ファイルサーバのデータを見失いがちな話 - treedown’s Report

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システム管理者に巻き起こる様々な事象を読者の貴方へ報告するブログです。会社でも家庭でも"システム"に携わるすべての方の共感を目指しています。

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ファイルサーバのデータを見失いがちな話

今日は、共有フォルダの整理って大事、という話をご報告します。
一言で言えば、普段から整理整頓したほうがいいよね、って話です。

最近共有フォルダが

共有フォルダを使おうとしたときに、1年ほど前のデータを使おうとフォルダを開きました。
あれ?データがない?ここに保管したんじゃなかったっけ?
別のフォルダを探しますが、データはなく…。似たような名前のフォルダを探しますがこれも見つからない、どこ入れたっけ…?
ファイル探しが始まりました。

ファイルを探すのは

ローカルPC内であればファイルを探すのはそれほど困難じゃありません。
ここくらいにあるかな…ってフォルダを開いて、エクスプローラの右上の検索窓にそれっぽい文字列を入力してやれば勝手に検索してくれますので、欲しいフォルダはササッと発見できます。

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ですが、NASとかLinuxのsambaサーバ上で共有しているフォルダ、となると…勝手が違ってきます。そもそも検索ができないorできる検索もちょっとなぁ、って遅さですし。いちいちターミナル開いてfindコマンド実行するのもなんだかなぁ、って感じになります。NASにはターミナルでシェル使えない場合もありますし。

そもそもが

共有1の○○に入れていたけど共有2で共有するユーザにもそのファイルを参照できるように移動したところからはじまります。

そこから、あそこに置いた方がいいな、フォルダ名変えていい⇒いいよ⇒じゃあ次からここね、みたいなやり取りを何回か経て、共有2のどこかに入れていたはずのデータを見失ってしまいました。で、共有2の昔のフォルダ名が変わる前にどんな名前だったかってのは自分でサーバに保管したので記憶があるんですが、共有フォルダなんで何人かでフォルダ構成を変更してしまうと、残念ながらどのフォルダに何を入れていたかはさっぱりになります。
むむ、これはいかん。

もう一つの失敗

あと、別のファイルでも一個失敗があったのですが、ファイルを分散させてしまったのが失敗の始まりでした。
インストールの.exeファイルなのですが、キッティング用のフォルダとしてPCの機種別にインストールファイルを集約していたフォルダとインストールするアプリの種類によって分類していたフォルダでインストールファイルを重複して保管するようになってしまいました。
あるものは二箇所に置いた、データを重複して置いてしまった、
あるものは一箇所にしか置いてない
というバラつきを作ってしまいました。我ながら適当なものです。
こうして、あるフォルダには機種別にインストールするものが1セット丸ごと保管されているのですが、あるフォルダにはインストールする.exeファイルが不足した状態、というダブルスタンダードを作ってしまったってのが失敗の素です。

機種別フォルダに入れたような記憶があるのですが、ない、という状況を作ってしまいました。

結局…

バックアップデータを全部検索して欲しいファイルのパスを見つけ出し、そこからファイルを取り出すことにしました。
バックアップで見つけたファイルのパスをそのまま共有フォルダでも辿っていくと、「あ、あった。」
どうやら記憶違いしていただけで、無事ファイルを見つけることができました。
ファイルをポンポン保管できるNASやファイルサーバの共有フォルダって便利なんですけど、見失わないようにフォルダの階層分けとかこのフォルダにはこれしか入れないようにする、とかちゃんと決めておかないと、未来の自分がファイルを見失うってこともあります、ってお話しでした。

ご参考:

blog.treedown.net