家系図のやうに雛のならびけり 十志夫クリスマスツリーといい、雛人形といい、Yはやる事が早い。一か月前から緋毛氈を敷いて人形を出して並べ始める。今年もすでに7段がデンと飾られた。我が家は女系家族だから長女の生まれた50年前からの伝統行事で、こうし
家系図のやうに雛のならびけり 十志夫クリスマスツリーといい、雛人形といい、Yはやる事が早い。一か月前から緋毛氈を敷いて人形を出して並べ始める。今年もすでに7段がデンと飾られた。我が家は女系家族だから長女の生まれた50年前からの伝統行事で、こうし
この2~3日、blogの閲覧者数が急激にふえた。林誠司氏の句集「海光」を紹介していることが、氏のblog「俳句オデッセイ」に触れられており、私のblogがリンクされたためと思われる。さすがに数千名の読者のいる人気blogで、その波及力が大である。ところで、昨日は、聖バレ
血圧の高いYのために毎日の食事はそれなりに神経を使う。俳人をかねる主夫としては、忙しい時は時間短縮でカレーにすることが多い。まず日本人で嫌いな人はいない鉄板メニューだ。 コメに限らず、ここ一年野菜の高値が続いていて、カレーライスの一人前あたりが314
林誠司氏の句集『海光』(俳句アトラス刊)を読んだ。俳人協会新人賞を受賞した第一句集「ブリッジ」(2001年)、第二句集「退屈王」(2012年)に続く第三句集である。休日には、芭蕉の「奥の細道」の道程を自ら辿るほどの旅好きである。当然のごとく自然詠が中心を占める
「俳句四季」8月号を読み返していたら、「俳句と詩」についての特集が目に留まった。タイトルは、「越境する俳句/詩人と俳句、俳句と詩」。俳人であり、詩人でもある7人の方たちが原稿を寄せている。以前、結社が同じだった草野早苗さんや「あだち野」アンソロジーの巻頭
「あだち野」には茶道を嗜む人が複数いて、句会でそれに関連した句を出してくる。Yが茶道を指導しているから、普通の男性よりは知識があるつもりだったが、この数か月で「そうなのか」と教えられることが数多くあった。 炉開きや花は白玉初嵐 市橋三岐子前回もb
昨年、依頼された講演会で「性格と作句傾向」について話した。人間が生来持っている「モノの考え方」と「俳句の傾向」とは重なる部分があるというテーマだった。その話に使った検査は、以前勤めていた会社のスタッフと東京大学、九州大学の心理学研究者とで共同開発した「
年齢とともに睡眠に関する悩みが多くなるのは、誰しも同じらしい。「睡眠」の研究者がその仕組みを解説している番組を見た。 就寝前のルーティーンをつくるのが良いという。例えば軽い運動、短い読書など。 睡眠とは、ノンレム睡眠(深い睡眠)、レム睡眠(浅い睡眠
雪しずり音なき音をながめけり 十志夫2月2日(日)に都心に何十年かぶりの「大雪」との予報が出ていた。月例句会があり、車がつかえないと困るなぁと思っていたが、それほどでもなく、早々に雨も止んだ。「節分」と重っていたので、いろいろ準備を重ねてきたイ
先日の新春句会の場で、「今年も宜しく」ということで同人の皆さんから花束を頂いた。「花束」を頂くなんて、何年振りだろうか。 シンクに花束ソファーに赤マフラー 十志夫早速、Yが花瓶に活けてくれた。
先週末、超結社の「細道句会(早稲田句会)」の今年最初の句会があった。久し振りに青森、兵庫からもメンバーが参加されたので、句会後に新年会を開催。いつもながら楽しい情報交換の場となった。毎月21日、弘法大師の縁りの寺社では様々な催しものが行われ、中でも1月2
土生重次「扉」創刊主宰わが「あだち野」は、「蘭」(野澤節子)の編集長を務めた土生重次の「扉」の系列誌として平成9年に創刊され、今年で28年目を迎える。その「扉」は、土生主宰亡きあと、坂元正一郎氏が主宰を継いでいたが、昨年7月に急逝され、編集長の野地邦雄
1月27日(月)の午後4時に始まったフジテレビの会見にずっとチャンネルを合わせていたら、気づけば夜中の12時に。途中、食事を摂りながらも8時間連続して見ていたことになる。まだ、続いている。大学時代の専門ゼミで「近代マスコミ論」を学んだ人間としては、言いた
トランプ大統領のいう「アメリカ・ファースト」をはじめ、世界各国に「自国優先」の考え方が広まりつつある。また、経済停滞をもたらした左傾化の反動から、欧州主要国でも右傾化が目立ち始め、この左右の対立による「思想的な分断」が起きてきている。こうした自国優先の考
月に一回、美味しいものを頂きながら句会をやろうと、サラリーマン時代の仲間と15年ほど前にスタートした集いが「ぐる芽句会」。コロナで通信句会の形に変更してから4年になるが、この1月から、当初の対面のリアル句会として復活するなことになった。重鎮の一人M氏が昨
「銀漢」(伊藤伊那男主宰)の関係者が経営する飲み屋が日暮里の俳句寺「本行寺」の前を抜けて、谷中銀座の「夕焼けだんだん」の傍にある。「銀漢」所属で、ZOOM句会で一緒する句友が「1日ママ」を頼まれたので、飲みに来ませんか? とのメールが届く。家から近いこと
今朝、2時間かけて打ち込んだ句会報の原稿を「保存」する段階のミスで全て消去してしまった・・・"(-""-)" あちゃぁ。まぁ、この歳になると何が起きても不思議ではないから仕方なし。その一つが突発的な事故。回りにも脳溢血などで倒れた人がいるし、風呂場でのヒートショ
自身の体調不良、家族の介護・・・などの理由で句会に参加出来なくなる人が増えている。参加者が6名になってしまった支部句会あり、住区センターの教室として体をなさないので来年度から閉鎖する事にした。 最大の15名から6名に。(扇句会)そんな中、今日の本部句会に
俳人協会から第36回「花と緑の吟行会」の案内書が届いた。開催は4月2日(水)1時~。谷中霊園の桜、谷中銀座商店街など「日暮里周辺」を各自自由に回り、日暮里駅前のラングウッドホテルに於て句会を行うというもの。選者は、今井聖、大西朋、鈴木久美子、鈴木太郎、
大相撲初場所が始まった。映画「将軍」の受賞も相まってインバウンドの観客が多くなったのか、前売りチケットは15日間すでに完売だとか。日本的なものへの興味・関心が高まっているのだろう。栃若、柏鵬、若貴・・・ライバルがいると相撲人気が高まるのが常で、今場所は
第39回俳壇賞の結果と選考経過が「俳壇」2月号に載っている。受賞者は、市村栄理さん(秋麗、むさし野)。珍しく選考委員4名全員が「選」に入れていて、文句なしの受賞。星野高士氏(◎)、佐怒賀正美氏(◎)、鳥居真里子氏(〇)、井上弘美氏(〇)。投句の中に一句
青井住区センターでの初句会。点景句会ということで、一人づつ景品を持ち寄って分け合った。特選者に渡す方式が多いが、一人に集中して貰えない人が出るとまずいので、高得点の人から好きなものを取っていくという形に。これなら全員が何かしらを手にすることが出来る平
今日は1月9日。明日は句会だし、語呂合わせで「1句」詠まなければと机に向かうが、昨日から体調を崩してベッドで寝ているYから頻繁に「メール」で指示が入る。「ヨーグルトが欲しい」「朝食のパンはネオ・バターロールがいい。買ってきて」「昼はお好み焼きを作って。ソー
今週は4か所で初句会があるが、2つがすんで残りは2か所。新年の句会は華やかな季語が多く、気分が盛り上がってくるので楽しい。鶏日、狗日、猪日、羊日、牛日、馬日ときて、今日は「人日」。1句をモノにするために「七種粥」を作る。
今年の初夢は、旅先で携帯をなくしてしまったというトラブルだった。途中で気づき、番号を鳴らすが誰も出てくれない。記憶をたどって食事をしたレストランだと見当をつけて、何とか取り戻すことが出来てほっとするという顛末。呆けが始まりつつあるので、現実でも起こりそう
今年の句会は、明日の5日から始まる。5日、7日、10日、11日・・・と週4日続くが、正月気分が抜けきれずに、計16句の準備が整っていない。雑煮、松飾、御慶、お年玉、年賀状、新年会、鏡餅、書初・・・。元旦の西新井大師をのぞけば、ほとんど家に閉じ籠っていた
終活により年賀状を出さなくなって10年。元旦に届く枚数も徐々に減ってきて今年は10枚ほどに。元旦の午後から、天気も良かったので句材を求めて西新井大師へ出かける。参道に入ると、本堂に向かって長い行列ができていて、賽銭箱に辿りつくまでに30分はかかりそう。
明けましておめでとうございます本年もどうぞ宜しくお願い致します。 2025年 元旦
影に色奪はれてをり冬安居 十志夫 ZIPPOの揺れて鰭酒点しけり 今年最後のblog更新です。一年間、御覧いただき有難うございます。大晦日なので年越し蕎麦を作りましたが、写真を撮るのを忘れて半分食べてしまいました(^_-)-☆みなさま、良いお
年明けまで仕事(?)を持ち越したくないので、1月中旬が締め切りの俳句誌からの依頼原稿を全て書き終えた。結社の会報(11月、12月合併号)も仕上げた。同人・会員への連絡、発送物も全て済ませた。足立俳句連盟の幹事への連絡事も済ませた。今年最後の句会である超結社
先日、義妹夫婦に長女をまじえ、大人だけのクリスマス食事会を開いた。子供がいないと、静かだが寂しい面も。 国民年金月額六万クリスマス 十志夫 各自で1品ずつの食事を担当する。バーニャカウダを作れと仰せつかる(写真左)。アンチョビー、オリーブ油で作
あくまで個人的な見解だが、俳句において、なるべく乱用を避けたほうがいいと思っているものに「前書き」「ルビ」「鍵カッコ」がある。俳句は基本17音で完結させるべきものと考えているので、前書きがついている句は例外的なものだ。(もちろん、前書きが著しく効果を発揮し
土生重次このblogにも度々書いてきたが、俳誌「あだち野」は平成9年に、野澤節子の「蘭」の編集長だった土生重次が創刊した「扉」の後継誌として一枝伸主宰によって創刊された。(令和2年、一枝主宰が勇退し、私が二代目主宰として継承)先日ご報告した通り、一枝主宰
漫才のNO1を決める「M1」グランプリを見る。今年は20回目。1万組を超す予選出場者の中から、「令和ロマン」の2連覇で幕となった。昨年受賞しているコンビが再度出場できるコトが意外だったが、それが可能で、しかも2連覇させたことに驚く。その日の審査員10
たまたま早起きしたのでNHK俳句を見る。今週の選者は、「あだち野」アンソロジーの巻頭エッセイをお願いした高野ムツオ先生。句会形式で一番面白い週。 句会の兼題は「冬麗」。冬のうららかの気候をさす季語。以下は、出演者の投句を選の多い順に記す。冬うらら電信柱
柚子風呂やフォークボールの握りして 十志夫今日は冬至。同人による定例句会をふくめ、今年最後の「あだち野」関連の句会だった。アンソロジーも全員に配布し終えて、主宰としての務めを全て果たした感じ。残りは、超結社の「細道(早稲田)句会」だけである。振り返
このところ、老いに関する書き込みが続くがご容赦願いたい。★ ★ ★つくづく時代に遅れているなぁ、と思うことが幾つかある。ポイ活、LINE、交通系ICカード、NISA・・・等々、使えば便利(得)だろうなぁと頭では分かっていても、生来が面倒くさいことが嫌いな
をちこちに師走の気配そろひをり 十志夫残暑が終わったと思えば、短い秋が通り過ぎて一気に冬になってしまった。振り返れば、今年もいろいろなことがあったなぁ。創刊主宰の一枝先生を筆頭に、先輩、同年代、年下もふくめ、多くの人達が旅立たれた。西田敏行さん
あだち野アンソロジー(2020年版)より転載。一句鑑賞★ ★ ★ ★感謝 村井栄子 俳句を始めてから四半世紀以上になる。もし私に俳句がなかったら、どんな人生だったろうか? 自分の思うようにならない時など、世間や家族に対して不平不満を並
あだち野アンソロジー(2020年版)に特集した「一枝伸の世界」を2回にわたって転載する。 ★ ★ ★ その(1) 外連なき十七音 矢作十志夫「あだち野」を創刊して以来、一枝伸主宰が貫いてきた俳句信条は「客観写生の確立」である。対象をじ
今年の初めから病気療養中だった一枝伸「あだち野」創刊主宰が、12月11日に逝去いたしました。生前ご懇意にしていただいた方々に略儀ながらblogを借りてご報告いたします。享年92歳。★ ★ ★平成9年、「蘭」(野澤節子・創刊主宰)、「扉」(土生重次・創刊主宰)の
交通事故のニュースには、決まって「高齢者の運転による事故・・・」いう形容詞がつく時代。なのに、ある調査報道によると、70代の人間の大半が「自分は運転がうまい」と思っているというのだから、始末が悪い。自らを振り返ると、技術よりも視力の減退によることが原因
毎年、「あだち野アンソロジー」の表紙(水彩画)でお世話になっているサンデーKUこと遠藤恵裕さんから、お手製のカレンダーが届いた。NPO法人の依頼でKUさんが描いた境水道の絵(魚や景色)をもとにして制作されている。 KUさんとは、15年ほど前、鳥取県境
「涼しき廬」 33句 「角川俳句」 9月号 7句噴水を足裏でふさぐ反抗期やんわりと握る静けさ昼寝の子我が影の貼りついてゐる酷暑かな黙祷で始まる句座や蟬しぐれ定まらぬ国境の麦熟れてをり「解なし」てふ答ありけり蟻地獄遠雷や下の名前が出
毎年、この時期になるとblog句集として最新作をまとめることにしている。今年で16回目になる。2023年秋~2024年秋の71句。 「シンクに花束」 38句時に背で告ぐることあり十三夜言の葉をひろげて選りぬ夜長かな夕暮れに囲まれてゐる大花野松手入ながめて
現在、2種類の血圧関係の薬を飲んでいる。2か月に一回、主治医による診察も受けているが、薬を飲み忘れると、上が150を超えることが度々ある。昨今、病気により句会を休むメンバーが増え始めていて、先月も風呂場で倒れて緊急搬送(脳溢血)されたメンバーがいる。
「あだち野」のメンバーが、第31回俳人協会・俳句大賞の準賞を獲得した。 墓洗ふきれいな水を惜しみなく 岡田みさ子派手な句ではないが、先人への限りない愛情を感じる一句であることが評価されたのだろう。「澄み切った空気と水の流れる自然に囲まれた中で
閉ぢ込めし憤怒あれこれ年の暮 十志夫今年も残すところ1か月。いろいろあった1年。来年は、「昭和100年」にあたる。Z世代からすれば、「昭和」は、われわれが感じる「明治」のような感覚だろう。ひょっとしたら「江戸時代」かも‼昨今、SNSが時代を大
2016年11月17日のblogから稲垣きくの★ ★ ★ ★「俳句四季」2013年11月号~12月号掲載の河内静魚氏の論考を参考にしつつ、「稲垣きくの」の俳句と半生をたどる。「美人俳人」といえば、誰もが、4T (汀女、立子、鷹女、多佳子)の一人橋本
一昨日のblogに5年前のコメントを再掲載するにあたって、以前のものを読み返していたら、以下のような内容の書き込みが出てきた。面白い内容だったので、参考までに再掲載する。 ★ ★ ★ ★ ★ ★2016年11月17日 blog鈴木真砂女と稲垣
久し振りにお会いした句友から、自分の5年前のblogのコピーを見せられた。「財布の中に入れて時折読み返している」とのこと。驚くとともに恐れ入る話。帰宅してから、自分のblogを検索して、見せてもらったその記事を捜してみたら出てきた。以下、再掲載してみる。 ★
昨日、外苑の銀杏並木を見たあと、浅草鷲神社の三の酉に立ち寄った。「三の酉まである年は火事が多い」という話は、寒くなって火を使う機会が増えるため火の用心を呼びかける説と、浅草の鷲神社の帰りに吉原に繰り出し遊んでくる殿方を脅すために女性陣が考え出した知恵だと
11月のもろもろの仕事がおわり、この1週間はようやく俳人として句作の時間が戻ってきた。ここぞとばかりに、今日1日で神宮外苑と浅草鷲神社(三の酉)の2か所にプチ吟行に出かけてきた。先ずは、神宮外苑の報告から。 道路に出ての写真撮影。会話を聞いていると半分以上は
「2024年版・あだち野アンソロジー」が納品された。例年より1か月早かったのは、印刷所を変えたことでスムーズに進行したから。京都が本社の会社だが、デザイナーのTさんの頑張りで入稿から5日で納品という速さだった。400部だが、メンバーへの配布と句友に配布
11月も終わりだというのに、太平洋側は暖かい秋が戻ってきたかのような1日だった。反対に日本海側は雨雲が北から南に伸びていて、列島の真ん中で天気がくっきりと二分されている。今夏の猛暑によって日本海側の海水温が例年より高く、発雷確率が高い状況らしい。(写真右)
参考写真報道によると、神宮外苑の銀杏並木が大変なことになっているらしい。インバウンドの外国人が道路にあふれ出して写真撮影をするので車が渋滞してしまい、その整理に担当者が躍起になつているとか。この時期に何度か訪れたことがあるので、あの素晴らしさを写真に収
若い頃は次々と蓄積されてきた知識だが、歳とともにぼろぼろこぼれ落ちるようになってしまった。一つ覚えひとつ忘るる文化の日 竹内祥子句を詠んでいてどんどん浮かんできた季語も、常識的な季語でさえ、思い出すのに苦労することも。傍題を含めると、季語は2万語
11月23日、「好日」(高橋健文主宰)の全国大会(上野精養軒)で1時間ほどの講演を依頼され、その任を果たしてきた。「モノ俳句とコト俳句の融合」と題し、客観写生偏重からの脱皮、「写生と描写」の違い、主観にこそ作者のオリジナリティが現われる、という内容の話
40歳半ばに脱サラして、居酒屋を経営していたことがある。東野圭吾さんら小説家や多くの俳人たちが通ってくれた所謂「文壇居酒屋」という類の店だった。 居酒屋の裏口に葱置かれをり 十志夫12年ほど続けたが、後継者がいないこともあって、惜しまれつつ閉店し
大谷翔平が2年連続満票で3回目のMVPを受賞 ♬ア・リーグ、ナ・リーグにまたがる連続受賞、DHでの受賞は初である。去年と今年の違いは、横に奥さん(真美子さん)がいること。「いい夫婦」のトップにもなった。本当にいい人と巡り合ったものだ (^_-)-☆
アンソロジーの校正も含めた編集作業が全て終わり、責了となった。後は印刷所に回し、完成を待つばかり。12月の中旬には納品になりそう。当事者が言うのもなんだが、少人数の結社の割には、毎号の仕上がりに関して回りの評価が高い。レイアウトなどを任せているエディ
今日は結婚記念日だったが二人とも忘れていた。三浦友和と山口百恵たちと同じ日だ。金婚式の年は、次女がフレンチレストランを予約してくれていたので忘れようもなかったが、今年は何となく過ぎてしまいそうだった。Blogの書き込みをしていて「ひょっとして、今日は・・・」
オーストラリアの小学校で、AIを使ったディープフェイクに対する学習指導が始まったというニュース。顔と声を合成したアバターにある事ない事を語らせて、どれが事実なのかを考えさせる授業だという。アメリカの大統領選挙でも、ロシアとウクライナの戦闘においても様々が
「炉開き」とは一般的には囲炉裏を使い始めることを言う。また 茶道の世界では11月の最初の茶会を「炉開き」と呼んで、風炉(写真左)から実際の炉(写真右)に切り替え湯を沸かし茶を点てるようになる。土曜日の句会で以下のような句が投句された。 炉開きや花は白玉初
「時雨」=晴れていても急に降り出しすぐ止み、又降り出す雨のこと。山がちの場所で見られる現象で、「北山時雨」「能登時雨」などといった使われ方もある。定めなさ、儚さが本意」 (角川「俳句歳時記」より)日本語の多様性を表
自民・公明の過半数割れで政局が俄かに混乱しているところに、躍進著しい国民民主党の代表のスキャンダルが突然出てきた。「一番そばにいる人を守れない人間に国なんか守れない」という奥様の言い分は尤もである。公人として、コトの良し悪しで言えば問題ありに決まっている
足立俳句連盟俳句大会、アンソロジー編集が重なりバタバタしていたこの1か月だったが、全て済んで、ようやく今月末に予定されている講演のレジュメづくりに入ることに。1時間で話し終える分量のプロット(筋書)を作り、その話の流れに添った当日の資料を作成するという作
歳とともに眠りが浅くなってきている。3時間ごとに目覚めてしまい、二度寝することもあれば、そのまま寝つけずに起きてしまうことも。ナポレオンも3時間で十分と言っているし、馴れてしまえば、一向に支障はない。今日も0時に床に入り、3時に目がさめた。幸い、再び眠る
「残暑」と言っていたら、立冬の今日は一気に「木枯し1号」。8メートル(/s)を超える北風・・・変化が激しすぎて体がついていけない。「暖房」に切り替えてONに。 朝礼や初冠雪の話題から 十志夫アメリカの大統領選に、かのトランプが勝利。どんな変化が起こ
「好日」の塚田佳都子さんから句集『はなかつみ』を頂いた。感想を述べて御礼に替えさせていただく。『耳目』『素心』に続く第三句集。比較的短い間で3冊目の上梓である。しかも、通常1ページあたり2句掲載が多い中で、1ページ3句掲載なので、170ページあまりに
投句用紙の発送、回収、資料作成、進行方法の確認・・・2か月にわたって準備を進めてきた第150回足立俳句連盟・俳句大会が無事終了した。昭和25年にスタートした俳句大会で、春夏・年2回開催。今回で150回目を迎える。記念の大会であることもあり、特別選者には、忙しいこ
ドジャース 4 vs ヤンキース 1 毎朝のたのしみが終わってしまった。来年の日本での開幕が今から待ち遠しい。さていよいよ、明日は「足立俳句連盟俳句大会」。雨もぬけて晴れるという予報なので、ほっとしている。主催者側として、トラブルなく終わることを願う
eメール(ショートメール)をした後、しっかり届いているかが不安になって電話で確認をする・・・という笑い話がある。出した方の身になれば、「了解」という二文字で安心するのものだが、レスポンスの早い人と、まったく返事を寄こさない人がいるので、それもまた仕方ない
「春耕」11月号が送られてきた。同誌の「鑑賞・現代の俳句」のページに「角川俳句」9月号に載せた拙句が紹介されていて、それの御礼として送られてきたようだ。 黙祷で始まる句座や蟬しぐれ 十志夫(「角川俳句」9月号)「〈蟬しぐれ〉は夏の季語であるから、広島
1か月間取り組んできた①俳句大会の準備、②アンソロジーの編集、③月例会報の制作・・・の大半が終了し、やれやれである。残るは、来月の講演のレジメ作りのみ。とりあえず、これで本来の俳句作りに打ち込めそう。但し、もうすぐ「立冬」だというのに、25℃超えの夏
衆議院議員選挙の開票結果が出た。予想どおり、自民党の惨敗、立憲民主党の奮闘、国民民主党など一部の少数野党の躍進。自公での過半数が取れなかったので、国民、維新、参政、保守を巻き込んで、今後の政界の枠組みが大きく変わりそう。自民を批判してきたこれら野党の
今日からMLBのワールドシリーズが開幕する。しばらくは朝の野球観戦が楽しみだ。 肝臓に関する精密(血液)検査の結果が出た。「とくに問題なし」とのこと。特定検診の時の異常な数値は何だったのだろうか? とりあえずホッとする。結社のベテランで、会計の全てを
区の費用で毎年受けている「特定検診」の結果出た。AST(GPT)、ALT(GPT)の数値が異常だとの指摘を受ける。分かりやすく言うと、「肝臓」に異常値あり、とのこと。今までそんなことを言われたことはない。「精密検査を受けたほうがいい」との主治医からのお言
どこもかしこも「文化祭」が花盛りである。昨年から講師を引き受けている俳句教室の作品が飾られているというので、「島根住区センター」の文化祭へ顔を出してきた。俳句の他にも「書道」「華道」「俳画」などの作品が展示されていて、舞台ではダンス、民謡などの発表会
昨日(10月20日)のNHK俳句。選者は、木暮陶句郎「ひろそ火」主宰。ゲストは夢枕獏氏。兼題は「栗」。 栗山に在れば落日慌(あはただ)し 虚子例によって、今回も木暮主宰の作品(陶器)に季語(栗)を盛つた料理が紹介されていた。中身はジビエ(鹿の肉)
あるアンケートで、人間として「幸福度」が一番低い年齢は幾つか?という問いの答が「47歳」が一番多かったという。50歳を前にして、今後に対する何とはなしの不安が、日々の生活の中で頭をもたげてくる年齢なのだろう。自らの人生を振り返ってみても「確かにそうだな
なかなか作句の時間が取れないというコトは以前にも書いた。なんだかんだと忙しく、あっという間に一日が終わってしまう。月刊「俳句四季」に「俳人の一日」を報告させるの連載企画がある。(下)その企画にならって、このところの自分の一日の時間割を書くと、ざっとこ
ボケ防止のために自分なりに試しているコトが幾つかあるが、「4人の涼子」という方法がその一つ。「涼子」と名の付く女優を4人上げるというもの。「篠原涼子」「広末涼子」「米倉涼子」まですんなり出てくるのだが、もう一人の「国仲涼子」がなかなか出てこない。あきらめ
現在、「角川俳句」「俳句四季」「俳句界」「俳壇」を定期購読している。市販の俳句誌で主だったものは、この4誌である。「あだち野」の主宰を継承するまでは、それらの雑誌の投句欄に毎月投句していたので、各雑誌の選者の選に入るかどうか、結果の発表が楽しみであった
夏日(25℃)から一気の秋冷(17℃)に体調もおかしくなりそう。三日前には冷房を付けていたのに、昨日は暖房に切り替える寒さだった。おでん、なべ焼きうどん、すき焼き・・・「主夫」として日々の夕飯のメニューを考えるのもひと苦労する。これだけ寒くなると、朝風呂
「顔の原型」「好日」の石井稔氏から第ニ句集「顔の原型」(俳句アトラス)が届いた。感想をのべてお礼に替えさせていただく。 ①〈微笑みが顔の原型草の花〉からとった句集の題名からもわか るように、石井氏の俳句は月並みのそれではない。 読む人に句意が分かり
大学時代の親友の一人が老人ホームに入所することになった。認知症が進んで、とても面倒見切れなくなったとの家人からの報せが届く。1年ほど前からその兆候はあったが、最近になって急激に進行したとのこと。たびたび徘徊、妄想、暴言などもあって、娘さん夫婦が手を焼
アンソロジーの編集作業が佳境に入っている。今年の巻頭エッセイは、高野ムツオ氏、坂本宮尾氏、佐藤文香氏にお願いしている。楽しみ。その他、花王集、白梅集、青葉集、キャリア別の同人句も徐々に集まってきている。打ち込む数も膨大な数になる。10月までの俳句誌に載
TVプレバト「金秋戦」を見る。自分なりの感想を。10位 方向音痴ぐるぐるぐるぐる秋思 森口瑶子 テクニックに走りすぎ。9位 芝居小屋奈落の闇を虫時雨 梅沢富美男 「奈落の闇」を何とかしたい。8位 稲穂波合掌屋根を登りけり
10月1日。今日から郵便料金が改定される。 定型封筒の25g以下84円、50g以下94円が一律、110円に。ハガキが63円から85円。スマートレターが180円から210円。なべて20%から30%という値上げは、同人との郵便でのやり取りが欠かせない結社運営に
地球上のいたるところで大雨による川の氾濫などの水害が起きている。写真はネパールだが、インフラが不十分ということもあって100名以上の死者が出ているという。その他にもインドネシア、中国などでも大きな被害が出ているし、日本も例外ではない。自然の「怒り」なのか
一般の人が投票権を持たず、党員および党議員の投票で決まる今回の自民党総裁選挙が大盛り上がりの中、終了した。近々の総選挙、来年の参議院選挙に向けて誰が顔になったら有利なのか、議員ひとりひとりの思惑が入り乱れての結果である。人間模様が垣間見られて、非常に面白
夏横に去りて縦から秋来る 十志夫このところ、朝方の気温が20度を下回るようになり、慌てて厚手の毛布を取り出した。昼間の温度も25度を超えず、一気に本格的な秋の到来である。長い夏が終わり、やれやれと思っていたらが、ここ2、3日はぶり返しの残暑となっ
能登の人達にとっては、本来ならば大の里の優勝と大関昇進に湧いているはずなのに、現状は、正月の地震に続いて大雨被害に苦しんでいる。仮設の住まいも床上浸水になってしまった。 まさに弱り目に祟り目とは、こういうことだ。「心が挫けてしまった」という声に心が痛む。
残り12試合で、残り二本のホームラン。実は難しいと思っていた。しかし、この男、そんな心配をよそに、今日の試合で一気に3本を放って51本にまで突き抜けてしまった。今日は6打数6安打。3打席目が三塁でタッチアウトになった2塁打だったが、それがセーフだったら、
テレビ朝日、7時~9時。「昭和の名曲」切なさが止まらない恋愛ソング。20代の懐かしい青春時代の歌が次々と流れてきて、ついつい見続けてしまった。「神田川」「いちご白書をもう一度」「恋人よ」「なごり雪」など。当時の情景が思い浮かんでくる。その後につづく松田
更新の途絶えしblog 星月夜 十志夫少々夏バテ気味。近々更新します。
2~3日に一回くらいの割合で蜂谷初人氏と井上泰治氏の対談形式で発信されてくるYouTube「俳句のマナー」が面白い。それまでの作家個人の「俳句論」も参考になるが、今回の幅広い観点で論じている井上泰治氏の「助詞の活用」「助動詞の活用」などが、古典の俳句(多くは
きょうは誕生日だが、今更、目出度い歳ではない。このところ体調不良が続いていることもあって、逆にあと何年生きられるのだろう、という思いがよぎる。いうならば「引き算の人生」になってきている。
先日、発送を完了した「第150回・足立俳連俳句大会」の事前投句用紙が事務局に戻りはじめている。その打ち込みを担当しているので、暫くはパソコンの画面との格闘が続きそう。最近、目が悪くなってきている(老眼)のは、「アンソロジーの編集」「月次会報の編集」に1日
「ブログリーダー」を活用して、十志夫さんをフォローしませんか?
家系図のやうに雛のならびけり 十志夫クリスマスツリーといい、雛人形といい、Yはやる事が早い。一か月前から緋毛氈を敷いて人形を出して並べ始める。今年もすでに7段がデンと飾られた。我が家は女系家族だから長女の生まれた50年前からの伝統行事で、こうし
この2~3日、blogの閲覧者数が急激にふえた。林誠司氏の句集「海光」を紹介していることが、氏のblog「俳句オデッセイ」に触れられており、私のblogがリンクされたためと思われる。さすがに数千名の読者のいる人気blogで、その波及力が大である。ところで、昨日は、聖バレ
血圧の高いYのために毎日の食事はそれなりに神経を使う。俳人をかねる主夫としては、忙しい時は時間短縮でカレーにすることが多い。まず日本人で嫌いな人はいない鉄板メニューだ。 コメに限らず、ここ一年野菜の高値が続いていて、カレーライスの一人前あたりが314
林誠司氏の句集『海光』(俳句アトラス刊)を読んだ。俳人協会新人賞を受賞した第一句集「ブリッジ」(2001年)、第二句集「退屈王」(2012年)に続く第三句集である。休日には、芭蕉の「奥の細道」の道程を自ら辿るほどの旅好きである。当然のごとく自然詠が中心を占める
「俳句四季」8月号を読み返していたら、「俳句と詩」についての特集が目に留まった。タイトルは、「越境する俳句/詩人と俳句、俳句と詩」。俳人であり、詩人でもある7人の方たちが原稿を寄せている。以前、結社が同じだった草野早苗さんや「あだち野」アンソロジーの巻頭
「あだち野」には茶道を嗜む人が複数いて、句会でそれに関連した句を出してくる。Yが茶道を指導しているから、普通の男性よりは知識があるつもりだったが、この数か月で「そうなのか」と教えられることが数多くあった。 炉開きや花は白玉初嵐 市橋三岐子前回もb
昨年、依頼された講演会で「性格と作句傾向」について話した。人間が生来持っている「モノの考え方」と「俳句の傾向」とは重なる部分があるというテーマだった。その話に使った検査は、以前勤めていた会社のスタッフと東京大学、九州大学の心理学研究者とで共同開発した「
年齢とともに睡眠に関する悩みが多くなるのは、誰しも同じらしい。「睡眠」の研究者がその仕組みを解説している番組を見た。 就寝前のルーティーンをつくるのが良いという。例えば軽い運動、短い読書など。 睡眠とは、ノンレム睡眠(深い睡眠)、レム睡眠(浅い睡眠
雪しずり音なき音をながめけり 十志夫2月2日(日)に都心に何十年かぶりの「大雪」との予報が出ていた。月例句会があり、車がつかえないと困るなぁと思っていたが、それほどでもなく、早々に雨も止んだ。「節分」と重っていたので、いろいろ準備を重ねてきたイ
先日の新春句会の場で、「今年も宜しく」ということで同人の皆さんから花束を頂いた。「花束」を頂くなんて、何年振りだろうか。 シンクに花束ソファーに赤マフラー 十志夫早速、Yが花瓶に活けてくれた。
先週末、超結社の「細道句会(早稲田句会)」の今年最初の句会があった。久し振りに青森、兵庫からもメンバーが参加されたので、句会後に新年会を開催。いつもながら楽しい情報交換の場となった。毎月21日、弘法大師の縁りの寺社では様々な催しものが行われ、中でも1月2
土生重次「扉」創刊主宰わが「あだち野」は、「蘭」(野澤節子)の編集長を務めた土生重次の「扉」の系列誌として平成9年に創刊され、今年で28年目を迎える。その「扉」は、土生主宰亡きあと、坂元正一郎氏が主宰を継いでいたが、昨年7月に急逝され、編集長の野地邦雄
1月27日(月)の午後4時に始まったフジテレビの会見にずっとチャンネルを合わせていたら、気づけば夜中の12時に。途中、食事を摂りながらも8時間連続して見ていたことになる。まだ、続いている。大学時代の専門ゼミで「近代マスコミ論」を学んだ人間としては、言いた
トランプ大統領のいう「アメリカ・ファースト」をはじめ、世界各国に「自国優先」の考え方が広まりつつある。また、経済停滞をもたらした左傾化の反動から、欧州主要国でも右傾化が目立ち始め、この左右の対立による「思想的な分断」が起きてきている。こうした自国優先の考
月に一回、美味しいものを頂きながら句会をやろうと、サラリーマン時代の仲間と15年ほど前にスタートした集いが「ぐる芽句会」。コロナで通信句会の形に変更してから4年になるが、この1月から、当初の対面のリアル句会として復活するなことになった。重鎮の一人M氏が昨
「銀漢」(伊藤伊那男主宰)の関係者が経営する飲み屋が日暮里の俳句寺「本行寺」の前を抜けて、谷中銀座の「夕焼けだんだん」の傍にある。「銀漢」所属で、ZOOM句会で一緒する句友が「1日ママ」を頼まれたので、飲みに来ませんか? とのメールが届く。家から近いこと
今朝、2時間かけて打ち込んだ句会報の原稿を「保存」する段階のミスで全て消去してしまった・・・"(-""-)" あちゃぁ。まぁ、この歳になると何が起きても不思議ではないから仕方なし。その一つが突発的な事故。回りにも脳溢血などで倒れた人がいるし、風呂場でのヒートショ
自身の体調不良、家族の介護・・・などの理由で句会に参加出来なくなる人が増えている。参加者が6名になってしまった支部句会あり、住区センターの教室として体をなさないので来年度から閉鎖する事にした。 最大の15名から6名に。(扇句会)そんな中、今日の本部句会に
俳人協会から第36回「花と緑の吟行会」の案内書が届いた。開催は4月2日(水)1時~。谷中霊園の桜、谷中銀座商店街など「日暮里周辺」を各自自由に回り、日暮里駅前のラングウッドホテルに於て句会を行うというもの。選者は、今井聖、大西朋、鈴木久美子、鈴木太郎、
大相撲初場所が始まった。映画「将軍」の受賞も相まってインバウンドの観客が多くなったのか、前売りチケットは15日間すでに完売だとか。日本的なものへの興味・関心が高まっているのだろう。栃若、柏鵬、若貴・・・ライバルがいると相撲人気が高まるのが常で、今場所は
島根句会 昨年4月からスタートした「島根句会」が、昨日で10回目の開催となった。メンバーの力量も、それぞれの句柄もだいぶ分かってきて、指導がやりやすくなった。1月に実施した25周年記念をかねた「新春吟行」も、メンバーが一堂に会したこともあり、貴重な体験
「金声」(本阿弥書店)今回収録された371句の中から共鳴句を上げて御礼とさせていただく。うすらひのみづとなりゆくひかりかな 朝日の中で固体から流体に移りゆく景。翼たたむごとくに降りて半仙戯 鳥のように漕いでいて、静かに降り立つ。破れ蓮茎に気骨のごときもの
「金声」(本阿弥書店)田口紅子さん(「香雨」白雨集同人)から、第五句集「金声」を頂戴した。飯田龍太、鷹羽狩行の両名に師事し、「狩」に創刊入会。2018年の「狩」終刊に伴い、「香雨」に入会し、現在「白雨集」同人。半世紀にわたる俳句とのかかわりの中、198
5日に97歳で亡くなられたM氏のご自宅に伺い、ご焼香をしてきた。アンソロジーに掲載されたM氏の近詠と3篇のエッセイをコピーしてご遺族にお渡しする。(その一部を紹介する) 厭ふ身に病は遠し秋ざくら 初暦背筋伸ばして吊るしけり とろろ汁妻の小言を流し込
あだち野の俳句理念と近いということで、1月24日に紹介した「渋柿」安原谿游主宰の新作と自選句が「俳句四季」2月号に載っていた。 空の上に空あり祖谷の揚雲雀 朱鷺そつと追ひやる佐渡の田植かな 漁火を波間に佐渡の冬銀河 高杉家桂家訪へば松手入吟行
椿切るハサミの音の一度きり 長島衣伊子俳句の仲間のお宅に伺った折、庭に咲いていた「椿」を頂いてきてそれを部屋に飾った。まだほとんどが蕾なので、しばらくは楽しめそう。 ふつふつと色ふくらみぬ藪椿 十志夫「少し、早いですが・・・」と義理チ
「円周率」 矢作十志夫 笹鳴やフルーツサンドの断面図 駄菓子屋を囲む更地や寒雀 知らざりし祖母の旧姓かまど猫 凍鶴や円周率の真ん中に 訃を聴けば歳を訊く癖かいつぶり 上記の5句は「俳壇」からの依頼で、新年号「俳壇プ
「俳句四季」2月号より地貌季語のひとつに「木の根明く」というものがある。 木の根明く胎児はなにを見てをるや 宮坂 静生歳時記によっては載っていないものもあり、比較的新しく収録された季語である。写真にあるように北国の春先の景だが、先日の東京の雪の際にも
あだち野の最長老のM氏が、2月5日の朝に亡くなったとの報が届く。昭和元年生まれの98歳。前日(2/4)の昼にお会いしたときには矍鑠としておられた。その15時間後の訃報である。他にも、亡くなる直前にスーパーで会ったという人、電話で話しをしたという人もいる。
いつものことながら、都会は「雪」に弱い。昨夜も大混乱だった。未明には雷鳴も轟いて驚かされる。朝起きたら雪の重みで庭の木の枝が折れていた。(写真・右)そんな中、我が家では春らしい行事がスタートとする。Yは三姉妹の長女。 我が家の二人の子供は共に女子。結婚
またひとりテロップ逝けり寒の雨 十志夫昨年末から年初にかけて、多くの歌手、俳優たちの訃報に接した。谷村新司、八代亜紀、大橋純子、もんたよしのり・・・といった人たちは、70歳前後と世代的にも近いので、臨時ニュースとして流されるテロップ(字
竹ノ塚の本部例会に加えて、現在3か所ある支部句会に、この3月より新しい句会が一つ加わり4か所になることになった。亡くなった足立俳句連盟会長が担当していた「青井住区センター」の俳句教室である。環七を東に(千葉県寄りに)向かった場所で、我が家からは車で出かけ
早いもので、1月が終わってしまった。昨日は、足立俳句連盟会長が急逝されたとの一報であたふたした1日。残った幹事で、いろいろなコトを分担担当しなければならないと確認する。昨年のK副会長に続いての訃報である。つくづく「人間の一生」なんて儚いものだと思う。しか
本日、今年最初の足立俳句連盟・理事会が開かれた。昨年の会計報告、各事業別の担当者決め、5月の俳句大会の準備などを話し合うための招集だったが、現会長が急逝されたとの一報が入り、急遽、今後の役割分担が話し合いの最大のテーマになる。昨年のK副会長、そし
本日、四国の香川県の知らない方からお便りが届く。このblogを毎回読んでいただいているらしく、私が書いた俳句理念としての「コト俳句とモノ俳句の融合」について解説しているものがあれば送ってほしい、とのことだった。丁寧に切手まで同封してあった。今年のアンソロジー1
あだち野の創刊の頃から活躍しているMさんから「俳人協会」の60周年の記念で刊行された「歴代会長の講演録」を頂戴した。中村草田男、水原秋櫻子、大野林火、安住敦、沢木欣一、松崎鉄之助、鷹羽狩行、大串章氏という錚々たる8名。一人一人聴いて、先人の俳句に対す
ここ1週間ほど腰痛が続いているが、今年最初の「細道(早稲田)句会」に参加してきた。ベテラン俳人19名による超結社句会である。7句出し。東北、関西など遠方の方もいるので、句座に集まれるのは在京のメンバーが中心。今日は10名の参加だった。残りの方は「夏雲シス
これから、超結社句会「細道句会」に出掛けてきます。ご報告は帰宅してから。
俳句を書いていると、頭のうしろのほうから呟きが聞こえてくる。「このままでいいのか? 独りよがりの句になっていないか?」「季題のたんなる説明に終わっていないか?」「似たような句を以前出したことがないか?」という問いかけである。いうならば、「内なる読者」から
「俳句界」2月号に結社「渋柿」の紹介記事が載っていた。同結社は、松根東洋城によって大正4年に創刊され、現存の結社としては日本で2番目に歴史ある結社(109年目)である。因みに一番古い結社は「ホトトギス」(127年目)。「渋柿」という結社名は、大正天皇に「