早い、早すぎる!長男の結婚式から一年があっという間に経っていた。第一子というものは全てが初めてのことで、3人の子のうち常に一番心配したり気を揉んだりしたのはいつでも長男Sだった。こんなにあっさりすっかり手もココロも手離してしまえる日が来るなんて、あの頃には想像もつかないこと。時間はめぐる。先へ先へ。彼に関して気を揉んだり案じたりすることをすっかり手離したジブンが不思議なのである。もちろん元気でいてくれよと願ってはいるが。しっかりした看護士の彼女と一緒になったということも大きな要因なのかもしれない。小児喘息だった長男。喘息や急な蕁麻疹など、何度冷や冷やさせられたことか。子どもの頃は毎晩吸入器で薬を吸入させ、大きくなってからも喘鳴がしていないか彼の寝息によく耳をそばだてていたものだ。先日ふたりで家に帰って来た...加速