スロバキア、タトラ山脈の麓より - にほんブログ村
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  • ネルカ、14回目の誕生日

    週末長女の14回めの誕生日を祝いました。「矯正して初めての誕生日だね!」とか、ロウソクを吹き消すときに「彼氏ができますように!って願ったんだよ。」長女を茶化す次女。そう、この夏からは歯の矯正を始め、放課後は毎日のように友達と長電話をし、すっかりティーンエイジャーです。誕生日は家族(と祖父母)だけでずっと祝ってきた夫、子供のお友達を呼んで誕生日パーティーというのに乗り気ではなく、長女にはは一度もしてあげることがないまま大きくなってしまいましたが、今は自分のお小遣いで仲の良い友達数人とカフェに行ってホットチョコレートでお祝いしたりしています。14歳、随分大きくなりました。私との身長差も2センチ、この1年で確実に追い越されるでしょうね。今年は義母が退職し時間にゆとりが出たため、バースデーケーキがさらにレベルアッ...ネルカ、14回目の誕生日

  • ブリンゾヴェーハルシュキ

    9月最後の日、ここタトラ山脈の麓は随分冷え込み、朝は車のフロントガラスの霜をシャリシャリ落として出勤しました。スロバキアの特産品と言えばブリンザとオウツィスィル、ヒツジのフレッシュチーズです。ブリンゾヴェーハルシュキ(じゃがいもニョッキのブリンザ和え)やピロヒ(餃子の様に皮でジャガイモとブリンザを包んだもの)など郷土料理にもやはりこのチーズが使われます。ですが、私はチーズはちょっと苦手、更にヒツジのチーズなんて•••。ピロヒはそれほどブリンザが入っていないので、トッピングのカリカリベーコンがあればまだ美味しく食べられますが、ブリンゾヴェーハルシュキはブリンザの主張が強すぎてスロバキア料理の苦手ナンバーワンでした。初めて食べたのは25年前、初めてスロバキアに来た時に友人が作ってくれたものでした。友人がせっか...ブリンゾヴェーハルシュキ

  • 自分にあった仕事

    以前努めていた会社でリストラにあったとき、「あなたの人間性は好きだけれど、一番最初にリストに上がったのはあなただったのよ。でも自分の力不足と責めるのではなく、この仕事は向いていなかったと思えばいい」上司にそう言われました。その時はその言葉を決して肯定的に受け止めることはできませんでしたが、今、別の会社に再就職先してみて思います、「今の仕事、環境が好き。前職が向いていなかったというのは当たっていたのかも」。以前の会社は大企業、仕事の内容は好きではなかったけれど、でも研修が多く、学ぶ機会が多いのは良いと信じていました。今、勤める小さな会社は研修こそないものの、どんどん色々なことに挑戦させてくれ、そして困難な状況ではアドバイスをしてくれ、実践から学ぶ機会を得られる環境です。実践なので、ストレスもありますが、その...自分にあった仕事

  • 空手三昧

    久しぶりの更新ですが、私は元気です。みなさんはお元気ですか。(笑)新年以来、いくつも書きかけの下書きばかり溜まって、書きあげて更新することができずにいました。何でそんなに忙しいかって、仕事にはもう慣れ、ある程度落ち着いてきているのですが、平日も週末も子供たちの予定に振り回されているのが原因です。でも、子供たちの頑張りを見ているとサポートせずにはいられませんね。学校の行事に、ピアノの発表会・コンクールに、お友達が遊びに来るだの、子供たちの(特に長女がテスト勉強で)ストレスが溜まってそうだからと家族みんなでゲームをしたり、映画を見たり、出かけたり、次女が骨折したり・・・、でもその全ての中で昨年9月から始めた空手が一番大変です。週2回のトレーニングだからと思って始めた空手ですが、娘たちが上達するとあれよ、あれよ...空手三昧

  • 気持ち新に頑張れる

    私にはスロバキア生活の強い味方がいます。スロバキアに点在する(どちらかというとスロバキアで孤立している)日本人のグループです。もう何年も前にスロバキア、ジリナ在住の日本人とスロバキア人の数名でミックス家族の懇親会を彼女たちの人脈を使って開いてくださったのが発足のきっかけでした。あれから、かれこれ10年近く、ありがたいことに今も続いています。今月その新年会があり行ってきました。毎回一品持ち寄りで行うこのホームパーティー、みんなが持ち寄るとテーブルはいつも華やかです。人の作ったご飯てなんでこんなに美味しいんでしょうね。せっかくだから色々食べたくて、お腹がいっぱいでもつい箸が進みます。子どもたちも「ママ以外の人が作ったご飯は苦手だけど、日本人の作るご飯はどれも美味しい」と言うほど。そして年齢も背景も全く違う人た...気持ち新に頑張れる

  • 冬の到来

    ピシッと引き締まった空気はよく澄んでいて、見も心も引き締まるようで気持ち良く、けれども顔や首すじのわずかに出ている肌には容赦なく迫り、10分も外に出ていれば寒さは痛みに変わる。あぁ、冬の空気ってこれだった。今年も1年色々とありすぎて忘れてしまっていたけれど、ここ1週間ほど少しずつ思い出しています。冬の到来です。ニット帽の上からコートのフードを被ると顔周りの空気は和らぎ(ここスロバキアに来るまでコートのフードは飾りだと思っていた私、でもこれは冷たい風、雪から私を守ってくれるきちんと機能するものだったと知りました)、手袋をした手をポケットに入れると指先の感覚が僅かに戻る。スロバキアに来たばかりの頃、夫が「寒さは面白くない」と言っていた意味が今はわかります。寒さは痛さなんですよね。それでも嬉しそうに雪の上を嗅ぎ...冬の到来

  • ネルカ、13歳の誕生日

    週末、ネルカの誕生日のお祝いをしました。早いものでもう13歳です。2人目と違って、最初の子、ネルカの時は妊娠中も生まれてからも、マタニティー、育児書を手元に置き、事あるごとに(何もなくても)本を開いては気になることの答えを求めて読んでいました。もう、ほとんどのことは忘れてしまいましたが、二つだけ今でも覚えていることがあります。一つ目は「子どもが生まれたら、その時していることを一旦手を止めたり、中断しなくてはならないことの連続です。」まさにその通り。ネルカが生まれてから今に至るまで日々、掃除の手を止めて、料理の手を止めて、育児休暇に、病欠に、ほんの少しの中断から、長期中断するものまで、様々なことをやり始めて、やりとげるまで手を止めずに出来る事ってほとんどありませんね。でも、お陰で10分でもこれしておこう、3...ネルカ、13歳の誕生日

  • 戦争ってどうやったら止められるんでしょう

    先週テレビでドイツ映画を見ました。スロバキアにいて嬉しいことは、テレビで放送される映画がハリウッド映画だけではないことです。日本にいるときは日本とアメリカ以外の映画に触れることってほとんどなかったような。でも自分が特に積極的に探さなくても、こうしてテレビで気軽にスロバキアやチェコだけでなく、セルビアだったり、ウクライナだったり、ドイツ、イタリア、フランスだったり、ヨーロッパの様々な国の映画がチャンネルを回すだけで見れてしまうってありがたいです。先週見たのは、「クレッシェンド」、邦題は「クレッシェンド音楽の架け橋」という、パレスチナとイスラエルが舞台の映画です。世界的指揮者が紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くという企画を引き受けるという話でし...戦争ってどうやったら止められるんでしょう

  • 完璧じゃなくてもできる、楽しいがスロバキア流

    先週から新学期が始まりました。毎年のことながら、子供だけでなく、親の私たちも新学期は苦手です。生活リズムだけでなく、上履きや体育館履き、学校から渡される長い持ち物リストの準備に、学童のお金は払ったかな、給食費は、習い事の申し込みとレッスン日の調整、諸々の準備がとにかくストレスです。そうは言ってもまだ普通の授業はなく、宿題やテスト勉強に追われることもないので、第1週目を無事乗り切ったところで、友人家族2組とコテージで週末を過ごしました。森の中を散歩し、グラーシュを食べ、バーベキューの後は夜遅くまで子供たちは庭を駆け回り、大人たちは釜土の火を囲みながらおしゃべり、コテージのベッドは寝心地悪く、ちょっと今日は疲れ気味ですが、でも楽しい週末を過ごすことができました。友人たちの会話の中で、日本人はいかに秩序正しい人...完璧じゃなくてもできる、楽しいがスロバキア流

  • Beh za Tatry

    今年の夏は犬がいるので旅行も思ったようにはできないだろうと思い、何か印象に残る夏休みの思い出作りにと子供たちとタトラであるランニングのレースに申し込んでいました。私はスロバキアで初めての、子どもたちにとっては人生初のレースでした。実は私、10年ぶりくらいにレースに出たのですが、いつの間にか私の年齢は成人部門じゃなくて、シニアに入っていてビックリしました。夏休みの2ヶ月間、親子でコツコツ練習しようね、なんて言っていたけれど、この夏はなんだか全く天気に恵まれないタトラ山脈の麓。スッキリ晴れた日は数えるほどしかなく、雹が降ったり、雨天も多く、最高気温15度の日々でした。更に体調を崩したりと思ったようにトレーニングはできませんでしたが、昨日ようやく待ちに待ったレース、お弁当を持って親子3人で挑みました。子どもたち...BehzaTatry

  • コーヒーしましょう

    いつものお散歩コースの広場にコーヒーカートが停まっていました。あと数日で子供たちの学校も終了、7月から夏休みに入ります。少し時間に余裕も出てくるので友達と出かける約束をしたりするのですが、日本でよく使う「お茶しましょう(お茶飲みながらおしゃべりしましょう)」ってこっちでは「コーヒーしましょう」なんですよね。もちろんコーヒーを飲まずにお茶ってこともありますが。ちなみにお茶といえばこちらでは紅茶ではなく、ハーブティーです。今年は暖かい日が本当に少なく、つい最近までダウンを着ながらアイスを食べていましたが(そこまでしてアイスを食べたいか、とも思うのですが、そうでもしないとアイスの時期が終わってしまうんです)、夏休みはカフェのテラス席や広場のベンチでコーヒーやアイスを楽しみたいです。コーヒーしましょう

  • 芸術学校とコンサート

    今年は春になっても寒い日が続き、平年より遅れて今ようやく庭のチューリップと桜が咲きました。どんなに寒くてもカレンダーは遅れることなく日を進め、子供たちの学校行事は学年末前の最後のラストスパート、試験やら、発表会やらで忙しい日々を過ごしています。昨日は子供たちのピアノの発表会がありました。ここ数年コロナ禍で控えていましたが、今年はこういう機会を何かと設けてくださり、最近は一カ月に1~2回発表会やコンサートをしています。私は子供のころエレクトーンを習っていて、その発表会がやはりありました。公民館を貸し切り、舞台には花が飾られ、会場は暗く、舞台だけが照明で照らされ、発表会を撮影するカメラマンがいて・・・立派な舞台だから余計に緊張するものでした。スロバキアの発表会やコンサートはそんな私の子供のころの記憶とはだいぶ...芸術学校とコンサート

  • 面倒でも、ひと手間

    サクルカがぬいぐるみにトレーナーを作りました。何も手伝わなくても一人でこんなものを作ってしまったとは正直びっくりだったので書き留めておくことにしました。子どもにいつから針を持たせるか、悩むものですよね。興味があるのはわかっていても、つきっきりで手取り足取り教える時間がなかなかなくて面倒というものありますし。自分の裁縫セットが欲しいと言っていたサクルカに、9歳の誕生日プレゼントで小さなスーツケースに針や巻き尺、糸、フェルトを何色か入れてあげました。ほんの5ユーロくらいのプレゼントですが、「一緒に裁縫をしてあげる」と決めて裁縫セットをあげることにしたので、私としては金額以上の価値のプレゼントでした。まずは一緒にプラスチックの針と毛糸を使ってぬいぐるみを作り、それから本物の針を使って、糸の通し方、玉止め、簡単な...面倒でも、ひと手間

  • 春の色、黄色

    玄関ドアのリースを春色に作り変えました。色々ツッコミどころはあるでしょうが、素人の手作り、要は自己満足です。ずっとドアに素敵なリースのかかった家に憧れていて、夫にフックを付けてもらい、ようやくここ数年玄関に飾れるようになりました。素敵なものを買ってもいいのですが、割と高いし、自分で作るのも楽しいので白い台はそのまま、季節ごとに花だけを変えて作っています。でも、ズボラなためできるだけ長く飾りたいのと、低予算で押さえたいので散歩道で見つけたものと何度も使える造花を使っています。今回は黄色いリース、チューリップにレンギョウ、原っぱから摘んできたネコヤナギで作りました。みなさん、春の色ってどんな色をイメージしますか。私にとって春の色は、ここスロバキアに来るまではずっとピンクでした。梅や桃、桜からでしょうか、ピンク...春の色、黄色

  • 春の色、黄色

    玄関ドアのリースを春色に作り変えました。色々ツッコミどころはあるでしょうが、素人の手作り、要は自己満足です。ずっとドアに素敵なリースのかかった家に憧れていて、夫にフックを付けてもらい、ようやくここ数年玄関に飾れるようになりました。素敵なものを買ってもいいのですが、割と高いし、自分で作るのも楽しいので白い台はそのまま、季節ごとに花だけを変えて作っています。でも、ズボラなためできるだけ長く飾りたいのと、低予算で押さえたいので散歩道で見つけたものと何度も使える造花を使っています。今回は黄色いリース、チューリップにレンギョウ、原っぱから摘んできたネコヤナギで作りました。みなさん、春の色ってどんな色をイメージしますか。私にとって春の色は、ここスロバキアに来るまではずっとピンクでした。梅や桃、桜からでしょうか、ピンク...春の色、黄色

  • Secret lover?!

    バレンタインの翌日、花束が届きました。全く心当たりがなかったので配達員に聞くと、私宛でメッセージは中にありますとだけ言って去って行きました。包装紙を外してメッセージを読むも、「GOODLUCK!」のただ一言だけ。「まさかね・・・」と思いつつも、他に花を送ってくれそうな人物の心当たりもないのでまずは夫に「花束が届いたんだけど、私に送ってくれた?」とメッセージを送るも夫ではないとのこと。ならばあの人かな、予想はつき、お礼のメッセージを送るとやはりその方でした。(花束の送り主を知った夫は、え?つまらない。隠れたファンからじゃないの?とがっかりしていましたけどね。)実は私、この日、仕事の最終勤務日だったのです。そして花束はお世話になった上司が手配してくれたものでした。憧れの企業、大変だけれどやりがいを感じられる仕...Secretlover?!

  • 春の香り、パンの香り

    私にはスロバキア生活の強い味方がいます。スロバキアに点在する(どちらかというとスロバキアで孤立している)日本人のグループです。もう何年も前にスロバキアに駐在する日本人の奥さんが、日本人とスロバキア人のミックス家族の懇親会を彼女の人脈を使って開いてくださったのが発足のきっかけでした。その後、その方は日本に帰られましたが今もその家族の会はメンバーを増やして続いています。週末、スロバキア在住の日本の方たちとオンラインでパンを焼きました。スロバキア生活の先輩がとても美味しそうな手作りパンの写真をSNSに投稿していらして、それを見たら私も焼いてみたくなったんです。レシピを乞うとオンラインで教えてくださるとのこと、さっそくスロバキア在住の日本の方たちに声をかけ、「手作りパンとおしゃべり会」を開催しました。工程は二日に...春の香り、パンの香り

  • 散歩写真

    今朝もマイナス16度、でも寒波の来ているときは天気がいいんです。日が出ていて風がなければ本当にお散歩日和、少し日が高くなるのを待ってトリクシーと長めの散歩にでかけました。このときの気温はマイナス12度ですが、暖かくて手袋も外し、1枚脱ぎたくなるほど。サングラスを持ってくれば良かったなぁと思いつつも、不足しているビタミンD補給と思えば眩しい日差しも心地よく感じます。ここは夏は私のランニングコースですが、みなさんこの道を思い思いに使っています。犬の散歩を楽しんだり、サイクリング、ランニング、ウォーキング、クロスカントリースキー、ベビーカーを押して、馬に乗って、愛車と思い出の記念写真(それとも、車を売りに出す広告掲載用の写真?)・・・今日もサイクリング以外はこの全部に遭遇しました。風に吹かれてできた模様あまりに...散歩写真

  • サクルカと夫の誕生日パーティー

    今年の冬は全然寒くないねぇなんて言っていて、もう寒波まで待ちきれずマイナス5度ぐらいの日に冷凍庫の霜取りもしてしまいましたが(冷凍品を外に出せば解凍されずに済むので冷凍庫の霜取りを寒波の時にします)、ちょうど今スロバキアには寒波が来ています。土曜日は猛吹雪で家の前はこのありさま。もう雪かきをした雪をどける場所もありません。家の庭は私の膝くらいまでの積雪でしたが、家の前の原っぱは場所によっては1メートル近く積もっているでしょうか。裏庭の門が凍り付いて開かなくなってしまったので庭に雪を運ぶこともできず、これ以上降らないといいなぁと願うのみです。車30台の玉突き事故や、電車のダイヤの乱れ等々、交通にもかなり影響が出ていました。今朝は快晴でマイナス17度、どれくらい寒いかというと、換気のために窓を開けると室内から...サクルカと夫の誕生日パーティー

  • カーニバルのコスチューム

    今年もカーニバルの時期がやってきました。コスチュームは買ったり、レンタルする家が多い中、子どもたちが小さい頃は義母が率先して手の込んだコスチュームを家にある材料で作ってくれていました。もう何年も母親をしておきながらいつまでも義母に頼るのも恥ずかしくなり、ここ数年は私の簡単DIYコスチュームで子供たちはカーニバルに参加しています。義母のように本格的な衣装とはいきませんが、家にあるもので作る、これだけは実践しています。さて、今年のサクルカからのリクエストはハリーポッターのハーマイオニーです。毎年必ず何人かハーマイオニーやハリー・ポッターがいるので、「他にもきっとたくさんハーマイオニーになる子がいると思うけどいいの?」と念を押すも、ハーマイオニーになりたいんですって。これはマントとマフラーと杖なんかのセットが買...カーニバルのコスチューム

  • 文句言ってた割には・・・

    天気も悪く家族で家にいる週末は、主婦は結構台所に立ちっぱなしになりますよね。土曜日がまさにそんな1日でした。朝は近所のスーパーの焼きたてパンにしたので簡単だったけれど、お昼は何にしようかな。作ることよりメニューを考える方が苦手です。家族に何が食べたい?と聞いても返ってくる返事は「何でもいいよ」。冷凍庫には豚ロースがある、豚のしょうが焼きにすることにしました。薄切り肉なんてありませんから、冷凍にしていたブロックの肉をスライサーで薄切りにするところからします。お昼ご飯の用意をしているそばで、「食後のケーキは何がいいかな?」と話し出す夫。ええ、義母は週末必ずケーキも焼いてくれますね。夫:ブブラ二ナは?(ブブラ二ナはフルーツがトッピングされた簡単ケーキ→コチラ)長女:おじいちゃんのところで毎週のように食べてるから...文句言ってた割には・・・

  • 雪の後は

    散歩途中に見つけた大きなツララ日本はかなり雪の被害が出ているようですね。車や電車で立往生、事故、その他にも被害が多く出ていますし、無事でも除雪が大変だったり。みなさん巻き込まれていませんように、そして早く通常通りに戻りますように。こちらはそれほど寒くもなく、暖かくもなく、落ち着いた冬の日々が続いています。日中少し気温が上がったりもするので屋根から長く伸びた雨どいの先には長いツララができていました。そういえばスロバキアに来たばかりの頃に義父に「冬は屋根のすぐ下を歩かないように気を付けて」と言われたのを思い出しました。屋根から落ちる雪や、ましてやこのような大きなツララが頭に落ちようものなら大変なことになりますもんね。先日、インターネットの日本のニュースで寒波に備えた豆知識を紹介するビデオが偶然目に止まりました...雪の後は

  • 本日のミッション

    2日連続雪が降ったので、本日のミッションはこれです。この車を出せるようにする、です。昨日は面倒でちょうど在宅勤務だったガレージに入っている夫の車で子供を迎えに行ってしまいましたからね、でも今日は夫も出勤しているのでこれで行くしかありません。車もスッポリと雪を被っていますが、車の周りにも雪が積もっていてこのままでは出られないんですよね。(写真を撮り損ねましたが、除雪車が除雪してくれても、押し分けた雪が道路脇に高く残っています)まずは車の上の雪を落とします。通常使う道具はこれ。ブラシです。これは車のドアポケットに常備しています。ただ、今日はちょっと雪が多かったので大まかな部分は子供用の雪かき用シャベルで落としました。次はこれで窓ガラスの氷を落とします。プラスチックのヘラ。これもドアポケットに常備です。初めは「...本日のミッション

  • 2023 犬と迎える新年

    あけましておめでとうございます。今年も私のブログに立ち寄ってくださりありがとうございます。少しずつ更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。日付が変わると同時に(その前からフライングで上げる人もいますが)個人が思い思いに庭や空き地で打ち上げる花火で迎えるスロバキアの新年、今年は花火の音に震えるトリクシーと一緒にバスルームに家族みんなで立て籠もり、新年を迎えました。花火はきれいですけど、でも動物たちにはストレスですよね。タトラ国立公園の動物たちも、冬眠から覚めたり、ショック死したりするんだそうです。昨年、犬を迎えてから私たちの生活もちょっとずつ変わってきています。ブログの内容も子供から犬に移りつつありますね。新年早々、早速犬にまつわるお話を。今までは見かけてもあまり手を出せずにいた迷い犬、でも犬を...2023犬と迎える新年

  • Džatky・ジャトゥキ

    Džatky・スピシュ地方の郷土料理、ジャトゥキ「スロバキアのクリスマスはクレイジー」とは夫の言葉。子供たちは山のようなクリスマスプレゼントをもらい、クリスマスイブのザワークラウトとソーセージのスープ、カプスト二ツァと鯉のフライ、ポテトサラダに始まり、10種類以上の手作りお菓子とエッグノッグ、クリスマスはガチョウのロースト、どんなに控えめにしても美味しいのと脂っこいのとでつい胃がもたれてしまい、毎年この時期はキンミズヒキのお茶が欠かせません。このブログもキンミズヒキのお茶を飲みながら書いています。クリスマスイブ、クリスマスと義父母のところで過ごし、26日、今日は2日ぶりの家でのご飯、胃休めにシンプルなものが食べたくなり、夕飯はジャトゥキを作ることにしました。夫のおばあちゃんはドイツ語風にジャトゥヘンと呼ん...Džatky・ジャトゥキ

  • 課題図書と不思議の国のアリス

    新学期が始まって少し経った頃、中学1年生(日本では小学6年生)のネルカが学校で課題図書のリストをもらって帰ってきました。ざっと目を通すとスロバキア人作家の本と私も知っている欧米作家の本が半々くらいであります。良質な本をたくさん読んで欲しいけれど、夫も学校に勤める義母でさえも本に関してはあまり助言を求められず、担任の先生もこれと言って推薦図書をあげてくれるわけでもななかったので課題図書のリストはスロバキアの学校で私が熱望していたもののひとつでした。読書自体は好きだけれど、「課題」というだけですでに読む気が半減しているネルカ、「やっと課題図書が出た!」と一気にテンションの上がる私、読んだ本をコレクションしたいがために(私も同じ傾向あり)、これまで図書館で借りることを渋っていたけれど、課題図書は別に買わなくても...課題図書と不思議の国のアリス

  • 霧がかった冬の朝

    今年はまだまとまった雪の降っていないここタトラ山脈の麓、それでもここのところ寒い日が続いていて、霧がかった朝は絵本の中に入ってしまったかのようです。今日は寒いけれど、うっとりする朝の散歩写真を公開しますね。歴史地区広場の外れにあった小道犬を飼うまでは道路と歩道しか通ることがなかったけれど、犬を飼ってからは自然と原っぱや小道、獣道を歩くようになりました。そうして発見した近所の新しい景色。今までいつも通っていたのはここ、歴史地区中央の小さな公園この歴史地区の中央広場の小さな公園を抜け、広場の外れにあるプロテスタント教会を通り過ぎたところに1枚目の写真の小道がありました。その小道を抜けると広い空き地。かつてはここに義母が生まれた病院があったのだそうです。もうここに住んで5年だと言うのに犬を飼うまで家の目の前にあ...霧がかった冬の朝

  • ミサと教会

    聖ユライ教会小学3年生のサクルカは来年、初聖体拝領を控えています。私が二度目の洗礼式と勝手に呼んでいるこの儀式は、ざっくり言うと、1度目は親の意思で子供に洗礼を受けさせますが、2度目は子供自らの意思でカトリック教徒になる宣言をする儀式です。そしてこの儀式をもって、丸い小さなお煎餅のようなものももらえるようになります。スロバキアの学校では道徳と宗教(キリスト教)のどちらかの授業を選択します。我が家の子供たちはカトリック教徒で宗教を選択しています。小学3年生になると、学校で初聖体拝領に向けて勉強は少し難しくなり、ミサにも定期的に行くよう指導されます。ラジオ体操のスタンプカードのように、学校で紙をもらい、ミサに行って神父にサインをもらい、サインが紙いっぱいにたまったら儀式に出る権利があるのだとサクルカは言ってい...ミサと教会

  • 秋の長雨、小休止

    新学期が始まって以来、本当に毎日毎日雨降りで、ネルカはなかなか白のワイドパンツを学校に履いて行けず、そして私は冷たい雨の中では散歩も楽しくない。今日はようやく雨がやんだのでお散歩も少し長めに、久しぶりに写真を撮る余裕もありました。木々は黄色や赤に色付き始め、上ばかり見て歩く私と、落ち葉を嗅ぎ回って下ばかり見て歩くトリクシー、いずれにせよタトラ山脈の麓はすっかり秋らしくなりました。シュナウザーって眉毛もですが、まつ毛がすごく長いんですよね。まつ毛残しカットなんて高度なカットは私にはできませんが、そろそろこのセサミストリートのオスカーみたいな一本のモサモサ眉毛はやめて、眉毛を二本に分けようかな、なんて言っていると娘が「この一本眉毛が可愛いのに」と。ならばもうしばらく子犬らしい一本眉でモコモコにしておいてもいい...秋の長雨、小休止

  • 冬支度

    青空に映える気球今週はずっと天気が悪かったけれどようやく爽やかに晴れ渡った土曜の朝、近所の小さなスーパーへ徒歩で朝食のパンを買いに行く途中、目の前に気球が現れました。気球に乗って上空からタトラ山脈を見るツアーがあり、ほぼ毎週末我が家上空を飛んでいます。地上の私ですらセーターとライトダウンを着こんでいるのだから上空はもうきっとものすごく寒いでしょうけど、こんな日なら気持ちいいでしょうね。私もタトラ山脈を見たくなり、すぐに行こうか迷ったものの、タトラ山脈は待ってくれても焼きたてパンは待ってくれない。まずはスーパーへ行って買い物を済ませた後、タトラ山脈を見渡せる草原まで出ました。タトラ山脈はその頂きに雪をかぶり、麓の巻き草ロールはもう回収され、すっかり秋の装いです。せっかくのお天気の週末だから、冬支度をいそぎま...冬支度

  • スロバキアで生活するとトリマーにもなれる?!

    我が家に来て2ヶ月ほど経った頃のトリクシー毛の艶がなくなりモサモサと、そして茶色っぽくなってきました。そろそろトリミングに連れて行かないとね、とペットサロン何軒かに電話を入れて見るものの、「もう一杯で新規のお客様は受け付けていません」と。毛の抜けないワンちゃんはトリミングが必要というのが犬選びの段階で私としては引っ掛かっていたのですが、「まぁプロに任せればいいことだし」と思ってシュナウザーに決めたのに、「新規のワンちゃんは受け付けていません」て!?ありえません。でもこんなボサボサのまま放置するわけにもいきません。夫がインターネットで色々調べて道具を揃えてくれました。ブラシ、くし、爪切りに加えて、バリカンと長さを調整するヘッド、普通のハサミに、すきバサミ、ナイフ。全くシュナウザーという犬を知らずに飼い始めて...スロバキアで生活するとトリマーにもなれる?!

  • 一息ついて人間らしく

    9月になって急に寒くなり、こちらの朝晩の冷え込みはもう9月とは思えないほどです。朝起きて犬を連れ出す6時半頃は0~5度ですから。寒くなっても秋に実を付ける我が家のラズベリーは豊作です。毎週1キロほど採れるものだから、2週連続せっせとジャムを作っています。ラズベリーはそのまま食べても美味しいんですが、ジャムにするとまた格別なんですよね。ルビーのような鮮やかな赤に、作っているときのたまらなく甘い香り、それでいて甘過ぎず、甘酸っぱさには品がある、ラズベリージャムはジャムの中の女王だと思います。ジャムにしておけば新鮮なラズベリーが食べられなくなる冬にも楽しめますしね。転職して以来、仕事が大変で思うようにできない自分に自信を失うだけでなく、常に頭の中は山積みとなっている仕事のことがあり、家族と自分の生活が後回しにな...一息ついて人間らしく

  • 家族が増えました

    ミニチュアシュナウザーのトリクシーです。子どもたちの夏休みの始まる7月、我が家に子犬を迎えました。子ども:もうクラスで何もペットを飼ってないのはウチだけだよ。私たち:でもアレルギーあるかもしれないから(私はネコアレルギー、夫はウサギアレルギー)子ども:もうハムスターでも魚でもなんでもいいから何か飼いたい。私たち:でもどうせ飼うなら犬がいいよねぇ。でもアレルギーがねぇ。(アレルギー検査の予約をしようにも3カ月待ちと言われるとそれだけでめげてしまう)という会話をもう何年もしていました。家族で犬を飼ったことがあるのは私だけ、夫も犬を飼うのが夢でした。手もかかるし、長時間留守にできないし、大変なことも多いけれど、飼ってみないとわからない良さもあるものですよね。一度はそんな経験をさせてあげたいと子供たちが少し大きく...家族が増えました

  • 障害のある人が受け入れられる社会

    3度めのブラチスラバ出社の帰りは仕事が予定より早く終わったので事前に購入していた切符をキャンセルして1時間15分到着の早くなるICという快速電車にしたのは良いものの、子連れ専用車両で6人がけの個室に幼稚園児が5ー6人いる席を割り当てられてしまいました。1分と座っていられず、ブラチスラバを出てから1時間半、もうすでに300回は足を踏まれているけれど、私の子供たちも色んな人たちに見守られてきた、「我慢我慢」と耐え、やっとその一行が降りたときの安堵感と言ったら。月1回の出社も楽ではありません。さて、今回ブラチスラバ滞在中に大学の同級生の訃報をニュースで目にしました。車イスの彼女は障害者たちが地域に受け入れらて生活できるよう、尽力していたようです。色々な問題に取り組んでいたようですが、私にとって最も身近に感じたの...障害のある人が受け入れられる社会

  • サクラサク

    「海外ではお受験とは無縁、のびのびとした子育てができる」と思い込んでいたのは私の勝手でここヨーロッパでも実は子供のお受験に親たちはヤキモキするものなんです。それも日本よりも更にちょっと早く1度めの受験は小5で始まります。スロバキアの学校は、まず日本で言う小中学校の義務教育である9年制の学校に6歳から入学します。そして6年生から大学進学コースの8年ギムナジウムと呼ばれる、いわゆる中高一貫校があり、一部の子供たちはそちらへ進学します。もしくは9年間小中学校に通い、この中高一貫校の高校を受験して中学を卒業後に編入することもできますが、日本同様に中高一貫の進学校の高校受験は難関、中学から入れるものなら入ると良いと言われています。そんなわけで我が家のネルカと私たち、この春初めての「お受験」を体験しました。お受験につきもの...サクラサク

  • 2022年5月1日

    サクルカこと、我が家のサクラちゃん。スロバキアの名前ではないので、本来は名前の日がないのですが、5月1日桜の木の下でキスをするとその二人は永遠の愛で結ばれると言い伝えのあるその日を8年前、名前の日に決めました。毎年5月1日にはこの辺りではちょうど桜が見頃です。けれども今年は寒くて開花も遅く、庭の桜はまだ固いつぼみです。桜が咲いていないのを口実にするのはあんまりですが、なんだか1日ボケボケの日でした。あろうことか大切なサクルカの名前の日を忘れ、夕方突然義父母がサクルカにプレゼントを持って訪ねてきてくれて思い出し、更に午前は祝日でお店が閉まっていることも忘れて、スーパーの駐車場で店内の明かりもなく閉まった扉を前に休業日だったこと思い出すしまつ。仕方がないので家に引き返し家にあるもので昼食を作りました。たいてい週末に...2022年5月1日

  • 先生、よくぞ言ってくださいました

    昨日はサクルカの8歳の健康診断に行ってきました。8歳では尿検査と視力検査だけで、血液検査も予防接種も基本的にはないので、どちらかというと身体測定的な健康診断ですが、サクルカの場合はちょうどダニ脳炎のワクチンの有効期限が切れるとのことでダニ脳炎の予防接種をしてもらいました。一通りの健康診断を終えた先生の言葉は、「視力もよし、骨格もよし、痩せているけれど、きっとそれはママ似でしょう」。「痩せている」先生よくぞ言ってくださいました。夜、家で先生のおっしゃったことをサクルカともう一度確認しました、特に「痩せている」という部分を意識して。というのも、幼稚園にあがったころからサクルカは自分のことを「太っている、お腹が大きい、顔がポッチャリしていてブサイクだ」と言うようになりました。どちらかというと瘦せっぽっちよりは比較的標...先生、よくぞ言ってくださいました

  • 水曜日のお楽しみ

    最近、週に一度、水曜日のお楽しみができました。お楽しみとはパンの移動販売です。私の実家近くではアンパンマンの音楽と共に来ていたパン屋さん、こちらもやはりパン屋さんの童謡を大音量でかけながらやって来ます。今までは隣の通りまでは来ていても家の通りまでは来ていなかったので買うには至らなかったのですが、数週間前、ちょうど家の前に停まったので試しに買ってみたらそれから毎週家の前に停まってくれるようになってしまったんですね。夫婦そろって在宅勤務、つまり1日中家にいて、ちょうどお茶の時間に来るものだからついつい買ってしまいます。子どもたちのお気に入りはこの小さなシフォンケーキ、1個70円くらい、私たちのお気に入りは形は色々ですが、中に甘いカッテージチーズの入ったパン、150円くらいです。ついでに翌日の朝食用にヴィアノチカと呼...水曜日のお楽しみ

  • 2022/03/21

    久しぶりの電車の旅、そして考えてみれば子供たちを残して初めての一人旅。今週は仕事で首都ブラチスラバに来ています。新しい会社に勤めて2ヶ月ちょっと、自宅で働けるのも利点はありますが、やっぱり出社は楽しいです。同僚とテーブルを囲んで仕事するのは楽しいし、一緒にランチに行ったり、仕事の合間に話をしたり、こういうコミュニケーションてホームオフィスじゃなかなか限られていますものね。路面電車に乗って高層ビルの立ち並ぶオフィス街へ通勤し、首から社員バッジをぶら下げて、配線のため床下に空洞のあるあのオフィスならではのカーペット張りフロアを歩く感触も、仕事の後に町をぶらつくのもなんだか何から何まで懐かしい感覚で、日本でOLをしていた頃のようです。サクルカは私を見送った後も、翌日学校でも思い出して泣いてしまったそうですが、私のいな...2022/03/21

  • @

    夫の好物にニシンの酢漬けがあります。夫に買い物を頼んだら買い物リストになかったこのニシンの酢漬けも買ってきました。スーパーの総菜コーナー定番メニューです。こちらでよく食べられる魚に、このニシンの酢漬け、そして私の好きなサバの燻製、タラのマヨネーズサラダなどがありますがどれもパンと一緒に大概夕食にいただきます。初めは魚とパン、というその組み合わせに驚きましたが、パン食文化の国ならではですね。スライスした玉ねぎをニシンでクルクルと巻き、爪楊枝で止めて酢漬けにしたこの料理、その名前は実は今日のタイトルです。そう、@と呼ばれているんですね。ザビナーチ(Zavinac)といいます。厳密にはこの料理の名前が先です。アットマークはこの魚に似ているので、スロバキア語でザビナーチ(ニシンの酢漬け)と呼ばれるようになりました。面白...@

  • 今日のことを忘れないで欲しい

    核兵器にだけはどんなに狂人でも絶対に手を出さないだろうと勝手に思っていただけに、原発が攻撃されたというニュースには本当に動揺しました。昨日のニュースで11歳の男の子がそのザポリージャからたった一人でスロバキアの国境まで来たというニュースがありました。両親は残らねばならず一緒に行くことができなかったので、男の子の手に親戚だか知り合いだかの電話番号を書き、荷物は袋ひとつで来たそうです。よく無事ここまで来たと安堵すると同時に、その子のことを思っても、戦火の中一人で行かせた両親の気持ちを思ってもなんて状況なのだろうと。11歳といえばネルカと同じ年です。そんな子供が手に書いてもらった電話番号ひとつをたよりに1000キロの道のりをたった一人で来るなんて。子どもたちの学校にも避難してきた子供がすでに登校しているようです。避難...今日のことを忘れないで欲しい

  • 誰が戦争など望んでいるんでしょうか

    昨日のニュースで、ウクライナからレポートする男性特派員が涙で声を詰まらせながら中継していました。恥ずかしながらも「戦争は世界のどこか遠い国でおこっているもの」と、平和であることを当たり前に思って生活していたので、今の状況には本当に動揺しますし、巻き込まれた方々が気の毒でなりません。それでも私たちを含め多くのスロバキア人は不安を感じたり、落ち込んだりはしていますが普段と変わらない生活が続いています。一方でウクライナと国境を隣にするスロバキア、ウクライナからの避難民がここタトラにも来ていると聞きました。そして病院も負傷者の受け入れ態勢を整えていると。ウクライナから避難するのはほとんど女性と子供だけで、男性は戦闘要員として待機すべく、国境を越えられないのだそうです。「戦争をしてはならない」誰もがわかっているのでしょう...誰が戦争など望んでいるんでしょうか

  • タトラ山脈と箱根八里

    来週、子供たちは春休みです。クラスメートはフランスに行くとか、カナリア諸島へ行くと言っているそうですが、我が家は全く旅行の予定はありません。可哀そうなのでせめていつもの村のスキー場ではなく、タトラ山脈のスキー場へ夫が子供たちを連れて行く予定でいます。でもこんなに近くに住んでいながら実はタトラでスキーをしたことのない私たち、夫一人で子供二人連れ、スキーを持ってウロウロ歩き回るのは大変なので、今日は子供たち抜きで下見に行ってきました。スキー場と駐車場が離れていること、そしてサクルカでも滑れるかどうかが心配どころだったのですが、駐車場からゲレンデ近くまでシャトルバスがあり、コースもいくつかあったのでサクルカでも大丈夫そうです。下見を済ませた後は湖の周りを散歩をしました。ここを歩くのは本当に久しぶり。冬はこの凍った湖の...タトラ山脈と箱根八里

  • 夜の散歩

    私の仕事は「1月が最も忙しい時期」と聞いていたのですが、本当に忙しくて、残業、休日出勤(全て在宅なんですけどね)の日々が続いていました。ホームオフィスの欠点はキリがないこと。子どもたちを学校に送りだしたらすぐにパソコンを開きそのまま一日、本当に夜寝るまで一日パソコンに向かってしまうんですよね。子供の送り迎え、買い物も夫にしてもらい、気づけば1週間、家から一歩も出ず、子供たちとろくに口も聞いていなかったなんてこともありました。私のストレス対処法は運動とブログなのですが、何度か無理やり仕事を中断して散歩に行くのと、週末2日の内の半日を家族とのスキーにあてるのがやっとでブログにはなかなか辿りつきませんでした。夜の散歩も昼間とまた違い良いものです。特に雪の夜はおとぎ話のようですね。いつもは閉まっている川沿いの小さな教会...夜の散歩

  • ニューノーマル

    あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。そしてみなさんの1年が健康で笑顔の絶えない1年でありますように。不思議な世の中になりましたね。1月から新しい会社に勤めていますが、面接、採用試験、契約、研修、家から一歩も出ることなく全てが進んでいます。それでも初めはやはり気を遣うもの、まともな仕事などほとんどしていないのに、何だかせわしなく、落ち着かず、朝から晩までパソコンに向かっていますが、ようやく少し気持ちに余裕が出てきました。それから気になっていた語学学校の方もそれぞれの校長先生に事情を話し、後任の先生を紹介し、跡を濁すことなく辞めることができそうでこちらもホッとしています。最近我が家は週末と言えばスキーです。コロナのために制限も何かと多く出かける先もあまりない中、家族でスキーを楽しめるよ...ニューノーマル

  • クリスマスの秘密

    クリスマスを一緒に過ごす人がいるって幸せなことですね。特に子供たちがいるとクリスマスのワクワク感が増して尚良いです。日本ではクリスマスのプレゼントってひとつだけでしたが、スロバキアではたくさんもらいます。特に子供たちはおもちゃに、洋服に、本に、文具に、寝具に・・・もらい過ぎなほどもらっています。子どもたちへのプレゼントは基本的に目玉となる高価なプレゼントがひとつあり、その他小さなものや、実用品を色々と一緒にあげる感じです。子どもたちが書いたリストを吟味して、いくつかは消去(本物の犬とか、電動スクーターとか)し、希望のものをほぼ買いました。プレゼントはサンタさんではなく、子供のキリスト(イェジシコ)が持ってきてくれます。それも朝起きたら届いているのではなく、24日夜、家族で夕食を食べた後に。子どもたちが寝ている間...クリスマスの秘密

  • 嫌な思いをしたその後

    今週、退職した職場に所用があり行ってきました。用事を済ませると元同僚が「ちょっと別の同僚のところにも顔出してあげてよ。」と一緒にそちらの部屋へも行きました。そしたら、なんと私が去った後だというのに誕生日プレゼントを用意してくれていたのです。「日本語でメッセージを添えて送ろうと思っていたのだけど、会えたからメッセージは書きそびれたけどもう渡すね!」と。それから少し話ました。「私たちのこと忘れないでね!忘れるわけがないよね?」と。良い気候になったら一緒にハイキングに行こうね!と約束しました。彼女たちと楽しく仕事ができ、そして私が去った後も想っていくれて、本当に良い同僚に恵まれたなと嬉しく思いました。そしてもうひとつ、元同僚が「これからどうするの?」と聞いてくれたので、「実は〇〇〇(新しい会社)に内定をもらって新年か...嫌な思いをしたその後

  • 「できない・無理」とは言わない

    若かりし頃の私の口癖は「私には無理だと思うけど、~したい」でした。何かしてみたいことがあっても口を開くたびに無意識の内に頭にこの言葉がついてしまっていたんです。それを学生時代の親友が指摘してくれました。「「無理だと思うけど」なんてやってみる前から言うべきじゃない」と。その後、ことあるごとに口から出そうになるのを何度も何度も抑えてきて、今日改めてその親友の助言を嚙みしめています。「無理だと思う」と言わなくて良かった。と。先日書いた通り、今月初めに5年務めた会社を辞めました。それからすぐに見つけた求人に迷うことなく履歴書を送りました。勤務地は首都、私が住むのはそこから350キロも離れた田舎町、家庭も生活の拠点もここにあり、そしてもう若くもない(苦笑)、条件的にはかなり厳しいはずですが、でも私にとっては憧れの会社です...「できない・無理」とは言わない

  • 広い青空と雪原の間で思いっきり深呼吸したい

    スロバキアは(たぶん全国的に)白銀の世界に包まれています。けれども、我が家は現在3週間隔離中、今日PCR検査に行ってきたのでその結果次第で延長(連続4回めの隔離に突入)です。まずはサクルカの担任の先生が陽性とのことでクラス全員が7日隔離に。1日だけ登校し、今度はネルカのクラスメートが陽性になりまた隔離。5日めのPCRテストでネルカ陽性となり(全くの無症状なので子供同士ではこうやって感染拡大していくのでしょうね)そこから更に10日間の隔離、そして同居の私たちは今日のPCRの結果次第で更に10日の隔離・・・と、もう気が遠くなりそうです。幸い家族みんな元気なので、子供たちはオンライン授業、夫は相変わらずの在宅勤務、私も自宅から語学学校のオンラインレッスン、そして雪も降ったので子供たちは庭で雪遊びに、と何とか持ちこたえ...広い青空と雪原の間で思いっきり深呼吸したい

  • 誕生日ケーキとスロバキアのアマチュアパティシエたち

    もう一カ月も前になってしまいましたが、長女の誕生日がありました。11歳、小学5年生。これまで毎日放課後は学童に行き、私たちが登下校送り迎えをしていたけれど、今年からは学童がなくなりバスに乗って一人で下校するようになりました。子供の成長って早いですね。さて、今年も誕生日ケーキを焼いてくれたのは義母です。過去のブログを読んでくださっている方たちはご存じかと思いますが家族全員のケーキを毎年焼いてくれる義母、その腕は素人とは思えないもので娘たちよりも私の方が今度はどんなケーキになるのかな、と楽しみにしているくらいです。今回のケーキは娘のリクエストにこたえて、マカロンの乗ったドボシュトルテでした。ドボシュトルテとはスポンジが7層くらいになったハンガリーのケーキです。スロバキアの、特に女性はお菓子作りがとても得意です。義母...誕生日ケーキとスロバキアのアマチュアパティシエたち

  • 本の虫は伝染病

    2年前に帰省した際に実家の本棚から持ち帰った数冊の小説を読む機会も見つけられず、ずっとこちらの本棚にしまっていたのを数週間前、ようやく手に取り読みました。読もうと思ったきっかけは、「時間がない」とずっと言い訳していたものの、数年前の自分のブログをふと読み返し、自分の文章力、日本語の語彙力が当時に比べてあまりにお粗末になってしまったと焦りを感じたからです。そもそもズバ抜けた文章力があったわけでもありませんが、それにしても今の自分の文章はあまりに酷いと。日本を離れて12年、考えてみたらそれも仕方のないことかもしれません。スロバキアに来てからしばらくの間、日本語で話す相手は全くおらずたまに日本人に会おうものなら、ドギマギしながらもつれる頭と舌をフル回転させしどろもどろに話していました。それから子供が生まれ、赤ちゃんに...本の虫は伝染病

  • おばあさんのケーキ型

    夏時間から冬時間に変わる今週末は3連休です。11月1日は諸聖人の日(祭日)、翌日は死者の日(こちらは平日)でこの時期は皆お墓参りをします。墓石にロウソクの火を灯すので日没後も火が絶えないように?決まって夕方墓地に向かいます。父方、母方のおじいさん、おばあさん、そしておばあさんの再婚した旦那さん、おじいさんの兄弟・・と墓地内のお墓をみんなで順に周り、ロウソクを灯します。土葬が一般的なこちらのお墓は棺のサイズですから大きいです。夫婦ならば夫婦並んで入るので更に棺のサイズ×2、大きいからそう簡単にお墓の中央や奥に手が届かないので仕方のないことですが、お墓の上にヒョイと上がり、サッサと落ち葉を片づけ、花を手向け、ロウソクに火を灯します。もう10年以上毎年通っていますが、それでも「えっ、そこに乗っちゃうの?」と今でも少し...おばあさんのケーキ型

  • 季節外れの蝶々

    数日前、家の物置にジャガイモを取りに行ったら蝶々が物陰から現れました。夏の間、庭のラベンダーの周りを舞っていた蝶々です。どうやってうちの中に迷い込んだのか。可哀そうだけれど、家の中では死んでしまうと思って外に出しました。ところが、数日経って今朝また玄関のドア(内側)にとまっているではないですか。今朝の気温はマイナス2度、さすがに外に出すのも可哀そうに思え、手でそうっと捕まえて窓辺の胡蝶蘭に乗せました。家の中にいては死んでしまうのも時間の問題(きっと外に出してもそうですが)。この夏、動物園で見た蝶たちは温室で飼育されていました。自然の花がなくても生きていけるのかな?インターネットでちょっと調べてみると砂糖水や蜂蜜を水で薄めたものなどを食べるようですね。動画で見ると蝶々を手で餌の上に乗せ、爪楊枝のようなもので器用に...季節外れの蝶々

  • コーヒー?ティー?シーバックソーンティー!

    娘が「M先生は毎朝魔法瓶にコーヒーを入れてくるんだよ」と言い、夫が「ママと一緒だね。ママも毎朝魔法瓶にコーヒーを入れて仕事に行っているよ。」と話していました。私は早起きはできても起きてすぐに食べるのが苦手で家族の朝食は用意しますが、自分は家では食べずに朝食を持って出勤し、少し経ってから会社で食べています。そして朝食とともに朝のコーヒーも欠かせません。お気に入りの朝の一杯はカップ半分のホットミルクにココアとエスプレッソを入れた「なんちゃってモカチーノ」です。これを魔法瓶に入れ、バナナとサンドイッチやヨーグルトなどと持っていきます。コーヒーと言えば挽いた豆をそのままカップに入れお湯を注ぐトルココーヒーが主流だった十数年前に比べ、最近は家庭でも職場でもすっかりコーヒーメーカー主流になってきています。そういう我が家も数...コーヒー?ティー?シーバックソーンティー!

  • 秋といえば

    先日、日本語の生徒に週末のことを聞くと、ハイキングをしたと言っていました。秋と言えば紅葉狩り、ハイキングの季節ですね。こちら、紅葉狩りという意識はありませんが、秋はお天気が比較的安定するので登山・ハイキングに出かける人が多いです。我が家の秋は食欲の秋でしょうか。私は週末、キスラーカプスタ(ザワークラウト)を漬けたと言ったら、「私の家も」という生徒もいました。庭で採れたキャベツをかめに押し込み、1年分のザワークラウト漬ける、義父母の秋の恒例行事です。昨年はコロナのため、あまり行き来しないようにしていたので義父母だけで漬けましたが、「Chihirkoの小柄な体形と体重が丁度良いんだ」とおだてられ、ほぼ毎年手伝っています。①まずはキャベツの外側の葉を取って、芯を取り除きます。②それからスライサーを使ってキャベツを千切...秋といえば

  • バカンスは実は特別長い休暇なわけではなかった

    夏休みが終わったら、次の楽しみは冬休みですよね。今週、しっかり者の同僚Zちゃんが「Chihirko、今年の冬休みはカレンダーの日が悪くてまとまった休みにならないから、Mちゃんと相談してクリスマスを長めに休むか、お正月を長めに休むか決めるといいよ」とアドバイスをくれました。もうみんなの休暇調整をし始めたようです。言われてカレンダーを見てみたら本当、ここスロバキアではクリスマス休暇は12月24日~26日の3日、お正月は12月31日まで出勤し、1月1日のみ休みなのですが、今年はなんと12月25日(土)、26日(日)。更に、1月1日も土曜日じゃないですか!振替休日なんてありませんから、これでは普通の週末です。まぁ、ちょうどよく週末にくっつくラッキーな年もあればそうでない年もある、仕方のないことですけどね。さて、私が思っ...バカンスは実は特別長い休暇なわけではなかった

  • 新学期と新生活

    ご無沙汰しています。新学期が始まり、新しい生活リズムに慣れるまでちょっと奮闘していました。子どもたちの学校、習い事の新しいスケジュール、ネルカは学童がなくなり一人バスに乗って下校、そして私と夫の仕事(夫もようやく1年半以上の在宅から出勤へ)、そして毎年新学期恒例の風邪、今年も子供たちからもれなく私たちももらい少し体調も崩しました。子供だけでなく大人もやっぱり新学期はちょっと気疲れするものです。私はというと、もうやめようと思っていた語学学校の日本語レッスンを結局今年度も続けることにし、せっかく続けるのなら、と今までの少し離れた町に加え、地元の学校にも日本語コースを開講してもらいました。そしてその代わりにこれまでの会社をフルタイムから週3日に減らしてもらうことに。こんな希望を出したら解雇されるのではないかと少し心配...新学期と新生活

  • キンミズヒキ

    コテージで義母がキンミズヒキを乾燥させていました。キンミズヒキは私が最もお世話になる、我が家の常備ハーブです。効能1胃腸の不快感にもともと胃腸のあまり強くない私、胃腸薬は欠かせず、スロバキアに来た当初、帰国の際に日本から飲みなれた胃腸薬を持ち帰ったり、母に送ってもらったりしていました。けれども妊娠中、薬を控え、義母にキンミズヒキのお茶を淹れてもらってから胃腸薬を日本から送ってもらう必要はなくなりました。年齢とともにどんなに美味しい料理でも重かったり、つい食べ過ぎたり、以前よりも更に胃痛、胃もたれをおこしやすくなってしまいました。食べ過ぎちゃったかなと思ったら予防で、胃が痛くなってしまったときもすぐにカップ一杯のこのお茶を飲むとすぐにスッキリ、また食欲まで出てしまうほどです。効能2抗菌、消炎我が家の子供たちは二人...キンミズヒキ

  • プール仕舞い

    今日は庭のプール仕舞い。これまで義父母の庭では飲料水だけは家から持ってきて、畑の作物はコテージの屋根から雨水を集めていました。コテージの屋根からも、物置小屋の屋根からも余すことなく水を集めて溜めても、それはその年その年の天気次第で、降水量の少ない年にこれだけの庭を維持するのは苦労するもの、昨年、義父母はついに井戸を掘りました。そして今年、井戸ができたからと庭にプールを設置してくれ、子供たちは夏休みのほとんどをここで過ごしました。直径3メートル、水深は70センチほど、アクアパークの大きな足の届かないプールと違い、子供たちは安心して思い思いに色々な挑戦をしました。水が恐くてほとんどまともに顔をつけることもできなかったサクルカは水中を人魚のように自由に泳ぎ回れるようになり、クロールしか泳げなかったネルカは顔をつけずに...プール仕舞い

  • パン屋さん

    近所にパン屋さんができました。スロバキアでずっと欲しかったものです。これだけパンを食べる国民なのに、パンはもっぱらスーパーのパンコーナーで売られるのがほとんどで、パン屋さんというのは少なくともこの辺りではまず見かけません。ほとんどのパンはたいてい早朝大きなパン工房で焼かれたものが各スーパーに配送されます。焼くのは1日1回ですから、人気のパンはたいてい午前中に売り切れてしまいます。ここ5年くらいでしょうか、テーブルロールやクロワッサンなど、途中まで準備されたもの(冷凍?)をスーパーのオーブンで焼いた、「焼きたてパン」が買えるようになり、これも人気です。近所にできたのは小さな小さなパン屋さん。ここもやはり70キロほど離れた町で早朝焼いたものが来るのですが、フランス人家族経営のパン屋さんだとか?クロワッサンやブリオッ...パン屋さん

  • デヴィーン城

    中欧の小国、スロバキア、面積は日本の7分の1ほどですが、実は100以上のお城があります。ただ、残念ながらその多くは廃墟となっています。財政難によって、城の修復、保存ができないんですね。デヴィーン城もまたそのひとつです。夏休み中、デヴィーン城に行ってきました。デヴィーン城はブラチスラバの旧市街から10キロほど離れたところにあります。1世紀にケルト人によって城の一部が建てられから、ローマ帝国時代には強固な城壁となり、1809年にナポレオンに攻め落とされるまで重要な要塞としての役割を果たしていました。モラヴァ川(右)とドナウ川(左)の合流点に位置し、目と鼻の先の対岸はオーストリアです。この川がローマ帝国、鉄のカーテン、そして現在はオーストリアとスロバキアの国境となっています。地図上にあるVIEDENとはウィーンのこと...デヴィーン城

  • スロバキアで最も古い動物園

    タトラの麓は朝晩かなり冷え込むようになり、今朝は今シーズン初めて、車のフロントガラスの霜をガリガリと落としました。今年はなんと夏が短いことか、6月まで寒くて、8月の中旬にはもう寒くなり、ご近所さんと「今年の夏は6週間しかなかったね~」と話したところです。冬が暖冬に、夏は冷夏に、年間の温度差が少なく、でも一日(翌日)の温度差が激しくなるのは地球温暖化の影響らしいですね。冬の積雪がほとんどなくなり、夏は寒く、ここ数年、まさにそんな気候になったと感じます。さて、寒い日が続いていましたが、お天気の良い週末ボイニツェの動物園へ行ってきました。さすがランキング色々でトップの動物園だけあり、今まで訪れたスロバキアの動物園で一番良かったです。ボイニツェ動物園は、スロバキア最古、訪問者数最多、唯一ゾウのいる動物園だそうです。朝、...スロバキアで最も古い動物園

  • Back to School ~新学期の持ち物~

    9月2日から新学期が始まりました。サクルカは2年生に、ネルカは5年生になりました。新学期は子供たちよりも大人の方がストレスと感じるのは私だけでしょうか。学校準備に、お稽古事の申し込みと時間決め、夫と分担したけれどそれでも初日を夫婦共々ぐったり終えました。今日は子供たちの持ち帰った持ち物リストを手に会社のお昼休みに近くの文房具店へ買い物に行ってきました。主に授業で使うノートを買ったのですが、なんと58ユーロも使ってしまいびっくりです。子供が二人いるとは言え、スロバキアの物価は安いとは言え、このほか、上履き、体育館履きなども買っているのでこの時期の出費はかさみますね。自分の服は20ユーロですら高いと躊躇してしまうのに、子供の学用品で60ユーロ近く消えていくなんて。。。スロバキアのノートにはノートのサイズや罫線によっ...BacktoSchool~新学期の持ち物~

  • スピシュ城

    こんなスロバキアの片田舎に世界遺産があることをご存じでしょうか。スピシュ城(Spišskýhrad)、この小高い丘の上にそびえたつ中欧最大級の城がその世界遺産に登録されている城です。広い草原に浮かび上がるその巨城を見上げれば天空の城ラピュタのモデルとなったと言われているのも納得です。この夏は友人一家とともにスピシュ城へ行ってきました。こんなに近くに住んでいながらいつもは車から見るだけで、実は子供たちは初めて行きました。12世紀に築かれたこの城、今では廃墟と化していますが広い草原の真ん中に青空をバックに、時には雲海から城だけが姿を現すその景色は一見の価値ありです。城内は一部博物館として開放されていて、チケット売り場のWi-Fiでアプリをダウンロードし、手持ちのスマホをオーディオガイドに見学することができます。寝室...スピシュ城

  • 家族パーティーと大切な出会い

    2年連続日本に帰ることができなかった今年の夏。平和で便利になったこんな時代にまさか帰ろうと思っても簡単には日本に帰れない日が来るとは思いもしませんでした。コロナ禍で家族から遠く離れて暮らす人の多くがそう感じたのではないでしょうか。先日、日本×スロバキア家族の一品持ち寄りホームパーティーを我が家でしました。昨年は自粛したのでこうして集まるのも本当に久しぶりのことです。こんな時期なので開催すること自体悩みましたが、各家族にワクチン接種、もしくは抗原検査をお願いして開催しました。スロバキアに点在する日本人とスロバキア人ミックスの家族が、一番遠方は300キロ以上離れた地から来てくれました。持ち寄ってくれた料理はどれも美味しく、日本語でする会話はやっぱり弾み、子供たちにとってはスロバキアに住むハーフの子供たちは従姉弟や親...家族パーティーと大切な出会い

  • コロナワクチンくじ

    週末、コロナワクチンくじの抽選第一回目が実施されました。ワクチンを接種した人のみ登録(参加)することのできる「くじ」で、抽選は毎日行われ、更に日曜日のテレビ生放送では抽選後、その場で当選者に電話をかけ、番組内で表示される合言葉(各当選ごとに新しい合言葉が表示される)を制限時間内に言うと100,000ユーロ(およそ12,800,000円)が当たり、電話に出なかったり、制限時間内に正しい合言葉を言うことができなければ1,000ユーロが当たる、そして2度接種した人はチャンスも2倍、という財務省の企画です。ワクチンくじなんて・・・道徳的にどうなの?と冷ややかな目で見ていましたが、せっかく応募資格があるのに応募しないで賞金獲得のチャンスを逃すのも勿体ないと私と夫も登録しました。「当選したら自動的に賞金を振り込んでくれれば...コロナワクチンくじ

  • アンディー・ウォーホル・ミュージアム

    スロバキアでしたいこと、訪れたい場所、10年あまりこの地で温めていることがいくつかあるのですが、この夏もまた一つ願いが叶いました。野を越え、山を越え、ポプラドから更に東へ、目指すはメジラボルツェ。途中ハワイ(Havaj)を通過して(村の標識、見えませんでしたね。。。でも交通量が少ないのでこんな写真も撮れてしまいます。)ようやくアンディー・ウォーホル・ミュージアムに着きました。我が家からたった150キロの道のりだけれど、行程の半分しか高速道路がないのでとても遠く感じました。ミュージアム内はほとんど撮影禁止で写真を撮っていませんが、原画や彼の持ち物、家族の写真、当時の書類や新聞記事などが展示されていてとても興味深かったです。共産主義時代には彼の芸術を批判するような新聞記事や、美術館の郵便受け(おそらく美術館のものだ...アンディー・ウォーホル・ミュージアム

  • サイクリング

    先日、散歩途中によちよち歩きの子供が駆け出すのをベビーカーを押しながら追うママの姿を見て夫が一言、「もうあの時期は過ぎたね」子供たちが幼かったもうあの頃は戻らないのかと思うとなんだか少し寂しい気持ちになりました。でも子供たちが少し成長したからこそ楽しめることが増えたんですよね。そのひとつがサイクリングです。サクルカが3歳で乗った初めての自転車から3台目にしてようやく少しサイズが大きくなり、ギアチェンジもでき、けん引することなく、家族で遠乗りができるようになりました。お気に入りのコースは自宅から町を抜け、草原の真ん中を突っ切るサイクリングロードを走って森まで行くコースで、往復20キロほどあります。日が長く夜9時近くまで外が明るく、仕事の後でもまだ間に合うので、夕食は森でしよう、とパンとパテを持っていきました。パン...サイクリング

  • 日本語講座最終回

    6月末、年末試験と最後のお楽しみを終え、今年度の日本語講座が終了しました。日本語教師の資格も、きちんとした経験もなく、そして開講1か月でオンライン授業、「手探りで毎回の授業をなんとかこなした」という気分ですが、そんな私の未熟な授業に熱心に参加し、楽しんでくれた生徒たちに感謝です。色々考えた末、最後は生け花体験をすることにしました。実は少しだけ華道をかじったことのある私、教えられるレベルではありませんが、楽しく体験できればいいとまた割り切って企画しました。小原流、たてるかたちを体験しました備忘録を兼ねて準備した材料を・・・・オアシス(こういうこともあろうかと日本から色々持ってきている私、それでも手持ちの剣山のでは到底足りないのでオアシスで代用)・プラスチック皿(花器は各自持ち帰れるよう使い捨てのプラスチック皿にし...日本語講座最終回

  • 屋外コンサート

    この週末、スロバキアは3連休でした。1日はのんびり、1日は友人一家を家へ招き、1日は義父母の庭でのんびり過ごし子供たちはそのままコテージにお泊り、3連休最後の夕方は夫とまた例の散歩に繰り出しました。町中まで歩いてサッと折り返す、ただの軽い散歩の予定で出かけたところ、町に着いたら心地よいジャズが広場から聞こえてきます。「きっとコンサートだよ、行ってみよう!」案の定、広場で屋外コンサートがありました。それもタイミングよくちょうど始まったところです。すぐそばのTatrasで生ビールを買って芝生に座ってコンサートを聴きました。このTatrasでは小さいながらも醸造所がレストラン内にあり、ビールがとても美味しいんですよね。結局「今日はお酒は飲まない散歩」と言ってでかけたものの、一杯飲んで帰る散歩になってしまったけれど、今...屋外コンサート

  • 出ていけ!

    先週のこと、同じ会社の男性(事務職ではなく、雪かきしたり、芝刈りしたり、オフィスの電球が切れたら電球を交換したり、そんな仕事をしてくれる男性)がコーヒーを作りに私と同僚の座る部屋に入ってきて世間話を始めました。テーマは私がもっともタブーと考えている「コロナワクチン」の話。私は「受ける・受けない、受けた・受けていない」はそれぞれの考えや理由があってのことで、お互いの意見は尊重すべきだと思っています。でも自分と違う意見を持つことが受け入れられない人がこのコロナワクチンでは特に目立ちます。その人を説得する気はないし、私の言い分を理解できない(理解する気がない)のはこれまでの経験でわかりきっていることなので、私は極力コロナに関しても、ワクチンに関する話題を持ち出すのは避けています。ましては、ワクチンを受けたか受けていな...出ていけ!

  • Boltが町にやってきた

    今日からスロバキアの子供たちは夏休みです。ネルカとサクルカは成績表をもらい、私は語学学校の年末試験を終え(まだ少し仕事は残っていますが)、これでやっとのんびりできる!夏休みが嬉しいのは子供だけではありません。学校の送迎がなくなり、宿題、学校の準備に追われることなく、そして語学学校の準備も授業もなくなり、この解放感、夏休みを一番心待ちにしていたのは私かもしれません。夏休みのちょっと前、夏日が続いたので子供たちは2週末連続義父母とコテージに泊ってきました。義父母の住環境は旧社会主義国の典型そのもので、町の集合住宅に住み、そのアパートから徒歩10分ほどのところにあるガレージに車を入れ、そして町から車で15分ほど行ったところに庭とコテージを持ち、春から秋にかけて余暇のほとんどをその庭で過ごします。こちらは住居、ガレージ...Boltが町にやってきた

  • 念願のコンポスト

    夫が廃材を利用してコンポストを作ってくれ、家に越して3年、先日ようやく念願のコンポストを設置しました。コンポストは臭うからとご近所さんが嫌がっていたので、近所迷惑になってはいけないとなかなかためらっていたのですが、家庭菜園のベテラン義父母が「コンポストは全く臭わないから気にせず置きなさい。コンポストのない庭はあり得ない」と私たちの背中を押し、ご近所さんの目につかない庭の片隅にこっそり置きました。日本のように高温多湿ではないこちらの気候によるものかもしれませんが、コンポストって本当は臭わないものなんです。臭わないコンポストのポイントは通気と、中に入れるものだそうです。市販のプラスチック製コンポストは通気性が悪く、それで臭うのだそうです。芝も時間がかかるので、たくさん入れると臭うそう。そして義母は茶色いものと表現し...念願のコンポスト

  • 書道体験

    先日、日本語の授業で書道体験をしました。「教科書に沿った授業だけではなく、日本文化の紹介も積極的にして欲しい」という校長先生のリクエスト、「書道の道具も揃っているから」との言葉が昨年、新学期早々にありました。けれどもコロナですぐにオンライン授業になってしまい、なかなかこういう活動はできず、ようやく学校に戻ったので去年の先生が書道体験で使ったという道具を見せてもらいました。昨年の先生は日本語を勉強したスロバキア人の先生、さすが外国人の発想は柔軟ですね。墨汁も半紙もないし、絵具かなぁなんて思っていたらこんなものを代用していました。万年筆に入れるインクです。筆もかなり細目のもので、実際教室で使ったのはこれよりももっと細いものでした。落款の代わりにクルマやネコのスタンプを使ったようで、可愛いスタンプがいくつかとインクパ...書道体験

  • コウノトリLive映像

    先日母からメールが来ました。「今年もコウノトリ見れるのかしら?」と。はい、こちらのリンク(https://www.kukaj.sk/projekt/226-bociany-kluknava)で見れますよ。今年もコウノトリが帰ってきていて、世界のどこからでもライブ映像で観察できます。もう卵を温めています。冷たい雨の降る夜も、日差しの強いお天気の日もずっと同じ場所で卵を守り、雛が孵ったら飛び立つまで世話する様子をいつでも見ることができます。ついでに、スロバキアの長閑な村の様子も垣間見れますよ。(幸いまだ私は出くわしたことはありませんが、自然界がそのまま配信されていますから、残虐なシーンに出会うこともあり得ることもご了承ください。)サイト内でKUKAJ.SKをクリックしてホームへ行くと、別のコウノトリの巣や、鷹やミミ...コウノトリLive映像

  • コシツェへ

    春のお出かけは好きです。特に南へ向かうおでかけは。週末はコシツェへ行きました。義父母と私のコロナワクチン2度目の接種と夫の1回目の接種が済み、スロバキアの新感染者数は減りつつあり、毎週の抗原検査から解放され、規制が緩和され、長引く雨と寒さとは裏腹に心は大分軽くなり、ようやくお出かけもできるようになってきました。長い冬がやっと終わった気分です。2月3月は本当に恐ろしかったですから。もはや、周りは感染していない人を数えた方が早いくらいに身近に多数コロナ感染者が出、それでも子供たちの登校と私の出勤は続き、よく無事に過ごせたなぁと思うくらいです。今は束の間の休息期間でまた秋には緊張が高まるのでしょうけれど。話がそれましたが、コシツェはスロバキア第2の都市、我が家からは南東へ120キロほど移動したところにあります。生憎の...コシツェへ

  • 生きている証

    重なるときって物事色々重なるものですよね。ここ数週間、家族に、職場に、自分にも立て続けに変化や困難が訪れ、落ち込んだり、不安になったり、腹を立てたり、高揚と消沈の入り混じった中を、一歩一歩踏みしめ進んでいます。大なり小なり困難にぶつかるのは生きている証なんですよね。「生きている証」不思議といつもこういうときに心に浮かぶ言葉です。ただ、さすがにブログを更新する気力だけはなくなってしまい、ちょっとお休みしていました。色々あったことの一つは、私が普段運転している車の車検が通らなかったことです。通らなかっただけでなく、車検で壊され、全く運転できない(してはいけない)状態で帰ってきたことです。古いとはいえ、メンテナンスはきちんとしていて、部品も小まめに交換していたので万が一通らなくても簡単な修理で済むもの(再検は必要だけ...生きている証

  • 5月1日

    今日は11回目の結婚記念日でした。本当は結婚10周年の昨年、記念日にしたいことがいくつかあったのですが、コロナ禍で何もできずに過ぎてしまいました。11回目の今年、1年遅れで10周年記念にペアウォッチを購入しました。微妙にペアじゃありませんね。そうなんです。コロナ禍で実物を見て買い物もできない中(そもそもこんな田舎町ではこの時計を扱っているお店もないのですが)、インターネットで写真を見、電話で確認して注文し、届いて箱を開けたらびっくりお揃いじゃないんですよね。注文してからモデルチェンジがあったようでメンズのストラップが変わってしまったのだそうです。本当は夫がサプライズのプレゼントで用意してくれていたのですが、サプライズではなく、返品するかこのまま手元に残すか二人で相談することになってしまいました。結局ストラップは...5月1日

  • 5月1日 桜の下でキスしましょう。

    「5月1日、桜の花咲く木の下でキスをするとより固い愛でむすばれる」という言い伝えがあります。東京よりもひと月ほど開花の遅いこちらの桜は毎年今ごろが桜のシーズンです。実はスロバキアにもまだ若い桜並木があります。昨年、日本とスロバキアは国交樹立100周年を迎えました。そしてそれを記念して、スロバキア各地に桜の木が植えられたのです。残念ながら私たちの町にはこの桜はありませんので、大使館のFBページにアップされる桜の写真を見るのみですが、いつかスロバキアでも満開の桜並木を歩きたいです。(在スロバキア日本大使館FBページより)我が家の庭にも桜の木が一本あります。私の両親が来たときにみんなで記念に植えました。こちらは長引く寒さで開花も遅れ、まだ固いつぼみのままです。毎年、この桜の木の下でキスする話を後日書いているのですが今...5月1日桜の下でキスしましょう。

  • ウィンドーショッピング 続編

    まさかスロバキアというこの内陸国の更に僻地でお刺身を現地調達して食べられる日が来ようとは思いもしませんでした。(早く食べたいがあまり、あまり手をかけずにパパっとしてしまったので種類も盛りつけも中途半端であまり写真映えはしないんですが)先日ポッキーを見かけたお店でお魚を注文しました。火曜日の正午までに注文すると翌日届くとのこと、そして毎週定期的に来るのでまとめて注文せず食べれる分だけ注文しても良いというありがたい店主の言葉。試しにマグロを300gと、鯛を注文してみました。月曜日はまだ海で泳いでいたものが火曜日にさばかれ、注文に応じて小分けにパックされ、水曜日に届くのだそうです。はじめは子供には食べさせず、大人の私たちだけで試しに食べてみて(毒見してみて)、大丈夫だったら子供たちにも食べさせてあげようなんて話してい...ウィンドーショッピング続編

  • ウィンドーショッピング

    週末のコロナテストと散歩がすっかり定着しています。あいにくここのところ雪まで降ったりととても寒く、数週間森から遠のいています。今週末もやっぱり寒い、おまけに風まであります。それでも散歩に行こうと昨日は検査の後に街中を歩きました。基本的に自然の中の散歩しか許されていませんから、子供たちを連れて街中を歩くのはどれぐらい振りでしょう、全く覚えていませんがおそらく半年以上、とにかく本当に久しぶりです。この天気とコロナ禍のひっそりとした通りを家族で歩きました。コロナ禍で営業制限されているのと、土曜日の午後ということもあり、商店街のお店は全部閉まっていて、これが本当のウィンドーショッピングです。「あ、もうアイスクリーム屋さん開いたんだね」と広場近くのバルカン半島から来るアイスクリーム屋さんの窓を見、薬局のショーウィンドウで...ウィンドーショッピング

  • 町の本屋さん、クリスティアニア

    昨日は本屋さんへ本を受け取りに行ってきました。12月の半ばから続くロックダウンでスーパーや薬局などは営業していますが、それ以外のほとんどの店舗はオンライン営業のみで、本もまたインターネットで注文しなければなりません。大きな書店のオンラインストアで注文し、自宅に発送してもらってもいいのですが、我が家は地元の本屋さんに注文し、その日の内に店舗で受け取っています。本屋さんの名前はクリスティアニア、デンマークのヒッピー自治区に由来し、オーナーはヒッピー、私のお気に入りの本屋さんです。夫はかつて、写真クラブに所属し、ここでそのオーナーらと写真を現像したりしていたんだそうです。通りから一見したところは普通の本屋さんですが、店内に一歩入ると、外からの雰囲気とは全く異なります。床から天井まで壁一面にぐるりと厳選された本がセンス...町の本屋さん、クリスティアニア

  • 農場から卵を買う

    今朝、サクルカが大好きな先生にイースター用に自分でペイントした卵をひとつ持っていきました。可愛らしい行動だけれど、もらった大人は困るもの、「壊れやすいから持って行くのは大変だし、せっかくサクルカが作ったんだからお家に飾っておいたら?」と言ったものの、結局何度も何度も持って行くと言い張るのでじゃぁ、チョコレートも一緒にと紅茶の空き箱にチョコレートと卵を入れて用意しておきました。午後、帰ってきて聞くと「〇〇先生すごく喜んでた!」「××先生もチョコレート、すごく喜んでた!」え!?チョコレートと卵、別々にそれぞれの先生にあげたの?たまごの殻を受け取った先生、とても良い先生なんですよね、それなのに殻だけで申し訳ないです。さて、今日は同僚から卵を買いました。汚れていて、刻印もされていない農場からの卵です。彼女の家族が農場勤...農場から卵を買う

  • 復活祭と我が家の信仰

    今日からイースター休暇に入りました。今年もロックダウンで迎える復活祭、来訪の予定はなく、義父母のところへ行く予定もなく、それでも子供たちの学校と仕事が休みで、家族みんな健康に引きこもれることが嬉しいです。木曜日は最後の晩餐を記念する日だとか、スロバキアでは緑の木曜日と呼ばれています。緑=ほうれん草と卵料理を食べたりするのだそうです。そして今日、金曜日はキリストが処刑された日、断食の日です。断食と言っても絶食ではありません、肉を口にしない日です。我が家は私が頓着ないもので、昨日の緑の木曜日の食事が今日になった感じです。それもほうれん草がなかったのでブロッコリーとカリフラワーのキッシュ。でも肉を口にしてはいけないことだけはかろうじて覚えていましたから、とりあえずは合格でしょうか。いつもは食事の前に祈りの言葉を口にす...復活祭と我が家の信仰

  • 小学校でのPCR検査 続編

    その後、唾液によるPCR検査がどうして実施されなかったのかについて、こんな話を耳にしました。学校側が検査するのが面倒だったからそして更には市内の校長先生同士で口裏を合わせ、実施しないことにした反対数がそれなりの数あったことも事実ですが、そもそも「学校側が検査をしたくなかった」ことについてもやっぱりと思いました。この一年、こんなことばかり目にしてきていますから、怒りは通り越してもう諦めに入っています。ここポプラドは黒い地域(警戒レベル4)に引きあがりましたが、検査はなし、子供たちの学校も引き続き普通にあります。さて、私のストレス解消をもうひとつ。金曜日に義母がイースター用のジンジャーブレッドを子供たちに託してくれ、週末子供と一緒に絵を描きました。私、ジンジャーブレッドは焼きませんが、この絵付けは延々と続けられるく...小学校でのPCR検査続編

  • 唾液によるPCR検査のアンケート

    週末のおやつはサクランボのブブラにナというケーキでした。去年の夏に作ったコンポートで作りました。最近お菓子の写真が多いですね。今週は私がカランテーナ(自宅隔離)です。かかりつけ医にPCR検査も受けるようにと言われ、その検査ができるまで、とりあえずは今週いっぱい隔離です。出勤せず、仕事が日本語のレッスンだけになったらなんとラクなことか。夫に「家の中が家庭的になった」と言われました。本当に。いつもなら、軍隊なみに、「早く、早く」「急げ、急げ」と子供たちをせかして私の家事やらレッスン準備をしていたのが、そんなことは昼間にできるのでここ数日大分余裕があります。先週、子供たちの通う学校で唾液によるPCR検査実施の賛否を問うアンケートがありました。私たちは賛成でした。要領としては、クラスごとに唾液を採取し、クラス内に陽性者...唾液によるPCR検査のアンケート

  • ストレス限界

    今週の私は、ストレス、鬱の限界境界線に達していました。みなさんのストレス対処法は何ですか?もう20年ほど前のこと、就職面接で「あなたのストレス対処法は何ですか」という質問がありました。その時からいくつか対処法が増えただけで私のストレスに対する対処法は今も基本的に変わっていません。週初めから感じ始めた自分の黄色信号、週半ばに行動に移ります。ストレスの原因はざっくり言うと「コロナ」です。周りに本当に、本当にコロナ感染者が増えていて、もう子供のクラスに感染者が出ても、知り合いや親せきに感染者が出ても、「そう」それだけで動揺も驚くこともありません。先週、今週と私の職場でも同僚2人の家族に感染者が出ました。それでも全く動揺はしないんです。慣れきって感覚が完全に麻痺しています。ただ、同僚がカランテーナに入り仕事は更に忙しく...ストレス限界

  • コレステロール値が高いので

    コレステロール値が高いと言われたので「おやつはやめて果物にしよう」なんて言ってたのですが、やっぱり甘いものって食べたくなりますよね。特に週末の午後。何も用意していないと、家族がゴソゴソとチョコレートやらお菓子を引き出しから出して食べ始めるのでおやつを作りました。チョコレート好きの家族のためにチョコレートバナナマフィンと、クルミとチョコチップ入りオートミールクッキーです。手作りだとちょっとお菓子を食べる罪悪感も減りますね。このオートミールクッキーは初めて作ったのですが、思いのほか簡単で美味しくて。薄力粉を全粒粉にしたので更にコレステロール値を下げられるはずです。(苦笑)オートミールを日本で一度しか買ったことがないんですが、結構高かったと記憶しています。こちらはオートミールはさすがよく普及している食材だけに安いです...コレステロール値が高いので

  • 国際女性デー

    日本ではあまり馴染みがありませんが、3月8日は国際女性デーでしたね。ここスロバキアでは男性から女性に花束やチョコレートを贈る日として定着しています。子供たちの学校では、担任の先生の計らいで男子生徒が女子生徒に飴を渡したのだそうです。(みんな恥ずかしがってしまい、先生から受け取った飴を無言のまま女子の机に置いたのだそうですけどね。)その他、副校長(男性)が女性教員一人一人にバラの花を配り、そして私はこれまた担任の先生の気遣いでしょう、写真の飴を娘にもらいました。今年はコロナで自粛ですが、そうでなければ毎年義父は義母と私にチョコレートをくれていました。夜、ネルカが「国際女性デーって何?」と聞きました。女性の平等な権利を記念するのが本来の意味ですもんね、ネルカにさらっと説明しました。恥ずかしながら「平等」や「権利」と...国際女性デー

  • 今週末も散歩

    今週末もまた、お決まりの抗原検査→散歩です。気温が下がってまた寒くなってしまい、行きたがらない家族を無理やり連れだして向かった先はまた森です。森を抜けて隣の集落まで歩き、かつての呼吸器系専門病院とその周辺の公園を歩いてまた森を通って帰ります。旧呼吸器系専門病院今は廃墟なのか、何かに使われているのか。スロバキアでも特に空気のきれいなこの辺り、かつてここは結核など呼吸器系疾患の専門病院でした。ここでコロナ患者を受け入れればいいのに、ときれいな建物を横目に思います。ネルカがちょうど学校でこれを習ったと言っていました。キリストが十字架にはりつけられるまでの様子が記されています。あとひと月足らずでイースター。1時間半ほどの散歩は家族みんなにとって必要不可欠な気分転換です。私なんて、そうでもしなければ家の中で家事に追われて...今週末も散歩

  • アストラゼネカを接種しました

    今週、アストラゼネカのワクチンを接種してきました。半年ほど前までは第一陣で予防接種を受けるのは抵抗あるなぁ。どんなワクチンなのか1年くらい様子を見てから決めたいと言っていたんですけどね。スロバキアのコロナ感染状況は入院者数、死者数ともに世界ワーストです。(最新のニュースが確認できなかったので今日現在では誤りがあるかもしれません)ポーランドでスロバキアの患者を受け入れてくれ、ルーマニアから医療スタッフが応援にかけつけてくれています。ワクチン接種も進められ、現在国民の5~6パーセントが接種済みです。そんな状況下、晴天の霹靂か、棚から牡丹餅か、何と表現したら良いのか、この機会は全く予期せず、ある日突然私にも降ってきました。第一グループの医療関係者、軍人、警官、つづいて85歳以上の高齢者がファイザーのワクチン、そして学...アストラゼネカを接種しました

  • コレステロール値が高いですって

    先日ネルカの健康診断でコレステロール値が高いので食事に気を付けるようにと言われてしまいました。こちらは幼稚園や学校で集団健康診断や身長・体重測定もなければ、予防接種もありません。かわりに5歳、小学校就学前、10歳と節目にかかり付け医から健康診断や予防接種に来るよう連絡が入り行きます。先日、ネルカは10歳の健康診断で身長、体重を測定し、視力、骨格、尿検査、血液検査、そして麻疹、風疹、おたふく風邪の3種混合ワクチンの予防接種を受けました。特に健康上問題はないだろうとほぼ形式的に翌日検査結果を聞くと、なんと血液検査の結果、コレステロール値が高いと。今回の検査では善玉コレステロール値が高いのか悪玉コレステロール値が高いのかまでは分からず、食事に気を付けて半年後に再検査、それでも高ければ、どちらのコレステロール値が高いの...コレステロール値が高いですって

  • 人を変えるのに言葉はいらない

    同僚の一人が最近変わりつつあります。私より10歳ほど若い彼女、以前は朝食も昼食もとらず、まともな食事は一日一回夕食のみ、お昼休みはタバコだけ吸い、仕事中の水分補給はマグカップに4分の1くらいは入れているんじゃないかと思うほどたっぷり砂糖の入った紅茶かコーラ。コロナなど存在しないし、抗原検査だって絶対に行きたくないと言っていた彼女、文句を言いつつも毎回欠かさず検査を受けています。お昼だって毎日お弁当を持って来るように。それも初めはプラスチックのお弁当箱を使っていたのがいつの間にかガラスのお弁当箱に買い替えています。彼女が変わりつつあるのは私ともう一人の同僚の影響ではないかと思うんです。どちらかというと食生活に気を遣っている私とその同僚、社内食堂もなければ、近くのレストランへ食べに行くこともできない環境なので私と彼...人を変えるのに言葉はいらない

  • zážitok・ザージトク

    スロバキア語にザージトク(zážitok)という言葉があります。「経験」という意味なのですが、これは特に「良い経験」という意味で使います。今日、まさにそのザージトクがありました。一体何をしてかって、コロナ検査を受けてです。相変わらずロックダウンの続くスロバキアですが、今週から幼稚園と小学4年生までが学校再開となりました。不安いっぱいでの登校、悩みに悩んで給食はやめ、お昼に早退する形で登校させることにしました。さて、この登校に伴って教師他学校関係者と保護者は毎週コロナの抗原検査を受けなければなりません。(通勤にも必要なので結局のところはほとんどの人が受けているのだと思いますが)常時設置されている検査場だけでは足りないので、臨時で金曜日から日曜日まで市内のアリーナで検査を受けられることになりました。先週は市内の幼稚...zážitok・ザージトク

  • 誕生日とスケート

    先日、夫とサクルカの誕生日を祝いました。ネルカがハリーポッターにはまれば、もれなくサクルカもハリーポッターにはまります。ですから、ケーキももちろんハリーポッター。また義母が焼いてくれました。毎年、毎年、家族全員のために誕生日ケーキを焼いてくれる義母には本当に感謝しています。今回のケーキはネルカのリクエストで中身はドボショヴェーレズィ/ドボシュトルテです。薄いスポンジケーキを七枚も焼いて、間にカカオ・バタークリームを挟みます。かなり大きめのケーキですが、美味しかったのであっという間に食べきってしまいました。もうなくなった後も、「まだケーキはないの?」と家族は聞きにくるほど。積雪のあったこの週はこれが最後のチャンスかも!と庭に小さなスケートリンクを作りました。本当は木材などで浅いプールのようなものを作り、中にシート...誕生日とスケート

  • 天使がみつめる先は

    同僚1:「クリスマスツリー、もう片付けた?」私:「まだだよ」同僚2:「私もまだ!」同僚1:「うちは今週末片づけるかな」今週の同僚たちとの会話です。スロバキアでは普通クリスマスの直前にクリスマスツリーを飾り、そして日本でお正月飾りを外すころ、クリスマスツリーを片づけます。けれども今年はどうやら我が家だけではなく、多くの家庭がクリスマスツリーをまだ飾っているようです。我が家は今週ようやく片づけました。義母のところはまだ飾っているようです。私たちの町ポプラドはクリスマスのイルミネーションが地方の小さな町にしてはとても奇麗です。12月のミクラーシュの日に点灯され、お正月を過ぎてもしばらくついていましたが、今はそれも終わりました。ひとつだけを残しては。今日、日没後にちょうど車で近くを通りかかり、「まだ天使のイルミネーショ...天使がみつめる先は

  • 今日もまた森へ

    今週から学校が始まりました。小1、小4の娘たち二人ともオンラインです。日本の妹が「さすが、スロバキアは早いね~」と感心していましたが、各家庭にオンライン授業を受けられる環境が整っているかどうかなんて事前アンケートもなく、「月曜日から授業はオンラインに切り替わります」と週末にメールが1本入り、有無を言わさず始まりましたからね。「各児童にパソコンがなくたって各家庭スマホぐらいはあるだろう」とでも考えているのでしょうか、マルツェルの在宅ワークに、子供二人にそれぞれパソコン、カメラにマイク、それぞれ3台用意しましたよ。少々強引だなぁと思いますが、まぁ何とかなるもので、だから迅速な対応(!?)ができるんでしょうね。そんなわけで、私以外の家族3人は1週間全く家から出ることもなかったので、今日もまた散歩に出かけました。外出が...今日もまた森へ

  • 2021/01/07

    冬休み最終日はチェスケーブフティを焼きました。出かけられず、ずっと家にいると日々の楽しみって食べることぐらいなのですが自分で作らないことにはそのお楽しみすらないですからね。この休み中に焼きたかったけれどなかなか焼けず、最後の最後にやっと目標達成です。「雪遊びの後に食べようね」久しぶりに雪が降り、子供たちが庭に出ている間に生地をこね、ジャムを入れて丸めたら型に並べてオーブンへ。焼けるにつれ台所に広がる甘い香り、お茶を入れ、ブフティが冷めたところで型から出し、子供たちを家に呼び入れ、粉砂糖をふって食べたら底の部分が生焼け!こんなにショックなことってないですね。「それでも美味しいから焼けたところだけ食べたら?」とか「ひっくり返ししてもう一度オーブンに入れてみたら?」と家族の声。結局、ひっくり返してもう一度オーブンに入...2021/01/07

  • 今年もどうぞよろしくお願いいたします

    あけましておめでとうございます。昨年は色々と我慢の多い年でしたね。我が家においてはクリスマス前からの自宅隔離、そしてそのままロックダウン強化で義父母ともまだ当分会えそうにありません。でも2020年、思い返してみれば決して悪い年ではありませんでした。みんな健康に1年を乗り切り、更に日本語を教えるという新しい挑戦も始まり、私たち夫婦も子供たちもそれぞれ成長し、決して後ろ向きな一年ではありませんでした。ブログだってまた1年続けることができました。読んでくださり、コメントやメッセージくださり、ありがとうございました。新しい1年もまた皆さんにとって素晴らしい年となりますように。ここ数年の私はずっと「ちょうど良い」を探りつづけてきました。自分にも家族にも負担をかけないように。でも今年はもうちょっと頑張る年にしたいと思います...今年もどうぞよろしくお願いいたします

  • パーソナルトレーナー

    今日で10日間の自宅隔離が終わります。10日間、本当に全く家から出ませんでした。買い物はしっかりしてから引きこもりましたが、食材や日用品に不自由することなく10日間過ごすことができ、主婦としてはホッとしています。今日はスロバキアとは全く関係のないお話です。私もマルツェルも体力維持のため少しばかりは運動しようと心がけています。マルツェルが好きなのは自転車、水泳、ウェートトレーニング、私はランニングです。が、ただでさえ時間を作るのは難しいものなのに、今年はコロナの影響で思うように運動できない一年でしたね。マルツェルは縄跳びや筋トレ、YouTube、色々試した後、ついに今月ダンベルとベンチを購入しました。私は3月のロックダウン以来お気に入りのエクササイズをYouTubeで見つけてしています。今回の自宅隔離中はもしかし...パーソナルトレーナー

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