1.銀貨(Silver coin )銀河 NGC253銀河 は、ちょうこくしつ座にある銀河で、星々が活発に生まれている銀河である。ちょうこくしつとは、聞いたことのない星座の名前ですが、彫刻家のアトリエを意味する星座であるとか。南方の高度の低い場所にある目立たない星座である。 南方向の低い位置での撮影でしたが、フタを開けてみると意外を鮮明に写っていました。今回、画像処理でPixInsight版のGraXpert...
菜園、PCの趣味に天文が加わり、 早寝の健康管理に危険信号。 加えて寒さ嫌いで天体撮影はおざなり。 せめてもと天文工作を楽しんでいます。
花火銀河(Fireworks galaxy:NGC6946) ライブスタックと画像処理
1.超新星が多く生まれる花火銀河を観望し撮影する 今回は、ケフェウス座にある、いかにも活火山のように「活発に活動している」ように見える銀河である花火銀河(NGC6946)をライブスタックで観望し、裏で撮影しました。ライブスタックは、5分間露光と長めの露光です。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/8, 11/11 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭...
1.美しい惑星状星雲と言われるクリスタルボール星雲 おうし座の端っこにある惑星状星雲であるクリスタルボール星雲(NGC1514)を撮影してみました。その青い輝きから「クリスタルボール星雲」の愛称があります。通常の撮影では面白くないので、フィルターを変化させての撮影を行ってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/3 ・撮影場所:南関東市...
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1.銀貨(Silver coin )銀河 NGC253銀河 は、ちょうこくしつ座にある銀河で、星々が活発に生まれている銀河である。ちょうこくしつとは、聞いたことのない星座の名前ですが、彫刻家のアトリエを意味する星座であるとか。南方の高度の低い場所にある目立たない星座である。 南方向の低い位置での撮影でしたが、フタを開けてみると意外を鮮明に写っていました。今回、画像処理でPixInsight版のGraXpert...
1.小亜鈴星雲:M76星雲 M76 は、ペルセウス座にある惑星状星雲で、小亜鈴状星雲(Little Dumbbell Nebula)とも呼ばれています。あれ~、確かM27が亜鈴星雲なので、M27の小型版なのか (^^ゞ 撮影前にM76を調べてみると結構淡く小さい惑星状星雲と書かれていたので、詳細な構造は写らないかなと思っていました。撮影2日目はシーイングが良かったので、星雲内部の構造も写っていたのだろう。大...
1.にぎやかな1月の夜空 オリオン座が輝く1月の夜空、1年で一番にぎやかしい星空。加えて木星、赤い火星、そしてベテルギウス・プロキオン・オリオン座を支えるシリウスから成る冬の大三角。カペラも青く輝いています。忘れていました、まん丸のお月様も光々と輝いています。 そんな中で1年2か月ぶりの木星と月の撮影、そして火星を初めての撮影してみました。 撮影の様子を下の動画にま...
1.幻の銀河と呼ばれたM74銀河 フランスの天文学者ピエール・メシャンにより発見された天体であり、メシエ天体の中では当時かなり淡かったようで「幻の銀河」ファントム銀河とも称されている。現在の機材ではそんなに淡い方ではないと思われます。 凡そ1年前、このM74をカラーカメラで撮影していました。10分露光で小さな銀河を撮影できたが、いまいち迫力のない銀河だったのでお蔵に入れていました。画像処理...
1.2024年の撮り納めは、定番のカニ星雲 このところ年末年始は、鏡筒をかに星雲:M1に向けています。やはり宇宙での星の大爆発を象徴するかのような爆裂痕であるフィラメントは見応えがあります。 2024年の元日の夜には、通常使っている光害カットフィルターであるKenko ASTRO LPR Type2を使って撮影した。ASiairがお供であれば、焦点距離2,700mmのマクストフ鏡筒もオフアキシスガイドが順調で...
1.スパゲッティ星雲のHa, OIIIフィルター撮影 天文の趣味に入門して驚いたもののひとつは、この超新星が爆発して残された残骸の姿でした。いつかは撮影してみたいと、3年前からトライし続けて来た対象です。残骸が鳥の巣やスパゲッティに似ていることからスパゲッティ星雲とも呼ばれています。 撮影の困難さの一つは淡さです。10分以上の露光が必要のようです。二つめは星雲の大きさです。全体像を...
1.モノクロカメラとカラーカメラによるNGC2336銀河の撮影 南関東では晴れが続いています。嬉しい悲鳴を挙げています。毎夜、午前様になってしまい体調はいまいちになっています。この季節では、湿度が低く結露の心配をする必要がないのも大変ありがたいことです。 今回は、北極星の近くにあるNGC2336銀河の撮影に挑みました。最初の撮影では、あまりにも淡いので、これは無理だとあきらめかけたター...
1.ウメボシのような「まゆ星雲」 はくちょう座にある、まゆ星雲にTSA-120鏡筒を向けました。ライブスタックを行って観望を楽しみ、画像処理をおこなってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/27 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 + エクステンダーED1.5x(最終 f=1,386mm) ・カメラ:ASi533MC Pro ...
1.超新星が多く生まれる花火銀河を観望し撮影する 今回は、ケフェウス座にある、いかにも活火山のように「活発に活動している」ように見える銀河である花火銀河(NGC6946)をライブスタックで観望し、裏で撮影しました。ライブスタックは、5分間露光と長めの露光です。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/8, 11/11 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭...
1.美しい惑星状星雲と言われるクリスタルボール星雲 おうし座の端っこにある惑星状星雲であるクリスタルボール星雲(NGC1514)を撮影してみました。その青い輝きから「クリスタルボール星雲」の愛称があります。通常の撮影では面白くないので、フィルターを変化させての撮影を行ってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/3 ・撮影場所:南関東市...
1.F3.9鏡筒とL-Ultimateフィルターでダイオウイカに挑戦 9月に続き、10月も前線の停滞により関東地方は曇り空が続いています。ナローバンドフィルターのOIIIとHαフィルターでダイオウイカ星雲の撮影を続行していますが、長期間の冗長な撮影に飽き飽きしてしまっています。そんな中、たまにはカラー撮影がしてみたいと思い立ち、明るい鏡筒を使い、L-Ultimateフィルターでダイオウイカが釣れるのか、を試してみ...
1.ダイオウイカ釣りに挑む 9月に入り曇り空が続きます。そんな中、無謀にもダイオウイカ星雲の撮影に挑戦してみることにしました。挑戦と言っても 1)淡い対象と言われているがどの程度の淡さなのか、2)画角はどの程度になるのか、などの当たりを付けるための予備撮影です。撮影はまだ完了していませんので、途中までの報告になります。 ダイオウイカ星雲は非常に淡いと言われているので、明る...
1.SkyMAX180でM109銀河をライブスタック 記事が空いてしまいました。理由は想定外の手術入院のためです。2か月前、雨の日のゴミ出しの際、滑って転んで頭を打ちました。自覚症状は何もありませんでしたが、念のために近くのクリニックでCT検査をしたのですが、医師の検査結果は緊急な状況ではないとの診断で胸を撫でおろしたところでした。家族の者が会計を終えた直後救急車で近隣の基幹病院に運ばれ、いきなり頭...
1.SkyMAX180でM109銀河をライブスタック 今回のお題は、マイナーな銀河ですが迫力ある姿をしているM109銀河です。なぜか真空掃除機(Vaccum cleaner)銀河という名前が付いています。鏡筒は口径18㎝のマクストフカセグレンのSkyMAX180を使っています。いつも通り、ライブスタックを楽しみ、自動保存されてゆくライトフレームを翌日画像処理する、いつものパターンです。オフアキシスガイドでの撮影ですが、ガイド星...
1.SkyMAX180でM100をライブスタック 今回も口径18㎝のマクストフカセグレン鏡筒のSkyMAX180を使ってのM100のライブスタックと画像処理のはなしです。M100は、端正な渦巻銀河であり、以前より撮影してみたいと思っていた対象のひとつでした。今回のトライは3回目のトライであって、過去はオフアキシスガイドでのガイド星が見つからず失敗の連続でした。今回は、時間の余裕があったので、時間をかけて主鏡をマニュア...
1.SkyMAX180で黒眼銀河:M64をライブスタック 星の少ない今の時期、天頂付近に目立って輝くアークトゥルス近辺のかみのけ座にある黒眼銀河:M64をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。M63と同様に渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 ...
1.SkyMAX180でひまわり銀河:M63をライブスタック 今回は、ひまわり銀河:M63をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 使用した鏡筒:SkyMAX180 ライブスタックの様子...
1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で回転花火銀河:M101をライブスタック M51と共に定番となっている春の銀河M101をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。露光時間は300秒。M101は銀河内に多くの星があるので、オフアキのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 オフアキシス・ガイダーを取り付けたSkyMAX180 焦点距離2,700mmのライブスタックは、さすがに迫力ある回転花火...
1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で子持ち銀河M51をライブスタック 4月はM51が定番となっていますが、今年の4月はまるで梅雨時のような天気で一度もチャンスはありませんでした。2024年5月の3日、子供の日は非常にクリアーな空に恵まれました。当初はマスクトフのSkyMAX180とASi533MC Proとの組み合わせを計画していましたが、前日の予備撮影でプレートソルビングが不調だったので急遽カメラをASi294MC Proに取り替えま...
1.ずっと晴れません この時期に関東地方でこれほど晴れない日が続いたことはないのではないだろうか。梅雨でもないのに天体撮影ができない日が続くのは珍しい。少し晴れた日も1日ありましたが、運悪く黄砂が。お蔭で睡眠時間はバッチリ。連日家庭菜園に精を出しています。 菜園の様子 菜園は、上の写真のとおり、夏野菜の植え付けがほぼ終了し、行燈だらけです。風をいやが...
1.PixInsightの沼にすっぽり ブログの更新がしばらく空いてしまいました。理由は、PixInsightにはまり込んでしまったからです。今年の目標に挙げたひとつが、画像処理スキルのアップでした。BlurXterminatorは凄いと言ったニュースも駆け巡った勢いにも影響され、ついにPixInsightに手を染めてしまいました。以前よりPixInsightのYouTubeは観てはいましたが、チンプンカンプン状態でしたが、実際に処理してみてYou...
1.2024年になりました 年も明けて2024年になりました。正月から晴天・無風・乾燥注意報で絶好の星見天候となりました。昨年の正月同様、18㎝マクストフ鏡筒でメシエ1の庭撮りを行いました。今回は、ナローバンドフィルターを使わず光害カットフィルターのみの撮影を行いました。 昨年の後半は、ずっと18cmマクストフ鏡筒で深淵銀河を撮っていました。データの整理が追い付かず、ブログや動画でのアップロードの...
1.レムナント撮影、光量が不足している? Sh2-240 レムナントの撮影に苦戦中です。レムナントの全景が入る画角条件で、一番明るい手持ちの鏡筒は、レデューサーを付けたAskar FRA400(f=280mm)であり、フルサイズカメラでの撮影が必須となる。残念ながらフルサイズのCMOSカメラは持っていないので、古い天体改造の一眼カメラEOS 6Dを使ってのトライである。これらの天体改造一眼カメラの感度は、最新の冷却CMOSカメラの...
1.天文カフェ ぽうざマスターに触発されて(続) 今回も「カフェぽうざ」の80インチスクリーンに映し出された迫力の北アメリカ星雲を撮ってみました。フィルターは前回のハート星雲と同じ L-eXtremeを使いました。 ライブスタック動画と画像処理後の映像と画像は、下の動画にもまとめています。 北アメリカ星雲とバラ星雲のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】&nb...
1.天文カフェ ぽうざマスターに触発されて Samさんのブログと天文ナビで紹介されていた「カフェぽうざ」に行って80インチスクリーンに映し出された迫力のハート星雲に感激し、ハート星雲を撮ってみました。フィルターは過激フィルターの L-eXtreemを使いましたので赤っぽくなりました。 天文仲間と語り合うことがないので、あれこれと質問攻めをしてしまい、ぽうざマスターには迷惑をかけてしまいました。特に印...
1.初めてのニュートン鏡 これまでニュートン鏡での撮影は経験がありません。鏡筒そのものはSkyWatcherのBKP150を3年前に購入していました。購入直後一度だけコマコレクターとしてMPCC Mark3を使って試写したところ、コマ収差の星々が見えて、そのまま保管していました。その頃は、光軸調整やコマコレクターのバックフォーカスなどの調整スキルは皆無で、ニュートン鏡をスルーしていました。 最近、専用のコマコ...
1.真っ暗闇、午前0時を越えました 今回も、2023年10月17~18日にかけて裏磐梯Grandecoスキー場駐車場での遠征撮影体験の記事です。満天の星の下、順調に撮影は進行して午前0時を過ぎました。午前0時になるとスキー場駐車場や道路の街灯は一斉にOFFになり、文字通りの漆黒の闇。M33、M31の撮影が順調に進行し、次は馬頭星雲を撮影することに。 撮影はいつも通りライブスタック形式を取りました。フラット、...
1.遠征撮影初体験 今回の記事は、2023年10月17~18日にかけて裏磐梯Grandecoスキー場駐車場での遠征撮影体験の記事です。これまで何回か遠征しましたが、残念ながら満天の星には巡り合えませんでした。今回も簡単には満天の星には巡り合えませんでした。GPV気象予報で快晴の予報だったので、午後7時半にはホテル近くの広大なスキー場駐車場のど真ん中に赤道儀をセットアップ。雲間から少々の星が見える状態の空を眺...
1.バブル星雲:NGC7635のライブスタック 今回の記事は、2023年8月の下旬に2日間かけて撮ったバブル星雲の記事です。8月は、かつて無い暑い月でしたが、31日中の14日間庭撮りを行った打率5割の天文バブル月でした。バブル星雲は、カシオペア座にある星雲で、午前0時にやっと家影から現れてくるロケーションなので、撮影終了時間は、午前2時を越えました。それが2日間続いたので、グロッキー気味。撮影は、ライブスタック...
1.Sony α6000の天体改造 Sonyのα6000を天体改造しました。前回と同様にヤフオクに出品されている「tsundoragappa」さんに依頼しました。Sonyの改造場合は原則IRフィルターを含めた全撤去らしいです。撮像素子の上側にガラス板を載せる無料オプションもあります。改造は丁寧でケアーも親切で信頼感があります。 天体改造したα6000を改造前との比較を行ってみました。さらに同じAPS-CカメラであるASi2600MC Pro...
1.2023年9月1日、今日も晴れ 暑かった8月も終えて、いよいよ9月に入りましたが、依然熱さを感じます。夜には虫の声も聞こえ始めました。9月1日も天体、庭撮りの日となりました。本日は、Askar Fra400とF3.9レデューサーの組み合わせ(f=280mm)で網状星雲の全景を撮りました。 今回の記事は、2023/8/25-6にTSA-120で個々の網状星雲と2023/9/1のFRA400での網状星雲全景を庭撮りした記事です。それぞ...
1.暑かった2023年の8月 今年ほど暑い8月は過去にはなかったと思います。昼間は、35℃、夜でも28℃くらいで、それが31日間も休みなく持続。これほど熱いと、家庭菜園も「も、いいか」とやめてしまおうかと本気で考えました。一方夜は、GPV雲の予測とは異なり、星撮りには絶好の1カ月になりました。これほど天体機材が活躍した月ははじめてかも知れません。メモ帳を開くと、何と14日間も庭撮りしていました。 ...
1.日本の天文メーカーの未来はあるのか 天文の趣味に入った頃、望遠鏡を何にするか迷った記憶が懐かしい。もう5年前にもなりますが、その間、中国の天文メーカーは次々と新製品を開発して世の中に出して来ましたが、日本のメーカーの進歩は全く見られません。今回、非冷却カメラのASi585MCで夏の星雲をAskar FRA400とVixen SD81SIIとで撮り比べてみたので、日本のメーカーに対する不満と、撮り比べの軍配を報告します...