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  • 今月の観劇

    中1娘と、サブスクによる、月に1度の観劇へ行った。 劇場も演目も、サブスク運営側が勝手に決めてくれるので、私達はそれに素直に従うのみ。 このルーティンも、半年くらい経ったか。 劇場は、いつもお江戸中心部なので、娘と2人電車に乗って、だいぶ揺られて行くのにも慣れた。 最初のうち娘は、電車内で1言も話さず、身体を固くしてうつむいていた。 せっかくお江戸に着いても、どこにも寄らず、劇場から自宅へ直帰。 自宅最寄り駅に戻り、ようやくに、固くなった身体と表情がやわらぐといった具合。 観劇の感想を尋ねても、いつも 「何となく・・内容は分かった」 との返事。 「観劇は、ムリして行かなくていいんだよ」 と、何…

  • 思春期宣言男子

    最近の小5息子曰く 「オレ、今、思春期なんだよね」 鼻をうごめかせて本人が言うのだから、間違いないのだろう。 ただ、自ら宣言をするのは、あまり聞いたことがないが。 ここで茶化したり、笑っては、思春期はへそを曲げるので、ぐっと笑いをこらえる。 さて、その息子が通うフリースクールで、生徒と保護者、スタッフによるお茶会があった。 フリースクールが休みの日曜日の開催であったが、フリースクール大好きな息子は、もちろん出席。 私も行きたいと思った。 「私も、お茶会に行きたいなぁ」 そう言ったら、思春期真っ最中は明らかにイヤな顔をしたので 「じゃ、行かな~~い」 と、思春期OGは、早々に白旗をあげた。 どう…

  • 15才の意義

    私が、夕方に帰宅すると、すぐに15才息子が、近づいてきて言った。 「オレ、アルバイトをしたいと思って、昨夜、調べたんだ」 小6から不登校で、中学校は場所すら知らぬまま、この3月に卒業した彼である。 数ヶ月に1度、美容院で髪を切る以外、外には出ない彼である。 何年も、昼夜逆転生活の彼である。 起きているときは、居間で、アニメやゲームしかみていない彼である。 そして、彼の言葉は続く。 「配達の仕事なら、オレできそうな気がするんだけど、車も原付の免許も15才じゃ、まだ取れない」 「今から、原付の試験がすぐに通るように、標識の勉強をしようかな」 現実を知らぬ、絵空事のようだと思った。 アルバイトより、…

  • 1人呑み

    私は『1人の時間が必要な人間である』ということは、随分前から知っていた。 子ども3人を授かり、その3人が揃って不登校になり、1人の時間はなかなか取れなかった。 しかし、今や子どもらは、1人でフリースクールに通い、留守番もでき、己の食事を作れるようになり。 私が、子どもにしてやれることは、心身の健康維持と、ごくたまに法律の遵守を教えるくらいだ。 やることがなくなって羽を伸ばし始めた私は、外で、1人呑みをしている最中である。 確か、3週間前もした。 3週間前は、近所だが初めての居酒屋に開店と同時に入り、カウンターの隅へ。 そのうち、幼稚園くらいの子どもを1人連れた女性が、私の席1つ空けた隣に。 『…

  • 夏祭り

    住んでいる団地の夏祭りが、少し前にあった。 私は、夏祭りの係。 中1娘も私と一緒に手伝ってくれた。 私は、会場案内係。 娘は、かき氷の係。 今も時々そうだが、私にピタリとくっつき『母子分離不安』と言われた娘が、少しずつ、こうやって私から離れるようになった。 娘以外のかき氷係の3人は、私と同じように、祭りの係の方。 だが、娘にとっては、その日初めて会う、中年女性に囲まれての、かき氷係。 そんな中、娘は私に頼ることもなく、かき氷の受付をしっかり最後まで、やりとげた。 また、祭りには、無関心だった15才と10才の息子2人も 「お母さんが係なら、祭りの食べ物が無料だから」 「まっ、暇だったし」 という…

  • CJ、トットちゃんを読む

    私がお願いして始まった、お隣の外国人の奥様とのマンツーマン英語教室も、早いもので4ヶ月ほど経った。 お隣さんは、ご夫婦で外国籍の方。 ご主人は日本語が堪能だが、奥様は日本語はまったく。 『外国語を習うのに、先生が日本語が話せない方が上達する』 なんてことを、どこからか聞いていたので、これ幸いと、奥様の方にお願いをした。 だが話は、そう上手くはいかない。 なんたって、未だ私の英語レベルは、開始前と同じ低空飛行のまま。 教えてもらう単語や、文章などは、華麗に右から左へ流れ、我が脳にとどまることをしらず。 老化のせいにしたいが、それにしても…だ。 英会話教室は、特に教科書というものはない。 奥様との…

  • 中1娘、はからずもダイエット中

    『食べることが大好き』 『気になった食べ物は、どうしても食べてみたい』 『自分の食べ物が、人に食べられることが、この世で最も許せない』 というほど、食に対して貪欲??な、中1娘が、この数ヶ月で、宗旨替えをしたよう。 起きている間は、何かしら口に入っていた彼女が、食事以外、口に物を入れていない。 買い物から帰宅した私に、お菓子の土産がないと膨れていた彼女が、何もいわない。 外出すると、何処かで食べるのが、土産を買って帰るのがマストだと、口を尖らせた彼女が、寄り道せず帰宅がマストだと言う。 そうなると、どうなるかといえば、彼女は痩せた。 「強固な、ダイエットの意思がある訳じゃない」 と、彼女は言う…

  • 禁断領域解放す

    午後10時、15才息子が、突然、断捨離を始めた。 大がかりなものではなく、本棚の1角のこと。 その1角は、彼が小学5年2学期に転校して、5年生が終わって 「学校にはもう行けない」 と宣言するまでの半年間使った、教科書やノートが乱雑に、4年もの間、放っておかれていた。 子ども部屋も、子ども用勉強机もない我が家。 居間の食事用机が、子ども3人の共通の机で、居間にある本棚の1角を、子ども各々の教科書やノートを置いていた。 不登校になって以来4年、ホコリをかぶり、縦横斜めに乱雑に置かれたノート、ファイルたちを開き 「おっ、懐かしいなぁ」 「オレ、こんなこと書いてたのかぁ」 などと言いながら、禁断の領域…

  • 末っ子反抗期

    数日前から、小5息子が、1日中、機嫌が悪い。 私の顔をみると 「はっ?うるせぇ」 「なんだよ!あっち行け!」 とうとう、思春期特有の反抗期が到来したのか? 我が家は、子どもが3人いるが、15才息子と中1娘は、今のところ、こういう反抗期が来ていない。 初めてが、小5末っ子とは予想外。 しかしながら、考えてみると、彼のこのような振る舞いは、今に始まったことではない。 幼稚園時代は、幼稚園バスから降りて、癇癪を起こして持っていた荷物を道に放り投げる。 それで終わらず、履いていた靴、靴下、幼稚園の制服、帽子を脱いでは投げ、脱いでは投げ。 最後は、人通りの多い道の真ん中で大の字なって泣く彼を、端に移動さ…

  • 電話のかけ方と受話器の話

    先日、母と中1娘と一緒に、入院中の父の面会へ行った。 行きの車内で、母が 「お父さんが、携帯の使い方がわからないようで、お父さんからメールが、朝方や夜中に届くのよ」 と。 メールの通知音を消音にすればよいのではと、アドバイスしたが、母曰く、通知音は必要なのだと。 確かに、父は入院以来、認知機能の衰えが、格段に進んでいる。 父の携帯は、スマホではない古い機種のうえに、購入当時 「操作の簡単な携帯だと!?オレは、そこまで年寄りではない!!」 と言って、普通のものにした。 送られてくるメールは、病院のスタッフの方が、その日のリハビリ状況などの文面を打ってくれて、送信ボタンだけを、父に任せたよう。 入…

  • 温故知新

    小5息子が、最近、通信ゲームをするようになった。 相手は、月に1度の、子供同伴OKの不登校保護者のランチ会で、いつも会う不登校の子。 だが、息子は相手の子を 「あの子とは気が合わないんだ」 と言って、ランチ会で会っても、長いこと挨拶すら交わさずだった。 だが、そのうち少しずつ話をするようになり、気付くと隣同士に座りキャーキャーワーワー。 そんな関係の2人が、少し前に、ようやくお互いにライン交換をした。 そうして、家に帰ってから連絡をとり、お互いの自宅から、同じゲームで遊ぶように。 ゲームの詳細は分からないが、相手の子の声が、こちらにも聞こえてくる。 先日は、ゲーム上で、かくれんぼをしているよう…

  • ケンカの終わり方

    小5弟と、15才兄のケンカが、1時間以上も続いた。 きっかけは、中1妹が持っていた手作りのキット。 そのキット、作業が細か過ぎると、中1妹がギブアップして放り出したものを、15才兄が 「オレ、暇だから作ってみようかな」 と引き継いだ。 しかし、引き継いだはいいものの、すぐに 「部品が足りない」 「難しい」 と文句を言い出し、イライラ。 そのうち、傍にいた、小5弟が、そんな兄につっかかりだした。 それも、昔のケンカのことを引っ張り出し、これまでの兄の言動の、あれが気に入らない、これが癇に障ったと。 彼らのケンカの理由は、たいてい、こんな感じで弟がゴングを鳴らし、目の前の問題そっちのけで、過去の言…

  • ランドセルは、もう眩しくない

    最近、ボランティアで、子どもの見守りのようなものを始めた。 廃校舎で、週に1度、小学生を預かるというもの。 もともと、毎月開かれる、不登校児の保護者対象のランチ会の主催者が、ずいぶん前から1人でしていた。 その手伝いだ。 彼女は、前任者から、この見守りボランティア引き継いだものの、自分以外に手伝ってくれる人がなかなか集まらず。 かといって楽しみに来る子どもに 「来ないで」 とも言えないから、具合が悪くても、毎週1人で開けているという。 彼女は、見守り中、別に何をするわけでもない。 子どもたちに請われれば、一緒にゲームをしたり、お喋りをしたり。 それでも、見守る目が、自分1人なのが不安なのだと言…

  • ケーキを買ってお家に帰ろう

    まだ、小5息子が、私の実家にいたときの話。 その日は、以前から息子が大好きな、戦隊モノの映画を、2人で観に行く日。 息子の本拠地は変わったものの、父の病院へ面会に行くのに、母も一緒だったので、母の送迎時、ちょくちょく息子とは顔は会わせていた。 それでも、久しぶりの息子と2人の時間。 前日から、何となくウキウキしている自分がいる。 いつも通り、息子の好きな音楽を車内にかけて映画館へ向かい、息子が飲み物を買って、チケットを入り口で見せて、中へ。 そしていつも通り、となりの席の息子に 「映画、終わったよ」 と肩を叩かれ、私は、失神から意識を取り戻した。 「お昼ごはん、どこかで食べる?」 と、息子に尋…

  • 寝GW

    連休前日、私自身、朝から体調が、いまいち良くはないなと思った。 しかし、その日は父の入院先で、今後の父のことを、スタッフの方々と決める面談日。 父は、3月に骨折をして運び込まれた病院から、リハビリ病院へ少し前に移った。 最初の病院は、車で1時間弱だったが、転院先はさらに遠くなった。 これは、私に 「運転技術をさらに磨け!」 と、神が仰っているにちがいない!!…知らんけど。 なんてことは、実は本題ではなく、冒頭の体調不良は、時間が経過するうち、みるみる体調不良っぷりがハンパねぇ!となり。 これは頑張ってもロクなことにはならないと、過去の実体験から感じとる。 よって、その日のスケジュールを全キャン…

  • 小5息子、ばぁば宅へ行く

    少し前のこと 「オレ、ばぁばの家に行こうかな!」 そう言い出した、小5末っ子。 『ばぁばの家』 とは、車で30分ほどの私の実家。 ちなみに、只今は入院中だが、じぃじもいる『ばぁばの家』 彼のこの宣言は、昨年から何度となくあった。 その度に 「ばぁばに連絡して、いいよって言われたら、行っていいよ~」 と返したが、実行されることはなく。 これは 「行かないで!」 「寂しいよ!」 を、私に言って欲しいのかと、探りをいれたが、そうではないよう。 この行く行く詐欺?宣言が、今回は早々に、自ら連絡を入れ、瞬く間に、行くことに決まった。 それも、帰宅日未定と言う。 その後、大きなリュックに洋服などを、いそい…

  • JCとCJの非日常

    少し前に、会費を払うと、毎月運営側から適当な劇のチケットが送られてくるというものに、入会してみた。 幾分、普通にチケットを買うよりも、お得。 このサブスクに手を出した理由は2つ。 1つは、不登校だけど、外出は好き、だけど1人ではイヤな中1娘のため。 もう1つは、生粋の出不精&グータラの私が、人生初、自ら何故か急に掲げてみちゃった今年の目標 『行動範囲を広げる』 を満たすため。 特段、私も娘も劇に興味があったわけではない。 なので、運営側(AIなのかな?)が選んでくれたものを、毎度、素直に観に行くことにしている。 他人の選ぶものって、自分の選択肢にはないものがある。 『何だ、これ??』 を嫌がる…

  • 図太い母娘

    3月末、突然 「私、中学校には行ってみようかな」 登校宣言をした、中1娘。 reysolharukei.hatenablog.com あれから、2週間超。 彼女は、今までのスタイルを、登校しないスタイルの維持を決めた。 おそらくだが、中学校の制服やらを、急遽買いに行った時点が、彼女の登校の意欲のピーク・・いや、買いに行ったことで意欲がなくなった・・と、私は見ている。 制服をあれこれ試着したり、採寸されたりしていた彼女の表情は、本当に暗かったから。 試着する彼女のそばで、それを分かっていながら 「制服買うのは、やめようか」 と言えなかった私は、やはり浮かれていたのだろう。 娘に、春から、新しい居…

  • 困った2人、サッカー観戦へ行く

    夫と2人で、柏レイソルの試合観戦に行った。 行き先は、相手の東京ヴェルディの本拠地、調布。 ここは、子どもが生まれる前に1~2度行ったか??とにかく久しぶりの場所。 夫との観戦も、昨年末以来。 当日は、寒くも暑くもなく、風もほとんどない快晴の、観戦日和。 観戦席は、毎回夫に任せているのだが、今回は応援団の一団の中の席。 前後左右、試合前の選手のウォーミングアップ時から、皆が大声で飛び跳ねて応援するほどの熱量。 なるほど、今回は声を出して、ストレス発散にも、もってこいというわけだ。 試合は、終始押されている中先制され、後半にやっと追いついたが、反撃もそこまで。 1-1の引き分け。 90分立って、…

  • お手伝い成長記録

    reysolharukei.hatenablog.com 今年の2月から、月に1度食堂を開くそこへ、中1娘と一緒にお手伝いに行く。 これで3度目。 お手伝い内容は、食堂が終わるころに、洗い物をしたり片づけをすること。 ちょっと慣れてきた。 相変わらず、スタッフの人からは大歓迎を受ける。 嬉しい。 娘も、このお手伝いに行くことが楽しい様子。 お手伝い先では、食堂もしているが、庭先に不用品が置いてあり、自由に持ち帰ることができる。 その庭先を片付けていると、娘は1つの小ぶりのカバンを見つけた。 「これ、持って行ってもいいのかな?」 と私に尋ねてきたが、私も、まだ、ここの勝手がわからない。 「スタッ…

  • 息子の買い物

    中学の場所さえ知らずに卒業をした息子は、進学も就職もせず。 晴れて?世間でいうところの 『ニート』 尾崎豊氏でいうところの 『支配からの卒業』 と、あいなった。 その彼が 「買い物行ってこようかな」 と、小遣いをもって、久しぶりに外へ出て行った。 今年に入って、彼の外出は2度目?いや、3度目か? 15分ほどして帰宅すると、手には、思ったよりも多くの荷物。 徒歩5分のスーパーに行ったと言う。 袋から荷物を1つ1つ取り出し 「シュークリームが91円で売ってた。オレ、これ好きなんだ」 そう言って、早速にかぶりついた。 「(弟妹が)時々買ってきてるのみて、前から、ちょっと欲しかったんだ」 取り出したの…

  • 入院、今昔物語

    父の入院も、2週間目に突入。 自宅で骨折をして、救急で入った今の病院には3週間入院して、そこからリハビリをするために転院予定。 要は、今の病院には、あと1週間ほどしか居られない。 だが、転院先が、まだ見付からず。 父は、10年ほど前にガンの告知をされ、それ以来服用している薬を扱っている病院が、なかなかないことがネックのよう。 父の前回の長期入院は、20年以上前に遡る。 その頃、父は60代。 当時、父は入院先から、毎日、自宅に電話をかけてきた。 「あれが欲しいから持ってきて」 「今日の面会は誰が来るんだ?」 家族の面会は、毎日が当たり前。 挙句の果てに完全看護の病院で、面会に飽き足らず、夜の付き…

  • オレ、弁当作るぜ!

    小4息子が、3日前から始めたこと。 それは、フリースクールに持参する弁当を、自ら作り始めたこと。 作り始めた理由を、本人は 「そうすれば、お母さんの手間が1つなくなるだろ?」 と言ってくれた。 だが、本音は、私が野菜嫌いの彼の弁当に入れていた 『野菜入り』卵焼きとか、 『野菜たっぷり』チャーハンとか、 『ほぼ野菜だけ』ハンバーグに、 うんざりしたのではないかと、私はにらんでいる。 まぁ、理由はどうあれ、私の手間が1つ省かれるのは事実なので、諸手を挙げて賛成。 初日の手作り弁当が、こちら ↓ シェフのコメント:おにぎらず(もどき)の作り方を知った。豚肉を焼いて、チキンナゲットはレンチン。いい組み…

  • 勝手に捨ててごめんよ

    昼夜逆転中の15才の息子が、朝起きてきた私に言った。 「何だか、おかしなことが起こっているんだよね」 理由を尋ねると 「この棚にあったノートがなくなって、翌日ノートは戻ってきたんだけど、最初のページが破られていた」 「それから、その近くにあった手紙がなくなっていた」 その、おかしなことをした犯人は、何を隠そう私。 おかしなことが起こった棚には、3年前から登校しなくなった息子のノートや教科書が、埃をかぶって雑に積み重ねられていた。 その棚から、数日前に、私は、ノートを1冊、勝手に持って行った。 入院中のメモ魔の父に 「何か、書くためのノートを持っていってあげて」 と母に頼まれたからである。 結局…

  • 英語に浸かる時間

    今週のお題「練習していること」 先月から、お隣のインド人の奥様から英語を習っている。 教室は、お隣宅。 インド人の奥様は、日本語ができなくて、私は英語ができないので 「ここが分かりません」 と言っても、説明される言葉は英語。 言葉が無理なときは、身振り手振り、絵も描き、単語をGoogle翻訳。 なので、レッスン中は、身を乗り出して耳をそばだて、そうやって聞き取ったものを脳内で組み立て・・まぁ普段使わない脳がフル回転だ。 彼女は誰かに英語を教えたことはなく、私も学生時代以来の英語学習。 きちんとした教科書はなく、行き当たりばったりというか、自由度の高いレッスンである。 レッスンは、始めに、私が書…

  • 挑む彼女

    小6娘が 「家で、小物を作りたい」 と言って、手作りのキットを売るサイトを指さした。 それまで、折り紙、アイロンビーズ、塗り絵などにハマる期間は、不定期に訪れていたが、今度はビーズで作るものらしい。 ズボラな私は、こういう細々とした手作業が苦手なので、何だかよく分からなかったが、お金だけ出す。 最近、親が子どもにできることは、衣食住、生命維持、法律遵守、あとは、こんなときにお金を払うことだけだなと思う。 もちろん、それだって可能な限りだが。 さて、頼んでいた娘のキットが、届いた。 出来上がると、ビーズで作られた小さなケーキになるとのこと。 午前中に届いたそれを、娘は食事もそっちのけで、早速に作…

  • 製作期間1年

    小4息子が通うフリースクールでは、毎月のスケージュールは、生徒たちで決める。 そのスケジュール表に、1年くらい前から 『木刀づくり』 という日が、毎月載るようになった。 息子は、仮面ライダーとゲーム以外、ほぼ興味がないし、手仕事も好きではないから、絶対に参加していないだろう。 だから、スケジュール表を見ても 『DIYの好きな子がいるんだなぁ』 くらいに思っていた。 ところが、先日のフリースクール保護者会で 「息子さんが頑張って作った木刀、もうすぐ完成ですよ」 と言われて、びっくり。 聞けば、木刀づくり発足当初から参加しているという。 木刀づくりは、木刀くらいの太さの角材を用意して、それを各々が…

  • 父、転ぶ

    数日前、85才の父が自宅で転倒して、足を骨折した。 母の話では、派手に転んだわけではなく、つまづいた程度だったという。 転倒する少し前に、私は用事があって実家に行った。 『前日から、父が、足が痛いと言い出し、急に自分で歩くのが困難になってしまった』 と、母から情報は入っていたが、実際に会った目の前の父の姿に、愕然とした。 足を1歩前に出すにも苦労している姿よりも、父の身体が、とても小さくなっていたことに。 父とは1か月に1~2度は会っている。 2週間前に会ったときの父に、そんな印象はなかった。 母に尋ねても 「痩せてはいないわよ、食欲もあるし!だって、暇さえあれば、何かしら口に入れてるもの」 …

  • 動き出すカギ

    5年ぶりに団地の自治会で、会員同士の親睦会があった。 前日の準備には、猫の手も借りたい忙しさで、小6娘にも頼んだら 「私にできることがあれば・・でも私が行っても本当にいいの??」 と言いながら、OKの返事。 2人で会場に行ってみると、早速、買い出しを頼まれる。 娘と私と、もう1人の会員と3人で 「あれがいいか、これがいいか?」 と言いながら、近所のスーパーを2件ハシゴ。 そのあと、なんやかんやしていたら、気づいたら日は暮れて、残っていたのは私たちと、副会長の3人。 副会長は、会場の最終点検を、私と娘は、自治会の簡単なPRを模造紙に手書きで書く。 模造紙に手書きなんて、高校以来かな。 副会長と、…

  • 小学校卒業

    小6娘の卒業式があった。 「校長室で、1人で卒業証書もらうらしいよ」 と言ったら、それだけならと娘が行くと言い、2人で小学校へ。 校門には、紅白の紙の花でふちを飾られた『卒業式』の立て看板。 一応、娘に尋ねてみる。 「あそこで、写真撮る?」 速攻で断られた。 「やっぱりか。そうだよね」 「当たり前じゃん!」 2人で目を合わせて、フフッと笑った。 校内に1歩入ると、娘はマスクを目の下まで覆い、いつも通りに俯いてしまった。 校長室で 「着てきたコートを脱いだら?」 と担任の先生に言われたが、脱ごうとはしなかった。 それから担任の先生から名前を呼ばれ、精一杯の返事をして、校長先生から証書を受け取った…

  • 諦めの悪い女

    少し前から、マヨネーズを手作りしていた。 きっかけは、マヨネーズを使おうと思ったら、手元になかったから。 reysolharukei.hatenablog.com 手作りのマヨネーズは、確かに市販のものより味は劣った。 だが、油の量を減らせたり、何となく身体に良い気がして、私は気に入っていた。 その一方で、私以外の家族が、手作りマヨネーズに手を出していないのも知っていた。 それでも気にせず作り続けていたが、とうとう宣告が、小4息子から来た。 「あのさぁ、うちはマヨネーズを買うお金がないの?」 試合終了のゴングが、私の耳にハッキリ聞こえた。 「・・いえ、あります」 その日のうちに、市販のマヨネー…

  • 有言実行と、いつかの朝

    中3息子が、溜め込んだ段ボールや、服、教科書などのゴミ捨てをしてくれた。 reysolharukei.hatenablog.com 「オレがするよ!」 とは言ってくれたが、話半分・・いや1/5くらいにしていたのだが、収集日の朝に3往復して全て捨ててくれた。 その後、数日前に私が中学校からもらってきた卒業証書を、夜中に見たのだと言った。 「あれさ、筒に入れるとき、面倒くさいなぁ」 そう言って笑った。 「そうそう、あるあるだよね」 私もそう言って笑った。 もらってきた卒業証書と、茶封筒に入った手紙や通信簿を、彼は棚にポンと置いた。 そこは、登校していたときのノートやらファイルが、乱雑に置いてある棚…

  • 春いろいろ

    小4息子が通うフリースクールの、親の会ミーティングがあり、たまたまフリースクールスタッフAさんにお会いした。 Aさんは、息子が最も信頼している人。 私も絶大な信頼をおいていて、会うと、息子のフリースクールでの様子、家庭での様子を、お互いに話す。 最近、息子がフリースクールの帰りに、寄り道をしていることを話したら 「知ってますよ!" アイスクリームを買いたいんだ~! " って言ってました!買えましたか?」 「買いたいものを、私によく報告してくれるんですよ」 と、Aさんからの情報。 私には 「帰り道に思いつきで、寄り道をした」 なんて話していたのに、な~んだ!事前に話していたんじゃない。 2人で笑…

  • 中学卒業

    中3息子が、場所も知らない、先生や生徒の顔も声もしらない中学校を卒業した。 夕方、学校の応接室で、学年主任と担任から私は卒業証書を代わりに受け取った。 私は、それっぽいスーツを着たんだよ。 胸元には、彼が小学校卒業以来つけていない、コサージュだってつけちゃったし。 それっぽい、カバンだって持っちゃった。 いつも通りの5分メイクだけど、化粧もしたさ。 着飾って行ったけど、校門をくぐってから出るまで、10分かからなかったよ。 着飾った夕暮れの帰り道、コンビニで使える電子マネーがあるのを思い出した。 この電子マネーは、少し前に県から不登校児と保護者に、任意のアンケートが届いて、それに答えてもらったも…

  • 浮き輪

    我が家のテレビは、居間に1台のみ。 そのテレビの権利は、数々の兄弟間の諍いを経て、紅一点の小6娘が勝ち取り、現在の泰平の居間に至る。 娘は、起きた瞬間から寝るまで、手元のゲーム機を起動させながら、テレビでYouTubeもつけているという状態が好き。 時折、折り紙や塗り絵をするときがあっても、ゲーム機はOFFになるが、テレビからYouTubeの音が消えることはない。 不登校初期に 「何かしているときは、テレビを消してほしい」 と何度も注意したが、馬耳東風。 私の方が根負けした。 娘が寝た後は、夜中に起きている中3兄が、チャンネル権を引き継ぐ。 3人の子ども全員が不登校になって3年。 我が家のテレ…

  • だから、ズボラなの

    1月中旬くらいから、自分の理想の朝活をしてきた、小4息子だったが、ここにきて、とうとう息切れをした。 彼の朝活スケジュールは 午前6時過ぎ 起床。その後、居間でゲームやYouTubeをみる。 午前7時 自分で朝食作り 午前7時半 朝食 午前8時 出掛ける準備&母のつくる弁当の進捗状況確認 午前9時過ぎ フリースクールへ出発 起床時間だけ見るなら、出社前に運動やら、読書、瞑想するという、有名起業家たちの朝活と同じ。 だが1~2週間前から、まず朝食を作らなくなり、そのうち、起きても居間でまた眠ってしまうように。 そしてとうとう 「8時になったら起きる」 と、目覚ましを8時に合わせ、8時45分に起き…

  • 雪と詩人と断捨離と

    昔のドラマのセリフで 『明日やろうはバカ野郎』 というセリフ通り、長年にわたるバカ野郎に、ちょっとだけケリをつけることにした。 数週間前から溜め込んだ山積み段ボールと、子どもの小さくなった服、1度も開いていない数年前の子どもたちの教科書を、週明けの収集日に出すために、ひとまとめにして紐でくくる。 やり始めたら大して時間がかからないのに、面倒くさがりは、腰を上げるまでに時間がかかる。 ホント、この性分は、我ながら毎度イヤになるが、この年までくるとやめられない。 あともう一息で終わるというところで、 「おっ!すげぇ、部屋が広くなったじゃん!」 と、中3息子が、ひょっこり顔を出した。 そうやって、ひ…

  • 小4の長期目標

    『オレ、大人だから』が口ぐせの小4息子は、相変わらずフリースクールへ、毎日通っている。 フリースクールでは、お互いを、下の名前やニックネームで呼び合うだけで、相手の年齢や、学年をしらないことがほとんど。 息子曰く 「その人と付き合う上で、学年や、年齢は知る必要はない」 そのせいなのか、自身も、現在の自分の学年を忘れがち。 そんな彼が、先日、台所にいる私のところにやってきて 「オレもさぁ、4月から小5だねぇ、小学校も、あと2年で終わるよ」 と、話してきた。 「あらぁ、小5になるって覚えてたの?」 と返すと 「そりゃあ、覚えてるよ!あと2年したら、オレ、中学生になるんだもん!」 「もうすぐだよね~…

  • お手伝い2回目

    先月にも1度行った場所へ、2度目のお手伝いに、小6娘と伺った。 reysolharukei.hatenablog.com 前回は、緊張で夜中に起きてしまった娘だったが、今回はしっかり朝まで眠れ、私とともに少々寝坊した。 向こうへは、お昼過ぎに到着。 扉を開くと、前回同様、いや、それ以上にスタッフの方々から 「よく来てくれたわね」 「有難う!助かるわ!」 と歓迎を受けた。 娘は、いつものように俯き、首をかろうじて動かす程度の返答。 今回も、私と並んで、食器洗いのお手伝い。 そして、前回同様に、その日出された食事を、スタッフの方々と一緒にいただく。 こういう場所で、娘は食事が喉を通らず、前回も、1…

  • 15才の誕生日

    中3息子の15才の誕生日と、雛祭りを兼ねた、ちょっとしたパーティーを、自宅で、家族だけで開いた。 いつもは、私がすべての料理を作るが、今回は小6娘がケーキ作りと揚げ物を手伝ってくれた。 スポンジケーキは、すでに味が出来上がっている粉に、卵とミルクを混ぜて焼けばいいだけのもの。 そこに、ホイップ済みの生クリームをデコレーション。 揚げ物は、冷凍食品を揚げる。 それでも、1人手伝いがいるだけで、いつもよりずっと早くに料理が出来上がった。 パーティーが始まると、誕生日の息子が 「オレって、15才なんだぁ。13才かと思ったよ!」 と、おどけた。 「だって、あなた2009年生まれでしょ?正真正銘の15才…

  • 鼻歌をうたって、もうすぐ15才

    中3息子は、たまに歌を歌っている。 決して本格的なものではなく、ボリュームが少し大きくなった、鼻歌って程度だが。 ごくたまに家族で行くカラオケは「嫌い」だと言って、小学校5~6年生から行かなくなったが、居間での大きめの鼻歌は良いらしい。 その鼻歌の曲目は、たいてい、私が20代や30代で聴いていたような古いもので 「随分と古い歌を知ってるのね」 「懐かしいわぁ」 と私がいうと 「へぇ、そうだったんだ」 「新曲かと思ったよ」 と、息子から返ってきて、ちょっとした親子の会話になる。 若いYouTuberとか、VTuberとかが、そういう昔の曲をカバーでもして、披露しているのだろうか。 先日は、尾崎豊…

  • 寄り道デビュー

    小4息子が1人でフリースクールに通うようになって、約2か月。 本人曰く 「1人だと気楽なんだよね」 と、順調そう。 余裕も生まれ、先週あたりから、帰りに、お小遣いで買い物をしてくるようになった。 いわゆる、寄り道。 行き先は、自宅近所のスーパー。 自宅前を通り過ぎて、少し歩いたところにある店だが、この辺りの数軒あるスーパーの中で、お菓子や飲み物が最も安い。 そういえば、私の通っていた高校は、校則で『寄り道禁止』だった。 高校入学後初めての保護者会に出席した母が、帰宅して、私に 「あなたの学校は、いったいどうなっているの??」 と呆れた声で言ってきた。 理由を尋ねると、生徒指導の教師が開口一番 …

  • イヤなことへの向かい合い方

    小4息子は、誰かから自分に意見をされることが、すごく嫌い。 毎日顔を合わせている私でも 「片づけなさい!」 「○○やってないよ!」 と命令口調になると、すぐに、へそを曲げる。 親でこれだから、相手が第三者となると、彼はすぐに心のシャッターを閉めてしまう。 それでも、何度も会う人ならば、その後の相手のちょっとした1言で、たちまち良い印象へ変化することも、ままある。 しかし、そうでないと、悪い印象のまま心のシャッターは2度と開かない。 これが顕著なのが、病院。 医師や看護師が、患者に良かれと思っての言葉も、高圧的と感じるようで 「オレにあれしろ、これができてないって言ってきた!」 「上から目線で、…

  • ハシゴする人生が待っている

    小6娘の担任の先生から 「押印する書類があるので」 と学校に呼ばれた。 いつものように、娘にも 「顔がみたいな」 と言ってもらえたが、当の本人は首を横に振ったので、私だけ登校。 書類に押印してから、たくさんの手紙をいつものように渡される。 さらに来月には、卒業式、その前には、全校&クラスで『卒業生を送る会』、卒業式の後には親子で『中学校体験』があることを伝えられた。 そして、それに娘も出席するよう勧められる。 いつものように 「(娘に)伝えます」 「(娘に)尋ねてみます」 を繰り返していると、自分が伝書鳩か、昔々の電話交換手のようで、何だか可笑しくなってしまう。 先生の話を聞きながら、ふと思い…

  • 師匠と弟子の仮面ライダー談議

    小4弟と、中3兄が、仮面ライダー談議を、居間で、楽しそうに繰り広げていた。 寝ても覚めても仮面ライダーの弟の、もともとの師匠は、この兄。 5才違いの2人は、弟が生まれたとき、ちょうど兄の方は仮面ライダーにハマり始めていた。 新生児のときから、弟の聴覚と視覚は、朝から晩まで仮面ライダーの音やら、武器をふりまわす兄に支配されていたに違いない。 そんな環境下で育ってしまった彼は、多くの子が通るであろう、教育テレビのキャラクターや、アンパンマンには見向きもせず、仮面ライダーへ一直線。 そして、今に至るわけで。 一方の兄は、仮面ライダーには、もうそれほど興味はないが、昔取った杵柄??で、ちょっとした話は…

  • 明るい方へ、明るい方へ

    月2回、1時間、中3息子が、オンラインで誰かとゲームをする。 もちろん、ゲームは起きているときは、1人でずっとしている。 だが、 『昼間』 『家族のいる居間で』 『誰かと』 ゲームをするのは、月2回のそのときだけ。 「敵が、こっちにいますよ!」 「わぁ、強いな!」 「次、どこに行きましょう?」 息子の声は、弾んでいる。 画面が見えないので(見えてもわからないが)声だけでは、何をしているのか、私にはよくわからないけれど、息子は、相手とよく話す。 毎回 「あぁ、彼にはこういう一面があるのだなぁ」 と、その声を聞きながら思う。 外出もほとんどしない息子が、家族以外とこんなに話すのは、私の知っている限…

  • ゴッホ+天丼=大正解

    何処かに行きたいけれど、何処に行っていいのかわからない、1人では行きたくない、そんな小6娘と一緒に、出掛けるようにしている。 『娘と一緒に』 なんて、優しい母親ぶっているが、出掛ける場所は 『私が少しでも興味のあるところに行く』 と決めている。 子どもがもっと小さいときは、自分が全く興味がないけれど、子どもファーストで出掛けたが、最近は、自分も楽しくないとストレスがたまる。 そうすると、子どもに八つ当たりしたりして、悪影響につながることを、身をもってイヤと言うほど知ったので、今は我が身ファースト。 娘に聞いて、一緒に行きたければ行く、行きたくなければ、当日のドタキャンもOK、私が1人で行くとい…

  • ズボラな親の子ども

    朝起きたら、台所で、昼夜逆転歴2年の、中3息子が食事をしていた。 以前は、前日の夕食時に彼の分も皿に盛って、冷蔵庫に置いていたが、最近はそんなこともせず。 なので、自身で食事を作るようになった。 最初は、冷凍されている豚肉を解凍して、自分なりに味付けをして焼いていたが、いつのまにかレパートリーが増えたようで。 その日のメニューは、具のない和風パスタ。 「え~!?パスタなんて作れたんだ?」 と私が、彼が食べている皿をのぞき込んで言うと 「あぁ、まぁね」 とゲーム機から目を離さないままの返事。 しばらくして 「このパスタさ、麺つゆとポン酢で味付けしてみたんだ」 と台所から声がした。 「へぇ、そうな…

  • 『オレ、大人だから』の朝

    『オレ、大人だから』 のフレーズがお気に入りの小4息子。 先月から、目覚ましで1人で起きる&自分の分の朝食を作る ことを自らに課し、周囲の予想に反して、それが未だに続いている。 『オレ、大人だから』の彼がたてた、朝の行動計画は、次の通り。 午前6時起床。 起床後、居間でのんびりゲーム。 7時過ぎに朝食を作り、食べる。 9時過ぎに家を出て、フリースクールへ。 だが、ときどき、6時には起きられずに、目覚まし時計を止めて、ふたたび夢の中なんてことも。 今朝がそうだった。 それでも『オレ、大人だから』の彼は、6時40分には起きた。 起きたはいいが、寝坊したことを、猛烈に悔やみ 「あぁ!!もう~~!まっ…

  • 前髪ウィッグ参上

    小6娘が、ネットの画面を私に見せながら 「お小遣いで、これが欲しいんだけど・・」 と言ってきた。 どれどれと画面をのぞいてみると、そこにあったのは 『前髪ウイッグ 350円』 娘は、くせの強い髪質で、前髪もウェーブがかっているので、それが悩みだと言う話は聞いていたが・・前髪ウイッグ・・?? 画面には、色とりどりのまっすぐな前髪のウィッグがあった。 かつらが、ウイッグと呼ばれ、若者たちがオシャレでつけているのは知っていたが、前髪だけのウィッグがあるとは知らなんだ。 それも、350円とな。 前髪だけなら、そんなもんなのか? そういえば、若者向け雑貨屋で、色とりどりの髪の長いウィッグが、いくつも置い…

  • 私、大丈夫かな?

    小6娘が、毎週恒例、激安店への食糧買い出しに、今週も付き合ってくれた。 その車中、たいてい黙っている娘が、珍しく口を開き 「私、将来、大丈夫かなぁ」 とポツリ。 兄弟の先陣を切って、小学2年から不登校の彼女は、ほとんど勉強をしていない。 それでも、一昨年くらいまで、ごくたまに教科書を開いたりしていたが、ここ最近はまったく。 彼女の学力は、数学でいえば『34-15』みたいな、繰り下がりの引き算ができるかどうか。 私の本音を言えば、全然大丈夫じゃない。 言うほど、社会は甘くない。 だが、それを言ったところで、今の彼女は勉強する気にならないだろうし、心を追い詰めるだけなので、何が何でもここはお口チャ…

  • めんつゆ麹、自己暗示

    丁寧な生活はできないが、丁寧な生活をしている人がしていそうな、麹生活だけを続けている。 reysolharukei.hatenablog.com 玉ねぎ麹、ニンニク麴、ショウガ麹、酢麹に加え、このたび、麺つゆ(だし醤油)麹に着手した。 きっかけは、麺つゆを買うのが面倒になったから。 我が家は、麺つゆ2Lを、毎度買っている。 2Lもあるのに、その減りが早い。 そして、買いに行くとき、2Lは当たり前に重いし、当たり前に1Lより値段が高い。 私は、出不精でケチなので、買い物に行かなくて済み、出費が減る手立てを考えた結果、自分で作ればいいじゃないか。 ・・で、麺つゆ(だし醤油)麹に行きついたわけで。 …

  • スージーとギー

    お隣でのインド人奥さんによる、マンツーマン英語教室が終わり、帰りがけ 「今日の夕食は、何を作るんですか?」 と、つたない英文で、奥さんに尋ねたら、聞いたこともない単語が返ってきた。 「スージーという粉を使った料理」 だと言って、粉を見せてくれた。 白いきめの細かい、グラニュー糖のような見た目の粉。 「丸めて、パンやピザ生地のようにするの?」 と聞いたら、違うと。 なんでも、粉を炒めて、簡単な味付けをし、野菜や肉を加えることもなく、味付けされた粉だけを食べるのだと。 それは、インドの伝統的料理で、今日の夕食は、それだけだと言う。 粉を炒めて食べる??粉のまま??粉だけを?? 私には、完成形が、ま…

  • 強い風の中

    昼夜逆転中の、中3息子が、昼前まで起きていた。 その日は風が強く、そのことを何とはなしに、大きな独り言でつぶやいた私に 「え?今、風強いの??」 と、居間にいた息子が、いそいそとベランダへ1人出て行った。 時折、ベランダに出ていたのは知っていたが、たいては夜で、夜景を見るのが好きなのだと思ったら 「お兄ちゃんは、風にあたるのが好きなんだよ」 と、小6妹が、何をいまさらというように、私に教えてくれた。 5分ほどで部屋に戻った息子は、満足そうだった。 それから、息子自身から 「お母さんが言っていた、あのことを考えていたんだ」 『あのこと』とは、私の知人の息子さんが家庭内暴力をしているということ。 …

  • 寝坊できたね

    小6娘は、病院に受診したわけではないが、たぶん母子分離不安である。 この意味は、読んで字のごとく、保護者から離れると不安になる子どものこと。 junior.litalico.jp 「小学生なんて、そんなもんじゃない?かわいいもんでしょ」 と言う声もある。 確かにそうも思うが、少し前まで、何処に行くにも、彼女は私に付いてきた。 徒歩5分のスーパーへも、階下のゴミ捨て場にも、回覧板をまわすのに、同じ階の部屋へも。 家にいたとて、私がトイレが少々長いと、扉が何度もノックされ、寝室で寝転がっていると 「いつになったら、居間に来るの?」 と、私が居間に行くまで、何度でも繰り返された。 どうしても私1人で…

  • 両親と

    2か月に1度の、父の大学病院への定期健診に付き添った。 ずっと母と父でバスを2度乗り換えて、1日がかりでの病院通いだったが、昨年くらいから、母の代わりに、車のある私のお役目になった。 今回は、担当医に聞きたいことがあるからと、母も一緒に。 父はおぼつかない足取りだが、1人で歩行できて、身の回りのことも自立しているが、記憶の方はあやしいよう。 24時間365日一緒の母にとっては、同じことを何度も聞かれたり、ムダと思える行動をする父のことがイライラすると、病院の待合室でボヤく。 予約をしていても、受付をしてから、毎度2~3時間待ちの大学病院。 父が呼ばれる診察室からは少し離れているが、父が座りやす…

  • ディフィカルトなのである

    隣のインド人ご夫婦の、奥様から教えていただく、お互い相手の言葉がわからない者同士の、英会話教室は順調に回を重ね、3回を数える。 reysolharukei.hatenablog.com 回数は順調だが、私の学生以来の英会話は、不調そのもの。 それでも、奥様は嫌な顔一つせず、辛抱強く、教えてくれる。 授業は、奥様が事前に用意した、いくつかの単語の、過去形・現在形・未来形をおしえてもらい、それを用いた短文を、お互いが言う。 単語自体は学生時代に習っており、問題はないのだが、私の言う短文は、確実に間違っており、それを直してもらう。 直してもらいながら 「そういえば・・この単語と、あの単語って、同じ意…

  • 夫とランチ

    昨年12月に、久しぶりに夫と2人で食事をしたときに 「毎月、2人で食事をしよう」 と約束した。 reysolharukei.hatenablog.com だが、自分の趣味に大忙しの夫と、最近は少しずつ外出するようになった私は、1月は予定が合わなかった。 なので先日、夫とランチをした。 場所は、住んでいる団地の人が勧めてくれた、近所のお店。 入ってみると店員2人だけの、小さいが洒落た店内で、ほぼ満席。 洒落てはいるが、決して緊張するような雰囲気ではなく、席の配置も余裕があり、メニューは手書きの達筆な筆で書かれている。 天ぷらや、煮物、焼き物などなどの和食と、お酒の種類も豊富で、私好み。 自分の趣…

  • 結局、行きたい場所

    毎月参加している、地元の不登校児保護者のお話会に行った。 reysolharukei.hatenablog.com ここは、保護者の愚痴と情報交換の場である。 子ども同伴可能なので、いつも、小6娘と小4息子も一緒。 飲食ができるので、子どもたちは 「その飲食目当てだ」 と言っているが、毎回参加しているのは、それだけではない気も。 他に、主催者の小学生のお子さん1人も必ず来る。 子どもたちは皆、ゲームが好きなので、ゲーム機持参で。 保護者達が話に夢中になっている隣で、子どもたちは各々が黙ってゲームをしている。 傍にいる大人から見れば 『せっかく来たのだから、顔見知りもいるのだから、お互い話せばい…

  • 娘と観劇ふたたび

    先月の観劇が15年ぶりという私と、人生初という小6娘のコンビで、今月も観劇をした。 reysolharukei.hatenablog.com 今回の劇は、ギリシャ神話をもとにしたもの。 前回の劇より、さらに娘には難しかったようで退屈だったのか、上演中、身体があちこち動いていた。 でも終演後は 「ちょっとは内容分かったよ」 「観てよかった、こういうのも勉強になるし」 「舞台って、観ている側に想像力が必要だよね」 との感想。 たしかに、舞台ってのは、観客に多少の想像力がいる。 映画やドラマは、近年は、CGやら、特殊な技術を使えば、外国だろうが宇宙だろうが、どこにでも行けるし、俳優自身も何にだってな…

  • チャットルーム

    昼夜逆転している中3息子が、居間にあるパソコンを夜中に使っているのは知っていた。 だが、どこにアクセスしているのかは知らなかったし、私もそのことに興味はなく。 だから、知らん顔をしていた。 それが、最近、何かの会話で 「オレ、チャットグループのリーダーなんだ」 と、息子本人が話した。 「え?え?いつから?」 「どういう付き合いなの?」 「どうやって知り合ったの?」 「なに話してるの?」 「変な集まりじゃないでしょうね?」 という言葉を、寸でのところで飲み込み 「へ~~、楽しい?」 という言葉だけで終わらせた、私。 だてに、不登校児3人の親を4年もやっていないでしょ?? と、自画自賛させてほしい…

  • 子どもで大人で子ども

    小4息子が、1人で入浴をするようになった。 今までは風呂嫌いだったが、1人で入浴するようになって好きになったよう。 というか、好きになりすぎて、入浴後20分くらいして、また 「もう1回入りたくなっちゃった」 と言うほど。 別に2度でも3度でも入るのはいいのだが、そのたびに新しいバスタオルを使うのが、洗濯する立場からすると困りもの。 末っ子の彼は、家では不機嫌さを家族に当たり散らしたり 「オレはすごいんだ!」 と肩で風を切っているのを、周囲はニヤニヤみていたりで、家族にとっては末っ子感まんさい。 ところが、通っているフリースクールでは 「周囲に、気を遣いすぎるくらい、遣う」 「新しく来た子と必ず…

  • 中3息子の欲しいもの

    中3息子は、私に何かを要求したり、負の感情を出すことは、ほぼない。 小6妹と小4弟は、要求を口にするし、それがかなわなければ、口を尖らせたり、不貞腐れたりと態度にも出る。 対して彼からの要求は、誕生日やクリスマスに、漫画本や、ゲームを。 お小遣いで、動画サイトの月額料金を、たまに。 それから、昼夜逆転の生活。 彼の洋服は、どれもヨレヨレだが 「どうせ、家にいるのだから買う必要はない」 3度の食事に文句をいわず居間で食べ、作っている最中の台所に顔を出しても 「また、それかよ」 ではなく 「美味しそうだ」 「楽しみだ」 買ってきたものには 「こういうの、好きなんだ。嬉しいよ」 弟妹とのケンカも、ほ…

  • いい日、雪の日

    珍しく雪が降った日、初めて小6娘が1人で遊びに行った。 行ったと言っても、住んでいる団地の下の駐車場。 そのとき私は外出中で、帰宅すると娘の姿が見えないため、家にいた兄と弟に聞くと 「外にいる」 てっきり、ベランダにいるものだと思い込んでいたら、インターホンが鳴り、そこには娘が。 ドアを開けると、頬を真っ赤にした娘が 「携帯で写真撮る!だから、携帯取りに来た!」 と言いながら、部屋に飛び込んできた。 すぐに携帯をひっつかみ、また1人で雪の降る外へ。 その後ろ姿は、昔、中3息子が学校が大好きだったころ、帰宅してランドセルを玄関において、またすぐに、友達が待つ外へ飛び出していった姿に重なった。 だ…

  • レッスン初回

    お隣りのインド人ご夫婦の奥様に、英語を教えてもらう初めての日。 「人に英語を教えたことがないけれど、それでいいですか?」 と事前に、日本語が堪能なご主人から言われたが、そんなことは構わない。 学生時代に習っていたって、この有り様なのだから。 そうして約束の時間、お隣りのお宅へ。 ご主人は出勤して、奥様1人。 玄関に1歩入った瞬間から、お互いに相手の話すことが、サッパリ分からない者同士の時間が、始まった。 分かってはいたが、お互いに、言ったことが伝わらない、言いたい言葉が出てこないのは、まぁもどかしい。 最初に 『あなたは、どんなことが習いたいのか?』 というようなことを奥様から聞かれたが、私が…

  • うなずき講師

    人生初『講師』という肩書を拝命した。 小4息子が通うフリースクールの親の会の会員の方からの依頼で、その方が関わるイベントで、不登校の保護者の立場で話をしてほしいと。 聞くと、毎年あるそのイベントでは、不登校関係者が必ず話をするそうで、親の会の会員たちは、皆が経験済み。 「そんなに人数は来ないのよ」 「フリースクールスタッフの〇〇さんにも講師をお願いしたから、2人で」 と言われ、そういう場所に慣れている百戦錬磨のスタッフの方が一緒ならと、軽い気持ちで承諾。 前日、事前に渡された質問の答えと、子どもたちのこれまでのことなどを、チョイチョイとまとめて 「これをみながら話せば、大丈夫だ!」 と、早めに…

  • お手伝い

    小6娘と一緒に、お手伝いをしに行った。 行き先は、小4の息子が通うフリースクールの親の会の会員の1人が立ち上げた、生きづらい方々の為の団体。 reysolharukei.hatenablog.com そこで月に2回、格安で食堂を開いているという。 「手伝いに来てくれるのは歓迎よ」 と言われ、この旨を伝えたら、娘も 「行きたい!」 娘は、不登校当初から外出は大好き。 何かをしたい、何処かに行きたい、でも、何をしたいのか、どこへ行けばいいのかわからず、いつもモヤモヤしているように、私には見えた。 お手伝い当日、娘は午前2時ごろに目が覚めてしまい、居間でテレビを見ていたが、午前5時ごろに寝落ちしてし…

  • 手習い始める

    1年半ほど前から、お付き合いをするようになったお隣の、インド人ご夫婦。 ご主人は、日本語が堪能だが、奥さんは、ほとんど話せない。 だから、夫婦2人と話していても、会話はご主人とのみ。 奥さんと話してみたいなぁ。 お2人に子供はおらず、おそらく奥さんは、専業主婦。 ネットで簡単に遠くの家族や友人とつながることができるとはいえ、言葉の通じない異国で、彼女と同じ状況にいたら、私だったらとっくに帰国している。 寂しくないのかしら? 日中、何をしているのだろう? いやいや、他人様のことに踏み込むべきではない。 それに、たまたま隣人というだけで、海の物とも山の物ともわからないのだから。 そう自分に言い聞か…

  • 野菜嫌いと好きと

    食に対して好奇心旺盛な、小6娘は、YouTubeで気になった食材があると、すぐに欲しがる。 お菓子などは、自分のお小遣いで買い、それ以外は、私が。 週に1度の激安スーパーでの大量の買い物に、娘は必ずついてきてくれ、カートを押し、買ったものを仕分けし、持参したカゴに入れてくれたり。 そうすると 「あれ、美味しそうだなぁ」 「あれ、食べてみたいなぁ」 と言った自分の要求も通りやすく、うまくいけばお菓子も買ってもらえると、娘は知っている。 そんな感じで、過去、砂肝、いぶりがっこをゲットしている。 今回の要求は、スナップエンドウだった。 ちなみにその前は、インゲン。 基本的に私の野菜の買い物の仕方は、…

  • 嬉しいな、小豆アイス

    今週のお題「最近おいしかったもの」 少し前 「小豆アイスが食べたいよぉ」 と、私は駄々をこねていた。 reysolharukei.hatenablog.com 私もいい年なので、そういう欲望も治まってきた、今日この頃。 久々に小6娘が、近所の100均店に行くと1人で出かけた。 30分ほどして帰宅し、テレビをつけて寝転がっている娘の隣で、私は1人で昼ご飯を食べていた。 さて食器を片付けようかと、重い尻を浮かせたとき、娘がきて 「100均店のとなりのスーパーに売っていたよ」 と、私の目の前に差し出してきた。 まごうことなき、それは数年に渡って欲してきた、小豆アイスではないか。 さらに代金を請求せず…

  • うるう年の奇跡

    家事の中でも、まったく目立たないのに、地味に面倒な作業に 『名もなき家事』 と、名前を付けてくれたのは、大和ハウス工業の方だそう。 素晴らしいネーミングセンスだと思う。 月が替わるときに行う、名もなき家事の1つは、カレンダーを変えること。 カレンダーと言ったって、10も20もあるわけではない、4~5つくらい。 でも、破くタイプのもの、めくって穴の部分をひっかけるタイプのもの、変えていると画鋲が必ず1回は落ちるし・・。 ズボラで面倒くさがりの私には、地味に面倒な作業。 やりたいと言ったことは1度もないが、結婚して以来ずっと私の仕事である。 それが今朝起きてきたら、すべてのカレンダーが2月になって…

  • ちょっと気取って、もうすぐ春

    中3息子の担任の先生から電話があった。 電話の内容は 「卒業アルバムは、本当に購入しなくてよいのか」 「卒業アルバムに、名前を掲載してよいか」 「卒業までのカウントダウンカレンダーを作っているので、1言メッセージを書かないか」 息子に確認を取り 「購入しない」 「学校の意向に沿う」 「書かない」 と答える。 息子に確認するとき、彼がナーバスになるのではないかと、少々緊張したが 「あぁ・・オレ関係ねぇしなぁ」 と、こちらが拍子抜けするほどに、のんびりな返答で、こちらも 「あっ、OK!そう言っておくわ」 そうか、制服も買わず、学校の場所さえ知らない中学校を、息子は、あと1か月ちょっとで卒業・・とい…

  • 只今、伸び盛り

    少しでも早く、大好きなフリースクールへ行くため、小4息子が、自分の朝食を自分で作るようになってから、10日ほど経った。 reysolharukei.hatenablog.com 初日で終わるかと思った朝食作りは、休日も含め、ほぼ毎日続いている。 最初のうちは、うどんを茹でて、冷やしうどん。 そのうち、豚肉を焼いてご飯の上にのせたり、チーズやマヨネーズトーストもお目見えするように。 食事を自分で作ると、自分でメニューを決められる。 よって嫌いな野菜を食べずに済むので、確かに、食事にかかる時間は短縮された。 だが、2度寝したり、ゲームや兄姉とのおしゃべりに夢中になったりで、結局、家を出る時間は以前…

  • 猛者即決

    その日は、小4息子が通っている、フリースクールの親の会の、定期ミーティングだった。 この会は、不登校児の親たちの会。 会員は10人ほどだが、私よりも皆、年齢も経験も上。 そして、ここの会員のほとんどが、自らも不登校や、生きづらさを抱える人のための団体を主催、スタッフでいるような猛者ぞろい。 reysolharukei.hatenablog.com ミーティングは、いつものように、雑談から入り、先月の業務報告、脱線して雑談、今後行うイベントの打ち合わせ、脱線・・。 そんなミーティングも1段落ついたとき、猛者の1人が 「コロナ前はさぁ、みんなで旅行とか行ったよね」 と話しだすと、他の猛者たちも 「…

  • 前髪担当美容師さん

    私は、自他ともに認める、生粋の不器用である。 その昔、小6娘がまだ小さかった時、私が前髪を切ると、異常に短いか、長さがそろわずガタガタのどちらか、もしくは両方。 なので、よく彼女を泣かせてしまった。 そのうち、彼女は絶対に私に、自分の髪を触らせなくなった。 当然だろう。 私だって、自分の切った前髪には泣きたくなるのだから。 美容院に行けば、万事解決するのは分かっていたが、前髪ごときで、自他とも認めるケチの私が金を出すはずがない。 先日、自分の前髪が長くなってきたと感じ、はさみを手に取った。 「待てよ、この作業、我が家の器用さんにやらせてみてはどうか??」 というナイスアイディアが浮かぶ。 『我…

  • 火の用心

    水分補給を心掛けている。 『何をいまさら』 なことだが、先日、自身2度目の膀胱炎になり、この大切さが身に染みているところ。 1度目の時に、水分補給の大切さを分かったはずだが、どこかで自身の体力を過信していた。 そのときは軽度だったため、もらった3日分の飲み薬を1日分飲んだだけで、嘘のように治ってしまったのも『喉元過ぎれば‥』の私にはいけなかった。 それから数か月。 『最近、水分が足りていない』 という自覚は頭の片隅にあったのに、ちょっと、おざなりにしていたら、悪魔はすぐにやってきた。 2度目は、前回より悪い症状。 3日分の飲み薬、3日目にしてようやく痛みがひいた。 それからは、喉元過ぎても、3…

  • 重い尻を軽くして

    出不精の私の今年の目標は 『行動範囲を広げる』 それには出かけられない重たい尻を、まずは軽くしなければ。 ついでに、脂肪のついた尻も、他の部位も軽くしたい。 今までは、買い物も1回で複数か所をまわり、なるべく外出しないようにしてきたが、これではいけない。 家から出るには、用事を作ること。 まずは、徒歩3分のドラッグストアへ金曜日に、徒歩5分のスーパーへの買い物を土曜日にといった具合に、わざとそれぞれ日にちをずらして行くことに。 さらに遠回りをして30分かけて行けば、ウォーキングもできて一石二鳥。 いったん外に出てしまえば、歩くのは嫌いではない。 その日は、小6娘が一緒に行くと言い出した。 お目…

  • セロリweeeeeeeeeek

    私はセロリが好物である。 先日、我が家の御用達スーパーに、セロリが1株で売っていた。 他の地域は知らないが、この辺りでは珍しい。 値段も安かったので、迷わず購入。 子どもの時、母が作ってくれたセロリ料理は2つ。 イカの燻製と生のセロリを和風ドレッシングであえたものと、セロリと肉の炒め物。 どちらも好きだったが、イカの燻製と生のセロリの方が好み。 結婚してから、野菜嫌いの夫と息子2人は、セロリは苦手なので、何となく買わなくなってしまった。 ところが、ここへきて何とも立派な株のセロリを見た日には・・ 「お前は、セロリが好きなんじゃなかったのか!?」 と、神から啓示を受けたかのように、気づいたらその…

  • 家出予告

    小4息子が、夕方にフリースクールから帰宅すると、その顔は仏頂面。 何かあったらしい。 でも、本人から言ってくるまで、知らぬ顔をきめこんだ。 そのうち 「ばぁばの家って、どこの駅?駅から近い?」 と尋ねてきた。 私の実家のことだが、フリースクールの最寄り駅から2駅先である。 「A駅から、徒歩20分くらいかかるかな。必要なら道順を教えるよ」 と言うと 「オレ、近いうちに、ばぁばの家で暮らそうかと思ってる!」 「兄姉のストレスが溜まってるんだよね」 「オレは大人だから、そういうストレスの発散方法を知ってるの」 「それはね、ストレスの原因になるやつから離れること!」 と、口をとがらせながら、まくしたて…

  • 台所で食事をする遺伝子

    中3息子が、1年くらい前から、台所に椅子をもってきて、食事をするようになった。 数日前から、朝食を自分の分だけ作るようになった、小4息子も同じように、台所で朝食をとるように。 この台所での食事は、もともとは、私がしていたもの。 4~5年前、私は1人の時間が無性に欲しており、それは叶うところまで来ていた。 そのころ、末っ子が幼稚園入園、真ん中の娘が小学校入学の年。 これでようやくに1人の時間が取れるはずが、入学後まもなく娘の登校の行き渋りが始まった。 その翌年に、夫の異動で転校したら、あれよあれよと3人全員不登校。 乳幼児期を経て、指折り数えて、ようやくに1人の時間が持てるという目論みは、またた…

  • 不登校児の母親たち

    地元の不登校児保護者のお話会に、参加した。 この会に、私はもう足掛け4年近く、出席している。 地元で同じ境遇の保護者同士が互いに、現状を聞いてもらい、愚痴を言い、情報交換をする。 私には欠かせないガス抜きの場所でもある。 子ども同伴OK、Wi-Fiもあり、充電もOK、食事もできるので、親たちがしゃべっている間、一緒に来た子どもたちはゲームをしている。 参加者を5人くらいに限定しているせいか、毎回参加者は違っていても、皆、それなりに自分のことを話せる雰囲気。 私が、中3息子の学校から、毎年恒例で 「息子さんの画像を携帯で撮って、学校に、その携帯を見せに来てください」 と言われるという話をした。 …

  • GO TO INDIA ??

    ウチのお隣さんは、インド人の若いご夫婦。 先日、数週間の帰国から戻り、我が家に2人で、お土産を持ってきてくれた。 お隣さんとは良い関係性だと、私は思っている。 ご夫婦が、年に数回帰国するときには 「残ってしまった食材を、引き取ってくれませんか?」 と必ず連絡がある。 そうすると、私はいそいそ行って、玉子3個・トマト1個・キュウリ1本・ジャガイモ2個・ちょっと残ったインドカレーなんてのを 「あらぁ、すいませんね~助かるわぁ」 と遠慮なくもらう。 こういうのはインドでは、普通のことらしい。 こちらもお返しに、ちょっとした料理を、後で持っていったりして。 今回の帰国中、結婚が決まったご主人のご兄弟の…

  • 動物園に行く

    小6娘と動物園に行った。 小4息子は、毎日のフリースクールへの電車通学、フリースクールでも、毎日何かしらある行事を楽しんでいる。 中3息子は、家にいることを望んで、それを楽しんでいるよう。 だが、娘の方は、どこかに出かけたいが、どこに行ったらいいのかわからない感じ。 さりとて、フリースクールのような集団には加わりたくない。 そんな彼女を、平日の動物園に誘ったら、二つ返事でOKと。 小4息子は動物が苦手、中3息子は興味なしとのことで、大手を振って2人で出かけた。 当日の園内は、平日であることに加え、学校の遠足やらの時期も外れているようで、良い具合に空いていた。 私にとっても、久しぶりの動物園。 …

  • 男の夢ってのは

    中3息子が、突然 「オレ、サングラスが欲しいんだよね」 と言い出し、意気揚々、近所の100均店へ行った。 1か月に1度外出するかどうかの息子が、サングラス?? もちろん、室内でサングラスが必要なほど、我が家が、日当たりがよいわけはない。 家にいた、小6妹、小4弟、私の頭には、たくさんの疑問符が浮かんだが、誰も何も言わずに、送り出した。 しばらくして帰宅した息子の手には、サングラスと、ビニール袋が。 ビニール袋の中には、コンビニで買ったというゼリーが1つと、アニメキャラクターの絵のグラスが1つ。 買ってきた本人は、気に入ったサングラスがあったと満足気で、すぐにかけている。 小6妹は、そんな兄をチ…

  • フリースクールに早く行くためには

    小4息子が 「肉料理を教えてくれ」 と言ってきた。 彼は、乾麺をゆでることはできる。 だから、私の用意したメニューが気に入らない、私が料理をしないでダラダラしているときは、自分で、うどんや素麺をゆでてはいた。 だが、それも飽きたので、中3兄のように、好物の肉を料理したいらしい。 平日の息子は、フリースクールに通っている。 なので、肉が焼いたりできれば、朝食に自分で食べたいものを作り、早くフリースクールに出掛けられると。 私の作る朝食には、野菜が2種類必ず入っている。 野菜嫌いな彼は、それを食べるのに、途中寝転び、ゲームをし、テレビを見て、姉や兄とおしゃべりをして、いつも数時間を要す。 そんなん…

  • 悩みの種は、小豆アイス

    お題「大好きなおやつ」 小豆のアイスクリームが食べたい。 モナカでもなく、シャーベットのでもなく、小豆と一緒にお餅が入っているものでもなく。 言うなれば、サーティワンアイスクリームの大納言小豆みたいな、昔あったハーゲンダッツの小豆味のようなものがベスト。 バニラアイスと小豆缶詰を買って、一緒に食べてみたが、やはり違う。 スーパーやコンビニに、以前は普通にあったアイスだったはずだが、気が付いたらなくなっていた。 お取り寄せをするほどでもないし、それをしたら、子供たちが 「我も、我も」 と大騒ぎして、余計な出費と、いさかいが起こるに決まっている。 子どもの時から、甘いものは苦手だった。 キャンディ…

  • 母の話

    私が子どもの頃、母が 「私はもうすぐ死ぬと思う」 と言い出すことが、何度もあった。 小中学生くらいまで、母が 「死ぬ」 と口にするたび、悲しくなってしまったが、高校生くらいになると、これはネタなのかなと思うように。 普段の母は、非常にパワフルだった。 安売りと聞けば、自転車でどこにでも、何度でも往復し、重たい戦利品を、荷台にくくりつけ、えんりゃこりゃと運んで帰ってくる。 私たち子どもの学校や塾の宿題と予習復習を、近所でウワサになるほどの檄を飛ばしながら見る。 「あんな集まり、楽しくもなんともない」 と言いながら、陶芸教室やら刺繡教室、編み物教室へ行く。 「誰もやらないから、仕方ないのよ」 と言…

  • 息子の料理

    小4息子がフリースクールへ行ってしまうと、家には小6娘と、昼夜逆転で寝ている中3息子と、私。 その日、冷蔵庫には、昨日買ってきた砂肝3パックが入っていた。 寝室から出てきた中3息子が、起きぬけの冷蔵庫パトロールを終え 「オレさぁ、砂肝が、食べ物の中で2番目に好きなんだよ」 とニンマリ。 「え?初耳。いつのまに?」 と私が返すと 「前からだよぉ」 と息子。 食わず嫌いの多い息子は 「見た目が、ちょっと・・」 と、砂肝には見向きもしなかったのに。 そして、冷蔵庫の砂肝のパックを手に取り 「これ、いつ料理するの?」 と私に尋ねてきた。 今日の夕食に出す旨を話すと、ちょっと間をおいて 「1パックだけち…

  • 悪魔が来たりて、食い意地をはる

    我が家では、夫・中3息子・小4息子の男性陣が、もれなく野菜嫌いである。 私の作る料理を 「美味しい」 と食べてくれるのは、食べ物の好き嫌いがない、小6娘のみ。 娘は、食べ物に対しての好奇心も旺盛で、YouTubeでみた食材を、翌日に自分でも買ったりするほど。 少し前も、いぶりがっこと、さけるチーズを、お小遣いで買って、その味にご満悦だった。 食の好き嫌いがなく、食の好奇心も旺盛とくれば、食い意地が張っているのも必然。 先日子ども3人に分け与えたイチゴも、中3兄と小4弟は、すぐに食べ終えたが、娘は少しずつ食べていて、最後まで冷蔵庫に残っていた。 娘曰く 「先に食べ終えてしまったら、後で、人の食べ…

  • 失敗は成功の基~定期券編~

    先月から1人で、フリースクールへ電車通学をするようになった小4息子。 さらに、今週から定期券をもつようになった。 初日 「定期券を、ちゃんと使えた!」 と帰宅した息子だったが、寝る前に 「実は、初めて定期券を使うとき、使い方を間違えちゃった」 と、ちょっと恥ずかしそうに告白。 息子の定期券は、普通の学割定期券ではなく『実習用定期券』という謎の分類の定期である。 futoko.publishers.fm その、実習用定期券は、ICが内蔵されていない、一昔前の薄いプラスティックのような??カードなので、改札口でかざしては通過できない。 改札口で、その都度、パスケースから定期券を出して、切符を入れる…

  • 県からのアンケート

    少し前に県から、不登校児とその保護者宛てに封書が届いた。 中身は、不登校に関するアンケート調査のお願い。 子どもと親それぞれから、回答が欲しいとのこと。 アンケートは義務ではないが、回答してくれれば、ちょっとした謝礼もあるという。 そんなわけで、我が家は3人の子どもの名前で、それぞれに届いた。 子どもたちに中身をみせながら、概要を話した。 3人ともに 『謝礼がもらえる』 という点に、目がキラリとひかり、回答をすることを即決。 さすが、ケチな親をもつ子どもたち! 他に、ネットで回答できることも、子どもたちには気軽だったのかも。 小4息子と小6娘には、質問の意味がわからない箇所が、ときどきあったが…

  • いいから、買い物へ行け

    先月28日に、野菜と肉を買ってから、まだ買い足しをしていない。 夕飯を、煮込みうどんにした。 煮込みうどんは、何でも食べる小6娘はもちろん、野菜嫌いの中3と小4息子も、おかわりをするほどに評判がいい。 そして煮込みうどんは、私が料理をしたくない、冷蔵庫に材料がない、メニューが思い浮かばないときの最終手段である。 その日は、すべての理由が当てはまった。 現在の我が家に、野菜は白菜しかない。 明日は、我が家御用達の激安スーパーが休業日だから、今日買い物をしておいた方がよいのは分かっていたが、行かなかった。 『白菜があるのだから、何とかなるだろう』 が、理由。 煮込みうどんのために、白菜をザクザク切…

  • 娘と観劇

    小6娘と、舞台を観に行った。 開場2時間ほど前に、その最寄り駅に着き、少し遅めの昼食をとることに。 全く土地勘のないその駅の周りを、2人であっちへウロウロ、こっちへウロウロ。 どこに入ろうかとお店を物色。 結局、娘の意見で、中華料理に決定。 お昼のピークからずれていたこともあって、お店もそれほど混んでいない。 メニューを見て、ほどなくしてお互い食べたいものが決まり、店員さんを呼んだ。 外に出ると、無口になる娘は、店員さんに自分で注文ができない。 だから、たいてい私が2人分をする。 今日もそうなるだろうと思ったら 「チャーハンセット、杏仁豆腐がつく方で」 と、さも当然とばかりに、娘自らハキハキ言…

  • 暇だ記念日

    中3息子が 「前髪がうっとうしくなったから切ってくる!」 と1人で、いつもの美容室へ出掛けた。 3か月に1度くらい、片道10分ほどの所にある店で、いつも同じ美容師さん。 息子が、定期的に出掛ける、唯一の場所でもある。 いつも、料金よりもほんの少し多い現金を渡し、残金は本人に渡す。 それで、帰りにスーパーやコンビニに寄って、好きなお菓子や飲み物を買ってきたりすることも。 子ども3人の中で最も外出の少ない彼にとって、大袈裟だが、行き帰りも含めたその時間が社会と直につながる、大切なものだと私は思っている。 しかし今回は、どこにも寄らず帰宅し、残ったお金を、動画配信サービスの月額料金にまわしたいと。 …

  • マヨネーズへの再戦を誓う

    お題「手作りしました」 マヨネーズを買い忘れた。 買い置きもない。 そういえば2~3か月前にも、同じ失敗をした。 何故だろう 『あとはマヨネーズを入れるだけ!』 ってときに、マヨネーズがないことが発覚するのは。 背に腹は代えられないと、マヨネーズを手作りした。 慎重に行ったせいか、上手くいった。 味もなかなか。 このまま買わずに、作るのもいいかも。 そして買わずにいると、1週間ほどして手作りマヨネーズがなくなったので、また作ることにした。 何故だろう、おや?マヨネーズが固まらない。 Google先生によると、油を1度に多く入れすぎたからだと。 しかし、卵黄をもう1つ入れれば固まって、修正可能と…

  • 新たな選択

    今週のお題「2024年にやりたいこと」 2024年は、行動範囲を広げたい。 私は、出不精で、家からでないことは全く苦にならない。 徒歩3分のスーパーへ買い物に行くだけでも、十二分に満足。 一方、お出かけ大好きリア充の夫は、平日だろうが休日だろうが、鉄砲玉のように行ったきり、なかなか帰って来ない。 日帰りで北海道とか、九州なんてのも、日常茶飯事。 正反対な夫婦である。 さて私は・・と考えるが、手始めに何をしたらよいのやら。 出掛けてしまえば楽しいのだから、何か目的を探そう。 『子どものため』ではなく『私のため』の目的を。 こんな時のGoogle先生に、いろいろお尋ねすると、舞台のチケットが日にち…

  • ジョークと身の保身の狭間で

    お題「最近気になっているYoutuber」 www.youtube.com 昨年末に忙しくしていたときに、たまたま見つけた、この動画に笑ってしまった。 日本なら、正月がこんな感じか。 そして、どこの国の母親も、似たかよったかだなと。 このチャンネルの動画を他にも探していたら、父親バージョンも存在した。 これも、お国は違えど、深く共感。 www.youtube.com この、父親・母親あるある動画は、他にもあり、話している詳細はわからないが、大袈裟なお芝居なのでだいたい見当がつく。 彼らの動画での言動を細かく見れば、男女差別だとか、子供への虐待、両親のいない子への配慮・・等々と言われかねないもの…

  • 母の告白から学んだこと

    少し前のこと。 実家に届け物をして、そのまま母とお茶を飲みながら、雑談をしていた。 「そういえば、私、昔に恥ずかしい思いをしてね・・」 と母が話し始めた。 それは、今から60年以上も前、母のかかりつけの田舎町の歯医者でのこと。 かかりつけの歯医者は、小さな個人病院。 玄関すぐ横に、小さな待合室。 玄関をあがって正面、そのすぐ先に、ドアがなく、のれんで仕切りがされただけの診察室が1つだけだった。 当時、母は、思春期真っただ中の多感な高校生。 その日、高校生の母が、病院のドアを開けると、玄関たたきには、乱雑に広がった患者の靴。 その先の、ほんの数センチ段差のある上がり框には、スリッパが履きやすいよ…

  • ニンニク麹の教え

    ずっと作りたかった、ニンニク麴を、ようやく作った。 amekaze.jp たくさんのニンニクを買い込み、小6娘にも手伝ってもらって、薄皮を剝く。 2人で、お互いの手の臭いをかぎながら、悲鳴と笑い声をあげながら。 ペーストになった真っ白いニンニクと、真っ白い麹、水、塩。 台所に置いた、すべてが白いそれを見て、夜、眠りについた。 翌朝、台所のものを見て、ギョッとした。 昨夜は確かに白かったニンニク麹が、全体が青カビが生えたような、緑色に染まっているではないか。 一夜にしてカビ?? 今まで、何度も麹を作ってきたが、こんなことは1度もない。 慌ててGoogle先生に尋ねると、これはニンニクの生理作用と…

  • 負担より分担

    我が家は、義実家で年越しをすることが多くて、自宅で家族そろって年越しをするようになったのは、一昨年。 ようやく昨年末に初めて重箱を買った。 重箱は、1人1箱と決めた。 夫・中3息子・小4息子が、野菜嫌いの偏食なので、普通に詰めたら重箱のなくなり具合に偏りが出てくるのは、目に見えていたため。 元日の朝、たくさんのおかずの入った保存容器と5つの箱を並べてみた。 これ全部に入れるのかぁ、面倒だ・・・。 目を上げると、居間では、私以外の4人が寝転んでいる。 いい考えを思いついた。 「これは、自分用の箱であるからして、自ら好きなように詰めるがよい」 テーブルにおかずをズラリと並べ、箱を1人1つずつ渡して…

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