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「観るだけ美術部」部長のブログ https://mirudakeartclub.hatenablog.com

「観るだけ美術部」勝手に部長です!最近描いていない、描いたことがない、美術展めぐりはすきだけど・・、そういう部員を募っています。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してくださいね。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

「観るだけ美術部」部長
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2019/08/17

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  • [企画展]★洛中洛外図屏風 亘理伊達本 展

    (『洛中洛外図屏風 亘理伊達本』片双) ★洛中洛外図屏風 亘理伊達本 展 だて歴史文化ミュージアム、2024年10月5日(土)-2025年1月24日(金) (WEBサイト→) www.city.date.hokkaido.jp 洛中洛外図屏風は、室町時代後期から江戸期まで続いて制作された、京都市中と郊外を描いた屏風です。その所在が公けになっているものは全国で160点を超え、年々、洛中洛外図屏風は新たに発見されています。 当館所蔵の「洛中洛外図屏風 亘理伊達本」は、その名が示すように、1870年(明治3年)以降、亘理伊達家が当市へ移住した際に持ち込んだ屏風であり、歴史上、初めて蝦夷地(北海道)に…

  • [特別展]★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展

    (葬送のフリーレン 冒険の終わりからはじまる物語展) ★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展 サッポロファクトリー、2024年11月1日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.frieren-anime-ten.jp アニメ「葬送のフリーレン」の世界を追体験する企画展。待望の北海道開催です。数々の名場面を再現した大型展示や迫力満点の映像演出、キャラクターたちとのフォトスポットなどフリーレンたちの旅路を追体験しましょう。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、サッポロファクトリーさま(HP)よりお借りしました。この展覧会は商業施設で開催…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリーツアー ロートレック フィロスコレクション 時をつかむ線展」

    (ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線展) ★(当館学芸員)「ギャラリーツアー ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線展」 札幌芸術の森美術館、2024年11月23日(土・祝)14:00 (WEBサイト→) artpark.or.jp www.stv.jp 大衆文化が爛熟した19世紀末パリ。ベル・エポックとよばれるこの時代に活躍した画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864年-1901年)は、歓楽街であったモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人たちを描きました。本展は、ロートレックのグラフィック作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス…

  • [企画展]★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展

    (いのちと自然の造形譚(ものがたり)展) ★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展 苫小牧市美術博物館、2024年9月14日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.city.tomakomai.hokkaido.jp 子どもから大人まで幅広い方々の鑑賞機会の創出をめざすこの展覧会では、動植物や人といった生命などをあらわす造形を手掛かりに、あなただけの「造形譚=ものがたり」を想像していただきます。各セクションに設けられたテーマをはじめ、想像力を呼び起こす問いかけや鑑賞のヒントなどを手掛かりに、作品に込められた意味や内容、そしてそこから広がる物語へと思いを馳せてみてください。日常から…

  • [講演会]★瀬戸厚志「ギャラリーツアー 帯広美術館 コレクション選Ⅰ 森と林のあわいに展」

    (レオンス・シャブリ『羊の群れを連れ帰る羊飼い』、1872年、北海道立帯広美術館) ★瀬戸厚志「ギャラリーツアー 帯広美術館 コレクション選Ⅰ 森と林のあわいに展」 北海道立帯広美術館、2024年11月23日(土・祝)24日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 道立美術館建設時に「十勝にも美術館を!」という機運が高まり、1984年(昭和59年)北海道帯広美術館誘致期成会が設立され、経済界、婦人・青年・文化団体などのおよそ100団体が署名や陳情などの誘致活動が行われました。その後、同会は北海道立帯広美術館建設協力会、帯広美術館振興会へと…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    (湿版写真「松前家十七世 崇廣」松前町教育委員会) ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、201…

  • [特別展]★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展

    (葬送のフリーレン 冒険の終わりからはじまる物語展) ★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展 サッポロファクトリー、2024年11月1日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.frieren-anime-ten.jp アニメ「葬送のフリーレン」の世界を追体験する企画展。待望の北海道開催です。数々の名場面を再現した大型展示や迫力満点の映像演出、キャラクターたちとのフォトスポットなどフリーレンたちの旅路を追体験しましょう。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、サッポロファクトリーさま(HP)よりお借りしました。この展覧会は商業施設で開催…

  • [企画展]★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展

    (いのちと自然の造形譚(ものがたり)展) ★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展 苫小牧市美術博物館、2024年9月14日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.city.tomakomai.hokkaido.jp 子どもから大人まで幅広い方々の鑑賞機会の創出をめざすこの展覧会では、動植物や人といった生命などをあらわす造形を手掛かりに、あなただけの「造形譚=ものがたり」を想像していただきます。各セクションに設けられたテーマをはじめ、想像力を呼び起こす問いかけや鑑賞のヒントなどを手掛かりに、作品に込められた意味や内容、そしてそこから広がる物語へと思いを馳せてみてください。日常から…

  • [部室から]★第158回 観るだけ美術部 部会

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。それでは、これより、第158回「観るだけ美術部」の部会を始めてまいります。今回も(1)「観るだけ美術部」部長の連絡・報告、(2)(妄想)懇親会、の2部構成で進めてまいります。どうぞよろしくお願いします。 北海道はもう初冬です。部長が住む町も、最低気温が1桁になりました。札幌は積雪状態となり、クルマは冬タイヤの装着が必須となりました。2024年の美術展鑑賞はこれにてほぼ終了、ということになります。1年の振り返りをしつつ、来年の鑑賞計画を練る時期になりました。部員の皆さまは、…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 脅威と怪異 想像界の生きものたち展」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展 占術ダイヤグラム) ★(当館学芸員)「ギャラリートーク 脅威と怪異 想像界の生きものたち展」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年11月17日(日)14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 (五十嵐大介『異類の行進(マーチ)…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展」

    (湿版写真「松前家十七世 崇廣」松前町教育委員会) ★(当館学芸員)「見どころ解説 蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展」 北海道立函館美術館、2024年11月16日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治…

  • [企画展]★帯広美術館 コレクション選Ⅰ 森と林のあわいに展

    (レオンス・シャブリ『羊の群れを連れ帰る羊飼い』、1872年、北海道立帯広美術館) ★帯広美術館 コレクション選Ⅰ 森と林のあわいに展 北海道立帯広美術館、2024年11月1日(金)-12月22日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 道立美術館建設時に「十勝にも美術館を!」という機運が高まり、1984年(昭和59年)北海道帯広美術館誘致期成会が設立され、経済界、婦人・青年・文化団体などのおよそ100団体が署名や陳情などの誘致活動が行われました。その後、同会は北海道立帯広美術館建設協力会、帯広美術館振興会へとつながり、美術館で行われる展覧会や教育…

  • [部室から]★観るだけ美術部 部会告知+部員名簿(2024年11月部会現在)

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。こちらの記事は、第158回「観るだけ美術部」部会の告知記事です。第158回部会は、11月16日(土)10:00より、部室のドアを開けて、部員の皆さまをお待ちしております。 (伊達市南黄金地区。部長が9月に撮影。青空と牧場に癒される!) 第158回部会のテーマは「今年訪れた 素敵な村、魅力的な街」です。2024年に訪れた場所で、部員の皆さまに紹介したい美しい村や、素敵な街はありませんか?訪れたときの思い出なども教えてください。 (2週間前の自宅そばの紅葉。ご近所でも十分に紅…

  • [特別展]★ロートレック フィロスコレクション 時をつかむ線 展

    (ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線展『エグランティーヌ嬢一座』(部分)、1896年、リトグラフ) ★(ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線 展」 札幌芸術の森美術館、2024年10月12日(土)-2025年1月5日(日) (WEBサイト→) artpark.or.jp www.stv.jp 大衆文化が爛熟した19世紀末パリ。ベル・エポックとよばれるこの時代に活躍した画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864年-1901年)は、歓楽街であったモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人たちを描きました。本展は、ロートレックのグラフィック作品の個人…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    (湿版写真「松前家十七世 崇廣」松前町教育委員会) ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、201…

  • [特別展]★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展

    (氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展) ★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展 北海道立文学館、2024年9月7日(土)-11月10日(日) (WEBサイト→) www.h-bungaku.or.jp 氷室冴子(1957年-2008年)さんは、岩見沢市出身の小説家です。岩見沢東高等学校を経て藤女子大学文学部国文学科に進学し、在学中にデビュー。1980年代から90年代にかけて集英社の少女向け小説レーベル「コバルト文庫」の代表作家として活躍しました。平安時代を舞台にした「なんて素敵にジャパネスク」、スタジオジブリでアニメ化された「海がきこえる」、古代日本をテーマにしたファンタジー…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 三岸好太郎と札幌」

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★(当館学芸員)「三岸好太郎と画家たちの札幌展」 北海道立三岸好太郎美術館、2024年11月10日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾティシ…

  • [コン活]★J1第36節 ×湘南ベルマーレ +つた金 出川哲朗の元気のりのり

    J1リーグの第36節、わが北海道コンサドーレ札幌は11月9日(土)アウェイにて、湘南ベルマーレと対戦します。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、つた金(蔦金商店)「出川哲朗の元気のりのり」を「いただきます!」 (つた金 出川哲朗の元気のりのり) 蔦金商店さんは、コメディアンの出川哲朗さんの実家です。こちらの商品にも、出川哲朗さんがプリントされています。蔦金商店さんの創業は1894年(明治27年。日清戦争開戦!)というから、かなりの老舗です。 tsutakin.com HPには「蔦屋・出川金蔵が横浜で海苔問屋(蔦金商店)を初めて以来120年。小さい見せながら永い間、皆様方お得意先様のおかげ…

  • [企画展]★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展

    (いのちと自然の造形譚(ものがたり)展) ★いのちと自然の造形譚(ものがたり)展 苫小牧市美術博物館、2024年9月14日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.city.tomakomai.hokkaido.jp 子どもから大人まで幅広い方々の鑑賞機会の創出をめざすこの展覧会では、動植物や人といった生命などをあらわす造形を手掛かりに、あなただけの「造形譚=ものがたり」を想像していただきます。各セクションに設けられたテーマをはじめ、想像力を呼び起こす問いかけや鑑賞のヒントなどを手掛かりに、作品に込められた意味や内容、そしてそこから広がる物語へと思いを馳せてみてください。日常から…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」

    (藤戸竹喜『親子熊』、2004年、個人蔵) ★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」 北海道立旭川美術館、2024年11月8日(金)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp いま、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934年-2018年)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。 藤戸竹喜は、北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として…

  • [特別展]★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展

    (葬送のフリーレン 冒険の終わりからはじまる物語展) ★葬送のフリーレン 冒険の終わりから始まる物語展 サッポロファクトリー、2024年11月1日(土)-11月24日(日) (WEBサイト→) www.frieren-anime-ten.jp アニメ「葬送のフリーレン」の世界を追体験する企画展。待望の北海道開催です。数々の名場面を再現した大型展示や迫力満点の映像演出、キャラクターたちとのフォトスポットなどフリーレンたちの旅路を追体験しましょう。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、サッポロファクトリーさま(HP)よりお借りしました。この展覧会は商業施設で開催…

  • [講演会]★瀬戸厚志「地域が育むコレクション 帯広美術館 コレクション選Ⅰ」

    (レオンス・シャブリ『羊の群れを連れ帰る羊飼い』、1872年、北海道立帯広美術館) ★瀬戸厚志「地域が育むコレクション 帯広美術館 コレクション選Ⅰ」 北海道立帯広美術館、2024年11月10日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 道立美術館建設時に「十勝にも美術館を!」という機運が高まり、1984年(昭和59年)北海道帯広美術館誘致期成会が設立され、経済界、婦人・青年・文化団体などのおよそ100団体が署名や陳情などの誘致活動が行われました。その後、同会は北海道立帯広美術館建設協力会、帯広美術館振興会へとつながり、美術館で行われる展覧…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    (湿版写真「松前家十七世 崇廣」松前町教育委員会) ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、201…

  • [講演会]★苫名直子「三岸好太郎の札幌」

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★苫名直子「三岸好太郎の札幌」 北海道立三岸好太郎美術館、2024年11月3日(日・祝)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾティシズム-を育みまし…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリーツアー ロートレック フィロスコレクション 時をつかむ線展」

    (ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線展『エグランティーヌ嬢一座』(部分)、1896年、リトグラフ) ★(当館学芸員)「ギャラリーツアー ロートレック フィロス・コレクション 時をつかむ線展」 札幌芸術の森美術館、2024年11月2日(土)14:00 (WEBサイト→) artpark.or.jp www.stv.jp 大衆文化が爛熟した19世紀末パリ。ベル・エポックとよばれるこの時代に活躍した画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864年-1901年)は、歓楽街であったモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人たちを描きました。本展は、ロートレックのグラフィッ…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 脅威と怪異 想像界の生きものたち展」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展) ★(当館学芸員)「ギャラリートーク 想像界の生きものたち展」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年11月3日(日・祝)11:00、14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 (「海鬼」『姫國海山禄』(1762年)より抜粋、東…

  • [コン活]★J1第35節 ×セレッソ大阪 +松山製菓 テキサスコーン たこやき味

    J1リーグの第35節、わが北海道コンサドーレ札幌は11月3日(日)ホーム、ダイワハウス・プレミストドーム(旧札幌ドーム)にて、セレッソ大阪と対戦します。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、松山製菓「テキサスコーン たこやき味」を「いただきます!」 (松山製菓 テキサスコーン、たこやき味) 松山製菓さんは、1950年(昭和25年)に創業して以来、東海地方を中心に営業されているお菓子メーカーです。積極的な商品開発と堅実な経営管理を基盤として、優れた商品を国内全域のみならず、広く海外にも輸出しており、懐かしいお菓子を多く販売しております。 mycf.com ところで、この主力商品である「テキサ…

  • [特別展]★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編)

    (木田金次郎ストーリーズ展) ★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編) 木田金次郎美術館、2024年7月5日(金)-11月4日(月・振) (WEBサイト→) www.kidakinjiro.com 木田金次郎の作品は様ざまな「物語」が秘めています。小説『生まれ出づる悩み』の主人公のモデルとして描いた有島武郎との関連を始め、岩内や北海道内での制作背景など、作品所蔵者が木田金次郎や岩内に関わりが深く、作品ごとと言っても過言ではないほどに、エピソードやストーリーに彩られています。 2024年は「岩内大火」から70年の節目でもあります。そこで今回の特別展では、会期を「前編・岩内大火以前」「後編・岩内大…

  • [特別展]★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展

    (氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展) ★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展 北海道立文学館、2024年9月7日(土)-11月10日(日) (WEBサイト→) www.h-bungaku.or.jp 氷室冴子(1957年-2008年)さんは、岩見沢市出身の小説家です。岩見沢東高等学校を経て藤女子大学文学部国文学科に進学し、在学中にデビュー。1980年代から90年代にかけて集英社の少女向け小説レーベル「コバルト文庫」の代表作家として活躍しました。平安時代を舞台にした「なんて素敵にジャパネスク」、スタジオジブリでアニメ化された「海がきこえる」、古代日本をテーマにしたファンタジー…

  • [特別展]★藤戸竹喜 生誕90年記念展

    (藤戸竹喜『親子熊』、2004年、個人蔵) ★藤戸竹喜 生誕90年記念展 北海道立旭川美術館、2024年9月14日(土)-11月17日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp いま、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934年-2018年)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。 藤戸竹喜は、北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として店頭で彫り始めました。…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    (湿版写真「松前家十七世 崇廣」松前町教育委員会) ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、201…

  • [特別展]★皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館 北海道ゆかりの名品展

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館 北海道ゆかりの名品展」 北海道立近代美術館、2024年9月21日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都・…

  • [特別展]★Perfume COSTUME MUSEUM展

    (Perfume COSTUME MUSEUM展) ★Perfume COSTUME MUSEUM展 札幌東1丁目劇場施設、2024年9月7日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) www.stv.jp 世界を舞台に第一線で活躍を続けるPerfume。ときに数万人の観衆の前に立つ、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人に寄り添い、たくさんの挑戦や喜びを共にしてきたのが、美しく独創的な衣装の数々です。本展は、厳選したおよそ180着の意匠を展示する初めての大規模衣裳展です。Perfumeメジャーデビュー以降の意匠を時系列でたどり、3人のメンバーがこの展覧会のために特別に選んだ衣装も展示します。…

  • [特別展]★脅威と怪異 想像界の生きものたち展

    (驚異と怪異 想像界の生きもの展) ★脅威と怪異 想像界の生きものたち展 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年9月14日(土)-11月17日(日) (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイヌ民…

  • [特別展]★原田治 「かわいい」の発見展

    ★原田治 「かわいい」の発見展 釧路市立美術館、2024年8月31日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) event.hokkaido-np.co.jp k-bijutsukan.net シンプルな描線、明るい色調で観る者を愉しませ、本の装丁や広告、文具など幅広い分野で1970年代後半から90年代にかけて活躍したイラストレーター原田治(1946年-2016年)の仕事を振り返る展覧会です。2019年から全国各地を巡回しており、札幌でも2020年4月に1度大丸札幌店で開催されましたが、当時は新型コロナウイルス拡大期に当たり会期は2週間ほど。今回は道内再上陸となります。 (原田治『ポテト坊…

  • [特別展]★三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展 北海道立三岸好太郎美術館、2024年10月5日(土)-12月3日(火) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾテ…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」 北海道立近代美術館、2024年10月26日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都…

  • [特別展]★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展

    (氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展) ★氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展 北海道立文学館、2024年9月7日(土)-11月10日(日) (WEBサイト→) www.h-bungaku.or.jp 氷室冴子(1957年-2008年)さんは、岩見沢市出身の小説家です。岩見沢東高等学校を経て藤女子大学文学部国文学科に進学し、在学中にデビュー。1980年代から90年代にかけて集英社の少女向け小説レーベル「コバルト文庫」の代表作家として活躍しました。平安時代を舞台にした「なんて素敵にジャパネスク」、スタジオジブリでアニメ化された「海がきこえる」、古代日本をテーマにしたファンタジー…

  • [特別展]★Perfume COSTUME MUSEUM展

    (Perfume COSTUME MUSEUM展) ★Perfume COSTUME MUSEUM展 札幌東1丁目劇場施設、2024年9月7日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) www.stv.jp 世界を舞台に第一線で活躍を続けるPerfume。ときに数万人の観衆の前に立つ、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人に寄り添い、たくさんの挑戦や喜びを共にしてきたのが、美しく独創的な衣装の数々です。本展は、厳選したおよそ180着の意匠を展示する初めての大規模衣裳展です。Perfumeメジャーデビュー以降の意匠を時系列でたどり、3人のメンバーがこの展覧会のために特別に選んだ衣装も展示します。…

  • [特別展]★原田治 「かわいい」の発見展

    ★原田治 「かわいい」の発見展 釧路市立美術館、2024年8月31日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) event.hokkaido-np.co.jp k-bijutsukan.net シンプルな描線、明るい色調で観る者を愉しませ、本の装丁や広告、文具など幅広い分野で1970年代後半から90年代にかけて活躍したイラストレーター原田治(1946年-2016年)の仕事を振り返る展覧会です。2019年から全国各地を巡回しており、札幌でも2020年4月に1度大丸札幌店で開催されましたが、当時は新型コロナウイルス拡大期に当たり会期は2週間ほど。今回は道内再上陸となります。 (原田治『ポテト坊…

  • [特別展]★驚異と怪異 想像界の生きものたち展

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展) ★驚異と怪異 想像界の生きものたち展 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年9月14日(土)-11月17日(日) (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイ…

  • [特別展]★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展

    (★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展) ★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展 北海道立北方民族博物館、2024年7月13日(土)-10月20日(日) (WEBサイト→) hoppohm.org 北方地域での縫製は、寒さなどの自然環境から身を守る衣服の制作を始め、テントや舟づくりにも用いられた重要な技術です。単に皮や布を縫い合わせるだけではなく、身の回りの道具類にはステッチ(針目)や色糸、アップリケやビーズを組み合わせた刺繍が施されることもあります。刺し手の思いが込められた刺繍は生活を彩り、民族文化の特徴ともなっています。 本展では、北方諸民族の刺繍の技法、素材、文様の多様…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 三岸好太郎と札幌」

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★(当館学芸員)「三岸好太郎と画家たちの札幌展」 北海道立三岸好太郎美術館、2024年10月20日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾティシ…

  • [コン活]★J1第34節 ×名古屋グランパス +しるこサンド

    J1リーグの第34節は10月19日(土)アウェイにて、名古屋グランパスと対戦します。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、松永製菓「しるこサンド」を「いただきます!」 (松永製菓「しるこサンド」!) 松永製菓さんは、1938年(昭和13年)に創業者、松永守一が名古屋市西区で創業したお菓子メーカーです。キャラメルに始まり、美味しいお菓子を作り、社会に貢献したいという思いを実現してきました。 www.matsunaga-seika.co.jp 主力商品である「しるこサンド」は、1966年(昭和41年)に誕生以来、半世紀以上にわたって名古屋市を代表する銘菓として知られています。北海道産の小豆を使…

  • [講演会]★東 俊佑「国境の島:エトロフ島とクナシリ島 檍丸・改俗・勤番」

    (国境の島:エトロフ島とクナシリ島) ★東 俊佑「国境の島:エトロフ島とクナシリ島 檍丸・改俗・勤番」 北海道博物館、2024年10月19日(土)13:30 (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp 択捉島・国後島では、1855年(安政2年)の日露通好公約により日本領と確定する以前から、近藤重蔵・最上徳内・秦檍丸などによる調査、アイヌの人たちに対する「改俗」制作、東北諸藩・松前藩による警備・勤番などが行われていました。このミュージアムカレッジでは、江戸時代のエトロフ島とクナシリ島の歴史について、歴史的な文書(史料)を引用しながらお話する歴史講座です。知られざる北…

  • [講演会]★駒木定正「好太郎の札幌を行く 北一条、いやしの館コース」

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★★駒木定正「好太郎の札幌を行く 北一条、いやしの館コース」 北海道立三岸好太郎美術館、2024年10月19日(土)9:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エ…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」 北海道立近代美術館、2024年10月19日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、2018年に国指定重要無形民俗文化財に指定された松前神楽関…

  • [講演会]★鈴木琢也、日本貿易陶磁研究会「北方世界の交易と貿易陶磁器」

    (北方世界の交易と貿易陶磁器) ★鈴木琢也、日本貿易陶磁研究会「北方世界の交易と貿易陶磁器」 北海道博物館、2024年10月13日(日)13:00、14日(月・祝)9:40 (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp 貿易陶磁器研究の第一線で活躍する講師陣による最新の研究成果の報告を通して、北方世界の交易のなかでの貿易陶磁器の在り方について紹介します。特に擦文文化からアイヌの文化の時期について、北海道各地の移籍の貿易陶磁器の出土状況を整理し、その受容の実態を考えてみたいと思います。1日目は、北方世界の交易に関する公開講演2本と貿易陶磁器の公開研究報告2本、2日目は…

  • [部室から]★第157回 観るだけ美術部 部会

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。それでは、これより、第157回「観るだけ美術部」の部会を始めてまいります。今回も(1)「観るだけ美術部」部長の連絡・報告、(2)(妄想)懇親会、の2部構成で進めてまいります。どうぞよろしくお願いします (1)「観るだけ美術部」部長からの連絡・報告 北海道はもう秋の気配。紅葉前線も大雪山から始まり、だんだん山の麓へと下りてきているようです。部長の住む室蘭市も、街路樹のナナカマドの実が真っ赤に色づいてきました。今年は平年に比べて気温も高く、穏やかな秋を迎えています。9月は、個…

  • [講演会]★山中由里子、石丸ニケ「民博×アイヌ博 クロストーク」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展) ★山中由里子、石丸ニケ「民博×アイヌ博 クロストーク」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年10月14日(月・祝)14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 (『仮面(千島列島)』、国立民族博物館) こちらの仮面は、アイヌ民…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」

    (藤戸竹喜『親子熊』、2004年、個人蔵) ★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」 北海道立旭川美術館、2024年10月12日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp いま、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934年-2018年)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。 藤戸竹喜は、北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人とし…

  • [講演会]★上嶋悟史「絵画が繋いだ人びと 蠣崎波響を中心として」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★上嶋悟史「絵画が繋いだ人びと 蠣崎波響を中心として」 北海道立近代美術館、2024年10月12日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都・江戸との…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 原田治「かわいい」の発見展」

    ★(当館学芸員)「ギャラリートーク 原田治「かわいい」の発見展」 釧路市立美術館、2024年10月12日(土)11:00 (WEBサイト→) event.hokkaido-np.co.jp k-bijutsukan.net シンプルな描線、明るい色調で観る者を愉しませ、本の装丁や広告、文具など幅広い分野で1970年代後半から90年代にかけて活躍したイラストレーター原田治(1946年-2016年)の仕事を振り返る展覧会です。2019年から全国各地を巡回しており、札幌でも2020年4月に1度大丸札幌店で開催されましたが、当時は新型コロナウイルス拡大期に当たり会期は2週間ほど。今回は道内再上陸となり…

  • [部室から]★観るだけ美術部 部会告知+部員名簿(2024年10月部会現在)

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。こちらの記事は、第157回「観るだけ美術部」部会の告知記事です。第157回部会は、10月12日(土)10:00より、部室のドアを開けて、部員の皆さまをお待ちしております。 わが「観るだけ美術部」に、新入部員さんがきてくれることになりました。クランマニス部員さま(^^♪です。 kurangmanis.hatenablog.com (マレーシアの国旗。月と太陽) とても温かみのある作品を描かれている作家さんです。クランマニス部員さま(^^♪には、マレーシア/クアラルンプール支…

  • [企画展]★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展

    (北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展) ★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展 市立函館博物館、2024年7月2日(火)-10月13日(日) (WEBサイト→) hakohaku.com 北海道や樺太(現在のサハリン)、極東地域の先住民は、サンタン交易と呼ばれるネットワークを通じて様ざまなモノを流通させ、その交易ルートは「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれています。国内でも他の地域に先駆けて博物館が設置された函館では、国内有数の先住民族関係資料が集積されており、このネットワークを通じてもたらされた「蝦夷錦」もその資料のひとつとなっています。 本展では、これら現地資料にあわせ…

  • [講演会]★鈴木琢也、日本貿易陶磁研究会「北方世界の交易と貿易陶磁器」

    (北方世界の交易と貿易陶磁器) ★鈴木琢也、日本貿易陶磁研究会「北方世界の交易と貿易陶磁器」 北海道博物館、2024年10月13日(日)13:00、14日(月・祝)9:40 (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp 貿易陶磁器研究の第一線で活躍する講師陣による最新の研究成果の報告を通して、北方世界の交易のなかでの貿易陶磁器の在り方について紹介します。特に擦文文化からアイヌの文化の時期について、北海道各地の遺跡の貿易陶磁器の出土状況を整理し、その受容の実態を考えてみたいと思います。1日目は、北方世界の交易に関する公開講演2本と貿易陶磁器の公開研究報告2本、2日目は…

  • [特別展]★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展

    ★蠣崎波響と松前の至宝 蠣崎波響生誕260年記念展 北海道立函館美術館、2024年10月13日(日)-12月8日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 松前藩が居所とした日本最北の城下町・松前町近郊では、早くから美術文化が醸成されてきました。また、2024年に生誕260年を迎える蠣崎波響は、松前藩家老もつとめた著名な文人画家です。 (蠣崎波響『柴垣群雀図』、1796年(寛保8年)町指定文化財、松前町教育委員会) 本展では、蠣崎波響を中心とする松前藩ゆかりの優品、幕末・明治期の古写真、工芸、2018年に国指定重要無形民俗文化財に指定された松前神楽関…

  • [特別展]★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編)

    (木田金次郎ストーリーズ展) ★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編) 木田金次郎美術館、2024年7月5日(金)-11月4日(月・振) (WEBサイト→) www.kidakinjiro.com 木田金次郎の作品は様ざまな「物語」が秘めています。小説『生まれ出づる悩み』の主人公のモデルとして描いた有島武郎との関連を始め、岩内や北海道内での制作背景など、作品所蔵者が木田金次郎や岩内に関わりが深く、作品ごとと言っても過言ではないほどに、エピソードやストーリーに彩られています。 2024年は「岩内大火」から70年の節目でもあります。そこで今回の特別展では、会期を「前編・岩内大火以前」「後編・岩内大…

  • [企画展]★近代の交通・通信を支えた駅逓 クローズアップ展示2

    (近代の交通・通信を支えた駅逓 クローズアップ展示2) ★近代の交通・通信を支えた駅逓 クローズアップ展示2 北海道博物館、2024年6月14日(金)-10月10日(木) (WEBサイト→) www.hm.pref.hokkaido.lg.jp 明治から昭和の始めごろにかけて、北海道内には、特に交通網が整っていなかった内陸部を中心に、「駅逓所」と呼ばれる施設が置かれていました。北海道庁から駅逓取扱人を命じられた地域の有力者などが、その地域を通行する旅行者や移住者に対して、宿泊場所や休憩場所、荷物を運ぶための馬などを有料で提供する、という北海道独特の施設です。1947年(昭和22年)の制度廃止ま…

  • [コン活]★J1第33節 ×ガンバ大阪 +大阪王将チャーハン

    J1リーグの第33節は10月5日(土)アウェイにて、ガンバ大阪と対戦します。残り6試合で残留に必要な勝ち点差は7。ほんとうにもう稀られ間千。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、「大阪王将」のチャーハンを「いただきます!」 (大阪王将 香ばし炒めチャーハン) 大阪王将さんの創業は1969年(昭和44年)なので、比較的新しい創業です。大阪京橋の駅裏、たった5坪の店舗からスタートしたそうです。創業当時からの味を守り続けると共に、新しい空間づくりやテイクアウトメニュー・デリバリーエリアの拡大など時代のニーズにも応えながら、地域のお客さまにも愛される店舗を目指しておられるそうです。 www.osa…

  • [特別展]★藤戸竹喜 生誕90年記念展

    (藤戸竹喜『親子熊』、2004年、個人蔵) ★藤戸竹喜 生誕90年記念展 北海道立旭川美術館、2024年9月14日(土)-11月17日(日) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp いま、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934年-2018年)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。 藤戸竹喜は、北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として店頭で彫り始めました。…

  • [特別展]★アントニオ猪木 燃える闘魂展

    (アントニオ猪木 燃える闘魂展) ★アントニオ猪木 燃える闘魂展 大丸札幌展、2024年9月25日(水)-10月7日(月) (WEBサイト→) www.daimaru.co.jp 深紅のガウンでリングに登場し、プロレスファンを熱狂の渦に巻き込んだアントニオ猪木さん。「元気があれば、何でもできる!」「やる前から負けること考える馬鹿いるかよ」など、背中を押してくれた名言も数多く残しました。そんなアントニオ猪木さんの熱き闘魂を感じてみませんか。1,2,3,ダーッ!きっと元気がみなぎります。 ⇩はてなブログの「ミュージアム」カテゴリーに参加しております。いつも1クリックありがとうございます。ブログ運営…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」 北海道立近代美術館、2024年10月5日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都・…

  • [特別展]★Perfume COSTUME MUSEUM展

    (Perfume COSTUME MUSEUM展) ★Perfume COSTUME MUSEUM展 札幌東1丁目劇場施設、2024年9月7日(土)-10月27日(日) (WEBサイト→) www.stv.jp 世界を舞台に第一線で活躍を続けるPerfume。ときに数万人の観衆の前に立つ、あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人に寄り添い、たくさんの挑戦や喜びを共にしてきたのが、美しく独創的な衣装の数々です。本展は、厳選したおよそ180着の意匠を展示する初めての大規模衣裳展です。Perfumeメジャーデビュー以降の意匠を時系列でたどり、3人のメンバーがこの展覧会のために特別に選んだ衣装も展示します。…

  • [講演会]★山内直実「氷室冴子さんとコミカライズ」

    (氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち展) ★山内直実「氷室冴子さんとコミカライズ」 北海道立文学館、2024年10月5日(土)14:00 (WEBサイト→) www.h-bungaku.or.jp 氷室冴子(1957年-2008年)さんは、岩見沢市出身の小説家です。岩見沢東高等学校を経て藤女子大学文学部国文学科に進学し、在学中にデビュー。1980年代から90年代にかけて集英社の少女向け小説レーベル「コバルト文庫」の代表作家として活躍しました。平安時代を舞台にした「なんて素敵にジャパネスク」、スタジオジブリでアニメ化された「海がきこえる」、古代日本をテーマにしたファンタジー「銀の海 金の…

  • [特別展]★三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展

    (三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展) ★三岸好太郎と画家たちの札幌 わがこころの街展 北海道立三岸好太郎美術館、2024年10月5日(土)-12月3日(火) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾテ…

  • [企画展]★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展

    (北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展) ★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展 市立函館博物館、2024年7月2日(火)-10月13日(日) (WEBサイト→) hakohaku.com 北海道や樺太(現在のサハリン)、極東地域の先住民は、サンタン交易と呼ばれるネットワークを通じて様ざまなモノを流通させ、その交易ルートは「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれています。国内でも他の地域に先駆けて博物館が設置された函館では、国内有数の先住民族関係資料が集積されており、このネットワークを通じてもたらされた「蝦夷錦」もその資料のひとつとなっています。 本展では、これら現地資料にあわせ…

  • [特別展]★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編)

    (木田金次郎ストーリーズ展) ★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編) 木田金次郎美術館、2024年7月5日(金)-11月4日(月・振) (WEBサイト→) www.kidakinjiro.com 木田金次郎の作品は様ざまな「物語」が秘めています。小説『生まれ出づる悩み』の主人公のモデルとして描いた有島武郎との関連を始め、岩内や北海道内での制作背景など、作品所蔵者が木田金次郎や岩内に関わりが深く、作品ごとと言っても過言ではないほどに、エピソードやストーリーに彩られています。 2024年は「岩内大火」から70年の節目でもあります。そこで今回の特別展では、会期を「前編・岩内大火以前」「後編・岩内大…

  • [特別展]★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展

    (★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展) ★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展 北海道立北方民族博物館、2024年7月13日(土)-10月20日(日) (WEBサイト→) hoppohm.org 北方地域での縫製は、寒さなどの自然環境から身を守る衣服の制作を始め、テントや舟づくりにも用いられた重要な技術です。単に皮や布を縫い合わせるだけではなく、身の回りの道具類にはステッチ(針目)や色糸、アップリケやビーズを組み合わせた刺繍が施されることもあります。刺し手の思いが込められた刺繍は生活を彩り、民族文化の特徴ともなっています。 本展では、北方諸民族の刺繍の技法、素材、文様の多様…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」

    (藤戸竹喜『親子熊』、2004年、個人蔵) ★(当館学芸員)「見どころ解説 藤戸竹喜 生誕90年記念展」 北海道立旭川美術館、2024年9月28日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp いま、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934年-2018年)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。 藤戸竹喜は、北海道美幌町生まれ。少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として…

  • [特別展]★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展

    (西洋の写本 いとも優雅な中世の小宇宙展) ★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展 札幌芸術の森美術館、2024年9月7日(土)-9月29日(日) (WEBサイト→) artpark.or.jp 中世ヨーロッパでは、動物の皮でできた紙に文字を書き写して書物(写本)を作りました。その制作は分業で行われ、写字生が定型の書体で文字を書き写したのち、画家がページの余白や文頭の一文字を華やかに装飾しました。修道院や教会にとって写本の制作と管理は重要な勤めであり、長い時間をかけて完成した写本は宝物として受け継がれ、人びとの信仰を支えると共に、知を後世へと伝える重要な媒…

  • [コン活]★J1第32節 京都サンガFC+生八つ橋あきおたべ

    わが北海道コンサドーレ札幌、前節は首位を走るFC町田ゼルビアとアウェイにて対戦、スコアレスドローで決着しました。相手は首位、こちらは残留目前のチームなので、ドローはよくやったと思うのですが、残留に向けて負けが許されないコンサにとっては、勝ち点3が欲しい試合でもありました。次節は好調の京都サンガFC。しかしここでも負けられません。そこで今回の「勝利をいただきます!」では気合を込めて「生八つ橋あきおたべ」をいただきました。 (生八つ橋あきおたべ。生八つ橋は京都土産のド定番) こちらの「生八つ橋あきおたべ」は、近所のスーパーで買いました。お彼岸ということもあり、和菓子フェアをやっていたので、迷わず購…

  • [講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★(当館学芸員)「見どころ解説 皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展」 北海道立近代美術館、2024年9月28日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都・…

  • [企画展]★ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展

    (ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展) ★ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展 北海道立三岸好太郎美術館、2024年7月13日(土)-9月25日(水) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp (三岸好太郎『二人の姉妹』、1930年(昭和5年)ごろ、北海道立三岸好太郎美術館) 三岸好太郎の作品では、「ふたつ」のものの出会いが、絵画の造形において重要な役割を果たしていることが少なくありません。ふたりの人物を組み合わせて構成する人物画、水平線などを軸に、画面を二分する構図、異なる色彩を隣り合わせて引き立て合う表現など。本展では、「ダブル」…

  • [特別展]★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編)

    (木田金次郎ストーリーズ展) ★木田金次郎ストーリーズ展(前編、後編) 木田金次郎美術館、2024年7月5日(金)-11月4日(月・振) (WEBサイト→) www.kidakinjiro.com 木田金次郎の作品は様ざまな「物語」が秘めています。小説『生まれ出づる悩み』の主人公のモデルとして描いた有島武郎との関連を始め、岩内や北海道内での制作背景など、作品所蔵者が木田金次郎や岩内に関わりが深く、作品ごとと言っても過言ではないほどに、エピソードやストーリーに彩られています。 2024年は「岩内大火」から70年の節目でもあります。そこで今回の特別展では、会期を「前編・岩内大火以前」「後編・岩内大…

  • [特別展]★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展

    (美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展) ★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展 北海道立函館美術館、2024年7月13日(土)-9月23日(月・祝) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 江戸時代に生まれ、現在でも日本のみならず世界中で愛されている「浮世絵」。よく知られているのは、多色摺り木版画で、数多く制作された色鮮やかな「錦絵」ですが、「肉筆浮世絵」は、錦絵とは異なり、浮世絵師が絹本や和紙に直接描いたものです。豪華な着物の文様や、結髪の毛筋一本一本にいたるまで精緻な筆致で描か…

  • [特別展]★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展

    (西洋の写本 いとも優雅な中世の小宇宙展) ★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展 札幌芸術の森美術館、2024年9月7日(土)-9月29日(日) (WEBサイト→) artpark.or.jp 中世ヨーロッパでは、動物の皮でできた紙に文字を書き写して書物(写本)を作りました。その制作は分業で行われ、写字生が定型の書体で文字を書き写したのち、画家がページの余白や文頭の一文字を華やかに装飾しました。修道院や教会にとって写本の制作と管理は重要な勤めであり、長い時間をかけて完成した写本は宝物として受け継がれ、人びとの信仰を支えると共に、知を後世へと伝える重要な媒…

  • [講演会]★(当館学芸員)「ギャラリートーク 脅威と怪異 想像界の生きものたち展」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展 占術ダイヤグラム) ★(当館学芸員)「ギャラリートーク 脅威と怪異 想像界の生きものたち展」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年9月21日(土)14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログ…

  • [コン活]★J1第31節 町田ゼルビア+八王子たまねぎ醤油ラーメン

    わが北海道コンサドーレ札幌、このところ3連勝と波に乗れていたのですが、前節の東京ヴェルディ戦で完敗。J1残留の芽がほとんど摘まれてしまった感があります。ほんとうに悔しい。J2は嫌だ。第31節は9月21日(土)アウェイにて町田ゼルビアと対戦します。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、八王子たまねぎ醤油ラーメンをいただきました。 (ニュータッチ社から発売されている「八王子たまねぎ醤油ラーメン」) 表紙パッケージには「シャキシャキたまねぎの甘みとラードの旨み」と書かれていました。八王子市はこのラーメンを推しているらしく、パッケージには「はちどん」というキャラクターも描かれています(上記画像右下…

  • [講演会]★五味 聖「美が結ぶ 皇室と北海道」

    (皇室の至宝 皇居三の丸尚蔵館展) ★五味 聖「美が結ぶ 皇室と北海道」 北海道立近代美術館、2024年9月21日(土)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp www.tv-hokkaido.co.jp 皇居三の丸尚蔵館は、代々皇室に受け継がれてきた美術工芸品を保存・調査研究・展示してきました。収蔵品は、日本の作品を中心に、海外からもたらされた作品も多く含まれており、その時代や分野も幅広いことで有名です。 本展は、皇室ゆかりの美術工芸品を北海道とのまとまりの上で紹介する、初の本格的な展覧会となります。北海道と京都・江戸とのつながりを示す近世の…

  • [企画展]★伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展

    (伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展) ★伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展 だて歴史文化ミュージアム、2024年7月6日(土)-9月23日(月・祝) (WEBサイト→) www.city.date.hokkaido.jp 伊達市教育委員会が所蔵する伊達政宗文書の中から、特に貴重な古文書を紹介するとともに、古文書の内容やその魅力について紹介します。 本展で公開される文書は、国内に現存する唯一の書状とされる「伊達政宗から石田三成への書状」のほか、徳川家康崩御に係る伊達成実への書状、合戦直後の伊達成実に対する感状など、どれもが貴重なものばかりです。 (国内に現存する唯一の、伊達…

  • [旅グルメ]★昌の屋 寿都店(旧橋本与作本邸、土蔵)

    (旧橋本家住宅。1879年(明治12年)の漁場建築) ★昌の屋 寿都店(旧橋本与作本邸、土蔵) 福井県から江差に移住し、「仕込屋」という廻船問屋を興した橋本与作の住宅、土蔵。「仕込屋」とは、網元や漁師に品物や金銭を貸し、その代金を海産物などで返済してもらい、これを売るという商売方法で、橋本与作は明治初期に五百石積みの自家北前船を3艘も所有して莫大な利益を上げ、当時としては最高級の住宅建築を建てました。全体としては福井県の本家庄屋住宅を模しており、道外産の建材は集めるのに3年も掛かったとか。 こちら建物に関する記事は、またのちほど改めてUPする予定です。 (旧橋本与作邸の左隣にある土蔵が、改装さ…

  • [特別展]★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展

    (西洋の写本 いとも優雅な中世の小宇宙展) ★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展 札幌芸術の森美術館、2024年9月7日(土)-9月29日(日) (WEBサイト→) artpark.or.jp 中世ヨーロッパでは、動物の皮でできた紙に文字を書き写して書物(写本)を作りました。その制作は分業で行われ、写字生が定型の書体で文字を書き写したのち、画家がページの余白や文頭の一文字を華やかに装飾しました。修道院や教会にとって写本の制作と管理は重要な勤めであり、長い時間をかけて完成した写本は宝物として受け継がれ、人びとの信仰を支えると共に、知を後世へと伝える重要な媒…

  • [企画展]★柿本胤二 嗚呼、メレヨン島 展

    (柿本胤二『嗚呼、メレヨン島』) ★柿本胤二 嗚呼、メレヨン島 展 北海道立文学館、2024年6月25日(火)-9月16日(月・祝) (WEBサイト→) www.h-bungaku.or.jp ミクロネシア連邦ウォレアイ環礁は、太平洋戦争当時、西太平洋「メレヨン島」と呼ばれていました。ここに駐留した旧日本兵6,500名のうち、およそ5,000名が同島で餓死、病死したとされています。本展は、メレヨン島に派遣され、奇跡的に生還した柿本胤二(たねじ)さん(札幌市、2022年に101歳で逝去)による遺作絵画展です。柿本胤二さんは戦後、トヨタ・カローラ札幌の創業者として経済界で活躍するいっぽう、80歳を…

  • [部室から]★第156回 観るだけ美術部 部会

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。それでは、これより、第156回「観るだけ美術部」の部会を始めてまいります。今回も(1)「観るだけ美術部」部長の連絡・報告、(2)(妄想)懇親会、の2部構成で進めてまいります。どうぞよろしくお願いします (1)「観るだけ美術部」部長からの連絡・報告 部長は夏休みもあっという間に終わり、9月は仕事に忙しくしています。北海道は涼しくなり、あの暑さは何だったのか、という気にさえなります。8月は大きな美術展にいくつか行くことができ、充実した夏休みとなりました。部員の皆さまは、どんな…

  • [企画展]★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展

    (北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展) ★北東アジアのシルクロード 北方交易と蝦夷錦展 市立函館博物館、2024年7月2日(火)-10月13日(日) (WEBサイト→) hakohaku.com 北海道や樺太(現在のサハリン)、極東地域の先住民は、サンタン交易と呼ばれるネットワークを通じて様ざまなモノを流通させ、その交易ルートは「北東アジアのシルクロード」とも呼ばれています。国内でも他の地域に先駆けて博物館が設置された函館では、国内有数の先住民族関係資料が集積されており、このネットワークを通じてもたらされた「蝦夷錦」もその資料のひとつとなっています。 本展では、これら現地資料にあわせ…

  • [コン活]★J1第30節 ×東京ヴェルディ +中村屋ビーフカリー

    わが北海道コンサドーレ札幌、前節でようやく最下位を脱出しましたが、まだまだ残留には苦しい数字のままです。第30節はホーム、プレドで東京ヴェルディと対戦します。東京ヴェルディは昨季J1に昇格してきたチーム。残留をする上でも、勝ち点3は必須です。負けられません!そこで気合を入れるため、今回の「勝利をいただきます!」では、新宿中村屋監修のビーフカリーを再度いただきました。 (新宿中村屋の純欧風ビーフカリー) こちらのレトルトカレー、400円くらいしました。レトルトカレーでは、少しお値段高めなのかもしれません。が、食べてみて、驚きました。深いコクをしっかり感じられ、とても美味しいカレーだったのです。牛…

  • [特別展]★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展

    (美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展) ★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展 北海道立函館美術館、2024年7月13日(土)-9月23日(月・祝) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 江戸時代に生まれ、現在でも日本のみならず世界中で愛されている「浮世絵」。よく知られているのは、多色摺り木版画で、数多く制作された色鮮やかな「錦絵」ですが、「肉筆浮世絵」は、錦絵とは異なり、浮世絵師が絹本や和紙に直接描いたものです。豪華な着物の文様や、結髪の毛筋一本一本にいたるまで精緻な筆致で描か…

  • [建築物]★有珠善光寺 奥の院(有珠山外輪山展望台)

    (有珠山外輪山展望台。ここに、有珠善光寺の奥の院があります) ★有珠善光寺 奥の院(有珠山外輪山展望台) 有珠山は、北海道洞爺湖の南に位置する標高737mの活火山です。山頂は有珠郡壮瞥町にあり、山体は虻田郡洞爺湖町、伊達市にもまたがっています。2000年の噴火、1977年の大噴火を始め、20世紀の100年間だけで実に4度もの噴火活動が観測された、世界的にも最も活発な活火山のひとつです。 二重式火山で、直径約1.8kmの外輪山の中に大有珠(737m)、小有珠などの溶岩円頂丘(溶岩ドーム)や、オガリ山、有珠新山(669m)などの潜在円頂丘(潜在ドーム)が形成されています。1663年以降の活動は、ケ…

  • [講演会]★山中由里子「開会記念講演会 人はなぜモンスターを想像するのか?」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展) ★山中由里子「開会記念講演会 人はなぜモンスターを想像するのか?」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年9月15日(日)14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドライ…

  • [部室から]★観るだけ美術部 部会告知+部員名簿(2024年9月部会現在)

    「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。こちらの記事は、第156回「観るだけ美術部」部会の告知記事です。第156回部会は、9月14日(土)10:00より、部室のドアを開けて、部員の皆さまをお待ちしております。 (夏休みに訪れた壽都神社の手水所。部長が同化している?) さて。第156回部会の(妄想)懇親会のテーマは「2024年、夏の思い出、秋のたくらみ」です。北海道はもうすっかり秋の雰囲気が漂ってきましたが、皆さんお住まいに地域では、まだまだ残暑が厳しいとお察しいたします。そこで9月部会のテーマとしては、今年の夏…

  • [特別展]★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展

    (西洋の写本 いとも優雅な中世の小宇宙展) ★西洋の写本 いとも優雅なる中世の小宇宙 国立西洋美術館 内藤コレクション展 札幌芸術の森美術館、2024年9月7日(土)-9月29日(日) (WEBサイト→) artpark.or.jp 中世ヨーロッパでは、動物の皮でできた紙に文字を書き写して書物(写本)を作りました。その制作は分業で行われ、写字生が定型の書体で文字を書き写したのち、画家がページの余白や文頭の一文字を華やかに装飾しました。修道院や教会にとって写本の制作と管理は重要な勤めであり、長い時間をかけて完成した写本は宝物として受け継がれ、人びとの信仰を支えると共に、知を後世へと伝える重要な媒…

  • [常設展]★伊達大雄寺 収蔵品常設展

    (大雄寺宝物殿。藩主や藩士らから収集、寄贈を受けた資料が常設展示されています) ★伊達大雄寺 収蔵品常設展 伊達成実(伊達政宗の重臣で、政宗の従弟)を始祖とする亘理伊達家の菩提寺、大雄寺(宮城県)は、創建およそ600年を誇る奥州きっての古刹です。明治維新で有珠郡に移住した藩主伊達邦成や藩士たちは、この地にもに菩提寺を置き先祖を祀りたいと考えるようになりました。現在の伊達市(北海道)大雄寺にはそうした背景から、藩主伊達邦成を始め、多くの藩士たちから寄贈を受けた鎧や兜、刀、生活民具などが展示されています。奥村孝善さんは、菩提寺である大雄寺を伊達市立の博物館と一体化した施設として活用したいと考え、そ…

  • [建築物]★旧畑島竹次郎邸(此方(こち)、厚真町にて移築保存)

    (パン屋さん「此方(こち)」さん。旧畑島竹次郎邸をリノベーション) ★旧畑島竹次郎邸(此方(こち)、厚真町にて移築保存) www.town.atsuma.lg.jp 厚真町には開拓農家が造った、北陸地方の伝統建築様式の特徴をのこす築100年以上の古民家が多くのこっています。多くの古民家が現存しているのは北海道内ではとても珍しく、太平洋に面した雪の少ない地域のため、家屋が傷みにくく、柱や茅葺(かやぶき)の材料となる木々も多く自生しているためではないかといわれています。 厚真町の古民家のタイプとしてよくみられるのが、「越中造民家(富山県)」、「加賀型・能登型民家(石川県)」、「越前型民家(福井県)…

  • [講演会]★山中由里子「開会記念ギャラリートーク 驚異と怪異展」

    (驚異と怪異 想像界の生きものたち展) ★山中由里子「開会記念ギャラリートーク 脅威と怪異展」 ウポポイ/国立アイヌ民族博物館、2024年9月14日(土)14:00 (WEBサイト→) nam.go.jp 人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展では、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣裳、絵画、彫刻、書籍などを通して紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣、幻獣、怪獣が大集合します。 ※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、…

  • [特別展]★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展

    (美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展) ★美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展 北海道立函館美術館、2024年7月13日(土)-9月23日(月・祝) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp event.hokkaido-np.co.jp 江戸時代に生まれ、現在でも日本のみならず世界中で愛されている「浮世絵」。よく知られているのは、多色摺り木版画で、数多く制作された色鮮やかな「錦絵」ですが、「肉筆浮世絵」は、錦絵とは異なり、浮世絵師が絹本や和紙に直接描いたものです。豪華な着物の文様や、結髪の毛筋一本一本にいたるまで精緻な筆致で描か…

  • [企画展]★伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展

    (伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展) ★伊達政宗文書を読む 北に渡った独眼竜の書状展 だて歴史文化ミュージアム、2024年7月6日(土)-9月23日(月・祝) (WEBサイト→) www.city.date.hokkaido.jp 伊達市教育委員会が所蔵する伊達政宗文書の中から、特に貴重な古文書を紹介するとともに、古文書の内容やその魅力について紹介します。 本展で公開される文書は、国内に現存する唯一の書状とされる「伊達政宗から石田三成への書状」のほか、徳川家康崩御に係る伊達成実への書状、合戦直後の伊達成実に対する感状など、どれもが貴重なものばかりです。 (国内に現存する唯一の、伊達…

  • [企画展]★ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展

    (ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展) ★ダブルファンタジー ふたつのものがであうとき展 北海道立三岸好太郎美術館、2024年7月13日(土)-9月25日(水) (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp (三岸好太郎『二人の姉妹』、1930年(昭和5年)ごろ、北海道立三岸好太郎美術館) 三岸好太郎の作品では、「ふたつ」のものの出会いが、絵画の造形において重要な役割を果たしていることが少なくありません。ふたりの人物を組み合わせて構成する人物画、水平線などを軸に、画面を二分する構図、異なる色彩を隣り合わせて引き立て合う表現など。本展では、「ダブル」…

  • [講演会]★笹倉いる美「特別展解説会 アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍展」

    (★アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍 展) ★笹倉いる美「特別展解説会 アークティック・ステッチ 北方民族の刺繍展」 北海道立北方民族博物館、2024年9月8日(日)10:00 (WEBサイト→) hoppohm.org 北方地域での縫製は、寒さなどの自然環境から身を守る衣服の制作を始め、テントや舟づくりにも用いられた重要な技術です。単に皮や布を縫い合わせるだけではなく、身の回りの道具類にはステッチ(針目)や色糸、アップリケやビーズを組み合わせた刺繍が施されることもあります。刺し手の思いが込められた刺繍は生活を彩り、民族文化の特徴ともなっています。 本展では、北方諸民族の刺繍の技法、素…

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