二人の生活は、あまりにも自然に始まった。 何を言わなくても、どちらかが食事を用意し、掃除をし、買い物をする。 お互いの愚痴を聞いたり、映画を見たり、車で出かけたり。 ずっとそうしてきたように、とても自然に。 「やっと、笑うようになってきたね」 そういわれて、気が付いた。 久しぶりに、声を出して笑っている。 彼につられて笑っていたのかもしれない。でも、笑っていた。 一度壊れてしまった心は、どうやって治せばいいんだろう。 自分の心なのに、全く答えは見つからなかった。 でも、一つだけ言えるのは、人で壊れた心は、結局、人の力でしか治せない。 そう思ったのは、一
「俺たち、離婚したから」 急に三人で食事をしたい、なんて言い出すから、子供でもできたのかと思ったら、結婚二年目で笑顔で離婚の話をする、この夫婦…いや、元夫婦の感覚なんて、私にはさっぱり理解できなかった。 「結婚してまだ二年じゃん…。なんで離婚なんて…」 「もともとそういう話だったし、最初よりも長く続いたほうだよ」 仲よさそうに笑い声をあげて話をする二人に、何か問題があったようには思えない。 最初からそういう話?離婚するつもりで結婚? 食事の手が止まる。 この2年間、二人にあうことはほとんどなかった。わざと避けているつもりはなかったけど、仕事も忙しかった。 忙しすぎ
何度か転職を繰り返していく中で、一番目につくのは、その会社にいる若い子たちの、年上に対する態度である。 私にだけではなく、他の先輩たちに向ける態度。 私も、社会人になりたてのころは、くそが付くほど生意気だったと思う…笑。 自分にはなんでもできる、と思っていたし、実際に仕事ができるほうだったので、なめた態度をとっていたと思う。 でも、十数年社会人として仕事をしながら、謙虚でなければどんなに実力があっても、それ以上の成長はない、ということを学んだ。 どんなに「仕事ができない人だな」と思っても、嫌われる態度はとらないし、嫌われる必要もない。だから、嫌な仕事でもできる範囲は笑顔
そんな時代になったよう。 それだけ、SNSがもたらす影響力の対比効果が大きいということであり…。ただ、良い、悪いの判断も付かないまま、そして判断が必要とされないまま、ただ、「イイネ!」を押すだけの作業って、むなしいような気がしなくもない…。 色んなものにチャレンジしてみる、が今年のモットーなのでダウンロードしてみたけど、サーバーが重くて結構エラーが出ている状態。 まだまだユーザーも少ないので、どこまで影響力が広がるのかは不明だけど、行ってしまえば権利など関係なく、芸能人の画像や他人の撮影したものでも、アップしてしまえばイイネが発生し、お金になってしまうのは…、なんだか問題に
「結婚することにした」 彼にそういわれたのは、数年前の私の誕生日だった。 恋人がいるのは知っていたけど、結婚するなんて、考えてもいなかった。 「そう…なんだ」 食事の手が止まった。彼は私の顔も見ずに、目の前にあったケーキを平らげる。 「式、来てくれるよね?」 「え…?あ…うん…」 付き合っていたわけじゃない。家族のように、ただ、兄弟のようにそばにいただけ。 式の当日も、新婦の隣で笑っている彼を見ながら違和感を感じた。子供ができたわけでもないのに、なぜ結婚するんだろう。 慣れないヒールで、足が痛い。 披露宴会場を抜け出し、履きなれたスニーカーに履き替え、近くの公
「女性として…?いや、まったく」 隣で食事の用意をしている彼に、きっぱりとそういわれ、落ち込む。 確かに、前の奥さんに比べれば女性らしさなんてかけらもない。 「今、俺の隣にいて違和感感じる?」 フリルのついたエプロン姿には違和感を感じている…、ということは避けつつ「感じてない」と小さな声で答える。 「それだよ」 そういい終えると、自分は十分、答えを出した、なんてすっきりした表情で鼻歌を歌い始める。 分からない。 もうずっと、家族のような関係で隣にいたから、違和感なんてものは一切感じなかった。 むしろ、結婚式の時に新郎して花嫁の隣に立っている姿に違和感を感じたくら
なんだろうか。 この30代女子を殺しに来る魅力は(笑)。 ピンク色した髪の毛の男子高校生と出会う人生も、東大受験失敗した人生も、塾講師として働く人生も、なーーーんにも共感はできないが(笑)、惹かれちゃいけない対象に、どうしても惹かれてしまうような感じは、分からなくない…。 そんな経験があるわけじゃないし、実際に18才に手を出そうものなら、犯罪だし←、興味もないんだけど、男と女がひかれあうのに、理由なんていらない、んだと思う。 主人公の順子、ことずんこはようやっと、ユリユリへの自分の気持ちを認めちゃうんだが、30過ぎの女に、この魅力は残酷なのさ…。 未来を考え
「結婚、しようか」 朝から何を言ってるんだろうか。 彼の言葉に思い切り箸を落とす。 吹き出しそうになる味噌汁を必死に口にとどめ、彼に目を移す。 「冗談きっつい…。エイプリルフールだっけ…。この間離婚したばっかりじゃん」 「冗談じゃない。君の気持ちが固まるまで、待ってる。ご馳走様でした」 綺麗に手を合わせ、食器を洗い、いつも通り彼は家を出て行った。 仕事を辞めてから約1か月。再就職先が見つかるまで、という条件で、彼の家に世話になっていた。 就職先が決まらない私を心配してそんな冗談を言っているのか、それとも離婚した悲しみに耐えられないのか。 運転中であろう彼に、メッ
イ・ジョンソク出演のドラマは、必ず見るようにしているけど…、今回もやっぱり、私の中で大ヒット。 他の韓流ドラマに比べて、大きな盛り上がりはないけれども、一つひとつのセリフや言葉に、とても共感する。 ずっと専業主婦だった主人公ダインが、夫と離婚し、7年ぶりに仕事に復帰、紆余曲折ありながらも、ウノ(イ・ジョンソク)に支えられながら成長していく姿の中に、「仕事とは何か」を考えさせられる。 出版社を舞台に繰り広げられるこのドラマ。特に印象に残っているのは 「ここに入れば、私を選んでくれれば…ってずっと思ってたけど、いざ決まってみると、自分に本当にできるのだろうか、って不安になった
河津桜が満開だと聞いて、いてもたってもいられず…。 河津まで行くのは遠いので、今年も三浦海岸へ見に行くことに。で、ルートを色々調べていく中で、「みさきまぐろきっぷ」ならぬものを発見。 なんと、品川駅から三崎口までの往復乗車券に加えて、京急バスが乗り降り自由!さらに、ランチ(まぐろまんぷく券)や三崎港にある施設やお土産購入券(三浦・三崎おもひで券)がついて、3500円! これで一日遊べる(笑)。 ということで、まずは朝早い電車にのり、三浦海岸に到着。桜は7割程…?といった感じでした。あと2~3日たてば、ここも満開かな? スマホクオリティのお写真をご堪能あれ…笑。
韓国でのカムバックを迎えて、BTSがさらなる大マーケティングを展開しようとしている。 「ARMYPEDIA」 アーミーペディア。 BTSのファンの呼称"ARMY"とwikipediaをかけたもので、ファンとともにこれまでのBTSヒストリーを作り上げていく、というものだそうだ。 もはや、世界規模の人気を誇るBTSだけに、カムバックプロモーションも、世界中のARMYとともに行う。彼らに国境は関係ないようだ。どの国のファンも同じように、楽しむことのできるコンテンツを生み出す。 これまでのK-POPヒストリーの中で、ここまでできた芸能事務所は存在していただろうか? 「ARMY
平成最後のスーパームーンだということで、撮影してみたけれども、スマホではこれが限界らしい…。 30代後半を前にして、考えることがどんどんどんどん、増えていく。結婚、出産、仕事のこと、趣味のこと、夢のこと、移住のこと…。どれもこれも、なんとなくリミットが決められているようで、「もう30後半なんだし…」とネガティブな結論を告げられるのが怖くて、誰にも相談できずにいる。 会社の中でも、後輩の教育をしながらも、そこそこ大きな仕事を任され、責任を負わなければならない割には、一番重要な決定権はない。(なのに、失敗の時だけ責任を負わされる)それが、社会人キャリア10年以上の使命なのか…。
新規登録で500円もらえるということで、初登録してみました。 本当に、付与されるんですね(笑)。なんか地味に得した気分です。 最近、色んなQRコード支払いが増えていて、正直全くわかりません(笑) PayPayも、出始めた時はカードの不正使用なんかで騒がれていて、とてもじゃないけど登録する気にはならなかったのですが、 最近、仕事でいろんなwebサービスの方に会う機会があって。そこで、自分も知らない間にいろんな機能やシステムが生まれていて、感銘を受けることが多々あり。 少し前までは、時代の波に乗っていた気がするのに、ふと気が付くとかなりアナログな人間になっていることに
今の会社は出勤時間が遅いため、電車に乗る時間は通勤ラッシュを過ぎてからなのである。 それまでの10年ほどは、毎朝通勤ラッシュの電車に揺られて通っていたので、いまだに不思議な感覚がするわけであるけど…。 職業柄、朝早いときは始発電車で現場に向かうことがある。 こんな時間に、出勤している人っているのだろうか?と毎回思うのだけど、電車にはそこそこ人があふれ、真黒なスーツに身を包み、体をゆられながら会社に向かっていく。 眠たそうに船をこぎながら、目的地で足取り重く降りていく。 反対に夜勤明けの方たちが、缶ビールなどを片手に眠りこけている姿も。 いつもは私が眠っている間にも、世
一見オランダの街並みにも見えるのだけど、ドイツの街並みだそうだ。 共同貯金で?ドイツ? 私の話ではありません。 私の妹の話です(笑)。 彼女は…、とてもユニークな妹です。私や両親のお金でのらりくらりと三浪して四年制大学に行ったと思いきや、途中休学し、行方知れずとなりながら、フラッと現れ、なんだかんだ教員免許を取ったかと思いきや、定職にもつかずにふらふらと仕事をしている…、そんな妹なのですが。 長年付き合っている恋人とも、別れては寄りを戻し、結婚する・しない詐欺を繰り返し、この度二人の共同で溜めていた貯金をすべてドイツ旅行に費やす、自由奔放っぷり…(笑)。 もし、私が彼
一緒に誕生日を迎えるようになったから、もう一体何度目になるのか、よく分からない。 毎年、何をあげようか、何をしてあげたら笑顔が見えるのか、悩みの種。 お金を使うようなことは喜ばないし、じゃあ代わりに料理でも…、と思うけど、そういえば最近、料理教室にも通い始めたって聞いた。 どんなものでも、喜んで食べてもらえるのだろうけど… やめた。 そうこう悩んでいるうちに、もう誕生日は明日。 結局何も思いつかなくて、0時過ぎに誕生日のメッセージを送る。 「いつもこの時間、寝てるんじゃない?」 たくさんメッセージが届いているはずなのに、わずか数秒で返信が来た。 「だって、
(BTS初心者のため、お手柔らかに…笑) 結構楽しみにしてたんです。今回のライブツアーのチケット、全然取れなくて…悔しくて。 ライブビューイングのお知らせをいただいた時には、速攻お申込み。わたしは落選だったけど、友人が当たったので、無事に参戦できることに。 私よりもジミンにハマった友達とともに、日比谷へ。映画館では全く嬉しくない最前列で、少々ゆがみ目にBTS鑑賞。 ステージ、シンプル!東方神起の豪華なステージセットに慣れすぎていたせいで、最初はそんな風に感じてしまったけど、シンプルだからこそ、LEDスクリーンとメンバーのパフォーマンスが引き立っていた。 BTSを初めてみ
何だか、面白そうなお題があったので、一発目の投稿はやはり もはや執着としか言いようのない、私の推し「東方神起」についてお話をしようと思う。 そもそもの出会いが、私の場合は違っている。 普通はテレビなどを見て「パフォーマンスがかっこいい!」などから始まると思うのだけど、私の場合は、かれこれ13年前に福岡空港で見た彼らを見て、「やばい!ユンホかっこいい!」からなのである。 背は高く、顔は小さい。オーラバリバリで到着ロビーに降り立った彼ら(その時はまだ5人でした)は、日本での知名度はまだまだだったけれども、韓国を代表するスターグループ。 高校卒業後、カナダへの語学研修を
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