以下は2019年度NPO法人自動化推進協会理事当時に機関紙の巻頭言として投稿した内容です。041自動化推進の課題の続編です。 以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自
ものづくりの普遍のテーマであるQCD+ESに取り組んできた生産技術者の備忘録です。
以下は2019年度NPO法人自動化推進協会理事当時に機関紙の巻頭言として投稿した内容です。041自動化推進の課題の続編です。 以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自
以下は2015年に日本ロボット学会誌に投稿した論文の一部を抜粋し編集したものです。 電子電気機器に共通な製造プロセスはSMT(Surface Mount Technology)、プリント板ユニット、
大手メーカー企業には、2つの生産技術部門があります。1つは各事業部が持っているグループ工場の生産技術部門または製造技術部門と各事業部、グループ工場を統括する立場のコーポ―レート系(本社機能)の生産技
水平多関節ロボットのSCARAの産みの親で、自動組立の世界的権威の牧野先生の著書に運動制御とカム曲線について次の様な記述があります。 ロボットアームの運動制御:SCARAロボットを開発したとき、アー
自動組立の世界的権威の牧野先生の著書に電気炉の容量といったタイトルで次の様な記述があります。併せて過去に経験した事例について紹介します。 卒業生が研究室に遊びに来た。聞いてみると電気炉の設計をしてい
一連の自動化の仕事を通して、起こりうるトラブル、起こりえないトラブルについて自動組立の世界的権威である牧野先生の著書の中に記述があります。一部を抜粋して紹介します。併せて私自身、過去に経験した事例
組み立てを自動化するためには、組立対象となる製品の設計を変更する必要があります。自社内で製品を開発設計し、自社で製造する場合は比較的に容易に取り組むことが出来ます。しかし、EMSの様に受託生産の場合
牧野洋先生著「裏返しのメニュー」1984/3発行から抜粋宮大工の危機 全国に宮大工と呼ばれる人が何人かいる。この人たちは神社仏閣などを建てることを専門にしており、これには特殊な知識と技能が必要なのであ
世界の最新スマート工場について、日経ものづくりの2019年8月号の特集の中にオムロンの記事があります。また、SCARAロボットの産みの親である牧野先生の著書からSCARAロボットがいかに組立作業に向
「組立では、組み合わせるべき2つの部品の相対的な位置が一致するということ、すなわち位置合わせ精度が重要であって、個々の部品の絶対的な位置、すなわち位置決め精度は必要ではないのである。」~中略~ 「
「多変数関数の最適化と言っている問題がある。いくつかの入力変数があって、それに応じて変わる出力関数がある時、その出力関数を最大あるいは最小にするためには、それぞれの入力関数をどのような値にしたらよい
511工場全体の自動化の鉄則(Photo by mika-san)
「玉に糸を通すのと、糸に玉を通すのと」といった記述が自動組立の権威である牧野先生の著書の中にあります。下記の通り工場全体の自動化を図る際の鉄則です。 生産工場にはいろいろな機械が配置されている。これ
以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自動化推進協会名誉会長)が「自動組立の基本」について7か条の形式で表現されていたことを覚えています。中でも「自動組立は組立の自動
パソコン、携帯電話などの組立分野は、現在もマニュアル中心の製造体制であり、自動化による生産性の向上は、現在も大きなテーマとなっています。このような製品の自動組立を進めるには汎用組立ロボットを活用した
自動組立の世界的な権威である牧野先生の著書「裏返しのメニュー」の中に「機械設計のベテラン」といったタイトルがあり、下記の通り記述されています。 (かつて)会社には機械設計のベテランと言われる人たちが
自動組立の世界的権威の牧野先生の著書「シーバス・リーガル・ロボット」の中に「東京タワー」といった記事があります。 東京タワーは流麗な曲線美をなして空にそびえている。あのカーブはどのようにして決まった
自動組立の権威である牧野先生の著書の中から、自動組立にまつわる原則を3つピックアップしてみました。<ツーリングの専用性の原則> ツーリングは基本的に言って、そのワークに対して専用のものであり、ワー
以前、横浜のカップヌードルミュージアムという人気観光スポットにいったことがあります。<世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、地球の食文化を革新した日清食品創業者・安藤百福の「クリエ
3種類の生産方式とIoTついて、㈱MEマネージメントサービス 田村孝文氏の「既存工場にIoT・AIを導入するためのレイアウト改善の進め方」といった記事が技術情報協会出版の書籍に掲載されています。ここ
自動組立の権威である牧野先生の著書の中から、自動組立にまつわる原則を3つピックアップしてみました。<ツーリングの専用性の原則> ツーリングは基本的に言って、そのワークに対して専用のものであり、ワー
多くの製造工場において、最終検査工程で製品にキズ、異物付着、汚れ、フクレ、光沢ムラがないか作業者が目視で確認しています。人手に頼った、いわゆる官能試験はどうしても検査ミスが発生し、顧客先に不良品を出
難易度が高い自動化の要素技術として、ビンピッキングと柔軟物のハンドリングがあります。ビンピッキングについて、自動組立の権威である牧野先生の著書に次のような記載がありました。「パターン認識の中でも難し
たとえば20個の部品からなる組立品があるとして、そのうち主部品が1つあると考えてもいいのですが、これを1ラインで組めば、20工程あるいは19工程ですが、それを1ライン構成にするのがいいか、それともサ
ノートパソコンや携帯電話のような電子機器の製造分野について、どのように自動化を進めるのかを数値をもって考えてみます。製造の大きな流れは部品実装→組立→梱包の順になります。自動化を進めるに当り、どのよ
自動組立分野において世界的な権威者である牧野先生(自動化推進協会名誉会長)の著書の中にアセンブリセンタという記述が幾度となく出てきます。牧野先生が70~80年代に提唱されたアセンブリセンタとは、以下
以前、携帯電話製造のサブ組立ラインの自動化に取り組んだことがあります。そのラインはメイン基板にフレキシブルプリント板を接合するラインでした。接合作業は大型の専用設備で行いますが、部材の供給、接合後の
新しいシステムの開発、新しい設備の開発、あたらしいプラットフォームの開発など、技術者にとって最もモチベーションが高くなる業務テーマです。技術者の創造力、技術力を十分発揮しようと思う一方で、勝手に作っ
495産業ロボット(協調) Industrial Robot (Harmonize type)
ロボットの運動機能が飛躍的に向上し、AI技術も年々成長している中、人間とロボットが共存する世界も、遠い将来ではないと思います。人間型のロボットはその方向に進んでも、より機械に近いロボットは別の方向へ
494 産業ロボット(協働) Industrial Robot (Collaborative type)
協働ロボットと安全性について、大阪工業大学 野田哲男氏の「協働・産業用ロボットの導入のポイント」といった記事が技術情報協会出版の書籍に掲載されています。ここでその1部を取り上げ、自らの経験と見解を記
493産業ロボット(汎用) Industrial Robot (General-purpose type)
直交、SCARA、多関節、パラレルといった汎用ロボットをベースマシンとした設備開発の取り組みについてまとめてみました。汎用ロボットの特徴は製造する製品に対して、多機種、多世代に対応できる点です。 I
492産業用ロボット(パラレルリンク) Industrial Robot (Parallel link type)
過去に、水平多関節ロボット、垂直多関節ロボット、直交ロボットなどいろいろな組立ロボットを設計してきましたが、パラレルリンクロボットの設計の経験はありません。このロボットと従来のロボットとの違いについ
490産業用ロボット(多関節) Industrial Robot (Articulated type)
組立工場の自動化に使用される代表的なロボットには、直行型,スカラー型、多関節型があります。3次元の空間作業をする場合には、6自由度を持った多関節型が必要となります。ここでは、多関節ロボットの構造につ
490産業用ロボット(SCARA) Industrial Robot (SCARA type)
世界の最新スマート工場について、日経ものづくりの2019年8月号の特集の中にオムロンの記事があります。また、SCARAロボットの産みの親である牧野先生の著書からSCARAロボットがいかに組立作業に向
489産業用ロボット(直交) Industrial Robot (Cartesian coordinate type)
自動化に使用される代表的なロボットには、直交型、スカラー型、多関節型があります。その中で直交型ロボットは設計自由度が高いので、多くの製造設備内に組み込まれています。過去に電話線配線設備、 (Desk
以前、東京都中小企業振興公社多摩支社で「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業」の実施に向け、大手企業開拓や大手企業と中小企業とのマッチングなどを担うコーディネーターの募集があり、応募しました
このような状況において出現してきたのが「協働ロボット」です。安全にダイレクトティーチングができ3Ð化を意識することなくロボットを運用することができる。まさに製造現場にもってこいのロボットです。一見、
将来のスマートファクトリーを語る際にはサイバーとフィジカル(本稿ではバーチャルとリアルと表現している)の連携が重要となってきます。バーチャル化を進めるためには3Ð化が必須となります。ここでは3Ð化の
実際の現場にラインを構築する際の課題を2つ挙げると、1つには異なったメーカーのロボット、設備を混在させながらラインを構築する必要がある点。2つには古い設備を活用しながら、また古い設備と情報連携しなが
展示会に足を運ぶユーザーが期待している点の1つは、実際の現場で活用できそうなアイデアや工夫が詰まった展示またはデモンストレーションを観察することです。 三菱電機は、搬送台車に搭載された5台の産業用ロ
次に、協働ロボットの共通課題と取り組みについて話を聞きました。課題は2点あります。動作速度が従来の産業ロボットに比べ遅い点と価格が高い点です。 動作速度に関しては各社とも協働作業のモード(低速)と通
大手ロボット各社のブースでは協働ロボットによる展示を多くみることができました。安全性、ダイレクトティーチングといった共通的な特徴のほか差別化を図るための、展示説明やデモンストレーションに各社力を入れ
本ブログから7回にわたり、一般社団法人日本ロボット工業会の機関誌ロボットに寄稿した印象記を一部編集して掲載します。 3月9日付けの日刊工業新聞によると「日本の中小企業のロボットに対する設備投資意欲は
構想設計のポイントについてまとめます。・~する前に:自動化、IoT/AIに取り組む前にやるべきことを考え実行することは、それだけでも大きな効果となります。・ビジネス目標との紐づけ:投資効果 原価企画
ここでは データを活用した品質改善サイクルについて考えます。・品質改善サイクル 学習:過去データから予測モデル作成し、月1回更新します。 更新は期間中の製造条件の変更頻度によります。 予測:直近デー
ここではフィージビリティースタディーの結果について考えてみます。分析ツール:富士通COLMINA データ分析ナビゲーションサンプル数 :過去1年分のデータを収集 300項目 30,000サンプルで予
ここでは データ統合について考えてみます。手順は次の通りとなります。標準フォーマット化:収集されるデータはフォーマットが異なるため統一する必要がある。 →カメラで読取るデータ収集方式で統一するとデ
ここではデータの収集方法として、大きく3つについて考えてみます。自動:設備から自動的にデータを収集→設備のデータストレージには製造に関わるデータ、設備に関わるデータなど多様な情報が含まれています。手
AI分析では、膨大なデータを使って、事前に問題の原因となる要因を絞り込まないで、予測する方法があります。この方法は従来の予見に左右されないといった点で有効ですが、膨大なデータを使って、多くの時間をか
https://shimamura-engineering-hp.amebaownd.com/posts/34316968
474自動化構想設計(データ棚卸)
前のページでお話した内容をまとめるとこちらの図の様になります。 従来からもデータを使った品質管理は行われてきました。データを見えるかして、異常が発生すると改善大対策を行うといった流れでした。また、統
今までは組立系の工場を対象にした自動化ライン、設備についてお話してまいりましたが、ここからは、プロセス系工場のデータを活用した取り組みについて考えてまいります。基本的な流れはデータの棚卸、要因分析、デ
ここでは、今までご説明してき多機能組立システムのラインへの適用について考えます。 図のラインの例では ワークが左から投入され右に流れます。パーツは各工程のサイドから供給されます。・多品種への対応→例
右側の動画は 3種の異形部品の実装作業に適用した例です。・対象ワーク:ノートPCのプリント板ユニット・対象作業:プリント基板へ3種の異形部品を実装・供給ユニット:トレイ供給・ロボット動作:吸着ハンドに
左側の動画は 2種シールの貼り付け作業と接着剤の塗布作業適用した例です。・対象ワーク:携帯電話のプリント板ユニット・対象作業:チップへの絶縁保護シールの貼付(ラベルタイプのシールとブロックタイプの2種
こちらは シールの貼り付け作業に適用した例です。 対象ワーク:携帯電話のプリント板ユニット 対象作業:チップへの絶縁保護シールの貼付(3種) 供給ユニット:ロール供給 ロボット動作:吸着ハン
引き続き多機能組立システムについてご説明します。・汎用ロボット:高速・高精度のパラレルリンクタイプで位置繰り返し精度は±0.02㎜ 可搬質量は0.5㎏のタイプを選択しています。・ワーク搬送:回転テー
多品種変量生産では品種の変更に応じてスムースに作業の変更をする必要があります。この課題を解決する多機能組立システムには、自動組立に必要な要素として汎用ロボット、ワーク搬送、パーツ供給、ツールチェンジ
ここからは実施例についてお話を進めてまいります。最初は自動化設備設計の実際について、多品種変量生産に向けた多機能組立システムを例に解説いたします。
最後にライン設計のレビューについて考えます。 ライン設計の結果をビジネス指標の生産量、設備費、人件費、組立原価などに変換して 指標を満足しているか確認します。 ラインを複数検討した場合、この指標を使っ
ここでは、システム情報や制御情報の内容について触れます。 同じくヘッド挿入工程の場合でご説明します。各アクチュエータ、センサーを制御する信号はReady Busy Errorの3つのみです。Read
ここではロボット制御、周辺機制御の構成について考えてみます。今までと同じくヘッド挿入工程を例に解説いたします。ラインシステムの頂点にはHDD組立ラインの管理システムがあり、各工程から情報を収集し管
ここでは 設備の信頼性設計について考えてみます。 信頼性の指標としてロボットの失敗率、作業者の失敗率をppmで表します。ロボットの失敗率は 製品図面の部品公差やロボットの位置決め誤差を原単位として算
ここでは、設備のタイムチャート設計について考えてみます。構想設計の場合、詳細なタイムチャート設計をすることはできません。そこで例えば 原単位といった一定のルールを定義して作業時間を算出します。設計範
ここでは 設備のコスト設計について考えてみます。構想設計の場合、詳細なコストを算出することはできません。そこで例えば 原単位といった一定のルールを定義してコストを算出します 以下 ヘッド挿入工程の設
ここでは たたき台レベルの構想設計の一覧について ご説明します。レイアウトは2-0章でご説明した生産方式と設備要素を仮に組み合わせています。仕様の一覧表も概算値を初期値として記載しています。 ヘッド挿
ここでは 構想設計のたたき台を作成します。・QC工程表からの情報の落とし込み 生産量3万台/月(タクトタイム20秒)を基準に工程を分割する ※タクトタイム1分で月産の生産量1万台(1直)と覚えて
ここでは 製品図から製造情報を抽出して製造への落とし込み(展開)について考えます。・製品図から製造情報の抽出し QC工程表と製造工程を作成します。 QC工程表 :各製造工程の管理項目 製造工程図
2-0章では 構想設計を進めるに当り必要とされる生産方式と設備要素について考えてきました。以降はこの生産方式と設備要素を最適に組み合わせて ビジネス指標を満足させる構想設計の手順について考えます。
ここではパーツの供給について考えてみます。代表的なパーツの供給方式にはフィーダー、トレイ、カートリッジ、テープなどありますが、ネジ供給を例にその特徴を比較してみます。市販のネジ供給機にネジッコがあり
ここでは ワーク搬送について考えます。代表的なワーク搬送(ワークハンドリング)のコンベア ローダ・アンローダ ターンテーブルについて解説します。 1つ目の図は自動化設備にワークを供給するフリーフロー
ここでは 位置合わせに使用するカメラについて考えます。図のようにワーク認識用と、パーツ認識用のカメラで構成します。 ティーチングは、①マスターワークを作業台へ固定しカメラで位置を登録する。②マスター
ここではタレットツールとツールチェンジャーについて考えます。一台のベースマシンにツールが1つでは専用マシンになってしまい、単機能マシンとなってしまいます。多品種少量へ対応する場合には、複数の作業を1
続いてベースマシン(ロボット)が行う作業に必要となるツールについて解説します。パーツをハンドリングする場合について考えます。ここでは吸着ハンドと開閉2指ハンドを比較してみます。 吸着ハンドはブロック
ここからは設備要素について考えてみます。最初はベースマシンです。ここで言うベースマシンとは、ロボットメーカーから提供されている汎用ロボットを指します。直交ロボット、SCARA水平多関節ロボット、垂直
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続いて量産向けのライン生産方式です。製造工程を細かく分割して、分秒といったタクトタイムでワークを流し加工、組立を行う方式です。同種のワークを大量に安定した品質で生産することができます。まさに「うまい
ジョブショップ生産方式についてここでは生産技術部門などにある試作工場を例に解説します。図を見てわかるように、試作工場では汎用工作機を使って、一品一葉に対応しながらものづくりを行います。各工作機は専用
第2章では生産方式、設備要素そして具体的な構想設計の手法について解説します。
自動化に際して組立治具の重要性は理解できたと思いますが、治具の設計者がいない場合について考えてみます。ここでは治具設計しない治具つくりの一例を解説します。対象は先ほどと同じHDDのヘッドユニットの自
ここでは、組立治具の共通設計のポイントについて考えてみます。組立治具で必要なことはしっかりとワーク。パーツの位置を決め固定ことです。その基本は3点支持です。例えば左の図のように、断面が円形状の3本の
ここからは自動化に向けた治具設計について考えてみます。お客様の製品設計でものづくりをする時などは、設計変更ができない場合が考えられます。その場合には気の利いた治具が必要となります。 ここでは、HDD
引続き自動組立に共通する製品設計について考えてみます。ここでは把持、保持、処理、経路についてです。⑤グリッパ、ハンドで安定的にワークまたはパーツを把持するために、把持代を設けます。また、製品設計者は
それでは自動組立に共通する製品設計について考えてみます。最初に、ネジ、基準、公差、面取について解説します。①ネジ本数の適正化することでネジの購入費、タップ・バカ穴の加工費、組立費を削減することができ
続いて自動化しやすい製品設計について考えてみます。ここではハードディスクドライブ(HDD)のバランス修正設備での取り組みを例に解説します(ブログ№225)。対象はHDD媒体の回転バランスを修正する設
ここから第1章の「自動化する前に」に入ります。ここでは自動化するために何をするかについて考えてみます。最初はムリ、ムダの洗い出しロスの削減についてです。携帯電話サブ組立ラインの自動化への取り組みの例
ここでは電気業界を例に課題の深堀をしてみます。例えば、パソコン、携帯電話などの製造分野の特徴は、数百種類に及ぶBTO製品対応、柔軟物など人間の官能を必要とする組立・検査、期間が3~6ヶ月と短く投資の
ものづくりの課題とは一体何でしょうか。みなさんご存じの通り答えはQCD+ES です。これは製品がパソコン、自動車、洋服、牛丼と変わっても普遍のテーマです。ただし、QCD+ES の定義は場合によって、
ここでは、ものづくりにおける自動化のポジショニングについて説明します。 ものづくりを俯瞰してみると大きく2つの軸が見えます。下図。1つ目の軸は、ビジネスまたは製品の企画構想から始まって製品の開発設計
「工場の自動化設備・自動化ラインにおける構想設計のポイントと実践」をテーマにセミナーを開催します。
過去にハードディスク、パソコン、携帯電話、半導体を対象とした自動組立のメインライン、サブラインの開発を手掛けてきました。その中で、共通的に使用できる製造ラインの考え方、設計についてまとめると、次の様
以下は2010年度NPO法人自動化推進協会理事当時に機関紙の巻頭言として投稿した内容です。当時の課題は今もそのまま通じる内容ばかりです。 入社当時は、電機業界各社が汎用組立ロボットの実用化に向け開発
精密電子機器の自動組立ラインをフィリピンへ導入したのは1990年代の後半でした。その導入のため、1か月余りの出張予定でマニラの空港に降り立ちました。初日はホテルへの移動だけでした。 空港からホテルへ
精密機器の組立は一般にCR(クリーンルーム)内で行われます。ある精密電子機器の自動組立ラインの開発を進めていました。組立工程、検査工程を含めて10工程くらいのラインでした。ライン開発に当たっては、各
かなり昔、石川県にある大型計算機を製造する工場へ、新規設備の導入の件で訪問したことがあります。同時に工場の生産ラインを見学させていただきました。大型計算機を製造する場合にも頻繁に機種変更が伴うとの話
ハードディスクドライブ(HDD)の自動組立ラインの開発と導入をプロマネ時代に経験しました。1997年から3年間で約20ラインをフィリピン、タイの製造工場へ導入しました。当時のハードディスクは5インチ
品質信頼性の高い設備について、「ロボットを活用した生産ライン自動化のレイアウト設計の考え方」といったテーマで東海大学の村山 省己氏の記事が技術情報協会出版の書籍に掲載されています。ここでその1部を取
ものづくりにおいて、切削加工といった実作業以上に段取り作業が重要となるのはご存じだと思います。ここでは、実際にどのような段取りが発生しているかについて、設備設計していた当時の工作工場での記憶に基づい
技術者としてのセンスを磨くには、多くの経験とそこで養ったカンが大切になります。<公式の必要性> 「2倍の質量の物を持ち上げるためには、2倍の力が必要だ」「2倍の速さで走れば1/2の時間で目的地に着く
機械技術者の養成ついて自動組立の世界的権威の牧野先生の著書に次の様な記述があります。併せて過去に経験した事例について紹介します。 ~前略~ そもそも、構造設計というものは、形の決まった建物に対して柱
機械設計製図の手順は一般に次の通りです。要求仕様や設計仕様に基づいて、最初に構想図を描きます。これを案画(あんかく)と呼ぶことがあります。構想図が具体化してくると、部品図へばらす作業に入ります。全て
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以下は2019年度NPO法人自動化推進協会理事当時に機関紙の巻頭言として投稿した内容です。041自動化推進の課題の続編です。 以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自
以下は2015年に日本ロボット学会誌に投稿した論文の一部を抜粋し編集したものです。 電子電気機器に共通な製造プロセスはSMT(Surface Mount Technology)、プリント板ユニット、
大手メーカー企業には、2つの生産技術部門があります。1つは各事業部が持っているグループ工場の生産技術部門または製造技術部門と各事業部、グループ工場を統括する立場のコーポ―レート系(本社機能)の生産技
水平多関節ロボットのSCARAの産みの親で、自動組立の世界的権威の牧野先生の著書に運動制御とカム曲線について次の様な記述があります。 ロボットアームの運動制御:SCARAロボットを開発したとき、アー
自動組立の世界的権威の牧野先生の著書に電気炉の容量といったタイトルで次の様な記述があります。併せて過去に経験した事例について紹介します。 卒業生が研究室に遊びに来た。聞いてみると電気炉の設計をしてい
一連の自動化の仕事を通して、起こりうるトラブル、起こりえないトラブルについて自動組立の世界的権威である牧野先生の著書の中に記述があります。一部を抜粋して紹介します。併せて私自身、過去に経験した事例
組み立てを自動化するためには、組立対象となる製品の設計を変更する必要があります。自社内で製品を開発設計し、自社で製造する場合は比較的に容易に取り組むことが出来ます。しかし、EMSの様に受託生産の場合
牧野洋先生著「裏返しのメニュー」1984/3発行から抜粋宮大工の危機 全国に宮大工と呼ばれる人が何人かいる。この人たちは神社仏閣などを建てることを専門にしており、これには特殊な知識と技能が必要なのであ
世界の最新スマート工場について、日経ものづくりの2019年8月号の特集の中にオムロンの記事があります。また、SCARAロボットの産みの親である牧野先生の著書からSCARAロボットがいかに組立作業に向
「組立では、組み合わせるべき2つの部品の相対的な位置が一致するということ、すなわち位置合わせ精度が重要であって、個々の部品の絶対的な位置、すなわち位置決め精度は必要ではないのである。」~中略~ 「
「多変数関数の最適化と言っている問題がある。いくつかの入力変数があって、それに応じて変わる出力関数がある時、その出力関数を最大あるいは最小にするためには、それぞれの入力関数をどのような値にしたらよい
「玉に糸を通すのと、糸に玉を通すのと」といった記述が自動組立の権威である牧野先生の著書の中にあります。下記の通り工場全体の自動化を図る際の鉄則です。 生産工場にはいろいろな機械が配置されている。これ
以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自動化推進協会名誉会長)が「自動組立の基本」について7か条の形式で表現されていたことを覚えています。中でも「自動組立は組立の自動
パソコン、携帯電話などの組立分野は、現在もマニュアル中心の製造体制であり、自動化による生産性の向上は、現在も大きなテーマとなっています。このような製品の自動組立を進めるには汎用組立ロボットを活用した
自動組立の世界的な権威である牧野先生の著書「裏返しのメニュー」の中に「機械設計のベテラン」といったタイトルがあり、下記の通り記述されています。 (かつて)会社には機械設計のベテランと言われる人たちが
自動組立の世界的権威の牧野先生の著書「シーバス・リーガル・ロボット」の中に「東京タワー」といった記事があります。 東京タワーは流麗な曲線美をなして空にそびえている。あのカーブはどのようにして決まった
自動組立の権威である牧野先生の著書の中から、自動組立にまつわる原則を3つピックアップしてみました。<ツーリングの専用性の原則> ツーリングは基本的に言って、そのワークに対して専用のものであり、ワー
以前、横浜のカップヌードルミュージアムという人気観光スポットにいったことがあります。<世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、地球の食文化を革新した日清食品創業者・安藤百福の「クリエ
3種類の生産方式とIoTついて、㈱MEマネージメントサービス 田村孝文氏の「既存工場にIoT・AIを導入するためのレイアウト改善の進め方」といった記事が技術情報協会出版の書籍に掲載されています。ここ
自動組立の権威である牧野先生の著書の中から、自動組立にまつわる原則を3つピックアップしてみました。<ツーリングの専用性の原則> ツーリングは基本的に言って、そのワークに対して専用のものであり、ワー
「多変数関数の最適化と言っている問題がある。いくつかの入力変数があって、それに応じて変わる出力関数がある時、その出力関数を最大あるいは最小にするためには、それぞれの入力関数をどのような値にしたらよい
「玉に糸を通すのと、糸に玉を通すのと」といった記述が自動組立の権威である牧野先生の著書の中にあります。下記の通り工場全体の自動化を図る際の鉄則です。 生産工場にはいろいろな機械が配置されている。これ
以前、精密工学会の生産自動化専門委員会の研究会資料の中に、牧野先生(現自動化推進協会名誉会長)が「自動組立の基本」について7か条の形式で表現されていたことを覚えています。中でも「自動組立は組立の自動
パソコン、携帯電話などの組立分野は、現在もマニュアル中心の製造体制であり、自動化による生産性の向上は、現在も大きなテーマとなっています。このような製品の自動組立を進めるには汎用組立ロボットを活用した
自動組立の世界的な権威である牧野先生の著書「裏返しのメニュー」の中に「機械設計のベテラン」といったタイトルがあり、下記の通り記述されています。 (かつて)会社には機械設計のベテランと言われる人たちが