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2010/08/02

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  • 願い

    若草山の山焼き。。。 赤橙の炎が漆黒の夜空を焦がすと 柔らかな稜線が浮かび上がる 子どもの頃 白い靴下を真っ黒にしながら登った若草山 色なき世界の向こうに ささやかな花を見る

  • 夢の跡

    秋の終わり 奈良 平城宮跡の風景 いつの間にか ススキの名所になっている 初めての遠足は平城宮跡 初めてできた友と遊んだのも平城宮跡 物心がつく前の ほんのりとした記憶の中の平城宮跡は 何もなくて ただただ、だだっ広い草っぱらで その中を、赤い近鉄電車だけが 草を揺らしながら、行き交っている 西には生駒山 東には若草山 幼い私にとって ここが世界の中心だった 息を吸って..

  • シュトレン

    もうすぐクリスマス 今年もシュトレン…もどき?を作った 簡易なシュトレンなので 中身はドライフルーツだけ レーズンといちじく、プルーン 仕上げのバターと粉砂糖は控えめに… シュトレンはドイツのクリスマス菓子 700年の歴史があるという クリスマスという行事には 地域や民族、それぞれが持つ多彩な文化や歴史、 信仰心や精神性が表現され、とても興味深い 日本で一般にクリスマスが広まり始めたのは 1900年代初頭ということらしい わたしたちが100年以上にわたって紡いできた 街で見かけるクリスマスの..

  • 秋の終わりに

    久しぶりにバイクで出掛けた 初夏にも訪れた忍辱山圓成寺 紅葉の名所として名高いが 柳生の入口、山深い場所にあり JR奈良駅から1日に数本しかバスがなく 40分以上かかることから 人も多くない 以前は、紅葉狩りというと 毎年のように、春日大社や手向山八幡から二月堂 東大寺の裏、正倉院あたり 飛火野などを散策したものだが 今はインバウンドの人混みが辛くて 散歩にも行けなくなった 観光客が増えるにつれて 寺..

  • ヤマガラ

    初めてヤマガラを撮影できた 人懐っこいはずのヤマガラなのだが カメラを向けると さっと何処かへ行ってしまう 80年代頃まで 神社の縁日で「おみくじ引きのヤマガラ」 として、人気があったらしいのだが わたしは見たことがない 野鳥の写真を撮っていると どんな華奢な鳥であっても 足がその体にそぐわないほど がっしりしていることに気づく 生き抜こうとする健気な覚悟が 枝を握りしめる足から感じられて わたしは、どんな鳥の足も大好きだ

  • ジョウビタキ

    今年も ジョウビタキがやってきた はじめて、オスのジョウビタキを見た 羽根の色が とても美しい ジョウビタキの中には バイカル湖からやってくるものもあるらしい あの小さな体のどこに そんな大きな力があるのだろう 野生の生き物は とてつもなく強い

  • 翡翠

    人生で5度目のカワセミ この場所では、2年以上前に一度だけ 青い羽根を煌めかせて飛ぶ姿を見たことがあった。 幻覚だったのだろうかと思っていたが そうではなかったようだ わたしは、カワセミが幸せの鳥だと信じている 手触りのある幸運をもたらすのではなく 心の傷を癒やすような そういう力を持っていると… 希望なき世界の中で 信じられるのは 目に見えないものだけ

  • メジロづくし

    メジロは、づくし柿(完熟柿)が好物だ 夢中になって食べている間に 写真を撮らせてもらった 気になるらしく 時々、こちらを見ている 鳥の正面顔 愛らしい 目白押し… とは、人や物が一箇所に集まり 混み合っている様子 メジロには、シマエナガのように 枝上でぎゅうぎゅうと体を押し合って とまる習性があるらしく そこからきた言葉らしい わたしは田舎育ちだが メジロが並..

  • ディストピア

    この世界は 来る所まで来てしまったのかもしれない 混乱が混乱を呼び 不安が不安を呼ぶ 外れきってしまった箍は もう、元には戻らないのだろうか

  • 光を反射する ススキの穂がとてもきれい 秋が来ないまま 木枯らし一号が吹き 立冬が過ぎ 今日はとても寒い 風に揺れるススキにしがみついて 振り落とされないように、振り落とされないように… その目に、どんな夏の色を映してきたの?

  • 黄金色の羽根

    近くにメタセコイヤの並木道がある 色づきはじめると 今年もようやく秋が来たのだと しみじみ思う 「生きている化石」と呼ばれるメタセコイヤ わたしが通っていた小学校の校庭にも 清々しいくらい真っ直ぐで、背の高いメタセコイヤがあった 幹に寄り添い、見上げると 羽根のような枝で優しく包まれているようで あたたかな父性を感じた 卒業から10年ほど経って訪れた時 クレオソートのにおいがする木造校舎はどこにもなく 鉄筋コンクリートの校舎が、寒々と建っていて メタセコイヤの木も、すでになかった 今も時々、記憶..

  • つぼみ

    枇杷の木が 蕾をつけはじめた もうすぐ 白く愛らしい花を咲かせる 初夏のその日を夢見て 色づきはじめた山を見る 山の向こうは騒がしい 煌々と空を照らす光が、星を消す 雨上がりの空にも、星はない 生ぬるい風が、息苦しい

  • 秋の一時

    すこしずつ 木の葉が色づきはじめている ハロウィンが近いので 久しぶりに、かぼちゃのプリンを作ってみた かぼちゃをくりぬいて 中にはかぼちゃのプリン 近くの池には カイツブリとカワウ カモの姿はまだない 選挙への道すがら 花の写真を撮っていたら キャラメル色の蝶…ウラナミシジミ 冬前のおだやかな一時 鳥も魚も亀も蝶も植物たちも 今という時間を生きている 過去や未来を行ったり来たりせず..

  • 星のめぐり

    夜空を見上げながら 愛国心について、考える 外に想定した敵で、危機感を煽り 美しき我が国を守れと、愛国心を醸成し 自らの暴政をそれらで覆い隠し 隷属を強いる 時間空間を超えて、あらゆる場所で繰り返し出現する 権力者が使う、支配の方策 本当の愛国心とは この国に暮らす すべての人の幸せを願うこと 幸せになれる国を つくろうとすること

  • 稲風

    稲刈りが終わりに近づき 黄金色の風を見ることができるのも、あと少し 遠くに生駒山が見える風景… わたしが育った家の近くからも 昔は生駒山がよく見えた 夜、光り輝く王冠を戴いた姿が美しく 憧憬心を持って眺めていた 彼岸花と一緒に 長すぎた夏も、終わりを告げそうだ

  • 西村早生という柿を買った ゴマがふんだんに入っていて ほんのりとした甘さ、シャキシャキとした食感 美味い 祖父母の家の庭にあった、大きな柿の木を思い出す 戦時下の家族を見守り、支えてきた古木だった 十数年前、国道の拡張工事のため立ち退きになり 江戸の末期に建てられた家と共に この世界からなくなった 古いものは少しずつ目の前から消えて行く だからといって、無かったことにはならない 灯火に似た色の果実に 過去と未来を見る 貧困と不安、格差 その向こうにある 戦争のにおい 記憶の底に沈んでいた 柿の実を..

  • 紫金山・アトラス彗星Ⅱ

    今日も、彗星に会えました 8万年に1度の出会い カメラのレンズを通さないと 見ることができないのが残念だけど… 彗星、見えましたか?

  • 紫金山・アトラス彗星

    ようやく、紫金山・アトラス彗星に会うことができました 肉眼で見ることはできなかったのですが カメラのレンズを通して あしたも会えるかな…

  • 日本被団協がノーベル平和賞を受賞した 被爆者の方々の長年にわたる地道な活動が認められて とてもうれしい 人類が紡ぎ続ける歴史の中で 大きな光となり 平和な未来を照らし続けてほしい 核兵器使用が、どれほど非人道的なものであるか、 世界中の人々に知ってほしい 日本はもちろん、世界が核廃絶への道を 迷うことなく歩んでいくことを 心から願う

  • 地図がなくても

    多くの生き物には、地磁気を感じ取る力がある 地球の磁気を利用して、道筋を決めている サケやカメ、鳩やミツバチ…もちろん、メダカも 人間のような存在は、生物界ではめずらしい 地図やGPSなしで旅することができたなら 悩み事がひとつ減るのにな… きなこちゃんは(白メダカ・オス) 自分の生まれた場所や、わたしと出会った場所 今いる場所も、全部覚えているのだろうか もし、互いを見失ったとしても 探し出してくれるだろうか

  • 昭和元禄

    三島由紀夫 昭和元禄 トラウマ 取り残された人々 こどものころ 手や足の一部を失った人 珍しくなかった

  • 彗星

    夜明け前… 紫金山・アトラス彗星が見えるらしい 南の空を見上げるとオリオン座 冬の入口に立っているのがわかる 見えるかなぁ、と思ったけれど 見晴らしの良いところに行かないと だめだね。。。 久しぶりに、かぎろいを見ることができた

  • 藤袴

    2年前に蒔いた藤袴の種が、 ようやく花を咲かせました 秋の七草のひとつ 源氏物語に出てくる藤袴には 喪服や憂いのイメージが重ねられていますが その花姿は紙華を想起させ 平安の人々にとっては 亡き人の面影を映すものだったのかも知れません 京都市では寺社や学校が参加して 挿し芽繁殖により、京都固有種の藤袴の保全活動を行っています 今日は、枯れはじめたトマトとキュウリを片付けました キュウリの葉の上に、ショウリョウバッタ のんびり、遠くの景色を眺めていました ごめ..

  • 昭和史を読む

    「これから日本は平和な国として再建するのであるが これは難しいことであり、また時も長くかかることと思うが 国民が心を合わせ、協力一致して努力すれば 必ずできると思う わたしも国民とともに努力する」 ポツダム宣言受諾、決断時の昭和天皇の言葉。 改憲を語る人たちは、 日本の近現代史を、どれくらい知っているのだろうか 彼らは、ちゃんとNDLを活用しているのだろうか 【備忘録】大日本帝国憲法下(57年間)での戦争ー5回(日清・日露・第一次世界大戦・日中・太平洋戦争)日本国憲法下(78年間)での戦争ー0..

  • 名残のブルーベリー

    蝉の声が聞こえなくなり ブルーベリーの木にも 実がほとんどなくなった 雨のあと、空気が入れ替わって 今日は、秋風が吹いている クリームチーズと残り少ないブルーベリーを入れて マフィンを焼いた 夏の名残を惜しむ余裕もない日々 本格的な秋が待ち遠しい

  • 銀杏

    銀杏の木は、今年もその場所にいた 暗闇の中で、少しずつ色づきながら 来年も、再来年も、そこにいてくれるだろうか 金色にその身を染め上げて ちひさき鳥が、くれないに染まらぬように

  • 中秋月

    お月見… 月のすぐ側に、寄り添う土星 月の水面に心を映せば 過ぎ去った無数の生命の囁きが 聞こえてくるような気がする

  • 好奇心

    めずらしい物を見つけると、 必ず見にくる わくわくする気持ちは 大切だね

  • 風塵

    歴史的に見て、民族が他民族を侵略し、支配する時、 必ず行われるのが文化浄化である。 権力者たちは、自分たちの思想や解釈に合わない と判断した文化を破壊してきた。 これは遠い話ではなく、同じ民族同士でありながら、 思想の違いを理由に、其処彼処でこれと同種のことが、 頻繁に行われているように見受けられる。 ある自治体では、博物館資料として50年近く、 県民から生活用具などの民具の寄付を受け入れてきたが、 首長が変わった途端、受け入れ基準を変えて、 それに合致しない収蔵品を廃棄するという。 県を信用して寄付してきた人々のことを思うと、 やりきれない..

  • 秋空

    今年、はじめての うろこ雲 空の下にはアキアカネ ベランダではカネタタキの声 トンボは近しい人の魂を運んでくるという わたしの祖母は ツバメになって帰ってくると話していた 会うは別れのはじめなり と言いながら… ツバメはそろそろ、南へ向かう頃 でも、またきっと会えるから

  • 学校

    教育とは何なのか 学校制度とは何なのか 考えることがあります 日本の義務教育の始まりは1872年の学制発布で それまで、教育は義務ではありませんでした 長い歳月、現在あるような学校教育を受けなくても 先人たちは立派に人生を紡ぎ、ちゃんと生きてきたのです どうか、自分を一番大切に 誰の言葉であろうと、聞きたくない言葉は聞かなくてもいい 少しでも心が休まるような場所を見つけて 自分で自分を守ってください いつか、きっと、いい考えが浮かんでくるはず…

  • 野分

    台風はまだ近くにいるが 雨はそれほど降らないし、 風もほとんど吹かない ここ一週間、天気痛と あてにならない天気予報に 大層、悩まされた 魚は天気が悪くなると 浮袋を押さえつけていた気圧が弱くなるため 動きやすくなるらしい だからなのか、わたしの憂鬱とは裏腹に、 ここ数日、メダカはとても機嫌が良いように見える 『源氏物語』には、台風の日の出来事が描かれている 野分の風で、庭の小萩が煽られる様 開け放たれた格子と、吹き上げられる御簾 畳まれて隅に置かれた屏風と、騒が..

  • 夜…わたしにとっても あなたにとっても 心の傷を修復する大切な時間 鳥にとっても 魚にとっても…

  • 自滅

    暑いね… 暑さは、みんなに平等だからね でも、ニンゲンが一番悪い…

  • 五山送り火 船形

    今年も、おしょらいさんが 帰っていかはりました 遥か遠くに 西賀茂の妙見山の船形が見えました わたしが育ったのは市内ではないため お盆になると、六道まいりではなく 近くの高台に行き、お墓がある方角に線香の煙を見せて お精霊さんをお迎えしていました そして、16日の朝になると、祖父がお精霊さんをバイクに乗せて お墓までお送りするのでした お精霊さんのお迎えまでは大変忙しく、 一日かけて、西瓜や落雁、仏花などのお供え物 箸にする麻幹や精進料理の材料などを買いに行き 部屋や仏壇の掃除、仏膳の手入れなどを行い、祭壇や仏壇を飾..

  • 敗戦の日に思う

    1945年8月9日 午前11時2分 長崎市  プルトニウム原子爆弾、ファットマン アメリカの爆撃機、ボックスカー(Bockscar)が投下 雲の隙間を通り、放射線を描きながら 松山町171番地、上空500mで炸裂 地上を3000度で焼き尽くし 74000人の命を奪い 多くの人を苦しめつづけ 今もその傷が癒えることはない ボックスカーのノーズアートには、アメリカンコミック風の色と形で 長崎の未来が描かれている 無辜の市民の家と大日本帝国を象徴する鳥居の上には 大きな原子雲が膨れ上がり、その根本では火花のようなものが炸裂している 長..

  • パリオリンピック

    オリンピックがもうすぐ終わる 純粋なものと、穢れたものが 渾然一体となって眼の前に現れる稀有な祝祭だ 目標や努力、希望や平和といった清浄なものに包み隠される 名誉欲と金、組織と搾取、権力とナショナリズム それはさらに、戦争や死、差別と迫害、暴力と蹂躙 腐敗した政治、権力者の卑しき思惑を覆い隠す 英雄の影に付き纏う さもしい思惑の気配 その姿を決して見逃しはしない

  • ひまわり

    人道に対する罪を批判すると 報復を受ける 自分たちの罪を 正当化するような… 権力とは、愚かなもの

  • 神立

    久しぶりの雨のあと 蝉の声も、鳥の声もなく ただ、涼やかな風音のみ…

  • 花火

    花火には自分の心が映る 過去も未来もなく 今の自分の心だけ

  • ブルーベリーの愉しみ

    ブルーベリーの季節。。。 毎年必ず、ブルーベリーマフィンをつくります ブルーベリーの実を、そのまま生地に入れて焼くのですが とろけてジャムのようになるのが、とても不思議でおいしい ブルーベリーの木には ときどき、イソヒヨドリのヒナがやって来ます サンシェード越しに、見ていると ブルーベリーにかけてある網の上から 木を揺すって、実を落としている様子… まだ赤く大きな実が、ひとつ落ち それを大きくあけた、小さなくちばしで 拾っては落とし、拾っ..

  • 炎暑

    昔は1日中鳴いていた蝉が 今は真昼になると黙りこくっている 子どもの頃、わたしは蝉ハンターで 夏休みになると、毎日 虫かごいっぱい、アブラゼミをとっていた クマゼミに出会うことはめったになく 捕まえたときには、うれしさのあまり 宝物を手にしたかのように 長い時間、眺めていた 今、聞こえてくるのは ほとんどがクマゼミの声 アブラゼミを見かけることは少なくなり たまに見かけても、以前より小さくなったように感じる ミニトマトも、10年くらい前はもっとたくさんの実をつけたのに 年..

  • トンボ空

    コシアキトンボしか見かけなかった公園の池に シオカラトンボが現れはじめた 子どもの頃、家のまわりの畦道を 虫取り網を振りまわしながら 毎日のように駆けまわっていた アキアカネやギンヤンマ シオカラトンボやオニヤンマ 見上げると、色とりどりのトンボが 秋空を埋め尽くしていた。 もうすぐ、その場所が住宅地になるそうだ

  • 親子?

    ずいぶん大きいけれど ヒヨドリのヒナ… なのかなぁ??? 視線の先をたどってみると… 親鳥さん???

  • メダカの夏

    きなこちゃん(白メダカ・オス)と暮らしはじめて もうすぐ1年と2ヶ月 愛らしい姿と穏やかな性格 心を満たしてくれる存在 今月になり 急に暑くなったのでクーラーをつけている 小さな扇風機だが 水温をちゃんと下げてくれる優れもの 水槽の蓋を外したので 代わりに網をかけている 昨夏、そのままにしておいたら どこから入ってきたのか 水面ギリギリのところで ハエトリグモが体を低くし、メダカを狙っている… すぐに捕まえて、外に出したが 思い出すだけで、ひやっとする ..

  • ヒナとブルーベリー

    イソヒヨドリのヒナ 巣立ちの季節… バジルの芽を引っこ抜いたり、 トマトの実に穴を開けたり、 毎年、やって来ては いろんな悪戯をして帰る きょうは色づき始めた ブルーベリーをのぞき込んでいる きょとんとした ヒナ独特の表情が愛らしい よく見ると 薄っすらと青い羽が 生えてきている もうすぐ 立派なイソヒヨドリの男の子になる ..

  • 楊梅とメジロ

    梅雨時に赤い実をつけるヤマモモ 鳥たちはこの実が大好きで 木のまわりは大騒ぎ ヒヨドリとメジロの間で 実をめぐっての争い勃発 ヒヨドリの甲高い叫び声に あたりを見まわすメジロくん ここは、ヒヨドリの縄張り 三十六計逃げるに如かず… 羽根を伸ばして準備運動 あっという間にいなくなった 今日は、七夕 織姫星と彦..

  • 雀の子

    毎年、この時期になると いろんな場所で、鳥のヒナを見かける 散歩道で出会った すずめの親子 ヒナが羽根を震わせて 餌をねだっている 隣の木には 親すずめ すずめの寿命は数年ほど 暑さ寒さに晒されながら 身ひとつで生き抜く せっかく生まれてきたのだから 美しいものにたくさん出会って 幸せをたくさん浴びて いつか来るその日には この世界で集めた無数の色と形を 胸いっぱい..

  • 翡翠

    近くの公園で、カワセミに出会った 2年ぶりの再会 初めて写真に収めることができた 遥か遠くにいたから、 ぼんやりとした画像になってしまうのが残念 ドジョウに似た長い魚を捕まえた 何度も叩きつけている。 安全に食べられるよう、骨を砕いているらしい メダカ飼いには心が痛む… 自分では食べずに、何処かへ運んでいった もしかしたら、ヒナがいるのかも 今日、..

  • 半夏生

    半夏生の花が咲き、葉が白く染まる頃 長い夏の入口に立ったなと、しみじみ思う 今年はどんな夏になるのだろう 無事に夏を越せるだろうか 来年、この白い葉を見る時 もっと美しい色に見えますように…

  • 願い

    何機もの航空自衛隊の戦闘機や練習機が 爆音を立ててやって来ては 北東の空へと飛び去っていく 毎年見る光景 ブルーインパルスを見たこともある 青空に映る機影は美しく、想像力を掻き立てる 体を重力から解放し、軽くしてくれるし 心を遥か遠くへと運んでもくれる この国の空は、いつまで青いのだろう 鳥たちの翼を武器が切り裂いても 平和を願いながら去っていった人々の骸を 鉄の弾が打ち砕いても 為政者たちが血を流すことはない すべての人の上にある空が 明日も明後日も いつまでも青くあること..

  • 青梅雨

    8ヶ月ぶりのツーリング 亡き祖父母の家があった場所へ この水田で、祖父はいつも働いていた 優しい笑顔と、その姿が見えるようだ 後ろに見える丘の裏側、 小高い山の上で祖父母は眠っている ここにいるよ なんとか生きてるよ、と話しかける 祖父母の家があった場所は、国道になっている 罪悪感を感じながら、その上を走り、 祖父母と最後に花見をした場所へと向かう 七百年前、後醍醐天皇はこの川面を、 どんな気持ちで眺めていたのだろう 焦燥、後悔、懺悔、静穏… 山の上には笠置寺があ..

  • 雨音

    今日は曇り空 午後からは雨 ホトトギスが 梅雨を呼んでいる 最近、昔のことを頻りに思い出す 雨音と湿った風が 遠い記憶を運んでくる 甘酸っぱいものではなく、 古きもの、新しきものと闘い続けた記憶 眼には見えない、小さな闘いが道を創って行く わたしが果実を得ることはない だから、遠い未来を想像してみる

  • 雨のにおい

    晴れた日でも、 遠くから雨のにおいが漂ってくる。 梅雨時の造形は、 どれも清浄で瑞々しい 無垢な生命で形づくられる 無数の円環 疑うことなく、 自分が在ることを賛美する この美しい光景を あと何回、見ることができるのだろう

  • みのり

    ちいさな枇杷を収穫 8年ほど前に蒔いた種。 ようやく実をつけた。 風に吹かれて、雨に打たれて、 簡単ではない道のり… ブルーベリーも青い実をつけている。 太陽の光や大気の震え、 磁場を読んで、 青空の底まで燕が舞い上がる季節、 必ず実をつける。 今日の小鳥… ホオジロ ホトトギスは、ホオジロやウグイスに托卵する。 今日も近くの森の奥から ホトトギスが梅雨を呼んでいる。 ホオジロたちは、繰り返される謎めいた旋律を、 どんな気持ち..

  • ひととし

    きなこが来て、1年が過ぎた。 暖かくなってきたからか、 最近、更に機嫌が良く、 尾びれを振りながら上へ行ったり、下へ行ったり。 踊るように泳いでいる。 表情は満面の笑みを浮かべているかのようで、おおらか。 自らの生命が在ることを、 体いっぱいで祝福しているかのよう。 魚は言葉を持たないが、 体中から染み出した感情で、 いろんなことを語りかけてくる。 生き物たちの多くは言葉を持たない。 言葉など無くても、 この世界を支え、美しく生き、 誰かの心をあたためることも、 労ることもできる。 人の言葉..

  • 梅雨前夜

    時々、夏のにおいを感じる。。。 昨日の夜、ホトトギスの声を聴いた 湿った青い闇の深い場所 緑を含んだ空気を震わせて… ホトトギスの声を聴くと、 梅雨の気配を感じる。。。

  • 初夏の青

    初夏の花々と出会いながらの散歩。。。 カキツバタ… ガクアジサイも、咲きはじめているし… もみじのプロペラ種も ほんのり色づいている 白い陽射しの下で、 トンボもおひるね 今日の小鳥… 1ヶ月ほど前に出会ったアオジ もう、故郷に着いたかな。。。

  • 背中

    後ろ姿も いいもんです。。。

  • すずらん

    今年もすずらんの花が咲いた。 母が若かりし頃、北海道に旅行したとき持ち帰ったものだ。 母の人生に、寄り添い続けてきた純白の花。 辛く苦しい道のりの、 涙や怒りを、 すべて呑み込んで、 今、ここで、静かに咲いている。

  • 緑と孤独

    初夏になると緑の上を白い光がころころと転がり、目が眩む。 そんな光を見ていると、 もうすぐ祖母の命日だなぁと、少し憂鬱になる。 祖母は祖父が逝った後、間もなく、 あちらの世界とこちらの世界を、 行ったり来たりするようになった。 あちらの世界にいる時は、 赤とんぼの歌をうたったり、 人形を愛でたり、 かと思えば、突然怒り出したり… こちらの世界にいる時は、 なぜこんなに頭の調子が悪いのかと、 ひどく苦悩し、混乱した。 ..

  • 紙花

    目を覚ましたばかりのメダカたちが、 池の水面を忙しなく泳ぎまわっている。 明るい空の下には、 瑞々しい色彩が散りばめられていて… 時折それが… 色褪せて… モノクロームになる たとえ、あの日見た 花の色を、花の名前を、 忘れてしまったとしても この道を最期まで 歩き続けるしかない

  • 藤とクマバチ

    今年も藤の花が咲いている クマバチたちは、 ふわふわとした美しい黄色のベストを着て、 生き生きと飛びまわっている。 藤の花には硬い蓋があり、 それを開けられるのはクマバチだけらしい。 彼らに蜜をわたす代わりに、 確実に花粉を運んでもらう。 自然が生み出した知恵。 アリとアブラムシ、サメとコバンザメ、豆とバクテリア。 自然界には、いろんな相利共生関係がある。 ヒト社会では、強者が弱者からあらゆるものを搾取する。 そして、見返りはない。 ヒトは地球上で最も賢い生..

  • 枇杷

    12月の初めの頃のこと、 ビワの花が初めて咲いた。 8年ほど前に蒔いたビワの種。 ベダンダの隅で、 細々と育っていた… そして今、 ひっそりと小さな実をつけている。 京都では、今も様々な迷信や禁忌が生活の中に根ざしている。 鬼門、そして「縁起が悪い」と言われることがたくさんあり、 民俗学的には興味深いが、 うんざりするほど聞かされて育ったわたしには、 とても厄介で、面倒臭いものである。 特に鬼門に関しては、 鬼が内側にいる場合はどうなるのだろう、 という疑問を長年..

  • きなこの宇宙

    春になり、きなこちゃんは、 前にも増して、水温計のまわりを くるくる回るようになった。 「きなこちゃん、いいこだね」 と言うと、さらに嬉しそうにくるくる回る。 メダカは、メスのまわりを回って求愛するが、 きなこちゃんのヒレには、婚姻色が出ていない。 自分の存在する環境を見極めて、 意外と冷静に生きているのかもしれない。 水槽はひとつの宇宙だという。 魚はもちろん、 いろんなバクテリアや様々な無機化合物が互いに影響し合い、 支え合いながら命をつないでいる。 だが、そのサイクルがひとつでも破綻し、 ..

  • 葉桜

    今年も、 苦手な桜の季節が 呆気なく去っていった。 人生も、同じように呆気ないものだなぁと思う。 そして、 人と人との繋がりも、呆気ない。 どんなに丁寧に紡いだとしても、 気づいたときには 二度と取り戻せない場所にある。 そんなことを繰り返しているうちに、 最近は、絶望や後悔よりも、 そんなものなのだと、思うようになった。

  • ゆらぎ

    今年も、ブルーベリーの花が咲きはじめた あたりまえのような光景 穏やかな空の下 来年も、かすかな喜びを 凪いだ心に、届けてくれるだろうか 世界はいつから、こんなに息苦しくなったのだろう 自らの手で平和を破壊し続け、 気づいたときには、 焦土の中、立ちすくんでいる 戦争の作り方http://noddin.jp/war/

  • 鶯啼く

    鶯の声が、 雲の底に響いている 鶯の姿を見るのは 初めてかもしれません 鶯の谷よりいづる声なくは 春来ることを誰か知らまし (『古今和歌集』春上13 大江千里) 千年以上前の春空に響く鶯の声 もっと瑞々しく、澄みきっていたんだろうな…

  • 桜吹雪

    桜の季節が去って行く 春のかたみと共に 限られた時間 色とかたち すべてがいつか必ず、 風に溶けてゆくもの それでも、 季節はめぐる

  • 1ピースのケーキ

    久しぶりにシフォンケーキを焼いた いちごと生クリームを添えて 最後の1ピースのケーキ その甘さをいつまで味わえるのか 味わい尽くした後には 何が残るのか 失敗 凋落 喪失 1ピースの重さに、 その向こう側にある誰かの痛みに 気づく日は来るのだろうか

  • 春の祈り

    春 祈りの季節がはじまる 山から降りてきた農神に 豊穣を祈る 祈りを失った日本人は これからどこへ向かうのだろう 何をよりどころにして いのちをつないでいくのだろう

  • 椋鳥

    椋鳥… 協調性があり、愛情深い鳥 近年、都市で暮らすようになり 益鳥から害鳥となった 人間は、自分たちにとって不都合な存在に 「害」という文字を貼り付けて排除しようとする 命あるものは、すべて意味があるから存在している 自分の罪には目を向けず まやかしの正義で、排除、そして殺戮 人間以外の生き物の世界に戦争はない 戦争の論理は、人間以外には通用しない

  • 桜の記憶

    今年も桜が咲いた わたしの心の中にあるのは、 街灯の湿った白い光の下 肩を落として、身じろぎもせず立ち尽くす 灰色の桜 その花色を見て、 自分の手に、自分の人生を取り戻すことを決めた。 遥か遠い昔の記憶

  • 捨身飼虎

    子どもの頃、 玉虫厨子に描かれた捨身飼虎の一場面を、 初めて見たときの恐怖心を忘れない。 苦痛と消滅への畏怖は、すべての生命にとって、 根源的なものなのだろう。 玉虫厨子は為政者がつくり、その傍らに置かれていた。 国家の黎明期、 究極の自己犠牲を表現する一枚の絵画を前に、 彼らはどんな志の中で、 新しい国のかたちを思い描いていたのだろう。 玉虫厨子を飾る、古代を生きた玉虫の羽根。 無垢な宿願を秘めたその輝きは、 千年を超える時のうねりの中で、 この国が行き着く先の風景を、 ど..

  • 青い鳥

    しばらく見かけなかったイソヒヨドリ 春の訪れと共にそっと現れた 子どものころ読んだ、 メーテルリンクの『青い鳥』 本当の幸せは、 空気のように、 すぐそばにあった。 この国の平和を支えてくれていたのは、 戦火を生き抜いた人々。 多くの支えを失った今、 誰がこの国の、 空気のように在る平和を 支えていくの? 平和は脆く、儚いものなのに…

  • 夢のあと

    西空に上弦の月 あのシジュウカラは どんな夢をみているのだろう 鳥も植物も、虫も魚も、動物も人も 命あるもの すべて、みんな平等 意味があるから今、ここに存在している 意味がないものなど ひとつも存在しない なぜなら、すべてが、 人には及びもつかない 宇宙の意志の中にあるから…

  • 威風堂々

    ハクセキレイ… 散歩をしてると、必ず出会う 池のほとりの樹の下、 ショッピングモールの駐車場、 車が走る道路の真ん中でも、 身近な場所 あちらこちらで… 物怖じしない性格 ちょっとでいいから わけてほしいよ…

  • 初音

    散りはじめた梅の花びらの上に、初音 鴨がいなくなった静かな水面に、カイツブリ 鳥たちは、一足早く春の中にいる 分断、孤立、支配、思考停止、そして戦火… 麗らかな春のひと日のために 考え続けることを、決してやめない

  • 約束

    北へ帰る準備をはじめた鴨たち また来年、この場所で。。。

  • メダカの絵

    白メダカのきなこちゃん エサの容器に描かれたメダカの絵がとても苦手 メダカの絵を見るやいなや、 水槽の奥まで大急ぎで逃げて行き、 小さくなってぜいぜいと呼吸もあらく、隠れている エサの容器を持つだけで逃げるようになったので、 絵の上にマスキングテープを貼って見えないようにした… それでも、なんだか納得していないみたい。。。

  • 北帰行

    凍りついた空の下 頭も体も動かなくなり 誰もが口を噤んでいる 泣いている人を見ない日はなく サイレンを聞かない日もない ジョウビタキは、そろそろ帰る頃 わたしも一緒に連れ帰ってほしい

  • 水鳥とたい焼き

    散歩をしていると、 菜の花が咲いていた。 池には、いろんな種類の水鳥が浮かんでいる。 私の祖父は75歳で退職した後、 冬になると水鳥を見るために、 ほぼ毎日、近くの池に双眼鏡を持って出かけていた。 道すがら寄ったコンビニで買ってきてくれた、お土産のたい焼き。 毎回、たい焼きなので、その頃は正直うんざりしていたが、 今になると、その甘すぎる餡の味が、 年々、淡くなってゆく祖父の記憶と共に、 とても愛おしい。 ホオジロガモの後ろ姿を見送ると、 春の訪れを感じる。 もうすぐ、..

  • ヒヤシンス

    水栽培のヒヤシンス。 少しずつ咲きはじめました。 白くつやつやとした花びらを見ていると、 心が癒えてくる。 どんな醜悪な空の下にいても、 あきらめず、 絶望さえしなければ、 いつか仄かな光が差し込む日が来るはずだと。。。 去年は、紫色を育てました。

  • あくび

    メダカと暮らすようになってから、 気がつくと、ぼんやり水槽を眺めている ひらひらとヒレを揺らめかせて、 水の中をふわふわ、 上に行ったり、下に行ったり、 無軌道に泳いでいるのを目で追っていると、 うとうと、うとうと。。。 あくび、ひとつ。 すると、メダカも、 あくび、ひとつ。 わたしとメダカ。 同じ世界 同じ時間 同じいのち たくさんの同じものを共有して、 今を生きている。

  • もののあはれ

    いつ頃からか 頻繁に聞こえてくるようになった「老害」という言葉。 少なくとも、大和言葉ではない。 スチールのような、今のこの国の空気を表すのにふさわしい、 固くて、冷たくて、重たい言葉。 本来の意味→精選版 日本国語大辞典

  • メダカはじめました

    メダカ、はじめました 昨年の6月にお迎え。。。 1日でも長く 一緒にいてほしい。

  • 麟鳳亀竜

    パンデミックのように、 社会が大きくかき混ぜられるような出来事が起こると、 浮いていたものが沈み、 沈んでいたものが浮き上がるものなのだ。。。 と、歴史学者が話していた。 本当だなと思う。 冷淡な嗤いの中、 沈殿していた清らかなものたちが浮き上がり、 この世界で生きるすべての命を、 優しく包み込み、 幸福を形づくっていくことを。。。

  • 春立つ日

    春の入り口に立った今日。 冬の横顔をすこし振り返ってみる。 少し笑って、深く悲しむ。 かすかな幸せと、濃密な絶望。 あちらこちらに散らばった、 無関心と死んだ心。 この道のりの先にある扉を、 開けてみたいとは思えない。。。

  • 追儺

    今日は節分。 久しぶりに巻き寿司を手作り 中には卵焼き、きぬさや、かんぴょう、しいたけ、 そして、自家製・桜でんぶ。 巻き寿司というと、祖母のことを思い出す。 すし飯を冷やす、団扇の乾いた音と桔梗の模様。 しいたけを煮る、甘じょっぱい香り。 寿司を巻く、ふわふわとした小さな手。 遠い記憶だけれど、 年を経るごとに、 近くなってくるような気がする。。。

  • 戦争前夜の風景(試運転中)

    『映像の世紀バタフライエフェクト関東大震災 復興から太平洋戦争への18年』を視聴。 権力者は、関東大震災後の混乱と不安を利用して、 治安維持法を制定。 市民による防災の成功体験を 美談に仕立て上げ、 国民統制に利用する。 金を使ってメディアを隷属させ、 国民を洗脳する。 戦争前夜の風景。 既視感がないことを祈る。。。 NHKオンデマンド 朝日新聞デジタル

  • 若草山焼き(試運転中)

    炎を見上げ、平和を祈る ありふれた日の終り。 20年後、100年後の人々も 冬の夜空を焦がす火影に ほのかな幸せを、映していますように。。。

  • 残念石(試運転中)

    木津川市、旧加茂町、京都府の文化財行政のあり方と判断に疑問を感じます。 木津川市が、なぜ了承したのか、理解できません。 読売新聞オンライン

  • 1984(試運転中)

    読書中。。。 「戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり」 自由と平和と平等を、決して放棄しないこと。 考え続けることを、決して怠らないこと。

  • 新しい年

  • 無題

    9月のはじめに、 サメちゃん(小雨・桜文鳥)を天にお返ししました。 サメちゃんからは、たくさんの置き手紙を受け取り、 今、そのひとつひとつを、そっと読み解いているところです。 今まで見守ってくださり、ありがとうございました。     comari

  • 晩夏

    夏の終り。。。 空には秋の兆し… トマトとブルーベリーは、 今年、最後の収穫… サメちゃんは、うたたね きょうのお菓子は、 1日がかりでつくった間宮羊羹 南の海、 沈む船上に浮かぶ無数の笑顔が、 甘さと溶け合い、胸にしみる… 平和を願い、 過ぎ去る8月。。。

  • 密やかな足音

    夏空の向こう… 遠くで雷鳴が鳴り響いています 種を蒔いてから、 約1ヶ月半経ち。。。 頭を垂れた穂には、ちいさな実がぎっしり ところどころ、赤くなった実も見えています。 穂は短いけれど、 サメちゃんにはちょうど良さそう 青いまま食べても大丈夫らしいのですが、 赤く熟してから、乾燥させるつもり。 昨日、サメちゃんが3ヶ月ぶりに、 ケ..

  • 船形

    雨粒がすべての塵を祓った 澄んだ空気の夜… 遠い北空の下、 西賀茂の船形だけが、 くっきりと稜線の波に浮かびました。 おしょらいさんを見送るとき、 いつも、心のそばを冷たい風が 吹き抜けていくような気持ちになります。 また来年、会えるだろうかと、 ほのかな寂しさが、 心を震わせるのです。

  • 平和を願う日

    家の近くから、 遠くに奈良の大文字の送り火が見えます。 戦没者の慰霊と、平和を祈念するための灯火です。 祖父が亡くなって、もうすぐ18年が経ちます。 陸軍中尉だった祖父は、 戦後の人生を一農民として全うしました。 いくら尋ねても、 戦時下の日々を語ろうとはせず、 「軍国主義はあかん」 その一言だけを私に遺し、 多くを心のなかに秘めたまま、 去って逝きました。 戦争は、人生も命も、心も体も、自由も、 すべて、奪い尽くします。 高円山の灯火を見つめながら、 祖父が遺..

  • 虹と歌

    今日は、晴れたり曇ったり。。。 夏空が現れたかと思えば… 急に雨が降り出して、 薄っすら虹がかかってる 虹の隣には、サメちゃん。 キャッキャッキャ と、明るい鳴き声を立てて、 羽根をブンブン振り回しながら、 ケージの中を走りまわってる。 そして、 今日も元気いっぱい。 歌ってる 朝一番に目があった時。 今日の分の食べ物を渡した時。 野菜を入れた器を置いた時。 手のひらにのった時..

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