新・はんきちのつぶやき - にほんブログ村
chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 葡萄の豹変と計略が我慢ならない

    最近行きつけになりかけているパーで、旨いハイボールを飲みながら友人と話をしていた。人と関わるうちにメランコリーに陥ること、自己中心的なる政治の世界を垣間見...

  • 旧交は温まらない

    昨日は業界のイベント。夕方からは懇親会があってそこに足を向けた。きらびやかなエスカレーターを登るとこれまた瀟洒な内装の会場がある。忠臣蔵で間新六郎ら10名...

  • 拮抗の果てには

    海の向こうの大国の次期大統領選は二つの勢力が此れまでにないほど拮抗しているという。極めて緊迫した状らしい。極東の島国ではそんな状況になったのは遥か昔のこと...

  • 「砂の女」とヤマザキマリ

    友人から、これ良いよと紹介してもらった解説書を読了。「阿部公房 砂の女(100分de名著シリーズ)」(ヤマザキマリ、NHK出版)。僕は漫画を読まない(とい...

  • 砂の底へのいざない

    こういう話だったのか! 読後に深い感慨とともに読了した。『砂の女』(安部公房、新潮文庫)。海岸の村にとって、砂の崖の底にある家屋から砂を掻きだし維持させて...

  • 挂甲の武人を愉しむ

    小雨交じりの道を「埴輪といえば、はに丸君、そして女子スケートのxxxx」と呟き「そんなふうに言っちゃだめよ」と窘められることを繰り返しながら、国立博物館に...

  • 坪内祐三の東京

    このあいだの神保町ブックフェスティバルで「坪内祐三の部屋にあった坪内祐三の本、販売中。」と書かれたワゴンがあって思わず引き寄せられた。ほとんどの本は既読だ...

  • 間諜という言葉を久しぶりに耳にした

    間諜という言葉は、学生時代に『間諜X27』という映画(マレーネ・ディートリッヒ主演)の名前で知ったのだろうか。その言葉を久々に耳にした。出張中の機内で観た...

  • 10.29に類似することに用心せよ

    梨泰院で大惨事があったのは二年前の10月29日。彼の地のテレビでもこのことが何度も報じられていた。どれだけ沢山の若者があの通りに犇めいていたのか。どれだけ...

  • 中世と近代の残照を垣間見ながら

    昨日から出張。半島の中央にあるその場所は、かつて戦に遭った街。文禄・慶長の役(壬辰倭乱)、そして1950〜53年にかけての近代戦を経てきた。そのたびに土地...

  • 衝動買いは幕開けに繋がるか

    神保町のブックフェスティバルは、すずらん通りで行われる出版社のワゴンセールが目玉だ。そしてまた、靖国通り沿いの古書店ワゴンでも全集の売り出しがあってこれも...

  • ブックフェスティバルは雨が降る

    神保町のブックフェスティバル、今年はもう行かなくて良いかな?と優先度を落としていたのだけれど、週末の所用が予想外に片付いたので、やはり足を運んでしまった。...

  • 山の手の閑地(あきち)

    読みかけていた『日和下駄』(永井荷風、講談社文芸文庫)を読了。この随筆を読む前に、川本三郎によるエッセイを大分と読んでいたので、既視感に捉われた。→htt...

  • クッキー缶を開けるおき

    このあいだ訪れた先を辞するとき、手土産を頂いた。余り見たことがない包装だけれどその色柄から茶菓子かなというのが頭をかすめた。家に帰って家人たちに開かせてみ...

  • 作品を読まなければ始まらない

    『安部公房とはだれか』(木村陽子、笠間書院)をおおまかに読了。研究者によるもの故か詰まらなかった。山口果林が書いた『安部公房とわたし』のほうが真に迫ってい...

  • 天津の誘惑

    武蔵野の杜のなかのような処に生まれた僕は、家の目の前にある神社と住宅地の路地が主な遊び場だった。バス通り沿いには小さな商店街があったけれど、米屋、食料品雑...

  • ハッスルすると暗渠が作られてゆく

    『暗渠マニアック! 増補版』(吉村生、高山英男、ちくま文庫)を読了。2015年7月に刊行された単行本の増補版だった。『はじめての暗渠散歩』の方を先に読んで...

  • 大森海岸の冥さ

    このあいだ映画を観に大森の地に降りた。時間があったので、JRと京浜急行線、そして第一京浜国道辺りをぶらぶらと歩いてみた。街区はどこか辻褄が合っていないよう...

  • 栗おこわと秋野菜焼きに舌鼓

    ひと月に振りに家人たちやその連れ合いらが集まった。先月の慶事の振り返りなども含めて歓談に花が咲く。昼過ぎから二人が栗の皮剥き精を出す。旬は月初めだったけど...

  • さいきん腹が立つこと

    さいきん腹が立つことを幾つか。■テレビ放送・中近東や東欧の無慈悲な攻撃に反論しない弱腰(触らぬ神)・食べ歩きとオオタニで「パンとサーカス」政策支援(政権に...

  • 『石の聲』から聞こえるもの

    李良枝の遺作を読んだ。『石の聲』(講談社学術文庫)。1989年、34歳で芥川賞を受賞したあと書き綴っていたもの。彼女はその途中で病に倒れ1992年に亡くな...

  • 『安部公房とわたし』メモ

    『安部公房とわたし』(山口果林、講談社)を読了。圧倒された。作家と女優の蜜月、と一言で顕してしまえば簡単だが、あの作家が何に惹かれたのかが分かった。少しだ...

  • 心くすぐるが解説が物足りない

    今週、紀尾井FESというイベントが催されていて、そのなかで「HISTORY 歴史を紐解く」というコーナーがあると知った。「タイムマシーン紀尾井町 ~街の記...

  • 安部公房を忘れていた

    暖かい陽ざしに包まれた三連休の最終日。神奈川近代文学館の「安部公房展 ~21世紀文学の基軸~」を観覧した。中高校生時代から安部公房のことは知っていたのに、...

  • 池波篇「汽車旅の酒」

    池波正太郎の『私が生まれた日 ~池波正太郎自選随筆集①』(朝日文芸文庫)を読了。池波さんは生まれ育った界隈やその日々について、たびたび書いているけれど、そ...

  • 箸が増えて脳を刺激する

    夏の旅行で韓国の友人夫婦からお土産に頂いたのが、箸とスプーンのセット。職人による天然木・漆塗りの夫婦ものだ。そしてこの秋の慶事で家人から記念に貰ったのが、...

  • あんたたちが皇帝だ・・・ハイティンクとシフ

    ベルナルト・ハイティンク指揮、アンドラーシュ・シフによるベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴いている。全集だ。オーケストラはドレスデン・スターツカペレ。僕の苦...

  • 人は乗り移ることがある・・・『冬に子供が生まれる』

    佐藤正午の最新作『冬に子供が生まれる』(小学館)を読了。ところどころで最近の白石一文の小説の世界に接近しているのかなということが頭を掠めるけれども、最終的...

  • ノーベル文学賞を祝す

    今年のノーベル文学賞は、韓国のハン・ガンに授与された。僕はこの人の小説は一冊しか読んでいなかったけれども、この受賞を心から祝す。韓国文学の質が高くなってい...

  • 「若草物語」に身を乗り出す

    拙宅では『若草物語』は日常語である。それなのに僕を除いて家人らはオルコットの原作を読んでいないのはどうしてなのか。そしてその名の付く映画を観ようともしない...

  • 礼節を尽くすか礼節を欠くか

    還暦をずいぶんと過ぎて、そろそろ季節の挨拶などのやりとりは減らしていかなくてはなあ、と思っていた。年末に年賀状を書くときにそのように書き添えようかと思案し...

  • 『シビル・ウォー』に震撼する

    怖い映画は普通は観ないのだけれど、アメリカ合衆国の政治が絡むとなると、思わず足を運んでしまった。『シビル・ウォー』(原題:Civil War、アレックス・...

  • ゴールデン街には気をつけろ

    昨夕は友人に誘われて新宿ゴールデン街に足を運んだ。或るバーで画家の個展が開かれているからだ。実はこの飲み屋街に足を踏み入れたのは初めて。三丁目や花園神社に...

  • リービ英雄の日本語論からブログに繋ぐ

    リービ英雄の『我的日本語』(筑摩選書、2010年)を読了。アメリカ人として日本語で小説やノンフィクションを書きづづけ、数々の文学賞も得ている彼のエッセイ的...

  • 『点と線』は博多と函館を繋いでいた

    映画『点と線』(小林恒夫監督、東映、1958年)を初めて観た。神保町シアターの「映画で愉しむ 私たちの偏愛文学」という企画。→https://www.al...

  • 明治を振り返る

    司馬遼太郎の『明治という国家』(日本放送出版協会)を読了。1989年10月、11月のNHKスペシャルでの司馬さんのトーク・ドキュメント「太郎の国の物語」の...

  • 本当の「隔世の感」

    このあいだの家人の挙式と宴で、若い二人と共に歩む世代の人々に初めて出会った。周りにはこんなに沢山の友人が居たのかと驚く。しかも様々な国々からこのことのため...

  • セゴビアに献呈された協奏曲

    ロドリーゴのギター協奏曲と言えば「アランフェス協奏曲」しか知らなかったのだけれど、まだまだ沢山あることを初めて知った。「ある貴神のための幻想曲」がそのなか...

  • ビデオと写真を眺め直す

    先週の家族イベントで撮り溜めたビデオと写真を整理。それらをダビングあるいはコピーしてイベントの主役に渡す。ハードディスクに撮りためたタイトルリストを眺めて...

  • 『侍タイムスリッパー』で愉悦に感涙

    学生時代の友人が、この映画最高でした、とSNSで書いていて、是非とも観に行こうと思って週末の早朝から映画館に出掛けた。『侍タイムスリッパー』(安田淳一監督...

  • 『Divertimento』で落ち着く

    昨晩に足を向けたのは映画『Divertimento(邦題:パリの小さなオーケストラ』(マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール監督、2022年、フランス...

  • 人は分かり合えなくても良いことを知る『違国日記』

    夜に『違国日記』(瀬田なつき監督、2024年)を観に行った。→https://ikoku-movie.com/若き女優、早瀬憩のことがどうしても気になって...

  • 『故郷忘れじがたく候』について

    このあいだ読んだ『司馬遼太郎について』(NHK出版、1998年)のなかで、多くの人たちが最も良い短篇として挙げていたのが『故郷忘れじがたく候』だった。それ...

  • コラールと共に祝福する

    昨日は芳き日。共に歩む場がある。私の好きな曲にしたいと言われて伝えたのはバッハのカンタータ第147番「心と口と行いと生きざまは」の終局コラール「イエスは変...

  • 司馬さんを追う

    『司馬遼太郎について ~裸眼の思索者~』(NHK出版、1998年)を読了。1996年2月に司馬さんが亡くなられたあと、4月1日から3夜連続で放送された「E...

  • 黒豹は音楽界の大谷翔平のように

    一昨日、紀尾井ホール室内管弦楽団の演奏が始まるまえにプログラムを眺めながら改めて感心して吐息をついた。出演者のほとんどが第一線で活躍する演奏家だからだ。コ...

  • 暫くは落ち込んだら『アルルの女』だ

    ビゼーの音楽で知っているのはオペラ『カルメン』と劇付随音楽『アルルの女』組曲。後者は中学生時代の音楽の授業での必須鑑賞曲だった。高校時代にLPレコードを買...

  • 感性が不足しているなと落ち込む・・・『ナミビアの砂漠』

    『キネマ旬報』9月号は河合優実特集号だったが、そのなかで河合優実が山中瑶子監督の作品『あみこ』(2017年)を観て感銘し、監督に直接会いに行き「是非いつか...

  • 酒に呑まれた頭

    昨日はいつもの友と梯子酒、深酒。馴染のバーでシンガポール・スリングをまず呑む。暑さを凌ぐのにちょうどいい。二杯目は本日のウイスキーというやつで以てハイボー...

  • 衝撃の作家、李良枝

    このあいだ読んだ司馬遼太郎の『対談集 九つの問答』のなかでリービ英雄が取り上げていた作家、李良枝のことが気になっていた。その彼女の小説集『由熙 ナビ・タリ...

  • くぐもった声で彼らは・・・

    ヴィオッティ弦楽四重奏団によるフランス近代作曲家の四重奏曲集を聴いている。ドビュッシー、ラヴェルが一枚に収められるのは普通だけれど、それにフォーレが加えら...

  • 森岡さんの物語二冊

    銀座の教文館の店頭に並んでいて思わず買い求めた。『銀座で一番小さな書店』『荒野の古本屋』(森岡督行、小学館文庫)。森岡さんには何度かお会いしてお話したこと...

  • 『ボストン1947』の情熱

    映画『ボストン1947』(カン・ジェギュ監督、2023年、韓国)を観た。→https://1947boston.jp/index.html歴代オリンピック...

  • 恐怖に縛られる『チャイコフスキーの妻』

    ちょっと怖いかなと思いながら、恐る恐る夜に映画館に出掛けて『チャイコフスキーの妻』(原題:Tchaikovsky's Wife、キリル・セレブレンニコフ監...

  • 司馬遼太郎の対談から

    『対談集 九つの問答』(司馬遼太郎、朝日新聞社、1995年刊)を読了。「週刊朝日」「中央公論」などに掲載された対談(1991〜1995年)を集めたものだっ...

  • 『蔣介石を救った帝国軍人』で学ぶ

    神保町・東京堂書店3階のサイン本コーナーには時々立ち寄る。署名があると何となく嬉しくて知らない著者のものでも買い求めたりする。『蔣介石を救った帝国軍人』(...

  • ティボーデは坊ちゃん

    サンソン・フランソワの音盤と一緒に買い求めてみたのは、ジャン=イヴ・ティボーデというピアニストによる同じ曲。ちょっと貴公子然とした男がどんなふうに弾くのか...

  • フランソワよ、あんたは偉い

    サンソン・フランソワによるラヴェルのピアノ協奏曲の音盤を買い求めて聴いていた。友人が最も好んでいる演奏というやつだ。世紀の(というか音楽史上稀有の)発明と...

  • 政治とアイドル

    今朝のテレビニュースで一番衝撃を受けたのは、某缶コーヒーの新しいCM。「なんてったってアイドル」を歌う河合優実だ。→https://youtu.be/NX...

  • どうしても分からないというショットのこと

    蓮實重彦さんの映画評論を読んでいくたびに、自分が全く以って及ばない膨大な域に驚くとともに、その片鱗しか到達できないことにちょっと落胆する。それでも読み続け...

  • ノーマン・デル・マーを知らなかった

    ノーマン・デル・マー(Norman Del Mar)を知らなかったのだけれど、その彼がロンドンフィルを指揮した音盤を聞いている。チャイコフスキーの交響曲第...

  • 自分を探す旅・・・『ピアノを尋ねて』

    友人からこの本気になるねと連絡がきてそれを見た途端に注文してしまっていた。『ピアノを尋ねて(中題: 尋琴者、英題: The Piano Tuner)』(ク...

  • ノンフィクションは本で読んでCopilotで補う

    『横浜 鉄道と都市の150年』(岡田直、有隣堂)を読了。この都市の鉄道史について、適度な深さでしっかりとまとめられたコンサイスな一冊だった。他の本で知って...

  • 思わず魅入る河合優実のドラマ

    河合優実主演のドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK)が放映されているのを気付かずにいた。幸運にも家で録画がされていて、漸く...

  • 『愛に乱暴』のあと板橋で汗だくになった

    吉田修一の『愛に乱暴』が映画化され(監督: 森ガキ侑大)それを観てきた。→https://www.ainiranbou.com/早い時間から上映していると...

  • 日本人リュート教授によるヴァイス

    中古音盤店のバロック音楽棚を眺めていて、何だろうと手に取ってみると佐藤豊彦という人がヴァイスのリュート曲を演奏したものだった。気になって買い求めて聴いてみ...

  • 『虎に翼』・・和了らずで良かったのか?

    去る木~金曜日は、朝の連続テレビ小説『虎に翼』もとうとう終わりか!?と焦った。一つ屋根の下に(事実婚として)住み始めた寅子らと星航一一家なのだけれど、航一...

  • 『文禄・慶長の役』で知る

    『文禄・慶長の役』(崔官、講談社選書メチエ)を読了。副題は「文学に刻まれた戦争」。このあいだ観た韓国映画「ノリャン」の戦争についてである。この役は韓国ては...

  • 落胆と嬉しさの『宵待草』

    神保町シアターの「太陽族とギラギラの若者たち ~狂熱の刹那的青春映画史~」という今月の特集が今週で終わる。何も観ずに過ぎるのは残念なので、とにかく一作でも...

  • 河合優実への旅

    友人から『キネマ旬報』今月号は河合優実だぞと教えられた。「河合優実の時代はもう、はじまっていたんだ。」という特集だ。慌てて買い求めて読み進めた。そして樋口...

  • 根絶すべき大日本病

    8月は日本が起こした戦争のことを特に振り返っていた。読みかけてそのままにしていた本も読み終えたり、東アジアの中世からの歴史についてさらに理解を深めたりもし...

  • 呪文を唱えよう!

    朝の連続テレビ小説『虎に翼』で、主人公の寅子が事実婚の夫・星航一が子育てで悩む姿を見て、いきなり腕を回しながらこう言った(8月27日)。「ちちんぷいぷい」...

  • ラモーは真剣に聴かないほうがいい

    「クラシック百貨店~フレンチ・クロニクル」という企画ものからもう一枚買っていた。→https://www.universal-music.co.jp/cl...

  • モニク・アースのラヴェルを聴きながら

    友人がモニク・アースの弾くラヴェルを、色に譬えると「白」だと言っていた。それも、藤原定家の歌の持つ、白に白を重ねていく冷え冷えとした美しさ。→https:...

  • つかの間だった『ソウルの春』

    今月は半島に旅行したことで触発され、韓国・朝鮮事情についての映画や本に臨む機会も多くなった。そして『ソウルの春』(原題:서울의 봄、キム・ソンス監督、20...

  • 在日二世による冷静な見立て

    『在日二世から見た日本と韓国』(文一倉、彩流社)を読了。副題は「終戦っ子、解放っ子の足跡」。日韓の両側から実に聡明に整理された日韓関係の分析だった。歴史事...

  • 夏の眩暈

    昨日から大阪。何度来ても地理や風習、言葉には慣れないけれど、ここは父が青年時代に育ったところだからどこか繋がりを感じてはいる。空港に来ると雲がポッカリと浮...

  • 『原爆裁判』を読む

    朝の連続テレビ小説『虎に翼』の主人公・佐田寅子(猪爪寅子、星寅子?)のモデルとなった三淵嘉子の本を読んだ。1955年に東京地方裁判所で広島・長崎の被爆者5...

  • これは歴史の一コマどころではない

    文禄・慶長の役のことは日本史の授業でさらっと習ったぐらいだった。ところが韓国の知人と話をしていると、その戦いで日本軍を撃破し追いやった英雄として必ず李舜臣...

  • 歴史に学ばぬ愚行と暴挙

    『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子、新潮文庫)を初めて読了。高校生相手に五日間にわたっておこなった講義録だということだけれど、本当に詳細でま...

  • リミックスとブレイキンに翻弄される(夢)

    昨晩、こんな夢を見た。余暇を楽しみなさいという指導のもと、人々がジャンルごとに拠点に集まるというもの。どうやら政府の肝いりでの施策のよう。運動系も良いのだ...

  • 日本の放送プロパガンダと森田剛

    戦時中の米国のプロパガンダ映画は徹底的だった。いっぽうで日本でも軍部のみならず教育界、隣組、そしてマスコミも含めて、あらゆる方面でプロパガンダが行われてい...

  • プロパガンダ映画というもの

    このあいだ読んだ本に出ていたフランク・キャプラが監督したというプロパガンダ映画を観た。『汝の敵を知れ:日本』(原題:Know Your Enemy: Ja...

  • 頷けたが評伝としては面白くない

    「モーリス・ラヴェル ある生涯」(ベンジャミン・イヴリー、アルファベータ刊)を雑に読了。“謎めいた作曲家の知られざる生涯。同性愛という性的特質に着目し、そ...

  • 無差別殺戮の根源

    この日までには読まなくてはと思ってページを繰ってきて読了。『容赦なき戦争 ~“太平洋戦争における人種差別~』(ジョン・W・ダワー[John W. Dowe...

  • じっくりと聴くラヴェルの弦楽四重奏曲

    ドビュッシーかラヴェルかと問われればドビュッシーと答えていたのが学生時代の僕。教科書やノートの裏に自分の名前に併記してClaude Achille Deb...

  • IT化食べ放題には気を付けろ

    昨日は連休の最後。久々に中華街に行ってみるか、と何の気無しに呟いてしまったら、途端に一同そわそわし始める。何を食べたいかどの店に行きたいかを決めないとね、...

  • 「運転中には聴かないでください」

    フランス音楽に再び覚醒してしまった盛夏。聴き始めたのはラヴェルではなくベルリオーズの「幻想交響曲」。シャルル・ミュンシュ指揮によるパリ管弦楽団。アンドレ・...

  • モーリス・ラヴェルの孤高

    映画『ボレロ』を観た(原題:Bolero、アンヌ・フォンテーヌ監督、2024年)。→https://gaga.ne.jp/bolero/物凄く素晴らしい作...

  • 父が語る1945年の夏

    昨日は実家で父(95歳)の通院などを手伝う。整形外科医院では医師を前にすると父は思っていた以上に訥々と語る。足腰がどういう時に如何に痛むのか。毎日家のなか...

  • オリンピックと音頭

    友人もブログ・SNSに書いていたが、僕もオリンピックが少し苦手だ。自分のブログをオリンピックというキーワードで調べてみると50件ぐらいになっている。開催さ...

  • 大崎さんのことを知って項垂れる

    今朝の新聞で作家の大崎善生の訃報に接した。深い溜息が出た。咽頭がんを患っていたことを知らなかった。享年66歳。僕とそれほど変わらない年齢で去ってしまうなん...

  • 王宮守門将交代儀式で旅を終える

    ソウルには数々の王宮が残されている。其々に歴史が刻まれていて、物語の中には必ず今回は計画したうちの一箇所しか行くことが出来ず、後ろ髪を引かれる思いで街をあ...

  • ペクビン踏切への憧憬が叶う

    憧れのペクビン踏切に立つことが出来た。韓国ドラマ『私のおじさん』の大事な舞台だ。→https://maps.app.goo.gl/hwP1cqyNgRMg...

  • 紫陽花は8月にも満開になる

    旅行の4日目は大学院時代の友人たちと会った。二人ともソウルの漢江を臨む高層マンションに住んでいるのだけれど、今回は西の江華島まで案内してくれるという。その...

  • いにしえの源を知り、現代の東西融合を観る

    夏休みも3日目を過ぎた。昨日の午前は梨泰院にあるLEEUM美術館を訪れた。韓国古美術の常設展と現代美術の企画展が併設されているが、今週は古美術のほうだけ開...

  • かき氷の進化を漸く知る

    子どもの頃から、かき氷は家で削り器を使って食べるもので、夏休みとなれば日課となっていた。「Myシロップ」という名だったか、赤や緑、黄や青のそれを掛けるだけ...

  • 散策していて「マルモイ」に出会う

    ソウルの北村という街区は歴史溢れる場所だと聞いて、どんな街区だろうと猛暑のなか歩いていた。韓屋という昔ながらの低層住宅が軒を並べていて、なるほどこれが昔な...

  • Kポップスのコンサートに導かれ

    昨日は家人たちに導かれるがままにKポップス・コンサートに足を運んでしまった。嘗て東方神起というグループに所属していて独立した歌手で、そのグループの曲もソロ...

  • 60年前後のグラフ誌で

    神保町の東京古書会館では小さな古書市がときどき開催されている。このあいだそこを訪れて買い求めたなかの一冊は昭和時代のグラフ誌をまとめたものだった。『60年...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、はんきちさんをフォローしませんか?

ハンドル名
はんきちさん
ブログタイトル
新・はんきちのつぶやき
フォロー
新・はんきちのつぶやき

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用