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2020/12/27

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  • サルラ・カネダ01/サンテミリオン村歩き#38

    https://www.youtube.com/watch?v=9GLDlKBoepQ 何回目だったか・・サンテミリオン訪問の前にペリゴール/サルラ・カネダSarlat-la-Canédaを寄ってみようという気になった。サルラ・カネダはサンテミリオンの東150kmくらい離れたドルドーニュ上流北8kmくらいの所に有る中世そのままの村だ。フォアグラで知られている。 嫁さんにそのことを話すと、不思議そうな顔をした。 「フォアグラの旅をするの?サルラ・カネダって、きいたことないわ。ボルドーなの?」 「もっと東の方だ。200kmくらい離れている。ドルドーニュ地方の最東端だ。中世そのままの村

  • フロンザック02/サンテミリオン村歩き#37

    https://www.youtube.com/watch?v=DIRpzzGvcoQ M氏の紹介でOffice de Tourisme du Fronsadais(1 Av. Charles de Gaulle, 33240 Saint-Germain-de-la-Rivière)を訪ねた。 http://www.tourisme-fronsadais.com/ 資料関係を少し買い漁った 「Fronsadaisって何なの?」ママが小さい声で聞いた。 「フロンザック町民という意味さ。フロンサダイは二つの顔を持っている。フロンサックとキャノン フロンサックだ。キャノン・フロンザック

  • フロンザック01/サンテミリオン村歩き#36

    ボルドーで、しばしば利用していたchauffeur VTCのリブリヌ支局に、ポムローヌのワイナリー歩きの運転をお願いした。Chic Chauffeur La meilleure alternative taxi Chauffeur VTC Bordeaux/Libourne(125 Av. Gallieni, 33500 Libourne)+33626566649という。ドライバーはM氏。適格な判断が出来る有能な方だった。 https://chicchauffeur.com/ なので、リブリヌ歩きも彼にお願いした。pickupは朝食後10時にお願いした。 食事が済んで一旦部屋に戻り、3

  • リブリヌ04/サンテミリオン村歩き#35

    リブリヌの町を散策しているときにMaison Politi(65 Rue Gambetta, 33500 Libourne)という食材店を見つけた。イタリア系の食材を扱っていた。店内にイートインのコーナーが有って、試しに寄ってるとこれが中々のものだった。嫁さんは気に入ったらしい。それでディナーも此処へ寄りたいという話になった。 夕方、ホテルからMaison Politiまで歩いた。ジャン・ジャック・ルソー通りを5分ほど行って右折、ガンベッタ通りがプレジタン・デュメにぶつかるところにある。昼間予約しておいたので、スムーズに席に付けた。 「ボルドーって色々な国の料理が多くて、どれも秀逸なも

  • ポムローヌ03/サンテミリオン村歩き#33

    葡萄畑の前に立つ「POMEROL GRAND VIN DE FRANCE」という看板の前で、M氏はクルマを停めた。 看板の下に小さくSAINT JACQUES de CONPOSTELLEとあった。僕は看板を指さした。 「ポムロールの前にマークが有るだろ?あれはマルタ騎士団のマークだ」 「ダヴィンチコードに出てきたアレ?」 「あれはテンプル騎士団。まあ似たようなもンだけど。テンプル騎士団/ドイツ騎士団/マルタ騎士団が有名だ。十字軍時代の護衛から始まったのが騎士団なんだが、マルタ騎士団は、エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会Supremus Ordo Mi

  • ポムローヌ02/サンテミリオン村歩き#32

    ポムローヌとリブリヌに有る主たるワイナリーを紹介したい。 Château Beauregard(73 Rue de Catusseau, 33500 Pomerol) http://www.chateau-beauregard.com/ Château Bel-Air(5 Chem. de la Cabanne, 33500 Pomerol) http://www.belair-beausejour.com/ Château Bellegrave(1 lieu-dit Drouillaud, 33500 Néac) https://www.belles-graves.com/ Chât

  • リブリヌ07/サンテミリオン村歩き#31

    町からポムローヌへ向かう国道はD244/モンタニュー通りという。D1089を越えたあたりから町の外になる。周囲は全て葡萄畑になった。 「ポムロームも葡萄畑を開墾したのはローマの退役軍人だった。開墾は紀元後すぐには始まっている。しかしそれも、西ローマ帝国の崩壊に重なって西ゴート人がこの地を占領したため次第に凋落し、荒廃していったんだ。再興したのはアキテーヌの時代になってからだ。聖ヨハネ修道院が、此処に治療院を興してからだ」 「治療院?」 「サンチャゴ巡礼パリルートを利用する人々のための治療院だ。本体はエルサレムにある。 その治療院によって、大きくポムローヌが花開いたのはアンジュー帝国時代

  • リブリヌ06/サンテミリオン村歩き#30

    町を離れてポムローヌ辺りまで出かけるのでVTCを予約した。ボルドーにあるchauffeur VTCのリブリヌ支局である。Chic Chauffeur La meilleure alternative taxi Chauffeur VTC Bordeaux/Libourne(125 Av. Gallieni, 33500 Libourne)+33626566649という。 https://chicchauffeur.com/ ボルドーでも何回か利用している会社の支局なので、netからそのまま予約を入れた。 ホテルで朝食を済ませた後、ロビーへ出るとドライバーが待機していた。M氏と呼ぼう。

  • リブリヌ05/サンテミリオン村歩き#29

    ホテルで朝食を終えた後、町へ出た。ジャン・ジャック・ルソー通りからエティエンヌ・サヴァティニ通りRue Etienne Sabatiéを通って聖ヨハネ教会Église Saint-Jean-Baptiste de Libourneを訪ねた。 「ここはリブリヌでも最古の教会でね、5世紀ころにはもう有ったと言われてる。史料としてSaint-Jehan de Fozeraという名前が出てくるのは1134年だ。サンテミリオンに有った教会の分院だったようだ。まだ英国がリブリヌを交易港として構築なかった前の話だったから、リブリヌはまだまだ鄙びた村だったに違いない」 僕らは教会入口から入った。中央身

  • リブリヌ04/サンテミリオン村歩き#28

    夕食はホテルの近くにあるRestaurant Cosy Tourny(12 Cr Tourny, 33500 Libourne)に入った。 https://www.facebook.com/cosytournylibourne/?locale=tl_PH ワインは白でアントル・ド・メールEntre-Deux-Mersにした。 「Entre-Deux-Mersというのは、ふたつの潮の間という意味だ。二つの潮というのはガロンヌ川とドルドーニュ川に挟まれた楔形の部分な」 「Mersだから、海じゃないの?」 「いやmaréeだ。merではない。ゲシャ渓谷がゲイシャになったように、いつのまにかM

  • リブリヌ03/サンテミリオン村歩き#27

    アベル=シュルシャン広場に面したLa Mie Câline(25 Pl. Abel Surchamp, 33500 Libourne)というファストフードの横を抜けてクレマン・トマ通りRue Clément Thomasへ出た。 「この道を真っ直ぐ進むとイエル川にぶつかる」 「内陸部から持ち出されるのに利用された川ね」 「ん。ペリグーPérigueuxまで繋がるロジスティックルートだ。リブリヌが貿易港として大きく育ったのは、このイエール川がドルドーニュ川とぶつかるところだったからだよ」 「ペリグーって、ペリグーソースsauce Périgueuxのペリグー?」 「ん。ドルドーニュ県の首

  • リブリヌ02/サンテミリオン村歩き#26

    リブリヌのホテルはLa Maison Mulatô(42 Cr Tourny, 33500 Libourne)にした。 http://www.lamaisonmulato.com/ リブリヌ駅Gare de Libouneはボルドー駅から約40分程度、サンテミリオン駅の一つ手前だ。駅は大きい。ホテルまでは約600mくらい。D670まで出て、あとは直進だから迷わずに辿り着ける。La Maison Mulatôは19世紀に建てられた邸宅を改装し所で、いくつかの部屋を提供している。僕らはGalant de nuitという明るい部屋を予約した。 荷物を置くと、一階レセプションでオーナーのご夫

  • リブリヌ01/サンテミリオン村歩き#25

    https://www.youtube.com/watch?v=uG4fsyy71SE サンテミリオン村郊外西側のワイナリーを歩くのにChâteau Hôtel Grand Barrail(ROUTE DE LIBOURNE, D243, 33330 Saint-Émilion)を起点にしたとき、もう一歩先のポムローヌまでを散策地として考えたが、徒歩で歩くにはシンどいので流石に諦めた。 http://www.grand-barrail.com/ ポムロールは、ペトリウスやル・パンなど素晴らしいワイナリーが有るが何れも一般公開はしていない。出かけても農園とワイナリーで写真を撮ってハ

  • 聖地サンチャゴ/サンテミリオン村歩き#24

    「サン=ジャン=ピエ=ド=ポーSaint-Jean-Pied-de-Portって、バイヨンヌへ行ったときに列車で訪ねた村よね」 「ん。あそこがサンチャゴ巡礼パリルート・フランス側のフランス最後の宿場だ。あそこからピレーネ山脈を越える」 「韓国人の巡礼者がいっぱいたわよね」 「ん。険しい道だから若い人じゃないと難しい」 「なるほどね、列車から見えた川に沿って細い山道が有ったわよね。巡礼者の姿が幾つも見えたわ。村の中にも途中の道にもホタテ貝を象ったプレートが色々なところにあったわよね」 「ん。ホタテ貝はサンチャゴのシンボルだからな。Coquille Saint-Jacquesというんだが、

  • 城壁の外を散策する03/サンテミリオン村歩き#23

    Av. de Verdunを行くと円形の五差路にぶつかる。D122とD243が通っている交差点だ。北側に33-Gironde 304lineのバス停Bourgが有る。 「ここのバス停で一度だけ降りたこと有るわね」 「ん。いつものボルドーバス乗り場からだ。リブリヌの抜けて1時間20分くらいかかった」 「普通の市バスだったから、村の間を抜けて葡萄畑を抜けて。楽しかったわ」 「そうだな。サンテミリオン行のバスは駅前と此処と二つある。村を抜けていくバス小旅行は良いもんだ」 「でも、一度だけよね。デジョンからボーヌのほうは何回も乗ったのに」 「ん。33-Gironde 304lineは不定期なん

  • 城壁の外を散策する02/サンテミリオン村歩き#22

    急坂の小道を1945年5月通りへ抜けた。 「ここがサンテミリオン村の外周を走る道だ。左へ行くよ。ペジュ通りを歩く、戻る感じになるんだがな、ウルスリン修道院跡Couvent des Ursulines(Unnamed Road, 33330, 33330 Saint-Émilion)へ寄りたい。ウルスリン修道院もサンテミリオン村を囲む城壁の西側にあったんだ。今は崩れかけた廃墟しかない」 「今日は中世の廃墟歩きね。教会も修道院も、アキテーヌの人たちは大事にしなかったの?」 「サンテミリオンは戦火の前線だったしな。それに宗教戦争を挟んで、今度はフランス革命だ。大半が破壊されたのは何とも仕方な

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