今日の翠は日勤、ナースステーションで雑用に追われている。すると背後から「はーーい、み・ど・りーーー」と声がする。そっかあ、今日は新入りの看護師が来るんだったな。振り返ると、黒い顔をしたスレンダーな新入りが立っている。「新人のエマでーすーー。よ・ろーしーく・お願いします・・・」翠「あらなんでわたしの名前を知ってんだ!」。エマ「婦長さんから、みどりさんを、たーずーねーなさいと言われました」。翠「どこからきたの?」エマ「ハーワーイ。日本の看護学校にはいるときに日本語を勉強した。」翠「なんかナイスバディだな・・・。スポーツしているの?」。エマ「ボディビル!」。翠「力、あるんだ!」。エマ「ジジババは任せとき!」。翠「なんでこんな地方都市の病院に来たんだよ?」。エマ「旦那の仕事の都合」。翠「オッ、若くても旦那がいるん...ドローイング932.小説:小樽の翠841.看護師エマ