芝居「新月桂川」《「浪花劇団」(座長・近江新之介)〈平成22年1月公演・大井川娯楽センター〉》
座長の近江新之介は(私が愛好する)「鹿島順一劇団」の実力者・蛇々丸の弟ということで、かねてから見聞したいと思っていた。場所も、由緒ある東海地方娯楽の殿堂…
劇団素描・「三河家劇団」・《座長・桃太郎の「役者魂」と妹・諒の「実力」》
【三河家劇団】(座長・三河家桃太郎)〈平成21年8月公演・佐倉湯ぱらだいす〉 …
芝居「花かんざし」《「劇団美鳳」(座長・林京助)平成20年6月公演・みのりの湯柏健康センター》
6月4日に観た感想を送ったので、その結果を確かめに来た。芝居の外題は昼の部「花かんざし」、夜の部「裏通り」。いずれも、「関東風」の「美学」(舞台模様)を追求…
芝居「ふられた男」《「劇団鳳凰座」(座長・中野加津也)〈平成24年3月公演・浅草木馬館〉》
劇場の表看板には、演目「ふられた男」、出演「中野加津也」「今日街研」「中野飛鳥」「市川智二郎」「中野翔」「中野貴之介」「中野寿都子」「中野雅」という木…
芝居「仇討ち友よ」《「劇団勇舞」(座長・南條龍法)〈平成20年7月公演・九十九里太陽の里〉》
座員は、二代目・中村時太郎、若手・ミナミヒメヤ、女優・ツシマミヤビ、一條ミユキ、子役・三条キラ、マスコット・ベビー時丸といった面々で、実力は「水準」並と…
芝居「残月赤城街道」《「劇団サキガケ」(座長・南條時宏)〈平成20年3月公演・立川大衆劇場〉》
JR中央線・立川駅の周辺は人混みでごった返していた。大きなビルが林立し、大型量販店、ファーストフードのチェーン店などが目白押し、日曜日の夕方ということも…
芝居「親子鷹」《「満劇団」(座長・大日向きよみ)〈平成20年4月公演・柏健康センター〉》
太夫元・大日向満の話によれば、関西の劇団だが、座長の大日向きよみは、関東の劇団・虎の座長・林友廣の姉、若水照代の娘だとのこと、若座長・大日向皐扇は、大日…
劇団素描・「剣戟はる駒座」・《劇団の今は「旬」、「真っ盛り」》
【剣戟はる駒座】(座長・津川竜)〈平成25年3月公演・浅草木馬館〉午後5時から、浅草木馬館で大衆演劇観劇。「剣戟はる駒座」(座長・津川竜)。どこの劇団にも「浮…
芝居「弁天小僧」《「橘小竜丸劇団」(座長・橘小竜丸)〈平成20年8月公演・川崎大島劇場〉》
日曜日の夜とはいえ、客席はほぼ満席であることに驚嘆した。この劇場には、何回も通っているが、観客数はつねに10人前後、多いときでも30人を超えることはなかった…
芝居「父と娘」《「劇団暁」(座長・三咲てつや)〈平成26年4月公演・小岩湯宴ランド〉》
本日は「特別公演・劇団総出演」ということで、初代座長・三咲てつや、その妻女で副座長・ふぶき梨花、二代目座長・三咲きよ美、その娘・三咲梨奈、三咲あやめらが…
【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉 「劇団紹介」のパンフレットがないので、「演劇グラフ」(2008年2月号)から、プロ…
芝居「忠治旅日記」《「花柳劇団」(座長・花柳願龍)〈平成25年5月公演・メヌマラドン温泉〉》
この劇団の面々は、座長・花柳願竜(大阪府八尾市出身)、太夫元・花柳武雄(大阪府八尾市出身)、副座長・花柳隆(長崎県出身)、秋山拓磨(静岡県富士市出身)、柳洋…
【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉 芝居の外題は「恋や恋」、家老の息子が、家老の娘に「恋」をして、その間を足軽の息子(…
芝居「まぬけ武士道」《「劇団松」(座長・桂木祐司)〈平成20年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 劇団松 「演美座」(現在の「新演美座」の前身)にいた松川友司郎(現太夫元)が、昭和55年(1980年)に独立して旗揚…
芝居「男十三夜」《「玄海竜二一座」(座長・玄海竜二)〈平成22年8月公演・大阪朝日劇場〉》
案内チラシには「待ってました!朝日劇場に初お目見え!玄海竜二」という文字が刷り込まれている。斯界日本一の劇場で、九州随一の旅役者が演じる舞台はさぞかし…
芝居「波に咲く花」《「劇団新喜楽座」座長・松川小祐司〈平成26年12月公演・千代田ラドン温泉〉》
座長・松川小祐司の父は松川祐司、母は松川さなえ、祖父は松川友司郞、かつては「劇団松」(座長・松川祐司)の子役として、弟の副座長・松川翔也とともに売り出し…
【劇団花凜】(総座長・梅乃井秀男)〈平成22年11月公演・柏健康センターみのりの湯〉昼の部・芝居の外題は「役者一代」。芸者の妹(梅乃井みき)を助けてくれた三島…
芝居「伊太郎夫婦笠」《「劇団新生紅》(座長・紅大介)〈平成22年4月公演・大衆劇場仏生山〉
この劇団の舞台は初見聞だが、座員の中に名優・見城たかしがいる。数年前には、「劇団翔龍」(座長・春川ふじお)の後見として活躍していたが「引退」、惜しい役…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 昼の部、芝居の外題は「影の光」。ある飯場で働く土方の「義兄弟」譚である。兄貴分の…
芝居「十三夜」《「新演美座」(座長・旗丈司)〈平成20年3月公演・川崎大島劇場〉》
柏公演で二代目座長・小林志津華が「連日、50人は集めてみせます」と豪語していたので、その様子を見聞に来た次第だが、客の入りは22人ほどだった。芝居の外題は「…
芝居「孝行長屋」《「劇団東雲」(座長・東雲長次郎)平成20年7月公演・岩瀬城総合娯楽センター》
劇団紹介によれば〈プロフィール 劇団東雲 九州演劇協会所属。昭和63(1988〉年創立。父(初代・東雲長次郎)が創立した舞台の情熱を、母(太夫元・東ナ…
芝居「ふるさとの灯」《「劇団芸昇」(座長・みやま昇吾)〈平成25年1月公演・千代田ラドン温泉〉》
この劇団のポスターには、座員全員の顔写真と芸名が載っている。座長・みやま昇吾、花形・みやま太一、花形・みやま昇太、頭取・みやま春風、みやま陽一、みや…
劇団素描・「劇団颯」・《芝居「天保水滸伝・笹川の花会」・颯馬春、17歳の大変身》
【劇団颯】(座長・颯馬一気)〈平成22年9月公演・小岩湯宴ランド〉芝居の外題は「天保水滸伝・笹川の花会」。筋書は、先代(二代目)玉川勝太郎の浪曲通り。幕開け、…
芝居「柿の木坂の家」《「森川劇団」(座長・森川凛太郎)〈平成20年11月公演・浅草木馬館〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 森川劇団 創立は大正初期。関東出身だが、現在は主に関西で活躍。所属はフリー。二代目 森川長二郎(現・座長 森川凜太…
芝居「祭りの夜」《「劇団駒三郎」(座長・南條駒三郎)〈平成24年4月公演・千代田ラドン温泉〉》
芝居の外題は「祭りの夜」。江戸の大工・政五郎(三好辨太郎)のところに、はるばる信州小諸から老百姓(中村駒二郎)が訪ねてきた。政五郎に嫁いだ娘・おたかに…
劇団素描・「新川劇団」・《芝居「人情伝八酒」と「月夜の追分風来坊」》
【新川劇団】(座長・新川博也)〈平成22年9月公演・川越三光ホテル小江戸座〉この劇団は、中高年女性、しかも玄人筋に圧倒的な人気を誇っている。どこにそのような魅…
劇団素描・「近江飛龍劇団」・《大衆演劇界の“トップスター”近江飛龍の油断》
【近江飛龍劇団】(座長・近江飛龍)〈平成23年9月公演・浅草木馬館〉私は、初日の芝居「新月桂川」を皮切りに、「武士道くずれ」「無法松の一生」「悲恋夫婦橋」の舞…
劇団素描・「近江飛龍劇団】・《芝居「新月桂川」の出来栄えは?》
【近江飛龍劇団】(座長・近江飛龍)〈平成23年9月公演・浅草木馬館〉芝居の外題は「新月桂川」。私はこの芝居を今から2年余り前(平成21年5月)、横浜三吉演芸場…
芝居「雪と墨」《「座KANSAI」(座長・金沢つよし)〈平成23年11月公演・小岩湯宴ランド〉》
この劇団の舞台はほぼ2年前に、浅草木馬館で見聞済み。その時は、関東初公演(?)だったか・・・。客との呼吸が「今一息」合わず、いわば「不入り」状態であった…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 5日から、総座長の父・紅あきら(三代目・大川竜之介の兄)、「劇団花道」座長・司大…
劇団素描「樋口次郎一座」・《芝居「唐人お吉」の名舞台と口上の至言》
【樋口次郎一座】(座長・樋口礼二郎)〈平成21年9月公演・ゆうパークおごせ〉)。 …
芝居「商人一代」《「座KANSAI」座長・金沢つよし〈平成21年12月公演・小岩湯宴ランド〉》
観客は50名というところだが、いつもの劇場の空気とは「一味違う」。どこか、しっくりと落ち着いた感じがするのである。芝居の外題は「商人一代」。大阪の材木問…
芝居「槍供養」《「劇団紀伊國屋」(座長・澤村慎太郎)〈平成22年2月公演・尼崎中央天満座〉》
この劇団の総帥は紀伊国屋章太郎、私にとっては「かつての澤村千代丸」に他ならず、その舞台姿を二十年ぶりに見聞できたことは望外の幸せであった。のみならず(加…
劇団素描・「劇団松」・《軽妙、洒脱は「江戸前・大衆演劇の真髄だ!》
【劇団 松】(座長・桂木祐司)〈平成20年9月公演・小岩湯宴ランド〉「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 劇団松 「演美座」(現在の「新演美座」の前身)にいた…
芝居「三人出世」《「劇団喜楽」(座長・旗丈司)〈平成24年5月公演・大宮健康センター湯の郷〉》
この劇団は旧「新演美座」。斯界関東の名優、故深水志津夫の弟・旗丈司が劇団を引き継ぎ、隆盛を極めていたのだが、なぜか数年前、(斯界の「革命児」と謳われた…
【劇団紫吹】(座長・紫吹洋之介)〈平成26年2月公演・焼津駅前健康センター〉 紫吹洋之介インタビュー【劇団紫吹】#紫吹洋之介 #劇団紫吹 #紫吹洋之介座長演…
【劇団天華】(座長・澤村千夜)〈平成27年9月公演・小岩湯宴ランド〉私がこの劇団の舞台を見聞するのは4回目である。初回は埼玉県ゆうーパークおごせ(平成21年5…
芝居「大島情話」《「劇団紫吹」(座長・紫吹洋之介)〈平成23年2月公演・大宮健康センター湯郷〉》
劇場の案内パンフレットには以下のように紹介されていた。〈劇団紹介 座長・紫吹洋之介・生年月日:1972年4月8日 出身地:神奈川県 初舞台:18歳 ゆの郷お…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 私がこの劇団の舞台を見聞するのは3回目である。初回は、香川県仏生山、2回目は、静…
芝居「源助地蔵」《「劇団天華」(座長・澤村千夜)〈平成23年10月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「源助地蔵」。堤防工事を請け負った侍(座長・澤村千夜)と、その家に出入りする植木職人・源助(副座長・澤村神龍)の物語である。源助には女房(…
芝居「恋の大川囃子」《「劇団天華」(座長・澤村千夜)〈平成23年10月公演・大阪梅南座〉》
斯界の名人・喜多川志保が大阪にいる。「劇団天華」(座長・澤村千夜)の舞台に乗っている。その雄姿(艶姿)を一目仰ぎたいという思いで梅南座にやってきた。到着時刻…
芝居「岡崎の夢」《「劇団都」(総座長・都京太郎)〈平成23年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
「湯宴ランドニュース」(2011年9月 Vol.7)には以下の記事があった。〈劇団都 総座長・都京太郎 座長・都京弥 座長・藤乃かな 平成元年5月に旗…
【一見劇団】(座長・一見好太郎)〈平成27年8月公演・小岩湯宴ランド〉芝居の外題は「裸街道千両箱」。幕が上がるとそこは茶店の店先、なぜか横手の物干しに女物の着…
芝居「無法松の一生」《「劇団都」&玄海竜二〈平成23年7月公演・浅草木馬館〉》
芝居の外題は「無法松の一生 」。小倉生まれで玄海育ち、口も荒けりゃ気も荒かった富島松五郎が、軍人・吉岡大尉の息子・俊雄が怪我をしていたところを助け、家ま…
芝居「駿河の長吉」《「筑紫桃太郎一座」・平成24年12月公演・湯ぱらだいす佐倉》
芝居の外題は「駿河の長吉」。内容は、要するに、清水の次郎長がお蝶と出会うまでの物語だが、お蝶の父親役になった頭取・筑紫桃太郎の独壇場といった景色で、贔屓…
劇団素描・「玄海竜二一座」・《芝居「へちまの花」舞踊「ヤットン節」》
【玄海竜二一座】(座長・玄海竜二)〈平成22年8月公演・大阪朝日劇場〉5時数分後に入場するとすでに椅子席は満員、200円追加して桟敷席に向かう。ミニショーでは…
劇団素描・「劇団京弥」・《芝居「喧嘩屋五郎兵衛」「花の渡り鳥」の出来栄えは最高》
【劇団京弥】(座長・白富士一馬)〈平成22年8月公演・柏健康センターみのりの湯〉芝居の外題は昼の部「喧嘩屋五郎兵衛」、夜の部「花の渡り鳥」。この劇団の舞台は、…
【筑紫桃太郎一座】(座長・筑紫桃之助)〈平成24年12月公演・佐倉湯ぱらだいす〉
この劇団は、この劇場では初公演、私は今から2年前(平成22年5月)、浜松バーデンバーデン健康センターでの舞台を見聞している。以下は、その時の感想である。〈JR…
芝居「帰ってきた前科者」《「筑紫桃太郎一座」・平成22年5月公演・浜松バーデンバーデン》
JR浜松駅下車、徒歩15分の「浜松バーデンバーデン健康センター」に赴く。大衆演劇「筑紫桃太郎一座 花の三兄弟」を観るためである。この3月に座長を襲名した…
芝居「喧嘩屋五郎兵衛」《「劇団京弥」座長・白富士一馬〈平成24年12月公演・柏健康センター〉》
昼の部、芝居の外題は、御存知「喧嘩屋五郎兵衛」。大衆演劇の定番で、どこの劇団でも演じる演目だが、この劇団の景色は他を凌駕している。本日は、座長不在(「劇…
芝居「五十両の行方」《「劇団京弥」(座長・白富士一馬)〈平成22年8月公演・柏健康センター〉》
昼の部、芝居の外題は「侠客十万石」。座長は「演劇グラフ」(2008年11月号)の中で以下のように述べている。〈襲名したばかりの親分が、悪い親分からいじ…
【劇団 新】(座長・龍千明)〈平成20年9月公演・柏健康センターみのりの湯〉この劇団はすでに見聞済み。関東の劇団(東京大衆演劇劇場協会所属)の中でも、最高の実…
芝居「植木屋松五郎」《「小林劇団」(座長・小林真)〈平成25年10月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
私がこの劇団の舞台を、前回見聞したのは平成23年1月、今から1年8か月前であった。その時の感想は以下の通りである。〈私がこの劇団を初めて見聞したのは、3…
芝居「弁天小僧菊之助」《「小林劇団」(座長・小林真)〈平成23年1月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
【小林劇団 】(座長・小林真)〈平成23年1月公演・佐倉湯ぱらだいす 〉私がこの劇団を初めて見聞したのは、3年ほど前であったろうか、今は閉鎖されている浅草大勝…
芝居「二人忠治」《「長谷川武弥劇団」・平成21年5月公演・柏健康センター》
ほぼ1年ぶりに見聞する舞台であったが、昨年6月、花形役者から副座長に昇進した女優・長谷川さくらが、今日は座長・長谷川武弥と「四つに組んでの」共演、芝居…
芝居「死んでたまるか」《「長谷川武弥劇団」・平成20年4月公演・小岩湯宴ランド》
「劇団紹介」によれば「プロフィル 長谷川武弥劇団 九州演劇協会所属 長谷川武弥座長と愛京花座長、そしてほとんどが十代というフレッシュな座員たちが、一丸と…
芝居「お吉物語」《「劇団菊」(座長・菊千鶴)〈平成21年12月公演・千代田ラドン温泉〉》
午後0時30分から、千代田ラドン温泉センターで大衆演劇観劇。「劇団菊」(座長・菊千鶴)。芝居の外題は「お吉物語」。座長・菊千鶴は47歳だとか、51歳で他…
【劇団菊】(座長・菊千鶴)〈平成21年7月公演・柏健康センターみのりの湯〉 この劇団…
芝居「佐渡情話」《「劇団菊」(座長・菊千鶴)〈平成20年4月公演・立川大衆劇場〉》
午後6時、立川大衆劇場に到着、木戸口で入場料を払おうとしたら、小屋のおじさんから、「まだ客が誰も来ていないから、中に入って待っててください」と言われた…
芝居「白菊蔵子」《「劇団花車」(座長・姫京之助)〈平成21年5月公演・小岩湯宴ランド〉》
今日もまた、表看板に「姫勘九郎」の名前があるのを確認して入館した。芝居の外題は「白菊蔵子」。無実の罪で自分は島流し、その間に両親、妻までも殺された(自死…
芝居「帰ってきた伊太郎」《「劇団花車」(座長・姫京之助)・平成21年3月公演・川越三光ホテル》
先月の舞台を見聞して、私は以下のように書いた。〈今回の公演には、なぜか三男・勘九郎が「不参加」、ポッカリと穴が開いてしまった感がある。前回の舞台では、「やる…
劇団素描・「里見劇団進明座」・《芝居「天保曽我」の舞台模様》
【里見劇団進明座】(座長・里見要次郎)〈平成20年7月公演・浅草木馬館〉 「劇団紹介」のキャッチフレーズには〈粋な立ち役、妖艶な女形で魅せます!! 大衆演劇界…
芝居「大島情話」《「若葉劇団」(座長・若葉愛)〈平成24年2月公演・大宮健康センターゆの郷〉》
劇場案内には「大衆演劇公演二十年、今月は二十一年目記念公演!」と銘打っている。その中で、座長・若葉愛は「久しぶりの公演です。笑って泣いて感動の舞台をご…
芝居「瞼の母」《「若葉劇団」(座長・愛洋之介)〈平成20年9月公演・大宮健康センターゆの郷〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 若葉劇団 昭和30(1955)年創立の老舗劇団。役者の本分である芝居を大切にしており、レパートリーは名作狂言、現代…
劇団素描・「劇団扇也」・《千代田ラドン温泉で、いっそうの飛躍を!》
【劇団扇也】(座長・三河家扇弥、仁蝶拓也)〈平成21年7月公演・千代田ラドン温泉センター〉 …
芝居「浅間の喜太郎」《「劇団十六夜」(座長・市川叶太郎)〈平成26年8月公演・横浜三吉演芸場〉》
この劇団は、六代目市川千太郎が「諸般の事情」(?)により、市川叶太郞(きゅうたろう)と名を改め、今年の1月に旗揚げした由、劇場の表看板には「座長・市川叶…
芝居「奥様仁義」《「市川千太郎劇団」〈平成21年10月公演・大阪浪速クラブ〉》
芝居の外題は「奥様仁義」。女侠客(座長・市川千太郎)が大店の若旦那(白竜?)に見初められて嫁入り、「若奥様」に納まるが、大番頭(市川良二)との「そりが…
芝居「湯島の白梅」《「市川千太郎劇団」(座長・市川千太郎)〈平成20年8月公演・浅草木馬館〉》
この劇団は、昨年、十条篠原演芸場で見聞ずみ。座長の女形が初代・水谷八重子「もどき」で秀逸、「湯島の白梅」の舞台が印象的だった。「劇団紹介」のパンフレッ…
芝居「血まみれ草子」《「劇団逢春座」(座長・浅井春道)〈平成26年7月公演・柏健康センター〉》
【追悼】浅井雷三座長の夭折を知りました。心よりお悔やみ申し上げます。(2019年3月25日) 前回の見聞(芝居「鼠小僧と白鷺銀次」)で、私は〈達磨の子分…
芝居「鼠小僧と白鷺銀次」《「劇団逢春座」座長・浅井春道〈平成26年7月公演・柏健康センター〉》
この劇団は元「正研座」、兄・浅井正二郎と弟・研二郎の二枚看板であったが、平成24年に「発展分離」し、兄・浅井正二郎が責任者、長男・春道(26歳)が座長…
芝居「姥捨て山」《「風美劇団」(座長・風美涼太郎)〈平成22年3月公演・柏健康センター〉》
この劇団の太夫元・風美翔蔵は斯界でも異色(貴重)な存在である、と私は思う。彼の略歴は以下の通りである。〈昭和33(1958)年5月18日生まれ。静岡県…
芝居「かんちがい」《「風美劇団」(座長・風美涼太郎)〈平成21年6月公演・東洋健康センター〉》
芝居の外題は「かんちがい」、筋書きはいたって単純。ある大店(材木問屋)のお嬢さんが、出入りの植木職人(座長)に一目惚れ、そしてお決まりの恋煩い・・・。や…
芝居「下町人情」《「都若丸劇団」(座長・都若丸)〈平成22年5月公演・広島清水劇場〉》
清水劇場はJR広島駅から徒歩10分、路面電車の「的場町」からすぐのところ、ビルの3階にある。2階には「うどん」「おでん」などを提供する魅力的な待機場所が…
芝居「地獄の花嫁」《「都若丸劇団」(座長・都若丸)〈平成22年4月公演・神戸新開地劇場〉》
芝居の外題は「地獄の花嫁」。筋書きは大衆演劇の定番。やくざ一家親分の娘に惚れられた新参子分(座長・都若丸)の悲話である。娘(都春香?)に甘い親分(芸名不…
芝居「一本刀土俵入り」《「劇団花吹雪」座長・桜春之丞、京之介・平成24年1月公演・浅草木馬館》
今日の舞台は第一部・ミニショーを省略、いきなり芝居・前編の幕を開け、途中休憩を挟んで後編、第二部が歌と踊りのグランドショーという構成であった。客演の三河…
芝居「道中夢枕」《「劇団花吹雪」(座長・寿美英二、桜京之介)〈平成20年5月公演・浅草木馬館〉》
関西の人気劇団、ゴールデンウィーク開催ということもあってか、館内は「大入り」、昨年、大阪・浪速クラブで見聞した時の雰囲気・情景が蘇ってきた。この劇団も…
芝居「人生双六」《「劇団春陽座」(座長・澤村心)〈平成21年5月公演・浅草木馬館〉
芝居の外題は「人生双六」。正直者・庄五郎(沢田ひろし)と、若者・菊之助(澤村かずま)の「友情物語」である。世の中は不景気、仕事にあぶれた庄五郎、空腹を紛らわ…
芝居「故郷の兄」《「劇団春陽座」(座長・澤村心)〈平成21年1月公演・浅草木馬館〉》
夜の部、芝居の外題は「故郷の兄」。江戸時代、貧乏長屋の夫婦の物語。夫(澤村心)は、ぼーっとした駕籠かき、今日は相方が病気で仕事にあぶれたが、借金取りが…
芝居「流転子守唄」《「南條光貴劇団」(座長・南條光貴)〈平成20年6月公演・大宮健康センター〉》
これまで、私はいくつもの劇団を見聞してきたが、それらはつまるところ「見極める」劇団と、「見限る」劇団に大別される。ほとんどが後者に該当するが、「南條光貴」劇…
芝居「身代わり孝行」《「南條光貴劇団」(座長・南條光貴)平成20年6月公演・大宮健康センター〉》
芝居の外題は、昼の部「身代わり孝行」、夜の部「島帰り旅人伊三郎」であった。いずれも、初めて観る舞台、樋口涼二郎がゲスト出演(といっても、ちょい役)してい…
芝居「関取千両幟」《「松丸家劇団」座長・松丸家小弁太〈平成26年9月公演・みかわ温泉海遊亭〉》
芝居の外題は「関取千両幟」。浪花の関取・稲川(座長・松丸家小弁太)が江戸に遠征、初日から白星を重ねているが、いっこうに御贔屓がつかない。たまたま出会った…
芝居「女装男子」《「松丸家劇団」座長・松丸家小弁太〈平成22年1月公演・浜名湖ロイヤルホテル〉》
座員は、花形・咲田せいじろう、女優・美鈴、こもも、光姫、ちょうちょ、若手・ドロンこうたろう、ともや、子役・ちびた、といった面々であるが、後見(太夫元?…
芝居「人間」《「劇団竜之助」(座長・大川竜之助)〈平成22年10月公演・浅草木馬館〉》
午後5時から、浅草木馬館で大衆演劇観劇。「劇団竜之助」(座長・大川竜之助)。昨日に引き続き2回目。芝居の外題は「人間」。両親に死別した姉弟(大川マリア・…
芝居「千里の虎」《「劇団竜之助」(座長・大川竜之助)〈平成20年10月公演・浅草木馬館〉》
劇団紹介によれば、〈プロフィール 劇団竜之助 平成15(2003)年1月創立。所属はフリー。故・初代大川竜之助の四男、三代目大川竜之助が、独立して旗揚げ。ほ…
芝居「雪散華」《「劇団颯」(座長・颯馬一気)〈平成22年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
本日は、東京大衆演劇劇場協会の演劇部長・林友廣が特別出演とあって、劇場は昼から大入り満員であった。夜の部、芝居の外題は「雪ざんげ(散華 ?)涙のひな祭り…
芝居「森の石松の花嫁」《「劇団颯」(座長・颯馬一気)〈平成22年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
昼の部・芝居の外題は「森の石松の花嫁」。配役は次郎長の子分・熊五郎に颯馬京一郎、三下・兵六にベテラン・望月京太郎、その妹おりくに紀咲繚、小政に颯馬春、…
芝居「命の舞扇」《「劇団颯」(座長・颯馬一気)〈平成21年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
午後3時から、小岩湯宴ランドで大衆演劇観劇。「劇団颯」(座長・颯馬一気)。昼の部・舞踊ショーから見聞した。子役の颯一馬、颯一斗が演じる女形舞踊が、なんと…
芝居「異本・お蝶供養」《「劇団荒城」(座長・荒城真吾)〈平成26年1月公演・小岩湯宴ランド〉》
今日は中日(前半)の千秋楽とあって「芝居の日」とやら、昼・夜とも第一部が舞踊・歌謡ショー、第二部が芝居という構成であった。おまけに、芝居の外題も示されて…
芝居「遊侠三代」《「劇団荒城」(座長・荒城真吾)〈平成25年1月公演・小岩湯宴ランド〉》
今日の舞台は、なぜか第一部が「舞踊・歌謡ショー」で、第二部が芝居「遊侠三代」であった。最近、私は、ほとんど「舞踊ショー」の類いは観ないことにしている。な…
芝居「富くじ千両旅」《「劇団荒城」(座長・荒城真吾)〈平成21年11月公演・柏みのりの湯〉》
この劇団の特長は、普段は「月並み」「水準並み」の舞台に終始しているのに、ある時「突如として」(突然、炎のごとく)、珠玉の舞台、国宝級の至芸を描出できる…
芝居「やくざ巡礼」《「剣戟はる駒座・倭組」座長・不動倭・平成25年11月公演・千代田ラドン温泉》
劇団のパンフレットによれば〈2013年9月より一座刷新の為、二座構成に改成した剣戟はる駒座。津川竜を総座長、勝龍治を総裁とし、二座の指導・育成に当たりま…
舞踊ショー・「哀愁列車」《「剣戟はる駒座」座長・津川竜〈平成24年5月公演・西脇健康ランド〉》
大阪からJR宝塚線(7時55分発)で篠山口、福知山線に乗り継いで谷川駅下車(9時44分着)、そこから無料送迎バス(10時09分発)に乗ると、25分で「…
芝居「薄桜記」《「剣戟はる駒座」(座長・津川竜)〈平成21年7月公演・浅草木馬館〉》
案内パンフレットによれば、〈剣戟はる駒座 平成9(1997)年津川竜座長が旗揚げ。劇団名の「剣戟」はお芝居全般を意味し、お芝居をしっかりやっていこう…
芝居「裸の大将放浪記」《「新川劇団」(座長・新川博也)〈平成24年2月公演・浅草木馬館〉》
芝居の外題は「裸の大将放浪記・母の味はおいしいので・・・」。幕が上がると、そこは駅前の大衆食堂。その女主人(峰そのえ)と息子二人に、山下画伯(リーダ…
芝居「裸の大将放浪記」《「新川劇団」(座長・新川博也)〈平成22年10月公演・小岩湯宴ランド〉》
芝居の外題は「裸の大将放浪記・名月赤城山なので・・・」。山下清画伯に扮するのは、リーダー・新川博之 、その所作、表情、口跡は、まさに「雁(之助)もどき…
芝居「原爆の子」《「新川劇団」(座長・新川博也)〈平成22年10月公演・小岩湯宴ランド〉》
芝居の外題は「原爆の子」。開幕直後の舞台背景には、昭和20年8月6日、広島に原爆が投下されたニュース写真が映し出され、登場するのは、血だらけ傷だらけ、…
芝居「暁鴉丹三郎」《「たつみ演劇BOX」(座長・小泉たつみ)平成27年1月公演・浅草木馬館》
劇場の表看板に「葉山京香」の名札があることを確認して入場した。私の目的はただ一つ、彼女の舞台姿を見聞することだからである。前回の見聞は平成25年7月だ…
舞踊ショー・《辰己龍子&葉山京香(「たつみ演劇BOX」平成25年7月公演・浅草木馬館》
本日は「お芝居二本立て」という趣向で、前狂言は時代人情劇「闇の捕縄」。早縄の新太郎と言われた新太郎(座長・小泉たつみ)は、病が高じて盲目の身、今では育…
芝居「三島と弁天」《「たつみ演劇BOX](座長・小泉たつみ)〈平成22年2月公演・大阪鈴成座〉》
満座劇場の「劇団澤宗」(座長・澤村城栄)も見聞したかったが、どうしても紫野京香の舞台姿を「拝見」したかったので、こちらに来てしまった。平日だという…
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