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かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き https://blog.goo.ne.jp/hosinoue

働き方、学び方、暮らし、地域が変わる。 世の中のパラダイムが変わろうとしている今、取り残されたものも見直し、これからの暮らしの姿を追求しています。 「Hoshino Parsons Project」のブログ

かみつけ岩坊
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2020/05/20

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  • 道は近きにあり。

    道は近きにあり。というけれど、その近くの存在こそが一番やっかいで、自分にとっての価値があること。よく相方から注意されてるけど、頭で考えるほど答えは遠いことろにばかり持っていってしまう。ところが自分自身が直面している足下の問題ほど、もっとも厄介であり、その足下の厄介な問題のなかにこそ、ほんとうの答えはある。仕事を「ほぼ出来た」「だいたいやってる」「このくらいでいいだろう」で済ましている内は、そこに自分のクレジットを書き込むことは出来ない。またそうした仕事で済ませている限りは、次の世代にバトンを渡すことにもならない。どれだけエネルギーを注ぎ込めば答えが出るのかはまったくわからないし、誰もあてにすることもできない最後の1%、0.1%の詰めの作業が、自身のこれからの務めであると、先日、甥と話していて確信することが...道は近きにあり。

  • 最近、妙に鼻につく「自由」や「リベラル」という言葉

    近代民主主義の父と呼ばれるJ・ロックが、「個人の自由」を唱え、それは海を渡ったアメリカの独立宣言で、「生命、自由及び幸福追求」の権利という表現に結実しました。ところが、ロック自身の『市民政府論』の中では、「生命、自由、財産」の3つであらわされてます。アメリカの『独立宣言』を起草したジェファーソンは、「財産」という言葉は崇高な建国の理念としてはあまりにも露骨すぎると感じるデリカシーがあったのか、これを「幸福追求」という上品な言い回しに書き換えた。(関岡英之)日本国憲法第十三条の「生命、自由及び幸福追求」という文言は、このアメリカ独立宣言を丸写ししたものらしい。フランス国旗の青、白、赤の三色は、自由、平等、博愛だそうだけれども、この三つ目が意外と「財産」であったり「博愛」であったり、「幸福追求」であったり微妙...最近、妙に鼻につく「自由」や「リベラル」という言葉

  • 市制町村制による地方自治体がうまれたとき、そこに「地方自治」の概念は1行もなかった。

    地域社会や共同体自治を考えるとき、現代の機能しない「地方自治」の根本的問題が、そもそも明治の「町村制」のスタート時から横たわっていることを、地方自治に携わる人たちや地方自治を語る人びとがいったいどれだけ知っているでしょうか。とても大事なポイントであるにもかかわらず、その歴史的経緯がほとんど知られていないのではないかと思うので少しでも多くの人に知っておいていただきたく、長い引用になりますがメモとして以下の本の一部を転載させていただきます。『行き詰まりの時代経験と自治の思想権藤成卿批評集』書肆心水2013刊権藤成卿(ごんどう・せいきょう/せいけい)1868年生、1937年没。在野の東洋古制度学研究者。明治以来の官治主義、資本主義、都会中心主義を批判し、原始以来の伝統的な生産・生活共同体の尊重を訴え、昭和期の農...市制町村制による地方自治体がうまれたとき、そこに「地方自治」の概念は1行もなかった。

  • 国政選挙終盤、石井紘基の命日に思う

    国政選挙もいよいよ終盤になりましたが、10月25日は2002年に自宅前で刺殺された政治家、石井紘基の命日です。第154回国会において石井は、一般会計・特別会計・財政投融資から重複部分を計算したうえで、日本の年間歳出(国家予算)は約200兆円相当あるのではないか、と指摘しました。この一般会計の外側にある特別会計・財政投融資に対して、議員や国民はまったく関与することなく、大半が官僚の采配のみで決められています。100兆円規模の一般会計以上のお金(当時330兆円)が、国民の知らないところで毎年動いていることが、そのまま巨大な利権構造となっていることを石井紘基はたったひとりで調べ尽くし、その全貌は公表される前に殺害されてしまいました。彼が残した資料63箱は、結局、その後も国会議員によって解明、活用されることなく今...国政選挙終盤、石井紘基の命日に思う

  • 未来の仕事

    国政選挙も終盤になってきました。いつになったら、失われた30年を取り戻せるような政策が実現されるのでしょうか。いったい日本の何が変わってきたのか、政策が追いついていないばかりに政治への期待が持てずに、まだまだ無党派層が増え、投票率も上がらないように思えてなりません。この#未来の仕事という本、今から30年以上前に出た本なのですが、とても時代の変化を素早く見抜いていた本です。今の巷にあふれる未来の仕事を語る本の多くは、AIやロボットなどテクノロジーの急速な変化にともない、世の中の産業構造がどう劇的に変わるかといった視点のものが大半です。それに対して本書は、これまでの「産業社会型資本主義」が終わりはじめていることに注目して、社会構造や人々の働き方、人生観そのものがどう変化しだしているかという点を鋭く指摘していま...未来の仕事

  • 質量のない世界、ほとんどないように見える世界

    世の中には、「質量のある世界」と「質量のない世界」があると言いますが、私たちが普通に質量のない世界というと、多くの人は心の世界や思考の働き、または霊とか魂の世界を思い浮かべることと思います。あるいは、哲学の根本問題の物質と精神のどちらが第一次的か、唯物論と観念論の対立もこの流れかもしれません。ところが、ここ数年ほどの間に人間の心や思考の世界というものは、決して質量のない世界ではなく、極めて物質的な活動であることが急速に意識され始めました。心や思考の働きが、人間の神経細胞の連携スピードや興奮した時に心臓から大脳に送られる血液の量などによって決定的な制約を受けていることで、異常にのろい活動であることがわかり始めたからです。というのも、chatGPTやAIの普及で、日常的に物理的抵抗をほとんど感じさせないスピー...質量のない世界、ほとんどないように見える世界

  • 沼田市に4カ所ある「月夜野」地名を訪ねて

    みなかみ町にある月夜野という地名は、2021年に「三文字以上の妙にかっこいい地名ランキング」で全国一位になるほど人気の地名です。ところが、この月夜野という地名が、北毛地域だけで八か所もあるということはほとんど知られていません。このことは、都丸十九一が『地名のはなし』(煥乎堂刊)のなかで、現みなかみ町や山梨県の道志村の他に、群馬県に「吾妻郡東村西部にある月夜野、高山村尻高の月夜野、沼田市秋塚・下佐山・屋形原などの月夜野」の存在を早くから指摘しています。沼田市4ヶ所の月夜野みなかみ町月夜野で月にまつわる活動をライフワークにしている私としては、これらの場所が実際にどこにあるのか確認する必要性をずっと感じていましたが、法務局で個別に調べるのも面倒なので、長い間その場所は正確に特定することができずにいました。それを...沼田市に4カ所ある「月夜野」地名を訪ねて

  • 「信」なくば立たず

    『「信」なくば立たず』この言葉、フランシス・フクヤマの本の邦訳タイトルにも使われ、歴史は個人の強い意志や気概によってこそつくられる、といったような文脈(強いて言えばイスラエル・ユダヤ的)で使われていると思います。ところが、この言葉を親鸞や道元が使うときの日本的な意味は、意志や信念といったような意味での「信」ではなく、もっぱら「他力」をベースにした無条件の「信頼」といったようなニュアンス、意志よりも「委ねる」こととして、フランシス・フクヤマとは全く逆の意味で理解されています。この「信頼」が特定の個人に対する「盲従」になるかどうかを担保するのが、鈴木大拙に言わせれば「大地性」であり、道元に言わせれば、こころや意識を介在させず、ただひたすら坐禅をくむ「身体性」ということになります。人間である限り、意志の力や気概...「信」なくば立たず

  • 海と川の違い

    海と川の違いは、そのスケールの圧倒的な差や塩分のあるなしもありますが、違いの一番大事な点は、リズムの有る無しだと思います。岸辺に押し寄せる波。沖合いの波のうねり。月の引力による満ち引き。これらどれをとっても、太古の昔から休むことなく、常に一定のリズムで、繰り返し、繰り返し、流れてきたリズムです。これこそが、ただの無機物、有機物の塊のなかから生命が誕生し、鼓動がはじまる最大の源であったと思います。海と川の違い

  • 神も仏もありませぬ

    わたしは神仏の話は結構好きな方です。でも矛盾しているようですが同時にこの「神も仏もありませぬ」という言葉も大好きです。通常、この言葉は、身も蓋もないような状況やそのような言葉づかいのこと指して言いますが、そのような意味とともに私は「神も仏も区別しない」といった意味でこの表現が好きなのです。歴史的には、神も仏も区別しないとは、神仏習合のイメージがわくことと思います。もちろんそれもありますが、私は、そもそも神さまというのはサムシング・グレートとしてのエネルギーのようなものであり、それに名前をつけた瞬間から人間軸でものごとを区別し始め、ものごとを差別するようになってしまうのもと考えています。モーゼも、「みだりに神の名を口にしてはならぬ」と言い、神の名を口にした瞬間から差別や対立が生まれるのだと兄のアロンの振る舞...神も仏もありませぬ

  • 珠洲市にみる急激な人口流出がもらたす課題 ~拡散する人びとをつなぐもの ①~

    2024年5月の連休明けに、2泊3日の日程で能登の被災地へ行くことができました。ちょうどかねてから珠洲市と深い交流のあったロサンゼルスの友人が、仲間を集める機会をつくってくれたので、そこに合流させてもらうことにしました。車に宿泊用のキャンプ道具一式と水だけを大量に積み込み、前回は海岸線選んで能登を走ったので、今回はできる限り内陸のルートを選んで珠洲市を目指しました。すると、七尾市をすぎて能登半島の半ばあたりまでは、それほど酷い災害の現場は見ることなく、どこまでも美しい風景に見惚れながらドライブを楽しむことができました。その風景は、ちょっと福島県の阿武隈山系の雰囲気に似た高い山のない丘陵地隊の合間に点在する田園風景で、ちょうど田植えのシーズンということもあり、実に穏やかに感じられる農村風景がどこまでも続いて...珠洲市にみる急激な人口流出がもらたす課題~拡散する人びとをつなぐもの①~

  • 「流出人口」の実態に「関係人口」の手がかりをみる ~拡散する人びとをつなぐもの ② ~

    日本の人口は、現在の年齢別人口ピラミッドを見る限り、多少の少子化対策がうまく機能したとしても長期的には、いづれ現在の半分程度、6〜7千万人規模にまで減少することは、ほぼ間違いないことと思います。ところが、能登半島地震で甚大な被害を受けた珠洲市は、このたびの震災被害を受ける前の段階で、ピーク時3万8千人ほどいた人口が1万2千人ほどまで、つまり三分の一以下にまで激減していました。図表2(珠洲市の)年齢3区分別人口の推移」参照ざっくり、人口1万人ほどで世帯数5千戸という規模の都市に、1万戸ほどの住宅があったということです。そうした町にこの度の地震が襲い掛かったことが、その後の復興のあり方を決めることの大きな障害を生んでいます。これは、単に膨大な空き家が復興の妨げになっているというだけではなく、地域コミュニティー...「流出人口」の実態に「関係人口」の手がかりをみる~拡散する人びとをつなぐもの②~

  • 水平統合から垂直統合型の経営へ ~書店の未来を真剣に考えてみた~

    わたしは、いまの書店業界の根本問題は、「紙の本の文化を守りましょう」ではないと思っています。出版業界内部で改善すべき深刻な課題は、たしかに本の粗利が異常に小さいこと、流通システムが遅れていることなどたくさんあります。しかし現状の危機を招いている数字の最大要因は、出版業界固有の問題ではなくて、日本社会全体の問題であると思っています。つまり、1996年頃をピークとして、日本経済全体が30年近く成長していないことです。本屋独自の課題もたくさんありますが、数字の9割以上の実態は、日本の小売業や国民生活共通であり、国民の可処分所得の低下、将来への不安が無くならない日本の政治に由来していると考えます。こう言うと、自分の独自努力を放棄する言い訳ではないかと言われますが、経営は、まず全体を左右する大きな要因をしっかりと見...水平統合から垂直統合型の経営へ~書店の未来を真剣に考えてみた~

  • 遊びをせんとや生まれけむ

    後白河法皇による『梁塵秘抄』で知られる今様の有名な一節「遊びをせんとや生まれけむ」無邪気な子どもの遊びに触発された気分を素朴にあらわした歌かもしれませんが、最近私はこの言葉には、とても深い大切な意味があると感じるようになりました。それは、このところ仕事やボランティアなどの活動で、東へ行っても、南へ行っても、北へ行っても、いい仕事を追求しようと思えば思うほど、それを「仕事」や「作業」としてやっているようではダメだと感じることが多いからです。「仕事」なのだから、スピードや効率、生産性や採算などをしっかりとふまえなければならない。「ボランティア」「非営利」なのだから、お金はかけられない、技術が低いのはやむをえない。などといったもっともらしい理由に、どうも納得できないことが多いのです。相手が「世間」ではなく、自分...遊びをせんとや生まれけむ

  • 広い野原を自由に飛び回る音楽

    そこは、ちょっと畑のような、ただの野原のような、規則性と不規則性が入り混じった広大な野原。そこに電子ピアノが一台置かれている。そこに誘ってくれた何か図書の仕事をしている若い女の子と、音楽の話をしてくれる女性と私の3人で、何やら音の表現についてやり取りをしていた。最近、長いことピアノにはさわっていないけど、二人について行けるか不安をかかえたまま、まぁなんとかなるだろうと対話に加わる。最初に簡単なコード進行に合わせて、ベースラインだけあわせる。これだけやってれば、こんなに自由に歌えるのよ、と彼女。え?そんなに簡単?といっても、彼女は初見で楽譜を自由に読めてるじゃないか。それは俺にはついていけないよ。そうじゃないのよ。この音とか、この音。それに乗せていけばいいの。この感じがわからないなら、そっちのピアノのフタを...広い野原を自由に飛び回る音楽

  • 数をたのまず

    生まれてこのかた好景気を知らず、たとえ投票率が劇的に上がったとしても、自分たちが多数派になることはあり得ない今の若い世代。そうした時代に生きる彼らの思考に、私はここ数年、どれたけ大切なことを教えられたことか。今日の小選挙区制に代表される、51人の考えを49人に押し付ける多数決の考え方が、どれだけ民主主義そのものをを破壊しているか。われわれ世代の、多数派を目指せばまるで「正義」が実現されるかの安直な思考が、いかに間違っていたか。そもそもものごとというものは、多いか少ないかではなく、個々の存在価値を認め、それぞれのクオリティを高めることこそが大事なのだと彼らはいつも教えてくれる。「正しい」を実現することよりも、まわりに良い影響を与えられる「個」になれと。そしてそこには、理念や方針の正しさ以上に、プロセスの「丁...数をたのまず

  • あまりにも実態が伝わっていないインボイス制度

    1000万円以下の零細事業者、個人事業者、あと副業事業者にとっても大変なことになるのに、ほとんどその実態が知られていないインボイス制度。そもそも、「消費税は預かり税ではない」国会できちんと確認されていることにも関わらず、橋下徹とかは、消費者から預かったお金を納めないのはおかしいなどと、未だにデマを流す。もともと消費税は「売上税」として提案され、猛反対を受け、名前だけ「消費税」と変えて押し通した制度です。ざっくりと言うと、事業者の純利益に対して課税されるのが法人税。事業者の粗利益に対して課税されるのが消費税。したがって法人税は、利益が出ていなければ払わなくてよいものですが、消費税は取り引きそのものに課税かれるのです。この意味で、最初の「売上税」という表現が本来は正しかったのです。それを事業者ではなく消費者が...あまりにも実態が伝わっていないインボイス制度

  • これから始まる人類の本史

    #ChatGPTの日常への浸透スピードが凄い!もう、この勢いは止まりません。AIやロボット、ChatGPTにどんどん人間の仕事が取って代わられる話もしきりです。でも、ものごとを深く考えることで、これらの技術で取って代わる論理的思考のレベルは、人間の思考では極めて初歩段階のものです。ただの情報や論理は、どんどんAI、#チャットGPTなどに置き換えてなんら問題ないと思います。確かに日常の仕事や暮らしは、膨大な情報の処理で成り立っている部分が圧倒的な比率を占めているので、そこに革命を起こすAI、ChatGPTが社会にもたらす変化は、劇的なものになると思います。でも、そもそも人間の活動にとって本当に肝心なのは、①論理では貫けない感情の力(どんなに理屈で筋が通っていても感情で受け入れられない例など)、②確率統計をも...これから始まる人類の本史

  • 多数派意識こそが差別を生む

    毎年、サクラの季節になると、どこもかしこもサクラの話題一色になります。私自身も、何箇所かの一本桜の開花情報を頼りに出かけることはとても楽しみにしています。ところが春は、サクラばかりでなく、たくさんの花々が一斉に開花するときです。華やかさでは桜に劣るかもしれませんが、限りないほどたくさんの美しい花々を目にすることができます。決してそれらの花々は、桜の脇役として咲いているわけではありません。それぞれが掛け替えのない役割をもって、太陽と土と風と虫たちとの絶妙の共演バランスのうえでタイミングをはかって開花しているものです。確かに日本人がサクラに対して特別の感情を持ち、それを愛でる長い歴史と文化を持っているのは素晴らしいことです。菜の花畑やダイコンノハナの群生をベースにした桜の花の美しさも格別のものがあります。でも...多数派意識こそが差別を生む

  • 大切にしたいモノ・ヒトの文脈が生きる空間、朝陽堂

    10年くらい前になるでしょうか。私は、ある出版社の営業の方から、中之条の先にある原町旧道沿いに土間のあるお店があるという情報を聞いたことがありました。その後しばらくしてから、それらしき場所へ車で行ってみると、通りから見ると店内に昔の商品陳列台のような平台が見え、その下に確かに土間らしき構造が見えました。しかし、その時は車でちょっと徐行して覗いただけで、その様子は失礼ながら今も営業しているお店なのか確信が持てなかったので、そのまま立ち寄って確かめるまではせずに通過してしまいました。そんなことはすっかり忘れていたとき、たまたま古民家を再生するプロセスをSNSでアップしている方を見つけました。そしてその場所が、かつて立ち寄ることなく素通りしてしまった土間のある店であることは、またしばらく立ってから知ることが出来...大切にしたいモノ・ヒトの文脈が生きる空間、朝陽堂

  • 新しいことは、説得、根回しよりも、先に形にしてしまった方が得

    昨夜は二十三夜でした。月の出は、深夜1時半過ぎ。その月夜野の夜とロサンゼルスの朝の対話おさらい整理。何か新しいことを始めようとする時、予算の獲得や周りの人たちの説得には、常に大変な労力を要するものです。大抵は企画書をつくり、説明する相手に応じて表現を練り込んで、発表時間の数倍の準備時間をかけるものです。でも、それだけ手間をかけても、その企画が通るとは限りません。なぜなら、多くの場合、その提案を聞く人は、それまで考えていなかったことを聞かされることが多いだけでなく、自分があまり興味のないことを聞かされる場合が多いからです。企画提案というのは、そういうもので、そこで相手を説得出来ないようであれば、仕事は出来ないに等しいと言われ続けて来ました。ところが、これを当たり前のことと思ってしまうのは、組織の論理。組織の...新しいことは、説得、根回しよりも、先に形にしてしまった方が得

  • タコ壺化する言論 〜論争に発展しない社会の危険性〜

    以前、高校生が反応してくれたのには驚いたけど、現代は論争がとことん成立しない時代になってしまっています。価値観や生き方が多様化したといいながら、それぞれの世界が完全にタコツボ化してしまっているのが今の実情。最近、MMT論をめぐっての池戸万作と成田悠輔のやり取りが話題になっていましたが、本来、これからの経済を考える上で大事な論点なのに、それぞれの側が内部であいつらは全然わかっていないとヒートアップするだけで、真正面からぶつかり合う議論に全然発展しない。https://toyokeizai.net/articles/-/508019?display=bおしゃべりの切り取り情報ばかりが拡散するという現代ならではの環境もあるけど、問題の重要性からすれば、お金の本質や積極財政か緊縮財政かなどは、専門家とジャーナリス...タコ壺化する言論〜論争に発展しない社会の危険性〜

  • 本だけが主人公ではない読書会

    最近参加させていただいてる複数の読書会には、共通した特徴があります。その第一は、30代半ば以降の若い世代が中心であること。第二は、共通の課題図書を決めて、その本について語り合ったり、ビブリオバトル型とかではなく、参加者それぞれが持ち寄った本について自由に語り合うスタイルであること。第三は、比較的少人数であることです。といっても、いずれの読書もこれに強固にこだわっているわけではなく、結果的にそうした傾向を持っているだけです。ただこのことが、従来多かった共通のテキスト講読型の読書会に比べると、参加者それぞれの本との個人的な関係、家族や恋愛、仕事や地域の関わり、育児や教育問題など、たっぷりと聞くことができるようになっています。それは、ただ実用性においてばかりでなく、たとえSFや詩的空想世界に飛んで行ってしまう場...本だけが主人公ではない読書会

  • 深い課題ほどわかりにくく誤解も生みやすいけれど

    久しぶりに異次元高校生の二人と遅くまで話をした。日ごろ私は、大切な本を彼らか教えてもらうことも多い。そこで、それぞれの推し本や萌え作家は誰かといった話題になり、いろいろ出し合った。宇佐美りん鈴木涼美S・ソンタグドストエフスキーニーチェなどとりあえず#石牟礼道子に勝る萌え作家はいないということに話は落ち着いたのだけど、振り返ると、そうしたところに名前の出る作家は皆、書いてることの1割もこちらが理解出来ないことが多い。(1割も理解出来ないというのは、そこの3人のなかでは私だけで、彼ら高校生は、私よりずっと正確に理解して、記憶もしている(^_^;))それにも関わらず、それらの作家の本で私たちは、たった一行にも満たない表現で、まるで世界が分かったような気になってしまう。誤解を生んだり、正しく理解されていないことが...深い課題ほどわかりにくく誤解も生みやすいけれど

  • この神社のご祭神はなんですか?という問いへの違和感

    以下は、ブログ「物語のいでき始めのおや〜月夜野タヌキ自治共和国」に書いた記事の転載です。神社の話を人とすると、そこの御祭神は何ですか?とよく聞かれます。当然のことなのですが、地元の月夜野神社などは、明治時代の一町村一社令により周辺の神社が合祀され21社19祭神も祀っているので、自分で紹介リーフをつくっていながらそれらの神々の名前は私の場合ほとんど頭に入っていません。といっても、もともと長い歴史をへて狸が人間に同化してきた身の私たちには、未だに片手5本以上の数字を数えることは苦手なので、覚えること自体を諦めている不信心者なのでご了承いただきたいところですが、実はそうしたこと以外に、御祭神ってそれほど重要なのでしょうか?といった感覚が長らく私にはあることも理由の一つになっています。つまり、現代の当たり前のよう...この神社のご祭神はなんですか?という問いへの違和感

  • 「お受験」に縛られない本来の教育目的を!

    「たいていの場合に教師は必要な事項はよく理解もし、また教材として自由にこなすだけの力はある。しかしそれを面白くする力がない。これがほとんどいつでも禍いの源になるのである。先生が退屈の呼吸を吹きかけた日には生徒は窒息してしまう。」「要は時間の経済にある。それには無駄な生徒いじめの訓練的な事はいっさい廃するがいい。今日でもいっさいの練習の最後の目的は卒業試験にあるような事になっている。この試験を廃しなけらばいけない。」「それは修学期の最後における恐ろしい比武競技のように、遥か手前までも暗影を投げる。生徒も先生も不断にこの強制的に定められた晴れの日の準備にあくせくしていなければならない。またその試験というのが人工的にむやみに程度を高く捻り上げたもので、それに手の届くように鞭撻された受験者はやっと数時間だけは持ち...「お受験」に縛られない本来の教育目的を!

  • 久しぶりに寄ったブックオフに感動!

    久しく遠ざかっていたbookoffに再びよって、掘り出し物の出会いに感動!考えてみれば、もう10年くらい経つだろうか、雑貨の比率が増えて本が減っていくばかりに感じたのは時代の流れから仕方がないことかと、足繁く通っていたbookoffにほとんど行くことがなくなっていました。新刊書以上に古書は、ネットで買う時代が加速しているのだから、当然の流れと思っていました。ところが久しぶりに寄ったら、だいぶ経営スタイルが変わり古書店とは思えないほど、棚がきちんと整理されており、店内スタッフの数もかなり増えていました。最初は、たまたま寄った店がそうなのかと思ったのですが、他の店もどうやら同じ管理スタイル。経営が厳しいから人を減らすのではなく、万引きロスを考えたら、防犯もかねて人手をかけて棚を絶えず管理して売り上げを伸ばした...久しぶりに寄ったブックオフに感動!

  • 酸っぱいものが消えてしまった社会

    もはや信じられない人も多いかもしれないけど、昔はリンゴもミカンも、酸っぱいのが当たり前でした。酸っぱいけど、味も濃かった。そもそも、かつては甘い食べ物自体がとても貴重なものでした。それが今では、甘くないもので市場で許されるのはレモンくらい?すべてが甘いものだらけになってしまいました。生き物が自らの身を守るために必要であった酸っぱさや渋さが消えてしまったのです。この甘いことが常識になってしまった社会ってすごいことで、必然でもあったけど、これはあらゆるものの見方、考え方を相当変えたと思います。果物に限らず、市場に出回るあらゆるものがそちらの方向に流れたからです。ずっと三十代半ば以後の最近の若い世代が素晴らしいことばかり私は強調していますが、そう思えない若い世代も増えてる例で次のようか面があります。坂上忍が誰か...酸っぱいものが消えてしまった社会

  • 「客観的公平」よりも、自分の主観、感性で決める覚悟と責任が大事

    幸せな働き方や幸せな暮らし方をしている人と、そうでない人との違いをみていると、自分の主観的な判断や個人的な感覚をとても大切にしているかどうかの差がとても大きいのではないかと思います。もっとも、個人の幸せなんてまさに人それぞれで、他人が問題にすること自体が大きなお世話なのですが(^^)得てして仕事では、何ごとも客観的、公平でなければならないと思われがちですが、ものごとを前にすすめるには、正しいかどうか分からないようなことを決める自分の勇気と覚悟こそが大事で、そこを回避した会議や集団は何も生み出さない。組織のなかでは、一見どちらでも良いようなことでも、そこは譲れないという価値観、世界観の積み重ねこそが、のちの大きな違いとなってくる。「客観的公平」という言葉が、教育の現場で、日常の仕事で、地域のあり方で、どれだ...「客観的公平」よりも、自分の主観、感性で決める覚悟と責任が大事

  • 一票丸投げ民主主義からの脱却への道

    かつて人間は、自らのコントロールの及ばない圧倒的な大自然のなかで生きていました。そうした環境下で人間は、「仕方がない」という言葉とともに何事も受け入れて生きていました。それが都市の発達とともに人間は、自然の驚異から守られた人工物のなかだけで安心して暮らせるようになってきました。そこでは何かコトが起こると、「誰がやったんだ」と責任を追及する(できる)社会になっています。ところがいつの間にか、自然の脅威からは安全なはずの人工物だけに囲まれた都市のなかも、人びとのコントロールの及ばない、予測もつかない経済、国家、政治、民主主義、災害、近隣の人間関係などがあふれるようになっていました。もはや個人は、人工都市のなかでも、どの道を選択したら良いのか、どのレールに乗ったら良いのかもわからなく、何も保障されない社会に生き...一票丸投げ民主主義からの脱却への道

  • 父親から自分の養育費を請求されたシートン

    以前このblogに、永六輔がラジオ番組で紹介した息子から母親への請求書とそれに答えた母親から息子に出された請求書の話を紹介しました。後にこの話は、小学校3年生の道徳の教科書にも載っている有名な話であると知りました。話の概要をあらためて記すと、息子のだいすけが世の中のことが次第にわかりはじめると、母親のお手伝いを何かするたびに「せいきゅうしょ」を出すようになりました。おかあさんへのせいきゅうしょ・おつかい100円・おそうじ100円・そろばんのけいこに行ったごほうび200円合計400円それをもらったお母さんは、一度は笑ってその額を支払うのですが、これが続くようになり、お母さんは困りはててしまいました。そしてとうとうお母さんは息子への請求書を出すことにしました。だいすけへのせいきゅうしょ・おまえが生まれたときにあげた...父親から自分の養育費を請求されたシートン

  • 環境変化によらずに自ら生き方を変える決意

    今まで親しくさせていただいた友達には大変申し訳ないのですが、わたし生き方変えました。これからは清く正しく生きることにしましたそれによって今までの友達の大半を失うことも覚悟していますw今回の経験で私の世界が変わったのです。これから私は「自然の奴隷」になって生きていきます。多くの友達から、お前は健康のためなんて言ったって絶対に自己管理なんか出来ないタイプだろうと言われ、自分でもそう思っていました。それが、まず十分な睡眠をとることを心がけるようになったら、急に世界が変わり始めたのです。といってもまだ7時間の睡眠確保が精一杯なのですが、それでも眠くなったら寝る、外が明るくなら起きるといった生活が出来るようになったら、自分のカラダも変わり出したような気がして三日坊主も乗り越えて自信がわいてきました。日の出とともに起きる生...環境変化によらずに自ら生き方を変える決意

  • ○○学より○○道、道(どう)より道(みち)

    しばらく前から、地域学がふたたび盛んになりました。それは、江戸、明治の郷学から始まり、戦後の郷土史ブームなど何度かの波があります。ただ、江戸後期から盛んになった郷学が、中央の儒学、朱子学に対抗する「実学」志向が強かったのに比べると、最近の地域学は、地元の歴史を掘り起こす郷土研究の志向がやや強いような気がします。補助金もその方が出やすい。どちらにも、かけがえのない意義があるのですが、私は、それを群馬学とか東北学とかの○○学としてしまうことに、どうも違和感を感じてしまう。かつて、学問の世界は○○学としてしまうから教条に陥るのだと、日本本来の○○道とすべきだとこだわった時期がありました。柔道、剣道、茶道等々。ところがこの○○道も、結構、型に徹することを重視するあまりに、教条化が免れない。本来は、公式主義こそ徹底するこ...○○学より○○道、道(どう)より道(みち)

  • これまであまり見られなかった頼もしい若い世代は、着実に増えている

    ほんと今の30代半ば以降の若い人たちと話していると、彼らがつくづく心強く見える。ゆとり世代でハングリーさに欠けるとも言われますが、生まれた時から好景気を知らない彼らは、元から国家や組織をあてにしていない。それは古い世代には、政治的無関心としか見えないかもしれないし、それも事実かもしれないけど、反面、やたら組織にたより多数派を形成すればなんとか変えられると考える大人たちよりは、ずっと大人の思考が身についているように見えます。つまり、自分に出来ることをやるしかないという発想で、身の回りを着実に見つめているのです。もちろん、私の接している彼らが多数派ではないかもしれませんが、明らかに今まではなかった傾向です。起業、独立の仕方でもその違いが見れます。我々の時代の独立、開業というと、会社員を辞めて既存の業界のどれかに参加...これまであまり見られなかった頼もしい若い世代は、着実に増えている

  • 今あらためて滝川事件に学ぶ

    今日、ZOOMで昭和八年に起きた滝川事件のことを少し話しました。戦時下の厳しい思想統制が始まりだした時のことです。それまで、左右の過激思想につながる動きが監視され、そうした行動をとる組織などが弾圧されたりしていましたが、この事件を境にして、実際にそうした思想や行動とは全く関係のない立場の人でも、そうした考えにつながるような表現を使った、あるいは「考えていると思われる」というだけで、弾圧をうけるようになりました。この時、京大は学問の自治や研究の自由は、いかなることがあっても守りきらなければならないと言って、かなり頑張って京大の大学自治の基礎が作られるのですが、結局滝川教授とそれを支持する京大法学部の主要教授たちは京大を去る(辞めた教授のほとんどは立命館大学に拾われた)ことになりました。京大法学部の地位が落ちて立命...今あらためて滝川事件に学ぶ

  • 手づくり枝折りのつくり方

    しおりの活用方法は人それぞれかと思いますが、本の間に挟む目的では、挟んだ場所がわかりやすいこと、リボンなどをつける場合はある程度の硬さ(へたり込まない)があること、ページを押し上げないレベルの柔らかさがあること、硬すぎてすべり落ちたりし難い柔らかさであることなどの材質が重要です。またリサイクル枝折のメリットは、そうした機能を重視することの他に、旅先での博物館、資料館などの思い出の入場券、あるいはコンサートチケットの保存活用として、枝折に加工して残すことが読書の時間をひと際楽しくすることにもつながります。ここでは、文庫用の枝折として丁度よい使用済み図書カードのリサイクル使用方法をご紹介させていただきます。【材料】・使用済み図書カード・リボン(100円ショップで販売)ヘタレない硬さのある幅の狭いもの・穴あけパンチ1...手づくり枝折りのつくり方

  • 未だ計測できない領域

    カーステレオのSDカードには、300枚くらいのCDを入れることができ、移動の最中楽しんでいます。ところが、今のクルマのスピーカーがあまり良くないせいか、どうも曲に入りきれない不満があります。カーステレオのアンプのためなのか、スピーカーの問題なのか、クルマのボディの音響によるのかは分かりませんが、音質によって決定的に左右されるのは、デジタルになって極端になったように思えてなりません。かつてアナログの時代には、たとえモノラルであっても、カセットテープであっても、音質が劣った場合でもその曲にグッと入りこむ事ができたのに比べると、デジタルの音楽は、音質が劣ると途端にその曲に入っていけなくなってしまうような気がしてなりません。昔の音質が悪くても、心の奥にまで届く音楽。あれはどこへ行ってしまったんだろう、と。この差はなんだ...未だ計測できない領域

  • 「国体」とはなにか

    WEB上で取り上げるのは、とても勇気のいるテーマです。「国体」の定義ってなに?最近、とてもお世話になっているKさんが、SNSのあるリレー企画のなかで、『国体の本義・精解』三浦藤作(昭和12年初版15年110版!)という本を紹介していました。そこで、チャットで「国体って、文脈としてはなんの疑問もないほど普通に使われるけど、明確な定義ってどこかに書いてあるの?」と聞いてみました。すると、Kさん「この本に、定義、歴史、意義、特色などなど全て記述されています。古事記から神皇正統記などに至る経緯、まあ、基本は水戸学なんですが、このその思想としては、体系的になってますね。北一輝もそうだけど、昭和の国家主義的右翼は、基本、マルクス主義の影響が強く、目指す理想は、ソ連型、北朝鮮型社会主義国家ですな。」(私)古事記から神皇正統記...「国体」とはなにか

  • 吉野作造と同席させていただいた

    教室にはいると、まったく知らない顔ぶれの人たち。知らない環境に溶け込むのは苦手ではないので、そっと後ろの席に座る。ざわつく教室内で、しばらく様子をみていると先生らしき人が入ってきて、いきなり私の名前を呼んで、講堂に来いという。なにかわからないまま講堂に行くと、既に大勢集まっていて、前の方に8人ほどが並んでいて、その端に立たされた。この9人は、これから処刑されるのだという。何のことだか全くわからない。横に並ぶ顔も見覚えのない顔ばかり。さて困ったが、人生こんな終わり方もあるかとここで覚悟をきめた。すると、処刑前に3人だけ、思いの程をここで述べて良いという。すると遠い方にいた吉野作造が、一歩前に出て、まず自分から話すという。あ、吉野作造がいたんだ。それにしても、ここに何か過激そうな顔も見られないので、尚のこと処刑され...吉野作造と同席させていただいた

  • 一票丸投げ「民主主義」脱却の道 ① 人新世の「資本論」

    まさに今の時代変化を象徴するようなベストセラー本。1987年生まれという著者の力もさることながら、ミレニアル世代、z世代、デジタルネイティブなど、生まれてこのかた好景気を知らない世代といった共通基盤の上に成り立っている歴史的著作に思えます(^^)旧世代の、こっちが「正しい」「正義」であるとか、組織の力で多数派を目指すとかの論理ではなく、安易に数を頼まず、自由な繋がりを柔軟に無限に広げられる社会。情報力×技術力×デザイン力を専門家に任せるものではなく公共財(社会資本)として一人ひとりが活用していく社会像が見えてきます。ある意味厳しい目では、情報力×技術力×デザイン力のどれかが欠けて不十分なだけでも、説得力がなくなってしまう時代に移行しだしたと言えるかもしれません。それは、決して清貧のすすめではない脱成長型の豊かな...一票丸投げ「民主主義」脱却の道①人新世の「資本論」

  • 長い歴史で培われた村落共同体の変遷

    中世、近世まで長い期間、現在の大字小字に相当する村落共同体の枠組みは大きく変わることなく、徐々にその内部の生産性を高めてきました。それが江戸時代後期にもなると、生産の繋がりを軸とした自治コミュニティの力は、封建支配の枠内でありながらも世界に例を見ないほど高いものになっており、この遺産は、現代に至るまで日本社会の大きな遺産として受け継がれていました。ところが明治時代の市町村制の施行とともに、分業管理される機能が強くなり出し、農業・自営業者の比率が低下するとともに、地域コミュニティは生産を軸にした繋がりは弱まり、地域共同体は、ただ生活者としてのみ関わるようになってきました。コミュニティや自治の本領は、より小さく顔の見える関係こそが大事なはずが、この明治の市町村制の施行以来、より「大きく」「効率的」にが一貫した流れに...長い歴史で培われた村落共同体の変遷

  • 忽然と現れ忽然と消えた、利根の根利の根利山集落

    片品のKさんの情報で知った沼田市歴史資料館の企画、「足尾銅山を支えた根利山」をみて来ました。この沼田市歴史資料館は、いつ出来たのか入ってみるのも初めてです。この企画の根利山という集落は、足尾銅山の繁栄とともに十九世紀末に忽然と現れ40年ほどの歴史で忽然と消えた集落で、最盛期には三千人を超える人がこの山奥に暮らしていました。沼田歴史資料館の館長さん手作りの索道ジオラマかみさんが以前、根利と利根を見間違えていたけど、根利という集落は現在もあります。そして、根利は利根町(村)にあり、みなかみ町住民からしたら、あんなとこまで利根郡なのかと思うほど南に位置するから、やたらややこしい。以下の写真は『幻の集落ー根利山ー』財団法人水資源協会(平成15年9月刊)より他の多数写真も企画会場で見ることが出来ます。平滝文教場の運動会(...忽然と現れ忽然と消えた、利根の根利の根利山集落

  • 子持の眠り姫が受胎する瞬間

    以前「子持の眠り姫」(俗称)という、子持神社の参道から西側に見える山裾が、参道松並木からみると女性の寝姿に見えることを紹介したことがあります。この参道から見る小野子山の山裾が、女性の寝姿に見えること自体は地元でもよく知られたことでした。それが改めて注目されるようになったのは、この眠り姫が子持神社の参道を登るにしたがって、なんとお腹が膨らんでくるように見えるという大発見の話からでした。それを知っただけでも大興奮だったのですが、その話の先にはさらに、西側に沈む月がこの眠り姫のちょうどお腹の位置に沈む瞬間があるのではないかという推測があり、それがずっと気になっていました。つまり、眠り姫の受胎の瞬間です。月の出月の入りのサイトで確認してみると、時期によるのですが、十五夜の翌日、翌々日ころ、明け方の月が沈む時、子持の眠り...子持の眠り姫が受胎する瞬間

  • 「無防備都市」と「無防備軍隊」 〜中村哲医師が世界に示したこと〜

    ロッセリーニの名作映画『無防備都市』は、私には衝撃的な戦時下の悲劇的なシーンが強く印象に残るばかりですが、「無防備都市」という言葉のもつ意味は、まったく知らずに観ていました。舞台は、ナチス統治下のローマ。そこで活動するレジスタンスが描かれているのですが、おたずね者の指導者と、協力者の神父は、指導者のかつての恋人の裏切りでナチスに逮捕されてしまう・・・といった救いをどこに求めたら良いのだろうかというほどのストーリー。この映画タイトルに対する私の印象は、厳しい戦時に対して、無防備な都市の姿くらいに考えていたのです。当時のイタリアは、第二次世界大戦時、日本とドイツと三国同盟を結んで、米英連合国側と戦っていましたが、イタリアは自国諸都市への空爆が始まると、早々にムッソリーニを解任して、全世界に休戦を告げています。この変...「無防備都市」と「無防備軍隊」〜戦うことを禁じられた軍隊の危険〜

  • コロナに始まりコロナで終わった1年で見えたこと

    2019年にインフルエンザにかかった患者数2000万人(推定)インフルエンザで亡くなった人の数3571人他の病気も含めて亡くなった人の数13000人2020年にインフルエンザにかかった患者数約700万人インフルエンザ死亡者数については年末時点で激減しているという情報のみで具体的数値はまだわかりません新型コロナ患者数5万人新型コロナで亡くなった人の数不明他の病気も含めてコロナで亡くなった人の数3000人こういう数字は、統計の取り方で誤差がある前提として見なければなりません。しかしそれを加味しても、明らかに今年は新型コロナのおかげ(他の要因もあったとしても)で、インフルエンザ感染者、死者ともに激減しました。2020年は赤の太線横軸は週国立感染症研究所新型コロナに伴う人の外出自粛、営業短縮などにともなう不況は、これか...コロナに始まりコロナで終わった1年で見えたこと

  • 神の名を口にしてはならぬ

    「神の名をみだりに口にしてはならぬ」モーゼの十戒に出てくる戒めの言葉です。ユダヤ教、キリスト教のことは、ほとんど理解しているとは言えない私ですが、多くの宗教の開祖は、偶像崇拝や教団を作ることを強く戒めました。エジプト文明の神々に対抗する立場のモーゼは、権威を強く否定する身に育ち、神の名を口にした瞬間から、それは戦争をうみ、権威を振りかざすものに変質してしまうということを目の当たりにしていました。そもそも神は、かたちのないものであり、言葉では言い表すことのできない「何者か」であることは、古来、文明圏を問わず世界の原初信仰に共通する考え方でした。それが共同体の発展、古代国家の登場とともに一神教が生まれ、権威のために神々が利用されるようになりはじめます。モーゼが生きていた時は、まさにそのような矛盾を背負った時代でした...神の名を口にしてはならぬ

  • 狭い車内で聞く狭い音楽 ジャズ編

    私は日常生活で車が不可欠な群馬県に住んでいる都合、年間3万キロ以上は走行しています。したがって、車のなかで音楽を聴いている時間も多く、それは1日平均2時間といったところでしょうか。その時間の9割以上は、CDを聴いており、残りはFMを聞いています。それが先月、急に車を買い替えることになり、おかげで待望の最新ナビを取り付けることができました。今までのナビ画面では、田んぼの中や海の上を走行することが度々ありましたが、ようやくまともな走行が出来るようになりました。加えて嬉しいのは、はじめてSDカードにCDを録音して楽しめるようになったことです。36ギガのSDカードにこれまで120~130枚くらいCDアルバムを入れましたが、まだ100枚以上は入るはずです。数週間、この作業をずっとしていると、持っているCDを随分と見直すこ...狭い車内で聞く狭い音楽ジャズ編

  • 負債の網 お金の闘争史・そしてお金の呪縛から自由になるために

    世の中には、現行のドルや円以外にも、様々なお金の仕組みがあります。本書は、人類史上でお金が生まれた経緯というよりも、近代社会で政府発行通過誕生の経緯、金融支配がどのように仕組まれてきたのかを、世界中の事例を紹介しながら、見事に解き明かしてくれています。ここ数十年の間に、世界各地で起こる国家や企業の財政破綻は、借金が第一の理由ではありません。負債の多くは、一時的な現象にしか過ぎません。金利を伴うお金で貸し付けをし、ある時急に引き締めを行い破綻させ、値崩れした資産を根こそぎ掻っさらう仕組みは、決してお金そのものの普遍法則ではありません。2019年3月に出た本ですが、本来、世界中がコロナ過に見舞われている今こそ、お金があるべき役割を果たして平和をもたらすことができるのだと教えてくれる本です。上下二段で500ページにも...負債の網お金の闘争史・そしてお金の呪縛から自由になるために

  • 狭い車内で聴く狭い音楽 クラシック編

    今回の録音作業で気づけたこと狭い車内で聴く狭い音楽クラシック編

  • 押し入れを本棚に作り替え、蔵書整理

    居間の押し入れをひとつ潰して、本棚に作り替えました。ここは仕事部屋以外では、日常もっとも多くいる部屋なので、様々なジャンルの大事な本を凝縮してまとめてみました。まだ未整理な部分も多々あり、配置のつじつま合わせが出来ていないところもあります。でも、このように絶えず棚の構成を組み直すことは、その時々の自分の興味関心や大切に思っていることが何なのかを確認することができてとても良い作業であると感じました。10年に一度くらいは、こうした作業をして記録に残しておくのも良いかと思います。この凝縮した新しい棚が、既存のどの棚に対応しているのかを確認するため、棚に番号をつけて対応ジャンルの棚写真を載せることにします。以下は、この新設押入れ棚に対応した他の棚①古典文学関係⑤石牟礼道子⑥民芸・工芸、自然造形居間北面棚(古典芸能、宗教...押し入れを本棚に作り替え、蔵書整理

  • 刀鍛冶を継ぐことになってしまった

    今日は、お世話になっている刀鍛冶の師匠に何か特別な席を用意していただき、急にうなぎをご馳走になることになりました。ところが、前の職場の仲間との会食も同じ店で行う予定が決まっており、どうこの身を処したら良いものかいささか困ってしまった。師匠はそんなこちらの事情など、当然知らず構わず、急な話をどんどん進めてしまう。誘われるままに鰻屋に入ると、そこにはすでに大テーブルに席が設けられていて、横のテーブルには私がぎこちなく鍛錬した鋼の途中サンプルとともに、師匠のものと誰のものかわからないものの3つがおかれていた。その比較説明によると、経験も技術も全く不足している私の鉄と玉鋼の合わせ方で、この部分だけが妙によくできているのだと、わけのわからない説明をしてくれる。それは素人目でもどうにもならない下手くそにしか過ぎないのに、何...刀鍛冶を継ぐことになってしまった

  • 「独学」 自立・独立のための学び

    facebookでまわってきた#ブックカバーチャレンジの6日目より転載ロングセラーの『エリック・ホッファー自伝』ですが、独学の価値を紹介する本として選びました。独学といえば、南方熊楠を筆頭に、武満徹やさかなクンなど、たくさん紹介したいところですが、熊楠は大好きですが、あまりにも超人すぎること、武満徹は音楽の世界に限定されるかの誤解をされそうな点で、さかなくんにするか、エリック・ホッファーにするかで迷いました。「迷うくらいなら両方とも」というのが日ごろ言っていることなので、いずれさかなクンについてはまた書く機会があるかと思います。「独学」というと、得てして「公教育」からはみ出した領域の勉強のことかの印象もありますが、本来は「独学」こそが、学びの基本です。そして本来は、公教育においてさえ「独学」をベースに組み立てら...「独学」自立・独立のための学び

  • 「出版不況」という表現が、問題解決を遠ざける

    ウンベルト・エーコ、ジャン=クロード・カリエール『もうすぐ絶滅する紙の書物について』(CCCメディアハウス)の写真を載せましたが、私は紙の書物がもうすぐ絶滅するとは思っていません。大幅に市場規模が縮小することは間違いないことですが、無くなることは当分ありません。この写真を使用したのは、ただ表紙デザインが素敵で、私のホームページのタイトル・ヘッダーで使用しているので、問題提起イメージとして使用しました。いまだに私たちの業界では、長引く「出版不況」により、書店数は減少し続け、書籍・雑誌の販売額も下降の一途・・・といったように「出版不況」ということばがよく使われています。このように、なんの疑問も違和感もなく使われているように見える「出版不況」という言葉ですが、わたしは明らかにこれは適切な表現ではないと思っています。そ...「出版不況」という表現が、問題解決を遠ざける

  • 「見る」情報に駆逐される「読む」情報の復権

    【ブックカバーチャレンジ5日目】より転載瞬時にしてネットで世界中に情報が拡散される現代、世界には「見る情報」ばかりが溢れて、「読む情報」はとことん駆逐される傾向が加速しています。見る情報の代表であるテレビ番組に関わった辺見庸は、「わかりやすいメッセージを探ろうとし、物事を単純化する。テレビの作業はほとんどそうです」と述べています。本屋や出版業界の「本の文化」を守ろうとする側からしても、こうした見る情報側のテレビやネットメディアに負けないためにも、よりわかり易い情報の見せ方を「進化」させ、タイトルの表現、表紙デザイン、文章の組み立て方をより簡潔にわかりやすくする努力が重ねられてきました。確かにそれは必然であったかもしれませんが、そうした努力が結果的に「見る情報」に限りなく擦り寄るばかりで、自らの強みであるはずの「...「見る」情報に駆逐される「読む」情報の復権

  • 大人こそが問題

    絵本作家、五味太郎の本で、書肆データ上のタイトルは『大人問題』表紙のデザインは、おとなはもんだいおとながもんだいおとなのもんだいを兼ねています。しばらく品切れになっていた本なので、古本を入手しては、子どものいるパートさんにあげたりしていたおすすめの本です。子どもに対して、学校でも家庭でも、大人は常に教える側として対峙するものですが、子どもの世界で起こる問題の大半は、大人社会でも解決出来ていない「大人の」問題であり、現実には解決のためにも「大人が」問題であることを五味太郎が説いています。少し前に教師の間での信じがたい「いじめ事件」が報道されたことがありましたが、たとえ教師であっても人間社会である限り、「いじめ」や「差別」が皆無であるとは言えません。現実には、職員室で問題のある教師の存在が指摘されても、ほとんどは研...大人こそが問題

  • ベルトコンベア教育から子どもの絶対的「自由」を守ろう

    「競争やめたら学力世界一」の国、フィンランドでは、宿題はありません。自宅に帰って勉強する時間は、多くても30分くらいだといいます。このこと、皆さんは想像できますか?私たち「地球上から宿題を絶滅させる友の会」は、必ずしも宿題が嫌いだから絶滅させたいのではありません。(私個人は嫌いだったから大きな理由でしたが)世の中をたくましく生きていける大人になるために、また、こころ豊な人間として育つために、宿題は子どもにとって貴重な自由な時間を奪う最大阻害要因だと確信しているから無くしたいのです。教科書中心の勉強だけに、これ以上多くの時間を割くことは、百害あって一理もありません。本来、人間だれにとっても「自由な時間」こそ、最高の贈り物のはずです。ましてや生産労働からは開放されている子どものことです。コロナの行動規制はあるものの...ベルトコンベア教育から子どもの絶対的「自由」を守ろう

  • 最高の贈り物「自由な時間」の使い方を知らない日本人

    「することがないから、宿題をもっと増やして欲しい」!?こんなことを言っている子どもの方が多いのだと、店のパートさんの子が嘆いていた。頼むから、そんなこと言わないで欲しいと。ところが、大人の社会も同じ。パチンコ店に人が殺到していたり、休業対照にならない本屋で、時間潰しの本ばかりが売れていたり・・・自由に使える時間という最高の贈り物を活かすことを教わってない日本の悲劇!子どもに宿題を出すなんていう発想は、早くこの地球上からは絶滅させるべきです。「生きていく」=「自分て学ぶ」ことという原則は、まず大人から始めなきゃ!最高の贈り物「自由な時間」の使い方を知らない日本人

  • 本屋(正林堂)のホームページのつくり方

    正林堂ホームページのトップページここから新しい世界に出会えるSHORINDOhttps://sho-rin.wixsite.com/sho-rin長らく、私が個人的に作っているホームページに比べると、肝心なお店(正林堂)のホームページが、ただ来店誘導の案内ばかりで、ホームページとして独自の情報に欠けたままであることが、ずっと気になっていました。そうすることしか出来なかった理由は、販売目的のサイトの場合は、まずamazonなどの大手サイトに対抗することなど、ほぼ無理であろうと諦めていたことがあります。また、仮に商品情報を入れたとしても、ベストセラー情報などローカル書店が掲載したところで、あまり意味はないと思われ、仮に掲載してもネット販売として発送・決済の手間をかけるメリットが、大手サイトでさえ送料などの負担を巡っ...本屋(正林堂)のホームページのつくり方

  • もしも、わたしが一本の木だとしたら

    わたしが、一本の木だとしたらどのように、根っこをはやし、えだを伸ばしてきたのだろうか。早川ユミが『種まきノート』アノニマ・スタジオ(2008年)の中で、こんな問いかけをしていました。このところ、わたしの親の世代が相次いでなくなり、人の一生というものをこれまでになく、真剣に考えるようになりました。そもそも人は何のために生きるのか。容易ならざる問いですが、早川ユミさんのこの問い方は、とても共感できるものでした。もしもわたしが一本の木だとしたら・・・・発知のヒガンザクラ考えてみました。もしもわたしが一本の木だとしたら、どれだけ深く根を張ることができただろうか。どうやら、深く掘ることばかりに気がいって、広く根を張ることは疎かになっていたようだ。もしもわたしが一本の木だとしたら、どれだけ年輪を重ねて太い幹になれただろうか...もしも、わたしが一本の木だとしたら

  • 人は図らずも正しいことをするようにできてる

    こんなことを言っても、今どき信じてもらえないでしょうが、人は、図らずも、正しいことをするようにできている。これは、性善説ということではなく、人間に限らない自然界の根本法則です。水は、考えることなく岩に当たれば砕け散り、大きな石があれば、迂回するものです。その水は、やがて大地に染み込み、大海に溶け込みます。大地に染み込んだ水は、地下水となり、海に溶け込んだ水は、水蒸気となって雲になり、循環していきます。また障害となった固い岩は、砕け、長い時をへて砂となります。つまり、万物は流動するときに、絶えず変化をしながら、「安定」へと向かっていきます。これが有機的自然、無機的自然を問わず、自然科学、社会科学を問わず、万物に共通する自然法則です。この自然法則のが貫かれるので、人は図らずも正しいことをするようにできてるのです。こ...人は図らずも正しいことをするようにできてる

  • 記憶力の衰えと頭髪減少の相関関係

    近頃、記憶力の衰えが甚だしい。といっても私の場合は、人の名前が思い出せないなどというのは、今に始まったことではなく、若い頃から記憶力は弱いタイプだったので、それほど深刻には受け止めているわけではありません。およそ物ごとなどというものは、覚えるべきことなどほとんどなく、過ぎゆくものは忘れ去ることこそが原則で、その中で心の底に、あるいは魂の奥に残ったものだけを大切にすればいいくらいに考えています。そのため、小さい頃から勉強そのものは好きだったのに、なぜか受験のような試験勉強は大嫌いでした。ただ、なかば読書をなりわいのようにしている立場上、目にした文字を正確に記憶できないことのハンディは致命傷になります。具体的表現に正確さがないと、伝わるべきことが伝わらなくなってしまうからです。そうした意味で我が身の記憶力の弱さは、...記憶力の衰えと頭髪減少の相関関係

  • 鶴舞う姿に込められた「上毛かるた」の熱い思い

    ある本でお能の舞いや謡に関する文を読んでいたら、ふと気になったことがありました。群馬県人なら誰もが知る「上毛かるた」のことです。有名な最初の札は、単なる「鶴のかたち」の群馬県ではなく、「鶴舞う」かたちの群馬県となっています。冷静に地図を見れば、群馬県の形は「舞う」というより、ただ「飛んでる」形にしか見えません。鶴が「舞う」というならば、こんな形でしょう。まあ、地図の向きを変えれば舞っているように見えなくもありませんが。ただ、このときに私が気づいたのは、単に「鶴のかたち」の群馬県とせずに「鶴舞うかたち」とした「上毛かるた」選者のセンスのよさです。はじめは、言葉の響きや語呂からそのようにアレンジされたものではないかと思っていたのですが、このことをきっかけに「上毛かるた」の制作経緯を見てみたら、そこにはとんでもない制...鶴舞う姿に込められた「上毛かるた」の熱い思い

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