世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2024」に出展!
-「SHARP Tech-Day」で披露した革新技術をグローバルに紹介-
<2024年1月10日>
当社は、1月9日(火)から1月12日(金)まで、米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2024」に出展しています。
「CES 2024」では、昨年11月に東京で開催したシャープ初の単独技術展示イベント「SHARP Tech-Day」にて初披露した代表的な革新技術を紹介し、当社が誇るさまざまな技術をグローバル市場に訴求します。
(ニュースリリース:米国のテクノロジー見本市「CES 2024」に出展)
今回、本ブログでは、「CES 2024」シャープブースの中からトピックとなる展示を紹介します。
■「CES 2024」出展内容
シャープブースでは、「Smart Living」「Smart Industry」「Sustainability」の3つのゾーンを設置し、“Toward the Future for a Better Life.”をテーマとし、シャープの革新技術や製品を展示しています。
(会場:米国ネバダ州ラスベガス コンベンションセンター セントラルホール/17229)
●「Smart Living」ゾーン
家庭内でのさまざまな悩みを軽減し、暮らしをより豊かに、快適にする技術を紹介します。
・AIアバター
当社が開発中のエッジAI技術「CE-LLM」※1(Communication Edge-LLM)を搭載したバーチャル説明員が、スムーズな会話で「AQUOS XLED」の特長を紹介します。
※1 ユーザーからの問いかけに対し、Chat GPTなどのクラウドAIかローカルLLMなどのエッジAIいずれで処理するかを即時に判断することで、スムーズで自然な会話のやりとりを提供するものです。
・高速オーブン
独自の加熱技術と熱源の最適制御により、調理時間の大幅な短縮が可能なビルトインオーブンです。業界初※2の「ゴールドカーボンヒーター」を採用し、米国で代表的なパーティメニューの「丸鶏」も従来の1/3の時間で焼き上げ、炭火焼のようなおいしさを実現します。
※2 ビルトイン方式のオーブンにおいて、2023年12月21日現在(当社調べ)。
・低騒音化&ハイパワーヘアドライヤー
2つのモーターで大風量を実現しながら、独自の風路設計により低騒音化を実現したほか、ハンズフリー対応が可能な新形状のヘアドライヤーです。
・「AQUOS XLED」グローバル展開モデル
mini LED バックライトと量子ドットリッチカラー技術を採用したディスプレイ、画面上部と下部にスピーカーを配置した音響システムにより、明暗の表現力に優れたダイナミックな映像と没入感溢れる音場が融合。あたかもその場にいるような臨場感を味わえる新世代のテレビです。
●「Smart Industry」ゾーン
多様な働き方を賢く支援し、より迅速で効率的な産業への方策を提案します。
・XR※3グラスを用いた生活・仕事のアップデート体験
XR技術とAIの活用により、ミーティング中の会話やアイデアを可視化したり、クローゼットの前に立つと天候や個人の予定を分析しておすすめのコーディネートを表示したりするなど、パーソナライズされた情報の表示で利用者をサポートするソリューションを提案します。
※3 Extended Reality / Cross Reality:現実世界と仮想世界の融合により、新たな体験を創造する技術。
・ポリマーレンズカメラ/超小型カメラ
人の目と同じ仕組みでフォーカス調整を高速で行うことが可能な、AI世界の「目」となるポリマーレンズカメラと、視線追跡などに活用することで、高い光学性能を有する超小型カメラを展示します。見たい/行きたい/操作したいといった人間の意思を、非接触でAI世界につなげます。
・AI Olfactory Sensor(においセンサ)
ディスプレイ基板技術の転用によって生物の嗅覚を模したにおいセンサを実現。においのイメージ化によりAIでの処理、判断が可能なため、におい物質の量を測定する方式に比べ、より複雑なにおいを判定します。
●「Sustainability」ゾーン
未来の再生エネルギー創出や、電力効率の向上で環境問題に取り組む技術を紹介します。
・屋外向け低消費電力反射型LCDサイネージ
外光の反射を利用した低消費電力ディスプレイです。独自反射構造とIGZO低周波駆動を組み合わせることにより、屋外でも視認性の高いフルカラー動画表示が可能です。
・低消費電力 カラー電子ペーパーディスプレイ「ePoster」
E Ink社※4の最新電子ペーパープラットフォーム「Spectra 6」の搭載により、表示をより鮮やかに映しだすことが可能となり、IGZO技術による周辺回路の小型化で狭額縁化も実現。紙のような高い視認性に加え、消費電力0W※5での表示保持が可能です。
※4 E Ink Holdings Inc.(本社:台湾 新竹市、CEO:Johnson Lee)電子ペーパー分野の世界最大手。
※5 表示を書き換える際には電力を消費します。
・屋内光発電デバイス「LC-LH」
屋内光を高効率で電気に変換可能な色素増感太陽電池と、液晶ディスプレイ技術を融合し、腕時計や電卓などに用いられる一般的な太陽電池の約2倍の発電効率を実現。IoTデバイスなどのさまざまな小型デバイスへの給電はもとより、使い捨て電池からの置き換えにより、環境負荷の低減に寄与します。
・宇宙用ソーラーシート
発電効率が高く、薄型・軽量かつフレキシブルな次世代の宇宙用太陽電池です。巻き取りが可能なモジュールでコンパクトに収納して移動し、現地で大面積に展開して発電できるなど、移動体用太陽電池としてこれまでにない使用方法が可能となります。
シャープブースには、多くの方にご来場いただいています。バーチャル説明員が、スムーズな会話で展示内容を紹介する「AIアバター」や、においを判定する「AI Olfactory Sensor」など、さまざまな海外初披露の技術に多くの方が関心を持たれているようです。
当社は、「CES 2024」で展示しているこれらの先進の技術をグローバルに展開することで、暮らしをより豊かにするとともに、産業への効率化支援などを推進していきます。これからのシャープにご期待ください。
(広報H)
<関連サイト>
■ニュースリリース:米国のテクノロジー見本市「CES 2024」に出展
■SHARP Blog:
「SHARP Tech-Day」開催中!
-シャープの最新技術で近未来を体感-
(「SHARP Tech-Day」初日11月10日公開)
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