2024年09月のひだまりのお話 新着記事 - にほんブログ村
chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
HIDAMARI
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/06/28

arrow_drop_down
  • 謔話§一日一句~未来はあるか~

    季語は・・・九月尽 我が古稀の 一里塚過ぐ 九月尽 【去年の今日】週話§土曜枯寂~おっと・・・・・・九月終了~

  • 莫話§かつ丼が食べたいぞよ

    本題の前にひとしき……“とんかつ”か“トンカツ”かどっちだろうと、かねがねのお悩み問題である。 普通に考えれば、とんは豚で、かつはカツレツだから“とんカツ”と表記するのが正しいのかもしれないが、どうも和食的扱いが主流と思われて、だから“とんかつ”というのが現状では優勢のような気がするので、拙ブログも“とんかつ”表記を基本として、それなりに弾力的運用でいこうと思う。 さて本題……久しく“かつ丼”を口にしていないような気がする。最後に食べたのがいつのことだったか、ちょっと思い出せない。突然、無性に食べたくなるのがかつ丼で、それは蕎麦屋あたりで出てくる揚げ置きを使った丼でも一向にかまわない。 ただ、昔よくあった肉が固く噛み切れないみたいな“あれ”は遠慮したい。ほどよく柔らかい肉で、油切れよくカラリと揚がって、溶き卵やタレのついていないところのフライがカリッとしていると尚よし!で..

  • 秋話§長月九月終わりますよ

    真夏とほとんど変わらない暑さのままの9月が今日で終わる。 そして、地球温暖化がもたらす雨の多さは、さすがに人間にとっての想定外の量で、あちらこちらで激しく増水した結果、下水道から地上に溢れ出てみたり、地下鉄出入口の階段を川のように流れ落ちたり、はては住宅の床下浸水、床上浸水と、今夏はそんなニュースを頻繁に見たようだ。 雨が降るから地盤が緩み、それが長引けば崖崩れや、もっとひどい土石流を生じさせて甚大な被害をもたらす。 家屋だけではなく、様々なインフラ施設なども破壊されて、復旧に多大な費用と時間をかけなくてはならない。 そんな豪雨被害がとりわけ多かった、そんな今年の夏だったということか。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~信号に引っかかって~

    季語は・・・鰯雲 鰯雲 二分遅れの 始発バス 【去年の今日】鶏話§我が家・・・・・・卵は一週間に六個です

  • 週話§日曜流転~携帯電話がなかった時代~

    携帯電話の契約をしたのは1998年くらいだったか。その頃は個人的に電話で会話することが激減していたから、わざわざ手にする必要などなかったのだが、もしもの時の自宅との連絡用に“保険”の意味合いとして契約した。 それでは“携帯電話以前”はどうだったのか……ひょっとしたら、30歳くらいの年齢の人たちでも覚えていないのではないかと驚いているのであるが、外出先で何か連絡をしようと思ったら、電話ボックスや煙草屋みたいな店先に置かれた赤電話(ピンク電話)のお世話になるしかないのだ。 さらに、喫茶店によっては“呼び出し電話”のようなサービスをしてくれる店もあって、あらかじめその店にいると知らせておくと、先方から電話を掛けてくれば取り次いでくれる。 とにかく、ひとたび外に出てしまった時の連絡手段といえば、その程度でしかなかった。そして駅の改札口付近には、伝言を残せる黒板があって、待ち合わせ..

  • 謔話§一日一句~あとは卒業検定~

    季語は・・・走り蕎麦 仮免の 路上修了 走り蕎麦 【去年の今日】独話§ビルケンシュトック愛用中

  • 行話§雷乃収声~七十二候~秋分

    秋分の次候“蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)”である。 9月も終わりに近づいて、いよいよ“秋深まる”とはまったく見えない……秋が見えてきてくれない。 秋はどこへ行った? ちょっと前に書いたことだが、今や夏が半年近くで、冬が3か月、春と秋が一か月半ずつという季節構成になってしまったのだ。つまり…… 春:3月後半~4月 夏:5月~10月 秋:11月~12月前半 冬:12月後半~3月前半 ……ではないか、まあ、極端な話だが。 それでも、世紀が変わったあたりはまだそうでもなかったような記憶だが、この10年ちょっとの間に、地球温暖化が劇的に進行したように感じる。 自分たちの世代が生きている間に、この進行が止まるとか、元に戻っていくとか、そういうことは考えられず、後の世代にツケを残してしまうことは、申し訳ないことだと思う。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§土曜流転~自分の会社~

    某ビール会社に勤めていた高校の同級生がいた。もちろんビールが好きで、呑むのは自社のビールだけという愛社精神の持ち主である。 そんな彼と酒を呑む時は、意識して別のビール会社……自分の好きなブランドのビールを出す店に行っていたが、それはもちろん了解事項だったのだ。たまには他社のビールも呑ませなくてはためにならぬと考えたからだ。 そうして“他社のビール”を一緒に呑みながら考えたことは、これがもしも出版社だったらどうだろうということで、さすがに自社出版物だけを買って済むわけにはいかず、これは愛社精神云々の問題ではない。ビールという嗜好品と出版物とは、よって立つところが違うのは言うまでもないが。 まあ、仮にもしも自社のビールが好きではなかったらどうなっていただろうとは思うけれど(笑 ずいぶん昔に雑誌のインタビューで、オーディオメーカーの社長が登場して「他社の製品も自宅に置かれ..

  • 謔話§一日一句~AMラジオ~

    季語は・・・野分 野分来る 気象通報 ノイズあり 【去年の今日】解話§英語的発想なるもの

  • 喋話§外国の言葉を話したかった

    ……というほど強烈な願望があったわけではないが、中学校に入って英語の勉強を始めた時、心の片隅で“英語が話せるようになれば……”と考えた。 その時は、ただそう考えただけで、じゃあ何のために?という問いに答えはなく、単に漠然とした短慮でしかなかったと言えなくもない。 幸運なことに、中学校の通学路沿いにカトリック教会があり、そこにアメリカ人神父が常駐していたのだ。そんな彼が町中を歩いているのを見つけて、話しかけようと試み……中学2年の時である。 話しかけられることなど珍しくもなかったのだろう、何ともにこやか、かつ丁寧に応対してくれた。話したのは二言三言程度で、何を話したかまったく覚えてはいない。 そんな程度で気をよくしたのかどうか、特に意識したわけでも何でもなく、英会話が普通にできるよう心掛けるようになったのだ。 そうして、まあぼちぼちとだがそれが役に立つようになっ..

  • 援話§パトロネージュの欠如

    “パトロネージュ”とは、損得勘定で行うものではない。 それをしみったれたように、しかも見返りを期待してというさもしい行為はパトロネージュとは呼べるものではないのではないか。特に昨今の日本におけるパトロネージュの欠如は情けないを通り越したような状況である。 ……日本だってその昔は“旦那衆”なるものが存在していて、それぞれの贔屓に対しての援助は惜しまなかったと聞いている。贔屓からの見返りを期待していたわけではなく“私はこういう人を贔屓していますよ”とアピールするためで、それ以上の見返りを求めていたかどうかはわからない。 21世紀の今、とりわけ公的機関のパトロネージュ思想の貧弱さは眼を覆うばかりで、文化事業に対する理解度の低さは、とても先進国とはいえない状況である。 昨年秋に閉場した隼町の国立劇場は、今だに新劇場を建築する業者の入札が不調で、宙に浮いたままという恥ずかしさ..

  • 謔話§一日一句~伸びる並木~

    季語は・・・秋 ぶらぶらと 用水沿いは 午後の秋 【去年の今日】偽話§プラセボ?・・・・・・それとも?

  • 突話§ゴリラ鯨雨・・・・・・ん?

    ゴリラ鯨雨……もといゲリラ豪雨である。今年は本当に各地でゲリラ豪雨に見舞われた。やれ、あちこちで道路冠水だ、マンホールの蓋が吹っ飛んだ、床下床上浸水だと騒ぎを聞かない日はなかったのではないか。 我が家のあたりも数回はゲリラ豪雨がやって来て、それなりの雨を降らせて去っていったが、昨今の猛暑では、一時間足らずのゲリラでは思ったほどに気温は下がってくれず、雨上がりの鬱陶しい湿気にうんざりするのだった。 本当は一日おき、早い夕方に一雨降ってくれればと思うが、雨雲レーダーをチェックしていても、けっこうな雨雲が発生しても、我が家の上空にやって来るのは3回に一回もなく、そこはそれ“こっちに来いや!”と願っても、思い通りにはいかなかったのである。 それでも、今はネットで降雨情報を手軽にチェックすることができるので、ゲリラの不意打ちを受けて干した洗濯物に累が及ぶこともほとん..

  • 無話§毎日電車に乗っていた

    宮仕えして定年退職するまでの37年半というもの、月曜から金曜まで毎日毎日電車に乗って通勤していた(遠ひ眼 帰宅は不規則で、電車に乗って帰ることのできない境遇だったし、ラッシュアワーに乗る必要もなかったから、普通の勤め人よりは楽な通勤形態で過ごしていたのだ。 そんな37年半から、週に一度も電車に乗ることのない退職者の我が身だが、改めて振り返ってみるならば、よくもまあ淡々と通い続けていたものだと思う。 まあ、そりゃあ“行きたくないなあ”みたいなことを考えたこともなかったわけではないけれど、それはまあ、休み明けの月曜日だったり、夏季休暇の旅行から帰ってきた直後だから無理もなく、それ以外は別段出社拒否みたいな大ごとにはならずに通っていたのである。 それはもう、働かなければ干上がってしまうわけで、寝転んでお手当てが飛んでくるなど考えたこともなかったのは当然だ。 おかげで..

  • 謔話§一日一句~陽射しは弱めで~

    季語は・・・秋日傘 爽籟(そうらい)や 躊躇いがちに 秋日傘 【去年の今日】健話§おやつとラジオ体操

  • 懐話§昭和四十年代~懐メロと現役と~

    [承前] もはや“懐メロ”という言葉が存在していないのではないかと考えてしまうのは、半世紀も前の歌手&シンガーが現役でバリバリと歌っていることからわかる。 もちろん、終戦直後の『リンゴの唄』などのような“まさに懐メロ”として存在し続けた歌もあった。もちろん、その頃の世代の人たちは姿を消してしまったが。 だから、半世紀前のヒット曲であっても、明らかに現役としてライブも行えば、作詞作曲など創作活動まで行っている歌手も少なくはない。だから既に懐メロという概念は……気がつけばこの世界から消え去っていたのではないか。 それは例えば、中島みゆきであり、(3人とは同い年の)アルフィーであり、歌手生活50年になろうとする人たちが珍しくもなくゴロゴロ存在しているのである。様々な意味で、彼らの活動は驚異的なのである。 そうして考えたのは、創作活動は終わっていて、過去のヒット曲でラ..

  • 鍛話§歌舞伎の通し上演が少ない

    歌舞伎座で最後に『仮名手本忠臣蔵』の通し上演が行われたのは2013年のことで、11月と12月に、同じ大序から大詰までを役者を替えての不思議な上演だった。ちなみに国立劇場では2016年に全段上演が行われている。 それにしても間隔が開きすぎではないか。5年ごとくらいに上演していかないと、若手へ引き継いでいけなくなるではないか……歌舞伎は、歌舞伎役者という生身の人間が、若い次世代の役者に自分が培った膨大な情報を、新しい皮袋に移して熟成を待つ作業を営々と続けているのだ。 大看板、ベテランから若手へとしなくてはならない作業が遅れているのではないかとずうっと考えていた。そうこうしているうち、團十郎(十二)が早々と逝去、吉右衛門(二)も亡くなって、今残っている大看板で、矍鑠と舞台に立っているのは仁左衛門(十五)ただ一人で、白鸚(二)と菊五郎(七)はもはや覚束ない。 早くしないと..

  • 謔話§一日一句~引っ込み思案~

    季語は・・・昼の虫 おずおずと 所在はなくて 昼の虫 【去年の今日】週話§日曜枯寂~旅行中の通院3回~

  • 顧話§今日の歴史~いずこへ?~

    1965年9月24日、国鉄が「みどりの窓口」を開設。 およそ60年前にコンピューターによる予約チケット発券システム「みどりの窓口」が営業を開始した。スタートした当初は“マルスM型”という、今は京都鉄道博物館に展示されているシステムが使われていた。 ↓これを操作していたのだ~京都鉄道博物館~ すぐ目に入るのは線名と駅名が書かれた厚いノートのようなものをパタパタと探して、発駅と着駅にピンを差し、指定席券や特急券、急行券を発券させていたのだ。 開設した頃は、駅の窓口が開くのは10時、繁忙期には希望の座席を求めて長い列ができることもあったのである。 20世紀の間、数は少なかったがみどりの窓口を利用して、特急券や指定席を買い求めていた。21世紀に入ったら、ぱったりと国内移動をしなくなって、気がついたら、みどりの窓口がどんどん閉鎖されて問題になっていると聞いた..

  • 演話§歌舞伎の年齢~芯の人たち~

    本格的に歌舞伎を観始めたのは2001年秋の平成中村座からだから、ようやく観劇歴20年を超えたばかり。まだまだ“ひよっこ”だ。 その頃には“前世代”と言えばいいか……十七世勘三郎、二世松緑、六世歌右衛門といった名優たちは既に亡く、舞台の中心にいたのは1940年代前半に生まれた、菊五郎(七)、白鸚(二)、團十郎(十二)、仁左衛門(十五)、吉右衛門(二)が五十代半ば過ぎて最盛期に入りつつあり、女形には、1950年生まれの玉三郎(五)、そして前世代最後であろう四世雀右衛門が踏ん張っていた。 そして彼らの後には、1950年代半ばに生まれた十八世勘三郎、十世三津五郎が虎視眈々と後を窺っていたのである。 そして2024年の今、團十郎、吉右衛門、勘三郎、三津五郎は亡くなり、菊五郎、白鸚も衰え、仁左衛門が孤軍奮闘しているような状況だ。次世代の芯となるべき役者としては、幸四郎(十)、菊之助(..

  • 謔話§一日一句~抜けるような青空~

    季語は・・・秋麗 秋麗や 運動会の リハーサル 【去年の今日】週話§土曜枯寂~無理しない・・・・・・できない~

  • 杓話§外呑みの件

    何やら新橋の呑み屋街で、店の外に椅子やテーブルを出して外呑みをしているのを防災上等の問題があると取り締まりの対象になっているらしい。 そんな野暮なことと思わなくもないが、あの狭い路地にそんな設えをされたら歩きにくくてしかたがないだろう。 それじゃあドイツあたりでは、普通に外呑みができるではないかと思うが、あっちは歩道の幅も広いし、よく見ると店側の歩道には一定の幅でテーブルや椅子をおけるエリアがあることがわかる。つまりそもそも、そうできるようになっているようなのだ。 日本の歩道にはそうしたエリア分けなどはないから、規制されるのは当然のこと。道幅の問題さえなければ、外呑みができるように設えればいいのだがそれをクリアするのは難しい話なのだろう。何より行政の腰が重くて、何のかんのと理屈をこねて実行に移そうとしないであろうことは間違いないところである。 そのあたり、ちょっとし..

  • 画話§ユーチューバーなる・・・・・・

    小学生の“小学生なりたい職業ランキング”で去年と一昨年と、2年連続で“ユーチューバー”が1位に輝いたらしい……まあ、ランキングを眺めてみれば、小学生の考えることではあるが、インターネットの時代なのである。 そしてユーチューバーになるには、1000人以上のチャンネル登録者が必要となり、さらに審査を経て“収益化”の入口に立てるのだ。その先どれほどの収入になるのか……何やら手続きが色々と複雑で、蚊帳なる外の人間からは窺い知れない。 ただ、1000人程度のチャンネル登録者では、ユーチューブで食っていけるわけではないということらしいのだが。 もちろん、よほどバズる映像をアップしない限り、チャンネル登録者が増えるはずもない。アイデアだけでなく、運と継続する力も必要とされるのだ。 小学生が考えていることだから、誰でも簡単に何万人もの登録者を擁して、易々と日々の収入が得られ..

  • 謔話§一日一句~尾瀬の秋深まる~

    季語は・・・虫の闇 漆黒の 湿原の闇 虫の闇 【去年の今日】眠話§時差ぼけ辛い

  • 行話§雷乃収声~七十二候~秋分

    秋分の初候“雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)”である。 はい、秋分ですよ。秋……なんですよ、秋! それなのになぜ暑いのかなあ。さすがに蝉の声よりも夜のコオロギたちのほうが元気に鳴きだしていて、見た目は秋なのだが、やっぱり……暑い。 もちろん半袖の日々はまだまだ続くだろう。5年前のラグビーワールドカップ日本大会の準々決勝、日本対南アフリカは10月20日に行われたが、その時も半袖で味の素スタジアムに出かけている。だから10月一杯は半袖で過ごしていたのではなかったか。 かつては体育の日だった10月10日あたりを目安に半袖から長袖に入れ替えていたのだが、それが2週間くらい遅くなってしまった。 だから、今や日本の夏は、5月から10月までの半年となり、春と秋が圧縮されたような感じがしてならない。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§日曜流転~米は足りているか~

    先月はじめ、一週間おきに2kgずつ届いている白米が足りなくなったので、最寄の米屋に行った。その店は玄米から精米してくれるのだ。 コロナ禍以来、外食度が減少した結果、家で食べる米の量が増えたことで、時折だが届く米だけでは足りなくなることがある。それで最寄の米屋に頼るのだが、店に入って驚いた。 いつもであれば30kg袋に入った10種類以上の銘柄米が並んでいて客を待っているのに、5種類ほどの米袋が寂しそうに並んでいたのである。確かに去年の米の収穫量は平年並みとはいかなかったが、それにしてもこんな状態になるとは……どこかで出荷調整でもしているのではないかと勘繰ってしまう。そこまで米の在庫がひっ迫しているということか。 そしてそろそろ新米が出回りだすはずだが、さて今年の収穫はどんなものだろうかと憂慮している。 《日本のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~純米銘酒~

    季語は・・・良夜 いそいそと 吟醸冷やす 良夜かな 【去年の今日】嗚話§病院通いが・・・・・・

  • 週話§土曜流転~古稀を迎えて~

    古稀を迎えて最初の土曜日である……何の意味もないが。 古稀の日に書いたように“オマケ”の日々が始まった。ストレスなく、できるだけ楽しく日々を過ごしていきたいと思う。 それにつけても、10年後は――生きていれば――80歳である。さすがにもう想像の外で、自分が80歳になった姿を思い浮かべることすらできない。さてどのように老いさらばえているものだろうか。 そして一日にエントリー一つでもブログをアップし続けているだろうか。ちなみにこのペースで続けていくとしたら、5年後にはアップしたエントリーが1万を超え、2005年からの古いアーカイブと合わせて2万エントリーを超えるのだ。 なので、せめてもの目標として“目指せ2万エントリー!”を掲げておく。 人間……何がなしの、他人から見ればどうでもいいようなことでも目標設定しておくことが必要で、以前にも書いた他愛ないことだが“連続ド..

  • 謔話§一日一句~ペーパードリップで~

    季語は・・・秋の蠅 珈琲を 淹れて惹かれて 秋の蠅 【去年の今日】利話§レンタカーで空港へ

  • 呟話§一言つぶやき~夫婦別姓~

    夫婦別姓にすると、家族が崩壊するとか、あれやこれや訳のわからない…… ……ことをうだぐたと並べて、一向に前に進もうとしない現政権だが、そんな現政権を構成するメンバーの中にも、同姓でありながら既に家庭崩壊した人たちがいることを我々は知っていて、だからなぜ頑なに実施へと向かわないのか、そうする意味がわからないのだ。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 迂話§時折失敗する~上書き保存~

    ブログのエントリーはパソコンアプリの“メモ帳”を使ってまとめている。一番単純なテキストメッセージ作成のあれである。 ワードを使うほど大仰なことではなく、さっさと書いておくにはこれで十分で、ブログのエディターにコピペしてアップすればいいだけ。 なので、ちょこちょこと書き込んでいくわけだが、おおよそ上書き保存は、アプリを閉じる時とかなので、けっこう文章が進行するまで保存をかけないで続けてしまう。 そんな時、なぜかわからないが、たまたまパソコンがフリーズしてしまったりすることがあって、そうなると電源を強制的に落として改めて起動させなくてはならず、それまで営々と描いてきた文章もおじゃんになる。 一行二行だったらしかたがないと、さっさと書き進められるが、これがほとんどまとめきりそうなくらい……つまり四百字ほども書いたのが雲散霧消となると、その喪失感は果てしない。たったその程度..

  • 謔話§一日一句~正岡子規~

    季語は・・・獺祭忌 五七五が 形にならず 獺祭忌 【去年の今日】悼話§市川猿翁さん(歌舞伎役者)

  • 過話§上京五十一年~十六年は一昔~

    小学校から大学までの就学年数は16年である。大学は現役で入ることができず一浪したので実質17年であるが、まあ16年ということにしておいて……。 『熊谷陣屋』の熊谷次郎直実が「十六年は一昔。夢だ、アァ夢だ」と呟く。彼の呟きは、16歳まで育てた息子の命を差し出してのことなので、比較するような話ではない。 我が16年は、そういうわけで小学校から大学までの16年というだけの話で、大学を卒業して宮仕えを始める時に「ああ、こうして“学びの場”にいるのも終わりか」と、ふと思ったのだ。 16年は長いようでもあり短いようでもあり、そして“学校に行きたくない”といったことを考えることがなかったのは幸いだったが、学校に行くのが楽しくてしかたがなかったというわけでもなかった。 頭の片隅で“樹(たつき)の道”だからと思い定めて通過していこうと考えていたようである。 そして今の我が身にと..

  • 纏話§はい、前半すべてカット!

    仕事を始めたばかりの新聞記者の話ではなかったかと記憶しているが、仮配属の研修期間中に新聞記事を書くとかいった課題を出されて、テーマに沿った文章を書いたところ…… はい、前半すべてカット! ……と、ダメ出しをされたという、そんなエピソードらしきものを読んだ記憶がある。 いつの頃に読んだものか、とんと記憶はないが、とにかく我が意を得たりとずうっと覚えていて、それをまさに金科玉条のごとくにブログの文章をまとめながら、肝に銘じているのだ。 一つのエントリーを四百字程度でというのも、あっという間に読めてしまうことを念頭にまとめているから、それこそ無駄な前置きのような文章などは不要で、速やかに本筋に入っていくよう心掛けている。 今さら文章がうまくなりたいとか、そんなことは考えもしないが、とにかくわかりやすくわかりやすくと、それだけは常に頭の中に常駐させて心しているつもり。..

  • 謔話§一日一句~齢七十を数え~

    季語は・・・虫しぐれ 古稀の吾(あ)や 臥し待ち月に 虫しぐれ 【去年の今日】誕話§アラ七十~古希秒読み~

  • 流話§秀山祭九月大歌舞伎~大歌舞伎の空気~

    9月も半ばになったというのに、先週土曜日の東京の最高気温は34.1度……極力日向に出ないよう考えながら、電車を乗り継いで東銀座の歌舞伎座へ。二代目吉右衛門が生きていれば80歳の秀山祭九月大歌舞伎夜の部を観た。 まず『妹背山婦女庭訓』“太宰館花渡し”と“吉野川”が、合わせて2時間40分の長丁場である。吉野川を観るのは2007年に初めて観て以来、4回目。今回ようやく内容への理解が追い付いてきたと感じたが、まだまだである。 まず、20分ほどの“花渡し”は軽いジャブといったところだが、吉之丞の蘇我入鹿に悪の大きさが感じられず、そこは役者の格が必要だと痛感した。 そして“吉野川”は、両花道から続く本舞台の吉野川を挟んで、上手が大判事(松緑)の屋敷、下手が定高(玉三郎)の屋敷、そして左右に義太夫が並んでそれぞれの屋敷の様子を語り分ける、大きなスケールの2時間近い舞台。 ..

  • 別話§終活のおはなし~古稀~

    [承前] さて“古稀”の日となった……70年も生きてきたが、そのことについての感慨らしきものはない。 確実なことは“自分も老いた”ということである。徐々に体力が落ちてきていることは今さらながら自覚し過ぎるくらいだし、気がつけば“無理しない無理しない”というスタンスの自分がいる。 定年退職したのは9年前。70歳半ばくらいまでは、年に一度の海外旅行を楽しめるだろうと考えていたが、2020年のコロナ禍で、2019年を最後にすっぱり海外旅行とは縁がなくなった。 今は細々と国内旅行をするのがせいぜいで、大阪の花園までラグビーを観に行ったり、目下計画中なのは京都南座の顔見世を観に行こうかというくらいで、あっちこっちと動き回るような旅行ではない。 そして、70歳を迎えたところで、この先の人生は自分にとって“オマケ”というくらいのつもりで考えて、残り何年かを終活を並行させなが..

  • 謔話§一日一句~酒仙歌人を偲んで~

    季語は・・・牧水忌 休肝日 なれど本日 牧水忌 【去年の今日】週話§日曜枯寂~路面電車~

  • 行話§玄鳥去~七十二候~白露

    白露の末候“玄鳥去(つばめさる)”である。 明ければ明日は、古稀七十歳の誕生日である。白露の末候は、うるう年だとこの日だが、平年は18日なのだ。 その昔は、既に秋風が吹いて秋模様と感じられたと記憶しているが、今だに30度を軽々と超えるような温暖化の日々となってしまった。 我々が生きている間に、こうした状態が劇的に改善するような奇跡などあり得ないだろう。というよりも温暖化にブレーキをかけることができるまでに早くて半世紀、一世紀以上かかるかもしれない。問題は化石燃料からの転換がいつになるかであろう。 我々の子ども時代よりも、夏が一か月以上伸びたような気がする。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 顧話§今日の歴史~時速20km以上~

    1939年9月17日、人類史上初めて1万メートルで30分を切る。 この日、フィンランドのタイスト・マキが陸上1万m走で29分52秒6を記録し初めて30分の壁を破った……我が家から最寄り駅を、歩いて往復する間に10km走り切ってしまう。つまり、時速20kmで走り続けているということだ。 1km3分で走るとタイム設定をしたと思われるが、それをきっちり守っての記録達成は、今から85年前のことである。 そして現在の世界記録は、ウガンダのジョシュア・チェプテゲイが2020年に記録した26分11秒00で3分40秒も短縮した。恐るべきスピードではないか。 日本人の記録はどうかと調べれば、2023年に塩尻和也が記録した27分09秒80だが、およそ1分近い差は300m以上も離されているということではないか。 まずは27分を切って26分台に、できれば26分30秒以内を目標にしない..

  • 謔話§一日一句~秋場所中日過ぎ~

    季語は・・・新涼 新涼や テレビ桟敷は 中入へ 【去年の今日】週話§土曜枯寂~何かと忙しない~

  • 連話§ワタシの酒肴[189]カプレーゼ

    [承前] “カプレーゼ”と言われて、即座に「あれ」とわかる人がどれくらいいるものか。 まあ要するに、トマトとモッツアレラチーズをオリーブオイルとバルサミコで和えたサラダなのだが。 初めて食べたのは、たぶんあっちを旅行していた時で。肉物に辟易してきた頃、パスタでも食べようと入ったイタ飯屋だったのではないかと思われる。 もし、メニューにカプレーゼとだけしか書かれていなかったら、わかることなくスルーしてしまったかもしれないが、料理名の横に簡単な説明文が書かれていたようで、それなら注文しようじゃないかということになったのだ。 まあ、イタ飯屋は旅行中のお助けレストランで、それ以外にも生ハムみたいなのがあったりして、ちょいとばかり軽やかな食事を楽しむことができる。 そんなわけで、旅行中のカプレーゼはありがたい一品になってくれていて、それは我が家の食卓にあっても、それ..

  • 蒸話§今年も枝豆当番でした

    この夏(秋だが)もまだまだ枝豆を楽しむことができる。本当にありがたい夏のつまみである。かつては買ってきた一袋をそのまま茹でて食べていたが、最近は、250gくらい入っている袋の半分130gくらいに分けて茹でている。 もうこのところ何年も、同居人のアドバイスを得て、フライパンで茹でるようになったのだ。それは、鍋に大量の湯を沸かして茹でるよりも、はるかに短時間、はるかに簡単なのだ。 つまり……莢の両端を切った枝豆をフライパンに並べ、一つまみほどの塩をまぶし、枝豆がかぶるくらいの水を入れ、沸騰したら4分ほど茹でて出来上がり。 たっぷりの水で茹でようとすれば、沸騰するまでの時間はかかるわけで、今のフライパンだと、水もそれほど使わなければ、ガスも使わずだから、環境にも少しばかり優しいと思いたい。 というわけで、たっぷりの湯を使って茹でていた時と何の遜色もなく、それこそ“..

  • 謔話§一日一句~みちのくへ~

    季語は・・・秋日和 義経の 都落ちして 秋日和 【去年の今日】鶏話§卵かけご飯~TKGですねン~

  • 告話§ビッグイシュー487号発売中!

    ビッグイシュー487号は9月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。 スペシャルインタビュー ビル・ナイ リレーインタビュー クラーク志織(イラストレーター) 特集 読書バリアフリー 読書の秋。読書を楽しんでいますか? 一方で、紙に書かれた本を読むことに困難を抱える人たちがいます。視覚に障害のある人、手で本をめくるのが難しい人、ディスレクシアなど読み書きに困難のある人、外国にルーツのある人、視力が低下した高齢者などです。 最近は、点字つき図書、布の絵本、大きな文字の本、LLブック、オーディオブック、デジタル図書(電子書籍)などが出揃い、バリアフリー図書をそろえる図書館も現れ始めました。 そこで、読書バリアフリーな環境をつくるために活動するみなさんを取材。バ..

  • 週話§日曜流転~病みつきなんすよ~

    いわゆる“かわきもの”のつまみ2種である。 左は老舗和菓子メーカーが“満を持して”売り出した「だまされたと思って食べてほしい『海苔チーズサンド』」なのだ。店頭で見つけて“だまされてやろうじゃん”と買い求めたが、これがうまい! 塩味の煎餅に挟まれたクリーミーなチーズ、そしてパリッパリの海苔……これにはすっかり騙され、もとい魅了されてしまった。酒のつまみにもなるがどちらかというと、恰好のお茶うけといていただいている。 そして右の一品、もとい逸品は“にんにくピーナッツ”なるもので、これが実に危険なつまみ……皮付きピーナッツとサクサクの揚げにんにくが病みつきを約束しているのだ。 そして時に入手困難になったこともあった。スーパーのナッツ売り場で見つけて試してみたら、これがめちゃ旨ではないっすか!それで、ことあるごとに買っていたある日、棚から姿を消していた。一度食べて覚..

  • 謔話§一日一句~ピアノ協奏曲第20番~

    季語は・・・夜長 モーツァルトの d-mollを聴く 夜長かな 【去年の今日】卑話§間違っているものは間違っている

  • 週話§土曜流転~つまらない記憶~

    小学校時代の何人かの同級生の誕生日を覚えていたりする。それこそ半世紀以上顔を合わせたことのない人間も何人かいるが、誰それの……というと、即座に誕生日が口から出てくるのだ。 確か小学校5年生の時、教室の壁に全員の誕生日を表にして貼り出していて毎日眺めているうち、自然に覚えてしまっていた。 A輔は1月7日、H美は3月31日、M保子は7月5日、A部は9月14日……という塩梅である。もちろんクラス全員を覚えていたわけではないけれど、二けたくらいは意味もなく軽く覚えているのは何とも不思議なことである。 こうして人間は覚えていたからといって役に立つことなのない記憶は保持され続けていって、忘れないでほしい記憶は、どこか記憶の引き出しの奥底に埋もれて見つけられないままに朽ち果てていってしまう。 何というか、記憶の選別装置みたいな機能が脳のどこかにあってほしいぞと切に切に願う高齢者な..

  • 謔話§一日一句~空気玲瓏~

    季語は・・・秋気 秋の気が 震えバッハは 古楽かな 【去年の今日】別話§終活のおはなし~さてその先は~

  • 締話§酒は辛口・・・・・・ん?

    少しくらい甘い日本酒は許容範囲だが、あまり甘過ぎるのは勘弁してくれ。そんな日本酒の嗜好である。 なので世間一般に“辛口”と言われていれば、それで佳しなのだ。ところが、度数の高さについつい惹かれて原酒の類に手を出すと、濃厚なところはいいが全体を支配している甘さに「うへぇ」となってしまう。 だから値段が高くなくても、辛口とあればそれを手に取って買って帰るのだ。ただし、ラベルで“辛口”と謳っていて実際に辛口と“個人的”に感じるのは半分もない。 ずいぶん昔に聞いたことだが、そもそも日本酒に辛口だなどとは存在しない。米で作る日本酒に“辛口成分”などは存在せず、そこから辛口“らしく”醸造するのは相当に難儀なことのようだ。 だから居酒屋などで「辛口!」と指名されても、特に日本酒に拘っている店主にとっては難題と聞こえてしまうのである。どうやら自分的には、コクがあるよりも、さらりとし..

  • 泡話§石鹸とそのDNA?

    石鹸である。 使い続けてちびてきた小片を、新しい石鹸にのせ、押しつけて合体させる。一度でくっつかなかったら、何度か押しつけていると最後に一体化してくれるのだ。 物にも魂があるかのように考えてしまがちな我々は、石鹸を合体させると、ちびた小片から新しい石鹸に、小片が持っていたDNAが遷(うつ)るなどとあらぬ妄想を抱いてしまう。 いや、DNAが遷るからといって、新しい石鹸を使い始める我々に、何か御利益などがあるはずもないのだけれど、どうもそうしたことを考えたくなるような種族ということか。 写真は、アレポのオリーブ石鹸がちびてきたので、白い石鹸と合体させたもの。使ってしばらく経ったところで見ると、双方がなじんできていることがわかる。 それよりも、眺めた様子が『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる鬼太郎の目玉おやじに見えてきて、ちょっと不気味とも言えなくもないが、この目玉..

  • 謔話§一日一句~バッタの仲間~

    季語は・・・きちきち きちきちは外 歯磨きの我は内 【去年の今日】仇話§木挽町のあだ討ち

  • 行話§鶺鴒鳴~七十二候~白露

    白露の次候“鶺鴒鳴(せきれいなく)”である。 猛暑のおかげで、樹々の葉っぱがすっかりヘタレてしまった。特に桜の葉の変色は進んでいて、種類によっての早い遅いがはっきりとわかってしまう。相変わらずの暑さだが、目に見える世間は秋へと移りつつあるようだ。 そして、今年はまだ尾瀬を歩いていない。体調次第で、10月に入ろうかと考えているのは、また大霜の風景が見たいからで、10月だと古稀直後となり、一つの区切りということになる。 車を3時間走らせるのも、20kmほどの軽い山歩きも難儀になりつつあって、2年か3年のうちに“尾瀬納め”がやってくるのは間違いなさそうか。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 切話§シュレッダーを使う

    このところ、気がついたら紙の通信物あれこれがやたらと増えているような気がする。 もう長いこと、個人情報の入った紙類はシュレッダーで断裁してる。我が家のシュレッダーは既に三代目。初代は手動だったが、二代目と三代目からは電動となり、今使っている三代目の微塵切り度はかなりなものだ。製品説明によると“2×12mm”という……さすがにこいつをジグソーパズルするのは無理だろうw ではあるが、シュレッダーの作業が面倒で、年に3回か4回くらいしか断裁しない。個人情報が山と積まれたところで重い腰をよっこらしょ!と上げるのだ。 モーターが焼き付くので、連続断裁時間約5分で自動的に止まってしまう。だから、その時点で溜まっている山となった個人情報を断裁し尽くすまでに30分くらいはかかってしまう。 こういう作業を普通にしていると、自分の住所氏名その他諸々が印刷された紙類を、そのままゴ..

  • 謔話§一日一句~上陸するか~

    季語は・・・台風 予報官の 声緊迫す 台風来(く) 【去年の今日】怠話§遅刻なんて自慢にならない

  • 煙話§だからタワーマンションには・・・・・・

    いよいよ“南海トラフ巨大地震”が現実味を帯びてきた一か月前の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震である。 そうして高層マンションの林立模様を見ていると、小さからぬ不安を覚えてしまうのはしかたないことではないだろうか。しかも、今も夥しい数の高層マンションが湾岸地域に建設されていて、それを購入しようと人々が群がっているのだ。 だが、ひとたび大地震が発生した時に高層マンションにはどのような状況が現出するのだろう。例えば停電である。停電したらどうなるか、まずもってエレベーターはストップしてしまう。あるいは自家発電機などの予備電源を用意しているマンションもあるだろうが、それとて長時間の運用に耐えられるとは思えない。 30階や40階といった高層階に住んでいる人たちの生活はどうなるだろうか。買い物するにも、1000段にもなりそうな階段を上り下りしなくてはならず、日常生活を営むこ..

  • 謡話§『お富さん』のおかげで(笑

    1954年、春日八郎が歌った『お富さん』がミリオンセラーとなった。題材は歌舞伎の『与話情浮名横櫛』で、ご存じ“お富与三郎”である。 いつの間に覚えたものか、とんと記憶にはないのだが、歌詞をほとんど覚えてしまっていて、調子よく歌うことができてしまう。 ♪粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪 死んだはずだよ お富さん 生きていたとは お釈迦さまでも 知らぬ仏の お富さん エッサオー 源冶店♪ 歌のおかげかどうか、初めて歌舞伎の舞台に接した時も、おもしろいくらい内容を理解することができたのには我ながら笑ってしまった。歌詞が情景を表したり与三郎の心情を巧みに描写していて、まんま芝居のダイジェストに仕立てられていたからだ。 ところが、作詞した山崎正は歌舞伎をまったく知らず、作曲の渡久地政信に至っては“歌舞伎は大嫌いで観たこともない”という……それでも何と..

  • 謔話§一日一句~満月を映して~

    季語は・・・水澄む 姿見の 如く水澄む 月の夜 【去年の今日】週話§日曜枯寂~バイロイトの日々[下]~

  • 連話§ワタシの酒肴[188]里芋の煮っころがし

    [承前] 毎日であるとか、たくさんというわけではないが、里芋の煮っころがしは好きだ、5個か6個もあれば日本酒の佳き肴として舌を喜ばせてくれる。 醤油、砂糖、酒などで甘く色よく炊いた里芋はねっとりとした感触が日本酒を進ませてくれるのは何とも不思議なことで、子どもの頃にはこんなもののどこがうまいのかと思っていたが、長じてみればこうした味がわかるようになるという不思議。 こういうのが“大人の味”ということなのだろう。 [続く] 《酒肴のトピックス一覧》

  • 銭話§バイト代は一日2千円

    大学1年から4年までの夏休みすべて+αを尾瀬の山小屋のアルバイトで過ごしていた。主な仕事は客室の掃除、寝具の整理とあらゆる雑事であった。 忙しいのは午前中に集中している。宿泊客のチェックアウトは8時。朝食を済ませたタイミングで客室の掃除を始め、掃除などでまとめたゴミを共同の焼却施設まで持って行く。 14時頃からお客さんが少しずつ到着するので、客室への案内諸々を行うが、週末以外はのんびりしたものである。 そんなこんなで夏休みの2か月近く、50日ほどをアルバイトして過ごした。そのアルバイト代は4年間変わらず一日2000円だった。それに交通費が少し出たが、何よりも三食+十時と三時のお茶という賄いが付いたから、実質は3000円近くだったかもしれない。 だからつまり……金を使うことがまったくなかったのだ。アルバイトが終わる前日に、50日のバイト代をまとめて支払ってくれた。懐に..

  • 謔話§一日一句~枝から中空に~

    季語は・・・蓑虫 ミノムシが 秘密隠して 通す蓑 【去年の今日】週話§土曜枯寂~バイロイトの日々[上]~

  • 懐話§昭和三十年代~マッチ・・・・・・消えた~

    [承前] 自分の身の周りからマッチ(燐寸)が姿を消して久しいようだ。 かつては家の中に常備されていて、さまざまな機会で重宝し、なくてはならない存在だったマッチだが、いつ頃からその影が薄くなってしまったのか。 それこそ、街中の喫煙が常態化していた時代、煙草に火をつけるのはマッチかライターで、喫茶店に行けば、店の携帯マッチをサービスでもらえたりもしていた。 とにかく、火をつけないと話にならない時代だったことがよくわかるわけで、それが家の中の石油ストーブであれガスコンロであれ、そうした器具ことごとくが自動着火となり、さらに喫煙比率が低下したことによって、マッチが我々の周りから姿を消すことになったのは間違いない。 もはやマッチを必要とするような何かが家の中にあるものか……考えたら、蠟燭(ろうそく)があるではないか。それだってガスコンロを使えば点火できてしまうが..

  • 色話§初めてカラーテレビを見たのは

    日本で、カラーテレビの本放送が始まったのは1960年のことだが、我が家にモノクロテレビがやって来たのは1962年、カラーテレビなど先の先、夢のまた夢でしかなかった。 だが、そんな本放送が始まったタイミングでカラーテレビを目にしている。保育園の年長に通っていた頃で、両親が世話になっていた、町一番の洋食堂の地下喫茶部に据え置かれたのを見たのだ。 その当時の記憶の限りでは、ブラウン管は当時のモノクロテレビのそれより小さく、色も調整していたのかどうか、かなり毒々しいものだったというものである。 そうしてカラーテレビはその時だけで、1962年(小学校2年)の時のモノクロテレビを後生大事に見ていた。カラーテレビに買い換えたのは、1969年の後半だった。 その年の7月、アポロ11号が月面着陸したが、その時は自宅のモノクロテレビでライブ映像を見ていたのだ。そうして我が家にやって来た..

  • 謔話§一日一句~終演22時~

    季語は・・・夜長 ワグネルの 楽劇終わる 夜長かな 【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[176]初めてのキムチ・・・・・・

  • 週話§日曜流転~スニーカーと私~

    1969年、アメリカのウッドストックで50万人の聴衆を集めて3日間の野外コンサートが行われた。 そんなウッドストックの映像を眺めていて気がついたのは、スニーカー度が極めて低いというか、映像を見た範囲では、ほとんどスニーカーなど履いている人間はいなかった。特に男たちは、あの西部劇に出てくるようなブーツだったり、革靴の類。スニーカーといっても、布製のズックみたいなやつを履いているのがせいぜいだったのである。 記憶をたどってみれば、アメリカでスニーカーが広がりを見せたのは70年代に入ってからのことで、ニューヨーカーたちが、通勤するのに革靴ではなくスニーカーでオフィスまで行って履き替えていたのだ。 そんな流れで、スニーカーで出勤するようになるまでにそれほど時間はかからなかった。スーツにネクタイではなく、ジーンズOKというカジュアルな出社形態だったので、80年代にはどこに行くのもス..

  • 謔話§一日一句~ビル街の空間から~

    季語は・・・天高し スクランブル 交差点往く 天高し 【去年の今日】短話§楽曲名を省略する件~自虐的~

  • 行話§草露白~七十二候~白露

    白露の初候“草露白(くさのつゆしろし)”である。 秋らしくは……ないですなあ。せいぜい秋かなと感じるのは、夕暮れになる早さで、おっとと思っていたら日没時刻が18時台に入っていた。これはもう寂しい季節に入ったということだ。 宮仕えをしていた37年半というもの、99%はデスクワークで、外仕事などはまったくなく、だから特に日没時刻……日没の早さ遅さなど気にかけることなどないままに過ごしてきた。 だから、定年退職して家にいるようになると、日の出やら日没の早い遅いが気になってしまう。そうして冬になって日没が16時台に入ろうものなら、我が身に引き比べて“黄昏”感をいやでも強烈に感じてしまう。 人生の時間と、延々と流れ続ける世界の時間と……うーん。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§土曜流転~古稀秒読み~

    再来週半ばには古稀を迎える……七十歳である。 七十歳とは?とない頭を絞ってあれやこれやと考えてみた。友人というか、知り合いというか、そうした存在だが、きちんと確かめたことはないが、間違いなく四十代以上で、三十代などいるのかどうか、ましてや二十代よりも下の人間などと会話したことも最近はないはずだ。 もっとも、それほど交友範囲が広いわけでもないから、自分より年長の知り合いの数などたかが知れているし、この先に減りはすれども増えることなどあり得ない。 こうしたところからも。自分の老いを如実に感じることになる。そして10年後は八十歳の傘寿……はてさて、生きていられるだろうか。というよりも、個人的には七十歳を過ぎたら、それはもう“オマケ”の人生だと考えることにしている。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~黙々と~

    季語は・・・白露 影は濃く 人行き交いて 白露かな 【去年の今日】想話§雨雲レーダー活用中

  • 滑話§流れに乗るまでが一苦労

    多分にせっかちな性分なところがなきにしもあらずで、物事が“水平飛行”に移って落ち着くまでの時間をもどかしく感じるのだ。 滑走路を離陸して上昇、安定した水平飛行になるまで、どれほどの時間を必要とするものか、頭の中ではわかっていても、上昇している間のイライラがまた何ともなのである。 そんなせっかちさは、小説の類を呼んでいる時にも顔を出して、だから前振りが長い小説だと「えーい、早く本題には入らぬか!」みたいな感情が表に出てしまう。 作者にしてみれば傍迷惑な話であることは重々承知なわけで、はなはだ申し訳ないことだが、これもまた性分ということか。 ゆえにテレビの連続ドラマを好んで見ることをしないのは、そうした個人的事情があってのことで、だからといって録画したドラマを早送りして見るなどということまではしない。 ちなみにここ何年かの間に、最後まで見続けたドラマは『半沢直樹』..

  • 所話§物持ちはいい・・・・・・というか

    あれこれな“問題児”ではあるが、それでも物持ちについてはいいほうだと自任している。 今だにガラケー持ちで、10年以上前に機種変更した携帯は、既にサポートは終了していて、時折携帯会社から「ガラケーは使えなくなりますよ」という脅迫メイルが届くが、意に介することなく使い続けている……もっともほとんど同居人との連絡用でしかないが。 携帯機能のないiPod touchも、今使っているのは三代目で、それも相当に動作が遅くなるまで使い潰して買い替えている。パソコンも同様で、5年使用で買い替え推奨しているところを6年使い倒して、電源投入から20分経たないと用を為さないようになるまで頑張ったのだ。 ケチというわけではないが、財政的問題もあるし、まあ動かなくなるまでは使いましょうという心づもりであることは間違いない。 だが時折、とんでもなく早く成仏されることがあって、それはそれで腹立た..

  • 謔話§一日一句~軽やかに~

    季語は・・・秋雲 筆先は 力むことなく 秋の雲 【去年の今日】酎話§チューハイは無糖で

  • 盤話§キーボード入力は

    何の気まぐれか、親がタイプライターを買ってくれた。中学3年くらいの頃だっただろうか。それで、教えてくれる人がいたので、少しばかりタイピングの初歩を教えてもらった。 もちろん、きちんとしたポジションに指を置いて、一応はブラインドでタイプできるくらいまでになったが、そこからしばらくは長いブランクが続く。 次にキーボードに触れたのは、宮仕えを始めて数年、オアシスのワープロが仕事をしていたセクションにやって来た。何か仕事に使えそうだという気がしたが、今回は教えてくれる人はおらず、独学でオアシス独特な親指シフトのタイピングを覚えた。 それで10年ちょっと使っていたが、世紀が変わる頃、社員全員にパソコンが支給されることになった。もっとも、それ以前の1994年頃には、自宅でパソコンを動かすようになったので、そのタイミングでローマ字入力を始めて、今に至っている。 英文タイプ..

  • 灼話§こんなに暑かったっけ?

    18歳、高校3年まで過ごした町中の実家は、築80年だったかの見事なオンボロ借家……便利だけが取り柄なようなものだった。 冬は隙間風が寒かったが、夏は風通しがよく、扇風機だけで夏をしのぐことができたのだ。 とはいえ、半世紀以上前の北関東……日本……いや世界が、それほど暑かったのかといえば、今ほど暑くなどはないと確信を持って言うことができる。 論より証拠……試しに、気象庁のページからデータを引っ張り出してみた。1970年7月と2024年7月、それぞれ一か月の気象状況をご覧あれ。クリックして拡大。 1970年に最高気温が35度を超えた猛暑日は一日もなかったが、2024年は15日もあって、あまつさえこの月の最高気温は39.2度を記録したのだ。もちろん一か月だけ切り取って比較しても、どれほどの意味があるのかはわからないが、七十年生きてきた身にすれば、この20年ほど..

  • 謔話§一日一句~空はなお高く~

    季語は・・・秋の雲 佳き午後や 尾瀬湿原は 雲の秋 【去年の今日】葉話§2023年8月の天気模様を振り返る

  • 糖話§餃子ライスの不思議

    これは日本人の嗜好なのか、違うエリアでも同じ嗜好が存在するものか、調べたことがないのでわからないが……澱粉質をおかずに澱粉質を食べるというものがある。 特に関西圏においては“お好み焼き定食”なるものが普通にあって、それを何の疑問もなく食べているのだ。 全国的規模でというなら“餃子ライス”がそれである。中身は挽肉と野菜類だが、外の皮は小麦粉を練った立派な澱粉質で、考えてみれば……みるまでもなく、不思議な“おかず”なのである。 餃子は見ればわかるとおり肉と野菜と穀類から成っていて“完全食”と呼ぶ人もいるくらい、わざわざご飯のおかずにする必要などはないものなのだ。 だが我々は、餃子ライスとしてホイホイ食べている。そればかりではない、前述したお好み焼き定食に始まって、半チャンラーメン、ラーメンライス、焼きそばご飯、はてはたこ焼きライスなんてのまで存在する。 さらに究極..

  • 偽話§スパムメイルを見破れ!

    パソコン通信からスタートした我がネット歴は、30年を超えて続いている。そしてパソコン通信からインターネットに移行した瞬間から、スパムメイルとの戦いが始まったようなものだ。 インターネット歴も四半世紀が経って、スパムメイルは蔓延る度合いが目に余るようになった。プライベートな知り合いとのメイルのやり取りなどは、1割くらい、ネット配信のニュースや配信メイル、ネット通販のやり取りで合わせて5割、そしてスパムメイルが4割ほどは届いているのではないか。 上は、そうして届いたスパムメイルアラカルトである。同じ件名が何通も届いていたが、一つにまとめた。最も間抜けと思われるのは“Jarred Lecea”と個人名でイオン●▲ドのトラブルついてのお知らせを送ってきたやつ……お前は、アホか! そして、宅急便を装って届いたのが“不在通知”らしきスパム。すぐにそれとわかるのは、登録..

  • 謔話§一日一句~庄之助と伊之助~

    季語は・・・九月場所 立行司 二人そろって 九月場所 【去年の今日】週話§日曜枯寂~ご飯の量は・・・・・・~

  • 除話§日傘・・・・・・男もしてみむとて

    今年も猛暑の日々が続いた。そんな7月のある日……新橋演舞場の七夕喜劇まつりを観に行った日のことである。 地下鉄の出口から地上に出れば、容赦ない灼熱の太陽が照りつける。演舞場までは徒歩5分ほどだが、これはたまらんと見回せば、歩いている人たちの過半数が日傘を差していたのだ。日傘は持っていないが、折り畳み傘は常備している。黒布だがないよりはましだろうと300mほどの道のりを相合傘で歩いてみた。 黒布だから熱は吸収する。だが、それ以上に傘が日陰となってくれたことで若干だが気温は下がって、ほんのちょっとだが救われたと感じたのである。そうして街行く人を見ていると、今年になって男性の日傘度が一気に上がったような気がするのだが。 というわけで、雨と兼用の折り畳み日傘を買ってみようと考えていて、外側は、太陽光を反射する銀布仕立てが無難だと思う。 30年以上も前、日向ばかりを歩いていて..

  • 重話§6月から10月頃までは・・・・・・

    すっかり炎天下での活動を自主的に自粛する高齢者となってしまった。この暑さは暴力的かつ殺人的で、自分たちで自覚して外出を控えたりそれなりの防衛策を講じるしかない。 生徒、学生が夏休みに入った7月中旬の終わり頃から、容赦ない熱波が襲ってきて、各地で最高気温が40度を超えるような酷暑日(2022年制定)を記録。各人猛暑対策を心してやらないと、熱中症ばかりではなく命にかかわるような天気模様なのだ。 というわけで、エントリータイトルのとおり、6月から10月くらいまでは、どこかに泊りがけで旅行するのもやめましょうとは夫婦での決め事である。 尾瀬に出かけるのは夫だけ、しかも尾瀬の気温は東京よりも10度近く低いのであまり問題はならないと考えた。それ以外の、例えば祇園祭の京都になど誰が行くものか! とにかく我が家の決め事としては、不要不急の外出はしない、スーパーへの買い出しも一日おき..

  • 謔話§一日一句~大和路へ~

    季語は・・・さやけし 半眼の 文殊菩薩の さやけしや 【去年の今日】週話§土曜枯寂~やる気スイッチ~

  • 行話§禾乃登~七十二候~処暑

    処暑の末候“禾乃登(こくものすなわちみのる)”である。 実りの秋、収穫の秋は間もなくである。 このところの夏の暑さで、農作物に少なからぬ影響があるのではないかと想像しているのだが、それはニュースで時折だが“何々が不作で品不足だ”と報じられたりして、そんな事態だと知るのだ。 とんかつ屋の食材の中で一番価格変動が大きいのは何かという問いがあってそれはキャベツなのだと聞いた。季節や気象状況によって出来不出来が激しいということなのだろう。 ところが、昨今の暑さで豚肉の生育も大きな影響が出てしまって、物にもよるが、牛肉よりも高い豚肉が登場してきてると聞いて、何たることか!と驚かされた。 そしてワインである。ワインのための葡萄の北限は北緯50度付近だったのだが、1990年代頃からイギリスでもワインの葡萄栽培が活発化されてきたということである。 まだまだ気象変化による..

  • 葉話§2024年8月の天気模様を振り返る

    2024年8月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。 このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。 月の終わりは、台風10号“サンサン”に振り回された日本列島だった。勢力が強いうえに鈍足で、しかも迷走というトンデモ台風の三冠王は西日本、特に九州を翻弄し、あろうことか“遠隔豪雨”なるものが出現して、関東地方や静岡に大雨をもたらしたのだ。 八王子あたりでも平年8月の2倍以上の雨が一日で降ったり、各地で下水がオーバーフローして、道路が冠水したばかりでなく、床下&床上浸水が頻発した。こんな雨の降り方は、人生70年の中でもほとんど記憶にない。 そして猛暑である。東京アメダスの気温を見ると、真夏日&猛暑日でなかったのは2日だけ、その2日も25度超えの夏日だったのである。無用な外出をすることはせ..

  • 謔話§一日一句~ベッドから飛び起きて~

    季語は・・・秋の朝 秋の朝 こむら返りの 眼覚めかな 【去年の今日】長話§2023年9月の予定あれこれ

  • 告話§ビッグイシュー486号発売中!

    ビッグイシュー486号は9月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。キルスティン・ダンストが表紙。 表紙&スペシャルインタビュー キルスティン・ダンスト リレーインタビュー 小野りりあん(気候アクティビスト) 特集 進まない震災復旧。冬、春、夏をこえた奥能登から 今も「半孤立集落」が残る珠洲市。13か所の避難所を残し、物資提供と自衛隊活動終了後も入浴の支援などが必要な輪島市。元日の地震から8か月、大きく復旧が遅れている奥能登の今は? 過疎や地理的な条件に加え、原発の問題もありました。 NPO「ピースボート災害支援センター(PBV)」は、能登半島地震直後から、珠洲と輪島に拠点を設け、避難所や在宅避難者へ物資支援や生活水の供給、洗濯支援などを続けてきました。「半孤立集落」..

  • 長話§2024年9月の予定あれこれ

    月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。 9月1日の日の出は5時12分で日没は18時11分、月末の日の出は5時34分で日没は17時29分。特に日没時刻が早くなって秋が来ていると感じるが、夏の暑さが変わることはない。 それはともかく……今月はお楽しみが少ない。決まっているのは秀山祭九月大歌舞伎くらい。 昼の部は『摂州合邦辻』と夢枕獏原作の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』という新作。夜の部は玉三郎と松緑で『妹背山婦女庭訓』の花渡しと吉野川。そして幸四郎の弁慶、菊之助の富樫で『勧進帳』である。 歌舞伎もう一つ……隼町の国立劇場閉場で初台の新国立劇場に場を移しての歌舞伎公演9月は、ちょっと気になる中堅役者坂東彦三郎が団七九郎兵衛を務める『夏祭浪花鑑』が出るので、いそいそと出かけることにした。 そしてクラシックは10月までお預けなのだ。 ..

  • 週話§日曜流転~九月・・・・・・である~

    かつて、夏休みが終わって始業式の日だったわけだが、いつもせいせいした顔で登校していた記憶である。 そりゃあ、夏休みがもう少し続いてくれたらとか思わないでもなかったが、進んで学校に行きたい!などとも思ったわけではない。 あまり先々がどうなるか、どうしたいのかといった眼に見えるような将来像を描いていたわけでもなく、そういう意味では自己について考えることをせずのまま年齢を重ねていったのだった。それは高校に入ろうが、大学に進もうが、進みたい、あるいは進むべき目的地を見い出せないままだったのである。 世俗的な欲が希薄だったとは思わないが、欲に対しては表に出すこと少なく過ごしてきた。 そうしてきた理由の一つは、たぶん自分の経済的貧しさのゆえが、頭の上に大きくのしかかっていて、手をこまねいていたのではないか。そして手をこまねきながらも、何度か足掻いたことが、今の自分を形作ったとは..

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、HIDAMARIさんをフォローしませんか?

ハンドル名
HIDAMARIさん
ブログタイトル
ひだまりのお話
フォロー
ひだまりのお話

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用