(1/2)Windows10のローカルポリシーでエラー、調査してみよう - treedown’s Report

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(1/2)Windows10のローカルポリシーでエラー、調査してみよう

昨日のローカルポリシーエディタでポリシー編集した際に、エラーメッセージが表示されて気になっています。
今日はこのエラーメッセージについてご報告します。

メッセージは何かというと

gpedit.mscを起動するとこんなメッセージが表示されます。
図:起動後のエラーメッセージ図

f:id:treedown:20160330020347p:plain

メッセージ自体は同一の以下のメッセージが二回表示されます。
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管理用テンプレート
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名前空間 'Microsoft.Policies.Sensors.WindowsLocationProvider' は、既にストア内の別のファイルのターゲット名前空間として定義されています。

ファイル C:\WINDOWS\PolicyDefinitions\Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admx、行 5、列 110
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OK   
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いずれのメッセージもOKボタンをクリックして完了させます。

初期のWindows10ではこういうメッセージが出なかったようですが、1511だかTH2だかにバージョンが上がった際に発生するようになったようです。
この問題は
https://support.microsoft.com/en-us/kb/3077013
に解説があります。
役に立ちそうなところを、ちょっと日本語にしてみましょう。

"すでに定義されています"エラーについて

「'Microsoft.Policies.Sensors.WindowsLocationProvider' is already defined" error when you edit a policy in Windows」より

Windowsでポリシーを編集するときに"'Microsoft.Policies.Sensors.WindowsLocationProvider'はすでに定義されています"エラーが表示される
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原因:
LocationProviderADM.admxファイルがWindows10RTMの中のMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxとして新しく名前をつけられたので、この問題は起こります。

シナリオ1
Windowsのより早いリリースから存在するLocationProviderADM.ADMXファイルを含んでいるセントラルストアに、あなたがWindows10から.admxファイルをコピーした後に、同じ設定を含んでいるけれども違う名前を付けられている2つの.admxファイルがあります。 これで、「名前空間はすでに定義されています」とエラーを引き起こします。

シナリオ2
あなたがWindows10RTMからWindows10バージョン1511までアップグレードする時に、まだ古いMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxファイルを保持しているのに、新しいLocationProviderAdm.admxファイルがフォルダにコピーされています。  従って、同じ方針名前空間にアドレスする2つのADMXファイルが存在します。
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Workaround:
方法1
エラーメッセージを無視するために、OKをクリックしてください。 エラーメッセージは情報であり、予期されているように、グループポリシー設定は動作します。

方法2
LocationProviderADM.admxとLocationProviderADM.admlファイルを削除し、Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxとMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admlを正しい名前に変更してください。

シナリオ1
1.LocationProviderADM.admxとLocationProviderADM.admlファイルをセントラルストアから削除してください。
2.LocationProviderADM.admxとしてMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxに新しく名前をつけてください。
3.LocationProviderADM.admlとしてMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admlに新しく名前をつけてください。

シナリオ2
Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxファイルをローカルストアから削除してください。 ローカルポリシーストアのパスはC:\Windows\PolicyDefinitionsです。
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重複があるからどっちか消してイイみたいですね。

消す方法(サポートサイトの続き)

引き続きサポートサイトでは重複ファイルの削除方法について解説されています。方法2(Workaround->Method 2)のシナリオ2(Scenario 2)のNote以降に記載の内容です。
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注:
ADMXとADMLファイルがシステムで保護されることに注意してください。これらのファイルに新しく名前をつけるか、削除するために、あなたはNTFS許可をファイルに追加しなければなりません。 これをするために、以下のコマンドを使ってください:

1.コマンドプロンプト(管理者)を開いてください、それから、所有権をローカルな管理者に与えるために、takeown.exeを使ってください:

takeown /F "C:\Windows\PolicyDefinitions\Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admx" /A
takeown /F "C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US\Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.adml" /A

2.両方のファイルにフル・コントロール許可を管理者に与えてください。

3..oldの拡張子を持つ両方のファイルに新しく名前をつけてください。そうすれば、あなたがGPEDIT.MSCを開く時に、あなたはもうGeolocationポップアップを受け取らないでしょう。
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LocationProviderADM.admx&LocationProviderADM.admlファイルが
Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admxおよびMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admlと重複しているからエラーになっている、ということみたいです。

※私の環境では(というより日本語Windowsなら)
"C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US\Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.adml"は
"C:\Windows\PolicyDefinitions\ja-JP\Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.adml"
にあります。ここだけ読み替える必要があるみたいですね。


長くなりましたので、明日に続きます。