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2020/04/27

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  • 学校の生徒指導 補足

    昨日、国連で子どもの権利条約が採択されてから35年ということで、学校の生徒指導のことを少し書きました。「ブラック校則」や頭髪・服装指導に人権侵害と言えるレベルのものがあるのは論外としても、そこに一貫して流れているのは、生徒にものを考えさせない非教育性であり、それは政府の文教政策や統治構造にも通じるという話を書いたつもりです。舌足らずの面は多々あったと思いますが、実際に学校で子どもと向きあっている教員のことを考えると、少し補足が必要という気がしました。かつて学校の中にいた人間としては、頭髪・服装指導の「くだらなさ」をもって、個々の教員の「善意」まで押し流す気にはなれませんので。 学校に来る子ども…

  • 子どもの権利条約 採択から35年

    おとといのブログで子どもを「素人」同然みたいに書いてしまって、ちょっと言い訳がましいのですが、反省の意味合いを込めて(苦笑)、昨日11月20日が国連「世界子どもの日」だったことと子どもの権利条約について書きます。 この地球上のある地では、空爆により多くの子どもたちが命を失っています。子どもの権利を云々する前に、子どもの生存そのものがないがしろにされる状況を何とかしないといけないと思うのですが、結局のところは、「安全」な場所で一時的な嫌悪感や虚無感に苛まれるだけなのです。 彼の地に比べると、「差し迫った」感じのないこの国で、子どもの生存を確保し、権利を守れと言うのはますますズレて、間が抜けている…

  • 兵庫県知事選から二日

    兵庫県議会による不信任決議で失職した斎藤元彦前知事が再選されて二日がたち、いろいろとweb上に上がっている記事を眺めて考えてみましたが、よく理解できないというのが正直な気持ちです。他県のことで事情のわからない点が多々あるとはいえ、公益通報制度を無視して、県の窓口に相談した通報者を保護することなく、また、第三者による調査もせずに、「自ら(知事ら)を誹謗中傷した」として懲戒処分にしたことは、本人は認めていませんが、専門家をはじめ多くの人がその違法性を断じています。この一点だけでも重大事だと思うのですが、前知事に投票した人々はこれをどう考えているのか、数々の「おねだり」など、さもしい行為は脇に置くと…

  • 「ホロコースト」と「国防」

    この夏からお目見えした新刊雑誌『地平』の最新号に、日本で暮らすイスラエルの退役軍人ダニー・ネフセタイさんのインタビュー記事があります。表題は、「なぜイスラエルは戦争をやめないのか」ですが、現状では「戦争」というよりは「虐殺」ですし、もし立場が逆であれば、ユダヤ人にとっては「ホロコースト」という名の「悪夢」でしょう。今日はこの記事の一部を紹介します。 まず、「なぜ、イスラエルは戦争をやめようとしないのか、なぜ、対話や交渉に背を向けるのでしょうか」と問われたダニーさんは、2つの理由を挙げています。 一番単純な理由は、いま、イスラエル国内ではネタニヤフ首相の汚職をめぐる裁判が途中であるということです…

  • 米国 トランプ復権へ

    昨日の米国大統領選はトランプ氏の再選・返り咲きが確実な情勢となりました。個人的には溜飲が(下がるではなく)逆に上がってくるような、何とも言えぬ不快感を覚えています。そもそも民主党のハリス氏が勝てばOKというような単純な話ではありませんが、米国独特の州ごとの選挙人総取り方式で勝つのみならず、全体の得票数でもハリス氏を上回るとすれば、アメリカ世論は単純多数決でもトランプを支持したわけで、この「現実」はなかなか重いものがあります。何と言ってもトランプ氏は現在刑事訴追されている身です。そういう人を国民総意は大統領に選ぶのですから。 早速、トランプ勝利を受けて、大統領任期中は裁判がストップするのではない…

  • 終わっていない「戦後」

    一般に第二次世界大戦は1945年夏で終わったと考えられています。とりわけ、日本の人は「終戦記念日」とされている8月15日で「戦争は終わった」と思っている人が大半だと思われます。しかし、「事実」として、そうではありません。千島や樺太など各地でソ連軍との戦いは継続していましたし、武装が解除されていないという意味では、9月まで「戦争状態」が続いていたところもあります。 さらに言えば、戦闘がなくなったから「終戦」だと、単純に語れないケースもあります。今朝眠気眼で新聞をパラパラとめくって、ある記事を眺めているうちに、だんだんと「意識」が鮮明になり、しまいには背筋が伸びるような思いがしました。専門記者・栗…

  • 総選挙が終わって

    衆院選挙の投開票の結果、裏金議員はじめ与党の「大物」が何人も落選したおかげで与党が大きく過半数割れし、自民党の石破総裁が、今後召集される特別国会で(もう一度)総理大臣に指名されるかどうかわからなくなってきました。日本の政治は一夜にして流動的となりましたが、「安定」していれば問題がないかというと、そういうこともなく(それで自民党議員は「安定的」に裏金づくりに邁進していたわけですから)、事がスイスイと進まないことのデメリットが多少あっても、それは国民全体で「受忍」する必要があるのかなと思います。株式市場等が今のところ悪い意味で過敏に反応していないのは幸いです。 今朝の毎日新聞には、政治部長田中成之…

  • 自民党・政治階級の落選運動

    岩波ブックレットの最新刊に、ソ連生まれでカナダ在住のユダヤ人、ヤコブ・ラブキン氏の『イスラエルとパレスチナ』(鵜飼哲・訳)という冊子があります。ラブキン氏は現在のイスラエル(シオニズム)の蛮行を批判し、ユダヤ人の伝統では戒律を遵守することが最も重視され、あらゆる思い上がりが戒められてきた。生まれながらにして自分たちの方が優れているなどと考える優越感情や差別意識は論外だ。イスラエルの地は善行の普遍的効果(積み重ね?)によって獲得されるべきもので、不信心者が無理にの「再建」に拘泥すれば、先に受けた民族的悲劇(二度の経験)以上の残酷な破壊とが引き起こされかねないと警告するラビ(ユダヤ教の宗教指導者)…

  • リンダか 黒べえか 自民党非公認候補に2000万円

    山本リンダの「狙いうち」は、調べてみるともう半世紀も前の昭和の歌ですが、今でも高校野球の応援歌などで耳にするので、若い人でもメロディは聞いたことがあるのではないかと思いますし、冒頭の歌詞などは一度聞いたらたぶん忘れない(忘れられない)でしょう(意味はわかりませんが 笑)。buuさんがXにこの歌詞を上げ、自民党を揶揄?していたのを見て、笑ってしまいました。「裏ら裏ら……」と言えば、ジャングル黒べえという同じ頃にテレビで放映されていたアニメでも、主人公が「裏、裏、ウラー」と叫んでいましたが(笑)、こちらは誤ったアフリカ・イメージや黒人観につながりかねない部分があるので、再放送はされなくなったようで…

  • 2004年11月 ゲルギエフの来日

    20年前のNHKラジオのロシア語のテキストを見ながらロシア語の勉強をしていておもしろい記事に出会いました。テキストの中に、NHKの特派員として、むかしテレビにもたびたび出ていた小林和男さんの連載エッセイがあり、2005年1月号の記事にはこう書かれています。 (2004年)11月マリインスキー劇場の指揮者ゲルギエフがウィーンフィルと日本にやってきて、各地で公演した。…… 日本公演を前にしてゲルギエフの故郷北オセチアで不幸な事件が起った。学童を、しかも入学式の当日に狙った非道なテロ事件だ。ゲルギエフは故郷をこよなく愛している。オセチア人である誇りを持っている。彼の強靱な神経を養ってくれたのは故郷の…

  • イスラエル駐日大使の投稿について

    11日、今年のノーベル平和賞に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が選ばれ、大きな反響がありました。受賞の報せを受け、箕牧智之(みまき としゆき)代表委員が記者会見で、「パレスチナのガザ地区で、子どもが血をいっぱい流して抱かれているのは、80年前と同じ、重なりますよ」と述べた一言に、イスラエル駐日大使のギラッド・コーエン氏が反応し、X(ツイッター)に「ガザと80年前の日本を比較することは不適切かつ根拠に欠ける」と投稿しました。彼は、こう述べています。……箕牧 智之代表委員によるガザと80年前の日本との比較は、不適切かつ根拠に欠けています。 ガザはハマスによって支配されています。ハマスは女性…

  • 「正直、公正、石破茂」

    昨日、ロシアのプーチン大統領について、20年も前の古い記事を読んで、興味深かったので、早朝まではそのことを書くつもりでいました。しかし、今朝新聞を眺めていて気が変わりました。 毎日新聞・日曜の11~13面の「日曜クラブ」には、放送タレントの松尾貴史さんと心療内科医の海原純子さんのコラムが連載されています。松尾さんのコラムは4回に3回くらいは時事評論で、時に(いや、度々)日本の政治家の「生態」を痛快にぶった切る内容が多いのですが、海原さんが政治ネタを取り上げることはまれなケースで、今朝の新聞では、その珍しいことが、しかも二人とも同じネタをとりあげるという、ごくごくレアなことが起こりました。少し引…

  • 戦争に加担しない覚悟

    この話は全然知らなかったのですが、今年の6月、京都市のあるホテルにイスラエル国防軍(IDF)所属の男性が宿泊予約を入れましたが、ホテル側の意向を受けてキャンセルすることになりました。ホテル側は、イスラエル軍のガザでの破壊・虐殺行為が国際人道法に反しており、その軍関係者の宿泊を認めることは、共犯者になりうると判断したということです。当の男性も「同意」して、これで落着と思いきや、(憤激は収まらなかったらしく)直後に、駐日イスラエル大使から「宿泊拒否は国籍差別であり、支配人の解雇と謝罪を求める」との抗議文がホテルに届き、続いて京都市も旅館業法違反を理由に行政指導を行ったそうです。この間、ネット上に情…

  • ヤコヴ・ラブキン『イスラエルとパレスチナ』

    「10月7日」から1年。事態が終息する見通しは立ちません。それどころか戦禍はガザにとどまらず、なお拡大するかの情勢です。昨日の夕方、膨大な死者数と負傷者数、瓦礫の山と化したガザ地区の様子を伝えたNHKのアナウンサーは、何もできない自身と国際社会の無力さを嘆くだけで……とやや涙声でした。このやるせなさは、何とも言葉では言い表せません。 岩波ブックレットの最新刊『イスラエルとパレスチナ』を読みました。著者のヤコブ・ラブキンは、現イスラエルの国家理念であるシオニズムは、本来のユダヤ教の考え方とはかけ離れた過激な軍国思想であり、イスラエルは異形の「ユダヤ人国家」だと主張しています。いくつか文章を抜き書…

  • 東大の授業料値上げのこと

    東大が授業料を値上げして、来年4月の学部入学者から現行の53万5800円を64万2960円にするそうです。値上げの話は前から出て、学生から反対の声が上がっていましたが、かなり強権的に決定されたようです。他の国立大学へも波及するのは避けられない印象です。 東京大、来春入学から授業料2割値上げを正式決定 他大学に影響も 毎日新聞 大昔と比べてもなんですが、国立大学については1980年代に入るあたりから入学金と授業料が毎年交互に上がり始め、70年代だと通年で授業料はまだ10万円に達せず一桁台だったはずですから、今の授業料の額を知ると隔世の感があります。余計なことを言うと、その代わりトイレの壊れた…

  • 「獣も鳥も獲れませんように!」

    ロシア語のあいさつには変な言い回しというか、妙な決まり文句がありまして、たとえば、これから入学試験を受ける人を励ます場合、日本語なら「がんばって」とか「よい結果を祈ります」式の言葉をかけるところですが、ロシア語圏の人々は「獣も鳥も獲れませんように」という意味の言葉をかけるのだそうです。これはもともとは狩りに向かう人に対してかけていた言葉でしょうが、「何も獲れなきゃいいですね」と言っているわけで、普通に考えたら、全くあべこべです。言われた側は不快ではないかと思うのですが、これはロシア人特有の縁起を担ぐ表現でして、ロシア人のあいだでは未来を予測して、相手の成功に言及するのは一種のタブーで、「試験に…

  • 自民党総裁選へのぼやき

    自由民主党と立憲民主党の代表選びで世の中、大いに盛り上がる!……などということはほぼなく、世間の冷めた目線を感じます。今朝の毎日新聞の「読者の声」にはこうありました。最近、社に届いた読者の声(男性ばかりですが)の趨勢について編集者がコメントしたものですが、さもありなんという感じです。 読者の声:自民総裁選、冷たい目 毎日新聞〇「記事は自民党総裁選で盛り上がっているが、全然面白くないんですよ」(京都の男性) 〇「(「裏金問題」を積極的に話す候補者が)一人もいない。そういうつもりなのだ」(兵庫の男性) 〇「誰が選ばれようが、パーティーで金を集めて、支援者にばらまくと思う」(大阪の男性) 〇「一…

  • きしユリ時事雑談 花屋編

    いつもの戯れ言です。そのうちこの程度でも捕まる時代になるかもしれませんので、生きているあいだに放言しておきます(笑)。 都内のとある花屋で……。 ユ:あら、〇田総理じゃございませんの? き:な、何だ、〇池都知事じゃないかぁ。気がつかなかったよ、いつものヒゲと尻尾がないから。こんな町中の花屋さんに何の用だね? お忍びで視察でもしてるのかぁ? ユ:ちょっとちょっと、「いつもの」じゃございませんでしょ、こないだのあれは「変装」でしょうに、失礼な……。 き:はは……失敬、失敬、でも、ヒゲと尻尾がなくてもなあ……。世の中の人はよく見てるもんだと感心するよ、ほんとに……。 ユ:もー、何ですか、それ。総理の…

  • 新聞を読んで

    むかしNHKラジオに「新聞を読んで」という番組があり、わりと楽しみにしていた記憶があります。調べてみると、1953年から始まり、東日本大震災が起こった2011年3月末まで、半世紀以上も続いていたようです(震災と番組終了は無関係です)。今でも装いを変えて、識者のこうしたコメントは続いていると思いますが、最近のTVのワイドショーなどを見ていると、コメントする人たちの中に、およそ専門知識や裏付けもないのに、思いつきでペラペラしゃべる人がいて、ほんとうに有害だと感じます。NHKも民放も良識ある番組作りの枠がどんどん狭められ、関係者は大変だと思うのですが、灯火を絶やすことがないようにと願います。 さて、…

  • 批判か 中傷か

    毎日新聞の日曜連載のコラム「松尾貴史のちょっと違和感」は、毎週楽しみにしている記事です。今日の記事では、自民党総裁選に立候補している河野太郎氏のキャッチフレーズ「国民と向き合う心」の「嘘くささ」を痛烈にぶったぎっています。 松尾貴史のちょっと違和感:向き合う心? 何かのギャグだろうか 毎日新聞 ……、河野太郎衆院議員が記者会見を開き、正式に総裁選に名乗りを上げたというニュースがあった。なんでも、キャッチフレーズは「有事の今こそ、河野太郎 国民と向き合う心。世界と渡り合う力。」なのだそうだ。何かのギャグだろうか。彼ほど「向き合」わない政治家を、私は知らない。そして彼が「渡り合う」のは、自分よ…

  • 星野智幸さんの寄稿記事を読んで

    X(Twitter)を眺めていたら、作家の星野智幸さんが朝日新聞に寄稿した記事が話題になっていたので読んでみました。部分的には(共感ではなく)同感しますが、賛同や「(一読を)推奨」する声が多いのにはやや戸惑いをおぼえます。一部引用させてください。言葉を消費されて 「正義」に依存し個を捨てるリベラル 星野智幸:朝日新聞デジタル「リベラルは正義」という感覚 ……。私は、自分が社会批評的なことを述べているとき、自ら世のリベラルな言説に合うように、もっといえば美味(おい)しく消費されるように盛りつけて差し出している、という嫌悪感をぬぐえなくなった。 それで理解に至ったのである。リベラルな考え方の人たち…

  • 中教審の答申について

    昨日8月27日、中教審は公立学校の教員確保に向けた提言(答申)を正式に文科大臣に手渡しました。内容の骨格は以前から報道されていたとおりですが、教職調整額(調整手当)を現行の4%から10%以上に引き上げることが目玉になっていて、文科省も調整手当を13%に増額するなど、次年度の概算要求をまとめ、今後財務省と折衝するそうです。 普通に考えたら、給与の1割アップなど驚くべきことですが、財務省がこれに満額回答する見込みはほとんどありません。おそらくは、あいだをとって〇%くらいで手を打ちしましょうという話になる感じがしますし、教育現場からすると、少しでも給料が上がるのはいいとしても、これで個々の職員が現在…

  • コバホークの「四苦八苦」

    自民党の総裁選は、先日選挙日程が発表され、小林鷹之氏に続いて立候補を宣言する人が相次ぐのかと思いきや、事前に名前の上がった者が10人もいるわりには、あとが続きません。先に手を挙げると小林氏のようにメディアにいろいろとあら探しをされて、痛くもない腹まで探られたんではたまらんということで、この際だから、みんなで歩調を合わせ、複数で「横断歩道を渡ろう」ということでしょうか。あるいは、キャストが出そろうまでじっくり時間をかけて、徐々に「祭り」を盛り上げていこうという(電通直伝の)作戦でもあるのでしょうか。そういう意味では、先陣を切った(切らされた)小林氏は今「前座」の務めを果たしていることになります。…

  • ポスト岸田杯 GⅡ 馬柱

    岸田首相が8月14日に自民党の次の総裁選挙に出ないことを表明した際、夏の外交日程に区切りがついた(ので?)と言っていましたが、翌15日に全国戦没者追悼式が控えていることを考えると、なぜこのタイミングなのか、少なからず違和感をもちました。翌日の式典で首相として挨拶するのに、自分は日本国の首相を(あと少しで確実に)辞めるという立場で式に出席できるものなのか。岸田さんにとって8月15日というのはさして「特別な日」ではなかったのだなと思いました。昭和史研究家の保阪正康さんもTVでこう言っていました。 過去の放送内容と『1930』まとめ 報道1930 ……岸田さんは、8月14日っていう、お盆のこのと…

  • 「唯一の被爆国」に思うこと

    8月6日午前8時15分と3日後の8月9日11時02分――心に刻まれた時刻です。広島の資料館でその瞬間を「想像」」してからずいぶん月日が経ちましたが、来年も再来年も、生きていられたなら、それは変わらないと思います。 おとといは広島で被爆者慰霊のための式典が営まれました。被爆の現実を体験者として語れる人は年々減り続けていますが、どんなかたちにせよ、原爆とその惨禍は今後も語り継いでいかなくてはならないと思います。そして、核兵器は要らない。戦争をしない、してはならない。 今はもう学校で子どもたちに広島と長崎のことを語る機会はなくなりました。でも、心残りというか、テレビで8月の原爆や敗戦(終戦)の報道を…

  • BBC HARDtalk の河野太郎氏を見て

    先月27日、BBC News Japanでスティーヴン・サッカー氏が河野太郎デジタル相にインタヴューをしています。外相、防衛相と政府の重要閣僚を経験して、秋の自民党総裁選への出馬にも意欲を見せている河野氏ですから、BBCが次期日本の首相候補の一人として、インタヴューを敢行しようというのも当然でしょう。 しかし、まあ何というのか、聞き手がいろいろと下調べをして日本の政治経済の問題点を指摘しながら質問するのは当然として、答える側の次期首相候補がこの程度でよいものか、ちょっとこの非対称性というか落差が大き過ぎるという印象です。こんな答えで乗り切れるというのは思い上がりというものでしょう。それも普段日…

  • 都知事選から1ヶ月 「石丸現象」のこと

    早いもので東京都知事選の投票日だった七夕からもうすぐ1ヶ月――この間、小池百合子氏に次いで2番目に得票が多かった石丸伸二氏に関する論評をいろいろと目にしてきました。なぜ、全国的に無名の候補がここまで「躍進」を遂げたのか――だいたいの論者の関心は、その理由と解明に向けられていましたが、総じて結論としては、SNSを通じた発信が特に若い世代に効果的だったということが強調され、石丸氏自身の具体的な公約や政治的主張が共感を呼んだわけではなかったと指摘するものが大半だったという印象です。 小生も、自分なりにネットで石丸氏についていろいろと調べたこともありましたが、途中でもういいな、という感じがしました。毎…

  • 反中感情に思うこと

    X(Twitter)を眺めていると、差別に無頓着な投稿を目にすることがあります。最近ネットでも話題になり、小生も目にしたのは奈良公園の鹿を足蹴にする人を「中国人」として非難するものですが、どうもこれは「中国人」かどうかはわからないようです。 奈良公園の鹿〝虐待動画〟拡散の裏で「日本人説」が浮上 東スポWEBもうひとつ、入り口に「中国人・韓国人」の入店を断る文言を掲げているお店の写真もありました。お店でどういう不快な行為をされたのかわかりませんが、「(不道徳な)行為」と民族性(属性)を直結させるのは、さすがに無理があるでしょう。立場を逆転させて、「日本人はこんな非道いことを平気でする人たちだ…

  • トランプ狙撃事件と銃規制

    米国のトランプ氏が共和党大会で大統領候補に指名されました。3日前(7月13日)、演説中に狙撃されて負傷し、右耳にガーゼを当てた痛々しい姿で党大会の会場に現れ、拍手を浴びました。いつものごとく「吠える」ことなく、わりと静かにしているように見えたのは、(本人にも周囲にも)事件の記憶がまだ生々し過ぎたせいか、それとも陣営の「戦略」か。タレントの東国原英夫氏がSNSで、当初この銃撃事件を「やらせ」と投稿して批判を浴びたようですが、小生もかなり「不自然」な感じをもちました。BBCの取材では、演説会場近くの住民の話として、ライフルを持って建物の屋根に上がっていく不審な人物を見たと警察に知らせたのに、警察は…

  • 「腐り日本」と書かれて

    先月発刊した雑誌『地平』の今月号(8月号)を入手しました。先月の創刊号は執筆陣からしてボリュームがありましたから、それと単純に比較するわけにはいきませんが、今号も(私的には)「名のある人」の論考が目に付く感じがします。そんな中で、沖縄の作家・目取真(めどるま)俊さんの小論がありました。「腐り日本の多数意思に抗う」――タイトルを見ただけでうっときます。しかし、小生としては、目取真さんが「腐った」と書かなかったところに真意というか、ほんの一縷でも希望を見出したい気持ちはあります。少し引用させてください。 2014年7月、辺野古沿岸部にV字型滑走路を持つ新基地の建設工事が始まった。市民は工事用の重機…

  • 都知事選の雑感

    7日の都知事選が終わって今日で2日。都民ではないので、そんなに力むのもどうかと思いつつ、都政が変われば国政にも連動するとの思いから、現職の「落選運動」に勝手に参加して、先週来ブログに「連投」をしてきました。結果については、ある意味「想定内」、別の意味では「予想外」と受け止めています。「想定内」というのは、一言でまとめれば、やはり「現職は強い」ということでしょうか。「予想外」というのは、蓮舫候補の得票が有効票の2割にも及ばなかったということです。 新聞に発表されていた確定得票数を少し加工して並べてみます。 当 小池百合子 2,918,015(42.7%) 石丸 伸二 1,658,363(24.3…

  • 「手袋を買いに」

    今朝の新聞の書評欄を見ていて、新潮文庫から新美南吉さんの作品選集が出ていることを知りました。新美さんと言えば、何をおいても「ごんぎつね」でしょうが、小生にとって、子どもの頃に読んでとても印象に残っているのは、評者と同じく、「手袋を買いに」です。 今週の本棚:荒川洋治・評 『ごんぎつね でんでんむしのかなしみ 新美南吉傑作選』=新美南吉・著 毎日新聞 https://www.nankichi.gr.jp/Dowasyo/pdf/R02/tebukuro.pdf 雪の中、手がかじかんで冷たいと言う子狐に、霜やけになったらかわいそうだから手袋を買ってあげようと思い、子狐と一緒に町まで下りてきた母…

  • ネット街宣

    webで見かけたライターの菅野完(たもつ)さんの1人街頭演説より。 https://x.com/nabekuramasa/status/1808757827009458409 7月7日は東京都知事選挙の投票日です。ご存じのように今回の都知事選挙は史上最多の候補者が出馬しています。その立候補者の中で当選の可能性があるのは、たった二人だけです。……ほとんどの人に当選の可能性はほぼありません。あるのは2人だけ。一人は現職の方、一人はついこないだまで国会議員をされておられた方。この二人のうちから、どちらが都知事としてふさわしいかを選ぶのが今回の都知事選挙です。みなさん、いろんなご意見はあろうかと思いま…

  • 中田敦彦さん、蓮舫候補に聞く

    中田敦彦さんのYouTube大学で、東京都知事選の立候補者にインタビューした動画が見られます。収録日がいつだったのかはわかりませんが、昨日は蓮舫さんの回の前編が放映されていました(他に、小池編、石丸編もあります)。昨日のブログの延長で、今日はこの蓮舫さんの話の一部を起こしてみます。築地・豊洲や神宮外苑、晴海等々、小池都政と大企業との癒着には呆れるばかりですが、ここでは例のプロジェクションマッピングの話の部分だけとりあげてみます。 【蓮舫①】蓮舫無双、炸裂!癒着政治の疑惑を徹底批判【都知事選対談】 - YouTube 蓮舫:地方自治法っていう法律があるんですけれども、東京都とか地方自治体の公金の…

  • 「七夕革命」と「落選運動」

    X(ツィッター)で「七夕革命」という語を見ました。これは、都知事選で現職の小池候補が敗れること、端的に言って、蓮舫候補が勝利することを表す「願望」であり、「スローガン」かと思います。小生にはいい響きです。でも、「立場」が逆なら、「七夕災難」か「七夕悪夢」でしょう。 2009年に民主党政権が誕生したとき、新聞(確か読売)で、「これは革命だ」という文言(見出し)を目にしました。日本の国政史上、政権交代が初めてということはありません。戦後も1993年に一度非自民・細川連立政権が成立したことがあります。ですから、自民党が選挙で負けて下野したくらいで「革命」というのは大袈裟過ぎるのですが、それでも長く続…

  • 「法の支配」を拒む人たち

    「他人に適用する原理原則を自分に適用しない人を偽善者という」――これは妙な全能感を抱いた権力者(と取り巻き)が働いた身勝手極まりない判断と行為であって、「法の支配」などという、そんな「高尚」な話を持ち出すべきではないのかも知れません。そもそもが違法行為に手を染めた権力者が、「御用聞き」を検察トップに据えておけば自分は捕まらない、安心だ。けれども、その「御用聞き」が定年間近で検事総長にはなれないことに気づいたので、何とかならないかと誰かに相談したら、検察官も他の一般の国家公務員と同じことにして定年延長しちゃいましょうよ、などという話になって、ほとんど「思いつき」で、都合よく法律の解釈を変えること…

  • 都知事選の告示に 雑感

    昨日、東京都知事選が告示されました。(千葉県民で)投票権がありませんので傍観するだけですが、いくつかの場面に接して、現在のこの国の社会政治状況が反映されている感じを受けました。立候補者を大勢擁立して、選挙ポスターの掲示枠を切り売りしようとするNHK党の、「違法」でなければ何をしてもいいという考え方や手法には、もはやさして驚きを感じなくなってきました。こういう手法は、この間の裏金議員の処分や政治資金規正法改正の抜け道探しのプロセスを見ていても感じるところで、政治社会でこれまで繰り返されてきたことの裏返し、極端ではあっても一つの現れとも思えます。 NHK党のポスター枠「販売」いいの? 都知事選に大…

  • 泉房穂さんへのインタビュー

    今朝新聞を眺めていて、ジャーナリストの田原総一朗さんが前明石市長の泉房穂さんにインタビューした記事の後編を目にしました。市長を退任してからメディアでよく見かける泉さん、市長在任中にいろいろと「舌禍事件」が取り沙汰されて話題になりましたが、愉快な方だと思います。「愉快」な理由は、偉ぶらず飾らない話をするからでしょうけれど。興味を惹いたのは市役所職員への「暴言」がきっかけで市長を辞して、再選挙に臨むかどうか、家族会議をもった場面の話です。その前段から少し引用させてください。 田原総一朗の日本の教育問題は何だ!?:前兵庫県明石市長・泉房穂さんインタビュー/下 「変わり者」も受け入れる 毎日新聞 …

  • 「寄り添わない」――誠実な言葉を求めて

    先日本屋で雑誌を眺めていて『地平』という名の月刊誌の存在を知りました。まだ創刊されたばかりのようです。表紙に掲げられた「コトバの復興」というタイトルが目に止まりました。何で「言葉」がカタカナなんだろうと思いながら中を開いて少し読むと、意味しているところが何となくわかりました。はっきり言って、昨今の政治家やメディアのあいだにはびこる「ことば」は、「言霊」が宿るとされる言葉の重みがなく、コミュニケーションとしての機能さえ失い(破壊して)、ほぼ一方通行を繰り返しています。編集者が、これに漢字どころか、平仮名の「ことば」さえ与えず、「コトバ」としたのは、そこまで堕ちている現実を告知するものなのでしょう…

  • 大谷選手の責任

    昔はスポーツをするのも見るのも好きでした。個人種目はあまりやりませんでしたが、団体種目は、野球にしろサッカーにしろ、みんなで一緒に遊ぶ競技は楽しかったし、大会やイベントが近づくとワクワクしたものです。しかし、だんだんと年季を重ねて、スポーツビジネスとか愛国心とか、背景にうごめく力の存在が見えてくると、以前のように「純粋」に楽しめなくなってきました。コロナの禍中に開催された先の東京オリンピックなどは典型的で、政治的(経済的)な諸力の存在感があまりに露骨で、小生個人にとってはかなり「決定的」な出来事であったような感じがします。 米国大リーグで活躍中の野球界のスーパースター、大谷翔平選手の元通訳・水…

  • 「国の指示権」の拡大

    昨日5月30日、衆院で地方自治法の「改正案」が可決されました。非常時に自治体に対する国の「指示権」を拡大する内容です。現在自民党の裏金問題で政治資金規正法の改正に世間の関心が集まる中、「こっそりと」ということもありませんが、地方自治の根幹を揺るがしかねない法案が20日余りで通されることに憤りを感じます。以下は、今朝31日付の毎日新聞の記事からの引用です。 「想定外」の要件あいまい 乱用歯止めも不透明 国の指示権拡大 毎日新聞……「極めてあいまいな要件のままでは、時の内閣の恣意(しい)的な判断で自治体に指示を行う余地を残す」 立憲民主党の吉川元氏は30日、衆院本会議の討論で改正案に懸念を示し…

  • 続 きしユリ時事対談

    先日の続きになりますが、これは言うまでもなく、(たちのよくない)フィクションですので。 ソウルで中韓首脳と会談してお疲れ気味の岸〇首相。官邸の執務室でウトウトとしていると……。 き:んんっ?!。おい、誰か来てくれー。官邸に何か動物が紛れ込んでるぞー。 ユ:シーっ。総理ったら、私ですよ、ワ・タ・シ……。 き:何だ、きみはぁ。尻にシッポをくつけて、ヒゲまで付けて、いったいここで何をやってるんだね? ユ:もー、総理ったら、大きな声を出して、イヤですわ。最近は得点稼ぎですぐに外国に行ってしまうから、ほんとにつかまらなくて困ります。直接お会いするために、こうして変装して入り込んだんですのョ。 き:変装っ…

  • 「政策活動費」はなくても支障なし

    今日は短めに。 昼にTBSの「ひるおび」を見ていて、政治資金規正法の改正に向けた各党の動きについて、元駿河台大学客員教授(!最近この肩書きが出なくなりましたが)田﨑史郎氏がどもりどもり「解説」する様を見ていたら、昨日の参院予算委の岸田首相のおどおどした、たどたどしい日本語答弁とその姿が重なって見えてきました。要するに、何かを気にして、思うこと(知っていること)を自由に、実直にしゃべっていない(しゃべれない)という意味で、二人の現在の「心理状態」は、どこか似たところがあるような感じがしました。見ている側からすると、別に饒舌でなくていいので、普通に話をしてほしいのですが。あるいは、国会でもテレビで…

  • 衛藤征士郎に有言実行を求む 以上!

    日本のスポーツ選手の才能というか、活躍ぶりには驚かされることが多いのですが、連日伝えられるメジャーリーグの大谷翔平選手はもちろんのこと、ボクシングの井上尚哉選手とか、先日の試合などを見ていると、素人目にも圧巻の勝利で、KOされた相手の選手の倒れ方が「見事」過ぎて心配になります(本当に後遺症とか、大丈夫なんでしょうか)。あとは、スポーツではないかも知れませんが、将棋の藤井聡太八冠もとにかく強い。この人をタイトル戦で負かせる人が出たら、「一大事件」になりそうです。どなたかが、X(Twitter)か何かで、こうした希有な才能と同時代を生きていることの幸運を、何か感慨深くつぶやいているのを見ましたが、…

  • きしユリ時事対談 プラス

    戯れ言ですので、読み流していただければ幸いです。 ユ:あらぁ、岸〇総理じゃございませんの、お久しぶりでございます。 き:うっ、緑のたぬ……じゃなかった、小〇都知事じゃないか。こんなところで何をうろついてるんだね。 ユ:まあ「うろつく」なんて人聞きの悪い。ぶらぶらしていたってわけじゃございませんの。これでもお待ちしてましたのよ。 き:待ってたって、誰を? 私を、かね? ユ:もー、総理ったら、内政がダメだと、すぐに外遊に行ってしまうから、つかまえるのが大変ですわョ。 き:私は「外交の岸〇」だからな。支持率が下がったときは、外国に行くに限るよ。見てみなさい、帰って来ると見事に支持率が上がって……。わ…

  • 「自分には何ができるか」

    5月3日の今日は憲法記念日です。1947年のこの日に新憲法(日本国憲法)が施行されて、77年。憲法遵守義務のある公務員の頂点に立つ総理大臣が、率先して憲法を変えようと呼びかけ、他方で、「立憲民主党」なる名の政党ができるくらいですから、この間、この国でいかに「立憲」の精神がなおざりにされてきたかがよくわかろうというものです。今日は恒例の憲法改正/擁護の集会あり、「憲法改正をすべきか否か」の意識調査の結果発表あり、でしたが、大型連休の最中でもあり、8月15日などに比べると、この日と向きあう人々の「関心」が「特別」という感じはしません。今日の昼のNHKニュースなども、トップは連休後半の行楽についてだ…

  • 昼、牧原秀樹議員のコメントを聞いて

    今日は体調が悪くないので、短いですが「連投」してみます。 昼にTVを見ていたら、一昨日の衆院補選・自民党全敗を受けて、テレ朝の「ワイドスクランブル」に自民党の牧原秀樹議員が出演していました。牧原議員のことはよくわかりませんが、テレビには自民党の「選挙対策委員会副委員長」の肩書きが示されていました。テレビ画面右上には「信頼回復へ どうすべき?」というテロップも見えます。牧原氏には悪いけれども、もし、自民党が「(裏金問題等々)反省しています」という姿勢を国民に示したいのであれば、岸田総理(党総裁)とは言わないまでも、やはり茂木幹事長クラスの重鎮が出演してしかるべきだったのでは、という感じがしました…

  • 衆院補選とテレビ・ニュースの「風情」

    昨日衆院の補選の投開票がありまして、東京・島根・長崎の三選挙区、いずれも前は自民党の議席でしたが、結果は三議席とも立憲民主党の候補が当選しました。自民党は、東京と長崎では候補を立てていません。裏金問題への批判が強く、逆風の最中だったとはいえ、候補者を立てないということは、選挙区の自民党支持者にとっては投票する先がないわけで、党中央や県組織に不満はあるでしょう。地元の支持者にとって何とも失礼な話です。それでも(東京や長崎は捨てても)島根の一議席だけは落としたくなかったらしく、ここに精力を注ぎ込んで選挙に臨みましたが、結果はやっぱりダメでした。 今朝新聞で投票前日に島根の選挙区入りした岸田首相が演…

  • 日米首脳会談と岸田さんの「笑い」

    毎日新聞論説委員の伊藤智永さんが、担当コラムの「土記」で、2週続けて、岸田首相の訪米と日米共同声明の意味を取り上げています。 土記:前例なき高みという深み=伊藤智永 毎日新聞 土記:銃を取れ、命を懸けろ=伊藤智永 毎日新聞<4月20日付> 「米国と一緒にいることの覚悟が示された。同盟とは、守るべきものを共に守るために戦うこと。必要なら銃を取ってでも、命を懸けてでも守ることである」 岸田文雄首相の米議会演説と日米共同声明の意味を、杉山晋輔元駐米大使は17日、日本記者クラブで……解説した。外務省とすり合わせて会見に臨んだというから、政府見解の代弁である。問題は、何をどこまで守るのか。 ………

  • 「小池・学歴詐称問題」の再燃

    外国語には興味があるので、いろいろな言語を「かじった」ことがあるのですが、アラビア語はなかなか手強い感じがあります。日本にも専門家はいるので、日本語を母語にする人にアラビア語の習得が無理ということはないのでしょうが、英語やロシア語などとは大分色合いの違う言語であるのは確かです。 小池氏もカイロ大で学んだアラビア語 会話で教育レベルがわかるのはなぜ?:朝日新聞GLOBE+ もちろんこれは個人の感想です。どんなレベルかはわかりませんが、小池・現東京都知事はアラビア語の通訳ができるのだから、昔はへぇー、すごいもんだと思っていました。しかし、4年くらい前に『女帝 小池百合子』という本が出て、大々的に彼…

  • 清水ミチコさんの「実験」

    先週毎日新聞を見ていたら、三面の「万能川柳」が3日続けて政治ネタばかり集めていて、「おやっ?」と思いました。選者の仲畑氏の「気まぐれ」か、それともその種の句が多すぎて掲載せざるを得なかったのか、いずれにしてもここから垣間見える「世相」は、自民党が「期待!」しているような「政治不信 → 政治嫌悪・政治忌避(=投票に行かない)」とは少し異なる感じがしないでもないです。いくつか引用させてください。<4月2日(火)> ☆納税は個人の自由民主党 (仙台 小林さん) ・大臣が良く辞める党ジニン党 (壱岐 白井さん) ・5人衆指名手配のように見え (下関 則夫さん) ・自民村法令特区に誰がした (高石 ユー…

  • 政治の裾野

    トニー・ブレア元英国首相の回想録を読み終えて、一国の首相を務めるには、相応の知識はもちろんのこと、不屈の闘志やバイタリティーなど、総じて普通の人間のレベルでは済まないパワーが必要なことを改めて思い知りました。それはおそらく首相とか政治家に限った話ではなく、組織の代表にはそういう人物が選ばれる下地というか裾野が英国にはあるということでしょう。もちろん権謀術数はあるでしょうけれど。 翻って、この国はどうかと考えますと、残念ながら、現実には「そういう人物」が選ばれる構造になっていないといいますか、特に政治の世界では、選ぶ方にも選ばれる方にもおおよそふさわしからぬ事例ばかり目についてしまいます。今朝な…

  • 政治家のスキャンダルとお国柄

    元英国首相のトニー・ブレアさんの回顧録を読んでいます。上巻を読み終えて、一昨日から下巻に入ったのですが、なかなかおもしろい話がいろいろと書かれています。「自伝」に書いてあることをそのまま真に受けてはいけないと言う人もいますが、ない「事実」は書けないと思うので、多少の誇張や脚色があるとしても、まあだいたいは本当の話に近いものと受け止めています。それにしても、在任当時の側近や大臣たちの言行や自分の印象をかなり開けっぴろげに記していて、「まだ存命中の人も多いだろうに、大丈夫なのかなぁ」と、読んでるこちらの方が心配になります(笑)。 これまで読んだ範囲でも、興味深い箇所はいくつもありますが、こうして筆…

  • 政倫審を見て 訂正

    ※まちがいがあったので訂正しました むかし数学の集合のところか何かで「命題」の真偽とか、「十分条件」・「必要条件」というのを習いましたが、今考えると、別に数学でなくともよかった気がします。数学が苦手な(といより単にこういう形式論理が苦手な)小生などには、いつも数学の延長のような感じが残ってしまって、頭が混乱してしまうのですが、AならばBが成り立つとき、AはBであるための十分条件、BはAであるための必要条件……という話のようですから、例を考えれば、「千葉県に住んでいる人は日本に住んでいる」という文(命題)が嘘でなく成り立つとすれば、千葉県に住んでいることは日本に住んでいることの「必要十分条件」で…

  • トニー・ブレアの回顧録より

    X(Twitter)を眺めていたら「過激ダンスショー」というTrendが立っていて、何のことかと思って見てみると、自民党青年局の醜態を咎める記事録でした。これは産経新聞の記事に端を発しているようですが、確か3月8日の今日は「国際女性デー」のはずです。「出来事」自体は去年の11月の話のようですが、このような日にこうした記事をぶつけてくるのが産経だと知って、何とも言えぬ気分になりました。 <独自>自民党青年局近畿ブロック会議後の会合で過激ダンスショー 口移しでチップ渡す姿も 費用は党が支出 - 産経ニュース 記事に会を企画運営した県議の「釈明」がありますが、このダンスショーのどこが「多様性」なのか…

  • 盛山文科大臣をめぐる記事

    昨日の毎日新聞の「日曜くらぶ」に掲載されている2つのコラムに偶然同じ政治家のことが取り上げられていました。編集者的には、重複するのは好ましくないという思いがあるかもしれませんが、事が事だけに敢えて掲載したというところでしょうか。 まず、俳優・松尾貴史さんの記事「ちょっと違和感」。3回に2回くらいは政治がらみの松尾さんの「違和感」が綴られますし、毎週楽しみにしながら読んでいるので、小生としては特に「違和感」はありませんが、もう一人の、心療内科医の海原純子さんの記事「新・心のサプリ」の方は、政治家の名前が出て来ることはあまりないので、これはある意味「深刻」な事態と受け止めています。問題は、その「深…

  • ガッサーン・カナファーニー「彼岸へ」

    昨日、国連の安全保障理事会でガザ停戦決議案が否決されました。アメリカが拒否権を行使したからです。言われているとおりにイスラエル軍がガザ地区南部への侵攻作戦を進めれば、ガザの人々には行き場がありません。すでに死傷者は2万5千人を超えているという報道もあります。ブラジルのルラ大統領は、「ヒトラーがユダヤ人を殺害すると決めたとき」と同じくらい類例がないと、イスラエルを強く非難しました。 アメリカ政府は、拒否権行使の一方で、ナワリヌイ氏の死亡に関してはロシアに制裁措置をとるそうです。広報官は「ロシア政府が世界にどう説明しようとも、プーチン大統領とその政府がナワリヌイ氏の死に責任があることは明白」だと説…

  • 杉田水脈氏の「教育勅語」

    webを眺めていて、自民党の杉田水脈衆院議員がX(ツイッター)に、教育勅語には「なに一つおかしなことは書かれていません」、児童虐待やいじめの防止に役立つので、「学校の先生にこそ、知ってほしい内容です」と投稿したという話を知りました。これには一言あります。 https://twitter.com/miosugita/status/1759126897685053455 杉田水脈氏、教育勅語を礼賛「なに一つおかしなことは書かれていません」 - 社会 : 日刊スポーツ 杉田議員はおそらくご存じないのでしょうが、ふつうに大学で教職の単位を修得した先生方は、教育勅語の内容と意義くらいは学ぶので、当人が忘…

  • 「国策」としてのマイナ保険証

    今日は病院に行く日でした。受付でしばらく様子を眺めていましたが、紙の健康保険証でなくマイナカードを出す人は見えませんでした。昨日、国家公務員のマイナ保険証の利用率が4.36%だという記事を目にして、さもありなんと思いましたが、あらためて世の現実を目の前で見せられた感じがします。 「完璧に失敗」マイナ保険証、国家公務員の利用率4.36%にあふれる憤慨…河野大臣“過去の発言”への批判も再燃 Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] この記事を見て、「国家公務員のくせに(国策を)何だと思ってるんだ」と思う向きもあるでしょうが、しかし、国家公務員の人たちだって利用価値がない上に、個人情報の…

  • 「人の心」を届ける記事

    安倍派の所属議員は昨年末時点で99人いたそうですが、今回の裏金問題で95人(団体)が政治資金の収支報告書を「訂正」したそうです。こうなると、逆に、誰が「訂正」しなかったのかの方が気になります。 自民・安倍派、95人の寄付不記載 5年6.7億円 収支報告書訂正 毎日新聞 先日、お世辞にも政治にあまり関心のあるとは言えない親戚の一人も、この件だけは許せないと怒っていました。「こっちは領収書を束ね、帳簿も付けて税務署に申告してるのに、いったい何だ!」と。加えて今度はインボイスです。「絶対許せない」とほとんど涙目になっていて本当に驚きました。彼らにこういう市井の人の声は届いているのでしょうか。 こ…

  • 「告発はこれから」

    MBS(毎日放送)は関西圏ではお馴染みであっても、千葉県在住の者にはやや縁遠いところがありますが、昨日放送されたニュース解説の一部がYou-Tubeに上げられていて、ゲスト解説者の上脇博之ひろしさんの話を視聴できたのはラッキーでした。上脇さんはご承知のとおり自民党の“裏金”問題を告発して、検察による捜査や今の政治状況のきっかけをつくった人物です。番組内では「自民党が最も怖れる男」とか「一人で自民党の派閥を全部潰した」とか変な持ち上げ方をされていて、いやーな感じもしましたが、上脇さん本人は、今後も「仕事」をやっていくだけという、ある意味淡々とした姿勢には変わりない印象でした。内容は映像を見る方が…

  • 「 」(カギ括弧)付き

    2日前となりますが、1月29日の参院予算委員会は、開会前の理事会で、野党の質問者が質疑で使う予定のパネルにあった文言をめぐって紛糾し、開始が30分遅れたようです。どういうことかと思ったら、自民党の理事が「裏金問題と断定的に書かれるのは適切ではない」と反発したんだそうで、結局、パネルに手書きでカギ括弧をつけて、〈「裏金」問題〉とすることでようやく決着したというのです。……もう、目がテンになると言いますか、同じ日に「チンピラ同然の恫喝」で話題となった、維新の藤田幹事長並みに言葉汚く罵ってやりたい思いがします。 ……「ええ加減にせえよ、ホンマ」(――「ご静粛にお願いします」 笑) 野党パネルの「裏金…

  • 能登半島地震の義援金

    昨日、朝食をとりながらTVを見ていたら、能登半島地震の義援金としてテレ朝が集めたドラえもん募金が総額2億円を超えたそうで、一応昨日で締め切って被災地に送るという話でした。「そうだ、地震からもう3週間が過ぎてるんだ」と思い、まったく遅きに失していますが、自分もやらねば……と思い、義援金の送り先をネットで調べてみました。すると、石川県が受け付けている義援金の案内が県のHPにあって、1月22日(月)時点で集まった金額は90億4千万円超で、本年いっぱい(12月27日まで)受け付けているとのことでした。 令和6年能登半島地震に係る災害義援金の受付について 石川県 こういうのを金額で比較するのは、適当…

  • 「シニシズム」に抗して

    ガザの死者が2万5,000人を超えたそうです。去年10月のハマスの「越境攻撃」で亡くなったイスラエル側の死者は、約1,300人と言われているので、こんな数字の対比は嫌なのですが、約20倍の開きがあります。 ガザの死者2万5000人超 戦闘停止めどたたず ロイター報道 毎日新聞 ガザの人たちへの同情もあって、こんな対比をしてしまいますが、前にもブログで書いたとおり、個々の人の死を「数字」に落とし込んだ瞬間に、「そぎ落とされるもの」があるのは承知しているつもりです。そうであるとしても、この間のイスラエルの攻撃の惨さと、この「数字」には黙っているわけにいきません。ホロコーストという虐殺を経験した…

  • 石原伸晃の「共産主義」

    Twitter(X)に「共産主義的」という「トレンド」が立っていたので、「はて?」と思ってのぞいてみたら、昨日の午後の日テレの情報番組「ミヤネ屋」での石原伸晃(あえて敬称はつけません)の発言だったことがわかりました。 昨日の午後2時過ぎだったでしょうか、いつもよりもだいぶ遅い昼食を摂って、たまたまテレビでこの番組を見ていたら、石原伸晃がゲストに呼ばれていることを知ってすぐにチャンネルを替えたのですが(笑)、一周して日テレに戻ってきたら、泉房穂さんと「リモート対談」していることに気づき、しばらく眺めていたので、このシーンはおぼえています。が、耳が遠かったせいか、「共産主義的」という語を発していた…

  • 上野千鶴子さんの対談記事を読んで

    14日日曜日の夕方、たまたまテレビで大相撲を見ていて、6:00に定時ニュースに切り替わったのですが、最初のニュースは岸田首相が被災地を視察したという話でした。あれ?13日って言ってなかったっけと思って見ていると、被災者を前に岸田さん、「何かお困りなことはありますか?」と(いうようなことを)尋ねていたのですが、これってどうなんだろうと思いました。怪我をして血が出ている人に、「どこか痛いところはありますか?」と訊くのかと。地震直後ならまだしも、もう発生から2週間です。いや、でも、言葉をこの部分だけ切り取るから印象がよくないのかも知れないと思っていたら、続く7:00のニュースでは、この発言部分は放映…

  • 岸田首相は「焦っている」か?

    元日の能登の地震から10日が過ぎました。体調が優れなかったこともありますが、気の重くなることばかりです。判明している石川県の死者数は206人。今もなお安否不明者が存在し、道路が寸断された集落は今も変わらず、3000人が孤立状態にあると言われています。 岸田首相は早ければ13日にも被災地を訪問する見込みという話ですが、はっきり言って “遅い” という印象が否めません。 Web上にあった「週刊ダイヤモンド」のOn-Line記事によると、防衛省関係者の話が引用され、内閣支持率低迷にあえぐ岸田首相は挽回のチャンスを得たいと焦っているようだ、というのです。以下、引用です。……能登半島北部では村落や集落の…

  • デジタル大臣の「イデオロギー」

    年明け元日の能登半島の地震には本当に驚きました。石川県に帰省している(はずの)知人もいるので、大丈夫だろうかと心配していたら、昨日の夕方、テレビで航空機火災の映像を目にして、これが羽田空港での事故と知って、また驚愕です。聞けば、千歳空港から到着したJALの便と海上保安庁の輸送機が衝突したというのですが、この国でそんな事故が起こったのは初めてではないでしょうか。もちろん事故というのは「まさか」の事態が積み重って生じるものなのでしょうし、操縦士(機長)も滑走路上に何かが見えれば、管制から着陸OKの指示が出ていたとしても、おかしい、と気づくのでしょうけれど、このときはすでに日が暮れて目視では確認でき…

  • 大川原加工機冤罪事件のこと

    年の瀬で買物に行くと店が混んでいたりして、何となく忙しい雰囲気が感じられます。やる(べき)ことが多くて、一年の終わりにさしたる感慨もありませんが、テレビで今年の事件や事故を回顧するような番組を眺めていると、とても他人事では済まない出来事を目にして、心穏やかでいられないこともあります。今は連日、自民党の政治資金・裏金問題やイスラエルのガザ侵攻の報道が前面に出ていますが、今月27日に地裁で無罪判決が出た大川原加工機冤罪事件は、小生としてはかなり気になる出来事でした。事件は、背景を含めていろいろな問題が折り重なっていると思いますが、あえて単純化すれば、検察や公安が(「嫌中嫌韓」ネタを利用して)論功行…

  • 休職と性加害

    文科省の調査によると、昨年(2023年)度に「心の病」で休職した公立学校の教員が6,539人(前年度比10.9%増)と過去最多を更新したそうです。精神疾患が理由で1ヶ月以上休んだ教員数を含めると総数は12,192人となり、特に20代の教員の2%、50人に一人は1ヶ月以上休んだ計算になります。学校現場で働く人たちの悲痛な叫びが、さらに深刻になっている状況がうかがえます。 精神疾患で休職の公立学校教員 過去最多 初の6000人超 20代が高い増加率 要因は? 教員不足 サポートが課題 NHK 教育 「心の病」で休職した公立教員、過去最多 前年度比10.9%増 毎日新聞 今朝、毎日新聞で…

  • 「代執行」訴訟判決のこと

    昨日沖縄・辺野古の基地建設にかかわる「代執行」訴訟の高裁判決が出され、福岡高裁那覇支部は国側の主張を認め、沖縄県に辺野古沖の地盤改良工事の承認を命じ、これに従わない場合、国が沖縄県に代わって工事を進めることが可能となりました。予想というか、ある程度覚悟はしていましたが、実際このような結果が出ると、落胆と怒りを感じざるを得ません。 沖縄 辺野古改良工事 県に承認命じる 国の「代執行」が可能に NHK 基地問題 前日に沖縄テレビが放映した稲嶺惠一元沖縄県知事へのインタビューを見ました。稲嶺さんは、防衛は国全体、国民全員の問題なのに、米軍基地問題が沖縄(だけ)の問題となっている現状を深く憂慮…

  • 「裏金」の何が問題か

    立憲民主党の泉代表が先週の12月13日夕方、JR秋葉原駅の西口で演説する動画(部分)を見て、意外になんて言ったら失礼ですけど、話がうまいなぁと感心しました。政治家なんだから当たり前と言えばそれまでですが、今や音を発するだけで内容が何もないか、20から30字くらいで収まる定型の枕詞を置いたらあとは黙秘をするか、いずれにしろ、意味のない話しかしない(できない)政治家があまりに目立つので、こんな当たり前のことをする(できる)政治家に「新鮮味」を感じてしまうのです。no nameさんのツィッター(X)から引かせてもらいます。 https://twitter.com/gohauni22suru/stat…

  • 「戦争機械」と「反戦放送」

    先日久しぶりに大きな書店に行って本を買いました。ロシア史研究者の和田春樹さんの自伝というか回顧録『回想 市民運動の時代と歴史家 1967-1980』(作品社)という新刊本に目が留まりました。和田さんと「同時代」を生きたというには、和田さんの方が年齢が上過ぎるのですが、この時代の話なら何とかついていけます。 1960年代後半、ベトナム戦争(アメリカの攻撃)に反対を訴える声は世界的に拡がっていて、日本で普通に生きていても、当時反戦の空気を肌で感じることができました。学生運動などもありましたし、当時は社会全体がそんな雰囲気だったと思います。イスラエルに即時停戦を求める今の国際社会の空気も、幾分似たと…

  • 早尾貴紀『希望のディアスポラ』を読んで

    イスラエルがガザ地区での戦闘を再開させてから、ほぼ一方的にガザの住民の死傷者が増えています。イスラエルはハマスを根絶やしにするまで戦うと言っていますが、最初に攻撃を仕掛けたのはガザ地区のハマスだったとはいえ、これは本当に「自衛行為」と言えるのか。あまりに傲慢不遜というか、とても神と向き合って生きている人たちの発する言葉や行為とは思えません。イスラエルの人びとが信ずるユダヤの神はこうした蛮行を許す神なのでしょうか。 実はこんなイスラエルのあり方を非難する人はユダヤ人世界の「内部」でも少なくないようで、イスラエル政府の行為をもってユダヤを代表させるのはたぶん間違いなのだと思います。 古代ユダヤの王…

  • 「裏金の文化」

    昨日政治資金パーティーの裏金問題で安倍派の4閣僚が交代となりました。「異例」中の「異例」と言われますが、今までに「例」がなかったのは、普通はここまで来たら内閣総辞職になるからで、実際、岸田内閣の支持率は、先週の時事通信社調べで17%(不支持58%)です。こう言っては何ですが、こんな「悪あがき」を許して、内部批判(疑似政権交代)も出来ない自民党も堕ちたものだと思います。 今朝の新聞に「政治とカネ」をめぐる問題について、二人の識者のコメント(インタビュー記事)がありました。一人は今回の問題を刑事告発した上脇さん、もう一人は、政治資金問題のTV解説でお馴染みの岩井さんで、解説者として最適任の二人だと…

  • 貧困・格差と「政治(家)の信頼回復」

    昨日「Newsweek」の記事「日本社会は「ワーキングプア」の人たちに支えられている」を読みました。以下、記事からの引用です。……国民を有業者と無業者、さらに前者を大雑把な年収階層で分けたグラフにしてみると、日本社会の構造がリアルに分かる。2022年10月時点の年齢別人口を、こうした観点から色分けすると<図1>のようになる。 ……3つの年収階層に分けてみると、年収300万円未満の人が多い(約半分)。一昔前では普通とイメージされていた年収600万円を超える人は、有業者の中では2割もいない。下が厚く上が細い「ピラミッド型」で、この上に、働いていない被扶養人口(白色)がのしかかっている。 今の日本社…

  • 昨日の雑感

    政治世界の裏話に興味はありますが、知れば知ったで、いやーな感じもしてきます。 パーティー収入の裏金化問題で、今、大揺れの安倍派と自民党、および岸田政権ですが、テレビで紹介されたグラフなどを見ると、安倍派のパーティ収入だけが他派閥に比べて少ないのは、誰しも妙だなと思います。昨年2022年分の政治資金収支報告書のデータによれば、麻生派が2億超、二階派、岸田派なども1.8億くらいなのに、なぜか安倍派は9,000万円台なのです。政権与党である自民党の最大派閥が他派閥よりも「金集め」が下手ってこともないでしょうし、これは何かあるんじゃないかと思う方が自然です。最近の報道でキックバックのシステムがあること…

  • 「政治不信」「再発防止策」という話法

    今朝、いつもより少し遅めの朝食を摂って、8:00頃でしたか、テレビを眺めていたら、例の自民党派閥の政治資金キックバック問題が取り上げられていて、安倍派の重鎮議員に加え、長崎3区選出の谷川弥一衆院議員が4,000万円を超えるキックバックを受けていたことから、本人が記者の前に出て来て「釈明?」する様子が映っていたのですが、冒頭に一礼した谷川氏、記者の質問に答えて少しは謝罪めいたことでも言うのかと思いきや、謝罪どころか、紙片を一方的に読み上げて、あとは記者を愚弄する始末。わざわざ出て来て何なのか。これには驚きました。長崎3区(佐世保とか対馬など)の選挙民のみなさん、こんな愚か者を国政に送って平気なの…

  • 「アベチル化」と「安倍派バブル」

    一昨日ブログに戯れ言を書いて悪ふざけをしているうちに、自民党の政治資金パーティー収入の「裏金」問題は、一夜にして政局に発展する大問題になって、少し驚いています。昨日裏金問題で実名が出た松野官房長官は、終日疑惑に対して何ら釈明出来ず、今朝の読売新聞によれば、辞任は必至の情勢です。昨晩は、高木国対委員長と世耕参院幹事長など、安倍派の「重鎮」の名前まで挙がり、安倍派はもとより、岸田内閣の存続に決定的な打撃を与えるかも知れません。 しかし、こんなふうに少しずつ政治家の実名を出しながら世論を煽っているのは、むろん検察でしょうから、ここまで煽動しておいて、後で記載漏れを修正してくれればOKみたいな話で手打…

  • アベキシ夢時事対談

    ア:きー・しー・〇ー・くん。 キ:何だ、〇ベさんじゃないですかぁ。冥界に行った人が、人の夢の中にまで出て来て、何の用ですかぁ。 ア:そんなつれないこと言うなよぉ。最近政界が大揺れだから心配してるんだよぉ。私という大黒柱を失って、〇民党も日本の政治も、どうなっていくのかってねぇ。 キ:そんなこと言ってるけど、実はあんまりそちらの居心地がよくなくて、下界に逃げてきたんじゃないんですかぁ? 先輩諸氏が多いんでしょう。中〇根さんとかから若造呼ばわりされたりして……。 ア:ばかを言いなさい! 私は日本の歴史上最も長く総理大臣を務めた男ですよ! 中〇根さんよりも通算で3年以上も長く総理大臣をやってんだ。私…

  • 政治家たちの「黙秘」

    内閣支持率が下げ止まらないとはいえ、下がり方がやや鈍化した岸田首相でしたが、ここに来て一段と苦境に陥った感じです。 自民党派閥による例のパーティー券のキックバック問題は、実は専用口座があったというけっこう衝撃的な報道があって、もはや議員個人の問題に矮小化できず、組織ぐるみだったことを認めざるを得ない段階に来ています。しかるに、自民党関係議員は誰一人として、いつも言っている「丁寧な説明」をできず、口を揃えて(口裏を合わせて)「状況を精査し、適正に対応する(以下、黙秘)」と答えるのがやっとです。 安倍派がパーティー券“専用口座”つくり管理か 国会では”政治とカネ”追及続く 松野官房長官 自身へのキ…

  • 無人店舗にないもの

    新聞を見ていてある投稿に目が留まりました。セルフレジに不案内で気疲れしてしまうという話で、最後に「人のいるレジを減らさないでほしい」と書いてあります。 女の気持ち:疲れる買い物 さいたま市桜区・児玉仁美(主婦・56歳) 毎日新聞 「人のいるレジ」を減らすという言葉には、別件で思い当たることがあります。小生は、(ガソリンスタンド以外)買物でセルフは使いません。スーパーの買物もだいたい午前に済ませるように心がけていますが、時折夕方に何か必要になってスーパーに行くと、夜7:00以降は有人レジは閉鎖し、すべてセルフレジとなりますという店内のアナウンスが耳に入ってあせったこともあります。客の中にはセ…

  • 屋久島沖 オスプレイの “墜落” 事故

    昨日の午後、屋久島沖でオスプレイの「墜落」事故がありました。オスプレイは今年の8月、オーストラリアで演習中に墜落し、3人が死亡しています。日本では2016年12月の名護市沖での事故がなお記憶に新しいところですが、このときの事故には「墜落」という表現は使われず、NHKのニュースでも「不時着(水)」と報道され、今でも記録上その表現が残っているようです。制御できずに海に落下し「大破」した状況から考えると、「不時着」は不適当ではないかと当時感じたことを思い出し、昨日の夕方この事故を「墜落」と伝えるニュースを知ったときにも、皮肉まじりに「(オスプレイの事故は)『不時着』と違うんかい」と口走ってしまいまし…

  • 大阪万博の「進退」

    すでに方々で話題になっているとおりですが、大阪万博の開催がかなり怪しくなっています。利権とメンツと無責任が渦巻きながら、惰性でここまで来てしまいましたが、このまま進んで世に恥をさらすかたちになれば、さらに誇りを傷つけることになるような感じがします。 東京オリンピックの開催にも反対の声が多かったですが、まだ世界最高水準のアスリートたちが集まるんだという「言い訳」というか、「慰み」がありました。しかし、昨日の新聞記事の中に小さく、パビリオンの建設が間に合わないという記事が載っていたのを見て、こんな重大な話をどうして付け足し程度にしか載せないのかと思いました。これはオリンピックで言えば、選手が揃わな…

  • 詐欺メールと政治家の「無言主義」

    昨日迷惑メールボックスに詐欺メールとおぼしき怪しいメールが入っていました。いつもは即ゴミ箱行きですが、確認したところ、「税務署からのお知らせ」という見出しでした。国税還付金があるから24時間以内にe-Taxのアカウントに登録せよというのです。いくら何でも日本全国のどこの「税務署」か、名前も明記しないで、こんなメールをよく出すなあと。警察だったら、「警察署からの……」、いや、ひょっとしたら「交番からの……」ということになりますから、失笑してしまいます。詐欺メールにこんな形容は不適当ですが、あまりに「素人主義」が過ぎるというか、「プロ意識」がないというか、もっと「それらしいこと」ができないのか、と…

  • 「戦争にNOを突きつける力」

    ハマスとイスラエルの4日間の戦闘休止が実現しそうです。どんな形でも「停戦」が実現するのは前進です。これ以上の犠牲は何が何でも避けなければなりません。願わくば、このまま停戦・休戦になればさらによいし、みんなの力でその方向に進むよう促していかなければいけないと思います。 4日間の戦闘休止 人質50人解放へ イスラエルとハマス合意 NHK イスラエル・パレスチナ 新聞を替えてからコラム記事をよく読むようになりました。今の新聞は、某「御用新聞」よりも個人の想いや生活実感に根ざした記事が多いような気がします。23日の朝刊には、雑誌『暮しの手帖』創刊75周年を記念する記事があって、創始者の大橋鎮子…

  • 「再版華族」

    今日(日付が替わったので昨日22日)の衆院予算委員会で質問に立った立憲民主党の野田佳彦氏(元首相)が、岸田内閣の閣僚20人のうち8人が「世襲」であり、3世議員の岸田首相がジュニアに引き継げば4世になるとし、「ルパンだって3世までだ」と批判したとのことです。「ルパン」の名前を出してウケをとりたかったような気もしますが(笑)、夕方のTVニュースの見出しになっていて、ちょっと目を引きました。 「ルパンだって三世まで」 立憲・野田元首相が自民の世襲を批判 毎日新聞 自民党の国会議員の3割から4割くらいが「世襲」であることは、前にブログに書いたので繰り返しませんが、「世襲」にともなう実際上の大問題は…

  • 銚子市と千葉科学大学

    小生は千葉県民でも、銚子に在住する人間ではありませんが、聞き捨てならないニュースを知りました。銚子市には千葉科学大学という私立大学があります。大学の名前自体はよく知らなくとも、「加計学園」と聞けば、思い当たる人が多いはずです。愛媛県の今治市に獣医学部のある大学を新設することをめぐって有名となった、あの加計学園です。千葉科学大学はこの加計学園が経営する大学です。今から20年前に開学し、当初は薬学部と危機管理学部の2つでスタートし、のちに看護学部が新設され、現在はこの3学部を擁しています。しかし、県内でも首都圏から離れた場所にある私立大学の経営はどこも大変で、一般的に少子化もあるため、募集定員を確…

  • 杉田水脈氏の動画を見て

    スポーツ新聞に載る社会関係の記事は、世論の動向を反映するものが多いので、わりと気にしながら見ています。昨日の東スポの記事に、自民党の杉田水脈・衆院議員が「デイリーWiLL」というYouTube番組で、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があり、「流行語大賞にノミネートされてもよかったと思うんですけど、『公金チューチュー』……」などと発言したことに関する記事がありました(この動画は一週間前のものです)。東スポの記事では、この発言に対して「自民党として何の注意もしないのか」という、昨日16日の立憲民主党・長妻氏の発言が引用されていますが、先週の土曜から全国紙でもこの件は取り上げられていました。 立…

  • 「爺はまだ忘れない」

    今朝新聞(毎日)を眺めていたら、川柳欄に、 コノハゲー爺は一生許さない(日立・北の馬場さん)というのがあり、笑ってしまいましたが、「一生許さない」というほど根に持たないまでも、わずか一年かそこらで忘れていいはずがない問題があります。 今「解散命令」が出るかどうかが焦点になっている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、同じ毎日新聞の「オピニオン」欄に、日本基督教団豊岡教会の小林聖(さとる)さんの談話が載っています。宗教弾圧につながるという危惧は、無宗教の人間には実感が伴いませんが、理解はできるつもりです。しかし、小林さんの記事にあるように、そもそもの問題の中心(ないし本質)は「(教団の)金…

  • 大阪万博・沈む夢洲

    大阪万博に関係する動画をいくつか見ました。パビリオンの出展を予定していた国の中から、メキシコが撤退宣言をしたことで、他にも「追随」する国が出てきそうです。建設費も当初の1250億円が1850億円に上振れし、今は2350億円とされています。といいつつ、仮にいくら金をかき集めようと、肝心の建設作業に従事する人が集まらないのが実情のようです。自民党内からは、来年4月から建設業で導入される時間外労働の上限規制から、万博の建設工事を外すよう求める声が出たと報じられています。10月10日付朝日新聞デジタルによると、「人繰りが非常に厳しくなる。超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」…

  • ガザで、今……

    昨日、今日と、新聞を開くと、イスラエル軍の激しい爆撃が続くパレスチナ自治区のガザ地区で、家族とともに暮らす一人の教師の手記が掲載されています。毎日新聞の社会面にあります。 今朝は寒かったので、初めてストーブを出して火を入れたのですが、この記事を読み始めてから、ストーブを焚いていると、何となく気が重くなって、火を消してしまいます。食事をしていても半分くらい食べると、何かもういいやという気になってしまうのです。いや、そんなことをしたって、(ガザの人びとにも、自分にも)何の慰みにもなりませんし、意味はないのですが、他の事件・事故や災害をテレビ・ニュースで見るときと同じように、頭の中が切り替わっていか…

  • 給料とグラブ

    今日の衆院内閣委員会で特別職の国家公務員の給与を引き上げる法案が可決されました。首相や閣僚などの給与が引き上げられることから、野党が反対していた法案です(と思ったら、国民民主党の委員は今日採決で賛成しているんですね。ちょっと驚きました)。特別職の国家公務員の給与引き上げ法案 衆院内閣委で賛成多数で可決 NHK 国会 立憲民主党の安住・国対委員長は、この2日前に「物価高もあり、総理大臣や閣僚の給与が上がることは国民の理解は得られない」と批判していました。まあ、それはそうなのですが、「国民の理解が得られるかどうか」を反対理由の第一にするのは、あまり筋がよくなかったかもしれません。というのも…

  • EWサイード『パレスチナ問題』序より

    パレスチナ出身で学者・文芸批評家のエドワードWサイードが亡くなって20年になります。最近はあまり本屋にも行っていないのですが、一時のように著書を目にすることが少なくなって、だんだんと忘れられてきている気もします。イスラエルとハマスの戦闘が始まって1ヶ月ということで、本棚の奥にあった彼の本を引っ張り出して見てみました。その一冊『パレスチナ問題』は、原著が1979年、日本語訳が2004年の刊行ですが、2023年11月の今読んでも、事実関係はともかく、書いてあることに古い感じがしないのです。というより、この40数年、間にオスロ合意やパレスチナ自治区の創設など、いくつかの節目となる出来事がありましたが…

  • 教育実習のパワハラ

    昨晩、webのニュースの見出しを眺めていたら、県紙千葉日報の記事が上がっていて、「あれ?」と思いました。元教育実習生が実習中に受けたパワハラで千葉県を提訴したというのです。むかし学校に勤めていた者として、これは看過できないと思いましたが、今朝の全国紙の地方面にも同様の記事がありました。 元教育実習生が千葉県を提訴 パワハラで就労不能に 「お前なんか教師になれない」指導担当の教員が暴言吐く 千葉日報オンライン 「教育実習でパワハラ」 暴言や傷害 被害女性、県を提訴 /千葉 毎日新聞 気の毒に思います。こんな「教師ガチャ」で夢や希望を台無しにされたとしたら、不運や不幸では片付けられません。…

  • 「歴史の真実」と「数字の政治学」

    「歴史の真実」とは何なのか。そしてまた、「真実」は自分の側にだけあるという思考は、結局どこに向かうことになるのか。 ――昨日の朝、毎日新聞を見ていて、栗原俊雄さんの記名記事が目に留まりました。関東大震災から100年を迎える今年の9月1日。それは震災被害で亡くなったたくさんの方々と、当時いわれのない流言卑語によって日本人自警団などに虐殺された朝鮮人、あるいは「朝鮮人」と疑われて犠牲になった人びとを追悼する日です。これまで各地で慰霊式や集会が開かれ、小生もむかし県内の集まりに参加したことがあります。ところが、この日、東京・墨田区の横網町公園で行われた追悼行事では怒号が飛び交う事態となりました。「真…

  • 歴代総理大臣 > 閣僚 > 自民党国会議員

    東京オリンピックに限りませんが、スポーツ興行の「裏側」を知ってからというもの、昔のようにスポーツ観戦するのが何となく馬鹿らしくなって、すっかり興ざめしてしまいましたが、何も見なくなったわけでもなく、野球などは嫌いではないので、今でもわりと見ている方です。在関西球団同士の戦いとなっている日本シリーズは、今日(日付が替わってしまったので昨日になりますが)阪神が勝って3勝2敗とし、シリーズ制覇に“王手”をかけました。ブロガーのきっこさんはWBCを勝って日本は「世界一」になったんだから、今やってる「日本シリーズ」は「世界シリーズ」だとX(Twitter)に書いてましたが、なるほど真の「ワールドシリーズ…

  • 岸田内閣 雑感

    昨日の国会の模様を紹介する記事やTwitter(あっ、今はXとか言うんでしたっけ)などをいくつか見たのですが、予算委員会で質問を受けなければならないのに、「敵前逃亡」するかのごとく、辞職願を出して?委員会をトンズラする法務副大臣とか、まあ、あきれてものも言えない体たらくぶりです。施政方針演説で「経済、経済、……」と連呼していた岸田さん、「デフレ脱却のために」減税が必要だとか言ってますが、今のこの物価高を「デフレ」ととらえる人はいないでしょう。結局、他人が書いたものを読み、他人が敷いたレールを走るだけだと、こうなるのか。月が替わってまたメディアが世論調査をすると思いますが、内閣支持率、どこまで沈…

  • 「復帰」のご挨拶

    1年近くお休みしていましたが、明日から11月かと思ったら、気持ちが何かむくむくと動き始めた感じがします。11月は誕生月なものですから。といっても、前のように長文は書けないと思いますので、あまり負荷のかからない程度にしておきます。 お休みしていた理由は、あまり詳らかにはできませんが、一昨年、父親が亡くなってあれこれ動き回っていたことが、思っていた以上に身体に負担をかけていたのかも知れません。そういう人の話も時折耳にはしていましたが、やはりどこか他人事のように聞いていたのかも知れないなあと、いろいろな意味で「人並み?」だった自分を省みて、何か苦笑してしまいます。 いやでも、なぜこのタイミングでブロ…

  • スペイン戦勝利を祝う首相と政府

    今朝のテレビはスペイン戦勝利の話題一色ですね。大方は、二匹目のドジョウを期待しつつも、スペインに勝つところまではなかなか想像できなかったので、朝起きて結果を知って「ええっ!?」と思った人は多かったでしょう。小生はたまたま中継をテレビで見ていましたが、後半の決勝ゴールで、三笘選手がボールを拾ったあのシーンは、写真を見る限り、エンドラインに1センチかほんの数ミリかかっていたくらいで、多くの人はラインを割ったと思ったでしょう。勝負事には、いろいろなことが起こるものだと思います。 政府関係者の中にも喜んでいる人はいるのでしょうが、岸田首相などは、「よし、よし」と思い、これにあやかりたいと考える最たる一…

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