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准胝佛母の密教祈願道場「准胝院」のブログです。天台寺門宗教師「亮和」が祈願について語ります。

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2020/03/31

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  • 文殊菩薩祈願~無明を断ち切れ~

    もともと荼枳尼天の祈願をする際に、そのパワーが強烈すぎるゆえにその「抑え」として師僧のご助言もあり文殊菩薩を作成し、お招きするに至った。 つまりは荼枳尼天祈願をするために、荼枳尼天の本地仏として修行させていただくこためです。一門では聖天様を拝むためには、十一面観音さまを拝むことが必須であることに近しい意味です。 ただ、文殊様は荼枳尼天の本地として「しっかり修行させていただく」ことはもちろん生涯継続しつつも、本来的には「智慧の尊格」として衆生を導く存在です。だから本来のお働きとして「衆生を導く」ために活躍いただくのが本義と思い至りました。 勝手な妄想かもしれませんが文殊菩薩さまを目の前に修法する…

  • 言語の力と虚空蔵菩薩

    突然ですが、あなたはいくつの言語を話せますか? 残念ながら、私は日本語しか話せません。 最近私のすきなYOUTUBEチャンネルに「Kazu Languages」がある。 www.youtube.com www.youtube.com なんとこの人、15か国語を操ります。人のよさそうな若者ですが、彼こそ超人です。一つの言語を数カ月でマスターしているようです。ありえん!! このチャンネルの感動的なのが、母国語を話した瞬間、相手の表情が「笑顔」に変わる様子です。 ロシア人もウクライナ人もみな言語だけで一瞬で心が通じる様子は驚嘆するばかりです。特にマイナー言語を話す国の方ほどのこの傾向が強く、その様子…

  • 葛城修験無事終わりました

    先にご案内いておりました葛城修験、先ほど無事に終わりました。明日からは仕事なので今新幹線で帰宅中です。 また詳細の報告は致します。 前途有望な本山の若い山伏と

  • 明日から葛城修験です。

    明日から本山の葛城修験です。 お山でしっかり修行させて頂きます。 参考ページ↓ http://www.shiga-miidera.or.jp/doctrine/msyugendo/index.htm

  • 荼枳尼天ファミリー

    祭壇に荼枳尼天ファミリーができました。 最近は写真の背景をAIが綺麗に除いてくれるので助かります。

  • 「日常継続できること」こそが最上の供養

    たまたま「X」で見かけたTweet。 実はこれがとても大事と大いに共感しました。 「日常継続できること」こそが最上の供養であり、ひいては修行にもなる。 間違いない。 仏前に灯明献じるのも計り知れない功徳だし花を供え香を焚き供物を供え水を供え念仏するそれだけで最上の功徳があるみんな忘れがちなだけで特別な何かではなく当たり前の中に大切なことが積まっている — 生善庵 (@syouzenan) 2024年10月2日 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。 本尊准胝仏母祈願 当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強いご尊格です。 荼枳尼天尊…

  • 厳しい尊顔の文殊菩薩。実は不動明王に近い!?

    作製中だった文殊菩薩の彩色も終わり、ほぼ完成(白毫、耳飾りなど細かいところがまだ)。 サイズは写真だと分かりにくい思いますが、台座入れると50cm超えています。 前回作った多羅菩薩よりも本体自体は大きいですね(上からのアングルなので下半身が小さく見えますが実際は6頭身くらいです)。 ご尊顔は、完成して改めてかなり厳しい印象であることに驚いた。このあたりは完全に無意識的です。 しかし荼枳尼天の本地として修法していくなら、これくらい厳格な方がいいですね。ちなみに、作成途中に文殊菩薩の童子形は不動明王にかなり近いと感じました。実際にそういった論説を読んだことがありましたが、自分で作ってみて「確かに!…

  • 文殊師利菩薩さまのお導き~文殊菩薩と星の信仰~

    以前から当院の尊格は、尊星王は言わずもがな、多羅菩薩、荼枳尼天もどうやら「星」と強い関わり合いをもっていることに触れてきた。 最近は、荼枳尼天の本地仏である「文殊菩薩」の修法をするために、文殊菩薩のお像を作成する過程で、文殊菩薩の考察記事を書いてきた。その考察の中では「文殊菩薩と星」というテーマは書いていない。 では「文殊菩薩は星とは関係ないのか?」という話です。これについて強力な考察記事をいただきましたのでご紹介したいと思います。 以下の文殊菩薩に関する過去記事の中で、森雅秀先生のインド密教の仏たちという書をご紹介させていただいたことがありました。 ryona.hatenadiary.jp …

  • 文殊菩薩の持物と肌の色

    日本の密教系文殊菩薩の持物は、右手に智慧を象徴する法剣、左手に梵夾(ぼんきょう)を載せた青蓮華を持つ姿がポピュラーです。青蓮華を持たず直接に梵夾を持つケースもよく見かけます。 ちなみにチベット密教では、持物は日本密教と同じだが、法剣を振り上げてダイナミックに表現されているのが特徴的。 hyakka-saiun.com お像の製作に関しては、梵夾を青蓮華の上に乗せれば概ね完成。ここからはひたすらに終りのないヤスリがけ。そして彩色。 ↓梵夾を仮に乗せてみる(大きすぎる?般若経の転読用ということで!?) 色については、儀軌には、肌の色は鬱金(ウコン)色となっているので、本来的には赤みがかった黄色。た…

  • 深夜の作業は、神々の声がする

    タイトルを見て「そんな訳あるか!」と思いましたか? いやいや、皆さんも経験あると思います。 心理学的に解釈すれば深夜になると、無意識の活動が活発になるのか、心の声が頭の中でこだましてるのでしょう。念の為、病気じゃないてすよ?……多分?!(笑) 「脚はもう少し長くしてよ」 「腕は、そんなに筋肉質にしないで」 (それだと女性っぽくなりますよ?) 「子供だからいいんだよ!」 「そのシワのラインはもう少しキツくしたほうがいいね」 等など そんな声を頼りに夜な夜な文殊菩薩さま制作の作業は捗った。 今月中にはなんとかなりそうかな? 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページか…

  • 文殊菩薩は少年である

    文殊菩薩のお姿は少年ということは案外知らない人が多いと思います。 また仏教の尊格の中でも明確に「少年」という事をうたう尊格はレアだと思います。 余談だが、美術品という切り口で、「少年の姿をした仏像」で、真っ先に思い浮かぶのは「興福寺の阿修羅像」だと思いますが、実際の阿修羅は軍神であり雷神であったインドラ(帝釈天)に来る日も戦いを挑み続ける戦闘神で、あのような憂いのある少年像とはかけ離れている。あの大人気のお姿は発願者で光明皇后が聖武天皇との間に授かり、生後1年足らずで夭折した第1皇子「基王」の姿を偲んだからと言われる。 さて、文殊菩薩は智慧の尊格であることを前回の記事で触れた。ここまでは多くの…

  • 文殊菩薩と動物救済

    先に「文殊菩薩」のお像作成の話題を記事にした。 なのでしばらくは文殊菩薩ネタが増えるかもしれません!? さて文殊菩薩といえば「三人寄れば文殊の智恵」というくらいに「智慧を司る仏」ですね。 例えば、我々の日常に話を落としむとするなら、受験生が頼るのは神道なら菅原道真公の天満宮、仏教なら文殊菩薩となるでしょう。 ただ「智慧」といっても一般的な文脈で使うところの「知恵」のことではなく本来的には悟りへ到るための智慧=般若のこと、ということは我々は知っておきましょう。皆様な般若心経は日常的にと唱えしていると思います。般若心経は「かんじ~ざいぼ~さつ」で始まるので観音さまのイメージが強いと思いますが、文殊…

  • 月例札発送連絡と文殊菩薩お像の進捗

    【月例札の発送についてのご連絡】 月の上旬発送だった月例札の発送が遅れがちになり、都度このブログでご案内をしておりましたが、8月はお施餓鬼などで修法が通常月より圧迫してしまい昨日(8/31)の発送となっております。 ※月例札:准胝仏母月例祈祷、人型加持、先祖供養(光明供)、荼枳尼天祈祷 遠方の方には速達にて発送しましたので、今週早い段階では到着されると思いますので、今しばらくお待ちいただきたく思います。 さて、話題を変えます。 「文殊菩薩」のお像の作成について。 お像作成の進捗記事は、以下の記事で「お顔」の写真を紹介しました。 ryona.hatenadiary.jp それから身体の作成に取り…

  • 三峯神社で驚いたこと~歓喜天像~

    先日の三峯神社参拝のお話を少し続けたいと思います。 前回の記事で、神仏分離・廃仏毀釈以前の三峰神社は修験のお寺であったことを書いた。 ryona.hatenadiary.jp 通常は廃仏毀釈でお堂や仏像は排除されるのが通例だが、当時、三峯神社は仏教関係の建物が排除されず、また仏像等をそのまま神社で保持保管し続けてられた珍しい事例らしい。 となると、その仏教のなごりを拝見したくなりますよね? ということで……三峯神社に参拝された方は、ご存知だと思いますが境内には『秩父宮記念三峯山博物館』で上述した仏教関係の展示物が拝見できる。この博物館の展示コーナーには「お寺だったころの三峯神社(確かこんな名前…

  • 三峯神社参拝~40年前に三峯神社で起きた不思議体験

    昨日「三峯神社」に参拝した。 「三峯神社」は埼玉県の秩父地方にある有名な霊場なので特に関東圏の方はご存知の方は多いと思います。特に「おいぬさま信仰」で有名であろうか。 ただ、知る人ぞ知る、ここはもと天台寺門系本山派修験道、関東最大の霊場。そして十一面観音を本地とする「三峯大権現」であり、観音院高雲寺という聖護院の末寺でもあった。例によって神社になったのは明治の神仏分離、廃仏毀釈後のこと。 むろん天台寺門宗の末席を汚す当院としてもご縁が深い霊場ということになる。 また、埼玉県所沢市出身の私にとっては幼少期からこの「三峯神社」は馴染みのある霊場だった。三峰神社には西武線「西武秩父駅」から秩父鉄道に…

  • 金翅鳥院の可愛すぎるお狐さま

    本日は、金翅鳥院の施餓鬼万霊供養の当日準備と式衆のため伺いました。 するとなんと!お寺ではとんでもなくかわいい生き物が出迎えてくれました! なんだか分かりますか? そうです。「フェネック」です。「パインちゃん」というお名前の男の子。 ところで「フェネック」って知っていますか? そうです「お狐さま」ですよ?荼枳尼天さまの化身の!! さて、今日初めて思い知ったことがあります。 子狐の可愛さは尋常ではないってこと。 これは強調しすぎてもし過ぎることはないと思いました。 ゲージの前に行くと、「これでもか!」というくらいに俊敏な動きで「嬉しさ」を身体全体で表現してくれる。 そして身体の割に長い尾っぽを、…

  • 近況報告~荼枳尼天勤行要集、文殊菩薩作成、お施餓鬼について等~

    またまた久しぶりの投稿になってしまいましたので、近況報告していきますね。 まずは先週は、ようやく拝み終わった荼枳尼天の香合仏を発送させていただきました。 早くに申し込まれた方は、ずいぶんとお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。 また発送後に「どうやって拝めばいいですか?」とか「どんな真言がいいですか?」などの問い合わせが相次いだのは少し驚きでした。 これは香合仏をお守りとしてという目的以上に仏像として拝まれようとしている人が想像以上に多かったことなのだと理解しました。「日常的に拝むことが大事」と口酸っぱく言っている私としてはとてもうれしいリアクションでしたね(^^) ですから、せっかく高…

  • 質問ありました。お施餓鬼、Q&A

    私がよくやるミスに「説明が足りない」ということがある。 説くん「これは当然わかってるだろうから」といって話を端折るパターン。 前回のブログ記事でもやってしまいました。 お施餓鬼についてもう少し詳しい説明が必要だったようです。 確かにお施餓鬼の説明はしたにはしましたが、「お盆と何が違うの?」「回向(えこう)って何?」という基本的な説明がいろいろ不足していたようでいろいろ質問を受けました。 ですから、いただいた質問をQ&A形式でお答えしようと思います。 では、スタート。 Q)お盆とお施餓鬼は同じものですか? A)お盆とお施餓鬼は、どちらも故人や霊を供養する行事ですが、本来は別です。 お盆は、インド…

  • お施餓鬼(施餓鬼万霊供養)受付開始します(先祖供養解説あり)

    当道場「准胝院」にて施餓鬼万霊供養受付開始します。 以下リンクよりお申込みください。 お施餓鬼申し込みフォーム 供養はご先祖さま、亡き親族、水子さん、ペット、その他有縁の方等がご供養対象となります。 言わずもがな、お施餓鬼は困った境遇の餓鬼たちに救いの手を述べるものでいわばあの世の福祉です。 誰かのためにお施餓鬼の塔婆を立てればその福徳はその方に回向される。 「回向」とは、その福徳によって、ご先祖さま、極楽途上の故人を助けること。 ご先祖さま、故人にとってこれが何よりの助けとなります。 ご先祖様をお助けすることが、ひいてはご自身に返ってくるという話も過去にしました。裏を返すと、それすらなければ…

  • 自己肯定感を仏教的に向きわば

    「自己肯定感」という言葉をよく見かけるようになりました。 この言葉は、『読んで字のごとく、自分が自分自身を肯定的に評価する感情、態度のこと』です。 平たく言えば「俺スゲー」と、どれぐらい思えているか、ということです。 自己肯定感が高い(俺スゲーの)人は前向きに困難に対処しやすいが、低い人は自己否定的になりやすく、うつや不安のリスクも高いと説明されます。 教育や自己啓発というジャンルでも、自己肯定感は重要なテーマとして取り上げられ、自己肯定感を高めることで目標に向かって前向きに努力し、成長を実感し、幸福度が上がるとしています。 また、この分野の心理学研究もずいぶん進んでいるようで、試しに昨日も紹…

  • 宗論を挑む vs ChatGPT4o

    得意不得意がある現在のAI技術。 少し前の記事で『仏教はまだ「不得意」のジャンルかな?』と考察した。 前にも話題にしましたが、最近の調べ者はインターネットの「検索」ではなくもっぱらChatGPTを使っています。つまり全体的にはかなり優秀ということです。 また前回AIにとってまだまだ苦手と書いた仏教にしても一般的な学術レベルの話であれば、仏教の学術的なテキストをほとんど網羅しているであろうChatGPTは、マニアックな話でなければ相当レベルの高い仏教理論は教えてくれる気がします。特に分厚くて難解な仏教書がなかなか読めない人は(そしてそれは多くの人がそうだと思います)活用する意味はあるかもしません…

  • 「拝みやすい、拝みにくい」ってなんのこっちゃ?

    「そのお像(時にはお札)拝みやすいですか?」なんて会話が行者同士、時には信者様でも話されることがある。 お像やお札に「拝みやすい、拝みにくいがあるか!」とこんな話にはピンとこない人も多くいるかもしれない ただ、長く信仰をしていて、また真面目に神仏に向き合っている人にはそんな感覚が芽生えるという話には私は肯定的だ。 こんな話にピンとこない人のために少し色々考えてみる。 例えば、お像の話でいえば極端な話、大きさが大仏ほどにあるお像と、懐中仏では同じ尊格でも拝んだ時の印象は当然違うし、もと東北在住の私にはなじみのある作者不明の質素なみちのくの民間仏と京都、奈良でみられる有名仏師が作った歴史的な国宝級…

  • 荼枳尼天の香合仏(香合仏Q&A)

    荼枳尼天の香合仏が完成しました。下絵は自身で描いたオリジナルなので、他所では見られない独特のお姿です。ご覧の通り、かなり細かい下絵を描いたのですが小さい香合仏なのに細かく彫っていただき再現度高く作っていただきました。 ※ご用命の方は、下記フォームより申し込みください。 荼枳尼天予約フォーム ※ご予約いただいている方は、開眼供養、厳修の後、ご送付申し上げます。 また「オリジナル」といっても適当に想像で作った訳ではなく、以前にも記事にしたと思いますが「刀自女経」という荼枳尼天のお経の記述を再現したお姿です。参考に過去に自作した荼枳尼天像の写真をご覧ください。写真にある説明文は全て刀自女経からの引用…

  • 『きっかけは何でもいい。仏縁とはそういうものだ』

    『きっかけは何でもいい。仏縁とはそういうものだ』 と言う話をしましょう。 私がもっともご縁のあるご尊格と言えば、むろんご本尊の准胝仏母だ。 ではこの「ご縁」がもっとも強かった本尊の准胝仏母との出会いはどうだったのか? という話をしたいと思います。実はこの話、しているようでこのブログではしていなかったと思います。 さて、少年時代。美術品としての仏像が好きだったのは過去の記事でも何度か触れました。その頃には「准胝観音」という名前は認知していたと思うが、特別に「准胝」という名を意識していた訳ではない。 ではいつから准胝尊を意識したのか? きっかけは美術品としての仏像ではなく、仏教を信仰しはじめた頃の…

  • ChatGPT4oの実力 仏教にはまだ弱い?

    記事の更新が滞りまして申し訳ございません。 さて、最近仕事でChatGPT4oを多用しています。これはなかなか使えますね。質問形式でお願いすると、ほんの数秒で答えを出してくれます。 ネット検索との大きな違いは答えを読みやすい文章にまとめて返事をくれること。 試しに、我が家の白猫のみいことシャムミックスのしゃみぃの「目の色」が、「青い」ことをChatGPTに聞いてみました。 以下、その答えです。 「白猫とシャム猫の目の色」 目の色は多くの動物において魅力的な特徴の一つであり、その背後には複雑な遺伝的および生理学的要因が関わっています。白猫とシャム猫は、その特異な目の色で知られており、これらはメラ…

  • 非日常の空気を浴びて思う事

    ご縁の方の応援で、女子ボクシングの観戦をしてきた。 場所はボクシングの聖地『後楽園ホール』だ。 昔、テコンドーの補助訓練としてボクシングジムに通っていた頃、同門の方の応援で何度かこの後楽園ホールには来ている。 この後楽園は独特の空気感があって、「異空間」に迷い込んだような非日常を味わえる。この日はそれを久しぶりに思い出した。 ボクシングに限らず格闘技の試合をみると「人生の縮図がここにある」とつくづく思う。その心は「自分という個性で戦い抜く」という姿勢。それが人生そのものに見える。 格闘技という競技は「試合に勝利する」という目的にたどり着くための正解は、選手の数ほどに存在する。ボクシングの選手は…

  • 唄う猫

    猫動画はつい見てしまいます。 お勧め動画を2本。 歌の上手いニャンコです。猫にも歌の才能ってあるんですね(笑) 歌のうまいにゃんこhttps://t.co/5BknSCf6dy — 里見亮和(僧侶) (@lQQznyjr3d4XhpR) 2024年5月27日 同じ「猫と歌」というテーマで。 ちょっと無理やり感がありますが、にゃんボーカルのメチャいい歌です。 あひっ♪#猫動画https://t.co/W98kif4SOt — 里見亮和(僧侶) (@lQQznyjr3d4XhpR) 2024年5月27日

  • 「不思議」を信じる心とブレーキを掛ける自分の狭間で

    僧侶としての自分 ビジネスパーソンとしての自分 修行者である自分にとっては、この立場の違いを「水と油」のように極端な立場の違いと捉えるということは全く間違っていると思っている。 その心は、自分に与えられた環境と言うのは、必要があって用意された環境と捉えるからだ。それは「縁」でもあり「業」でもあるのであろうと思う。 その与えられた環境でもまれること。それで修行が進む。 さて、これはこれとして……今日話がしたいのはこのことではない。 例えば修行者仲間といる場面と会社の同僚といる場面。 自身の価値観を調節して話をしている。時に意識的に、多くは無意識に。 より顕著なのは、「不思議」の話。修行者としての…

  • 心のモグラを叩く~大腸検査からの学び~

    『身体症状、つまり病気も心の訴えだ』 強引すぎるとは思うが、そう強く主張する心理学者がいる。 このブログで何度も紹介した、この人。 ja.wikipedia.org 病気は無論、西洋医学的に診断がつく。 ただ、『なぜその病気になったのか』は正直なところ分からない。 「なぜ五十肩になったのか?」 「なぜ新型コロナに何度もかかるのか?」 「なぜ花粉症になるのか?」 「なぜ……なぜ……なぜ……」 結局「運が悪かった」と思うしかないことが多い。 「遺伝?」「環境?」「食生活?」 そんな風に、ある程度の原因追及は出来ても、それでも「運」の要素を全て排除することは難しだろうと思う。 でも「ミンデルさん」は…

  • お札の発送について

    先月にも同様のお知らせをしていますが、各祈祷が終わるタイミングの都合上、元々月の第1週~遅くても第2週くらいに発送していたお札を、先月より第3週以降の発送になっています。 「あれ?到着が遅いぞ」と思われている信者様もいらっしゃると思いますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。 今月のお札は昨日発送していますので、今週位に到着すると思いますのでお待ちいただければと思います。 ※荼枳尼天祈祷の御影(だいぶ修正しました) 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページから。 本尊准胝仏母祈願(¥5,000~) 当院のご本尊である准胝仏母さまの祈願です。滅罪、延命、求子に強い…

  • 文殊菩薩を祈らねば

    荼枳尼天と言えば、文殊菩薩、如意輪観音、十一面観音などの「化身」と聞く。 私が授かった次第には「文殊大士行化の応作也」とあるし、尊像も文殊菩薩の三昧耶形の一つである「利剣」を持つお姿なので「文殊菩薩」を本地仏としている。 荼枳尼天は護法神とはいえ、実類に近しい天部尊で「恐ろしい」という属性を強く持つ。 よって思うところあって(というより師僧からのアドヴァイスもあり)本地仏との繋がりを強くするべく文殊菩薩をよく修法することにした。 現状は、文殊様のお像はないので、今のところ十六善神図にある文殊様を前に拝んでいる。 ……ということで、早急に文殊菩薩様のお像の作成に入るべく、材料の石塑粘土を取り寄せ…

  • 究極の窮地を「日常」が救う

    あなたの得意としている仕事。 絶対的な自信もある。 そんな自信のある得意な仕事…… さらに、最も大事な場面で…… 自信があるはずの仕事を人生で始めて失敗してしまったら。 激しく動揺し、取り乱して、失敗が更なる失敗を呼び…… メチャクチャな結果に終わる。 誰でも長い人生では、そんな経験をしたことはあるのではないでしょうか? 自信があれば「慢心」を生む。 だからこそ、こんな失敗を起こす。 そう言われれば、頭では分かるが、実際にはそれについてはそう深く考えはしない。 ましてや、そんな最悪に失敗の場面なんて夢にも思わない。 でも、得意故に起こる可能性が極めて低い「失敗の状況」を、日常的にシュミレーショ…

  • 掃除をすることで、我々は徳を積ませていただいた

    数日前、拙寺の本堂にある水瓶に足を引っかけて「バシャ」と水をぶちまけたことがあった。 割と大きな水瓶で2Lくらいの水がこぼれ、結構な「水浸し状態」となった。 「ああ、やっちまった!」 とブルーになりながらも大慌てでバスタオルに水を吸わせ、最終的に水気が床から無くなるまでは何度も乾拭きをする羽目になった。 確かに、大変だったのだがふと思ったのは想像以上に乾拭きにつかった雑巾が汚れてしまったこと。 「ほら、掃除が行き届いてないんじゃないか?」 その雑巾を見て、ご本尊のそんなメッセージが頭に思い浮かんだのだった。 昨日は長野県の飯縄山の麓にある金翅鳥院の奥の院へ師僧と私を含めた行者3名で修法へ参った…

  • 本日は金翅鳥院にて八大龍王鳴動護摩

    昨日の準備に引き続き、式衆として随喜します。 行ってらっしゃいニャ♥

  • 『狐』がなんで『辰(たつ)≒龍』なんだ?って話

    『ダキニ天尊には別名として辰狐菩薩とか辰菩薩というお名前があるようですが、なぜ辰なのでしょうか?』 ブログの読者さまから、そんなコメントを頂いたのでご返答したいと思います。 平たく言えば『狐』がなんで『辰(たつ)≒龍』なんだ?って話です。 言葉による解説は、後半少し難しめなので、そういった難しめの話は苦手だという人は以下の2つの絵を見て「ああ、そういうことか」と感覚的に理解してください。 ちなみに、一昨年、去年と理由もなく荼枳尼天と尊星王の仏像を続けざまに作ったのだが、今回、色々調べて、(またもや)その偶然に鳥肌が立っています。 さて、一枚目の絵のお方は、星祭でお世話になるご尊格で、「尊星王菩…

  • 疫病神はあなたを介してやってくる

    『病気は疫病神の仕業である』 「疫病退散」という祈祷があるなら、そういうことになる。 ただ、ここに一つの「考え方」をヒントとして提示したい。 それは 『その疫病神はあなたを介してやってくる』 ということ。 先の記事で胃と大腸の内視鏡検査をして体調を壊したと記事にした。 つまり『病気』をした訳だから『疫病神』の仕業と解釈してみる。 その後、ブログの更新はしていなかったが、それには訳があった。 熱が下がらず、回復の気配がないのだ。 そうしてようやく重い腰を上げて、昨日検査をした病院を訪ねた。 その時、ドクターから返ってきた答え。 「誤嚥性肺炎になりかけてたかもしれませんね」 実は予感はしていた。 …

  • 猫と寝る

    猫と寝る - 准胝院のブログ

  • 業の洗い出し?

    一昨日から39度近い発熱をして臥せっています。 ここ数年、定期的に身体が重症化する。 去年、一昨年は肩の手術。 そして今年。 毎度だがなぜかタイミングはゴールデンウィーク前後。 我々行者は「業の洗い出し」と教えられる。今年は特に荼枳尼天祈願を根詰めてやり過ぎたのは自分自身でも気にかかっていたのだが…… 今回の原因は…… 手術の副作用だと思います。 「え?いつ手術したの?」と思われると思いますが…… 一昨日、胃と大腸の内視鏡検査を受けました。母が大腸がんで亡くなっているので、もともと消化器系に不安のある私は以来定期的に検診をうけることにしている訳です。 大腸の内視鏡検査は、腫瘍(ポリープ)があれ…

  • 荼枳尼天は法華円経と密教との合一を司る

    荼枳尼天関連の論文を読んでみたが、なかなか興味深かった。 タイトル「吒枳尼天と『法華経』をめぐる儀礼の言説」 有賀夏紀 荼枳尼天は、現世利益につよい衆生に近しい「お稲荷さま」なので、例えば仏教の高度な理論体系からは程遠い存在であるという印象を持たれている方は多いように思う。 荼枳尼天は、密教の「大日経疏(大日経の注釈書)」という書物の中で「死者の心臓を食らう」とされ、胎蔵曼荼羅では人間の手足を持つ夜叉の姿で描かれる。 このような姿は、仏教の悟りからは一番遠い存在として表現してるかに見える。しかしだからこそ人間の心臓を食べるというもっとも不浄な行為が人々を悟りに向かわせる方便となるよう緻密に理論…

  • 御札発送遅れのご連絡と香合仏ご質問の件

    今月のお札の発送につきまして、通月は10日前後の発送をしておりますが先月より15日以降の発送になっています。 原因は複数の祈願を申し込まれてる方の場合、なるべく一回の発送を心がけていますが、2月より荼枳尼天尊の修法終了のタイミングにより、発送時期が後ろにシフトしてしまっています。 よって勝手ながら、今後のお札の発送は15日~20日前後になりますので、ご理解の程お願い申し上げます。 もっと早くにアナンスすべきでしたが、先にお問い合わせ頂戴した信者様におかれましてご心配おかけして大変申し訳ございませんでした。 ※今月の発送は先週末に投函しておりますので、今週には到着すると思います。 また、先日ご案…

  • 忙しい人こそ、どんどん忙しく!

    「モチベーションが上がれば、全ての作業効率が上がる」 忙しい時に、むしろどんどん忙しくしていくと作業効率が上がるという話はよく聞く。その時にポイントになるのは「モチベーション」だと思う。 「作業」と言うのは基本的に「やらねばならないもの」の総称だと考えるならば、もちーベーションを維持するのは難しい。 だったら、自分のマインドを「モチベーション」によって騙してやればいい。 齢五十五になって、昔取った杵柄である「テコンドー」の道場に、再入会した。 そう、自身のモチベーションを上げるため。 ちなみに私は過去に色々な武道・格闘技に手を出した。これはあまり褒められてことではない。 本来は、一つの武道を極…

  • 荼枳尼天の香合仏予約フォーム

    荼枳尼天尊の香合仏を作成することにしました。 お姿は、刀自女経にある四臂のお姿で、住職が下絵を書き下ろしたものです。 ある程度、数を把握しておきたいので予約フォームをつくりました。 ※志納料は5万円です。 現時点で希望されるかたは下記フォームにて予約をしてください。数に限りが出てくることが予測できますので、予約された方には確実に授与させていただきたいと思います。 荼枳尼天予約フォーム 香合仏下絵 ※このお姿が、どこまで香合仏で再現されるかは、今のところは分かりません。原形ができましたら再度ブログにて実物写真をアップ致します。

  • 境内に神が降臨した話!?

    桜の木は古来より「神聖なもの」と捉えられてきた、とはよく聞く話だ。 少し調べると…… 『桜の「さ」は春に里へ舞い降りる田の神を、「くら」は神が降り立つ座のことを意味し、桜は神様の宿る木と考えられていた』 なんて書いてある。 さて、その「さ」という神が舞い降りる「くら」が、知らず知らずに我が境内にできてしまった。 しかも「夫婦」のように二本並んで。 実はこれ、全く心当たりがないのだ。 庭に桜の木を植えるべからず……というのはよく知られた話であるから、自分で植えるなんてことはしない。 去年、急にニョキニョキと伸び始めた若木があることに気付いてはいたが、最初はそれが桜とは夢にも思わず、それほど気にし…

  • 愛情が狂暴な性格を変える力をもつ

    かつては、私の手の指を貫通する程に「ガチ噛み」する「狂暴ネコ」だったシャムミックスの「しゃみぃ」は、最近は三姉妹の中で一番の甘えん坊に変貌を遂げた。 人間でも、その性格は「遺伝子由来か?」「環境由来か?」という議論は絶えないが、しゃみぃの場合は、狂暴になったのはあくまで人間に虐待されていたという「環境由来=後天的」であった。だからこそ、同じように後天的に愛情いっぱいに接すればここまでに「甘えん坊」になれたのだと思う。 プラスして最近改めて思うのは本来は生まれつきの性格か誰よりも人好きだったのに、過酷な環境のせいで、自身と子供を守るために狂暴にならざるを得なかったのだと感じている。 最近はメディ…

  • 神仏の名前を知る事。そしてその姿を知る事。

    難しい名前の神仏さまは多く存在する。 その難しい名前を覚えた時に縁が生じる。 私はそう考えている。 名前すらしらない神仏に我々からアプローチのしようがない。 だからまずは名前を知る事、そしてそれを「口に出せる」こと。 「口に出せる」というのは、その名前を「憶えている」という意味。 さすれば、その神仏の名前を口に出せば、最低限にして、必要十分な「祈り」が成立する。 そして、次のステップとしてはその「姿」を知っておきたい。名前と同時に姿を思い浮かべれば、より質の高い祈りが可能になる。 私事(わたくしごと)。 荼枳尼天には四大王子、八大童子、二式神の眷属がいる。それは荼枳尼天曼荼羅を見れば確かに荼枳…

  • 准胝さまが静観している?

    「准胝さまが静観しているように感じる。」 ある信者さんの言葉です。 私はすぐに「さもありなん」と思いました。 准胝さま、つまり准胝仏母尊は「仏母」なので、境涯としては「如来」と同じ。 そんな如来と同じ仏母さまが、直接的にぐいぐいと分かりやすく関わってくるのは想像しにくい。 実は、この方は聖天さまの篤信者さま。 ここに一つのヒントがあると思う。聖天さまのような天部尊は我々との関わり方は、如来、仏母と違ってわりと直接的にぐいぐいと近づいてくる印象。 だとすれば准胝仏母がとる態度としては、部下にあたる「聖天さま」がせっせと動いているので仏母さまとしては、聖天さまに「まかせたぞ」という態度をとっている…

  • 月例の御札など今週末の発送です

    月例の御札、人型加持の護符他、発送が遅れております。 大変申し訳ございませんが、今少しお待ち頂ければと思います。

  • 観音さまの布置~出会う人は全て観音さま~

    昨日、鎌倉の長谷寺の話をしたが、もう一つ関連ネタを書いてみます。 長谷寺には『観音ミュージアム』と呼ばれる展示場がある。 (リンク)鎌倉 長谷寺 観音ミュージアム 間近で素晴らしい仏像を拝観できるのでお勧めだ。例えば長谷寺の本堂隣にある阿弥陀堂の阿弥陀如来の脇侍だったとされる鎌倉時代作の勢至菩薩坐像が個人的にはとても美しいと感じた。 ただ、今回の記事で書きたいのは別にある。このミュージアムには『観音菩薩三十三応現身像』がある。 参考リンク三十三応現身像 - Wikipedia 観音経を典拠にする「広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じる。これを観音の普門示現(ふも…

  • その少年は嬉しそうに笑った

    先日、近くまで来たので鎌倉の長谷寺を参拝した。 師僧のお寺が鎌倉なので月に何度かは鎌倉には行くのだが、その割に北鎌倉から鎌倉駅周辺の多くある寺院を参拝する機会は多くなかった。 個人的には鎌倉寺院に多くある宋風の仏像は大好きで、例えば鶴岡八幡宮から少し山側へ行った場所にある二階堂の覚園寺(大河ドラマ鎌倉殿で少しだけ注目されました)薬師堂におわす薬師三尊像は中学時代からの憧れのお像であることは昔記事にしました。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp さて、長谷寺のこと。 最後に長谷寺へ参拝したのは中学生の時だから40年以来。 それは私が仏像マニアになっ…

  • 当院の御影 モノクロ版

    色が派手過ぎるという話もあったので(本来的にはそれでいいと思うのだが)モノクロにしてみた。雰囲気違ってこれはこれでありかも? 本尊:准胝佛母 荼枳尼天 尊星王菩薩 多羅菩薩 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、お加持をした「お札」を毎日枕の下に入れてその札に「悪いもの」を吸い取ってもらうように…

  • 荼枳尼天さま やっぱ強い

    荼枳尼天さまの祈願をスタートしてもう少しで三カ月。 祈願の願意は、准胝仏母さまの時は息災が多かったが、荼枳尼天さまではより具体的な「増益」の願意が目立った。 「より具体的な願意」ということことは、それだけ「白黒」がはっきりする。 今日、早速嬉しい知らせがあった。 おそらく今回お受けした祈願で、一番「具体的な結果」を求められる祈願が早速叶ったという嬉しい知らせを受けた。 アパートの大家様からの依頼。 ここ数年間空き部屋だった2室の入居を決めたいとのこと。 「数年決まらない部屋となれば長丁場になるのかな?」 とも想像していたが…… なんと、たった二か月で2室とも入居が決まったのだから流石に驚いた。…

  • たかが痛み、されど痛み

    口角炎が治らず難儀している。 食事で口を開けるだけで痛い。 口角炎は疲れのバロメータとは分かっているし、事実「疲れている」という実感は大いにある。 疲れは「生活が乱れていることの現れ」と知り、正すしかない。 ただ、せっかくこれだけ痛みを感じているのだから、それをもう少し有意義に利用したい。「痛みを利用する?」と疑問に思われたと思うが、痛みは心のメッセージと捉える人たちがいる。 その人たちによれば、痛みは心のかなり深いところからくると言うのだから興味深い。。 心の深いところのメッセージとしては「夢」を扱うことが多いが、「痛み」もそれと同等の価値があるというのだ。 まあ、ピンとこないだろうから具体…

  • 拝む事に喜びがある

    「向こう3年は、欠かさずに」 という荼枳尼天さまとの約束事の記事を先に書いた。 3年とはすなわち1000座を拝めという意味ととる。 天部尊とそう易易と約束事なんてするものではない。無論、「だから何かを叶えてください」なんてことは要求するはずもない。ニュアンスとしてはむしろ「喜んで拝ませてください!」に近いのだから。 「拝ませていただくことが喜びである」と思えるのは重要な事と思う。 そうは言っても「家を空ける」こともあるだろうから、「1日も欠かさず」は無理なのて、そこは「臨機応変原屋とご納得いただくしかない。 また、その見返りは要求しないが、あえてお願いするといえば「3年と言わず一生拝ませてくだ…

  • 毎日の祈りを大事に続ける~「般化(はんか)」と「薫習」

    私が「日常」ということを重視しているのはこのブログの読者さまはご存知と思う。 さて、この「日常」を有意義なものにするために、私が気に入っている言葉に「般化(はんか)」がある。 だから「般化」の話をしてみたいと思う。 「般化」を辞書的に説明すると、少し分かりにくい。曰く「心理学で、一定の条件反射が形成されると、最初の条件刺激と類似の刺激によっても同じ反応が生じる現象」 判り難いですね(笑) 分かりやすいように例を出しましょう。 心理学の授業でよくやる実験です。 右手で「〇(円)」を書く練習をします。ある程度、綺麗な〇が描けるようになってからペンを左手に持ち替え、左手で円を書いてみる。 すると左手…

  • にゃんにゃんにゃんの日

    みいこ「にゃん!」 檸檬「にゃん!」 しゃみぃ「にゃん!」 ※しゃみぃだけ香箱座りじゃない

  • 星祭お札 発送準備中です

    星祭のお札、「第一陣」の発送準備中です。 今週中には全て発送完了する予定です。 今しばらくお待ちください。 星祭のお申込みが、ポツポツと追加で来ているので、随時修法させていただいております。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく…

  • 金曜星:大正11年、昭和6年、15年、24年、33年、42年、51年、60年、平成6年、15年、24年、令和3年生まれの方

    少し滞ってしまいましたが、九曜星解説の続きです。 金曜星(変化運) 金曜星のキーワードはタイトルにもある通り「変化」です。「吉」か「凶」か、という判断では一応「中吉」となります。 「変化」にもいろいろなパターンがありますね。「環境の変化」かもしれないし「自ら変化を起こす年」かもしれない。前者であれば「変化に柔軟に対応する準備」が必要になるし、後者であれば「プラスの変化になる」というポジティブな捉え方もできます。 だから「変化」という意味には「いい」「悪い」が存在する。 事業が大当たりして大富豪というのも「変化」だし、人生の最も大きな変化とえば「死」ということもある。その判断は、その人それぞれの…

  • 初午で 荼枳尼天さまとの決め事

    星祭の只中でも荼枳尼天は継続して拝み続ける。 初午だから、改めて守護神荼枳尼天さまとの「個人的な」決め事を確認する。 あまり厳密に決めすぎて守れないと天部さまは怖いので!?自身の日常に照らして荼枳尼天さまにも納得いただく。 「向こう3年は、欠かさずにね」 3年とはすなわち1000座を拝めという話だろう。 「家を空ける」こともあるだろうから、「欠かさず」は臨機応変とご納得いただくしかない。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に…

  • 百草園で准胝尊に出会う

    自宅からそれほど遠くない「百草園」。 この季節は梅が鑑賞できると、妻に無理やり連出されたが、そこで思わぬ形で准胝さまに触れる。 解説には黄檗宗の名前がある。 これは、宋以降の禅密双修で密教では中心的に拝まれた准胝尊だから。黄檗宗と一緒に、准胝尊は日本に再輸入されたからと思う。 見た目は四臂しかないので欠損しているのだと思うが、胸前の合掌は間違いかな。でもとてもつくりの良いお像ですね。実物を拝見したいと思いました。

  • 忙しいのに抗えない

    忙しいのだが、荼枳尼天を拝んでいて頭から離れなかったイメージを、ついに描き始めてしまった。 しかも絵を描く方はご存知だと思うが、下から見上げる所謂「煽り」の構図は難しいで苦戦中。 ◎只今、星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ◆祈願のご相談は以下から◆ 祈願のお申込みについて 本院で承っている祈願につきまして、以下解説ページをリンク致します。 本尊准胝仏母祈願 (滅罪、延命、求子に強いご尊格です) 荼枳尼天尊祈願 (荼枳尼天とはお稲荷さまの仏教でも呼び名です。商売繁盛、学業増進、立身出世など増益につよいご神さまです) 人型加持(月例¥3,000) 病気平癒、健康維持にとてもよく効く祈祷で、…

  • 「私はいま瞑想をしている瞑想」

    つい先日、「私はいま瞑想をしている瞑想」というのを思いつきました。 ネーミングセンスはいまいちですが……日常的に瞑想をするための抜群のアイデアと自負しています!? 瞑想状態と瞑想でない状態の最大の違いはなんでしょうか? これは人によって定義は変わってくると思いますが、私は「瞑想している」という気づきがあるかどうか?だと思っています。 よく意識レベルが下がって、難しい用語を使うならば「変性意識状態」になることが条件のように思っている人も多いと思います。 しかし、私はこれには落とし穴があると思っていて意識レベルがただ下がるならば、眠りに向かう「うたたね」だってある意味「変性意識状態」です。「うたた…

  • 荼枳尼天さまへお供え〜蜜柑〜

    昨日は、金翅鳥院にて星祭。 境内で採れた蜜柑をたくさん頂いて来ました。 荼枳尼天様を多く拝んでいたので、早速昨日からお供えさせていただいた。 毎日荼枳尼天の修法を行いますので申し込みは随時お受けいたします。 荼枳尼天祈願(大般若理趣分)フォームリンク

  • 水曜星 大正12年 昭和7年、16年、25年、34年、43年、52年、61年 平成7年、16年、25年、令和4生まれの方

    水曜星は交際運が活発な星。「交際」という言葉を、少し読み砕くと「交際が広がる」というように新規開拓というプラスの意味あいがあること。また、逆に「交際」には「出費が伴う」という注意すべきニュアンスが含まれます。 よって水曜星の方は、新規に何かを始めるにも無計画だと「出費」に苦労することになりあおすです。計画的に、慎重にを意識しましょう。恋愛運の年でもあり未婚の人は結婚のチャンス。また趣味、娯楽や贅沢品による散財は注意。病は歯や口内炎に注意。 水曜星は旧暦で以下の生まれの人です(1月、2月生まれの人は、新暦との年が異なることがあるので要注意です) ※星祭申し込みの方は、こちらで星をお調べしますので…

  • 所作の重要性

    「所作(しょさ)」の重要性を話したいと思います。 時に所作が綺麗な人に出合うことがある。 卑近な例を出すならば、亡き母は裏千家茶道の師範だったので、その姿を思い出せばそんな人の一人だったと思い出される。 繰り返しによって培った「動作」。 それが日常的に、そして無意識的にまで洗練された時、その「動作」は「所作」に変わる。 密教の修法は、一連の「動作」を行うことで自身が整っていき、その先に神仏との感応道交が成立する。 ……私レベルでもそれは分かる。 だから密教の修法はたんなる「動作」ではなく「所作」に他ならない、と思うのだ。 壇に上がり、所作が整う。所作が整えば神仏との感応道交が起こり、仏は私にな…

  • 九曜星曼荼羅完成

    今まで描いてきた九曜星を曼荼羅風に並べました。 厳密に言うと、星曼荼羅の「九曜星」の部分のみ切り取ったパターンになっています。 星曼荼羅はいくつかのパターンがありますが、一字金輪仏頂を主尊に、その最内院(一番内側の部屋)に九曜星と北斗七星、第二院に十二宮、外院に二十八宿を配するものが多いと思います。だから上図の曼荼羅は最内院の九曜星のみ取り出した簡易曼荼羅といったところでしょうか。星の配置は儀軌を守っていますが。 今回、私が星祭で修法するのは尊星王菩薩(妙見菩薩)と九曜星なのでこの曼荼羅だけでも十分観想には役に立ちます。 ◎星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム ★ご相談はこちらから★ 准胝…

  • 土曜星解説 ~大正13年 昭和8年、昭和17年、昭和26年、昭和35年、昭和44年、昭和53年、昭和62年 平成8年、平成17年、平成26年生まれの方~

    土星は基本的に先の『羅睺星』の時に説明した「羅睺星・計都星・火曜星」と合わせると四悪星に数えられることがあります。よって羅睺星・計都星・火曜星程ではないにしても「凶星(半吉凶)」となります。 「土星はエネルギッシュな星」と説明されます。注意すべきは「エネルギッシュ」と聞けばポジティブに聞こえますが、上述したとおり「凶星」ということ。だから解釈としては「むちゃして失敗する」ということを十分注意する必要がある星周りと意識しましょう。 エネルギッシュだが、反面気が大きくなったり、焦りからついつい無茶や無理なことをやらかす星ということになります。 例えば、車のスピードの出し過ぎで交通事故を起こすとか、…

  • 九曜星 御影完成

    九曜星の御影が完成しました。先にご案内しましたように、星祭申込者で希望される方にはその方の当年星の御影をお渡し致します。星祭のお札は「御姿」を祀ることに意義があるとされます(通常は内符に入れます)。 御姿は「仏像図彙」「梵天火羅九曜図」などを参考に描いています。 九曜星のうち五星が女神形ですが、なるべくイメージが似たり寄ったりにならないように注意して描いています(特に尊顔)。ただそのイメージは私の感性によるは致し方ないのでご了承ください。 せっかくなのでこの後、全ての画像をまとめて、さらに尊星王菩薩を本尊に曼荼羅を作りたいと思います。 羅睺星 土曜星 水曜星 金曜星 日曜星 火曜星 計都星 月…

  • 火曜星の御影

    憤怒形仏画のリクエストがありましたので、星祭のタイミングもあり火曜星を描いてみました。火曜星の解説は後で改めてしたいと思います。基本的には大凶星です。 とりあえず御姿からおろそしさが伝わればと思い描きました。 ◎星祭申し込み受付中 星祭申し込みフォーム

  • 凶星の影響力(体験談)

    星祭のタイミグということもあるので、私の体験談を少し。去年も、ほぼ同じ話を記事にしましたが新規の読者さまもいると思うので記してみます。 私は昭和44年(旧暦43年)生まれの五十路。五十数年の自身の人生を振り返ると、順調であるタイミングと最悪であるタイミングを確かにあったと思い出される。 私の場合は、過去を振り返っても「最大最悪」と思われる年が「前厄」のタイミングで襲来した。 ご承知の通り、私は会社員。 そして全国区に支店がある転勤族です。当時の赴任先は茨城県のつくば市で、この土地に16年住んでいた。そしてこの「前厄」の年に仙台への「異動」の辞令が下された。 当時の私には知る由もないが、この時の…

  • 『羅睺星』の方(大正14年、昭和9年、18年、27年、36年、45年、54年、63年、平成9年、18年、27年生)

    タイトルにある通り『羅睺星』について解説します。 羅睺星は九つある星の中でも「大凶」にあたる星。ちなみに「大悪星」と言えば、この羅睺星と計都星と火曜星の三つ。それぞれの特徴は各項で説明しますが、どちにしてお「悪星」と認識しましょう。 今回『羅睺星』の方は、旧暦で以下の生まれの人です(1月、2月生まれの人は、新暦との年が異なることがあるので要注意です) ※星祭申し込みの方は、こちらで星をお調べしますので分からなくても大丈夫です。 大正14年 昭和9年、昭和18年、昭和27年、昭和36年、昭和45年、昭和54年、昭和63年 平成9年、平成18年、平成27年生 (※生まれた年0歳を含み、9歳 18歳…

  • 星祭 受付開始!

    星祭の申し込みを開始いたします。 当道場での星祭は修験道星祭・妙見菩薩法にて修法致します (九曜星全て一律¥3,000にて承ります) 下記、リンクから、入力ホームより申し込みください。 星祭申し込みフォーム ※生年月日入力欄があります。 どの星かはこちらで確認します。 ※「大凶星(羅喉星、火曜星、計都星)で、気になるので」という方は(凶星でなくても良いのですが)、備考欄に「特別」と入れてくだされば、別途、修法致します(特別祈祷は¥10,000)。 また、去年同様に、このブログで各星の解説を随時していきますのでご自身の星が気になる方はそれらの記事をご参考にしてください。 去年も内符には諸真言の他…

  • 羅睺星

    星祭準備中。 去年、九曜星の御影は描いたのだが、今年は少し絵描きの環境が整ったので書き直している。 羅睺星 蛇を龍にしたのは去年の通り。 仏像図彙の姿は少しコミカルなので、恐ろしさ重視で。(少しマッチョにしすぎたか?)

  • 猫神達の本音

    檸檬「にゃ〜あ!(もうご飯の時間だと思うのだけれど?)」 しゃみぃ「もう噛まないよ♥優しいお顔になったでしょ?」 みいこ「ここはあたいの場所。絶対譲らない」 檸檬「みいこさん?ちょっと重いんですけど?」

  • 荼枳尼天祈願結願と晩白柚のピール

    先日、信者さまに頂いた晩白柚(ばんぺいゆ)。 柑橘系の香りが強く7日間、荼枳尼天さまの御祈祷中常に良い香りがしておりました。 荼枳尼天さまも大喜びだったと思います。 一昨日、祈祷は無事結願したので晩白柚は下ろして妻・蓮奈が皮を使って『甘煮(ピール)』を作りました。やや茶色がかった三温糖を使っているのでほ黄金色に染まっていい感じです。 味の方は、苦みと甘みが程よくブレンドされておいしいです。 今年初めの自身の誓願で荼枳尼天供は毎日継続することにしたので(出来ない日もあるとは思うが、原則です)柑橘系のお供物を常備する必要がある。 だからピールを多く作ってお供えするという手もあるかな?なんて思ったり…

  • 星祭もう少し待って!

    まだ今年の星祭の受付をしていなかったのだが、複数人の方から早々と申し込みを頂きました。 そろそろ正式にに受付案内をしますので今しばらくお待ち下さい!

  • 他の稲荷信仰しているんだけど?

    荼枳尼天祈願の受付をしてから、他の稲荷霊場にお世話なっているが、当院で祈願してもいいか?という問い合わせが多くあった(ブログのコメントにもありました)。 割と難しい問題だと思います。 ずるい言い方ですが「ケースバイケース」でお答えしています。 まず、ご質問いただいたほとんどの方が「荼枳尼天」というキーワードで当ブログにたどり着いているということ。だから「荼枳尼天さまが大好きな方々だろうな」と思うので「問題ありませんよ」という返答を多くするようにしている。 荼枳尼天さまが大好きで、密教式(自作)、最上稲荷、豊川稲荷のお像を拝んでいる私が「何が何でも一つに絞れ!」とはさすがに言えない。 要は皆様の…

  • 荼枳尼天さまの催促!?~柑橘類話~

    信者様から荼枳尼天さまに関係する興味深い夢エピソードを頂きましたので紹介いたします。 『今朝、夢を見ました。どこかのお山に ミカン狩りに行くという夢でした。目覚めて「ミカン狩り?なんでこんな夢見たんだろう?」と不思議に思っていたのです。 その後、里見先生のブログを拝見して 荼枳尼天さまのご祈祷が開白したとありました。 !!荼枳尼天さま!! それで、私ミカン狩りに行った夢を見たのですね(見せられた?)思えば、初めて准胝院さんにお供えをお送りしたのも柑橘類でした。。。(無意識に選んだのですが) (※里見:以前にもこの信者様から柑橘類のお供物を頂いています) 荼枳尼天さまとの御縁をいただいていること…

  • 荼枳尼天祈願 開白

    荼枳尼天祈願、本日開白いたしました。 毎月、月初に一週間修法致します。 御札は、先にご紹介したように自身で描いた当院の荼枳尼天像の御影が描かれています。またお札は印刷、内符(梵字)、折込まで全て手作り。特にお札を織り込む時は真言を唱えながら作業をしています。弱小道場なりの出来得る限りの誠意です。 荼枳尼天尊の祈願を本日(1月7日(日))に開白しました。 祈願は7日間で七座連続して行いますが、その後も当面毎日荼枳尼天の修法を行いますので申し込みは随時お受けいたします。 ①般若理趣分 荼枳尼天 毎月祈祷 ¥2,000/月 ②般若理趣分 荼枳尼天 年祈祷 ¥5,000/年 ③般若理趣分 荼枳尼天 特…

  • 土地の鎮守様へ初詣

    八王子に越してきて2度目のお正月。 元旦、去年同様に初詣は私が今お世話になっている土地に鎮守様へ初詣に参った。 去年の記事(↓) ryona.hatenadiary.jp 元々は神仏習合色の強かった住吉神社で、十一面観音さまも安置されたとある。 境内に着くと、そこではいつもは閉ざされた神楽殿が開かれ、お狐さまが舞っていました。 神楽に関しては全く素人なので演題などは全く分からないのだが、武術家視点で動きは素晴らしいと思ってしばらく見ておりました(写真でも伝わりますでしょうか?!) お狐さまの舞を見れたので、なんとなく土地のお稲荷様へも参拝を促されているようで、明日を伸ばすことにした。 そこから…

  • 手を合わせて祈って欲しい

    石川県能登地方他、地震被害のあった地域の方々、心よりお見舞い申し上げます。 凍るような空と、雪と地震。 東日本大震災の日もそうだった。その日、仙台在住だった私にとってその風景と体験は楔のように心にグサリと今でも刺さって抜けてない。 地震のニュースを聞き、少し忘れかけていた楔の傷が、またずきずきと痛む。 津波にさらわれ訳でもなく、知り合いを亡くした訳でもない。私よりも苦しんだ人は大勢いる。しかしそうならずとも今、まさに被害あっている多くの方が停電で暗く、暖のとれない夜を心細く過ごしているであろうことは分かる。 だから綺麗ごとではなく 「ああ、祈らなければ」 と心から思う。 皆さまも般若心経一巻で…

  • よいお年をお迎えください。

    今の今まで拝んでおり、今年も残すところ5分! よいお年をお迎えくださいませ! 合掌 准胝院 里見亮和 蓮奈

  • 今朝のみいこ(小さな攻防)

    荷を出す、タイミングを目敏く察知して速攻箱を占拠。 みいこ「あたいの陣地にゃ」 檸檬の気配を察知する みいこ「むむっ!敵機襲来!」 退散する檸檬 檸檬「あたいはここでいいの」 みいこ「ドヤッ!」

  • 祈願内容はお答えできかねます

    ○○祈祷は何座拝むのでしょうか?○○供養は○○供をされるのでしょうか?等の問い合わせをいただきましたが、それは施主様に聞かれて答える内容ではないと思いますので返信でき兼ねますのでご了承ください。私の想い違いでしたら申し訳ございませんが何座拝むか?何の供養法をするのか?で祈願料を値踏みしているという印象を受けました。私は、その発想は本質をはずしていると思います。

  • 准胝仏母の姿を見、メッセージを貰う

    おそらくは、われわれが毎日見る「夢」は「この世」と「あの世」を繋いでいる……私はそんな解釈をするのが気に入っている。 しかも「あの世」の意味はかなり広めにとるのがいいとも思っている。 我々から神仏に向かった場合、少なくとも「この世」よりも「あの世」に近い方がアクセスしやすいらしい。だから「あの世」との架け橋である「夢」は神仏とのアクセスに大きな意味を持つことが起こり得る……と、考える。 具体的には、神仏は我々に向け、夢にメッセージを紛れ込ませている可能性は大いにあるということ。 そして准胝独部法では真言を十万偏萬行の験(しるし)としては「黒い穀物」を口から吐き出す夢を見るとある。これもまさにそ…

  • 荼枳尼天と稲荷信仰

    『荼枳尼天は稲荷である』 昨日の記事では、ついついそんな当たり前のことを解説することを忘れていました。 そうなんです。荼枳尼天は稲荷信仰と習合しているんです。 日本で「稲荷」と言えば神道の神さまであり、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をお祀りしている神社がほとんどだと思う。 ただ、神仏習合が当たり前の明治維新以前では、「稲荷」と呼ばれる霊場の多くには荼枳尼天が祀られていたというのは案外知られていない。 現代で明らかに仏教のお寺で「稲荷」を呼称するのは豊川稲荷、最上稲荷が有名。 「稲荷信仰」は、もともと「穀霊信仰」から発展した「五穀豊穣」を祈る信仰。だから荼枳尼…

  • 般若理趣分による荼枳尼天祈願

    般若理趣分による祈願を始めたいと思います。 今までも般若理趣分による祈祷は、施主様の願意に合わせて本尊の准胝仏母、不動明王様の威光倍増のため行っておりました。 しかし、この度は般若理趣分で荼枳尼天さまを拝み、威光倍増いただこうと思います。 中には般若理趣分と聞いても「?」と言う方もいると思いますので、まず般若理趣分というお経について軽くご説明します。 「般若」と言う言葉が含まれますので、皆さまが良く知る「般若心経」と同じグループのお経と言うのは想像できると思います。 この「般若」のつくお経が集大成されたものがあります。それが600巻に及ぶ「大般若経」です。 そして皆さまが知る般若心経とはこの6…

  • 木星と月~尊星王菩薩信者はよく空を見る

    木星と月。 スマホでもよく撮影できますね。 中央の上に見えるのが木星です。 木星の位置をいちいち覚えてはいないが、明るい惑星は慣れればひと目見て分かるようになる。 例えば金星は見えるタイミングは宵の明星、明けの明星と言うとおりだか、マイナス四等星程度(一等星の100倍)だからとにかく明るい。だからタイミングによっては太陽の出てる昼間でも見つけられるようになる。 また、火星と木星は時期によって明るさはは変動するが木星は概ね明るい。少なくともマイナス2等星オーバー。目立つから見つけやすい。火星も時期によっては明るくなると、見つけられる。火星は赤く見えるから、黄色く見える木星とは区別はつく。 最後に…

  • 初心忘るべからず。三千仏礼拝をやれ?

    本棚を整理していたら、三千仏礼拝の時に使った経本が出てきた。 皆はこの経本は借りてやっていたようだが、当時やる気だけは満々だった私は(笑)、複数回するつもりで経本をわざわざ買ったのだ。 三千仏礼拝に関する記事は過去に二度ほど書いているので参考にしてください。 ryona.hatenadiary.jp ryona.hatenadiary.jp 当時はまだ仏さまの名前も読めず、三千仏全部にフリガナをつけて行をした。 また、この行を行うときに「樒(シキミ)」を使うのだが、当時使っていた樒が最後のページにまだ挟まっていた。 さて、今になって急にこの経本が出てきたということは「やれ」ということなのかな?…

  • おしゃべり好きの荼枳尼天さま?

    昔、本格的な修行に入る前に、一信者としてブログを書いていた時に、よく「荼枳尼天さま」との会話形式のやり取りを記事にてしていたことがある。 今では記事を書くことにも慎重になり、僧侶、今では住職としての責任もあるので前ほどに「なんでもあり」という記事は避けている。 だからその当時のような「荼枳尼天との会話」なんてことはおいそれと記事にはしない。 ではなぜ今になって、わざわざ当時の話題を持ち出したのか? つい先日、それを思い出すエピソードがあったのだ。 ある熱心な信者さん。この方は元々准胝仏母を強く信仰する方だが、先に当院の荼枳尼天の御影を開眼して授与させていただいたことがあった。 以来、山城屋文政…

  • 四臂像は准胝様だった!?ご縁のお像は、知らずにやってくる

    私がお迎えしたはじめてのお像はこのお方。 まだ師僧にお会いする以前だから相当前です。 むろん得度すらしていない一信者だったが、覚悟を決めてお像をお迎えしたのを覚えている。 このお像はオークションでたまたま見つけたお像。「般若仏母」というタイトルで出品されていたが、当時はそれが「間違い」であることにも気づかず落札した。 私はその時「般若仏母」をお迎えしたかったのか? むろん違います。ではなぜこのお像を選んだのか? 理由は「このお像をどうしてもお迎えしたかった」という説明以外に思いつかない。 なんともいい加減に思えるが、私にとっては、「これだ」と確信めいたものがあった。 その後、このお像はチベット…

  • シュメール神話の女神「イナンナ」~詳しい読者さまの考察シリーズ

    SNSは色々とお詳しい方と繋がれるのがとても有難い。 ……ということで『詳しい読者さまの考察シリーズ』です。 「怖い女神さま」で紹介した読者さまのコメントを、さらに補完していただける内容です。 ryona.hatenadiary.jp まずは上記記事を読んでから、以下のコメントを読んでください。 内容は『シュメール神話における金星、愛や美、戦い、豊穣の女神「イナンナ」の話』です。 記事は以前にも一度ご紹介させていただいた『雨音村雲@藤浪永理嘉』さんの「X」のコメントです。 雨音村雲@藤浪永理嘉さん「X」リンク↓ https://twitter.com/amane_murakumo 以下引用です…

  • 今日の准胝院の風景

    モミジが綺麗に紅葉。 対象的に青々としたローズマリー。 寒くても元気。 八王子に来てすぐ植えたもの。いっとき、病気で真っ白になっていたが、薬で回復。 華。(名前はわからない💦) 今日のしゃみぃ。なんか見つめてる(私には見えないが💦) ではまた(=^・^=)

  • 当院の御影(仏画)についてのスタンス

    先日、記事のコメント欄で拙いながらも自身で描いている御影をダウンロードして祭壇に飾ってもよいかとのお問い合わせがありました。また同様の質問をよくいただくこともあるので、ここで改めて当院の御影(仏画)についてのスタンスをお伝えしておきます。 過去、ブログにアップロードしている当院の御影は、私の描いた完全オリジナルなのでダウンロードするのは特に制限はしておりません。ご自由になさってください。これについて著作権云々言うつもりはございません。 ただもしご自身のブログ、SNSなどでご使用する際には当ブログのリンクを入れていただくと嬉しいかな、とは思いますが(笑) ちなみに以下のサイトに今まで描いた全ての…

  • 怖い女神の考察

    先の荼枳尼天の記事で興味深い考察を頂いたので掲載させていただきます。 荼枳尼天と言えば、私は敬意をこめて「怒らすと怖い女神」とこのブログでも表現しています。皆さんも荼枳尼天にこういったイメージがあることに異論はないだろうと想像します。 さて、ではこの「怖い」イメージは、先日より話題にしている胎蔵曼荼羅系の「心臓を食らう鬼」からくるのか?元々、金光明最勝王経で見られる武神要素をも合わせ持つ八臂弁才天からくるのか?その双方の属性が習合したのか? 等、等いろいろな説はある。 前置きが長くなりましたが、以下読者様考察概要です。※内容は、コメント原文ではなく要約させていただいています。 インドの一地方に…

  • 望むものは、なんでも叶えてくれる?

    「望むものは、なんでも叶えてくれる」人によっては、こんなセリフを聞けば顔を顰(しか)める人もいるだろうと想像する。曰く「仏教徒はそんな自分の欲望を丸出しで神仏にお願いするのは否!」ということだろう。しかし、仏教の護法神である「聖天さま」と「荼枳尼天さま」には、そんな「望むものは、なんでも叶えてくれる」という修飾語で語られることが多くある。 これについては、私なりの「答え」をかつて記事にしたこともあった。要約すれば、祈願することで施主の行動変容が起こるか否か。施主さまが何らかの進歩をしてくれなくては。むろんその進歩は仏道に歩みを進めるということ。施主様の行動次第といっても、願いが通じれば天尊は「…

  • 魔力から神通へ

    中期密教的な荼枳尼天の話。 摩訶迦羅天に調伏されてた荼枳尼。 焔摩天の眷属としての荼枳尼。 胎蔵曼荼羅の絵は「醜い」ともとれる表現。 しかしもう少しイメージを膨らませる。 元々シュマシャーナ(インドの葬場)で行われていた黒魔術的秘教の影響を受けている=とりわけ魔力に優れると(神通広大で)崇拝されていた存在。 ……そのことを再考慮して出てきたのがこれ。 神通広大なら魔性の魅力は宿したい。

  • 霊現象とラポールの話

    昨日、会社の同僚女性から 「幽霊が出て困る」 という話をされた。 「は?」となりそうだが、以前にも同じような話をされているので驚きはしない。 むしろ「さて、どうしたものか?」と考えた。 しかし、同じ話を例えば顔も知らない方からメールでされたらどう思うか?むろん同じようには反応しないだろう。 ラポール カウンセリングではそんな言葉をよく使う。 『セラピストとクライエントの相互の信頼関係のことで、フランス語で「橋を架ける」という意味から、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることを表す』といった説明がされる。 では、カウンセリングはなんで「ラポールを構築する」という手続きが必要なのか…

  • 難陀・跋難陀龍王 脇侍の話

    准胝仏母のお像、仏画では蓮華台を支える姿で登場する難陀・跋難陀龍王。 准胝仏母の眷属としては、筆頭と言っても良いと思う。 ただ残念ながら、当院ではこの龍王のお像がなかった。 それを見かねた?師僧からいったいの立派な龍像を賜わり「もう一体は自分で作り、難陀・跋難陀龍王として開眼なさい」となった。 しばらくバタバタとして気になっていたのだが、ようやく着手することが出来た。 石粉粘土の塑像では、本体の芯にアルミホイールを使うことが多いので私もそれに倣っている。 今日のところは、ラフにある程度形にするまで。 一応、今回作成するのは弟ぎみの跋難陀龍王。 大事な顔と、尾は別に作ります。 とりあえずの進捗で…

  • 怒りから学ぶ主客一如

    昨日、ほんの些細なことで会社の上司と口論になった。 いや、厳密には口ではなくメールでの諍(いさか)い。 よく指摘されるのだが、私は時にメールで物言いがキツいらしい。受け取った相手の心をグサグサとやってしまうらしい。 企業であれば、「意見の食い違い」があるならばそれはむしろどんどんやって解決すべきこと。国民性もあると思うが、米国などの会議では毎回喧嘩腰でやるが、終われば喧嘩していた相手とすぐに「じゃあ、ランチに行こうか」と何事もなかったかのようになるらしい。つまり仕事のプライベートは別物という切り替えが上手いのだろう。 ただこれを日本でやろうとしてもなかなか難しいように思う。私が古い人間なのかも…

  • 続・荼枳尼天のもう一つのお姿(読者さまのコメントから再考察)

    当院は「先祖供養」と「当病平癒」のご依頼が多い。 客観的に自身のブログ記事を見ても、特に先祖供養や当病平癒の話題を多くしているという認識はない。 だとすると准胝仏母さまか、そのご眷属さまが引き寄せているのか?なんて想像をしてみる。 当病平癒といって真っ先に思い浮かぶのは「薬師如来」だろうと思う。 准胝仏母はどちらかと言うと「延命」のイメージが強い。 その延命のお力は眷属の「焔摩天」による、と言う話はこのブログでも何度も触れているのでご存知の方は多いでしょう。 (参考引用)『焔羅王供行法次第』などの儀軌による、除病、息災、出産、延命、死者の冥福を祈願する焔摩天供という修法が平安時代後期頃から行わ…

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