EvernoteからOneNoteへの移行の一環として、Evernoteでよく利用しているToDoリストをOneNoteでやってみましたので、ご報告します。
前回<Evernoteのアクセス端末を整理 - treedown’s Report>でアクセス端末を減らしたEvernote。今日はいろいろやってるうちの一つの機能を移行できるか試してみます。
すぐにEvernoteからOneNoteに全面移行するわけではありませんが、ちょっとづつEvernoteで使っている情報をOneNoteに移行して使ってみようという段階です。
個人ToDoの使い方
普段PCで作業していますので、出先の作業をチェックリスト化してPCのデスクトップアプリケーションでToDoリストを作成しておきます。
現地で作業漏れがないかどうかをスマートフォンで確認します。作業が終わればチェックボックスにチェックを入れて、今日の作業はチェックボックスが全部チェックが入ったら作業完了、という具合に作業の確認に使っています。
昔はCLIEのToDo(タスクリスト)でやっていたものですが、さすがにCLIEも現行PCでPalm Desktopが使えなくなり上記のような使い方ができなくなったことから、スマートフォンに移行して、これまではEvernoteがその役割を果たしてくれていました。
EvernoteのデータをOneNoteに転記
ちょっと練習も兼ねて転記してみました。
図:Evernote画面
このノートを
図:OneNote画面
こんな感じです。
そのまんま再現できます。悪くありません。
後はスマートフォンで同期したOneNoteを開いてこのままチェックリストとして持ち出せます。
スマートフォンには自動同期されますので、開いてみれば、
図:OneNoteスマートフォン画面
悪くないです。
意外なメリット
そういえばOneNoteはオフライン利用ができます。なのでノートの実体データをダウンロードしちゃいますね。設定でこのダウンロードをどれくらいやるかを決められます。
Evernoteではオフラインノートの利用には有料プランが必須となっていますね。OneDriveは無償利用が可能なのでOneDriveに置いたOneNoteを利用する分には無償でオフラインノートを利用できることになります。
とはいえ、スマートフォンのストレージに不安があれば全部が全部オフラインノートで利用するわけにはいきませんけども。
いま一つな点
慣れの問題もありますけど、Evernoteは最後に編集したノートを自動的に上位にソートしてくれる作りになっていました。OneNoteではそういうことは無く、自身で決めた並び順がそのまま適用されます。
良し悪しがありますが、結構最後に編集したノートが上位に表示されるのは便利に使っている人も居ると思いますので、ここについては賛否が分かれるところはあるかもしれませんね。
あとは、どっちもどっちなところはあり僅差ですが、OneNoteは多少動作がもっさりするところがあります。だからといってEvernoteがもっさりしないかというとEvernoteでももっさりすることはあるので一概にOneNoteがいま一つ、とは言い難いところではありますけども、どうせ使うなら、ノートアプリは軽快に動作して欲しいというのは個人的には思うところです。
個人的な好みの話
もうここからは、個人の好き嫌いの話をしますので、あまり呼んでる人の役には立たないかもしれませんが、個人的には「紙copi」が一番使いやすくて好きです。
いろいろなメモやWriter機能はほぼ「紙copi」というプログラムからスタートして、複製をEvernoteなりWordやOneNoteなりに用意して清書していくような使い方をしています。
なにしろこの紙copiの良さは「Ctrl+Shift+Kキー」で一秒以内に起動するエディタとローカルにデータを保持しているが故の動きの軽快さです。ノート読み込みに待ち時間が全くありません。
テキストを書いていても途中で同期が走ることもないので、しばらくアプリが反応しなくなる、ということも当然ありません。しかも自動保存なので使っていてハングや不測の電源断で落ちても、テキストエディタのようなデータロストはありません。
欲しいのはこの軽快な動作をするノートアプリケーションとしての道具と、ノートアプリケーションの一部の情報がスマートフォンや他のPCで特別なコピー操作の必要なく利用できる機能、ということになります。
そういう意味では紙copi Netには期待していましたが、もう少しのところで全面移行には至らない状況です。
ノートアプリケーションは使う回数が圧倒的に多いアプリケーションだけにこれからも動向を注視していきたいところですね。