暦も18日より二十四節気では「雨水(うすい)」に、そして七十二候もその初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」となります。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘い、春の近さを確実に感じる時節です。
九州・沖縄の 四季を見つめながら「歳時記」や「風物詩」、はたまた「ご当地グルメや地酒」などのお話をお届けしております。
雨水 土脉潤起 うすい つちのしょううるおいおこる 2025年
暦も18日より二十四節気では「雨水(うすい)」に、そして七十二候もその初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」となります。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘い、春の近さを確実に感じる時節です。
七十二候は13日より立春の末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」となります。また14日は聖バレンタインデーです。バレンタインデーの記事は、加筆して分離して「風物詩」のカテゴリーにてアップしてありますので、ご一読ください。
黄鶯睍睆 うぐいすなく 鶯 初鳴 梅 名所 桜開花予想2025
梅の花も少しずつほころびはじめ吹く風も三寒四温の寒暖の繰り返しとともに春めいてき始め、五感を研ぎ澄ませば寒いながらも春を感じることが多くなってくるこの頃ですが、七十二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」、山里ではウグイスが鳴き始める頃となります
立春 東風解凍 はるかぜこおりをとく 立春大吉 節分 2025年
暦も一巡し3日より新たな二十四節気・立春、そして七十二候の第一候・東風解凍(はるかぜこおりをとく)がスタートします。冬が極まると同時に春の気配が立ち始める頃となります。地面からは福寿草が顔を出し、九州などでは梅が咲き始めます。
30日より七十二候は、いよいよ最後の候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」となります。今年もこの候で七十二候も一巡し、次の候からは春を迎え、暦は新たな一年が始まります。
水沢腹堅 さわみずこおりつめる 2025年 七十二候 歳時記
暦は25日より大寒の次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」になります。大気の冷えがまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増し、沢の水さえも凍る頃という意味です。
大寒 だいかん 款冬華 ふきのはなさく 2025年 ふきのとう
暦は20日より二十四節気は一年で一番寒くなる「大寒」そして七十二候はその初候「款冬華(ふきのはなさく)」と移っていきます。寒さが大変厳しい時ですが、二十四節気では「大寒」の後に控えているのは「立春」、春へのきざしも感じとりたいものです。
七十二候は15日より小寒の末候「雉始雊(きじはじめてなく)」となります。雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃という意味ですが、実際には雉の繁殖シーズンは3月から7月ともう少し後です。また、15日は「小正月」です。
水泉動 しみずあたたかをふくむ 2025年 名水百選 十日恵比須
松もとれて10日より七十二候は水泉動(しみずあたたかをふくむ)となります。二十四節気も七十二候も旧暦を基準としているせいか実際の季節感と食い違うことも多いようで、まさに「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」はそんな候の一つではないでしょうか。
小寒 芹乃栄 せりすなわちさかう 2025年 七日正月 七草粥
読者の皆さん、明けましておめでとうございます。本年も拙いブログではありますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。さて年も改まり、二十四節気は「小寒(しょうかん)」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」と移ってまいります。
早いもので、令和6年も残りあと一週間、公私ともにお忙しいことでしょう。今年のクリスマスはどのようにお過ごしになられたでしょうか。暦は26日より冬至の次候「麋角解(さわしかのつのおつる)」と移ります。
冬至 とうじ 乃東生 なつかれくさしょうず 2024年 靭草
暦は21日より二十四節気は「冬至(とうじ)」、七十二候は、その初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と変わります。一年で一番昼間の時間が短くなる頃であると同時に、この日が「陰の極み」で、翌日から陽にかえると考えられ「一陽来復」とも言います。
鱖魚群 さけのうおむらがる 2024年 サケ 遡上 昆布巻き
16日より大雪も末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」となります。鮭が群れをなして川を上っていく頃です。古より、この「鮭の遡上」を神秘的なものとしてとらえてきました。
朝晩の冷え込みも増し、北日本や日本海沿岸地域では雪の降り方も増してきました。11日より七十二候は大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」となります。熊など動物たちが冬ごもりの時期に入ります。
朝晩だいぶ冷え込みを感じ始めました。7日より暦では二十四節気は「大雪(たいせつ)」、そして七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」と「冬」の文字が入ってきました。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。
橘始黄 たちばなはじめてきばむ 2024年 ポン酢 鱈 師走
カレンダーも残り一枚、いよいよ「師走」、精神的には何かと気ぜわしくなってきます。と同時に、体感的にも冬本番に向っていることを感じます。暦は2日より七十二候も小雪の末候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」となります。
朔風払葉 きたかぜこのはをはらう 2024年 風の名 朽葉色
西高東低の冬型の気圧配置の日が多くなり、それに伴い北寄りの季節風が吹き出して一段と朝晩の冷え込みが顕著となってきました。暦も27日より小雪の次候「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」となります。冷たい北風が、木々の葉を落とす頃です。
22日から、二十四節気は「小雪(しょうせつ)」そして七十二候は小雪の初候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」と進んでいきます。また23日は「勤労感謝の日」の祝日、そして「新嘗祭」が催されます。
金盞香 きんせんかさく 2024年 水仙 ボジョレヌーヴォー
徐々に冬らしさも感じ始めましたが、七十二候は、17日より立冬の末候「金盞香(きんせんかさく)」となります。早咲きの水仙の花が、上品な芳香を放ちながら、咲き始める頃です。さらに、21日(木)は「ボジョレヌーボー」の解禁日です。
地始凍 ちはじめてこおる 2024年 亥の子の日 十日夜 時雨忌
七十二候は12日より立冬の次候「地始凍(ちはじめてこおる)」となります。大地が凍り始める頃という意味で、各地から初霜、初氷といった報せが届き始め、冬の訪れが、はっきり肌で感じられる季節と移っていきます。
11月7日は二十四節気はの「立冬(りっとう)」です。暦の上では立冬から立春までが冬とされていて、立冬は冬の始まりを告げる頃です。そして七十二候は「山茶始開(つばきはじめてひらく)」となります。
11月2日より七十二候も霜降の末候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」になります。楓(かえで)や蔦の葉が赤や黄色に色づく頃です。北から南へ、山から里へと秋の深まりとと美しい景色が楽しめます。また、3日は「文化の日」です。
旧暦(2024年は11月1日より)では10月は、和風の月名「神無月」の別名の中にも「時雨月」というものもあります。朝晩の冷え込みとともに本格的な秋の到来を感じられる季節となって七十二候も28日より「霎時施(こさめときどきふる)」となります
霜降 そうこう 霜始降 しもはじめてふる 2024年 柿 柿色
徐々に秋も深まりつつあり、山では「初冠雪」などの報も聞かれるようになり、23日より暦も二十四節気は「霜降(そうこう)」、七十二候もその初候「霜始降(しもはじめてふる)」と移っていきます。氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃という意味です。
蟋蟀戸在 きりぎりすとにあり 2024年 神嘗祭 沖縄そばの日
七十二候は18日より寒露の末候、蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)になります。 そして17日は伊勢神宮では日本版ハロウィンとも言える「神嘗祭(かんなめさい)」が執り行われます。 さらには、17日は沖縄そばの日でもあります。
13日から七十二候は寒露の次候・菊花開(きくのはなひらく)になります。菊の花が咲き始める頃という意味です。 空も高く澄み渡り爽やかな空気に包まれる季節となりますが、こんな時期の晴れを「菊晴れ」と言います。
暦は9日より二十四節気は「寒露(かんろ)」そして七十二候は寒露の初候「鴻雁来(こうがんきたる)」と移っていきます。暦の上では「晩秋(ばんしゅう)」に入ってきましたが、未だ残暑厳しく実感として「秋」を感じられるのは、もう少し先になりそうです。
水始涸 みずはじめてかるる 2024年 八十八 お米作りの手間
体感的にも「秋」が感じられるようになってきました。2024年は3日から七十二候が秋分の末候「水始涸(みずはじめてかるる)」となります。「涸」という漢字は、水が干上がる・枯れる・尽きてなくなることを意味しています。
七十二候も28日より「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」となります。虫たちも秋の気配を感じ冬籠りの準備のため来春の啓蟄まで土の中や蓑の中に入り、しばしのお休みに入ります。
酷暑も収まる兆しも感じられ、暦も22日より二十四節気は「秋分(しゅうぶん)」、七十二候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」と移っていきます。また19日より「秋彼岸」に入ります。
17日より七十二候も「玄鳥去(つばめさる)」になります。日中の暑さはさておいて、朝晩吹く風は幾分の気配が感じられ凌ぎやすくなってきました。そして長崎などでは9月中旬孔子の生誕を祝うに「孔子祭」が催されます。
少しずつではありますが、着実に秋が近づいてくるこの頃ですが、暦は12日より白露の次候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」と移っていきます。 そしてその12日からは博多三大祭りの筥崎宮「放生会(ほうじょうや)」が始まります。
白露 草露白 はくろ くさのつゆしろし 2024年 重陽の節句
暦は7日に、二十四節気は「白露」と移り、七十二候は白露の初候「草露白(くさのつゆしろし)」となります。そして9日は五節句の一つ「重陽の節句」を迎えます。
禾乃登 こくものすなわちみのる 2024年 越中おわら風の盆
七十二節気は稲などの穀物が実り始める頃の「禾乃登(こくものすなわちみのる)」と移ります。同時に台風の襲来が多い季節でもあるので、農家の方は油断できません。そのため古くから、風をおさめ、無事に収穫できることを祈り、各地で風鎮祭(風祭)が行われます。
天地始粛 てんちはじめてさむし 2024年 はっさく 秋の七草
28日より七十二候は、処暑の次候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」と移ります。未だ残暑厳しく、猛暑日を観測する地点も多くあり、正しく「秋」は暦の上だけといった様相です。そろそろ「秋の七草」にも出会う頃が近づいてまいります。
猛暑、酷暑そして災害級の暑さと叫ばれる中、暦は22日より、二十四節気は「処暑(しょしょ)」、七十二候は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」と移っていきます。「熱中症」で命を落とす方も増える中、厳しい「夏」となってしまっています。
17日より立秋の末候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」です。深い霧がまとわりつくように立ち込める頃です。残暑の中にも朝晩、特に早朝は空気が多少冷えてきて山間部や水辺では空気が冷えて一面、白い霧に覆われるような光景に出会うこともあります。
12日より暦は立秋の次候七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」となります。「寒蝉」とは秋を告げる蝉のことを表し、「蜩(ひぐらし)」を指すようです。またその鳴く時期から寒蝉は「法師蝉=ツクツクボウシ」だという見解もあります。
立秋 涼風至 すずかぜいたる 2024年 四立 二分二至 実りの秋
暦は7日より二十四節気は「立秋」そして七十二候は「涼風至(すずかぜいたる)」となります。猛暑が続く毎日ですが、お決まりの言葉で「暦の上では秋」です。
全国的に梅雨明けが発表されたものの台風や前線の影響で「観測史上最大の雨量」という言葉が空しくすら感じる豪雨などに日本列島が見舞われる天気が続いています。暦は大暑の末候「大雨時行(たいうときどきふる)」と移っていきます。
土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし 2024年 植物の暑さ対策
2024年は27日から七十二候は大暑の次候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」へと移ります。全国的に10年に一度とも言われている湿度が高くジットリとした天気が続いています。海洋性気候の沖縄でも「熱中症アラート」が連日発表されています。
大暑 桐始結花 たいしょ きりはじめてはなをむすぶ 2024年
今年の夏も猛暑による熱中症と物価高のダブルパンチ中、22日より二十四節気は本格的に暑くなる「大暑(たいしょ)」となり、七十二候もその初候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」と移ります。そして24日と8月5日は土用の丑の日となります。
鷹乃学習 たかすなわちわざをならう 2024年 鷹 鷲 鳶 隼
暦は17日より小暑の末候「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす・たかすなわちわざをならう)」に移ります。この時季、鷹の雛が巣立ち親について飛び方やえさの獲り方を覚え独り立ちの準備をする時期です。
蓮始開 はすはじめてひらく 蓮と睡蓮 蓮と仏教 古代蓮 2024年
七十二候は12日よりは「蓮始開(はすはじめてひらく)」となります。泥の中から茎を伸ばし、泥を抜けて咲いたと思えないほど穢れなく鮮やかで爽やかな色の花をつけます。
暦は、6日より二十四節気は暑い時期の始まり「小暑(しょうしょ)」そして七十二候は「温風至(あつかぜいたる)」と移っていきます。また7日には五節句の一つ「七夕(しちせき)」を迎えます。さらには福岡では夏の風物詩の「博多祇園山笠」で賑わいます。
半夏生 はんげしょうず はんげしょう カラスビシャク 2024年
和風月名も水無月(みなづき)から文月(ふみづき・ふづき)と変わり、七十二候も2日より夏至の末候・半夏生(はんげしょうず)となります。この半夏生は雑節のひとつでもあり、その場合は「はんげしょう」と読みます。
菖蒲華 あやめはなさく 夏越しの祓え 茅の輪くぐり 2024年
暦は26日より夏至の次候、菖蒲華(あやめはなさく)と移ります。不快指数の高い日が続きますが、池の畔や菖蒲園などで咲き誇る花菖蒲や寺院などの庭園を彩る紫陽花の花はそれぞれが一服の清涼剤となってくれます。
夏至 げし 乃東枯 なつかれくさかるる 2024年 防災情報
九州南部・九州北部はやっと「梅雨入り」しましたが、沖縄地方はそろそろ「梅雨明け」の気配が漂ってきています。暦は21日より二十四節気は「夏至(げし)」となり、七十二候も夏至の初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」に移ります。そして16日は父の日した。
梅子黄 うめのみきばむ 梅干し 2024年 嘉祥の日 和菓子の日
青々と膨らんだ梅の実が黄色く色づきだす頃です。九州南部、四国も梅雨入りしています。また、沖縄では「梅雨末期」で来週あたり梅雨明けを迎えるかもしれません。七十二候は16日より芒種の末候の梅子黄(うめのみきばむ)となります。
腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる 2024年 火垂る 入梅
淡い光を放ちながら蛍が乱舞する季節となりました。七十二候は10日より芒種の次候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」と移ってきます。また暦の上では雑節のひとつ「入梅(にゅうばい)」となり全国的に梅雨入りのシーズンを迎えます。
芒種 蟷螂生 ぼうしゅ かまきりしょうず 2024年 蟷螂の斧
沖縄、奄美以外の梅雨入りはまだ発表されませんが、何となく鬱陶しい時期となりました。寒暖差も激しく、体調を崩される方も多いようですが、暦は5日より二十四節気は芒種(ぼうしゅ)そして七十二候は蟷螂生(かまきりしょうず)へと変わっていきます。
早いもので、まもなく5月もお終いです。そして、31日より七十二候は小満の末候「麦秋至(むぎのときいたる)」と移っていきます。米が主食の日本でも昔から続く食文化や食の欧米化に伴う食生活の変化などにより、小麦の需要が年々増加しています。
紅花栄 べにはなさかう 2024年 紅花 末摘花 源氏物語 紅色
沖縄では遅れていた梅雨に入ったようですが、本土ではもう真夏日を記録し、すっかり真夏の気配となった地域が出ている状況です。暦は26日より小満の次候「紅花栄(べにはなさかう)」と移ります。実際に紅花が咲き乱れるのはもう少し先の6月から7月です。
小満 蚕起食桑 しょうまん かいこおきてくわをはむ 2024年
20日より二十四節気は「小満(しょうまん)」、そして七十二候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」となります。奄美、沖縄地方は遅れていた梅雨入りもそろそろという感じです。一方で、本土では一足早く真夏と感じてしまうような気温の日が続いています。
竹笋生 たけのこしょうず 2024年 竹 笹 竹取物語 初鰹
15日はアメリカの施政権下にあった沖縄が日本に復帰した「沖縄本土復帰記念日」です。そして七十二候は立夏の末候「竹笋生(たけのこしょうず)」と移り、粛々と何事もなかったかのように繰り返していきます。
蚯蚓出 みみずいずる 2024年 ミミズ 自然の鍬 ゴーヤーの日
日中の気温もだんだん上昇して、汗ばむ日も出てきました。七十二候は10日より立夏の次候、自然の鍬(くわ)とも呼ばれる「蚯蚓出(みみずいずる)」となります。また12日は「母の日」、そして今日8日は「ゴーヤーの日」です。
立夏 りっか 蛙始鳴 かわずはじめてなく 2024年 端午の節句
「夏も近づく八十八夜」(2024年は5月1日)も過ぎ暦の上では夏を迎える二十四節気の「立夏(りっか)」となります。そうです!歌も「卯の花の匂う~夏は来ぬ」と変わります。そして七十二候は「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」へと移ります。
牡丹華 ぼたんはなさく 八十八夜 2024年 牡丹 芍薬 茶摘み
昨年までとは幾分違う空気の中ゴールデンウィークが始まります。暦も「牡丹華(ぼたんはなさく)」へと移ってきています。そして、5月1日は「八十八夜」となります。円安や物価高が影響してかGWの過ごし方では「自宅でのんびりが」一番多い回答のようです。
春も終わりに近づき季節は梅雨を経て夏へと向かっていきます。暦は25日より穀雨の次候「霜止出苗(しもやみてなえいづ(ず)る」を迎えます。この候は霜始降(しも はじめてふる)と対をなしています。そして早い方は今週末からゴールデンウィークです。
2月23日は「天皇誕生日」です。 天皇誕生日は祝日法では、文字通り「天皇の誕生日を祝う」祝日となっています。
19日より二十四節気は「清明」から春季最後の節気「穀雨(こくう)」と変わり、次節より「立夏」と夏に入っていきます。そして七十二候は「葭始生(あしはじめてしょうず)」と移ります。数多くの作物が潤う雨が降る頃という意味です。
虹始見 にじはじめてあらわる 2024年 虹色 ダブルレインボー
暦は14日より清明の末候「虹始見(にじはじめてあらわる)」となります。雨上がりの後、チリも払われ澄み渡った空に架かる虹は気持ち良いものです。そして11日(旧暦3月3日)は沖縄や奄美地方では「浜下り」、16日より春の土用に入ります。
鴻雁北 こうがんかえる 2024年 雁風呂 花まつり 灌仏会
暦は9日より清明の次候「鴻雁北(こうがんかえる)」となります。冬に越冬のため北から渡ってきた雁が再びシベリアに帰っていく頃という意味です。またこの時期の風物詩としては、8日にお釈迦様の誕生を祝う「灌仏会」、別の名を「花まつり」があります。
清明 せいめい 玄鳥至 つばめきたる 清明祭 シーミー 2024年
暦は4日より二十四節気の「清明(せいめい)」そして七十二候は「玄鳥至(つばめきたる)」と移っていきます。沖縄では「うりずん」と呼ばれるとても過ごしやすい季節となり、三大行事の清明祭(シーミー)の墓参があちらこちらで開かれる頃です。
雷乃発声 かみなりすなわちこえをはっす 2024年 春雷 初雷
30日より暦は春分の末候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」になります。春の訪れを告げる春雷が鳴り始める頃です。 春の雷は、「虫出しの雷」とも呼ばれ、冬の間、隠れていた虫たちも活動し始めます。
桜始開 さくらはじめてひらく 2024年 桜の種類 桜餅の種類
2024年は、18日福岡、19日宮崎と桜の開花宣言がありました。七十二候も25日より春分の次候「桜始開(さくらはじめてひらく)」に移ります。これから九州各地から開花の便りが届くことでしょう。いよいよ春爛漫の時季になります。
暦の中にも「春」の文字が入ってきました。20日より二十四節気は「春分」となり、七十二候は「雀始巣(すずめはじめてすくう)」となります。春は万民に等しくやってきます。福岡・熊本は20日、佐賀・宮崎は21日、大分・宮崎は22日が開花予想日です。
3月15日より七十二候は第九候・啓蟄の末候の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」に移ります。一面に咲き乱れる菜の花などの花々の間をひらひらと飛び回る蝶たちは、まさに長い冬が遠く過ぎ去り、春の訪れを告げてくれるシンボル的存在のひとつです。
桃始笑 ももはじめてさく 桃 桃太郎 木蓮 こぶし 2024年
七十二候も春を感じさせてくれる字句が多くなってきました。暦は3月10日より啓蟄の次候、第八候の「桃始笑(ももはじめてさく)」に移ります。桃は中国原産で弥生時代に日本伝来したものですが、古来中国では邪気を祓う神聖な木として仙木・仙果と呼ばれていました。
啓蟄 けいちつ 蟄虫啓戸 すごもりのむしとをひらく 2024年
本格的な春ももうすぐそこです。5日より二十四節気は「啓蟄(けいちつ)」、七十二候は「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」となります。冬ごもりしていた地中の虫たちもそろそろ春の訪れを感じ始めて活動を始める頃です。
草木萌動 そうもくめばえいずる 如月 弥生 2024年 七十二候
実感としても着実に春が近づいているこの頃ですが、今年は閏年で2月29日より七十二候は雨水の末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」となります。 そして、3日は「ひな祭り」、上巳の節句です。
霞始靆 かすみはじめてたなびく 花粉症対策 2024年 七十二候
三寒四温を繰り返す気候の中、七十二候は24日より雨水の次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」となります。天高く雲雀が舞い飛び、南からの湿り気を帯びた風が春の訪れの足音を大きくしています。そして23日は「天皇誕生日」の祝日です。
雨水 土脉潤起 うすい つちのしょううるおいおこる 2024年
暦も19日より二十四節気では「雨水(うすい)」に、そして七十二候もその初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」となります。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘い、春の近さを確実に感じる時節です。
七十二候は14日より立春の末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」となります。また14日はバレンタインデーです。バレンタインデーの記事は、加筆して分離して「風物詩」のカテゴリーにてアップしてありますので、ご一読ください。
黄鶯睍睆 うぐいすなく 鶯 初鳴 梅 名所 桜開花予想2024
梅の花も少しずつほころびはじめ、吹く風も三寒四温の寒暖の繰り返しとともに春めいてき始め、五感を研ぎ澄ませば寒いながらも春を感じることが多くなってくるこの頃ですが、七十二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」、山里ではウグイスが鳴き始める頃となります
立春 東風解凍 はるかぜこおりをとく 立春大吉 節分 2024年
暦も一巡し4日より新たな二十四節気・立春、そして七十二候の第一候・東風解凍(はるかぜこおりをとく)がスタートします。冬が極まると同時に春の気配が立ち始める頃となります。地面からは福寿草が顔を出し、九州などでは梅が咲き始めます。
鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく 2024年 鳥・鶏・酉の違い
30日より七十二候は、いよいよ最後の候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」となります。今年もこの候で七十二候も一巡し、次の候からは春を迎え、暦は新たな一年が始まります。
水沢腹堅 さわみずこおりつめる 2024年 七十二候 歳時記
暦は25日より大寒の次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」になります。大気の冷えがまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増し、沢の水さえも凍る頃という意味です。
大寒 だいかん 款冬華 ふきのはなさく 2024年 ふきのとう
暦は20日より二十四節気は一年で一番寒くなる「大寒」そして七十二候はその初候「款冬華(ふきのはなさく)」と移っていきます。寒さが大変厳しい時ですが、二十四節気では「大寒」の後に控えているのは「立春」、春へのきざしも感じとりたいものです。
七十二候は16日より小寒の末候「雉始雊(きじはじめてなく)」となりました。雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃という意味ですが、実際には雉の繁殖シーズンは3月から7月ともう少し後です。また、15日は「小正月」です。
水泉動 しみずあたたかをふくむ 2024年 名水百選 十日恵比須
松もとれて11日より七十二候は水泉動(しみずあたたかをふくむ)となります。二十四節気も七十二候も旧暦を基準としているせいか実際の季節感と食い違うことも多いようで、まさに「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」はそんな候の一つではないでしょうか。
小寒 芹乃栄 せりすなわちさかう 2024年 七日正月 七草粥
皆さん、明けましておめでとうございます。本年も拙いブログではありますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。さて年も改まり、二十四節気は「小寒(しょうかん)」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」と移ってまいります。
雪下出麦 ゆきわりてむぎのびる 2024年 七十二候 歳時記
年が明け、2024年最初の七十二候は1日より「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」となります。雪の下で秋撒きの麦が芽を出すころです。
令和5年も残りあと一週間、公私ともにお忙しいことでしょう。今年のクリスマスはどのようにお過ごしになられたでしょうか。暦は27日より冬至の次候「麋角解(さわしかのつのおつる)」と移ります。
冬至 とうじ 乃東生 なつかれくさしょうず 2023年 靭草
暦は22日より二十四節気は「冬至(とうじ)」、七十二候は、その初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と変わります。一年で一番昼間の時間が短くなる頃であると同時に、この日が「陰の極み」で、翌日から陽にかえると考えられ「一陽来復」とも言います。
鱖魚群 さけのうおむらがる 2023年 サケ 遡上 昆布巻き
17日より大雪も末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」となります。鮭が群れをなして川を上っていく頃です。古より、この「鮭の遡上」を神秘的なものとしてとらえてきました。
朝晩の冷え込みも増し、北日本や日本海沿岸地域では雪の降り方も増してきました。12日より七十二候は大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」となります。熊など動物たちが冬ごもりの時期に入ります。
朝晩だいぶ冷え込みを感じ始めました。7日より暦では二十四節気は「大雪(たいせつ)」、そして七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」と「冬」の文字が入ってきました。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。
橘始黄 たちばなはじめてきばむ 2023年 ポン酢 鱈 師走
カレンダーも残り一枚、いよいよ「師走」、精神的には何かと気ぜわしくなってきます。と同時に、体感的にも冬本番に向っていることを感じます。暦は2日より七十二候も小雪の末候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」となります。
朔風払葉 きたかぜこのはをはらう 2023年 風の名 朽葉色
西高東低の冬型の気圧配置の日が多くなり、それに伴い北寄りの季節風が吹き出して一段と朝晩の冷え込みが顕著となってきました。暦も27日より小雪の次候「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」となります。冷たい北風が、木々の葉を落とす頃です。
22日から、二十四節気は「小雪(しょうせつ)」そして七十二候は小雪の初候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」と進んでいきます。また23日は「勤労感謝の日」の祝日、そして「新嘗祭」が催されます。
金盞香 きんせんかさく 2023年 水仙 ボジョレヌーヴォー
徐々に冬らしさも感じ始めましたが、七十二候は、18日より立冬の末候「金盞香(きんせんかさく)」となります。早咲きの水仙の花が、上品な芳香を放ちながら、咲き始める頃です。さらに、16日(木)は「ボジョレヌーボー」の解禁日です。
地始凍 ちはじめてこおる 2023年 亥の子の日 十日夜 時雨忌
七十二候は13日より立冬の次候「地始凍(ちはじめてこおる)」となります。大地が凍り始める頃という意味で、各地から初霜、初氷といった報せが届き始め、冬の訪れが、はっきり肌で感じられる季節と移っていきます。
11月8日は二十四節気はの「立冬(りっとう)」。暦の上では立冬から立春までが冬とされていて、立冬は冬の始まりを告げる頃です。そして七十二候は「山茶始開(つばきはじめてひらく)」となります。
11月3日より七十二候も霜降の末候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」になります。楓(かえで)や蔦の葉が赤や黄色に色づく頃です。北から南へ、山から里へと秋の深まりとと美しい景色が楽しめます。また、3日は「文化の日」です。
旧暦(2023年は11月13日より)では10月は、和風の月名「神無月」の別名の中にも「時雨月」というものもあります。朝晩の冷え込みとともに本格的な秋の到来を感じられる季節となって七十二候も28日より「霎時施(こさめときどきふる)」となります
霜降 そうこう 霜始降 しもはじめてふる 2023年 柿 柿色
徐々に秋も深まりつつあり、山では「初冠雪」などの報も聞かれるようになり、24日より暦も二十四節気は「霜降(そうこう)」、七十二候もその初候「霜始降(しもはじめてふる)」と移っていきます。氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃という意味です。
蟋蟀戸在 きりぎりすとにあり 2023年 神嘗祭 沖縄そばの日
七十二候は19日より寒露の末候、蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)になります。 そして17日は伊勢神宮では日本版ハロウィンとも言える「神嘗祭(かんなめさい)」が執り行われます。 さらには、17日は沖縄そばの日でもあります。
13日から七十二候は寒露の次候・菊花開(きくのはなひらく)になります。菊の花が咲き始める頃という意味です。 空も高く澄み渡り爽やかな空気に包まれる季節となりますが、こんな時期の晴れを「菊晴れ」と言います。
暦も二十四節気は「寒露(かんろ)」そして七十二候は寒露の初候「鴻雁来(こうがんきたる)」と移っていきます。季節も「晩秋(ばんしゅう)」に入ってきました。
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暦も18日より二十四節気では「雨水(うすい)」に、そして七十二候もその初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」となります。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘い、春の近さを確実に感じる時節です。
七十二候は13日より立春の末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」となります。また14日は聖バレンタインデーです。バレンタインデーの記事は、加筆して分離して「風物詩」のカテゴリーにてアップしてありますので、ご一読ください。
梅の花も少しずつほころびはじめ吹く風も三寒四温の寒暖の繰り返しとともに春めいてき始め、五感を研ぎ澄ませば寒いながらも春を感じることが多くなってくるこの頃ですが、七十二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」、山里ではウグイスが鳴き始める頃となります
暦も一巡し3日より新たな二十四節気・立春、そして七十二候の第一候・東風解凍(はるかぜこおりをとく)がスタートします。冬が極まると同時に春の気配が立ち始める頃となります。地面からは福寿草が顔を出し、九州などでは梅が咲き始めます。
30日より七十二候は、いよいよ最後の候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」となります。今年もこの候で七十二候も一巡し、次の候からは春を迎え、暦は新たな一年が始まります。
暦は25日より大寒の次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」になります。大気の冷えがまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増し、沢の水さえも凍る頃という意味です。
暦は20日より二十四節気は一年で一番寒くなる「大寒」そして七十二候はその初候「款冬華(ふきのはなさく)」と移っていきます。寒さが大変厳しい時ですが、二十四節気では「大寒」の後に控えているのは「立春」、春へのきざしも感じとりたいものです。
七十二候は15日より小寒の末候「雉始雊(きじはじめてなく)」となります。雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃という意味ですが、実際には雉の繁殖シーズンは3月から7月ともう少し後です。また、15日は「小正月」です。
松もとれて10日より七十二候は水泉動(しみずあたたかをふくむ)となります。二十四節気も七十二候も旧暦を基準としているせいか実際の季節感と食い違うことも多いようで、まさに「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」はそんな候の一つではないでしょうか。
読者の皆さん、明けましておめでとうございます。本年も拙いブログではありますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。さて年も改まり、二十四節気は「小寒(しょうかん)」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」と移ってまいります。
早いもので、令和6年も残りあと一週間、公私ともにお忙しいことでしょう。今年のクリスマスはどのようにお過ごしになられたでしょうか。暦は26日より冬至の次候「麋角解(さわしかのつのおつる)」と移ります。
暦は21日より二十四節気は「冬至(とうじ)」、七十二候は、その初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と変わります。一年で一番昼間の時間が短くなる頃であると同時に、この日が「陰の極み」で、翌日から陽にかえると考えられ「一陽来復」とも言います。
16日より大雪も末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」となります。鮭が群れをなして川を上っていく頃です。古より、この「鮭の遡上」を神秘的なものとしてとらえてきました。
朝晩の冷え込みも増し、北日本や日本海沿岸地域では雪の降り方も増してきました。11日より七十二候は大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」となります。熊など動物たちが冬ごもりの時期に入ります。
朝晩だいぶ冷え込みを感じ始めました。7日より暦では二十四節気は「大雪(たいせつ)」、そして七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」と「冬」の文字が入ってきました。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。
カレンダーも残り一枚、いよいよ「師走」、精神的には何かと気ぜわしくなってきます。と同時に、体感的にも冬本番に向っていることを感じます。暦は2日より七十二候も小雪の末候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」となります。
西高東低の冬型の気圧配置の日が多くなり、それに伴い北寄りの季節風が吹き出して一段と朝晩の冷え込みが顕著となってきました。暦も27日より小雪の次候「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」となります。冷たい北風が、木々の葉を落とす頃です。
22日から、二十四節気は「小雪(しょうせつ)」そして七十二候は小雪の初候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」と進んでいきます。また23日は「勤労感謝の日」の祝日、そして「新嘗祭」が催されます。
徐々に冬らしさも感じ始めましたが、七十二候は、17日より立冬の末候「金盞香(きんせんかさく)」となります。早咲きの水仙の花が、上品な芳香を放ちながら、咲き始める頃です。さらに、21日(木)は「ボジョレヌーボー」の解禁日です。
七十二候は12日より立冬の次候「地始凍(ちはじめてこおる)」となります。大地が凍り始める頃という意味で、各地から初霜、初氷といった報せが届き始め、冬の訪れが、はっきり肌で感じられる季節と移っていきます。
暦も19日より二十四節気では「雨水(うすい)」に、そして七十二候もその初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」となります。土が湿り気を含みだすと水蒸気が立ちのぼり霞となり、やがて草や木々の芽吹きを誘い、春の近さを確実に感じる時節です。
七十二候は14日より立春の末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」となります。また14日はバレンタインデーです。バレンタインデーの記事は、加筆して分離して「風物詩」のカテゴリーにてアップしてありますので、ご一読ください。
梅の花も少しずつほころびはじめ、吹く風も三寒四温の寒暖の繰り返しとともに春めいてき始め、五感を研ぎ澄ませば寒いながらも春を感じることが多くなってくるこの頃ですが、七十二候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」、山里ではウグイスが鳴き始める頃となります
暦も一巡し4日より新たな二十四節気・立春、そして七十二候の第一候・東風解凍(はるかぜこおりをとく)がスタートします。冬が極まると同時に春の気配が立ち始める頃となります。地面からは福寿草が顔を出し、九州などでは梅が咲き始めます。
30日より七十二候は、いよいよ最後の候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」となります。今年もこの候で七十二候も一巡し、次の候からは春を迎え、暦は新たな一年が始まります。
暦は25日より大寒の次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」になります。大気の冷えがまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増し、沢の水さえも凍る頃という意味です。
暦は20日より二十四節気は一年で一番寒くなる「大寒」そして七十二候はその初候「款冬華(ふきのはなさく)」と移っていきます。寒さが大変厳しい時ですが、二十四節気では「大寒」の後に控えているのは「立春」、春へのきざしも感じとりたいものです。
七十二候は16日より小寒の末候「雉始雊(きじはじめてなく)」となりました。雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃という意味ですが、実際には雉の繁殖シーズンは3月から7月ともう少し後です。また、15日は「小正月」です。
松もとれて11日より七十二候は水泉動(しみずあたたかをふくむ)となります。二十四節気も七十二候も旧暦を基準としているせいか実際の季節感と食い違うことも多いようで、まさに「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」はそんな候の一つではないでしょうか。
皆さん、明けましておめでとうございます。本年も拙いブログではありますが、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。さて年も改まり、二十四節気は「小寒(しょうかん)」そして七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」と移ってまいります。
年が明け、2024年最初の七十二候は1日より「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」となります。雪の下で秋撒きの麦が芽を出すころです。
令和5年も残りあと一週間、公私ともにお忙しいことでしょう。今年のクリスマスはどのようにお過ごしになられたでしょうか。暦は27日より冬至の次候「麋角解(さわしかのつのおつる)」と移ります。
暦は22日より二十四節気は「冬至(とうじ)」、七十二候は、その初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」と変わります。一年で一番昼間の時間が短くなる頃であると同時に、この日が「陰の極み」で、翌日から陽にかえると考えられ「一陽来復」とも言います。
17日より大雪も末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」となります。鮭が群れをなして川を上っていく頃です。古より、この「鮭の遡上」を神秘的なものとしてとらえてきました。
朝晩の冷え込みも増し、北日本や日本海沿岸地域では雪の降り方も増してきました。12日より七十二候は大雪の次候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」となります。熊など動物たちが冬ごもりの時期に入ります。
朝晩だいぶ冷え込みを感じ始めました。7日より暦では二十四節気は「大雪(たいせつ)」、そして七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」と「冬」の文字が入ってきました。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。
カレンダーも残り一枚、いよいよ「師走」、精神的には何かと気ぜわしくなってきます。と同時に、体感的にも冬本番に向っていることを感じます。暦は2日より七十二候も小雪の末候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」となります。
西高東低の冬型の気圧配置の日が多くなり、それに伴い北寄りの季節風が吹き出して一段と朝晩の冷え込みが顕著となってきました。暦も27日より小雪の次候「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」となります。冷たい北風が、木々の葉を落とす頃です。
22日から、二十四節気は「小雪(しょうせつ)」そして七十二候は小雪の初候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」と進んでいきます。また23日は「勤労感謝の日」の祝日、そして「新嘗祭」が催されます。
徐々に冬らしさも感じ始めましたが、七十二候は、18日より立冬の末候「金盞香(きんせんかさく)」となります。早咲きの水仙の花が、上品な芳香を放ちながら、咲き始める頃です。さらに、16日(木)は「ボジョレヌーボー」の解禁日です。