラダイムが違うと、国際政治に対する分析の結果も、未来予測も違ったものになります。 この二つの違いを簡単に説明すると、ネオリアリズムは、基本的に国際政治の構…

  • イスラエル・ハマス戦争 ミアシャイマーの最新詳細分析(2023.10.26)(発言全網羅) 世界屈指の国際政治学者による信頼性抜群の分析(陰謀論者や自称国際政治に詳しいおっさんとはレベルが違う!)

    新しい動画を公開しました。 10/26に公開されたミアシャイマー教授へのインタヴューに基づいて作りました。 元動画 https://youtu.be/8uVj-wyWd7I?si=kUvSI8uZEaXgL_tV youtu.be イスラエル・ハマス戦争についてのミアシャイマー教授による詳細解説です。 このインタヴューでのイスラエル・ハマス戦争に関するミアシャイマー教授の発言をほとんど網羅しています。 完成まで23時間くらいかかりました。1本作っても、広告収入は数百円にしかなりませんので、動画制作を続けてもらいたいという方はご支援をお願い致します。 単に日本語字幕を付けただけの動画は、著作権の…

  • ミアシャイマー教授の最新(2023.10.28)分析 ①(マスコミが報道しない)ウクライナ戦争の本当の戦況 ②イスラエル情勢(希望も見えるが、第三次世界大戦の危険も)

    新しい動画を公開しました。 youtu.be 10/28に公開されたミアシャイマー教授へのインタヴューに基づいて作りました。 ミアシャイマー教授の全ての発言を網羅しています。 ※元動画はこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=of5cEm6sFHM&t=97s インタヴュー公開から24時間も経過していないという情報の速さと、字幕なしで内容を理解できる点と、短時間で発言内容を把握できる点が他の動画にはない利点だと思ったのですが、データの推移も確認してから、また同じようなものを作るか考えたいです。 全て日本語に訳す作業も必要だったので、完成まで10時間くらいかかり…

  • ①ミアシャイマーが馬渕睦夫氏の陰謀論を論破! ②スティーブンウォルトが解説!「テロ発生はトランプが原因」③イスラエルテロと日本滅亡との深い関連性❗(John Mearsheimer)

    新しい動画を一般公開しました。 10/12に公開されたミアシャイマー教授のインタヴューと、10/18に放送されたウォルト教授のインタヴューとForeign Policy誌に掲載されたウォルト教授の論考をベースに作りました。 前半は、イスラエルのテロについて馬渕睦夫氏が主張している陰謀論とミアシャイマー教授の分析を比較していくことで、馬渕氏の主張の荒唐無稽ぶりを明らかにしていくという内容です。 後半は、ウォルト教授によるイスラエルのテロ事件の発生要因についての分析です。 今回のテロの原因をイスラエルかハマスのどちらかに求める人が多い中で、ウォルト教授は、ネオリアリアリスト(構造的現実主義者)の視…

  • ミアシャイマーがイスラエルでのテロを巡るユダヤ陰謀論(自作自演説)を論破Mearsheimer Debunks Conspiracy Theories of Terrorism in Israel

    今回の動画は、2023年10月12日のミアシャイマー教授の発言をベースにして製作しました。 イスラエルのテロ事件を巡り陰謀があったと一部で言われていますが、ミアシャイマー教授がそれらを国際政治学の知見に基づいて、丁寧に論破していきます。 「国際金融資本陰謀論を論破」の部分は、ミアシャイマー教授とウォルト教授の共著である「イスラエルロビーとアメリカの外交政策」と二人の講演での発言を論拠にしています。 スティーブンウォルト(Stephen Martin Walt)教授(ハーバード大学国際政治学)の論文(論考)も引用しました。 詳細は、動画をご覧ください↓。 イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 …

  • 衝撃❗アメリカがウクライナを見捨てることを決定(2023.10.12) The US has decided to abandon Ukraine. ミアシャイマー John Mearsheimer (米国はイスラエルを優先)

    この動画は、ミアシャイマー教授の10月12日の発言をベースに作りました。 内容は、「アメリカが、ウクライナへの支援を打ち切ることを示唆した」というものです。 日本はこれまでウクライナ支援を続けてきて、日本国民も食料品や光熱費の価格上昇という形で負担してきたのですが、なぜか日本では大きなニュースになっていません。 海外では、検索すると数誌が報じていました。 ミアシャイマー教授がウクライナをアメリカが見捨てることにしたことに対して憤慨している部分を引用しましたが、その前に、この番組の司会の人と一緒に米政府の会見を見ながら、その内容をチェックするという場面があります。そして、(記者と報道官との細かい…

  • 【ミアシャイマー教授】ウクライナ戦争最新分析と予測(2023.9.27)(真の戦死者数,プーチン政権崩壊? 勝敗の行方etc) &多極化(米国衰退)なのに核武装しない日本に警告&第三次世界大戦の危険

    ミアシャイマー教授の発言をベースに動画を作りました。 2033年9月27日の発言が中心です。 内容は、ウクライナ戦争の真の戦死者数、プリゴジンの乱の政治的な意味(プーチン政権に与えた影響)、勝敗の行方です。 マスコミではウクライナに不利な内容はあまり目にしませんが、ミアシャイマー教授はウクライナに不利な情報も隠さずに、そのデータに基づいて、論理的に戦況を分析しています。 マスコミが報じていることと全く違う現実に驚かれるのではないでしょうか? またミアシャイマー教授に対しては、親露的という批判がありますが、その誤解を解くためにミアシャイマー教授がどのような考え方に基づいて、国際政治を分析している…

  • 日本の核武装の費用は、わずか5,000億円

    伊藤貫氏は著作の中で、日本の自主核武装の費用は、GDP(約500兆円)の0.2%(1兆円)と書いているが、表現者の2006.8のインタヴューで、「本当は0.1%でいい。」と発言している。だから、最低限度の核武装の費用は5000億円ということになる。 その理由について有料記事に書いたので興味のある方は見ていただきたい。 nishibesusumu-itokan-no-shisou.tokyo いずれにしても、自主核武装の費用というものは、非常に安いのである。貧国のパキスタンや北朝鮮を見れば、そのことは明白であろう。ジャパンハンドラーの某氏が自主防衛の費用は高すぎるから、日本は対米従属を続ける

  • マテリアリズムの記事への反応が一番薄いのは、日本人が劣化している証拠。

    マテリアリズム(拝金主義、経済利益至上主義)は、日本の核武装の一番の障害になっていると言ってよい。しかし、マテリアリズムに侵された日本人のほとんどには、その重要性が理解できないようだ。ブログの記事の中で、このテーマが、最も反応が薄い(その一方で最も反応があったのがユダヤ陰謀論という扇情的なテーマであるのが極めて滑稽)。この重要性が分からない人は、人間であることを放棄しているので、豚と同じである。 餌だけ食べて生きている日本人。 「自分たちが豚と同じである」ことを認識すらできなくなっているのが日本の人たちなのだ(鏡を見れば自分たちの醜い姿が分かるだろうに、それすらもできない)。対米従属という屈従…

  • なぜ、有料化が必要なのか? & 資本主義制度下で文化の質が劣化する理由

    経済利益至上主義 今回の記事は、記事や動画を有料化する理由についてである。 このことは、日本の外交・国防政策とも深い関連がある論点でもあるので、それも併せて書いてみたい。 今回新しい動画(47分、テーマは西部邁氏の意志を受け継ぐ)を制作したが、まず、そのコストと利益を計算してみる。 制作日数は10日で、食事など生活に必要なことを除き、起床してから就寝までの時間を全て投入した。 平均睡眠時間は3~5時間だったので、入浴・食事などの時間も加味すれば、一日の作業時間が17時間くらいだろう。 これを労働に置き換えれば、10日×17時間×時給1000円とすれば、17万円である。 この動画をYouTube…

  • YouTubeの動画「西部邁先生の逝去の地で、そのご意志を受け継ぐ。」について

    youtu.be 西部先生は、自裁されたが、Youtubeでは言及しずらいこともある。今回の記事では、動画内では言及できなかった点について書きたい。 また、西部先生がどのような場所・状況で亡くなられたのかについて、不正確な情報も流れているので、この記事では、それをできるだけ正確に記したいと思う。 その目的は、西部先生の名誉のためと、西部先生の自裁には様々なメッセージが込められていると思うので、それをできるだけ正確に伝えるためである。 まず逝去された場所である。

  • ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)の矛盾③(現実の国際社会では通用しない、その勧善懲悪観。ネトウヨとユダヤ陰謀論者は同じ穴の狢)

    BS-TBSより引用 ユダヤ陰謀論者に限らず、中国に対して攻撃的な言動をしている人たちにも、共通する点であるが、この人たちは、世界を善と悪の二元論で見るという勧善懲悪観を持っている。 前者の人たちにとって、ユダヤ系資本家は世界各国やその国の人々を支配する悪の勢力であり、彼らに支配される国や人々は、彼らと戦う正義の勢力である。 後者の人たちにとっても、同様に、独裁国家で、他国を侵略し、一般人の殺戮も厭わない中国は悪の国であり、アメリカを中心とする民主国家は、この悪の中国と戦う正義の国である。 しかし、現実の国際社会は、強国の横暴を取り締まる国際警察軍も、強国を処罰する力の持つ国際裁判所も、存在し…

  • トランプ応援団は、日本の滅亡も応援している④(トランプは、日本の核武装を否定した)

    今回は、この一連の記事の四回目、トランプの国防面での対日政策についてである。 一回目から三回目からの記事は、こちら↓uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 「トランプは日本の核武装を支持している」と言う人がよくいるが、この人たちは、事実関係を理解できていない。また、国際政治学についての無知もさらけ出している。確かに、トランプは選挙期間中は日本の核武装を支持する発言を行ったが、大統領に就任後は、"拡大抑止"の再保証、つまり、米国の核の傘を大前提とした日米安保体制(=日米同盟)…

  • ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)の矛盾②(世界を支配する存在とされているのに、学術的に研究されない)

    ユダヤ陰謀論は、「何が国際社会を動かしているのか」を理解するための理論(=考え方の枠組み)であるが、それと同様に国際社会の動きのメカニズムを理解するための理論であるリアリスト学派の国際政治学とを比較してみたい。対照的なこの2つを比較することで、ユダヤ陰謀論が持つ矛盾がより明らかになるだろうと考えられるからである。 まず、国際政治学(リアリスト学派)について、簡単に説明する。

  • 問題の原因を正確に理解しない限り、その問題(=中国が日本の脅威になっている)が解決されることはない(悪いのは中国共産党ではない)。日本が核武装できない原因を特定する。

    戦うべき相手を理解できていなければ、相手に勝つことは不可能 現在の日本の外交・国防問題で、最も大きな問題は中国の脅威(日本が中国の支配下に置かれる、属国化される、軍事進攻されるetc)である。現在、中国以上の脅威はない(ロシアには日本に軍事進攻するほどの経済力がない)。今回の記事では、日本の人たちが、この大問題の解決策を間違えているということを説明する。また、今回の記事は、まともな思考力のある0.01%の人たちの中に少なからず存在する、「対峙すべき相手を批判することができないでいる人」に向けての記事でもある。この人たちは、日本人が対峙すべき相手が誰であるかの理解はできているのだろうが、その相手…

  • 小学生でも理解できる「核抑止力」

    今回は、核抑止力の意味を考えてみることにしよう。 抑止力というものを理解するためには、警察官を例に考えてみると分かりやすい。 日本の警察官は、なぜ拳銃を所持しているのであろうか? 例えば、包丁を持って誰かを刺そうとしている人がいたとする。警察官は治安を守るのが仕事なので、この人から包丁を取り上げなければならない。 包丁を取り上げるための手段として、警察官が持つべき武器は何が良いだろうか?

  • 山本太郎はデマゴーグ(嘘で大衆をたぶらかす)③(「反原発と経済相互依存論との不気味な矛盾が意味するものとは?」)。山本太郎の政策は日本を滅ぼす。

    今回の記事のその1とその2は、こちら↓ uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 原発即時禁止が公約 最後に、山本太郎の主張が自己矛盾に満ちていることも指摘しておこう。 伊藤貫によると、過去数百年間での国家の消滅率(他国から併合されたり、ジェノサイドされて、国が消滅する確率)は24%である。このように非常に高確率であるが故に、他国からの(軍事)侵略を防ぐことが国家としての重要な使命となる。だから、国家運営を行う政治家にとっても、適切な国防政策を決定することは、第一優先の責務となるのである(国が他国から侵略されて国が亡べば、福祉も…

  • 山本太郎はデマゴーグ(嘘で大衆をたぶらかす)② 「竹中平蔵と山本太郎は同じ穴の狢(二人の価値観は同じ「金が全て」)」

    今回の記事はこの記事の続きです。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 山本太郎のホームページより引用 次に、この理論を声高に主張することから見えてくる、山本太郎が持つ価値観(哲学)についてである。 すでに述べたように、まともな国家というものは、経済的利益だけで動かない。つまり、経済的利益だけでなく、というよりか、それよりも、むしろ国家としての威信(プライド)、復讐心、覇権欲などの、目には見えない価値を優先して、外交・国防政策を決める(戦争などを行う)存在なのである。だから、山本太郎が、「経済相互依存論が正しい」と叫ぶということは、そのような目に見えない価値というものを全く考え…

  • 山本太郎はデマゴーグ(嘘で大衆をたぶらかす)①(「経済相互依存論はうそ話」)

    wikipediaより デマゴーグとは、デマで大衆をアゴーグ(煽り立てる)する者という意味である。 今回の記事では山本太郎が、国際政治学のリアリスト学派の視点から見て、どのようなウソを付き大衆を煽っているのか、そして、どのような価値観を持つ人物であるのかを明らかにしていく。また、山本太郎の主張が自己矛盾に満ちていることも指摘する。この3論点を、3つの記事に分けることにする。

  • 「国際社会は無法地帯という現実」と、「核兵器廃絶というウソ話」

    広島を訪問したオバマ大統領。ノーベル平和賞も受賞した。(wikipediaより) 日本人は「核兵器は廃絶すべき兵器であり、持つべきではない」と考える人が多い。その最大の理由は、広島と長崎に原爆を投下されたからである。このような悲惨な経験をしたがゆえに、核兵器に対して、恐ろしいものであるという強烈な印象を持ち、そして、このような悲惨な経験を二度としないためには、核兵器というものを世界からなくしてしまえばよいと考えているのである。 確かに、核兵器を廃絶すれば(=全ての核保有国が核兵器を放棄すれば)、核兵器は存在しなくなる。その結果、核兵器が使用されなくなる(という理屈である)。 しかし、この論理に…

  • 日本の自主核武装実現のために、(まともな)一般人ができることとは?

    今回の記事は、前回の記事の補足である。前回の記事では、日本が核武装を実現するためには、日本にわずか1万人しかいない(0.01%の)まともな思考力を持つ人たちが、まともな思考力を期待できない日本人の中の99.99%を占める大衆ではなく、日本を動かす力を持つ日米両国の官僚と言論人を動かすことが重要であると書いた。そこにある原理は、小さな力で大きな物を動かすという「てこの原理」である。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 前回説明不足であったと思われる3点を、今回の記事では説明したい。

  • 敗北主義に陥ることなかれ(西部邁氏が残してくれた最重要のメッセージは何か?)

    amazonより引用 伊藤貫氏は、西部邁氏を「敗北主義と自決主義」であったと評価した。敗北主義とは、たとえ、それが成功しないと分かっていても、やり続けるということであり、自決主義とは自分のことは自分で決めるということである。前者については、亡くなるまでの数年間は日本の核武装に対して絶望していたのにも関わらず、核武装の必要性を最後まで訴え続けていたのだから、敗北主義であったと言える。 また伊藤氏もここ数年は、「日本が中国に属国化(=併合)されることは不可避」という主張に変化しているので、西部氏と同じ絶望感を感じているようだ。 (※日本のエリートたちの外交能力の低さはこの記事に書いた。) uipk…

  • エリート(言論人、政治家、官僚)の中で、一番悪いのは言論人

    下記の記事で、「日本の核武装の一番の障害になっているのは言論人である」と書いたが、今回は、その理由について説明したい。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 日本が核武装するためには、日本の世論が核武装を支持するということが必要である。そして、その世論が核武装を支持するようになるためには、パブリックな場で核武装の議論をすることによって、日本が核武装することの必要性を明確にし、日本国民が日本の核武装の必要性を認識できるようになることが必要である。日本の核武装の必要性は政治イデオロギーとは無関係な論理的な帰結だから、日本の核武装を否定する「左翼論客・親米保守(対米従属肯定)論客・ユ…

  • 伊藤貫氏を盲信しないこと(=自分の頭で考えること)も重要である。

    先日、伊藤貫氏の動画がチャンネル桜で放送されたが、示唆に富むものであった。伊藤氏の言説の優れた点の一つは、他の日本人の論客が指摘しないことを指摘してくれるところであろう。しかし、伊藤氏の(動画での)発言を聞くときに、それらが、どういう意味を持つのかということを考える必要もある(※それは、伊藤氏の発言の信ぴょう性を疑うという意味ではない)。今回の記事は、このことについてである。

  • ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)の矛盾①(※①の補足)(ディープステートの定義)

    昨日(1月22日)、チャンネル桜に出演した伊藤貫氏が「ディープステート」という言葉を使用していたが、人によって、この言葉の意味(定義)が異なるので、伊藤氏(やトランプ)が言うディープステートと、馬渕睦夫氏や林千勝氏が言うディープステートとの違いを明確にしておきたい。 伊藤氏が番組内でディープステートとして挙げていたのは、司法省、CIAなどの米国の官僚、アメリカの資本家、アメリカの政治家(共和党・民主党両党)、アメリカのマスコミである。 一方、馬渕氏や林氏が言うディープステートは、伊藤氏とほぼ重なるが、資本家の種類が微妙に異なる。伊藤氏は、アメリカの資本家(ユダヤ系アメリカ人が多い)と表現したが…

  • トランプ応援団は、日本の滅亡も応援している③(トランプは、中国経済の優位を強めた)

    前々回の記事では、米国内の対立を煽るトランプを応援している日本人は、日本の国益を害していることを書いた。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 前回の記事では、反韓姿勢のトランプを応援している日本人は、日本の国益を害していることを書いた。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 今回の記事では、トランプ政権下で米中の経済力差がどのように推移したのかを説明する。「米中の実質GDPで二倍の差が付けば、日本は滅亡する」ということや、米中の覇権争いにおいて、中国経済を弱体化させることが米国が優位に立つためには極めて重要なことは、前回と前々回の記事で説明しているので確認して…

  • トランプ応援団は、日本の滅亡も応援している②(断韓・反韓は日本の国益を害する) ※米中の経済力比較

    今回の記事は、米中の経済面でのバランスオブパワー(勢力均衡)の観点から見て、トランプの反韓的な姿勢が米中の覇権争いにどのような影響を与えたかを説明するものである。前回の記事では、トランプが米国内の対立を煽ることは、米国の外交への比重を下げさせ、米国の国際的地位の低下を招き、それが覇権争いで中国を優位にし、その結果、日本の核武装のための残された貴重な時間を削り取るから、トランプを応援している日本人は、日本の国益を害していることを書いた。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp トランプは韓国との同盟関係を軽視したりなどして、韓国の米国離れを強めさせたが、この事は米中覇権争いにどのよ…

  • トランプ応援団は、日本の滅亡も応援している①(米国内の分裂は日本の国益を害する)

    国際社会は、3000年前から現在に至るまで、国際警察が存在しない無法地帯であり、米国の核の傘は機能しておらず、日本は丸腰の状態で、核武装した侵略的な中露朝に包囲されている。 核武装国に包囲されていることが一目瞭然 だから、日本の滅亡を回避するための唯一の方法は、自主核武装しかないということは、リベラル・保守の政治思想に無関係な論理的な帰結である。その人が、「日本に悪い人などいないのだから、日本の警察官は銃を保持する必要はない。」と考える狂信的な平和主義者でない限り、日本の核武装が必然であることに異論を唱える者はいないだろう。

  • ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)の矛盾①(証拠がない方の説を不自然に採用しているところ)

    ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)とは、簡単に言えば、ユダヤ系の資本家グループ(ロスチャイルドなど)が世界を支配しているというものであるが、この陰謀論を信じてしまう人たちは、「世界の覇権を握るという国家戦略」を米国政府が持っていることを知らないのだろう。なぜなら、前者を証明する証拠はないが、後者にはそれがあるからである。 すなわち、何かの存在(世界を支配する者)を証明する時に、それを証明する証拠がないA説(ユダヤ陰謀論)と、それを証明する証拠があるB説(米政府の世界覇権戦略)の二つがあった場合、その人の頭が正常であればB説を選ぶということである。

  • エマニュエルトッドがトランプを評価する理由①(反エリートの姿勢)

    wikipediaより news.yahoo.co.jp このトッド氏の記事を読んで、「トランプは正しかった」と勘違いする人が少なからずいるだろうが、 この記事の中で、トッド氏はトランプを全面的に評価しているのではなく、「トランプに見られた反エリートの姿勢」を評価している。 反エリートとは、例えば、エリートが推し進めるグローバリズムに反対する反グローバリズム主義であり、別の言い方をすれば、エリート層の意に沿うのではなく、国民の気持ちに沿う政策を行う指導者という意味である。トランプの反移民政策・発言や「非白人の権利拡張を訴えるBLMへの批判」は、国民(白人)から支持を得たし、製造業の国内回帰を目…

  • トランプが暗殺される可能性を考察する(トランプの正体)

    トランプが暗殺されるとすれば、既得権益側による暗殺だろうと考える人が多いかもしれない。しかし、その可能性はない。なぜなら、トランプは既得権益層の利益となる金融規制(ボルカールール)の緩和を行ったり、その既得権益の中心にいる米金融資本家からも多額の政治資金(※2020年の大統領選への選挙費用として80億円)を受け取ったり(※下記の英文記事 ※$75 millionは、約80億円)、財務長官などの重要ポストにも既得権益側の人間を採用し、外交でも既得権益の意向に沿う外交政策を行っているからだ。日本に対しても、FTA(不平等条約)締結や日米同盟の深化(=核武装の妨害)など、従来の政権と同じく既得権益層…

  • 米国の国家戦略(世界支配戦略)と「トランプの外交政策への評価」

    米国の世界支配計画(戦略)が始まった1890年代から現在までの流れをざっと眺めてみよう。 マニフェストデスティニー アメリカが1890年代に世界覇権を握ることを念頭に立案したグランドストラテジー(基礎的な国家戦略)は、「西半球(アメリカ大陸)のみならず、西欧と東アジアを支配する(覇権国の出現を許さない)」というものであった。その目標は、第二次世界大戦で欧州の覇権を狙っていたドイツを潰し、アジアの覇権を狙っていた日本を潰すことによって達成された。戦後アメリカは、世界覇権を握ることを念頭に、西欧、東アジア、中東という三重要地域に軍隊を駐留させ、支配し、ソ連を封じ込めるというグランドストラテジーを実…

  • バランスオブパワー外交と分断統治される日本(「家畜の平和」)

    大英帝国の覇権(=他国に対する支配)はバランスオブパワー外交によって維持された。 大英帝国の行ったバランスオブパワー外交とは、欧州大陸の各国の力(軍事力)が常に均衡する状態を作ることによって、欧州各国に対する大英帝国の優位性を維持し続ける外交のことである。 各国の力(軍事力)が均衡していると、(小競り合い的な小規模な紛争は起きても、)大戦争は物理的に不可能になるので、欧州大陸の平和は保たれ、その安定は大英帝国の経済的利益になったのである。 欧州大陸で他国よりも抜きん出た力を持ちそうな国が現れた場合は、英国がその国と戦争をしてその力を弱めさせて、常に勢力均衡が保たれるようにした。 この仕組みは大…

  • 米民主党悪玉論の矛盾(米国の左右対立と人種構成比)

    アメリカの現在の人種構成は非白人が40%、白人が60%という比率になっている。(2024年に20歳以下で、2040年代には全人口で白人はマイノリティーになる) BBC NEWSより引用 www.bbc.com 既得権者は白人であるが、人口比で過半数にまで近づいた非白人はその数のぶんだけ社会での発言力を高めるから、(雇用面、教育面などでの)権利拡大や差別撤廃を求めるし、そのことによって、白人は自分たちの既得権益を失うことになるのだから、(差別意識のある人が多い)白人と衝突することになるのはごく自然である。 日本における非日本人(在日外国人)の人口比は2%に過ぎないが、日本でも右の一部の人たちが在…

  • 大衆ではなく日本のエリート(言論人・政治家・官僚)が日本を滅亡に導いている

    「1億数千万人の日本人の中でまともな人は1万人しかいない(西部邁)」ということは日本人の愚民率は99.99%であるということである。「社会を啓蒙しようなどと偉そうなことを言っても、社会の知的水準は上がらないとトクヴィルも言っている」という伊藤貫氏の発言も、これと同じ意味である。 アレクシ・ド・トクヴィル ※トクヴィル(フランスの政治思想家。1830年代にアメリカの民主主義を分析した古典的な本を書いた) 「まとも」とは「現実的で論理的な思考ができる」という意味である。 日本が現在置かれた状況の中で現実的で論理的な国防政策は自主核武装のみであるが、日本の99.99%の人たちが自主核武装以外の国防政…

  • 文献 世界金融経済の「支配者」 東谷暁 2007年

    世界金融経済の「支配者」 東谷暁 2007年 ユダヤ陰謀論の矛盾を考察することによって、現実の金融資本主義の仕組みが見えてくる。 内容は、FRBの成立過程、FRBと米政府との関係性、基軸通貨と世界覇権、米国による収奪システム、日本と米国債、ユダヤ系資本家(ジョージソロスなど)の実像、金融資本主義と産業資本主義など。 無知がユダヤ陰謀論というデマを生みだす。

  • 「中国の軍事的な示威行動の意図(本音)」

    www.news24.jp 米中が軍事衝突すると主張している人が少なくないが米政府は核武装国とは戦争しないと決めているから中国と戦争するつもりもない。その理由は米国が敗北するからであるが、その論理については伊藤貫氏の書籍などで核戦略論について学んでいただきたい。 ではこの中国の軍事行動は何を意味しているのであろうか? これは示威行動である。自らの軍事力を誇示することによって米国に「中国にはかなわない」と思わせるためである。ペリーが黒船で日本にやって来て日本人をおののかせたのと同じ理屈である。国力を上げた米国がモンロー主義に基づき西半球から欧州国を追い出したのと同じことを中国はやりたいのである。…

  • 天安門事件外交文書(日本政府が中国を擁護)が意味すること③(日本は国家として機能不全状態にある)

    前回の記事(その2)↓ uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 今回もこの外交文書について論考してみたい。 その1では日本には外交主権がないこと、その2では米国が対中宥和政策という外交政策を選択した理由(米国の世界支配という国家戦略と日本封じ込めという対日戦略)を論じた。前々回の記事(その1)↓uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 日本が対中外交で失敗した原因として、外交主権喪失以外の原因を考察する 日本は三覇権構造の中にある(地政学的に世界で最も危険な場所にいる) 米国の外交政策決定のプロセスとは? 「日本の国防政策」と「国防意識の欠落した日本政府・官僚」 日本…

  • 天安門事件外交文書(日本政府が中国を擁護)が意味すること②(日本はアメリカの仮想敵国である)

    日本には外交主権がない(その1の補足) 米国の対中宥和政策には2つの「隠された本音」がある 米国の対中宥和政策に隠された本音その1 (米国の世界支配戦略) 米国の対中宥和政策に隠された本音その2 (日本封じ込め戦略) 日本人は本音の外交議論をすることができない。その理由とは? 日本には外交主権がない(その1の補足) jbpress.ismedia.jp 外務省の天安門事件外交文書に関する報道では「(アメリカは反対していたのに)日本が率先して対中制裁解除に動いた(現在の中国の脅威は日本政府のせいである)」という日本に批判的な論評しか見かけないが、日本の外交政策の背後には(日本の宗主国の)米政府が…

  • 天安門事件外交文書(日本政府が中国を擁護)が意味すること①(日本には外交主権はない)

    米マスコミはこの時の小泉首相を嘲笑した。 www.jiji.com この当時の基本的な全体図(構図)を理解するためには、まず下記の2つのことを認識しておくことが重要である。 一つ目は、1989年の天安門事件当時(※大統領は父ブッシュ)の米国の対中政策は中国宥和政策(ソ連のように敵対し封じ込めるのではなく、中国との友好関係を深めていく)だったということ。 だから米政府は天安門事件が起きた後でも、中国と敵対せずに関係を継続(=中国の経済発展に協力)すれば中国はやがて民主主義社会へと変化し危険な国ではなくなると考えていた。 二つ目は(軍事を米国に依存する)日本には外交主権はない(アメリカの言いなり)…

  • C・レインとミアシャイマーのオフショア戦略の違い

    東アジアのオフショアバランス戦略について両者の戦略は全く異なる。 レインの戦略は米軍は東アジアから完全撤退し米国の安全保障上必要な場合はバックパッシング(日本などに中国との戦争を代わりにやらせる)を行う。バックパッシングで中国を抑えられない場合は米軍が直接の介入を行うというもの。しかしレインは中国が東アジアの覇権を握っても米国の安全保障を脅かす可能性はないと考えているので、米国は東アジアに不介入でいること、つまりバックパッシングも直接の介入も行わない戦略が米国の国益になると考えている(中国と米国との間接、直接の軍事的衝突を否定している)。 一方ミアシャイマーは中国が東アジアの覇権を握れば米国の…

  • 伊藤貫氏が支持するバーニーサンダースの寄稿文(アメリカから独裁者が生まれる)の意味とは?

    この国の労働者階級と何十年にもわたり敵対してきた強力な既得権益に挑む勇気を持たねばならない。 既得権益とはつまり、ウォールストリート、製薬業界、医療保険業界、化石燃料業界、軍産複合体、民間刑務所の産業複合体、従業員を搾取しつつづける多くの高収益企業のことだ。 民主党がこうした強力な組織に立ち向かい、この国の黒人、白人、ラテン系、アジア系アメリカ人、ネイティブアメリカ人の労働者家庭のために戦う姿勢を示せなければ、2024年にまた別の右翼の独裁者が選出される地ならしをすることになるだろう。(バーニーサンダース ※一部抜粋) courrier.jp バーニーサンダースは2つの重要な指摘をしている。

  • トランプとバイデンのどちらが日本にとって良いのか?

    まず米国の対日政策への決定権は、大統領ではなくエスタブリッシュメント(支配階級=米資本家+共和党民主党の議員+官僚や学者などのブレーン)にあるので、どちらが大統領であっても米国の対日政策は変わらない。それ以前の問題として、アメリカの大統領は米国益のために動くので大統領が日本のために何かをしてくれると期待すること自体が国を危険に晒す誤った思考である。したがって「どちらの大統領の方が日本にとって良いのか? 」という問いは「どちらの大統領の方が米国の対日支配の不道徳性・非情性を日本人が自覚できる可能性が高いのか?」という意味になる。

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