高橋裕史[著]「戦国日本のキリシタン布教論争」(以下、「布教論争」とする)では、イエズス会と托鉢修道会との対立・抗争について本格的に言及した書として、ファ...
高橋裕史[著]「戦国日本のキリシタン布教論争」(以下、「布教論争」とする)では、イエズス会と托鉢修道会との対立・抗争について本格的に言及した書として、ファ...
これまで、日本のキリシタン時代のイエズス会と托鉢修道会(主にフランシスコ会)の布教活動上の「縄張り争い」を観てきたが、当然のことながら、「そもそも、海外で...
前回の記事に、「26聖人殉教事件」で処刑された26人のうちイエズス会関係者は3名のみで、残りは全てフランシスコ会関係者であったことはイエズス会の「陰謀」に...
出で立ち風情が対照的な二つの修道会が、実は「縄張り争い」をしていた前回の記事に貼り付けた屏風絵に描かれたイエズス会士とフランシスコ会士。どちらの修道会士た...
「南蛮人渡来図」上の写真は、神戸市立博物館所蔵の南蛮屏風「南蛮人渡来図」の一部を写したものである。この屏風には、狩野内膳(1570~1616)の落款がある...
教皇・都市国家・外国勢力が拮抗する時代を楽しく生きた人 その2
バチカン サン・ピエトロ広場出典:Wikimedia Commons今回は、マキアベッリの生きた時代(1469年~1527年)を象徴すると思われる出来事「...
教皇・諸都市・外国勢力が拮抗する時代を楽しく生きた人 その1
ヨ-ロッパ側の事情を知りたい前回の記事に、江戸時代初期に禁教・鎖国政策によって日本から追放されたローマ・カトリック教会が、明治時代初期に復活し、私の曽祖父...
(Wikipediaより)このブログを書き始めてから今年で10年目である。書いた記事の数は120...
光陰矢の如し今年もあと2カ月足らずを残すのみとなった。歳をとって老い先が短いと思うせいか、毎日が凄い速度で過ぎて行くと感じる。今では1週間を若い頃の3,4...
「インディオの聖像 写真●佐々木芳郎 文●立花隆」 (文藝春秋)の裏表紙2年前(2021年)の4月末に亡くなったノンフィクション作家立花隆が解説を書...
17世紀初めから南米に建設・運営され約170年後忽然と姿を消したイエズス会教化村群について書かれた、Robert Bontine Cunninghame ...
この本を読んだきっかけWebを見ていた時にこの本の広告が目に付いた。まず、タイトルがやや長く古めかしい。そして、「経営科学出版」というビジネス・ノウハウ書...
前回までの『A VANISHED ADCADIA』(消えて行った或る理想郷―イエズス会教化村)に関する記事は、2月から14回書いたことになる。とにかく、最...
消えていった或る理想郷 そのXIV 第11章 約200年の血と汗の結晶が、たった2年の間に廃墟と化した
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
消えていった或る理想郷 そのXII 第9章 本当の二枚舌は誰だったか
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
消えていった或る理想郷 そのXI 第8章 果たして海外宣教は意味があったのか
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
消えていった或る理想郷 そのX 第7章 植民地支配の根幹「奴隷制」に触れてしまったので
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷) Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタ...
「大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか」というやや長い標題の本を読んだ。著者は、「歴史逍遥『しばやんの日々』というブログを執筆されてい...
消えて行った或る理想郷 そのVIII 第5章 万死に値する人(下)
今回は、Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイン・カニンガム・グレアム)著『A VANISHED ARC...
軽佻浮薄総理大臣として史上最長の在任期間を誇った元首相が銃弾によって殺害されるという事件が起きた。その直接の原因は、被疑者の母親が反社会的な宗教団体によっ...
消えていった或る理想郷 そのVII 第五章(上)万死に値する人
今回は、Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイン・カニンガム・グレアム)著『A VANISHED ARC...
今回は、Robert Bontine Cunninghame Graham(ロバ-ト・ボンタイン・カニンガム・グレアム)著『A VANISHED ARCA...
消えていった或る理想郷 そのⅤ 第3章 際限のない「あくどさ」と「だらしなさ」のはざまで
Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイン・カニンガム・グレアム)著『A VANISHED ARCADIA...
消えていった或る理想郷 そのⅣ 第2章「強制連行」に付き添い、「大移動」を率いた大馬鹿者たち
メスティソ(混血)のイエズス会士たち1610年、イエズス会は現在のパラグアイを通るパラナ川の流域に初めての教化村ロレトを創設し、それ以降各地での教化村建設...
São Miguel das Missões, Rio Grande do Sul - Brazil出展 Wikimedia Commonsイギリス人政治...
江戸時代初期、本格的な「禁教・鎖国」令によって、イエズス会士をはじめとする宣教師たちの日本からの追放が徹底されようとしたちょうどその頃、イエズス会は南米の...
何故『ユ-トピア』か前々回の記事の中で、ラス・カサスと同時代のヒュ-マニストたち(バスコ・デ・キロガやホアン・デ・スマラガ)について書いているうちに、この...
2カ月ほど前、スペイン・セビリャを拠点に活動している日系ペル-人作家 Fernando Iwasaki Cauti がリマの書籍フェリアで講演する、という...
ラス・カサスの生涯を知ればキリシタン布教の実相も見えてくる前回の記事に書いた「カトリック教会と奴隷貿易-現代資本主義の興隆に関して-」西山俊彦著(サンパウ...
「キリシタン時代の奴隷問題」から透けて見えるようになったこと
「大航海時代の日本人奴隷」という話題は、それをテーマとした本がよく売れたこともあってか、この数年来結構論じられるようになったし、このブログでも何度か採りあ...
『エクソシスト』『エクソシスト』という映画があった。カトリック神父が、少女にとり憑いた悪魔を祓う話であり、『エクソシスト』というのは、「悪魔祓い(ばらい)...
異端審問とは、「中世以降のカトリック教会において、正統信仰に反する教えを持つという疑いを受けた者を裁判するために設けられたシステムである。」(Wikipe...
『チェ-ザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』では塩野七生の書いた伝記小説『チェ-ザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』の中に、チェ-ザレと共に枢機卿に任...
ここのところ5カ月ぐらいの間に、ローマ教皇に関する本を読んで、記事を3回書いた。そして、意外なことに、自分はカトリック教会の聖堂の雰囲気とか、目に見える聖...
3回に亘って、ロ-マ教皇アレッサンドロ6世に関する記事を書いた。その、アレッサンドロ6世については、「ルネッサンス期のロ-マ教皇庁の腐敗・堕落を代表する悪...
前回の記事に「Los Borgia」マリオ・プ-ゾ著と共に、以下の2冊も殆ど読まないままに本棚に放置していたのを見つけた、と書いた。・「チェ-ザレ・ボルジ...
前回の記事に、「ボルジア家-悪徳と策謀の一族」マリオン・ジョンソン著 海保真夫訳(中公文庫)を本棚の整理をしていて見つけたと書いたが、その時、ロ-マ教皇に...
家人から要求されて渋々本棚を整理した。すると、持っていることも忘れていた本が出てきた。マリオン・ジョンソン著 海保真夫訳 ボルジア家 悪徳と策謀の一族(中...
前回の記事では、2018年に刊行されたキリシタン時代史に関係する2冊の中公新書のうち、平川 新著 戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略 を取り...
約1年前、去年の11月ごろ、キリシタン時代史について何か読む本はないかと探していると、良さそうなものが見付かった。以下2冊である。(Ⅰ)平川 新著 戦国...
3月半ばに始まった「外出制限」の中、伝記「さむらいウィリアム 三浦按針の生きた時代」と小説「NAGASAKI 夢の王国」が予想外にすんなり読めたことで調子...
コロナ禍私の住んでいる国ペル-のコロナ禍は、なかなか収まりそうもない。11月20日現在で、感染者は95万人、死者は3万5千人に達した。人口は日本の4分の一...
(写真撮影 三上信一氏) ...
(写真撮影 三上信一氏) ...
(写真撮影 三上信一氏)天正遣欧少年使節については、当時海外に広く拡...
(写真撮影 三上信一氏)「阿蘭陀御忠節(オランダごちゅうせつ)」とい...
(写真撮影 三上信一氏) 渡辺京二著「バテレンの世紀」が読売文学賞(評論・伝記賞)を受賞...
ネタが少なくなってきた今から20年前、50歳の頃から、キリシタン時代の歴史に興味を感じて本を読んできた。そして4年前、読んだ本の内容とか考えたことを忘れな...
通商許可証(徳川家康名朱印状) オランダ船、日本に渡海の時、...
1610年に発生した「ノッサ・セニョ-ラ・ダ・グラサ号事件」は、日本のキリシタン教会の屋台骨であったマカオ⇔長崎間貿易の担い手であるポルトガル船を「キリ...
今回は、前回の記事に書いた「1610年長崎沖におけるマ-ドレ・デ・デウス号焼打に関する報告書」のうち、事件の経緯が説明されている「アンドレ・ペッソアが16...
1610年長崎沖におけるマ-ドレ・デ・デウス号焼打ちに関する報告書
どうもよく分からない「ノッサ・セニョ-ラ・ダ・グラサ号事件」と「岡本大八事件」1609年6月から1610年1月にかけての「ノッサ・セニョ-ラ・ダ・グラサ号...
(写真撮影 三上信一氏) イエズス会のアレッサンドロ・ヴァリニャ-ノが...
(写真撮影 三上信一氏) インド副王使節の聚楽第訪問天正遣欧使節を企画...
(写真撮影 三上信一氏)「忍ぶ川」についての思い出「忍ぶ川」は、昭和35年(1960年)下期の芥川賞を受賞した三浦哲郎の作品である。私はそのとき小学校6...
1.長助・おはる夫婦の不自然さ前回の最後に、私はシドッティに付けられた従僕長助・おはる夫婦の振舞いに不自然なものを感じると書いた。長助・おはる夫婦が十字架...
1.「最後の伴天連」シドッテイ1708年10月のことである。「島原の乱」が終結しポルトガルとの国交が断絶され、禁教・鎖国体制が完成したと考えられる時期から...
なぜどのようにして、大量の日本人奴隷が世界中に拡散してしまったのか [その3]
書記官ミゲル・デ・コントレラスによる人口調査に基くペル-・リマ市の住民台帳(1613年)...
なぜどのようにして、大量の日本人奴隷が世界中に拡散してしまったのか [その2]
今回は、「大航海時代の日本人奴隷 アジア・新大陸・ヨ-ロッパ」ルシオ・デ・ソウザ 岡美穂子著 (中公叢書)を読んで考えたことを記したい。本書の内容 〈序章...
なぜどのようにして、大量の日本人奴隷が世界中に拡散してしまったのか [その1]
天正遣欧少年使...
(写真撮影 三上信一氏)諸々の事情で、記事の更新をお休みさせて頂いてお...
(写真撮影 三上信一氏)前々回[その1]ではこの小説のあらすじを、前回[その2]では...
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高橋裕史[著]「戦国日本のキリシタン布教論争」(以下、「布教論争」とする)では、イエズス会と托鉢修道会との対立・抗争について本格的に言及した書として、ファ...
これまで、日本のキリシタン時代のイエズス会と托鉢修道会(主にフランシスコ会)の布教活動上の「縄張り争い」を観てきたが、当然のことながら、「そもそも、海外で...
前回の記事に、「26聖人殉教事件」で処刑された26人のうちイエズス会関係者は3名のみで、残りは全てフランシスコ会関係者であったことはイエズス会の「陰謀」に...
出で立ち風情が対照的な二つの修道会が、実は「縄張り争い」をしていた前回の記事に貼り付けた屏風絵に描かれたイエズス会士とフランシスコ会士。どちらの修道会士た...
「南蛮人渡来図」上の写真は、神戸市立博物館所蔵の南蛮屏風「南蛮人渡来図」の一部を写したものである。この屏風には、狩野内膳(1570~1616)の落款がある...
バチカン サン・ピエトロ広場出典:Wikimedia Commons今回は、マキアベッリの生きた時代(1469年~1527年)を象徴すると思われる出来事「...
ヨ-ロッパ側の事情を知りたい前回の記事に、江戸時代初期に禁教・鎖国政策によって日本から追放されたローマ・カトリック教会が、明治時代初期に復活し、私の曽祖父...
(Wikipediaより)このブログを書き始めてから今年で10年目である。書いた記事の数は120...
光陰矢の如し今年もあと2カ月足らずを残すのみとなった。歳をとって老い先が短いと思うせいか、毎日が凄い速度で過ぎて行くと感じる。今では1週間を若い頃の3,4...
「インディオの聖像 写真●佐々木芳郎 文●立花隆」 (文藝春秋)の裏表紙2年前(2021年)の4月末に亡くなったノンフィクション作家立花隆が解説を書...
17世紀初めから南米に建設・運営され約170年後忽然と姿を消したイエズス会教化村群について書かれた、Robert Bontine Cunninghame ...
この本を読んだきっかけWebを見ていた時にこの本の広告が目に付いた。まず、タイトルがやや長く古めかしい。そして、「経営科学出版」というビジネス・ノウハウ書...
前回までの『A VANISHED ADCADIA』(消えて行った或る理想郷―イエズス会教化村)に関する記事は、2月から14回書いたことになる。とにかく、最...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷)Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタイ...
『A VANISHED ARCADIA』(消えて行った或る理想郷) Robert Bontine Cunninghame Graham (ロバ-ト・ボンタ...
「大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか」というやや長い標題の本を読んだ。著者は、「歴史逍遥『しばやんの日々』というブログを執筆されてい...
「インディオの聖像 写真●佐々木芳郎 文●立花隆」 (文藝春秋)の裏表紙2年前(2021年)の4月末に亡くなったノンフィクション作家立花隆が解説を書...