<世界人道サミット>
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は5月26・27の両日、三重県志摩市で開かれたG7伊勢志摩サミットのアウトリーチ会合に出席するため訪日しました。今回のサミットは、持続可能な開発目標(SDGs)が2015年9月に国連総会で採択されてから初めて開かれたもの…
シリーズ最終回は、国連人道問題調整事務所(OCHA)フィリピン事務所から小出圓(こいで まどか)さんのお話をお伝えします。OCHAの役割は災害や紛争時にいち早く現場に入り、人道危機の実態とそれに対する支援・貢献可能なステークホルダーの所在分布などを俯…
シリーズ第11回は、国連人道問題調整事務所(OCHA)人道問題調整官の高尾裕香さんです。人道支援のための資金不足が深刻な問題となっている中で、災害や人道危機が起きた場合でも迅速な対応ができるよう、OCHAは資金や実施団体集めや資金の効率的な運用にお…
シリーズ第10回は国連広報センターの根本かおる(ねもと かおる)所長による、南スーダンレポートをお届けします。現在国連PKOミッションは世界で16ヵ所展開されており、3番目の規模の国連南スーダンミッション(UNMISS)は唯一、文民を保護区で直接保護して…
シリーズ第9回は、特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR)理事長・立教大学大学院教授の長有紀枝(おさ ゆきえ)さんの話をお伝えします。認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の理事も務められる長さんに、日本人が問われている人道支援について…
シリーズ第8回は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)元難民保護官で現在JICAシニア・アドバイザーの帯刀豊さんです。「難民の数、そのニーズは増え続け、人道支援の許容範囲を越えつつあります。この閉塞的な状況を抜け出すための一つの方策は、難民に出口を…
シリーズ第7回は、今年1月末まで、国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシー局で勤務された二瓶直樹(にへい なおき)さんの話をお伝えします。UNDPは世界中で起こる自然災害や紛争といった緊急性の高い危機対応などに対処するため、政府やその他の国連機…
シリーズ第6回は、国際協力機構(JICA) 国際緊急援助隊事務局の江崎晴香さんです。JICAは地震や津波といった自然災害や、事故をはじめとした紛争に起因しない人的災害に対して国際緊急援助を行っています。大規模な自然災害発生後に現地で迅速に支援を提供す…
シリーズ第5回は、赤十字国際委員会(ICRC)の佐藤真央さんです。赤十字機関の中で一番最初にできたICRCは、紛争地に特化して人道支援を行っています。赤十字というと日本では医療のイメージが先行しますが、戦禍の人々に寄り添い、命と尊厳を守ることを使命…
シリーズ第4回は、国際移住機関(IOM)ソマリア事務所、保健衛生事業コーディネーターの伊藤千顕さんです。約20年間も紛争状態にあったソマリアで、人道危機の再発を効率的に防ぐため、それぞれのアクターの専門性や得意分野を最大限に活かした人道支援の実現…
シリーズ第3回は、国連児童基金(UNICEF)東アジア・太平洋地域事務所緊急支援専門官の根本巳欧さんです。21世紀、人道ニーズが複雑化している背景には、紛争や災害に苦しむ何億人もの子どもたちの存在があります。被災地における速やかな学校復興の重要性な…
シリーズ第2回は、WFP 国連世界食糧計画(国連WFP)南・東ダルフール地方事務所プログラム統括の日比幸徳さんです。2015年7月に、緊急支援活動フェーズから復興・開発型の支援へ移行したばかりのスーダンで、被災地での個々の脆弱性に着目し、人道ニーズの複…
2016年5月23・24日にトルコのイスタンブールで開催される「世界人道サミット」にむけて、国連広報センターでは国連をはじめとする援助機関の職員による寄稿をシリーズでお届けします。シリーズ第1回は、国連人道問題調整事務所(OCHA)神戸事務所長の渡部正…