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ゆるりと仏教 芋掘り坊主の与太話 https://ameblo.jp/jinrenjya/

仏さまの御教えを、拙僧のエッセイとともに紹介しています。 ほとんど与太話(^_^;)ですが、法話らしきものも書いています。 つたない文章ですが、ちょっと笑ってもらえたり、うなずいてもらえたりしたら、嬉しいです。

凉心
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2016/06/12

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  • 感慨

    春日部のお寺へ向けて家を出た。 儀式のお手伝いをするためだ。 仕事は坊主をしている。 時間に余裕をもって出発した。 岩槻インターを降り、北東方面へ進む。 (こ…

  • 褒美

    お十夜(じゅうや)法要の時期である。 「ここにおいて善を修すること、十日十夜すれば、他方諸仏の国土において、善を為すこと千歳するに勝れたり」 お釈迦さまの説か…

  • 仏縁

    幼稚園に行った。 雅楽演奏を聴いてもらうためである。 雅楽は15年以上習っている。 本山(ほんざん)に通って教わっている。 坊主の仕事に就いて間もなく稽古を始…

  • 赤城

    群馬県太田市に行った。 法要のお手伝いをするためだ。 仕事は坊主なのである。 儀式が終了したのは15時頃だった。 「赤城山に行ってみよう」 9月上旬のことであ…

  • 救育

    群馬県太田市の大光院へ行った。 儀式のお手伝いをするためである。 慶長十八年(1613)に創建された。 徳川家康公が建立した。 新田義重氏を追善供養するためだ…

  • 慈悲

    葬儀を勤めた。 坊主なのである。 20年近く寺を守っている。 その日は、施主さまのお父さまの御供養だった。 「父の御葬儀をしていただけますか」 1ヶ月前に施主…

  • 休暇

    鋸山(のこぎりやま)に向かった。 千葉県富津市である。 景色のよいところに行ってみたかったのだ。 現在、東京の寺に勤めている。 坊主である。 もちろんお盆休み…

  • 夜涼

    墓掃除をした。 まもなく世間はお盆休みである。 東京では7月にお盆をつとめている。 だが、8月盆にもお参りにいらっしゃる方は多い。 だから、その前に墓所を綺麗…

  • 後押

    山形県に行った。 龍笛を吹くためである。 秋に行われる大法要に向けての練習である。 約20年前に坊主の仕事を始めた。 やや遅れて雅楽の稽古にも通うようになった…

  • 昆虫

    寺の脇の公園にカブト虫がいた。 山門横の坂道を掃除しているときにみつけた。 今の寺に勤めて20年近くになる。 寺は都心のビル群の隙間にある。 こんなところで外…

  • 施錠

    梅雨前、東京多摩地域の墓地に行った。 車で向かった。 読経を依頼されたのである。 寺に勤めている。 だから、寺のお堂や境内墓地で回向を行うことは多い。 ただ、…

  • 竿石

    墓地の掃除をしていた。 お盆の後片付けである。 寺に勤めていると掃除仕事は多い。 ここ数日は暑かった。 日差しは強烈だった。 その為、墓石の花立ての水はすぐに…

  • 切替

    東京で坊主をしている。 小さな町寺に勤めている。 普段は掃除と読経が仕事となる。 くわえて事務作業も多い。 寺では寺務と書いている。 ところが、このところ人と…

  • 雀蜂

    東京の寺に勤めている。 坊主である。 東京ではまもなくお盆である。 新暦の七月に勤めているからだ。 六月後半になるとお盆の準備を始める。 今いる寺では、御檀家…

  • 荼毘

    寺に勤めている。 坊主である。 日々行うことは一掃除二勤行となる。 掃除はお堂、庫裏、墓地などを綺麗にする。 勤行は、朝のお勤め、年回法要などとなる。 仕事を…

  • 越生

    「越生」の火葬場に行った。 車で向かった。 埼玉県である。 恥ずかしい。 読むことができなかった。 葬儀社さんに「おごせ」だと教えてもらった。 葬儀は鶴ヶ島に…

  • 鉛筆

    鉛筆がみあたらない。 ストックをしておいたつもりだった。 だが、それも切れていた。 夜だったため、文具店は閉まっている。 (ダメもとで行ってみよう) 近頃は鉛…

  • 佐久

    群馬県の松井田に行った。 用事は午前中に終えた。 午後は空き時間となった。 そこで、碓氷峠を越えて軽井沢方面へ行ってみることにした。 軽井沢の近くに両墓制の墓…

  • 碓氷

    群馬県の松井田に行った。 仕事で向かうのなら着物で行くこととなる。 寺に勤めているからだ。 坊主なのである。 今回は野暮用である。 だから、半袖短パン姿だ。 …

  • 山桜

    寺に勤めている。 坊主である。 今の寺には20年近く居る。 坊主の仕事は、一掃除、二勤行である。 掃除は日常の大部分をしめる。 その中で、墓掃除はなかなかしん…

  • 祖父

    先般、おじいちゃんのご供養を行った。 暖かなよい日だった。 37回忌である。 母方の祖父だ。 80才にて往生した。 おじいちゃんは、東京の下町で眼鏡屋を営んで…

  • 落胆

    大法要にて舞いを勤めた。 雅楽の舞いである。 寺の仕事を始めてから雅楽の稽古に通っている。 儀式を一人前に行えるようになるためだ。 約15年続けている。 楽器…

  • 法力

    今の寺に勤めはじめてから15年以上になる。 入った当初は明治時代の建物だった。 地盤は安定している。 そのため関東大震災を耐えることができたようだ。 近くに米…

  • 普段

    坊主をしている。 寺の仕事である。 「いつもなにをしているのですか」 よくこんな質問を受ける。 お客さんからも、知り合いからもきかれる。 「いつも」とはお経を…

  • 多少

    寺に勤めている。 坊主である。 仕事は、一掃除二勤行だ。 年回法要や葬儀式を勤めることもある。 先日も、葬儀に伺った。 そこで、質問をうけた。 故人さまを荼毘…

  • 法螺

    寺に勤めている。 坊主である。 坊主の前は、テニスコーチをしていた。 テニスは今も続けている。 週に一度、趣味として継続している。 「スポーツの秋」 そう言わ…

  • 朝、ゴミ袋を裏玄関に出した。 (我慢できなさそうだな) 3袋目をだしたところである。 トイレに行きたくなった。 まずは庫裏の中から裏玄関に出す。 そこから、ゴ…

  • 発見

    寺に勤め始めてから、龍笛を習い始めた。 15年程続けている。 儀式では人前で演奏することになる。 法要には人様の思いがこもっている。 迷惑がかからぬよう稽古を…

  • 掃除の秘訣

    勤めているのは小さな町寺である。 とはいえ、1人で管理をするとなれば広い。 寺の仕事は一掃除二勤行である。 とにかく掃除は難儀である。 墓所もそうだが、建物も…

  • 彩りの街

    羽田空港近くの公園に行った。 戌の刻ごろである。 真冬の夜だ。 しかも海辺に吹く風は冷たい。 見渡す限り誰もいない。 岸壁から海をのぞきこんでみる。 (満タン…

  • 花鳥風

    海辺の道を散歩した。 厳密には運河沿いの道かもしれない。 少し前にみつけた。 人事の中にいることが多くなると、潮風にあたりたくなる。 人気のないところで自然に…

  • 税事務署調査

    税事務所の調査があった。 寺の状況を確かめるらしい。 お2人が約束の時間にいらした。 「よろしくお願い致します」 身分証を提示し、ご挨拶下さった。 「どうぞ、…

  • 雪を越えて

    山形に定期的に行く。 出張である。 私は寺に勤めている。 山形でもお寺の儀式のお手伝いをする。 春、秋、冬の年3回お世話になる。 各季節、感じ入るものがある。…

  • たわいもなく

    勤めている寺の横に公園がある。 遊具が三つある。 地面は土である。 植栽もある。 反対側の横には保育所がある。 保育所の子ども達は、毎日その公園に遊びにくる。…

  • 調布飛行場

    多磨霊園に向かった。 墓前での回向を依頼されたのだ。 (早すぎたな) 約束の90分前に着いてしまった。 遅刻するわけにはいかない。 道路が混んでいることも想定…

  • 日のあたらない寺

    80才くらいのご婦人がお参りにいらした。 「和尚さん、なんだかお寺はヒンヤリしますね」 ご挨拶をした後、ご婦人がおっしゃった。 11時頃だった。 外は晴れてい…

  • お手紙

    95才のご婦人からお手紙をいただいた。 やや茶色がかった便箋にしたためてあった。 自筆の文である。 温もりがある。 文字の形、大きさからその方の雰囲気が感じら…

  • おままごと

    80代のご婦人とお話をした。 「お仏壇を設えたいのだけれども」 ご主人が往生を遂げられた。 ご自宅でご主人さまに手を合わせたい。 そのような願いである。 「ま…

  • 潮風にふかれて

    少しだけ時間に余裕ができた。 ずつと立て込んでいた。 仕事が重なるときは重なる。 仕方がない。 人事の中にながくいると思考がとまってくる。 (海を眺めに行こう…

  • 美味しくない

    東京、大田区の馬込駅に行った。 十一月下旬だが暖かい日だった。 十四時に用事を済ませた。 この後の予定はない。 夕暮れまで時間もある。 (西馬込駅に向かおう!…

  • 役所のお客

    役所に行った。 戸籍抄本をとるためである。 「ご用意できましたら番号をお呼びいたします」 朝だったからであろうか。 待つことなく対応してくれた。 椅子に座り、…

  • ボールド

    テレビの宣伝をみていた。 洗剤の広告である。 「ボールド!」 音楽に合わせて商品名が流れる。 字幕も出ていた。 (ん?) 調べてみると20年以上販売されている…

  • 忍辱精進

    龍笛を15年近く習っている。 雅楽の楽器である。 寺の儀式で演奏することがあるのだ。 普通は、それだけ続けていれば上手くなる。 ところが、悲しいかな、いっこう…

  • 桂馬の高上がり

    仕事は坊さんである。 20年程続けている。 仕事内容は昔から決まっている。 一掃除、二勤行である。 勤行の中には年回法要や葬儀式も含まれる。 どんな仕事でもプ…

  • おとしもの考

    15年程前、今の寺に勤め始めた。 そのころは、境内に野良猫が数匹出入りしていた。 山門の上や墓地のベンチで年中昼寝をしていた。 それを眺めているとても可愛かっ…

  • 家のようなお墓

    北関東のお寺さんへお手伝いに行った。 終日、御祈願法要をお勤めするためだ。 それでも、昼食後は空き時間があった。 周りを散策してみることにした。 (ここちいい…

  • ぶらり大井町

    大井町へ用達に行った。 勤めている寺からは6キロくらいの距離である。 車で行けばすぐである。 ただ、都内では出先での駐車に難儀する。 かといって電車を使うのは…

  • もう勘弁

    あるお寺へ儀式のお手伝いに行った。 儀式中に雅楽を演奏する役だ。 勤めるのは龍笛である。 儀式が始まる一時間前に到着する。 控え室には他のお坊さんたちがすでに…

  • 貴重なお墓

    川越のお寺さんへお手伝いに行った。 儀式が終わり休憩室で雑談をする。 「新座にあるよ」 お墓の話になった際、御住職が教えてくれた。 帰り道は川越街道を上る。 …

  • 鈴ヶ森

    東京都大田区にある鈴ヶ森刑場跡に立ち寄った。 日蓮宗・大経寺さまの境内にある。 当時のハリツケ台や火あぶり台などがのこされている。 慶安4年(1651年)に設…

  • 海浜墓地

    幕張の近くで法要をお勤めした。 (せっかくだから) 読経後は寺に戻るだけである。 ここまで来たのだ。 ならば千葉の海を眺めなくてはもったいない。 京葉道路、千…

  • 御先祖のお墓

    ある日の午後、八王子市の霊園でお勤めをした。 (ゆっくり帰ろう) まもなく夕方となる。 以後、仕事はない。 そこで、勤めている寺へのんびりと戻ることにした。 …

  • 墓石に刻まれた名前

    勤めている寺には江戸時代の墓石がある。 いわゆる方形だけでなく、舟形の墓石もある。 舟形には尊像が彫刻されている。 観音様やお地蔵様が中央に彫られているのだ。…

  • 寺の虫

    真夏の墓地掃除はそれなりに厳しい。 なげいたところで仕方がないのはわかっている。 寺勤めの身なのである。 汗だくになりながら落ち葉を掃く。 案外、夏も葉が落ち…

  • 等々力渓谷

    世田谷の等々力渓谷に行った。 仕事の帰りに立ち寄ったのだ。 このところ人と接する機会が多かった。 普段、一掃除二勤行の範囲で暮らしている。 だから、世間さまの…

  • ハプニング

    7月は東京の御盆である。 東京の寺に勤めている私は供養を勤める。 今の寺では、お堂や墓前で読経することが多い。 となれば、緊急事態は少ない。 もちろんご自宅に…

  • エピピラフ

    東京のお盆は7月に行われる。 案外知られていない。 「お盆休み」は8月である。 また、多くの地方のお盆供養は8月である。 知られていないのも頷ける。 「盂蘭盆…

  • 自分のテニス

    子ども達とテニスをした。 今、私は寺に勤めている。 坊さんである。 以前は、テニスコーチをしていた。 その折にお世話になった先輩コーチがいる。 先輩コーチは、…

  • 街の虫

    立川市のテニスコートへ行った。 「たまには、ジュニアのヒッティングに来てよ」 30年程前にテニスを教えてもらっていた。 その時のコーチから誘いをうけたのだ。 …

  • ジャガラモガラ

    山形市の山寺・立石寺を参詣した。 小雨まじりの空模様だった。 梅雨らしい天候である。 参詣の後、「ジャガラモガラ」に行った。 標高906mの雨呼山(あまよばり…

  • 出羽国 立石寺

    山形県山形市の山寺・立石寺を参詣した。 貞観二年(860年)に第三代天台座主・慈覚大師円仁上人が創建された。 山形市と仙台市の間には奥羽山脈がある。 立石寺は…

  • 「ラ」と「黄鐘」

    雅楽の稽古に15年近く通っている。 寺の仕事を始めてから習い始めた 年齢はまもなく50才となる。 通常のお坊さんは大学を出てすぐに稽古を開始する。 だから、私…

  • 諸行無常の響き

    山形県のお寺へ伺った。 坊さん仲間と雅楽の稽古を行うためである。 山形駅までは新幹線に乗った。 そこからは奥羽本線普通列車に乗り換える。 電車は2両編成のワン…

  • excuse me

    久しぶりに皇居に行った。 目的地は式部職楽部である。 雅楽の先生にお届けものをするためだ。 日比谷駅から大手門へ向かうことにした。 皇居外苑の芝が綺麗に手入れ…

  • 草むしり

    雨の日が続いた。 まだ梅雨ではないはずだが……。 いずれにしても、この時期、雨が降ると墓地の草が急に生える。 (うわあ~) 雨がやんだ後、墓所を見まわすとため…

  • コンテナ船

    私は寺で仕事をしている。 一掃除、二勤行が勤めとなる。 人様と交わる機会はすくない。 だが、このところ社会、つまり人事の世界にいる時間が長かった。 人事の世界…

  • お寿司屋さん

    このあいだ、お寿司屋さんに行った。 何年ぶりだろうか。 前回のことが思い出せない。 今は坊さんの仕事をしている。 だから、肉食はよくないこととなる。 だが今回…

  • (ついている!)

    雅楽の稽古を十五年近く続けている。 本山(ほんざん)にて毎週教わっている。 楽器は主に龍笛である。 寺の仕事に就いたことがきっかけで習い始めた。 通常は、大学…

  • 隣り

    地下鉄に乗っていた。 日中だったので、座席には空席が多かった。 3駅先に行くだけだった。 だから、車両の端に立っていた。 車椅子の方が乗車するエリアである。 …

  • 目黒を歩く

    東横線に乗って学芸大学駅に向かった。 友人に会うためである。 学芸大学駅に近づくと、車窓から「マッサージ&カフェ」と書かれた看板が見えた。 渋谷から横浜方面に…

  • 点いたり消えたり

    夜中に寺務室で書類作成をしていた。 坊さんにも事務仕事が沢山ある。 私は、あまり得意ではないが……。 同じくらい掃除仕事も多い。 こちらは身体を使うこととなる…

  • 風雨の中

    先日、あるお寺さんへ雅楽演奏の為に伺った。 雅楽の仕事をいただけるのはとても嬉しい。 15年程前、今のお寺に勤めはじめた。 同時に龍笛(りゅうてき)の稽古を始…

  • 青の緑

    このところ忙しい。 儀式が続いている。 どのような仕事でもそうであろう。 集中する機会が多くなると心身の意気が疲れてくる。 「潮風にあたりたい」 そんな時は海…

  • 儀式への心

    私の勤めている寺の横に公園がある。 そこには白木蓮がある。 毎年、彼岸になると咲き誇る。 寺の横の道には桜並木がある。 染井吉野である。 通年は彼岸が開けてか…

  • なのに、どうして

    その壱 時々訪ねる霊園の近くに川がある。 幅は15メートルくらいだ。 (工事がおわったんだな) 先日、読経に向かった際、気がついた。 以前の橋は老朽化していた…

  • 話し合い

    近頃、様々な会議に出席する。 何々代表委員会、何々連合会、何々協議会、何々運営委員会、などである。 坊さんの仕事でも話し合いは結構ある。 社交能力が低い私には…

  • 恥ずかしい

    久しぶりに自転車で長距離を走った。 友人のお寺へ行くためだ。 片道10㎞程である。 「雅楽の練習をしよう」 前日に誘いを請けた。 普段、街中を自転車にて長距離…

  • 老眼鏡

    僧侶をしていると着物を身につけることが多い。 白衣(はくえ)や衣(ころも)である。 頻繁に着ていると、ほつれることもある。 けっして器用ではない。 ただ少々の…

  • おっさん

    寺に勤め始めて十五年くらい経つ。 元来、飲み込みが遅い。 修行で一通り儀式作法は教わっていた。 しかし、当初は現場で臨機応変に対応出来る自信はなかった。 そこ…

  • 公園の猫ちゃん

    久しぶりに釣りに行った。 城南島海浜公園だ。 羽田空港の近くにある。 日暮れどきだった。 公園につくと、早速水際に向かった。 ほかの釣り人の邪魔にならない場所…

  • 負の連鎖

    毎春、本山にて大法要が厳修される。 その際、大法要ならではのお経を唱えることがある。 いわゆる声明(しょうみょう)である。 上手なお坊さんが唱えると誠に厳かな…

  • 負の連鎖

    毎春、本山にて大法要が厳修される。 その際、大法要ならではのお経を唱えることがある。 いわゆる声明(しょうみょう)である。 上手なお坊さんが唱えると誠に厳かな…

  • 東京駅にて

    東京駅に行った。 先輩に書類を届けるためである。 八重洲中央口にて渡すことになった。 夕方、五時頃だった。 駅に近い東京都八重洲駐車場に車をとめる。 仕事終わ…

  • 菩薩さまのはからい

    墓地の掃除をしていたら声をかけられた。 「こちらの石像は何というの?」 ご年配の男性だった。 ご夫婦で散歩の途中に立ち寄ったらしい。 近くに住んでいらっしゃる…

  • 穏やかな光景

    仕事の帰り道、森ヶ崎公園に寄った。 初めて行く公園だった。 (ここにも公園があるのか) 車のナビゲーションに記があるのに、今まで気がつかなかった。 潮風にあた…

  • 見間違えた!

    年末、猫好きの和尚さまのお寺へ行った。 書類を届けるためである。 約束の時間通りに到着し、向拝にて御本尊に手を合わせる。 続いて離れ家の呼び鈴を押した。 「離…

  • 紫雲たなびく

    その日は、15時半に寺を出発した。 通夜に向かうためである。 斎場は多磨霊園に近い所だった。 十八時より読経開始の予定である。 通常、葬儀式を勤める際には、開…

  • 華美な都会

    車を運転して青山霊園に向かった。 到着の直前、神宮外苑の道を通った。 銀杏が紅葉していた。 有名な銀杏並木である。 歩道には老若男女、大勢の人がいた。 皆、お…

  • フォーム改造

    趣味でテニスをしている。 三十年くらい継続している。 若いころは仕事も兼ねていた。 だが、今は専らあそびである。 とは言っても、ムキになってボールを追いかけれ…

  • 極楽がある証

    法要の支度をしていたらお施主さんに話しかけられた。 七十歳くらいの男性だった。 法要は、その男性のお父さまとお母さまの追善供養である。 「昨晩、親父とお袋の夢…

  • 変る楽しさ

    雅楽の稽古を十五年近く続けている。 お寺の儀式にて演奏することがあるからだ。 メインは龍笛である。 ほぼ毎週、先生に教えていただいている。 ただ、このところは…

  • 夜の海風

    雅楽の稽古を十五年位続けている。 ほぼ毎週通っている。 主には龍笛を教わっている。 このところは、世間の事情で箏(こと)を教わることが多かった。 「龍笛を稽古…

  • 年をとったら

    墓掃除をしていたらご老人に声をかけられた。 女性だった。 「〇〇美術館はどこ?」 ぶっきらぼうな物言いだった。 「五十メートルくらい真っ直ぐすすんだら左へ曲が…

  • マンツーマン

    かれこれ十五年近く雅楽の稽古に通っている。 これまでは主に龍笛を教わっていた。 だが、最近は箏を習う時間が多い。 箏の授業では開始前に調弦を済ませておかなけれ…

  • 海上にて

    羽田空港近くの公園で景色を眺めることが多い。 房総の山、飛行機の発着、航行する大型貨物船。 海に面しているため、東京湾の景色がよくみえる。 この前、その海上へ…

  • 遅いことはない

    近しい方が亡くなることは心に大きな衝撃を受ける。 お医者さまや看護師さんなどは、その場にいらっしゃることが多い。 だからとても身近に実感されていることであろう…

  • 悔しい

    涼しくなってきたからだろうか。 人の動きが大きくなってきたことを感じる。 何をしているとも言えないが忙しかった。 葉の落ちる季節だが、つい墓所の掃除がおろそか…

  • 御念仏のご供養

    幼いお子さんのご供養を続けて勤めた。 言葉がない。 私にできることは、精一杯お念仏を称えることだけである。 お釈迦さまは娑婆世界の無常を説く。 しかし、それを…

  • いい感じ

    等々力渓谷近くの幼稚園に伺った。 仏教系の園である。 雅楽を演奏するために訪れた。 「おはよう。なにそれ?」 我々が準備をしていると、園児たちが声をかけてきた…

  • 海のみえかた

    羽田空港の近くにある公園に釣りに行った。 今夏、友人に竿をもらった。 それがきっかけで、近頃通っている。 これまでも海辺の公園には頻繁に足を運んでいた。 潮の…

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