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ブログ17年目 <趣味> 俳句 植物観察 散歩写真 濫読 猫好き  

写真ブログ / 散歩写真

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青萄(せいとう)
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2009/02/20

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  • 海女の呪文・特別作品3️⃣ 青萄

    今日は定点観測のタイワンフウを見についでに雑木林を歩いたら足に絡んできた…たぶんアカネ科のツルアリドオシの実↓実生で出た冬紅葉なども輝いていた🍁馬肥ゆるキノエネ様のおはす邑草煙美し白し人煙(じんえん)黒し白露へ合点合点と軍馬征くハタケ韮南部曲り家馬をらず死齢来て観音様へ返す馬海女の呪文・特別作品3️⃣青萄

  • 海女の呪文・特別作品2️⃣ 〈森 青萄〉

    銀木犀小魚の吹雪のなかにバスを待つバンケットルームより来る出世魚残照や艦の残骸二十五艘トラック島は?方角を訊く海軍さん倍暦たまふ海女の定年八十五海女の呪文・特別作品2️⃣〈森青萄〉

  • 海女の呪文1️⃣5句 〈森 青萄〉

    カジメ林抜けてまつすぐ鮑獲く海中に火花散らせる熱帯魚アリューシャンまで海山列のイリュージョン深海に刺さる沈没艦の魂魄海女の呪文霊(たま)出せ霊出せ霊出せ海女の呪文1️⃣5句〈森青萄〉

  • 榊原鼓天/生意気になりし炭屋の小僧かな

    スーパーの駐車場のドウダン紅葉菖蒲あや/己れまづ地に置き炭屋炭をひく飯田龍太/炭売女朝かがやきて里に出づ榊原鼓天/生意気になりし炭屋の小僧かな

  • 冬の季語/炭斗(すみとり) 炭籠・炭瓢(すみひさご)・鳥府(うふ)・炭櫃(すびつ)・十能・炭箱

    あぜ道のイヌナズナ後藤夜半/炭斗の炭を火箸の選り好み加倉井秋を/かたはらに炭斗のある安堵感草間時彦/炭斗や母の手届く置きどころ富安風生/炭斗に炭足るほかに望なし冬の季語/炭斗(すみとり)炭籠・炭瓢(すみひさご)・鳥府(うふ)・炭櫃(すびつ)・十能・炭箱

  • 冬の季語/炭火 跳炭(はねずみ)・走炭(はしりずみ)

    10月末の背高泡立草↑この後に刈られ今のところワタシの写真も払底しています福島小蕾/炭はぜてうつつにかへる夜の畳鷲谷七菜子/うらぶれし夜は美しき炭火かな福本竹峰/貫かん嘘美しく炭火燃ゆ林翔/己もの言はねば炭火に呟かる冬の季語/炭火跳炭(はねずみ)・走炭(はしりずみ)

  • 冬の季語/炭(すみ) 炭火・木炭・黒炭・堅炭・軟炭(やはらずみ)・消炭・土竈炭(どがまずみ)・炭屑・炭の香・鞍馬炭・小野炭・佐倉炭・新炭(あらずみ)・旧炭(ひねずみ)・粉炭・炭叱(すみしか)り

    普通電車通過↑仔ゾウの居る公園↓杉山岳陽/炭燃やしつゝ吾が行方さだまらず久保田万太郎/小説も下手炭つぐことも下手山口波津女/炭挽きし汚れ夫には近づけず旧炭(ひねずみ)の爆ぜるばかりや娘(こ)らの前/青萄冬の季語/炭(すみ)炭火・木炭・黒炭・堅炭・軟炭(やはらずみ)・消炭・土竈炭(どがまずみ)・炭屑・炭の香・鞍馬炭・小野炭・佐倉炭・新炭(あらずみ)・旧炭(ひねずみ)・粉炭・炭叱(すみしか)り

  • 斎藤空華/練炭の火の絶壁を風のぼる

    公園の水車公園もみぢ2️⃣西東三鬼/練炭の十二黒洞つらぬけり先生は蟲の真闇に置きざりに/森青萄斎藤空華/練炭の火の絶壁を風のぼる

  • 冬の季語/榾(ほた) ほだ・根榾(ねほだ)・榾火(ほたび)・榾明(ほたあかり)・榾の主(ほだのぬし)・榾の宿(ほたのやど)・かくい

    公園もみぢ5枚上村占魚/ひといろの火のゆらぎをる榾の宿斎藤空華/大榾の骨ものこさず焚かれけり村上しゆら/榾足すや馬屋に馬の顔うるみ小林一茶/おとろへや榾折りかねる膝頭榾かへす業火のなかを裏面たり/森青萄冬の季語/榾(ほた)ほだ・根榾(ねほだ)・榾火(ほたび)・榾明(ほたあかり)・榾の主(ほだのぬし)・榾の宿(ほたのやど)・かくい

  • 冬の季語/火桶(ひをけ) 桐火桶・火櫃(ひびつ)

    午後4時すぎ日光杉並木保護区ヌルデの黄葉2枚リュウノウギクだろうか?↓↓星野立子/火桶に手思ひ出せなきことばかり皆吉爽雨/火桶抱く三時といへば夕ごころ松本たかし/老の手のわななきかざす火桶かな冬の季語/火桶(ひをけ)桐火桶・火櫃(ひびつ)

  • 阿波野青畝/助炭の絵どうやら田舎源氏らし

    今日は神社に寄ってみました⛩️オキツネ様↓サザンカ↓↓岡本松浜/妻は今日芝居の留守の助炭かな阿波野青畝/助炭の絵どうやら田舎源氏らし

  • 村上鬼城/いつも人のうしろに居りて火鉢なし

    11月9日に見かけたモノ↑今日は葉っぱをよく見るために行ってみたが…シラカシらしい垣根として植えたようだが4m以上になっている空き地と廃屋の間に写真4枚細見綾子/足袋あぶる能登の七尾の駅火鉢阿部みどり女/火鉢あつしギリシャ神話をきかさるる村上鬼城/いつも人のうしろに居りて火鉢なし

  • 冬の季語/行火(あんくわ) ねこ・猫火鉢・電気行火・電気蒲団・電気毛布

    サザンカ↑枯れ蓮↓臼田亞浪/ペンの走り固しとおもひ行火抱く小杉余子/酔ふほどに行火のあつき雪夜かな佐藤紅緑/飯時になれば目覚めぬ安火猫💬行火は安火とも書きます冬の季語/行火(あんくわ)ねこ・猫火鉢・電気行火・電気蒲団・電気毛布

  • 冬の季語/手焙(てあぶり) 手炉(しゆろ)

    今日の日光連山午後4時半↑今までの寒さからずいぶん温かいと感じるコシロノセンダングサ↑ニチニチソウ↓皆吉爽雨/彫金の花鳥ぬくもる手炉たまふ宇田零雨/手炉撫でゝ山の嵐をきゝにけり篠田悌二郎/いでゆきし後手焙をひとり撫づ久永雁水荘/手焙や身に毒なものばかり好き冬の季語/手焙(てあぶり)手炉(しゆろ)

  • 冬の季語/温石(をんじやく) 塩温石・焼石

    紅葉とともに桜の葉散る↑ガマズミの実↓大型のベゴニアらしき花↓野村喜舟/温石のたゞ石ころとさめにけり飯田蛇笏/温石の抱き古びてぞ光りける木附沢麦南/温石の冷えて重しや坐業了ふ冬の季語/温石(をんじやく)塩温石・焼石

  • 冬の季語/懐炉(くわいろ) 懐炉灰・懐炉焼(かいろやけ)

    今日の散歩(ドラッグストアまで)↑錦木(ニシキギ)の紅い実↓白い紫苑の仲間↓↓池内たけし/老骨の背中に入るゝ懐炉かな飯田蛇笏/句をえらみてはちかむ死か銀懐炉田中午次郎/みぞおちの懐炉があつし川を見る💬大昔の子供のころに田舎の親戚の家で鉄の懐炉も白金懐炉も見た記憶がありますけっこう熱くするのも掃除も手間がかかりやけどに注意のシロモノでしたその点いまは簡便なモノがあってホント助かりますね~冬の季語/懐炉(くわいろ)懐炉灰・懐炉焼(かいろやけ)

  • 松本たかし/渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ

    例年一番早く黄葉するのは黄金柏(オウゴンガシワ)↑ハナノキの紅葉枯れ進む↓散歩道の冬菜畠↓真ん中が大根左が長ネギ右はいろいろ石塚友二/渡り鳥消えて欅(けやき)の空残す菱沼杜門/胸ポケットの老眼鏡や鳥渡る離島に婆ふたりのほかは渡り鳥/森青萄松本たかし/渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ

  • 片岡奈王/枝うつりする色鳥に空深し

    今日の散歩立冬で木枯し1号の吹き荒れる中日光連山2枚紅葉の下見のつもりだったが…あまり大したことはなくシロヤシオの黄葉↓岩永三女/山一つ買うて色鳥放ち度し色鳥の群れアマチュア写真家の群れ/森青萄片岡奈王/枝うつりする色鳥に空深し

  • 不破 博/走りたる蔦もて館をなしにけり

    今日の散歩の道沿いにサザンカ(山茶花)↑蔦↓秋元不死男/蔦巻く家へ悲劇の方へ一歩づつ不破博/走りたる蔦もて館をなしにけり

  • 秋の季語/菊 隠君子・星見草・少女草・翁草・かはらよもぎ・鞠花・百夜草・白菊・黄菊・紅菊・一重菊・八重菊・大菊・中菊・小菊・猩猩菊 ・蘇我菊

    黄菊↑水を抜かれた暗いダム湖に小ガモ少し↓荒れた民家の庭先にホツホツと竜胆↓↓可憐に咲いている相馬遷子/菊白し死にゆく人に血を送る夏目漱石/有る程の菊なげ入れよ棺の中平井照敏/菊の棺とともに焼かれしわが句集秋の季語/菊隠君子・星見草・少女草・翁草・かはらよもぎ・鞠花・百夜草・白菊・黄菊・紅菊・一重菊・八重菊・大菊・中菊・小菊・猩猩菊・蘇我菊

  • 秋の季語/秋深し 秋闌ける・秋さぶ・深秋・秋更くる・秋深む

    今日午後4時過ぎの那須の山方面↑ヨメナ↓アメリカセンダングサ↓↓松瀬青々/秋ふかく枯木にまじる鹿の脚岸秋渓子/日輪にひゞく風鈴秋深む秋の季語/秋深し秋闌ける・秋さぶ・深秋・秋更くる・秋深む

  • 武田無涯子/わが法衣おしろい花に触れにけり

    おしろい花2枚道沿いの民家の庭で見かけたツマグロヒョウモン♀(頻繁に見る🦋)↓↓菖蒲あや/おしろいが咲いて子供が育つ露路武田無涯子/わが法衣おしろい花に触れにけり

  • 鎌倉道彦第一句集『伏流水』⭐️二十句選

    ヤマジノギク?…まさか…他人の空似のノコンギク↑ノコンギクには変異種も多いらしい野菊という名の菊はないのだが素人に緻密な判断などできない鎌倉道彦氏の新刊句集をいただいた長年陸奥で高校の数学教師をされながら生徒たちに俳句指導し俳句甲子園に帯同されていたという東日本大震災に見舞われているが飾らないまっすぐな詠みぶりが好もしく感じられlた卒業す教室の泥掻き出して春愁やだらりと垂れし靴の紐苛立ちて黒板叩くぼたんゆき虎落笛愚直愚直といくたびも流氷はまず眼裏に寄せて来る震度五に家族集まるおぼろ月水槽が並ぶ生物室緑夜夕立の止みて戦火が匂いくる蝦夷(えみし)の子蛍のごとき息をして少年はいつも直線藤の蔓賢治の手ごとごつとある冷夏かな大福の餡のはみでる秋日和地吹雪に抗う馬の濡れ睫毛十月や阿弖流為の碑をまた撫でるなんと早熟の子...鎌倉道彦第一句集『伏流水』⭐️二十句選

  • 秋の季語/大豆(だいづ) みそまめ・新大豆

    今日の道端散歩秋明菊(八重)↑転作畠の大豆↓水田だった場所は殆どが連作障害をさけるために豆を植えている平井さち子/海女経て嫗まるきたち居て大豆干す三橋鷹女/母よ豆摘み了へしかば二重腰(ふたへごし)秋の季語/大豆(だいづ)みそまめ・新大豆

  • 田中紫江/菰の花先へ先へと水路あり

    葦とか葭のような?↑ススキか荻↓💬真菰は見たことがないですがその果実は菰米(かつみ)と呼ばれ救荒植物になったそうです遅蒔きの蕎麦はまだ白い花盛り↓先に撒いた蕎麦は茎が紅くなり実を付け始めています岸田稚魚/花真菰眉あげて見ることもなし田中紫江/菰の花先へ先へと水路あり

  • 秋の季語/皀角子(さいかち) さいかちの実・皀莢(さいかち)・さいかし・鶏栖子・かはらふじのき

    茅萱↑ヤマハッカの残り花↓ヤマハッカの種↓↓鈴木青園/風立ちて皀角子の莢(さや)鳴りいでぬ今田拓/墓の字を読む皀角子(さいかち)の風の中秋の季語/皀角子(さいかち)さいかちの実・皀莢(さいかち)・さいかし・鶏栖子・かはらふじのき

  • 秋の季語/玉蜀黍(たうもろこし) 南蛮黍・高麗黍・唐黍(たうきび)

    トウモロコシの茎などを粉砕したもの↑家畜の飼料になるのか…北海道ではトウキビと言ったダム湖は干上がっているが水溜りにコガモなどが来ていて五位鷺を一羽見た↑四阿そばでキャンプするらしい🏕️↓西東三鬼/貧農の軒たうもろこし石の硬さ横山丁々/雷の遠く去りたる唐黍をもぐ秋の季語/玉蜀黍(たうもろこし)南蛮黍・高麗黍・唐黍(たうきび)

  • 有馬朗人/イエス立つ野はことごとく末枯(うらが)るる

    ハキダメギク↑オナモミ↓水引草↓↓炭太祇/うら枯れていよいよ赤し烏瓜大野林火/末枯の陽よりも濃くてマッチの火矢田挿雲/末枯に一茶の国を通りけり有馬朗人/イエス立つ野はことごとく末枯(うらが)るる

  • 秋の季語/数珠玉(じゆずだま) すずこ・じゆずだま・たうむぎ

    午後4時頃の10月桜2枚もう暗いが仕方がない帰りがけにつぶれそうな小洋品店の店先に風知草らしきものを見かけるイネ科のウラハグサ今時はネットで何でも買えるが…これはほぼ放置されているような案配最近読んだ中島京子の本『うらはぐさ風土記』に詳しい謂れや物語が…地味でただひっそりとした草です海老沢貴美/数珠玉のまだ実の入らぬ青さかな田村木国/数珠玉のいつまで玉を生むかなし💬ちなみにわたしは数珠玉を見たことがありません秋の季語/数珠玉(じゆずだま)すずこ・じゆずだま・たうむぎ

  • 小林一茶/六十年踊る夜もなく過しけり

    ノコンギクかヨメナか↑最近はノコンギクに似ているものの派手で下品な雰囲気のアメリカギクというのがあるそうでそれにも注意してゆかなければならないまだ残っているヒメジョオン↑倒れているのはアキノノゲシ↓オオハンゴンソウ↓なかなかタクマシイし〰️個人的に嫌いではない軽部烏頭子/女来よまだ足らぬぞと踊笛小林一茶/六十年踊る夜もなく過しけり

  • 秋の季語/燕帰る(つばめかへる) 去ぬ燕・巣を去る燕・残る燕・帰る燕・帰燕・秋燕(あきつばめ・しうえん)

    今日の蕎麦畠↑菠薐草畠↓犬蓼↑菌↓相馬遷子/燕去るや山々そびえ川たぎち田中ひろし/海へ向く坂がいくつも秋燕川端茅舎/身をほそめとぶ帰燕あり月の空秋の季語/燕帰る(つばめかへる)去ぬ燕・巣を去る燕・残る燕・帰る燕・帰燕・秋燕(あきつばめ・しうえん)

  • 秋の季語/瓢(ふくべ) 青匏(あおふくべ)・ひさご・瓢簞・青瓢簞・百生り・千生り・苦匏(くはう)・薄蘆(ほろ)・葫盧(ころ)

    今日の散歩で見つけたヤマハッカ2枚農家さんの庭でヒョウタンの実が生っているのを見かけたが敷地内に入れないので写真は無いリンゴ畠のネットに飛んできた🦋色褪せたツマグロヒョウモンの♀↑ヤクシソウ↓山口青邨/瓢簞は瓢簞となる妻が畑風間啓二/瓢実るみな手の届くところにて秋の季語/瓢(ふくべ)青匏(あおふくべ)・ひさご・瓢簞・青瓢簞・百生り・千生り・苦匏(くはう)・薄蘆(ほろ)・葫盧(ころ)

  • 星野立子/朝顔や猫来てす坐る絵のやうに

    まだ咲いている朝顔↑蜂が出たり潜ったり忙しそうコツブキンエノコロ↓スズメノカタビラ↑カタバミ↓昔ワンコと散歩したあぜ道立ったがほぼ藪こぎ?福田蓼汀/朝顔の終の一花は誰も知らず原石鼎/朝顔の裂けてゆゆしや濃紫芭蕉/草いろいろおのおの花の手柄かな星野立子/朝顔や猫来てす坐る絵のやうに

  • 福田甲子雄/檀の実割れて山脈ひかり出す

    今日の散歩檀の実見つけた~4枚近年はドコモほとんど伐られてしまい見られなかったマユミ思いがけない拾いモノ小泉良子/檀の実爆ぜて色濃くなりにけり福田甲子雄/檀の実割れて山脈ひかり出す

  • 秋の季語/秋刀魚(さんま) さいら・初さんま

    山萩の種↑散る白萩↓山口青邨/夢に出し秋刀魚の口のおびただし相生垣瓜人/荒海の秋刀魚を焼けば火も荒ぶ小魚の吹雪のなかを海女の尻/森青萄秋の季語/秋刀魚(さんま)さいら・初さんま

  • 吉岡禅寺洞/草の実にとんで嘴太からすかな

    チカラシバ3枚知らない花↓宮井港生/通夜に車人みな草の実をはらひ芭蕉/花みなかれてあはれをこぼすくさのたね吉岡禅寺洞/草の実にとんで嘴太からすかな

  • 秋の季語/雁(かり・がん) かりがね・二季鳥(ふたきどり)・真雁・菱喰(ひしくひ)・初雁・雁渡る・落雁・代(しろ)かへる雁・雁行

    アレチウリの花3枚充実のマムシグサの実↓今日の散歩道で横から跳んできたイナゴ↓↓大須賀乙字/雁鳴いて大粒な雨落しけり西東三鬼/みな大き袋を負へり雁渡る夏目漱石/ただ一羽来る夜ありけり月の雁芭蕉/鶏頭や雁(がん)の来る時尚あかし秋の季語/雁(かり・がん)かりがね・二季鳥(ふたきどり)・真雁・菱喰(ひしくひ)・初雁・雁渡る・落雁・代(しろ)かへる雁・雁行

  • 久保田万太郎/停車場にけふ用のなき蜻蛉かな

    コムラサキの実2枚(時季はほぼ終り)キツネノボタン↓芭蕉/蜻蜒(とんばう)やとりつきかねし草の上久保田万太郎/停車場にけふ用のなき蜻蛉かな

  • 秋の季語/鴫(しぎ) 鷸(しぎ)・田鴫・青鴫・山鴫・大尺鴫・焙烙鴫・中尺鴫・磯鴫・鴫の羽掻・鴫の看経

    ガマズミの実2枚道端のシュウメイギク↓玄関に入ってきたバッタを逃がしたら怒って足に飛びついてきた↓↓しばしニラミアイ(激オコのバッタ)大須賀乙字/鴫立ってあと立つ鷺のさうざうし松尾芭蕉/刈あとや早稲かたかたの鴫の声秋の季語/鴫(しぎ)鷸(しぎ)・田鴫・青鴫・山鴫・大尺鴫・焙烙鴫・中尺鴫・磯鴫・鴫の羽掻・鴫の看経

  • 秋の季語/芋茎(ずいき) 芋殻(いもがら)

    今日の散歩コース午後3時ころ男体山を覆う秋の雲↑ヤクシソウ(薬師草)↓道の駅の芋茎↓この赤い皮をむいて水に曝し天日に干す保存食感触はふにゃっとした干瓢(カンピョウ)のような?味は特にないが…きっと好きな人は好きなのだろう塚田かをる/宿坊の深き廂や芋茎干す本宮銑太郎/ずゐき食ふのみ薩摩言葉に取巻かれ(💬肥後芋茎が有名)松尾芭蕉/声すみて北斗にひゞく砧哉秋の季語/芋茎(ずいき)芋殻(いもがら)

  • 松尾芭蕉/こもり居て木の実草のみひろはゞや

    サラシナショウマ3枚コメツブツメクサか?その周辺の仲間かと思う吉田鴻司/秋の日の貌(かほ)のごとくに石畳松尾芭蕉/こもり居て木の実草のみひろはゞや

  • 秋の季語/秋晴(あきばれ) 秋の晴・秋日和・茸日和・綿日和

    サワフタギ↑楽しみにしていた青い実は↓もうほとんど残っていませんでした思いがけなく竜胆(りんどう)2枚クサギの少ない実に小さいカメムシが↑チョコマカと…この木も涸れすすんでいます川端茅舎/秋晴れて鷗も眉毛あるごとし岡本眸/秋晴や夫(つま)がゐさうな家の中芭蕉/茸(たけ)がりやあぶない事に夕時雨秋の季語/秋晴(あきばれ)秋の晴・秋日和・茸日和・綿日和

  • 秋の季語/鰡(ぼら・いな) 目白鰡・おぼこ・名吉・小瀑江鮒(こざらしえぶな)・小瀑・江鮒・いな・腹ぶと・伊勢鯉

    💬鰡は出世魚とも呼ばれ年を経た大きいものはとどという鰡の卵巣を塩漬けしたのがからすみであるこれはハッキリとわかる帰り花↑ヤマツツジヤマジノホトトギスに似ている2枚やけに明るいコスモス↓芭蕉/菊の香やならは幾代の男ぶり芭蕉/月いづこ鐘はしづみて海の底芭蕉/名月や北国日和定めなき秋の季語/鰡(ぼら・いな)目白鰡・おぼこ・名吉・小瀑江鮒(こざらしえぶな)・小瀑・江鮒・いな・腹ぶと・伊勢鯉

  • 秋の季語/秋麗(あきうらら・しうれい) 秋澄む・秋気・秋気澄む

    ヤブウツギ(たぶん)の帰り花か二度咲きか強い気候変動のせい?よくわかりませんマタタビの葉色の戻り具合↓吉田冬葉/奥入瀬の水に樹にたつ秋気かな武永江邨/秋うらら後戻りして寄る本屋芭蕉/此道や行人(ゆくひと)なしに秋の暮秋の季語/秋麗(あきうらら・しうれい)秋澄む・秋気・秋気澄む

  • 秋の季語/落花生(らつくわせい) 南京豆・唐人豆、そこまめ

    ミゾソバ↑秋海棠2枚↓桜木俊晃/雁鳴くや落花生掘る山の畑小寺正三/放蕩の夜のむなしさよ落花生芭蕉/塚も動け我泣(わがなく)こゑは秋の風秋の季語/落花生(らつくわせい)南京豆・唐人豆、そこまめ

  • 季語/荻(をぎ) 荻よし・海萱・風待草・風聞草・寝覚草・たはぶれ草・とはれ草・浜荻

    蜂屋柿(渋柿)↑背高泡立草と茅花↓雨中の野葡萄↑荻↓北野光/荻の風潮満ちてより静まりぬ松尾芭蕉/荻の穂や頭(かしら)をつかむ羅生門季語/荻(をぎ)荻よし・海萱・風待草・風聞草・寝覚草・たはぶれ草・とはれ草・浜荻

  • 富永寒四郎/零余子ころぐ悲喜ことごとく尽きし掌に

    零余子(むかご・ぬかご・いもこ)↑コスモス↓ゲンノショウコ(現の証拠)↓↓松尾芭蕉/きくの露落て拾へばぬかごかな富永寒四郎/零余子ころぐ悲喜ことごとく尽きし掌に

  • 松尾芭蕉/湯の名残今宵は肌の寒からむ

    コマツナギと黄蝶駒繋ぎが大株になっていました4枚星野立子/肌寒と言葉交せばこと足りぬ川上梨屋/肌寒のこゝろにたのむ福の神木村赤風/肌寒の闇の煙草は深くすふ松尾芭蕉/湯の名残今宵は肌の寒からむ

  • 鈴木芳如/鹿寄せの笛がきこえて寝鹿立つ

    ママコナ4枚思いのほか咲いていました今日は北黄蝶が乱舞する曇りの一日奈良春日神社の鹿の角は10月5日6日7日頃の3日間で切り落とすとか小野蕪子/荒鹿の角ふりかぶり伐らしめず永橋並木/角切らる鹿の真白き眼を見たり鈴木芳如/鹿寄せの笛がきこえて寝鹿立つ

  • 季語/雁瘡(がんがき・がんそう)・雁来瘡

    曇り予想だったが一日小雨結構寒い山も霧に包まれていた今日の夕方散歩アキノウナギツカミ↑一面アキノウナギツカミだ↓これは珍しかった八木林之助/雁瘡の父よ暮れゆく島山よ殿村菟絲子/雁瘡の子の永泣きに時雨来る皆吉爽雨/雁瘡のくすり子の目にせまり塗る季語/雁瘡(がんがき・がんそう)・雁来瘡

  • 季語/毛見(けみ) 検見・毛見の衆・毛見の前・毛見迎・毛見の日・毛見の賂(まかな)ひ・検見立(だて)・坪刈(つぼがり)

    ヤブミョウガが黒い果実になっていました~2枚穭田と米ぬか松瀬青々/箸すてゝ毛見を迎へに走るなり阿波野青畝/毛見一語老のおもてのくもりたる長谷川零余子/頑に庄屋の筆や毛見の帳季語/毛見(けみ)検見・毛見の衆・毛見の前・毛見迎・毛見の日・毛見の賂(まかな)ひ・検見立(だて)・坪刈(つぼがり)

  • 鈴木栄子/夜なべするや舌切雀の鋏鳴らし

    十月から律儀に咲きだす十月桜➰まだボンヤリとしつつ↑クサギの実2枚↓キバナコスモスの仲間➰レモンブライト↓💬かつては秋のはじめから冬の寒さが来るまで男は藁仕事女は糸つむぎ・砧打ち・着物の繕いなどして夜なべをした篠崎幸枝/腹たててしてゐる夜なべはかどりぬ鈴木栄子/夜なべするや舌切雀の鋏鳴らし

  • 与謝蕪村/このふた日きぬた聞えぬ隣りかな

    八重梔子↑ボタンクサギ2枚↓米ぬか↓松尾芭蕉/碪(ガン・きぬた)打ちて我に聞かせよや坊が妻与謝蕪村/このふた日きぬた聞えぬ隣りかな

  • 永田青嵐/藪中にふはりと竹の伐られけり

    藪に菊芋の花3枚竹藪↓昔は木六竹八といわれたそうです伐る時期のことですが…陰暦の8月は今の9月10月以降ですかね姑に教えられた魚身鶏皮に似ています(焼き面の基本順序)那須乙郞/竹伐つて藪にひかりを横たへぬ永田青嵐/藪中にふはりと竹の伐られけり

  • 服部嵐翠/臼のまゝ水さしおくや二番渋

    今日のハチヤ柿2枚久しぶりに不明の農道の奥に入って迷った🥵先がヤバそうなので〰️細い農道を(苦手の)バックをして戻らねばならないが…途中でツリフネソウを見かけ車外に出て撮った(笑)↓そこの林の奥にも咲いている模様とりあえず一軒の農家の出入りする道まで戻りUターンして幹線道路に出て無事家に帰れました💦飯田蛇笏/新渋の一壺ゆたかに山廬かな服部嵐翠/臼のまゝ水さしおくや二番渋

  • 南 古陶/渋搗(しぶつき)や縄一本を力帯(ちからおび)

    渋柿のハチヤ(蜂屋)↑彼岸花↓雑草の奥にアキノタムラソウ↓💬渋柿の使い方若い人は知らないかもしれない?昔は未熟な渋柿を臼でついたりして渋の液を抽出し補強や防腐に使ったと思われる時代劇などでの番傘を見るとこの渋皮色である私も過去のうっすらとした記憶ではあるが茶箪笥や行李や番傘に塗られているのは見たことがある今では渋紙さえ普通では見られない渋取はすべての道具類を美しく長持ちさせるための先人たちの工夫であったモチロン熟した渋柿は皮をむいて干すと甘い干柿になります🍊栗間耿史/跳ね渋に顔のひき吊る渋を搗(つ)く南古陶/渋搗(しぶつき)や縄一本を力帯(ちからおび)

  • 松本 旭/藁塚(にほ)ほつほつ飛鳥は南より霽(は)るる

    彼岸花盛ん↑刈田にのこる糠あとは穭田↓踏まれた後も咲くツルボ↑刈られた後も塀に活き残る枸杞の花↓谷野予志/藁塚をのこしてすでに何もなし古屋秀雄/藁塚(にほ)が動かすべからざるものとなり松本旭/藁塚(にほ)ほつほつ飛鳥は南より霽(は)るる

  • 瓜生和子/木曽駒を編む新藁の香を満たし

    今日の散歩酔芙蓉の多い集落を歩きました小さい秋の真っ最中です自民党新総裁は石破茂さんになりましたね組閣にはコバホークも入るかな?加藤康人/積みあげし新藁匂ふ牛舎かな瓜生和子/木曽駒を編む新藁の香を満たし

  • 後藤夜半/花よりも鳥美しき秋扇(あきあふぎ)

    曼珠沙華2枚産直で待っていたワンチャン↓お利口ですね🐕️佐野美智/秋扇もてなし薄く帰したり後藤夜半/花よりも鳥美しき秋扇(あきあふぎ)

  • 下村梅子/かの忘れ扇(あふぎ)を返すべく忘れ

    今日の散歩で思いがけなく藪茗荷の花2枚産直でタモギ茸とポポーを買う↓西島麦南/しづかなる男の怒り扇置く下村梅子/かの忘れ扇(あふぎ)を返すべく忘れ

  • 中川宋淵/彼岸花鎮守の森の昏きより

    彼岸花というほど必ず秋彼岸には咲く曼珠沙華きっと昨日今日(おそらく)慌てて咲いたものらしい❔↑今日の寒曇りの男体山↓普通に名句が中川宋淵ダントツの名句が山口誓子と森澄雄品格と力強さのどちらにも甲乙つけがたい山口誓子/つきぬけて天上の紺曼珠沙華森澄雄/西国の畦曼珠沙華曼珠沙華中川宋淵/彼岸花鎮守の森の昏きより

  • 野村喜舟/うそ寒や耳うすければ運うすく

    米騒動が無かったかのごとく新米が普通に売られている🍚オトコエシとイタチハギ↑イタドリ↓大岩吟公子/うそ寒や山下りて来し馬の顔野村喜舟/うそ寒や耳うすければ運うすく

  • 河東碧梧桐/三日月やこの頃萩の咲きこぼれ

    ヤマハギ3枚五十嵐播水/せはしなき萩の雫となりにけり河東碧梧桐/三日月やこの頃萩の咲きこぼれ

  • 富沢赤黄男/一本のマッチをすれば湖は霧

    雨の合間の散歩午後4時霧が出ている白いのは美しいオトコエシ↑アメリカセンダングサ↓山口誓子/霧こめて山に一人の生終る小林一茶/牛もうもうもうと霧から出たりけり富沢赤黄男/一本のマッチをすれば湖は霧

  • 長谷川素逝/馬でゆく秋の七草ふんでゆく

    イタドリ↑ハギ↓星野立子/子の摘める秋七草の茎短か天頂や秋七草の海山列/森青萄長谷川素逝/馬でゆく秋の七草ふんでゆく

  • 松尾芭蕉/義仲の寝覚の山か月悲し

    空き地のフサフジウツギ↑空き地のマメアサガオ↓雲にひっぱられて爆発したような中秋の名月↓栗林一石路/なにもかも月もひん曲つてけつかる松尾芭蕉/義仲の寝覚の山か月悲し

  • 塩田紅果/花芒醜きものを地に埋む

    ススキ河東碧梧桐/この道の富士になり行く芒かな塩田紅果/花芒醜きものを地に埋む

  • 岡本圭岳/冷まじき句と思ひしが胸を患む

    蕎麦の花↑韮の花↓下村槐太/冷まじく暮れて木霊も居らざりき水天井明るし冷まじく息くるし/森青萄岡本圭岳/冷まじき句と思ひしが胸を患む

  • 大野林火/葡萄垂れとしよりの日のつどひ見ゆ

    刈田に雨水がたまっている↑早いところではひつじ田に知らないけど空気弁↓木の鳥居くぐりて上る続石/森青萄大野林火/葡萄垂れとしよりの日のつどひ見ゆ

  • 児玉南草/蕎麦を刈る天のもつともさみしき頃

    蕎麦畑今年はあまり良くない雷雨豪雨で畑の水が退かなかったところも多い蕎麦畑の吹雪のなかを息継がな/森青萄児玉南草/蕎麦を刈る天のもつともさみしき頃

  • 米沢吾亦紅/稲雀風の形をつくりけり

    たまにですが倒れている稲もありました風の通り道かもしれません🌾稲刈りが済んだところもあります↑最近は稲雀も見ませんフサフジウツギ↓秋元不死男/みちのくの旅に海透く稲雀米沢吾亦紅/稲雀風の形をつくりけり

  • 村山古郷/馬肥えてかがやき流る最上川

    この辺に以前ツリフネソウの群生があったなぁ…と思っていると…確かにポツポツと見えました雨マークの合間です帰宅して30分後には豪雨雷雨その後もやんでみたり強く降ったりを繰り返しています他の草との取り合いの中劣勢ながらもツリフネソウも負けていませんでしたこの林の奥にも(たぶん)ツリフネソウの群落が続く…浜地其行/塩をやる肩に甘えて馬肥ゆる大橋越央子/曲り家に可愛がられて馬肥ゆる村山古郷/馬肥えてかがやき流る最上川

  • 秋元不死男/豊年や切手を載せて舌甘し

    カワラケツメイ↑ヒヨドリソウ↓ノアズキ↓河東碧梧桐/豊かなる年の落穂を祝ひけり西東三鬼/豊年や湖へ神輿の金すすむ秋元不死男/豊年や切手を載せて舌甘し

  • 川端茅舎/新涼や白きてのひらあしのうら

    葛の花松尾芭蕉/秋涼し手毎にむけや瓜茄子西東三鬼/新涼の咽喉透き通り水下る川端茅舎/新涼や白きてのひらあしのうら

  • 猪垣の果ててあらはやデンデラ野/森 青萄

    カワラナデシコを探しにいったのですが見当たらなく…仙人草が蔓延っていました今年はボタンヅルが不作かも昨今はどんな奥地でも作物を作っているところでは頑丈な金属製フェンスを張り巡らせています昔ながらの緩やかな猪垣や鹿垣ではもう用を為さないらしいです原石鼎/鹿垣の門鎖し居る男かな小坂蛍泉/猪垣のこころもとなく組まれあり藤田雅子/猪垣の内石垣の上に住む猪垣の果ててあらはやデンデラ野/森青萄

  • 宝田麦青/鹿火屋守(かびやもり)太郎と呼ぶは犬なりし

    ススキ2枚イナカギク2枚(色々考えて?悩んだ~ゴマナかな~いやいやたぶん通称ヤマシロギクという別名イナカギクのようです葉に騙された感じで💦)原石鼎/淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守本宮鼎三/出水して鹿火屋を仮の家とせり宝田麦青/鹿火屋守(かびやもり)太郎と呼ぶは犬なりし

  • 加藤楸邨/無花果(いちじく)や目の端に母老いたまふ

    メドハギ↑山栗↓カボチャ↓↓無花果の木は見たことがないけれどたまたま先日買って食べた無花果は美味だった山口誓子/無花果を食ふ百姓の短き指百合山羽公/音ひとつせぬ無花果の木を好む加藤楸邨/無花果(いちじく)や目の端に母老いたまふ

  • 安住 敦/陶枕のかたきを得たる九月(くぐわつ)かな

    今日は雨が午後からという予報を見て昼時に散歩へ(昼時は人が少ない)雨の予報は1時間毎にかわる(蕎麦屋には行列)最近はイキナリ豪雨があるので油断などできるものではない二輪最悪ポツポツとゲンノショウコの花(これも早い)↑今日は蝶が多く黄蝶や川蜻蛉多数↓花壇にツマグロヒョウモンの♀近年はコレ特に多い飯田龍太/黒揚羽九月の樹間透きとほり相馬遷子/オリオンを九月の深夜見るかなしさ安住敦/陶枕のかたきを得たる九月(くぐわつ)かな

  • 日野草城/わが葉月世を疎めども故はなし

    猫じゃらし↑葛の葉↓ヤマウドの花↑タラノ木の花↓中島斌雄/舌捲いて乳吸ふ仔牛葉月雲軽部烏頭子/蛾の色に似て蝶なれや葉月過ぐ日野草城/わが葉月世を疎めども故はなし

  • 安住 敦/八朔(はつさく)のででむしころげ落ちにけり

    白式部(シロシキブ)の実↑ナツトウダイ↓ヤマウド↑ヤマボウシ↓藤原款冬/八朔や赤き雨降る蕎麦畑新保旦子/八朔やあかつきかけてつよき雷成瀬桜桃子/八朔や遠き記憶のいくさの日安住敦/八朔(はつさく)のででむしころげ落ちにけり

  • 村上鬼城/痩馬のあはれ機嫌や秋高し

    仙人草と葛の花センニンソウ(仙人草)大部分は刈り払われていましたがまだ少し残っていました塚本烏城/かまきりの片脚失せて鬼城の忌羽田貞雄/あはあはと鬼城忌の蚊や顔の上村上鬼城/痩馬のあはれ機嫌や秋高し

  • 北原白秋/小笹吹く風のほとりや男郎花

    今日はクサギに会いに行った今までのところは伐採されてしまい何度もフラれ豪雨にも祟られもうこれで最後と思ったのだが…何とか少しだけ見られてラッキー車の窓を全開にして走り涼しさを味わい珍しく本当に快適だったのだが…その反対に帰りには一瞬で豪雨の中となりました☔️林の中のオトコエシ思わぬ気温の低さから藪蚊も少なくて助かりました内藤鳴雪/男郎花白きはものの哀れなり松根東洋城/暁やしらむといへば男郎花北原白秋/小笹吹く風のほとりや男郎花

  • 野沢節子/神輿荒れし夜は早熟のこほろぎよ

    今日のトウモロコシ畑↑ヌスビトハギ↓8月16日のやけに早いゴンズイの実↑今日のゴンズイ↓黒い種は出ぬまま萎びていた金子兜太/若くて俗物こおろぎの土塊草の中佐藤鬼房/北冥ニ魚アリ盲ヒ死齡越ゆ野沢節子/神輿荒れし夜は早熟のこほろぎよ

  • 芥川龍之介/怪しさや夕まぐれ来る菊人形

    イヌホオズキ2枚ルコウソウ↑アキノノゲシ↓ノコンギク↓↓渡辺水巴/菊人形たましひのなき匂かな小林拓水/ゆれてゐる地震が藤や菊人形芥川龍之介/怪しさや夕まぐれ来る菊人形

  • 飯田龍太/露の土踏んで脚透くおもひあり

    日光連山↑シジミチョウ↓オニドコロ↓山口誓子/露の花圃天主(デウス)を祈るもの来る飯田龍太/露の土踏んで脚透くおもひあり

  • 村上鬼城/山川の水裂けて飛ぶ野分かな

    今日の散歩オオイヌタデヌスビトハギ河東碧梧桐/抱き起す萩と吹かるる野分かな村上鬼城/山川の水裂けて飛ぶ野分かな

  • 小谷野秀樹/菊戴(きくいただき)赤松に来て実を啄む

    ルコウソウ↑線状降水帯の痕↓ボタンヅル↓菊戴(キクイタダキ)という愛らしい小鳥の名は秋の季語で春に松の葉をむしり食べるのはマツムシリ(松毟鳥)という名で呼ばれ…同じ鳥のことだそうですでもやっぱり松が好きなんですね(・8・)藤井照久/菊戴樅(もみ)の水霜はじきけり小谷野秀樹/菊戴(きくいただき)赤松に来て実を啄む

  • 阿波野青畝/ついと出づうしろすがたの秋遍路

    今日の散歩まだ台風以前なのに不穏な空↑地区センター近くの稲穂↓小熊座8月号↓小澤實先生(5月号)の20句選に入っていた…それはナント昨夜気がついた🥵個人的には軽みのある遅沢さんの句が好み別府一柚/船ゆれて手の鈴鳴れり秋遍路阿波野青畝/ついと出づうしろすがたの秋遍路

  • 二百十日(にひやくとをか)・二百二十日・厄日・前七日(まへなぬか)

    産直の駐車場のミソハギ↑この後突然の豪雨となり止んで川のようになった駐車場を漕ぐように帰ってきたが少し期待していた今日山沿いは散歩どころではなかった☔️うねる稲↑オオマツヨイグサ↓皆吉爽雨/吹き白むことを欅も厄日空村上岱南/大厄日金魚逆立つことしきり犬は貌くつと歪める前七日/森青萄二百十日(にひやくとをか)・二百二十日・厄日・前七日(まへなぬか)

  • 松村蒼石/震災忌大鉄橋を波洗ふ

    カワラケツメイ2枚昨夜のこちらは線状降水帯に入っていました夜中何度も警報出されてもね…雨にはスッカリ飽き飽き☔️ネナシカズラ↓(オヤ?靴まで写ってるw)京極杞陽/わが知れる阿鼻叫喚や震災忌震災忌神本日も不在なる/森青萄松村蒼石/震災忌大鉄橋を波洗ふ

  • 西島麦南/つゆくさの瑠璃はみこぼす耕馬かな

    今日の散歩道桐の実↑露草↓飯田龍太/露草も露のちからの花ひらく雨くるか露草ざはと立ち上がる/森青萄西島麦南/つゆくさの瑠璃はみこぼす耕馬かな

  • 上村占魚/山垣の上の金星風の盆

    垣根から顔をだしていた実↑よく判りませんが椿の仲間でしょうか?玉紫陽花2枚BSで風の盆を放映していたのでじっくり見ることができた👘皆川盤水/風の盆踊衣装に早稲のいろ息ながく吐ききる胡弓風の盆/森青萄上村占魚/山垣の上の金星風の盆

  • 柏木白雨/欲深大明神といふ神様の秋祭

    宇都宮市大通り二荒山神社前の信号待ちで↑何かのイベント中(牛串)って流行ってるの?最近のコインパーキング↑帰りにラーメンを食べたのだが↓(正直高いように思う)💦田村了咲/どの家も馬ゐてたのし秋祭水神の石を上座に秋まつり/森青萄柏木白雨/欲深大明神といふ神様の秋祭

  • 大堀たかを/幻燈はいま西遊記地蔵盆

    ノハラアザミ↑オトコエシ↓五十崎古郷/さまよへるちさき蛍や地蔵盆地蔵盆人魚のやうな姉の骨/森青萄大堀たかを/幻燈はいま西遊記地蔵盆

  • 福海一幹/街角の秋めく風につまづきぬ

    ミゾカクシ(キキョウ科)なかなか可憐な小花別名アゼムシロ存在感のある↓コバギボウシ神谷節子/秋めくや売り急(せ)ぐものを並べけり福海一幹/街角の秋めく風につまづきぬ

  • 福永耕二/どんぐりの山に声澄む小家族

    どんぐり(クヌギの実)↑今年も会えたねキツネノカミソリ(狐の剃刀)↓☔️に降られるのを覚悟して行ったキツネノカミソリ観察…今日は結局降らなかった💦秋元不死男/どんぐりが乗りていやがる病者の手福永耕二/どんぐりの山に声澄む小家族

  • 岩田幽汀/猫すててもどれば北の稲妻す

    今日の散歩道の枝豆畑↑雨に打たれた道端の夏水仙↓こちら只今ゲリラ雷雨の真っ最中にて⚡️☔️そういえば米が買い占められていると聞いたが…果してスーパーの米棚もカラッポだった精米したものは買い置きしてもねぇ~🍚中村汀女/かばふとは頼ることなり稲妻す青山は死ににゆく場所いなびかり/森青萄岩田幽汀/猫すててもどれば北の稲妻す

  • 立花北枝/かまきりの虚空をにらむ残暑かな

    リンゴ畑↑タラノキの花↓西島麦南/咲きのぼる秋暑の胡麻に烏蝶秋暑に絵手紙恋文に見えぬやう/森青萄立花北枝/かまきりの虚空をにらむ残暑かな

  • 木村蕪城/陶枕(たうちん)の見えゐたりしがそを薦む

    キツネノマゴ↑カワラケツメイ↓散歩道の土手永尾宋斥/来客に起きて陶枕撫しにけり陶枕や明日のカーテン引き閉じる/森青萄木村蕪城/陶枕(たうちん)の見えゐたりしがそを薦む

  • 池内友次郎/たたえたる緑茶の色や青すだれ

    今日久しぶりに見たカクトラノオハナトラノオロッカクともいう昨日から大型颱風情報に嚇かされた停電に備えてペットボトルの水を凍らせたり?何かと緊張続き…今日は午後にはやや収まったので明日は酷暑ガマンできずに買い物と散歩に出た散歩コースには思ったより人が歩いていたし帰りは虹なども出ていたり💦永井荷風/住みあきし我家ながらも青簾柏崎要次/一日のまたくる簾下ろしけり線香花火果つたびミサイル飛ぶ/森青萄池内友次郎/たたえたる緑茶の色や青すだれ

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