りんころのひとりごと。 - にほんブログ村
chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
りんころのひとりごと。 https://rincoro-ht.hatenablog.com

テレビドラマを中心とした、気ままなゆる〜い感想ブログです。ほぼネタバレ。

基本的に「面白いから書きたい!」「ツッコミたいから書きたい!」精神でやってますです。

りんころ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/02/08

arrow_drop_down
  • 海に眠るダイヤモンド 2話 感想|水道から落ちる水滴すら惜しい

    まず、本作の感想に入る前に、今日の番組編成についていろいろ思う事を。 (長くなってしまったので、感想だけ読みたいという方は こちら を押してくださいませ(汗)) いやぁ〜さすがに…あの切り方は野球ファンが可哀想なのではないでしょうか。 どうやら今日で全てが決まる試合だったようで、 某横浜チームが26年ぶりに日本一になったとの事。 となると、ここまでの苦悩とか感謝の気持ちとか、言葉にしたいたくさんの想いがある訳で、 普段野球に興味のない私も、良いよ良いよ…22時まで延長して良いよ…(←誰^^;) と思いながら放送を待っていたんですけど、 なんと、ドラマは21時30分から始まるとのアナウンスが。 …

  • 嘘解きレトリック 4話 感想|横溝正史風の事件はまた来週

    やけに掘り下げるな…展開が遅いな…と思っていたら、やっぱり前後編でしたね。 本作は昭和初期が舞台という事で、小道具や着物、セットなどコストがかかるでしょうし。 特に今回の場合は異質さを際立たせるために、数々の人形を揃えたり、 人形のような格好をした品子(片岡凛)でいかにミステリアスな印象を与えるかで フィッティングにもかなりの時間を要しているでしょうから、 その緻密な世界観作りに合わせて、前後編でお届けしようという事なのかもしれません。 でも、前後編だと大体は間延びを感じてしまうものですが、 本作の場合は特にそれがなかったですね。 世界観ももちろんなんですが…演出が一番大きいんだと思います。 …

  • マイダイアリー 1話 感想|地味さの中で感じる心地良さ

    この枠のドラマの感想を書くのは…雑感でしたが「たとえあなたを忘れても」以来1年ぶり? でも、その作品も追いきれなくなって結局視聴を諦めてしまいましたし、 冬も興味深いな〜とは思いつつ、諦め。 春と夏は視聴が溜まっているドラマが多かったので、初回からスルー。 ちゃんと完走出来たのは最初の2作品だけ…という事で かなり視聴成績は悪いです、日曜ABC枠(汗) なんでリアルタイムで見ないのかという声も聞こえてきそうですが、 前時間の某劇場は拡大放送も多いですし、いろんな意味で濃い仕上がりになっているために、 日曜は1作品で満足しちゃいがちなんですよねぇ。 でも、本作は…次世代の若手俳優が集っていますし…

  • 3000万 4話 感想|信頼関係が崩壊する瞬間を見た。

    本作を見てきて、自首するなら今だ。もうここで自首した方が良いと何度思った事か…。 免許証のコピーを車に置きっぱなしという爪の甘さで坂本(木原勝利)に目をつけられ、 ソラ(森田想)が仲間に殴られるのを目の当たりにし連れ去られる悪夢のシーンで、 闇バイトが絡み出した以上は、息子が危険な目に遭うかもしれないから 良い加減このタイミングで…と今回だって思ったけれども、時すでに遅しでした。 野崎(愛希れいか)の質問に答えたあのラストはまさしく、 純一(味元耀大)が親に失望する瞬間そのものでしたよ。 自分が大金の入ったバッグを持ち出してきて、犯罪に関与してしまった事に怯えて、 「返した」って知ったら胸のつ…

  • 宙わたる教室 3話 感想|みんなの想いを乗せて走ったオポチュニティ

    うーん…取り扱うものがものだっただけに、今回は一際重い回でした。 佳純(伊東蒼)の気持ち、真耶(菊地姫奈)の気持ち、 佐久間(木村文乃)の気持ち…頭の中でぐるぐる考えながら見ておりました。 保健室で久しぶりに会った佳純に「うちら同類でしょ?」と言った真耶。 一気に距離を縮めてくるので、佐久間が注意したように、 たとえ家庭環境などで心身ともに同じ傷を抱えていたとしても 今は1人だけでいたい人、仲間を探して辛いのは自分だけじゃないと思いたい人、 それぞれに自分なりのペースがある訳で、 きっと、佳純もどうやって接したら良いのか動揺していた所もあったかもしれません。 でも、真耶の気持ちも分かるんです。…

  • 嘘解きレトリック 3話 感想|優しい嘘と絆を深める嘘

    おっ…手書き文字の件について、ちゃんと触れてくれました。 嘘か本当かは声で判別出来ても、文字や音では判別が出来ないらしいです。 前回、鹿乃子(松本穂香)が母から送られてきた手紙を読んでいるシーンで、 そう言えば、手書き文字でも嘘って見分けつくもんなのかな?とふと疑問に思っていたので、 早い段階で不明瞭な部分を解決してくれたのはありがたい。 「思い込みや勘違いでも、その人が嘘だと思っていない事は嘘に聞こえない」 これ、今後の鍵になって行きそうですよね…。 ここ最近は「1話完結型」とうたいつつ、実際に蓋を開けてみたら 初回から"縦軸"がある事を匂わせていて、意味深な登場人物や思わせぶりな演出などで…

  • 海に眠るダイヤモンド 1話 感想|日曜劇場の本気を見た…。

    いや〜凄い…今期の日曜劇場がいかに力が入っているかは、冒頭の映像を見ても明らかです。 メインスタッフのクレジット表示の凝り具合からして、もう違います(笑) この作品で絶対に外したくないという、TBSおよび日曜劇場の本気度の高さが伝わってきます。 元々期待していた作品なだけに、いやいや、これ以上過度な期待はしないようにしなきゃと 少し身構えて見てみましたが… 内容も冒頭の壮大な演出に負けず劣らずで、良質さを感じさせる仕上がりになっていました。 いづみ(宮本信子)に連れて行ってもらった長崎・端島。 時代を経て廃墟となり、すっかり寂れ果てた島に暖色の光が当たった途端、 "あの頃"を思い出すかのように…

  • 宙わたる教室 2話 感想|知識を活かして生まれたささやかな奇跡

    2話は越川アンジェラ(ガウ)の回。 ペンケースを盗んだ疑惑をかけられるマリ(山﨑七海)の元に仲裁しに入ったり、 傷ついてそうなマリには親身になって母親の事まで気遣ったり、 喧嘩が起きそうなのを察知して止めたり、おまけに店も兼業していて…。 いつも周りをよく見ている人なだけに、 相手を優先し過ぎて、自分を犠牲にしてしまっていないかな?と 序盤のうちから気がかりだったんですけど、 なるほど…マリの中学時代の件が関係していたんですね。 自分はもう若くないからと、夢を諦めて退学しようとしていた彼女に 藤竹(窪田正孝)がかけた言葉は「夢に優劣はありませんよ」。 こういった、相手をハッとさせるような的確な…

  • 3000万 3話 感想|旦那があまりにも能天気すぎて…w

    ああ、これはやっちゃうな。 ソラ(森田想)との湖での殺人事件に、純一(味元耀大)への隠し事に、 お金を少し勝手に使ってしまっている件にと 祐子(安達祐実)は彼女に弱みを何個も握られているから、 それを良い事にアゴで使ってくる彼女を 衝動的にやってしまうラストが来るんじゃないかな…と途中まで予想しながら見ていたんですが、 予想とは斜め上で、かなりいや〜な結末になりましたね。 あの秘密を共にしている2人だからなのか、 おそらく考えに耽りやすい深夜の時間というのもあってか 少し心を打ち解け合う関係性になるのはちょっと意外に思いましたが、 まぁ……やっぱり「持ち主」なので。大金を取り戻して逃げてしまう…

  • ザ・トラベルナース(2024) 1話 感想|曲者ナイチンゲール・コンビ、再び。

    2年ぶりの続編。…という事で、まずはシーズン1の最終回の終盤から。 「あれから2年」の体で、おさらいを兼ねつつ物語を始めたのが大きいんでしょうけれども、 凄いですね…放送開始たった5分程度で、 歩(岡田将生)と静(中井貴一)の関係性を描き切っちゃいましたよ。 2人のやりとりが好きで待ち望んでいた視聴者からしたら、初っ端から見せてくれた事で 「そうそうこれこれ!」と気持ちが高まって、本作への期待と視聴意欲が湧きやすくなりますし、 シーズン2から初めて見る視聴者にも、2人がどんな人柄なのかが分かりやすくて すんなり入り込めたのではないでしょうか。 その後は、医療ドラマの初回の王道である 外で倒れた…

  • ライオンの隠れ家 1話 感想|凪のような日々に新しい風を入れてみたい

    タイトルロゴもポスタービジュアルも、公式サイトもオレンジ推しの本作。 作品の情報を全然仕入れていなかった頃に見た予告映像が、 弟を兄が支え、突然家に現れた少年と 徐々に"家族"になっていくらしい事が描かれていたのも含めて、 肌寒くなってきた季節に心をほっこりさせてくれる作品になりそうだな…という ふわっとした期待を寄せていたんですね。 でも、いざ内容をチェックしてみたらヒューマンサスペンスって事で、 ん?あの雰囲気でサスペンス?真相??と、ちょっと困惑。 「視聴リスト&期待度」にも「やっぱりこっちだけで良かったんじゃ…って ドラマにならないかどうか…(汗)」と書いたのですが、 初回を見た感想も…

  • モンスター 1話 感想|タイトルの意味は最後に分かったけど…

    予想が的中と言った所か…強烈さを連想させるタイトルの割には地味な内容でしたね。 地味だけどしっかり作られていて良い…じゃなくて、そのままの意味で、本当に地味なんです。 そう感じた原因は、終始淡々とした演出にもありますが、 主人公の魅せ方と描写が一番大きいでしょう。 初回での行動をざっとまとめると… 裁判で勝つためなら潜入捜査だってするし、1人で自殺現場に行って検証するし、 被害者が勤めていた会社の同僚を尾行して接近もするし、 ハッキングの才能のある協力者・城野(中川翼)の力も借りる、 あらゆる手段を駆使する弁護士のようなんですね。 事務所の面々からしたら、亮子(趣里)はちょっと変わり者。 ここ…

  • 3000万 2話 感想|逮捕への道まっしぐらですね…(汗)

    朝からシャインマスカットが食卓に並び、優雅にコーヒーを入れ、 目玉焼きを準備しながら笑顔を見せる夫婦。 大金が手元にあってからの変化が分かりやすいったらありゃしなくて、 冒頭からソワソワします(汗) でも、ぱっと見は絵に描いたような理想の朝食風景でも、 実際はフライパンがもう古いがために、目玉焼きがこびりついてしまい 中々取れないというアンバランスさが、 夫婦の現状を表しているようで、ちょっと皮肉が効いていてニヤッともさせられますね。 ソラ(森田想)の意識が戻り、記憶喪失でもなかったと分かってから焦り出す夫婦。 彼女の状態はどうなっているのか、自分たちの顔を覚えているのかを確認するために ふと…

  • 全領域異常解決室 1話 感想|ヒルコは本当に存在する?という謎は残る

    一時代前風のざらついた映像の中で、カラスが頻りに鳴きながら飛び交うという 不気味さを漂わせてスタートした本作。 それから、ブレるサブタイトル、刑事の乗った車にふらふらとぶつかって接近する男たち、 ちっちゃくなった!?@前期の某ドラマ とは到底言いづらい強烈さを放つ殺害現場に、 滲んでいるように見えるSNSの投稿が並ぶカット…など 数々の不気味な要素を畳み掛けた事によって、 宇喜之(小日向文世)が普通に食べているはずの葛ねりまで 気持ち悪く見えてしまう所が面白かったです。 冒頭から引き込まれましたね。 本作って漫画原作じゃなくてオリジナルだったよね?と調べてしまうくらいには、 独自の世界観が既に…

  • 宙わたる教室 1話 感想|夜の学校だけど、キラキラ眩しい青春が見える。

    生きづらさを抱える人に救いの手を差し伸べるドラマをNHKに作らせたら、 もはや安心・安定感がありますね。 全体的に落ち着いたトーンで物語が進み、視聴者が登場人物のその時の感情について 考えてしまいたくなる間(ま)はきちんと用意されていて、 一方で、優しくピュアな曲調の劇伴は、時が経って忘れかけていた 子供の頃のワクワクした気持ちを思い出させてくれるかのよう。 またしても、上質な作品になりそうです。 空はなぜ青いのか?という問いに対する解釈が人それぞれで、 みんなで囲んで検証してみる光景は特に、 かつて同局で放送されていた「ここは今から倫理です。」を彷彿とさせました。 もう記憶も鮮明ではありませ…

  • 嘘解きレトリック 1話 感想|月9はこれで良い…と思わせてくれた初回。

    意外と悪くなかった…というのが見終わっての感想。 昭和初期の街が舞台なので、もう少し安っぽいセットになってしまうのかと思いきや 朝ドラや2時間SPドラマ並にきちんと作られていて、着物や小物にもこだわりが感じられますし。 ここで時間稼いでる?みたいなシーンは一部あったにしても、拡大放送している割に 間延び感もありませんでした。 肝心の謎解きはまだ本格的にとは行かず、 2人の出会いから鹿乃子(松本穂香)が探偵助手になるまでが今回の内容だったのですが、 そこは初回なので。 初期設定・状況紹介を曖昧にしたまま進むドラマや、 3話くらいまでダラダラと続けるドラマがある事を考えると、 バックグラウンドや出…

  • 2024年 秋ドラマ 視聴リスト&期待度

    こんにちは、りんころです! 毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。 …と下書きには書いてあるけれど、気づけばもう10/7(汗) 他のやるべき事をやっておりましてね…(それも最後まで終わっていないという…あと2話。) 今回は突貫工事で仕上げさせていただきました。 9/25時点で発表されている秋ドラマを 「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」 「○内容次第では最後まで感想を書くかもしれないドラマ」 「▲視聴はするが、今後感想を書く可能性が低いドラマ(不定期で雑感集?)」 「△感想は書くつもりはないが、とりあえずチェックしてみるドラマ (いつものような詳しい紹介はなし…

  • 3000万 1話 感想|お金は人をハイにする

    お…面白かった〜! 白線の真ん中まではみ出して駐車している、危なっかしさ漂う冒頭のシーンから、 5分くらいでもう本題に入るのも掴みとしては抜群でしたし、 数話分の内容を1話で展開するもんですから、 最後までドキドキしながらあっという間に見られました。 第三者から見たら「いやいやなんで嘘つくの」「早くお金返そうよ」と ツッコミたくもなってしまうんですけど、 夫婦の気持ちもちょっと理解出来てしまう自分がいたんですよね。 例えば、義光(青木崇高)が結局お金を警察署に渡せられず、 家に持ち帰ってきて息子・純一(味元耀大)に嘘をつくくだりなんかは、 なんでそこで嘘ついちゃうの… っていうか、息子も一緒に…

  • Shrink-精神科医ヨワイ- 3話(最終回) 感想|知ってるのと知らないのでは見え方が違う

    1話のパニック症も、2話の双極症も事前に名前は知っていたけれども、 今回のパーソナリティ症は初耳。 これは…知っているのと知らないのとでは、彼女への印象も相当違うでしょう。 怒らせると厄介で、面倒臭い子で済まされてそうですが、きちんとした病名があったんですね。 知識の浅い私には、すごく勉強になった回でした。 彼氏の優(細田佳央太)のリスカも、両親の共依存にも驚きましたが、 それだけ、誰もがパーソナリティ症にも、共依存の関係にもなりやすいって事なんですよね。 まぁ、そんな事を言ってしまったら、他の病気だってなる可能性は秘めているんですけど。 でも…この病に関しては「こういう性格だから」で自他共に…

  • 新宿野戦病院 11話(最終回) 感想|ペヤングの美味さは世界共通?

    ワクチンの陰謀論、緊急宣言事態解除後のお祭り騒ぎ、ホテルでの療養生活に医療逼迫… 未来の話だけれど到底そうは思えないエピソードが続く中で、 感染者と同じくらい医者の助けを必要としている人がいるにもかかわらず 先送りにされてしまう話も描く。 これも、宮藤官九郎さんがコロナ禍で常々感じていた事だったのかもしれませんね。 "過去のもの"になり、時を経て忘れ去られてしまう事に対する怖さと、 もしまたパンデミックが起きた時には、どうか少しでも変わっていて欲しいという僅かな願い。 前回と最終回は、そんな複雑な感情が入り混じった内容に仕上がっていました。 後半のヨウコ(小池栄子)が陽性になってからの展開はや…

  • Shrink-精神科医ヨワイ- 2話 感想|想ってくれる人が近くにいるという幸せ

    双極症は、名前は何となく聞いた事あるな〜くらいの認識で、 どんな症状なのかまでは分からず。 そんな私が最後まで視聴してみて思ったのは、 とても不安定な病気なのだな…という事でした。 自分がどこかおかしくなっているとは頭の奥底で分かってはいるけれども、 どうしても感情が優先されてしまう。 双極症の事を説明され、本にペンで線を引くなどして受け入れているつもりでも、

  • 新宿野戦病院 10話 感想|もう経験したくないはずなのに、歴史は繰り返されていく。

    「歌舞伎町ウイルス」かぁ…中々ニクいネーミングですね。 キャバクラや風俗店が立ち並んで、トー横にホームレスにパパ活に外国人に…と 雑多な人間が集って、実際に犯罪も多いからこそ 物騒で近づきたくないという偏見の目で見られがちな街ですもんね。 最初の感染者がたまたまそこでホストをやっていたのを良い事に、 誰かが上記の通称をつけ始め、拡散されていく。 感染源はアメリカですし、ヨウコ(小池栄子)の言う通り、 その患者はアメリカから帰ってきた後はそのまま隔離病棟にいるのに。 「自分は関係ないから」「自分は"そっち側"の人間じゃないから」と蔑視しているから そんな名前がつけられるし、広まっていくんですよね…

  • Shrink―精神科医ヨワイ― 1話 感想|心を和らげてくれる病院との出会い

    中村倫也さん主演で、ハートフルな医療ドラマっぽい…? そんなぼんやりとした認識で、事前情報はほとんど入れていなかったんですが、 今日はいつもの土曜ドラマ2本がお休みだったのでこちらを視聴してみる事にしました。 ※8/31当時、記事は書きかけでした。 手堅い仕上がりになるだろうとは思っていましたが… う〜んやっぱり、中村倫也さんの持つ優しく穏やかな声が、 弱井先生という人物と、本作の雰囲気と上手く調和しています。 世間からは「カメレオン俳優」と称されている俳優さんではありますが、 個人的には、優しい役を演じられている方が断然好きで。 「凪のお暇」のゴンさんとか、「珈琲いかがでしょう」の青山とか……

  • 新宿野戦病院 9話 感想|色濃い日常からの…ロックダウン再び?

    月曜日は休診日で、今日たまたまやってきたアメリカのケーブルテレビ局が 仕事ぶりを撮りたいと言うので、 久々にカンファレンスを開く事にした聖まごころ病院。 1つ1つのエピソード自体が色濃くて楽しめましたが、 カンファレンスで物語を展開していくという発想が、なるほどそう来たか!と思わされましたよ。 医療ドラマだと、病院の多忙な実態を演出するためか、 特に繋がりもないような2つの案件を同時進行で描く回は時々見かけますが、 確かに、「その日その日の出来事」としてしまえば、話に散漫さは感じられにくくなる。 元看護師が故に、医者に息子の治療方法を指示しようとし、 終始疑ってかかるモンスターペイシェント母。…

  • 新宿野戦病院 8話 感想|お互い円満な形で区切りをつけられたのが救い…なのかな。

    今回のOPのナレーションは日本語。 使われるとしたら最終回だと思っていたので なぜ8話で?とちょっと意外に感じていたら、 旦那がハプニングバーにいるんじゃないかと推測した白木(高畑淳子)の怒りを 時代劇風にコミカルに演出するためっていうのもあるけれど(笑) 今回描かれた事件で、あぁなるほど…と納得。 「様々な事情を抱えた人が雑多にやってくる歌舞伎町」を表現するためか、 毎回異なる言語でその街が紹介されてきた訳ですが、 あえてこのタイミングで日本語にした事で、本作はあくまでもフィクションだけど 2024年の、現在の日本と地続きなのである…というのをさらに印象付けていたように思います。 それにして…

  • 新宿野戦病院 7話 感想|「かわいそう」「大変ね」の裏に隠された繋がり

    主題歌のいつものイントロが聞こえてきた途端、 おお、もう終わったのか!と思ってしまった今回。 思いがけず良いお話でした。 ラストはほぼ毎回、次が気になるような終わり方をするだけに、 子供らしい純粋さが滲み出る、前歯のない少年の笑顔のサムズアップにつられて 周りも安堵から同じポーズをとる…という優しさに溢れた空気感に しみじみと見入ってしまってました。 今回深く掘り下げられた人物は、堀井(塚地武雅)とその母・育江(藤田弓子)親子、 アパートで亡くなった独居老人・田辺の3人。 堀井の境遇は、親には中々理解してもらえないという意味で。 育江と田辺…いわゆる「高齢者」は、認知症や介護問題は中々避けられ…

  • 新宿野戦病院 6話 感想|亀甲縛りに歌舞伎町浄化作戦に検査の重要性に

    あー…前々回と前回は見やすい・分かりやすい内容になっていたのに(苦笑) またガチャガチャ感がぶり返してきちゃいましたねぇ。 それもそのはず、ヨウコ(小池栄子)が日本の医師免許を所持していなかった事、 ヨウコは啓介(柄本明)がリツコ(余貴美子)と関係を持って生まれた娘である事、 南(橋本愛)の裏の顔がSM嬢である事…という 3つの衝撃的な秘密を一気に明かし、1話内で同時に動かしているんですもん。 で、そうなってくると、ヨウコはヨウコで解決しなければならない問題が出てくるし、 享の場合は、元々一目惚れしていた南へのモヤモヤの払拭に走りたくなる。 つまり、単独行動が増える。 今回は3話以前のように、…

  • 新宿野戦病院 5話 感想|不平等を目の当たりにするヨウコ

    いや〜…今回はキレッキレでしたね。 宮藤官九郎さんが日々過ごす中での憤りが、話や台詞から強く滲み出てきています。 心の叫びが聞こえてくるようで、もうなんか、ただただ頷くしかなかったです。 でも、日本とアメリカによる不同意わいせつ罪の最長刑期の違い、意地悪ベンチ、 マイナンバー保険証、猛暑の中での演説、救急車で運ばれてくる人の半分が軽症者…と "今の日本"を畳み掛けながらも、その合間に和田勉とか、「白木だよ!」とかっていう 小ネタも差し込んでくるのがクドカン作品の真骨頂と言いますか。 取り上げたテーマが一際シリアスなものだっただけに、今回はいつも以上に シリアスとコミカルのギャップの大きさに頭が…

  • GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜 3話 感想|その美容整形外科、繁盛するだろうなぁ…w

    おお…そうか〜…今度はそんなトリッキーな話で来たか〜。 佐伯(葵揚)が遺体を見て「違います。美江じゃありません。」と ハッキリ言ったシーンでおや?となり、 佐伯が梨々香(山本美月)の腕を掴んだ時に目を見開いて驚く様子で疑惑が確信に変わって、 いやまさか、彼女の顔に整形なんてそんな事ある〜?wと 思いながら見ていたんですけど…本当にそうだったのでビックリしました(笑) 1・2話は、一旦は遺族が遺体の引き取りを拒否するものの、 主人公の推測に基づく説得に絆されて、考えを改め、引き取る事を決意する… という人情強めの内容で、3話はその2話とは毛色が違います。 1・2話の路線がこのまま続くと、感動の押…

  • 新宿野戦病院 4話 感想|出産中に重大情報を投入

    おお…?ガチャガチャ感がない。今までで最も内容のまとまった回になっていましたね。 それは、前回途中で終わったマユ(伊東蒼)が家出するくだりや、 ヨウコ(小池栄子)が謎の外国人に首を絞められるラストの"続き"が 冒頭から描かれたのもあるけれども。 前回までヨウコはまごころ病院で救急患者の手術をしたり、マユと一対一で向き合ったり… 一方で、享(仲野太賀)は舞(橋本愛)に惹かれて「Not Alone」に出向いたり 美容クリニックで金儲けに走ったりと、違う目的で個別に動いていたのが、 今回では搬送されてきた心疾患の患者と妊娠した家出少女を救うという、 同じ意志を持ち、同じ方向に向かう姿が描かれた所が、…

  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 3話 感想|七実にとって今の人生は…

    「パパなんか死んでまえ」と言ってしまったあの日が頭から離れられず、 今も深い深い罪悪感から抜け出せずにいる七実(河合優実)。 何か口に出すと「前のママが消えてしまう前に何とかせんと」 「また昔みたいに戻れるよう頑張らな」という、焦りから来る言葉ばかり。 周りの人たちは、母に尽くす七実を「立派」「ほんまにええ子」と褒め称えるけれど、 本人はそう言われるたび、いつもどう返して良いのか複雑な表情を見せる。 彼女にとって"今の人生"は贖罪の人生であり、今度は母まで悲しませないようにと、 父との失った時間・幸せを他のものに代えてでも 必死に取り戻そうとして生きているのが伝わってきます。 親孝行自体は、親…

  • GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜 2話 感想|前回と違った雰囲気に困惑

    あれ?こんなにコミカルだったっけ?というのが第一の感想。 初回を見て、真面目で堅実な雰囲気とキャラクター描写が気に入って しばらく感想を書き続けてみようかと決めたのですが… 前回とあまりにも雰囲気が違い過ぎたために、 本作がどんな方向性で行くのかが分からなくなり、かなり困惑してしまいました。 海辺での手嶋(阿部亮平)と西本(川瀬莉子)のセクハラ云々とか、 場面が切り替わった途端、利根川(吉田鋼太郎)が土下座して 芹沢(柳美稀)に似顔絵作成をお願いするシーンとか、 所長・早瀬(高島礼子)と芹沢のやりとりとか、 科捜研が協力してくれたのを知らずに徹夜で似顔絵を完成させた武藤(半海一晃)に こちょこ…

  • 新宿野戦病院 3話 感想|書きたい事は伝わってくるんだけどな〜…

    前回よりも享(仲野太賀)が小ネタに埋もれる事なく、前に出るようになったものの… それでもどことなく話が散漫しているように感じるのは、 やっぱり、享とヨウコ(小池栄子)のW主人公が一番の原因になっているのかもしれませんね。 「不適切にもほどがある!」もそうでしたが、表向きはコメディながらも 社会風刺的なメッセージが込められた作風になっているんですよね、本作って。 内容を見ていると、ああ、宮藤さんには書きたい事・伝えたい事が たくさんあるんだろうなぁ…と思わされるのです。 例えば、今回だったら主に2つあり、 まずは、万引きした薬で再びオーバードーズしたマユ(伊東蒼)の元に 舞(橋本愛)が駆けつける…

  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 2話 感想|ママが生きたいって思えるようにしたい

    ヒュウィゴー!とかバキューンとか、病気や障がいなどを扱っている作品では 到底聞く事もないであろう効果音が聞こえてくるという…(笑) まさか、ただのモブキャラだと思っていた先生が物語にガッツリ絡んでくるとは。 七実と環(福地桃子)に頼られるようになってからは 服装も動きも分かりやすく変わったのと言い、 英語の補修エピソードはシュールの極みで、いちいちクスッと笑えました。 しかし、笑い所が押さえられた話ばかりでは、上記の設定を扱う意義が感じられない 軽〜いドラマになってしまうので、母と娘にとって「辛かったあの頃」は丁寧に描きます。 数年後にひとみ(坂井真紀)が軽やかに車椅子を動かす様子は前回で描か…

  • 南くんが恋人!? 1話 感想|月9が忘れかけているキラキラがここに

    南くんがちっちゃくなっちゃった!?というファンタジーな設定を除けば、 内容はいたって王道なピュアラブコメディ。 深夜ドラマでは見かけるジャンルですが、プライム帯で…っていうのは珍しい気がします。 月9が忘れかけているキラキラ!青春!夏!がここに詰まっているような…。 江ノ電や、海岸近くの白いタイルが敷き詰められた道を見ていたら ちょうど去年の夏に放送されていた「真夏のシンデレラ」を思い出して、 あのドラマも変に主人公を苦労人にする事なく、 視聴者が学生時代を純粋に懐かしめる作りだったらな〜とも思ってしまったのでした(笑) まぁ、それは置いといて… 王道な内容だった分、正直、いつちっちゃくなるの…

  • GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜 1話 感想|死人に口なし。でも小さな光を信じたい。

    初回から物凄い安定感。 登場人物の初期設定の紹介を重点的にするあまりに、間延びしたり、話が進まなかったり… 今期はそんな、拡大放送に囚われてしまっているように思えるドラマを多く見てきた分、 登場人物の抱える事情を適度に散りばめつつ、スムーズに本題に入った本作は それだけでも大分好印象でした。 安定感を感じたもう1つの理由としては…これも初期設定に関する事ですが、 「掃き溜めの部署」ならありがちな、元々、捜査一課長やSATなど 第一線で活躍してきた主人公が異動を命じられ、ファイルがいっぱい入った段ボールを 地下の新しい勤め先へと運んでいき、最初はそりが合わなくて… みたいな経緯をばっさりカットし…

  • 新宿野戦病院 2話 感想|鼻からサザンって(笑)

    「サザン?」 「鼻から?」 「『栞のテーマ』。名曲ですよね。」 「なんで鼻から?」 からの…「これがホントの鼻歌だ。」 あ〜…耳からブルータスのくだり、本当に可笑しかったなぁ。 少年・つとむ(戸井田竜空)が涙を流しているどアップのカットは、 鼻の奥にワイヤレスイヤホンが詰まって痛い事を表しているのはもちろんなんですけど、 「栞のテーマ」があまりにも良い曲だから思わず涙が流れてしまった…とも 捉えられてしまう所が面白ポイントでしたし(笑) 耳をすますと、ちょうど流れていた歌詞が「♪ね どうしてなのなぜに…」の部分で、 その後に「♪泣けるの」がかかると思うとね…そこもまたジワジワ笑えてくるんですよ…

  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 1話 感想|可哀想なのか、普通なのか。

    ※2024/7/9に再放送された回を視聴。 去年BSプレミアムで放送されていて、評判が良さそうだったので いつか総合でも見られたら良いな〜…と楽しみにしていた本作。 事前情報を入れていたのは、「ふてほど」より前に錦戸亮さんと河合優実さんが 共演されていた事くらいで、あとはどんな話になるのかも何も知らない状態で視聴しました。 だからか、家族を描きながらもちょっとシリアス寄りというか、 どこか切なさを感じさせる作品なのかと想像していた私からしたら、 登場人物もやりとりも劇伴も地味にシュールな作りだったのにはびっくりしちゃって(笑) でも、終盤になって話が一気に深刻な方向になって、シュールだけではな…

  • マウンテンドクター 1話 感想|ペーペー医者の成長物語かと思いきや…。

    テイストは違うとは言えこの枠でまた医療モノ、 そして前期に続いて「大自然×救助」を扱ったドラマをやるのか… この時期で杉野遥亮さん主演なら「ばらかもん season2」の方が見たかった… という事で、視聴にあまり気乗りしていなかった本作。 いざ視聴してみても事前に抱いていた印象は変わらずで、 普段着で登山する若者たちとか、登山が生きがいの宇田(螢雪次郎)とか、 「問題ないですし、大丈夫だとは思いますが」と宇田に言ってしまう歩(杉野遥亮)とか (↑まぁこれに関しては、個人病院でもないのにカルテで情報を共有しなかった 江森(大森南朋)にも落ち度はありますが…)、 ほ〜ら言わんこっちゃない!とツッコ…

  • ブラックペアン シーズン2 1話 感想|なかなかオペをしてくれない天才外科医

    長かったなぁ。ダラダラしてたなぁ…。 今期のドラマも既に何本か始まっており、そのほとんどが放送時間を拡大した影響で テンポが悪い仕上がりになってしまっていたんですが、 拡大放送がいかに内容の質を下げるかを、本作が証明していたと思います。 まぁ〜〜とにかく、中盤まで説明と初期設定の紹介のオンパレードで。 前作から6年という、ドラマ基準だとかなり長い月日が経っているので、 その間の変化を説明するのは百歩譲って致し方ないとは思うんですけど、 本作の場合はシーズン2なのに主人公が変更されているため、 彼が何者なのかの説明も必要になってくるんですよね。 お陰で、説明台詞ばっかりになり、話の進みが遅いとい…

  • ギークス〜警察署の変人たち〜 1話 感想|3人で事件解決する話なんだよね…?

    公式サイトによると、「井戸端会議で事件解決をスーパーアシスト!? 3人の女ギーク(=賢いオタク)の生き様を、キュートでコミカルに描く!」らしい本作。 なので、お仕事終わりで居酒屋に集まった3人が、 誰か1人が出した今日の事件の話題をきっかけにトークが白熱し。 証拠分析に長けた西条(松岡茉優)、心理分析に長けた吉良(田中みな実)、 地理に精通した基山(滝沢カレン)がそれぞれの得意分野を活かし、 勤務時間中で得た"気づき"も共有しながら、結果的に事件解決へと導いていく… そんな話になるのかな?と踏んでいたのですが、 初回を見た感想としては「思ってたのと違う」でした。 メインは3人との事ですが、これ…

  • 新宿野戦病院 1話 感想|やっぱり相性が悪いんじゃなかろうか…。

    本作を担当する演出家は、初回放送前の時点では 河毛俊作さん、澤田鎌作さん、清矢明子さんの3人。 メイン監督であろう河毛さんの直近の地上波の作品は「わたしたちの教科書(2007)」 「救命病棟24時(2009)」「GOLD(2010)」 「極悪がんぼ(2014)」「営業部長 吉良奈津子(2016)」で。 澤田さんの場合は「夏の恋は虹色に輝く(2010)」「セシルのもくろみ(2018)」 「監察医 朝顔(2019)」「ナイト・ドクター(2021)」「女神の教室(2023)」。 そして、清矢さんの場合はお二方より経歴は浅い方で、 全部で「ラジエーションハウスⅡ(2021)」「サロガシー(2021・S…

  • 海のはじまり 1話 感想|初回はホラーな印象が先行しちゃったけど…

    「silent」チームが再び集結し作られた、3作目となる本作。 その作品は2年前に放送されたもので、 2作目の「いちばんすきな花」は去年に放送されたから、 年に1回の短いスパンで新作が生まれている辺り、 意地悪な言い方ですが、フジテレビは話題性の高いオリジナル脚本が書ける生方美久さんを 手放したくないんだろうなぁ…と思っちゃいます。 正直、「あのチームが再び!」と宣伝するなら、せめて3年ぶりか5年ぶりか、 しばらく期間を空けた方が再集結の価値も高くなって、 その作品のファンである人々の喜びも倍増するんじゃないかとも思うんですよね。 それに、いつまで生方さんに「silent」のイメージを与え続け…

  • 2024年 夏ドラマ 視聴リスト&期待度

    こんにちは、りんころです! 毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。 6/30時点で発表されている冬ドラマを 「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」 「○内容次第では最後まで感想を書くかもしれないドラマ」 「△視聴はするが感想を書く可能性が低いドラマ(不定期で雑感集?)」 「×視聴する予定のないドラマ」 の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。 ※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝) そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかなり減るかもしれませんが、 よろしくお願いしますm(_ _)m ではでは…

  • 笑うマトリョーシカ 1話 感想|主人公がいろんな事に首突っ込みすぎ?

    本作の放送までに「視聴リスト&期待度」の投稿が間に合わなかったので先に書いておくと… 今期はとりあえず2〜3本(うち1作品は新作ではないですが…) 最後まで感想を書く事を目標にしていて、その中の候補作に本作を入れていました。 理由は、人間の隠された内面に迫るという部分をどう描写するのかに興味があったのと、 単純に「TBSドラマの金10枠×サスペンス」にハズレはない!と信じているからです。 ただ、1つだけ不安要素もあって。それは、脚本家がいずみ吉紘さんである事。 ここ数年間の作品を挙げるとすると、「仰げば尊し(2016)」「トドメの接吻(2018)」 「集団左遷!!(2019)」「アリバイ崩し承…

  • アンメット ある脳外科医の日記 11話(最終回) 感想|心を満たしてくれる存在

    「川内先生。わかりますか?」の三瓶(若葉竜也)の問いに対して ミヤビ(杉咲花)が返したのは「わかります。」という答え。 この「わかります。」の前にはもちろん意味は含まれているのだろうけど、 表面的に見てみれば、何に対して「わかった」なのかは分からないし、 仮にまだ記憶を失った状態だったとしても、 目覚めていきなり医者っぽい格好の人にそう聞かれたら 「はい」の調子で答えてしまうかもしれない。 でも…ミヤビは目を潤ませながら、鼻をひくひくさせながら、 声を震わせながら「わかります。」と伝えた。 きっとそれは、今目の前にいるのが大切な人で、 その大切な人を思い出せている自分が嬉しくて、 溢れる感情が…

  • 「虎に翼」今日の回(51話)を見て思うこと。

    「惚れてたんだろ?花岡に」 よね(土居志央梨)のこの言葉…視聴していた時は 轟(戸塚純貴)が花岡(岩田剛典)に恋心を抱いている事を指す 言葉だとは思っていなかったんですよね。 いや…「惚れた」にはびっくりしたけれども、 それだけで恋愛だと決めつけるのも安直なのかなぁというか。 その後で轟が「あいつがいなかったら、俺は弁護士を目指していなかった」 「明律大で共に学べると知った時は嬉しかった」 「あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた」と言っていたように、 轟にとって花岡は、同年代で身近にいるからこそ刺激をもらえる存在というか、 切磋琢磨しながら高め合える、生きる活力を与えてくれる存在というか……

  • Destiny 9話(最終回) 感想|「20年の時をかける」とうたった割には…(苦笑)

    がんが悪化して死にかけた経験をして以降、 ポエマーになり始めた真樹(亀梨和也)も真樹ですが… お父さんも随分ペラペラ喋るようになりましたねぇ(笑) で、相変わらず、相手の告白をすぐに信じてしまう奏(石原さとみ)。 野木が原因で英介(佐々木蔵之介)は自殺してしまったのに、 なんで彼に疑いの眼差しを向けないんだろう…と思うんですけど、 まぁ単純に、最終回でそこのイザコザを繰り広げていたら 時間がなくなるからって事なんでしょうね(苦笑) ただでさえ話が進まなかったから、野木による真相告白(という名の説明台詞過多)と 回想だらけの最終回になる事は予め分かっていましたが、 そこで"答え"を提示すれば良い…

  • 春ドラマの雑感いろいろ④〜火9・木9・もう1本後ほど〜

    こんばんは!りんころです。 今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。 ※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。 マイペースに続けるためにも、ざっくりとした内容になっておりますm(_ _)m ←テンプレ ・Destiny 8話 ・Believe 6話 これに追加で、今までコメントで言及せず感想を1話も書いていない 作品の雑感を後日上げる予定です。 本当は一緒に上げるつもりでしたが、まだ手をつけられない上に 「Destiny」が明日で最終回を迎えてしまうので…ひとまずこの2作品だけで。 ではでは… Destiny 8話(5/28放送分) 放送開始から17分…

  • 燕は戻ってこない 5話 感想|リキの暴走が止まらない!

    や、やばい……凄い…………w ダイキ(森崎ウィン)の子供を身籠ってしまうのでは?という予想を超えて、 展開がカオス過ぎて口が開きっぱなし。 戸次重幸さん、よくあの役を引き受けられたなぁ。 心を殺して挑まないと無理でしょう、あのシーンは…(笑) 日高(戸次重幸)の「あお〜〜ん」という獣のような喘ぎ声はかなりクレイジーでしたけど、 それがリキ(石橋静河)の「もうどうにでもなれ!」とでも言いそうな 若さゆえの暴走や衝動とリンクしていて目が離せませんでした。 でもね…最後まで見ていて、不思議とリキを怒れはしなかったんですよ。 いや、そりゃあ、依頼主の赤ちゃんを産む契約を結んでいるのに 他の男性とするの…

  • VRおじさんの初恋 32話(最終回) 感想|見て良かったなぁ…と思える作品でした。

    タイトルのインパクトにつられて、なんとなく公式サイトをクリックして、 VRゲームが毎日の生き甲斐だった中年のおじさんがその世界で初恋!?という 風変わりな設定に惹かれて見始めた本作。 NHKドラマの事だから、初恋だけでは終わらないんだろうなとは思っていましたが、 穂波(坂東彌十郎)に会いに行くようになって、穂波の娘・飛鳥(田中麗奈)や 孫・葵(柊木陽太)が出てきてから、どんな展開へと転んでいくのか俄然興味が増して。 最終回まで見終えた時には、寂しさを漂わせながらも爽やかさや希望が感じられて ほろりと泣けてしまう、素敵なドラマに仕上がっていました。 社会人になって、学校でも会社でもない第三の場所…

  • 燕は戻ってこない 4話 感想|誰にも幸せが訪れる気がしない…

    ダイキ(森崎ウィン)としている時のリキ(石橋静河)… 人の温もりを大事に大事に噛み締めているかのような表情を浮かべていたなぁ。 その後の笑顔も。初めて見ましたよ…リキのあんな心からの笑顔。 彼女が求めていたのは、自分を想ってくれている人からの愛情だったんですね。 サービスを通して出会ったという状況さえ除けば、2人とも恋人同士に見えましたしね。 でも、ダイキは確かに優しい人に見えたし、自身と重なる部分もあったから あの接し方だったんだろうというのは分かるんですけど、 彼はあくまでもその手の"プロ"だから… 心が弱っている時にかける言葉選びは得意なんじゃないかと あまり信用出来ない自分もいるのです…

  • 春ドラマの雑感いろいろ③〜火9・TBS火10・水10(予定)・夜ドラ〜

    こんばんは!りんころです。 今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。 ※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。 マイペースに続けるためにも、ざっくりとした内容になっておりますm(_ _)m ←テンプレ ・Destiny 6話 ・くるり 5話 ※5/7放送分 ・ブルーモーメント 3話 ※後日投稿予定 ・VRおじさんの初恋 24話 ※5/9放送分 うち2作品の雑感が、リアルタイムで見ている方からしたら 今更な時期での投稿になってしまっていますが、 書き残したい内容だったため、どうか温かい目で見ていただけると幸いです(汗) そして水10は時間が遅くなってしま…

  • ブルーモーメント 4話 感想|「こうしよう!」を優先しすぎちゃってない?

    ※文字数が意外と多くなったので、単独の記事として分ける事にいたしました。 なぜ私がこのドラマを微妙だと感じるのか。 それは、チームでは動いている割には、主人公以外はイマイチ仕事をしているように 見えないからとか(主人公すらも何の仕事をしているのかも分からないし…)、 過去話や立ち話ばっかりで災害救助ならではの緊迫感が感じられないからとか、 パソコン片手に現場で指示出来るんならトラックの必要性は?とか、 いろいろ理由はあるんですが…今回の内容を見て、根本的な理由が分かった気がします。 詳しく言えば、「ここでこの展開にしよう!」「この人にこんな台詞を言わせよう!」 「ここで感動シーンを作ろう!」な…

  • 燕は戻ってこない 3話 感想|生活が一変した理紀と、腹を括る悠子。

    悠子の友人・りりこ(中村優子)… 聞かれたら恥ずかしい事を大声で話すなんてデリカシーなさ過ぎる… で、自分の仕事を売るための戦略の一環なのかい…と 彼女の事を少し引いたような目で見ていたんですけど、 まさか、悠子(内田有紀)には刺さる出来事だったとはなぁ。 私とは真逆の捉え方で、今回、そこが一番興味深かったですね。 基(稲垣吾郎)が自分の遺伝子を残そうとしていたのも、 きっかけは悠子の「あなたの子供を産みたい」から来ていた事が分かる。 最初は代理母に産んでもらった子供を育てるのに抵抗感があった悠子が、りりこの話を聞いて 「人間の数だけ性も欲望もいろんな形があるのよね。 だったら生殖もそうでしょ…

  • 春ドラマの雑感いろいろ②〜月9・水10・金9(予定)・土10〜

    こんばんは!りんころです。 今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。 ※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。 ・366日 5話 ・ブルーモーメント 3話 ・イップス 5話 ※後日追加予定 ・街並み照らすヤツら 2話 ※先週の感想 前回は割と長文になってしまったので、マイペースに続けるためにも、 今回からもう少しざっくりとした感想にさせていただきますm(_ _)m 366日 5話(5/6放送分) いろいろ言いたい事はあるけれど、後回しにするとして(笑) 今回は珍しく(珍しく)、ここは良かったと思える部分があったかな。 それは…遥斗(眞栄田郷敦)にこっそ…

  • 燕は戻ってこない 2話 感想|将軍的発想の基が怖面白い…

    回想の多さがちょっと気になりましたね。 理紀(石橋静河)の実家帰省のエピソードに、草桶夫婦が一線を超えるエピソードに、 さらには、理紀が5年前に勤めていたコインランドリーで出会った日高(戸次重幸)と ラブホに行くエピソードから、男性とやった時のエピソードまで… ここまで「過去」が描かれるとは、思ってもみなかったです。 何度か書いていますが、過去の話に尺を多く取ると 現在進行形で進んでいる話の流れが遮られているような感じがして、 早く先の話が見たいと、もどかしい気持ちにさせられてしまうのです。 で…なんで私が「回想を盛り込む事」を好意的に捉えられないのか改めて考えてみたら… 登場人物の"物語"で…

  • 春ドラマの雑感いろいろ〜月9・火9・水10・木9・夜ドラ〜

    こんばんは!りんころです。 今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。 こうして並べると、何だか話が停滞気味なドラマが多いような…(笑) ※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。 ・366日 4話 ・Destiny 4話 ・ブルーモーメント 2話 ・Believe-君にかける橋- 2話 ・VRおじさんの初恋 16話 366日 4話(4/29放送分) すっかり群像劇になってしまっている本作。 なんかもう…遥斗(眞栄田郷敦)が全く関係なくなっているような。 彼は意識不明の状態だから、目覚めない限りは 明日香(広瀬アリス)との2人の物語を進められない。 その事…

  • 燕は戻ってこない 1話 感想|追い詰められている女性たちが縋るもの

    こ、怖面白かった…。 ストレートな怖さも、じわじわ襲ってくる怖さも、どちらも味わった初回でした。 後者のように感じた一因としては…本作で描かれる女性たちが、 ・家賃や生活費を払うのに精一杯で、派遣の雇い止めも間近に迫っているリキ(石橋静河) ・奨学金返済のために、風俗で働くテル(伊藤万理華) ・義母や夫から、子供を産むよう急かされている悠子(内田有紀) と、常に"何か"に追い詰められている所が共通点になっているんですよね。 そこから来る圧迫感が、見ている側の私も苦しい気持ちにさせられるというか… 後に恐怖に繋がったんだと思ってます。 そんな彼女たちとは反対に、男性はどこか自分本位の人物に描かれ…

  • 街並み照らすヤツら 1話 感想|応援する気持ちは変わらないけど…

    初っ端から、本作から脱線した話で失礼しますが… 私がドラマを見る上でのこだわりとしては、 「制作側の事情」と「ドラマの内容」はなるべく結びつけないようにしているんですね。 「制作側の事情」が具体的に何を指しているのかと言えば、 ・制作の裏側とは別に、ドラマでは収まりきらなかったエピソードを、 SNSでご本人自ら「実は犯人は〇〇で…」 「あのシーンでは伝わりづらかっただろうけど、実はこんな背景・設定があって…」 などと補足(ネットニュースも然り) ・年月を飛ばすにあたって、端折られてしまった部分を 「◯年前の真相」で1つの内容にまとめ、動画配信サービス限定の作品にする この2ケースが挙げられます…

  • ブルーモーメント 1話 感想|死者が0になるかどうかは来週次第。

    毒を吐くキャラは「正直不動産」の永瀬を彷彿とさせるし、 タイトルのネーミングや、ユニフォームを着てヘリコプターに乗る所は 「コード・ブルー」を彷彿とさせるし、 トラックが出てきてからは「TOKYO MER」を彷彿とさせるし…で、 いろんな作品を思い浮かべない方が無理がある初回(笑) 最初の作品はともかく、災害からの救助を描く物語である以上、 残りの2作品はどうしても…ですね。 ただ、それらとは差別化している箇所があるのも確かで。 唯一違うのは、天気予報士出身らしく、なぜ雪崩が起こるのかの解説映像を挿入している事、 主人公が救助する側ではなく、指示する側に回っている事が挙げられます。 ですが…初…

  • アンチヒーロー 2話 感想|異色の作品になる予感…♪

    緋山(岩田剛典)は無罪なのか?それとも有罪なのか? という謎を残して終わった前回からの今回で、 なぜ姫野検事(馬場徹)のDNA鑑定改ざん疑惑を重点的に描くんだろう… (緋山が罪を犯したのかどうかが気になるのに…)と疑問に思いながら見ていたのですが、 法廷のシーンで、またしても「お?」と引っかかる台詞が聞こえてきました。 長くなりますが、後で聞き直してでも書き留めておきたかった台詞だったので ここに書かせて下さい。 明墨「生活のため、家族のため、感情を押し殺すしかない。 こうだと決められている事には、中々反対しにくいものではないですか? 緋山さんがパワハラに声を上げなかったのも、 尾形さんが耳の…

  • 9ボーダー 1話 感想|金10の皮を被った火10だった。

    記憶喪失……また!? コウタロウ(松下洸平)が記憶喪失の設定だと分かった時、 一緒に見ていた母と「また!?」って笑っちゃいましたよw 月曜10時には、今日の出来事を明日には忘れてしまう記憶障がいの医者がいて、 火曜10時には、好きな人に指輪を渡す前に事故に遭い記憶障がいになったヒロインがいる。 もっと関連させるなら…月曜9時には、事故で意識不明の状態になってしまった彼氏がいて、 火曜9時も同じく、12年前に事故に遭って以降消息不明だった元彼がいて、 木曜10時には、何者かに襲われて5ヶ月も眠らされていた元記者がいる今期の春ドラマ。 ↑こうして箇条書きにすると、事故ばっかりで頭がおかしくなりそう(笑)

  • アンチヒーロー 1話 感想|日曜劇場の初回なのに1話完結じゃない!!

    良さげな感じだなぁと思いながら、最後までそれが途切れる事なく視聴。 やっぱり、面白いドラマは放送開始の5分間で決まるもんなんですね。 冒頭での、明墨(長谷川博己)が顔の見えない被疑者に語り続ける長台詞。 「過ちを犯してもやり直せる。日本はそんな優しい国とでもお思いですか? 例えば隣に殺人犯が引っ越してきたら? 『私、人を殺したんです』と言われて、そうですかと笑えますか?」 「法律というルールの中では許されても、 リアルな世界では、一度罪を犯した人間を許す気なんかないんです。」 他にも全部引用すると長くなるので一部抜粋にしましたが、 この後のスピード違反のくだりも含めて、 前半の段階では、理屈臭…

  • イップス 1話 感想|補い合う2人の関係性が良いねぇ。

    番宣で「犯人はトリンドル玲奈さんです!」と声高に言っていた通り(笑) 倒叙ミステリーの形式をとっている本作。 このジャンルで多くの方が思い出すのは…やっぱり「古畑任三郎」ですよねぇ。 私がその作品をガッツリ見たのは 一昨年のこの時期に再放送されていた「しばしのお別れ」くらいなんですが、 (見た事はあるなぁと思って調べてみたら、 「やんごとなき一族」の初回放送が延期した時に放送されてました) バラエティでの懐かしドラマ特集や夕方の再放送で何度もお見かけしていたので、 豪華なゲストを用意していて、手強い犯人との対峙シーンが特徴の 作品だという事は認識しています。 当時リアタイしていなかった私でも、…

  • Destiny 2話 感想|2話の時点で引き延ばしを感じるという…(汗)

    私の理解力が乏しいだけなのかもしれませんが… うーん、いろんな物事が絡み合い過ぎていて、もはや面倒臭いです(笑) 1,2話で整理すると、4つのエピソードが同時進行で描かれているんですよね。 ①20年前の奏の父・英介(佐々木蔵之介)の死の真相 ②12年前に真樹(亀梨和也)が失踪した理由 (+そのきっかけとなった彼とカオリ(田中みな実)の事故の真相) ③現在で展開されている、検事の奏(石原さとみ)が担当する案件 ④プライベートでの奏と貴志(安藤政信)の関係性 …これで合っているのかな。 ①と②に関しては、そもそも2つの謎を同時に扱う事自体欲張りで、 単体だけでもドラマとして成立出来そうなエピソード…

  • 95(キュウゴー) 1話 感想|「昔のこと」では片付けられない。

    今期の春ドラマの中で楽しみにしていた作品の1つ。 深夜帯のドラマなのに「テレビ東京開局60周年連続ドラマ」と銘打っていた事、 (テレビ東京で1時間枠なのはここ「ドラマプレミア23」と金曜8時しかないし、 後で調べたら、金曜8時の方でも同じような名前がつけられていたけど) 髙橋海人さん、中川大志さん、松本穂香さん、細田佳央太さんなど 全体的に知名度の高い、プライム帯の放送でもおかしくなさそうな役者さんを揃えている事から かなり力の入った作品になるかもしれない…と、視聴前から期待しておりました。 「開局60周年〜」でいつもより予算がしっかり押さえられているのか、 1995年の高校時代と、それから2…

  • Destiny 1話 感想|大学生…うん、大学生…。

    今後、事件を描写するにあたっての鍵となる初期設定を、 めちゃくちゃご丁寧に説明した…といった感じの初回。 現在のエピソードよりも、12年前の大学時代のエピソードが中心となったお話でした。 有名・人気俳優がそのまま学生役を演じ、長い時を遡る設定、 そして恋人が不幸に見舞われる展開は昨日のドラマと同じ。 本作はサスペンスの方に比重が置かれているから、方向性は徐々に変わってくるんでしょうけど、 正直、またか…とは思ってしまいました(汗) 主要キャストが大学生を演じる事については、 もう20半ば〜アラサーの役者さんが高校の制服を着られるよりかは まだ違和感ないのかなぁと思うんですけど、 それでも、ね……

  • からかい上手の高木さん 1話 感想|西片にはからかわれっぱなしでいて欲しいw

    常に先を読んでいて一枚上手の高木さん(月島琉衣)と、 彼女をいつかからかおうと試みつつ、まんまと騙されてしまう鈍感な 西片(黒川想矢)のやり取りで繰り広げられていく物語…らしい。 初回を見て、個人的には何となく、AKBの歌詞に出てきそうなキャラ設定だなぁ という感想が先に出てきました。 席が隣同士で距離が近づくかと思いきや、 いつも何を考えているのか分からないから掴み所がない… だからこそ、もっと彼女の気持ちを知りたくなって、 いつしか不思議と惹かれる存在に変わっていった…みたいな、 西片から見た高木さんの描写がそう感じさせたのかもしれません。 「からかい上手の高木さん」というタイトルや予告映…

  • 2024年 春ドラマ 視聴リスト&期待度

    こんにちは、りんころです! 毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました… っていうか、大分遅い投稿になってしまいました(汗) 4/3時点で発表されている冬ドラマを 「◉最後まで感想を書く可能性が高いドラマ」 「○内容次第では最後まで感想を書くかもしれないドラマ」 「△視聴はするが感想を書く可能性が低いドラマ(不定期で雑感集?)」 「×視聴する予定のないドラマ」 の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。 ※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝) そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかなり減るかもしれません…

  • GTOリバイバル 感想|やっぱり2時間じゃ足りないよな〜。

    「GTO」は…AKIRAさんバージョンは当時リアタイ済み。 (「うぇ〜い」って言いながらグータッチしていた記憶しかないけどw) 反町さんバージョンは再放送を何度かやってはいたものの、ほぼ見ていないに等しいです。 なので、登場人物に思い入れのない私は、まっさらな状態で視聴する事となりました。 感想を一言で言えば…まぁ、薄々分かっていましたが、 やっぱりあの内容を2時間で描くには足りなかったのかなぁと。 鬼塚(反町隆史)が臨時で担当する3年1組の生徒には、 父親と2人暮らしで、あまり良い関係ではなさそうなすずか(八木莉可子)に、 自己肯定感の低さと承認欲求からパパ活に手を出してしまう詩(小林桃子)…

  • 春になったら 11話(最終回) 感想|これからも笑顔を絶やさないための旅立ち

    いつも見慣れていた大きな鳥居のある通りで式を挙げる序盤から、もう涙が止まらない…。 瞳(奈緒)や雅彦(木梨憲武)が行き来する際に画面に映る鳥居が、 こんな住宅街に建ってるんだなぁ…それがまるで、神様が見守っていてくれているかのようで、 何かご縁が訪れてきそうで素敵だなぁと印象に残っていたんだけれども。 出産の様子を収めたあのDVDや瞳の名前の由来などで、雅彦が「忘れられない思い出」として 「瞳が産まれた時」をずっと大事に想い続けているように、 瞳にとってはあの通りが、長い間父と一緒に過ごしてきた思い出の"象徴"であり、 父に感謝の気持ちを伝えるためにどうしても必要な場所だったのだと想像したら、…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 9話 感想|ようやく訪れた雪解け。3話辺りで見たかった…

    自分のせいで家族を壊してしまった云々の話は5話で既に語られていて、 その時は、それは八つ当たりなんじゃないかと同情出来ずに終わったのですが… そう感じたのも多分、響(芦田愛菜)が音楽を辞める決定打となった部分が 描かれていなかったからなんでしょうね。 八つ当たりだという考えは完全に変わってはいないし、 5年間離れ離れで話す機会も謝る機会もなかったからとは言え、 あの不機嫌な態度は許されたもんではないと今でも思います。 でも、今回でやっと5年前の詳細が明かされた事で… 響に少しでも共感してしまう自分は確かにいました。 響みたいに、海外でも活躍する芸術一家や音楽家のもとで生まれてきてはいないのですが、 一応、芸術系の仕事に携わっている私からしたら、 当時の彼女の葛藤に心当たりがあったんですね。

  • グレイトギフト 8話 感想|本坊は最後までブレないなぁw

    なるほど、そう来たか…なラスト。 殺人球菌なのに簡単に培養出来ちゃったし、異動するつもりもないのなら これはもう黒幕(←「真犯人」はやはりピンと来ないのでこの表記w)は 奈良(小野花梨)で決まりだろうと誰もが思っていた中で、 麻帆(明日海りお)が候補者に名乗り出る展開はちょっと意外でした。 藤巻(反町隆史)は散々、妻や娘から「家族の事を何も分かってない」と言われてきて、 なんであんなにギスギスした関係性を描き続けるのかと少し疑問に感じていたのですが、 ラストを魅せるための下準備だったんですね。 仕事に熱心なあまり、家族に関心が持てなかった事がここで響いてくる。 妻の当時の勤務先を知らなかった(…

  • 正直不動産2 9話 感想|神木が1位にこだわり続ける理由が辛い…。

    他スケジュールとの兼ね合いもあるのかもしれませんが…ライバルとして登場して以降、 全体的に出番は少なかったですよね、神木(ディーン・フジオカ)って。 ふらっと登場してきたかと思えば、1位にこだわり続ける理由も明かされないまま 犯罪スレスレ(というか犯罪)行為を行ってきたり、タップダンスを披露したり。 それが視聴者の「なんでそこまでして1位を取りたがるの?」「なんで毎回タップダンス?」 といった彼への不気味さや得体の知れなさを増幅させ、 今度は、彼は一体何者なのか?という興味に繋がっていきました。 いつ過去が明かされるのだろうかと待ち望んで、ようやくその機会が訪れた今回。 前回の感想でも書いたよ…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 8話 感想|で、どうやって指揮者になれたのか…

    志帆(石田ゆり子)との離婚危機も 響(芦田愛菜)との関係性の修復も有耶無耶なままなのに、 なぜ8話というクライマックスに差し掛かるタイミングで俊平(西島秀俊)の過去話を?とか。 天音(當間あみ)と重ねて描きたいのであれば、 俊平が幼少期から続けてきた野球を辞めて音楽の道へと進んだ"きっかけ"よりかは、 高2から短期間でどうやって音楽を独学で学んだのか(音大はお金かかるし…)、 あれからシュナイダー先生(マンフレッド・W)の指導はあったのかといった "過程"をじっくり描いた方が、 「心の底からやりたいものに出会えた時、本気で打ち込めばその夢は叶う」例を 実現させてみせた彼女の成長も、母校での俊平…

  • グレイトギフト 7話 感想|真犯人と創造者はまた別だよね?

    まぁ……やっぱりおかしな話なんですよね。 前回の感想の一部をもう少し膨らませて書きますが、 白鳥(佐々木蔵之介)と郡司(津田健次郎)は殺人罪を犯していて、 本坊(筒井道隆)も郡司と一緒に、ギフトの特性を知っていながら密売をしている。 加えて、藤巻(反町隆史)と久留米(波瑠)は白鳥の指示のもとで 秘密裏(?)に培養を続けており、殺人幇助に値する訳で。 白鳥と関わっている人全員、やっている事は"真犯人"と同じだと思うんです。 だから、「真犯人編」と言われても全然ピンと来ませんし。 罪を既にいくつも犯しているのに、正義感を振りかざして 真相を追求する姿が描かれるのにも違和感。 前回で、協力してくれて…

  • 正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

    永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。 ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、 特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。 不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで 当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、 子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。 だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、 よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。 日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に 永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃ…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

    う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。 今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。 公式サイトのあらすじをチェックしてみたら サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、 どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが… 今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に ・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊) ・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性 ・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しよ…

  • グレイトギフト 6話 感想|でしょうね…という結末。

    神林の娘・琴葉(中島瑠菜)は難病を患っていて、 名医である白鳥(佐々木蔵之介)でないと手術は不可能。 その前提に加えて、今回は神林(尾上松也)の出番がやけに多かったから、 今までのどんでん返し展開から考えると、 ああ、これは藤巻(反町隆史)と連携するフリをして 最後に裏切るパターンだろうな…と思っていたら案の定でしたね。 鈍感な私でも、さすがに序盤の時点で先が読めちゃいました。 今回はあまりにも話が分かりやす過ぎて、面白味が減ってしまった感じです。 まぁ仮に、先が読めなかったとしても、 「殺しても構わないですか?」と聞かれて、そっくりそのまま「ええ、殺して下さい」なんて あの白鳥がボロを出す訳…

  • 正直不動産2 7話 感想|永瀬がかっこいい…に尽きる。

    シーズン2になってから花澤(倉科カナ)の立ち位置は変化を見せていて、 家を売るためならどんな汚い手段でも使う神木(ディーン・フジオカ)が登場してからは、 真面目にかつクレバーな仕事ぶりで 影で着実に実績を積み重ねていく人物として描かれるようになりました。 5話のラーメン屋のくだりで、カスタマーファーストをモットーにしている月下(福原遥)が 彼女に影響を受けていたのが、分かりやすい例だったかと思います。 それだけに、今回の花澤の描き方にはちょっとした違和感を覚えましたね。 あの彼女が、マッチングアプリで偽名を使いながらお客さんに接近し、 最悪免許取り消しの場合がある「契約の誘引」なんていう 犯罪…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 6話 感想|最後の演奏を前に、それぞれにあった想い

    家庭パートは減り、恋愛模様も控えめになり… 3話までの雰囲気がちょっとだけ戻ってきた感じですね。 ホールの天井を見つめながら持論を語る時の俊平(西島秀俊)の輝いた目を見て そうそうこれこれ!って思いましたし、 オーケストラでの演奏シーンはあまりにも久々で、ついまた涙してしまいました(笑) 「音楽の持つ力」「チームで1つの事を成し遂げる」所に 感動要素があるのはもちろんなんですけど、 やっぱりね…楽器のチラチラ反射する光にうっとりするみたいで。 なぜうっとりするのかは2話の感想で書いているのでここでは割愛しますが、 市長(淵上泰史)がコンサートを中断させるなどの嫌がらせ展開も入れず、 瑠李(新木…

  • グレイトギフト 5話 感想|郡司は病院を何だと思っているのか(笑)

    毎回誰かが退場して、1人や2人には必ずギフトの情報が漏れていて、 藤巻(反町隆史)はいつも誰かに翻弄されっぱなしで…そんな内容続きで、 正直、そろそろストーリーに変化が欲しいかなぁと思っていた所での今回の展開。 次回から始まるらしい「逆襲編」に向けて、アクセルを飛ばしていった感じでしょうか。 いや〜やっぱり本作って面白い!という感想に至る回でした。 世間の評判では、「反町さんにカッコ悪い役が似合わない」とか「脚本が〜」とか いろいろ否定的な意見もあるようですが、 個人的には割と楽しく見ているんですよね。冒頭であんな事書いておいて何ですが(笑) 何に惹かれるのかって…目の前の憎い人を簡単に消せる…

  • 正直不動産2 6話 感想|十影、実は苦労人だった。

    いや…どんだけ言葉足らずなんだ。あの説明じゃ分からんよ〜!(笑) 永瀬(山下智久)と同じく、見ながらツッコんでしまいました。心の中で。 まぁ…私も説明が下手くそな人間なので、説明するのが面倒臭くなると逃げてしまうとか、 伝えたい事が伝わりきっていなくてモヤモヤ…とか、 そんな十影(板垣瑞生)の立場も理解出来るんですけどね。 家賃を3ヶ月分滞納している劇団員・清川(美山加恋)が、何とか返済して住み続けるのか、 このまま実家に帰って生計を立て直すのか? そんな選択を迫られていた中で十影が提案したのは、 夢を諦めたくないのなら家賃がもう少し安い所に引っ越して、 無理のない生活を送ってみたらどうかとい…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 5話 感想|深刻なオーケストラ不足!!

    う〜〜〜〜ん……モヤる。 響(芦田愛菜)がなぜあそこまで父に冷淡な態度をとっていたのかは、分かった。 (↑めちゃくちゃ説明台詞だったのは気になりましたが…) けど、モヤる(笑) 個人的には、一般人には分からない怪我が原因で 音楽の道を諦めざるを得なくなったんじゃないかと勝手に予想していたので、 自分でハードルを上げて、父とは同じ土俵に立てないと思い込んでいたらしい響の苦しみは、 芸術家の両親の元で育ってきた二世ならではのリアルな描写だな…とは思うんです。 でも…それで5年間も確執があったとなると、なんかしっくり来ないと言いますか。 いや、自分でもつまらない事で家族を壊したと自覚しているから余計…

  • グレイトギフト 4話 感想|病院関係者がヤバい人ばかりな件。

    前からツッコミたかったんですけど… なんで藤巻(反町隆史)は、ラボに防犯カメラを設置しないんでしょうか(笑) いやね、鍵をかけるよりも安全だと思うんですよ。 いつ誰が入ったかの記録にもなるし、ギフトを盗もうとする犯人の特定も早まって、 次の事件を未然に防ぐ可能性も高まるし。 以前にも白鳥(佐々木蔵之介)に勝手に持ち出されていたケースがあったから、 その発想にならないのがなおさら不思議なんですよねぇ。 本坊(筒井道隆)だって、盗聴器をこっそり仕掛けられているのに。 予想を外したり、大声で情報を言いふらしたり、すぐ弱みを握られたりする 迂闊な性格だからなのかしら…って、もうこの話は終わりにするとし…

  • 正直不動産2 5話 感想|善意でやった先には落とし穴が…

    冒頭で描かれた永瀬(山下智久)の中学時代。 リレー選手に選ばれ、男子生徒から「終わったわ…」などと 悪口を浴びせられる梅村(市川由依)を全力で庇う永瀬の姿は、頼もしかったですねぇ。 昔は結構正直に物を言う所もあったんですね。 そんな彼が祟りにあって、嘘がつけない体質になってしまうのも きっと運命だったのかもしれない…そう思わされる回想でした。 今回はその助けられた相手である梅村が、旦那の直(味方良介)と一緒に お客さんとして登坂不動産にやってくるんですが、 当時から密かに好意を寄せていたんでしょう。 物件探しも内見も、彼女のためにといつも以上に頑張った結果、 直が神木(ディーン・フジオカ)から…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 4話 感想|ここに来て恋愛のゴタゴタが(汗)

    1話ごとの内容とリンクさせるように、毎回違ったクラシック音楽を紹介・演奏する 形式をとっているのが特徴的でもある本作。 今回は…ロッシーニ作曲の「セビリアの理髪師」。 その曲は、勘違いと計算、純粋さとしたたかさが入り交じった 大人たちが織りなす恋の喜劇を表現しているんだそうで、 内容もそれに合わせて、志帆(石田ゆり子)に雷に打たれたような一目惚れをし、 噂がすぐガセだと分かってショックを覚える古谷(玉山鉄二)の姿だったり、 自分が間男だとバレないための攻防戦を演奏本番で繰り広げていたり、 指揮棒を振っている最中に目をかっ開く俊平(西島秀俊)の表情だったり。 いつにも増してかなり混沌とした出来に…

  • グレイトギフト 3話 感想|白鳥と郡司がいる以上は…

    おお、今回はコメディ色が激減して、シンプルにまとまってたな… というのが見終えての第一の感想。 それでもって、モノローグの量も、主人公が翻弄されていく構図も前回と変わらない。 なんでそう感じたのかの理由を明確にしたくて、TVerで2話と3話を見比べてみましたが、 前回は複数の登場人物を"犯人候補者"に見立てていて、 サブエピソードを箇条書きのごとく盛り込んでいたからなのだと今更ながらに気づきました。 誰かに疑われたり詰め寄られたりしている際の 藤巻(反町隆史)のオドオドしたリアクションに引っ張られていたので、 先週は内容に関して何の疑問も持たなかったんですけど、 冷静に見返してみると、結構情報…

  • 正直不動産2 4話 感想|1UPした十影。藤森の今後は大丈夫?

    いつもより、えらい人情に傾いたお話でしたね。 でも…シーズン1から見ていると、 本作は基本的に、ライバル不動産との売り上げ対決ではなく、 不動産業界の実態に切り込むリアルさや、お客さんへの営業を通しての 永瀬(山下智久)や月下(福原遥)の成長物語がメインの作品ではあるので。 今回のような人情味に溢れた回があったって良いと思ってます。 シーズン2から見始めた視聴者にとっては、本作がどんな作風なのかが掴めて 物語により入り込みやすくなったでしょうし。 十影(板垣瑞生)回ではありつつも、今回も 自分が過去に嘘をついてきた人間だと明かした上で、お客さんの立場も 管理人の立場もどっちも尊重しながら真っ直…

  • 春になったら 3話 感想|ドンマイドンマイ…どころではなくなった結婚話

    俳優・木梨憲武さん、本っ当に良いな……とつくづく感じた回。 ご本人は俳優業にも力を入れる事をあまり重視されていなかったのか 出演本数は少ないんですが、勿体ないと勝手に思うと同時に、 もっと早くから木梨さんの演技をお見かけしたかったと思ってしまったのでした。 印象的だった所は2つあって、 まず1つ目は、雅彦(木梨憲武)の「死ぬまでにやりたい事リスト」の1つを 叶えるべく行った遊園地で、瞳(奈緒)の作ってくれたお弁当を食べるシーン。 瞳に「どう?お父さん」と聞かれて、 少し間を空けて、瞳にチラッと視線をやり「うん…美味しい」と返してからもう一回、 何度も頷きながら「美味しい」と言って二口目を頬張る…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 3話 感想|俊平も家族も楽団も、一歩前進。

    初回こそ、前半部分は某作品が過って集中しづらかったし、 前回は新メンバー追加の話で、少し重ねて見てしまう部分もあったけれど。 今回で、それとは別作品である事が確信出来る内容に仕上がっていたと思います。 個人的には、うたカフェ店主・二朗(西田敏行)の存在が大きいと言いますか。 西田敏行さんの滲み出る雰囲気や人柄あってこそのあの役ではあるんですが、 第一線で活躍してきた俊平(西島秀俊)や まだまだ伸び代のある若手団員の間を取り持つバランサーとして、 役割を明確にさせているんですよね。 本作に出てくる登場人物は基本的に、壁にぶつかったり、軋轢が生じたりなどで トゲトゲした気持ちを抱えながら生きる者た…

  • 不適切にもほどがある! 1話 感想|薄くてツルッとしたものに惹かれて、令和の世界へ。

    地上波連続ドラマだと、「俺の家の話」以来約3年ぶりとなるクドカン脚本。 小さな頃からテレビっ子で、テレビドラマ好きの立場からしたら、 大手脚本家の新作が発表されてももう有料サービスに流れていってしまうのかな…と 寂しい想いをしていたので、またこうして地上波で見られる事はとても嬉しいです。 やっぱり、まだまだ大手の方の脚本力が必要だと、ここ最近のドラマを見ていて思うので。 でも…個人的な好みで言うと意見が変わってきて、 宮藤さんの描かれる世界観が極めて独特であるが故に 初回で心を掴まれるケースは少なく、自分が面白いと感じられるまでに時間のかかる 脚本家だという認識でいるんですね。 「流星の絆」「…

  • グレイトギフト 2話 感想|オドオド藤巻からの…い、伊集院ーー!!

    いやぁ…この内容で原作なしなの、本当に恐ろしい。 私としては、視聴中ずっと口角が上がりっぱなしになるくらい面白く見ているんですけど… 何だか、面白さの意味合いが前回とは変わってきましたね。 コメディ色が強くなったような気がします(笑) その原因を作っているのは、間違いなく藤巻(反町隆史)のモノローグの 圧倒的な多さでしょう。 個人的には、モノローグを通して何でもかんでも台詞に起こすドラマは 普段はあんまり好みではないんですが、 前回の感想でも書いた通り、近年では社長や弁護士などを演じられてきて クールで敏腕なイメージがついていた反町さんが、 本作では内心ビクビクしている役を…っていうギャップが…

  • 春になったら 2話 感想|最期が迫っているからこそ、語り合える2人

    「この親にしてこの子あり」ということわざが 相応し過ぎる2人だな…と思いながら見た回でした。 前回で、数ヶ月前にがんだと診断されても娘に報告せず、 治療を受けない事を独断で決めていた雅彦(木梨憲武)に対して 「私のために治療受けてよ!バカ!」なんて瞳(奈緒)も怒ってはいたんだけれども、 瞳も瞳で、お父さんに似て一方的に話を進める所があるんですよねぇ。 …本人は自覚していないんでしょうけど。 結婚の話をどんどん進めてしまえば、お父さんにも生きる理由が出来て 治療を決心してくれるかもしれない!と思いついてからの医者にかけるマシンガントーク。 結婚式の打ち合わせでも1人で勢い良く提案して、 一馬(濱…

  • さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 2話 感想|ツンケンしつつも、気持ちが揺らぎ始めている響…

    「お互いの音を聞き合って、イメージを伝えて、音と音で会話していく」 「一緒に奏でる人とイメージを分かち合えた時、魔法のような時間が生まれます。 ああ…生きてるなぁって、感じる時間です。」 指揮者志望の天音(當間あみ)から、指揮者をやっていて一番楽しい事は何かと 質問された時の俊平(西島秀俊)の答え。 これ聞いて、だからかぁ…って納得しちゃいましたよ。 そりゃあ、指揮をしている際にあんなに幸せそうな表情を浮かべる訳だと。 この質問をしているのが楽器演奏者ではなく、指揮者志望っていう所も良くて。 主人公と同じ道を目指そうとしている ある意味一番近い立場にいる人物が物語に加わる事で、 俊平の音楽に対…

  • グレイトギフト 1話 感想|じわじわミステリー。これは結末が気になる〜!

    テレ朝のこの枠なのに、劇伴が渋かっこいい…… 初回を見ていて一番惹かれたのはそこでしたね。 流れ過ぎだとか、音量がデカいとかっていう呟きも見かけましたし、 確かにずっと流れているな〜と思わなくもなかったんですけど、 演出も含めて、木9枠特有の硬派でギラついた雰囲気に若干の苦手意識がある私からしたら 大人びたサックス調の劇伴が聞こえてくる事が新鮮で、 その意外性で最後まで興味深く見られちゃいました。 後で調べてみたら、得田真裕さんが手がけられているとの事で。 この劇伴良いなぁと思って調べると大体が得田さんの音楽なので、 もう好みなんでしょうね(笑) 演出も劇伴に合わせてか、所々遊び心もありながら…

  • 婚活1000本ノック 1話 感想|モノローグの多用を面白い!と受け取れるかどうか。

    裏が微妙だったのもあり、元々見る予定のなかった本作の初回を視聴。 こっちの方で少し可能性が感じられれば…と思ったんですけど、 まぁそうなるよね…と言いたくなるような出来でしたね(汗) 先日の「春になったら」の感想では、放送開始3分でこの作品が 良さげかどうかが決まる旨の文を書いていたんですが、本作は逆で。 開始早々、海岸で行われる寸劇のドタバタ具合で 「あ、これはアカンかもしれない」と感じ、 最後までそれが覆らないまま見終える事となってしまいました。 原作通りだと指摘されればそれまでなんですが… 何と言っても、主人公のモノローグと台詞を多用し過ぎなんですよね。 こういった演出で成功するのって、…

  • 正直不動産2 2話 感想|神木、早くも化けの皮が…?

    へぇ…ミネルヴァ不動産の同僚である花澤(倉科カナ)から、 神木(ディーン・フジオカ)の過去の不正を暴かれる展開がもう来るとは! 前半辺りは、神木のクレバーっぷりをとことん見せて、 永瀬(山下智久)ら登坂不動産にとって 彼がいかに脅かしい存在であり強固なライバルであるかを 重点的に描くんだろうなぁと思っていたので、 2話にして仲間から裏切られる姿を見る事になるなんて、ちょっと意外でした。 花澤だけでなく、ミネルヴァ不動産の面々からも信頼は寄せられていないようですし、 会って間もない榎本(泉里香)にも大嘘つきだと見抜かれている。 紳士的で端正な佇まいとは裏腹に、 早々に化けの皮が剥がれかけていると…

  • 春になったら 1話 感想|日常ってそういうもんだ…と思わせてくれるお話。

    奈緒さんと木梨憲武さんのW主演。 キャストが発表されてから、どんな化学反応が生まれるのかと 楽しみに待っていた作品がようやく始まりました。 やっぱり、「あ、これは良さげかも」と思わせてくれる作品って、 開始3分で決まってくるもんなんだなぁ…と、本作を見ながら実感しましたね。 というのも、説明台詞を加えなくとも、瞳(奈緒)が産まれた時のホームビデオや お正月での父・雅彦(木梨憲武)との会話のやり取りを見ただけで、 その人がどんな人で、日頃からどんな暮らしをしていて、どんな家庭環境にあるのかが すんなりと理解出来たのです。 例えば前者の場合だと、母(妻)を撮っていて雅彦は声のみのビデオになっている…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、りんころさんをフォローしませんか?

ハンドル名
りんころさん
ブログタイトル
りんころのひとりごと。
フォロー
りんころのひとりごと。

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用