AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新バージョンが受験可能になりました! - サーバーワークスエンジニアブログ

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新バージョンが受験可能になりました!

記事タイトルとURLをコピーする
2020/4/7 追記

旧バージョンですが、2020/7/1まで受験可能と変更になっています。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト


こんにちは、技術1課の小倉です。
2020/2/25にアップデートがあり、AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新バージョンが2020/3/23から受験できるようになりました。旧バージョンの試験は2020/7/1まで受験可能です AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新しいバージョンが利用可能に 新バージョンの試験情報ですが、ここは旧バージョンと変更はありません。

形式 : 複数の選択肢と複数の答えがある問題
タイプ : アソシエイト
実施形式 : テストセンター
時間 : 130 分間
受験料金 : 15,000 円(税別)
言語 : 英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

2020/4/7現在の試験の申込サイトのキャプチャ画像です。旧バージョンは試験名のあとに(Retiring) と書かれています。同じ試験名が2つありますので、2020/7/1までに試験を予約する場合は間違わないように注意してください。新バージョンは今すぐ試験の予約ができます。

旧バージョンを申し込もうとすると確認のポップアップが表示されます。

旧バージョンで手続きを進めていくと、2020/7/1までというポップアップが表示されます。

また、模擬試験も新バージョンが用意されていて、旧バージョンは試験名のあとに(Retiring) と書かれています。模擬試験は新バージョンでも今すぐ受験できます。

試験ガイドの比較

試験内容が試験ガイドに記載されていますので、新旧バージョンの試験内容を比較します。
大きく違うところは新バージョンでは分野が5から4に減っています。そして、新旧を見比べると分野1から4の記載内容は表現は違いますがほとんど変わっていませんでした。 試験ガイドは公式サイトにリンクがありますので、そちらからご確認をお願いいたします。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

  **新バージョン** **旧バージョン (2020/3/22まで受験可能)**
分野1 レジリエントアーキテクチャの設計 30% 回復性の高いアーキテクチャを設計する 34%
分野2 高パフォーマンスアーキテクチャの設計 28% パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する 24%
分野3 セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計 24% セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する 26%
分野4 コスト最適化アーキテクチャの設計 18% コスト最適化アーキテクチャを設計する 10%
分野5 - - オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する 6%

※レジリエント : 回復力、耐久力
※オペレーショナルエクセレンス : 運用上の優位性 各分野ごとの項目を確認しましたが、新バージョンは分野5がなくなり、分野2,3,4の範囲が広がっているように見えます。内容が多いので、各分野ごとの項目の比較は最後に補足として記載いたします。

サンプル試験問題

新バージョンのサンプル試験問題もすでに公開されていますので、どのような問題がでるのか雰囲気を確認できます。 サンプル試験問題

新旧の模擬試験を受けてみた

どんな感じで変わっているかを確認するために新旧の模擬試験を受けてみました。
感想としては新バージョンは、最近リリースされたサービスが多くでてきたので、最近リリースされたサービスの知識も必要となり、旧バージョンよりも難しくなっています(問題を解くのに時間ぎりぎりまでかかってしまいました)。また旧バージョンは現在ではAWSのアップデートで改善されているけど、改善前のことが答えになったりしているので、新バージョンで受験することをおすすめします。 また、問題文の日本語が若干わかりにくいときがありますので、そのときは画面上部で英語に切り替えられます。英語のほうが内容を理解しやすい時もあるため、日本語がわからないときは英語に切り替えてみましょう。 新バージョンの模擬試験の情報です。

形式 : 複数の選択肢と複数の答えがある問題
タイプ : アソシエイト
実施形式 : オンライン
時間 : 30 分間
問題数 : 20 問
受験料金 : 模擬試験 2,000円(税別)
言語 : 英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)

まとめ

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新バージョンが受験できるようになりました。資格は自身のスキルアップのためであったり、会社で評価されるなど、持っていて損はしないものです。AWSを使っているのであればAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトの取得を目指してみてはいかがでしょうか。 また、本ブログの内容は2020/3/5(木) 12:00よりYouTube Liveで配信される「30分でわかる AWS UPDATE!」でも取り上げる予定ですので、ぜひご覧ください! https://www.youtube.com/watch?v=YWLB3e6fxdI&feature=youtu.be

補足 : 各分野ごとの項目比較

各分野ごとの項目を比較しました。新バージョンのかっこ内の数字は旧バージョンと同じ内容の項番を記載しています。
新旧で違いのあるところをオレンジで書いてあります。

**新バージョン** **旧バージョン (2020/3/22まで受験可能)**
**分野1**
1.1 多層アーキテクチャソリューションの設計 (1.3) 1.1 信頼性と回復性の高いストレージを選択する。
1.2 可用性の高いアーキテクチャやフォールトトレラントなアーキテクチャの設計 (1.4) 1.2 AWS サービスを使用した分離機構を設計する方法を定義する。
1.3 AWS のサービスを使用したデカップリングメカニズムの設計 (1.2) 1.3 多層アーキテクチャソリューションを設計する方法を定義する。
1.4 適切な回復力のあるストレージの選択 (1.1) 1.4 可用性またはフォルトトレラント性 (あるいはその両方) が高いアーキテクチャを設計する方法を定義する。
**分野2**
2.1 ワークロードに対する伸縮自在でスケーラブルなコンピューティングソリューションの識別 (2.3) 2.1 パフォーマンスの高いストレージとデータベースを選択する。
2.2 ワークロードに対するパフォーマンスとスケーラブルなストレージソリューションの選択 (2.1) 2.2 キャッシュを使用してパフォーマンスを向上させる。
2.3 ワークロードに対するパフォーマンスが高い**ネットワーキングソリューション**の選択 (2.2 範囲が広がっている) 2.3 伸縮性と拡張性を備えたソリューションを設計する。
2.4 ワークロードに対するパフォーマンスの高いデータベース ソリューションの選択 (2.1)  
**分野3**
3.1 **AWS リソース**へのセキュアなアクセスの設計 (3.3 範囲が広がっている) 3.1 アプリケーション層をセキュリティ保護する方法を定義する。
3.2 セキュアなアプリケーション階層の設計 (3.1) 3.2 データをセキュリティ保護する方法を定義する。
3.3 適切なデータセキュリティオプションの選択 (3.2) 3.3 単一の VPC アプリケーション用のネットワークインフラストラクチャーを定義する。
**分野4**
4.1 コスト効率が高いストレージソリューションの識別 (4.1) 4.1 コスト最適化ストレージを設計する方法を定義する。
4.2 コスト効率が高いコンピューティングおよび**データベース サービス**の識別 (4.2 データベースが追加されている) 4.2 コスト最適化コンピューティングを設計する方法を定義する。
**4.3 コスト最適化ネットワークアーキテクチャの設計**  
**分野5**
**5.1 オペレーショナルエクセレンスを実現するソリューションの設計特性を選択する。**

小倉 大(記事一覧)

アプリケーションサービス部ラーニングエクスペリエンス課 札幌在住

AWSトレーニングの講師をしています。

最近は5歳の息子と遊ぶのが楽しいです!

Twitter: @MasaruOgura