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たぱぞうの米国株投資 https://www.americakabu.com/

米国株・米国ETFへの長期投資中。某投資顧問にてアドバイザーをしています。

米国株、米国ETFのポートフォリオやその他の収入を紹介。アメリカ株、アメリカETFを通した長期的な資産運用を目指します。

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2016/04/24

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  • 1億円を資産運用で貯めるには【億の近道】

    1億円を資産運用で貯めるということ 1億円を資産運用で貯める、あるいは作るのは簡単なことではありません。しかし、私自身が長く資産運用に取り組んできた中で、これほど1億円を作るのが簡単に感じられる時代もありません。つまり、今の時代に生きているだけでチャンスなのです。 かつては「億り人」などといわれ、1億円を資産運用で作った人はそれなりの賞賛と物珍しさがあったように思います。しかし、今はどうでしょうか。億り人だけでなく、FIRE、セミリタイア、といった資産運用の成功者を表現する言葉があります。枚挙にいとまがないと言ってよいほどです。 しかもそれは、宝くじのような類まれな特殊な例ではありません。普通…

  • 不動産投資(自宅、収益問わず)は融資可能額を知ることから始まる

    不動産(自宅、収益問わず)の資産形成は一日にしてならず 不動産投資が一般的になりました。しかし、不動産投資と一口に言っても、区分マンション、一棟物件、戸建て、軍用地など多岐にわたります。 様々なアセットがあるだけでなく、それに関する情報も多岐にわたるため、どこから進めるべきか悩まれる方も多いですね。不動産に限らず、資産形成をするのであれば将来の理想や目標をご自身で定めることによって何からやっていくかが明確になりますね。 金融資産は非常にシンプルで、資産を増やすことを目的とします。一方で不動産は評価額が様々で、資産を圧縮する目的で使われることもあります。そのため、資産運用のフェーズが上がってくる…

  • 資産全体を見通したコアサテライト投資戦略

    資産全体を見通したコアサテライト投資 今はアセットが多様化していますね。ETF、投資信託、債券、仮想通貨、保険、不動産、太陽光、民泊、などなどですね。種類は多岐にわたっており、逆に言うとそれだけ多くのチャンスもある、あるいはあったということです。 いずれにしても、基本の考えは同じです。何をコアとして、サテライトとするのかということです。手当たり次第に手を広げると管理に手間がかかり、すっきりしません。コアさえしっかりしておけばぶれませんね。 私の場合は、コアは米国株として、サテライトでキャッシュとハードアセットをちりばめているような状況です。これは米国株の価格変動リスクと為替リスクをマイルドにし…

  • 世間はしばしば間違えるということはどういうことなのか

    世間はしばしば間違えるとは 世間はしばしば間違えます。その間違いは悪意に基づくものではなく、むしろ善意です。もう少し具体的に言うと、親や先輩など人生の先達、友人や同僚の助言です。ありがたいことですが、変化の激しい時代を私たちは生きています。そのため、間違っていることがあります。 つまり、助言は助言であるということです。自分で消化する必要があります。ずばり、自分はどのように生きたいのか、それに沿った助言や常識か、ということです。この答えは与えられるものではなく、見つけるものです。 世間はしばしば間違えるということはどういうことなのか そのために自ら考え、行動する資質を身に着けておくこと、これこそ…

  • 5棟10室以上の不動産経営は副業として可能なのか

    不動産投資における5棟10室と副業の関係 不動産投資では5棟10室が1つの目安になります。これの規模は、業務的規模か事業的規模か、その一応の判断基準となります。実際には収入なども勘案しながら柔軟な運用がされていますね。 事業的規模にするメリットは下記のとおりです。 青色申告特別控除を使える 取り壊し等の損失を全額損金にできる 回収不能な賃料を経費にできる 事業専従者給与を出せる 要は、給与を家族などにも出すことができ、青色申告の控除が使え、経費枠が大きいということですね。赤字の3年繰り越しが可能になります。 ただし、一方では記帳が煩雑になったり、事業税が発生します。つまり、個人事業主として見ら…

  • コアサテライト投資を踏まえた分散投資の悩み

    インデックスを活用したコアサテライト投資、迷いと悩み インデックス投資は基本的にはあまりやることがありませんね。特に積み立てを自動設定しているような場合はそうです。 しかし、資産額が増えてきたり、高値更新が続いたりすると迷いが出てきますね。利益もそれなりに乗ってきます。「このままでよいのだろうか」ということですね。 分散投資をしているならば、特段変わったことをする必要はありません。株式の比率を変える人は多いですが、基本のコアサテライト投資は変わらないということです。 さて、今回は資産が1億円近くなり、確認をしたくなったという方からのご質問を紹介します。 コアサテライト投資をしていますが、続けて…

  • 住宅ローンの繰り上げ返済は得か、損か

    住宅ローンの繰り上げ返済は得か、損か。 住宅ローンの繰り上げ返済には、メリットとデメリットがあります。それぞれ、特徴を簡単に整理してみましょう。 住宅ローン繰り上げ返済のメリット 〇将来支払う金利の節約 繰り上げ返済をすることで、返済した元金部分に対応する金利を支払わずに済みますこれにより、住宅ローンの総支払額を減らすことができます 〇返済期間の短縮 期日短縮型の一部繰り上げ返済を選択すると、毎月の返済額は変わらずに返済期間を短縮できます。 住宅ローン繰り上げ返済のデメリット 〇資金不足のリスク 繰り上げ返済によって手元の資金が減少するため、短期的な資金不足に陥る可能性があります。 〇住宅ロー…

  • 投資信託の出口戦略、4%取り崩しルールを意識して考えてみる

    投資信託をコアアセットとした場合、どのような出口戦略を取るのか NISAなどで長期にわたって資産形成をしていく人が増えています。NISAでその効果を実感し、老後資金形成をさらに特定口座で始めた人もいます。ほんの数年前まで投資をしたことが無い人まですそ野は広がり始めています。 特に若い人ほどそうで、Youtubeやブログ、SNS、AIが大きく寄与しています。 そうした中、将来的にどのように取り崩し、生活費として活用していくのがベストなのでしょうか。 今日は、その取り崩しに関してご質問を頂戴しています。 投資信託、貯金のみのポートフォリオの具体的な出口戦略について 毎回、示唆に富む記事をアップして…

  • 長期投資と短期投資はどちらが資産形成に向いているのか

    長期投資と短期投資、資産形成に向くのはどちら? 長期投資と短期投資があります。 ほんの10年ぐらい前までは5年前後でも長期と考えられていた節がありますが、昨今では長期投資というと10年以上を指すでしょうか。いずれにしても、ゆらぎのある特に決まりのない期間ですね。 かつてあった一般NISAが5年、後発のつみたてNISAが20年でした。今のNISAではとうとう恒久化となりましたね。ある意味では、立案されたその時代をそれぞれ反映していますね。 2,3か月、あるいは1,2年は短中期ということになるのかもしれません。不動産の税制などを見ると5年が一つの目安になるでしょうか。 資産形成は実はどちらが良いと…

  • 「資産形成の加速」と「インフレヘッジ」を目的とした自宅不動産購入

    「資産形成の加速」と「インフレヘッジ」を目的とした自宅不動産購入 住宅ローンはサラリーマンにとって大きな意味を持ちます。 一般的に借り入れは大変難しいのが普通ですが、住宅ローンは比較的容易に借りられるからです。 買う物件を間違えなければ、家賃が浮くだけでなく、住んで経年劣化したにも関わらず値上がりして売却することも可能です。つまり、レバレッジを利かせた投資になるのです。 基本的に建物は価値が経年で下がります。木造、鉄骨、鉄筋コンクリート、それぞれ価値の下がり方は違いますが、建築費が高く頑丈な鉄筋コンクリートのほうが価値は維持されやすいです。 建物に対して土地は価値が変動しにくく、立地が良ければ…

  • 配当金を得るという明確な目標がある投資

    配当金を得るという明確な目標がある投資 高配当投資は人気です。昔からありましたが、ネットではこの5年ほどで急激に人気化したように思います。やはり、比較的安定したインカムが魅力なのでしょう。大きく配当金を積み上げた人はそれでFIREをしていますから、やはり訴求力はかなりのものです。 しかし、一方で高配当銘柄は石油関連株なども多いため、ボラの大きい市場のリスクも同時に伝えてくれてますね。個別株リスクのない、分散性のあるETFがそういう意味では安心です。しかし、そうなると利回りを下げなくてはいけない、そういうジレンマは確かにありますね。個別株の5%超の配当金はETFではそうそう出せません。 資産形成…

  • リスクリターンを踏まえ、今を生き抜く分散投資を考える

    リスクとリターンは表裏一体の永遠の課題 リターンが大きくなれば、リスクも大きくなります。リスクを抑えると、リターンも抑えられます。投資でよく話題になるシャープレシオなどは、このちょうどよいバランスを目指したものですね。 リスクリターンとシャープレシオ しかし、資産を最大化しようと思うと、更なるリスクを取る必要が出てきます。人によっては個別株投資に取り組んだり、さらには株と組み合わせて不動産や太陽光に取り組んだり、はたまたビットコインに取り組んだりといった多様性が生じるのはそういうことです。 投資の答えは1つではなく、自分が結局資産運用で何をゴールとするのかというところに帰結します。お互いがお互…

  • 不動産投資の融資付けがネットで可能な時代に

    投資用不動産は探すのも融資付けするのも一苦労 収益物件を探すにしても、自宅を探すにしても、多くの方がまず不動産ポータルサイトで物件を探すのではないでしょうか。 不動産ポータルサイトというのは、SUUMO、HOME'S、at home、Yahoo!不動産、健美屋、楽待、などですね。全部は掲載しませんが、要は不動産の検索・掲載サイトです。 不動産ポータルサイトは一覧性があります。そのため、物件によってはお値打ちに見えるものもありますね。自分で選び、買い付けを入れることができるのが何よりのメリットですね。納得感があるからです。 しかしながら、経験の浅い投資家にとって、ポータルサイトに載っている物件で…

  • 不動産投資家の方必見!不動産投資ローンの借り換えスキーム

    不動産投資家の方必見!不動産投資ローンの借り換えスキーム 不動産投資を始めるときには、いかに良い物件を購入できるかに尽力をしがちです。そのため、借入条件まで十分に吟味をできない方もいられるかもしれません。 現状の収支を改善できる方法として不動産投資ローンの借り換えがあります。今回は、不動産投資ローンの借り換えの方法を簡単に説明します。 不動産投資ローンの借り換えとは 現在の不動産投資ローンの金利を下げる借り換えはシンプルです。今借りている銀行から別の銀行で不動産投資ローンを借り換えることによって金利を下げる方法のことです。 不動産投資ローンの適用金利は変動金利で借りていても、不動産投資ローンの…

  • 30代の共働き家庭だが、仕事が激務過ぎるので退職したい

    30代共働き家庭は人生の忙しさのピーク、かもしれない。 30代共働きで子どもが小さい、となると激務の日々ですね。保育園に子どもを送り、仕事を定時で切り上げて今度は夕方の保育園に迎えに行く。風邪を引けば急な有休を取ってやはり迎えに行く。子どもの年齢が離れていると、それこそ10年近くそのような暮らしになります。 今しかできないということが人生にはいくつかありますが、保育園の送迎もその一つでしょう。私自身振り返れば楽しかったこともたくさんありますが、「よくやれていたな」と思うことも多々あります。 本来、社会全体で次代を担う子どもたちを育めると良いですが、制度上はもちろん税制的にも個々のマンパワーに頼…

  • 生命保険の複数契約で資産運用に支障が出ている家庭は少なくない

    生命保険を複数契約して身動きの取れなくなっている家庭は少なくない 生命保険は営業力に優れ、販売網も充実していますね。日本人は生命保険好きで知られますが、逆に言うと長年培われた営業力が金融商品の中で突出しているとも言えます。 また、株式などと違い明確に損をするようなものは少ないため、資産の目減りを嫌う層からは根強い人気がありますね。かつてはそれなりの利回りがつき、契約が維持されるため、いわゆる「お宝保険」というものが存在しました。 とはいえ、今はそういうものはなくなりましたね。そのため、保険は保険として、運用は運用として考えていかざるを得ない時代になっています。 さて、今回は保険を多数契約したた…

  • 自転車保険、義務化に備えて知っておきたい基礎基本

    義務化地域が増えてきた「自転車保険」の加入を検討する 自転車は、手軽な移動手段として子供からお年寄りまで幅広い年齢層に通学や通勤、買い物などさまざまな用途で利用されています。 一般財団法人 自転車産業振興協会が平成30年に公表した報告書によれば、日本国内の推定自転車保有台数は約6,700万台で、1世帯当たり1.25台程度自転車が保有されていることになります。 近年は、乗用車を保有しない世帯の移動手段として自転車が好まれることもあるようです。冬季に降雪がない地域ではほぼ1年中、だれでも免許不要で利用できる便利な乗り物と言えます。 一方、最近では、自転車事故によって他人の生命や身体を害した場合に、…

  • 投資のおすすめは、目標により変わってくる

    投資のおすすめは千差万別、目標次第ということ 投資の目的や目標に応じて、適した金融商品や投資手法は異なります。何を達成したいのかによって、リスクの取り方や投資期間、投資対象が変わるためです。 例示をしてみましょう。 具体的な例: 資産の成長を目指す場合: 選ぶ商品: 株式、海外市場の投資信託、成長企業への投資など。理由: 高いリターンを期待できますが、その分リスクも高い商品になります。 安定的な収入を得たい場合: 選ぶ商品: 債券、配当を出す成熟企業の株式、保守的な不動産投資信託(REIT)など。理由: 定期的な収入や配当を得られる商品が適しています。ただし、リートは商品差が激しいです。 リス…

  • 良い投資と悪い投資の違いをズバリ解説します。

    良い投資と悪い投資を知り、資産形成に役立てよう 世の中にはよい投資と悪い投資があります。定義は簡単で、良い投資は資産が増えるもの。悪い投資は資産が減るものです。 例えばS&P500への集中投資だけでよいのかどうか、というお問い合わせを時々頂戴します。投資はいろいろなやり方がありますので、これは絶対というのは一般的にはないですね。それでも、S&P500への投資が良くないという人はいないと思います。 それは、ゆっくりとではありますがほとんど確実に価値が上昇していくからですね。しかし、このような投資対象というのは稀有です。 今日は良い投資と悪い投資ということで、いくつか例を挙げながら考えてみたいと思…

  • 【CCR】Cash-On-Cash Return:キャッシュ・オン・キャッシュ リターンとは

    【CCR】Cash-On-Cash Returnとは CCR、キャッシュ・オン・キャッシュリターンとは、投下した資金に対するリターンのことを指します。 ペーパーアセット、株式や債券投資の世界ではあまり意識されることはありません。しかし、融資というレバレッジをかけた投資をする不動産や太陽光投資では意識したほうが良い概念になります。 ご質問を頂いていますので、いつものようになるべく数字を使わずに記事にしていきたいと思います。 CCRを知ると投資効率が変わってくるというのはどういうことか いつも楽しくブログを拝読している60歳近い主婦です。全く個人的な質問です。何しろろくなリテラシーもないまま10年…

  • 不動産市況が好調な時こそ実施しておきたいこと

    不動産市況が好調な時こそ実施しておきたいこと 資産形成を株式等のペーパーアセットで行うのはシンプルです。売り買いも簡単です。市場が開いてさえいれば好きなタイミングで売買できるからです。流動性が高いのが、株式投資の魅力の1つです。 一方で不動産のようなハードアセットの場合は売買は簡単ではありません。相対取引になるからですね。物件にも個性があります。 例えば、売却時を見てみても、投資用であれば収支に対して合理的に判断しやすいかもしれません。一方で自宅の場合は住み替えになりますので合理性、つまり数字だけでは判断しにくいことがありますね。投資用と実需が違うのはそういうことです。 そのため、不動産を売る…

  • バリュー株とグロース株、どちらを投資のコアに据えるべきか

    バリュー株とグロース株、トレンドの変化と投資の考えかた バリュー株とグロース株があります。言うまでもなく、前者は割安株、後者は成長株です。 売り上げ成長が鈍化しているものは、株価に成長が織り込まれない分、バリュー株となりやすいです。 売り上げ成長が著しいものは、株価に成長が織り込まれ、業績だけで判断すると割高です。わかりやすい数字としてはPEレシオがあります。グロース株をPEレシオで判断すると投資判断を誤るのはそういうことです。 また、バリュー株は一見して当然ながら割安です。そのため、高配当バリュー株などでPFを埋め尽くし、減配に見舞われるということもなくはありません。ETFでもSPYDなどは…

  • 配当再投資のジェレミー・シーゲル流投資術で注意すること

    ジェレミー・シーゲル氏のシーゲル流の投資術とは ジェレミー・シーゲル氏の名著「株式投資の未来」は豊富なデータから導き出される結論が明快です。かくいう私もシーゲル氏の著作は読みましたし、影響も受けました。読んだのは10年以上も前ですね。 かつての持ち株の多くはインカムを狙ったものでしたし、時機も良かったのでその恩恵も受けることができました。 シーゲル氏の主張する投資術とは、極めて簡単に言うと以下のようになります。 成熟したビジネスモデルの会社の株を買う 成熟したビジネスモデルかつ、割安水準に置かれているとなおよい 受け取る配当金はそのまま再投資し、複利効果を狙う 成長株は割高であることが多い。こ…

  • サイドFIREでFIREの夢を現実に変える、3つの有利な条件

    サイドFIREはFIREの中でも最も現実的な方法 サイドFIREとは、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)」を目指すFIREムーブメントの一形態ですね。 サイドFIREでは、完全に仕事を辞めるのではなく、投資や資産運用からの収入と、副業やパートタイムの仕事からの収入を組み合わせて生活します。これにより、経済的な安定を確保しながら、自分の興味やライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能になります。 それでは、サイドFIREにはどのような特徴があるのでしょうか。簡単にまとめてみましょう。 サイドFIREの主な特徴とは 部分的な経済的自立…

  • リバランスのやり方とタイミングについて

    株式投資におけるリバランスとは? リバランスとは、相場変動によって生じた投資配分を調整することです。 やり方は大きく分けて2つあります。 投資当初の%を維持する 相場変動に合わせて%を決める リバランスを採用している投資家の多くは「投資当初の%を維持する」方法を採用していますね。SBI証券さんが分かりやすく図でまとめられているので紹介します。 まず、100万円で25%ずつ割り振ります。その後値上がり、値下がりしてバランスが崩れます。それが下図です。 値上がりしてポートフォリオのバランスが崩れた状態 それを当初の割合に戻すべく、リバランスをします。 リバランスの簡単な考え方とやり方 リバランスに…

  • 持たない、買わないミニマリストのシンプル投資

    ミニマリストとFIRE生活は親和性が高い 一時期ほど話題にならなくなりましたが、ミニマリストという生き方がありますね。FIRE生活と親和性が高く、ミニマリストと意識しなくても生活の実態は近い、という人もいますね。 ミニマリストは、物質的な所有を最小限に抑え、シンプルで充実した生活を追求する人々を指します。このライフスタイルは、持ち物を必要最低限に減らし、本当に価値のあるものにリソースを集中するということです。以下のポイントがあります。 少ないほど豊かという発想: 必要最低限のものを持つことで、物に縛られない自由な生活を楽しむことができます。所有物が少ないほど、ストレスが減り、生活がシンプルにな…

  • 不動産投資家は確定申告の税還付と借り換えで収支改善が狙える

    不動産投資家は確定申告の税還付と借り換えで収支改善が狙える 最近サラリーマンの副業ブームが起こっています。副業の一環として不動産投資を検討する方もいるのではないでしょうか。不動産投資を行った後は毎年確定申告を意識することになります。 年数が経つと借り入れしていた不動産投資ローンの条件は忘れがちではあります。しかし、確定申告の時期は、不動産投資家は税還付と借り換えで収支改善が狙える好機です。 確定申告とは。なぜ不動産投資家はしたほうがいいのか まず確定申告は毎年2月16日から3月15日に申告するものです。1月1日から12月31日までの1年間の所得と、それに対する所得税を計算し、精算する手続きのこ…

  • 高配当株投資とインデックス投資はどちらがよいのか

    高配当株投資とは?その特徴。 高配当株投資は、安定した収入を得たい投資家にとって魅力的に映ります。そのため、昔から人気のある投資です。さて、その高配当株投資にはどのような特徴があるのでしょうか。簡単にまとめてみましょう。 安定した収入源: 高配当株投資は、定期的な配当金を通じて安定した収入の実現を目指します。特に銀行金利に期待ができないような低金利環境では、配当利回りが魅力となります。 配当再投資: 配当金を再投資することで、複利効果により資産が効率的に増加します。これにより、長期的な資産形成が促進されます。しかし、配当金が出るたびに課税機会があります。細かく利確をしているようなものです。その…

  • 株式投資家から見た築古戸建て投資の課題と今後

    株式投資家から見た築古戸建て投資の課題と今後 築古戸建て投資は流行っていますが、それゆえに属人性の求められる難しい投資になっていますね。つまり、DIYスキルやデザインセンスなど、付加価値の付けられる人向けの投資になっているということです。 また、最大の課題としては、融資を前提としない場合はどうしてもCCRが悪くなるところです。換言すると、思ったよりも投資スピードが上がらない投資ということです。自己資本と他人資本の合算でバランスシートの拡大を目指すのが不動産投資の側面ですが、他人資本が使えないというわけですね。 さらに、低家賃の場合は修繕費を始めとする固定費の割合が大きくなり、手元にキャッシュが…

  • レバレッジをかけつつ、安心安全に資産を増やすということ

    レバレッジをかける投資をどのように考えるか レバレッジをかけると、投資は加速度的に効率化するのは事実です。今はやりませんが、かつては私も株式で信用を活用しました。昨今ではETFや投信で、指数×2倍、3倍というものがありますね。 レバレッジは少ない資産を効率化するという意味では今も有効なのでしょう。しかし、リスクは増大しますから、誰にでもできる投資ではありません。特に初心者さんは安易に乗らないことですね。 ハードアセットにおいては、自己資本のみならず他人資本で資産を増やすという目線になります。全体の資産を増大させ、借入金利との差で利益を得るという考え方です。株式に比べると比較的シミュレーションが…

  • VHTは暴落や調整に強い、サテライトとして静かな人気

    暴落や調整に強いと言われる、サテライト投資で静かな人気のVHT 真夏になって気温だけでなくマーケットも暴れています。S&P500は史上最高値を付けた後、約半月で1割程度下落、その後殆ど戻しています。 とはいえ、これを調整とみるか、下落局面の始まりと解釈するべきなのか、決めつけるのは尚早と言えそうです。 VHTのチャート これはVHTのドル建ての推移です。同じ期間にドル円レートも円高方向に動きました。日本で海外資産に投資なさっている方は、短期間にそれなりの資産の減少に直面したことでしょう。 とはいえ、昨年10月末に直近の底をつけてから直近の高値まではドル建てで約30%上昇しています。 日本では2…

  • 東証上場ETFを活用して米国株投資をするには

    東証上場ETFを活用して米国株投資をする 東証上場ETFを活用して米国株投資をする方法があります。以下のような方に向いています。 外国税額控除が面倒でしたくない 住宅ローン減税やふるさと納税で外国税額控除分が残っていない 分配金も受け取りたい 高いときに売ったり、安いときに買ったりしたい 貸株金利が欲しい(信託報酬相当になる) 東証上場ETFは場中での取引が可能です。そのため、マーケットの動きを見ての売買が可能です。また、外国税額控除の必要がないのがメリットです。 S&P500に関しては信託報酬の安い投資信託があります。しかしNasdaq100に関しては東証ETFのほうが投資信託に比して半分以…

  • 賃貸住宅を引き払い、自宅購入をすべきかどうか

    賃貸住宅が良いか、自宅が良いか 賃貸が良いのか、自宅が良いのか、というのは永遠の課題になりますね。たぱぞうは賃貸暮らしが長かったです。しかし、8年前に自宅を買いました。都心部のような土地値が上昇するような物件ではありません。 つまり、自宅に関しては投資の目線ではなく、自分の好きなことを優先したということです。ジム、プール、図書館、こういった行政の福利厚生が集中しているところを選んだというわけです。 もっとも生活スタイルの変化に伴い今は売却し、再び賃貸生活に戻っています。 この、賃貸自宅論争の最大の面白みはここにあります。答えがいくつもあるということですね。さて、今回は賃貸住まいを引き払い、自宅…

  • 金利上昇と不動産価格への影響、その対策

    金利上昇によって不動産価格は下がるのか 2024年7月30日、31日の金融政策決定会合によって17年振りの利上げが決定されましたね。これまでは変動金利と言いながらも、実態として変動しなかった金利です。しかし、これからは多くの方の返済状況に影響を与えるでしょう。 実際に私自身お世話になっている銀行さんから電話があり、今後の金利負担増についての説明を受けました。そこで今日は、利上げによる不動産価格への影響に関して確認していきましょう。 金利が上がると不動産価格が下がると言われる理由 一般的には金利が上がることによって不動産価格は下がると言われています。 金利上昇によって住宅ローンや不動産投資ローン…

  • 結婚を控えた20代後半の投資戦略

    結婚と投資は切っても切れない大きな課題 夫婦の価値観が近いと結婚生活は苦労が少なく、逆だと衝突が増えますね。お付き合いしているときに十分に考えたはずですが、おやおや違ったな、そのような齟齬は珍しくありません。 一方で何歳になっても仲良しの夫婦もあり、夫婦の形は様々です。かつてより存在が大きくなっている課題の1つが投資でしょう。投資をするのか、しないのか。どのように投資をしていくのか。 投資はこのように夫婦の生活全体を決定づける要素になっており、避けて通れない大きな課題ですね。さて、今回は結婚を控えた20代後半の方からご質問を頂戴しています。 結婚を控え、改めて投資戦略を確認して前に進みたい た…

  • 資産運用で初心者が陥りがちな間違いとは

    資産運用で初心者が陥りがちな間違いとは 資産運用の要諦は何でしょうか。これはシンプルでズバリ1つです。間違った商品を買わない、ということにつきます。 しかし、少なくない人が余計なものに手を出して資産形成のスピードを鈍化させますね。多くの質問を頂戴する中で、多いものは以下になります。下に行くほど状況は激しく、厳しくなります。 私が相談を受けた中で多いものを列挙してみましょう。 1,保険 保険の買いすぎはよく見られます。日本の場合はFPが保険販売と結びついているため、このルートが非常に強いです。特徴的なのは養老、年金など資産運用と保険の組み合わせ販売です。運用部分の手数料が不明なうえ高く、どうして…

  • 50代からの老後を見据えた積立投資術

    50代からの老後を見据えた積立投資術 50代は年金額も見えてきて、いよいよ老後への備えが意識される年齢です。幸いにして、NISAの非課税投資枠が大きくなりましたから、まだまだ老後資金作りに間に合う年齢と言ってよいでしょう。 さて、今日は50代投資を始めたばかりという方からご質問を頂戴しています。 50代になり、NISAつみたて投資を始めたいと思います。 たぱぞうさん初めまして。最近になって投資を始めたものです。 次男が1歳の時から母子家庭として2人の子を育てており、万が一の時のためにと8年前に「10年払込米$建終身保険(保障15万ドル)」に加入していましたが、円安で「円貨の保険料が高くなる、返…

  • 会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方

    会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方 一口に社長と言っても、2つのタイプがあります。 1つのタイプは、雇われて社長になるタイプです。雇われ社長さんの場合は、権限も限られますので基本的にはサラリーマンの延長になりますね。 もう1つのタイプはオーナー社長ですね。自分で起業し、株式も自分が多くを持っている、こういう社長さんですね。こちらのタイプは、自由になる金銭も多く、額面の給与以上に豊かな生活をされている方が多いですね。 例えば夜の街で羽振りの良い土建屋さんなどは、多く後者になります。いずれにしても、法人の体力をつけるために個人の所得を抑えるなど特別な事例を除き、給与は世間からするとかなり多め…

  • 安全資産とリスク資産のバランスをどう考えるか

    安全資産とは何か 安全資産とは、リスクが低いとされる資産のことです。言い換えると、市場の変動や経済的な不確実性に対して比較的安定した価値を持つ資産ということです。 一般的に、安全資産は経済的な危機や不況時にも価値を保つ傾向があります。代表的な安全資産には以下のものがあります。 国債:特に先進国の国債は、安全資産の代表格です。国の信用力に支えられており、デフォルトリスクが低いとされています。米国の国債(U.S. Treasury Bonds)は特に信頼性が高いと見なされています。 金(ゴールド):金は長い歴史を通じて価値を保ち続けているため、安全資産とされています。インフレーションや通貨の価値下…

  • 私たちは投資信託をどのように買い、どのように老後売っていくのか

    投資信託の出口戦略、買い方と売り方 投資信託は円建てです。そのため、外国株式に投資をしていても、円でリターンを得るということになります。つみたてNISAの始まった年から商品数も増え、投資信託の選択肢も増えました。 米国における投資の王道であるS&P500連動の商品やVTI相当の商品が買えるようになったのは、中でも僥倖といって良いでしょう。米国株投資で代表的なものは以下の2つです。 S&P500系 全米株式(VTI)系 この2つを押さえておくのが米国株投資の王道ということですね。 さて、これらを買い進め、自分年金として使うときにどのような配慮をしていくかということです。 今回はこの投資信託の出口…

  • 米国株集中投資とリスク分散をどう考えるか

    米国株集中投資と分散投資 株式に関しては米国集中投資が良いです。理由があります。 成長性 法整備 この2つです。成長性というのは、国自体の成長と、企業の成長を意味します。 法整備というのは、収益の上がらない企業の退場システム、活発な自社株買いを後押しする制度、情報開示、近年ではトランプ政権下で21%まで下がった法人税率なども含まれます。これにプラスして州税が以下のように乗るところもあります。 例を挙げてみましょう。 - カリフォルニア州:8.84%- ニューヨーク州:6.5%- テキサス州:州法人税率は0%ですが、売上に基づくフランチャイズ税が存在します。- フロリダ州:5.5% これらは一部…

  • FIREを目前に控えたサラリーマンがやっておきたい3つのこと

    FIREを目前に控えたサラリーマンがやっておきたいこと この数年、マーケットが好調だったこともありFIREする人が後を絶ちません。FIRE前にある程度資産を築くと、FIREをしても資産の減少よりも資産の増加のほうが大きくなります。つまり、生活費を超える資産の増加があるということです。 こうなると、FIREは非常に楽になります。とはいえ、給与という分かりやすい収入が途絶えますから、事前のシミュレーションは大事です。 さて、今回はFIREするためには、ということでご質問を頂戴しています。 FIREをするか迷っているが、やっておくべきことは何か たぱぞう様以前、こちらから問い合わせをさせていただいた…

  • リセッションを経て、がらりと変わった投資への取り組み

    リセッション以後、がらりと変わった投資への取り組み 先日、相場が乱れましたね。久しぶりのことでした。 リーマンショック、コロナショックと経て、はっきりとわかったことがあります。それは、各国中央銀行および政府は景気の維持、株式市場の維持が大命題になっているということです。 21世紀に入ってからのリセッションは、このことを可視化する機会となりました。 「いまさら何を当然のことをいうのか」という感想を持たれるかもしれません。しかし、リーマンショック以前の投資環境は今よりも厳しく、誰もが確信をもって何かのアセットに投資をするということが難しい時代でした。 特に日本株においてはそうで、以下のような特集が…

  • 株式市場が暴落するときはいつも同じ雰囲気になる

    株式市場が暴落するときはいつも同じ雰囲気になる 株式市場が暴落、調整するときはいつも同じ雰囲気になりますね。 市場が急騰急落を繰り返すのに合わせて、一喜一憂する、独特の雰囲気ですね。先が読めないから急騰急落をするわけで、付き合って一喜一憂するのは大変です。こうなるとあらかじめ決めたルールに従って動くのが一つの方法になります。 定額定期で買いつけを続ける 〇%まで下がったら資金の〇%を投入する PER/PBRが〇倍になったら買い付けを始める RSIが・・・騰落レシオが・・・などなど こういったものですね。これらは確率の話で、正解はありません。しいて言うならば、定額定期がもっとも取り組みやすい方法…

  • マンション価格の今後を踏まえ、持ち家か賃貸かを考える

    マンション価格が上昇を続けてきたが、今後はどうか マンション価格が上昇し続けて久しいです。戸建ての上昇を上回り、その勢いは地方にも波及しています。私の周りを見回しても、購入に踏み切る人と賃貸で様子を見る人に二分されます。 購入に踏み切った人は、このところの上昇で大きな含み益を抱えています。それを見ると焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、焦りは禁物ですね。なんやかんや、株式の上昇のほうが大きいのです。同じ額を米国株指数に入れていれば、十分大きなリターンを得られています。 ただし、住宅はレバレッジを利かせて買いますね。そう考えると住宅ローンを活用してのマンション購入は垂涎の的と見えるのかもしれ…

  • ワンルームマンション投資で資産形成をするのは厳しい

    ワンルームマンション投資で資産形成は不可能ではないけれど ワンルームマンション投資というのは、最も難しい投資の1つですね。業者さんから紹介されて、そのまま買い、成功した投資家というのは私はほとんど見たことがありません。これだけ市況が良いにもかかわらずです。だいたいにおいて、相場よりも2、3割高い価格で買っています。 もちろん、自分で探して、自分で相場相応に買っている人は別ですね。ワンルームマンション、区分マンション専門で投資をして、成功している投資家さんもいらっしゃいます。 しかし、夕方の駅前などで話しかけられて、そのままほいほい乗ってしまうような投資ではなかなか厳しいのです。 買った瞬間に毎…

  • 高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策

    高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策 最近サラリーマンの副業ブームが起こっています。副業の一環として不動産投資を検討する方もいるのではないでしょうか?私自身も、民泊、太陽光、そして不動産と数々のハードアセット事業を営んできました。 内容は一様ではなく、例えば不動産投資の投資対象として区分マンション、一棟物件、戸建てなど様々な投資対象があります。 不動産事業の中でも高利回り物件はFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す会社員に人気です。今回は、高利回り物件が選択肢に入る理由と購入後できる収支改善策を解説していきます。 FIRE…

  • 不動産投資における最適なレバレッジ額とは?

    最適な不動産投資のレバレッジ額とは 資産形成の中で、不動産投資を検討される方が増えてきましたね。不動産投資とひとくくりにいっても区分マンション、一棟物件、戸建てなど多岐にわたります。 不動産投資を行う中で、その他の投資と最も異なる点が他人資本(不動産投資ローン)を活用してレバレッジをかけられる点ですね。 とはいえ、いくらまで購入するのか、どの程度まで拡大するのか、つまりどの程度が最適なレバレッジになのかは人それぞれです。 不動産投資でレバレッジ額が変わる要素 不動産投資を行う際には不動産投資ローンの活用によってレバレッジをかけられます。このレバレッジ上限額はその方の状況によって異なります。状況…

  • リバランスの頻度はどれぐらいに行うのが適切なのか

    リバランスの頻度はどれぐらいに行うのが適切なのか 資産には様々なものがあります。中でも、株式や債券は取り扱いのしやすい、手間のかからないアセットとして人気があります。このアセットのバランスを定期的に見直していく、手入れをしていくことをリバランスといいます。 このリバランスは、バランスファンドであれば自動で行ってくれるものです。かつてはバランスファンドは手数料が高く、使いにくいものでした。しかし、昨今では安くなっており、完全に手放しで運用したい人に人気があります。 eMaxis Slimシリーズでも8資産均等型が出ており、こちらも人気がありますね。いずれにしても、なるべく手間をかけずに分散投資を…

  • 初心者投資家を卒業する投資をしていくということ

    初心者投資家を卒業するということはどのようなことか 最初は誰もが初心者です。私も20年前は投資を始めたばかりで、知識はそこそこ、経験はゼロでした。知識は書籍やネットがあるので、比較的すぐに得られます。便利な世の中になりました。 しかし、この経験というのがそれなりに時間がかかりますね。しかし、今は安価なバランスファンドやよい投信などが王道のポートフォリオを示してくれます。 「ああ、こういう考え方でポートフォリオを組んでいくのだな」ということが誰でも体験的に学べるようになっています。 では、この初心者投資家を卒業するにはどうすればよいのでしょうか。関連してご質問を紹介します。 初心者投資家を卒業す…

  • 資産運用で迷ったら、半々で投資がよい

    資産運用は迷う局面がたくさんある 資産運用では二者択一のような場面がたくさんありますね。 投資信託かETFか 個別株か投資信託か S&P500かオルカンか NasdaqかS&P500か このような迷いです。答えは簡単です。迷ったら半々で投資をすればよいのです。投資をしながら考えればよいですね。良くないのは、迷って何もしないことです。とにかくやってみる、Learning by doingですね。 さて、今日は投資信託かETFのどちらが良いのか、ということでご質問を頂戴しています。 FIREを見据えた資産運用、投資信託かETFのどちらが良いのか迷う はじめまして。 資産運用の考え方について、ブログ…

  • 資産を大きくすると同時に多様性を追求するということ

    資産を大きくするということは、より安全に資産運用ができるということ 個人的な話を今日は少しします。 FIREした6年前と比べると、明らかにフェーズが変わりました。ハードアセット、ペーパーアセット、両面においてですね。 ハードアセットで言うとお付き合いできる銀行が増え、より保守的に資産運用ができるようになったということです。 簡単に言うとこのようなことです。金利の高い金融機関さんから、金利の低い金融機関さんへお世話になる幅を広げることができたということです。これは、能力ではどうしようもなく、定量的な資産額がものを言います。 つまり、株式で資産が激増したため、そのようになったということです。金利で…

  • リスクとリターンとは。シンプルに解説しました。

    リスクリターンとは何か 投資をしているとよく「リスクとリターン」を耳にすると思います。これは単純にこのように言い換えることができます。 リスク=ばらつき リターン=利回り シンプルですね。では、もう少し説明を加えてみましょう。 リスクとは何か リスクはよく「危険度」と解釈されます。 しかし、投資業界においては捉えが異なります。ばらつき、上にも下にも行く可能性のことを指します。分かりやすい表がありますので、ご紹介します。 リスクリターンの関係 初期投資が100万円で、利回りが5%で回した場合の表です。 例えば、リスクが0%というのはばらつきが0%です。これは電卓を叩いて答えが確定的に出ます。きっ…

  • NISA口座での相続はどのようになるのか

    NISA口座での相続はどのようになるのか NISAは期限なしの恒久化がされています。そのため、今後はNISA口座が相続の対象となるケースが頻発します。多くの人にとって、NISAありきの証券取引、資産運用だからです。 相続時に、NISA口座はどのように扱われるのでしょうか。一般的な流れとしては、以下のようになります。 1. NISA口座の解約 NISA口座は非課税制度の一環、個人の口座です。したがって、口座名義人が亡くなった場合、そのNISA口座は自動的に解約されます。NISA口座に残っている資産は通常の課税口座に移されることになります。 NISAのまま引き継ぐことはできません。 2. 相続手続…

  • 50歳までにFIREをする方法を考える

    50歳までにFIREをする方法とは 50歳までにFIREをするために有利な条件 支出について 収入について 家族構成について 50歳までにFIREをしたいが、計画に無理はありますか? 50代でFIREは十分可能と考えます。 50歳までにFIREをする方法とは 読者の方からいただく質問にはトレンドがあります。6,7年前であれば、ジェイリバイブ、ひふみ投信といった日本の中小型株アクティブファンドに関しての質問が多かったです。しかし、現在これらの質問は皆無になっています。日本の中小型株が振るわないからです。 この数年で増えてきた質問がFIREに関する質問です。これは、私だけでなく何人もの投資家がFI…

  • 経済的自由は、同時に精神的な自由でもある

    経済的自由は、同時に精神的な自由でもある。 たまたま株が好きで、たまたま買った株が当たり、たまたま働かなくても生きていけるようになった。あるいは、コツコツと投資を続けた結果、経済的な自由を得ることになった。いずれの場合も、共通したところはあります。 お金がお金を生むお金の使い方をしたということです。投機と投資の違いはあれど、そこは共通するのです。 宝くじ当選や、遺産相続でもない限り、お金がお金を生む仕組みを作ったセミリタイア組は少なくないのではないでしょうか。投資の学びを深めることで、効率や確度を上げることは可能です。 しかし、多くの人にとって確率は絶対ではなく、少なからず運もあったと思うので…

  • マネックス証券でdカード積立サービス【徹底解説】

    NISAはクレカ積み立てが常識となりつつある NISAが恒久化され、日々話題となっていますね。クレジットカードによる投資信託の積み立ても普及しつつあります。毎月の積み立ては資産形成と相性が良いだけでなく、ポイントがたまるのも魅力ですね。 2024年3月には制度が改正され、毎月の積み立て上限額が5万円から10万円になりました。これも追い風となっています。 そんな中、マネックス証券では、新たにdカード積立サービスが開始されます。今日は、マネックス証券でのdカード積立サービスについてご紹介します。 マネックス証券でdカード積立開始 米国株投資に強みのあることでおなじみのマネックス証券で、dカードによ…

  • 住宅ローン選びの基礎基本として押さえておきたいこと

    住宅ローン選びの基礎基本として押さえておきたいこと 家を買うときに多くの人が住宅ローンを組みます。そこでまず、固定金利が良いのか、変動金利が良いのか、はたまたネットバンクがよいのかというところで迷います。 今回は、住宅ローンの基礎基本ということで記事にします。 変動金利が良いのか、固定金利が良いのか 変動金利が良いのか、固定金利が良いのかということです。多くの方は最初にここで迷われるのではないでしょうか。 まず、変動金利というのは、借りる側が金利変動リスクを負うことになります。貸す側は、金利が上がったとしてもそれを乗せればよいので、金利の変化に即した対応が取れます。逆に、金利が下がればそれに応…

  • 一生一緒にエヌビディア【NVDA】、そして積みビディアへ

    一生一緒にエヌビディア【NVDA】の背景 エヌビディア【NVDA】を始めとする半導体関連株が人気です。需給のバランスによる業績の変動、技術革新のスピードから、半導体関連株は値動きが大きいです。かつて中心的な存在だったIntelが目立たなくなっているのは一例です。 とはいえ、21世紀の新たなサービスであるスマホ、クラウド、AIといったすべての技術的な根幹を支えているのは半導体です。これからも新たなイノベーションが起きるのでしょうが、半導体あってのイノベーションという大枠は変わらないのでしょう。 そういう意味では、業界をまるっと買えるSOX、あるいは類似のSMHなどは魅力です。ちょうど、新薬開発リ…

  • サラリーマンがFIREするのに必要な発想

    サラリーマンがFIREするのに必要な発想 私は人生を3つのフェーズに分けています。 インプット期 サラリーマン期 フリーダム期 第1フェーズでは主に学生として、自分の価値を高めます。資格を取ったり、人と関わったりという時期ですね。広い意味では学歴というのも資格になるのでしょう。高校や大学に行く意味は様々ありますが、肩書を手に入れるという側面もあります。 逆に言うと、中学や高校で起業して成功した人は行く意味が薄れます。学歴という肩書、あるいは他の専門的な資格を得る必要が無い人ということです。もっとも、学生時代にしか得られない人間関係もありますから、このあたりはバランスということになります。 第2…

  • 米国高配当株と米国ETFの使い分け

    米国高配当個別株と米国株ETFの考え方 高配当株投資と米国株ETF投資、どちらへの投資が良いのでしょうか。結論を先に書いてしまうと、要は使い分けと考え方なのかと思っています。今回の記事ではこのことについて少し触れてみます。 高配当米国株の魅力は配当という利益確定 高配当個別株は再投資の原資となります。リタイアしている人にとっては、生活費になるのでしょう。 税金面を考えると、配当を出さない銘柄を選好するという考え方もあります。かつてのalphabet、つまりGoogleやバークシャーハサウェイなどは代表的な銘柄と言って良いでしょう。これらの銘柄は、収益を配当として出さず、次なる成長へと事業に再投…

  • 不動産投資と金利上昇の関係

    長期金利は依然高止まり、金利上昇局面でできること 金融市場を観察していると、金利の動向に目が行きますね。つい先日約11年ぶりに10年国債の長期金利が1%を超えました。これに伴い、6月に新規で借入する際の固定金利は軒並み上昇しています。 長期金利が上がってくると、変動金利の元になる短期金利への影響も気になりますね。金利が上昇してくると住宅ローンへの影響はもちろんのこと、不動産投資をしている方にとっても毎月の収支が大きく変わってくるからです。 そこで今日は、今後の金利上昇に対する対策を確認していきます。 金融政策決定会合では長期金利に影響あり まず足元の状況から確認していきましょう。24年6月13…

  • アメリカのGDP成長率が突出している理由

    アメリカのGDP成長は投資対象として魅力の1つになっている 米国株投資が有利なのは2つの理由があります。 成長国であること 法整備がされていること ずばりこの2点です。米国は先進国で数少ない人口増加国であり、成長国です。また、株主保護という意味では世界に類を見ないレベルです。それが良いのか悪いのかは別にして、これほど投資に適した国はありません。 例えば、インドネシアは人口が2億人を超え、これからも経済成長が期待される国です。しかしながら、インフレがまだまだ激しく、投資に適した法整備も不十分です。そのため、国の経済成長と株式の成長にギャップが生じる可能性があります。 同じように、フィリピンなど人…

  • FIREの条件を改めて考えてみる

    FIREの条件とは何か あまりに忙しい日常で人生を埋めてしまうことのリスク。「人生二度なし」と言われますが、果たしてそのような後悔のない人生を100人中何人が歩んでいるのでしょうか。 せっかく生まれてきたわけですから、本当にやりたいことをやって天寿を全うしたいと思うのは人情でしょう。しかし先立つもの、つまりお金がないと生活をすることができません。特に家族がある場合はそうです。 自分だけで人生が完結するわけではありません。家族を食べさせなくてはいけないという現実的な課題がのしかかります。年齢を重ねるということはそういうことです。学生のころは自分のことだけ、自分だけで人生が完結していたのではないで…

  • 関わる人の心と財布を豊かに

    心と財布を豊かにするということ 人生二度なしとするならば、日常をどのように紡いでいくのが理想なのでしょうか。それぞれに夢描きつつ、ややもすると日常に流されがちです。 人生の岐路に立ちつつある、会計士さんからのご質問です。 何かに追われるより、好きな学びを深める人生にしたい いつもブログで有益な情報を発信していただきありがとうございます。 私は交友関係が狭く、数少ない友達もサラリーマンばかりで他に相談できる人がおらず、勝手ながらたぱぞうさんにこのようなご相談を送らせていただきました。 資産運用というよりも人生論であり、それぞれ自分で考える話だと思いますが、もしよろしければ人生経験豊富なたぱぞうさ…

  • FIREをしたからといって、資産が減るわけではない

    FIREをすると資産が減るという前提は本当か FIREに対してのいくつかの誤解があるので、改めて書いておこうと思います。1つはFIREをすると、資産が減るという発想です。換言すると、勤め人時代に積み上げた資産を大事に取り崩していくということですね。 よく、FIREをするには資産の4%を生活費として充てていくという発想がありますね。 それで年金支給まで凌いでいくわけです。例えば5000万円あれば200万円、1億ならば400万円、2億ならば800万円です。インデックスファンドのリターンをコンサバに4%と見て、元本を毀損しない範囲で取り崩していくのですね。 これはこれで健全ですし、資産形成の目標とな…

  • 不確実性の高い相場をどのように生き抜いていくのか

    不確実性の高まる相場をどのように生き抜いていくのか リセッションがあると、今までの投資に対して不安に思う人が増えます。 例えば、個別株投資をしていた人は、企業固有のリスクに直面します。 マイナスのリスクがあります。増大する航空需要に沿った航空株、ほんの15年前まで鉄板だった高配当原油株、鉄板に思えた国内鉄道株や電力株、これらはマイナスのリスクの1例です。いずれも暴落を経ています。 プラスのリスクもあります。GAFAMや半導体などハイテクITに投資をしていた人は、大きく資産を増やしています。コロナショックはリセッションを意識づけるどころか、リスクを追わざるリスクを顕在化させました。 投資のリスク…

  • 人生のゴールは誰も教えてくれず、与えられもしない

    人生のゴールは誰も教えてくれず、与えられもしない リーマンショック以後、資産増大局面が続きます。2010年代以後、ガラリと変わった世界と言って良いでしょう。相場が良いため、仕事に縛られず、FIREを選択する人も少なくありません。 手厚いサービスが溢れる日本において、よりよく生きるとはどういうことになるのでしょうか。ある意味ではサービスを提供する側から、いかに早くサービスを提供される側に回るかということかもしれません。 また、勤め人の最終ゴールはどこにあるのでしょうか。実は「1億円を貯める」というのが1つのゴールなのではないかと最近思います。1億円あれば、住居と地域を選ばなければ、多くの人が生き…

  • 米国株投資か全世界株投資か、基本的な考え方を示しておきます。

    米国株投資か全世界株投資かという神学論争 米国株投資が良い、全世界株投資が良い、それぞれいろいろなご意見がありますね。過去30年に限って言えば、米国株投資のほうがリターンが大きく、どの時代を切り取っても全世界よりも優れていました。 しかし、将来的な予想というのはわかりません。ある予測によると、GDPに関しては2028年に前倒して中国が世界トップになるという話があります。以前は2033年の予想だったものが、コロナによって加速、そのようになるということですね。 早晩、日本はインドに抜かれ、世界5位になるという話です。しかし、株式のリターンに関してはこれまた別問題で、インドに関しては2023年から日…

  • 米国株投資の基本となるやり方、考え方~ハイテク全盛時代を迎えて~

    米国株投資の「今の」基本の考え方をまとめておきます 私がブログを書き始めた2016年当初は米国株投資はマイナーでした。 その後、米国株はハイテク全盛の時代を迎え、一方で高配当投資なども大変盛んです。NISAが始まり、Nasdaq100やS&P500対応の投資信託が生まれたことも大きな変化でしょう。 2016年当時は、S&P500よりも小型株を多少なりとも含むVTIのほうが、わずかにリターンが優れていました。バンガードの最も運用総額の多いETFがVTIだったのも、リターンを考えると妥当だったのです。 その後、今に至るまでの大きな変化は、大型グロース株の強さに磨きがかかったことです。そのため、S&…

  • 【インド株指数】インドSENSEXとNifty50の違いを解説

    【インド株指数】インドSENSEXとNifty50 昨今、セミナーやブログのお問い合わせからインド株に関してご質問を頂くことが増えています。そこで今日は、インド株指数について取り上げます。 インドには、株式市場の主要な指標として「SENSEX」と「Nifty50」が存在します。 この2つの指数はインドの経済状況や株式市場の動向を示す重要な指標です。それぞれ独自の特性と役割を持っています。以下に、SENSEXとNifty50の違いを簡単に説明します。 インドSENSEX (BSE Sensex)とは インドSENSEX(センセックス)は、ボンベイ証券取引所(BSE: Bombay Stock E…

  • 仮想通貨の税制を考慮した、FIRE計画とは

    仮想通貨の税制は証券税制と全く異なる 仮想通貨の税制は、証券税制と異なり、総合課税です。つまり、自らの勤労所得などと合算されます。また、雑所得なため、55%を上限とした、非常に高い税率になるケースがあります。数千万以上の規模で稼いだ人などは実感されるところでしょう。 法人で投資をした場合でも、期ごとに値洗いをしなくてはならず、手間は煩雑です。政府見解は、「証券税制並みにすることは、家庭に仮想通貨を勧めることになる」として、税制の改正には慎重な姿勢を示しています。 よって、現状の税制のまましばらく運用される可能性が高いです。私たち投資家も、それを踏まえた最適な行動を選択したいですね。 さて、今回…

  • 養老保険という保険料が最も高い貯蓄性生命保険は加入不要

    養老保険とは、生死混合保険ともいわれる貯蓄性を備えた保険商品 最近は加入する人が少なくなりましたが、養老保険というものがあります。養老保険は以前は保険会社の主力商品の1つでした。 貯蓄性が高く、満期を迎えたら満期保険金を受け取れるというのが特徴になっています。生死混合保険とも言われます。問題なく満期を迎えたら貯蓄していた保険金がもらえ、不慮の事故や病気などに備える保険部分もあるという意味からです。 ここだけ読むと「両方セットになっていてオトク」と感じるかもしれません。しかし、大体において保険というのは保険以外の部分が付帯することで割高になります。養老保険も多分に漏れずそうですから、きっちり保険…

  • 不動産購入と出口戦略を成功を導くポイント

    不動産は買うだけでなく、売却時の出口戦略を含めて考える 資産形成を行う上では、ペーパーアセット、ハードアセットを保有することはよく知られた方法ですね。それぞれのメリットデメリットはあります。不動産についてはペーパーアセットのように、買ってすぐ売却することができません。この点はきちんと理解しておく必要がありますね。 すぐには売れない不動産ですが、売却時の価格に関しては、ペーパーアセットよりも購入時に見立てやすい側面はあるかもしれません。 不動産の購入前に考えたい、投資の目標 不動産のように購入後すぐに動かせないアセットを持つ際には、なぜ購入するのか、購入してどうなりたいのかの目的をきちんと定める…

  • 資産防衛の新常識、自分の中に価値判断の物差しをもつということ

    資産防衛の常識として、自分の中に物差しを持っておく 数々の金融商品があります。投資初心者の方に限らず、多くの商品に惹かれる人は少なくないでしょう。そうした中で、しっかりとした目線を持っておくことが大事です。資産防衛につながるからです。 その物差しとは、米国株インデックスです。ずばり、米国株インデックスよりリターンが良いのか、悪いのかということです。悪いならば、それを乗り越える合理的な理由が欲しいところです。良いならば、なぜそのような高リターンが出せているのか、考えたちところです。 さて、今日は魅力的なファンドを組み入れた変額保険の勧誘を受けている、という方からのご質問を紹介します。 子どもたち…

  • 生活防衛資金はいくら必要なのか?

    生活防衛資金は3か月分の生活費という定説 生活防衛資金はいくら必要? 生活防衛資金というのは、自分がリストラされたり、あるいは病気などで働けなくなった時に生活が破たんしないための資金です。 昨今は経済危機、リセッション時に限らず、解雇あるいは退職というのが珍しくないですね。そんな中、私たちはいくら生活防衛資金を持っておけば良いのでしょうか。 よく言われる定説としてはこのようなものがあります。 生活防衛資金=3か月の生活費 もし1か月の生活の支出が30万円ならば90万、40万円ならば120万円、このようになります。ちなみに私の場合は、生活用の銀行口座は100万円を切らないようにしていました。一家…

  • 太陽光発電所の売却手続きとセカンダリ市場について徹底解説!

    太陽光発電所の売却と中古セカンダリ太陽光発電市場の広がりと現状 太陽光発電所は依然として人気があります。不動産同様、利回りは前よりも下がりましたが、不動産ほど属性を必要としない投資先として一定の地位を得た印象があります。 経済産業省の改正FIT法により当初からかなりのルール変更がありました。しかし、現在でも投資商品として不動の人気と言ってよいでしょう。 ただ現在は、新規FITがほとんどなくなったため、以前に比べると新築の発電所は市場から「かなり」少なくなりました。 それでも、まだまだ太陽光投資に対するニーズは根強く、購入希望者は多いです。不動産もそうですが、数に限りがあるにもかかわらず、購入希…

  • 高所得世帯の資産運用、資産防衛術とは

    高所得世帯の資産運用、資産防衛術とは 日本の税制は累進課税になっており、所得が増えるほど税金や社会保険の負担が増える計算になります。そのため、例えば年収1400万の一馬力よりも、年収700万の2馬力共働きのほうが可処分所得は大きいです。 高年収といえば、年収1000万円が意識されるところです。しかし、実際の手取り、つまり所得は700万前後ですね。これは、年収450万夫婦の手取りを合算したものと近いです。 そう考えると、よほどの高年収以外はすでに専業主夫、主婦というのは成り立ちにくくなっているということです。特に子育て世代はそうですね。今はそういう時代です。 しかし、専業主婦を前提としたPTA役…

  • 住宅ローン金利の実態と見直しの大切さ

    住宅ローン金利の実態 低金利と言われて久しいですね。日本国外では必ずしもそうではないのですが、日本の金利はゼロ金利は脱したものの依然低いままです。 さて、日本の住宅ローンはこのような背景もあって各段に安くなっています。ある意味では借りやすい住宅ローンですが、その実態調査を住宅金融支援機構がまとめていますのでご紹介します。 フルローンで住宅ローンを組むケースが圧倒的に多い ※住宅金融支援機構調べ 変動、固定期間選択、全期間固定、すべての住宅ローンにおいて、フルローン状態で借りるケースが多いことが分かります。5000万の家を買うならば、ほぼほぼ5000万円借り切るというケースですね。 中には100…

  • 人生を構築するコスパとタイパ:意識が高まる生活の質#

    コスパとタイパの組み合わせで人生を構築する コストパフォーマンスとタイムパフォーマンス、それぞれコスパやタイパと言われるものですね。費用対効果、時間対効果を意味します。この2つにこだわりすぎると生活の質は逆に下がりますが、ある程度意識すると質が高まるのも事実です。 例えば、東京は日本でも特殊なエリアですね。教育熱が高く、住居費が高い。サラリーマンが住むにはよほど高属性でないと苦しく、生活費のために働くような状況になりかねません。 知人の専門職の同僚で、新卒で採用されてから一度も出勤していない人がいます。リモートですべて完結するからです。リモートを条件として採用に応じた、というわけです。仮に年収…

  • アラサーでキャッシュの無い人の資産運用

    アラサーで資産運用をしている人は実は少数派 XなどのSNSを見ていると、世間のほとんどの人が資産運用をしているかのような錯覚に陥ります。これは、興味あるジャンルの人をフォローするので、どうしても情報が偏るからです。 投資・資産運用に関する興味度合い この資料を見ても分かるように、まだまだ世間の多くは資産運用にさほど興味が無いのです。 弊ブログでは、「30歳までに1000万貯まると違った景色が見える」「若い時から資産運用をすると自由な生き方が得られる」ということを書いています。しかし、こういう主張は世間からすると、多くない主張ということになります。 さて、今回はアラサーでキャッシュが無い人の資産…

  • 株式投資に勉強や資格は必要なのか

    株式投資に勉強や資格は必要なのか 株式投資に勉強や資格は必要なのでしょうか。 株式投資自体は、100年以上の歴史があります。古くは、現在のインドネシアにおける植民地支配に大きな役割を果たした、オランダ東インド会社までさかのぼります。 出航に伴うリスクを分散するため、出資を募る株式会社の形態を採用していました。17世紀の話ですから、かなりのものですね。その後、数百年を経て、会社が資金を集める、あるいは知名度を増すための最もよく知られた手法になっています。 現在のようにネットで自宅から手軽に株券を買えるようになったのは、およそ20年前の話です。日本ではマネックス証券や、当時イー・トレードという名称…

  • 【HDI】人間開発指数(Human Development Index)とは

    【HDI】人間開発指数(Human Development Index)とは 国連開発計画(UNDP)が2023年3月に、人間開発指数(Human Development Index)の2023/2024年版を公表しています。 UNDPは1990年から1人あたり国民総所得(GNI)と教育、平均寿命をもとにHDIを算出しています。 尺度は 1) 長生きで健康な生活2) 教育の程度3) 生活水準 の3つに大別されます。 1) は出生時の平均余命によって評価します。2) 教育は25歳以上の成人の学校教育年数と、就学年齢の子供の予想学校教育年数の平均によって測定されます。3) 生活水準は一人当たりの国…

  • 米国株における長期トレードとスイングトレードの違い

    スイングトレードと長期トレードの違い スイングトレードというのは一言で言うとうねり取り、短期もしくは中期での値動きで利益を取っていくトレード手法です。短期で利益が取れるメリットがある反面、損失が生じるデメリットもあります。 長期トレードはコツコツと積み立てていくやり方を指します。20年近くの年限を取れば、殆ど負けることが無いのが大きなメリットです。半面、資産形成に非常に時間がかかるというデメリットがあります。 結局のところ、株価のブレ幅、リスクの大きさをどのように取っていくのかというところに帰結するわけですね。 今回は、このトレード手法に関連してご質問を頂いています。 スイングトレードを意識し…

  • Finboardは画期的な株式情報データベースツール

    ストレイナー【Strainer】から新たなサービス【Finboard】がローンチ NISAをきっかけに、投資家デビューされる方が増えています。基本はインデックスの積立をベースとするのが簡単ですね。そこから一歩進めて、個別株投資に興味を持つ方も散見されます。いずれにせよ、資産の運用に興味が高まるのは良いことですね。 個別株はインデックス投資よりもややハードルが高い側面があります。企業業績を勘案する必要があるからです。マクロで考えるほど投資は楽ですね。個別株運用をするうえでは、定性的な評価・定量的な評価が欠かせません。 今日は、日本株・米国株の定量的な評価に役立つ新たなツール、Finboardをご…

  • 不動産売却価格がアプリでカンタンに調べられる時代に

    自宅、アパート、マンション、どのように売却するか 資産形成をする上で出口の見極めは大事です。 購入した資産の売却を検討する時期がいつか来ます。ペーパーアセットの株式であれば今ではネット上で簡単に売り買いをすることができます。しかし、不動産になるとそうはいきませんね。 不動産は持って良し、売って良しの物件が良いですね。持って良しはインカムです。売って良しはキャピタルです。つまり、持っている間は家賃収入があり、売って良しは売却益ですね。 不動産を売るときのタイミング 不動産を売るときのタイミングは人によって様々です。 たとえば、自宅であれば手狭になったから引っ越したいというのもあるでしょう。あるい…

  • 個人投資家として生きるというのはどういうことなのか

    個人投資家として生きるということ 2016年4月23日から始めた「たぱぞうの米国株投資」ブログは、今日で丸8年が過ぎました。 ところで、ブログを始めた2016年4月というと、チャイナショック後の春でした。相場環境としては割と落ち着きを取り戻していたころです。 その後、トランプ大統領の当選、法人税の引き下げ、いったん利上げした政策金利の引き下げがありました。結果として、米国株は大変盛り上がりを見せました。 単純なPERで見ても、米国の水準は他国のそれと比べ物にならず、世界の株式市場の期待を一身に背負っているような印象があります。 ちなみに、バンガードやJPMの2020年のリポートでは、その後10…

  • 盤石そうに見える今の地位は、実はさほどでもない

    困難な時代を生き抜く投資術 私は投資で人生を変えました。 投資を続けた結果として、時間と場所に縛られない、自由な生活を手に入れました。40代前半のことです。投資をしていなければ、今も毎日決まった場所に決まった時間に出かけていたことでしょう。 そういう意味では私も投資の恩恵に浴する一人です。こうして投資の良さを発信し、伝える活動をしているのは、せめてもの恩返しとでもいいましょうか。 一方で、大変に困難な職場で今も奮闘する後輩たちがいます。年度の切り替わり時期に前職の後輩と話し、懐かしい思いをしました。職場改革は組織が大きいため不可能と言って良く、やはり投資によるFIREが希望となる例が多いようで…

  • 月に配当5万円を得る投資は、実はさほど難しいことではない

    月に5万円の配当は、意外とすぐ手の届くところにある 配当金でFIREをするとなると、それなりに投資額がかさみます。しかし、月に5万円の配当金というのは、意外に手の届くところにありますね。 退職時に1000万円の貯蓄があり、退職金が1000万円あるとします。併せて2000万円です。米国株高配当ETFである利回り3%でのインカムを考えると、かつかつ額面で年間60万円になります。年間60万円、つまり月々5万円ですね。 もちろん、まったくバッファのない投資になりますので、現実にはもうちょっと期間を分散するなり、資産を上乗せしたいところです。 さて、今回は将来を考えて月5万円から10万円の配当金を得たい…

  • もし100万円あったらどうするか【ヒト、モノ、コトの投資術】

    もし100万円あったらどうするか 「もし、100万円あったらどうする?」という問いがありますね。学生の頃ならば旅行、あるいは宝くじなどのアイデアになるのでしょうか。投資の勉強をしている学生ならば、株式や仮想通貨になるのでしょう。 平均的なサラリーマン1、2、3年目の可処分所得が100万円ぐらいになるでしょうか。そうなると、車やあるいは資格取得のための学費など、人それぞれの何らかのステップアップに生かされる金額ですね。 家庭持ちならば、テレビ、ドラム式洗濯機、食器棚など一通りグレードアップさせられそうですね。 投資をしている人の間では、1000万越え、1億超えという人が珍しくありません。そのため…

  • 株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

    株式と債券の比率は? 伝統的なポートフォリオは、株式と債券を6:4とするものです。しかし、この伝統的ポートフォリオは昨今の株高を受け、現実的ではないのかもしれません。少し前の、金利安も債券の魅力を減じるものでした。 私は時代の変化も踏まえ、7:3ということをブログでは書いてきました。しかし、もしもっとリスクが取れる、喫緊でお金を必要としない、そのような場合はさらにリスクを高めてもよいのかもしれません。 比率ではなく、額で生活防衛資金を確保し、それ以外を株などのリスク資産に回すという考えです。ハイリスクではありますが、例えば目標がFIREなどであれば、そのようなエッジの利かせ方もあるのでしょう。…

  • より安全に運用をするということは、より薄めるということ

    より安全に運用をするということは、より薄めるということ iDeCoの運用で定期預金型商品を選ぶ人がいます。所得控除と退職控除を取りにいくという発想ですね。投資商品に抵抗がある人には人気です。しかし、リターンの少なさはこの時代ですから言うまでもありませんね。 かと思えば、値動きの激しいグロース株投資や3倍レバレッジ商品を好む人もいますね。リスクリターンの大きさはインデックス投資のそれとは比較になりません。 インデックス投資でも、全世界投資か、全米投資かというところで分かれることがありますね。 何が正しく、何が間違っているというのはないですね。 結論から言うと、どのような投資にしても人それぞれの考…

  • 資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ

    資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ 資産運用もいろいろな種類がありますね。 大きく分けて、ペーパーアセット系とハードアセット系があります。どちらが良いというわけではなく、それぞれの特徴を生かして資産運用をしていくと良いですね。 もちろん、得意不得意があるので、どちらかのジャンルのみでも良いわけです。私はもともと株の人でしたが、今ではハードアセットも相応に取り組み、投資額としては半分ずつになっています。 ペーパーしか知らなかったときは、不動産や太陽光はなにか特別な響きがありましたね。しかし、取り組んでみると、目線は大きく変わるわけではありません。逆に言うと、人生のフェーズを変…

  • 【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較

    【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較 今や日本のオンライン証券の双璧ともいえそうな楽天証券とSBI証券です。 改めてこの2社を基本的なところを比較してみました。 まずは米国株取引の手数料を比較 個別株式取引では差はありません。 SBI証券は米国ETFについてNISA口座の買付手数料が無料という点にややアドバンテージがあります。 共通する点は以下になります。 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) 米国ETFを買い付けしない人にとっては、手数料では差がつかないと思ってよいでしょう。 SBI証券と楽天証券の貸株サービス…

  • 在宅でできる副業の王道は今も昔も投資

    在宅でできる副業の王道は今も昔も投資 副業は手間と時間のかからないものがよいですね。手間と時間がかかりすぎると、本業に差し支えるからです。私たちには1日の時間が平等に与えられています。どのように使うかは個々の大きな命題と言ってよいでしょう。 一方で寿命は不平等ですね。その長さ短さは不確実性が高く、読めません。 だからこそ、後悔しない毎日を積み重ねるのですね。不確実な長い人生について心配するよりも、充実した毎日を重ねるということです。1日に24時間というのは誰にとっても平等で、確実だからです。 不確実性の高いことについて考えすぎたり、計画ばかりするのは違うということですね。もちろん、多少の計画性…

  • セミリタイアで月10万円の収入+不労所得で海外移住を目指す

    月に10万円の収入+不労所得でセミリタイアと海外移住は可能なのか 私は若いころに開発途上国に住んでいました。いい意味で、世界中の人がこんなにも適当で、ある意味では良い加減で暮らしていることに驚きました。 そう考えると、私たち日本人の勤勉さは称賛されるものですが、世界的には特異なものだとも言えます。 海外が良い、日本が良くない、という話ではありません。その国それぞれの良さがあり、価値観の違いがあるということです。また、違うところと同じところがあります。自分に合うところを取り入れ、よりよい精神状態、生活環境を整えていく、そういう柔軟性は自らの心を豊かにしてくれるということですね。 さて、今日は月に…

  • 投資信託の目論見書とレポートの読み方、基礎基本を徹底解説

    投資信託の「目論見書」と「レポート」を読んでみる 投資家が投資信託を購入する際には、目論見書を受け取らなければいけないことになっています。 今回は、目論見書の最初の方に掲載されていることを徹底解説していきます。 投資信託の目論見書の最初にはファンドの目的と特色が書かれている 今回も例として、三菱UFJ国際投信株式会社が運用しているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の目論見書を用います。 1ページ目には、「ファンドの目的・特色」が掲載されています。海外のインデックス連動商品であれば、確認しておきたいことは「為替ヘッジ」の有無です。 もちろんアクティブ運用商品であれば、このページには…

  • お金持ちになれるか、なれないか、その分岐点に気づくということ

    お金持ちになれるか、なれないかはシンプルな分岐点での判断次第 お金持ちになれるか、なれないか。もともと資産家や地主の家に生まれれば、非常に簡単にお金持ちになれます。まさに生まれつきのお金持ちです。 突き抜けたお金持ちは難しくとも、小金持ちぐらいならば、誰にでもそのチャンスは実は転がっているのですね。人と同じような行動をしていては何ら生活は変わらず、どこかで何かを変える必要はあります。 しかし、そんなに難しいことでもありません。さて、関連してご質問を紹介します。 奨学金をリセッションの逆張りに活用したら、資金ができた たぱぞう様 いつも記事を楽しく拝見しております。毎日自分の考えの材料にさせてい…

  • 危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム

    危険なリノベ再販ビジネス、グループホーム 実際の不動産の価値以上にグループホームなどで利回りを上げる、そのようなやり方がありますね。ただ、ずぶの素人が取り組めるものではないですし、だいたいにおいてオペレーションを委ねるので買主が不利になる、そのような投資になります。 さて、今回はリノベ再販ビジネスとして典型的なお話を紹介いたします。人に聞く、相談してみるというのは大事なことですね。 リノベ再販ビジネス、グループホームで償却を取る たぱぞう様 4年ほど前からブログを拝見しております。私が以前の職場を辞めるかどうか大変迷っていた時期で、ブログに書かれていた仕事や人生に対する考え方、「人生二度なし」…

  • 相場が高いときに投資家はどのようなことに気を付けて投資をするのか

    相場が高いときにどのような投資行動をするのか 株式市場が好調ですね。連日のように高値更新を続けています。しかし、この傾向は今に始まったことではないですね。 リーマンショックやコロナショックを契機として、株式市場の常識が変容したようにさえ見えます。さて、今日は相場が高いときにどのような投資行動をするのかということ、さらにはセミリタイアに関してのご質問を紹介します。 FIREを目指しているが、相場が高くて投資に迷いがあります。 たぱぞう様 初めまして。いつもたぱぞう様のブログを拝見しつつ、投資の勉強に励んでおります27歳の男です。 本日はたぱぞう様に2点お伺いしたいことがございまして、こちらからメ…

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