18世紀、オデッサは既に港湾都市として栄えていた。オデッサは古い。当初はハジベイKhadjibeyと呼ばれていた。その歴史は、もう少し東にあるギリシャ人が作った「オルビアOlbia」から始まる。紀元前六世紀の頃からだ。ギリシャ人は、オルビアを中心とした黒海北岸に交易地区を置いて、同地で生産された穀物(小麦)塩漬けされた魚類、そしてドニエプル川とブグ川を使って北方から運ばれてくる金属製品/主に武器と装飾品などを、ワイン/陶器類と交換していた。 彼らの最も重要な交易物は奴隷だった。土地の遊牧民/スキタイ人が商品として黒海を渡って地中海側で販売されていた。 オルビアとは「幸福な都市」という意