妻のまた鳥を見にゆく夕永し(つまのまたとりをみにゆく ゆうながし)夕永し露台に朝と同じ鳥(ゆうながし ろだいにあさとおなじとり)Muku落葉松林 (Larch forest) April 10, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月10日(水) 昨日とは打って変わって快晴の朝。冬晴のように澄んだ空。雲一つない富士山。明け方の最低気温は-1℃。 朝食後、仮寓の南側の林道や樹林を昼まで散策。南側とは湖側とは反対の富士山側で、全体...
Haiku Blog of Muku Watanabe | 日々の俳句メモと雑感のブログです。
妻のまた鳥を見にゆく夕永し(つまのまたとりをみにゆく ゆうながし)夕永し露台に朝と同じ鳥(ゆうながし ろだいにあさとおなじとり)Muku落葉松林 (Larch forest) April 10, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月10日(水) 昨日とは打って変わって快晴の朝。冬晴のように澄んだ空。雲一つない富士山。明け方の最低気温は-1℃。 朝食後、仮寓の南側の林道や樹林を昼まで散策。南側とは湖側とは反対の富士山側で、全体...
春嵐妻鳥たちを案じをり(はるあらし つまとりたちをあんじおり)歯は敏感山居に春の嵐来て(ははびんかん さんきょにはるのあらしきて)Muku春嵐 (Spring storm) April 9, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月9日(火) 春嵐の夜明け。昨夜は激しい雨に加えて玄関戸がバタつくほどの風。嵐になる前に秦野から移動して良かった。降雨量は山梨県内で山中湖村がもっとも多く138mmだったとか。 雨が止んだ昼から富士吉田の家...
通ひ道右も左も笑ふ山(かよいみち みぎもひだりもわらうやま)山桜山頂までのつづら折れ(やまざくら さんちょうまでのつづらおれ)瀝青花峠越ゆれば湖の村(あぶらちゃん とうげこゆればうみのむら)富士濡れてばつこやなぎの芽吹きをり(ふじぬれて ばっこやなぎのめぶきおり)Mukuはだの桜みち (Hadano Cherry Road) April 8, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月8日(月) 歯科治療を受けてから昼前に出発して山中湖...
やまぶき黄夜行寝台車の夜明け(やまぶきき やこうしんだいしゃのよあけ)山吹や千鳥ヶ淵に一叢の(やまぶきや ちどりがふちにひとむらの)Mukuヤマブキ (Japanese kerria) March 31, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹山吹(やまぶき):春子季語:面影草(おもかげぐさ)、かがみ草、八重山吹、濃山吹(こやまぶき)、白山吹、葉山吹、山吹の花、山吹咲く、野山吹。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『新...
谷渡りうぐひす坂は男坂(たにわたり うぐいすざかはおとこざか)Muku五分咲きのソメイヨシノ (Cherry blossoms) April 4, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹谷渡り:春主季語:鶯(うぐいす)、他の子季語:黄鳥(うぐいす、きちょう)、匂鳥(においどり)、春告鳥(はるつげどり)、藪鶯(やぶうぐいす)、飼鶯(かいうぐいす)、初音(はつね)、鶯の谷渡り、鶯鳴く。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『...
連翹黄庭広ければ刈り込まず(れんぎょうき にわひろければかりこまず)連翹も小米やなぎも枝垂れをり(しだれをり こごめやなぎもれんぎょうも)濃き色の壺に連翹さりげなく(こきいろのつぼにれんぎょう さりげなく)Mukuレンギョウ (Forsythis) April 1, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)連翹(れんぎょう):春 (子季語:いたちぐさ、いたちはぜ、連翹黄に、連翹の花、連翹咲く、連翹の黄)≪角川書店版『合...
青年の颯とひと言山桜(せいねんのさっとひとこと やまざくら)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)山桜(やまざくら):春 🔹「関東より西部の山地に自生し、また広く植えられている。赤みを帯びた葉と同時に白い花をつけるのが特徴。古来詩歌に詠まれてきた桜はこの花が多い。古くから桜名所として知られる奈良県吉野山の桜は現在でも山桜が多い。❖厳密には桜の一品種であるが、山...
山霞たまゆら惜しむ旅の窓(やまがすみ たまゆらおしむたびのまど)Muku春林 (Spring forest) 今日の季語 (Season Word of the Day)山霞(やまがすみ): ≪典拠:角川書店版『新版季寄せ』≫🔹同じ角川書店版『合本俳句歳時記』には収載されていませんが、『新版季寄せ』には主季語「霞」の子季語の一つとして収載されています。因みに「霞」の子季語を以下にご紹介します。🔹霞の子季語: 霞む、薄霞(うすがすみ)、遠霞(と...
人士らの童心春の写真展(じんしらのどうしん はるのしゃしんてん)Mukuサクラ (Cherry blossoms) 閑雲記 (Diary)🔹写真展: 風邪気味の先日行けなかった友人の写真展を観に。秦野市をはじめ、神奈川県西部にお住いの写真愛好家たちの展示会。驚いたのは私が昨秋撮った夜明の写真と全く同じ構図の作品があったこと。あの時、撮影ポイントに行くと先客が一人いました。多分その方の作品だろうと思いました。今日は会場にいらっ...
運命のたとへば桜隠しかな(うんめいの たとえばさくらかくしかな)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 若木で小ぶりの花。マメザクラの種類かも。 今日の季語 (Season Word of the Day)桜隠し(さくらかくし):春 (主季語:春の雪、子季語・類従季語:春雪[しゅんせつ]、淡雪[あわゆき]、沫雪[あわゆき]、牡丹雪[ぼたんゆき]≪角川書店版『合本俳句歳時記』≫🔹桜が咲く時期に降る雪。≪角川書店版『合本俳句歳...
父の忌の桜の遅れゐる今年(ちちのきの さくらのおくれいることし)父の倍生きてまだ見る桜かな(ちちのばいいきてまだみる さくらかな)父の忌を花酔ひ人に紛れけり(ちちのきを はなよいびとにまぎれけり)花の雲スカイツリーの聳ゆる世(はなのくも スカイツリーのそびゆるよ)Muku花にメジロ (Wjote-eye and cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)桜(さくら):春🔹子季語:桜花[さくらばな、おうか...
山慈姑の土匂ふ芽を蹲踞して(さんじこのつちにおうめを そんきょして)雨止みて春林に人甘菜咲く(あめやみてしゅんりんにひと あまなさく)>MukuAmana edulis (サンジコ[=アマナ]の花) 山慈姑[甘菜] (Amana edulis)山慈姑(さんじこ、やまくわい)は別名を甘菜(あまな)、麦慈姑(むぎぐわい)と呼ばれる山野草です。四日ほど前に、野鳥を観察していた林で、なかば枯葉に埋もれるようにして顔を出していた高さ3cmほど...
春の風邪歯科の予約を取り消しぬ(はるのかぜ しかのよやくをとりけしぬ)春の風邪手帳に友と会ふ予定(はるのかぜ てちょうにともとあうよてい)挿花の色うらめしき春の風邪(さしばなのいろうらめしき はるのかぜ)MukuHana peach - Prunus persica (ハナモモ) Season Word of the Day (今日の季語)春の風邪(はるのかぜ):春【生活(情緒)】 (子季語:春風邪、春風邪引く)(参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同...
春の雨うぐひすかぐら紅淡き(なきにけり せどのうぐいすかぐらばな)春の雨鶯神楽鳴きにけり(はるのあめ うぐいすかずらなきにけり)MukuUguisu-kagura - Lonicera_gracilipes (ウグイスカグラの花) Season Word of the Day (季語になって欲しい花)鶯神楽(うぐいすかぐら)の花:早春~仲春 (歳時記未収載) 境木となりゐて鶯神楽咲く /森田公司 上掲の句のように「鶯神楽咲く」、「鶯神楽(の花)」を季語...
小鮒釣り土筆も摘んで帰りし日(こぶなつり つくしもつんでかえりしひ)土筆摘ゆかしき笑みの老二人(つくしつみ ゆかしきえみのおいふたり)晒し竹らしき白さの土筆篭(さらしだけらしきしろさの つくしかご)MukuHorsetail - Equisetum arvense (ツクシ) Season Word of the Day (今日の季語)土筆(つくし):仲春 子季語:つくつくし、つくしんぼ、筆の花、土筆野、土筆摘む、土筆和え、土筆飯、土筆籠、土筆群、土筆生...
我が日々の五玉そろばん花木五倍子(わがひびのごだまそろばん はなきぶし)MukuStachyurus praecox flowers (キブシの花) Season Word of the Day (今日の季語)木五倍子(きぶし)の花:春 子季語:花木五倍子 「キブシ(木倍子・木五倍子)、学名: Stachyurus praecox または Stachyurus praecox f. rotundifolius)はキブシ科キブシ属に属する落葉低木。キフジ、コメブシの別名がある。和名は果実をヌルデの虫えい(虫こ...
竜天に登りしあとの土竜塚(りゅうてんにのぼりしあとの もぐらづか)MukuSpringtime of Tanzawa Mountains (春めく丹沢山地) Season Word of the Day (今日の季語)竜天に登る:春(春分) 想像上の動物である竜が季語になったのは、「竜は春分にして天に登り、秋分にして淵に沈む」という古代中国の伝説に因みます。明治時代の俳人たちが面白がって「竜天に登る」(春)、「竜淵に沈む」(秋)の句を作るようになり、その後...
山茱萸に紛ひし油瀝青の花(さんしゅゆにまがいし あぶらちゃんのはな)油瀝青か檀香梅か山茱萸か(あぶらちゃんかだんこうばいか さんしゅゆか)油瀝青山にふたたび春の雪(あぶらちゃん やまにふたたびはるのゆき)MukuCornelian-cherry flowers - Cornus officinalis(サンシュユの花) Season Word of the Day (今日の季語) 山茱萸は「山茱萸の花」として春の季語(参照:合本俳句歳時記:角川書店編)ですが、油瀝青、...
春雪(しゅんせつ) / 春愁(はるうれい) / 春寒し / 斑雪道(はだれみち) / 春の月
春雪の解けたる今朝の群花鶏(しゅんせつのとけたるけさの むれあとり)演習の砲音しきり春愁(えんしゅうのほうおんしきり はるうれい)倒木も爆裂の木も春寒し(とうぼくもばくれつのきも はるさむし)目交ひの富士と語りつ斑雪道(まなかいのふじとかたりつ はだれみち)林間に青空春の昼の月(りんかんにあおぞらはるのひるのつき)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (20...
まなうらに旅立ちの日の山辛夷(まなうらに たびだちのひのやまこぶし)Muku花こぶし耳奥に母住み給ひ(はなこぶし みみおくにははすみたまひ)Mukuどの坂を越えて行かうか山辛夷(どのさかをこえてゆこうか やまこぶし)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (2024年3月17日)Magnolia kobus and bulbul (コブシの花を啄むヒヨドリ)Magnolia kobus (コブシ) Stand with...
防人を偲ぶ峠の姫辛夷(さきもりをしのぶとうげの ひめこぶし)Muku姫辛夷峠は君を恋ふところ(ひめこぶし とうげはきみをこうところ)MukuStar magnolia (ヒメコブシ=シデコブシ) - Attribution: Wikipedia Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (2024年3月16日) Daurian redstart, male (ジョウビタキ:雄)左:普通のポーズ 右:大きく膨らませた喉から声を出して鳴いているところ。Japanese cornel...
花こぶし富士在る空の濁る頃(はなこぶし ふじあるそらのにごるころ)MukuMagnolia kobus (コブシ) Season Word of the Day (今日の季語)辛夷(こぶし):春 (子季語:木筆[こぶし]、山木蓮、山蘭[やまあららぎ]他。亜属・変種に幣辛夷・四手辛夷[しでこぶし]=姫辛夷、田虫葉[たむしば]、北辛夷など。) モクレン科モクレンに属する落葉高木で樹高が10メートル以上をはるかに超えることもあるようです。日本全土に自生...
春落葉連雀つひに現れず(はるおちば れんじゃくついにあらわれず)MukuRed-tailed waxwing [Japanese waxtail](ヒレンジャク) - Mar 11, 2021 Hadano City Season Word of the Day (今日の季語)春落葉:春 (子季語:春の落葉) 常緑樹(evergreen)はその名の通り常に緑の葉が茂っていますが、じつは密かに少しづつ落葉して新しい葉と入れ替わっています。落葉するのは主に晩春から初夏にかけてです。葉替わりとも呼ばれま...
Pleasant spring trail (野路うらら) / Nestmaking (巣作り)
野路うららバッグに翔平マスコット(のじうらら ばっぐにしょうへいますこっと)A pleasant spring trail;accompanied by Shohei,a mascot on my bagMuku古葎はや巣をつくる番鵙(ふるむぐら はやすをつくるつがいもず)Long dead grass;such an early nestmakingof paired up shrikesMukuMale shrike collecting dried grass for nest(枯草を) - Mar 8, 2024 Season Word of the Day (今日の季語)鳥の巣:春 (子季語:鴉...
向うから大きな熊が春の夢(むこうからおおきなくまが はるのゆめ)I see a big bearcoming from the other side;a spring dreamMukuLong tailed tit (エナガ) よく夢を見ます。 たいていの夢は忘れますが、今日のように覚えていることもあります。 でも、見た夢の話を他人にはしないことにしています。 世の中には、他人が見た夢の深層心理を分析したがるフロイトのような人もいるので。 夢の中の大きな熊は毛が茶色だっ...
Spring thrush (春つぐみ) / Homebound thrushes (引き鶫) / March (三月)
春鶫四五歩跳ねては空見上げ(はるつぐみ しごほはねてはそらみあげ)A spring thrush skips;looking up the sky once atevery four steps or fiveMuku引き鶫越ゆる日近き丹沢嶺(ひきつぐみこゆるひちかき たんざわね)Not many daystill homebound thrushes leaveacross Tanzawa mountainsMuku石段に標三月みちのく忌(いしだんにしるし さんがつみちのくき)A mark on the stone steps;I recall Michinoku disastarstruck in...
かはせみの又も手ぶらや水ぬるむ(かわせみのまたもてぶらや みずぬるむ)A kingfisher's backagain with no fish in mouth;less cold is the riverMuku Kingfisher (カワセミ) すこし前に見たカワセミです。 カワセミは夏の季語ですが、通年観察できる留鳥です。 一時は河川水の汚染によって魚が棲まなくなり、カワセミの生息域も狭まりましたが、河川の水質浄化運動や美化運動の推進が実を結んで、最近は町の川でもごく...
水ぬるむ田んぼの前に角打屋(みずぬるむ たんぼのまえにかくうちや)The water lukewarms;a liquer-shop's shot barin front of rice fieldsMukuA pair of mallard ducks (マガモの番) Miyagawa Liquor Store (角打ちが看板の宮川酒店=神奈川県中郡二宮町)前から気になっていたユニークな酒屋さん。付近に探鳥に行ったついでにお邪魔させていただきました。残念ながら断酒の身なのでご挨拶のみ。奥様に親切にご対応いただき...
白腹の隠れたつもり藪椿(しろはらのかくれたつもり やぶつばき)The pale thrush seemsthinking he's concealed;a bush of camelliaMukuPale thrush, male (シロハラ:雄) Season Word of the Day (今日の季語)藪椿(やぶつばき):春 山野や庭で、ツバキは古くから日本人に愛されてきました。 またツバキは、交配による改良品種が多いことでも知られています。植物学的に、ヤブツバキをcamellia japonicaとして日本固有の...
鳥帰る宙に国境あるまじく(とりかえる そらにこっきょうあるまじく)The birds return north;there's no way to setborders in the skyMukuBrown-headed thrush - Turdus chrysolaus orii (オオアカハラ) Field Note:フィールドノート:2024年2月27日Brown-headed thrush - Turdus chrysolaus orii (オオアカハラ) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 742 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for...
Awakening day of worms (啓蟄 - 2)
啓蟄やいづも暦を開きもし(けいちつや いづもごよみをひらきもし)An awakening day of worms;checking good and bad luckalso with Izumo calendarMukuIzumo calendar (いづも暦) Field Note:フィールドノート:2024年3月6日Shrike, male (モズ:雄) L: Shrike, male, R: Pigmy woodpecker (左:モズ雄/右:コゲラ) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 741 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv...
啓蟄や磯鵯草に長くをり(けいちつや いそひよどりくさにながくおり)Hibernating worms awake;a blue-rock thrush stays longon the groundMukuMagnolia (ハクモクレン) Field Note:フィールドノート:2024年3月5日Blue rock thrush, male (イソヒヨドリ:雄)Blue rock thrush, male (イソヒヨドリ:雄) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 739 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for full-sca...
Plowing machine (耕運機) / Plowed field (打畑)
耕運機前を後を群鴉(こううんき まえをうしろをむれがらす)A plowing machine;a corps of crow jammingin front and rearMuku打畑の命を起こす湿りかな(うちはたの いのちをおこすくしめりかな)A plowed field;the moisturous soil awakesliving things to reviveMukuMagnolia (ハクモクレン) Field Note:フィールドノート:2024年3月4日Japanese grosbeak (イカル) 逆光だったので証拠写真です。 Stand with Uk...
Doll's Festival (雛まつり) / Hina Doll Day (雛の日)
妻と分かつちらし弁当雛まつり(つまとわかつちらしべんとう ひなまつり)Sharing with my wifea chirashi-bentō boxed lunch;the Doll's FestivalMukuたらちねへ想ひの余る雛の日(たらちねへおもいのあまる ひいなのひ)The thoughts for mothercannot be held back but overflow;Hina Doll DayMuku
春菜摘鳥へと残す二三株(はるなつみ とりへとのこすにさんかぶ)Spring vegetables;a few stocks left unpickedfor the birdsMukuTouch of spring (春めく) Field Note:2024年3月3日探鳥記録 Left: Blue rock thrush - male, Right: Blue rock thrush - female(左:イソヒヨドリ雄/右:イソヒヨドリ雌) Left: Round leaf holly fruits, Right: Blooming magnolia(左:クロガネモチの実/右:ハクモクレン) Left: St...
春落葉北へ北へと緋連雀(はるおちば きたへきたへとひれんじゃく)Spring fallen leaves;red-tailed waxwings moveup north and northMukuJapanese Waxwing (緋連雀) 故ナワリヌイ氏の夫人、2月28日EU議会で「プーチンを人間と思ってはならない」と助言 BBCニュース (YouTube) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 737 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for full-scale invasion of Ukraine🔹Supports...
Cold spring (春寒し)/ Grasses sprout (草萌ゆる)
塹壕に窮鼠の兵士春寒し(ざんごうにきゅうそのへいし はるさむし)In the trenchesare soldiers of cornered rats;cold springMuku草萌ゆるここにかしこに土竜塚(くさもゆる ここにかしこにもぐらづか)Grasses sprout;the mounts of molehillaround here and thereMukuCreeping speedwell (イヌフグリ)Feel of spring (春めく) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 734 days since 2022/02/24 Russian attack on ...
つぎつぎと鵯金柑を咥へては(つぎつぎとひよ きんかんをくわえては)One after anotherbulbuls come and go, witha kumquat in mouthMukuBulbuls (ヒヨドリ)Bulbuls (ヒヨドリ) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 734 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔹Supports for Ukraine (ウクライナ支援について) - Muku Watanabe- Ukraine News:🔹BBC News Japan 🔹NHKニュ...
石垣の上は寧日豆の花(いしがきのうえはねいじつ まめのはな)On the stonewallis a peaceful day;pea flowersMukuPea flowers (エンドウの花)Japanese greenfinch, female (カワラヒワ:雌) Stand with Ukraine (ウクライナと共に)- 733 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔹Supports for Ukraine (ウクライナ支援について) - Muku Watanabe- Ukraine News:🔹BBC News Jap...
連嶺に斑雪見果てぬ夢新た(れんれいにはだら みはてぬゆめあらた)A chain of mountins;streaks of snowfall renewmy far off dreamsMukuTanzawa Mountains with streaks of snowfall(斑雪の丹沢山塊)Ōyama with streaks of snowfall (斑雪の大山=阿夫利山)Mount Fuji after snowfall(春雪の富士山) Stand with Ukraine!- 733 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔹Supports...
木の芽雨本の野鳥とひもすがら(このめあめ ほんのやちょうとひもすがら)Budding spring rain;all day with wild birdsfrom bird booksMukuBird books (野鳥の本) Wishs for Peace (平和への願い)- 732 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔹Supports for Ukraine (ウクライナ支援について) - Muku Watanabe- Ukraine News:🔹BBC News Japan 🔹NHKニュース 🔹読売新聞ニュース...
Snow-melt rainwater (雨水) / Budding spring wind (木の芽風) / Budding spring sky (木の芽晴)
鳥たちに雨水の空の試練めく(とりたちに うすいのそらのしれんめく)Snow-melt rain;the weather seems a trialto the birdsMuku鳥声の少なき今朝の木の芽風(とりげのすくなき けさのこのめかぜ)Not many birds crying;budding spring windof this morningMuku斑鳩鳴く声も真澄の木の芽晴(いかるなくこえも ますみのこのめばれ)Chirping of grosbeaks;perfecting the clearnessof budding spring skyMukuBudding kobushi m...
雛まつり赤いお顔は左大臣(ひなまつり あかいおかおはさだいじん)Doll's Festival;red faced is the sadaijin,Minister of the LeftMukuHina-matsuri Doll's Festival at Minami-ashigara City Fork Museum(南足柄市郷土資料館の雛まつり) Wish for Peace (平和への願い)- 730 days (two years) since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine Two years have passed since February 24, 20...
春泥や矢立つる杉の足柄路(しゅんでいや やたつるすぎのあしがらじ)Slushes of spring;ceder trees stand arrow-likealong the Ashigara trail🔹 雪解くる茂(し)みみにしだくかざさきの道行きにくき足柄の山 /西行法師🔹 東路の関守る神の手向けとて杉に矢たつる足柄の山 /源実朝MukuAshigara mountains devine stone(足柄山神:南足柄市)White's thrush (トラツグミ:秦野市) Wish for Peace (平和への願い)- 729 ...
桜餅たまには君へ茶を点てて(さくらもち たまにはきみへちゃをたてて)A sakura-mochi cake;quite a time since last serving youa bowl of maccha teaMukuSakura-mochi cake(道明寺) Wish for Peace (平和への願い)- 728 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔶 ウクライナ情勢ニュース・チャンネル 🔶 ウクライナ・ロシア戦況ニュース・チャンネル ウクライナ・紛争軍事...
A hawk turns into a dove (鷹鳩と化す)
鷹鳩と化して増えゆく義手義足(たかはととかして ふえゆきぎしゅぎそく)Hawks seem turned into doves;more number of people wearprosthetic hands and legsMukuA goshawk chased by crows(カラスに追われるオオタカ:東京都代々木公園)🔶 それでもロシアと戦うウクライナ兵士の『自由の価値』 Wish for Peace (平和への願い)- 726 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔶 ウクラ...
Hina festival decrations (雛飾り)
病院に大階段の雛飾り(びょういんに おおかいだんのひなかざり)A theater-sized staircasedisplaying hina-doll festival decorations;in the hospitalMukuHina-doll festival decrations (雛飾り:秦野市) Wish for Peace (平和への願い)- 726 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine🔶 ウクライナ情勢ニュース・チャンネル 🔶 ウクライナ・ロシア戦況ニュース・チャンネル...
Ume blooming east wind (梅東風) / Spring hearth (春の炉)
梅東風のあまねく届き足柄野(うめごちのあまねくとどき あしがらの)Ume blooming east wind,reached all around through;the Ashigara PlainMuku春の炉に主の継ぎし桜榾(はるのろにあるじのつぎし さくらほだ)The spring hearth;the master of the house addedmore cherry firewoodMukuWhite ume blossoms (梅白し:足柄下郡中井町)Thatched house (茅葺きの家:南足柄市) Wish for Peace (平和への願い)- 725 days si...
北へ帰る何鳥か待ち木蔦の実(きたへかえるなにどりかまち きづたのみ)Waiting some birdsstop over on the way back north;ivy berries ripenMukuJapanese ivy berries (キズタの実)Daurian Redstart, Female (ジョウビタキ:雌) Wish for Peace (平和への願い)- 724 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine Supports (支援) - I support the activities of following organi...
鵙番ふ日の近づきて暖かし(もずつがうひのちかづきて あたたかし)The day thatshrikes pair up seems near;so warm todayMukuShrike, Male (モズ:雄)Shrike, Male (モズ:雌)Shrike, Male (モズ:雌) Wish for Peace (平和への願い)- 723 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukraine Supports (支援) - I support the activities of following organizations: RANKINGS ...
早桜不思議の国にゐるやうな(はやざくら ふしぎのくににいるような)Early cherry blossoms;I feel as if I werein a wonderlandMuku河津桜ここもかしこもご婦人ら(かわづざくら ここもかしこもごふじんら)Kawazu cherry blossoms;those gathered here and there aredominated by womenMuku一林を西行の日に早桜(いちりんをさいぎょうのひに はやざくら)A forest, making mefeel the day of Saigyo;early cherry blossomsM...
Henbit (仏の座) / Spring vegetable garden (春菜畑) / Valentine day (バレンタイン)
仏の座手を合はせたくなる何か(ほとけのざ てをあわせたくなるなにか)Henbit flowers;Something makes me want foldingmy hands in prayerMuku春菜畑鵯かいくぐる烏除け(はるなばた ひよかいくぐるからすよけ)Spring vegetable garden;flying through the crow netbulbuls fly inMuku妻からのバレンタインビターチョコレート(つまからの ばれんたいんびたーちょこれーと)Valentine day;the gift from my wife wasa bitter...
春の雪威容新たに丹沢嶺(はるのゆき いようあらたにたんざわね)Spring snow;magestic Tanzawa mountains lookmore degnifiedMukuSnow-spotted Tanzawa mountains (丹沢のはだれ嶺) Poor shape (体調) 眼の疲れ、肩凝り他、体調が整わない日が続いており、もう少しの間ブログの更新を休みます。 どうぞご容赦のほど。White-eye and white Japanese appricot flowers (メジロと白梅)Black-faced bunting (アオジ) Wish ...
なんとなく居心地わろし鬼の豆(なんとなくいごこちわろし おにのまめ)Somehow feelingnot comfortable to be here;evil warding soybeansMuku Seasonery Scenery (季節の景色)Mount Myojingatake - Hakone (箱根明神ヶ岳)Morning for ume blooming (梅の朝) Birds (野鳥) Pale thrush (シロハラ) Wish for Peace (平和への願い)- 709 days since 2022/02/24 Russian attack on Kyiv for expanded invasion of Ukra...
春隣耳傾けるくぜり鳴き(はるとなり みみかたむけるくぜりなき)Spring is almost here;I set my ears to whisper songsof wintered birdsMuku Poem: The Sub-Song (詩:口舌り)- Kit Wright (キット・ライト:英国の詩人 ― 拙訳)その言葉を はじめて耳にした時は奇抜な妄想の類かと思った。― 冬を越した小鳥のくぜり鳴きしかしそれは 妄想などではなく科学的分類がなされていることだった。縄張り意識が薄れる頃 葉の...
淡き日を集め濃緑ブロッコリー(あわきひをあつめこみどり ぶろっこりー)Dark green madewith a collection of pale sunlight;the color of broccoliMuku Red-Flanked Bluetail (ルルビタキ) 以前の写真。今年はチラリと見ただけ。 Vegetable Soup (野菜スープの詩) カリフラワーの雲がブロッコリーの木立を通り過ぎて 明るいニンジンの小径が 野菜の海につながる場所。 背の高いトウモロコシの番人たちが まっ直ぐ一...
待春の迷ひどころに和菓子店(たいしゅんのまよいどころに わがしてん)Waiting for springa traditional sweet shop at a placeI might lose myselfMuku待春の林に鍵の落とし物(たいしゅんのはやしに かぎのおとしもの)A bunch of keys -someone left in the forest;waiting for springMuku White-cheeked starling (ムクドリ) ナンキンハゼの実を食べています。 A Find (拾得物) 近くの林で野鳥の写真を撮っていると、...
Blanket of fallen leaves (敷落葉)
白腹の隠れたつもり敷落葉(しろはらのかくれたつもり しきおちば)A pale thrush seemsconvinced perfectly covered;a blanket of fallen leavesMuku Pale Thrush (白腹:シロハラ)Pale thrush (シロハラ) 隠れているつもり?Pale thrush (シロハラ) 林の散歩道で。Pale thrush (シロハラ) 怒った?Pale thrush (シロハラ) オスかな? シロハラ(白腹)はスズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される野鳥で、全長約25cm...
冬ざれて忍野は水の凍らざる(ふゆざれて おしのはみずのこおらざる)Withered all around;but the water in Oshino is alivewithout freezingMukuA winter day in Oshino (忍野の冬) Tofu in Oshino (忍野の豆腐) 上の写真は以前に忍野村で撮ったものです。 忍野八海で名高い忍野村。 人口は9千人強で、山中湖村の5千人強よりだいぶ多いです。 産業用ロボットなどの分野で世界トップのシェアを有する会社ファナックが...
寒の鵙声なくて尾を振るばかり(かんのもず こえなくておをふるばかり)A midwinter shrike;not crying even once but onlywaving its tailMukuShrike, Male (モズ:雄) BEYOND TOFU (ビヨンドとうふ) 二日ほど前、ガンコちゃんと二人でおもしろい豆腐屋さんのYouTube動画を観ました。 群馬県前橋市に本社工場を置く...
おから菓子一つつまんで春近し(おからがしひとつつまんで はるちかし)I would snacka piece of okara sweets;spring draws nearMukuSpring draws near (春近し) Okara Day (おからの日) 「豆腐の日」というのがあるそうです。 何月何日か? すぐ分かりそうですね。 そうです、語呂合わせで10月2日です。 おからのことを調べていたら「おからの日」というのもあることを知りました。 4月8日です。 4月は卯月で...
冬薔薇の小径の奥へ内視鏡(ふゆばらのこみちのおくへ ないしきょう)More into the depthpushing through the winter roses;the endoscopic viewMuku豆腐屋にとぼる一灯寒夜明け(とうふやにとぼるいっとう かんよあけ)Only the lightsof a tofu shop is lit;a midwinter dawnMukuRose (ばら) - Attribution: FREEPIK Balsamic Vinegar (バルサミコ酢) この一年近く、ほぼ毎日大豆サラダを食べています。 糖尿病治療のた...
寒疾風白鳩は来るきつと来る(かんはやて しろはとはくるきっとくる)A midwinter gale;the white dove will come -without fail, it willMukuOlive Garden (オリーブ園) Gastric endoscopy (胃の内視鏡検査) 1月22日。 先月市民検診を受けたクリニックへ、予約していた胃の内視鏡検査を受けに。 消化器が専門の先生のクリニックで、胃の疾患の診察のほか、新型コロナのワクチン接種、市民検診に利用してきました。 胃...
蝋梅やふふめるものの色の濃し(ろうばいや ふふめるもののいろのこし)Wintersweet flowers;thicker is the color of budsthan of bloomedMukuYadoriki Wintersweet Garden (寄蝋梅園)蝋梅の匂へばゆるぶ寒さとも(ろうばいのにおえば ゆるむさむさとも)A scent of wintersweet;as if a sign that the cold beginsto loosen its gripMukuYadoriki Wintersweet Garden (寄蝋梅園)俳聖に蝋梅の句のなかりけり(はいせいに ...
Midwinter night (寒夜) / North wind (北風)
三歩四歩気の奪はるる寒夜かな(さんぽしほ きのうばわるるかんやかな)three steps or four;the air in my heart goes thinfor the midwinter nightMukuこの丘や北風おだやかに菜花咲く(このおかや きたおだやかになばなさく)Indeed a nice hill;rapeseed flowers are bloomingin the gentle north windMukuMount Fuji viewed from Azuyayama Hill (吾妻山からの富士山眺望)Seaview from Azuyayama Hill (吾妻山から小田原...
寒稽古眉秀でたる若人ら(かんげいこ まゆひいでたるわこうどら)Midwinter training;sharp eyeblows and clear-cut featuresof the young peopleMuku海中とは防大生らし寒稽古(かいちゅうとはぼうだいせいらし かんげいこ)Very students ofthe National Defence Academy;midwinter sea trainingMuku黒髪に波の飛沫や寒稽古(くろかみになみのしぶきや かんげいこ)Splashes of wavesmaking her black hair wet;midwinter tra...
雪しまく富士の山巓風自由(ゆきしまくふじのさんてん かぜじゆう)The snow is stormingon the top of Mount Fuji;a freedom of the windMuku Snowstorming summit of Mount Fuji (雪しまく)大枯野貨物列車といふ寡黙(おおかれの かもつれっしゃというかもく)A vast winter field;the silence of the one calledfreight trainMuku Winter field (枯野)勢ひや口開けて待つ寒鯉ら(いきおいや くちあけてまつかんごいら)W...
北国や七種の菜の出そろはぬ(きたぐにや ななくさのなのでそろわぬ)A Northern province;not the all seven herbs are readyfor serving yetMuku Shrike (冬の鵙)松過ぎの岩静けきに心ふと(まつすぎのいわしずけきに こころふと)After New Year's week;by the tranquility of a rockI was movedMuku鏡割り山妻すでに指に傷(かがみわり やまづますでにゆびにきず)Breaking of offerring ricecake;'twas too late - she a...
水掛菜ゴム長靴の身を屈め(みずかけな ごむながぐつのみをかがめ)Mizukakena greens;picking with rubber boots onand bening the waistMuku水掛菜畦に田ひばり遊ばせて(みずかけな あぜにたひばりあそびせて)Mizukakena greens;allowing winter pipets playingon the ridges of the fieldMukuTerraced rice fields in Gotemba City (棚田:御殿場市)§ Mizukakena greens and water pipet (水掛菜と田ひばり)§ ■ 水掛...
The year's first haiku gathering - 2 (初句会:2)
お隣の現役らしや寒の朝(おとなりのげんえきらしや かんのあさ)My neighbor seemsstill active in business;midwinter morningMuku初旅や電車止まりませぬやうに(はつたびや でんしゃとまりませぬように)The first travel of the year;I hope the train won't go suddenlyout of serviceMukuOdakyū Line Romancecar (小田急電鉄ロマンスカー)通勤時間帯。トレインマスターは男性で、車内販売もありませんでした。きれいな...
The year's first haiku gathering (初句会)
初句会ロマンスカーに乗つて行こ(はつくかい ろまんすかーにのってゆこ)The year's first haiku gathering;I'll join in by takingthe Romancecar trainMukuWintersweet (蝋梅)§ First haiku meeting of the year (初句会)§ 1月11日。 今日はこれから東京の初句会へ。 記事は簡単に。 去年は月例の吟行句会にほとんど参加出来ず、悔いの多い一年でした。 今年は体調管理に努め、月に一度は句会に出たいと思っていま...
Gods of Good Luck tour (福詣り) / Snow shoes (雪靴)
福詣り町に虎彦碑の三つ(ふくまいり まちにとらひこひのみっつ) Gods of Good Luck tour;in the city are three monumentscommemorating TorahikoMuku避難人雪靴を取りにも行けず(ひなんびと ゆきぐつをとりにもゆけず) Evaculated people;not possible even returning hometo take their snowbootsMuku野水仙青空市へ引き返す /むく(旧詠)§ Earthquake and Torahiko Terada (地震と寺田虎彦)§ 元日の天気は必ず晴れ...
この国の嶺々むらさきに寒の水(このくにのねねむらさきに かんのみず)The mountains are saidto look purple in this country;the water of midwinterMuku Tanzawa mountains (丹沢山塊)ひもろぎの磐に掬ふや寒の水(ひもろぎのいわにすくうや かんのみず)Scooping from the rockthe spirit of the God dwells;the water of midwinterMuku Spring water (名水)寒の水山の恵みの豊かなる(かんのみず やまのめぐみのゆ...
First shrine visit of the year - Continued - (初詣:続)
手水舎の列に並ぶも初詣(てみずやのれつにならぶも はつもうで)Waiting in the queuefor the holly fountain too is an event;New Year shrine visit Queue for the holly fountain (手水舎の列)手水舎はいつも辰年初詣(てみずやはいつもたつどし はつもうで)At the holly fountainthe dragon year lasts permanently;New Year shrine visit Flowered holly fountain (花手水)初詣いつの頃から花手水(はつもうで い...
老二人含む梅見つ初詣(おいふたり ふふむうめみつはつもうで)丘下れば帰りは上り初詣(おかくだればかえりはのぼり はつもうで) Red Japanese appricot flowers (紅梅)駅からはシャトルバスもや初詣(えきからはしゃとるばすもや はつもうで)First shrine visit shuttle bus (初詣シャトルバス)初詣身を低うしてバス降りる(はつもうで みをひくうしてばすおりる)New Year gateway to the Izumo Taisha Sagami Bunshi...
めでたさや長元坊も鷹のうち(めでたさや ちょうげんぼうもたかのうち)A day worth celebrating;the kestrel that I see is tooa family of the hawks Common kestrel (チョウゲンボウ)§ First shrine visit of the year (初詣)§ 天候が悪かったり他用があったりで初詣は今日4日に。 去年同様、秦野市内にある出雲大社相模分祠へ。 写真は、家から3㎞ほど離れた出雲大社へ歩いて向かう途中、思いがけず出会ったチョウゲ...
New year's third day (三日)
子ら来るを待ちそはそはの三日かな(こらくるをまち そわそわのみっかかな)Waiting for children to comeI have butterflies in my stomach;New Year's third day吾子ら着く前に討ちたし三日蠅(あこらつくまえにうちたし みっかはえ)Before our children arriveI wish I could swat the flies;New Year's third dayFood box and sake server for New Year (おせちとお屠蘇)§ Rustic bunting (頭高=カシラダカ)§ 正月は...
紅ほのと明けゆく富士の淑気かな(べにほのとあけゆく ふじのしゅくきかな)Taking on tints of redMount Fuji begins to dawn;cleanliness of New YearNews Year dawn of Mount Fuji (初富士:山中湖の仮寓より)§ Innocent air and gentle wind (気淑く風和ぎ)§ 「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」 (平仮名読み下し: しょしゅんのれいげつにして ききよくかぜやわらぎ う...
蝋梅に適ふ青空お元日(ろうばいにかなうあおぞら おがんじつ)The blue skyperfect for the wintersweet;New Year's DayWintersweet buds (莟の蝋梅)Earthquake and tsunami (地震と津波) 皆さま、明けましておめでとうございます。 この記事を書き始めた途端、北陸地方の地震と津浪の速報がありました。 手を止めてはTVのニュースを観るの繰り返しです。 災害の規模や被害の様子が分かりませんが、大変な出来事である...
折鶴二羽すこし不揃ひ去年今年(おりづるにわすこしふぞろい こぞことし)Two paper cranesa little uneven in shape;last year, this yearNew Year (新年) 明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 不器用な折鶴で恐縮です。 素面で折ったのですが。Nihon Blog-mura Ranking FC2 Blog Ranking...
向き変へてこんどは背中日向ぼこ(むきかえてこんどはせなか ひなたぼこ)Let's turn aroundand warm our backs next;basking in the sunKingfisher (カワセミ)Christmas gift (クリスマス・プレゼント) プレゼントについては、いろいろな格言があります。 二つほど紹介します。 一つは「本当に如才ない人とは小さなプレゼントを頻繁に贈る人だ」という意味の格言です。 誰が言った言葉だったか思い出せません。 しかし言...
社会鍋父のホルンと娘の太鼓(しゃかいなべ ちちのほるんとこのたいこ)The Christmas Kettle;the horn played by a father, andthe drum by his doughterChristmas Eve (聖夜) クリスマス・イヴですね。 下にリンクした動画はシカゴの街のクリスマスです。 救世軍(The Salvation Army)による慈善鍋(=社会鍋:Christmas Kettle)なども社会的に定着したクリスマスの景物です。 動画に出て来るミレニアムパークで、アイ...
無患子の御守を買ひ実を拾ひ(むくろじのおまもりをかい みをひろい)Lucky charm of a soapberry seed -I bought one and picked up more seedsfallen on the groundSoapberry seeds (ムクロジの実)Soapberry seeds (無患子の実) 句は月初めに詠んだバックログ。 無患子は秋の季語で、季節外れになってしまいましたがご容赦のほど。 無患子の実を厄除けや縁結び祈願の御守として授けている寺社がありますね。 そういう寺...
winter solstice porridge (冬至粥)
冬至粥長半纏の胸はだけ(とうじがゆ / ながばんてんのむねはだけ)Winter solstice porridge;kimono home coat untied andthe chest kept openWhite-eye (サンクチュアリのメジロたち)Gas Flares (油田の焔[ほむら]) - 4 - 年末にまつわる思い出の一つを、ストーリー仕立てでご紹介します。 今から30年余り前の1991年のことです。 クリスマスまでには完結するように、3~4回に分けて書きます。 今日は連載の第4...
Starry winter night (冬銀河) / Winter Pleiades (寒昴)
冬銀河肩寄せ合うて帰る人(ふゆぎんが / かたよせおうてかえるひと)Shoulder to shoulder -the two began to walk away home;starry winter night寒昴クルドに恋をせし彼女(かんすばる / くるどにこいをせしかのじょ)The winter Pleiades;certainly she is in lovewith a KurdishPleiades (プレアデス星団=すばる)Attribution: WikipediaGas Flares (油田の焔[ほむら]) - 3 - 年末にまつわる思い出の一つを、スト...
大見得の押絵羽子板市帰り(おおみえのおしえはごいた / いちがえり)A daunting pose I madeto buy an oshi-e hagoita from the fair;now wayback home* Oshi-e hagoita: Traditional Japanese battledore (hane-tsuki) racket with a picture of a Kabuki actor or other figure worked on the raised rags on one side. See Hagoita-Ichi Fair for more details.Daunting a pose (見得を切る)Attribution: Gas Flares (油田...
街師走ふらりと入る鳩居堂(まちしわす / ふらりとはいるきゅうきょどう)A street of December;casually and with no intentionI dropped by KyukyodoIlluminations (イルミネーション)Gas Flares (油田の焔[ほむら]) - 1 - 年末にまつわる思い出の一つを、ストーリー仕立てでご紹介します。 今から30年余り前の1991年のことです。 クリスマスまでには完結するように、3~4回に分けて書きます。 テヘランのK社ゲ...
葉付き柚子棘も厭はず伐り呉れし(はつきゆず / とげもいとわずきりくれし)Yuzu citrons with leaves;cropped for us not hesitating the thorns on the treeYuzu citrons (柚子)Winter solstice (冬至) 短日も極まって、22日は冬至ですね。 柚子を浮かべた冬至湯を楽しみにされている方も多いかと存じます。 私も毎年楽しみにしています。 今年は思いがけず葉付き柚子をいただいたので、それも楽しみに。 分けてくだ...
聖誕祭ユリウス暦の国のこと(せいたんさい / ゆりうすれきのくにのこと)Christmas nears;my mind can't leave the countriesthe Julian calendar is in use空焦がす油井や聖誕祭の夜も (旧詠)(そらこがすゆせいや / せいたんさいのよも)This night of Christmas;the sky scorches with endless flamesup from the oil wellsIlluminations (イルミネーション)Health checkup (健康診断) 明日19日は朝から定期健...
Near-last-day annual calendar (古暦)
通院の印くつきり古暦(つういんのしるしくっきり / ふるごよみ)Hospital visit days markedconspicuously in this year's calendar;its last day nearsIlluminations (イルミネーション)Calendar (暦) 居間の隅の私のパソコンデスク横には、壁に来年のカレンダーが掛かっています。 公益社団法人俳人協会が毎年作っている『俳句カレンダー』というもので、申し込めばどなたでも購入できるものです。 表紙(下の画像)に...
年忘れ妻への苞もクロークに(としわすれ / つまへのつともくろーくに)Year-end party;a souvenir for my wife tooin the cloakroom忘年茶にて許されよ断酒の身(ぼうねんちゃにてゆるされよ / だんしゅのみ)Please forgive mewith year-end tea; me no Bacchusnow and foreverYear-end party (年忘れ)Year-end party (忘年会) パンデミックが表面化していないとは言え、人が多く集まれば新型コロナウィルスにもインフル...
紅い葉を褥の落葉掃くなかれ(あかいはをしとねのおちば / はくなかれ)Fallen leaves, dreamingon the brilliantly red leaves;please don't sweep 'em away朴落葉ため息吐いて掃きゐたり(ほおおちば / ためいきついてはきいたり)Bigleaf magnolia trees;the sweeper clears their fallen leaveswith sighs as alwaysMukuAutumn leaves of
手袋の手編み紐付きミトン型(てぶくろの / てあみ ひもつき みとんがた)I remember those gloves -hand-knitted, strapped andalways mitten-shapedMukuIlluminations (イルミネーション)ふかふかの手袋が持つ通信簿 /井上康明 学校から帰った我が子。小学校低学年。女の子かな。お父さんが居た! 1秒でも早く見てもらいたくて、肩からランドセルを脱ぐのももどかしく、ミトンを嵌めたまま通信簿を取り出した…のだと思...
ふところ手ふらり中島誠之助* futokoro-de / furaki Nakajima SeinosukeiHands in the pocketsof kimono coat; and casually appeared -Seinosuke NakajimaMukuKuniteru Utagawa:
若やいで電飾を観に師走仲* wakayaide denshoku wo mini / shiwasu-nakaPretended to be young,the two of us enjoyed the lights fest;Mid-DecemberMukuLights fest (イルミネーション:山中湖花の都公園)§ Hometown hero to The World Hero (「おらほ」のヒーロー) § 3月に行わたワールド・バースボール・クラシックで日本代表チームを優勝に導いたことに始まり、メジャーリーグのシーズンにおいてはアメリカン・リーグの...
湯豆腐や背中の丸い漢たち* yudōfu ya / senaka no marui otoko-tachiTofu hotpots;the men of men, all seatedhunchbackedA winter light (冬灯) § Haiku is a spell (俳句は呪文) §湯豆腐やいのちのはてのうすあかり /久保田万太郎 この句に初めて接したのは万太郎の句碑が建つ鎌倉の瑞泉寺。碑の句は『いつぬれし松の根方ぞ春しぐれ』でしたが、その傍に説明札があって、鎌倉と縁の深かった万太郎のことが紹介されてい...
Sunny early-winter weather (小春)
油圧式薪割機とや音小春(yuatsu-shiki makiwari-ki to ya / oto koharu)A hydraulic firewood chopper,the machine so he said was quiet;a sunny early-winter day庵小春榾割る音の小半日(io koharu / hoda waru oto no ko-han'nichi)A sunny early-winter day;the noise of chopping woods from the cabinlasted about half a day § Firewood (榾) § 柳田國男の『火の昔』のように、言葉が成立した背景を民俗学的に考察...
極月の真澄の空を志し(gokugetu no masumi no sora wo / kokorozashi)Perfectly clear is the skyof the last month of the year;the heart I want to live in § A change of pace (気分転換) § 無造作に何でも詰め込んでいる物置。 私のブログのことです。 本来は俳句専用の物置小屋でしたが、すっかり雑然としてしまいました。 余りの乱雑ぶりに、皆様には時に困惑したり呆れたりしておられるのではないかと杞憂していま...
Christmas wreath (クリスマス・リース) - attribution: pixabay.comドアにリース待降節のその人の(doa ni rīsu / kōtansetu no sono hito no)A wreath on the doorthat I was about to knock;a day in Advent待降節飾り戸棚の絵蝋燭(taikōsetu / kazari-todana no e-rōsoku)A day in Advent;on the display cabinet were candleswith birds and flowers待降節花札柄の絵蝋燭(taikōsetu / hanafuda-gara no e-rōsoku)A day in...
Cyclamen (シクラメン)ドアチャイム赤いリボンの室の花(doa chaimu / akai ribon no muro no hana)The doorbell rings;a pot of hothouse flowers, tied aroundwith a red ribbon§Door chime and hothouse flower (ドアチャイムと室の花) ドアチャイムの標準的な英語はdoorbellかと思います。 本来、bellは鐘のことですから、doorbellは、来訪者が玄関でチリンチリンと鐘を鳴らしていた時代の名残でしょう。 現代のドアチ...
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妻のまた鳥を見にゆく夕永し(つまのまたとりをみにゆく ゆうながし)夕永し露台に朝と同じ鳥(ゆうながし ろだいにあさとおなじとり)Muku落葉松林 (Larch forest) April 10, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月10日(水) 昨日とは打って変わって快晴の朝。冬晴のように澄んだ空。雲一つない富士山。明け方の最低気温は-1℃。 朝食後、仮寓の南側の林道や樹林を昼まで散策。南側とは湖側とは反対の富士山側で、全体...
春嵐妻鳥たちを案じをり(はるあらし つまとりたちをあんじおり)歯は敏感山居に春の嵐来て(ははびんかん さんきょにはるのあらしきて)Muku春嵐 (Spring storm) April 9, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月9日(火) 春嵐の夜明け。昨夜は激しい雨に加えて玄関戸がバタつくほどの風。嵐になる前に秦野から移動して良かった。降雨量は山梨県内で山中湖村がもっとも多く138mmだったとか。 雨が止んだ昼から富士吉田の家...
通ひ道右も左も笑ふ山(かよいみち みぎもひだりもわらうやま)山桜山頂までのつづら折れ(やまざくら さんちょうまでのつづらおれ)瀝青花峠越ゆれば湖の村(あぶらちゃん とうげこゆればうみのむら)富士濡れてばつこやなぎの芽吹きをり(ふじぬれて ばっこやなぎのめぶきおり)Mukuはだの桜みち (Hadano Cherry Road) April 8, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月8日(月) 歯科治療を受けてから昼前に出発して山中湖...
やまぶき黄夜行寝台車の夜明け(やまぶきき やこうしんだいしゃのよあけ)山吹や千鳥ヶ淵に一叢の(やまぶきや ちどりがふちにひとむらの)Mukuヤマブキ (Japanese kerria) March 31, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹山吹(やまぶき):春子季語:面影草(おもかげぐさ)、かがみ草、八重山吹、濃山吹(こやまぶき)、白山吹、葉山吹、山吹の花、山吹咲く、野山吹。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『新...
谷渡りうぐひす坂は男坂(たにわたり うぐいすざかはおとこざか)Muku五分咲きのソメイヨシノ (Cherry blossoms) April 4, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹谷渡り:春主季語:鶯(うぐいす)、他の子季語:黄鳥(うぐいす、きちょう)、匂鳥(においどり)、春告鳥(はるつげどり)、藪鶯(やぶうぐいす)、飼鶯(かいうぐいす)、初音(はつね)、鶯の谷渡り、鶯鳴く。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『...
連翹黄庭広ければ刈り込まず(れんぎょうき にわひろければかりこまず)連翹も小米やなぎも枝垂れをり(しだれをり こごめやなぎもれんぎょうも)濃き色の壺に連翹さりげなく(こきいろのつぼにれんぎょう さりげなく)Mukuレンギョウ (Forsythis) April 1, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)連翹(れんぎょう):春 (子季語:いたちぐさ、いたちはぜ、連翹黄に、連翹の花、連翹咲く、連翹の黄)≪角川書店版『合...
青年の颯とひと言山桜(せいねんのさっとひとこと やまざくら)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)山桜(やまざくら):春 🔹「関東より西部の山地に自生し、また広く植えられている。赤みを帯びた葉と同時に白い花をつけるのが特徴。古来詩歌に詠まれてきた桜はこの花が多い。古くから桜名所として知られる奈良県吉野山の桜は現在でも山桜が多い。❖厳密には桜の一品種であるが、山...
山霞たまゆら惜しむ旅の窓(やまがすみ たまゆらおしむたびのまど)Muku春林 (Spring forest) 今日の季語 (Season Word of the Day)山霞(やまがすみ): ≪典拠:角川書店版『新版季寄せ』≫🔹同じ角川書店版『合本俳句歳時記』には収載されていませんが、『新版季寄せ』には主季語「霞」の子季語の一つとして収載されています。因みに「霞」の子季語を以下にご紹介します。🔹霞の子季語: 霞む、薄霞(うすがすみ)、遠霞(と...
人士らの童心春の写真展(じんしらのどうしん はるのしゃしんてん)Mukuサクラ (Cherry blossoms) 閑雲記 (Diary)🔹写真展: 風邪気味の先日行けなかった友人の写真展を観に。秦野市をはじめ、神奈川県西部にお住いの写真愛好家たちの展示会。驚いたのは私が昨秋撮った夜明の写真と全く同じ構図の作品があったこと。あの時、撮影ポイントに行くと先客が一人いました。多分その方の作品だろうと思いました。今日は会場にいらっ...
運命のたとへば桜隠しかな(うんめいの たとえばさくらかくしかな)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 若木で小ぶりの花。マメザクラの種類かも。 今日の季語 (Season Word of the Day)桜隠し(さくらかくし):春 (主季語:春の雪、子季語・類従季語:春雪[しゅんせつ]、淡雪[あわゆき]、沫雪[あわゆき]、牡丹雪[ぼたんゆき]≪角川書店版『合本俳句歳時記』≫🔹桜が咲く時期に降る雪。≪角川書店版『合本俳句歳...
父の忌の桜の遅れゐる今年(ちちのきの さくらのおくれいることし)父の倍生きてまだ見る桜かな(ちちのばいいきてまだみる さくらかな)父の忌を花酔ひ人に紛れけり(ちちのきを はなよいびとにまぎれけり)花の雲スカイツリーの聳ゆる世(はなのくも スカイツリーのそびゆるよ)Muku花にメジロ (Wjote-eye and cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)桜(さくら):春🔹子季語:桜花[さくらばな、おうか...
山慈姑の土匂ふ芽を蹲踞して(さんじこのつちにおうめを そんきょして)雨止みて春林に人甘菜咲く(あめやみてしゅんりんにひと あまなさく)>MukuAmana edulis (サンジコ[=アマナ]の花) 山慈姑[甘菜] (Amana edulis)山慈姑(さんじこ、やまくわい)は別名を甘菜(あまな)、麦慈姑(むぎぐわい)と呼ばれる山野草です。四日ほど前に、野鳥を観察していた林で、なかば枯葉に埋もれるようにして顔を出していた高さ3cmほど...
春の風邪歯科の予約を取り消しぬ(はるのかぜ しかのよやくをとりけしぬ)春の風邪手帳に友と会ふ予定(はるのかぜ てちょうにともとあうよてい)挿花の色うらめしき春の風邪(さしばなのいろうらめしき はるのかぜ)MukuHana peach - Prunus persica (ハナモモ) Season Word of the Day (今日の季語)春の風邪(はるのかぜ):春【生活(情緒)】 (子季語:春風邪、春風邪引く)(参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同...
春の雨うぐひすかぐら紅淡き(なきにけり せどのうぐいすかぐらばな)春の雨鶯神楽鳴きにけり(はるのあめ うぐいすかずらなきにけり)MukuUguisu-kagura - Lonicera_gracilipes (ウグイスカグラの花) Season Word of the Day (季語になって欲しい花)鶯神楽(うぐいすかぐら)の花:早春~仲春 (歳時記未収載) 境木となりゐて鶯神楽咲く /森田公司 上掲の句のように「鶯神楽咲く」、「鶯神楽(の花)」を季語...
小鮒釣り土筆も摘んで帰りし日(こぶなつり つくしもつんでかえりしひ)土筆摘ゆかしき笑みの老二人(つくしつみ ゆかしきえみのおいふたり)晒し竹らしき白さの土筆篭(さらしだけらしきしろさの つくしかご)MukuHorsetail - Equisetum arvense (ツクシ) Season Word of the Day (今日の季語)土筆(つくし):仲春 子季語:つくつくし、つくしんぼ、筆の花、土筆野、土筆摘む、土筆和え、土筆飯、土筆籠、土筆群、土筆生...
我が日々の五玉そろばん花木五倍子(わがひびのごだまそろばん はなきぶし)MukuStachyurus praecox flowers (キブシの花) Season Word of the Day (今日の季語)木五倍子(きぶし)の花:春 子季語:花木五倍子 「キブシ(木倍子・木五倍子)、学名: Stachyurus praecox または Stachyurus praecox f. rotundifolius)はキブシ科キブシ属に属する落葉低木。キフジ、コメブシの別名がある。和名は果実をヌルデの虫えい(虫こ...
竜天に登りしあとの土竜塚(りゅうてんにのぼりしあとの もぐらづか)MukuSpringtime of Tanzawa Mountains (春めく丹沢山地) Season Word of the Day (今日の季語)竜天に登る:春(春分) 想像上の動物である竜が季語になったのは、「竜は春分にして天に登り、秋分にして淵に沈む」という古代中国の伝説に因みます。明治時代の俳人たちが面白がって「竜天に登る」(春)、「竜淵に沈む」(秋)の句を作るようになり、その後...
山茱萸に紛ひし油瀝青の花(さんしゅゆにまがいし あぶらちゃんのはな)油瀝青か檀香梅か山茱萸か(あぶらちゃんかだんこうばいか さんしゅゆか)油瀝青山にふたたび春の雪(あぶらちゃん やまにふたたびはるのゆき)MukuCornelian-cherry flowers - Cornus officinalis(サンシュユの花) Season Word of the Day (今日の季語) 山茱萸は「山茱萸の花」として春の季語(参照:合本俳句歳時記:角川書店編)ですが、油瀝青、...
春雪の解けたる今朝の群花鶏(しゅんせつのとけたるけさの むれあとり)演習の砲音しきり春愁(えんしゅうのほうおんしきり はるうれい)倒木も爆裂の木も春寒し(とうぼくもばくれつのきも はるさむし)目交ひの富士と語りつ斑雪道(まなかいのふじとかたりつ はだれみち)林間に青空春の昼の月(りんかんにあおぞらはるのひるのつき)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (20...
まなうらに旅立ちの日の山辛夷(まなうらに たびだちのひのやまこぶし)Muku花こぶし耳奥に母住み給ひ(はなこぶし みみおくにははすみたまひ)Mukuどの坂を越えて行かうか山辛夷(どのさかをこえてゆこうか やまこぶし)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (2024年3月17日)Magnolia kobus and bulbul (コブシの花を啄むヒヨドリ)Magnolia kobus (コブシ) Stand with...
妻のまた鳥を見にゆく夕永し(つまのまたとりをみにゆく ゆうながし)夕永し露台に朝と同じ鳥(ゆうながし ろだいにあさとおなじとり)Muku落葉松林 (Larch forest) April 10, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月10日(水) 昨日とは打って変わって快晴の朝。冬晴のように澄んだ空。雲一つない富士山。明け方の最低気温は-1℃。 朝食後、仮寓の南側の林道や樹林を昼まで散策。南側とは湖側とは反対の富士山側で、全体...
春嵐妻鳥たちを案じをり(はるあらし つまとりたちをあんじおり)歯は敏感山居に春の嵐来て(ははびんかん さんきょにはるのあらしきて)Muku春嵐 (Spring storm) April 9, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月9日(火) 春嵐の夜明け。昨夜は激しい雨に加えて玄関戸がバタつくほどの風。嵐になる前に秦野から移動して良かった。降雨量は山梨県内で山中湖村がもっとも多く138mmだったとか。 雨が止んだ昼から富士吉田の家...
通ひ道右も左も笑ふ山(かよいみち みぎもひだりもわらうやま)山桜山頂までのつづら折れ(やまざくら さんちょうまでのつづらおれ)瀝青花峠越ゆれば湖の村(あぶらちゃん とうげこゆればうみのむら)富士濡れてばつこやなぎの芽吹きをり(ふじぬれて ばっこやなぎのめぶきおり)Mukuはだの桜みち (Hadano Cherry Road) April 8, 2024 閑雲記(Diary)🔹2024年4月8日(月) 歯科治療を受けてから昼前に出発して山中湖...
やまぶき黄夜行寝台車の夜明け(やまぶきき やこうしんだいしゃのよあけ)山吹や千鳥ヶ淵に一叢の(やまぶきや ちどりがふちにひとむらの)Mukuヤマブキ (Japanese kerria) March 31, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹山吹(やまぶき):春子季語:面影草(おもかげぐさ)、かがみ草、八重山吹、濃山吹(こやまぶき)、白山吹、葉山吹、山吹の花、山吹咲く、野山吹。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『新...
谷渡りうぐひす坂は男坂(たにわたり うぐいすざかはおとこざか)Muku五分咲きのソメイヨシノ (Cherry blossoms) April 4, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)🔹谷渡り:春主季語:鶯(うぐいす)、他の子季語:黄鳥(うぐいす、きちょう)、匂鳥(においどり)、春告鳥(はるつげどり)、藪鶯(やぶうぐいす)、飼鶯(かいうぐいす)、初音(はつね)、鶯の谷渡り、鶯鳴く。≪参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同『...
連翹黄庭広ければ刈り込まず(れんぎょうき にわひろければかりこまず)連翹も小米やなぎも枝垂れをり(しだれをり こごめやなぎもれんぎょうも)濃き色の壺に連翹さりげなく(こきいろのつぼにれんぎょう さりげなく)Mukuレンギョウ (Forsythis) April 1, 2024 今日の季語 (Season Word of the Day)連翹(れんぎょう):春 (子季語:いたちぐさ、いたちはぜ、連翹黄に、連翹の花、連翹咲く、連翹の黄)≪角川書店版『合...
青年の颯とひと言山桜(せいねんのさっとひとこと やまざくら)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)山桜(やまざくら):春 🔹「関東より西部の山地に自生し、また広く植えられている。赤みを帯びた葉と同時に白い花をつけるのが特徴。古来詩歌に詠まれてきた桜はこの花が多い。古くから桜名所として知られる奈良県吉野山の桜は現在でも山桜が多い。❖厳密には桜の一品種であるが、山...
山霞たまゆら惜しむ旅の窓(やまがすみ たまゆらおしむたびのまど)Muku春林 (Spring forest) 今日の季語 (Season Word of the Day)山霞(やまがすみ): ≪典拠:角川書店版『新版季寄せ』≫🔹同じ角川書店版『合本俳句歳時記』には収載されていませんが、『新版季寄せ』には主季語「霞」の子季語の一つとして収載されています。因みに「霞」の子季語を以下にご紹介します。🔹霞の子季語: 霞む、薄霞(うすがすみ)、遠霞(と...
人士らの童心春の写真展(じんしらのどうしん はるのしゃしんてん)Mukuサクラ (Cherry blossoms) 閑雲記 (Diary)🔹写真展: 風邪気味の先日行けなかった友人の写真展を観に。秦野市をはじめ、神奈川県西部にお住いの写真愛好家たちの展示会。驚いたのは私が昨秋撮った夜明の写真と全く同じ構図の作品があったこと。あの時、撮影ポイントに行くと先客が一人いました。多分その方の作品だろうと思いました。今日は会場にいらっ...
運命のたとへば桜隠しかな(うんめいの たとえばさくらかくしかな)Mukuヤマザクラ (Wild cherry blossoms) 若木で小ぶりの花。マメザクラの種類かも。 今日の季語 (Season Word of the Day)桜隠し(さくらかくし):春 (主季語:春の雪、子季語・類従季語:春雪[しゅんせつ]、淡雪[あわゆき]、沫雪[あわゆき]、牡丹雪[ぼたんゆき]≪角川書店版『合本俳句歳時記』≫🔹桜が咲く時期に降る雪。≪角川書店版『合本俳句歳...
父の忌の桜の遅れゐる今年(ちちのきの さくらのおくれいることし)父の倍生きてまだ見る桜かな(ちちのばいいきてまだみる さくらかな)父の忌を花酔ひ人に紛れけり(ちちのきを はなよいびとにまぎれけり)花の雲スカイツリーの聳ゆる世(はなのくも スカイツリーのそびゆるよ)Muku花にメジロ (Wjote-eye and cherry blossoms) 今日の季語 (Season Word of the Day)桜(さくら):春🔹子季語:桜花[さくらばな、おうか...
山慈姑の土匂ふ芽を蹲踞して(さんじこのつちにおうめを そんきょして)雨止みて春林に人甘菜咲く(あめやみてしゅんりんにひと あまなさく)>MukuAmana edulis (サンジコ[=アマナ]の花) 山慈姑[甘菜] (Amana edulis)山慈姑(さんじこ、やまくわい)は別名を甘菜(あまな)、麦慈姑(むぎぐわい)と呼ばれる山野草です。四日ほど前に、野鳥を観察していた林で、なかば枯葉に埋もれるようにして顔を出していた高さ3cmほど...
春の風邪歯科の予約を取り消しぬ(はるのかぜ しかのよやくをとりけしぬ)春の風邪手帳に友と会ふ予定(はるのかぜ てちょうにともとあうよてい)挿花の色うらめしき春の風邪(さしばなのいろうらめしき はるのかぜ)MukuHana peach - Prunus persica (ハナモモ) Season Word of the Day (今日の季語)春の風邪(はるのかぜ):春【生活(情緒)】 (子季語:春風邪、春風邪引く)(参照:角川書店版『合本俳句歳時記』、同...
春の雨うぐひすかぐら紅淡き(なきにけり せどのうぐいすかぐらばな)春の雨鶯神楽鳴きにけり(はるのあめ うぐいすかずらなきにけり)MukuUguisu-kagura - Lonicera_gracilipes (ウグイスカグラの花) Season Word of the Day (季語になって欲しい花)鶯神楽(うぐいすかぐら)の花:早春~仲春 (歳時記未収載) 境木となりゐて鶯神楽咲く /森田公司 上掲の句のように「鶯神楽咲く」、「鶯神楽(の花)」を季語...
小鮒釣り土筆も摘んで帰りし日(こぶなつり つくしもつんでかえりしひ)土筆摘ゆかしき笑みの老二人(つくしつみ ゆかしきえみのおいふたり)晒し竹らしき白さの土筆篭(さらしだけらしきしろさの つくしかご)MukuHorsetail - Equisetum arvense (ツクシ) Season Word of the Day (今日の季語)土筆(つくし):仲春 子季語:つくつくし、つくしんぼ、筆の花、土筆野、土筆摘む、土筆和え、土筆飯、土筆籠、土筆群、土筆生...
我が日々の五玉そろばん花木五倍子(わがひびのごだまそろばん はなきぶし)MukuStachyurus praecox flowers (キブシの花) Season Word of the Day (今日の季語)木五倍子(きぶし)の花:春 子季語:花木五倍子 「キブシ(木倍子・木五倍子)、学名: Stachyurus praecox または Stachyurus praecox f. rotundifolius)はキブシ科キブシ属に属する落葉低木。キフジ、コメブシの別名がある。和名は果実をヌルデの虫えい(虫こ...
竜天に登りしあとの土竜塚(りゅうてんにのぼりしあとの もぐらづか)MukuSpringtime of Tanzawa Mountains (春めく丹沢山地) Season Word of the Day (今日の季語)竜天に登る:春(春分) 想像上の動物である竜が季語になったのは、「竜は春分にして天に登り、秋分にして淵に沈む」という古代中国の伝説に因みます。明治時代の俳人たちが面白がって「竜天に登る」(春)、「竜淵に沈む」(秋)の句を作るようになり、その後...
山茱萸に紛ひし油瀝青の花(さんしゅゆにまがいし あぶらちゃんのはな)油瀝青か檀香梅か山茱萸か(あぶらちゃんかだんこうばいか さんしゅゆか)油瀝青山にふたたび春の雪(あぶらちゃん やまにふたたびはるのゆき)MukuCornelian-cherry flowers - Cornus officinalis(サンシュユの花) Season Word of the Day (今日の季語) 山茱萸は「山茱萸の花」として春の季語(参照:合本俳句歳時記:角川書店編)ですが、油瀝青、...
春雪の解けたる今朝の群花鶏(しゅんせつのとけたるけさの むれあとり)演習の砲音しきり春愁(えんしゅうのほうおんしきり はるうれい)倒木も爆裂の木も春寒し(とうぼくもばくれつのきも はるさむし)目交ひの富士と語りつ斑雪道(まなかいのふじとかたりつ はだれみち)林間に青空春の昼の月(りんかんにあおぞらはるのひるのつき)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (20...
まなうらに旅立ちの日の山辛夷(まなうらに たびだちのひのやまこぶし)Muku花こぶし耳奥に母住み給ひ(はなこぶし みみおくにははすみたまひ)Mukuどの坂を越えて行かうか山辛夷(どのさかをこえてゆこうか やまこぶし)MukuMagnolia kobus (コブシ) Field Note (野鳥観察ノート)フィールドノート (2024年3月17日)Magnolia kobus and bulbul (コブシの花を啄むヒヨドリ)Magnolia kobus (コブシ) Stand with...