ちょっと気になったニュース。
SSDの有名メーカーのLITE-ON(ライトン)が買収される、っていうニュースを見掛けましたのでご報告。
LITE-ONが買収される
先週興味深いニュースが。
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東芝メモリ、LITE-ONのSSD事業を買収
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1204959.html
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ん?ライトン買収?東芝が?
記事によれば、データセンター向けのSSDニーズが高まり、PCやデータセンター向けSSDで実績のあるライトンのSSD事業を買収して東芝メモリの事業強化を図るそう。
で、記事に触れているのは、PlextorのSSD。
LITE-ONも関わっているPlextorのSSDは記事によれば東芝メモリ側に移管される可能性が高い、とされています。
うーん、いちおう両方のユーザなので、(特にこれと言ってなにかあるわけじゃないけど)気になるといえば気になる。
そういえば東芝って
そこで思い出したのが、OCZ。
東芝って以前に破産したOCZ(OCZ Technology社)を買収して「OCZストレージソリューション」という会社を新設していました。
OCZはSSD初期にユニークなSSD製品をリリースしていた会社なのですが、残念ながら破産、東芝が買収に名乗りを挙げて吸収するような格好になっていました。
OCZのSSDもThinkPad X40で使っている一ユーザだったりします。
1.8インチの日立規格のPATAモデルのSSDです。今となっては骨董品のようなレベルですが、当時は画期的でした。
DynaBookを売り渡した東芝がSSDメーカを積極的に買収する、ってのはなんとも。
部品メーカがイイのかなぁ
DynaBookは販売不振で他社に引き渡してしまいましたが、SSDメーカは積極的に買収(東芝メモリ社の買収だからちょっと違うかもしれないけど)という構図。
日本メーカは製品よりも製品の中の部品メーカとしてこれからやっていこうとしているのかな、なんてちょっと思います。
あと、コンピュータや電子機器はビジネス向けの製品を供給するほうがやはり浮き沈みが少ないと言う点で、コンシューマ向けは外国企業の製品に任せてビジネス向けの製品に関わっていこう、という方向性に見えないこともない、今日この頃。
個人的には一昔前のように、日本メーカのコンシューマ向け製品もイロイロと選べるほどに見たいなと思っているのですが、なかなかそうもいかないようです。
パソコンメーカとしての地位は手放した東芝でしたが、PC部品メーカである東芝メモリは、SSDメーカを積極的に吸収して拡大傾向にある、というのはなんとも不思議ですね。
話の本筋と関係ないですけど、東芝メモリは来月10月1日からキオクシア(Kioxia)に社名変更するそうです。東芝何某という会社だったのがアタマの東芝が消えて別の社名になるってのも、なんだか時代を感じますね。