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私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。幅広く動物たちのために活動する団体です。

私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。PEACEは、Put an End to Animal Cruelty and Exploitationの略です。幅広く動物たちのために活動する団体です。動物実験・畜産・動物園・殺処分・毛皮などをテーマに扱います。まだまだ新しい団体ですが、ご支援を!

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2013/04/11

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  • ノースサファリサッポロに次々問題発覚! 建築物の撤去へ

    ノースサファリサッポロにの建物は全て無許可で違法状態 危険な動物とのふれあいを売りにし、動物福祉に配慮のない施設として知られていた札幌市の動物展示施設「ノースサファリサッポロ」ですが、2月1日の読売新聞の報道を皮切りに、総ての建築物が2005年の開業以前から違法に設置されていた問題についての報道が続いています。 [blogcard url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20250131-OYT1T50160/] ノースサファリサッポロが営業している場所は、都市計画法の定める市街化調整区域にあたり、住宅や商業施設、ビルなどを建築する開発は原則認められない場所だったというのです。 札幌市は、「郊外の大部分が『市街化調整区域』であり、森林や農地などの貴重な自然を保全し、無秩序に市街地が拡大するのを抑制しています」とウェブサイトに書いています。 ノースサファリサッポロは札幌市の動物園条例の対象となる「動物園」にはあたりませんが、多くの人が動物園だと思っているような施設です。動物園が(実際にそれができるかは別として)環境保全などをうたわなければ存在意義を失う時代に、地域の自然を破壊して土地を開発、次々と違法に建築物を建てていたというのだから、驚きます。 当会でも札幌市に確認しましたが、現在ノースサファリサッポロの総ての建築物は許可なく違法に建てられたもので間違いがないとのこと。運営会社であるサクセス観光に対し、市はいよいよ建物の除却命令を出す方針です。2月10日の市長会見での質疑応答も視聴しましたが、札幌市はあくまで完全撤去を求めており、ノースサファリの現状の建物に許可が出ることはありません。 動物の命を預かる業でありながら、その事業の根本となる建築物について違法状態を解消せず事業拡大して継続してきたなどというのは、あまりに無責任です。 ノースサファリ側は、当初は市の見解に抵抗を見せるような文書を公表していましたが、その後、次々と問題点が報道される中、撤去へ向けた計画を17日に市に提出すると公表しました。 土地計画法以外の問題も、次から次へ これまでに報道された問題には、以下のようなものがあります。 国道沿いに誘導のための看板を違法に設置していた。 建物の一部や看板、恐竜のオブジェが、市の所有する河川敷にはみ出している。

  • エシカル基準解説書『58人の未来を考えるエシカル経営の専門家が書いたエシカルバイブル』

    『58人の未来を考えるエシカル経営の専門家が書いたエシカルバイブル』 日本エシカル推進協議会 編著 日本生産性本部 2024年発行 昨年、『エシカルバイブル』が発刊されました。これからの経営と消費において、真のエシカルとはどのような状態を指すのか。その目安を具体的に示すために日本エシカル推進協議会が策定した「JEIエシカル基準」の徹底解説書になっています。 JEIエシカル基準には、「動物の福祉・権利を守っている」という項目もあり、その中の「生きた動物の売買・展示などでの動物の利用を避ける」の項目をPEACEの代表が執筆しました。動物取扱業者をめぐる問題、飼育下の野生動物をめぐる問題、イルカ追い込み猟によって野生のイルカが捕獲され続けている問題、アニマルカフェの問題などにもふれ、企業が安易に宣伝活動などで動物を用いないよう求めました。 ぜひご覧ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/jei_ethical_standard_202110.html target=] [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/books target=]

  • アメリカ:海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく海産物輸入規制は2026年1月施行で市民団体と合意

    漁業では、狙った魚だけが獲れるわけではなく、クジラ、イルカ、アザラシ等の海洋哺乳類なども一緒に捕獲され、死亡したり、重傷を負ったりしています。 毎年、世界中で65万頭以上の海洋哺乳類が漁具に巻き込まれて死んでいると見積もられており、商業漁業による意図しないこれらの犠牲は「混獲(Bycatch)」と呼ばれています。動物たちは溺死したり、船外に投げ出されて負傷したりすることによって死亡します。商業漁業による混獲は、世界中の海洋哺乳類の個体群にとって最大の保全上の脅威です。 アメリカの海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく海産物輸入規制 アメリカでは1972年以来、海洋哺乳類保護法(MMPA)によって、海洋哺乳類の混獲を防止する対策がアメリカと同等の水準でとられていない商業漁業で漁獲された海産物の輸入を禁止することが定められていました。 アメリカは世界最大の魚介類輸入国であり、アメリカで消費される魚介類の約70~85%は、カナダ、インドネシア、エクアドル、メキシコなどの130か国以上から輸入されています。アメリカが海洋哺乳類の混獲をなくすことを目的とした規制に乗り出すことは、とても意味のあることでした。 しかし、米国政府は、どの漁業を禁止するかを決定するプロセスを確立した2016年まで、この条項をほとんど無視していました。そして、その後も輸入禁止措置の施行日を何度も延期してきました。2023年1⽉1⽇にやっと始めることになっていたものが、免除期間がずるずると引き延ばされ、2025年12月31日までに延期されていました。 アメリカでは昨年夏、この遅さに業を煮やした市民団体3団体が、規制を履行していないとして政府を相手取り国際貿易裁判所に訴訟を起こしていました。国際貿易裁判所は、アメリカの特別審理裁判所(特定の種類の訴訟に関して米国全土に管轄権を有する裁判所)のひとつで、国際通商裁判所とも訳され、貿易や関税に関する事件を扱います。 [blogcard url=https://biologicaldiversity.org/w/news/press-releases/lawsuit-seeks-to-protect-marine-mammals-from-foreign-fishing-gear-enforce-seafood-import-bans-2024-08-08/] しかしこの

  • フランスはサンクチュアリの提案を拒否、マリンランドのシャチたちがロロパルケに送られる可能性が濃厚に?

    フランスのマリンランド・アンティーブが2025年1月5日に閉園し、親子のシャチ、ウィキーとケイジョの行く先が注目されています。 日本に送られることは否定されましたが、候補にあがっていたのは、カナダのノバスコシア州にある「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」のサンクチュアリと、スペイン領カナリア諸島テネリフェ島にある娯楽施設「ロロパルケ(ロロパーク)」です。シャチたちにとって、ロロパルケの狭い水槽よりも、自然の海の広い環境で終生飼育されるサンクチュアリが望ましいのは当然でした。 しかし、フランスの環境連帯移行省はカナダのサンクチュアリへの移送の申請を拒否する回答をしたとのことで、シャチたちはロロパルケに送られる可能性が濃厚になりました。 ロロパルケはいまだに動物のショーを行う劣悪な娯楽施設で、シャチの福祉や十分な広さ、環境が備わっていません。問題は設備だけでなく、シャチ同士の対立による負傷、プールを噛んで塗装を飲み込み歯が摩耗する、不適切な繁殖、病死、そしてトレーナの負傷や死亡という深刻な事故も起きています。 ホエール・サンクチュアリ・プロジェクトは、資金面、現在の飼育員との協力関係とサンクチュアリへの同行、輸送の準備に至るまで、入念な準備と説明を行ってきました。 しかしフランスの同省は、サンクチュアリの申請に対する回答に9か月もかかり、その結果、サンクチュアリまでの移送はスケジュール的に厳しいとの判断を下したようです。 ホエール・サンクチュアリ・プロジェクトはフランス同省に対し再考を求め、ウィキーとケイジョにとって最良の決断=サンクチュアリへの受け入れはまだ可能であるとしています。 [blogcard url=https://whalesanctuaryproject.org/ministry-of-ecological-transition-rejects-application-to-bring-orcas-from-marineland-antibes-to-sanctuary/] また、1月30日、フランスのアニエス・パニエ=リュナシェ大臣(環境連帯移行・生物多様性・森林・海洋・漁業大臣)は、マリンランドのイルカたちについても、シャチたちと同様、ヨーロッパの水準を満たしていないところには送らないと公表しました。フランスの保護団体によれば、これは中国にも送

  • 水族館のイルカによる人身事故例を追記

    伊豆の水族館で起きたイルカによる人身事故について、こちらのページに追記しました。これまでこのページには海外の事例を集めて […]

  • NBRPニホンザル、奄美大島の民間施設のサルは京大ヒト行動進化研究センター第2キャンパスへ移送か?

    NBRP「ニホンザル」運営委員会がサルの奄美大島のサルの移送を了承か? 実験用ニホンザルの繁殖・供給プロジェクトであるナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」の廃止を求める署名を皆さまにお願いしているところですが、このプロジェクトでは、繁殖を終了した委託先の奄美大島の民間施設(株式会社奄美野生動物研究所)で飼育されるおよそ250頭(問題が表面化した2017年当時)のサルをどうするのかが、ずっと課題になっています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/nbr-monkybreeding-costreduction.html target=] 当事者である研究機関からは結論が出たのかどうかの回答がなかなか得られませんが、既に奄美大島から50頭のニホンザルが愛知県犬山市の京都大学ヒト行動進化研究センター(旧・霊長類研究所)に移されたことが判明しています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/nbrp-50monkeys-from-amami.html target=] さらに、この件に関連するのかどうかははっきりはしませんが、昨年、日本霊長類学会の学会誌『霊長類研究』2024 年 40 巻 2 号掲載の「保全・福祉委員会からのお知らせ」に以下の記述がありました。NBRP「ニホンザル」の運営委員会についての報告で、「ニホンザルの移動について審議され採択されました」と書かれています。 特定動物の飼養・保管許可が500匹から700匹にふえていた! さらに、愛知県に開示請求した文書が届いたので確認したところ、京都大学ヒト行動進化研究センターの第2キャンパス(善師野小野洞)のニホンザルに関する特定動物の飼養・保管許可の飼育数(飼育できる上限の数)が、500匹から700匹にふえていました。 動物愛護センター内で許可について伺いを立てる稟議書のような書類のなかに、手書きで「現許可は500頭ですが、将来的に増える可能性があるとの事で今回700で申請」と書かれています。実際に、許可は700匹で出されています。これが、2023年4月のことです。 いきなり200匹も増加する

  • 茨城県畜産センターの牛の虐待について、書類送検が報道されました

    書類送検が報道されました 茨城県畜産センターでの牛虐待が書類送検された件ですが、新聞・テレビで報道されました。県側のコメントも、虐待していないという強い態度から、不適切な扱いはあったことを認める表現に変わっています。問題があったことを素直に認めてほしいものですが、態度には変化が見られます。 読売新聞茨城版 1月24日 「牛虐待疑い 書類送検 畜産センター職員ら 動物保護団体が告発」 NHK 水戸放送局 1月24日 18:10~「いば6」 「茨城県畜産センターで牛虐待か 職員ら8人と茨城県を書類送検」 https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20250124/1070026283.html 毎日新聞茨城版 1月25日 「飼育の牛を虐待の疑い 茨城県畜産センターの職員ら書類送検」 https://mainichi.jp/articles/20250125/k00/00m/040/040000c https://news.yahoo.co.jp/articles/c753303635acedc36b49d692c533248c653e8304 茨城新聞 1月25日 「茨城県畜産センターで飼育牛虐待疑い 内部告発で判明 元・現職員8人と県を書類送検 県警石岡署」 https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17377203169513 https://news.yahoo.co.jp/articles/a1f5e80a06a95d34f28d6e21206c1292641f4c8d [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/animalabuse/ibarakipref-referred-to-prosecutors.html target=] 畜産センター側の反応 ちなみに、茨城県畜産センターは、送検がされた直後の1月23日、新たにサイトのアニマルウェルフェアの取り組みのページに、牛のブラッシングを始めたことを掲載しています。告発に関わってくれた元従業員の方が働いていたときは、誰もブラッシングなどしていなかったのに。 告発事実があった当時、ほかの従業員らは昼休みをのぞいて毎日3~4時間ほども休憩をとって

  • 茨城県畜産センターで行われた牛への数々の虐待について動物愛護法違反で書類送検

    プレスリリース 2025年1月22日 茨城県畜産センターで行われた牛への数々の虐待について 被疑者が動物愛護法違反で書類送検されました 内部告発により判明していた茨城県農林水産部畜産センター(住所:石岡市根小屋1234)の牛に対する数々の動物虐待について、動物愛護管理法44条2項違反として石岡警察署に刑事告発しておりましたが、1月20日付で被疑者8名及び茨城県が水戸地方検察庁に送検されましたのでお知らせいたします。 同畜産センターでは、飼育する牛(乳牛および肉牛)に対し、金属製の掃除道具で腹を叩く、顔を削蹄用の鉄やすりで叩く、竹棒で叩く・突く、こぶしで顔を殴る、足で蹴る、足を振り上げてかかとを体に落とす(いわゆる「かかと落とし」)、傷めている足を金属製スコップで突くなどの暴行が日常的に行われていました。また、糞尿で泥濘化した放飼場で牛を飼育するなど、動物愛護管理法44条2項違反に相当する飼育実態もありました。 牛も愛護動物として、みだりな殺傷・虐待から法的に保護されています。このような虐待を見逃してしまえば、畜産の現場における動物たちへの扱いを改善することはできません。今後の虐待抑止を願い、同センターおよび実行犯を厳罰に処すことを求め、刑事告発したものです。証言をした元従業員は下記のように述べています。 「現場の監督も、技術の更新や設備の投資も怠っていた茨城県の責任は大きい。県は改善を報告しているが、過去の行いが消えるものではなく、厳正に処罰してほしい。」 なお、本告発は、下記の4団体の連名で行いました。今後、処分決定まで、推移を注視していきたいと思います。報道機関の皆様におかれましては、このような現実についてぜひ報道を行っていただきたく、よろしくお願い申し上げます。 【告発団体】 特定非営利活動法人動物実験の廃止を求める会(JAVA) 認定特定非営利活動法人アニマルライツセンター(ARC) 認定特定非営利活動法人動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN) PEACE 命の搾取ではなく尊厳を [caption id=attachment_46425 align=aligncenter width=1200] 搾乳のための移動作業 ベッドから通路に降りようとしている牛を蹴る[/caption] 関連記事 [sitecard su

  • 日本から中国へ輸出される化粧品の動物実験について

    PEACEも加盟する美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会で連携して活動しているNPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)さんが、『JAVAコスメガイド』の最新版(Vol.6)を発行されました。動物実験していない化粧品メーカー等の情報をまとめた冊子になります。 [blogcard url=https://sippo.asahi.com/article/15574269] 日本から中国への普通化粧品の輸出に関しても、動物実験は回避できるようになったが… 新しいコスメガイドで注目していた点のひとつに、中国での動物実験の問題があります。中国へ化粧品を輸出する場合、中国国内の試験機関で動物実験を実施する必要がありましたが、一定の要件を満たした普通化粧品(一般化粧品)については、2021年5月1日から、その義務付けが免除されています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/animalexperiments/cosme/cosme-world-ban-animaltesting#CN target=] [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/china-importcosme-animaltesting.html target=] フランス政府やイギリス政府は中国が求めるGMP証明書の発行を行い、中国での動物実験を回避できるようになった報道されていることを受け、PEACEでは日本の厚生労働省に対応について問い合わせましたが、担当者が変わった時期とも重なり、はっきりした回答が得られませんでした。そこで日本でGMP証明書を発行している日本化粧品工業会(粧工会)*に問い合わせたところ、国際部から以下の回答をいただきました。回答は2年前にいただいていたものですが、現在も変わりないことを確認しています。 *日本化粧品工業連合会(粧工連)が2023年4月に改組され、日本化粧品工業会(粧工会、JCIA)となりました。 粧工会国際部回答より 一定の条件を満たした化粧品の動物実験免除には、ご記載の通り「輸出国政府の発行する」という条件があるため、当会発行のGMP証明書は要件を満さず、動物実験免除のための資料としては認められませ

  • 「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」のサンクチュアリとは? マリンランド閉園とシャチ・イルカたちの行き先問題

    フランスの水族館、マリンランド・アンティーブが1月5日、閉園しました。シャチやイルカの行き先が決まっていないことについて、ようやく日本語でも報道がありました。 [blogcard url=https://www.cnn.co.jp/world/35227937.html] この記事だけで知った人たちが、保護団体の提案は海にダイレクトにシャチやイルカを放流するものだと勘違いしている向きも感じますので、昨年、フランス政府の「環境・持続可能な開発監査局(IGEDD)」がベストな選択として選んだカナダの「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」のサンクチュアリについて、ご紹介したいと思います。 IGEDDの勧告については、昨年こちらの記事でご紹介しましたが、この報告書で検討されている保護団体からの提案には、シーシェパード・フランス等を含む複数の保護団体からの5つの提案が含まれていました。海洋に大きな生簀を作るものから、マリンランドの施設を譲り受けて自分たちが管理する案まで様々なものがあり、それらの中から資金面の調達等の要件がクリアされればベストとして選ばれたのが「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」になります。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/action/france-marineland-petition202411.html target=] ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト~水槽からの解放と自然の海での終生飼育 The Whale Sanctuary Project(サイトは英語です) https://whalesanctuaryproject.org/ [blogcard url=https://whalesanctuaryproject.org/] ホエール・サンクチュアリ・プロジェクトは、イルカやシャチを狭いコンクリートの水槽から解放し、可能な限り自然の生息地に近い環境の海で終生飼育するサンクチュアリ(疑似自然保護区)を建設しています。 ホエールサンクチュアリはカナダのノバスコシア州ポートヒルフォード湾にあり、2025年に鯨類を受け入れることを目標としています。受け入れの対象となるのは水族館から引退した鯨類や、負傷したり座礁したり、捕獲された鯨類などです。場合によってはケアの

  • 本年もよろしくお願いいたします<2025年新年あいさつ>

    皆さま、旧年中は大変お世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします。 今年は、動物愛護法改正の年になる…はずでしたが、それも雲行きが怪しい状況です。 ただ、実験動物や畜産動物、展示動物(エキゾチックアニマルの取扱い含む)は議論が足りていない状況ですので、改正が延期になってでも議論を尽くし、法律強化を実現したいものです。あまりに日本の動物保護の法は弱すぎます。 また、犬猫以外の動物の業者の飼養管理基準も、今年は動きがあるはずです。 本年も引き続き、活動にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 #動物愛護法改正 #動愛法 #法律改正 #動物 #動物愛護 #動物福祉 #動物の権利   この投稿をInstagramで見る   PEACE 命の搾取ではなく尊厳を(@peace.animals)がシェアした投稿

  • ホームページに関するお詫び

    サーバー移行の影響で2024年12月31日から2025年1月1日にかけてサイト表示に不具合がありましたこと、お詫び申し上 […]

  • 文部科学省が令和6年度の動物実験基本指針等の遵守状況に関する調査結果を公表

    文部科学省が令和6年度の「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」等の遵守状況に関する調査結果を公表しました。 「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」等の遵守状況に関する令和6年度調査結果 これは、毎年、文科省の所管する施設を対象に行っているもので、動物実験を実施している⼤学等の数は前年の387機関から383機関に減りました。 10年前は426機関ありましたので、着実に減っています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/mext-2021questionnairesurvey-animallab.html target=] ただし、内容はほぼ無意味 ただ、この調査自体は、動物実験等を実施している当の機関が回答を書くアンケート調査であり、 適切な審査を⾏っていますか➡「はい」が100% 科学的観点及び動物の愛護の 観点から動物実験等を適切に実施していますか➡「はい」が100% 情報を適切な⽅法により公表していますか➡「公表している」が100% という、ほぼやる意味のないアンケート調査です。誰かが適切かどうかを審査しているわけでも何でもありません。自己申告なので、当然、どこの機関も「はい」と答えます。各機関の動物実験委員会の審査能力は、実際のところ力量に差があると思われますが、承認のハンコを押してさえいれば、適切にやっていると自称できるのです。 情報の公開も、実際に使った動物数をきちんと報告していると感じることはあまりなく、1日当たり飼育数や、ある日時点での飼育数など、実際の使用数を隠蔽するような数字が公開されていることが多いですが、自分たちはそれが適切だと思っているのでしょう。 自己点検も、ネガティブな事象について公表していることはまれで、起きた問題などは書かず、すべて適正だとするような、形式的で意味のないものが公開されているのが普通です。 改善措置を行った機関が49機関 不思議なのですが、「動物実験計画の実施の結果について報告を受け、必要に応じ適正な動物実験等の実施のための改善措置を⾏っていますか」という質問に対し、報告は全機関が行ったと答えていますが、改善措置をとったのは49機関ありました。 改善が必要だったのに、適切な審査や実験が行われたとは、これいかに? 不

  • 野生動物の保護と距離感 朝日新聞「傷ついた背ビレ イルカが⼈にかみつくまで」を読んで

    写真は新屋島水族館のイルカの餌やり体験。世界中の水族館に水槽を納める企業が、日本ではこんなことをやっている。 イルカとの誤った距離感はなぜ 福井県の海水浴場で、野生のミナミハンドウイルカに海水浴客がかみつかれる事例が相次ぎ起こりました。かつては「すずちゃん」という愛称で親しまれたイルカですが、交流が話題になり、観光資源となっていきました。過熱した人との接近が人なれしたイルカを「かみつきイルカ」にしてしまった、その経緯が朝日新聞の7回にわたる連載記事になっていました。すべて有料記事ですが、大変貴重な記録となっていますので、ぜひ読んでみてください。 [blogcard url=https://www.asahi.com/rensai/list.html?id=2332&iref=pc_rensai_article_short_2332_below_bn] 「野⽣動物と⼈とのあるべき『距離』を破ったのは、イルカではなく⼈の⽅だったのかもしれない。」 (第4回「イルカに『すずちゃん』名付け親の後悔 野⽣との『距離』破ったのは」より) 野生のイルカが人への警戒を忘れ、人間のいる環境でえさを得られることを覚えてしまいました。いくらかわいくみえてもイルカは力の強い、体の大きな野生動物です。イルカにとって遊びやコミュニケーションのつもりの甘がみや接触が、人には大けがにつながる場合があります。また、人を恐れないイルカが突然近くにいたとき、コントロールできない動物の存在に海水浴客は恐怖を覚えたようです。 なぜ人々はイルカに触りたがり、乗りたがるのでしょうか。野生動物にはむやみに近づかない、触らない、えさを与えないことが原則です。本来ならば教育機関であるはずの水族館が野生動物との距離感を正しく伝えるべきなのですが、そうはなっていません。これは全国的な問題です。 イルカは人懐っこく、従順でかわいい動物という先入観が、水族館のイルカショーやふれあい、SNSで発信される飼育員になついた姿などにより、植え付けられています。 「イルカに限らず、野⽣動物本来の習性に基づかない動物園や⽔族館の展⽰の在り⽅について、そろそろ本気で⾒直すべきではないだろうか。」 (第5回「⾚ちゃんイルカに乗った遊泳客 戯れが『⽢がみ』被害に変わった瞬間」太⽥匡彦記者のコメントより) 記事に寄せられた太⽥匡彦記者のコメントが的確に問題点を指摘しています。野生動物

  • 令和6年度第2回国際獣疫事務局(WOAH)連絡協議会傍聴 農水省は動物愛護法改正に後ろ向き!

    本日、「令和6年度第2回国際獣疫事務局(WOAH)連絡協議会」が農林水産省で開催されたので、オンラインで傍聴しました。WOAH(World Organization for Animal Health)は、世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関で、以前はOIEと呼ばれていました。いわば、動物版WHO(世界保健機関)であり、世界動物保健機関と呼ぶべきものです。 WOAHは、動物衛生や人獣共通感染症、アニマルウェルフェア、畜産物の生産段階における安全確保に関する国際基準(WOAHコード)を作成しており、今日も、今年9月のWOAHコード委員会報告書で示された 陸生コード改正案等についての国内の有識者の意見交換ということで、開催されました。改正案に対する日本政府の意見や、WOAH側での修正の進捗等について報告があり、章ごとに意見交換をするという形で進みました。 動物の福祉に関しては、一番最後に「第7.1章 アニマルウェルフェアの勧告に関する序論」の改正が取り上げられました。今年9月に3次案が提示されており、2次案に対して日本政府が提出した意見が反映されていたかどうかなどが報告されました。 改正案には、アニマルウェルフェアを考える上で役立つ指標として、従来の「5つの自由」に加え、新たな概念である「5つの領域」を含む内容にすることが決まっています。 「5つの自由」が、動物にとって悪いことをしないという観点に立って作られているのに対し、より積極的に良い状態をつくる観点が必要ではないかということで出てきたのが「5つの領域」の考え方だと農水省も説明していましたが、本当のところを言えば、動物園や畜産業、動物実験の世界では動物を自由にすることはないため、「〇〇からの自由・解放(freedom)」というスローガンは受け入れがたいという背景があって、提唱され始めたものです。 「5つの領域」‘five domains’ とは ・ 栄養 ・ 環境 ・ 健康 ・ 行動 ・ 精神状態 これをWOAHのコードに含めることに対する日本政府のスタンスは、以下の通りだとか。気になったのは赤字にした部分です。 アニマルウェルフェアに関する新たな概念である「5つの領域」の追加及びその他の修正に関して、将来的な他の章の改正も念頭に、我が国の現状及び国際的な情勢を踏まえ、現場に過度な負担が生じないよう適切に意見を反映させる。 国がアニマルウ

  • 日本平動物園が現在の施設でのキリンの飼育は止めると公表 キリンも飼育を止めていくべき種

    次々キリンを死なせてきた静岡市立日本平動物園が英断 現在の飼育舎でのキリンの飼育は止める 2022年10月にオスの「ダイヤ」が死亡してからキリンを飼育していなかった静岡市立日本平動物園ですが、今年12月5日、重大な発表をしました。現在のキリン舎でのキリンの飼育を中止するとのことです。 静岡市立日本平動物園お知らせ:【動物】キリンの飼育について 同園では、ダイヤの死後、園内でキリン飼育検討チームを発足し、今後のキリンの飼育について話し合っていたとのことです。3つの理由から決断をくだしたと公表がありました。 「【動物】キリンの飼育について」より ① 運動場の面積 キリンはよく歩く動物です。野生下でよく歩くキリンにとって、狭い運動場は運動不足やストレスの原因になります。当園では長年キリンを飼育してきましたが、今回の話し合いで「運動場の面積はもっと広くあるべきではないか」との意見が多く挙がりました。キリンを心身ともに 健康な状態で飼育するだけでなく、キリンの魅力を最大限引き出すためにも今よりも広い運動場が必要です 。 ② 群れ飼育 野生では群れで生活するキリンにとって、1頭での飼育は大きなストレスがかかる可能性があります。そのため動物園でのキリンの飼育は群れで行うことが多いで すが、群れでの飼育は1頭当たりの運動場の利用面積を狭めることになります。そのため「広い運動場面積」と「群れ飼育」というのはキリンにとって絶対条件にも関わらず、現在の施設ではその両方をクリアするのは難しい状況にあります。 ③ 必要な設備 キリンを飼育するには寒い時期に暖かい環境で飼育できる寝室や蹄のケアを行うトレーニングスペース、治療用のサブパドックなどが必要となります。当園でもパネルヒーターの設置や健康管理のためのトレーニングなどを行ってきましたが、それでもサブパドックやトレーニングスペースがない現在の施設では十分な健康管理が難しいとの結論に至りました。 3点とも動物の福祉を考えてのことですので、この決定をとてもうれしく思います。ただ、エリア改修の見通しが立てられた暁にはキリンの飼育を再検討する予定とも書かれているので、それはもう諦めてほしいと思いました。 そもそもキリンも、ゾウやイルカ、ホッキョクグマなどと同様に、優先的に飼育を止めていくべき種です。下記に海外の団体のレポートを紹介します。 また来園者からキリンが見た

  • 東北サファリパークでの去年のライオンによる死亡事故で園長ら2人が書類送検

    東北サファリパーク by Y.Matsuura 1965 Virgo is licensed under CC BY-SA 4.0 . 東北サファリパークでの去年のライオンによる死亡事故で園長ら2人が書類送検 福島県にある「東北サファリパーク」で昨年9月、当時53歳の男性飼育員がライオンに襲われて死亡しましたが、今月9日付けで二本松警察署は、園長ら2人を業務上過失致死容疑で福島地検に書類送検したとのことです。 読売新聞の取材に「サファリパークとしてコメントを出すことはない」と答えているとのことで、驚きました(「飼育員がライオンに襲われ死亡、東北サファリパーク園長ら2人を書類送検」読売新聞、2024年12月10日)。サイトにも特に何もコメントは載っていません。 事件の経緯としては、昨年9月28日午後、閉園準備作業中にライオンのおりの中で飼育員が首から血を流して倒れているのを、別の飼育員が発見。飼育員は搬送先の病院で約1時間後に死亡した、というものでした。 飼育員は檻の中に入りエサを置いたが、扉が開いているのに気づいて閉めようとした際、メスのライオンに檻の中に引きずり込まれたと報道されています。(「飼育員死亡の東北サファリパーク 業過致死容疑で園長ら書類送検」朝日新聞、2024年12月10日) 東北サファリパークは、この事故で1か月ほど休業しましたが、その後営業を再開しています。 支店である那須サファリパークでも有罪になっている 東北サファリパークを運営する株式会社東北サファリパークは、2022年にも、支店である「那須サファリパーク」でトラによる重大な負傷事故を起こしています。略式起訴されたときにブログに詳細をまとめました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/nasusafaripark-information.html target=] この投稿を載せた時点で罰金等は公表されていませんでしたが、今年4月8日付けで大田原簡裁が略式命令を出していたことが後日報道されました。 業務上過失傷害罪で略式起訴された元飼育員男性(起訴当時26歳)⇒罰金50万円 (警察署が送検した6名のうちの1名、ほか5人は不起訴) 労働安全衛生法違反罪で略式起訴された運営会社と責任者: 運営会社「株式会社東北サファリパーク」⇒罰金50万円

  • NBRPニホンザル:京都大学に新たに入った50頭は奄美野生動物研究所から移動で確定

    実験用ニホンザルの繁殖・供給の中止を求める署名を皆さまにお願いしています「NBRPニホンザル」に関連し、京都大学の犬山市の施設へ2022年度に、どこかから急に50頭のサルが導入されたことを、こちらの記事でお知らせしました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/internationalmacaqueweek.html target=] どの関係機関に聞いても明確な回答はなく、相変わらずの隠蔽ぶりでしたが、特定動物の移動に関する文書について愛知県に情報公開請求を行ったところ、やはり奄美大島の株式会社奄美野生動物研究所から京都大学のヒト行動研究進化センターへの移送で間違いなかったことが判明しました。分担機関である生理学研究所がサルの飼育を委託する民間企業から中核機関である京都大学への移送で、確定です。 書類が出てきたのは、以下の頭数分です。 令和4(2022)年度 2回輸送 計51頭 令和5(2023)年度 1回輸送 計26頭 2022年度に京大が増加を公表しているのは50頭ですので、もし提出された書類通りの移送が行われたのであれば、輸送途中で1頭死亡している可能性があります。 京都大学の年報は、まだ2022年度分までしか公表されていませんが、2023年度中にも26頭も移動がされており、奄美大島のニホンザルを減らす方向にあることが伺えます。 飼養頭数が減れば、当然、生理学研究所からの再委託費も減額があってしかるべきですが、奄美野生動物研究所に支払われている金額について、生理学研究所の上部組織である自然科学研究機構は、非公開の態度を貫いています。随意契約は原則公開とされているにもかかわらずです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/nbrpmonley-nips.html target=] 日本における実験用ニホンザルの利用は、本当に不透明で身勝手な国家事業によって支えられています。 特定ザルであるニホンザルの移動 - 情報公開された書類 輸送期間:令和4(2022)年12月4日(日)~6日(火) 奄美野生動物研究所から京都大学犬山キャンパスまでニホンザル25頭の移動について通知書が提出されていました。

  • 中央大学入試の試験問題に「動物とのふれあい必要?」の記事が使われました

    本年度の中央大学文学部自己推薦入学の試験問題に、動物園について考えたことを書きなさいという課題が出題されました。使用する参考資料の中に、当会代表の朝日新聞インタビュー記事(「動物とのふれあい 必要?」)も含まれていました。 試験問題掲載は来年度試験問題が掲載されるまでの期間と思われますが、こちらでご覧いただけます。 この時のインタビューの内容はあくまでふれあいについてがテーマでした。受験生によっては「ふれあいを止めろ」と言っている人がいるのか!と驚かれたかもしれませんが、読んで、考えてもらえたとしたら嬉しいことです。 ひとつ、資料の中に動物園の存在をそもそも批判するようなものがなかったことは残念ではありました。動物福祉について考えさせる時代が来たようですから、さらに存在意義そのものに切り込む時代が来ることを期待します。 そういえば7月に大学のサイトに掲載されると聞いていたのですが、うっかりしていまして、ご報告するのが遅くなりました。… pic.twitter.com/EbRGGW2GPG — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) November 3, 2024

  • 〔天王寺動物園〕動物に与える野菜や果物を盗んだ疑いで書類送検された飼育員、懲戒解雇

    大きく話題になっていましたが、天王寺動物園の40代の飼育員が、サルたちやチンパンジーたちなどの食事として与える野菜や果物を、たびたび園から盗んでいたというニュース。本当に信じられません。 動物たちは、命以外のあらゆるものを奪われて、動物園の檻や施設に閉じ込められているのです。与えられている食事だって、多くの動物は、本来の食べ物を、本来の形で与えられているわけではありません。人間が食べているような野菜や果物が、野生にあるわけではないです。多くは人間の好みに合わせて改変されたものです。 この事件では、人間が食べられるものを、人間より身分の低い動物が食べているのはけしからんという、動物に対する「蔑視」とも言えるものを感じますが、動物園の動物たちは、人間が都合よく手に入れやすいものを食べさせられているに過ぎないのです。 そのような不幸な動物たちから、さらに(おそらくは幽閉生活での主たる楽しみでもあろう)食事を飼育員が私的に奪うなんて、本当に腹立たしいことです。 書類送検を報じる産経新聞の記事によれば、「少なくとも事件の1カ月以上前から在庫のエサが減っており、同園が天王寺署に被害届を提出。10月1日、天王寺署に窃盗容疑で任意同行を求められ以降、出勤停止となっていた」とのこと。(「サルやチンパンジーのエサ盗む 天王寺動物園の飼育員を書類送検」2024年11月21日) 量が減ってバレるほど盗んでいるのも驚きですが、「出勤停止となっていた」と過去形となっているのも気になりました。天王寺動物園に今も出勤しているのか電話で確認しましたが、捜査中ということで何も教えてもらえませんでした。もし、この飼育員が働き続けるなら、どのように再発防止策をとるのか、有罪判決が出るまで処分はしないのかが知りたいところでしたが、それらについても何も言えないようでした。 当会としては、当然懲戒解雇が必要だと考えていましたが、11 月 29 日、当該飼育員の処分が報じられました。懲戒解雇です。園の公式サイトでも、「天王寺動物園における職員の懲戒処分について」という文書が公開されました。 天王寺動物園は、独立行政法人化されましたが、大阪市から10億円以上の運営費交付金を受けて運営されている動物園です。公共性を考えても懲戒解雇は当然の帰結でしょう。 抜粋 令和 6 年 11 月 29 日 天王寺動物園における職員の懲戒処分について 天王寺動

  • 〔上げ馬神事刑事告発・経過報告〕津地方検察庁との協議に行ってきました

    先日、上げ馬神事関係者が書類送検された件につきまして、連名で告発を行いました動物虐待のない社会を目指す会および代理人とともに、津地方検察庁に行ってきました。直接、検察官との協議を行うことができましたこと、ご報告いたします。 検察官の方は、昨年の上げ馬神事当日の様子や告発の趣旨などについて、大変真摯に耳を傾けてくださいました。 結論については、まだ時間がかかるとのことです。 協議に先立ち、検察庁宛に意見書を書いてくださいました動物との共生を考える連絡会、公益財団法人動物環境・福祉協会Eva、認定NPO法人アニマルライツセンターの3団体に御礼申し上げます。

  • 最新の水族館は旧態依然 神戸須磨シーワールドにみる水族館の限界

    フランスからのシャチ移送反対のアクションを続けてきましたが、それでは、神戸須磨シーワールドは、どんな水族館なのでしょうか。現地レポートです。 「大きないのち」に小さなプール イルカやシャチの展示やショーに対して、国内外からの批判がさらに高まりをみせている中で、2024年6月1日、「神戸須磨シーワールド」がオープンした。閉館した神戸市立須磨海浜水族園の跡地にできた、グランビスタ ホテル&リゾートの運営管理による娯楽要素の強い水族館だ。 西日本唯一のシャチショーが最大の目玉で、キャッチコピーは「すべてのいのちは、こんなにも大きい。」だ。しかし、新しくできた水族館のプールはサイズ、展示方法においても既存の水族館を超えるものではなかった。最新の設備には目新しさも進化も見られず、動物たちへの配慮、福祉においてはこれまでの反省の生かされない、娯楽が優先された水族館でしかなかった。 すべてのいのちは、こんなに大きい? 大きいと思っているのに、こんな小さなプールしか作らないの、何かの冗談ですか。#動物虐待 #シャチ #イルカ 【音楽ナタリー】milet、新オープンの水族館「神戸須磨シーワールド」テーマソング担当(コメントあり / 動画あり) https://t.co/i3J1auAO29 pic.twitter.com/XE45e4WBgC — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) May 17, 2024 プールの大きさの比較写真を見ての通り、神戸須磨シーワールドのシャチプールはフランスのマリンランド・アンティーブよりも小さいのは明らかで、1970年にオープンした鴨川シーワールドより小さいのではないかと感じるくらいだ。実際には少し広いそうだが、3つのプールの組み合わせになっているため、特にメインプールの小ささから、狭さを感じる。 深さにおいても問題がある。マリンランド・アンティーブのシャチプールが深さ11メートルに対し、神戸須磨シーワールドはメインプールやサブプールとも同じ深さで6.5メートルしかない。イルカメインプールは、神戸須磨シーワールドが深さ4.5メートル、既存の水族館は3メートルから5メートルなので、深さにおいても既存よりも浅いことになる。 野生ならばハンドウイルカは最大で535メートル、シャチは最大260メートル深く潜ることができる1。マリンランド・アンティ

  • フランスの大臣がマリンランドのシャチたちの日本への輸出に反対すると公表!

    フランスから日本へのシャチ輸出を許可しないように求める署名の宛先になっていましたフランスのアニエス・パニエ=リュナシェ エコロジー移行・エネルギー・気候・リスク予防大臣が、昨日(11月26日)、マリンランドのシャチたちの日本への輸出に反対すると公表しました!! このことはフランスを代表する民間テレビ局TF1(テー・エフ・アン)で報じられ、大臣のX および Instagram ににも投稿されました。以下のような内容になっています。 「マリンランドにいる2頭のシャチの将来について、NGOから警告を受けました。 日本のパークには、欧州に比べて緩い動物保護の法律が適用されています。さらに13,000キロもの距離を移動することは、シャチたちの健康にとって明らかに危険です。 ですから私は、ウィキーとケイジョの日本への移送に反対することに決めました。」 J'ai entendu les alertes des ONG sur l'avenir des deux orques de Marineland. Les parcs japonais sont soumis à une législation moins protectrice des animaux qu'en Europe. De plus, parcourir 13 000 kilomètres serait évidemment dangereux pour leur santé. J'ai donc décidé de… — Agnès Pannier-Runacher 🇫🇷🇪🇺 (@AgnesRunacher) November 25, 2024 大臣、ありがとうございます!! マリンランドがフランスのエコロジー移行省(エコロジー移行・エネルギー・気候・リスク予防省)に許可申請を出したと報じられたのは11月23日のことだったので、大臣のすばらしい即断だったと思います。 [blogcard url=https://www.francebleu.fr/infos/societe/marineland-d-antibes-le-permis-pour-exporter-les-orques-a-ete-depose-9012859] これをもって、フランスの団体C'est Assez!による署名も終了となっています。皆さま、ご

  • 緊急署名! フランスの2頭のシャチの日本への輸出許可を出さないでください

    フランスのマリンランド・アンティーブに幽閉されている2頭のシャチ、ウィキーとケイジョが日本に送られるのではないかという問題が、急展開です。 ウィキーとケイジョの運命に関する裁判所の決定が予想される12月5日の前に、2頭はフランスを去る可能性が高く、ワシントン条約の輸出許可申請は近日中に行われるというのです! この展開に伴い、緊急でフランスの首相と大臣へ宛て、日本への輸出許可を出さないよう求める署名が立ち上がっています。ぜひ日本からもご協力ください! フランス語の署名ですので、全文翻訳と送信のしかたについて、このページの最下部に掲載しました。 署名する 神戸須磨シーワールドの問題点をフランス政府も指摘している! 先日、マリンランドから既に他の動物の搬出が始まっていることをフランスの団体One Voiceが明らかにしましたが、別のフランスの団体Tilikum Spiritのサイトの11月19日付の情報には、来年1月5日までにマリンランドは封鎖するようだと書かれています。 航空写真の比較を見ていただければわかりますが、日本のグランビスタホテル&リゾートが運営する2つの施設、神戸須磨シーワールドと鴨川シーワールドのシャチのプールは、マリンランドに比べ、非常に小さいです。 先月、フランス政府の環境・持続可能な開発監査局(IGEDD)は、フランスの2か所の施設で飼育されている鯨類に関する正式な勧告を公表しました。2頭のシャチの移送先については、カナダのノバスコシア州でホーエル・サンクチュアリ・プロジェクトが建設中の、海を利用した保護区域(サンクチュアリ)がベストの選択だと結論付けています。 [blogcard url=https://whalesanctuaryproject.org/for-wikie-and-keijo-a-fork-in-the-road-ahead-2/] その公表文書ではっきりしましたが、神戸須磨シーワールド及び鴨川シーワルドを運営する株式会社グランビスタホテル&リゾートは2023年10月23日、フランスのマリンランドとシャチに関する契約を締結していました。当初シャチは4頭おり、2頭のシャチが寄贈で、残る2頭は繁殖・教育・科学研究目的での貸与となっていました。そかし、特に健康上の懸念のあった2頭は既に死亡しています。 公表されたIGEDDの勧告では、カナダのサンクチュアリに送ること

  • 普及用グッズのオンライン申し込み中止のご案内

    普及用グッズ頒布について、オンラインでのお申し込みができるようにしていましたが、サーバー更新にシステムが対応できなくなっ […]

  • アメリカ世論調査:2024年、動物実験を許容できる人は半数以下を維持

    昨年、アメリカの大手世論調査会社であるギャラップ社が毎年行っているモラルに関する意識調査で、動物実験を道徳的に許容できる […]

  • NetFlixドキュメンタリー『ポイズニング: 食に潜む汚れた真実』

    写真出典:内閣府「食品安全関係素材集 」より腸管出血性大腸菌 アメリカではマクドナルド のハンバーガーを食べた人たちの間で、腸管出血性大腸菌による食中毒 が発生し、1人が死亡したとのこと。現時点で、 10 州49 件の患者発生が起きています。 タマネギが感染源かもしれないと報道されていますが、畜産場の排せつ物・汚水が、野菜に汚染を広げている現実があります。 ネットフリックス の ドキュメンタリー『ポイズニング: 食に潜む汚れた真実』は、そうした現代の食品生産システムと食品汚染の問題を描いた作品でした。 ポイズニング: 食に潜む汚れた真実 2023年 年齢制限:13+ 1時間 24分 時に人の命をも奪う、身近に潜む食中毒の危険。専門家や被害者家族へのインタビューを交えながら、アメリカの食中毒の実態を検証する衝撃のドキュメンタリー。 [blogcard url=https://www.netflix.com/jp/title/81460481] このドキュメンタリーによれば、牛ミンチ肉のO157は、混入してはいけない不純物に指定することで抑えられたそうですが、家畜の糞尿が水を汚染し、サラダ用の葉物で食中毒被害を出し続けています。 また、鶏由来のサルモネラはあまりに広範囲すぎて法的な手が打てない状況。工場畜産の現状を知るための1本です。 #肉 #ハンバーガー #感染症 #病原体 #伝染病   この投稿をInstagramで見る   PEACE 命の搾取ではなく尊厳を(@peace.animals)がシェアした投稿 #Netflix 見ている方にはお勧め。牛ミンチ肉のO157は、混入してはいけない不純物に指定することで抑えられたが、家畜の糞尿が水を汚染し、サラダ用の葉物で食中毒被害を出し続けている。鶏由来のサルモネラはあまりに広範囲すぎて法的な手が打てない。アメリカの工場畜産の現状。#ポイズニング https://t.co/mOdMXsjcHf — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) August 11, 2023

  • 動物愛護法改正に関する政党アンケートを実施しました

    動物愛護法改正に関する政党アンケート PEACE・JAVA・ARCによる動物愛護法改正のための共同キャンペーンの一環として、政党アンケートを実施しました。重要な6つの質問に関する各政党の回答を公開しましたので、ぜひチェックしてみてください。 [blogcard url=https://animallaw.jp/survey/] 来年の通常国会での成立を目指して議論が進められている次期動物愛護法改正も議員立法で行われる予定ですが、議員立法では、法案は全会一致でなければ成立しません。そのため、「実験動物や畜産動物の福祉向上に手を付けるような法律は一切ダメだ」という政党が一つでもあれば、物事は進みません。日本の動物愛護法が、動物福祉をつかさどる法律として国際的にも最低レベルで推移してきているのは、この事情も強く影響しています。 そこで私たちは、各党に対し、いわゆる「ペット」だけではなく、実験動物・畜産動物の福祉向上にも意識を向けることが重要だというメッセージを伝えるため、アンケートを実施しました。10政党に送り、本日時点で8政党から回答を得ています。 折しも、第50回衆議院議員総選挙が告示されました。投票日は、10月27日(日)です。 立候補者を見ればわかりますが、各政党内に動物を利用する産業側の立場を代表して当選する議員がいます。党の方針を動物保護寄りにしてもらうには、各党内に、動物のことについて動いてくれる議員をふやす必要があります。 ぜひ、私たちと同じ質問を、あなたの選挙区から出馬する候補者にもしてみてください。動物に関わる問題に関心をもつ有権者が地元にいることを示す、よいチャンスです。 私たちにも、どのような反応だったかを共有してくださったら嬉しいです。 これまでの改正で見捨てられてきた実験動物や畜産動物。日本で法による保護が進まないのは、国民の関心が低いと思われてしまっているから。 そんなことはないと態度で示していきましょう! [blogcard url=https://animallaw.jp/survey/] [blogcard url=https://news.yahoo.co.jp/senkyo] #国会 #政策 #マニフェスト #選挙 #衆議院 #参議院 #候補者 #選挙に行こう #VOTE #投票に行こう#動物法 #動物の権利 アンケート結果表 ※必ず、リンク先の回答詳細を併

  • 【報告】多度大社で行われた昨年の上げ馬神事に関し、関係者が書類送検されました

    動物虐待のない社会を目指す会との連名で刑事告発しておりました昨年の上げ馬神事について、9月24日に、動物愛護法違反の疑いで12名が津地方検察庁へ書類送検されたとの連絡を受けました。同日、報道もされており、検察に起訴を求める「厳重処分」の意見が付されたとのことです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/animalabuse/tado-ageuma-2023.html target=] ただし、告発は受理されていましたので、送検は必ずされる過程に過ぎません。大事なのは、これから検察庁がどう処分を決めるかです。 告発から送検まで時間がかかりましたが、綿密に捜査してくださったということだと受け止めています。今後、厳重な処分を求めて検察庁にも意見を伝えるつもりですが、検察庁でもしっかり捜査がされ、厳正な処分となることを願いつつ、結果を待ちたいと思います。 上げ馬神事で12名送検されるとの報道が出ました。捜査にご尽力くださいました皆様に感謝いたします。 厳正な処罰がされることを求めつつ、結果を見守りたいと思います。 https://t.co/bfiTDZybrp — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) September 24, 2024 昨年の様子 負傷後、骨折により左前脚がブラブラ状態で歩かされたメルズーガ。(メディアにはボカシなしの動画を提供しています) 中途半端な「改善」などではなく、二度とこのような行事が行われないように!との思いを込めて告発しました。 pic.twitter.com/M9GwgL4ITC — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) October 13, 2023 今年の上げ馬神事について 今年も上げ馬神事は、5月4・5日の2日間にわたり、執り行われました。3地区から3名の乗り子(騎手)が選ばれ、1日目に6頭が、2日目に3頭が上げ馬を行い、昨年のような事故は起きませんでした。ほかの3地区は自主的に不参加を決めました。 動物虐待のない社会を目指す会は今年の上げ馬神事でも現地へ行かれており、以下のような点が改善されていたとの報告を受けています。特に坂の上の壁がなくなったことは大きな改善であり、長年の動物福祉関係者の悲願達成と言えます

  • 学校ウサギ廃止署名の文部科学省への提出に同席しました

    9月12日、学校ウサギ廃止署名の主宰者の方が文部科学省に署名を提出されました。提出に際してPEACEもお手伝いをさせていただいたので、同席をしてきました。 署名は58,708名分が提出され、非常に多くの方々が関心を寄せている問題であることがわかります。署名主催者の方が、多くの方の思いを文科省に伝えてくださったことに感謝いたします。提出先は、文部科学省初等中等教育局教育課程課です。 提出に際しては、特に今年の夏は外飼いのウサギたちにとって致命的な暑さだったこと、繊細で飼育が難しい動物であるのに適正でない飼育方法がとられていること、教員の負担となっており、働き方改革の問題としても学校飼育は廃止すべきであること、ウサギが繁殖により多頭飼育崩壊に陥りやすい動物であることなどを文科省に伝え、署名主宰者からは多くの問題事例を集めた資料も手渡されました。 文科省からは、種の選定について検討が必要だという話は出ましたが、やはり改善をしていくことに主眼が置かれており、廃止の一言がいただけなかったことは残念です。これからも多くの働きかけが必要です。 署名提出に際し、ご尽力をくださいました串田誠一参議院議員と、秘書の方が同席してくださいました塩村あやか参議院議員に心より感謝申し上げます。お二人は、これまで国会質疑でも学校飼育動物の問題を取り上げてきてくださっています。 意見先 文部科学省 御意見・お問合せ 入力フォーム 関連情報 文科省が8月に教育委員会などに速やかにな改善を求めて通知! 9月23日、日本教育新聞から「学校飼育動物で小学校調査 休日の管理、1割不適切」との報道がありました。文部科学省が学校での動物の飼育状況についてアンケート調査をしており(下記参照)、その結果に基づいて、8月下旬に教育委員会などに対し、速やかに是正するよう通知が出されていたとのことです。 通知本文はこちらで公開されており、後半に調査結果も添付されています。 学校における動物の飼育について(依頼) 別紙「⼩学校における動物の飼育状況について(調査結果)」 調査結果 調査期間は、今年の6⽉3⽇〜7⽉8⽇であり、6⽉末時点の状態についての回答と書かれています。 調査対象は、全国の公⽴⼩学校(義務教育学校を含む)18,608校のうち、無作為抽出による1,235校が対象で、有効回答数は1,224校です。 約6割の学校が、学校として所

  • アメリカ:動物実験に関するコメントをSNSで非表示にしたNIH(国立衛生研究所)が敗訴

    NIH(国立衛生研究所)は、アメリカの医学研究の拠点機関であり、アメリカ内外のライフサイエンス研究に巨額の研究資金を配分しています。 動物実験にも多くの研究費を出しているため、当然、批判を浴びますが、なんとFacebookやInstagramのページで「サル」「実験」「拷問」などのキーワードを含むコメントをフィルターで一括非表示にしていました。公共機関なのに、明らかに反対意見のみを狙ってブロックしようとするのはおかしな話です。 「PETA」や「#stopanimaltesting」といった言葉もブロックされており、3年前にPETAなど複数の団体が訴訟を起こしていましたが、今年7月、D.C.巡回区控訴裁判所は、これらの非表示行為は合衆国憲法修正第1条に違反するとの判決を下しました。勝訴です。 サイエンス誌の記事によれば、「NIHの投稿のかなりの部分が動物実験に関するものであるのに、動物実験に関するコメントがまったく的外れであるとすることは常識に反する」と、2人の裁判官が記したとのこと。言論の自由にとって大きな勝利だと、原告側の筆頭弁護士は述べています。 [blogcard url=https://www.science.org/content/article/nih-loses-latest-round-free-speech-lawsuit-filed-animal-rights-activists] この記事に追記された情報によると、NIH は8 月 13 日、控訴しないと公表したとのこと。その代わり、裁判所の判決に従い、ソーシャル メディアのコンテンツモデレーションにおいてルール変更をし、動物実験に反対する人々がよく使用するキーワードを含む公開コメントを非表示にしなくするとしたそうです。 関連記事 [blogcard url=https://aldf.org/article/federal-court-rules-government-censorship-of-animal-advocates-speech-on-social-media-is-unconstitutional/]

  • 動物福祉を考える議員連盟の 「化粧品の動物実験廃止ワーキングチーム」第1回が開催されました

    9月3日、動物福祉(アニマルウェルフェア)を考える議員連盟(会長:岩屋毅衆議院議員)の第1回「化粧品の動物実験廃止WT(ワーキングチーム)」(座長:小宮山泰子衆議院議員)が開催されました。 このWTは、昨年12月の総会で設置が承認されていたもので、世界45カ国で既に禁止されている化粧品の動物実験について、日本でどのように廃止していくかを検討するために設置されたものです。 第1回では、まずはヒアリングが行われました。 WTからの事前質問に答える形で、すでに化粧品の動物実験を廃止した国内の大手化粧品会社から発表があり、廃止の決断に至った経緯や、廃止したことによる影響などについて述べられました。動物実験を廃止しても売上には影響なく、業績は伸びているとのことです。 厚生労働省からは、医薬局医薬品審査管理課が、化粧品・医薬部外品の承認申請で動物実験のデータが要求されるケースなどについて説明をしました。医薬部外品は年間2000件ほどが承認されていますが、その中で動物実験がされているものは10件に満たないとのこと。どういった分野の商品で動物実験されているのかは手元の資料ではわからないとのことでしたが、医薬部外品には殺虫剤なども含まれるので、薬用化粧品に限れば、もっと少ない可能性はあります。 また、動物実験代替法で承認可能な試験について、動物実験がされていたケースは実際にあるそうです。 最後に、PEACE・JAVA・アニマルライツセンターの3団体から成る「美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会(CFB)」を代表して、当会から、海外の法的禁止の状況について説明をしました。 世界45カ国に広がる法的禁止 また、WTに対し、私どもの要望として次の2点を要望しています。 日本国内における化粧品と医薬部外品(薬用化粧品)のための動物実験の実施の禁止 研究段階から販売に至る全過程で新たに動物実験が行われた製品の日本国内での販売禁止 今後、このWTの動きを見ながら、皆さまに署名などのお願いをすることもあるかと思います。日本でも化粧品の動物実験を禁止するため、このワーキングチームの動きにぜひご注目ください。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/animalexperiments/cosme target=]

  • ジャコウネコの糞から採取するコピルアクと観光業 イギリス政府への要望に賛同しました

    コピルアク・ツーリズムを広告・販売禁止の対象に! イギリスでは、昨年、国外の観光業における低福祉な動物利用に関し、広告やチケット販売を禁止する「2023年動物(海外での低福祉活動)法」が成立しました。どういった動物利用アトラクションがこの法律の対象になるのかについては、今後政府が決定するとされています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/zoo/uk-animals-low-welfare-activities-abroad-bill.html target=] 国際的な動物擁護団体の連盟である「Asia for Animals Coalition(AfA:アジア動物連合)」が、この法律の対象にジャコウネココーヒー観光を盛り込むよう求める書簡を送りました。ジャコウネココーヒーとは、いわゆるシベットコーヒー、インドネシア語でコピ・ルアクと呼ばれるコーヒー豆のことです。(日本ではコピルアックなどとも表記されています) コピ・ルアクは、もともとは野生下でジャコウネコが排泄した糞から採取したのですが、現在では多くのジャコウネコ(パームシベット類)が捕獲され、檻に入れられ、工場生産方式で生産されることが一般的になっています。また、2010年ころから、こうしたジャコウネコを触れ合いなどの観光業でも用いるようにもなっています。 こうした状況に関し、いかなる生産システムであってもジャコウネコの福祉は満たされないとする科学的証拠が集まっており、生物多様性保全や人の健康への影響も懸念されるとして、イギリス政府に対し、緊急に「2023年動物(海外での低福祉活動)法」の対象にジャコウネココーヒー観光を盛り込むよう求める要望が送られました。 主要17団体が呼びかけ、175団体がこれに賛同しました。PEACEも、これに賛同しました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/action/stop-kopiluwak-commercialtrade.html target=] ジャコウネココーヒー観光の問題点 触れ合いでは薬物も コピ・ルアクについては過去記事もぜひ参照いただきたいのですが、今回の書簡では、ジャコウネココーヒー生産の問題点だけでなく、その観光利用における問題点についても言

  • 太地町の元ドルフィントレーナーへのインタビュー日本語版を掲載

    太地町の元ドルフィントレーナーへのインタビュー日本語版を掲載 3か月ほど前、オーストラリアの鯨類保護団体Action for Dolphins(AFD)による、太地町の元ドルフィントレーナーへの取材に同行しました。 元ドルフィントレーナーの方は、ご自分の体験から、イルカ追い込み猟の現実、そして水族館などに売られていくイルカたちの現実を多くの人に知ってもらいたいという思いでインタビューに応じてくださったものです。 先日、AFDから先行して英語版インタビュー記事が公表されましたので、その元となる日本語版記事をこちらに掲載しました。日本語版もAFDのスタッフが書かれており、英語版では簡略化されている部分も残しました。 いかにイルカ追い込み猟の生体捕獲がイルカを死なせ、苦しめているかを知るために、ぜひお読みください。イルカショーを見に行こうとしている身近な方などへの拡散もお願いいたします。 [sitecard subtitle=インタビュー記事 url=https://animals-peace.net/aquariums-and-dolphinariums/taiji-dolphin-trainer-interview-j target=] 英語版 [blogcard url=https://www.afd.org.au/news/taiji-dolphin-trainer-interview] 追い込み猟でのハンドウイルカ捕獲数は右肩下がりに激減 インタビューの記事中、ハンドウイルカが捕れなくなってきている話が出てきます。それを裏付ける統計グラフをHeal The Oceans Japanの協力を得て作成しました。(下図) このような状況にあってもなお、水族館は「種の保存」や「生物多様性の保全」といった美辞麗句を掲げる裏で、イルカの群れを破壊し続ける産業と一体となって、そこからイルカ、ひいては富を得ているのです。 ※暦年ごとのデータで公表されている水産庁のデータを使っているので、猟期ごとのデータとは一致しません。 偶然なのか意図的なのか定かではありませんが、日本動物園水族館協会がイルカ追い込み猟からのイルカ導入禁止の方針を採用した2015年以降、水産庁は、生体捕獲(水族館等への販売用)の数字を公表しなくなりました。展示向け捕獲数についての国の正式な統計が、この時点でなくなってしまいました。 「

  • 動物愛護法の改正を求める署名にご協力ください! 畜産動物・実験動物も守れる法改正に!

    今の動物愛護法は、本当に動物を守れますか? 畜産動物たち、実験動物たち、輸送される動物たち、売買される野生種の動物たち、殺される動物たち……最も苦しむ動物たちを全く守ることができないのが、今の動物愛護法です。 偏った動物愛護法を正し、国際水準に追いつく、良い改正にしなくては、意味がありません。 すべての動物を公平に守ることができる、当然実現されるべき改正を目指し、私たちは活動しています。 実現のためにみんなの声が必要です! 署名してください! この法改正の決定権を握るのは国会議員です。 現在、超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」に動物愛護法改正PT(プロジェクトチーム)が設けられ、すでに議論を重ねています。しかし、畜産動物や実験動物については、経済性を優先したり、何の規制もなく自由に利用したい人たちの力がつよいのです。 国会議員は市民の声、数で動きます。 私たちは皆さんの思いの詰まった署名をできるだけ多くの国会議員に届けます。世論があることを、数で示すため、どうか力を貸してください。 今すぐ署名する 拡散用URL👉 https://www.change.org/AnimalLawJp   署名の期限について: 改正される直前まで集めます。国会議員の皆様に陳情する時に、どれだけ多くの賛同があるかをお伝えし、私たちの求める改正の重要性を訴えます。(議連PTは、2025年の通常国会提出を目指して活動していますが、スケジュール通りに実現するかどうかはわかりません) 💡 要望事項の詳細について: 署名特設サイトでご説明していきます。👉https://animallaw.jp/ 📢呼びかけ団体について: PEACE・JAVA(動物実験の廃止を求める会)・ARC(アニマルライツセンター)による3団体共同キャンペーンです。 [blogcard url=https://animallaw.jp/] [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/animal_law/next-animalwelfare-law-movement target=] 拡散用画像 投稿を拡散してください X(旧Twitter) 【署名 #拡散希望】畜産動物・実験動物も守れる動物愛護法改正を求めます! PEACE・JAVA

  • ナショナルバイオリソースプロジェクト「ニホンザル」:随意契約なのに自然科学研究機構は再委託費を秘匿

    〔写真はNBRPにニホンザルを提供した札幌市立円山動物園のニホンザル〕 動物実験用にニホンザルを繁殖し、研究機関に子ザル […]

  • ナショナルバイオリソース「ニホンザル」:2022年、京都大学の施設にニホンザル50頭が導入された

    ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」: 京都大学の施設に新たに50頭が追加?! 質問書で由来を […]

  • 新しい犬猫飼養管理基準も、異なる犬種の不適切な交配に対応できない?! アラスカンマラミュート×ポメラニアン

    先日、埼玉のペットショップでアラスカンマラミュートとポメラニアンを交配した子犬が売られているというツイートがX(旧Twi […]

  • 新しい犬猫飼養管理基準も、異なる犬種の不適切な交配に対応できない?! アラスカンマラミュート×ポメラニアン

    先日、埼玉のペットショップでアラスカンマラミュートとポメラニアンを交配した子犬が売られているというツイートがX(旧Twi […]

  • 映画『ANIMAL ぼくたちと動物のこと』大量絶滅時代の生き方を模索するドキュメンタリー #アニマルぼくたちと動物のこと

    地球上の生命の「6度目の大量絶滅」に突入したと言われる現代。80億人に達した人口と、気候変動、先進国に飽食をもたらす食糧 […]

  • 家庭飼育のヘビ(ボールパイソン)が感染源の生後2か月児のサルモネラ症の事例から考える

    2021年の『日本小児学会雑誌』に、「室内で飼育されているヘビが感染源と考えられた生後2か月児の爬虫類サルモネラ症」とい […]

  • アメリカでは家庭飼育のアゴヒゲトカゲ類によるサルモネラ感染症のアウトブレイク発生中

    米国疾病予防管理センター(CDC)は、現在アメリカで起きているサルモネラ感染症のアウトブレイクに、家庭で飼育されているア […]

  • 株主総会で聞いてみた!2024② 養鶏場での悲惨な体験は経営者に届いたか? イオン系列の株式会社フジ

    今年の「株主総会で聞いてみた」第二弾は、株式会社フジです。フジはイオンが親会社で、同じくイオングループのマックスバリュ西 […]

  • 株主総会で聞いてみた!2024① 株式会社イズミはアニマルウェルフェアについて検討中が続く

    昨年に引き続き、今年も株式会社イズミの株主総会に参加された方からのご報告をInstagramに掲載しました。イズミは小型 […]

  • 元YouTuber猫殺害動画事件のご報告:検察審査会の議決について

    呉検察審査会から私たちの代理人のところへ、6月5日に議決があった旨の連絡が届きました。残念ながら結果は、「不起訴処分は相 […]

  • イギリスの研究機関で増加する規制違反。実験動物に関する報告書

    イギリスの研究機関で増加する規制違反。 イギリス内務省が公表した「Animal in Science Report 20 […]

  • ビーグル犬4000匹がレスキューされた実験動物生産大手、動物福祉法違反で史上最高額の罰金支払いへ

    以前こちらの記事でまとめましたが、実験動物生産会社大手であるエンヴィーゴのバージニア州のビーグル犬繁殖施設が劣悪であり、 […]

  • ビーグル犬4000匹がレスキューされた実験動物生産大手、動物福祉法違反で史上最高額の罰金支払いへ

    以前こちらの記事でまとめましたが、実験動物生産会社大手であるエンヴィーゴのアメリカ・バージニア州のビーグル犬繁殖施設が劣 […]

  • フランスのシャチたちはカナダのサンクチュアリに! ウェビナー紹介

    飼育下の鯨類を、海洋を利用した保護区域に解放するための海外のプロジェクト「 Whale Sanctuary Projec […]

  • ≪神戸須磨シーワールドの新規開業に対する声明≫ 時代遅れのシャチ・イルカの娯楽利用に抗議する

    2024年6月1日 神戸須磨シーワールドの新規開業に対する声明 時代遅れのシャチ・イルカの娯楽利用に抗議する 本日、神戸 […]

  • 動物と「規制の虜」問題 時期動物愛護法改正へ向けて―

    「規制の虜(Regulatory Capture)」という言葉をご存じでしょうか。 「規制の虜」とは、規制を行う側の組織 […]

  • 2023年振り返り③ 超党派議連がノイヌ・ノネコPTを開始するなど「ノイヌ・ノネコ」問題に動き

    昨年は「ノネコ」と称し、明らかに人里で暮らす所有者不明の猫(いわゆる野良猫)を殺害して食べ、その動画をYouTubeにア […]

  • 繰り返されるエミューの逸走と死亡。動物園でも! 安易に飼わせる口車に乗らないで

    今年4月、新潟県上越市で、個人が飼育するエミューが逃げ出し、2日後に捕獲されるも、直後に死亡しました。飼い主も「気が弱い […]

  • 2023年振り返り② カナダとチリで化粧品の動物実験禁止成立~日本も議連に動きが!

    去年の振り返りシリーズが遅々として進まぬうちに、もう5月も終わろうとしていますが…まとめ第2弾です。 化粧品の動物実験を […]

  • ベルギーの憲法に動物の保護と福祉が盛り込まれる

    先日、憲法記念日にグッドニュースが流れてきました。ベルギーの憲法に、 動物が感覚・感情のある存在(sentient be […]

  • 鉄道会社の規則ではヘビは車両内に持ち込めない

    先日、山手線の車両内に20センチほどのアオダイショウと思われるヘビがいたというニュースがありました。 都内にもアオダイシ […]

  • 化粧品基準改正のパブリックコメントが行われたが、新たな動物実験はされていない

    3月8日まで、化粧品基準改正のパブリックコメントが行われていました。 現在の日本の法律では、国は化粧品(医薬部外品ではな […]

  • 元YouTuber猫殺害動画事件:呉検察審査会に署名を提出いたしました

    皆さま、署名へのご協力および拡散を大変ありがとうございます。 呉検察審査会への提出分を3月24日正午で締切り、計3万5, […]

  • 2023年振り返り① 有罪判決が出るなど牛への暴力が表面化

    去年(2023年)、動物を虐待したとして全国の警察が動物愛護法違反の疑いで検挙した事件数は、おととしを15件上回る181 […]

  • 水族館からラッコが消えても絶滅ではありません 野生ラッコに不幸をもたらすことを願う数々のマスコミ報道に辟易

    ここ何年か、日本の水族館からラッコが消えてしまうという報道が、何度も繰り返されています。 繁殖後に育たなかったり、母乳が […]

  • 1月6日(土)放送のMBS毎日放送「せやねん!」で猿回しのサルを12時間屋外連れまわしロケ

    1月6日(土)に放送されたMBS毎日放送「せやねん!」で、犬、ニホンザル、ゴシキセイガイインコを野外で連れまわしてロケ撮 […]

  • 那須サファリパーク トラによる人身事故で運営法人・支配人・元飼育員が略式起訴

    株式会社東北サファリパークが運営する「那須サファリパーク」(栃木県那須町)で、2022年1月5日、飼育員3人がベンガルト […]

  • モーリシャスでの動物実験用カニクイザル施設建設計画、阻止されました!

    X(旧Twitter)及び会員メールニュースで海外の署名へのご協力をお願いしていたモーリシャスでの動物実験用カニクイザル […]

  • 東武動物公園で火災 「リスザルの島」のリスザルたちが全滅

    3月26日(火)、東武鉄道が開設し、東武鉄道の関連会社が運営する東武動物公園(埼玉県南埼玉郡宮代町)で火災が起き、ボリビ […]

  • 「滋賀県動物愛護管理推進計画(第3次)」のパブリックコメントに意見を送りました

    3月25日、「滋賀県動物愛護管理推進計画(第3次)」が公表されました。今後10年間(令和6年(2024)度から令和15年 […]

  • 東京・八王子市の動物病院、第一種動物取扱業(保管業)の無登録営業で書類送検

    東京・八王子市の動物病院が、無登録で犬にトリミングを行っていたとして書類送検されたとの報道がありました。動物病院を運営す […]

  • 姫路市、孤独のうちに死んだゾウの姫子の元飼育員でもあった職員に停職6ヵ月の懲戒処分

    兵庫県姫路市は、市立動物園の工事をめぐり特定の業者に便宜を図ったとして農林水産環境局男性係長(57歳)を停職6ヵ月の懲戒 […]

  • 茨城県畜産センターが依頼した外部専門家の動物福祉評価に不足していたこと

    牛への虐待で私たちが刑事告発した茨城県畜産センターについて、先日、畜産センター側が依頼した2名の外部有識者による調査結果 […]

  • リリース:茨城県畜産センターで行われた牛への数々の虐待について動物愛護法違反での刑事告発が受理されました

    本日、茨城県畜産センターの刑事告発が受理されましたので、お知らせいたします。 2024年3月28日 プレスリリース 茨城 […]

  • 茨城県畜産センター 胃液採取に苦しむ牛 3歳で死亡した「ハーモニカ」

    苦しい胃液採取は、どのように行われたか 私たちが牛への虐待で刑事告発した茨城県畜産センターは、動物実験施設でもあります。 […]

  • 緊急署名:「ノネコ」と称して猫を殺害した元YouTuberの不起訴に関し、検察審査会宛の署名を立ち上げました

    広島県呉市で「ノネコ」と称して猫を殺害し、食べる様子をYouTubeにアップした「むめひ」の事件について、なんと広島地方 […]

  • オランダの大臣は動物福祉上の懸念から中国へのイルカの輸出を保留

    オランダの農業大臣は、「ハルデルワイク海洋動物園」から中国の「海南富力海洋歓楽世界(海南オーシャンパラダイス)」へのイル […]

  • 茨城県畜産センターの牛への暴力 動物愛護法違反で告発状を提出しました

    牛たちが日常的に暴力を伴う扱いを受け、飼養環境も劣悪であったことが内部告発により暴かれていた茨城県畜産センターですが、2 […]

  • 茨城県畜産センターの牛の管理・実験について茨城県に質問書を送付

    昨年、PETAアジアによって、日本の畜産試験場の牛の扱いが劣悪であることが暴露されました。茨城県の畜産センターです。PE […]

  • 「鯨類の持続的な利用の確保の在り方に関する検討会」のとりまとめはパブリックコメントなし

    先日ブログに載せた「鯨類の持続的な利用の確保の在り方に関する検討会」について、水産庁に確認し忘れた点があったので年末に質 […]

  • 「ノネコ」と称して猫を殺害した事件について② 不起訴報道へのコメント~検察審査会への申し立てを行います

    猫を「ノネコ」と称して殺害し、その動画をYouTubeで公開した者を動物愛護管理法第44条第1項違反で刑事告発していまし […]

  • 2024年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。

    旧年中はPEACEの活動にご支援・ご声援をくださり、大変ありがとうございました。 活動報告が追いついておらず、大変心苦し […]

  • 書籍『動物たちの収容所群島』の本文写真のカラー版を公開しました

    今年11月に刊行された書籍『動物たちの収容所群島』(井上太一著、あけび書房)の本文の写真が白黒なので、カラー版で見られる […]

  • 〔アクションのお願い〕日本への輸出許可を出さないようフランス当局にメールしてください!&フランスのシャチたちの健康状態最新情報

    神戸須磨シーワールドのためにフランスから輸出されようとしているマリンランドの3頭のシャチたちに関し、フランスの保護団体C […]

  • 大阪万博、猫の同伴は不可となりました! ただしバギーに載せた犬はOKに?

    本当に開催するつもりなのだろうかと大きな疑問がある2025年大阪・関西万博ですが、産経新聞が昨日、「<独自>万博同伴ペッ […]

  • 水産庁「鯨類の持続的な利用の確保の在り方に関する検討会」は2023年度中に結論

    水産庁が「鯨類の持続的な利用の確保の在り方に関する検討会」を設置し、これまでに4回が開催されています。 2019年(令和 […]

  • 食用として販売されているイルカ肉から、日本の規制値の265倍もの水銀が検出される

    オーストラリアの非営利団体アクション・フォー・ドルフィンズ(Action for Dolphins)から、日本で販売され […]

  • 〔アメリカ〕NIHが7つの国立霊長類研究センターをすべて閉鎖すべき7つの理由

    日本では文部科学省の予算によってニホンザルの実験用繁殖・供給プロジェクトが行われていますが、このプロジェクトの関係者が参 […]

  • カナダへの実験用霊長類の輸出が続いている~航空会社アクション

    カナダへの輸出が続いている 航空会社アクション! 官僚も関与する密輸事件が発覚して以降、カンボジアからアメリカへの霊長類 […]

  • 生物医学・薬学研究のための野生霊長類の捕獲に関するIUCN SSC「人間と霊長類の相互作用部会」公式声明

    霊長類を用いた動物実験について、4月に動向をアップしましたが、その続きで霊長類についていくつか記事を投稿していきます。 […]

  • 〔中国〕製薬ブームとともに動物実験用霊長類の違法取引が大規模化

    「中国、研究用サルの違法取引の危険性に目覚める」と題する記事 SIX TONEというサイトに、「中国、研究用サルの違法取 […]

  • <海外署名紹介>米国薬局方にカブトガニ由来の試薬を使わない試験法の早期収載を求める署名

    医薬品開発などの場面で行われる発熱性物質試験のうち、エンドトキシンを検出する試験のための野生カブトガニ捕獲禁止を求める署 […]

  • 中国・実験用カニクイザル密輸事件:日本の農林水産省指定の繁殖施設も有罪となり、繁殖・販売許可が取り消されていた

    以前、中国で大型のカニクイザル密輸事件が摘発され、サルたちが最終的に運ばれるはずだった先が動物実験用の霊長類繁殖施設であ […]

  • 飼育下でライオンは生まれすぎている。札幌市円山動物園がライオン2頭の繁殖制限について公表

    円山動物園の繁殖制限の方針を支持する 円山動物園がライオン「クレイ」と「イト」の今後について、11月29日に最終的な方針 […]

  • 【活動報告】第7回 人と地球と動物に優しいマルシェ TOKYOに出店しました

    12月10日(日)、東京都豊島区「池袋あうるすぽっと」にて開催された「第7回 人と地球と動物に優しいマルシェ TOKYO […]

  • 【ロシア】教育・文化目的でもクジラ・イルカの捕獲を禁止、2024年9月施行予定

    日本などの水族館のシロイルカ(ベルーガ)や中国で娯楽利用されるシャチの供給源となっていたロシア。 「イルカ監獄」事件を経 […]

  • 麻布大学の研究不正公表から1年。撤回されたのは論文21本のうち3本のみ

    昨年の11月24日、麻布大学から研究不正についての公表がありました。比較毒性学の和久井准教授(当時)の論文21本に、捏造 […]

  • 生分解性の表示が景品表示法に違反している疑似餌に消費者庁が追徴金

    去年12月、消費者庁が釣り用品のマルキュー株式会社に対し、疑似餌の生分解性の表示が景品表示法に違反しているとして措置命令 […]

  • 実験用霊長類の輸出:感染症法のもと農林水産大臣が指定している施設について動物検疫所からの回答

    実験用の霊長類は、感染症法のもと衛生条件が定められている特定の国からしか輸入できませんが、条件はそれだけではなく、30日 […]

  • 新刊『動物たちの収容所群島』 日本ハム・KFCなどの日本の畜産の現場の実態を暴く

    翻訳家の井上太一さんによる書き下ろし新作『動物たちの収容所群島』が刊行されました。 日本の畜産施設の悲惨な現状を、そこで […]

  • キユーピーに公開質問状 ミヤポーとの取引は過去にしていたが終了した

    2021年、PETAアジアが、キユーピー株式会社に卵を出荷している株式会社ミヤポーの養鶏場での悲惨な鶏たちの扱いについて […]

  • 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠「獣医倫理・動物福祉学」の改訂を要望しました。アニマルライツは輪廻の考えに近い?!

    日本の大学の獣医学教育は、現在、個々の大学の特色を残しつつも、共通の到達目標として「獣医学教育モデル・コア・カリキュラム […]

  • アメリカ意識調査:動物を用いた医学実験を道徳的に許容できるとした人の割合が初めて半数を切る

    2023年、アメリカの意識調査で動物実験を許容できる人の割合が半数を切った! ギャラップ社が毎年、モラルに関わる意識調査 […]

  • 環境省が史上初の実験動物取扱状況調査を実施する予定

    次期動物愛護法改正へ向けた検討が議員連盟で始まっています。今回は実験動物についても改正が必要だということを、ぜひ忘れない […]

  • 日本実験動物協会の実験動物総販売数調査:販売数は約20年間で3分の1に。でも何かがおかしい…

    日本実験動物協会が令和4年度(2022年度)の実験動物総販売数調査の結果を公表しました。これは、同協会がアンケート調査を […]

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