昨日の続きです。記憶したものをどうやって定着させるか。。。それに関係するのが、昨日の記事の最初に書いたリップル波だそうです。これは睡眠中に出る脳波で、寝ている間に記憶を反芻し、不要な情報を削除して必要な情報を定着させるのだとか。だから、睡眠が大事なのです。このブログでもよく書いていますが、成績のいい子は、夜更けまで勉強をしたりしていません。10時とかに寝てしまう子がほとんどです。こう言ってはなんです...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
昨日の続きです。記憶したものをどうやって定着させるか。。。それに関係するのが、昨日の記事の最初に書いたリップル波だそうです。これは睡眠中に出る脳波で、寝ている間に記憶を反芻し、不要な情報を削除して必要な情報を定着させるのだとか。だから、睡眠が大事なのです。このブログでもよく書いていますが、成績のいい子は、夜更けまで勉強をしたりしていません。10時とかに寝てしまう子がほとんどです。こう言ってはなんです...
先日、教材会社さんの展示会のイベントで、池谷裕二さんのセミナーがありました。とても興味深くオンラインで拝見したのですが、共感することや、納得することがたくさんありました。掻い摘んで、備忘録を兼ねていくつかご紹介したいと思います。記憶を司るのは、脳の中の海馬という部分だということは皆さんよくご存知のことだと思いますが、そこから出されるシータ波とリップル波についての話がありました。興味を持って探索して...
◯ 成長にあわせて中学受験で一番難しいのは、当たり前ですが、受験生の年齢が若いということです。つまりまだ小学生なので、考えることや覚えることの能力がまだ成熟していないということがあります。また、精神的にも幼いので、甘える気持ちが強かったり目的意識が持てなかったりします。中3にもなれば、しっかりしてきますし頭の回転も大人並みになっています。将来の希望も具体的になってきます。ですが、小学6年生は、ようや...
◯ 難易度についてネットで検索すると、偏差値60くらいとか、小学校での定期テストの得点が90%以上などと書いていますね。たしかにそんな感じかな〜と思いますが、かなり漠然とした数字ですよね。小学生の多くが参加する模擬試験があれば、正確な偏差値が出るのでしょうが、そういうものはないので、この数字は教えている側のカンというか感覚的な数字だと思います。実際には、よく勉強しているような生徒でも不合格になったり、...
◯ 何を勉強すればいいの?城ノ内の受験の場合、各教科の基本知識の習得以外には、読解力・記述対策・作文対策だけはしておいたほうがいいと思います。これは読むことと書くことの力をアップしよう!ということですが、これが一番難しいですよね。普通に問題集をやっているだけではなかなか能力が上がりません。親が指導するにも、何からやればいいのか、何が効果的なのかがわかりにくいと思います。実はその方法は説明が難しいの...
◯ いつから始める?受験を意識し始めたら、受験対策の勉強をいつから始めるかというのは気になるところでしょう。特に、生徒本人よりも先に、親が受験を希望している場合はなおさらです。都会では小学校に入ったら、即有名塾に入る!なんていう記事も見かけますが、徳島は全く状況が違いますので、そこまですることはないでしょう。普通は3年生か4年生ぐらいまでは学校と親の指導でいい気がします。後述しますが、子どもの成長が...
今年の受験で、私が担当させていただいている生徒さんが、無事に合格を掴み取りました!数年にわたり、私達はもちろん、本人もご両親も頑張ったうえでの合格ですから、喜びもひとしおです。そこで、この記憶がホットなうちに、城ノ内中等教育学校の受験について、色々と思いつくことをまとめておきます。◯ 志望動機城ノ内の受験では面接もあります。普通は想定問答集的なものを作って対応しますが、そういう建前的なことではなく...
個別指導塾と集合授業塾では、授業準備の仕方も大きく違います。教える側の話です。集合授業塾の場合は、授業をする単元の板書も考えますし、だいたい何分で解説して、何分で演習問題、何分で答え合わせ、何時頃に小テスト、みたいな感じで、分刻みで計画を立てます。そして、演習が早く終わった子用のプリントも用意したり、小テストが不合格な場合の再テストも準備したり、なかなか細かな計画を立ててから授業に行きます。もちろ...
大手の個別指導塾に勤めていたころのことです。個別指導というのは、生徒のペースに合わせて学習が進んでいくので、一見、とても理解が進んで良いように見えます。しかし、その反面、9割以上の確率で、進度が遅れるのです。理解できるように、丁寧に丁寧に、一緒に解いていくと、当然の結果です。ある日、「先生の生徒は、なんでそんなに進度が速いんですか?」と、他の先生から質問を受けたことがあります。もちろん、授業で扱わなけ...
親が本を読む姿を見せると、子供も本を読む子になるとかいう話を聞いたことがある人は多いと思いますが、親の習慣は子供に少なからず影響を与えていると思います。最近、どんどん低年齢化しているスポーツの世界を見ても、やはり、親も同じスポーツをしている子が多いですよね。遺伝子の問題と環境の問題と両方が作用してのことだと思いますが、日常のちょっとしたことでも、やはりそういうことはよくあるものです。例えば、サラリ...
本当によく耳にする言葉です。「やる気が起きん。。。」前々からこのブログでは書いていることですが、やる気なんて関係ないです。やる気なんか起きなくても、やることはやる!やる気が起きないと出来ないなんて、なんと贅沢な!図々しい!甘ったれるなー!と、時々スパルタ先生になりますが、人生、やる気は起きないけどやらなくてはいけないこと、すごく多くないですか?いちいちやる気が起きないから・・・なんて言っていたら、...
いわゆる中位層の子に多いのですが、学校のノートはきちんと書いているのに、イマイチ成績がパッとしないタイプ。ノートをみると、ものすごくきちんと板書できてるんです。色分けなんかもして、けっこう綺麗に書いてある。パッと見、トップ層の子より綺麗かも。。。しかし、理解はできていない。。。黒板を写すことが目的になっていませんか?授業中の板書は、書いてあることを写すことが目的ではありません。まずは、理解すること...
実は昨年、父が亡くなったので、人生初の相続なるものが降り掛かってきました。大した資産はない家なので、なんということはないだろうと思っていましたが、それでも、両親が住んでいた小さな家と土地、私が隅っこを工房に使わせてもらっている山などがあるので、一通りの手続きは必要です。その一連の手続きをしている中で、子どもたちの勉強と同じだなと思って、なんとなくおかしくなる部分があったので、今日は、そのお話をして...
見たことがない問題をみると、「習ってない!」という子は本当に多い。例えば、こんな感じ。。。速さの勉強をしていて、時速、分速、秒速というのは、何を表わすのかということを勉強しました。問題も解いてみました。大丈夫です。できています。その前の時間に、分数の掛け算や割り算の勉強は終わっています。さっそく、分速50mを秒速に直さないと解けない問題を、解かせてみました。案の定、言いましたよ。「これ、習ってないよ...
学区内で市内普通科ギリギリラインの子の共通点は、勉強の仕方が雑だということです。当人は、いたって真面目にやっているつもりなのはわかっています。でも、雑なんです。例えば、新年度が始まったころって、たいてい数学は、どの学年も計算系のことをやります。だから、特別に難しいことは何もない。ところが、宿題の丸付けをしてみると、ピンの数があまりに多い。あれ?計算の仕方、わかってないのかなぁ?なんて思って、書いて...
ここ10年くらい流行している言葉に、「無理」があります。「そんなの無茶苦茶だよ」と言いたくなるような、過剰な要求に対して、(そんなできそうもない要求をされても、到底できるとは思えません。できる人もいるかもしれませんが、私の能力では全く及びません。いや、誰でもそんなのできなくて当然でしょ。)と感じて、そもそも要求に「理(ことわり・正当な理由)」が「無い」ことを批判し、そんなことを人に望むほうが悪いとい...
学校の授業だけでは学力向上は見込めない、というのは相当昔からかもしれませんが、最近富みにその傾向が増しているのではないか、というお話を前回しました。そんなほったらかしが堂々とまかり通る状況ですが、そこでいちばん割を食うのは、どういう生徒でしょうか。例えば各学校で上位数人〜10人位のトップレベルの生徒は、一人で勉強できますし、塾や参考書など、わからないときの解決方法も自己流であっても一応知っています。...
前回、学ぶ内容が増え続けているせいか(他の要因もあるかと思いますが)、学習能力の二極化が始まっているのではないか?というお話をしました。学校が教える能力には限界があります。中には二学期制にしてテストや式の回数を減らしたり、夏休みを減らしたり、七時間目まで授業をしたりしているところもあります。しかし、学校の先生は、それ以外の仕事があまりにも増えてしまった。不登校、モンスターペアレント、いじめ問題と、...
英語が特に危険という話をしましたが、英語以外でも学習内容が少しずつ増えてきています。理科は、科学の進展につれて分かったことが増えて、必要な知識も増えてきました。その上環境に関することも取り入れるので、学ぶことは増え続けていると感じます。社会科も同様で、環境に関連する知識や人権に関する内容が増えました。また当然のことながら、歴史では現代の部分が増え続けます。国語と数学はそれほど増えているものはないで...
はじめに。このブログは、長尾先生と私が交代で執筆していますが、別々に書いているので、今回偶然に内容がかぶりまくるwwということになってしまいました。めったにないことなのですが、同じようなことを二人共が考えているという証拠にもなるのかなと、あえていいように解釈して、元の原稿そのままに掲載させていただきますwご了承ください。。。以下本文この時期になると、小学6年生は中学校に進学を控えて期待も膨らんでいるの...
昨日の続きのようですが、小学生の英語問題w小学校の英語が教科化されて、中学生の英語が撃沈してるという話は色々なところで耳にしますが、文科省の方針に文句を言ってみたところで、私にはどうすることもできないので、それに潰されないような策を講じるしかないと思っています。では、中学受験も終わったこの時期、中学の授業が本格化するまでの3ヶ月間にやっておきたいことは、何でしょう?とにかく、小学校の英語の教科書に...
英会話を習っている小学生は、とても多いと思います。幼稚園からやってますという子も、けっこういますよね。そういう子が、中学校になると、さぞや英語の成績はよいだろう。。。と思われていますが、実は、そうではないことの方が多いんですね。私がこれまでに担当した生徒にも、英会話スクールに通っている子はけっこういました。そういう子が、中学校の英語を苦手になるパターンはこうです。中学になって、忙しいし、とりあえず...
今日は、英語についてです。英語の場合は、昨日、お話した数学とは、全く違います。中3で新しく習う文法事項は意外と少ないんです。大きな単元でいえば、現在完了(Sunshineを使ってる学校は中2で習います)と分詞、関係代名詞、仮定法ぐらいです。もちろん、教科書で出てくる新出単語や連語は、きちんと覚えていかないといけませんが、大きな文法事項はたったの3~4つ。ですから、復習にたくさんの時間を割くことができます。英語が...
中学の数学、特に代数分野は学年を追うごとに順に難しくなっていきます。1年で習う方程式が、2年では連立方程式になり、1年で習う比例が、2年では一次関数になります。ですから、1年生のことが十分でない場合、2年生がとても大変になります。しかし、逆に考えると、1年生で取りこぼした分を、2年生で補いながら進んでいけるということでもあります。かなり頑張らないといけませんが、ある意味、取り組み易いと言えるでしょう。です...
「やればできる子なんです!」と、自分の子どもを擁護するお母さんは、たくさんいます。学校の先生方も知ってますよー、やってもできない子ではないってことは!www意地悪なようですが、やればできるけれど、やらないから問題なんですよね。「やればできるんだから、やりなさい!」と子供に言うお母さんも、たくさんいます。そんなことは、子供だって知ってます。自分が、やればできるかどうかくらい。。。でも、やらないからで...
昨日の続きです。「なんでかしらんけど、こうなっとる」みたいにテキトーに式を作ってしまう子達が、小学校で何をやり始めてしまっているのか。早い子は、小2の掛け算でやり始めているようです。とりあえず、九九は覚えさせられるので、使えますが、掛け算の意味はわかっていないのです。だから、3が8個あると全部でいくつになるかを考えるときに、3+3+3+3+3+3+3+3を一生懸命計算します。3が8個だから3×8とは思いつかない...
「なんでかしらんけど、できたw」とかいうことが、世の中に増えすぎたのかなぁ?なんて思うことがあります。近年、その仕組みはわかっていないのに、テキトーに解答欄を埋めていく子が急増している気がします。テキトーに思いついた言葉を書くとか、テキトーに式を立ててみるとか。。。それ、気持ち悪くないですか?って思うのですが、どうやらそうではないらしい。。。例えば、「8センチの辺AB上を点PがAから毎秒2センチで進む」...
数学の文章題が苦手という子は、とても多いと思います。数学ではなくて、算数の時点で、もう既に苦手な子も多いですね。なぜ、文章題が苦手なのか。。。文章が読めないからです。(当たり前!)でも、苦手という子に限って、線引かないし、表書かないし、絵も書かない。。。問題はそこです。文字を眺めていても、整理できないでしょうに。。。まずは、整理しましょう。文章に何を書いてるのか。食塩水や割合の問題なら、図や表を書き...
私は、「わかりません」って白紙で、説明なしで出してこられることが一番嫌いです。「どうしたらいいですか?」って聞かれるのも嫌い。なぜなら、自分では何も考えていないときにしか、そういう言葉は出てこないものだから。「どうしたらいいですか?」なんて言われると、「どうしたいん?」って質問返しです。「わかりません」なんて言われると、「何やったん?」って、これまた質問返し。一緒に勉強していくうちに、だんだん、こうい...
昨日の記事のように、無駄なことをやってしまうのはなぜか。最大の原因は目的意識がないことだと思います。何のために、今、これをやっているのか。。。を考えていないと思うんです。勉強をやっている風なのに、成績が上がらない子の最大の原因は、目的意識がないために中身が薄いことだと思います。一番多いのは、問題集であれ、学校のワークであれ、何か問題を解くことが勉強だと思っている子。解けばできるようになる?そんなわけ...
勉強の一番根本的な部分、ベースの部分がわかっていない子がなんと多いことか!とよく思います。勉強って、知らないことを知って、できないことをできるようにするためにやっていますよね?それなら、まずは、今、知ってることと、知らないことを分けて、知らないことだけ覚えなきゃいけませんよね?今、できないことと、できることを分けて、できないことだけ、できるようにすればいいんですよね?それなのに、知ってることも、知ら...
ここまで、「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」東洋経済新報社 チームドラゴン桜著 を読んで共感できることをピックアップしながら、私の過去の体験を書いてみました。しかし、実際のところは、今思い返すとできていなかったことだらけで、もったいないことをしたもんだと反省するばかりです。そこで、自分自身を振り返って、この本に書いてあることで【できなかったこと】を振り返ってみたいと思います。●オリジ...
今日も引き続き、「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」東洋経済新報社 チームドラゴン桜著 から引用します。以下、引用・ ・ ・ ・ ・何か想定外なことが起こったり、間違ってしまっても、焦った顔をせず、冷静沈着なフリをして、問題に対処してみる。試験で難しい問題が出ても顔色を変えず、もしできるなら笑顔をつくって、「解きごたえのある問題を出してきたな」と笑ってみる。そんなふうに、理想の自分を演...
今日も引き続き、「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」東洋経済新報社 チームドラゴン桜著 から引用します。以下、引用・ ・ ・ ・ ・最小の努力で最大の結果を出す人は「ダメだったときの言い訳になる言葉」を使いません。 みなさんは、テストなどの前に「昨日、ほとんど勉強していない」とか「昨日眠れなくて体調が悪いので、今回の試験は本調子じゃない」とか、そういうことを言う人に会ったことはありませ...
今日も、「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」東洋経済新報社 チームドラゴン桜著 から引用いたします。以下、引用・ ・ ・ ・ ・勉強ができるかどうか、東大に入れるかどうかと、「努力できる脳か、努力できない脳か」には、強い関係はなかったのです。ではなぜ、「努力できない人」でも、東大に合格できているのでしょうか? それは彼ら彼女らの「努力の仕方」を聞くと納得できます。損得感情が強い人って、...
先日、「なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」東洋経済新報社、という本を読みました。2023年8月初版で、チームドラゴン桜という東大生や大手予備校で指導経験のある講師らのグループによる、勉強法の本です。内容はたいへん面白く、日頃このブログで伝えている内容と重なる部分も多かったので、いくつか共感できる部分をかいつまんで、自分の体験と合わせてご紹介したいと思います。まずはこの文章から。何時間くらい...
昨日の続きです。ベネッセの調査による子どもの意欲を大切にすることや思考の促しといった親の養育態度が幼児期の「がんばる力」に影響していて、その「がんばる力」が高さが小4時点での言葉のスキルや思考力の高さに繋がっているという話。私のところでは以前から、小4くらいで通塾してくる子が多いので、小4の時点で、言葉のスキルや思考力に既に大きな差が生じているということは実感しています。しかし、ベネッセの調査では、...
2019年に書いていた記事ですが。。。*********ここから*********ベネッセの調査の面白い記事がありました。幼児期の「がんばる力」が、その後の学習態度などに影響を及ぼすという記事。幼児期に「がんばる力」が高い子ほど、小学校低学年で、勉強でわからないことがあっても、自分で考えて解決しようとしたり、大人に言われなくても自分から進んで勉強したりする傾向があるのだとか。それが、さらに、小4の時点で、ノートを整理し...
考えていても、すぐに諦めてしまう。。。とか、どうも粘りがない。。。とか、「むりー!」って、すぐに言う。。。とか、よく聞く話ですが、その部分に関しては、幼少のころの経験が大きい気がします。粘りがある子のほとんどは、小さいころに、粘り強く何かに取り組んだとか、ご飯を食べるのも忘れるくらい何かに没頭したとか、そういう経験を積み重ねている子じゃないかなぁと思います。それはきっと、家庭環境の影響が大きい。何...
そろそろ塾、行ってみようか?とか、塾変わってみようかな?とか、いろいろなことを考える季節です。「どこがいいですか?」という相談をよく受けますが、それは本当に、人それぞれです。残念ながら、なんとも言えません。。。アドヴァイスできることがあるとすれば、勉強は、能動的にするものだよということぐらいでしょうか。塾でやってもらいたいことは何か?ってことです。成績上げてほしい。。。じゃなくて、勉強をする時間を...
成績が良い子や、ここから伸びるだろうな~と感じさせる子は、のびやかさがあるのが共通点です。のびのびしています。縮こまっていないというか、まさにのびやかさを感じるのです。まぁ、多少は、間違えたらカッコ悪いとは思っているものですが、それでも、思ったことは言ってみたり、やってみたりするようなのびやかさがあります。そして、人の意見にも柔軟で、受け入れる体制があります。さらに、自分の意見も持っていますから、...
自分で考えて、自分で決めることができない子が増えてるのかな?と思うことがあります。直しなんかを一緒にやっていると、「これも、書いた方がいいですか?」とか、「どこに、書いたらいいですか?」とか、やたらと質問が多かったりする。自分が、あとで見たときに、必要だろうと思うことを、自分が理解できるだろうと思うように書き残すのが原則ですが、そこのところの感覚がずれているのを感じます。「それ、あとで見て、わかる?」...
「いいわけはするな!」という先生もいますが、私は、宿題ができていない子には、きっちりいいわけをしてもらっています。このいいわけにも、いろんな種類があって、最悪なのは、授業前に、お母さんからいいわけがあるバージョン。「実は、今週は、熱を出しまして。。。宿題ができてないんです。」だから、叱らないでやってください。。。と字幕が出ているみたい。www私、いくらなんでも、理由を聞く前に叱ったりしませんから。。...
難しい問題やめんどくさそうな問題に出会ったとき、「どれどれ」と前向きに向き合える子と、「や・り・た・く・な・い・・・」と字幕が出てるみたいな子がいますw当然、前向きに向き合っている子のほうが正答率が高いわけですが、ただ単に、できるから向き合えているというだけではないと思うんです。どうせ解かなきゃいけないものなら、楽しく解こうとしている雰囲気があります。もちろん、勉強がそれほど嫌いではない子たちだと...
本年もどうぞよろしく、自律学習ゼミと当ブログにお付き合いください。さて、新年最初に何を書こうかと思っていましたが、ちょうどいい本に出会いましたので、紹介したいと思います。それは、ハマるおうち読書 電子書籍版 東大発!1万人の子どもが変わった笹沼 颯太 著です。最近流行りの「東大もの」(笑)かよ〜と少し敬遠していたのですが、徳島市電子図書館のトップページ・新着資料に有ったので、騙されてもいいかとw気軽...
いよいよ2024年も押し詰まってきましたね。来年は2025年ということで、考えてみれば21世紀の1/4が経過しようとしています。昭和元年は1926年ですから昭和に直すと昭和100年になりますね。。。もう昭和は、歴史の中にどっぷりです。世間の様子はどんどん変化していきますが、それを否定して頑なに生きていくのは違うと思います。良いものはどんどん取り入れるべきでしょう。「変化し続けなければ生きていけない」ということは、経済...
先月行われた、中3の第2回基礎学力試験の問題です。前回と同じく問4の並べ替え問題ですね。問) 次の対話が成り立つように、( )の中のア〜エを並べかえなさい。A: I can give you (ア if イ want ウ this sweater エ you ) it.B: Really? Thank you. It looks warm.普通はこんなふうに思考します。 I can give you 「あなたにあげることができる」か・・・( )の中には、おっ、if があるではないか。それならこの中が...
実際の入試問題でも、今までに紹介したような、シンプルながらも混乱を誘う問題が出題されます。次の問題は、最新2024年の徳島県公立高校入試問題です。長文に入る前の、問4の中の一問ですが、これができるかどうかで、普通科合格レベルにあるかどうかがわかるような問題です。問) 次の対話が成り立つように、( )の中のア〜エを並べかえなさい。A:You went to the guitar concert last night, right? How was it?B:It was ...
さて今日はこの問題w また並べ替え問題です。(4) 私があなたからもらった本はおもしろいです。( I / the book / from you / which / got / ) is interesting.また関係代名詞の問題ですが、例によって( )の中は I が先頭に書いてあって、いかにも I を主語にして文を作るように誘導しています。おもわず、I got the book from you…としてしまいますよね。あとに残った単語は which ですから、なんとなく後ろにくっつけてみる...
引き続き、英語の問題が解けない理由を考えてみましょう。次の問題も並べ替え問題です。(3) 大阪へ行く電車はどれですか。( goes / Osaka / which / that / the train / is / to / ? )中3で関係代名詞を習ってしっかり練習をした人であれば、この問題を見て、 which は関係代名詞だろうと考えます。which は、( )の中のちょうど関係代名詞が来そうな3番目に置かれていて、無意識のうちに関係代名詞だろうと思わせるのです。...
今回は、実際の英語の問題で、特に間違えやすいものを例示して、その難しさの理由を考えていきたいと思います。ブログでは長文を提示しにくいので、並べ替えの問題にします。並べ替えの問題は、公立高入試でも必ず出題されます。つづりの書き間違いがなく、使う単語も並んでいますから、英作文よりもはるかに簡単なはずですが、よく観察してみると、できない理由が見えてきます。問次の日本文に合う英文になるように、( )内の語...
勉強を通して、継続の力を知ったという人もいます。学校に通っていれば、半ば強制的に継続させられることって必ずあります。好きなことならともかく、嫌々でも、継続していれば、できるようになった・・・なんてこともあるでしょう。そういう経験も、大人になって役に立っているはずです。これは、私自身も、痛感しています。継続は力なりです。同じように、ものごとを習得する方法を知るのも大事なことの一つです。何かを覚えるた...
勉強を通して、限界を知ったという人もいます。例えば、中学や高校で、皆と同じ勉強をします。同じ授業を受けて、同じように勉強しているのに、どうしても、あいつにだけはかなわない…そんな経験をすることもあるでしょう。努力の差というよりは、そもそも生まれ持った能力の差を見せつけられるというか、そういうことを感じたという話は、少なからず耳にします。しかし、これは、真剣にやったことがある人にしか経験できないこと...
ものごとの根底にある原理を知るという喜びを得たという人もいます。日常生活で、ふと抱いた疑問に対して、その原理を知って、様々なことが繋がったとき、感動のような喜びがあります。それを知ってしまうと、ものごとを追及することが、面白くてたまらなくなる。私も、なんとなくその感覚はわかるのですが、そういう経験から、将来が大きく変わることもあるだろうと想像します。「あれ?、これってどうしてだろう?」日常の素朴な...
勉強を通して、ものごとの調べ方や、解決方法を身につけたのが、一番役に立っていると言う大人もたくさんいます。何かわからないことがあったとき、どうやって調べればよいか、調べるには、どんな手段があるか、どんな風にすれば解決するか、勉強をしながら、そういうことが身についたと言います。これは、手取り足取り、言われたことを言われたとおりにするだけでは身につくものではありません。自学自習派の子にこそ、最も身につ...
学校で習うことの多くは、知識であったり、技能であったり、こんなの生活に使います?って思うようなこともありますよね。でも、大人になって、これ、このシチュエーションで使う?って思うことは、意外と多いものです。例えば、ケーキを焼くとき、スポンジケーキのレシピはたいてい、平べったい円柱型の型に合わせた分量ですよね。直径18センチとか。。。では、半球型で焼きたいとき、どうしますか?円柱の体積と半球の体積が求めら...
絶対に興味を持てないようなことをやらされる意味があるのか?という、昨日の続きです。人生を振り返ってみると、絶対にこの分野には進まないだろうと思っていた分野に、進んでいる人って、意外といるものです。興味はないだろうと初めは思ったけれど、やり続けるうちに、実は、意外と面白いと気づいてみたり。。。ものごとには、そういう側面が、少なからずあります。深く知らないうちは、面白くないけれど、もう一歩深めてみると...
「勉強って、なんのためにするの?」って聞かれると、私が一番最初に答えるのは、「各分野のお試し期間」だと思うということです。もちろん、日本で、文化的な暮らしをしてくために必要なことを学ぶのが義務教育だと思うのですが、それ以外の役割として、大事なのは、まだ、何も知らない子供たちが、いったい自分は、何を面白いと感じるのか、どんな分野に興味があるのか、あるいは、自分は、どういう分野には興味が持てないのか、...
こんな仕事をしているせいもあって、「何のために勉強するの?」って聞かれたら、どう答えるの? なんて、大人に質問されることがあります。そして、それをきっかけに、子供が勉強をする意味についての話になることもよくあります。それが、実は、一人や二人じゃないwwだから、色々な意見が飛び出して、なかなか面白いので、大人たちは、勉強を通して、何を手に入れたと感じているのか、というテーマで、またまた思い付きシリーズ、...
苦手なことは誰にでもあります。音痴や方向音痴と言われるような、元々の素質に関する場合はしょうがないでしょう。しかし、単に興味がないとか苦手だからと言って、避けたり苦手意識を強く持ちすぎると、ますます苦手が固定していくということになります。苦手な分野は、昨日までに書いたようなことで、あるとき急に改善することがあります。苦手科目が得意科目にまで変わるということはそれほど多くないかもしれませんが、苦手で...
私の苦手だったところを紹介するシリーズwもそろそろ最終回にしたいと思いますが、最後は数学です。反比例は小学生で基本を習って、中1で負の数まで理解したあとに、もう一度グラフと式を学びます。基本式は、y=a/x (y=x分のa)です。比例の式はy=axで、xに何かの数をかけたものがyになるのいうことなので、すごくイメージしやすいのですが、何かの数をxで割ったものという反比例の式がかなりイメージしにくいのです。中学時代の...
歴史は丸暗記するもので、詳しいことはよくわからない!ということになりがちです。私もずっと歴史は苦手でした。それがどうにか得心するに至ったのは、なんと大学に入ってからでした(ですから大学入試では歴史は選択していません…)。経済学部に入ったのですが、そこで歴史を考えさせられるとは思ってもいませんでした。しかし実際は、経済学の半分は過去の分析(歴史)であり、未来の方策を考えるのは残りの半分に過ぎません。...
国語の単元で、「詩」が小学校から出てきますが、国語のジャンルでもとりわけ理解しにくいものでしょう。私は本を読むのが好きだったので、普通の文章ならけっこう読めたのですが、詩だけはどう読めばいいのかさっぱりわかりませんでした。中には詩の意味を解説してくれている参考書もありますが、それを読んでも「なんでそうなるの??」と不思議でしょうがなかったことを覚えています。それが少し変化したのは、歌詞というものを...
塾講師という仕事をしていても、昔は普通に学生をしていたわけで、当時わからなかったことはいっぱいありました。ですから、生徒たちの難しいと思うポイントは自分にとっても難しかった場合が多いものです。新しい単元ごとに新しいテーマがやってきて、それを理解していくのはなんとかついていっていたのですが、「この教科のいちばんのポイント(キモ)はなんなんだ!」ということが、なかなかわからないのが気になっていました。...
最近は、大人になりたくないという子供が多いと感じています。困ったものです。あまりに子供生活が自由で楽しすぎるのでしょうかw中1生に「もう大人の仲間入りしてるんよ、バス代、大人料金になったでしょ?」なんてことを話さなければいけない状況も近年増えてきました。中学生にもなれば、できるだけ大人扱いすることを増やしていくべきだと思います。いつまでも親が手をかけるのではなく、いつまでも子供に合わせてあげるのでは...
学校では、毎日毎日、嫌でも数時間、机に向かって勉強をしなければならない時間があります。どうせ机に向かっていなければいけないなら、それを有効に利用しよう!とは考えられないでしょうか。授業中の空き時間をうまく利用しない手はないです。例えば数学。教科書の練習問題を解く時間、数分間、演習の時間がとられますよね?先生がとった時間より、はやく解けてしまったら・・・。どうしていますか?ボーっとしてるでしょ。ダメ...
私が子供のころにもいましたが、理不尽にものすごく厳しい先生に、時々遭遇しますよね。今でも覚えているのは、小5の担任の先生。例えば、漢字テスト。とめ、はね、はらいは当然として、民衆の衆の字。下の部分の真ん中、イの斜め棒は、左側の2本の斜め棒の間に向かって書いてないとバツ!とか、妙に厳しいんです。今でも同級生と会うと話題になりますが、とにかく、なんでも連帯責任で、グループの子が忘れ物をしたら、グループ全...
Z会とかで、よくないですか?最近は、無料の動画もいっぱいあるし…。私自身は、塾通いをしたことがない学生だったので、たぶん、自分の学生時代に、今みたいな無料動画がいっぱいあったら、大いに活用していただろうと思います。では、塾通いをしたことない人が塾講師になって思うことを書いてみます。「塾って要るんですか?」と言われると、ちょっとほしいかな…というのが率直な意見です。通信講座とかを上手に使って、ほぼ自学...
月謝高くないですか問題ですよねwこれは、ホントにやってくれていることによると思います。金額だけ見れば、うちの塾の受講料は高く見えるかもしれません。でも、施設維持費や教材費など、受講料以外の経費は一切無料なので、そういう諸経費がどんどん上乗せされて請求がくる多くの塾に比べてもそう高くはない設定にしているつもりです。では、その設定で儲かっているのか?と言われると、まぁ、普通に儲かりはしませんよねwたぶ...
「塾って、ブラックボックスですよね?」と誰かが言っていましたが、確かに、そういう塾はものすごくたくさんあります。実際、自分の子供が、塾で何をしているのかを知らない保護者も多いのではないでしょうか。20年ぐらい前から個別指導塾がどんどんと増えてきましたが、その多くは大学生のアルバイト講師を雇って、研修もそこそこにいきなり指導させます。もちろん、大学生にも適性があるので、それなりの適性を持っている子なら...
昨日は、塾へ行くと成績は上がるのか?というお話でしたが、今日は、塾へ行くと能力は上がるのか?というところにもう一歩踏み込んでみましょう。そもそも生まれ持った能力というのは、誰にでもあります。そしてそれは、すべての人に等しいものではない。ものすごく暗記が得意な子もいれば、考えることに長けている子もいるし、素晴らしい音感を持っている子もいれば、驚くような身体能力を持っている子もいます。では、その生まれ...
今年もあっという間に師走です。年をとると、時間が過ぎるのが早くなるなんて言いますが…wそんな話はさておき、今日からまたブログ担当なので、今回は、少し視点を変えたお話をしてみたいと思います。いつもながら思いつきですが、「ぶっちゃけ、どうなん?」って思ってるけど、聞けないようなこと特集です。w今日は、「塾へ行くと成績は上がるの?」という問題。答えは想像通り、上がる子もいれば、上がらない子も、下がる子もい...
11 時々ボーッとする時間を持つ。そして最後に、ボーッとする時間も持って欲しいです。ボーッとする時間は普通は無駄なことのように思えます。実際私も、これから高校生という生徒に対して、「寝る間を惜しんで、したいこととしなければいけないことをやろう。かけがえのない青春ど真ん中の3年間を、全力で充実させるんだよ!」と声をかけます。高校生は、基本的にボーッとしていてはいけないwと思うのです。しかし、子どもの頃は...
子どものうちにしておきたいことの続きです。9 水・風・光・音による自然現象にふれる。自然現象にふれることが理科に直結しているということは、どなたでもご理解いただけるでしょう。花を摘む、草を抜く、雨に濡れる、星を見る、風が吹いて木が揺れる、水が流れて土に染み込むなどなど、全てが理科のテーマになっています。しかし、実は理科だけではないのです。たとえば国語においてさえも、自然にふれる体験がものすごく重要...
子どものうちにしておきたいことの続きです。7 工作用紙を切ってサイコロや箱を作る。サイコロ(立方体)の問題は今でも頻出ですが、子どもの世界からだんだんサイコロが少なくなってしまいました。サイコロがルーレットに変わり、最近では画面上での数字のランダム表示になったりしています。それで面白さはアップしたのでしょう。しかし一方で、立体の見取り図や展開図や断面の問題のイメージ化に苦しむ生徒が多いのは、実際に...
子どものうちにしておきたいことの続きです。5 料理や片付けを手伝う。実は料理は体験の宝庫です。学習につながることだらけなのです。火を点ける、水が沸騰する、固まる、焦げる、熱い、冷たい、100度以上と氷点下の様子、肉、野菜、魚のこと、刃物や鍋といった道具類、油と洗剤、分量、割合、時間……。きりがないくらいの情報量ですよね。たとえば、そうめんのつゆを水で薄めて作るだけでも、比の概念や計量の仕方が身についてし...
子どものうちにしておきたいことの続きです。3 日本と世界の地図を壁に貼る。壁に貼るといえば、地図も絶対に貼って欲しいものです。日本地図と世界地図を両方です。昔は地図はそこそこお高いものでしたが、今はダイソーに行けばそれぞれ100円で売っています。地図の内容も100円とは思えないほどのレベルですから、イチオシです。もちろん、地球儀もあっていいのですが、情報量が少なめなので地図が勝ります。地図は絶対です。地...
日頃このブログで、体験が重要!という話をよくしています。それは、かなり優秀な生徒でも、体験不足のせいで大事なことがぽっかり抜けている!という様子をちょくちょく見かけるからです。そこで、小学生のうちにやっておいたほうが絶対いいよ!ということを、まとめてみました。意外なことかもしれませんよ〜。1 家のメインの時計はアナログにする。時間に関する問題は小学校高学年くらいから頻繁に出てきます。たとえば、受験...
わからない問題を質問するとき、どうやっていますか?ただ、問題だけを見せて、「これがわかりません」とか言ってないでしょうね?それは、最悪の質問のしかたです。そんな質問をされると、逆に質問攻めにしちゃいます、私。www「どこがわからんの?」「どう考えたん?」「何やってみたん?」「なんか、思いつかんかった?」「そこから、どうなった?」「なんで、それはそこで止まったん?」聞くんじゃなかった。。。って思うかもしれません...
雑学で実生活と理科を結び付けるという昨日の話の続きのようですが、今日は本物に触れるというお話。実際に本物に触れてみるという体験は、ものすごく効果があります。実は、私自身は、理科は好きな教科だったので、それほど苦労をした記憶がありません。でも、思い返すと、そういう環境だったのかな?と思える部分がたくさんあります。幸い、自然が大好きな父だったので、小さいころから、海へ山へ川へと、当時にしては、ものすご...
理科嫌いとか、理科が苦手とかいう子の多くは、理科が生活と密着していないように見受けます。一方、理科が得意な子、好きな子は、理科で習うことが生活に直結している子が多い。あくまでも印象ですが、まんざら外れてはないと思います。出会った先生や、家庭環境や、生まれ持った特性や、色々な要因があると思いますが、生まれ持った特性はともかくとして、理科に興味を持つように仕向けてあげることはできると思います。理科って...
何をもって、子育てに成功したととらえるか。。。うっかり何かを書くと、批判が殺到しそうなテーマですが、「成功」っていうのもこれまた基準のない話なので、永遠に結論は出ないテーマだと思います。ある時、おもしろい話を聞きました。A君の母さんは、A君を世界で活躍できる子に育て上げたいと思っていました。A君は県外の大学に行って、今は、世界を飛び回るビジネスマンです。もちろん、高校卒業以来、親元を離れて生活し、A君も...
勉強ができたり、スポーツができたり、絵画や音楽で賞をとったり、何かに秀でている子は、多かれ少なかれ負けず嫌いなところはあります。初めは、他人に対してかもしれないけれど、極めていくうちに、それは自分自身に対してになってきますね。「最後は、自分に負けないように。。。」最近よく聞く言葉です。もうひとつ、絶対に欠かせないなと思う性格は素直であることだと、つくづく思います。うそをついたり、ごまかしたりする子...
受験のことや勉強のことばかり書いてると、どうしても、できる子を育てる。。。みたいなイメージになってしまいますが、私は、どちらかというと、勉強ばかりがすべてではないと思う派です。もちろん、勉強が得意な子は、勉強をするべきです。そういう能力を持って生まれてきて、そういう環境にいるのですから。でも、違う能力を持って生まれてきた子だって、たくさんいると思います。自分が、これだ!と思う能力は、大事に育てるべ...
文科省の調査によると、昨年度は、2%余り(56000人余り)の大学生が中退し、3%弱(72000人余り)の大学生が休学しているそうです。もちろん、その理由は、転学、留学、就職などもあって、大学で学ぶこと以上に大事であると思えることが見つかっているなら、それはそれでよいと思いますが、修学意欲低下、学生生活不適応なども上位の理由に上がっています。目的もなく、ただ成り行きで大学に行くからそんなことになっちゃうのでは...
塾や家庭教師を使う場合、気をつけてほしいことがあります。もちろん、色々とあげていけば、きりがないのですが、最近、よく思うのは、塾へ行ったからといって、勉強量が増えない子がいることです。基礎学総合300点あるかないか・・・ぐらいの成績の子に多いパターン。数学と理科は得意だから、英語を習いに行ったとします。英語を習いに行くと、当然、宿題が出ます。今まで、英語の勉強は家では、ほとんどしていなかったので、そ...
県外私立なんて、経済的に厳しいなぁ。。。せめて県外なら国立大学に。。。と考えるお家も多いと思います。実際は、そんなに厳しい経済状況ではなくても、できることなら、授業料は安い方がありがたいものです。お金の使い道は、当然、他にもいろいろありますからね。時々、国立大学に入れたいんです。。。と言われることがあります。でも、意外と漠然としています。じゃぁ、具体的に、何番ぐらいでいたらいいんでしょう?単純計算...
前にも、書いたような気がしないでもない記事ですが、小学生の学校のテストについてちょっと触れておこうと思います。小学生の場合、特に徳島では外部のテストを受験してる子も少ないので、地元公立の場合、勉強の出来具合をはかるのは、学校のテストと通知表ということになります。しかし、これは実際のところ、どちらも当てになりません。えっ!と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、学校のテストは、ホントに100点と...
年々、映像授業が増えています。スタディサプリのような、家で簡単に受講できるものもあれば、東進のような衛星授業を使った塾も多いし、さらに、YouTubeで、無料で見られる学習動画もたくさんあります。実際、うちの生徒たちも、結構使っているようです。これ、きちんと使えている子と、そうではない子の差がありますよね。どうせ使うなら、きちんと使いたいものですが、これがなかなか難しいようです。映像授業のメリットは、手...
総合的な学習あるいは探究学習は、これからもっとも重要な学習テーマになるはずです。本物の考える力を問うという流れは、単に流行ではなく必ず近い将来に主流になると確信しています。実際に、大学入試はもちろんのこと高校入試や中学受験でも、思考力を問う問題ばかりになりつつあることは、このブログをご覧の方ならご理解いただけるはずです。ただ、探究学習をするにも、基本的な知識や能力(一般的に学力と言われるもの)がな...
今回はもう少し学年が上のテーマを考えてみましょう。探究のテーマ(仮) ●小学高学年〜中学生対象「駐車場の料金を調べてみよう」街なかには、たくさんのコインパーキングがあります。その料金がどうなっているかを調べることで、様々な体験と思考につながります。どこが便利とか、どこが安いとかいうことは、日頃から感じているかもしれませんが、それを地図上に表しながら、なぜ料金に違いがあるのかを考えていきます。家から...
そもそも探究学習という言葉はお硬い言葉です。ですから、どんなことをするべきなのか、ちょっとイメージしにくいのではないでしょうか。そこで、実際に何をして何を学ぶのか、ということを理解していただくために、仮のテーマを設定して考えてみることにします。探究のテーマ(仮) ●小学校中〜高学年対象「二十日大根(ラディッシュ)を育ててみよう」朝顔の栽培は今でも学校でやっているようですが、種を蒔く、水をやる、成長...
学校での探究的な学習を推進するために、総合的な学習の時間という授業(教科)が設けられて久しいです。テストはありませんから、塾ではほとんど会話のネタにならないのですが、どんなことをしているのか、ちょっと生徒に聞いてみました。すると、学校により多少違いはありますが、半年とか1年とかの長いスパンで、一つのテーマについてあれこれ考えさせ体験もさせるというスタイルのようです。テーマは、近年学校での指導が望ま...
子供の頃の好奇心というのは、誰にでもあるはずと思っていたのですが、最近それをあまり感じさせない子が増えてきているような気がします。身の回りにある不思議なことを見ても、あまり反応しなくなっているのです。私の子どもの頃の経験を紹介してみます。電信柱の広告に、「質」という字が書いてあって、それがどういう読み方なのかわからず、親に聞いてみると、「しち」だと言います。質屋とはどういう店なのかと聞いてみると、...
昨日の記事でご紹介した新しいコースのお話です。これまで、幼少期は家庭で親御さんが教育を施すのがベストだというのが私の考えでした。しかし、4年生以上になって、塾に入会してくれた子たちが、既にその時点で、何かしら問題を抱えているというケースが増えてきました。そのことは、これまでにもこのブログに時々書いてきたと思います。幼少期の過ごし方に問題があるのか?というお話です。もちろん、何の問題もなく、しっかり...
昨日の記事で、文章を読んでもイメージが浮かんでいないという話を書きましたが、小学校高学年になって、この部分で引っかかって苦労をしている子はたくさんいます。低学年のうちは、内容が簡単なので、イメージ無しでも凌げているのですが、学齢が上がってくると、そうはいかなくなってきます。国語なら、初見の文章の読解問題がうまく解けない、算数なら、問題文中の数字を適当な式に当てはめて解こうとする、こんな現象になって...
昨日の記事で、わかっていないことを質問しないという話を書きましたが、実は、わかっていないことがわかっていないのかもしれないと感じることが、ここ数年、増えてきたように思います。そもそも小学校低学年の時点で、勉強の意味を取り違えてるんじゃないか?と思う子が多いんです。例えば、「飴を3つずつ配ると、5人の子供に配れました。飴は全部でいくつあったでしょう。」こんな問題に遭遇したときに、頭の中で行われるべきこ...
昨日の続きですが、成績のいい子ほど、開けっ広げなものです。これは、長年この仕事をしてきて、例外なく感じることです。できる子ほど、隠したり、取り繕ったりすることが少ない。だから、できるようになったんだろうな~と思います。例えば、宿題ができなかったとします。「今回、できなかったんです」とあっさり言います。「やばいですよね」という感じ。そして、必ず、いつまでにどうやって、つじつまを合わせるかを自ら提示し...
例えば、基礎学で、350~400点あたりを、うろうろするレベルの子たち。丸付け直しの仕方が、なんとな~く直ってきたら、次にテコ入れをするのは、問題の解き方。実は先日も…。「サッカーを練習することは…」とかいう文章を英語で書く問題を解いていました。To practiced soccer is …とかやってましたので、「どう考えたん?」から質問が始まります。ところが、きちんと返事ができない。そして、Practicing soccer is …と直し始めま...
中3の第2回基礎学も近づいてきました。うちのち中3生たちも、少しずつ、手間をかけた勉強ができるようになりつつありますが、その手間の掛け方でレベルが見事に分かれます。家庭学習でしていることを尋ねたりもするのですが、例年、350~400点レベルの子たちは、学校で購入している「整理と対策」や「新研究」を何周も解いている子が多いです。しかし、後ろの方についている「記述対策」とか「入試対策」みたいなところは、あまり...
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昨日の続きです。記憶したものをどうやって定着させるか。。。それに関係するのが、昨日の記事の最初に書いたリップル波だそうです。これは睡眠中に出る脳波で、寝ている間に記憶を反芻し、不要な情報を削除して必要な情報を定着させるのだとか。だから、睡眠が大事なのです。このブログでもよく書いていますが、成績のいい子は、夜更けまで勉強をしたりしていません。10時とかに寝てしまう子がほとんどです。こう言ってはなんです...
先日、教材会社さんの展示会のイベントで、池谷裕二さんのセミナーがありました。とても興味深くオンラインで拝見したのですが、共感することや、納得することがたくさんありました。掻い摘んで、備忘録を兼ねていくつかご紹介したいと思います。記憶を司るのは、脳の中の海馬という部分だということは皆さんよくご存知のことだと思いますが、そこから出されるシータ波とリップル波についての話がありました。興味を持って探索して...
◯ 成長にあわせて中学受験で一番難しいのは、当たり前ですが、受験生の年齢が若いということです。つまりまだ小学生なので、考えることや覚えることの能力がまだ成熟していないということがあります。また、精神的にも幼いので、甘える気持ちが強かったり目的意識が持てなかったりします。中3にもなれば、しっかりしてきますし頭の回転も大人並みになっています。将来の希望も具体的になってきます。ですが、小学6年生は、ようや...
◯ 難易度についてネットで検索すると、偏差値60くらいとか、小学校での定期テストの得点が90%以上などと書いていますね。たしかにそんな感じかな〜と思いますが、かなり漠然とした数字ですよね。小学生の多くが参加する模擬試験があれば、正確な偏差値が出るのでしょうが、そういうものはないので、この数字は教えている側のカンというか感覚的な数字だと思います。実際には、よく勉強しているような生徒でも不合格になったり、...
◯ 何を勉強すればいいの?城ノ内の受験の場合、各教科の基本知識の習得以外には、読解力・記述対策・作文対策だけはしておいたほうがいいと思います。これは読むことと書くことの力をアップしよう!ということですが、これが一番難しいですよね。普通に問題集をやっているだけではなかなか能力が上がりません。親が指導するにも、何からやればいいのか、何が効果的なのかがわかりにくいと思います。実はその方法は説明が難しいの...
◯ いつから始める?受験を意識し始めたら、受験対策の勉強をいつから始めるかというのは気になるところでしょう。特に、生徒本人よりも先に、親が受験を希望している場合はなおさらです。都会では小学校に入ったら、即有名塾に入る!なんていう記事も見かけますが、徳島は全く状況が違いますので、そこまですることはないでしょう。普通は3年生か4年生ぐらいまでは学校と親の指導でいい気がします。後述しますが、子どもの成長が...
今年の受験で、私が担当させていただいている生徒さんが、無事に合格を掴み取りました!数年にわたり、私達はもちろん、本人もご両親も頑張ったうえでの合格ですから、喜びもひとしおです。そこで、この記憶がホットなうちに、城ノ内中等教育学校の受験について、色々と思いつくことをまとめておきます。◯ 志望動機城ノ内の受験では面接もあります。普通は想定問答集的なものを作って対応しますが、そういう建前的なことではなく...
個別指導塾と集合授業塾では、授業準備の仕方も大きく違います。教える側の話です。集合授業塾の場合は、授業をする単元の板書も考えますし、だいたい何分で解説して、何分で演習問題、何分で答え合わせ、何時頃に小テスト、みたいな感じで、分刻みで計画を立てます。そして、演習が早く終わった子用のプリントも用意したり、小テストが不合格な場合の再テストも準備したり、なかなか細かな計画を立ててから授業に行きます。もちろ...
大手の個別指導塾に勤めていたころのことです。個別指導というのは、生徒のペースに合わせて学習が進んでいくので、一見、とても理解が進んで良いように見えます。しかし、その反面、9割以上の確率で、進度が遅れるのです。理解できるように、丁寧に丁寧に、一緒に解いていくと、当然の結果です。ある日、「先生の生徒は、なんでそんなに進度が速いんですか?」と、他の先生から質問を受けたことがあります。もちろん、授業で扱わなけ...
親が本を読む姿を見せると、子供も本を読む子になるとかいう話を聞いたことがある人は多いと思いますが、親の習慣は子供に少なからず影響を与えていると思います。最近、どんどん低年齢化しているスポーツの世界を見ても、やはり、親も同じスポーツをしている子が多いですよね。遺伝子の問題と環境の問題と両方が作用してのことだと思いますが、日常のちょっとしたことでも、やはりそういうことはよくあるものです。例えば、サラリ...
本当によく耳にする言葉です。「やる気が起きん。。。」前々からこのブログでは書いていることですが、やる気なんて関係ないです。やる気なんか起きなくても、やることはやる!やる気が起きないと出来ないなんて、なんと贅沢な!図々しい!甘ったれるなー!と、時々スパルタ先生になりますが、人生、やる気は起きないけどやらなくてはいけないこと、すごく多くないですか?いちいちやる気が起きないから・・・なんて言っていたら、...
いわゆる中位層の子に多いのですが、学校のノートはきちんと書いているのに、イマイチ成績がパッとしないタイプ。ノートをみると、ものすごくきちんと板書できてるんです。色分けなんかもして、けっこう綺麗に書いてある。パッと見、トップ層の子より綺麗かも。。。しかし、理解はできていない。。。黒板を写すことが目的になっていませんか?授業中の板書は、書いてあることを写すことが目的ではありません。まずは、理解すること...
実は昨年、父が亡くなったので、人生初の相続なるものが降り掛かってきました。大した資産はない家なので、なんということはないだろうと思っていましたが、それでも、両親が住んでいた小さな家と土地、私が隅っこを工房に使わせてもらっている山などがあるので、一通りの手続きは必要です。その一連の手続きをしている中で、子どもたちの勉強と同じだなと思って、なんとなくおかしくなる部分があったので、今日は、そのお話をして...
見たことがない問題をみると、「習ってない!」という子は本当に多い。例えば、こんな感じ。。。速さの勉強をしていて、時速、分速、秒速というのは、何を表わすのかということを勉強しました。問題も解いてみました。大丈夫です。できています。その前の時間に、分数の掛け算や割り算の勉強は終わっています。さっそく、分速50mを秒速に直さないと解けない問題を、解かせてみました。案の定、言いましたよ。「これ、習ってないよ...
学区内で市内普通科ギリギリラインの子の共通点は、勉強の仕方が雑だということです。当人は、いたって真面目にやっているつもりなのはわかっています。でも、雑なんです。例えば、新年度が始まったころって、たいてい数学は、どの学年も計算系のことをやります。だから、特別に難しいことは何もない。ところが、宿題の丸付けをしてみると、ピンの数があまりに多い。あれ?計算の仕方、わかってないのかなぁ?なんて思って、書いて...
ここ10年くらい流行している言葉に、「無理」があります。「そんなの無茶苦茶だよ」と言いたくなるような、過剰な要求に対して、(そんなできそうもない要求をされても、到底できるとは思えません。できる人もいるかもしれませんが、私の能力では全く及びません。いや、誰でもそんなのできなくて当然でしょ。)と感じて、そもそも要求に「理(ことわり・正当な理由)」が「無い」ことを批判し、そんなことを人に望むほうが悪いとい...
学校の授業だけでは学力向上は見込めない、というのは相当昔からかもしれませんが、最近富みにその傾向が増しているのではないか、というお話を前回しました。そんなほったらかしが堂々とまかり通る状況ですが、そこでいちばん割を食うのは、どういう生徒でしょうか。例えば各学校で上位数人〜10人位のトップレベルの生徒は、一人で勉強できますし、塾や参考書など、わからないときの解決方法も自己流であっても一応知っています。...
前回、学ぶ内容が増え続けているせいか(他の要因もあるかと思いますが)、学習能力の二極化が始まっているのではないか?というお話をしました。学校が教える能力には限界があります。中には二学期制にしてテストや式の回数を減らしたり、夏休みを減らしたり、七時間目まで授業をしたりしているところもあります。しかし、学校の先生は、それ以外の仕事があまりにも増えてしまった。不登校、モンスターペアレント、いじめ問題と、...
英語が特に危険という話をしましたが、英語以外でも学習内容が少しずつ増えてきています。理科は、科学の進展につれて分かったことが増えて、必要な知識も増えてきました。その上環境に関することも取り入れるので、学ぶことは増え続けていると感じます。社会科も同様で、環境に関連する知識や人権に関する内容が増えました。また当然のことながら、歴史では現代の部分が増え続けます。国語と数学はそれほど増えているものはないで...
はじめに。このブログは、長尾先生と私が交代で執筆していますが、別々に書いているので、今回偶然に内容がかぶりまくるwwということになってしまいました。めったにないことなのですが、同じようなことを二人共が考えているという証拠にもなるのかなと、あえていいように解釈して、元の原稿そのままに掲載させていただきますwご了承ください。。。以下本文この時期になると、小学6年生は中学校に進学を控えて期待も膨らんでいるの...
読書といっても、どうしても読むのが苦手という人はいます。特に文字を読み取る能力にはかなり個人差があるようで、心肺能力の低い子にジョギングをさせたり筋肉質ではない子に鉄棒を延々やらせたりしても、体力は思うように伸びないのとよく似ているのかなと思います。読むことはできるけれど、読むことを続けることが苦手なときは、言葉の遊びをするのがいいと思います。昔はゲームもそんなになかったですから、よく言葉遊びをし...
子供の頃の読書は、言葉の能力全般を向上するという意見の人は多いです。私もその一人で読書推奨派ですが、中には読書量は国語力向上には全く関係ないという人もいます。よく考えてみると、読書にも方法があって、残念な読み方をしている人がけっこう多いのではないかと感じています。それはどういう読み方かというと、目で文字は追っていて、漢字も含めてすべての文字を読んではいるのですが、頭の中にイメージを作らず、意味を理...
本屋に行くと、最近は小学生の語彙力をアップするという本がたくさん並んでいます。私も仕事柄気になりますから中身を見てみるのですが、どうしても言葉とその意味を見開き2ページで解説しているだけのものが多いです。そりゃ言葉の説明だけでは面白くもないですから、イラスト付きですし例文も書いてあります。その例文もそこそこ面白い文章にしてあったりします。そんなのを見ると、こういう本を読めば自然と言葉を覚えそうだと...
小学校高学年~中学生にもなると、持病がある子供が増えてきます。持病と言っても、まぁ、そんなに、たいそうなものではなく、例えば、花粉症。それから、女子に増えてくるのは頭痛。そんなの病気のうちに入らないじゃん、なんて言われるかもしれませんが、鼻水ずるずるでは、実力は発揮できませんし、頭が痛くても、集中力は持ちませんから、それなりに対処しておく必要があります。とはいえ、スッキリ完治するようなものでもあり...
どんなに気をつけていても、避けられない病気というのはあるものです。しかし、避けられる病気もたくさんあります。せめて、防げることは防いでおきたいものですよね。受験生に、必ずしておいてほしいのは、歯の治療。入試の日に、虫歯がうずく・・・なんてことは、絶対に避けなければいけません!歯の治療って、早く見つけて、早く治療すれば、そんなに時間もかからないし、それほど痛くもない。おまけに、費用も少なくて済みます...
「さすがに、もうちょっと綺麗に答案用紙を書こうよ」と言わなければいけない中3生が毎年います。ついでに、中1中2生にも言ってますが。。。受験生と受験校を直接繋ぐ唯一のものが答案用紙だって、考えたこと、あるでしょうか?「僕は、この学校に入りたいんです!」っていう意思を伝えるための唯一の手段。それなのに、なんで、そんなに汚い字なの!って思うんです、時々。気持ちを伝えられます?そんな汚い字で。今どき、手書き...
暗記することと、パターンにあてはめて解くことが、勉強だと思っている子はたくさんいます。そんな風に思っているとは感じていないかもしれませんが、小学校高学年で出会ったとしても、既にそういう思考に陥っている子は、かなり多いと思います。理屈にも、仕組みにも興味がなくて、パターンにだけ興味があると言ってもいいくらい、「どのパターン?」「どの公式?」と、反射的に考えるようです。例えば、中1数学の関数、動点の問題...
先日、ある生徒と話していた時のことです。私:これで安心してたらあかんよ。生徒:安心はしてません。私:でも危機感は持ってないでしょ?生徒:それはありません。これだよな~と思いました。危機感を持っていないというのは、安心してるということだ、と私は認識しているのですが、危機感は持っていないけれど、安心しているわけではない、と生徒は思っています。この違い、分かるでしょうか?安心しているわけではないから大丈夫...
「生きる力」という言葉を、しみじみと実感することが時々あります。そして、子供のころに、勉強を通して、一番身につけてほしいことは、これだと思います。歴史を知ること、社会を知ること、世の中を知ること、人間を知ること、そして、自分の力で考えて、自分の意見を持てるようになること。最終的に、そういう力が付いている子は、何か、大変なことに見舞われてしまっても、生きていけると思います。「人生、何が起きるかわから...
何かのきっかけで、「やらなきゃ!」などと思い立ったとき、それがうまくいかない、あるいは、続かない原因の一つは、2歩3歩と背伸びをし過ぎてしまうことだと思います。例えば、今まで、テキストを、完璧どころか、半分も仕上げられていなかった子が、いきなり、全部仕上げようとする。気分がのっているとついつい。。。でも、はっきり言って、そんなの無理です。そりゃぁ、理想は、きっちり完璧に仕上げることですが、それは、段...
問題集を解くとき、そのまま書き込んで解くか、それともノートに解くか、どちらで勉強していますか?私がこのブログでよく書いているような勉強法で勉強をするためには、書き込んではまずいのですが、書き込んだ方が、早くてわかりやすいというのも、わからないではない。小学校低学年のうちから、ノートで解くことに慣れている子なら、それほど時間も違わないし、要領よくノートにできます。しかし、これが、慣れていない子となる...
既に、出会った時に、再現することを意識できている子もいますが、そんなことは意識していない子もたくさんいます。最後まで、意識できずに終わる子もいますが、途中で、何となく意識し始めて行動が変わる子もいます。「意識しなさい!」とか言ってみたところで、変わりはしないのですが、ある日、突然、メモを取るようになることがあります。突然のようにも思いますが、きっと、そうではない。徐々に、少~しずつ、気持ちが変わっ...
勉強をしているときに、再現することが意識の中にあるかどうかは、その成果に大きくかかわってきます。つまり、今、聞いたこと、学んだことを、次、自分で再現できるようにしようとしているかどうかです。例えば、何か、わからない問題の解説を受けたとします。普通は、聞いた時点で、「あ~、なるほどな~、わかった!」と思うでしょう。問題はその次、それを、自分でも解説できるでしょうか?それが、意識の中にあるかどうかです...
では、なんでもかんでも図解ではなく、言葉で説明にできなければいけないのでしょうか。実際、喋ることが苦手で作文も苦手だけれど、社会で成功するという人はたくさんいます。学問の世界であれば、特に理系の数学者やプログラマーなどにはそういう人が多い印象です。スポーツの世界でも、喋りは全くだけれど素晴らしい成績の選手はたくさんいます。芸術や職人の世界もそうでしょう。生み出すもので表現するわけですから、言葉の能...
なんといっても図解はわかりやすいですね。我々も普段の授業で様々な図解をします。算数数学では特に頻繁で、線分図はその代表です。またグラフも図解の一種で、言葉ではわかりにくい数字の関係をヴィジュアルで表現してくれます。以前、読書のときに「漫画で読む」シリーズを取り入れると、わかりやすくて読書しやすくなる話をしましたが、これもヴィジュアルの力でしょう。さらにもっと小さい時は、図鑑がとても面白く感じますし...
算数の試験時間もそれほど余裕はありません。終盤の問題の小問3あたりには、やや難しい問題が配置されているのも例年通りで、時間が足りない中、その問題にトライするかどうかは重要な判断になります。残り3分しかない状況で難しい問題にトライするくらいなら、スッパリ諦めて前の問題に取りこぼしや勘違いがないかを確認したほうがいいことも多いでしょう。目の前にまだできていない問題があると、取り組まなくてはいられない!と...
今回は算数について印象を書いてみましょう。算数もほぼ例年通りで奇抜な印象や凝りすぎな感じはありません。どちらかというと「やや易化」かもしれません。資料(データ)の調べ方の単元は頻出のようです。問題文を読み取る能力をはかれること、言葉で答える問題を作りやすいこと、公式があまり無く思考力を問えることがその理由でしょうか。算数の受験対策では、計量計算、速さなどの文章題、つるかめ算などの特殊算などに重点が...
先月行われた、鳴門教育大学附属中学校の入試問題を解いてみましたので、その印象を何回かに分けて書いてみたいと思います。科目は算数と国語の二科目で、日程などは例年通りということです。全体の印象としては、それほど変化していないという気がしました。受験した生徒の印象では、国語が難しかったという意見が多かったですが、実際解いてみると、問題文自体も割と素直な文章ですし、文章も多すぎないので、なんのことだかさっ...
塾に何を求めるか…しっかりと考えなければいけないポイントだと思います。とりあえず、塾に行かせよう…では、あまりにもったいないですし、とりあえず、塾に行かせておけば、成績が上がる…というわけでもない。当然のことなのに、とりあえず、塾に行っている子はとても多いように思います。幸い、私のところは、そういうことをきちんと考えて通ってくれている人が多いのですが、じゃぁ、何を求めてきてくれているのか…少し紹介して...
昨日の続きです。授業を受けた子供に、「すごくよくわかる」と言ってほしければ、子供の手が止まらないように先回りをすればよいだけです。例えば、まだ習っていない単元の例題を解きます。丁寧に丁寧に、解説をしながら、時折、簡単な質問を挟んで、答えさせながら、例題を一緒に解きます。続いて、基本問題を解きます。おそらく、基本問題は、例題が解ければ解けます。一人で解かせて、ちょっとほめてみる。wwさらに、応用問題...